ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ4at EROPARO
ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ4 - 暇つぶし2ch114:10/10
08/09/12 21:17:37 //IePJAn
大分時間が過ぎたようだったが、二人はまだ次の行動に移る気になれず、
エクシアの足元に並んで座って、気だるい空気を共有していた。
「お前、やっぱりガンダムを降りろ…」
沈黙を破って、思いがけず投げかけられた全く甘くない言葉に、ネーナは耳を疑った。
即座に反抗する。
「やだ」
ぷいっと横を向き、これが契機とばかりにネーナは立ち上がると、足に付いた土を払い、
ドライの機体へと向かった。
不機嫌に去っていくネーナの後姿に、刹那がやや声を荒げて呼びかけた。
「いつかはお前も命を落とすぞ!?」
「別にいいもん…!だって、あたし達はこの計画のために…」
「例えそうであっても、人は変わる。運命も変わる。お前はガンダムを降りろ」
「余計な事言わないでよ…!そんな事、できっこないもん」
「お前は…」
「そんなに言うなら君も降りてよ。そんで、一緒に暮らそうよ。小さな町で」
痛い所を突かれて、刹那が黙り込んでしまう。

刹那とてガンダムを降りる自由は有しているはずだが、そんな事は出来るはずもない。
ネーナの気持ちが良く分かった。
「出来ないんでしょ?だったら、せめてあたしもプトレマイオスに連れてってよ」
「……」
トリニティの今までの行状を見逃す事は出来ない。とても一緒に来いとは言えない。
ネーナがくるりと振り向いた。その顔は今まで見た中で、一番大人びて見えた。
そしてその目にはやはり、マイスターとしての彼女なりの決意が漂っている。
刹那はもう、何も言う事は出来ないと思った。
「分かった。好きにしろ。だが、次に会った時は敵とみなして俺はお前を攻撃するかもしれない。
 それだけは忘れるな…」
「……。同じ目的に向かってるのに…。悲しいね…」
ネーナは寂しげに刹那を見て、その後は何も言わずにドライに乗り込んで去って行った。
機影が消え去るのを見送った後、木立の中の墓石をしばらく見つめ、刹那も宇宙へと向かったのだった。
                                   ─終わり─



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