任天堂の男キャラはせくすぃーだ part12at EROPARO
任天堂の男キャラはせくすぃーだ part12 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
09/09/11 19:27:04 2U/2PHkm
では今日も青いどんべ萌え。

451:名無しさん@ピンキー
09/09/11 21:52:37 /TzoCPvX
ではシャドウたんと闇の世界でイチャイチャ

452:名無しさん@ピンキー
09/09/12 00:28:55 fEJ4LfK1
>>449
定期的にというか、
ず~とあるんだけどね。もう8年くらい?
たまには遊びにおいでよ。

453:名無しさん@ピンキー
09/09/12 01:48:57 tRH8/D6q
こどもリンクハアハア

454:名無しさん@ピンキー
09/09/13 20:27:09 ILfZiC4t
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)

455:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:24:38 kdG3DZqD
>>454
おまえにルイージの何がわかるというのだ!

456:ホシュ
09/09/16 00:39:47 QDPT4abs
一人の男が、砂漠の端に住んでいた。
いつものように馬を引き、家に帰ろうとしていた男は、
かつてオアシスであった地の荒れ果てた井戸端に佇む
人影を見た。

どうやらマントを羽織った旅人のようである。
旅人はしきりに、井戸を覗き込んでいた。
男は人影に声をかけた。
「そこはもうだめだよ。魔王が現れてから枯れてしまった」
旅人は顔をあげて男を見た。
男ははっとした。

頭を覆うフードの下に、
涼やかな眸が光る。
顔の半分は金の絹糸のような髪でかくされ、
下半分は白い布が覆っている。
片方だけみえる瞳は夕陽に照らされて、
紅玉のように赤く、赤く輝いていた。

「旅の人かい。ここから先は砂漠のほか何もない。
引き返したほうがいいぜ」
「その砂漠を越えたいのだ。どこかで水をもらえないか」
旅の者はフードをちょっと上げて答えた。
低くも甲高くもなく、穏やかでよく通る、
耳に心地良い声だった。




457:名無しさん@ピンキー
09/09/16 09:49:10 i1wXnDE2
わぁい♪
続き楽しみだ~

このところ日照りだったけどきのうは久々の雨が降ったね


458:名無しさん@ピンキー
09/09/17 00:16:18 3WdTbg2Y
「砂漠を越えるだって?とんでもない。
死にに行くようなものだ」
「だが、砂漠で暮らす民はいる」
「あの女だらけの民に用があるのか?
それならあの砦を訪ねたほうがはやい」
男は、向こうの山肌に張り付くように立つ、
石造りの砦を指差した。

「砂漠の女たちは、今あそこにいる。
砂漠は流砂と砂嵐で、住みにくくなったらしい。
もっとも、越える方法がないわけじゃないが、
それを知っているのも女たちだ」

男は答えながら、旅人の様子を観察していた。

―立ち居振る舞いは優雅で気品がある。
身に着けているものは古びているが、
なかなか上質そうだ。
高貴な家の出か、
そこに仕えている小姓…
城が魔王に占拠されたので、
落ち延びてきたというところか―

男はそう値踏みした。

―顔を覆っているのは、砂埃を防ぐためだろうが、
指先まで包帯を巻いているのはなぜだ―
病持ちか…と、男は思った。
そう見せかけているのかもしれない、とも思った。

いずれにしても、こんな荒地を一人でうろつくような
人種でないことは確かだ。
男は旅人に尋常ならざるものを察して、大いに興味を持った。



459:名無しさん@ピンキー
09/09/18 00:43:41 n89tdJgH
「俺の家にも井戸がある。
水なら分けてやれるが、来るか?」
「心遣いはありがたいが…」
旅人は言葉を濁した。

「どのみち砂漠はこえられない。
今日は陽も翳ってきた。
このあたりは夜中になると魔物が出る。
引き返すにしても、朝まで待ったほうがいいぞ」
「魔物ならやり過ごせる。
引き返すつもりもない」
へぇ、と男は驚いた顔をした。
「そんなに砂漠に行きたいのか。
それじゃあ、砦に行って女どもに頭を下げるしかないな」

「知り合いが…砂漠に向かったはずなんだが、
どうやら砦に入ったらしい」
旅人は、目を細めて砦を見つたままつぶやいた。
「なんと物好きな!
あの女どもの巣窟に、自分からのこのこ
でかけていく奴なんていないぞ…いや」
男には思い当たることがあった。

「昨日、砦から逃げてきたという男がいたな。
ガタイがでかいくせになんだかなよなよして、
気持ちの悪い奴だったが…
そいつのことか?」
旅人は激しくかぶりをふる。

460:名無しさん@ピンキー
09/09/18 18:54:21 d+aYljLH
どんべ関連は探し尽くしちゃったかな…。

では今日も青いどんべ萌え

461:名無しさん@ピンキー
09/09/18 19:48:13 azmTz43S
>460
便乗して俺も青ふんどしなどんべ萌え
どんべの出てる新作出してくれないかね任天堂
せめてWiiウェアでもDSiウェアでも良いから

462:名無しさん@ピンキー
09/09/20 00:23:51 l0MWktHa
まさにその時。

砦の方から悲鳴とも、わめき声とも知れない声がして、
砂埃の中にのっそり、影が浮かび上がった。

「誰だ!」
男の声に旅人もびくりとして、身構える。
一瞬殺気が走った。
「いやん、コワイ声ださないで、
アタシ、あやしいものじゃないわ」

現れたのは、ガタイがでかい男。
だがその仕草はなよなよとして気持ち悪い。
「なんだお前、昨日の奴じゃないか」
「え?アタシ?アタシはさっき逃げ出したばっかりよ…
女たちに捕まって、牢屋に入れられて、
そりゃ酷い目にあったんだから…。
仲間にしてもらおうと思ったのに、酷いわ!」

―そりゃあたりまえだ。向こうにも好みってものがある―
とい言葉を飲み込んで、男は言った。
「昨日俺は、お前にそっくりなやつを助けたばかりなんだが」
「あ、それきっと兄さんたちのうちの誰かだわ。
無事逃げられたのね、よかったぁ~」
ガタイのでかい男はその場にへたり込んだ。

「そんなに何人もいるのか?」
こんな奴らにそう度々おしかけられても困る、と、
内心思いながら男はさらに尋ねる。
「ええもう…ねぇ、それよりお水頂戴、
兄さんはどこ?
ね、ね、ここから谷にはどう行けばいいの?」
「わかった、わかった。
だからそう喚くな。喚く元気があるなら、
まだ歩けるだろう。ついてこい、
もう少し先に俺の家がある」

男は、ガタイのでかい男にそう言って、旅人のほうに向き直った。
「あんたも来いよ。砦の中に行った奴のことが、
気になるんだろう?俺の家で、ゆっくり話を聞くといい」

463:名無しさん@ピンキー
09/09/20 00:56:25 l0MWktHa
旅人はそれには答えずに、フードをはずし、
ガタイの大きな男の傍らに膝をついて尋ねた。

「それであなたは、どうやって牢から抜け出してきたのだ」
ガタイの大きな男は、いきなり傍に身体を寄せてきた旅人に
驚き、そして相手をまじまじと見つめて頬を赤らめた。

「そ、そんなに見ないでよ。アタシ、
泥だらけで、汚い顔してるのに」
「抜け道みたいなものがあるのなら、教えてほしい」
「や、やぁ~ね。そんなものはないのよ。アタシ、
助けてもらったの」
「助けてもらった?誰に!!」
旅人の肩がぴくりと動いたのを、脇でそのやりとりを見ていた
男は見逃さなかった。

「えーとね。剣士よ、剣士。緑色の服を着た剣士。
女たちのリーダー格と、サシで戦って、
アタシを助けてくれたのよ。もー、カッコ良かったわん!
素早い動きの女を、立派な剣と盾で追い詰めて…
あ~ん、思い出しちゃう。
そして女をやっつけちゃった後、
あの逞しい腕であたしをガッシリと…キャッ、な、何?」
ガタイのでかい男が言い終えるのを待たず、
旅人は突然立ち上がった。
その勢いでマントがはだけ、
顔を覆う布がはずれて素顔がちらりと見えた。

陶器のように滑らかな肌と、端正な面立ちを男は、
しっかりと脳裏に刻み込んだ。

旅人はマントの裾を翻し、
すでに夕闇の中に沈みつつある砦に向かい
駆け出してゆく。


「お、おい、待てよ!」
「なぁに、あれ。もう、失礼しちゃう。
ちょっとくらいいい男だと思って。
ねぇ、あなたのお家、早くいきましょうよぅ~」
ガタイの大きな男の金切り声は、
旅人の姿をぼんやり見送る男の耳には
届いていなかった。


464:名無しさん@ピンキー
09/09/20 20:30:58 yQlibzDN
わっふるわっふる。

遅れたがフォドたんをぎゅーっ。

465:名無しさん@ピンキー
09/09/22 00:58:14 yrUmEemY
日もとっぷりと暮れた頃。
松明の他明かりもないに、
蠢く人影があった。
あたりを警戒しながら闇に溶ける影は、
マントを脱いだ旅人。

気配を消し、影から影を伝旅人に、
見張りも気づかない。
慎重に、行く手の空気を読みながら
息をひそめて通路を進み、
時には壁を這い天井を伝い、
砦の奥深くまでやってきた。

細身の身体を、
ぴったりとした衣服に包んだ彼は、
もはや旅人ではなく、
闇に相応しい忍びの者。
生まれながらに、王家の影として生きることを
さだめられた一族の姿であった。

彼は、先ほどのガタイのでかい男が閉じ込められていたらしい、
空っぽの牢を見つけた。
「まだ、何人かいると言った。
それさえみつけられれば…」
影の男は暗闇に包まれた、
通路の先を見透かすように眺めた。



466:名無しさん@ピンキー
09/09/22 20:04:32 yrUmEemY
迷路のような砦の通路を進み、
いくつかの角を曲がったところで、
影の男は少し広まった場所にでた。

松明が照らし出す部屋の一角に檻が見え、
人の気配がする。
「あれか…」
影は静かに、檻のほうに忍び寄った。
「寝息が聞こえる…ひとりか…」

「誰?!」突然中から声がした。
「誰?助けに戻ってくれたの?ああよかった…」
光の輪の中に這い出してきたのは、
先ほど別れたばかりの
ガタイがでかい男であった。

「…!!」
「あら…あんた、だれ?
顔を隠してるのは、ひょっとして女たちの仲間?」
「いや、断じて違う」
「だったらそんなもん、とっちゃいなさいよ」
でかい男は檻に顔を押し付け、
影に向かって腕を伸ばす。
影は二歩、三歩、後ずさりした。

「ぼ、ぼくは…」
「ねぇ、女たちの仲間じゃなかったら、
ここから出してよ。
さっき来てくれた人は、
女にやられて連れてかれちゃったし…」
「何?…」
影は後ずさった分また前に出て、
檻に手をかけた。
「ど、どうしたんだその男は。
詳しく話してくれ…」
中の男の腕がにゅっと伸びて、
影の手首をつかむ。
「わ、わ…」
「話してあげたら、ここ、出してくれる?
それより顔、見せてよ」
男の手が、影の顔を覆う布を引き下ろした。





467:名無しさん@ピンキー
09/09/22 20:05:31 yrUmEemY
あぶね…別板のコテ半が晒されるとこだった…

468:名無しさん@ピンキー
09/09/22 23:11:11 PVnn8XW+
久々にFC版王子の生足萌えと呟いてみる

469:名無しさん@ピンキー
09/09/23 00:08:09 rXMpO1kl
>>467
ナイショダヨ ってトコかい?
続き、楽しみにしてるよー。

470:名無しさん@ピンキー
09/09/23 14:33:54 HzF1YZFJ
布を引きはがれた影は顔を背けたが、
灯光に照らし出された顎から首筋の
なまめかしい曲線はかくすべくもなかった。


「ね、こっち、向きなさいよ」
檻の中の男は、
甘ったるい声に似合わず力が強い。
「き、君は……君にそっくりな人とさっき…」
影は何とか相手の気をそらそうと必死だ。
「あ~ん、それ、あたしの兄さんか弟よ。
あたしたち、そっくりなの。
みんなで大工に弟子入りしたんだけど、人使い荒いし、
乱暴だから。
みんなでここの女たちの仲間に入れてもらおうと思って
やってきたのよ。だのに…」
「だのに?」
「あたしたちの見かけが男だからって、
こんなところに閉じ込めて、ひどいと思わない?
外見はこんなだけど心は乙女なのに。
ねえ、こっち向いて。向けってば!」
影の腕をがっしりとつかんだまま、
顎の向こう側に手を入れて
こちらを向かせた。

「あ…ら」
存外に美しい相手の顔に、男は息を呑んだ。
闇に隠れて生きる、
このような者たちからは想像できない、
気品と優雅ささえ湛えた顔立ち。
特に、
長い睫で縁取られ、くっきりとした二重をなす瞼の下で
紅玉のように輝く瞳には、魂が奪われるようであった。

男はごくりと生唾を飲み込み、
腕をつかんだ手に力を込め、残りの手を影の背中に回す。
「な…何を」
影は相手の思わぬ行動にたじろいだが、大工は有無を言わさず、
小柄な影の身体を引き寄せた。影は檻の鉄棒越しに大工に抱きかかえられる様になった。

「きれいねえ、あなた。いいにおいがするわ」
大工は影の首筋をくんくんと嗅ぎ、分厚い唇を寄せた。
もう片方の手は背中をさすりながら下へ向かい、
臀部をとらえて撫で回した。

「う…」
影は、首筋を嘗め回しながら這い上ってくる舌の、小刻みな動きに
必死で耐えた。
片腕は大工にしっかりと捕まえられており、
もう一方も相手の頑丈な腕に押さえ込まれて自由にならない。
もがいているうちに尻をなでつくした大工の手が、
太ももにまわり…やがてじわじわと前の方へと移動していった。

