ガンダムSEEDエロ総合スレ Part28at EROPARO
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part28 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/08/26 00:41:15 QmZXHF4X
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3:名無しさん@ピンキー
08/08/26 00:42:35 QmZXHF4X
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4:名無しさん@ピンキー
08/08/26 00:44:30 QmZXHF4X
◆↓お勧めしない雑談用例など

・クレクレ・キボン禁止
某さん来ないかなあ
○○×△△マダー
○○×△△有とか言ってみる

・イラネ禁止
○○×△△ありえない(投下直後)
○○×△△萌えね
○○×△△とか今更むなしくない?
○○×△△なんて捏造カプイラネ

・叩き考察は新シャアへ
○○×△△最近良いと思います!~理由をレス(結局クレクレ・キボンに移行)
○○×△△ありえない~理由をレス(結局イラネに移行)

・自治レスにキャラ名カプ名を含めるのは避けましょう。
「○○×△△イイ!嫌いならスルーしなよ」
→「○○×△△厨が○○×▲▲が出るたびにを叩いてたのは棚上げか?おめでたい」
エンドレスになる。

・書き手の誘い受けは、時間をかけて荒れる原因になるので控えましょう。
ここは職人の妄想をぶつける場所ですが、お茶会会場ではありません。
馴れ合いは外から見ていると痛々しく、スレを疲弊させます。

5:種の奴がなかった…
08/08/26 00:48:28 QmZXHF4X
というわけで、みんな楽しく
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしていってね!!!   <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´


6:名無しさん@ピンキー
08/08/27 00:13:25 yWNZUEkk
復活してた!ワクワクテカテカ

7:名無しさん@ピンキー
08/08/27 07:04:04 /enngT+S
復活したところで投下がなくちゃあ・・・・・・

8:名無しさん@ピンキー
08/08/27 22:31:38 yWNZUEkk
場所がなくちゃ投下も出来ないからな!(・∀・)保守保守~

9:名無しさん@ピンキー
08/08/28 08:23:16 xIxCSU1H
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >   ゆっくりしていってね!!!   <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^--、
     _,. ---ァ‐_ニニ=ー          ,.-'"´      ::... `ヽ、
    , - '::ーr':/::::::::`丶丶、       ,/-::::   . ...:::: ´  ヽ::.:::.',
.   ,:'.:. ..: .: .:ヾ::::::、::. :. ::.::::ヽヾ:、     /   ./  :: : :::: . :. :.::ヽ::::.',
  /:::::::::::..:.: .: ::.:...::.\:::丶:::.::ヽ \   / . :::;:i、  :.::::::i;.::/l::ハ:.  ::::::;:: ',
  |:::::::::!:::::/!/__ヽヽ ヾヽ,rヽ:::::',ヽ   {l, :::::l::l_ヽ :::::ハ/__l__lイ ::::::::リ::'、
  l:::::::::!:::::|://'__` ヾ、 ヽィ=、!、::!:ト:',  ヽ :::ト (ヒ_] ` 、| ヒ_ン ).} l ::;イ}:::;ヽ、
  ',:::::r'l::::::! (ヒ_]     ヒ_ン |::::! :ト、   ', :l!""   ,___,   "" | .:/":::i;}
  '/|::ヽ',::::!'"    ,___,  " l::/|::! ヾ  l:::.',.    ヽ _ン    /::/z:::ル'
    Wヾ',::ヽヽ  ヽ _ン   イ:',l:!      |::|:|ヽ、       ,イ.:/|ノ‐'′
      ヽ::::ヽ,、 _____, ,.イ::、ヽl、     ヽl`  ー--─ ´   レ 


10:名無しさん@ピンキー
08/08/28 21:51:10 2Zv06+Tx
ルナステ

11:名無しさん@ピンキー
08/08/29 06:51:46 qWu5Xhk3
保守

12:携帯から ◆tKb/nouJ.U
08/08/30 17:44:36 d1/t+RVe
投稿したいところだけどプロバイダーが永久規制らしいorz
どこかあぷろだにでもアプしてスレの住人に投下してもらおうかと


13:名無しさん@ピンキー
08/08/30 20:30:20 ZcpsCJS/
おお、それじゃあうpして連絡なさいな
そしたら普通にあげるから

14:名無しさん@ピンキー
08/09/01 23:28:08 bpxViEAp
保守

15:名無しさん@ピンキー
08/09/02 14:17:13 Su2LDMIS
ほす

16:名無しさん@ピンキー
08/09/02 15:12:20 iwrmB3Pl
なんとなく書いてみました。投下します

17:シンとメイリン
08/09/02 15:15:35 iwrmB3Pl
「こんなことで……こんなことで俺はぁぁぁッ!!」
頭の中で種が弾けた。瞬時にして冴え渡る眼。研ぎ澄まされる感覚。

シンは見違える動きで巨大なMAを翻弄しつつ、ミネルバに怒鳴る。
「メイリン! デュートリオンビーム! レッグフライヤー!!」
「は、はいっ!」
メイリンの躊躇ったような声と同時に、シンは海面から飛び上がると、デュートリオンビームを受光した。
そのまま損傷した脚部を切り離し、新しく射出されたレッグフライヤーに換装する。
まるで新たな希望を体現するかのように色づいた機体。
シンはフルスロットルで巨大MAに接近する。
戸惑っている巨大MAの鉤爪からビームが発射されるが構わず、シンはシールドを掲げ、勢いを落とすどころかさらに加速した。
ビームを受けきった直後にシールドを投げ捨てると、シンはビームサーベルを抜きはなった。
「てやぁぁぁ!」
叫びと共に一閃した刃は、相手の巨大な体に吸い込まれた。
「メイリン! ソードシルエットだ!」
背後で爆散したMAには目もくれず、フォースシルエットをパージする。
新たに射出されたソードシルエット―背中に長大な二本の対艦刀を背負う―に換装すると、近くの敵艦隊に躍り掛かった。
どれくらいの時間が経ったのか、どれくらいの敵艦を屠ったかわからない。
気がつくと、スピーカーから帰投命令がでていた。


「すげーじゃんシン!」
「いやほんと、お前みたいなやつをスーパーエースっていうんだろうなぁ!」
「勲章もんだよぜってー! 赤服だし、マジのエリートパイロットだな!」
帰還したシンを待ちかまえていたのは、友人たちの温かい賞賛だった。
これだけの働きをもってすれば当然なのだろうが。
「いや、俺もよくわかんないんだけど……」
そんな友人たちに、シンは照れたように応じる。
実際シン自身が一番よくわからないのだ。
「シン! これ、タオルとドリンクだよ!」
そこへ、1人の赤髪の少女が割ってはいる。メイリン・ホークだった。
「……へ? あ、ああ、さんきゅ」
シンはぽかんとした表情でそれを受け取る。
「えへへ、それじゃ!」
メイリンはそれだけいうと、去っていった。
「……なんだ、あれ」
去っていくメイリンを呆然と見つめるシン。
今までこんなことは一度としてなかったし、ましてメイリンはシンを子供扱いしていたのだ。
「スーパーエース、勲章、エリートパイロット」
「へ?」
「メイリン、そういうのに憧れてるからなぁ」
アカデミーから一緒の友人はやれやれといった感じで肩をすくめる。
「えええっ!?」
「ま、がんばれよ」
友人たちはぽんとシンの肩をたたくと、持ち場に戻っていった。

18:名無しさん@ピンキー
08/09/02 15:16:55 iwrmB3Pl
終わりです
多分続かない
そっこうで書いたんでおかしいとこあるかもですがご容赦くだせえ

19:名無しさん@お腹いっぱい
08/09/02 17:01:45 Su2LDMIS
エロスは(ry

20:名無しさん@ピンキー
08/09/02 22:48:21 AT2ONxWg
とりあえずスレを長続きさせる努力をしてくれてありがとう
今後もがんばって投稿してくれ
できればエロありで
できないんならそれでもよし

21:名無しさん@ピンキー
08/09/02 22:50:15 jvjqtMkz
続かないところがおかしい

22:名無しさん@ピンキー
08/09/02 23:44:58 G/kFTzKc
新シャア板向きじゃね?

23:名無しさん@ピンキー
08/09/03 11:20:03 6wHodBQr
女性キャラで立ちションやりそうなのは誰だと思う?

24:名無しさん@ピンキー
08/09/03 11:37:58 0yOUTJpX



    ま   た   お   前   か



25:名無しさん@ピンキー
08/09/03 17:58:26 U3QOtZm6
奴さんも帰ってきたか(呆

26:名無しさん@ピンキー
08/09/05 14:18:30 fVJYHmnh
前に常夏×ステラのレイプ者を書いたものです
次も常夏を書きたいのですが、凌辱される相手は誰がいいですかね?
スメラギさんは00なので不可ですかね…

27:名無しさん@ピンキー
08/09/05 14:50:16 6TQAbNdp
なーたんキボンヌ

28:269
08/09/06 10:53:07 gn6oJQOQ
>>1さん スレ立て感謝です。

みなさん、こんにちは。
序盤のみ、エロ無し、百合っぽいかんじ、ラクスメイン です。
趣味に合わない方はスルーよろしく。

投下



29:269
08/09/06 10:53:44 gn6oJQOQ
歌うこともままならない、毎日だった。
ラクスは大きな溜息をつき、書類だらけの机から顔をあげ窓の外を見た。
分厚いガラスの向こうには重く暗くのしかかるような雲と灰色にくすんだ町並みが広がっていた。
「気象管理センターもたまには予報を外せば良いのに・・・
もう三日もこのような雲ばかり見ているといい加減気分が晴れませんわ」
ラクスがプラントの評議会の最高責任者である議長に就任してはや1年、
地球及びプラントの政治経済もようやく安定し
そろそろその席を誰か信頼の置ける評議委員に譲り渡そうかと考えていた矢先、
プラント管轄のとあるコロニーで旧パトリック派による武力紛争が勃発したため
そのままなし崩しにラクスが議長として任期を無期限に延長させる羽目になっていたのだ。


30:269
08/09/06 10:54:26 gn6oJQOQ



「ある程度、地球とプラントの状況が落ち着いたから、どこかに部屋を借りようと思うんだ」
ザフトの制服を着たキラ・ヤマトが照れくさそうに笑いながらラクスに言った。
ラクスは驚いて目の前のキラを見つめ問いかける。
「まあ、ザフトの官舎では何か不便がありまして?不便があるのでしたらすぐに改善いたしますから、
どうぞおっしゃってくださいな」
驚いたように声をあげるラクスに向かいキラは慌てて手を振ってみせた。
「そうじゃないよ。じつはプラントに来る前から考えていたんだけど
ラクスの助けになりたくて、ぼくはザフトに入ったんだ」
キラの言葉にラクスはこくりと頷き、自分の胸の前で手を合わせ感謝の意を現した。
「ええ、わたくしの無理なお願いをきいてくださって、キラには本当に感謝しておりますわ」
キラは記憶を辿るように少しだけ遠い目をし、それから真っ直ぐにラクスの目を見て言葉を続ける。
「ラクスは平和な世界を取り戻すために、あれからずっと頑張ってきたよね。
地球もオーブが・・・カガリとアスランが頑張ってひとつにまとまってきているし
もうぼくがザフトにいる必要はない気がするんだよ」
穏やかなキラの言葉に、ラクスは微笑みながら頷いた。
初めてキラと出会い、そして別れたあのアークエンジェルでの日々・・・
優しくて恥ずかしがり屋の少年はプラント最強エースパイロットの賞賛よりも
静かで穏やかな毎日を何よりも愛するごく普通の少年のままだった。

31:269
08/09/06 10:55:33 gn6oJQOQ
「もともとキラは人との争い事はお好きではないですものね」
「だから近いうちにザフトを辞めようと思っているんだ。
ザフトを辞めて、もう一度勉強をやりなおしたいなって。
ぼくはもともとプログラミング畑の人間だし・・・そうなったらザフトの官舎にいる訳にもいかなくなるよね。
だったら早いうちに住む所だけでも決めておこうと思って」
ラクスもわかっていた。いつまでもキラの厚意に甘える訳にはいかない。
「キラ・・・・そうですね、わかりました。
国防委員会に除隊を申請しておきます。いままで本当に・・ありがとうございました」
そう言ってファイルの書類を取り出そうとするラクスの手をキラが押さえた。
「ねえ、ラクス」
「なんでしょう」
一呼吸置いて、キラが言った。
「ぼくと一緒に来て欲しい」
「キラ?」
おもいもかけないキラの言葉に、ラクスは信じられないといった表情でキラをみた。
「本当は今すぐきみを連れていきたいくらいなんだけど、
そんなことをしたら多分ぼくはプラントの歴史に名を残すほどの大悪人になりそうじゃない?
いくらフリーダムでもザフト全軍を一機で蹴散らすのはちょっとばかり骨が折れるけど
もちろん、ラクスがやれって言うならやってみせるけど」
キラが微笑みながらラクスの手を握った。
「ダメかな?」

32:269
08/09/06 10:56:19 gn6oJQOQ
ラクスの涙でキラの笑顔が滲む。
ラクスは誰かの幸せのためではなく、自分だけの幸せを手にする日が来るなんて考えた事も無かったのだ。
いや、考えてはいけないと自分自身に言いきかせていたのかもしれない。

でも。

「少し・・・少しだけ、時間をくださいな。わたくしを支えてくださった方々にお礼を言って、
いま、やり残した今の仕事を引き継いだら・・・すぐに、すぐにあなたの元へ参ります」
どちらからともなく腕を伸ばし、しっかりと抱擁すると自然と二人の顔に笑みが浮かんだ。
「ラクス・・・ありがとう」



33:269
08/09/06 11:01:48 gn6oJQOQ

「・・・・・・・・」
ラクスはもういちど、溜息をつく。
あの日の約束から半年が過ぎていた。
身辺整理に手を付けるか否かの時期に次々と問題が起こりキラの元に行くのがずるずると先延ばしにされているのだった。
「やっぱり、戻ろうか?」
週に一度の近況報告を兼ねた二人きりの逢瀬――といっても通信スクリーン越しだが――は
ここ数回、キラのこの言葉から始まっていた。
「いいえ、キラはもう新しい道を歩み始めているのですから、こちらのことは何も心配しないでください」
ラクスはその度に首を振り、微笑みながらその申し出を断り続けていた。
もう二度と、キラに軍服を着せるつもりは無い。



