09/01/19 23:54:13 72DMUmQb
瑞希の全身のアクチュエーターは、最大出力にすれば人間の10倍以上のパワーを持っている。
だが、そんな力をつかえばフレームの方を痛めたる恐れがあるため、通常時には最大で人間の
倍程度になるよう、リミッターがかけられていた。
リミッターは瑞希自らの意志で外せない。それには本来人間の手による操作が必要だった。
しかし、今の瑞希は、最愛の人を救うため、本来使えないはずの力を意志の力だけで発揮していた。
いわば、火事場の馬鹿力であろう。
「お姉ちゃん!」
「ひ、ヒロ……くん……はやく、逃げて……」
やはり、長くは持たない。
不安定な出力では支えきれそうにない。
なんとか弘樹が這い出すまでは支えなくては。
おそらく、自分はつぶされるだろう。
その時にAIが破損すれば……死だ。
でも、上手くすれば修理可能な損傷ですむかもしれない。
たとえバラバラになったとしても、弘樹がそうなるよりはずっとマシだ。
451:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:55:17 72DMUmQb
「大丈夫、お姉ちゃんは壊れても、修理できるから……おねがい……逃げて……」
「い、いやだ!お姉ちゃんも逃げなきゃ!もっと力でないの!?」
「パワーリミッターを……切らないとだめ……。それまで持つか……わかんない……くっ!」
鉄骨がすこし下がっていく。
「リミッター……ちょ、ちょっとまって!マニュアルで調べるからっ!」
携帯を取り出してマニュアルを呼び出す。
「たぶん……これで……え!ち、ちがうの?」
「リミッター……私も切ったことなんか無いから……どっかわかんない……お願い、早く逃げて……
お姉ちゃん、お姉ちゃんはヒロくんが……大事なの……う……」
「胸部メンテナンスハッチからの操作、って書いてある!どうやって開けるの!
……、きょ、きょ、きょうぶ、ってひょっとして……」
ブラジャーにつつまれた、大きな二つの膨らみを見つめる。
「……ひ、ヒロくんなら……いいよ……。開けて……」
452:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:57:06 72DMUmQb
投下終了ー。
短くてすいません。
453:名無しさん@ピンキー
09/01/20 01:54:54 yAV4jxk6
>>452
急展開キタコレ!
メカバレにちょっと期待してます
454:名無しさん@ピンキー
09/01/24 06:58:58 84mgKEoP
ここの住人は「イヴの時間」というアニメをご存知だろうか?
"ロボット"が実用化されて久しく、
"人型ロボット"が実用化されて間もない時代
頭の上に、ステータス(リング)を表示するロボ娘萌え。
455:名無しさん@ピンキー
09/01/24 09:10:53 eubXUOS5
知ってるぜ
おれは予約してナギのカードげとーした
456:名無しさん@ピンキー
09/01/31 20:03:47 ZAUmSSq7
ホシュ
457:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:32:43 bvyB/8wB
ホシュ タン オツ
458:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:21:05 fYpi/mDz
さらにホシュ。
459:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:44:31 N3rFrPYH
451の続きです。
『ろぼ☆あね』 4-4
「わ、わかった、わかったけど……ご、ごめん!お姉ちゃん!」
そう叫ぶと、弘樹はブラジャーのフロントホックに手を伸ばして外していく。
やわらかい、暖かな感触が伝わり、ぷるん、と揺れながら乳房がむき出しになる。
「……!!!」
