08/10/19 20:15:00 S27be/Zf
「やあぁああぁああぁああ……ッッ!!!」
凰火を咥え込んだ内壁がびくびくと痙攣し、SYGNUSSは意識を手放した。そして凰火は、今までで一番強い
締め付けに耐えられず、SYGNUSSが達するのとほぼ同時に欲望を解き放つ。
「ぁっ、凶華っ……!」
思わず妻の名前を呼びながら。
『ふぁ、凰火…ぁ、すご、すごい、気持ちい…あ、こんな、あぁあ…ッあぁあああぁあ!』
凰火を通して未だかつて感じたことのない、男がいく方の感覚を感じ、普段とは違う種類の強烈な快楽により、
凶華もまた意識を飛ばした。
気を失ったSYGNUSSから自分自身を引き抜き、凰火は額の汗を拭う。ついでに頭に手をやってみると、先程
生えていたはずの猫耳がすっかりなくなっていた。
「凶華、一体どこに……」
こんな情事の元凶を思いため息をつくと、すっかりぐちゃぐちゃどろどろに犯しつくされたSYGNUSSを上向け、
タオルで身体を拭う。
「あぁ、こんなことになってしまって」
SYGNUSSは起きるかな、起きたら平謝りに謝らなければ。と、ぐるぐる罪悪感を胸の中で巡らせていると、ふと
SYGNUSSの頭に猫耳がすぅっと生えてきた。
「凰火…?」
あぁ、凶華おかえりなさい。
これでSYGNUSSに謝ることはできなくなってしまいました。
妻の帰還に喜ぶべきか否か。
「凶華、こんなことは金輪際しないでください。全く、次にもしナス子さんに会ったら一体どんな顔すればいいのか」
ぶつぶつと垂れながらも、まさか自分のせいで疲れ切った身体の凶華におしおきできるはずもなく、凰火はただ
凶華の身体を清めた。
「凶華様は中々愉しめたぞ。凰火が普段どう感じているかも少しわかったし、それになんだかんだ言って貴様、凶華様
にベタ惚れじゃないか」
イク瞬間に妻の名前を呼ぶとは、と凰火の耳元に甘ったるい声が転がってきた。
「……それも含めて。次にナス子さんに会うことがあったら殺されますかね」
破壊神の身体に魔族の精神の妻を持ったことを、ほんの一瞬本気で後悔しながら腕の中のなんだかとっても幸せ
そうな凶華を見ると、心の底がじんわり暖かくなってくる複雑な気持ちで凰火は再び大きくため息をついた。
なんか違ってたらすみません!
ナス子さんホント色々ごめん!
>>220のフィニッシュ時「凶華っ…!」設定異常に萌えたので使わせていただきました!