【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】at EROPARO
【裸族?】常に全裸の女性キャラ【露出狂?】 - 暇つぶし2ch163:名無しさん@ピンキー
09/03/09 13:40:57 uyCsToQ1
>>158
あっちのスレでも文章書いてるってあっちの『やっぱ未来でしょ』って人?
元ネタのゲームはあまり知らないけど、文章はこっちもあっちも期待してるよ
主人公と絵理、わりといい仲にしてくれると有難い。
鬼畜路線も好きだけどね

164:名無しさん@ピンキー
09/03/10 20:11:48 XokVVmug
いっそのこと、調教内容もラブラブな激甘展開もいいと思うよ。

165:名無しさん@ピンキー
09/03/10 20:22:21 XokVVmug
というか>158、そんだけアイディアあるんだったら、あっちで使えなかった
分をこっちのオリジナルにも使用してください。


166:名無しさん@ピンキー
09/03/11 06:18:57 0HCbRNuT
毛皮や布を身にまとう文化がない地域。伝来も発案もされず、2009年に。
何も知らない国土交通省の職員が入りこんで、唖然とする。
服を鎧と勘違いされ、没収される。
恥ずかしくて東京に帰れない。

167:名無しさん@ピンキー
09/03/14 12:22:33 2hUxiv6U
>>158 調教展開もいいけど、主人公以上に相手の方が始めての恋人に
つい舞い上がってしまい、無防備になり、主人公はそんな彼女をフォローするような
話でもいい。絵里タンはツンデレですよね?

168:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:36:52 FhcL5t/3
>>167
いえ。もう誰かさんから「全裸生活」の調教を受けているのでは ないのか?
そして、外出時は、服でなくディペイントで、と、命令されている。

と想像してる。

169:101&152
09/03/16 21:14:51 uGFMDAKY
>>159
とりあえず、すぐに脅迫するルートはアドバイス通りさける事にします。
最初は自分の大学の飲み会に誘ったり、美術館とかに連れて行って、
『絵里は人とのコミュニケーションがやや苦手と思ってる男』を演じて、
親切な奴として仲良くなって行くようにしようかな・・・
>>163
はいそうです。2003年に発売された微妙な評価(シチュは超Good、システムはBad)
なゲームで、スレの住人がイマイチ少ないので・・・
>>165
ボディーペインティングに生かすとなると、結構限定されるかも・・・でも前向きに検討します。
>>168
その命令者は女の人とか・・・・・・
もう一つのスレの文章もよろしく。

170:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:27:02 E3DBvvlQ
全裸は最高です

171:名無しさん@ピンキー
09/03/25 09:23:45 vX8vqaO6
キャラはやっぱ人間の方がいいかな?

172:名無しさん@ピンキー
09/03/25 09:33:23 1G7qnSL9
人間以外っていうと?
獣人、地球以外生物、神や霊など、または、機械、って事?


173:101&152
09/03/25 20:55:02 HnAZxgO5
>>158の続き
いや……やめといたほうがいいのかもしれない。出会った日にいきなり脅迫するようなやり方は。
いくらここが閑静な住宅街だとはいえ、大声で人を呼ばれたり、近くの家に逃げ込まれたりすれば、どういうことになるか。
彼女の今のボディペインティング自体、俺の命令によるものだと言う事にすらなりかねない。
それに、何より……最初遠くから自転車に乗ってる彼女を見ただけでは外観が美人ということしかわからなかったが、
実際に今日対面して会話をかわして見ると、その外観以上にその性格は俺を惹きつける魅力をもっていて……。
正直、彼女とある程度良い仲になってみたい。これが初恋というものなんだろうか。
実際。こんなに心惹かれた女性は、生まれて以来彼女が始めてであった。
まあ、そうなってくると俺から降り出した話題だが、無理なくそこから話を別方向に持ってゆかなければならない。以外と困難そうだが……。
「あ、いきなりこんな話題で驚かせて悪かったけど……実はさっき話したけど俺、美術サークルにいるんだけど……今度学祭を開いたら、当然
 俺らも作品展示するんだ………。まあその企画の時にウチの部長がふざけてボディペインティングに挑戦してみないか、みんなで、なんてふざけた
 こと言っちゃってさ……まあ、その時の女子部員達の猛反発にあって当然却下されちゃってね……そん時の部長達のやりとりがつい面白かったもんだから…」
ボディペインティング云々の下りはいろいろ捏造が入ってるが、今度学祭があるということ自体は嘘では無い。
「そう…………」
絵里の方はまだ少し警戒するような雰囲気で俺の表情を伺っているようだが。それでも納得しようとすることで彼女自身も
話をそらせると思って安堵している様子も感じられた。学祭ネタはなかなかいい感じにゴマカシのネタとして使えている様子だ。ならば。
「実は俺さ、その学祭で絵画展示したいと思ってたんだけど……去年が風景画と静物画でさ……どうしても今年のいいネタが見つからなくて
 困ってたんだけど、その……何て言うか……今日、香春さんと話してたら……初めて人物画に挑戦したいと思っちゃったんだ……」
「え…………人物画………?」
「うん………そのぶっちゃけ香春さん、俺の絵のモデルになってくれない?あ、勿論着衣のままでだけどね………」
「はぁ?も、モデル?」
こう見えても俺は本気で絵画制作に取り組むタイプだ。それに絵里にモデルをやってほしいってのも強ち嘘じゃない。
初対面の男に絵画のモデルを頼まれるなんていうのは頼んでる俺からしても考えにくいことだ。
「ちょ、ちょっと……そんなこといきなり……困るんだけど……だいたい、今日初めて会ったばかりなのに……」
「頼むよ、本当に……社会人になったら本気で描きたいものを描く以前に、絵を描いてられるかわかんないんだ……。それに本気で食指が動く
 モデルなんてまず滅多に見つからないんだ……今日本当に初めてなんだ!だから、頼む……」
絵里に頭を下げ、本気で頼み込む。狭い傘の下で頭を下げれば、当然長身な彼女の身体に顔が近付く事になる。
思わず後ずさる絵里。その時、長い髪の毛の下に隠された彼女の豊かな乳房が、プルンと揺れているのがわかった。
「別にあなたの事、疑ってるわけじゃないけど…ちょっと…考えさせてもらっていい?一日か二日くらい……」
それが彼女の出した答えであった。まだ、俺はそんなに信用はされてないわけか……。
だが、ここは一つ手を打ってみるか。

174:101&152
09/03/25 20:56:02 HnAZxgO5
「うん、それでいいけど……あ、ただモデルにするって言ってもね……」
俺はその考えをとりあえず教えて見る事にした。
内容は、モデルを実行する着衣状態の彼女に、何らかのポーズ……無理の無いポーズを取ってもらうと言う事。
あくまで彼女自身は脱ぐ必要は無いが、俺が絵画を完成させるにいたって、絵の中では脱がすかもしれないと言う事。
その内容を聞いた時は絵里は驚いて少々引いた様子ではあったものの……予め内容を話すと言う行為で逆に俺を信用している様子でもあった。
「とりあえず……すぐには決められないと思うから………それでもいいの?学祭まで間に合う?」
遠まわしに、他の人に頼んでくれと言っているようにも聞こえなくも無いが。
「うん…香春さんが決心つかないようなら、人物画そのものをあきらめるから……」
絵里が何か言いたげな顔をしている。だが、この状況で何を言い出すべきか困っているようだ。
俺が真面目に絵画制作に取り込む人間であるかどうかを疑うわけにもいかず、かといって先程の話題からの不安もあり…そんな表情だ。
本当に誠実な性格なんだな、絵里は……ますます彼女が気に入ってしまう。
「あ、傘貸すよ。この近く、ちょうど友達住んでるからちょっくら顔出してくから」
俺は絵里に傘を渡してやる。いきなり携帯の番号を教えてくれるように頼んだりすれば、彼女の様なタイプは相手に嫌気を抱きかねない。
ちょうど俺の傘には、俺の携帯の番号、住所の記された小さなステッカーが付いている。
「出会っていきなり家まで付いてくわけにもいかないしね。」
「そ、そう……悪いわね……ありがとう…」
少々困った様子の絵里。あんまり他人と関わりを持つきっかけを作りたくはないんだろう。
大丈夫かな、この作戦。最も、断られたら、別のやり方を考えるだけだが、絵里の様なタイプは一筋縄でいく相手じゃない。
「じゃあ、俺行くわ……雨激しくならない内に帰りなよ……。それじゃ!」
「あ……ちょ、ちょっと…………あ…」
何か考えるにしても、目の前に絵里が…しかもそのボディペインティングの事を考えてると、間が持たなくなりそうだった。
水滴を防ぐように背中を丸めて前屈みに走る俺。今日が雨だったのは股間のテントを隠すにはちょうど良かった。
その晩だった。俺の携帯に見覚えの無い番号がかかってくる。いつもなら無視する所だが、誰かおよそ見当がついたので今日はそうもいかない。
意外だな。絵里は携帯の番号を非通知にしてはいなかったらしい。しかしこれで彼女の番号をゲットしたことになる。
俺の携帯に登録された女性の中では間違い無く彼女が一番の美人だ。
「しかし………ちょっと早いな……やっぱり駄目だったかな………」
自分でもかなり無理がある選択だったとは思ったが、実際自分一人で見ず知らずの女の子に話しかけるのってかなり久しぶりだったからな。
今日話しただけだが、絵里はとても礼儀は正しいタイプだろう。きっと遅くに断ると相手の予定が狂うと気を使ったのだろう。
しかし、これが駄目ならどうやって絵里と仲良くなって行くか…。いまいち妙案が浮かばない。
そんなことを考えつつ、電話を取り、取りあえず絵里に強引に頼んだ事を謝ろうとした俺であったが。

175:101&152
09/03/25 20:56:42 HnAZxgO5
もしもし………香春と申しますが…根元さんのお宅でしょうか…』
「もしもし……あ、香春さん……昼間はどうもね。」
『根元君……昼間は傘、ありがとう。助かったわ……』
まあ、そりゃそうだろう。あのまま駅前に残っていても、まず今日雨が止む事もあの時よりも緩くなることはなかったから。
「あ、今電話って事は……その、やっぱり……」
『根元君……こっちの条件飲んでくれるなら、引き受けるけど……』
「えっ…………」
『私の指定した場所で………それが駄目だと言うなら、あきらめてくれない?』
「あ、あのさ……あの、香春さん……つまり、その何て言うか……それって概ねOKってこと?マジ?」
『う、うん…あ、でもこっちの言う条件………』
「あぁ、いいよ、いいよ全然……引き受けてくれただけでも本当に感謝してるんだ。いや、本当、ありがとう!」
思わず小躍りし足元のクッションを蹴り飛ばしてしまう。こんな浮ついた姿、絵里には見せるべきじゃないな。
絵里の出してきた条件は、近くにある建設途中のビルの一室で、そこで行ってくれるならいいとの事であった。
勿論、俺の返事はOKであった。最も、今度はボディペインティングをしてきてくれるとは期待できそうにはないが。
そして、その日がやってきた。俺は張り切って、そのビルへ向かう。
そのビルは建設途中とか言う割に、えらく小奇麗な感じで、それでいて立ち入り禁止標識も用いられていなかった。
彼女の指定した部屋は、只の事務所の中の様なデザインのあっさりした部屋……の作りかけのようだった。
完全に撃ち壁などは貼られていないし、完成した壁には製材がラップにくるまれて立て掛けられている。
絵里はまだ来ていないようだ。俺が何となく窓の外を眺めて絵里を待っていると、コンコンと扉が叩かれる。
「根元君……来てるの?」
「香春さん?良かった、場所間違えたかもって思ったよ。」
「入るわよ…………」
「香春さん、こんにち………」
「おまたせ………こんな物で、いい……?」
「うおっ……?」
「?どうしたの…?」
「どうしたって……いや、その…何で水着……?」

176:101&152
09/03/25 20:57:58 HnAZxgO5
絵里が身に付けていたのは、旧タイプのスクール水着……のボディペイントであった。
俺の事、多少なりとも警戒してるんなら、今日だけでもボディペインティングは避けても良さそうなものなのに。
ここまでして彼女がボディペインティングを続ける理由って一体何なんだろう?
インターネット等で見た露出やスリルを味わい楽しむ人達とは一線を画したような物が絵里には感じられる。
それにしても体の線が見やすい服装は確かにありがたいけど、そこまで露骨に頼んだ記憶は無いのに、水着を選ぶとは。
いずれにせよ、美人タイプの彼女の如何にも色気の漂う身体に旧タイプのスクール水着……本当は裸なんだけど……何となくスク水フェチの
気持ちがわかったような気すらするほどの感動を覚えてしまう。本物であっても感動を覚えるに違いない。
「そんな風に驚いた顔、しないでくれる……これよりもっと見せろっていうなら、私、帰る……」
「あ、ごめん…同年代の女の子の水着姿なんて、大学入ってからご無沙汰だったもんだから、つい見とれちゃったよ。」
「以外とムッツリなのね……君って……」
「あ、きついな香春さん……あんまりはずれてはないけど…。でも、水着を用意してくれるなんて、描く分には好都合だよ、ありがとう。」
しかし、やはり大したものだ。簡単には、素人には絵里が裸であることがわからないレベルの完成度だ。髪の毛で胸の突起や背中部分はうまく隠している。
そういえば。
「香春さん……もしかして、その恰好で家から出て来たの?」
「ち、違うわ……そこのドアの向こうで着替えて来たのよ……何考えてるのよ…、もう…」
「わざわざこんな穴場を指定してきたから、つい、ね……」
この辺りは人通りも少ない場所だ。ちゃんと注意すればそれくらいも余裕だろう。
絵里レベルの女が水着(のボディペイント)で白昼の路上を歩いてるのを見つかったら誰も反応せずにはいられないだろう。
取りあえず、彼女は間違い無くこの恰好でここまで来たに違いない。コートや何かを羽織っていたのなら、塗装が所々剥げたりしそうだが、
そう言った様子は見られない。しかし、いっぺん目が釘づけになると、なんかこう…………。
「根元君…………」
「へ…………」
「ジロジロ見すぎ…………!」
「ご、ごめん……!」
顔を少し赤くしながら憮然と言う絵里。俺の表情は結構鼻の下が伸びた物になっていたようだ。
ここは一発真面目に絵を描いてる姿を見せて、ビシッと決めないとな…。
「じゃあ、そこの窓の縁に片手を掛けて、背中をこっち向けて……うん、そうそう……それでもう一方は床について、少し身体ひねって……
 それで俺の視線が気になるんだったら、目を閉じてるといいよ……。休憩は小間目に挟むから…」
「えっ……こ、こう……って……ちょっと、根元くん……少しいやらしい………」
「え、そう?でも香春さんみたいにスタイルいい人ってめったにいないから、無理ならあきらめるけど…」
「別に、そういうわけじゃ………」