34:269
08/09/06 11:02:33 gn6oJQOQ



「・・・よろしくお願いしますね」
手を伸ばしインターフォンで暫く誰も取り次がないよう指示を出すと
ラクスは応接ソファに腰を下ろし、そのままだらりと身体を横たえた。
さすがにここ数日、体力的にも精神的にも疲れているのを自分自身感じていた。
辺境コロニーでの武力抗争はなんとか鎮圧の方向に進んで入る。
ただ、辺境における現プラント評議会への不満は目に見えない火種となり
あちこちに飛び火しているとの報告を受けているし、
闇ルートでジャンク屋から武器を調達した武装組織が未然に摘発されたというのも記憶に新しい。
「なぜ人は・・・・争いの・・・連鎖を・・――」
ソファに横たわったまま、いつしかラクスは睡魔に引き込まれて行った。





35:269
08/09/06 11:03:12 gn6oJQOQ




胸苦しさに目を覚ましたラクスは闇の中から自分を見つめるスカイブルーの瞳に気がつき
慌てて目を見開いた。
「あ・・あなたは・・」
「ラクスさま、ご気分でも悪いのですか?」
寝起きの頭でも、その声が女性のものである事にラクスは少しだけ安堵する。
「わたくし・・・眠ってしまっていたのですね?」
「ええ、随分とお疲れのようでぐっすりとおやすみになられていました」
何故かひどく聞き憶えのある声と、それ以上に感じる違和感にラクスは相手の姿を捉えようと
必死になって暗闇に目を凝らしながら詰問した。
「・・・・あなた、どうやってわたくしの部屋に入ったのですか?
ここのセキュリティは万全の――」
「お忘れですか?わたくしはもう一人のラクス・クラインなのよ」
「もうひとりの・・・わたくし・・・?」

――もうひとりの――ラクス――

36:269
08/09/06 11:03:54 gn6oJQOQ

澄み切った青空のような大きな瞳。腰までかかる豊かな美しい長い髪。
陶器のように白い肌と若木のようにすらりと伸びた手足。

自分と瓜二つの姿の少女が至近距離から自分を見つめていた。
「あなた・・・ミーア・・・さん・・・?」
ラクスに名を呼ばれた少女は途端に太陽のような笑顔になり、横たわるラクスの首にしがみついてきた。
「憶えていてくださったの?わぁ、嬉しい!」
あまりのミーアの驚喜ぶりに面食らってしまったラクスは一瞬戸惑ったものの、
すぐに自分にしがみつくミーアを押し返し困惑した顔でミーアをまじまじと凝視した。
「でも・・・貴方はコペルニクスで亡くなったはず・・・」
「ふふふ」
ミーアはゆっくりとラクスの手を取り自分の口元に引き寄せた。
白く細い指を口に含み舌と唇とその感触を楽しむと、上目遣いでラクスの反応を伺う。
振り払おうにも身体が動かない。
「おっ・・おやめなさい!」
ラクスの全身は冷水を浴びせられたように鳥肌が立っている。
しかし、それをきっかけにラクスの体内の奥底にはねっとりとした澱が首をもたげ
次第にそれは大きなうねりとなり、ラクスの全身を揺さぶっていた。
「あらぁ、止めちゃっていいんですか?ラクスさま」
ミーアは薄く笑いながらラクスの白いスカートをまくりあげるとその脚を割るように自分の身体を入れた。

37:269
08/09/06 11:04:37 gn6oJQOQ
「やめて!ミーアさん!!」
「ラクスさまって下着の趣味は随分と過激なんですね。
こおんなちっちゃい布、感じたらすぐにびちょびちょになっちゃうでしょ?あらら、言ってる端から」
ラクスの両脚の付け根を覆う小さな布には薄っすらと染みが浮かび、
ほの暗いその中心部からは微かに蜜の匂いが滲み出していた。
「ラクスさま、最近恋人が遠くに行ってしまって欲求不満なんじゃないですか?」
クスクスと笑いながらミーアがラクスの湿った部分を指でなぞり、
ほんの少し固く尖り始めているクリトリスをきゅっと抓んでみせた。
「あんっ・・・ッ・・そんな・・」
「だってわたしはあなたの影、あなたの分身ですもの。
なんでも知っているわ・・・あなたが夜な夜な離れている恋人を想って独りでベッドで――」
全身が羞恥で真っ赤になる。ラクスは悲痛な声で叫んでいた。
「やめて!」
「恥ずかしがらなくてもいいわ。ラクスさまだって人間だもの。
で、自慰に耽るラクスさまを見ていたらなんか可哀想になっちゃって。
ほらぁ、わたしが議長のラクスだった時、私生活も厳重に管理されていたから
男の子と遊ぶこともできなくて、わたし、本当に辛かったの。
仕方なく道具や自分の指で自分自身を慰めていたけれどそれって後からとぉーっても虚しくなるのよねぇ。
だから、今日はわたしがラクスさまに大サービスしちゃいます。
ずっとラクスさまや周りの人達を騙していたお詫びみたいなものね」
ミーアはそう言いながらもう片方の手でラクスの服の上からなだらかに盛り上がった胸の先端を
指先で強くつまみあげた。

38:269
08/09/06 11:05:51 gn6oJQOQ
「ラクスさま、乳首が固くなっていますよ?
うふふ、もしかしてわたしにいじめられるの、期待しているのかしら?」
顔にかかる長い髪をかき上げながらミーアは妖しく笑い、身動きのとれないラクスの唇に自分の唇を重ねた。
すぐさまミーアの舌がラクスの口腔に潜り込み怯えたように強張るラクスの舌に無理やり絡みつかせると
そのまま嬲るようにぐりぐりと捏ねくりまわした。
「ふ・・ふぁっ・・・うう・・・」
苦しげに眉を顰めもがくラクスに構わずミーアはラクスの髪を掴み
一層深く唇を重ね合わせ生暖かい唾液をラクスの咽喉に流し込む。
酸素が足りないのか、ラクスは目の前に白い靄がかかったような状態になり
次第に抵抗する気力も削り取られずるずるとミーアの口付けに流されるようになっていた。
ラクスの抵抗を制したと判断したミーアはようやくラクスの唇を解放し、
溢れ出た二人分の口元の唾液を手の甲で拭うと躊躇無くラクスの衣服を剥ぎ取った。
生まれたままの姿になったラクスにはもはや抵抗する気力も残っていない。
「ラクスさま・・・とても綺麗・・」
ミーアは猫のようにちろりと舌を出し、ラクスの胸の先端で震える桃色の突起をぺろりと舐めた。
「ああっ!」
たまらず甘い叫び声をあげるラクスをみつめながらミーアはゆっくりと自らの衣服を脱ぎはじめる。
「ラクスさまの声、とっても可愛い~。もっともっと鳴かせてあげますからね。
あらら、もうこんなに濡れている・・・ラクスさま、もしかして後ろの穴も自己開発しているんじゃないですか?
うふふふ、わたし、もっともっとラクスさまのこと知りたくなって来ちゃった」

いつの間にか灰色の空から白い結晶が一片、二片と舞い降り、それはみるみるうちにプラントの街を覆いつくす。
音も光も途絶えた部屋で二つの細い影が蛇のように絡み合っていた。



・・・・・続く・・・・・


39:269
08/09/06 11:06:32 gn6oJQOQ
続きはまた後日。
ありがとうございました。

40:名無しさん@ピンキー
08/09/06 17:12:19 vUK4q4ZE
ミアラク、初めて見た!ラクスのク○トリス…(;´Д`)ハァハァ
続き、楽しみにしてるよ~

41:269
08/09/10 08:22:35 XjPi8gsS
みなさん、こんにちは。

先日の続き、ラクスとミーアの百合です。とりあえず保守がわりにエロパート少し。
自分はしばらく間が開くと思うので
もしも他に投下予定の方がいたらどうぞガンガン投下しちゃってください。

投下

42:269
08/09/10 08:23:16 XjPi8gsS
あの雪の日を境に、ラクスの毎日は激変したと言ってもよい。
コペルニクスで死んだはずのミーアはそれから度々ラクスの元に現れ
ラクスの肉体を辱め続けていたのだ。
不思議な事にミーアの姿はラクス以外の人間には見えていないらしく、
またミーアもそれを承知しているのかいないのか、あえて人前でラクスに手を出す事は無く
人払いされたラクスの部屋や誰もいない時間帯を狙って
どこからともなく現れ、ラクスとの情事を楽しんだ後、いつのまにかいなくなっているのだった。
「だって、ラクスさまのこんなにいやらしく乱れている姿を他の人に見せるなんて
勿体無いじゃないですか?これはわたしだけのお楽しみなんですよぉ」
無邪気に笑いながらミーアはラクスの秘所に差し込んだ男性器を模した玩具を
ぐりぐりと動かした。
「あああっ!や・・やめ・・っ!」
熱い坩堝を掻き回されてラクスは恥ずかしげもなく腰を振り声をあげた。
拒絶の言葉を吐いても身体は蜜を滴らせ悦んでいるのは
ラクス自身が承知していた。
ただ、こういう反応を見せればミーアは満足し、
更に濃厚な刺激を与えてくれるというのを学んでしまったから。
ラクスが羞恥の声をあげればあげるほど、ミーアはいろいろな道具や手段で
ラクスの快楽を炙り出してくれるのだ。
事実、ミーアの手によって開発されていったラクスの身体は
自身の自慰では全く達することができなくなってしまっていた。
「ミーアさん・・・お願い・・です・・・もう・・・やめて・・・」
涙を浮かべ息も絶え絶えにそう哀願するラクスだがその本心は真逆であり、
ミーアも十分理解した表情で頷くと楽すの秘所から
毒々しい色の玩具をずるりと引き抜いた。

43:269
08/09/10 08:23:57 XjPi8gsS
「んああっ・・ッ」
鼻に掛かった声でラクスが呻く。
名残惜しげにヒクつくラクスの女性器からは透明な汁がぽたりぽたりと滴り落ちた。
「あらやだ、ラクスさま、本当は抜かれたくなかったんじゃないですか?」
手にした玩具とラクスの秘所を見比べていたミーアが意地悪く囁いた。
「ラクスさまのココ、もっといじめて欲しかった~って言っているみたい。
たくさん濡れてぴくぴくしちゃって、本当に可愛いわ。
あんまり可愛いから、次はどんな方法で遊んじゃおうかな」
ミーアは笑いながらラクスを抱きかかえると、背後にまわり
ラクスの膝に手を回し大きく脚を開かせる体位になった。
「ラクスさま、まだイってなかったでしょ?
お手伝いしますからラクスさまの好きなようにシてみせてください」
ミーアの言葉は甘い毒のようにラクスの耳に滑り込む。
同じ顔、同じ声が自分を苛む状況にラクスはそれだけで身体の奥が熱くなり
自然と敏感な部分がきゅうきゅうと刺激を欲して疼きだす。
「す・・好きなよう・・に・・?」
ミーアはラクスの首筋に息を吹きかけ、つつつと舌でうなじをなぞりあげた。
びくん、とラクスが震え、長い髪が生き物のようにうねりミーアの横顔に濃い影を作る。
背後からミーアがラクスの乳房を鷲掴みにし、両手乳房全体と固くなった先端を弄ぶ。
ミーアの手の中でラクスの果実のような乳首が痛いほど起立し
その表面をミーアの白い指先が何度も何度も行き来する。
その絶妙でもどかしい愛撫にラクスは途切れ途切れに呻き、身体を揺らした。

44:269
08/09/10 08:24:38 XjPi8gsS
「ああ、ラクスさまったらドキドキしているのね?
わたしと遊ぶのがそんなに嬉しいの?うれしい、ラクスさま、大好き!」
ミーアは天使のような笑みを浮かべながらラクスの手を掴み、
その手をラクス自身の両脚の間に押し付けた。
「さあラクスさま、ご自分の指で気持ちいいことしてみせてください。
発情した雌犬みたいに、自分の指で恥ずかしい穴をかきまわしてみせてよ。
お尻を振って何本もの指を咥えてみせなさいよ、さあ!」



45:269
08/09/10 08:25:21 XjPi8gsS
今日はここまで。続きはまた後日。

どうもありがとうございました。

46:名無しさん@ピンキー
08/09/10 20:44:57 g7A3cQ/a
いいねいいねー!GJ!
手伝ってもらいながら自慰って初めて見たよ。いいな、このシチュエーション(*´Д`)

47:名無しさん@ピンキー
08/09/11 23:27:51 O5cmOZAs
ISAP死ね

48:名無しさん@ピンキー
08/09/13 21:40:53 b70XIOix
またシンカガ職人さん投下してくれたら嬉しい


49:名無しさん@ピンキー
08/09/16 21:00:33 yIadIdaQ
シンカガほんと燃えなよな

50:名無しさん@ピンキー
08/09/16 23:23:47 te72yEbZ
日本語でオケ

51:名無しさん@ピンキー
08/09/21 14:26:46 Bfd+fhEv
hoshu

52:名無しさん@ピンキー
08/09/23 11:15:06 s0MZjKJA


53:名無しさん@ピンキー
08/09/25 07:02:37 Gt+70rnS
>>45
また投下してくれて嬉しいです
つづきまっています

54:269
08/09/28 14:04:22 YER3O2ya
みなさん、こんにちは。

先日の続き、ミーア×ラクス、ちびっとキラ×ラクスあり。
興味の無い人はスルーしてください。
投下。

55:269
08/09/28 14:05:09 YER3O2ya
強い口調でラクスを促しながら、ミーアは握ったラクスの手を
ぬるぬるとした汁にまみれたラクスの割れ目に押し付ける。
「み・・ミーアさん、そんなことわたくし・・ひっ!」
割れ目の中の尖った肉芽に指が当たり、ラクスは快感に身体を震わせた。
敏感な先端はすっかり皮を剥かれた状態で勃起しており
それは赤いグミの実のようにラクスの陰部を彩っている。
真っ白な土手の下にぱっくりと口を開けた 桃色の裂け目の中のちいさい突起に刺激を求め
ラクスの腰が本人の意思とは関係なくかくかくと揺れた。