「うふ…つかまえた」
股間のものを確認した大工は、それを弄ぶ喜びに体中の血を滾らせた。

471:名無しさん@ピンキー
09/09/23 20:47:00 nMpGcFur
おいおいw
なんでいきなし男に戻ってんだw

472:名無しさん@ピンキー
09/09/23 20:48:01 nMpGcFur
……と思ったが、コレはあれか、逆レイポ……

473:名無しさん@ピンキー
09/09/23 23:56:44 iJEJVVMw
わぁい、ありがとう!!
どこへも行かなかったけど、いい連休になったよ♪

474:名無しさん@ピンキー
09/09/25 19:37:25 BY1NHwmF
さて唯一のどんべ萌えサイトが潰れたわけだがorz

では本日も青くて可愛いどんべ萌え。

475:名無しさん@ピンキー
09/09/26 00:18:41 BrQpz9r3
つーかゴメン……

そんなのあったんだと驚いた……>どんべ萌えサイト

476:名無しさん@ピンキー
09/09/27 22:43:54 pfctRRSe
大工KOEEEEEEwwwwwwwwwwwwww

>>474
どんべ萌えサイトを知らなかったショタコンの俺おわたorz



腕がえっちぃミドたんをえろえろにしてくるか。

477:名無しさん@ピンキー
09/09/29 00:57:06 hi49qoNz
「うわ…ちょ…ちょっと…やめ…」
とにかく冷静にならなければ、と影は思ったが、
こうあちこち弄られると正気を保つのも難しい。
大工の指は無骨な見かけによらず、
繊細に、確実にスポットを捉えていた。
触られるたびに、身体の芯がじんと熱くなるのを、
影は抑え切れなかった。

「ほんとうにきれいな肌。こんなものぶら下げてるくせに。
妬けちゃう」
いきなり握られて影は、思わず悲鳴を上げそうになった。
「あ、ゴメンなさ~い。あなた、オ・ト・コなのよね~ん。
女心もつかむけど、男ゴコロもきっといくつも
鷲づかみにしてきたんでしょうねぇ…憎たらしい。
あたしが、あなたほどキレイだったら、
きっとさっきの女だって…女だっ…あ、ハァハァ
あらどうしよう、あ、いけないわ、
あたしのものが、おっきしちゃって、どうしよう」

どうしようとしおらしく言ってるそばから、
大工の中の男はぐんぐん熱く、大きくなる。
「こうなったらね、もう一緒にやっちゃいましょうよ」
顔が鉄棒に押し付けられるのを防ぐので、影はせいいっぱい。
自分の股間に熱いものを押し付けられても、
防ぎようはない。
「はぁ…あなた…ぁああ、本当に…すべすべ…べろべろしちゃう」
影は目をつむった。

少しだけ…あと少しだけの我慢…。







478:名無しさん@ピンキー
09/10/01 23:12:43 7gryOX4d
ほしゅっとく

479:名無しさん@ピンキー
09/10/02 19:32:27 ojdxekuc
>>476
唯一のまともに更新してるどんべ萌えというか新鬼ヶ島サイトでした。

萌え描き絵版に青褌どんべハァハァハァハァ。
では青い褌のどんべ君萌え。



480:名無しさん@ピンキー
09/10/03 21:54:41 PoN+T5BA
新鬼ヶ島のサイトがあったんだなぁ…

481:名無しさん@ピンキー
09/10/07 22:30:53 2B30bzfW
ネコメ鉄道の国内発売日がわからん。
なんでもいいからやらせろ!

482:名無しさん@ピンキー
09/10/09 18:23:08 dMdOhLQV
猫目たんの車掌プレイ…(*゚∀゚)=3

483:名無しさん@ピンキー
09/10/09 19:28:59 CBXRz0pp
>482
それよか罐焚きで真っ黒なねこめたんを以下略したほうが(ry

では今日も青いどんべ萌え

484:名無しさん@ピンキー
09/10/14 18:56:35 9RVUjLzG
最近始まったNHKの人形劇「三銃士」のダルタニアンが、リンクに似ている点について。

485:名無しさん@ピンキー
09/10/16 00:48:24 M1T9vV8I
確かに似ている。
ミミカミカミしたい。モノノ怪ってアニメに出てくる薬屋も、
似てると思ったことがある。

486:名無しさん@ピンキー
09/10/16 14:25:00 cd1kj5h7
猫目鉄道222 12/23発売決定!

猫目たん、旅先でムラムラしたら大変だよね?
フヒヒ(*゚∀゚)=3

487:名無しさん@ピンキー
09/10/16 19:26:59 Wl/fmoYZ
では今日も青いどんべ萌え。

488:名無しさん@ピンキー
09/10/20 00:12:08 qIt0auEl
大工の吐く生暖かい息から逃れるのも、
そろそろ限界かと思われた時。

「ビィイイン!!」

すさまじい殺気と、
鉄棒を揺るがす振動に影は、
力いっぱい大工を突き飛ばして
檻から身を引き剥がした。

「ぎえぇええええ!」
踏みつけられた蛙のような声をだして
のけぞった大工の腕からようやくすり抜け、
天井に向かって跳躍した影のすぐ脇を、
鈍く光る刃が切り返してきた。

「!」
浅黒い肌に光る汗。
ぎらぎら光る瞳。
この砦の主の、女族の民だ。
両の手に刀身の反った刀を持ち、
息をもつかせぬ速さで再び迫ってきた。

影は刃をかわして体勢を立て直す。

「ちぃ、すばしこい奴め」
女はうなるような声でつぶやき、
ゆっくりと、次第にぶんぶんと音をたてて
刃を回す。
「泥棒猫…いったいどこから入ってきた…
我らの砦に忍びこむとは良い度胸。
切り刻んでくれる」

対する影は相手から目を離さず、睨み合いながら
じりじりと部屋の端に移動し、逃げ出す隙をうかがっていた。





489:名無しさん@ピンキー
09/10/23 19:24:23 CPQ4pqGs
なんか過疎っているけど今日も青いどんべ萌え。

490:名無しさん@ピンキー
09/10/24 00:34:00 OPoc9WcF
俺はアク禁


491:名無しさん@ピンキー
09/10/25 09:43:09 kGToCQNN
女剣士が切り刻むのは、もちろんシークたんの服だよねえ~

492:名無しさん@ピンキー
09/10/27 23:40:42 5wNR7+20
女は出さないのがなんだか不文律の時代もあったけど、
ケリ入れる兄さんもいなさそうだからまーいいか。

493:名無しさん@ピンキー
09/10/30 19:18:01 td3rAxwi
明日はショタのお祭り。
子リンクたんのちっちゃいのをきゅっきゅっ(*゚∀゚)=3

494:名無しさん@ピンキー
09/10/30 19:24:38 F2ry+xKJ
では今日も青褌などんべに萌えよう。

495:名無しさん@ピンキー
09/11/02 19:24:16 R+x3gqt1
なにやら大量規制が発動している模様。
りんきゅに留守番しっかり頼む。

496:名無しさん@ピンキー
09/11/06 19:31:44 1AeEwd/7
では青いどんべ萌え保守

497:名無しさん@ピンキー
09/11/06 20:22:29 ZxE3qpl1
ショタリンクたんズにベトベトにされたいよぅ

498:名無しさん@ピンキー
09/11/07 23:40:27 JILI3KPB
罪と罰やりたいけど時間がない。
シューティングは苦手やしな。

うかうかしてると、ポッポネコメがでちゃうよ。

499:名無しさん@ピンキー
09/11/12 00:03:44 TmVKhwqB
ネコ目も良いが、やっぱりはっとうしん…いや、ろくとうしんを。

500:名無しさん@ピンキー
09/11/12 06:00:50 GlYwS+so
リンクはモデル体形とかじゃないところがいいんだよ!

501:名無しさん@ピンキー
09/11/12 21:38:54 73zeiOQL
うん…
ちょーっとイモニイなところも悪くない。
でもさんとうしんはない。

502:名無しさん@ピンキー
09/11/14 09:04:52 el35MRuQ
トワリンはかっこよすぎず、ほどよくかっこいいからいい

503:名無しさん@ピンキー
09/11/14 10:33:47 DFw97KxF
某動画サイトで見たLINK BOSS BATTLEって映像のリンクは…
トラウマになってしまった。

504:名無しさん@ピンキー
09/11/19 22:40:29 JG8l49Q5
リンクはたぶん、俺より背、低いと思う。
身長160cm以上あったらだめだ。

505:名無しさん@ピンキー
09/11/20 00:21:44 rKafTYeM
それだと時オカシークの身長は150cmくらいか・・・・
いや、別にかまわんよ。
スマブラ時代にはちょっと伸びたみたいだし。

506:名無しさん@ピンキー
09/11/20 19:31:55 Ac1UXuXr
では今日も青いどんべ萌え

507:名無しさん@ピンキー
09/11/20 23:39:50 uDRvEhOG
シークこそあまりデカかったら困る。
身軽でなきゃ、寺やXみたいなアクションできんだろう。

508:名無しさん@ピンキー
09/11/22 11:30:22 8/KMv0GT
スマXでジャンプして体丸めて落ちて来たところを、受け止めてかっさらいたいと何度思ったことか。
身長180センチとかだったらむりだお

509:名無しさん@ピンキー
09/11/23 00:57:31 sc+CG10f
スマブラXのアシストフィギュアで、サキに惚れたっぽい・・・。
活発で健康的なとこにメロメロ、そして生足に視線釘つけ。
VCで原作買って来よう。

510:名無しさん@ピンキー
09/11/23 20:02:27 H5MaRUy2
子リンクたんの股に顔うずめて嫌な顔されたい
そういえばしばらく見ないうちに子リンクスレ落ちちゃったんかね

511:名無しさん@ピンキー
09/11/23 22:47:08 KQUeslmM
大量規制のあおりを食って沈んでいくスレがかなりあった模様。
ここは落とすわけにはいかない。



512:名無しさん@ピンキー
09/11/27 19:29:20 plzBjJ9O
では青いどんべに萌えよう

513:名無しさん@ピンキー
09/11/28 14:23:28 EuINdbfk
なんかめっちゃ久しぶりに来た希ガス……
いや、多分覗かなかったの数日のハズなんだけどさ。

0S替えてついでに専ブラもおニューにしたお。
戸惑うことが色々大杉……

514:名無しさん@ピンキー
09/11/30 13:07:12 TtAsR9aA
スマブラXでネスの前歯に目覚めた
以来どんなキャラでも口開けてる絵を見ると前歯を確認してしまう
どこかに良い前歯はありませんか

515:名無しさん@ピンキー
09/12/02 21:13:56 oVNw0al+
風タクのリンクが歯むき出して笑ってる公式がどっかにあった。

516:名無しさん@ピンキー
09/12/02 21:17:26 HMTUeaGH
それは良い前歯なのか
風タクってGCだっけ?とりあえず探してやってみる

517:名無しさん@ピンキー
09/12/04 19:35:45 YETZ3+jH
>>510
ゲームキャラの子リンクスレは派閥闘争とかいろんな問題でgdgdになって
建たなくなったみたい。

では青いどんべ萌え。

518:名無しさん@ピンキー
09/12/05 21:00:26 P0GrVu0x
派閥か…
なんでリンクたん好きのココロに派閥ができるんだ。
悲しいことよ。

519:名無しさん@ピンキー
09/12/06 13:43:51 DX4/Wo9A
>>516
ジャケだったかケース内の背景紙だったか忘れたけど、風タクのサントラCDに
頭の後で腕を組みながら砂浜でニカッと笑うリンクの絵があるよ。
服は青いザリガニのやつ。他にも妹が貝だかカニだかを取ってて、おばあちゃんが
それを眺めて微笑んでる。見てるとマターリする。

520:名無しさん@ピンキー
09/12/06 17:39:07 6Fuf2Qyy
ジャンプで機関車ゼルダの予告みたのだが。

なんだか最近、ネコメの公式画がやたらカワイクなってるような。
おにゃのこみたいだよ。

521:名無しさん@ピンキー
09/12/09 21:55:47 8cEBL+Om
Wiiの新作もいい加減にほしい。

522:名無しさん@ピンキー
09/12/09 22:46:21 yy9XP60W
前歯の人だけど、CMのリンクの可愛さに米粒噴いた
自分の中ではリンクというと神トラだけど、小さいリンクの笑顔は可愛いな
せくすぃーとは思わないけどすごく好きだ

523:名無しさん@ピンキー
09/12/11 19:46:46 OJXgtqdm
では青褌などんべに萌えよう。

524:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:15:08 50UAuSik
うぃよりLLで時オカの移植版、そろそろ作ってくれないかな。ヘンな改変なしで。
子リンク持ち歩きてえ……!
王子は結局持ち歩けなかった。
新キャラ獲得の条件が旧キャラの死って、いくらなんでもひどいよな。


525:名無しさん@ピンキー
09/12/14 22:27:53 13BAv8eK
LLは持ち運べないんだよね。
リンクたんをいつもポケットに。

526:名無しさん@ピンキー
09/12/18 06:47:44 9ppsj8nX
大地のCMかあいい

527:名無しさん@ピンキー
09/12/18 19:04:43 RPxIS2nA
さて大地だがファンタジー物に鉄道つうか近現代の陸上の乗り物は合わない
という鉄ヲタとして目を背けたい事実があるから地味に心配してたんだが
意外と好評なようで何より。

では青い褌などんべ萌え。

528:名無しさん@ピンキー
09/12/19 15:10:03 pBZyt7qY
夢をみる島で電話があったりクレーンゲームがあったりするから、
まあ別にいいんじゃないかなとか思ってみたり。

529:名無しさん@ピンキー
09/12/20 16:51:36 PVBhA04K
戦国無双3に鷹丸が出てるけど、クリエーターボイスの比較画像を見る限り



キャプ☆レボの鷹丸が一番せくすぃー!

530:名無しさん@ピンキー
09/12/24 09:30:42 TcbwmDry
車掌リンクたんを放置中。

このままだと浮気されそうだ・・・

531:名無しさん@ピンキー
09/12/25 19:34:48 CJ7vbJXj
では青いどんべに萌えよう。

532:名無しさん@ピンキー
09/12/26 00:42:24 QLTQF9tQ
青褌厨さえ居なくなれば書いてみたいネタはあるんだけどね☆

533:名無しさん@ピンキー
09/12/26 02:02:13 lRhxvJnd
そういういらんことはいわんでよろしい

534:名無しさん@ピンキー
09/12/26 02:34:02 xwASjFjF
んだんだ。
おいしいネタでも不味くなるようなこと言ったらダメだあ・・・


535:名無しさん@ピンキー
10/01/01 01:37:05 asX/PPdt
みんな、あけおめー!

今年もなかよくハァハァしようぜ!