177:101&152
09/03/25 20:59:02 HnAZxgO5
赤くなりながらも俺の言うとおりのポーズを取ってくれている。
形のいい臀部がつきだされる。こうして見ると本当に完璧なボディーペインティングの技術だ。
お尻の部分などは不自然になっても良さそうなのに、水着が喰い込んでるようにしか見えない。
長い髪の毛が綺麗にバラけて、うなじや背中をうまく隠しあるいは露出させ…髪の毛の手入れもしっかりしてるんだな……。
「うん…そう、そのまま………ちょっときついポーズだから、10分くらいずつで休憩取るから……」
無言で瞼を閉じる絵里を俺はスケッチし始める……。しかし、俺も真面目なもんだ。彼女の秘密を知り、今彼女がいるのに、真面目にデッサンするとは。
鉛筆を構えながら絵全体のバランスを取るために絵里を凝視し、観察する。つい息が荒くなりそうなのを我慢しつつ。
あれ……?彼女あんな所にホクロがあるのか………ちょうどボディペイントの塗装の薄くしてある所に、ホクロが見えた。
地肌と水着の境目なんてもんじゃない。彼女の背骨のラインに一つ、小さいホクロだが、はっきり確認できる。俺ってこんな視力良かったのか。
普段はきっと髪の毛で隠れているせいで、誰も気に留める事すら無い位置にある。
これが普通の水着だったら見えはしないのだから描く事は出来ない。もし、出来あがったデッサンを見せた時、このホクロが
描かれてたりすれば、絵里はどんな反応を示すんだろうな……ちょっと試してみたくなった。

178:101&152
09/03/25 21:04:08 HnAZxgO5
今日はここまでです。あんまりエロイ方向に話が飛んでなくてすいません。
>>158の上記スレの方もいまいち元気が無くて結果俺も元気が出ない感じです。
思ったより主人公が理性的で真面目すぎる感が自分でも否めない。
取りあえずヒロインの魅力をエロ以外の部分で感じる序章みたいなモンとでも
思ってください。

179:名無しさん@ピンキー
09/03/26 05:06:22 8INYUCaV
面白い。最近一番のヒットだ

180:名無しさん@ピンキー
09/03/26 18:13:18 p/zN8und
序章は大事だよ

181:101&152
09/03/27 19:42:39 hUK0zfUQ
この後ハプニングでヒロインの肌の上にでっかい蜘蛛が降りてきて
ヒロインは虫の類が大の苦手で主人公がそれを取ってやらないといけなくなるけど
当然ヒロインのボディペインティング部分に触れることになるとか
絵を書き終わった後再び雨が降ってきてヒロインピンチとか

182:いえ、単なる感想ですし。
09/03/27 23:07:40 L/mxiczn
なんだか、先を急ぎ過ぎて無いですかぁ?
もっと「じっくり時間をかけて」仲良くなっていった方が良いと思いますよ。

たとえば、女の子が「この男の子なら、かなり安心出来る」と思うまでは男の子は気が付かないフリをしていてあげる。
とかね。
まだ数回しか合ってないのだから、女の子は相当警戒しているはず。
そういう状況下では「結構強い」と思います。女の子の「自分を守る」力は。
ですから、この「場所」を女の子が指定すると言う事は、その前に何回かこの建物に来ていて安全を確かめているはずです。
だとしたら、虫などが出てくる心配が少ない場所だと思います。
また、「ボディペイントを行う場所」からもそんなに不利な場所では無いはずです。


男の子視点は悪くないですけど、物語の流れでは。
でも、女の子の(物語に隠された)心理が、この話の流れは、男の子に都合が良すぎます。
もう少し考えた方が良いと思いますよ。女の子の事を。

って言うか私自身がボディペイントで外出することを考えた場合
まずは、剥げ落ちしにくいことを考えると思います。
なぜなら、
 他の人やモノにぶつかって簡単に色移りしたら、バレますもの。
 トイレだとかも借りられませんよね、色剥げや色移りが簡単に出来てしまうのであれば。
 椅子に座れませんよね。色移りするなら。
そういう困った事をどう誤魔化しているのかしらね。



ええ、遅くなりましたが、良い仕事してますね。ええ。

183:名無しさん@ピンキー
09/03/27 23:37:01 F7tpydwW
いや、主人公が計画は鬼畜だがお人好しでつめが甘い奴ならそれなりにいいかも。

184:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:00:32 t/Hl36Tb
お前等…
書き手にまかせようぜ、どんな結果になったとしても

185:名無しさん@ピンキー
09/03/28 19:59:54 2drjLBQG
>>182
でっかい家グモを甘く見るな!
奴らは隠密行動の達人だぞ!キバも異様にでかいし。
ヒロインは未だに謎が多いキャラだし、もう少し仲良くなるのはいいとしても、
女性視点はもっと掘り下げ後でもいいとおもうZE。

186:名無しさん@ピンキー
09/03/30 17:35:06 7auspT7x
美人が全裸ボディペイントで街中を歩いたり、知り合って間もない男の元へボディペのまま行くというのが素晴らしい。
なぜボディペイントをしてるのかという目的も気になるし、続きが非常に楽しみな作品。

>>184
同意
自分の好きなように書きたいだろうし、このままの勢いで取り合えず完結させてほしい。
男視点で完結後に女視点というのは有りかも。

187:名無しさん@ピンキー
09/03/31 20:48:35 Cj4HuISP
う~ん、俺はこっちの話も結構面白いと思うけど、
向こうのエロゲーの妄想の話の方が、元のゲーム知ってるだけに
入っていきやすいかな。俺の好きな方のキャラがメインになってる事にもよるけど。
こっちも話が進んでキャラの事がわかってけばもっと気に入ってくかも・・・
どちらにせよ両方期待してるけどな

188:名無しさん@ピンキー
09/04/01 12:12:13 MGch5Bwx
っていう誤爆

189:名無しさん@ピンキー
09/04/02 23:16:58 7cbfBHV+
>>187
でもそのスレの話馬鹿長いな。
別に悪か無いけど。
仲良くなるだけでスレを食いそうな余寒
長いなら長いの楽しみはあるけど

190:名無しさん@ピンキー
09/04/03 02:45:19 t+n/8eNK
っていう自演

191:名無しさん@ピンキー
09/04/03 22:41:41 3Q03uhIB
↑って言う荒らし

192:101&152
09/04/04 13:55:19 nSkOJDjt
あっちのスレで書いてる話の予定の一部、こっちで書くのはダメかな?
外伝的に。
ヒロインの未来が神社で子供達に全裸を見られて、自分は女神と嘘を吐いて誤魔化すが、子供達は全裸で美人な未来を本当に女神と勘違い、
しかも未来は子供達のチンチ○を治してくれる女神と言う事で、その子供達と関係を持ってしまう。
それ以降その子供達にとっては未来は女神様だから全裸なのがデフォルトで…
以上が概要だけど、
こっちのスレでCMも兼ねて書こうと思ってるのはエッチ以外の日常行為部分。
全裸のまま子供達の遊びに付き合わされるヒロイン未来と言う感じで。
向こうは3つの文章をローテーションで書いてるからいつはじめられるかわからないし
こっちもボディペイントの話完結後だと思うけど

193:名無しさん@ピンキー
09/04/04 18:46:38 1u77wekU
無理にゲームと結び付けなくても
ネタがいいならオリジナルで行け
ネタはいいと思う。
元ネタがわからん人多いから、回りくどい事になりかねない。

194:名無しさん@ピンキー
09/04/05 11:43:22 HkLLPhMa
読みたいかも

195:名無しさん@ピンキー
09/04/07 01:08:37 R741P3vj
>>192
元ネタ有りの二次創作は板チだろjk
それで荒れたスレは過去にいくつもあったからな

196:名無しさん@ピンキー
09/04/08 03:14:55 QC69iVGn
>>192
露出系スレの住人は相当カブってるから、
マルチで出張るのはうざがられる原因になりかねない。

そんな壮大な構想があるなら、アダルト可の無料のwebスペースはいくつかあるから、そっちで展開した方がいいんじゃね?

197:101&152
09/04/10 21:11:06 yAkWqO4G
>>177の続き
絵里のホクロを、位置、大きさも正確に掴みながら描きこもうと彼女の綺麗な背中を穴があくほど見つめている俺であったが。
ん……?なんか視界に変な物が……。そう、目を閉じてポーズを取る絵里のいる窓ぶちの上の方に。
うわ……でかい蜘蛛だ……。ハエトリグモみたく可愛い奴じゃない。キバをピクピク動かしているのがここからでも見える。
最もあんな外見をしていても、人に噛みつくような事は無い家蜘蛛…いわゆるアシダカグモと呼ばれるやつだ。
この場所は以外と綺麗な場所だと思っていたがこんなのが隠れて……いや、むしろ綺麗なのの一因はこのクモのおかげかもしれないが。
ヤバ……下がってくんな……。クモのほうはかなり慎重なゆっくりとした動作であるが、絵里のいる方向へ降りて来ている。
マズイ。絵里が虫の類が苦手かどうかは知らないが、もしクモの存在に気づいてパニックになる様な事があれば。
まだ俺たちは出会って日が浅い。そんな男の前でパニックになった姿を見せてしまえば
それ以来俺と顔を合わせるのが嫌になってしまうかもしれない。彼女の様なタイプは特に……。
絵里に気づかれない内にうまく追い払う…できれば窓の外へ追いやらないと。
そう思って立ち上がった俺だが、クモの感覚は鋭敏だ。俺が動いたのがわかったのだろう。
一瞬止まったかと思うと、逆に動きを早くし始める。絵里のいる方向に向かって。
「あッ……クソっ……やば…!」
舌打ちしながらクモをもっと威嚇しようと近づこうとする俺だが、自分でも異常な気配を放っていたせいか、
絵里がそれに気づき、こちらに振り向いてしまう。ちょうど自分に近づくクモには気づかない状態で。
「……?……っ!えっ…?何……根元、君…………?」
クモの方に近づくと言う事は当然絵里に接近する事になってしまうわけで。
俺の表情と、そして絵を描いていたはずの俺が両手を軽く突き出す様な仕草で近づいて来ているのに絵里がギョッとしている。
うわ…気まずい…。ひょっとして俺が絵里に欲情して迫ろうとしているなんて思われてんだろうか…?
もし、クモにこのまま逃げられてしまえばそれが真実となりかねない。
だけど、もしクモの事を教えて彼女がクモが大嫌いだったりすればそれも問題だ。
一方クモの方は目の前にいた人間二人が同時に動いたことで完全にパニックになったのか、一直線に絵里の方に急いでいる。
あの辺に奴にとって絶好の隠れポイントがあるに違いない。このまま隠れられて俺が悪者になったらヤバい。
「ちょっと、何?ど、どうしたの……?根元君……あ、ちょ…」
絵里の方も事情が呑み込めないのだろう。俺の様相に明らかに驚いて、完全に誤解しているようだ。
完全に指定のポーズを崩してしまい、片手で俺を制するようにし、突然の事態の対処法に混乱して、不安そうに俺を見つめる。
くそ…こんな状況でなければ、じっくり観察していたいほど可愛いしぐさだ。

198:101&152
09/04/10 21:12:09 yAkWqO4G
「ちょっと香春さん、じっとしてて……頼むから……!」
でもこれ以上彼女に動かれたら、もしクモが思い切って絵里の身体にダイブしてきてしまえば大問題だ。
「じっとしててって……ちょっと、こんなの……えっ…あ……いい加減に……!」
絵里が座り込んだまま身構える。彼女はこういう時以外と気丈なタイプな様だ。
「頼む、香春さん……黙って動かないで、そのまま……あッ…ああッ!?」
かなりまずい事に絵里がぴったりと壁に背中をつけたせいで、最悪クモが窓ガラスから移って絵里の身体を這って来るかも知れない。
クモに気付かない絵里はかなりキツイ目になって俺を見据えている。
クモは窓ガラスに伝わった衝撃に驚いて、ワタワタとした動きになっている。脚を滑らせて絵里の上に落ちるかも知れない……って
あのクモ……本当に脚を滑らせやがった。とっさに糸を使ったのか、尻を上に向けて吊るされたようになっているが、落ちるのは止まらない。
「う、うわぁっ?!」
絵里の肩に落ちる。まずい。その前に上手く捕まえてしまわなければ。
余り触りたくはないが、ゴキブリみたいに保菌の心配は無いはずだ。ちゃんと捕まえれば噛まれる事はないだろう。
俺は窓の方に手を伸ばして、床を蹴ってクモをキャッチしようとしていた。
「………ふざけないでッ…このッ…いい加減にしてッ………!」
「ぐぅオおォッ?!」
……クモと絵里を交互に見ていて、しかも緊張した表情を間違い無く浮かべていた俺。本当は裸の絵里にとっては、
俺と二人きりの場所にいる絵里にとっては警戒すべき表情だったのだろう。
その場から避けるのでは無く、長い脚を繰り出して座った体勢から鋭い蹴りを放ってきた。格闘技でもやってるのか、絵里は?
さすがにそんな動きをしたせいで、乳房が激しく揺れ、股間の割れ目が一瞬俺の視界に入ってくるが、それを楽しむ余裕はない。
身体を捻ってよけようとしたが、蹴りの鋭さの前に殆ど間に合わず、逆に最悪の場所にクリーンヒットした。
ちょうどクモを握りつぶさないように優しくキャッチしたのと同時であった。
「よし、ゲッ……どふぉおっ!!!」
「あッ……嘘……」
衝撃に間違ってクモを潰さなかったのは自分でもマジ神技だったと思う。
絵里の方は予想を外れて俺の股間に蹴りを当ててしまった事に一瞬気まずそうな顔を浮かべていたが。すぐに俺に向きなおり、
声のトーンを低くして、問い詰めてくる。
「………どう、いうつもり……やっぱり、ロクでもない事……」
「ち、ち……違………香春さ……ク、モが…………」
「えっ……………」

