08/11/21 18:03:18 SJiozFHW
そうして、乱れた息がようやくおさまったころカガリが、みんなも心配していたから
一応自分の連絡先をアスランに知らせたことをシンに伝えたが、シンはカガリの頭を自分の胸に
引き寄せてから、疑ってごめん、と言った。
カガリが離れていってしまう怖さが、あんなにも自分を混乱させるとはシン自身も予想して
いなかったことではある。
けれどもカガリはシンのこのぶれのない素直さが、何にも増して愛しい。
「だいたい、一生わたしを憎むって約束したはずだろう?」
カガリが笑ってシンに口づけると、シンは安心したように静かに目を閉じた。
つづく