536: 【大吉】 【411円】
10/01/01 15:02:29 KuJbgWaw
あけおめ
今年はリンクやどんべみたいなミニスカ可愛い少年に幸ありますように

537:名無しさん@ピンキー
10/01/05 19:59:53 sBfjjxxb
大地の汽笛で新アイテムのムチを振りまわすりんきゅんの公式絵に
ド★S
という言葉が浮かんだ

538:名無しさん@ピンキー
10/01/05 21:29:18 BHOSEDPH
>>537
あそこのモンスターの姿見ると、笑えるぞ。

ああ~、年末年始規制に巻き込まれて、
全く書き込みができなかった。

あけおめ~。

539:名無しさん@ピンキー
10/01/06 21:34:23 2OoRR+ab
まだ見られるかな…リンクたんの映画

URLリンク(www.legendofzeldaseries.com)

もし見られてなおかつ保存できるようなら、ぜひ頼む~ケータイではムリorz

540:名無しさん@ピンキー
10/01/06 22:06:10 2OoRR+ab
↑↑↑酒場からの転載です。

541:名無しさん@ピンキー
10/01/07 01:49:51 +itr/b+k
一般人の作品にしてはよくできてる、と思いつつ見ていたのだが

ラストは泣けたわ

542:名無しさん@ピンキー
10/01/08 00:31:17 eYeNldDF
まだ半分くらいしか見てないけど本当にちょっとした映画並みだ。向こうはすごいファンがいるんだなあ

流れ切るが
書庫の◆l.xEdlkA氏で目覚めた。
知的なガノンドロフからはなんでだかとてつもないセクシーさを感じる。
ガノンドロフとゼルダが意味のない化かし合いとかしねーかな。一本とってとられるうちに友情が芽生え…

543:名無しさん@ピンキー
10/01/08 19:25:25 HM9/pXhF
ではひたすら青いどんべに萌えよう。

544:名無しさん@ピンキー
10/01/12 12:58:48 nDC20Irx
映画が見られん…orz
一番下の動画再生でいいの?
冒頭で止まってしまう……

545:名無しさん@ピンキー
10/01/12 21:38:56 /N7RI/K8
>>544
真っ黒の状態から始まるまで1分以上かかるよ



546:名無しさん@ピンキー
10/01/13 00:15:33 2q6dvU81
あっ、うん。
始まるけど冒頭で止まっちゃうの。
一応光なんだけどな。うちのPCの処理能力がついてってないのかもorz

547:名無しさん@ピンキー
10/01/13 03:03:22 x47AtDWD
4分の1ほど確かめてみた。うちのPCではまだ見られたよ。

548:名無しさん@ピンキー
10/01/13 19:14:05 x47AtDWD
つべに上がってるらしい
part1から14まで。

549:名無しさん@ピンキー
10/01/15 19:09:37 XfmRnS3N
では今日も青いどんべに萌えよう。

550:名無しさん@ピンキー
10/01/20 00:24:08 XowiyT1k
大地の汽笛
ユキワロシのじじいが すぐに海賊に攫われちゃうんだが…
おまけに助けても助けてもゴロンが捕まってるんだ
こいつら趣味でさらわれてるんじゃないかと思えてきた

551:名無しさん@ピンキー
10/01/20 06:22:03 udvlLjsZ
5000点以上(多分)のスコアを出すと、ゴロンが意外な告白をしてくれますw ガンガレ!

552:名無しさん@ピンキー
10/01/20 12:24:26 XowiyT1k
そうなんだ…ありがとう、ガンガルよ!

553:名無しさん@ピンキー
10/01/20 23:37:26 uI0RBxGv
ぐはーようやく解除された……

大地、全然進んでない……

554:名無しさん@ピンキー
10/01/20 23:48:26 wbCoTLzc
自分のペースに合わせてマターリ進めればいいジャマイカ。
姫様にせかされても、サブイベントや寄り道ばっかりしてるのがうちのリンクだw

555:名無しさん@ピンキー
10/01/21 21:32:10 azZdS94w
ガノさん萌えす

556:名無しさん@ピンキー
10/01/26 00:05:08 JZfeHAtG
すっごくぶっといタッチペンで、
リンクをつんつんしたいです。
付属のタッチペンじゃ、折れちゃいそうです。

557:名無しさん@ピンキー
10/01/26 01:05:00 YN0z/30J
ポストに
「それ以上いれたら溢れちゃいます~」といわれて萌えた

さっきは他所のポストに入れたのになあ

558:名無しさん@ピンキー
10/01/26 01:44:24 2dXH7A/w
おいおいwww

ヨソのポストってドコだよ?
まさか温かくてやーらかいポストじゃあるまいな?

559:名無しさん@ピンキー
10/01/27 02:21:00 KskgzXJk
きょうはコッコを海に投げて遊んだ
その直後、
ルピーためまくっている最中に充電きれた

あいつらほんとに怖いな


560:名無しさん@ピンキー
10/01/29 19:17:44 bIj3HBZN
さて大地を買ったわけだが言われているようにりんきゅかわいいなw

では青いどんべに萌えよう。

561:名無しさん@ピンキー
10/01/30 00:17:46 +YwA0xQ+
こんばんは、ご無沙汰しています。どこぞかの店主です;
いつも当店の小僧を可愛がっていただき、ありがとうございます。

実は不測の…と申しますか、凡ミスで今週店を開けられそうになく…
もしかしてお出かけくださる方があってはと、取り急ぎまかりこしました。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。
来週には再開できると思いますので、また覗いてやってください。

562:名無しさん@ピンキー
10/01/30 01:45:18 Vx+C8qOD
店主さんいつもありがとうございます

今週は車掌りんきゅと遊びすぎて今北ところ
さっきまでとってもやらしーえっちい夢を見てたよ


563:名無しさん@ピンキー
10/02/04 00:03:57 gOkNJndf
どっかにりんきゅんを連れ込める部屋はないか。

564:名無しさん@ピンキー
10/02/07 22:06:37 FtENSCCn
ユキワロスワロスwww.
ニコなんでリンクと同棲しているんだよ。

と、言うことは、
風タクのリンクは、テトラの婿になったわけじゃないんだ。



565:名無しさん@ピンキー
10/02/10 12:19:34 M5XLR5Eu
リンクは、
逆玉に乗ってもすぐにフラフラと出ていっちゃうタイプだな
お宝を探し当てて金持ちになっても
すぐまた航海に出たくなるシンドバッドみたいに。

新作のりんきゅんは、どこかで貰った養子じゃないかなあ。
風タクリンクやアリルの子孫なら、はじめて緑服を着たとき
ニコが「古い友人にそっくりじゃ」とは言わないで
「おまえのひい爺さんにそっくりじゃ」みたいに言うだろうし。

566:名無しさん@ピンキー
10/02/11 23:32:07 7Xea65/2
“あの”リンクの血筋が絶えちゃったのなら寂しいな。
ゼルダで歴史を追っちゃいけないのは分かってるけどさ。

567:名無しさん@ピンキー
10/02/12 01:12:53 tmnI7Cyp
おいらはリンクは作品毎でそれぞれ赤の他人と思ってるので
「おまえのひい爺さんにそっくりじゃ」とかいわれたら愕然としたと思うw

568:名無しさん@ピンキー
10/02/12 19:44:32 mDwS7LrO
では青いどんべに萌えよう。

569:名無しさん@ピンキー
10/02/13 02:20:46 WGk0UlTv
リンクの血筋が絶えるわけないじゃないか
冒険に区切りがついたら、
諸国を遍歴しながら子種をバラ撒いたり
無理やり搾りとられてる。うん。

570:名無しさん@ピンキー
10/02/13 21:49:47 lBsbZKMR
>>569
逆レイープwwww


それで、出来た子どもをニコが回収してまわった、
というわけだ。

571:名無しさん@ピンキー
10/02/15 22:26:25 Oyrc51Yo
ついに任天堂も、ディーゴみたいなキャラを出すようになったか。

572:名無しさん@ピンキー
10/02/17 19:32:24 f1WsTmFi
最近、いろいろなところで話題になってる斬撃のレギンレイブだけど、
主人公のフレイがなかなかイケメンだ。あとシグムンドあたりも入るかな。

ただフレイはゲーム画面だと若干…
どうやら開発会社がイケメンや美少女のモデリングに慣れてないみたいw

573:名無しさん@ピンキー
10/02/17 20:17:44 ancUP9VB
>>672
汽笛だってプレイ画面のネコ目はちょっと…。
CMのりんきゅは食べてやりたいほどかわいいのに。

574:名無しさん@ピンキー
10/02/17 22:30:04 t6rqRzoh
>>573
いやそんなレベルじゃないですぜw

575:名無しさん@ピンキー
10/02/18 06:48:25 vNsVTT4R
当方新参者ですが酒場にはいれません
秘密酒場はsとbの方であってるのかな?

576:名無しさん@ピンキー
10/02/18 14:06:35 54cDuPWF
sとbがどこを指すのかちょっとわからないけど
「秘密酒場」にはこじゃれたz使用。sではなく。

週末に来ると他にも客がいるかも知れないw
けど、あそこ終日営業の割には深夜しか人いないので
早寝の人は巡り会えないかも知れないw


577:名無しさん@ピンキー
10/02/18 14:17:58 JM+lgHZy
最近ご無沙汰の上に、レギンレイヴやってるからさらに来れなくなったorz
しかし人間キャラの台詞がいちいちカッコ良すぎる…

578:名無しさん@ピンキー
10/02/18 22:52:47 YJQfq2sU
浮気者ハケーンww


579:名無しさん@ピンキー
10/02/19 18:05:03 iAFOuYSj
子リンクたんとちゅっちゅしてくる

580:名無しさん@ピンキー
10/02/19 19:31:19 CbWLrKhH
秘密酒場には入れたが、何をしていいかわからない馬鹿な自分が通りますよ。

では青いどんべに萌えたいと思います。

581:名無しさん@ピンキー
10/02/19 19:42:25 +I1+qERg
>>578
まあ一応任天堂男だらけスレだし…
今後、黄金の太陽とか男キャラの宝庫も控えてるし…
新参者もいるし…って、青どんべ氏新参者なのか?

582:名無しさん@ピンキー
10/02/19 20:23:10 6oMX+zW/
ウソツキハケーンwww

583:名無しさん@ピンキー
10/02/20 01:05:54 UlXjcTE6
575さんは新参者で、
どんべさんは以前に酒場をのぞきに来たことがあるってことじゃねえの?

584:名無しさん@ピンキー
10/02/21 21:01:21 mki50W2h
なにしろ秘密酒場だから、週末の夜半過ぎしか客がこない。
あとはまぁ、りんきゅとおしゃべりしたり、いいことや、わるいこと教えたりwww

585:名無しさん@ピンキー
10/02/24 01:18:33 zXO2/FaC
575です
過去ログあさってそれらしきページに出たんですが、ボタンおしても
リンク無効って出ました
ので火狐のほうで試したら上手く行きました
これIEじゃうまくいかなんでしょうか

ヒント教えてくださったかたありがとうございました
無事たどり着くことができました

586:名無しさん@ピンキー
10/02/26 19:35:59 VOVWlFb3
>>585
セキュリティレベルを中にすると行けたりするんだなこれが。

では本日も青いどんべ萌え。

587:名無しさん@ピンキー
10/02/27 00:00:21 Fu2rNEcl
中の人だけど知らなかった……!
>セキュリティレベルを中にすると行けたりするんだなこれが。



588:名無しさん@ピンキー
10/03/02 22:02:19 xHON+e5W
2chフカーツ、とともに規制も解除。

りんきゅんがずっと酒場で、避難民待ちしていたらしい。
店主さんありがとう。

589:名無しさん@ピンキー
10/03/03 23:58:26 U/vrUwbG
お隣サンからのF5アタックだってね。
どうなることかと思ったが……そうか、店に行けばよかったんだな。

590:名無しさん@ピンキー
10/03/04 01:06:15 hMqIfGCL
嵐が吹き荒れる夜も
リンクがロウソク灯して待っててくれると思うと
涙が出るよ

591:名無しさん@ピンキー
10/03/05 19:57:13 S6ps3RxF
では青いどんべ萌え。

592:名無しさん@ピンキー
10/03/12 00:24:37 DlOmiSm8
規制期間が長すぎて、何を書いたら良いかわからなくなった。

とりあえず、ここの原点はリンクのスカートなわけだ。

593:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:31:15 sZ/W1D55
まあスカートはエロいということで。

では青くて可愛いどんべ萌え。

594:名無しさん@ピンキー
10/03/13 22:47:53 lx05mLKU
スカートの下は白タイツがエロ。
ももひきはいまいち、エロさにかける。

ももひきになったのは、GC版ソウルキャリバーのせいだと
思うんだ、個人的に。

595:名無しさん@ピンキー
10/03/14 01:03:00 l6ah9iBf
ソウルキャリバーで

スカートの下のモッコリが露わになったあれかー!!


596:名無しさん@ピンキー
10/03/18 22:05:35 15jOAg3L
もっこりだったらまだいいんだけどさ。
あれを○んことみた紅毛人がいたらしんだよな、てめぇら、
目んたまどこにつけてんだ、と。

597:名無しさん@ピンキー
10/03/18 23:24:41 j/SmVU0z
今局地的に大荒れな「非実在青少年」って
むろんリンクや王子も含まれるんだよな?

ハァハァするのもいかんって、なんてこと……!

598:名無しさん@ピンキー
10/03/19 01:34:21 tUcf7dcr
21歳になったリンクでもしっかりハァハァしてやるぜ


もちろん脳内ではいつものリンクを犯してやる^^


599:名無しさん@ピンキー
10/03/19 19:25:59 VOrCmh3S
今日も青くて可愛いどんべ萌え。

600:名無しさん@ピンキー
10/03/20 15:37:38 KFsWTLGo
リソクたんのスカートの下は生足ノーパン、
それが俺のジャスティス!

601:名無しさん@ピンキー
10/03/23 22:43:19 iEKJkaqO
>>600
それで、
「いいねえ、いいねぇ、すごくいいよ」って言いながら、
アオリ視線でりんきゅんの写真を取りまくるのだ。
高い窓のところに立たせたりして、
「あ、あの、ここ風が強いんですけど」とかいって、
スカートの端押さえてはじらうりんきゅんに、
「大丈夫だから、そこから飛び降りて見せてよ」
って声をかけるんだ。

「ほら、ここ。エポナの背の上に。大丈夫、
勇者ならやってみな。いいよ、いいよ」で、
その気になったりんきゅんが。

ひらり。

すかさず、下からパシパシ、パシパシ!!
フラッシュたいてもちろん中身のばっちり。

そしたら
エポナの上に、

どん!!