199:101&152
09/04/10 21:13:13 yAkWqO4G
彼女もやっと気づく。俺が絵里には触れておらず、あくまで伸ばした手は絵里の肩の上を通り過ぎ、窓に伸ばされている事に。
そして、俺の掌から逃れようと、バタバタともがいているクモの不気味な長い脚が絵里の視界に入った。
「あッ……あぁっ……きゃあッ……?!」
クモの存在にようやく気付いた彼女が小さく悲鳴を上げた。そして、同時に俺の目的に気づいたらしい。
「っ……や、やっぱりクモ、苦手だったね……知らせようか迷ったけど……」
「あ、や、やだ………私、てっきり………あ、根元君……御免なさいッ!」
「取りあえず………代わりに窓開けてくれる……?コイツ外に逃がすから……」
「あ………ぅ、うん…………」
絵里がオズオズと窓を開けたのを確認すると、俺は震える手で(痛みに)クモを窓の外に放り投げた。
取りあえずクモは殺しても傷つけてもいない。俺は不殺主義だ。
それはいいとして、どうやら絵里の誤解が解けたらしいのを自覚すると、気の遠くなるような激痛が響いて来る。
滅茶苦茶鋭い蹴りだったけど……まさか今ので不能になったなんて事は無いよな…神様……。
「ご、ごめんなさい……根元君……その…ぁ…私……本当にこんなひどい事しちゃって………ごめんなさい…」
さっき絵里に取って貰ってたのと同じ様なポーズで窓に手をかけ固まっている俺に、絵里が横に立って必死で謝って来る。
「ん…ぁあ……いいよ……こちらこそゴメンなさいだ……香春さん、水着なんだから……俺が変な…顔したから……
  誤解しちゃったんだよね……ぅ…ぐ……」
「うぅん……まだ出会って二回目なのに、一方的に疑っちゃって……根元君……」
謝っただけで立ち去るなんてわけにもいかず、とりあえず俺の背中を優しく擦ってくれる。
義理では無く、本当に罪悪感を感じているのは間違い無い。
何ともクールだけど根は誠実な彼女らしい振る舞いだ。何より彼女が俺に自ら触っているのだから、何とも感動ものだ。
そう言えば、今絵里との距離がすごく近いんだよな……前の相合傘の時は初対面と言う事もあって、彼女の身体を近くで見るなんて
行為は実行不可能だけど……今ならそれとなく見る事が出来る。ちょっと観察してしまおう。
スクール水着のボディペインティングを施した絵里の裸身。本当に素敵なプロポーションだ。
乳房なんかはかなりのデかさだが、ブラジャーを当然つけていないのにまさしく美乳の形を保っている。
肝心な先端部分が髪の毛に隠れているのは癪だが、それが扇情的でもあり、妄想をかきたてる。
固まってる俺の横で膝立ちになっている絵里。何とかバレないように彼女の股間部分に目を運ぶと……
やっぱり毛は無いのか……。巧みなボディペインティングの技術のせいで割れ目まではこの位置からは確認できないが、
ボディペインティングの際に邪魔になりそうだから、剃っているんだろうか。
膝立ちになっている状態でも脚が長いからか、股間部分の位置はかなりの高さだ。
あの綺麗な脚であんな鋭い蹴りを……そして見事に喰らってしまったんだよな、俺……。
そう思っても何故か蹴られた事には全く腹が立たなかった。むしろ彼女の魅力をもう一つ見つけた様な気すらする。

200:101&152
09/04/10 21:14:04 yAkWqO4G
こうして変な妄想をしていると……そして彼女の呼吸がすぐ傍にあり…どうしても興奮してきてしまう。
あ、あれ……?何か股間が……。何かこう、…硬度を……。
どうやら、今まで生涯受けたことのある股間への衝撃の中では、威力ナンバー1であった衝撃ではあったが、
不能になるには至らないダメージで、済んだようだ。それは間違い無く目出たいのだが。
「まだ、痛むの………?根元くん………」
「え……あ、いや…………もう、大分楽になったんだけど……」
今度は、別の事情で絵里の前で立ち上がるのが難しくなってしまったのは言うまでも無かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しばらくした後、絵里は絵のモデルを、俺はスケッチを再開し始めてはいたのだが。
絵里の方の集中力が乱れてしまっている。俺の股間を蹴ってしまった事をまだ悪く思っている様だ……。
彼女はそういった方面ではかなり不器用な立ち回りしか出来ないのだろうか。こっちも罪悪感を感じてしまう。
しかし、俺の方からそれを持ちかけても、いい結果になるとは思えない。
でも、俺がうずくまってた時間の約五分の二は痛みとは別の性的興奮による生理現象なんだよな……。
そう言えば実際今のところ以外と長い時間この部屋で絵里と二人きり……向こうがそわそわしてるとこっちも変な気分になってしまう。
彼女の頭の中の問題を逸らすためにも、一つ話題を振ってみるか………。
「ねえ、香春さん。」
「……え…………?」
「人物画、本格的に描くの、実際今日が初めてなんだけどさ……何か自分で驚く位に、良い作品になりそうな気がするよ。」
「そう………」
「これも、香春さんにモデル頼んだからだよ。」
「そんな事ない………」
「まあそんなに謙遜しないでよ。前言ったみたく本当にインスピレーションが沸く人に出会えただけでも運がいいのに、
 初対面なのにモデル引き受けてくれる人なんて滅多にいないしさ。」
「傘の、お礼、だから…………」
あ、赤くなってる……。人に褒められるのも感謝されるのも照れくさい様子だ。
「前言った学祭だけどさ、俺らのサークル、一応本番前の日に作品が完成したお祝いに、打ち上げで前夜祭やるんだ。
 香春さん、良かったら出席しない?俺の絵の半分以上は香春さんのお蔭なんだしさ。みんなにも俺の絵のモデル
 紹介してみたいし。」
「でも私、お酒飲まないわよ……。あんまり喋らないし……。誘ってくれるのは有難いけど……」
彼女の秘密を考えれば、込み合った飲み会なんてあまり行きたくはないだろう。
それに、普段の素っ気ない彼女の性格を考えれば、あまりそういった場は好まないかも知れない。

201:101&152
09/04/10 21:15:16 yAkWqO4G
「あ、うん。もし部長が香春さんに無理に飲ませるような事があったらビシッと言っとくからさ、俺の携帯番号、まだ
 残ってる?そしたら気が向いたら出るか出ないか教えてよ。」
部長は女好きで飲み会ともなれば、かなりマナーの悪い所もある。絵里に興味を持つのは間違い無いかも……。
「それに……デッサン自体は今日描き上げる事出来ると思うけど……実際に色を付けて、背景とかを考えてくと、
 たぶん、学祭前日までかかると思うんだ……。是非とも完成した絵は香春さんに最初に見てほしいんだ。」
「そんなにかかるの……?私なんかの絵……」
「うん。モデルがハイレベルだからねっ。」
「っ……!?………ふざけないで………」
絵里はそう言うと、赤くなって顔を逸らすのだった。これでさっきの鋭い金的の事は忘れてくれたかな……。
学祭のことをダシに使って絵里にモデルを頼んだり、飲み会に誘ってみたりしてるけど、出来れば学祭当日も
絵里を誘ってエスコート出来ないものか……でもあんまり一度にたたみかけるのも難だしなぁ……。
こんな事を考え始めると、いろいろな心配も浮かんでくる。
絵里が学祭までの間に他の男にナンパされたりしないか……本当に彼女の秘密を知ってるのは俺だけなんだろうか……
絵里位の美人なら、普段クールに見えてもそれでも彼女をモノにしたい奴も、その性格に痺れる奴(特に俺)は多そうなのに。
そもそも、絵里の優れたボディペインティングは身体の前面は良いとしても、手の届きにくい背中とかはどうしているんだろう。
彼女が他の人間に身体を触らせて筆で装飾している姿……俺としてはあまり想像したくない…。
走行考えてるうちに、デッサン開始からかなりの時間は経たらしく、人通りのデッサンは完成する。
「出来た………会心の出来かな……!」
「終わり?もう、ポーズ崩してもいいの……?」
「うん、御苦労さま、香春さん。ほら、いい感じだよ」
意外と疲れるポーズだったのか伸びをして身体をほぐしている絵里。
身体を揺するたびに、乳房がフルフルと揺れている。肝心な部分は髪の毛で相変わらず見えないけど。
「………えっ……やだ………本当に裸、なの……私こんなに綺麗じゃない……」
本当に俺が絵の中で絵里を裸にしていたのを見た絵里が顔を真っ赤にしている。
どうやら彼女の自覚していない美しさを描きだすことには成功したらしい。取りあえず彼女が絵の中の絵里を『綺麗』と言ったからな。
あ、そういえば……クモのせいで背中のホクロ描きたすの忘れていた。

202:101&152
09/04/10 21:23:05 yAkWqO4G
今日はここまでです。あんまりエロくできなくてスマン。
でもその筋の人は絵里が蹴りを放ったあたりで悶々としてください。
感想、妄想、俺ならこうするぜ意見とか待ってます。
しかしゆかりさんネタ早く続きを見たいです。

203:名無しさん@ピンキー
09/04/11 01:16:02 vMONIDfx
お疲れ様~
全裸ボディペイントの女の子が家からそのままの格好で知り合ったばかりの男の元へやってくるという状況が最高にエロいので問題ない
前夜祭の不特定多数の人の前での絵里ちゃんにも期待しています

204:名無しさん@ピンキー
09/04/11 02:06:33 HiUHC2j0
主人公が大事な部分蹴られる所から誤解に香春さんが謝る所ときめきました

205:101&152
09/04/11 21:08:10 IZQxeoAH
感想サンクス。あっちのスレも
容量オーバーで告知も出来ず新スレ立てることになりました。
こっちの文章共によろしく。
スレリンク(hgame2板)

206:名無しさん@ピンキー
09/04/13 22:08:25 IhFDHOR+
物の見事に純愛ルートと鬼畜ルートに別れそうな話だな。
ヒロインの個性を殺すなよ。無口で誠実タイプのヒロインは好みだ

207:101&152
09/04/14 19:20:53 oiq2xIs4
実は絵理は超敏感ボディで衣服を着てるだけで、異性とは長時間手を繋いだだけで発情してしまうってのは安直かな

208:101&152
09/04/16 23:48:00 5eecC9fR
只敏感ボディってのはある意味建前で、もっとスゴい事情を抱えさせた方がいいかな?

209:名無しさん@ピンキー
09/04/17 14:39:40 cJrvnCTD
本当に過敏な肌か、潔癖症みたいに精神的な反応だとすると
「皮膚科か神経科の医者に行く」そして「医師の診断書が有る」から皮膚に負担の多い色塗りの許可は出ないはず。
だから「なぜ服はダメ色塗りなら平気なのか」の理由にさせにくいと思う。

でも、そう言う理由で何らかの塗り薬を処方され全身に塗る習慣が出来、勝手に色塗りを始めた。
とか
遺伝的な体質で、肉親から生活習慣として調教された。


全く別な話で、本人に異常は無いが、実親、養親、売られた先、または、不良孤児院、などに調教された。

学校や職場などでのイジメが元で目覚めた

みたいな話も有りかな?



210:名無しさん@ピンキー
09/04/18 16:17:14 mVSF8QWz
お色気ラブコメに変わりそうなOKAN

211:101&152
09/04/19 22:25:56 zCwItWUM
デッサン後のやり取りとかあった方がいいかな?
例えば1・香春さんはじつはここに住み着いてる野良猫を可愛がっていて、あくまでデッサンはついでであった。
2・この後香春さんを駄目元で食事に誘う主人公だったが案の定断られ、ガッカリ。しかし香春さん何とデッサンに時間がかかると思っていたので、主人公の分のお弁当を用意してくれていた。
3・近所の小学生達がこのビルに突如現われてサバゲー開始(水鉄砲で)悪戯者の彼等は香春さんにちょっかいをだして水をかけようと…
4・建設中という事もあって、ガラスが割れ、香春さん脚に怪我。主人公仕方なく気付いてるのをバレるの覚悟で彼女を背負って前別れた場所にスク水のボディペイントのまま連れてく。

あちらのスレ名物、選択肢です。
どれもこれも主人公に都合良すぎなフラグ立てっぽいけど

212:名無しさん@ピンキー
09/04/20 22:24:09 oV1+wFM1
キャラ造りにこだわるなら全部個別に描いてった方がイイ。
っつーわけで全部選択

213:名無しさん@ピンキー
09/04/23 18:27:57 8tQO0edP
学祭当日にも主人公に会いに来てくれるでしょう。やっぱり。
余所の大学生も飛び入り参加可能なミスコンに参加する事になって、見事優勝、水着審査で危機一髪と言ったお約束も。


214:101&152
09/04/23 21:24:43 yG4lV9su
絵が主人公の思惑以上に高い評価を受けて大絶賛、学長から
表彰状貰う位の事になって、香春さんが目立ちまくることになってしまい、
香春さんは困惑、しかも周囲からカップル扱いまでされてしまうのもいい感じかもな。


215:名無しさん@ピンキー
09/04/26 00:49:29 CMgP+6HR
裸だったら何が悪い!

216:名無しさん@ピンキー
09/04/26 00:50:53 /QWmjeVz
何という公然猥褻。

217:101&152
09/04/28 00:39:44 cBj637ny
飲み会で絵理が酒間違って飲んでダウン。
部員仲間の前に放置したらマズイと主人公絵理をおぶって帰る
そして前の公園に
主人公酒の勢いと絵理の良いニオイに悪戯心をくすぐられ、絵理が気付かないのを良い事に、
コンビニで買ったウェットティッシュで塗装を落としてしまい。

218:101&152
09/04/29 21:18:58 TpMEQomL
>>201の続き
しかし、絵を、デッサンの段階だが描き終えてしまうと、今日はここまでと言う事になるのだが……。
そういえば、絵里は間違い無くスクール水着のボディペイントでこのビルまで来てるんだよな。
何とも不思議な感性と言えるが、それを考慮すると、この後絵理をどっかの喫茶店にお礼に連れてく様な
気を利かせた行為は出来ないんだよな……。
普段着に見える絵理ならともかく、スクール水着のまま絵理を連れ回すなんて事は……それはそれで面白いが、
今の俺達の関係でそれはまず不可能だろう。
でもこのままお礼を口で言うだけで一方的に立ち去るなんてのはかなり礼儀に反した行動だ。
絵里の方も警戒状態にあるのかもしれない。幾ら人に見つからないここまでの道のりを知ってるとは言え、
普段の素っ気ない態度で、『それじゃ、私、帰る……』なんて先に帰ろうとしても、俺に一緒に帰ろうなんて言われたらどうしようか
と思っているのかもしれない。さすがにスク水のボディペインティングのままじゃ、俺に変と思われるだろうから。
そう思ってお互いが困ってる状態であったが……はて…?今、何か窓に何かがぶつかった様な音が…。
絵里の方もその音に気付いたらしく、俺とほぼ同時に窓を見ると。
水滴だ。あの始めて絵理と会った日よりは弱い状態だけど、パラパラと雨が降っている。
絵理は確か雨が駄目なんだよな……。ボディペイントが溶けてしまうから。
絵理の方を見て見ると……何だ?別に困惑した様子は無いのか……?今日は傘でも持って来てたのか…予報では雨とは言ってないけど…
まあ取りあえず、絵里をこの後食事にでも誘ってみるかな……別に断られてもいい。
俺なりの謝意が示せるし、絵理がどんな反応を示すかちょっと見てみたいものだ。
「香春さん、この後どうする?もしよかったら、この辺の店に寄ってかない?俺、モデル代でおごるけど……」
「え……でも……お礼は飲み会だって、さっき…………」
「うん。それはそれ。やっぱり個人的にもお礼はしたいしね。」
「そう……でも、今日はいいわ…………」
「そ、そっか……残念…………」
「………………私、もう少し時間がかかると思ってた……」
確かに、自分でも驚くほど早くラフスケッチの方は終了したけどね。
「その……根元くん………ちょっと、待ってて………」
「えっ?」
入ってきたドアから出てゆく絵理。しばらくすると、俺の傘と、何か包みを持って現れる。
「傘……この前はありがと……それと……私、お昼の後まで時間かかると思って……良かったらこれ……」

