08/10/04 02:45:38 xaNf2+Q+
「でっていう！ でっていう！！」
「はあはあ、ヨッシー……吉田ぁ、そんなに締め付けられちゃ出ちゃうよう」
キノピオ少年は頭頂部に生えたキノコから胞子を撒き散らしながら、
緑のにくいあんちくしょうを後背位で犯していた。
あくまで彼は無自覚的であったのだが、誘ったのは吉田の方だった。
精通を迎えたばかりのキノピオ少年は股間のキノピオと、頭上のキノピオを持て余していた。
夢精はすこぶる気持ちが良く、まさに文字通りの夢心地な至幸感に包まれた。
その時の快感は最早砂のようにさらさらとその手から滑り落ち、曖昧な経験として記憶されている。
どうすれば、あの時の様に気持ちよくなれるんだろう……？
キノピオ少年は哲学的思索に耽りながら、無意識的に頭のキノコと股間のノコノコ頭をにぎりにぎりしていた。
ふうふうふう、何だか気持ち良いぞ。でも、何だか、物足りない。
キノピオ少年は悟っていた。自慰のシステムを自覚した。
すなわち性的妄想をぶつける対象物の存在だ。
ルイージ、クッパ、ハンマーブロス……垂涎物であるけれど、駄目だ。今ひとつぴんとこないのだ。
こないだマリオは股間にパックンフラワーをぶら下げていた。
そのまま街を闊歩しては、町中の人々の大きな歓声を浴びていた。
たぶん、ああいうのが理想的な形なんだろうな、とキノピオ少年は畏敬の念すら覚えている。
パックンフラワーを捜しに行こうかな、と思った矢先―
まるでキノピオ少年の煩悶を見透かしたかの様に、お尻をふりふりさせて通り過ぎる吉田。
キノピオ少年は、その尻を、二つの緑のでっぷりとした尻肉を、アスタリスクを見出す。
ごくり、と唾を飲み込んだ。尻は八の字の動きで少年を眩惑しに掛かる。
―もう、我慢できない。
早熟な性は理性を留めるに至らず、暴走した。
衝動の赴くままに背後から襲い掛かると、マーキングの意か、胞子を体中に撒き散らした。
そして、緑色の艶々なでっぷりとした尻肉を掴むや、こねくり回した。
吉田の吐息が荒くなる。キノピオ少年もまた、昂奮していた。
暴力的衝動に駆られ、豊満な尻を力任せに叩く。ちゃりん、とキノピオ少年の意識外のコインの枚数が増える。
キノピオ少年は満面に歪んだ笑みを浮かべると、ちゃりんちゃりんちゃりん。
吉田は、でっていう、でっていう、でっていう。