きっとそこで「いってぇえええ」と声を上げたきり
悶絶するからさ。
「どうしたんだ、大丈夫か」
とやさしく声をかけながらもカメラをスカートの中に
つっこんでパシパシ。

「なに…すん…だ…う」
「ぼくはゲージツ家として、君の全てをカメラに収めたい、
知りたい、味わいたい…う~ペロペロうぶぶぶぶ」
「あ~、ああ、いや、そんなとこ、ああ、ああああああ」

そのあと、おいしくいただきました。




602:名無しさん@ピンキー
10/03/26 19:33:31 NKTwETHb
では金曜恒例青いどんべ萌え。

603:名無しさん@ピンキー
10/04/01 21:46:25 7MBTCDmP
ほしゅ

604:名無しさん@ピンキー
10/04/06 01:07:37 UigDjVSp
最近規制が多くて、落ち着いてハァハァも出来ない。

605:名無しさん@ピンキー
10/04/06 01:14:08 uVTVVt8v
久々に王子の生足すりすりハァハァ

606:名無しさん@ピンキー
10/04/08 23:18:36 Om8N7i57
モノリスの新作RPGが6月に発売。
バテン・カイトス3じゃないのが残念だけど。
サキたんみたいなかわいい子がいるといいな。

607:名無しさん@ピンキー
10/04/09 19:46:09 g9x2ZYdj
では今日も青くて可愛いどんべ萌え。

608:名無しさん@ピンキー
10/04/12 00:54:33 5fQlNRbq
こんなのが見つかった。堪え性のない方が作ったそうな。

『ゼルダの伝説』最新作の偽スクリーンショット
URLリンク(gs.inside-games.jp)

↓震源地
URLリンク(www.zeldauniverse.net)

609:名無しさん@ピンキー
10/04/12 21:10:31 Nt9GlfpO
ちょいリンクが頭でっかち?

こうして見ると欧米はやっぱり
リアルリンク待望論のほうが
強いのかね。

610:名無しさん@ピンキー
10/04/14 21:55:55 EDmcKlFJ
自分はやっぱり神トラの頃の
エセデ○ズニーっぽさがムンムンしてるあの絵柄の
りんきゅが大好きだなぁ…

あの説明書の飛び降りりんきゅは、
どう見てもぜってーパンツはいてねーだろコレっていう…w
この絵に衝撃を受けて以来、
かれこれもう一体何年りんきゅにハァハァしてるんだろう…罪なヤツだぜ…

611:名無しさん@ピンキー
10/04/15 00:40:42 /arhkw2j
おお同士w
おいらも神トラりんきゅん大好きさ!
時オカりんきゅんの次にw

612:名無しさん@ピンキー
10/04/15 00:42:41 /arhkw2j
ああついでに、ミヤホンさん直筆らしい初代のりんきゅんも大好きだw
一人旅で悪いこともするリンクは、あの初代が一番イメージに合ってる気がする。

613:名無しさん@ピンキー
10/04/15 18:54:23 hdg2WnP6
テスト

614:名無しさん@ピンキー
10/04/15 19:02:17 hdg2WnP6
解除キタァ\(^O^)/
初代やリン冒はリアルタイムじゃ知らない。
ムジュラの鬼神が、初ハァハァかな。

615:名無しさん@ピンキー
10/04/16 19:51:10 utVkZZMI
取り急ぎ、青いどんべ萌え

616:名無しさん@ピンキー
10/04/17 17:57:06 2InvSjtt
>>615
急いで萌えるな。
ここはちょんの間じゃないぞ。

617:名無しさん@ピンキー
10/04/21 21:32:34 udXOQho9
あと少しでゴールデンウィーク。
ゴールデンウィークが終わったらE3.

新ゼルダ、こいこい。

618:名無しさん@ピンキー
10/04/21 21:39:03 840yaP/d
今更ながらリンクに萌えた…
新作楽しみだー

619:名無しさん@ピンキー
10/04/23 03:42:04 5cBgABKB
大乱交スラッシュブラザーズ



スラッシュって「鞭で叩く」という意味らしいぜ。

620:名無しさん@ピンキー
10/04/23 07:23:58 JM6CAv6m
ほう

621:名無しさん@ピンキー
10/04/23 08:00:18 kZpQvZKy
トワプリンクは、敵を木刀でべっちべっち叩いてるよ
木刀プレイだとガノンドロフもべっちべっちしてるよ

622:名無しさん@ピンキー
10/04/23 19:46:02 v0qZK98L
では今日も青いどんべにじっくりとはあはあしたいとおもいます。

623:名無しさん@ピンキー
10/04/28 11:24:53 ei4VxfrP
久しぶりにGCCXの神トラの回を見たら、無性にゼルダやりたくなった。
せっかくなので、買ったまま放置していた時空をGBA引っ張り出してやってる。
リンク動かすことが理屈抜きで楽しいと再実感中。
ゲーム画面でリンクを見るだけで、なんでこんなに幸せになれるんだろうな。

624:名無しさん@ピンキー
10/04/28 21:38:23 Hkbd74lb
おいらは今大地中w 砂の神殿で足踏み中……

625:名無しさん@ピンキー
10/04/30 19:51:18 v5Xhc14d
では今日も青いどんべ萌え。

626:名無しさん@ピンキー
10/05/02 19:29:10 rTn4I99q
>>619
文字だけで萌えた。
シークにしばかれたい。

627:名無しさん@ピンキー
10/05/02 21:15:58 lqqUjvSW
平成新鬼ケ島VCという訳で
どんべのお尻にぺろぺろ

628:名無しさん@ピンキー
10/05/07 19:54:50 nPca4GoG
>>627
あの色のバランスを全く考えていないみたいな真っ青どんべがついに来るのか!
あの青さに惚れたんだよね。
ただ平成版は少しドット絵が適当なんだよな。うちでのこづち使ってくれる
お姉さんと成長後どんべの身長差が倍以上ってどういうことよ。

では吉報に舞い上がりつつ青くて可愛いどんべ萌え。

629:名無しさん@ピンキー
10/05/11 20:51:18 LxS+RzT4
スマブラのリンクは、
横スマッシュのポーズがすっきやぁ~。
ふっとばされたい。

630:名無しさん@ピンキー
10/05/14 11:31:50 3oG6K+vK
やっと!亜空のクリア率が100%になった!!
画面外のオレンジボックスが公式攻略本に載ってなくて
何度同じ場所を彷徨ったことか・・・つд`)゚∴
ごめんよリンク、俺がヘタレなばっかりに亜空の探索に使ってやれなくて
亜空はピット君とシークがお友達だったよ・・・

631:名無しさん@ピンキー
10/05/14 19:41:02 9g4tzN7P
では今日も青いどんべ萌え。

632:名無しさん@ピンキー
10/05/18 22:05:04 r6HSgSdZ
>>629
羽根のある奴はいい、ってつくづく思うピット。
シークは意外に使いにくいのだが、
諦めきれない。

勝負の時にはピカチュウ選んで、
凹られることもww。

633:名無しさん@ピンキー
10/05/21 19:46:26 4w5fLl20
毎週金曜だけなのに連投しているように見えるが今日も青いどんべ萌え。

634:名無しさん@ピンキー
10/05/22 08:35:51 v5C4K4Bd
燃料がないからな。
E3で新作の情報が来れば、盛り上がるかもね。

635:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:51:35 5hzOs7Vt
見渡す限り、いちめんの砂漠と紺碧の空。
照りつける太陽の下、沙漠と谷を隔てる柵の脇に
シーカーの青年は立っていた。
目指すは砂塵の彼方、魂の神殿。
-時の勇者が砂漠を越える前に、先回りして内部を
調べておかなくては―
額に手をかざし、太陽の位置を見て方角を確認する。
「もっとも、あの調子では砦を抜けるのはいつになることか」
青年は、女人砦の方を振り返った。

砦を守る女たちに捕らわれては逃げ出し、逃げ出しては捕らわれを
勇者はもう幾度、繰り返したかわからない。
捕らえる女たちも実はそれを楽しんでいるということを、
シーカーは知っていた。
「武器も道具も奪わずに牢に入れるなんて、あり得ない。さあ逃げてください、
と、言っているようなものだ」
勇者と本気で闘う気でいるのは、牢番ぐらいなもの。
その牢番でさえ、致命傷を与えることは絶対にない。
「なにより腹立たしいのは、勇者がその状況に
甘んじていることだ」

見守るのをやめよう、しばらく勇者から離れよう、
と、シーカーは思ったのだ。
女たちにモテモテの勇者を羨んでいるのではない。
そんな劣情を、誇り高いシーカー最後の一人である自分が、
抱くはずはないと青年は思っていた。
「やに下がった勇者を見ているのが、不愉快なだけだ」

だが、下世話にはそれを嫉妬という。
気づいていないのは、当の本人、シーカーの青年だけだった。



636:名無しさん@ピンキー
10/05/28 01:34:38 auYNQYZv
渡るに渡れないという死の砂漠だが、
シーカーは一族に伝わる秘儀があった。
日が落ちるのを待ち、星で位置を確かめながら、
魂の神殿に向かって砂漠を歩いていった。

ところが道半ばまで来た頃、
彼方地平線に砂塵が立ち上ったかと思うと、
砂まじりの激しい風が吹き付けてきた。
「くっ…こんな時に…」

数歩先も見えない砂嵐の中、
シーカーは先に進むことを諦めて
避難所を探した。
砂漠の女族が立てた赤い旗が、
嵐の中でかすんで見えていた。
「あの先にたしか、ひとつ小さな砦があったはず」
それを確かめようと顔をあげたとき
「な、何だ、あれは」

砂で煙った空にうつる月の影。
その月は見慣れたいつもの月ではなく、
恐ろしいほどの大きさで、今にも落下するのではと
思わせるほどに地上に迫っている。

―砂漠の幻影?それとも、
砂嵐に守られた、モンスターでもいるのか―-
しかし幾度見ても、空に浮かんだ丸く大きなあれは、
月でしかない。

一瞬、砂嵐の赤茶けた幕が途切れ
月が顔をのぞかせた。
「顔?」

顔、まさに顔だった。
月の形をした巨大な顔が、
そらの上からこちらを睨みつけていた。





637:名無しさん@ピンキー
10/05/28 02:05:31 jyddq3XA
まさかのムジュラ展開
この先が楽しみだ!


638:名無しさん@ピンキー
10/05/28 19:50:29 W7bkn8HK
では今日も青いどんべ萌え

639:名無しさん@ピンキー
10/05/29 07:24:35 SPv5uZ9j
まさかのアク禁どうしよう

640:名無しさん@ピンキー
10/05/29 14:02:22 2n+78vng
王子にまた会えると聞いたので久々にFC版の生足ハァハァ

641:名無しさん@ピンキー
10/05/30 20:07:47 jbv+vjT2
テスト

642:名無しさん@ピンキー
10/05/31 08:53:21 Zlc4jtRD
ss職人さんアク禁!?
またリンクのお店に預かってもらえば?
よろしければ転載するし。

643:636
10/06/01 01:05:28 MgrP2iWA
一瞬覗いた月は、あっという間に砂煙にかき消された。風の勢いは一層強まり、一寸先も見えない。
―こうなったらもう、下手に動かないこと―
シーカーは腹をくくって、マントを頭からかぶりフードを下ろした。先程の月をもう一度確めたかったが、顔をあげることさえできない。
風下に身体をむけようとしたその時、足下の砂地が崩れた。

「うゎ!」
砂はずるずると流れ、シーカーの身体をひきずりこもうとする。
「こ…こんな場所で、負けるわけにはいかない…」
「まだ、勇者に伝えていない事がある…姫が戻る前に。無事に二人を引き会わせるのが役目だったのに…」
シーカーは必死で砂にあらがったが、身体はぐいぐいひきずりこまれる。
「不覚…」ついに彼は力尽きた。砂に呑まれるその時また、シーカーは空を見上げた。不気味な月は確かにそこにあり、しかも「ぼくをにらんでいる」

薄れる意識の中で、そう思った。






644:名無しさん@ピンキー
10/06/04 19:49:34 Wvk7KiLg
では今日も青くて可愛いどんべ萌え。

645:名無しさん@ピンキー
10/06/04 22:57:07 2D80d4aP
規制よ解けろ

646:名無しさん@ピンキー
10/06/04 23:00:30 2D80d4aP
やた、解けた!!