219:101&152
09/04/29 21:20:12 TpMEQomL
「えっ……ぇえっ………?これ…もしかしてお弁当……」
「と、とにかく……前の傘のお礼…さっき蹴っちゃったお詫びの分もあるから……私には多いから……」
「ま、マジッ?いいのッ?やりぃッ!」
「そんなに喜ばないでッ…!勝手に盛り上がらないで……もうっ!」
絵理が身を翻すとドアに向かって行く。え、あれ…弁当の感想とか聞かないの?
「あッ、香春さん、弁当箱!」
「それじゃ………」
あれ……本当に行っちゃった……どうしようかな、弁当箱……洗って学祭前夜祭で返すか…。ってか雨降り出してるんだけど…
というか、驚いた。出会って間もない俺に気を使って弁当作って来てくれるとは。
「ひょっとして……気付いてるのバレてるのかな……口止め料?」
いや、それもあるかもしれないが、俺に昼飯を誘われたら、外に出て食事する事も考えていたのか…それで外出を避けるために…。
いくらなんでも今よく言われる“ツンデレ”な態度は考えにくい。出会って二回目の男にそれは有り得ない。
そうなってくるとやっぱり俺に対する警戒心故の行動と、傘のお礼と、さっきの蹴りのお詫び…その線が妥当か……
「ちぇッ………。まぁ、しかし…………」
女の子が弁当作ってくれるなんて初めてだが、手作りだよな、絵里……?
「さて……うぉっ?」
弁当箱を開けてみた俺は取りあえず彼女らしい雰囲気が弁当の内容からも出ているのに何となく驚いたのであった。
取りあえず、異性にあげる弁当レシピ本に出てくる様な甘ったるいデザインではない。
女性の手作りらしい慎ましやかさとか、可憐さはあるんだけど…何と言うか硬派な弁当だった。
俺の事を結構ズボラな男と思ってるんだろうか、事実そうなんだが。栄養配分に気を使ったバランス重視タイプのお弁当の内容であった。
「でも……実際美味そうだな………」
俺の中で絵里の不思議度がさらに上昇していた。やはり出会って二回でお弁当なんて不思議な感性だ。
「ん……もぐ……う、美味ッ……」
実際相手が自分の手料理を食った際に美味いかどうかの判定を聞かずに立ち去ってしまうなんて言う一面も。
お弁当美味しいよの一言ぐらい彼女にちゃんと伝えないのは男として問題ありすぎだよな……。
絵理はもうこのビルから出ている頃だろうか……そう思いながらビルの下方を見て見るが、絵理がビルから出てゆく姿は無い。
まだ、この建物の中にいるんだろうか、スク水のボディペイントの格好のままで。
俺が窓から見下ろしているかもしれないと思って、あの恰好で外に出てゆく不自然な姿を観察されないように考えてるのか…

220:101&152
09/04/29 21:21:08 TpMEQomL
絵理のボディペイント、そして今味わってるお弁当……俺、ついさっきまでこの部屋に本当に素っ裸の女の子と一緒だったんだ。
絵理がもしこの雨の中を傘無しで歩いていればあの塗装は間違い無く流れ落ちてしまうだろう。
信じがたい気持と一緒に、絵理の顔や肢体の美しさが浮かんで来て、それに合わせて妄想が広がってゆく。
俺、絵理ともっといい仲になれるんだろうか……彼女の秘密を独占してあの身体に好き勝手するなんて事が……
今まで、こんなに一人の女の子に囚われるなんて事は無かっただけに、妙な気分だ。
「くそ……こんな事考えてると、今日もう一回は絵里の顔……見たくなるじゃん……」
いつの間にか弁当を平らげてしまった俺は、今スグにでも絵理を捕まえてみたい気持ちに駆られる。
もし、ボディペイントの塗装が剥げて悩ましい姿を晒した絵理が他の男に見つかって、捕まってしまうとしたら…
そんなのは許せない。絵里の秘密は絶対俺だけのものだ。他の男には手を出させん。
そうだ、俺はもともと絵理を脅して、身体を要求するつもりでコミュニケーションを取った筈だ。
何を紳士的に振舞ってなんかいるんだ。彼女が無防備だからこんな気持ちになるんだ。
そう、かなり暗く危険な気持ち。絵里を捕まえたらそのまま秘密を知っている事を告げて押し倒して犯してみたい願望。
絵理の優しくて誠実な性格がわかっているだけに、寧ろサディスティックな感情が刺激される。
「待ってろよ、絵理……今すぐ……」
まだ、遠くへ……建物から出てすらいないとすれば……気も強くて腕も立つ絵理だが、何としても!
弁当箱も絵の方もそのままに俺はその部屋を飛び出した。絵里の行った方向はあっちか……?
俺が秘密を知っている事、今野獣と化している事を知って、その顔を見た時…少なくともさっきの誤解の時より
自分でも遥かに邪悪な顔をして絵理に向って行ったらどんな反応を示すだろう。
「こっちか…絵理……こっちなんだな………!」
出口へ向かって闇雲に走って行く。何だ……人の気配…こっちか?絵理がまだいるのか……?
「この部屋……」
間違いなく何かいる。確かめてみるか…絵理を入れ違いになったらえらく間抜けだ。
軽くドアを押して見ると、物音を立てることなく、スッと開けてくる。まずは誰がいるのか確認だ。隙間を作って覗き込んで見る。
「ぁ………いた…………」

221:101&152
09/04/29 21:22:05 TpMEQomL
絵理の背中……やっぱりスク水のボディペイントのままだ。シートの掛けられた何かの機材が並ぶ部屋に絵理が座っている。
その背中を見た途端、俺の獣性がブワッ、と膨らんで行く。さっきも思ったけど、なんて綺麗な背中だろうか。
あの背中から思い切り抱きしめてみたい。出会って二回なら当たり前の事だけど俺はまだ彼女にタッチすらしていない。
人が入れる位の隙間を作ると、気配を殺して部屋に入り込む。絵理はまだ俺に気付いていない。
何をしているんだろうか……床に座って、何か嬉しそうに楽しそうにしている。表情が見れないのが残念だ。
ん…何だ……この部屋……入り込んだら鼻が少しムズムズと……何かくしゃみの前兆っぽい雰囲気がする。
「ふふッ……いつも元気ね……お前は……」
絵理、何と話して携帯でも使ってるのか?……口の前に手を当てて、くしゃみが出そうなのを堪えながら、ジリジリと近づく。
「あ、もういいの………?今度いつ来るかわかんないのに……」
いつもの淡々とした雰囲気とは違って、何か背中をくすぐられる様な喋りだ。
「こらっ……体、擦りつけないの……くすぐったい……」
くすぐったいのは俺ですよ、絵里……この鼻のムズムズ感と、絵里の今まで聞いたことない優しい声。
まだ気づかれてない。あと5メートルほど。どうしよう……一気に抱きつくか……
両足に力を込める俺だが、その時であった。すぐ傍にあった機材に現れた影に、思わず驚いて声を漏らしそうになる。
「ッ・・・・・・・・・・・・!?」
猫?猫の方も、突然現れた闖入者の俺に、驚いて目を開いている。
ちょっと、待て…そういえばさっき鼻がムズムズして来たのって、この猫…俺は猫アレルギーなんだよ!
ま、まずい…自分のアレルギーを思い出したら、身体の方がくしゃみを促すような動きに働きだす。
しかも、猫の方は…なんだ、アソコにももう一匹…あ、あの機材の影にも…何匹いるんだ?
そりゃ、猫アレルギーの俺が反応するわけだ……駄目だ…絵理に気付かれる前にUターンを…。
だが、身を翻す俺の背中に、さっきの猫が、ニャアアアァァっ…と鳴きかけてきて驚いて腰が抜けそうになり。
「ぶわッくショ~~~~~ッんッ!!」
「えっ…………!?」
身体の一部が緩んだ俺は、物の見事に爆発してしまったのであった。
その音に驚いて振り向く絵理……。足元にはキャットフードの袋があって…一匹の猫を抱き上げて、ブラシを持っている。
ついでに言えば、抱き上げた猫の頭の上に、絵里のデカい乳房が片方乗っかっている。
驚いて目を開く絵理の顔は見る見る間に真っ赤に染まっていくのでった。うん、良い表情だよ絵理…。
絵理って猫が好きなのか…ひょっとしてこのビルを指定したのってこの猫スポットが本当の目的なのか…

222:101&152
09/04/29 21:23:30 TpMEQomL
「何……根元くん……どういうつもり……」
「えっ……いや…その……お弁当の感想、聞かせたくて、そしたら香春さんここにいて……そしたら何か楽しそうだったから
 つい、驚かせて見よっかな~~とか……は、ははは……」
「!………ッ………!」
俺の本当の目的なんて言えはしなっかた。絵里も怒れば怖そうだけど…絵理の影にいた猫達…何か俺の方を睨んでる様だけど。
絵理に手を出そうものなら、絵理だけでなくその猫達にまで手酷いしっぺ返しを食らいそうだ。
それと……『楽しそうだった』と表現したあたりで、絵里の顔が羞恥と共に怒りで赤くなっているのがわかった。
これ以上ここにいたら言い訳とか大変そうだ。逃げよう。お弁当のお礼と共に。
「あ、あはは……その……弁当、メチャクチャ美味かったよ、その……タッパー洗って返すから……そ、その…それじゃっ!!」
「あっ……根元………くん…」
一目散に部屋を逃げ出した俺は荷物を纏めると、少しでも早くこのビルから逃げる事にするのであった。
一応、傘は絵里のいた部屋の前にそっと置いておいた。雨はもう少し長引きそうだったから。
実に心残りだった。絵理に手を出せなかった事じゃない。絵理が猫を可愛がってる時の表情を確認できなかった事が。
絵理の目の前でお弁当を食いながら『美味い』と一言言わなかった事が。
俺も、人と付き合う上での機微、いろいろと覚えないと駄目だな……。そして絵理に心の中で何度も詫びた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学祭前日……何となくブルーな気分で準備を進めていた俺であったが、突然鳴った携帯電話の番号に驚いた。
間違い無く、この番号は絵理だ……。でも、電話があっても…やっぱり今日、来てくれないかな…。
あんな気分であったけど、絵の仕上がりは自分でも驚くほどの素晴らしい出来栄えだ。
「もしもし……根元ですが……」
『あ………根元くん………………香春、だけど………』
「あ、香春さん……この間、モデルありがとう……」
『う、うん………その……また傘……ありがとう……わざわざ置いてってくれたのね……』
「うん……それで……香春さん、今日は………駄目かな……」
『根元くん……、その……打ち上げは、何時からなの………?』
「か、香春さん、来てくれるの!?ラッキ~。うん、打ち上げは7時からだけど……前にも言ったけどその、絵の方は…」
『う、うん……。でも、私……その絵見るの、恥ずかしい……他の人もいるんでしょ……』
「でも、会心の出来だと思うんけど。やっぱり香春さんが見てくれないと、自信がつかなくってさ。」
『…………他の人には、見せてないの、まだ………』
「俺最初に言ったけど、香春さんに一番に見て欲しいんだ……」
『もし、他の人が何か言ってくるような事あったら、私、飲み会出ないわよ。』
俺たち個人間の間で絵を見せるのは良いかもしれない。しかし絵の中でいくら裸で描いてあっても、実際のモデルの絵理は
何一つ脱いでいない。周りに俺との関係を誤解されたり、本当のヌードモデルと勘違いされたりするのは嫌なのだろう。

223:101&152
09/04/29 21:24:41 TpMEQomL

「その辺は大丈夫だよ。周りの連中には香春さんが素人で、ちゃんとスク水着てたって言っとくから。」
『根元くん……水着の事は言わなくて結構よ……』
「あ、そうだね……じゃ、来るなら、5時位に大学の門の所で待っててよ。俺が迎えに行くから」
『考えとく……じゃ……』
「あ、待って……、香春さん……」
『何…?』
「後、あの時、勝手に後つけて御免……その……」
『悪いと思ってるなら……私がそれを持ち出して欲しいかどうかちゃんと判断して……じゃ……』
絵理からの電話が切れる。多分彼女の性格上、来ない事は無いと思う。俺は密かにガッツポーズを取った。
完成した絵を見た絵理はどんな反応を見せてくれるか。そして他の部員達は美人な絵理が俺のモデルを務めてくれた事を知ったら
えらく驚くことだろう。絵理を彼女に出来たわけではないが、何となく誇らしげな妄想をしてしまう。
何となく、彼女の秘密の事はこの時点ではどうでもいいような気分にすらなっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、今部室。俺はしつこく裸婦画を見せろと迫る部員仲間たちをなだめながら、彼女が来る時間を悶々と待ち続けた。
「なあ根元、いいだろ?お前が裸婦画に挑戦したなんて俺ら驚きもんなんだよ…」
「そのモデルの子、本当に来てくれんのかよ……絵が描けて無くって、その子ダシにしてんじゃねえの?」
「ってか、根元くん、その人実在する人なの……?ひょっとして妄想?」
「まさか、男の人にモデル頼んで、頭の中で女に変換したとか~?」
「こらこら……あんまり俺を舐めんなよ……彼女、すごくいい人なんだぞ」
そして、美人でナイスバディ、さらに素敵な秘密を抱えている上玉だ。
「とにかく、早く見せろ!見せろ!」
「見・せ・ろ!見・せ・ろ!」
布に包まれた俺の絵を無理に見ようとする始末だ。少なくともこんな連中のために絵理に不義理は働けないな……。
ちょうど絵理も門の所に来ている筈だ。俺は絵を抱えて、部室の外へ駈け出した。
「ちょっと、彼女、迎えに行って来る!」
「あ、ずりぃッ!絵、見たーい!」
俺はウキウキしながら、他のサークルの連中が驚いてるのも無視して意気揚々と大学正門へ向って行った。
絵理に会えるだけで満足だ。絵理に絵を見てもらいたい。
でも、こんな気持ちに俺がなるなんて……これが初恋と言う物なのだろうか……。悪くない気分だ。
「うッ?!」
しかし、大学の正門を見た俺は思わず絶句してしまった。
たぶん、絵理がいるのは間違い無い。そう、あの人だかりのなかに。
マズイな……絵理は予想以上に注目を浴びているのだろう。注目を至近距離で浴び続ければ、彼女の秘密が……。
「そんなの、許さん………あの秘密は俺だけのものだ……!」