56:269
08/09/28 14:07:24 YER3O2ya
「あんっ・・・あああっ」
敏感な実を弾かれてラクスはのけぞり声をあげる。
その途端、ラクスの秘所は飛沫を散らし 一瞬全身を硬直させたかと思うと
そのままその場に崩れ落ち全身を弛緩させた。
はあはあと荒い息をつき目に涙を浮かべるその姿を見下ろしていたミーアは 腹這いになり
ラクスの上に屈みこんで楽しくてたまらないといった様子で囁く。
「あら、ラクスさまイっちゃったの? 膣中を擦られるよりこっちを擦られるほうがいいんだ?
ふうん・・・それならもう男なんて必要ないですね?
女の子同士のほうがずうっと気持ちよくなれるって事でしょ」
ミーアの指先が達したばかりのラクスの秘所に差し込まれた。
「・・・!・・いやっ・・だめっ!わたくし・・イったばかりなのに・・!」
拒絶するラクスの言葉に耳も貸さず ミーアの指は熱く狭い穴の中に溢れ出るトロトロの蜜を掻き混ぜ
さらに奥の内壁をこじ開けんばかりに激しく指を動かした。

「ああッッ・・・また・・ッ!!また・・・イっちゃ・・ひっ!」

じゅぶっと淫らな水音を立てるたびにラクスの身体が仰け反り
中で蠢くミーアの指が千切れんばかりに締め付けられる。

「わたくし・・わたくし・・・ッ・・!キラ・・きて・・ッ!!」


57:269
08/09/28 14:09:30 YER3O2ya
こじ開けられた貝の口からは溶岩のように熱く粘ついた欲望が溢れだし ラクスは苦しい体勢のまま相手の唇を求めて顔をあげる。
ミーアは乞われるままに背後からラクスの唇を自分の唇で塞ぎつつ より激しく指でラクスを犯し続けた。

「んふぅ・・っ!」

舌が絡まり呼吸が止まる。
頭の中が白く弾けた瞬間、ラクスは失禁したかのように高く潮を吹きながら達していた。

生暖かい汁が青い血管の浮き出た白い太腿を汚し、牝の臭いがたち上る。
ラクスの荒い息遣いだけが事後の空間に響き渡った。
「あーあ」
ミーアに捕まれた手がいきなり解放され
背中に感じていたミーアの質量がなくなったので ラクスが恐る恐る振り返ると
いつの間にか服を着たミーアがつまらなそうな顔で立ち上がるところだった。
「み・・・ミーア・・さん・・?」
全身に力が入らない。
あれだけ激しく何度も達した後では指一本動かすのさえ億劫だったので
ラクスは力なく横たわったまま、目だけでミーアの姿を追った。
自分と同じ顔と声を持つ少女はまるで汚いものを見るかのように 全裸で横たわるラクスを見ながら言った。

58:269
08/09/28 14:11:37 YER3O2ya
「ラクスさま、最後にイクとき男の名前言いましたよね?もう、がっかりだわ。幻滅ぅ!
男なんて・・・散々わたしの事を利用して、たくさんのプロデューサー・・・ううん、それだけじゃない。
プラントの歌姫ラクス・クラインの勤めだってマネージャーに言いくるめられて偉そうな士官や議員たちに ありとあらゆる穴に汚い精液を注がれて、
最後には邪魔だからって捨てられて、もう、最悪。
わかる?無理やり飲まされるザーメンの味。吐く事もできず鼻をつままれてあのねばねばの臭いやつを飲まされる辛さ。
わたし、本物のラクスさまは男になんか目もくれずいつでも一人で戦う、 強くて凛々しい方だと思っていたのに・・
だからわたし、大好きなラクスさまの 癒しになろうと思ったのに。嘘つき。
大嫌いよ、あなたも、この世界も!」
ミーアはそう言うと、瞬きする間も無くその場から煙のように消えてしまった。

ラクスにはミーアとの情事が夢なのか現実なのかわからないままだった。
周囲の人間には誰一人ミーアの姿は見えておらず
ただラクスの陶磁器のような白い肌のあちらこちらにつけられた紅い愛撫の痕だけが
唯一彼女が存在していたという証なのだが それも日に日に薄くなっていき、
やがては日向に置いた雪片のように跡形もなく消えてしまっていた。

――それ以来、ミーアがラクスの前に現れる事は無かった。



59:269
08/09/28 14:13:08 YER3O2ya
「――ラクス、どうしたの?」
ラクスの柔らかい脇腹を両手で支えながらキラがラクスの顔を仰ぎ見た。
仰向けに横たわったキラの腰を跨ぎ大胆に腰をくねらせていたラクスが急に動きを止めた事を不審に思い
局部に集中していた意識を引き戻し、閉じていた目を開けてキラが問いかけたのだ。

ミーアが消えてからすぐ、ラクスはプラント議長としての業務や権限を全て評議会に返上し、
まるで何者から逃げるかのようにほとんど身一つでキラの元に身を寄せていたのだった。
熱く締め付けるラクスの中で爆発寸前だったキラは快楽を中断されたためか、かなり不満げな声でラクスに言った。
「なんかさ、ラクスってこっちに来てからいつも上の空じゃない?
仕事は全て引き継いだんじゃなかったの?それとも他になにかあるの? ぼくとこうしているよりも大事なこと?」
キラの言葉にはっとしたラクスは慌てて首を振り、すまなさそうにキラの手を取り
自分とキラとが繋がっている箇所へとその手を導きながら艶めいた表情で告げる。
「キラを感じているこの瞬間より大事なことがあるなんて、そんなもの世界中探したってありませんわ。
さあキラ、ここも愛してくださいな・・・あなたの指でわたくしを・・・ああんっ」
ラクスの言葉が終わる前にキラはラクスの言わんとする事を理解し、
指の腹を使いラクスのクリトリスを刺激しながら大きく腰を使い下からラクスを突き始めた。
キラの動きに合わせてラクスも腰をくねらせ、 二人は目を閉じ互いの体温と息遣いを融合させる。
「いいっ・・! 奥に当たって・・ッ・・・!キラぁ・・・ッ・・そのまま・・中に・・!」
何事も無かったように愛し合う恋人達は終焉に向かい走り始めた。

ミーアの愛撫とは違うキラの熱さを胎内に感じながら ラクスは心の中でもしも再びミーアが現れたとき、
自分はあの身体と心を焦がす快感を拒めるだろうかと自問自答をしつつ
キラの注ぎ込む悦楽の波に身を投じるのだった。

――自分とよく似た少女の視線を感じながら。





・・・・おわり・・・・



60:269
08/09/28 14:14:45 YER3O2ya
以上です。

どうもありがとうございました。
さようなら。

61:名無しさん@ピンキー
08/09/28 21:04:20 FA0TbV4u
ミアラクGJ!!!!


62:名無しさん@ピンキー
08/10/05 08:31:16 VWEkeuNr
GJ!!

63:名無しさん@ピンキー
08/10/12 22:07:07 Wt1oyem+
シンカガ!シンカガ!!!!!!!

64:名無しさん@ピンキー
08/10/13 20:11:59 bFCCs1cX
シン×セツコに萌えられない無能クズは人間の出来損ない。だから死ぬべき


65:名無しさん@ピンキー
08/10/26 05:57:18 ZuPGDNUJ
上げ

66:名無しさん@ピンキー
08/10/26 08:28:21 r0TODt33
ところでセツコって誰? そんなの種にいたっけ?

67:名無しさん@ピンキー
08/10/26 09:52:56 FsAawIxf
>>66
あれだよ、オハジキ食べる子。

68:名無しさん@ピンキー
08/10/26 19:08:19 YiMv/8Al
それ、最後にトラックで運ばれる死体の山の中から携帯握ってる腕が出てたりしね?

69:名無しさん@ピンキー
08/10/28 06:09:24 PY/6Oefr
節子、それセツコちゃう、節子や

70:名無しさん@ピンキー
08/10/31 16:18:42 /9NMtIpz
スパロボだろ

71:名無しさん@ピンキー
08/11/13 16:01:39 6qKEUBvm
アスメイ

72:保守 アス/シン×カガ-1
08/11/21 17:52:20 SJiozFHW
公務で訪れていたプラントから地球へと帰還するシャトルが、途中で立ち往生を余儀なくされたのは、軌道上で輸送船の事故があったせいだった。けが人も出ているらしく、窓の外を見れば救護や機体、ジブリの回収などにあたっているモビルスーツがせわしなく行き来している。
カガリは死者が出ていなければいいがと思いながら窓の外へと視線を投げた。
その背後が少し騒がしくなりもう一度船内に目を戻すと、扉の向こうで事故の説明なのだろうか、現場の責任者らしき人物の声がして、
「え?」
カガリから思わず声が洩れる。
慌ててドアに駆け寄り、その間も外の声に耳を澄ませば疑念が確信に変わる。この声は、アスラン!
さすがに昔のように声に出してその名を呼びはしないが、逸って震える指は乱暴にそのドアの開ボタンを押した。
室外にいた全員の目が一斉にカガリを見る。
「ア…」
「ああ、カガリ様、後ほどご説明にあがるつもりでしたが」
そう言ったのは役人の一人。
そしてカガリの視線の先で会釈をする人物こそ、違う、いや違うのは髪の色だけで、やはりそれはアスランなのだった。
瞬間言葉を失ったカガリが、それでも、
「あ、ああ、説明は後で聞くが、…すまない、ちょっと人を払ってくれ」
しどろもどろに全員を見渡した。
そして、要領を得ない役人たちが顔を見合わせるなか、ようやくはっきりとした声で言う。
「彼は私の友人だ」

73:保守 アス/シン×カガ-2
08/11/21 17:54:48 SJiozFHW
いざ、室内に二人きりになると、カガリはまたしても言葉を逸してしまう。何年ぶりだ? 二年か、いや三年か? 言いたいことや言わなければならないことはフローアップしてそのままこぼれていってしまうので捕らえられないのだ。
ただ見つめ合うだけで、室外のざわめきばかりがさざ波のように寄せる。
それでも何か言わなければと、カガリは一番明らかな部分に触れた。
「アスラン、その髪は─」
するとアスランはふと頬を緩め、
「今はその名も違うがな」
と笑った。それは不思議なくらい自嘲でも恨み言でもないように聞こえた。
そして、
「久しぶりだな、カガリ」
アスランから名を呼ばれたことで、カガリの感情のたがは外れてしまった。
カガリはアスランに駆け寄り、その体にしがみつく。
「探したんだぞ、アスラン!いなくなったって聞いて、キラも…ラクスも」
アスランは熱を放つカガリの体をやさしく受け止め、少しのびた金色の髪に指をさし入れた。
「すまない、ひとりになって答えを探したかったんだ。青い言い方だが」
あの後、妹のメイリンから渡されたカガリとシンの情事を記録したチップに驚愕し、悲しみも諦めも、そしてそれから恐怖も、すべてを味わったルナマリアがとった行動は、けれどそれ以上はないほど理性的で決然としたものだった。
彼女はメイリンをたしなめ、アスランと引き離したのだ。
誰のためにもならない関係は清算されなければならなかった。二人が暮らしていた部屋は引き払わせたのだが、その渦中にアスランの行方は知れなくなってしまった。
彼の精神状態がきわめて不安定だったこともあり、ルナマリアはことの次第をラクスに報らせ、後のことを委ねた。
ありていに言えば色恋沙汰で、私も含め道を過ってしまった、妹の今後には私が責任をもちます、とルナマリアはそうラクスに謝罪したのだと、カガリはラクスに聞いた。

74:保守 アス/シン×カガ-3
08/11/21 17:56:31 SJiozFHW
「謝るのはわたしのほうだ、わたしは、…わたしは…っ」
「君の立場をよく理解しているつもりだった。
結果として俺の気持ちが君の足枷になっていたなんて」
アスランの腕の中で、カガリは何度も頭を振る。
足枷だなんて、そんな、そうじゃない、そうじゃないんだ、と。
ラクスがルナマリアから報らさせたというその内容、あの時のシンとの情事が
メイリンによって記録され、
アスランの手にも渡りそれが失踪の原因になったのだろうということを
ラクスの口から聞かされ、膝からくずおれ、震えを止められなかった自分を、
カガリは昨日のことのように思い出す。
「君は悪くない。君はやさしすぎたんだ、だから抗えなかった、それだけだ」
アスランの言葉に、カガリは少し体を固くした。わたしが、やさしい…?
するとカガリに呼応するかのようにカガリに回したアスランの腕にも力がこもる。
「そして君はその不毛な関係をまだ続けている」
はっとして思わず体を離そうとするカガリを、アスランの腕が阻む。
シンの顔がカガリの脳裏によみがえった。
たしかに近ごろカガリがオーブ軍籍の者と結婚するのではないかと、
どこからか漏れたのか単なる推測なのか噂が流れている。
不毛な関係、そうアスランは言った。
そうかも知れない、最初は異常な形で始まった関係だ。けれど今は…、今は?
戸惑うカガリの頬に、やわらかなアスランの頬が押し当てられた。
このまま少し顔の角度を変えれば、ほんの少しだけでも、そうすれば─
ふと、アスランの腕の力が緩み、ふわりと二人の間に空間ができた。
名残惜しさ、のようなものがそこに溜まる。
「アスラン…」
「俺は君のことを忘れようとしてた。でもできなかった。
俺が一人で君のことを思い続けるのは自由だろ?」
カガリは呆然として、ただ胸を、体を熱くした。
だから、アスランが踵を返し、懐かしい、あの涙が出るほどに温かなアスランの微笑みが
残像になってしまう瞬間には、思うより早くアスランの腕を掴んでいた。


75:保守 アス/シン×カガ-4
08/11/21 17:57:19 SJiozFHW
「わたしの、そうだ、連絡先を─変わったんだ、ちょっと待って」
そう言ってカガリが自分のプライベートナンバーを渡すと、アスランは少し驚いて、
それからまた静かな笑みを浮かべる。
「こんなことをされると、俺はまた君に迷惑をかけてしまうかもしれない」
「迷惑なわけがない!」
アスランはひとときカガリの瞳をひたと見つめ、そしてそれから身を翻した。
「れ、連絡してくれ!」
その背中に何と言えばいいのか分からないまでもカガリが声をかけると、アスランは歩を止めた。
止めて、背を向けたままで言う。
「あの指輪は─」
まだ持っているのかと訊ねたかったのか、けれどその先は続けずに、カガリの答えも待たずに
そのままアスランは部屋を出ていってしまった。
残されたカガリは今しがた目にやきつけた彼の背中を閉じ込めるように瞼を閉じて、
ひとつ、深く息を吐いた。
指輪ならまだ持っている。