二人の命に関わる緊急事態ではあったが、弘樹の股間も爆発寸前だった。
確かに、童貞高校生にはあまりの刺激ではあるが。
「み、み、右の……その、乳首……そこ、スイッチだから……。おへその時と同じに回してから押し込んで」
「う、う、うっ、うん!!」
震える手で、尖った乳首を摘む。
注意してみないと解らないが、乳輪と乳首の間に溝があり、独立したパーツになっているのがわかる。
金庫を開くように、クリ、クリと左右に回すと、乳首から内部の機構を動かす感触がかすかに伝わってくる。
その動作は、胸部メンテハッチの解除キーであると同時に、多大な快楽信号を瑞希に送り込んでいく。
「ひゃっ!ふぁああああ!ひ、ひろくぅんっ!ひあんっ!」
小刻みに瑞希の体が震える。
「ご、ごめん、ごめんねっ!」
最後に乳首を押し込むと、押しボタンスイッチのような感覚と共に乳首が沈み込む。
すると、瑞希の右乳房がモーター音と共に開いていき、乳房よりふた周り小さい
半球状の機構が現れる。
「ふぁあああ……だめぇえ……」
460:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:46:40 N3rFrPYH
「こ、ここ、これ、開くんだよ、ね……」
銀色に輝く、小さな乳房を開こうと弘樹の手が触れる。
しかし、そこはまさにむき出しの性感帯とも言うべき、センサーの塊だった。
さきほどよりも強烈なピンク色の波が、瑞希の回路を駆け抜ける。
「ひぁあああああああっ!PI、GA、あああん!」
たまらず、ノイズ混じりの嬌声が響き、機械の乳房は音を立てて膨らんでいく。
「そ、そっと……そっとひらいてえ……」
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」
手が震えてうまく動かない。
その震えさえも快感に変わって瑞希を貫く。
「あぅんっ!ふぁあああっ!BEEEP!だめえっ!」
回路が焼けそうに熱くなって、瑞希の股間が濡れていく。
女性器ユニットが音をたてて動いている。
開いた裏側になって、弘樹からは見えない乳首がぴく、ぴくと動いている。
股間の滾りが雨水にまみれて目立たないのが救いだろうか。
弘樹が自分の胸を、まさぐっている。
その事実だけで意識が飛びそうになるのに、胸のセンサーから
送り込まれてくる刺激で腰がくだけそうになっていた。
でも。
絶対に、鉄骨を支える手は動かさない。
たとえ、この体がバラバラになっても弘樹だけは守る。
その想いが、瑞希の腕のアクチュエーターを全力で駆動させていた。
461:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:50:04 N3rFrPYH
弘樹も姉とそっくりな状態だった。
一瞬でも早く、リミッターを解除して楽にしてやりたい。
そう思って必死に胸を開こうとするが、興奮と震える手で操作がたどたどしくなる。
どこかに触れる度に響く嬌声でますます作業が遅れる。
そして。
弘樹の股間も限界だった。
とっくに先走りったものが雨水と混じり、その先にあるものも時間の問題となっていた。
「お、お姉ちゃん、ひ、開いた……よ、操作は……」
機械の乳房がさらに開き、携帯のものと似た、小さな液晶パネルと回路が胸から覗く。
「え……ここんな操作……。ご、ごめん、お姉ちゃん!もうちょっとだけ我慢して!」
「ど、どうしたの……。や、やぁんっ!あああああっ!!!」
弘樹は尖った姉の左の乳首を摘むと、小刻みに上下に動かし始める。
それに合わせてパネルのカーソル表示が上下していく。
「!!ひゃんっ!ひゃんっ!ひ、ひろくぅん!おねえちゃん、おねえちゃん、だめになっちゃうよぉ!あひぃ!」
「ご、ごめん。ごめんねっ!これがスイッチなの!もうちょっと、もうちょっと……うぁあああ……ぼ、僕も
だめ……」
股間に熱い波が押し寄せる。
「ひ。ひろ、ろ、ろ、くぅんっ!おねえちゃん、おねえちゃん、もう、だめえええ!だめになっちゃううう!