224:101&152
09/04/29 21:25:32 TpMEQomL
絵理とは手すらまだ繋いでないが、あの中から強引に引っ張り出してでも救出しなくては……。
「はいはい……ちょっとごめんよ……ちょっと通してくれる?」
「わッ?何だよコイツ……でっかい荷物持って突っ込んできやがって……」
「ちょっと、ぶつかってる!」
絵の額をうまく利用しながら……それでいて絵に絶対傷がつかないように割り込んで行く俺。
「香春さんッ!おまたせッ……て……ぇ……あり……?」
その輪の中央にいたのは、一匹の犬の子供だった。これはそれなりに注目を集めるわけだが…。香春さんは影も形も無い。
「あ………あぅ…………そんな…………」
香春さん、まだ来てくれてないのか………いや、それとも来ないつもりなのか……そんな………。
誰かが散歩の途中で、一旦ここに繋いでいったのであろう子犬は、女学生だけでなく男子学生からも頭を撫でられ、可愛がられていた。
「なぁ。アイツ、強引に割り込んできたと思ったら、固まってるぞ……」
「ワンちゃんにメロメロなんじゃないの?」
「ハハハッ……」
そんな評価も耳に入って来ても、今の俺には何も感じない。やっぱり人が多すぎるのかな……。彼女の性格上、遅れる事は無い。
絵理に会えると思っただけでも浮ついていただけに何とも言えない嫌な脱力感が俺を襲う。
「……根元くん………………」
幻聴だろうか……彼女の物静かな呼び声が………。いや、人ごみの中だ。聞き間違いに決まって……
クイクイッと服の裾が引っ張られる……。何だ、俺なんかに誰が……
「何だよ…?誰…………って……!っ……!?か、かか……香春さんッ?」
「………?どうしたの……ビックリして……呼ばれたから来たんだけど……」
絵理だ……。良かった、来てくれたんだ……。別にデートに誘った訳でもないのに、思わず拳をガッと握りしめたくなる。
まぁ、そんな姿を絵理に見られたらドン引きされそうだからやめとくけど。
「わざわざここに来てたって事は、迎えに来てくれてたの……?それとも、絵……まだ仕事中?」
俺の持っている絵の包みに一瞥をくれながら呟く絵理。相も変わらず見事なボディペインティングで………て…今日もか?!
絵理の服装?はノースリーブの薄紫のブラウス……かよ……絵理ってすごい……暗色系ならともかく…
そして、黒のタイトのミニ、そして紺色のハイソックスだ。しかもヘソ出し、絶対領域のおまけ付きだ。
これが本当の服だったとしてもあまりにも絵理の手足や臍がセクシーすぎる。
最初の時みたいに濃い目のTシャツとブルージーンズとかならわかるけど……しかしヤバい程似合いすぎだ……。エロい格好だけど。
絵理さん……前のスク水といい、今日の露出高めなセクシー服といい、貴女は自分の美しさに自覚はないのか……
もっと前から現われてたなら確実に注目を集め続けていたのは間違い無いだろう。
絵理が今になって、現れた証拠に、犬を見ていた人垣が、絵理に驚いて注目している。
「なぁ……誰だよ、あの人………」
「すげぇ美人……スタイルいいな………この大学の奴か…?」
「ってか話してる男誰だよ…彼氏か?つりあってねえな……」
早速俺達の関係を勘ぐる様な声が聞こえてくる。その通り、絵理は超ハイレベルなんだよ。

225:101&152
09/04/29 21:26:23 TpMEQomL
一方、絵理は人ごみが苦手なのか(仕方無いけど)居心地悪そうに、俺にポツリと尋ねる。
「根元くん……その……さっきから黙ってるけど……ひょっとして遅かったと思ってる?」
「あ、いやいや!そ、そうじゃなくて……何て言うか……か、かッ…香春さん…その恰好、凄く似合ってるねって!」
声が裏返った挙句に、ついその声が大きくなってしまう。周りから、噴き出すような笑いが漏れた。
「………根元くん……そう言う事はいいから、ちゃんと質問に答えて………」
顔を羞恥で赤くした彼女の低い声。やば……俺がバカをやれば絵理まで恥を欠くことになる。
「あ、ご、ごめん……そ、そのとにかく……こ、こっちッ…!」
「あッ……んっ………」
強引に絵理の手を掴むと、足早に門の内側に引っ張ってゆく。
「アイツ、手つないだぞ……やっぱり………」
「根元の彼女?マジか?」
取りあえず、部室……は絵を見せるには他の部員が邪魔か……どこか最適な場所を探そう。
俺の今抱えてる絵の中の絵理は自分でも絵里の魅力を充分描いてると思う。
絵理がこの絵の前に立ってれば、百人中百人が絵のモデルが絵理だと気付くだろう。
ここでうっかり絵を見せて絵里を辱めるような真似は出来ない。何せ絵の中で絵理は素っ裸だ。
「あぅっ……んっ……ちょっと、根元くん……痛いッ………」
「えっ?あ、ごめん、香春さん……」
「もう……本当にキミって、突拍子も無いのね……」
絵理が顔を上気させて、俺の手を振りほどく。さっきより顔が赤い。どうも怒ってるせいでも恥ずかしいせいでもないらしいけど。
しかし、絵里の手の感触、何とも言えないいい感触だったなぁ……って言うか絵理の乳房が走って揺れてる感触が
繋いだ手を通して伝わって来てたんだよな…。ひょっとして『痛い』って手じゃなくて胸だったりして…。巨乳は走る時揺れて痛いんだよな。
むむ……俺とした事がどうもテンションが上がっているのか妙な妄想ばかり浮かんできてしまう。
人前で美人な絵理を連れ回しているだけでそれとなく優越感に浸ってしまう。
校門前ほどでは無いにしても、通りすがりの連中が絵理に興味を示し、ちらちら視線を送って来る。
当の絵理はどうも居心地が悪いのか、腕を組んで俯いて黙ってしまっている。
俺に誘われてここまで来たのはいいけど、大学祭前日で人が大量に出入りしている状況に困惑しているのだろうか。
「じゃ、香春さん……今から、絵を見て欲しいんだけど……部室はちょっと狭くて込み合ってるから、
 展示用に借りてる教室まで案内するけど、いいかな……そこで見せるから……もう他の展示物は設置してあるから、人はいないよ。」
「え……ぁ……うん……そうね……」
絵理はそう言うと、歩き始める俺の横にササッと並んで来た。
「う、うわッ…………」
「早く、行きましょ………」
まだ俺に対してある程度の警戒心はある筈なのに、随分と大胆な行動だ。
それともさっきみたいに手を引かれて歩く姿を見られるのが嫌なのかもしれない。

226:101&152
09/04/29 21:27:14 TpMEQomL
何にしてもいい気分だ。実際どうかは知らないが、この大学でこんな美人と唯一知合いである事。
そしてそんな美人と連れ立って歩いている事。さらにこの後飲み会のおまけ付き。しかも誘ったのも俺。
周囲からさえない平凡男と長身美人の組み合わせに驚きや嫉妬の視線を感じる。
こうやって他の人間の存在を介して絵理の存在を実感すると、絵里のレベルの高さを改めて思い知らされる。
それとなくテンションが上がって舞い上がってしまう。口数も一方的に多くなってしまうもんだ。
「香春さん、期待しててよ。今回の絵、本当にやる気いっぱいで、このサークルに入ってどころか、生涯一の
 傑作になったと自分でも思うんだ。本当に香春さんがモデル引き受けてくれたからだよ。」
「そう?でも、迷惑かけたわね……他の人の絵は全部飾ってあるんでしょ……」
「絵ってのは期日までに早く描けば良いってもんでもないんだ。良い絵ほど最後までいろいろ手直ししたいとか、
 これを描き足したいとかいろいろ浮かんでくるんだ。」
「ふぅん……本当、絵に全力を打ち込むのね……」
一応、俺の一方的な喋りに対しても、返事は返してくれるんだよな。
「実は、さっき、あそこの校門前にいたのって、あの輪の中に香春さんがいるんじゃないかと思って飛び出してったんだ……。」
「……どうして?」
「え、いや、香春さん、目立つからさ、他のサークルの男に声掛けられて、連れ去られてるんじゃないかって心配になって…」
「……そう……ふふッ……」
「え、どうしたの?」
「私、てっきりあそこにいた犬を見たくて根元くんがあんな所にいたのかと思ったわ……」
「うわ、ひでぇ……俺、あんな子供っぽい行動取ったりしないよ。」
「ふぅん……そうなんだ……でもあの犬の前で固まってたけど……」
「あ、そういう香春さんだって前のモデルの時、俺が蜘蛛捕まえた時、結構驚いてなかった?」
でもあのビルの中で絵里だって野良猫相手に楽しそうにしていた事は触れないでおこう…。言ったら思い出させて悪いし。
「お、驚いてないわ…もう……その事は……他の人には秘密よ……」
絵理との接点……まだこれで会うのは三回目なので、会話の内容は差し障りが無いような事ばかりだが、
最初の段階に比べれば、絵里もとても微かではあるが、微笑んだ表情を見せるようになっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「え、この位置……部屋の中央なの……?」
俺達の作品が展示される予定の部屋で絵理が戸惑った様な声を出す。
絵理の言ったとおり、俺の描いた絵は展示室の中央に飾られる予定になっていた。
自分の裸の絵が、まだ内容も確認してないような絵が展示物のメインの様な位置に置かれる事になる。

227:101&152
09/04/29 21:28:14 TpMEQomL
目立たない位置に展示され、皆が通り過ぎて行き気付かれない展開でも願っていたのだろう。
「部長がさ、俺が人物画で裸婦画に挑戦するって言ったら、面白がってここに指定したんだ…いつもなら遠慮してるけど
 せっかくいいモデルを描いてるんだし、断るのも癪でさ。」
「で、でも……入ってきた人達皆がすぐに見える……この場所……」
「とにかく、絵の出来を見てよ。絶対評価変わるって!」
俺は張り切って絵の包みを解いてみせる。さあ、モデルの魅力を生かしたこの絵の素晴らしさを見てくれ!
「…………………!!?」
「ね、いい感じに仕上がってると思わない?」
「………………」
「もしも~し、香春さ~ん………」
「……………………」
彼女の斜め後ろの位置から、一緒に絵の出来を見ていたけど、絵里からの返事は無い。
そのかわり、この位置から見える絵里の耳が以上に真っ赤になってるのがわかった。今、どんな表情をしているのかな…。
思わず絵理の斜め前に回り込んで表情を確認しそうになる俺の動きが絵里の静かな声で制止させられる。
「これ………本当に私……?本当にこの絵……ここに…………」
絵理が俺の方は見ようとせずに、質問を投げかけて来た。
「うん。さっき言ったとおり部長は面白半分にここに指定してきたんだけど、ハッキリ言って自信あるんだ、俺……」
どうも、今絵里の表情を確認する様な事をしたらすごく嫌われそうな気がする。俺は絵里の斜め後ろから動けない。
「私、こんな……その……胸…………脚色しないで………」
これでもかなり彼女のあのポーズの時“たぷーん”となっていた胸は控えめに……一ミリほど控えめにしたんだけどな……
「あの時……水着着てたのに……何でこんな……」
「インスピレーションのまま、筆を走らせてみたんだけど……」
「根元くん……やっぱりすごくムッツリ…………」
彼女の割と的確な呟き。いや、確かにそうだけど……でも、これは全部モデルの魅力を捕らえた結果なんだよ?
何気にムッツリ度が『割と』から『すごく』にレベルアップしていたけど、仕方無い。
「場所……他の方と交換してもらえない?」
「俺はここが絶対ベストだと思うけど……。」
「…結構意地悪なのね……」
「ごめん…香春さん恥ずかしいかもしれないけど……でもここまで絵に自信が持てるのって、やっぱり香春さんのモデルがあったから…」
「……取りあえず………キミの絵の技術は高いとは思ってるわ……」
「じゃ、じゃぁ……飾っても平気……?」
「ただし、他の部員の人には、今日の打ち上げの前には、見せないでくれる……?」
「うん、そうだね……この後飲み会の時にネタにされたら困るからね……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

228:101&152
09/04/29 21:29:11 TpMEQomL
そんなこんなで絵里をそのままサークルの部室へ案内して、皆に紹介したのだが……
「えっ?!こ、この人……この人が根元の絵のモデル?!」
「な、何した?お前ッ……脅迫か?」
「失敬な……俺、部長とは違いますよ……」
「あ、あの…始めまして……根元の馬鹿がお世話になってます……俺が根元を育てた奴で…」
「うわ、私と頭一つ分くらい違う~。背、高いんだね……モデルってファッションの方もやってるの?」
「あ、いえ……その……私……」
絵理ほどの美人が俺の絵のモデルを担当した事に半信半疑の部員連中は、遠慮なく俺と絵理に質問をぶつけてくる。
絵理の方もその勢いに気圧されてるのか、心なしか俺を頼る様に俺の斜め後ろより前に出てこようとしない。
普段は、一対一ではクールに振舞える様子の絵理だが、この人数では、そして自分が注目を集めているせいで、だいぶしおらしい態度だ。
今のところ、彼女の服装がボディペインティングであることには誰も気づいてないようだな…。
この時点ではスタイルのいい長身美人が体の線のはっきり出る服装をしているとしか思われてないだろう。
「取りあえず、香春さん……みんなに自己紹介してやってよ。」
「え?ぁっ………わ、私……香春絵理と言います……今回、根元くんに頼まれて絵のモデルを引き受けさせてもらいました…
 よろしく、お願いします……」
「こちらこそ、よろしく~。で、君、どこの大学の人?」
「そう言えば根元、絵さっき持ち出しちゃったけど…あれどうした?」
「もう飾ってきちゃったよ……香春さんに感想聞いたら、恥ずかしいから皆は今日は見ないでだって。いいよね?」
「えー、マジ?俺めっちゃ見たいな~……」
「まぁ、我慢してよ……それよりも俺の絵も飾って来たし……そろそろ打ち上げ始めないんすか?部長。」
「あ、そうか……じゃ、本日の大ゲストも到着した事だし、じゃ隣の部屋にいくとすっか。」
今入るのはサークルの部室の部屋の横にある器材室だ。飲み会とはいっても、流石に校外の店で宴会を開くわけじゃない。
「じゃ、香春さん、本日のゲストだから……ここの席に、あ、根元、お前幹事担当ね!」
「あ、大却下ですよ、部長。部長そんなこと言って香春さんにセクハラ働くつもりでしょ~?」
「あ、根元くん、あんなこと言って~?根本くんだって結構ムッツリだし~。絵理ちゃん、どこにする?」