が、突然で心の準備ができてないぞ。
ちょっとどっかで自家発電してくる。

647:名無しさん@ピンキー
10/06/05 02:45:37 jrz4DpX1
どれだけ時間がたったかもわからない頃、
シーカーが目覚めたのは、湿っぽい大地の上だった。
苔の臭いが鼻をつき、
ひやりとした感触が肌に這い登ってくる。

「なぜ? 砂漠にいたはずなのに」

身体を動かそうとしたが、感覚がない。
冷え切って麻痺してしまったのか、それとも…。
すぐそばで人の気配がし、話し声が聞こえてきた。
男がふたり。焚き火の爆ぜる音。
旅の者か、とシーカーは思った。

「助けられたのか、いやそれにしては」
手足を縛り上げられるはずはない、それも、
ご丁寧に鉄鎖で。
おまけにどうやら、地べたに、裸で転がされているようだ。

音は聞こえるが目はよく見えない。
五感が制限されたなか、
一族の血脈で鍛えられてきた勘が、
激しく警鐘を鳴らしている。

「少なくとも、喜ばしい状況ではなさそうだ」

シーカーは事態がもう少し把握できるまで、
男たちの話に、聞き耳をたてておくことにきめた。





648:名無しさん@ピンキー
10/06/05 11:01:43 0Ba7BQ/O
わあい♪

649:名無しさん@ピンキー
10/06/05 23:08:49 jrz4DpX1
焚き火のそばにいたのは、
がっちりした体格の壮年の男と、
気弱そうな若い男。
見るからにうさんくさげなのは、
言うまでもない。

「まったく、とんだお荷物だ!
今日中に街に入りたかったのに、
こんなところで足止めだ」

年上の男が声を荒げる。

「それもこれも、お前が行き倒れになっていた
アイツを拾ったからだ。
とんでもない上玉だって言うから
ここまで運んできたが…

ひん剥いてみたら、男じゃないか。
カーニバル客相手に、
いい商売しようと、思っていたのによ」

若い男はびくびく、おどおどしながら
弱弱しく反論した。

「だって、兄貴も賛成したじゃないですか。
えれえ、べっぴんだ。街で売り飛ばす前に、
ちょいと拝んどこう、って」
「うるせぇ!!
し、死体みたいに寝込んだ奴を、怪しまれずに
連れ込めるわけないだろう。
クロックタウンは女房の尻に敷かれた町長は腑抜けだが、
町の守護隊はしっかりしている。
たとえかどわかした奴でも、
しっかり言い含めて連れ込まないと、怪しまれてぱぁだ。
もっとも、こいつじゃどうにもならないが」

「ほ…、本当にそうですかね」
若い方はなおも食い下がる


650:名無しさん@ピンキー
10/06/06 00:12:41 PErFLKaD
若いほうの男は、横たわるシーカーの傍ににじり寄った。

「綺麗じゃないですか、女の服を着せれば
わかりゃしませんよぅ」
「ば、か、や、ろ、う!
女やガキならともかく、そいつをそこまでして、
連れてく価値がどこにある。
はがした衣服や持ち物だけかっぱらって、
中身はそのまま永遠に眠らせて、
そこいらに置いていけばいい」

「そんなことありませんってば、ほら。
肌だってこんなにやわらかくて、すべすべで…」

男はシーカーのあごのしたに手を差し入れ、
喉元から胸の辺りをなでさすった。
「ほら…乳首なんてさくらんぼみたいだ
…あ、やべ…おれ…」

うっとりとした手つきで乳首を弄くっていた男は、
こらえきれなくなったのか、
そこに吸い付いた。

「あぅ」
一瞬からだを振るわせたシーカーの口から、
あえぎ声が萌えた。



651:名無しさん@ピンキー
10/06/07 00:12:03 N1FG3plC
「おい、声を出してるぞ。
嗅がせといた薬が、切れかかっているんじゃないか?
正気にもどって、暴れられたら面倒…

って、この野郎、なにしやがんだ!!」

若い男は、荒々しく近寄ってきた兄貴分のベルトから鍵を奪い、
シーカーの足に絡められている鎖を解いた。
「ばか!意識が戻りかけているのに、
鎖を解くヤツがいるか!」

が、兄貴の罵声は、若者の耳には届かない。
若者は、自由になった足を大きく押し開き、
その間に自分の身体を入れて、
まだぐったりしているシーカーを
引き起こしてがっちりと抱えこんだ。

「こいつ、こいつ…いい匂いがするんだ。
すごく、あああ、たまんねぇ」
髪の毛の間や、脇に鼻先をつっこみ
ひとしきり貪ったかと思えば今度は、
腰のあたりで横抱きにして、
大腿部から下半身を嘗め回す。

シーカーのしなやかな身体は、
苔生した地面で不自然に曲げられ、
身体の隅々まで男の鼻先と指と舌とで弄られた。
「ああ…なんてやわら…かくて」
男は、生まれて初めて味わう至福に浸っていた。


シーカーは呻いていた。
呻こうとしたが、思うように声にならなかった。
こんな状況は、はじめてじゃない。
むしろ自分から、仕掛けたこともある。
だがそれは、つとめのうえでのこと。
主導権は自分にあった。

しかし、今は。
身体の自由はきかず、
「嬲られるままじゃないか!くそっ!!
あ…ぅあ」

男の鼻先が秘所を探り当てた。



652:名無しさん@ピンキー
10/06/07 22:45:46 N1FG3plC
兄貴分は機嫌が悪かった。
いつもはどやしつければたちまち言うことを聞く弟分が、
あの、行き倒れにはいやに執着しているのが気に入らなかった。
焚き火の傍らで酒を煽りながら、弟分のほうをちらちらとうかがっていた。

喘ぎともうめきともしれない低い声、
うごめく気配、まぐわいの気があたりに満ちている。
それがまた、兄貴分には気に入らなかった。

行き倒れの正体を知り愕然としたのは確かだが、
それも期待が大きかったからだ。
馬の背に乗せようと行き倒れを抱えあげた時、
思いのほか軽い体とだらりと垂れたしなやかな手足、
フードからのぞく乱れた金髪と白いうなじに、
思わず生唾を飲んだ。

わざわざここで野宿を決めたのも、
売り物の具合を確かめてみようと思ったからだ。

だが、
「今、その大事な商品を、
好き放題につまみ食いしているのが、アイツだ」
どうしようもなく、むかむかしてきた。

「おいっ!!いい加減にしろ!」
兄貴分は酒を飲み干し、
大声をあげて立ち上がり、弟分のほうに
大またで歩んでいった。




653:名無しさん@ピンキー
10/06/07 23:10:22 N1FG3plC
兄貴分が見たのは、今しも行き倒れにのしかかろうとする弟分。
下半身をむき出しにし、行き倒れに背中から抱きつこうとしていた。
兄貴分の声にびくりとして顔を上げ、
そのはずみに、陰に隠れていた行き倒れの顔が、
炎の明かりに照らしだされた。

長い睫に縁取られた二重まぶたは軽く閉じられ、
目じりの端や湿っていて、涙が膨れ上がる。
ぷっくりと官能的な唇は、怒りと苦悩でゆがみ、
ぬらぬらとした舌が見え隠れしていた。
揺らめく炎は、その口元を一層
扇情的に見せる。


兄貴は無意識のうちに弟分の襟首をつかみ、
行き倒れの身体から引き剥がした。

「いいかげんにしろよ、てめえ」

弟分は吹っ飛ばされて、
背中からどうと音をたてて、
地面に叩きつけられた。

654:名無しさん@ピンキー
10/06/07 23:35:34 N1FG3plC
自分が投げ飛ばしたほうを見もせずに、
兄貴分は長々と横たわるシーカーに覆いかぶさった。
片手で顎を上げ口を開かせ、中を調べる。
もう片方の手では、自分の一物をまさぐっていた。

「いい子にしてなよ、子猫ちゃん、
今、美味しいものをあげるからな」

互いの下腹あたりをぴったり密着させ、
髪に顔を突っ込んで匂いをかぐと、
とろりと甘く、すこしつんと突くような、
異国風の香りが胸いっぱいに満ちる。
「…なんだ?さっき嗅がせた薬草とは違う、
変わった匂いだ。
あいつめ、これに狂ったな」
男は目を閉じてまた、その香りを嗅ぎ、
華奢な身体をきつく抱きしめて、
一物の具合を確かめる。

それからおもむろにひざ立ちになって、
シーカーの顔を、股間に押し付けようと、
片手で引きずりあげようとした。




655:名無しさん@ピンキー
10/06/09 00:47:05 POwLurnZ
その時。

「ずん」

兄貴分は背中に衝撃を感じた。
やけるような痛みが広がり、息が苦しくなる。
いったい何が起こったのかと、
あたりを見回す。
その間にもどんどん、呼吸ができなくなる。
胸に手をやると、何かがぬるりとする。

血だ…。それも男自身の血だ。
これまで、数え切れないほど幾たびも
他人の血に染まった手が、
自分の血で汚れるのを見たのは、
男にとって、これが最初で最後になった。

見下ろすと、
すぐ足元に、
先ほどまで嬲っていたやつが、
後ろ手に縛られた白い背中を見せて、
横たわっている。

そのあたまのずっと高いところに、
突き出しているのは、
黒々と勃起した自分のモノ。
さらにそれよりもっと高いところには。

鋭い刃の切っ先が、
自分のモノと同じくらいの長さに、
胸のあたりから突き出しているではないか。

きさま…と怒鳴ろうとしたが、
血で満たされた肺はごぼごぼと音をたてるだけで、
男はがっと、血を吐きながら
どうと仰向けに倒れる。

焚き火の明かりに、
血まみれの刃と黒光りする男のモノが、
ふたつ仲良く屹立して影を落としていた。


656:名無しさん@ピンキー
10/06/09 00:48:23 POwLurnZ
やべぇ、あげちまった。スマ祖

657:名無しさん@ピンキー
10/06/09 10:01:05 /pJIHZdi
ドンマイ。
凄惨なシーンなのに後の三行で
朝から笑っちゃったじゃねーか

658:名無しさん@ピンキー
10/06/10 00:29:10 1C3CweJH
兄貴分を刺した男は呆然と立ち尽くし、
おこり病にでもかかったように、ガクガクと震えている。
「そいつに…触るな…そいつはおれ…が、
見つけたン…だ」
呟きながら男は、血まみれの手を何度も何度も、
返り血が点々と飛び散った上着でぬぐった。

「渡さない…手を出そうとした兄貴が、
悪いんだ」

かどわかしてきた女たちを、
品定めするのはいつも兄貴分だった。
たまに憂さ晴らしをする酒場や娼婦宿でも、
めぼしい女はみな、兄貴分が独占した。

やせこけて、あばらの上に申し訳程度に乳首をくっつけた女や、
しわくちゃの乳房にしか縁がなかった哀れな男に、
シーカーの張りがあって滑らかな肌は
まぶしすぎた。だから、兄貴分から横取りされるのは、
もうなにがあっても許せなかった。
男は兄貴分の剣を抜き、それを背後から突きたてたのだった。

「今はもう…オレ…が、独り占めできる」
胸は高鳴り、頭は血がのぼってクラクラする。
男は血で汚れた上着も脱ぎ捨てて、
今度こそ、とシーカーの傍に這い寄り、顔を覗き込んだ。

金糸の髪は乱れ、血や泥で汚れていても、
整った顔立ちから立ち上る気品さは隠せない。
誇り高い美しさを、
意のままにして焦らし、悶えさせる喜びに、
若い男の動悸はいっそう激しくなった。

背中から抱きしめ、
特徴のある形をした耳の後ろをなめると、
シーカーは身をよじる。

「動く…な」
男はシーカーの下半身に足を絡め、
張りの良い大腿に下腹部をこすりつけた。
時々髪に鼻をうずめてまた、あの匂いを嗅ぐ。
「い…いい、あああ、天国みてぇだ…」
そうするといっそう、体中に熱い血が駆け巡り、
男のモノはいきり立った。

「あ、あ…あ、いく…」
男は焦った。

あわてて事をすまそうと、
這いつくばらせたシーカーの臀部にそれをあてがい
身体を起こしたその途端、男の心の臓は限界点を超えた。

ぶるっ、と大きく身震いをした男は、
胸をかきむしりながら、前のめりに倒れた。
それでも片手でしっかりと自分のモノを支え、
決して離そうとはしなかった。





659:名無しさん@ピンキー
10/06/11 00:50:39 DpgCsUaA
若い男はぴくりとも動かなくなった。

ほどなく、ごろり、と木偶のような男の体を転がせて、
下からシーカーが体を起こした。

「まったく…」
頭を振ってあたりを見回し、
こときれている男たちを見て、ため息を漏らした。
「どうせだったら、こいつもはずしていって欲しかった」
足のいましめは解かれたが、
手首はまだ、後ろ手に鉄鎖をかけられたままだた。

若い男が脱ぎ捨てた衣服の脇に、鍵の束が落ちていたが、
それを拾って鍵をはずすのは至難の業。
「関節はずしも、骨が折れそうだ」
と、思ったその時、
背後に異様な気配を感じた。

振り返ると、漆黒の闇の中に、
幾組もの目ばかりが怪しく輝いている。
目をこらすとそいつらは、
見上げるほど大きな身体にいくつもいくつも
張り付いているようだ。もとより、
人間の類ではなさそうだ。
「モンスターか?? よりによって、こんな時に」

なにしろシーカーは、文字通りの丸腰の上、
手はまったく使い物にならない。
どうやら動けるようになったとはいえ、
身体の痺れと頭の芯のずんとくる重さは残っている。

それでも精一杯防御の姿勢をとったところ、
その化け物が声をかけてきた。

「大変な目にあいましたねぇ…」



660:名無しさん@ピンキー
10/06/11 09:45:06 yDPdinjR
シークたんは何とかなるとはいえ、
緊縛プレイ中に相手に腹上死されたら…怖いっすね

661:名無しさん@ピンキー
10/06/11 19:55:52 tI6S2YCR
では本日も青褌のどんべ萌え。

662:名無しさん@ピンキー
10/06/13 20:24:50 L1sc7giI
焚き火の明かりに踏み込んできたのは、意外にも小柄な、
ニンゲンの男だった。

小山のように見えたのは、背中の大荷物。
そこにいくつもとりつけられたお面の目で、
モンスターのように見えていたのだ。

しかもシーカーはその男の顔に、見覚えがあった。
「城下町のお面屋」。
流行のお面を買いたがる姫のお供で、
出かけたことがあった。

向こうはこちらに気づいているのか、
そうでないのかは分からない。
男は商人のように手をこすり合わせながら、
こちらへ近づいてきた。

「あの森には、追剥やら山賊やらがしょっちゅう出るのですよ。
かくいう私も、つい最近やられてしまいまして、
大切なモノを、奪われたばかりです。
あなたはどうやら、なにも盗られなかったようで、
なによりです」

この状況でどこが、なによりなんだ。
シーカーは心の中で呟いた。



663:名無しさん@ピンキー
10/06/13 20:39:06 L1sc7giI
「ワタクシは、旅から旅への生活を続けていますので、
こういう場面にも時々出会うのですが…」
お面屋はそういいながら、男たちの死体をこわごわと
覗き込んだ。

「おおおお、恐ろしい。本当に死んでいる…!
だが、面白い。本当に面白い」




664:名無しさん@ピンキー
10/06/13 22:54:16 L1sc7giI
お面屋は男たちの顔をそれぞれするり、となでた。
するとお面屋の手に、二つの新しいお面ができた。

「ワタクシは幸せのお面屋。
幸せのお面を売っています。
そのために世界中から珍しいお面を集めたり、
時には人間のシアワセな表情を集めて、
自分でも作ったりしているのですよ。

不思議ですね、この男たち、
死んでいるのにこんなに、
シアワセそうな顔をしている」

お面屋は手の中のお面を、シーカーに見せた。
ひとつのお面はうっすらと微笑みを浮かべ、
もういっぽうも歪んで恐ろしげな表情のようで、確かに
笑っているように見えた。

お面屋は二つのお面を手にして、
満足げにヒヒヒヒと、声を出して笑った。

665:名無しさん@ピンキー
10/06/14 20:03:32 pnWQ6OCc
マリオのお面もあったんだっけ
…怖いな…

666:名無しさん@ピンキー
10/06/14 21:54:26 gbLhLiWT
一羽の鴎とW杯の煽りでまた規制だくっそ!