現場に戻る途中、アスランは幾度もカガリとの会話を反芻していた。
この次会うことがあったなら言おうと思っていたことをちゃんと言うことができただろうか、
俺は上手く言えただろうか、と。
上手く?もちろん言えた。
君のことを思い続ける、か。
自分がまだあの頃と同じように俺に想われていると思ったのだとしたら、
いやおそらくそうだろうが、
「おめでたい女だ」


76:保守 アス/シン×カガ-5
08/11/21 17:58:19 SJiozFHW
「どうかしたのか?」
驚いたことに会うなりシンはカガリにそう問いかけた。
浮かない顔してるからさ、と続けるシンとカガリはそれだけの関係を重ねたということだ。
プラントで職務を得ていたオーブ出身者の帰国キャンペーンの第四次帰国団として帰国し、
現在はオーブ軍に在籍しているシンとカガリの逢瀬は、それからはもっぱらカガリの私邸。
シンはソファに腰かけてシンを見上げるカガリの横には座らず、後ろにまわってその腕を
カガリの首に回した。
暴発してはカガリに傷を残すシンの激情と、常軌を逸した情交と、けれどそれらは体を合わせ、
体温を馴染ませて交わるうちにすっかり形を変えていた。
シン自らの語った「憎しみ」と、カガリの欲した「憎しみの果て」は、まるで血管を切れば
赤い血が流れる、とでもいうように、いつの間にか二人の前に顕れて二人を温かく包んでいる。
元来まっすぐな気性のシンは、それをもう隠しもしない。
さすがに好きだとか愛してるだとかの言葉にすることはないが、そんなものはカガリの肌を
たどる指先にですら明らかだ。
シンはカガリの耳をその唇でやさしく挟む。彼の温かな息がかかった刹那、カガリは
知らず知らずのうちに強ばっていた心がほぐれてゆくのを感じた。
首に回されたシン腕に自分の手を重ねる。
「シャワー、浴びる?」
「ああ、うん」
カガリの手を引いて風呂場へ向かい、いつものようにカガリの服を脱がせてやったなら、
うんと小さい頃、まだ母さんと一緒に風呂に入っていた頃、こんなふうにマユの服も脱がせてやったな、と、
シンはいつも思い出す。違うのは、カガリがいつももじもじと恥ずかしげなところだ。
そうして全裸になったカガリが、今度はシンを脱がせる番だ。
少し背伸びをして腕を伸ばせば、乳房が少し上に持ち上がり、かがめばそれは重力に負ける。
シンがふと手ですくい上げると、カガリはもう!と目でたしなめた。
すっかり愉快になって、ちょうどトランクスを脱がせようとしていたカガリの頭がジャストな
位置にあるのをいいことに股間に押しつけると、不意打ちに驚きながらもカガリが上目遣いにもう?と
やっぱり目で訊ねるので、
「あはは、うそうそ!」
と、シンはカガリの手をひっぱって立たせ、浴室に入った。


77:保守 アス/シン×カガ-6
08/11/21 17:59:26 SJiozFHW
先にシャワーの前に立たせると、カガリの体が上気してゆく。
シンはボディソープを両の掌でかき混ぜて後ろからカガリの体に塗りたくった。
弾力のある乳房をわし掴みにして、乳首を指の間に挟むようにしてから揉みしだくと、
カガリの体から徐々に力が抜けてゆき、けれどそれと反比例するように乳首は固くなっていく。
「あ…」
カガリの吐息を合図のようにしてシンの手が下へと降りてゆく。
体の緩やかなカーヴをていねいに辿ってから、薄い茂みの中へと。
そして指先が花芯の先端に触れたなら、カガリの体は小さくはねて、
「あ、ふっ…」
抜けてゆく力に負けまいと、必死に体を捩ってシンの首に片方の腕を回してきた。
そんな体勢を取ったものだから、シャワーの湯は容赦なくカガリの顔にかかり、髪を濡らし、
顎をつき上げて薄く開いた瞼からその金色の瞳を、ともすると恨めしそうにも覗かせる
カガリの貌をひどく扇情的なものにした。
シンの指がカガリのクリトリスに塗りたくっているのは、ボディソープと、そしてカガリ自身から
あふれ出たものとが混じり合ったもの。シンの指はそこと裂け目を何度も往復したり、
立ち止まって捏ねたり、小さく弾いたりして確実にカガリを昇らせてゆく。
「あ…ああっ、ん…」
シンは喘ぐカガリの口を口で塞ぎ、固く屹立する自分のものをカガリのやわらかな尻に押し当て、
「ん、ん……んんーーっ」
大きな波にさらわれ腰を反らせて引きつるカガリを両腕でしっかりと抱きしめた。
「シン!」
一度達したカガリがまだボディソープの残るぬめる体でシンにしがみついてくるのに、
シンは笑顔で訊ねる。
「会いたかった?」
公務の忙しいカガリとシンとの逢瀬はひと月に一度ぐらい。近ごろそれが結婚の噂になりつつあることを
シンも知っている。そして実は、それもいいかも、とぼんやりとではあるが思ってもいる。
戦争で家族を喪い紆余曲折を経て故国オーブに戻った元ザフトのモビルスーツパイロットの
コーディネイター、などオーブの姫君の相手としては話題性もあってなかなかのものだろう、と。
だが、
「当たり前だろ」
シン自身をきゅっと握って、ちょっと拗ねたような口調で言うカガリの瞳に、
それとは分からないほどの何かが一瞬走ったのを、シンは見たように思う。
それでも、ねえ、これ今挿れてくれるの?という風に小首をかしげて目で問うカガリから
その違和感はすぐに消えてしまったので、シンはとりあえずカガリをバスタブの縁に座らせて、
「もうちょっと我慢しろよ、な?」
体を流してやった。


78:保守 アス/シン×カガ-7
08/11/21 18:00:08 SJiozFHW
シンが自分で体を洗っている間、カガリはその姿を見るともなしに見ながら、
アスランとの再会を思い出していた。もう一度会いたいとは確かに思っているが、
それは純粋な、こう言ってはなんだが責任感のようなものだと自分では思っているつもりだ。
例えば、今こうして過ごしているシンとの時間と同じような時間を、彼と過ごしたいとは思ってはいない、
…はずで、でもあの時もしもキスをしていたら、もしも彼が求めてきていたら自分は抗いきれただろうか?
カガリはふと、足の間に中指をもっていってみた。さっき達したばかりのカガリのクリトリスは
少し触れただけで電気が走ったようになり、今ゆるやかに脈動している膣内がいったい誰を求めているのか
わからなくなってしまいそうだ。
「カガリー」
シンが呼ぶ。シャンプーで泡だらけの髪を流してくれという合図だ。
「ああ、ちょっと待って」
自然と頬が緩んで、私はバカだな、とカガリは思う。
シンはいつだって正面から感情をぶつけてきてくれた、怒りも憎しみも、それから多分その先で
見つけたものも。驚くほど濁りのないシンの感情は、だからこそカガリに、カガリの心と体の隅々に
滞ることなくしみ通っていったのだ。
「なあ、シン?」
「うん?」
「シンって、なんか犬みたいだよな」
「犬ぅ?なんだよ、それ」
流れ落ちる泡をよけながら片目を開けてるさまも、
「ほら、なんかそういうとこも!」
カガリはかわいくてたまらない。
「わっかんねー!」
たち込める湯気の中に、シンとカガリの笑い声が重なって響いた。


79:保守 アス/シン×カガ-8
08/11/21 18:01:00 SJiozFHW
別に楽しい雰囲気の時に言ってしまえば軽く流せる、という計算がカガリにあったわけではない。
カガリの中では決着のついたことだからこそ、明日の天気を話題にするように、
「この間、輸送機の事故があって帰国のシャトルが遅れたことあっただろ?
あの時偶然アスランに会ったよ」
言い出したのだ。
「びっくりするだろ? 何年も行方がわからなかったのに、ほんとに偶然あんなところで会うんだから。
詳しくは聞かなかったけど今は民間のエマージェンシーサービスにいるみたいで─」
濡れた髪にバスローブのフードをかぶっていたので、カガリは背後から影が落ちてきているのに
気づくのに遅れた。はっとして振り返るとそこには厳しい目をしたシンがいた。
やましいところがあったのではなく、シンの形相にカガリはぎょっとしてしまった。
「なんですぐ言わなかったんだよ」
「えっ…」
「知らせる方法なんていくらだってあるだろ!なんで言わなかった!」
「だってそんな、何があったわけでもないのに」
「何がってなんだよ」
みるみる高ぶるシンは、さっきカガリの瞳をよぎった違和感を思い出した。
浮かない顔をしていたのも全部あいつのせいか、だとしたらもしかしたらカガリは─
「お前、何かあったらよかったって思ってたから俺に言えなかったんじゃないのか」
シンの勢いに気圧されてカガリが言葉を詰まらせてしまったのがいけなかった、シンの疑念は
増殖しはじめてしまう。ほらみろ、何も言えないってことは肯定だ、何があったわけでもない、
なんて、むしろ何かあったからこそそう言ってごまかそうとしたのかもしれない、と。
シンは自分でも自分を抑えきれなくなって、無言でカガリのバスローブの襟を引っ張って歩き出し、
「ちょ、…シ…ン…!」
ベッドに投げ飛ばした。勢い、カガリのバスローブは無様にはだける。その光景が過去の光景を
フラッシュバックさせなかったとは言い切れない、シンの中の眠っていた荒ぶるシンが目覚め、
恍惚を運んできた。


80:保守 アス/シン×カガ-9
08/11/21 18:01:49 SJiozFHW
「あいつ、お前になんて言ったんだ? あの時みたいにまた甘い言葉でも囁いたのかよ!」
カガリの脳裏にアスランの「俺が一人で君を思う分には─」という声がよみがえる。
シンと同じようにバカ正直なカガリはごまかすことができずに、やっぱり言葉を詰まらせてしまった。
「なんか言われたんだな、…ちくしょう、あいつ何をいまさら!」
ベッドの端に拳をたたきつけて膝を折るシンに、カガリは慌てて四つんばいで這い寄り、
「シン、ほんとに何もなかったんだ、懐かしかったから、でも、ただそれだけで─」
手を伸ばす。
「キスしたのか」
「してない、するわけが─」
するといきなりシンはカガリに覆い被さり、カガリを仰向けに転がしその両の腕を押さえつけて
ぶつけるように唇を重ねた。その衝撃でカガリの唇の内側が自分の歯に当たり切れてしまった。
むさぼるようにキスをするシンにもカガリの血の味がした。
「もう俺と会わないほうがいいって、そう思ってるんじゃないのか、アスランが帰ってきたなら
もう俺に用はないって」
カガリははっとして、その刹那激しい自己嫌悪に飲まれた。短いとはいえない時間をかけて通わせた心が、
シンとわたしの間には確かにあるのに、それはよくわかっていたはずなのに、どうしてわたしが
シンのことを想うのと同じぐらいシンもわたしのことを想ってくれているのだと信じることができないのか、と。どうしてわたしは目の前のシンにこんなさみしい瞳をさせてしまったんだろう、と。
「やっぱりあいつのほうがいいのかよ!」
「シン…」
カガリはゆっくりとシンの腕をどかせると、やさしく、できるだけやさしくシンの頭を胸に抱いた。


81:保守 アス/シン×カガ-10
08/11/21 18:02:40 SJiozFHW
「シン、そんなこと思ってるわけない」
「あいつには何もできやしない」
泣いてるような掠れてくぐもったシンの声がカガリの胸の真ん中に響く。
「できないよ」
「俺じゃなきゃだめなんだ」
「うん、シンじゃなきゃだめだ、アスランが何を言ってきたって関係ないよ」
「……」
「シン、お願い、わたしを信じてくれ」
カガリはシンの手を取って自分の乳房へと導いた。
「ほら、さわって。ね、舐めて、噛んでもいい」
言われてシンはその手でカガリの乳房のぬくもりを確かめてから、ゆるゆると唇を近づけた。
舌でその乳首をねぶるとすぐに固くなってくる。
「あ、…気持ちいいよ、シン、もっと吸って、…そ…う」
シンはカガリの言葉に後押しされ、そのままもう片方の手でカガリの中心をまさぐった。
指を挿れれば、確かに潤んで熱い。
「あ!…ん、シン、全部…好きに…し、て、シンだけだ、…から」
シンの胸にそれ以上に熱いものが沸き上がり、暴れる。
俺、だけ─
いつの間にか痛いほどに立ち上がっているシン自身をカガリにいざなわれ、シンはゆっくりと
カガリの中に腰を沈めた。
「…シ…ン…」
顔を上げれば、カガリは微笑みを浮かべていて、でもその瞳はうるうると形をゆがめている。
「もっと言えよ」
「あ、あんっ、…つ…突いて」
「もっと」
シンの抜き挿しに合わせて、カガリも、カガリの乳房も揺れる。
シンはカガリの両足を折って持ち上げた。淫らな肢体がシンの征服欲を満たしてゆく。
これは、この姿は俺だけのものだ、この声も、この体温も。
「ああっ、ん…あ、ふぅ…かき回し、て、シ…ン………シン!」
カガリが両手を宙に伸ばし、わずかに体を起きあがらせてシンを求めるので、シンはそれを
胸で抑えつけて背中に両手を回してやった。
胸を合わせるとカガリの登りつめてゆくリズムが鼓動とシンクロしているのがわかり、
唇を合わせるとまだ少し血の味がして、
「…あっ、あ、いく……シンっ!!」
カガリの声を聞き終えてから、シンもカガリの中に思い切り精を放った。


82:保守 アス/シン×カガ-11
08/11/21 18:03:18 SJiozFHW
そうして、乱れた息がようやくおさまったころカガリが、みんなも心配していたから
一応自分の連絡先をアスランに知らせたことをシンに伝えたが、シンはカガリの頭を自分の胸に
引き寄せてから、疑ってごめん、と言った。
カガリが離れていってしまう怖さが、あんなにも自分を混乱させるとはシン自身も予想して
いなかったことではある。
けれどもカガリはシンのこのぶれのない素直さが、何にも増して愛しい。
「だいたい、一生わたしを憎むって約束したはずだろう?」
カガリが笑ってシンに口づけると、シンは安心したように静かに目を閉じた。


つづく


83:名無しさん@ピンキー
08/11/22 14:54:53 P8gUvzi1
>>82
GJ!!

