08/10/14 23:32:09 DLb8KSp9
・・・もっと、もっと感じていたい・・・
二人の気持ちは一つであったが、凰火が先に負けそうであった。
「~~僕、そろそろ・・・まずい・・・」
「おうか・・・きょうかさまに・・・ちょうだい・・・おうかの・・・!」
負けた。
「凶華、凶華・・・!・・・ッ・・・!」
瞬間、凰火の理性が破壊され、大量の情欲が凶華の咥内に吐き出される。
「あっ・・・ん゛~~~!!」
可愛らしいお口が受け止め切れなかった精が、凶華の全身を汚していく。
それだけで軽く達してしまったのか、ぺたん、と半ひざをついてしまう。
猫の毛づくろいのように、零れた精を、ぺちゃぺちゃと舐め取る。
そして、餌をおねだりする子猫のように、とろりとした笑顔を向ける。
それだけで凰火には分かってしまった。
「・・・まだ足りませんか。仕方ないですね・・・。」
「・・・うむ。」
ひょい、と二人分でもまだ軽い妻を抱き上げて、リビングへ移動する。
いつもは騒がしい乱崎家のこのリビングも、今はふたりだけの空間だ。
そっ・・・とソファに愛しい妻を横たえ、お腹を潰さないように覆いかぶさる。
額に。耳に。頬に。首筋に・・・口づける。
「いじわる。」
「・・・どこに欲しいのですか?」
「ん・・・」
両手を凰火の頭に回し、唇を向ける。
凰火と凶華が熱っぽく触れあ・・・・・・
「ただいまあ」
「ただいま。」
「只今帰ったのである」
「「 !! 」」
「お父さん、お母さん、帰ってきてるの?病院行ってきたんだよね?赤ちゃんどうだった?さっぱり元気だった?」
「ゆゆゆ、優歌!?えっ!?うわっ、いつの間に!?もう夕方ですよ!?」
「な、なんとかせんか凰火!こんな所を見せたら洒落にならんぞ!?」
「なんとかしろって言いましても!」
無邪気な優歌の声が近づいて-------------
[終]
*現場を見られる前にスタッフ(月香)が空間閉鎖しました。お子様にも優しい狂乱家族日記。