ウウウ…明日はE3だし、悶え死にそうだ。

667:名無しさん@ピンキー
10/06/15 22:31:02 p32nZflP
「あなたはそうやって、お面を作っていたのか」と、ぞっとしない様子のシーカーが尋ねると、
「これはまだ完成ではありませんよ」と、お面屋は面を大切そうにしまいながら答えた。
「他にも色々、まぜたり…アナタもあのままでいたらさぞや素晴らしい…あぁ、失礼しました。」
露骨にいやな顔をしたシーカーに気付いたお面屋は、慌てて言葉を濁した。
「以前はワタクシも、小さいながら店を構えていたのですが…
恐ろしい出来事がおきて、なにもかもなくしてしまいました。
それからこうやってお面の材料を集めたり、シアワセのお面を作って売ったりの、行商を続けているのです」
やはり、あのお面屋なのか、と、シーカーは思った。






668:名無しさん@ピンキー
10/06/16 02:06:02 rbbAztnY
速報
ピットが帰ってきます
3DSで

669:名無しさん@ピンキー
10/06/16 22:32:25 XXQ/DJPC
つうより、3DSでオカリナリメイクと言う話は…
やた!シークたんにまた会える!

670:名無しさん@ピンキー
10/06/17 12:06:52 5hZAFiqq
僕のフォックスちゃんも3Dで帰ってくる!
やったね!

671:名無しさん@ピンキー
10/06/17 23:03:35 FyGPpJff
最新のリンクのイラスト、今までと何だか違うと思ったら
下半身だ。
ズボンがピチピチじゃないんだ
今までは太腿よりブーツのほうが太い末端肥大体形だったから



672:名無しさん@ピンキー
10/06/18 06:17:19 jkrTnawj
≫671
あの、女子高校生のハイソックスとミニスカートみたいな
格好がよかったのだが…

673:名無しさん@ピンキー
10/06/18 19:43:23 n2YEMw0N
海外人気のないどんべはもちろんありえないな。
でも仮にどんべが新作か他ゲームに出演するとなるとたぶん青じゃなくて緑の弟さん2号か緑のちび勇者2号
になるだろうから個人的にはちょっと複雑。
では青いどんべ萌え。ピット君おめ。

674:667
10/06/20 15:42:33 +useOOKa
お面屋はシーカーの顔をじっと見つめてつぶやいた。

「あなたのお顔を拝見しておりますと、
私がいた城下町のうわさを思い出します。

お転婆な姫君が、男のなりをして町に出ておられるとか。
それは実は、姫になりすました、影のものではないかとか。

恐ろしい出来事のあと、姫様も
行方知らずになったと聞きます」
「それがボクと何の関係が?」シーカーは、顔色ひとつ変えずに答えた。
「いえ、何も。
ただ、お美しいお顔ですから、
あなたのような方であれば、
姫の身代わりもつとまっただろう、と
思っただけですよ」
そう言ってお面屋は、また低く笑った。

675:名無しさん@ピンキー
10/06/20 15:59:07 +useOOKa
シーカーはお面屋と話している間も、
手鎖をはずそうと努力していたが、
がっちりからまった鎖は、
なかなか緩みそうにない。

「すまないが、君の足元にいる
男の上着の脇に、
鍵の束が落ちている。
そのなかのひとつで、この手鎖を、
はずしてはくれないか?」
ついにそう、お面屋に頼んだ。

「おお、これはこれは。
失礼いたしました」
お面屋は鍵の束を拾い上げると、
シーカーの傍ににこやかに笑いながら
近づいてきた。

「さぁ、はずして差し上げましょう」
そういいながらシーカーのむき出しの肩に手を置き、
鎖の絡まった細い手首の鍵を調べた。

男が背中に回ったとき、
シーカーはなんともいえない、いやな感じがした。
普段警戒しているようなあきらかな殺意や悪意、
男女を問わずに向けられる、欲情のまなざしとも違う。
だがねっとりとして、体中にまとわりつくような、
いやな感じの視線だった。

シーカーは、不用意に助けを頼んだことを後悔した。

676:名無しさん@ピンキー
10/06/20 16:18:53 +useOOKa
「これかな、いや、違う。
あらら、いったいどれなんでしょうねぇ」
ぶつぶつ独り言をいい、がちゃがちゃと派手な
音を立てながら、お面屋は何本もの鍵を、
手鎖の鍵に合わせていった。

いらいらしてもしょうがない、と
あきらめ、おとなしくしていたシーカーの首筋に、
ひやりと冷たい手が触れた。

「あなたの近くにいると、シアワセな香りがしますね。
なにか、こう、駆り立てられるような、
ふしぎに心地よい。
あの若い男もこの香りをかいで、
シアワセを感じていたのでしょうかね。
だからあのように、シアワセな顔で
死んでいたのでしょう」

男の冷たい指はゆっくりと、
シーカーの耳朶に触れ、
その後ろをこすりはじめる。

「ああ、強くなりました。
よい香りだ。ワタクシにもわかります。
それに、なにか違う匂いもしますね。
……これは、悪党どもがかどわかしに使う
麻薬のにおいだ。
これが交じり合っては、
元気な男であればあるほど、
ひとたまりもありませんね」

ヒヒヒという笑い声をシーカーは、耳のすぐ傍に聴いた。

「やはりあのまま、
あなたには眠っていただいておくべきでした。
あの時の表情があれば、ワタクシのシアワセのお面は、
もっともっと輝いたことでしょう…
もっともっとタクサンの男たちを、
シアワセな気持ちにできたことでしょう。

息があったので、顔を採るのを見送ったのですが、
ザンネンなことをしました」



677:名無しさん@ピンキー
10/06/20 16:30:26 +useOOKa
「これから…それをやろうというのか…」
シーカーはできるだけ冷静な声でたずねた。

「いいえ、いいえ、とんでもない」
お面屋は思い出したように、また、
ガチャガチャやりはじめた。

「ワタクシではあなたを、あのような
シアワセなお顔にすることはできませんからね…

あ、これだこれだ」

程なく、手首に食い込んでいた鎖が緩んだ。
シーカーはほぅっと、長いため息をついた。

678:名無しさん@ピンキー
10/06/20 16:56:51 +useOOKa
かなりの間自由を奪われていた腕は、
しびれ切ってなかなか感触が戻らなかった。
「マッタク、大変な目にあいましたねぇ」
お面やは両の腕をこすりあげてくれたが、
あんな話を聴かされたあとでは、
心から感謝、するのは難しい。

だがシーカーはようやく、礼を述べることができた。
しばらくは動けない。
この小男を刺激してはいけない、と
無理をせずにそのまま座り込んでいることにした。

「あなたは、これからどうされるのですか?」
お面屋が真顔で尋ねてきた。
「どこも…、いったいここがどこなのかもわからないし」
またあの、なんともいえない感じの視線を受けながら、
シーカーは答える。

「アナタも、世界の端を歩んでおられるようですね。
そういう人たちは、どこかの世界に何かがおきると、
揺らぎで別の世界に引き込まれたり、
落ち込んでしまうそうです。
あの森は、そんな人々がいろんな世界から、
落ちてくる場所、なのだそうです。
かくいうワタクシも、
この世界に紛れ込んだひとりでして…。

ときどきこの森のあたりへやってきて、
迷った方々をお助けしたり、しているのですよ、
トキドキ、ですが」
「そんなにこの世界に迷いこむ者が多いのか」
シーカーはようやく動くようになった腕で、
何か身につけるものをかき集めながら訊いた。

679:名無しさん@ピンキー
10/06/20 17:36:58 +useOOKa
「ついこのあいだも、おひとり。
その方には、ワタクシのタイセツなお面を
探すお願いをしました」

その時、どこからともなく不気味な地鳴りがして大地が揺れた。

「あああ、またですか」
お面屋はどこか遠くをみやるようにして、
ちょっと何かを考えていたようだった。

「ここは、どこなのだ?
どうすれば、もとの世界に帰ることができる?
あの地鳴りはなんだ?」
シーカーはいつになく、急いていた。

「そう一度にいろいろ、尋ねられましてもねぇ」
お面屋は顎に手をあてて、なにやらぶつぶついいながら、
考え事をしているようだった。


680:名無しさん@ピンキー
10/06/20 17:46:30 +useOOKa
やがて地鳴りは少しずつ小さくなり、
そのうちにすっかりおさまった。

お面屋はなにかを思いついたように顔を上げ、
シーカーに向き直る。

「この道をずっと行き、がけの上の洞穴を抜けると
街に出ます。この男たちも多分、そこへ向かう
ところだったのでしょう。

街ではもうじき、カーニバルが始まります。
いろいろな場所から、客が集まってくる。
そこへ行けばきっと、
もとの世界へ戻る情報も、
手にいれることができると思いますよ」
「本当か?」
「絶対に、とはいえませんが、
それしか方法がないでしょう、今のアナタには」

たしかにそうだ、とシーカーは思った。
なんとしても早く、もとの世界に戻って勇者を導かなければ、
あの世界は魔王に支配されたままだ。
もとらなければ、なんとしても。

「ただその街も少し…いま、調子が狂っています。
ワタクシがお願いしたものが無事に戻れば、
大丈夫なのですけれどねでも、きっとアナタなら
大丈夫です。

信じなさい、シンジナサイ…」

お面屋はまた、薄い唇の端に笑みを浮かべ、
ヒヒヒヒと笑った。

「では、ワタクシは先に参ります。
またどこかで、お会いしましょう」
そういい残し、小山のように大きな荷物を
ゆさゆさとゆらしながら、
現れた時と同じように静かに、
闇の中へ消えていった。

681:名無しさん@ピンキー
10/06/20 18:07:09 +useOOKa
シーカーは、体力が戻るまでしばらくの間横になり、
焚き火の火が消えるころ、その地を立ち去った。

男たちの屍は、穴を掘って埋めた。
表情を採られた男たちの顔は、
どこにでもあるような、ただの屍の顔だった。

「世界の端を歩くもの、か…」
うまいことをいう、とシーカーは思う。
光と闇の端、男と女の端、世界と世界の端、
どこをどこまで歩んでも、自分の落ち着くところはあるのか。


ただ、そんなことを悩むようなシーカーではなかった。
果たさなければいけない、任務がある。

お面屋に教えられた道を行き、
不気味な音を立てて回る歯車の傍をすぎ、
大きな扉を開いて街に出た。


シーカーの、「一日目の朝」が、始まった。


682:名無しさん@ピンキー
10/06/20 18:11:28 +useOOKa
いろいろあって、塩漬けになった妄想が腐って膨張しちまった。
長々と連投スマ祖。

とりあえず了。

683:名無しさん@ピンキー
10/06/21 01:08:19 +EFadl5K
>682
乙乙。色々とアヤシクて、引き込まれちゃったよ。

684:名無しさん@ピンキー
10/06/24 21:12:15 scEAXasM
黄金の太陽は、ロビンたんかな~ガルシアたんかな~

685:名無しさん@ピンキー
10/06/25 19:59:14 /2JK/C2X
新しい黄金の太陽も黄色マフラー主人公だね。なんか萌えるw

では青いどんべ萌え。

686:名無しさん@ピンキー
10/06/25 22:46:44 6fDW+GDB
黄金の太陽は、ジンシステムといい、男キャラといい、
もっと評価されても良いと思うんだけどね……ザンネン。

687:名無しさん@ピンキー
10/07/02 20:04:22 Bp2V+zdt
では本日も青いどんべ萌え。

688:名無しさん@ピンキー
10/07/09 22:10:21 kvBN91H9
さすがにどんべ二連発は辛いか。

スカイウォード・ソードのリンク、
らくだ色の股引はいやだ。

689:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/10 12:39:11 XuZTUDy4
>>688
おっさんさんぽいよね
大人のリンクが見たかったことも確かだが。

690:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/10 20:25:02 +O5gIq38
さて土曜日に青いどんべ萌え。

691:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/10 20:52:18 47s8Ms/R
個人的に時オカとムジュラに出てたこどもリンクがせくすぃーだと思う

692:名無しさん@ピンキー
10/07/16 20:01:59 XMkpfc3i
ひょっとしてみんなアク禁?

では今日も青いどんべ萌え。


693:名無しさん@ピンキー
10/07/23 20:03:45 ZfDbhC2s
保守青どんべ

694:名無しさん@ピンキー
10/07/24 05:46:29 j6OWRHGy
青ふんどし涼しげでいいじゃないか
俺のシークたんなんて可哀想に・・・

氷の洞窟にこもったきり出てこないぜ


695:名無しさん@ピンキー
10/07/25 23:02:30 TjMg4iri
水中花ならず氷中花みたいに氷漬けにしたシークたんを、
部屋において眺めていたい、熱帯夜。

696:682
10/07/26 22:33:53 Oun5S9+5
暑い…暑すぎるので、ぼちぼちまた書く。
いつもどおり、ホシュレスくらいに思ってもらって結構。

697:名無しさん@ピンキー
10/07/28 00:45:59 a55Z7TC9
わぁい♪
うんと冷えたシークたん届けて!

698:名無しさん@ピンキー
10/07/28 18:48:45 WCzOXIGU
こっそり聞いた話だが、
ゆうバックで送ったものだから途中でとけだして、
ポストマンに喰われてしまったらしい。

699:名無しさん@ピンキー
10/07/29 00:47:13 sT8+IgI4
街は活気に溢れていた。
絶え間なく響くかなづちの音、楽しげな音楽、
笑いさざめきながら行き交う人、人、人。

ありし日のハイラル城下町のような賑わいに
一瞬たじろいだシーカーだったが、
何気なく空を見上げて息を呑んだ。

「月だ…」
砂漠で砂に飲み込まれる前、
一瞬、砂嵐が見せた幻に思えたあの禍々しい月の恐ろしげな顔が、
時計塔の屋根にめり込むかと思えるほど近くにまで
迫っている。

―しかし…街の人たちは、気にしていないのだろうか―
通りかかった婦人を呼び止めた。
「あの…」

声をかけられた相手は、こちらをいぶかしげにジロジロ見た。
盗人から盗んだ古びたマントに、フードを目深にかぶった風体では、
怪しまれても当然である。
シーカーはフードを脱ぎ、額にかかる前髪をかきあげ、含羞の笑みで尋ねた。

「お尋ねしたいのですが…」

効果はてきめんだ。


700:名無しさん@ピンキー
10/07/29 00:48:12 sT8+IgI4
危うく別スレに誤爆するところだった…

701:名無しさん@ピンキー
10/07/30 19:52:26 u2ga0YvO
では涼しげな青褌のどんべ萌え。

702:名無しさん@ピンキー
10/08/03 01:08:01 1MzFpiYI
テレビ愛知主催の世界コスプレサミットで
イタリアチーム『ゼルダの伝説』が優勝!