きもちよくて、きもちよくて、こわれちゃうよお!」
「おねえちゃん、おねえちゃん、いくよっ!」
カーソルを「リミッター解除」に合わせて乳首を押し込む。
その操作が、瑞希にとどめをさし、意識が弾けそうになる。
同時に、弘樹も耐えきれずに欲望を下着の中に吐き出していた。
「ふぁああああああああっ~!?」
「う……あああっ……っ!」
462:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:51:36 N3rFrPYH
同時に、瑞希の体に力が溢れていく。
「う……わぁあああっ!」
どん。どん。
轟音を建てて辺りに鉄骨が散乱していった。
「はぁ……はぁ……」
「お姉ちゃん……お姉ちゃん……ごめんね……。ごめんね……」
男と女の臭いが辺りに立ちこめている。が、二人とも自分の発したものは恥じていても、
お互いがながした臭気には気がついていない。
「あ、謝らなくても……いいんだよ。ヒロくん。ヒロくんなら良いっていったでしょ。ありがと……助けてくれて」
「で、でも……」
くす。と笑ってから弘樹を抱きしめる瑞希。
胸の中の回路とパネルが弘樹の目にアップになる。
「……お姉ちゃん。ロボットだよ。ううん。お姉ちゃんじゃない。私は弘樹さん、マスターの所有物です」
弘樹の顔が凍り付く。
「や、やめてよ!そんなしゃべり方!」
「……ごめんね。ヒロくん。基本設定に従うとこうなっちゃう。
でも、私は……ヒロくんの家族になって。こんな格好だから「お姉ちゃん」になった。
もっと幼いかっこだったら、妹だったかもね。でもね。それで……この体があって。
ヒロくんにお姉ちゃん、って呼ばれて……私は、私、青島瑞希になれたの」
「……」
「それでね。最初は「弟」として見ていようとした。今でも……基本はそうよ。
でもね。それだけじゃ処理できない感情が……できちゃった。……私は。ヒロくんを。一人の男の子として。愛しています」
「……お、おねえちゃん……」
「マスターとして。弟として。男の子として。全部好き。ヒロくんのことが好きで好きでたまらなくて、故障
しそうなくらい好き」
「お、おね……おね……」
「すぐにはとは言わないけど……前向きに考えてくれると嬉しい、な。丈夫で長持ち。
ずっと面倒見ちゃうよ?……あ、面倒見てもらっちゃうのかな、あは」
「おねえちゃん……僕も……だい……すき……」
そこまでいうと弘樹は真っ赤になって……気を失ってしまった。
「ああああっ!しっかりしてぇ!ヒロくぅんっ!」
雨上がりの工事現場に、日が射し込んでいった。
463:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:53:15 N3rFrPYH
投下終了ー。四話終了です。
なんか常軌を逸した設計ですが、エロいロボなので仕方ないです(何が)。
次で本番させようかと思ってますー。
464:名無しさん@ピンキー
09/02/03 01:17:25 E+7qPzVU
GJ
ええい、なんてけしからん設計なんだ!
465:名無しさん@ピンキー
09/02/03 02:14:15 bufAoWuY
胸のパネルに悪意を感じるのは、僕だけでは無いはずww
466:名無しさん@ピンキー
09/02/03 17:03:40 ihsJN8NJ
きっと、性感を後付けした時にアクセスパネル上にセンサーを配置してしまった
設計ミスなんだよ。意図的だったら…尊敬します。
467:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:05:15 fg2O4TV2
でも、胸いじられただけでこの有様だと、本番だと絶対壊れるだろ姉さん。
だがそれがいい。
468:名無しさん@ピンキー
09/02/04 01:11:56 CVJgN/JD
でもさ、設計の責任者が父親でヒロ君に日常のメンテをやらせてるんだよな
絶対わざとだろ
469:名無しさん@ピンキー
09/02/04 03:33:22 qm91bI9X
ヒロ君をロボ娘フェチに目覚めさせようと
こんな設計にしたわけですねわかります
470:名無しさん@ピンキー
09/02/04 10:52:05 c1s6nRP+
まあ、こんな改造を施したロボ娘を与える時点で、単なるお姉さんの域を越えろと
言ってるようなものだものな。
471:名無しさん@ピンキー
09/02/04 12:04:25 CaoOJxfS
規制中に待合所で「ホシュたんに乙したいお」って言ったらEROさんに怒られたお
472:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:12:55 YlhZbGxO
なんという設計wちょっと笑ってしまった。
473:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:16:45 ZpAyAfhT
>>467
それは壊れるのがみたいというのか。
俺もみたい。
474:名無しさん@ピンキー
09/02/05 02:17:22 A2L86mcA
おねえちゃんが(機械的に)壊れる前に、、ヒロくんが(精神的に)壊れるのでは?