229:101&152
09/04/29 21:31:16 TpMEQomL

部員の女子の一人まで俺のことをムッツリなんて言ってる。俺が絵理と一緒だとそんな不自然か?
「え、あの……私……隅の方の席で……」
「え~~。せっかくのVIPなんだし~。もっといい場所着いていいのに~。」
「でも……私………根元くんに呼ばれて………。その……根元くんの隣が、いいから………」
「うわぁ……………」
「マジ………」
「か、香春さん…………」
絵理にしてみればもともとこの雰囲気や宴会の空気とかはあまり好かないのだろう。
そして、唯一の知り合いである俺の隣が一番安心できると思ったうえでの発言なんだろうけど……かなり恥ずかしいぞ、絵理…。
自分の発言で一瞬、場が静まりかえったのを不思議そうにしていた絵理だが、自分の発言が勘違いを誘発するものだと気づいて
思い切り顔を真っ赤に染めるのであった。いいな……絵理のあんな表情も……。
派手でセクシーな格好と、今の表情のギャップ。ほかの男連中も鼻の下を伸ばしている。
こりゃ、今日の飲み会……絵理を自慢するのと同時に、他の男に付け入られないようにフォローしないといけないな…。
今日はここまで。なかなかエロス方面に到達しなくてスマンです。
感想、妄想、ツッコミ待ってます。次回は飲み会現場の方になると思います。

230:名無しさん@ピンキー
09/04/30 12:29:08 PZ1oKC+S
乙~
主人公間抜け過ぎwww
絵里良い子過ぎwww
絵里をフォローするつもりで馬鹿をやらかしまくって絵里に逆にフォローされる筋もいいな

231:名無しさん@ピンキー
09/05/02 20:03:29 pn0tQ8PK
手作り弁当は反則だろ。
ヒロインが良い子というよりも、出来すぎてる。

232:名無しさん@ピンキー
09/05/04 22:29:05 L8/kKtMR
なんでここの連中って注文多いの?なんなの?バカなの?死ぬの?

233:名無しさん@ピンキー
09/05/06 01:31:54 A3NCCm57
全裸ボディペの可愛い子が素敵過ぎる
続きも大いに期待してます

234:名無しさん@ピンキー
09/05/06 03:00:05 orAkvJWv
レーシングスーツのボディペをして、バイクでツーリングなんてシチュもいいな~。

235:名無しさん@ピンキー
09/05/06 11:02:11 g/9PO8o0
クモはまだしも猫や犬が出てくる場面って必要か?
テンポ悪く感じた

236:名無しさん@ピンキー
09/05/08 00:55:44 PqYitXEF
犬猫に大事な部分を舐められる布石とか。

237:名無しさん@ピンキー
09/05/08 01:11:41 akQ+yEUs
注文が多いwww

238:101&152
09/05/08 13:31:45 PqYitXEF
>236は俺
例えば調教開始後の話で、動物好きな絵理を動物園に連れてく。
ボディペイントの染料に甘味成分を混ぜた食紅とかを使用。
親子連れで賑わう小型動物との触れ合い広場に。
動物達は絵理の身体の塗装を容赦無く舐めまくり、次第に裸になって行くとかね。
最も展開を純愛調教にするか鬼畜調教にするかすら決め兼ねてるけど。

239:名無しさん@ピンキー
09/05/08 21:11:49 iZBSqSVZ
>>238
水族館のイルカショー
水が盛大にはねてかかりそうになる、
絵里ちゃんを庇う(身体にタッチ)庇わない(塗装落ちる)
これでどーだ!

240:名無しさん@ピンキー
09/05/09 01:40:49 pDdrJA1G
純愛系がいいなぁ
こんなかわいい娘を鬼畜な目に合わせるのは忍びない
このままラブラブカップル一直線で頼む
>>239
どちらにしてもいい思いするわけかw

241:101&152
09/05/09 21:50:12 ZywMgver
でも絵理が心を開いて舞いあがった気分の時に、一転絶望感に落とされる心情とかはどうかな?
主人公の事をまだ信じたい気持ちが残ってるために逆らえるのに従ってしまうとか
>>239
水族館以外でもその場のハプニングはたくさん行けそう

242:名無しさん@ピンキー
09/05/11 23:48:28 0ZT8woQF
この流れから行くと飲み会で酔わせて男子部員と一緒に絵理を…
って流れはアウトですか、そうですか…

243:101&152
09/05/12 13:34:42 sZHz3SXv
まあゲームならともかくね。
これがエロゲーだったら、いつ手を出すかでイベントが分岐するんだろうけどさ。
今の段階は主人公が絵理と出会う度に彼女の新たな魅力を発見してドギマギ、絵理も警戒を解いて心を許して行く状態。
純愛でも鬼畜でもヒロインの魅力把握は重要だと思うので。

244:名無しさん@ピンキー
09/05/12 21:21:04 zXOW1EeS
流れを読まずに
ちょっと趣旨が違うが、女の子の特殊の力で男の子を好きになると、その男の子には女の子が裸に見えるって成コミ
面白かったよ

245:名無しさん@ピンキー
09/05/13 04:55:51 MX3lc/Pf
>>244
お前は出来る子だ
タイトルを書こうぜ、な?

246:101&152
09/05/15 20:35:13 ycRfwnVr
>>229の続き
「はい、それではただ今から、我が美術部が無事学祭準備を万端に整えた事を祝すと共に、明日からの三日間の学祭の成功を祈って、前夜祭の飲み会を始めたいと思います。それではみんな、コップ持って……乾杯!」
『乾杯!』
飲み会が始まる。いつもなら部員としての義理と、軽い楽しみの飲み会だが、今日は違う。
明日からの学祭に、皆少なからずウキウキしていたし、何より俺にとって、今日は絵理と言う大ゲストがいる。
乾杯の合図と共に、コップをかち合うのだが、やはりと言うか予想通りと言うか。
男子部員の殆どのコップが絵理のいる席に…即ち俺の真横にグイっと差し出された。
「はいはい、乾杯~」
「かんぱ~い~」
他の男連中にしてみれば、まず絵理と接点を持つために乾杯を絵理としたいのだろう。
いつもの飲み会ならちょっといいなと思ってる女子部員とかに我先に群がってくのだが、その女子部員すら差し置いて。
当の絵里の方はその男子部員達のいきなりのアプローチにかなり戸惑った様子だった。
「あ……えっと……その……か、乾杯………」
俺の隣に座り込んで、顔を赤くしたまま、黙り込んでしまっていた絵理がそれでも礼儀正しく杯を差し出した。
絵理と乾杯した男連中はそれだけで嬉しそうだ。
まさに心の中で『……いける、いけるぜ…!』などと思っているに違いないのだが。そうは問屋が卸さないぞ。
しかし、絵理この空気が相当苦手なのかな…彼女の抱えるとんでもない秘密とは全く別として。
容姿の冴えない、それでいてノリも悪いと言うのならあまり飲み会で楽しい思いはさせてもらえないのだが、
絵理の場合何しろ容姿は超一流レベルだ。彼女が恥ずかしそうに振る舞っていようがノリが良い性格だろうが、皆興味津津だ。
絵理がどうしても中央の部屋の出入り口から一番遠くなる席を辞退するので、今俺の隣にいるのだが。
どうにも俺に対して他の男子部員の嫉妬っぽい物がたびたび感じられる。絵理は俺のみの隣で、角の席だ。
俺や絵理が座っている席はベンチタイプの繋がっている椅子だ。
「ふぅ………」
「あ、香春さん……乾杯」
「う、うん……乾杯」
絵理と男子で乾杯するのは俺が最後になってしまったけど、絵理は俺と乾杯した事で多少は落ち着いた様子だった。
さて…他の連中が絵理と会話するのは構わないが…間違っても俺を蚊帳の外において、絵里を横取りする様なやり方は始めから不許可な方向で行かないとな…。
「香春さん、この部屋って美術部の部室の隣の部屋だから、けっこうニオイがいろいろアレだと思うんだ。気分が悪くなったら言ってね」
「うん…平気……ありがと……」
俺自身、絵理の事はまだ知らない事が多いのだ。この飲み会は絵理をそれなりに楽しませる事、絵理との距離を俺が縮めるためだ。

247:101&152
09/05/15 20:36:08 ycRfwnVr
「結構強引に誘ってごめんね…。香春さんの大学の方の予定とか、講義とかと悪い形で噛み合ってない?」
「うん、都合悪ければ最初から断るから……」
絵理は俺より一つ上の大学三年生だ。しかも一流大学の。三年ともなれば研究室とかに配属されて割と忙しい事になる。
こう考えてみると、今年じゃなくて、去年もう少し時間に余裕がありそうな時に出会えてたらな、とも思えて来る。
「それでさ、もし良かったら…さすがに三日間全部は無理だろうけど……明日からの学祭、どれか都合良かったら……」
だが、それを悩んでも仕方が無い。今からなら今からなりに仲良くなる方法を模索するしかない。
その第一歩ととして絵理を学祭当日にも誘ってみようと話を持ち出そうとしたのだが。
「お~ら、根元っ。お前な~に香春ちゃん、独占しようとしてんだよ、コラ?二人だけっぽい空気作ってんなっての!」
「香春さん、今度良かったら俺の絵のモデルも引き受けてくれない?」
早速妨害が入ってきたか……。しかも部長、始まって間もなく何杯飲んだんだか…もう酔っ払いかけてやがる。
しかも絵理のことを名字とは言え、『ちゃん』づけだと……。
「えっ……その……モデル……その……考えさせて………」
「損はさせないよ、俺。マジで根元より絵上手い自信あるし。」
「あ~そう、そう…そういえばさ、香春さん、根元くん裸婦画だって言ってたけど、脱いでたの?」
「えっ……」
これは女子部員か……。女子部員達は女子部員で、絵理が違い世界の人に見えているのかもしれない。
しかし、いきなり随分と突っ込んだ質問だ。当の絵理はこんな質問を大勢の前でされて赤くなって困惑する。
「失礼なこと言うなよ。香春さん、モデル始めてなのに、俺に気を使ってわざわざ水着……痛てっ……!」
スクール水着(のボディペインティング)の事までは話す気は無いのに駄目ですかね、絵理さん……。
絵理がこっそり机の下で俺の手の甲を軽く抓ってきた。彼女にしてみたら初めてのモデル体験は羞恥の連続だったのかな?
しかし、絵理につねられた手の甲…痛いけどなんかいい気分だ。絵理が可愛く思えて来る。
俺を睨んだりするならともかく真っ赤になった顔を俺から逸らしながらも、耳まで赤くしている。
絵理のとっさの口封じも間に合わず、耳聡い連中は『水着』の文字を聞き逃さなかった。
「え~ッ、マジ……根元の前で……水着……嘘ォ……」
「大丈夫、香春さん……根元くんにエッチな目で見られなかった?」
「そうそう、こいつ大学の傍のアダルトDVD自販機でこっそりと……」
「それはお前だろ」
「ねえ、本当に、大丈夫……?何もされなかった?」
「え…うん……特に何も……ただ、根元くんムッツリかなって、思ったけど……」
「あ、香春さん、ひっでえ~」
「でも適切だろ、お前」
そのやり取りに、周囲が笑っていた。絵理にムッツリと言われても、腹は立たないけど、笑うなよ、お前等……。

248:101&152
09/05/15 20:37:08 ycRfwnVr
絵理も口に手をあてて、上品にクスクスと笑っていたが、俺に悪いと思ったのか、ちゃんとフォローもしてくれたのだが。
「あ……でも、絵を描いてる時の根元くん、結構、その、格好、よかった……かも…」
ちゃんと自分のデッサンとにらめっこしている時の俺の真面目さとかは認めているようだけど。
「根元が格好いいって?!そりゃちょっと……」
「香春さん、人生は長いようで短いんだ。例え『かも』であってもその判断を間違えたら……」
絵理の入れたフォローに再び俺へのバッシング?が起こる。そんなに絵理と釣り合ってないかな、俺。
何より、絵理が俺に関心を持っているとでも周りは勘違いしているのだろうか。
男連中は、どうも俺達の間に割り込もうとしているのに必死な雰囲気すら感じる。
しかしこうも一方的に男どもがまくし立てると、絵理の方も一々質問に答えて行くのも大変に違い無い。
しかも身を乗り出してるだけで我慢出来なくなった一部の連中は椅子を引きずりながら、絵理の傍の席を陣取ろうとしている。
「あ………」
それを察した絵理は一瞬困ったようだが、場所を開けないのも失礼と思ったのか、俺の方にそっと腰をずらして来た。
なんて言うか、酒や美術の資材に交じって、絵理のいい匂いと言うのだろうか、俺の鼻にふわりと飛び込んでくる。
絵理ってこの状況下ではこう言う反応が主体なのか……いつもの淡々とした喋りとクールな雰囲気とのギャップが何とも…。
しかし不思議だ。今だに俺しか彼女のボディペインティングには気づいていないんだよな……。
絵理が軽く身じろぎするだけで、彼女の形のいい豊満な胸はプルプルと揺れているのに。
周りには絵理のブラウスの下はノーブラで、身体にピッタリ合わせた服のせいで揺れ放題としか認識されてない様子だ。
それでも男連中はそれに鼻の下を伸ばしているし、女連中は羨望に近いものを感じているらしく、感心している様子だ。
やはりというか何というか、肝心な突起部分は正面からは髪の毛で見えなくなっている。
しかし、今日は。時々だが、俺の位置からではチラチラとそれらが覗いて見て取れる。
ピンク色か桜色かは認識できないけど、胸のサイズの割には小さめなようだ。
ちょっと悪戯してみたくなる。いつもの絵理もいいけど、今日の絵理もすごくいいから。
絵理が居るのは俺の左手側。俺は右手でコップを持ち、テーブルの上に左手があったのだが。
絵理が少し身体をずらしてきたのに合わせて、あくまで気を使う様に俺もやや身体をずらす。
左手で身体を支えながら。そう、そしてその左手を置いてある位置は、身体をずらす絵理の尻がちょうど落ちて来る辺り
スレスレの場所にある。普通ならただ単にスカートの裾に手が当たっただけで気付かれないんだけど。
「えっ……きゃッ………?」
見事に掠った。絵理のタイトスカートの裾、すなわち地肌に。感度が良くなってるのか、絵理に電撃が走ったのがわかった。
思わず、ビクンと身体を震わせている。そして絵理の口から何とも可愛い悲鳴が漏れた。
「え、何?絵理ちゃん、どうしたの………?」
心配げに尋ねる女子部員と、絵理の悲鳴に驚いて、注目する男子部員ほぼ全員。
「あ……やだ……い、いえ……何でも、ない…………」
困惑したように俺の方を振り返る絵理だったが、自分がまだ注目を浴びてるのを感じて、真っ赤になって俺の横に腰を下ろしてきた。
しまった……ちょっと意地悪すぎたかな……わざととは思われてないようだけど……。本当はわざとだが……。

