08/09/23 19:38:11 9QpCNTrI
「あぁあ!もう!!!」
夫婦が向かい合う部屋の外。扉のすぐ前。
「どうして猫さんがあそこまで出てるのに全く凰火さんてば!!」
凶華が行動に出てから全然音沙汰ない状況に痺れを切らした千花が
地団太を踏む。
「千花ちゃん、千花ちゃん、ちょっと落ち着いて!ばれるわよ」
「だって!もう!!」
「お父様だってきっと色々心の準備とか、準備とか、準備とかあるのよ」
「一緒に暮らしてどれくらいたつと思ってるのー!!」
暴れる千花。取り押さえる銀夏。そして
「お姉さまと銀夏さん。さっぱり何してるの?」
トイレに起きてきた、優歌。
「「ゆ、う、か、ちゃ、ん!」」
千花と銀夏は仲良く声を揃えて固まる。
「だめよ優歌ちゃん、寝る子は良い時間よ!」
「銀一さん、おかしいこと言ってるわよ!優歌ちゃん寝ましょうねー!」
不自然にあせくりまくった二人は優歌を寝室へぐいぐい押す。
「だめだよ、おねしょしちゃうよ。トイレに行く」
「トイレでもどこでもいいからとにかくここから…」
「やっ、おうか何する!」
「すみませんっ!凶華、痛かったですか?」
「………」
固まる銀夏。
「声が大きいわよーーー!!!」
頭を抱えて叫ぶ千花。
「お母さん、お父さんにいじめられてるの?」
凰火の部屋のドアノブに手をかける優歌。
「だめー!優歌ちゃんだめー!!」
家族は今日も仲良しです…。
***終わり
あまりウブさが出なかったような…
他ジャンルの原稿やらないと落とすのに、頭の中凰凶で埋め尽くされてて泣きそうです。
そろそろいい加減切り替えないと。