84:名無しさん@ピンキー
08/11/23 01:59:58 ZtPmoSfG
>>82
GJ!!
続きが読めるとは思ってなかったのですごい嬉しい!


85:名無しさん@ピンキー
08/11/24 21:20:40 WxZqYE1O
>>82
GJ!
久々に覗いたら懐かしい話の続きが来ててビックリした
続きが楽しみ

86:名無しさん@ピンキー
08/11/25 17:08:55 0s7V2frt
つづきがまちどおしい!

87:名無しさん@ピンキー
08/12/05 14:01:50 fJOxR5Jw
だれか、シンメイお願いします

88:名無しさん@ピンキー
08/12/05 14:26:59 O/r4BmFX
ガンダムSEED DESTINYでシンモテモテエロパロ
スレリンク(eroparo板)

バカが何かしてるようだが

89:名無しさん@ピンキー
08/12/07 18:51:20 YyZa5/U+
カガリ、シンどっちも変なファンしかいねえのかw

90:名無しさん@ピンキー
08/12/08 07:50:18 r8kV00UD
というか種絡みだと儲もアンチもロクなのがいない

91:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:04:34 TlA4vhEC
保管庫ってないんでしょうか?

92:名無しさん@ピンキー
08/12/10 01:16:39 pwPvbM8i
>>91
>>1も読めん奴がSSなんて読めんだろ。

93:名無しさん@ピンキー
08/12/10 08:39:30 uJYR2AiV
シンカガとイザカガまってます

94:名無しさん@ピンキー
08/12/10 16:42:30 9yiZI0AR
シンルナ希望。ありそうでないから

95:名無しさん@ピンキー
08/12/10 18:00:19 aPIwgAZj
9394は88立てた馬鹿だろ

96:名無しさん@ピンキー
08/12/10 19:12:03 TW7ymruC
>>95
べつにどうでもいいかとw
つか、わざわざ話題にするなw

97:名無しさん@ピンキー
08/12/10 23:03:18 x93aktDR
ごまかすなよ、バカやっておいて。

98:名無しさん@ピンキー
08/12/11 06:48:38 GwodIYq8
>>97
はぁ?
相手して居着かれたらやっかいだからスルーしろといってるんだろうが
荒らしじゃねえなら、黙ってろ

99:名無しさん@ピンキー
08/12/13 11:17:37 HlwZXoqR
カガリの股間にあるのは、形は「まんこ」だけど
「まんこ」ではなくて「まんこの形をしたちんちん」だと思う?

100:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:46:57 KRd34oPj
フーン

101:名無しさん@ピンキー
08/12/17 13:40:23 KiC0cXfy
アスミアでいっぽんかきます


ミーア「あ、あっ、アスラン」
アスラン「ミーア、もうだめだ…」
ミーア「あっ、イクっ!」


おわりです、さよなら

102:名無しさん@ピンキー
08/12/18 21:10:44 B11t20I2
カガリに犯されるシンたん希望

103:名無しさん@ピンキー
08/12/19 15:20:19 FIV6bNjm
シンカガの続きまだかな~

104:名無しさん@ピンキー
08/12/22 12:12:49 4oNSXe/o
公式カプのシン×セツコマダー?

105:名無しさん@ピンキー
08/12/29 03:11:40 Mm3y52Kv
hosyu

106:名無しさん@ピンキー
08/12/31 15:00:20 XxF1jiOC
戦死したと思われたアサギ・ジュリ・マユラの三人は
瀕死の重傷でパイロットとしては再起不能の傷だけど奇跡的に生存回収され

強硬派が牛耳っていた当時のザフトに捕らわれの身となり尋問と称した激しい陵辱の魔の手が迫るってのを妄想した事がある

107:名無しさん@ピンキー
09/01/02 06:03:27 b/5hJMuv
シンカガは燃え&萌えた
続編よみたい

108:名無しさん@ピンキー
09/01/03 07:46:11 xGUwC0dT
ロウ×ジュリなんて良い組み合わせがあるのにネタにされないのは何でだろ?

109:名無しさん@ピンキー
09/01/06 23:26:27 T+jqcbFS
MXで再放送を見て、マリューさんのエロさにおっきおっき

110:名無しさん@ピンキー
09/01/07 07:00:57 FNDeWehc
マリューさんって良くも悪くも相方が
同じ女性でかつコテコテの軍人で良識があるナタルさんだったから無事で済んだけど

下手な男が相方だったら調教してやるとか野心が芽生えそうなくらいのスタイルだよね

111:名無しさん@ピンキー
09/01/07 18:53:24 qlcahlIq
カガリたんを調教してやりたい(*´д`)ハァハァ

112:名無しさん@ピンキー
09/01/07 22:52:00 lqMBkNHV
マリューさんはこのCG集で妄想羽ばたきまくりなのだが、
文才が無いのでどうしようもない。

URLリンク(maniax.dlsite.com)

113:名無しさん@ピンキー
09/01/08 01:58:44 hR7SI1+w
宣伝乙

114:名無しさん@ピンキー
09/01/08 02:05:20 GnSD2jNO
>112意訳
「誰か書いて下さいお願いします」

115:名無しさん@ピンキー
09/01/09 11:00:42 w4qyWBXr
>>110
まあ本放送中はそのナタルンに調教したりされたりする同人誌も多かったけどな

116:名無しさん@ピンキー
09/01/09 13:33:03 g4xkr0JA
>>112
で、どれぐらい売れた?

117:名無しさん@ピンキー
09/01/09 15:58:00 w4qyWBXr
>>112
種と関係無いけどこのサークルのカトレアママンは胸ちっちゃいな
おおかたグラビアか何か参考に描いてるから規格外サイズは対応し切れなかったんだろう

118:保守 アス/シン×カガ-12
09/01/16 21:08:46 2lpVyQI1
基地を出てすぐ、後ろに追いた車にシンは気づいていた。
やがて市街地へ入り、追けられているという確信に変わったところでバイクを路肩へ停めると、
果たして後ろの車も停車した。
中から出てきた男に、驚いたのはほんの一瞬だけ。
カガリから予備知識を得ていたのだから、こんな邂逅は茶番だ。
「久しぶりですね、アスラン」
シンが先手を打ったのは自分の優位性を見せつけたかったのかもしれない。
けれどアスランは片頬をわずかに上げただけ、シンの反応など意に介さぬ様子で、やあ、と言う。
「シンも元気そうで何よりだ。立ち話もなんだから乗らないか?」
「俺には話なんかありませんよ、第一バイクだし」
「久しぶりに会ったっていうのに随分だな、カガリの話でもする気はないか?」
カガリの名が出ることだってシンには予想できていた。だから、
「それこそあんたと話すことなんてない。あんたとカガリにはもう何のつながりもないじゃないか」
今一度アスランに思い知らせてやりたい気持ちで、シンは勢いづいた。
「振られた相手を忘れられなくてねじ込んでくるとは、あんたでもそんなみっともない真似をするんだな。
それともこの何年かで変わったってことか」
適度に揶揄したつもりだったが、シンの意に反してアスランは声を殺して短く笑った。
「そういうばか正直なところは変わってないな、シン。カガリにどう聞いたかは知らないが、
ことがそう簡単に済むとは思うな」
「…どういう意味だよ」
「ついてくれば分かる」
アスランがそう言い捨てて早々に車に乗り込もうとするので、シンは慌ててアスランの腕を取った。
「ちょっと待てよ!どういうことなんだ!」
「鐘は打てば響くってことだ。カガリならもう俺の部屋に着いたころかな」
「呼び出したのか!」
けれどアスランはそれには答えず、シンの手をゆっくり振りほどくと車に乗り込んみエンジンをかける。
慌てるシンの中で、まさかカガリがという思いと、もしかしてほんとうにカガリはという思いが黒い渦になる。
それでも躊躇なく車を発進させたアスランを追おうと自分もエンジンをかけた時には、
アスランがカガリを騙して呼びつけたに違いないと、カガリを信じる気持ちが勝っていた。
シンはアスランを追った。


119:保守 アス/シン×カガ-13
09/01/16 21:11:05 2lpVyQI1
あれきり口を開かないアスランの後を、シンもただ黙ってついてゆき、けれど着いたホテルの部屋の
ドアにアスランが手をかけた瞬間には、
─この中にカガリが…。
さすがにシンの心臓は強く跳ねた。が、
「?」
部屋の空気にはいささかの揺らぎもなく、そこにカガリはいなかった。
安堵と肩すかしを食らったような気持ちをないまぜに、アスランを振り返ったその瞬間、
「うっ!」
シンはみぞおちに強烈な衝撃を受け、体を二つに折ってくずおれてしまった。
残像のように目の前をよぎったのは薄笑いを浮かべたぼんやりとしたアスランの顔で、
虚を衝かれたシンの腕はあっという間に後ろ手にねじ上げられてしまう。と、今度は後頭部に鈍痛が走り、
脳が揺れてシンは気を失った。
体を拘束されたのが一瞬のできごとなら、シンが気を失っていたのも多分ほんの短い間だったろう。
気がつくと手錠をかけられた両手はタオル掛けに、脚は左右の転倒防止用手すりに一本ずつつながれたシンは、
ひんやりとしたバスタブの縁に座るようにして自由を奪われていた。視線の先には小型のモニターと、
それからゆらりと落ちてきた影は携帯電話を手にしたアスランのもの。
「カガリなら今からくる。大切な話があるからどうしても来て欲しいと頼んだよ」
アスランがそう言った瞬間、シンの携帯がポケットの中で震え、どきりとしたのと同時に殴られた頭がずきんと痛んだ。
コールは数回鳴り、一度切れた後に再び鳴った。そして、また切れて、次はさっきとは違う音が鳴って切れた。
メールだ、とシンはぼんやりと思う。
するとアスランが黙ってシンのポケットから携帯を取り出し、画面をシンに見せた。
「大事な人からの連絡のようだが」
カガリからだった。
「代わりに読んでやろう。─アスランから会いたいと電話がありました。大切な話らしく、
キラにも声をかけているとのこと。できれば一緒にきて欲しかったんだけど、連絡がつかないので。
後からでも来られたら来て。─だそうだ、ご丁寧に部屋番号もホテルの連絡先も書いてある」
「キラ・ヤマトも…?」
「来るわけないだろう、同窓会じゃないんだ、雁首そろえて楽しく過ごすための時間じゃない」
アスランの放ったシンの携帯は、シンの腹で一つバウンドしてから、耳障りな音を立ててバスタブに転がった。

120:保守 アス/シン×カガ-14
09/01/16 21:12:52 2lpVyQI1
「しかし、ちゃんとお前に連絡してくるとは俺が思っていたより身持ちが堅いようだな、カガリは。
お前の教育のたまものか?」
ようやく頭がはっきりしてきたシンは、その嘲るようなアスランの口調にかっとなった。
けれど、アスランの意図が分からないばかりか、体の自由を奪われていたのではどうすることもできない。
ただ一言、
「ばかにするな」
吐き捨てるに留めた。だがもちろん、手も足も出ないシンの言葉をアスランが気にするはずもない。
「ばかにしているわけじゃない。ただ、あんな異常な状態からいまだに関係が継続しているのが不思議なんだ。
よもや愛だとは言うまい?」
その言葉に燃えるような瞳を返すシンを見て、アスランはおや、と思う。
そして同時に少し認識を改める必要も考えた。カガリ本人にも言ったことだが、シンとカガリのこの不毛な関係は、
結婚間近かと世間で噂されているような微笑ましいものではなく、おもちゃを手に入れたシンがカガリを
脅迫し続けることで成り立っているのかもしれないと、アスランはその可能性を捨ててはいなかったのだ。
当然、長く関係を続けるうちに情がわいたとか、その程度のことならあり得ると、そう思ってはいたのだが、
「…俺たちは、…許し合ったんだ」
シンの言葉がアスランの胸に突き刺さった。ばかりでなく、アスランが意識の奥底に沈めておいた古い傷に届いてしまった。
「許し合っただと…?」
許し合う、とはあの時アスランとカガリが成そうとして成し得なかったことだ。
カガリはアスランの重荷である自分を、アスランはこの先ずっとオーブがカガリのすべてにおけるファーストプライオリティで
あり続けることを、言葉では許し認めても、それを絆に変えることができなかったのだ。
それなのに。
「俺たちはあんな風に始まったからこそお互いのことを一番わかり合ってる。憎しみも、弱さも、なにもかも二人で─」
「黙れ」
「黙らない。だいたい最初にあいつを見捨てたのはあんたのほうじゃないか、そりゃそうだよな、
あんたはプラントの人間だもんな。俺は違う、俺はオーブで生まれ育ったんだ、一時は迷いもあったけど、
あいつのこともオーブのことも見捨てられないってことが今はもう分かってる」
古い傷が開いてそこから沁みだしたものが、アスランの喉元までせり上がってくる。
これは、この感情は俺のなんだ?もう俺には必要のないものじゃなかったか。アスランはその不安を一蹴するようにシンを鼻で笑った。
「身動き取れない状況でずいぶん強気なことを言うじゃないか。お前の覚悟も自信もわかったよ、
それが今から崩れ去るところもじっくり見ればいい」
と、その時二人のやりとりを見ていたかのようなタイミングで部屋のチャイムが鳴った。
「来たようだな」
アスランは手早くタオルを捻ってシンにさるぐつわを噛ませると、さらにその耳にイヤホンを突っ込み、
「それだけカガリのことをわかっているなら、その情の深さも知ってるだろう?」
思わせぶりに言い残してバスルームを出ていく。その背中を為す術なく見送るシンは、怒りと焦りで体中の血という血が滾り、
脳も心臓も溶解してしまいそうだ。
カガリをどうするつもりだ!カガリに手を出すな!