249:101&152
09/05/15 20:37:59 ycRfwnVr
だが、こんな不埒な行為をしているのに、絵里を意識してきたせいか、どうも身体の一部が元気になってきていけない気分だ。
この座った体勢なら気付かれる事は無いが、立ち上がったりしたらテント張ってるのがバレバレになりそうだ。
絵理の事を考えると、ここ最近なかなか止まらなくなる。もし、いつも酒を浴びるように飲んで男女構わず抱きつく癖のある
女子部員が絵理にまで抱きついて来たりすれば、絵理の秘密はきっとばれてしまうんじゃないだろうか。
もし絵理の前のグラスや瓶が絵理に向って倒れて中身がこぼれて、絵理の塗装を落としてしまったりすれば。
こんな妄想が出来るのは絵理の秘密を知っている俺だけなんだ。もし皆の前でばれたりしたら絵理はいつものクールな姿を貫けないんじゃないか。
絵理の秘密を絵理ごと俺の物にしたい俺はその時どうやって行動するべきなんだろうかな。
この厚みが存在するかどうかもわからない塗装の下に、絵理の綺麗な肌があるんだ。手や足の肌も綺麗だけど、胸や背中の肌の
素の色はきっともっと綺麗なんだろう。塗装が剥げた時の絵理は、どんな表情を見せてくれるんだろう。
「………香春ちゃん、根元の奴がさっきからじっと見てるぜ」
「えっ……な、何……根元くん?」
「うッ?!そ、そんな事、してないって!考え事してた時と見ていた方向が香春さんのいる方向で……!」
自分でも気付かない内に面白い顔で絵理を見つめてしまっていたようだ。
今日は他の連中もいるんだよな。絵理を横取りされないように気を配らなけりゃ行かんのに、妄想してる場合じゃない。
「ま……とにかく……香春さん、お酒飲まないの?ビール軽く一杯くらいなら……」
「え……?私、お酒は……」
「あ、待てよ。今日は香春さんには無理にはお酒飲ませないようにって言う約束だっただろ?」
椅子ごと絵理に近づいてきた男部員が絵理に酒を勧めようとしているのを見て俺もちょっとムっとする。
「まぁ、いいじゃん、ビール一杯くらいならさぁ……明日から息抜きのお祭りなんだぜ~…」
どうもお酒を飲んで酔ってるのに酔ってないと自覚している奴の中には自分基準を押し付ける奴がたびたびいて困る。
絵理もそう言った相手の扱いに困っている様だ。しかし、周りを見てみれば、男連中と来たら……。いや、女子部員も。
絵理のガードを崩したいのか、酒を飲んで乱れた姿を拝みたいのか…さすがに酩酊させてからいただきますなんて考えてる奴までは
いないようだが、絵理が自分達の勧める酒を飲んでくれる事を期待している様だ。
絵理が心なしか、俺の方にさらに身体をずらしてくる。一対一の場でなら断るのも容易だが、この空気じゃ断りづらいんだな…。
まぁ、俺が呼んだゲストだ。こういった場面では、ちゃんとフォローしとかないと今後の絵理との付き合いに差し障りが出かねない。
俺は自分のコップを飲みほして空にする。そしてそいつの前にそのコップを突き出して、俺に注ぐ様に要求する。
「あッ…………」
絵理が少し驚いてる。酒を進めていた奴は俺が割り込んできた事に不満そうであったが、仕方無く俺に酒を注ぐ。
そして、俺が飲んでいる間に絵理との会話を継続しようと目論んでいたようだが。
それよりも早く俺はコップの中身を空にしてしまおうと一息に飲み干そうとしたのだが。
「ぐびっ………んっ……ぐび………?」

250:101&152
09/05/15 20:39:07 ycRfwnVr
はて……ビールにしてはやけに度がきついような気が……喉がこうグワッと熱い感じだ。
酒の正体を疑問に思う俺の視野で、その瓶を持ってきた男が、絵理のコップに半ば強引に酒を注ごうとしている。
絵理の方もビール一杯くらいなら我慢出来ると思ったのか、仕方無くコップを差し出している様だが。
絵理がポリシーでお酒を飲まないとかならともかく、お酒を飲めない体質だとしたら、失礼な行為だ。
「おい、ちょっと待て……お前、これビールじゃねえだろ?」
「え、そ、そんな事……ほら、ビール瓶だろ?」
「だって味が甘すぎる感じだぞ。ほら、見せろっ!」
思わず身を乗り出してその瓶を強奪しようとする俺。大事な部分が元気になっているのを忘れて。
「あ、根元っ……離せッ……」
「ほら、中身見せろっ……っと……お、おおぉっ?!」
瓶を奪った際に、強度と威力を増した俺のモノがテーブルを思いっきり揺らしてしまう。
「あッ、根元、テーブル揺らすなっ……あッ、そこっ!」
俺のモノが原因とは気付かれなかったのは良かったが、一部の安定の悪い置き方をした瓶やグラスが倒れそうになる。
「ちょ、ちょっと…こぼれる……!」
「そこ、危ないッ!」
慌てて何人かがテーブルを押さえ、バランスを取ろうとするのだが、狭いテーブルの上に結構な量の物がのっかているせいで
床に中身のたっぷり入った一升瓶が落ちそうになって……あッ……まずい、絵理の近くだ。
絵理の格好を考えれば液体がかかること以上に割れた瓶の破片がそばにあったりすると危険なんだが。
「香春さん、そこ、倒れる……危ない……!」
「えっ…あ……っと………」
運動神経の良い絵理はそれをあっさり床に落ちる前に捕まえ、テーブルに戻す。俺がそれを押さえようとするよりも早く。
絵理の手際の良さに周りの連中が感心したように「おおっ……」と声を漏らしていた。
「のわッ……?!か、香春さん、ナイスッ……ていうか、また危なっ……」
目標を失った俺は勢いあまってそのまま倒れこみそうになる。俺の席の左側に、すなわち絵理の方角へ。
天然ものの俺の運動神経の無さを呪う。元々場所が狭いせいでまともに移動しづらいような状態のせいでもあるんだけど。

251:101&152
09/05/15 20:42:28 ycRfwnVr
「えっ…根元く……えぇッ!?」
頼む、避けてくれ、絵理……絵理と違って俺は運動得意じゃないんだけど………!
目を白黒させている絵理。一応言っとくけど、そんな表情も素敵だよ、絵理……。
絵理も避けようと努力はしている様だが、席の狭さは絵理の運動神経の良さも妨害していたようで、間に合いそうも無い。
「ね、根元くんッ……きゃぁあっ!?」
「わわッ……ぷぁっ!!?」
「うわ……根元、なにやってんだ………」
「根元くん、それはちょっと………」
俺は皆の見ている前で、絵理を押し倒すような体勢になって、絵理に蔽いかぶさってしまっていた。
幸い俺の手は彼女の肌に触れて無かったようだけど……俺の息が明らかに絵理の肌にはかかっている。
「わ……その…何て言うか……か、香春さん…………ご、ゴメンッ……!!」
絵理の方もその時自分が置かれた状況に頭が回らなかったのか……しかし、俺との距離がやたらと近いこと、そして
自分が押し倒されたようなポーズになっている事、ここが打ち上げ会の場所で皆に見られている事を思い出して。
「ぁ……………早く、どいて………根元…くん…………」
顔を真っ赤にして俺から目を逸らして、小さく呟くのであった。
今日はここまで。ベタな展開?ですみません。妄想、注文ww、感想を
待ってます。しかし、ツーリングか・・・・・・それは思いつかなかった。
カッコいい系のボディペイントも悪くないね。絵理は巨乳だから、
乳ゆれをどう誤魔化すのかが問題だけど。

252:名無しさん@ピンキー
09/05/16 01:35:13 DUgqevQE
押し倒し、キターーー

253:名無しさん@ピンキー
09/05/16 04:48:06 oohPBvT8

今のような感じで続きも楽しみにしてる
公衆の面前でばれない全裸ボディペとか最高だな

254:101&152
09/05/16 19:51:26 vsgBz8EN
>>253
感想どうも。取りあえずしばらくは絵理の魅力に翻弄される展開で行こうかと。
絵理が格闘技習ってるなら、そのトレーニングウェアもボディぺインティング
にした方がいいよね。
ムエタイかキックボクシングかあたりで。

255:名無しさん@ピンキー
09/05/18 00:04:15 U4In8vkC
妄想書くだけなら鬼畜でも純愛でも良いじゃん!!
露出ならどちらでもOK
確かに絵理みたいなタイプは酷い目に合わせるの可哀想だけど、逆に見てみたい。


256:名無しさん@ピンキー
09/05/19 21:02:42 5tczFnxT
絵理が公衆の面前では内気なのがかなり萌えだな。
もっと彼女を人目の多いところに連れ出して目立たせてほしい。

257:101&152
09/05/20 21:23:47 gW4YfPHe
人通りの多い場所ってのもいいけど、絵理が着る?のが難しそうな
衣装のボディペインティングをしないといけない場所なんかもいいよね。
夏祭りに誘って浴衣のボディぺインティんグとか、アイススケート場とか
プールや海で水着(のボディペインティング)強制とか苦手な物は多そうだし。

258:名無しさん@ピンキー
09/05/23 14:40:32 OJbB0GD/
絵理ちゃんのために保守

259:名無しさん@ピンキー
09/05/24 01:22:55 5vN+wi0G
続きまだ?

260:名無しさん@ピンキー
09/05/26 02:01:07 5ey2AQmJ
保守

261:101&152
09/05/26 20:37:12 H290myVr
続き、もうちょっと待ってて。こんなイベントも考えてみた。
絵理と仲を深めてく場合は、絵理がたとえば近所のスポーツジムとかに通ってて
それを知った主人公は『香春さんが行ってるなら俺も入ってみようかな』と入会。
やはりそこでもボディペインティングの絵理。
初心者の主人公に何かと親切に世話を焼いてくれる絵理だが、
だいぶ主人公に心を許してるせいか、ストレッチの最中に無防備に身体を
押し付けてきたり、酸欠でダウンした主人公を膝枕で介抱してくれたり。
絵理が優しいせいでなかなか酷い事をするのに踏み切れない主人公は
さらに妄想を膨らませて悶々とする羽目に、とラブコメ的に。
鬼畜方面も考えちゃおうかな?


262:101&152
09/05/27 00:36:40 UXWBoI0S
何気に絵理の特技はポールダンスにしようか企み中。

263:名無しさん@ピンキー
09/05/29 00:57:01 jC5tVNXd
手前勝手ですみませんが某エロゲー規制の話、イラって来てます。
鬼畜展開で凌辱願いたいです…

264:101&152
09/05/30 01:04:09 PWu6MF8h
表向きは純愛でお付き合い、ネットには明るくない絵理にネットのノウハウを教えて、赤の他人としてネットでは鬼畜なんてどうかな?

265:名無しさん@ピンキー
09/06/02 20:45:25 byhvXKkS
それって結局純愛<鬼畜じゃんww
ってゆーか影でそんなことしてりゃ丸々鬼畜じゃんwwww
でも許す。

266:名無しさん@ピンキー
09/06/02 22:41:52 /uwNPVhe
純愛でいって欲しい俺は少数派なのか?

267:101&152
09/06/03 23:16:21 0K2tup+G
それは無いと思うけど。
酔っ払って悪ノリした部長、野球拳を開く、絵理のピンチに主人公はどうするか?なんてイベントはどうかな?

268:名無しさん@ピンキー
09/06/04 10:28:32 7w2yR+eV
現実なボディペイントで外出って結構絵柄を限定されるね。
肌に密着した服なでないと、
例えばスカートやマフラーのような肌から離れる服は無理だ。

時間もかな?皮膚に直接色を塗るから皮膚が痛んだり、皮膚呼吸とか出来なくなって時間がかかると体調を崩すとか。

それから季節や天気なども関係するかも。

269:名無しさん@ピンキー
09/06/04 16:54:05 EQs0/AiM
皮膚呼吸w268さんはお風呂に入ると呼吸が苦しくなって体調を崩される方ですか?

270:101&152
09/06/05 01:03:54 QSXKuEoN
やぎさわ景一先生の『ロボこみ』や『突攻!メイドサンダー』が好きな自分としてはあれらみたく、主人公が疑問に思っても何故かヒロインが周りに溶け込んでるみたいな展開とか好きなので。

271:名無しさん@ピンキー
09/06/05 10:23:48 Gf5EQdSX
ああ、ロボね。
黒猫娘や脹脛からつま先まで無い一家、確か、八百屋?だっけ?
そういう土地柄の場所に引っ越してきたのが運の尽きって話ね?

272:名無しさん@ピンキー
09/06/05 21:01:52 fZkPHpoc
ロボと特攻メイドなやぎさわ先生が縫い針と鋏の九十九神の話を描いてる雑誌で今回ボディーペイントな話が掲載されている。

高校生の女の子が同じ学校の男の子とプールに行く。
男の子が水着持って無い事を知っていて自分のを無理やり着せる。
そして女の子はペイントしてプールサイドに
で、ああいう事やこういう事が有って、男の子は水着を着たまま女の子の手の中に暴発させる。

余談
この男の子には姉と妹がいて、男の子自身は女の子みたいにかわいらしい。
また姉にも妹にもお腹の中に放出。屋外でも。と言うか処構わす?