おめでとう、リンクたん
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

703:名無しさん@ピンキー
10/08/03 01:30:58 1MzFpiYI
動画
URLリンク(www.youtube.com)

704:名無しさん@ピンキー
10/08/06 20:07:49 UpAAEhcL
では今日も青いどんべ萌え。

705:名無しさん@ピンキー
10/08/13 19:34:11 pX1+JBKT
13日の金曜日に落ちないように青いどんべ保守

706:名無しさん@ピンキー
10/08/16 00:42:48 Ucv12MNs
ゾーラホールでブーツ脱いで涼むりんきゅんあげ

707:名無しさん@ピンキー
10/08/18 10:47:00 vpIihl5z
ゾーラ服を着たトワプリんきゅんに暗いところですれ違ったら
ほんとに涼しいだろうな

708:名無しさん@ピンキー
10/08/18 13:43:51 imJrDkC6
>>707
あの帽子には食い付かれそうだ。

709:名無しさん@ピンキー
10/08/18 20:44:46 G1C2gtg+
新参ですまんのだが青いどんべって何だ

710:名無しさん@ピンキー
10/08/19 00:50:29 PX9CG5yC
>>709
705ではないが、
新鬼ヶ島と言うゲームに出ているらしい。
詳しくは金曜日まで待て。大抵本人が来る。

711:名無しさん@ピンキー
10/08/20 20:03:49 nB7waFfQ
>>709
新鬼ヶ島の男主人公。青いと付けてるのは取説のイラスト描いた人が複数人いた
みたいで、どんべの着物とかの色が緑と青で大きく分けて2種類あるから。
全身青は色のバランス悪いがそこがいいのだよ。自分は全部青派。

では青いどんべ萌え。

712:名無しさん@ピンキー
10/08/21 10:43:25 NjUKL2GU
「緑のどんべ」ではそのまんまカップヌードルみたいだからな

このスレがもっているのは
毎週金曜にどんべ萌えしている人のおかげ

713:名無しさん@ピンキー
10/08/21 17:59:46 uch2uWKV
そりゃ緑のたぬきwww

そういえば最近、ケモナーを見ないね。
赤いきつねフォックス

714:名無しさん@ピンキー
10/08/21 22:27:01 G5nLWk0P
見てるけど獣人とかはスレチなのかなぁって思ってた
フォックスにハァハァしていいならこれからは遠慮しない

715:名無しさん@ピンキー
10/08/21 22:27:08 3iO/13uo
フォックスは冬が旬ですよw

716:名無しさん@ピンキー
10/08/22 02:44:48 vOYGjyzI
一年じゅう発情してるには人間だけだもんな

717:名無しさん@ピンキー
10/08/22 09:53:39 DZiMcfuM
フォックスだってその気になれば一年中発情してるはず

718:名無しさん@ピンキー
10/08/22 15:08:53 VCnh2B/K
ただこう暑くちゃあ、ハァハァするのもモフモフ毛皮よりヌルヌル、ヒンヤリ肌のゾーラリンク、
と言う気持はわからんでもない

719:名無しさん@ピンキー
10/08/22 23:13:52 DZiMcfuM
木の実リンクの海で泳ぐ姿がまじでかわいい

720:名無しさん@ピンキー
10/08/23 22:08:33 2uHE5NST
人魚スーツ?
あれ似合うのってまじでペコちゃんリンクくらいだよね

721:名無しさん@ピンキー
10/08/24 23:35:07 zjHRzX7J
上半身裸だったら、時岡でもトワプリでもオケ。

722:名無しさん@ピンキー
10/08/27 19:39:35 61owBmsN
>>712
青いどん兵衛はあるんだよね・・。かき揚げ天ぷらうどん。でもあんまスーパーとかで
売ってるの見ないな。

では青くて可愛いどんべ萌え。

723:名無しさん@ピンキー
10/09/04 18:00:22 CERRr4E4
ほしゅあげ

724:名無しさん@ピンキー
10/09/09 19:22:03 BLb41vuL
ふう、ようやく暑さも一段落。ロンロン牧場で月観てまったりしまい

725:名無しさん@ピンキー
10/09/10 18:57:44 2ssPbiWg
青いどんべと緑のどんべの比較画像貼ろうとしたが時間なく断念。

では青褌で可愛いどんべ萌え

726:名無しさん@ピンキー
10/09/14 21:00:57 iDdpg8dA
tesu

727:名無しさん@ピンキー
10/09/14 22:18:23 iDdpg8dA
婦人は相好を崩し、親切に教えてくれた。
時計塔のあるこの町の名前、
月の接近が異常なこと、
町の人々の中にも心配しているひとと、
そうでない人がいることとか。
さっきの不審そうな顔つきが嘘のようだった。

「カーニバルを開くかどうかも、
侃々諤々の議論がずっと続いているのよ。
宅の主人も、何日も家に帰らず会議に
出ずっぱりなの。
あ、宅の主人はね、この町の町長をしているのよ。
なにか困ったことがあったら、町長室に行きなさい、
といっても、今は会議であえないでしょうけど」

町長夫人だというその女性は、
額ににじむ汗をぬぐった。

「それにしてもあなた、その格好は酷いわね。
カーニバルなんだから、もっとパリッとした服を
着なければ。なんだったらうちの…」
そう言いかけて婦人は、顔を曇らせた。

728:名無しさん@ピンキー
10/09/14 22:30:59 iDdpg8dA
「いえ…あ、ごめんなさいね。
町の西側の路地に、
雑貨屋があるからそこに行けば、
服があるかもしれないわ…それから」

婦人は懐からお面を取り出した。

「これ…私の息子なの。ハンサムでしょ…
もう一ヶ月も行方不明なの。
もうじき…カーニバルの日に、
結婚式を挙げるというのに。

この顔の若い男にあったら、
理由はいいから、叱らないから、
家に戻ってくるように、って伝えてくださらない?。
見かけた、って知らせだけでもいい。
私毎晩、そこの地下にあるバーにいるから。
お願いよ」

婦人はシーカーの手を包み込むようにして、
お面を持たせた。
祈るように見上げる顔は、
涙で濡れていた。

見ず知らずの、行きずりの者に、
すがりつくように頼み込む。
これが母親の愛情というものか、と、
母を知らないシーカーはぼんやりと思った。

729:名無しさん@ピンキー
10/09/18 00:24:22 +cVc8hH1
シーカーは言われたとおり西の通りの雑貨やを訪ねた。
「服?今はここじゃあつかってないな。日が暮れてから隣の、
マニやを訪ねてみるんだな」
黒ガラスのメガネをかけた店主は、
ぶっきらぼうに言った。

「それよりお前、金を持っているのか?」
聞かれてシーカーは、懐を確かめた。
盗賊の荷物から頂戴したルピーがある。

「いくらか…」
「それだったら、向いの銀行やに預けておくといい。
悪いことはいわない。それから、早いところ、寝床を確保して
おくんだな。この町にはまともな宿屋は、一軒しかない。
時計塔の広場に面した宿に行け」

そっけないわりに、店主は親切だった。
シーカは言われた通り、手持ちのルピーのうちいくばくかを、
銀行やに預けた。

「まいどあり。あなたに目印をつけるよ」
銀行やの若い男は、不気味な手つきでシーカの体を撫で回した。


「これで大丈夫だ。引き出したかったら、またおいで」

もう二度と来たくない気分だったが、こないわけには行かないだろう。

730:名無しさん@ピンキー
10/09/18 00:45:42 EoVkZB9Y
ムジュラの住民は変な人ばかりだったな
シークたん気をつけて~

731:たぶん729
10/09/18 14:59:28 +cVc8hH1
昨夜は酔って帰ってきて、記憶がトンドル。
こんなカキコしてたとはwwww

732:そういうわけで729の続き
10/09/18 15:22:51 +cVc8hH1
日が翳りだした。

シーカーはもとの広場に戻り、宿屋を探した。
人に聞くでもなく、それはすぐに見つかった。

お世辞にも豪華とはいえない扉を押して中に入ると、
薄暗いホールのカウンターに、娘が立っていた。
「いらっしゃいませ」
礼儀正しく頭を下げたが、
か細く消え入りそうな声だ。

「今晩泊まれますか?」
シーカーの問いに娘は、美しいが陰気な顔に、
困惑したような表情を浮かべる。
「えっと…あの、お客様…は…
ご予約のかた…デハナイデスヨネ…」
「まぁ、いらっしゃい」
娘の声をかき消すように、奥から年配の女の声が聞こえた。



733:名無しさん@ピンキー
10/09/18 15:52:56 +cVc8hH1
女は娘の傍らに立ち、耳元でなにやらささやいた。
娘は小さく頷き、こちらに会釈して奥へと消えた。

目の端でそれを見送った女は、
シーカーに向き直って、
愛想笑いを浮かべながらも、
頭のてっぺんから足先まで、
値踏みするように鋭い視線を走らせる。

「すみませんねぇ、お客さん。
今夜はもう、満室なんですよ。
カーニバルが近いので」
「でも、この町に宿屋は、ここしかないのでしょう?」
「ええまぁ、そうなんですけれど。
カーニバル中は普通の家でも、
泊めてくれるところがありますし、
野宿をされる方も、いらっしゃいますよ」

本当に申し訳ありません、という声に送られて、
シーカーは宿を出た。

野宿には慣れている、別に寝るところなど、
最初からどこでもよかった。だが、
この町のことを少しでも知っておきたいと思って、
宿屋に来たシーカーだった。

「幸い、雨も降りそうにないし…」
空を見上げるとまたあの月が、いやでも目に入る。
「…前より、大きくなったみたいだ」
相変わらず不気味な、月だ。

町には、やぐらを立てる槌の音が絶え間なく響いている。
どこかの店から、相変わらず楽しげな音楽が流れていた。
テリアがキャンキャンとけたたましい鳴声をあげて、
木の民の子を追い掛け回していた。
月さえなければ、いたって平和な町の風景だ。

「木の民?この世界にもいるのか…」
見回すと、こちらへ歩いてくる岩の民もいた。
きっとどこかに、魚の民もいるのだろう。

たしかにここは、ハイラルとうり二つだ。
「そういえば…」
雑貨屋の主人も、宿屋の娘も、
前に見かけたことがある顔だった。

「確かに何か、もとの世界とつながりがありそうだ」
とにかく、調べるしかない。

734:名無しさん@ピンキー
10/09/19 18:52:59 JquGRyIU
時計塔の鐘が鳴って、夜の帳が街を包む。
シーカーはオレンジ色のあかりがともる西の路地へまた、
足を運んだ。

雑貨屋には、これまで見たこともない格好をした若い男がいて、
「バイトなんっす。わからないっす」を繰り返した。
埒があかないので、昼間店主に言われたように隣の店を覗くと、
そこには店主その人がいた。

だが、昼間とは別人のように感じられる。
店の雰囲気も、なにやらアヤシイ。

さほど広くない店は、雑多な商品でいっぱいだった。
高価そうなものからガラクタまで。品揃えはばらばら。
ただ皆、新品でないことだけは共通していた。
どことなく、いわくありげなところも。

「窩主買か」
シーカーは得心した。

店の主は、こっちの事情を見抜いていたのだ。
抜け目ないやつ、シーカーは用心しながら、カウンターの店主に話しかけた。
「こんばんわ、服が欲しいのですが」

735:名無しさん@ピンキー
10/09/19 19:15:44 JquGRyIU
店主は準備万端整えていたようで、
すぐさまひとそろえ出してきた。
木綿のシャツと丈の短い青紫色のチョッキ、
同系色だが少し灰色がかったひざ下ズボンと履物。
どれも贅沢なものではないが、こざっぱりしている。
シャツの胸のあたりには、糸で刺繍まで施されていた。

「交換や返品はお断りだ、そこで着替えていって」
「…ここで?」
「カーッ!お前、男だろう。何を恥ずかしがっている!」

服を変える前に、どこかで身体を清めようと思っていたシーカーは、
しぶしぶそこで服を脱いだ。

「おまえ…」
店主は遠慮なくこちらをじろじろ見続けている。
「生業はなんだ?」
一瞬ドキリとしたが何食わぬ顔で、シーカーは言い返した。
「なぜそんなことを聞くのです?この町じゃ、服を買うにも、
生業を明かさなきゃいけないのですか?」
「ほそっこいくせに筋肉がついている。何をすれば、
そんな肉のつき方をするのか、と思ってな」
店主はボリボリと身体を掻きながら、
シーカーから目を離さずに言った。

「武術家か何かか?」




736:名無しさん@ピンキー
10/09/19 19:30:50 JquGRyIU
あたらずとも遠からず、というところだ。
そういうことにしておこう、とシーカーは思う。

「そうです」
「ならば剣はどうした?」
根堀葉堀、親父はなかなかしつこい。

「使わないのです。
身一つで闘う技を極めようとしています」
ほう、と店主は声をあげた。

「路地の突き当たりに、剣術の師範とやらがいる。
一度、その技を見せてやってくれ」
「その方は、お強いのですか?」
店主はそれには答えず、代金の支払いを求めた。

服は、少しゆったり目だが程良い寸法だった。
「夕方、仕入れがあったばかりだ。
失踪した息子のもんだそうだ」

死んだときまったわけじゃないから、
ホトケさんのじゃない、安心しな、
と、店主はけけけと笑った。

737:名無しさん@ピンキー
10/09/19 19:39:18 JquGRyIU
「お前のその服、いらないんだったら買ってやるよ」
シーカーはその言葉に甘えることにした。
二束三文でも、捨てるよりはいい。
むろん、ホトケさんから奪った服だとは言わない。


「ほかにも何かないかね。この町じゃ、モノよりルピーだよ」
ホトケさんからいただいたものはまだ他にもあったが、
余計な詮索をされては面倒なので、シーカーは首を横に振った。


「まいどあり。またおいで。ただ言っておくが」
店主はまた、念を押した。
「余分なルピーは、銀行屋に預けておくんだ。忘れるな」

738:名無しさん@ピンキー
10/09/20 19:24:37 HTjURaEk
なぜしつこく、金を預けろというのか。
シーカーは理由を聞いたが、店主は煩そうに
左右に手を振った。