121:保守 アス/シン×カガ-15
09/01/16 21:14:52 2lpVyQI1
ドアを開けるとそこには、SPを階下か屋外へ残してきたのだろうカガリが一人で立っていた。
緊張しているのかその表情は少し固い。
「きてくれてありがとう」
アスランが迎え入れるとカガリはその横を通り過ぎながら部屋へと足を踏み入れ、
すかさずキラは?と訊ねてくるので、遅れるらしいとアスランは平然と嘘を吐いた。
そしてそのまま後ろからカガリを抱きしめる。
「…アスラン?!」
驚いたカガリが動けないぐらいの、それは力強さで。
「ごめん、少しだけこのままでいさせてくれ」
アスランがそう言えば、カガリの体からはあっけなく強ばりが取れる。カガリにしてみれば今、この瞬間まで
アスランがどんな思いを抱えて生きてきたのか窺い知るよしもない。
ただ、こんな風に自分を抱きしめてくるということは、それが決して穏やかで幸せなものでなかったことだけは
容易に推測できる、それを無碍になどできようはずもないだけだ。
「カガリ…」
まして首の後ろでするアスランの声は泣きたくなるほど懐かしくて、こんなにもカガリを切なくさせる。
会えば、会ってしまえばこんな風になってしまうことも分かってはいた筈なのに。
「君は、…君が俺から逃げる必要なんてなかった」
そうだ、アスランはあの時の記録を聞いたのだった、とカガリはかあっとなる。
もしもアスランと再会することがあったら、何をどんな風に話せばいいのかと考えたことがないわけではないけれど
答えが出せずにいたことだ。
言葉を返すことのできないカガリに、アスランは、
「俺にだって覚悟はあったんだ、それを君は聞かないままに全ての責任を一人で背負い込んだ、
シンとあんなことになった責任も何もかも」
たたみかけるように言った。
けれどアスランの口から出たシンの名に、カガリはふと違う熱を心の真ん中に感じた。
今背中に感じている自分の熱ともアスランの熱ともつかない火傷しそうな熱さとは違う、まったく違うその熱は、
「…カガリ?」
カガリにアスランの腕をほどかせた。
そしてカガリはアスランに向き直り、伏せていた瞳をゆっくり上げると、ひたとアスランを見つめて言う。
「アスラン、もう私たちはあの頃の私たちじゃない」
意表を衝かれたアスランは慌てた。
「どうしてそんなこと言うんだカガリ!俺はずっと君のことを…」
それでもカガリは自分の腕をつかむアスランの手を、
「私たちは道を違えてしまった」
「カガリ…!」
もう取ろうとはしない。


122:保守 アス/シン×カガ-16
09/01/16 21:16:36 2lpVyQI1
アスランはずるり、とカガリから手を離し項垂れ、押し黙るしかなかった。
そしてしばらくの間溜まる無機質な沈黙の中でアスランを突き動かすのは、カガリが思い通りにならない苛立ちか、
それともシンへの嫉妬か、いやカガリが自分を拒絶することも端から織り込み済みだったとまだ持ち続けている強気なのか、
いずれにせよアスランは一変した勢いでカガリをベッドに押し倒した。
虚を衝かれたカガリからは息が漏れただけ。
けれども次の瞬間、アスランの瞳の色に今度は思わずその息を呑む。
それは過去に見知ったアスランの優しげなそれではなく、今にも相手の首筋を食いちぎらんばかりの獰猛な獣の目。
怯えるカガリを組み敷いたアスランは思わず低く笑う。
「…俺を拒絶するなんて確かにあの頃の君じゃない」
「ア…スラン…?」
「あの頃の君は恥ずかしそうに、でも嬉しそうに何度も何度も俺を受け入れた。俺との思い出が欲しかったと、
そうシンに言ったんだったな? 確かに君はそれで良かったんだろう、とりあえず思い出を手に入れて、
その後はシンとよろしくやって、それで全ての責任を取ったつもりでいたんだから」
「そんな…っ」
「俺への責任はどうだ」
「…え?」
「俺に対する責任も取れと言ってるんだ!」
全てを過去のことにしたかのようなカガリに無性に腹が立ち、アスランは思わずカガリの頬を張った。
力の加減などしていない。
カガリの顔は勢い角度を変え、金色の髪を散らし、みるみる頬を赤く染めた。
その色に激昂し、アスランの体に熱いものが滾る。
アスランは左手でカガリの両手を頭の上に押さえつけ、右手で乱暴にその服を開いた。
糊のきいたシャツからはボタンが飛んだかも知れない。
「…!」
露わになった二つの膨らみを覆うものも引き下げれば、白い乳房とピンクの突起が
コントラストを成してこぼれた。
アスランが高ぶりをままに、それを鷲掴んだなら掌からは柔らかさが、
ちょうど人差し指と中指の間に挟まった乳首からは硬さが伝わる。


123:保守 アス/シン×カガ-17
09/01/16 21:18:29 2lpVyQI1
「あれから俺が何を考えていたと思う?」
アスランは言葉をつなぎながら、カガリの答えなど待たずに一旦乳房から手を離すと、
「…なくしたものを数えあげたよ」
さらにカガリの服に手をかけた。
「ひとつひとつ、何度も何度も数えた」
淀みない動作であっという間にカガリの下半身は下着だけになり、
「…母親、父親、軍籍、生活、それから君と─おい、いつまでも横を向いてないで俺を見ろよ」
そしてそれすら躊躇なく剥ぎ取る。幾度となく思い返したカガリの肢体は今目の前に横たわり、強ばり、小さく震えている。
アスランはカガリの喉元に人差し指を突き立て、そこからまっすぐ下へとゆっくり直線を描く。
胸の谷間を通り、臍を過ぎ、
「─最後に俺自身」
言葉と同時にカガリの中に指を挿し入れた。狭くて熱い。カガリはまだアスランを見ずに、ただぎゅっと目をつぶり眉根を寄せた。
「たった6つ、それだけだ、それだけだけどそれが全てだろう?」
アスランはカガリの中で小さな円を描くように緩やかに指を動かす。膣壁を確かめるように何度かそれを繰り返すと、次は、
「ああ、命だけはこうして残ってる。生きてれば、生きてさえいれば、何もないところからでも生まれるものはあるってことだ、
何だと思う?」
押しつぶすようにして陰核を捕らえた。瞬間、カガリの体が引きつった。
「俺の場合は怒りだったよ。どうして、誰に俺はこんな目に遭わされたのかと。
だから取り戻せるものは取り戻してやろうと思った。復讐心とも言うかもな」
そこまで言うと、カガリと再会してからこっち被り続けていた仮面を脱ぎ捨てた心持ちで、アスランの心はすうっと軽くなった。
と同時にたまらなく愉快な気持ちがこみ上げてきて、こらえきれない笑いが溢れる。
「君はまだ俺が君のことを思い続けていると、本気で思っていたんだろうな、今の今まで」
アスランがカガリの陰核をこねくり回せば、カガリの体は小刻みに震え、その口からはこちらもまた
こらえきれない甘い吐息が漏れる。
「…ア、…アスランは…そんな風に人を、…人をだませるような人間じゃなかった」
「おめでたい上にばかな女だな君は、俺は俺自身をなくしたとさっき言っただろう、君があの頃の君じゃないように、
俺もあの頃の俺じゃないんだ」
「や…めて、お願い、アス…ラン」
やめての懇願に、アスランはふとその指を止めた。そしてカガリをうかがう。
「本当にやめて欲しい?」
カガリは荒い息をついているだけで返事はしない。いや、できないに違いない。
「ほら、今はやめないでと思ってるんだろ」
アスランがカガリの裂け目に指を伸ばせば、そこはやっぱり密やかに涙を流し始めていた。アスランの口の端が思わず上がる。
存分に蹂躙してやるつもりで来ているのだ、この明らかな手応えに不満なわけがない。
アスランは片手で器用に自分のベルトを外しスラックスを脱ぐ。
「乱暴なのが好きなんだよな?」
カガリはまなじりに涙を滲ませてふるふると首を振っているが、そんなこともちろん知ったことではない。
アスランは怒張した自身を取り出すやいなや、カガリに突き立てた。
未だ心の伴わないカガリのそこは、いい具合に窮屈だった。


つづく

124:名無しさん@ピンキー
09/01/17 08:59:01 bP+hdAHH
待ってました!
アスラン下衆だな

125:名無しさん@ピンキー
09/01/17 12:18:38 diTKNXTV
ミーアが外道な悪女キャラだったら
捕らえてバイブやローター責めにして悶えてるラクスに良い姿ねラクス・クラインとか
完膚無きまでに責め立てイっちゃいなさい堕ちなさい今日から私が本物のラクス・クラインよってペニスバンドでラクスにトドメをさしたり
色々と想像できたのに

126:名無しさん@ピンキー
09/01/17 15:40:07 4jcszlou
アスシンカガ超萌えました!!
アスランはひどいけどなんか憎めない
それにしても毎回華麗な文章でつね
続きが楽しみだー!!

127:名無しさん@ピンキー
09/01/18 17:23:18 SByPFT60
神来てた!
今回もどろっどろで面白かったです!
続き楽しみにしています

128:名無しさん@ピンキー
09/01/19 10:33:29 K4UastPh
シンカガ職人氏最高!

129:名無しさん@ピンキー
09/01/20 08:59:40 Hs1QSBfm
GJ!
しかし、このアスラン、キラに刺されそうだw

130:名無しさん@ピンキー
09/01/20 10:41:26 rPmRJAkz
昔ここに投下された作品だと思うんだけど、
キララクでキラが結構鬼畜風味で
孤児院の子供達と食事中のラクスにバイブプレイとか
AAトイレでとか
AAの中の温泉?でとか
ラクスの個室でヤってたら嬌声を悲鳴と勘違いしたメイリンに見られるやつとか
同じ神の作品だったと思うんだが、今探しても何処にも見つからない
心当たりある人いる?

131:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:39:34 4Cwr1G6T
無理矢理犯される清純派アイドルカガリたん(*´Д`)ハァハァ

132:保守 アス/シン×カガ-18
09/01/26 14:29:16 KIB1hguB
目の前の小さなモニターにカガリの姿がそれとは分からないほど小さく映り、
シンの中では絶望と、それを絶望なのだと認めたくない気持ちがせめぎ合う。
(カガリ!)
(…カガリ!)
声にならない声がバスルームに鈍く響き、けれどそれとは正反対に、耳に入れられたイヤホンからは
いやに鮮明な二人の声が聞こえる。
カガリの緊張した声と、白々しく嘘を吐くアスランの声だ。
と、いきなりモニターの中で二人の姿が重なり、シンの鼓動が強くなる。
少しだけこのままでいさせてくれだと?!
そんな風に言われてカガリが邪険にできるわけないことは、シンには嫌と言うほど分かっている。
何しろ自分の時がそうだったのだから。
あんなに酷いことをしたのにもかかわらず、カガリは俺を受け入れた、自分を憎めと言い、
そしてそれから俺の尖った感情をゆっくり時間をかけて丸く溶かしていってくれた、それがカガリだ、
カガリという女なんだ、と、シンの脳の裏側では今までシンの見たカガリの色んな表情が
フラッシュバックするけれども、もちろん両の目はモニターから離れることなく、
アスランとカガリの一挙一動を追っている。
昔あんなにも愛しく思っていた男に、今あんな風に後ろから抱きしめられて、
カガリは何を思っているんだろう、ただ懐かしく思うだけなのか、それとも、それとも…?
驚くほどゆっくりと不安の腕(かいな)がシンの首に伸びて来て力を込め始め、
シンが息苦しさを感じたその時、不意にアスランの口からシンの名が出た。
そして次の瞬間カガリのとった行動に、シンは本当に眼前が明るくなったと錯覚したほどだ。
私たちはもうあの頃の私たちじゃないというカガリの声を、そう、シンは視界が歪むほど嬉しく聞いた。
カガリは俺を裏切らない、カガリと俺の絆は簡単には切れやしないんだ、
その安堵感にひとつ瞬きをすれば、シンのまつ毛には涙の粒がいくつか留まった。
そうとも、アスランが自分にこんな仕打ちをしてまでカガリを求めた気持ちが、
心に幾分余裕のできた今ならわからないでもない。
何といっても、二人が別の道を行くそのきっかけの一つはシンが作ったのだし、
カガリの言うようにアスランとカガリの道はもう交わらないのだと思うと、
シンはざまあみろと嗤ってやるよりも、罪悪感も手伝ってか同情心がわいてしまう。
モニターの中のアスランは、より小さく、力無く映り、確かに憐れじゃないか。
この時ばかりはシンは自分が身の自由を奪われていることを忘れていた。
だが、アスランの低い笑い声が耳に入ってきた刹那、ぎくりとして全ての思考が立ち止まり、
ベッドのヘッドボード付近に仕込まれているらしいカメラによって、二人の姿が、
アスランがカガリを押し倒すその姿が急に大映しに目に飛び込んできたなら、
シンの体は爆ぜたように跳ねた。

133:保守 アス/シン×カガ-19
09/01/26 14:30:15 KIB1hguB
(カガリ!)
聞きたくもないアスランの声が否応なく流れ込んでくるにつれ、身動きが取れないことを
嫌というほど思い知り、猛る。
肉を打つ破裂音に、もがき、手錠が食い込む。
(やめろ!)
カガリの衣服が剥がれ、みるみるその肢体が露わになると目の前が赤くなった。
(やめろやめろやめろやめろ─!!!)
アスランの指がカガリの裸体を辿り、
(…逃げろ、カガリ!)
カガリの中心を捕らえ、
(ちくしょう!…ちくしょう!ちくしょう!)
アスランの笑い声とご託と、それにカガリの吐息が混ざれば、手首には幾筋もの傷ができ、血が滲む。
やがてむき出しになったアスランの赤黒い物が力無く拒絶するカガリを挿し貫いたなら、
(うあぁぁあああぁぁっっ!!!)
タオルを噛み、見開いた眼からは涙を流し、体を硬直させてシンは届かない声で吼えた。
吼えて、そしてちぎれろ、ちぎれろ、ちぎれろ!と念じながら手首を激しく引き抜こうとする。
誰か、誰かカガリを、カガリを助けてくれ!と気も狂わんばかりに繰り返す。
けれどもシンの狂気の祈りも虚しく、モニターの中のアスランは容赦なくカガリを突き上げる。
─「俺と、もっと、こうしたかったこと、思い出したか、カガリ」
ひと言、ひと言、そのリズムに合わせて突き上げる。
─「…や……め…て」
─「やめない、…なあ、…鳴けよ、鳴いてもいいんだぞ」
体液と空気の混じる音も溢れ返る。
─「お…ねが……い」
─「…君の中狭いな、シンと、やりまくってたくせに」
─「いや……い…や…やめ…」
アスランの手によってカガリの乳房は形を歪ませ、アスランの舌によってカガリの乳首は硬くなり、
─「すごい濡れてるぞカガリ、…俺をしっかり咥え込んでおいて、意地を張るなよ」
アスランによって脱がされた衣服で手を縛られ、アスランによって裏返され、アスランによって汗を浮かべ、
アスランによって肌を染め、アスランの動きで共に揺れ、アスランの指で、アスランの爪で、
アスランの肉棒で、アスランの、…アスランの……。
(ちが…う…、カガリは、……カガリは俺の、お…れ……の…)
虚脱し、暴れ続けた名残りに上がった呼吸だけが浅く繰り返される中、ただシンの目は自分の恋人が、
ふたりの幸せな将来を夢想すらした大切なひとが犯されるのを映し、その耳は声音を拾う。
とその時、確かに聞こえた。
─「…た…すけ……シ……」
シンの額の汗は、涙と混じってバスタブに虚しく落ちた。