百度またはぐぐる
あきそら いちご RED

273:名無しさん@ピンキー
09/06/05 21:10:14 eZhwZg2b
こっそり人工少女3で絵理さんとゆかりさんを勝手なイメージで
作ってしまいました。すみません。
N型が絵理さんでV型がゆかりさん。
早く続き頼みます。

274:名無しさん@ピンキー
09/06/10 01:05:41 4s7CC+WR
絵理がN型って言うと少し微妙な気もするが
あのゲームは文字通り『常に全裸の女性キャラ』を容易に作れるけどね
文章もう少し待って

275:101&152
09/06/14 10:48:06 l/qHRsy5
>>251の続き
「根元くん……大丈夫……?」
「うん、香春さんは……」
絵理は俺がどこかをぶつけたんじゃないかと心配しているのか、その恰好のまま尋ねて来る。やさしいなぁ、絵理は…。
だが。悔しい事に、俺は今絵理を皆の前で押し倒した格好のまま、動けなかった。別にどこにもぶつかった感じは無いけど。
皆からは見えてないし、絵理からも見えてはいないが、自分のポーズと絵理の位置を自覚した時に、元々硬くなっていた
大事な部分がさらに今まで自覚した事の無い硬度を保っていた。
このまま絵理の上からどこうとすれば、間違い無く当たる。絵理の身体に。
さすがに絵理もそんな事になれば、俺のズボンの下の異変に否が応にも気付いてしまうだろう。
「根元くん、ちょっと……皆、見てる………や、やだ……」
ハプニングからのやむを得ずの状態とは言え、組み敷かれた格好の絵理は猛烈に恥ずかしそうにしている。
その表情がまたそそる。もし、俺が絵理と本当にいい関係になれば、こんな表情を見られるんだろうか。
「ちょっと待って、か、香春さん……少し……」
マズイ、鎮まれ、俺の相棒。もし、人目が無かったら、絵理に蹴られようと殴られようと、捕食活動を開始していたかもしれない。
「おいおい、根元……何こんな所で……」
「っていうか何香春ちゃんといつまでもペタペタしてんだよ……」
まるで漫画の様にベタなハプニングだ。だが、これは現実。漫画なら起こったヒロインにぶん殴られたり、ギャラリーにどやされたり。
絵理も、俺も、皆も対応に困っている。ああ、全く……なんでその中心にいるのがよりによって俺と絵理の二人なんだよ。
その絵理を、身体をつい見おろしてしまう。いけないとは思っているのだが。
「根元くん…………あッ………」
絵理は今裸……靴以外何も着けて無くてでもそれを知ってるのは俺だけで……そんな絵理はすごくハイレベルな存在で…
いけないと思っているのに、もう少しこの状況を楽しみたい…さらにハプニングを偽って倒れこんでみたいと考えてしまう。
すごい……仰向け状態でも、美巨乳ってやつはみっともない型崩れをしないんだな……。
先程までは男連中に対しての対応に困ってはいても、汗などかいていなかった絵理の肌が、汗をかいていてすごく色っぽい。
艶のある黒い髪が繋がったタイプの椅子の上に広がって投げ出されている。
絵理とここまで顔を近くに置いたのもこれが初めてだ。冗談でなく、今まで見た女性の誰よりも綺麗だ。
何と言うか、絵理に最初にあった時は悪い事を企んでいたし、今もその気持ちはある。
だが、絵理の魅力を知るたびに興奮は強くなって行く。これが俺なりの初恋だと知ったのはつい最近。
問題なのは獣欲と初恋が同時に沸き起こってどっちも消す事が出来ない事。
絵理が魅力的過ぎて、どちらの気持ちも全く一歩も譲ろうとしない。もっと仲良くなりたい。今すぐ自分のモノにしたい。
巷によくある出来ちゃった結婚の原因で男が女に一方的に身体を要求してしまう時って、こんな気分なんだろうか。

276:101&152
09/06/14 10:49:09 l/qHRsy5
そういえば、皆の前で俺に押し倒された事で恥ずかしそうにしている絵理自身、今は俺の事をどう思っているんだろう。
なんで警戒している筈の俺に呼ばれてるのに、ボディペインティングのまま毎回現れるのだろう。
俺が絵理に好意や劣情を抱いてるって事、絵理は気付いているんだろうか。
「お、おい……根元………」
「えっ………?」
「冗談だとしても時間かけすぎ…………」
誰かが俺の肩をつついた。変な妄想をしながら、絵理を組み敷いたポーズで結構な時間を経過してしまってたらしい。
よっぽどあっちの世界に行った表情をしていたのか、呆れていた皆の表情がやや引いたものに変わっている。
そして、俺の下にいる一番の興味の対象である絵理は。
「早く………どいて………苦しいから………」
俺の胸板に手を当てて、俺を何とか先に起こそうとしていた。まずい…ちょっと怒ってる…。
「あ、ああ、か、香春さん、ごめん…まじで……ちょっと、動け無くて…、すッ、すぐ動くから…」
妄想の時間と言うのは本人には短いようだが、周りから見れば無駄に長ったらしいものらしい。
何と言うか……部員連中だけじゃなくて、絵理にまで変な表情を見せてしまっていたんだろうか。
ごめん、絵理……ちょっと身体の一部が無駄に元気だったせいで……それを忘れようとしたら、逆に…。
無論そんな事を絵理に面と向って言うわけにはいかず、頭の中で言い訳する俺。
あれ…そういえばさっきから硬化しっぱなしの相棒はまだ静まって無かったような…。
「んしょ……う、うわッ?」
「えっ……きゃ…………?!」
絵理の上からどこうと身体を動かした俺だが、ズボンのテントの支柱はまだ健在だったらしい。俺の下で絵理も身動ぎしていて。
思い切り絵理に当たってしまった。しかも、その当たった部位が、絵理の股間の割れ目部分だったりしたわけで。
「うぅ……ご、ごめん………」
慌てて腰を引く俺だが、タイトスカートを付けているようで実は丸出しの絵理にとっては、まさしく直撃だったらしい。
「や、ぁっ……やだッ………」
思わぬ感触を大事な部分に受けて、絵理が信じられないといった表情で俺を見つめている。
最初は故意に触られたのではないかと、疑っていたようだが、皆からは見えず、絵理には見える位置に、俺のズボンのテントを
発見するに至って、故意に当てたわけではない事こそ理解した物の、その状態の理由を察するに至って。
「な、なんで……根元、くん………えっ……ええッ?」
少なくとも今まで見せた赤面の表情の中でも特に真っ赤な顔になって、固まるのであった。

277:101&152
09/06/14 10:49:59 l/qHRsy5
「あ、そ、その…香春さん、これは……」
気付かれてしまった。明らかに反応に困っている絵理を見ているとこちらまで反応に困ってしまう。
こんな時に、絵理は相手の事を一方的に罵ったりは出来ないようだな…よく覚えとこう。
「何だ……あの二人…さっきから、固まったり、見つめ合ったり……」
「何かこぼしたのか?根元…」
俺が酒か何かを倒れた拍子に絵理の上にぶちまけたりしたのかと勘違いした部員仲間が、身を乗り出してくる。
いや、何もぶちまけてはいないんだけど…。まあ時と場合によっては絵理に白いのがぶちまけられていたのかも…。
一瞬、目の前の絵理がそのポーズのまま俺のをかけられて呆然としている妄想図が浮かんでしまう。
だが、このままでは俺も絵理も恥をかく事になる。ここは、誤魔化そう。思い切り強引に。
「ごめん、ごめん、香春さん。さっき机と椅子に脛と肘と尾てい骨思いっきりぶつけちゃってさ……しばらく動け無くって… 
 本当に、ごめんね…香春さん、頭とかぶつけ無かった?」
「え……ぁ、うん……大丈夫………」
「ひゅ~ひゅ~……根元、酔っ払いすぎだぞ~…」
「成程、成程ぉ……そういう関係……」
「結構進んでたんだ……あの根元君が……以外~…」
俺が絵理の手を取って助け起こすと、周りの連中が囃し立てるような声をあげる。
それどころか、俺と絵理の間柄がそれなりに進んでいるのではないかと勘違いする奴までいる始末だ。
俺は他の連中に絵理を渡す気は無いけど、残念ながら俺だってそこまで絵理との関係は進展していない。
どうも俺がふざけ半分で絵理を押し倒して見せたという流れになっているっぽい。俺はともかく、絵理にしてみればさぞいい迷惑だろう。
いや、悪ふざけで押し倒して股間に余裕があったんならまだマシだったかもしれない…絶対に絵理に知られちゃったよなぁ…
あまり取り乱した様子こそ見せてはいないものの、絵理の方もさすがに信じられない事態に直面して対応に困っている。
なんて言うか…これが二人きりだったら、絵理がいつもみたいにクールに振舞える状況ならお互いに困らないんだよな。
佇まいを直したものの、その後どうすればいいのか、絵理みたいなタイプにはやりづらいだろう。本当に申し訳なく思えて来る。
謝りはしたんだけど、ちゃんと謝れてないような……いや、ここでそこまで謝ったら、絵理が恥ずかしいだけだ。
しかし、クソ……絵理にこっそり強いお酒を飲ませようとしてた奴はちゃっかり元の席に戻ってこちらを伺っている。
もともとあいつが原因なんだけどな……。そこはある程度はっきりさせとくか。
「ごめんね、香春さん……さっき、勧められてたの、ビールとか言ってたけど、どうもビールじゃ無かったみたいでさ、
 香春さんがアルコール全然駄目だったらちょっとまずい事になりかねないと思って、止めようとしたら、ああなっちゃって…」
「そう……もう、いいわ……ありがと……」
「あ、香春さん、結局さっきのアレ、間違って飲んだりはしなかったよね?どうみても度数が焼酎レベルだったし」
「うん、大丈夫……私も、全く飲めないわけじゃなかったのに、あんな風に始めに言ったから……ごめんなさい……」
絵理の方も苦笑いしながら、俺に謝って来る。いや、絵理が謝る必要は無いんだけど……。

278:101&152
09/06/14 10:50:43 l/qHRsy5
でも、このハプニングの話題は適度に切り上げないとな…。取りあえず、明日からの学祭に遊びに来てくれるか確かめるか。
「それはそれとしてさ、香春さん、明日からなんだけど…」
「あ、根元くん………そこ、青くなってる…………」
「え、あッ、本当。」
全然気付かなかったが、机の角にぶつかってたのか、腕に二センチほどのアザが出来ている。
先程まで痛みは無かったのに、意識し始めると結構痛い。
「大変……冷やさなきゃ……」
「あぁ、香春さん、いいよ、そこまで痛くないし。」
「駄目よ……根元くん、利き手なんでしょ………その手。」
絵理はテーブルの上に設置された氷をバッグから出したハンカチにくるむと、俺のアザになった部分にそれを押し付けて来る。
「あ、香春さん、ハンカチ……いいよ、俺の使えば……」
「いいから……明日から学祭本番でしょ……」
なんて言うか……絵理って本当に出来過ぎな娘だよ……。俺の劣情を知った後でも、こんなにしてくれるなんて…。
生まれてこのかた、女性をここまで意識した事は無かったのに、俺の中で絵理の存在の割合が膨らんで行く。
絵理の優しさとかを噛み締めていい気分だが、しかしこうして皆の前だと、どうにも照れくさい。
でも、これってあくまで彼女の本来の誠実さとかそういったものから来てる行為であって、俺のためだけってわけじゃ、ないんだよな。
俺の視線には気づく様子の無い絵理。さっきのハプニングで不埒な妄想に浸ってたせいか、絵理の日常的な行為すら妖艶に感じる。
ってか、机の上に絵理の巨乳がタプンっと乗っかってるんですけど…ちょっと肘をずらせば当りそうな位置だ。
そして並んで立っている時は俺より背が高いのに、同じ高さの椅子に座ってると俺の方が背が高く見えるんだ。
もし、俺達が恋人同士で口喧嘩でもしたなら、絵理の口から、『短足』なんて罵られたりするのかな。……それはそれで悪くないか。
「さっきからやたらと良い雰囲気ばっかだなぁ。根元?」
「あ~らら……香春ちゃん、根元以外眼中に無しっすか……」
「えっ……あ……やだ……もう、根元くん………!後は自分で……」
「ああ、ごめん。冷たいのが何とも心地よくって。」
絵理が赤くなりながらわずかに身をずらす。くそ、邪魔しやがって……。
でも、今のやりとりの内にだいぶ絵理の羞恥はさっきの押し倒しの事からはずれたんだろうか。
では、改めて、明日のお誘いを……。
「じゃ、あのさ、香春さん、明日…」
「いやッほ~~~~~~絵理ちゃ~~~~ん…へへッ…私、絵理ちゃんの横っちょ、取った~~~~ッ……」
あ、おのれ……今度はさっきの酒飲ませ魔の代わりに、酔っ払って上機嫌になった女子部員の一人が絵理の傍に座り込んでしまった。
しかも。そいつ抱きつき魔の女子部員じゃん。顔も性格も良いやつだが、かなりのおバカ系だ。
ってか、おれと同学年だろ、お前。絵理は年上なんだぞ。

279:101&152
09/06/14 10:51:18 l/qHRsy5
「あッ………」
絵理も驚いたようだが、男子部員の時と違って、あまり警戒はしていないようだ。
そいつのフランクすぎる態度にも特に気を悪くしている様子は無いみたいだ。
そう言えば、絵理は自分の通っている大学では、女友達とはどんな感じなんだろうな。
絵理の性格や外見を考えれば、女にもモテても違和感は感じないけど、でも彼女のボディペインティングと言う常識からは
考え付かない秘密を考慮すると、女同志のじゃれ合いみたいな事は絵理がするとは考えにくい。
或いは、絵理は外見と裏腹に女から見ても美人でそれでいて性格が可愛いと言う事で隠れて人気があるのかもしれない。
それに、こういった席では絵理みたいなタイプは容姿が優れていればいわゆるいじられ役みたいなこともある。
「へぇ~~……ふ~~ん……すっご~~~い、絵理ちゃん……腕、きれい~……うらやましいな~~~」
「そっ……そう……ありがとう……」
まさかその流れから絵理に抱きついたりはしないよな…。いくら酔っていても、絵理の服が地肌である事は触ればばれかねない。
「ねぇ、なんかスポーツとかやってるの?すごくスタイルいいし~」
「うん……少しだけど」
へぇ……絵理はやっぱりスポーツやってるのか……って感心してる場合か!その辺の細かい部分は俺が聞き出したいのに。
「へぇ、やっぱり香春さん、運動得意そうだもんね。水泳かなんか?」
「え……あ………」
俺が質問すると、なぜか困ったような顔をする絵理。あれれ?どうしたの、絵理~?そっちの女子の方がいいの?
「……………その……」
「え~~~、何、何~~~~~」
そう思ったら、女子の方に対しても答えにくそうだ。
よく見てみたら周りの連中、自分達の会話してるふりして、絵理の事聞き取ろうと神経を払ってやがる。
「…………ムエタイ………習ってるの………」
「ぶっ!?」
小さな声で答えながら顔を真っ赤にして俯いてしまう絵理。俺は一瞬酒を吹き出しそうになる。
「え~~~!絵理ちゃん、すっご~いぃ!ムエタイ!いいな~!ね~、根元くん!?」
「えっ?あ、ああ…いいね…格好いいよ……」
「………もう……根元くんまで……」
そうか……絵理はそんなにすごい格闘技を習ってるのか……。道理であの蹴りは滅茶苦茶鋭かったんだよなぁ……。


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