こういう商売は口の堅さが看板代わりだ。
しゃべらないときめたらしゃべらない。
シーカーはそれ以上たずねるのをあきらめ、
外へ出た。

ほぼ向かいが銀行屋だ。
「ご近所のよしみ、でもないだろうに」
そのまま、銀行やをたずねた。

「やあ、またきたね」
前髪が顔の半分を隠していて、表情はよめないが、
男は機嫌良さそうだった。
「引き出しかい?それとも預け入れ?」
「これを、預けたい」

男は金を受け取り、またあの妙な手つきで
シーカーの体に印を付けた。
「これで…よし」
ありがとう、と言ってカウンターを
離れようとしたが、男はシーカーの肩を
つかんだまま、ささやいた。

「今夜の宿は決まった?」
「いいや、まだだ」
「よかったら、ここにとまらないか?
なぁに、お代なんて気にしなくていい。
大切なお得意様への、サービスだ」

739:名無しさん@ピンキー
10/09/21 22:04:47 630Wb5pS
シーカーは考えた。

銀行屋なら町のいろいろな情報が入って来る。
たしかに危ない橋だが、渡ってみるのも悪くない。

「ありがとう、じゃあ頼むよ」

銀行屋は相変わらず無表情だったが、
ぽんぽんとシーカーの方を叩いた。

「こっちだ。遠慮せずに入ってくれ」

740:名無しさん@ピンキー
10/09/21 22:35:13 630Wb5pS
銀行屋はカーテンを引いて店の奥にシーカーを誘った。
奥には小さな寝台が、ぽつんと置かれていた。
部屋に窓はない。

「逃げ道は、入り口だけか…」

とシーカーが思ったその時、
銀行屋はいきなり身体を抱き寄せ、
唇を奪いにかかった。

「…ちょ、ちょ、ちょっと待て…聞きたいことが…」
銀行屋は待たない。
シーカーの口をふさぎ、そのままあっさりと相手の身体を抱え込んで、
寝台へなだれ込んだ。

シャツの留め具を引きちぎるように前を開け、
唇から胸元へと顔を移動させ乳首を舌で弄ぶ。
「やめろ、ボクは…そんなつもりじゃ」
あえぎながらシーカーは抗議したが、
相手はもう聞く耳を持たない。
獣のように喉を鳴らしながら、
のしかかる相手を制するのに、精一杯のシーカーだった。

「しまった…」
計算違いを悔いたその時、
異変が起こった。




741:こっそり聞いた話
10/09/22 23:00:50 3LagCtd/
今日は平日だけど、ラッテは終夜営業らしい。

742:名無しさん@ピンキー
10/09/24 19:33:29 jebcosZz
では本日も青いどんべ萌え。

743:名無しさん@ピンキー
10/09/25 00:18:45 QRS7r/hk
仰向けに見上げる天井が急にゆがみ、
周囲の風景が一点に向かってすごい勢いで
吸い込まれ始めた。

ふたりがもみ合っている寝台やも、
ひどく揺れている。

「ちょ、ちょっと君!それどころじゃぁ…あ」
シーカーは、相変わらず身体にしがみついて、
下腹に手を伸ばそうとしている銀行屋に
抗議の声をあげた。

「そんなことをしてる場合じゃ、あっ、
だめだってば!!」
銀行屋は顔をシーカーの胸元につっこみ、
音を立てて乳首を嘗め回していた。
「やめて…ってば、周囲を見ろよ…」

男はちょっとの間顔をあげた。
「わかってる…これから何が起こるかも
知っている。
だから、今のうちに
一発やっとくんだ。おとなしくしてくれ」
「やっとくって…」
「おとなしく協力してくれたら、利子うんと、
サービスしてやるよ。だから、
やらせろ」

「だって、寝台がひどく揺れているし…
このままじゃ…」
「大丈夫だ、少々ギシギシアンアンやったって
壊れない。マニやの親父のお墨付きだ。」

銀行屋はいよいよ本気だった。
目を血走らせてシーカーの腰にまたがり、
ズボンを下ろしにかかった。




744:名無しさん@ピンキー
10/09/25 00:41:00 QRS7r/hk
一瞬、銀行屋の締め付けが緩み、
シーカーはそこからするりと抜けた。

と、相手の身体がものすごい勢いで、
彼方へ吹き飛ばされていった。
部屋の中の家具やなにやらも、
後ろへ後ろへと引っ張られていく。

シーカーは飛ばされないよう寝台にしがみつき、
飛んでくるものを避けていたのだが、
ついに力尽きて手を滑らせた。
「わぁああああ~!!」





745:名無しさん@ピンキー
10/09/25 01:14:00 QRS7r/hk
鐘の音で、シーカーは我に返った。
最初にこの町に来たときに通った、
あの時計塔の扉の前だ。

買ったばかりの服は幸い無事だった。
前がはだけて、ズボンもあやうくずり落ちそうでは
あったが。。

幸い広場に、人影はなかった。
石畳の道は雨で濡れている。


「一体、何が起こったんだろう」
まだ朝早い時間らしく、やぐら作りの槌音もしていない。
あたりを警戒しながら広場を移動したシーカーは、
とんでもないものを目にした。

「こ…これは…」
祭りのやぐらができていた。
が、昨日見た時より高さが低い。
といって、出来上がった部分を壊した跡もない。

はじめから、ここまでしかできていない、という感じだ。
「時間が巻き戻ってる?」

空を見上げると、やはりそこにはあの月があった。
「この町でおかしいのは、月、ばかりじゃないのか」
一刻も早く帰る方法を見つけて戻りたい…

「といっても、どうすればいいのか」
シーカーは雨空と月を見上げて、ため息をついた。


746:名無しさん@ピンキー
10/09/27 23:43:51 vtVAqh2d
しばらく時計塔で休み、善後策を考えた。
「以前行ったところに行き、会った人に会ってみよう。
皆、ボクのことを知っているかどうか」

手始めに、宿屋へ行って見た。

あの娘はいなくて代わりに、
母親らしい夫人が、カウンターを仕切っていた。
ドアを開けて入るシーカーを愛想笑いで迎えた、
と、次の瞬間、顔色を変え険しい顔つきになった。

「あんた、なんだい!!何のつもりだい??」
「え…と。今晩の宿を」
「あんたを泊める部屋なんてないよ、出てっとくれ!」

その剣幕に押され、
シーカーは戸口から奥に入ることなく、
外へ出た。

「一体何が悪かったんだろう…」
服装なら前に来た時のほうが、
貧相だったはずだ。

「この服、どこか変だろうか?」
日が暮れたらまた、マニ屋に行って
事情を確かめるしかない。その前に、

「銀行屋で、ルピーをおろさなきゃ」
気は思いが、仕方がなかった。

747:名無しさん@ピンキー
10/10/06 22:31:19 +bUcrFmQ
ルビーを下ろすのはわけなかった。銀行屋の手つきは相変わらず変だったが…。
しかし。


748:名無しさん@ピンキー
10/10/08 18:47:09 Ubx9GuXt
では今日も真っ青な野生児どんべ萌え。

749:名無しさん@ピンキー
10/10/11 01:05:16 Zd0FLHkq
しかし。

747は いずこへ…

750:ども
10/10/14 00:08:26 mClLY/BL
それ以上は特に、なにもなかった。

「まいどあり。またおいで」
男の顔は相変わらず半分髪で隠れ、
表情は読めないままだった。

シーカーは内心ほっとしながら
ルピーを手に、さっそく向かいの店に入った。

「いらっしゃい」

迎えたのは、あの色つきめがねの親父だ。
不審そうに首をかしげながら言う。

「見慣れない顔だな…」

シーカーは耳を疑った。
つい昨晩、ここで服を買ったじゃないか、
とのどまで出かかった言葉を押さえて答える。

「カーニバルを見に来たんだ。
途中で追剥にあって、身ひとつなんだよ」
親父は大きくうなずいて、細々したものを揃えて寄越した。
「城壁の外は物騒だ。気をつけるんだな」





751:名無しさん@ピンキー
10/10/14 00:19:52 mClLY/BL
「どうも変だ」
納得がいかないことばかり、とシーカーは思う。

窩主買の親父とは、前に一度会っているはずだ。
昨日の今日、忘れてしまうにははやすぎる。
客商売ならなおさらだ。

「それとも、わざと…」

人面月といい、低くなった櫓といい、
親父のことといいこの街は、
わけのわからないことばかりだった。

考えながら路地の外れまで来た時、
視線の端を横切っていったものがあった。

緑色の帽子。

シーカーははっとした。
「あれは、まさか!」

ぱたぱたと小さな足音が、
曲がり角の向こうで響く。
見慣れた小さな影。

「!」

すぐに後を追った。

大人の姿で、女盗賊たちの砦に捕まっていたはずの勇者が
なぜ今こんなところに。
そんなことを考えている暇はない。
それでなくともこの街には、謎が多すぎるのだから。



752:名無しさん@ピンキー
10/10/15 00:31:42 4p/chYtp
細い路地を曲がるとその先はもう広場だ。
が、そこに出る前にふっと、足音が消えた。

一本道だから見失うはずはないと、
シーカーは思っていた。
それに追跡は慣れた仕事。
一族のものなら、物心ついたころからもう、
言いつけられる基本中の基本なのだ。

だが、

「いない」

がらんとした広場には、
人っ子ひとりいない。いや、
デクの木の子どもがひとり、
花プロペラを使って
月に向かって飛んでいくところだった。

いつもは沈着なシーカーだったが、
さすがにうろたえた。

「こんなところを、乳母殿に見つかったら」
任務の失敗は自分ばかりか、仲間の命も脅かすと、
こっぴどくしかられるところだ。
さすがに、ここではこれ以上悪いことはおこりそうもないが、
つながったと思った元の世界との絆が、
またぷつんと切れた気がした。



753:名無しさん@ピンキー
10/10/15 00:53:08 4p/chYtp
呆然としたシーカーは、またひとつ過ちを犯した。
隙ができて、あたりに注意を払わなかった。
後ろから人影が迫ってくることにさえ、
気づかなかったのだ。

代償は、腰のあたりにやってきた。
なにかにどん、と突き飛ばされたシーカーは、
前のめりにつんのめったところを、
顔面からレンガの地面に激突するのを
受身で避けて体をひねり、
腰のあたりに絡みついている奴を
振り払おうとした。

小さなそいつは、
シーカーの細い腰に必死で、
しがみついている。

一瞬のうちに、
衝撃を和らげる体勢を整えたシーカーは、
倒れこみながらそいつを、
両手で押さえ込んだ。

「子ども?!」

横受けで抱え込んでしまったのは、
5歳くらいのおかっぱ頭の子ども。
その子は
瞬間たじろいだシーカーの腹を思い切り蹴って飛び上がり、
相手が地面にのびたところで、
今度はどすん!と、
身体に馬乗りになった。

「つかまえたぞ!この泥棒め!
ボクのお面を返せ!!」


754:名無しさん@ピンキー
10/10/16 00:17:05 dQQzZxD/
子どもは馬乗りになったまま、シーカーの胸倉をつかんだ。
「脱げ!」
「なんだ、いきなり」
会う者、会う者ことごとくに、
脱げといわれっぱなしのシーカーだった。

「脱げ!それはボクの服だ。
母がぼくのために作ってくれた服だ」

シーカーは驚いて子どもの顔を見た。
くりくりと大きな目をして、
目鼻立ちも整ったかわいらしい子だ。
だが、
こめかみや口元が、ひきつっている。
相当癇が強いらしい。


「落ち着けよ。それにこの服は
マニ屋で買った」
「うそだ。ボクはずっとあの店で見張っていたが、
お前は最初からその服を着ていて、
小物を買っただけだ。

ボクからお面を奪った、
あいつの仲間だろう!!」
「うそなんか言ってない、それにこの服は大人用だ。
君はまだ、子どもじゃないか!」

相手はぐっと、言葉に詰まったようだった。

755:名無しさん@ピンキー
10/10/22 00:35:10 /0Zo3mVP
ほしゅ

756:名無しさん@ピンキー
10/10/25 23:35:17 TpIYsaLS
tes

757:名無しさん@ピンキー
10/10/25 23:52:31 TpIYsaLS
その隙に、シーカーは半身を起こした。
子どもは転がり落ちて、でんぐり返しになった。
「すまない!だ、大丈夫か」
差し出した手を子どもがつかんだ。びっくりする程力が強い。

「逃がすものか!
あいつの居場所を知ってるんだろう。
ボクのお面を盗んだ、あのスリの…」

子どもはまだ何か言っていたが、
あとは聞き取れなかった。
また、あのゆがみが起こったのだ。

「うわ…」
目が回り、気持ちが悪くなる。
シーカーは目をつぶった。腕をつかんでいた小さな手が、離れていく。
奈落の底に落ちていくような、いやな気分だった。


758:名無しさん@ピンキー
10/10/26 00:28:44 vQIURf1W
気がつくとまたあの、時計塔の前にいた。
今度は夕暮れ、鐘が街中に響いている。
所持品を調べると、マニ屋で買ったはずの小物も、
おろしたルピーもすべて、無くなっていた。

「また時間が戻っている」

何度も、何度も同じ時間を永遠に繰り返すのか。
シーカーは思わずぞっとした。
「いや、少しずつだが前に進んでいる」
前回は朝だった。今はもう夕方。
まもなくマニ屋も開く時刻だ。
あそこから始めるしかない―その前に
「先立つものはルピーだ」

相当げんなりしていたが、行くしかない。

さすがに、疲れていた。
どこかで休みたかった。
寝床を提供してくれるのなら、あの無愛想な女将の宿屋でも、
銀行屋のところでもいい。

自分でもあきれるほど、投げやりになっているシーカーだった。

759:名無しさん@ピンキー
10/10/27 10:27:28 FCrUm64Y
シークたん、うちに泊まって~
炬燵でアンアンしよう!

760:名無しさん@ピンキー
10/10/27 23:43:41 lsygSdOl
電気炬燵でアンアンするとケツを火傷する。

761:名無しさん@ピンキー
10/10/28 21:09:36 X6LRZaGC
いいなぁ炬燵。粋たなぁ。
急に寒くなったことだし、アンアン言わずとも、
裸で抱き合ってるだけでも。

762:名無しさん@ピンキー
10/10/30 21:18:35 LN6lJ7mZ
火傷ならオ□ナイン塗らなくちゃね
ほらじっとしてて
あ、手がすべった・・・・

763:名無しさん@ピンキー
10/10/30 21:45:17 0p3Mvnr5
オロナインは痔にも効く。
滑りがいいから…いやなんでもない。


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