134:保守 アス/シン×カガ-20
09/01/26 14:31:57 KIB1hguB
「今、何て言った?」
ぴたりと動きを止め、低く訊ねるアスランにカガリは答えない。
後ろから攻めたてていたのだから、その表情もアスランには見えない。
するとアスランはカガリの髪を掴んでぐいと引っ張り、
「何て言ったのかと聞いてるんだ!」
声を荒げた。後ろ手に両腕を縛られ、体を弓なりにしている上に顎を上げさせられたカガリは、
それでも頑として口を開かず、諦めたアスランは乱暴に手を放すと、
同時に自身をカガリの中からずるりと抜き、ひとつ鼻で笑った。
「余興がひとつあるんだがな、カガリ」
手早くクローゼットからバスローブを羽織ったアスランが、そう言い残してカガリの背後から
消えたかと思うと暫くして戻り、すると足下で急に聞き知った音がして、
カガリは膝をつき丸めたままでいた体をびくりと跳ねさせた。
アスランに脱がされた際に床に転がったカガリの携帯電話だ。
アスランは勿体ぶった様子でそれを拾い上げると、カガリの目の前に掲げた。
鳴り続ける携帯電話の向こうにはアスランの冷笑。
「王子様が助けにきてくれるかもしれないぞ」
思わずこぼれたシンに助けを乞うカガリの声を、アスランは聞こえていてわざと聞き返したのだ、
だからシンからの着信をそんな風に言うのだと悟り、ここへきてもなお、
優しかったアスランとはまるで別人のアスランの仕打ちに戸惑い、カガリは焦点の合いにくい目で携帯を見る。
「出るなら出ろよ」
そう言われて、すんなり出たところでシンに何と言えと? と、そんなカガリの胸中を読んだように、
「アスランに犯されました、助けてにきて、とでも言うか?」
アスランは下卑たことを言って通話ボタンを押してから、ベッドに頬を押しつけているカガリの前に携帯を置いた。
…シ…ン、……
「シン!」
何を言うか考えたわけでも決めたわけでもない、ただシンの名が口をついて出た。カガリの血を吐くよう
な咄嗟の心の叫びはシンの名、ただ愛しいひとの名なのだった。
けれども。
「もしもーし」
電話口と頭の後ろで同時に聞こえた声はアスランのものだ。
驚いたカガリが何とか頭を回すと、そこには確かにシンの携帯を手に薄笑いを浮かべているアスランがいた。
思わず息を呑んだカガリの瞳がみるみる大きく見開かれる。
その驚愕の表情に満足してアスランは、
「王子様はどこにいるんだろうな」
カガリの腕の戒めを解いた。
と、その刹那、カガリはシーツを引っ張って身に纏い、脱兎のごとくベッドから走り出る。
アスランは余興があると言って姿を消した、シンの携帯電話を取りに行ったのだろう、となればシンはここにいる、
そう瞬時に考えを巡らせたカガリが、途中足をもつれさせて壁にぶつかりながらも転がりこんだバスルームには果たして、
「あ…ぁ、…」
瞳の色をなくしたシンの縛り付けられた姿があった。

135:保守 アス/シン×カガ-21
09/01/26 14:33:30 KIB1hguB
体から力が抜けていくのを何とか留め、カガリはシンに駆け寄る。
シーツがドアに引っかかって破れ、裸体が半ば露わになるのを気にかける余裕もなく、
なぜだか急に眼が熱くなって目の前が見えにくくなるのも構わず。
「薬を使ったり痛めつけたりはしていない、趣味じゃないからな」
カガリが震える手でシンのさるぐつわを外そうとしている後ろで、悠然とアスランが言う。
「カ…ガ……リ」
やがてようやく口だけは自由になったシンから掠れた声がこぼれ、カガリは大粒の涙をシンの上に幾つも落とした。
そして視線をあげればそこには無惨に剥けて血を流す両の手首があり、思わずシンを庇うようにして
アスランに向き直れば、やはり愉快そうなアスランがコツンと壁を叩いてモニターを示した。
画面には散乱するカガリの衣服と、乱れたベッドはアスランによるあからさまな陵辱の跡。
「楽しめたか、シン?」
シンの震える唇からは言葉にならない息が小さく漏れる。
「これはまだ良心的なほうだろう? モニター越しじゃなかったら臨場感は半端じゃない。
あの時お前は俺の目の前でカガリを犯し俺を辱めた、その復讐だとしたら我ながらこれは甘いよ」
またしてもアスランの口から出た復讐の二文字に、カガリはもう許してくれという言葉を飲み込んだ。
よく知る人物が、優しくて誠実だった人が狂気の矛先を自分たちに向けている、
それはとりもなおさずそうさせた原因が自分たちにあるということなのだ、それがどうしようもない事実なのだから。
おそらくシンも同じように感じているだろうというカガリの予想は、けれど、
「…あんたは負けたんだ」
はずれた。
「何だと?」
「あんたは俺があの時カガリに抱いていた強い思いにも、…カガリの決意にも負けたんだ」
シンは決然と言ってのける。カガリが寒気を覚えたのは、シンの激しい気性に心揺さぶられたからなのか、
それともアスランの瞳に昏い影がよぎったのを見たからか。
「そこまで言うならその強い思いとやらを見せてもらおう。今ここで、俺の目の前で愛し合えばいい。
できたなら俺も考えを改めないでもない」
アスランは腕組みをして壁に寄りかかり、シンとカガリに暫しの猶予を与える。だが、はいそうですかと
二人が行為に及べるはずもなく、及ぶつもりもなく、逆にアスランの出方をうかがうような沈黙を作ったにすぎない。
「何してる、やらないのか?」
それでも続く沈黙にアスランは業を煮やし、二人に歩み寄るとカガリの腕を強く引いて立たせた。
「やめろ!」
思わず叫ぶシンの前で、よろけたカガリはアスランのいいように後ろから抱きかかえられ、
シーツを剥ぎ取られてしまった。
アスランは片手でカガリの腕の自由を奪い、もう片方の手でカガリの秘処に中指を入れる。
「…っ!」
「せっかく俺があたためといてやったのに」
そして何度か出し入れしてから引き抜き、その濡れて光る指先をシンに見せつけた。
「それとも他の男に抱かれた女への思いなどもう冷めたか?」
聞きたくなかった言葉に、カガリはシンの目を見ることができない。そうだ、もうこうなってしまった以上
アスランの言うようにシンがわたしに見切りをつけても不思議ではない、いや、何よりわたし自身に
負い目が生まれてしまった、こんなわたしがシンを求めていいはずもない、と、カガリの胸は張り裂けんばかりに疼き、
「シンを解放して」
シンの答えを聞くのが怖かったカガリは先走ってしまった。

136:保守 アス/シン×カガ-22
09/01/26 14:34:34 KIB1hguB
「カガリ!」
「お願いだから、シンを…」
俯いたまま力無く懇願するカガリを、しかしアスランは一笑に付した。
「どこまでもばかな女だな、どちらか一方でいいのなら俺だってこんな面倒なことをしやしない」
そう言ってアスランはカガリを自分に向き直らせると、その顎を鷲づかみにして言い放つ。
「咥えて勃たせて跨れ」
あまりに簡潔な命令ではあった。
「そ……、でき…な…い」
「できるとかできないとかの話じゃない。泣いて謝ればひょっとしたらシンは君のことを
許してくれるかも知れないぞ。何せ許すのは特技らしいからな」
「ふざけるな!」
シンの怒声を無視してアスランはカガリの耳元に口を寄せ、囁く。
「手錠のカギが欲しいんだろ」
魔法の言葉だった。その一言でカガリは、シンが自分の生活からいなくなり全てが終わってしまうだろうことを
針を呑む思いで自分自身にに言い聞かせ、ならば何がなんでも彼をこの狂った場から解放することだけは成さねばと、
そう強く思ったのだ。
そしてもちろん自分の言葉の効果を承知しているアスランが、もうカガリが逃げたり抗ったりすることはなかろうと
手を放せば、意図した通り、カガリはバスタブをまたいでシンの足の間に跪き、
「…シン、…ごめん、…ごめん…なさい、……ごめんな…さ…い」
「カガリやめろ、あいつの言うことなんて聞くな、カガリ!」
シンの目を見ないまま、ただごめんなさいを呪文のように繰り返しながら、彼の下半身の着衣を脱がせて一物を取り出した。
そしてまだ柔らかなそれを口に含み、舌を回しながら優しく吸う。
「カ、…カガリやめろ…」
けれど心の摩耗したシンのそれはなかなか勢いを得ない。カガリは辛抱強く愛撫を続けていたが、
やがて迎えるだろう別れという終局をどうしたって思わずにはいられず、結局、溢れだしてくるものを
止める手だてをなくしてしまった。勢いよく溢れだしたのは、シンとの思い出、シンの笑顔、抑えていた感情、そして涙。
シンはカガリの口内の温度が急に上がるのと、生温かいものが股間に幾つも落ちてくるのをほぼ同時に感じた。と、
「…カガリ……」
伏せていた目をようようシンに向けたカガリは、哀しみを湛えた金色の瞳を涙の海に浮かべ、
「シン…っ」
ついにはこらえきれずにシンに飛び込んでくるのだった。
シンの首にしがみつき、
「シ…ン、ごめ……、もう終……、わた…しの……嫌…いに」
言葉にならない言葉をしゃくり上げるカガリを、力いっぱい抱きしめてやりたいのにシンには今それができない。
抱きしめて、髪を撫で、キスをしてやりたいのにできない。


137:保守 アス/シン×カガ-23
09/01/26 14:35:37 KIB1hguB
「大丈夫、…カガリ、大丈夫だから」
シンはなんとしてでもカガリを安心させてやりたかった。カガリは悪くない、相手は畜生だ、
何があってもどんな傷をつけられても二人で治せばいい、俺に助けを求めるカガリの声を聞いた時に
心の底からそう思ったんだ、と、シンが正にそう言おうとした時に、しかし割って入ってきたのは、
「なにが大丈夫なんだか俺にはさっぱりだがな」
アスランの嘲笑だ。
今まで静観していたアスランが、不意に手を伸ばすとカガリの髪を掴みシンから引きはがす。
「やめろ!」
「そっちこそお涙頂戴のくだらんメロドラマはやめてもらおう。ちょっと冷静になって思い出してくれ、
こんなことになったそもそもの原因を」
アスランはこれ見よがしにカガリを後ろから抱きしめると、その肩に頭を乗せた。
「俺からいろいろと奪っていったその償いをしてもらおうってだけだ、簡単だろう?」
「…それなら、…それならカガリは関係ない!最初にカガリに手を出したのは俺だ、
カガリは被害者だったんだ!」
「最初はそうでも、最後には立派な共犯者になった。
大体お前に復讐するのに、お前の大事なものをスルーするまぬけがどこにいる。そうだな、でも─」
アスランはカガリの髪を優しく撫で、耳朶を甘く噛みながら囁くように言う。
「シンのが使い物にならなくて悲しいだろうから、君にはもう少しやさしくしてあげよう。
シンはもう俺に汚された君では勃たないそうだ」
「カガリ、違う!」
シンがもし本当にカガリに愛想を尽かしたのならば、もうアスランがカガリに何をしたところで
シンに対する復讐は成り立たなくなる、それを分かっているからアスランは、
「ほらよく見るんだカガリ」
カガリの乳房の重みを楽しむように両手で揉みしだき、指に挟んだ乳首を捏ね、
「俺にこんなことをされて、君はまだ目の前の男に愛されようなんて恥ずかしげもなく思えるか?」
カガリの負い目を刺激して絶望させようとする。
「聞くな、カガリ!」
「シ…ン…」
それからカガリの金色の茂みに手を伸ばし、指先でまず花芯のありかを確かめてから、
人差し指と薬指で器用に陰唇を左右に開き、中指をさし入れた。
「君のここはもうシンに触ってはもらえない」
くすり、と笑って内壁を押すように指を動かせば、その指の付け根が花芯に当たりリズミカルな刺激になる。
「あ…」
思わず漏れたカガリの声の甘さにシンは動揺した。と、それを抜かりなく見ていたアスランが、
「ああ、悲しくてここも泣き始めたみたいだ、シンにも見てもらうといい。いや、立ったままじゃ見にくいか」
ひょいとカガリを抱き上げると、カガリの膝の裏に腕を入れ、
「い、…いや…!」
子供に排尿を促すような格好で足を開かせて、シンが座るように縛り付けられているちょうど反対側のバスタブの縁に座らせた。


