08/09/17 22:44:53 ba27OBHv
(冗談だよ~何真剣に考えてんの?w)俺が言い掛けたその時だ。
「中川くん、放課後まで時間を頂戴。私、考えてみる。」結城は真剣な表情でそう答えた。
俺は、「分かった」としか答えられなかった。不意を打たれたという以上に、
真剣な表情の結城が余りにも綺麗で見とれてしまったからだ。
それから後の授業は上の空だった。結城が俺のアプローチを受けてくれたら、俺はどうしたらいいのだろう。
それから数時間後、誰もいなくなった放課後。結城が俺の机までやって来た。俺は息を飲んだ。
「中川くん、私、真剣に考えたんだけど、私は今まで中川くんのことを特別に気にしてたと思うの。
その……放っておけないというか……真面目になってほしいというか……」
恋愛感情かどうかは分からないけど、特別な存在。それが結城の答えだった。
俺はもどかしくなって問いかけた。「それって、好きだってこと? 例えば君とキスしたいといったらさせてくれる?」
結城は返答する代わりに、目を閉じた。目の前にいる彼女は眠りについた白雪姫のように美しい。
俺はそっと結城に口づけた。唇ってこんなに柔らかいのか。
俺はそのまま結城を強く抱き締めた。柔らかい。女の子って、なんてふんわりと柔らかな体をしているんだ。
後ろに回した手をお尻まで下ろしてみる。そこも柔らかで、とてもさわり心地がいい。おっぱいも……。と思ったら、唇を離された。
結城は真っ赤な顔をしている。しばらく無言で見つめ合う二人。結城が口を開いた。「一緒に帰りましょ。」
俺と結城は結城の家まで歩いた。終始無言。でも、手を触れたら握り返してくれた。
-END-
エロ要素ゼロでスマソ。
先の展開が思い付かなかった。
甘酸っぱい中学生の恋愛で終わってしまったorz