138:保守 アス/シン×カガ-24
09/01/26 14:37:17 KIB1hguB
シンに顔を見せられなくて背けるカガリとは反対に、羞恥も手伝っていっそう濡れそぼるカガリの秘処は
むき出しでひくひくと蠢き、やはり見ていられないシンも目を背けたなら、
「残念、シンはもう見るのも嫌らしい」
アスランは愉快そうにそう言ってバスタブを跨ぎ、躊躇なくカガリの前に屈んでその足の間に顔を近づける。
ちょうどシンに背中を向ける格好だ。
「これならもう見えないだろう、シン? さっき確かめさせてもらったが、
カガリのここはまだ綺麗だし良く締まる。なのにもう要らないとは、お前も欲がないな」
「…やめ…ろ…」
アスランの舌がカガリの裂け目を舐め上げた。ひっ、とカガリが息を呑む音に間髪入れず、
今度はアスランがカガリの花芯に口づけて、わざと音を立てて吸う。
「いやぁぁ…!」
「やめろーー!」
カガリの声とシンの声が重なってバスルームに虚しく響いた。
シンの目の前には無防備なアスランの背中があるというのに、文字通り手も足も出せない。
その屈辱は生身を炎に投げ入れられたかのようで、
「…う、あぁぁああぁぁ、カガリ!……カガリっ!」
苦悶の悲鳴はカガリの名になった。
その名を呼ぶことで、余計なことを排除して自分の中をカガリで満たそうと、そんな反応だったのかも知れない。
しかしそんなことには構わず、アスランはすっかり丸く膨らんだカガリの花芯を小さな舌の動きで攻め続ける。
声を立てまいと必死に堪えるカガリからは、けれどすすり泣きのような息づかいが漏れてしまうのは
どうにもできない。それに、体が意志と逆行してどんどん昇っていってしまうことも。
だめ、だめ、いっちゃう、だめ、ああ、もうだめだ、が、そう思った瞬間いきなり梯子は外された。
「カガリ」
痺れる脳に届いた声はアスランの声、そう昔聞いていたのと同じ懐かしくて優しい声音だ。
「おいでカガリ、俺の…カガリ」
アスランが両手でしっかりとカガリの顔を挟んで唇を合わせる。
アスランの舌がカガリの口をこじ開け、柔らかな舌を探し、捕らえてねぶったなら、アスランの熱い息と唾液が
カガリの中に流れ込んでくる。唇を離すと、混じり合った二人の唾液がきらめく糸になった。
アスランは黙ってカガリを抱きしめた。ただ、抱きしめて力を込めた。
これは誰? 荒い呼吸と鼓動がカガリの思考を乱す。その耳に今はシンの声も聞こえない。
アスランと自分の体温が混ざってカガリはますます混乱した。
自分を抱きしめているのはいったい誰なんだ…?
これが本当のアスランで、さっきまでのアスランはアスラン自身の作り出した虚像なのか?
だとしたら…。
でも…。
「あ…っ」
アスランの進入はいきなりで、滑らかだった。カガリの中が急激に熱を帯びる。

139:保守 アス/シン×カガ-25
09/01/26 14:39:14 KIB1hguB
「カガリ、もう俺と離れないでくれ、俺を…置いていくな」
アスランの切なげな言葉が嘘なのか真実なのか、もうカガリは判別することもできず、
ただ胸が痛くて、どうしようもなく痛くて滂沱の涙を曝す。
そしてゆっくりとアスランのリズムに飲み込まれてゆく。
「…カガ…リ……っ…く…カガリ…」
アスランの肉棒は小細工なしに動いてカガリの中心を擦り、
まるでそこから溶けて一つにでもなろうとでもしているようだった。
いや、事実カガリの体はそうなりかけている、抜き挿しされる度に新しい高みへと昇り、
アスランの肉棒の動きを逃さず感じようと膣全体でしっかりと包み込み、もっともっとと涎を垂らして。
それでもカガリの痛む胸の奥底から、小さな水泡がぷくりと一つ湧き上がった。
それは「ちがう」という単純な感覚で、次から次へと絶え間なく生まれては弾け、
あっという間にカガリを満たす。
ちがうちがうちがうちがう、この匂いも肌もリズムもちがう、今じゃない、過去のものだ、シン…、
シンじゃない!
「シ…ン!」
カガリは泣きながら両手を虚空へと伸ばした。
「カガリ!」
二人の呼びかわす声を聞いた刹那、突如よみがえった感情がアスランの中で暴発し、指を歪ませ
、その爪でカガリの背の皮膚を破った。
「!」
それに驚いたのは他ならぬアスランだ。
その捨てたはずの感情はまたしても、どうしてカガリは俺への気持ちを思い出さない!
どうして俺を受け入れない!どうして!と、アスランの中で苛立ち、暴れるのだ。
アスランは一旦カガリの中から自身を抜き、息を整えると、
「手錠のカギが欲しいのならおとなしく抱かれていればいいのに」
努めて平静に、なんとか感情を押し込めて冷笑を浮かべてみせた。
するとアスランの体が離れた瞬間に、カガリはアスランを押しのけて再びシンにしがみつき、
「シン、…シン!」
まるで穢れをはらってくれとでも言わんぱかりに口づけた。合わせた唇の下で、
「カガリ俺を信じろ、何も心配するな」
シンが確かな言葉をカガリに伝えれば、カガリは黙って何度も頷いた。
俺たちは許し合ったんだというシンの声がアスランの中に再び響いたが、それも無視してアスランは
やれやれという風に肩をすくめる。
「君も必死だなカガリ、もう少しでいきそうだったくせにそうやってごまかすのか」
アスランがシンに重なるカガリの背中に指で真っ直ぐ線を引けば、カガリの体はびくん、と弓なりに跳ねた。
「それなら心はそっち、体はこっちでいい」
言うが早いか、アスランはカガリの丸い尻を両手で引き寄せ、押さえつけると自身を突き立てた。


つづく


140:名無しさん@ピンキー
09/01/26 15:15:31 a/p2R0Ld
GJでした
素晴らしすぎます!

141:名無しさん@ピンキー
09/01/26 15:43:02 XvhKx61Q
カガリたんエロス!!!!!!!!
外道凸野郎を早くだるまにしてくれシン

142:名無しさん@ピンキー
09/01/26 17:13:57 o4TuY1tU
いや、そこはキラとラクスもいれて3人でフルボッコでw

143:名無しさん@ピンキー
09/01/26 22:15:13 QdArrkX/
GJです。
一気に読んでしまった。
迫力ありすぎ!!!


144:名無しさん@ピンキー
09/01/27 00:44:48 eVI7GyTk
自分、昔のスレから読んでますが毎回話に引き込まれる!
それにしてもアスランの黒さ素晴らしいですね!でもやっぱり憎めない
続きが気になって仕方ない、それとアスランの髪の色が何色になったのかも気になります!


145:名無しさん@ピンキー
09/01/29 16:06:19 1Drtbl+z
アスラン禿げたのかと思ってたぜw
修羅場待ってます

146:保守 アス/シン×カガ-26
09/01/30 12:54:30 5aN9n8uZ
「…っ!」
そして膣の襞一つひとつを味わい尽くそうとするようにゆっくりと腰を回す。
するとそこは嬉しそうに身震いして淫水を溢れさせる。
だめ、と気持ちいい、が目まぐるしく入れ替わり、それに呼応するかのように
カガリの中は収縮、と弛緩を繰り返す。
「あ…ふ……」
必死にシンにしがみつくカガリに、
「カガリ、俺を見ろ、カガリ…!」
シンは懸命に声をかけてその意識を保たせることしかできない。
女の体は防衛でも濡れるし、そうそう刺激に耐えられないこともシンは身をもって知っている、
だからこそ、はらわたの千切れる思いでカガリを呼ぶ。
だが、シンに呼ばれたカガリの目は潤み、金色の髪は乱れて貼りつき、
唇はもの言いたげに開いては我慢できない甘い吐息を漏らすので、
「…ちくしょう、…カガリっ!」
いつの間にかシンは自身を硬くしてしまった。
他の男にやられている自分の女が、こんなにもいやらしくて淫らな生き物だとは、
そうかあの時のアスランもそうだったのか、とシンは爛れた感情にすっかり侵食された。
もちろんカガリも自分の腹に屹立したシンが当たるのでそれを知り、
「シ…ン」
せめて、とでも思ったのか、それとも少しでもシンを感じていたかったのか、片方の手をそこへ下ろし優しく握る。
バスルーム全体が息苦しいほどの濃密で乱れた空気に満ち、それぞれの脳を甘く痺れさせた。
意図せずとも最初に箍を外したのは、
「シ、…ご…め…もう、だ…め…はぁ…、ああ…ん、…あぁっ」
堪えきれなくなったカガリだったかも知れない。
アスランは腰を回すのをやめ、最初は小さく、やがて大きくカガリを突き上げ始めた。
カガリの蜜はアスランの肉棒を濡らし、太腿から滴った。
「カガリ、いいよ、…すごくいい」
アスランとカガリは激しくぶつかり、肉の当たる音を響かせ、
「…カガリ…は…?…気持ちいいなら、いいって…言…えよ…」
「あぁ…ん…、あ…、い……」
アスランに突かれるカガリはシンの上であられもなく揺れる。
その共に揺れる乳房をシンは両手でしっかりと捕まえたいのに、それもできず、
ただ先走ってべたべたに濡れた自身を、
「カガ…リ、くわえ…て」
咥えてくれともつれる舌で懇願するのが精一杯だ。
こちらもやはり、せめてつながっていたいと、少しでも自分のほうに意識を分けて欲しいと、
そう切望してのことだったに違いない。
と、乞われたカガリが体をずらして、シンの先走りをまず舌の先できれいに舐めとり、
それからネジが入り込んでゆくように舌をくるくると回転させながらシンをすっかり口内に納めたら、
あとはアスランに突かれるそのリズムで頭は上下する。


147:保守 アス/シン×カガ-27
09/01/30 12:55:46 5aN9n8uZ
「あ、あ…カガリ…!」
上からも下からもぬかるみを歩くような音がして、前からも後ろからも名を呼ばれ、
カガリは頭の中も体もとろとろと溶け始めた。
「…う…く…、うぅ…」
シンを咥えたままで言葉にならない呻きを漏らし、カガリは片手を後ろへと回して
自分の尻をつかんでいるアスランの手を取ると、乳房へと導く。
悟ったアスランが乳首をこりこりとつまみながら、
「カガリ、いきたいのか?」
優しく訊ねれば、カガリは無言だったけれどその膣がきゅうっと締まった。
アスランはなるべくリズムを保って丁寧に、その先が奥まで届くようにカガリを突き、
さっきまで乳首を弄んでいた指を茂みの中の花芯へと移して確実にカガリを引き上げる。
「う…ん…んんっ…!」
「まだだ、まだいくな、もう少し我慢しろ…」
アスラン自身、早くいかせてくれとせがむように締まるカガリの中で果てるのを我慢するのは
至難の技だったが、まだもう少しこの時を、温かいカガリの中を味わっていたくて、
懸命に耐えながらカガリの襞を擦り、広げた。
だが我慢しろと言いながらより一層の快感を与えてくるなど、カガリにとっては酷でしかない。
いかせて、お願い、はすべて苦しげな呼気に代わり、カガリのその呼吸の速さでシンは、そうだ、
カガリがいつもいく時の感じだ、とカガリの絶頂が近いことを知る。
やがてシンを咥えているカガリの舌の回転が速まり、体が小刻みに震え、
「出…る!」
シンが精を放ったのが一瞬早かっただろうか、カガリは声もなくシン自身を離すと、
しかしシンの服を鷲づかみにして再びしがみつくと弓なりに体を反らせて達した。
直後に、
「…うっ…」
小さく呻いたアスランもカガリの中に放ち、達したカガリの収縮とアスランの脈動が重なって
大きなうねりとなったが、やがてそれらも心地よい脱力感に呑まれてゆく。
そしてシンもアスランも荒い息をつきながら、目の前のカガリが口からも膣からも、
白い液体を筋状に滴らせるさまを、茫漠たる思いで見た。
長いこと誰もが口を開かず、ただ温い汗が徐々に引いてゆくのを感じ、
けれどやおらアスランが視線を少しずらしたなら、さっき自分がつけた爪痕が八本、
カガリの白い背中にそこだけ赤く浮かび上がる。
そのじわりと沁みだした血を見つめるうち、気がつけばそのまま、
アスランはシンにしがみついたままのカガリの腰に腕を回し後ろから抱きしめていた。
そして、爪痕に唇を押し当てたなら、
「俺は…どこで間違ったんだ」
ふとこぼれたのは、アスランの理性の外からの声だったか。
けれどその言葉を聞いた瞬間、カガリの体からふっと力が抜けた。
やっぱりアスランの中に葛藤があるのだ、カガリがそう確信した瞬間だった。

148:保守 アス/シン×カガ-28
09/01/30 12:57:17 5aN9n8uZ
カガリは自分の腰に回されたアスランの手に、自分の手を重ねる。
思えば、いつも理知的だったアスランが復讐などという物騒な言葉に振り回されながらだとしても、
これ程の感情を発露させたのは初めてではなかったか。
間違った、とアスランは言うが、確かにあの頃のわたしたちは訳知り顔で背伸びをしていた。
だからわたしはアスランを解放したかったのだし、アスランはわたしにオーブとアスランを
天秤にかけさせまいとしたのだ。
そこにわたしたちの心はあったか?
がむしゃらに相手をもぎとろうとする情熱があったか?
わたしがシンに惹かれた理由はシンにそれがあったからじゃなかったか。
「カガリ…?」
カガリの両手の力がふと緩んで片手が離れていったことでカガリの中に揺らぎを感じたシンは慌てた。
怖れていたのはこれだ、目の前で自分の罪を認めて項垂れる人間を包み込もうとするカガリのやさしさだ、と。
「俺は、…俺は本当に君が、…君とオーブの……、…それなのに…」
「やめろアスラン、今さら何だ!」
ちゃんとした言葉にすらならないぶつ切りのアスランの吐露を、だからシンは強い語気で遮った。
それでもカガリに重なるアスランの体は急速に熱を帯び、
「俺が、…俺がシンと同じように君を憎めば君は俺を許すのか!許して受け入れてくれるのか!」
その叫びはまさに業火となり、カガリの体をその罪ごと灼き始めてしまう。
カガリは自分の足下に真っ暗な闇を見た。アスランの叫びはそこからのものだ、オーブという大義を盾に
身勝手に周りの人間に理解を求め続け、身を引くなどという綺麗事でひとりよがりにアスランを置き去りにし、
そして結局アスランの人生を狂わせた、これが罪でなくてなんだというのだ、と
「あ…あ…」
カガリからはもはや慚愧の声しか出ない。その刹那、ぽたり、と、それはただ一滴、
熱い雫が確かにカガリの背中に落ちた。
「!」
カガリははっとして思わず顔を上げ、けれどそれとほとんど同時にアスランはふわり、とカガリから離れてしまった。
「アスラン…!」
体をひねり、アスランのほうを向いたカガリだったが、伏せたアスランの顔は陰になりその表情は見えない。
ただアスランはローブの前を合わせ、おもむろに口を開いた。
「…ここからは真面目な話だ」
アスランの声はすっかり落ち着きを取り戻したかのような平坦なもので、
「君らはまだ知らないかもしれないが、戦後モルゲンレーテとモビルスーツ開発の技術協定を結んだ
ユーラシアと連邦のカンパニーのトップが近々変わる」
しかもその話題転換は至極いきなりだった。シンもカガリも戸惑いを隠せない。


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