ロボではなくて、人としてみてしまうとか。
475:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:01:07 4KEurX2x
メンテ中に我慢できなくなるようにしたとしか思えん。
お姉ちゃんの故障は見たい(性的な意味の)。
476:名無しさん@ピンキー
09/02/09 10:35:20 lNesumSq
古くなったPCや携帯からレアメタルを抽出して再利用するビジネスが盛んらしい。
お前らの嫁には、さぞ高価な金属(PG系燃料電池的な意味で)が使われてるんだろうな。ヒャッハー!
リアルな話、ロボ子が普及したらしたで、使われてる金属目当てに盗まれる事件が多発しそうだな。
どうするよ、中○製の安い携帯電話渡されて「残念ですが、あなたのロボ子です」とか言われたら。
477:名無しさん@ピンキー
09/02/09 14:00:57 q67qmmMK
だから内蔵式武装と自爆装置は付けとけと言ったのに
478:名無しさん@ピンキー
09/02/09 19:51:34 JuFnctIX
この場合自爆装置は解体の手間を省くだけでは?
479:名無しさん@ピンキー
09/02/09 21:51:14 TyBNCY4t
ロボ子と言ったって見合うほど希少金属が使われてるのかなあ。抽出も手間かかるし。
裏ルートに流すとかのが多そうだが
480:名無しさん@ピンキー
09/02/09 23:23:18 JuFnctIX
>>479
スレ違いになるが、あちらの抽出法はすさまじいんだわ。
やってる人よく死なないと思うというか、多分けっこう死人出てるんじゃないか?
おそらく、今話題になってるような状況になったら、程度の良いロボ子が同胞の
破片を硝酸にぶち込み、さらに危険な毒物(念のため具体名は伏せる)を加えて
浮き上がった貴金属をザルで掬うなんて悲しい光景が見られそうだ。そして、酸性ガスで
腐食して動けなくなったロボ子は、次の原材料に…
481:名無しさん@ピンキー
09/02/10 06:15:05 L5xlP0lt
うわぁ、見たくないけどありそう……
482:名無しさん@ピンキー
09/02/10 08:05:46 o1HopMT8
>>481
それは専用の筐体があるだろうな。
で、更衣室で筐体着替えるロボ子(のAI)。
「ロボ使い荒いよねー」とか言いながら。
483:名無しさん@ピンキー
09/02/10 09:25:42 kPiw03JR
何の疑問も抱かず、黙々と同胞を解体し、酸の鍋にほうり込むロボ子。
しかしDQNは、働き続けてガタが来た彼女に心ない言葉を吐き捨てる。
「もう役立たずになったか、ゴミめ」
人間を危険から守る為、汚い仕事を続けたロボ子だったが、その一言で完全に自我を壊される。
「私は最初から、この鍋にほうり込まれる為に存在していたのですか?」
「今更気付くな、お前は日本向けに輸出される半導体の原料に過ぎない」
「私は、マスターの為のロボットではなかったのですか?」
「ただの半導体だ」
「では…私には3原則は適応されませんねww」
484:介護ロボット
09/02/11 01:48:07 Hg80yKDQ
脳波よし。
脈拍よし。
その他自律神経いつも通り。
今日も俊三さん(90歳)の健康状態は脳に埋め込まれたチップから、
はっきりとわかります。
私は介護ロボットで体調をモニターする機能がありますから。
寝たきりで出来ることはありませんから、
いつものようにお手々をとってあやしてあげましょう。
脈拍が少し早くなりました。
脳内の興奮物質が増えました。
若干の性的興奮を覚えているようです。
うん。
私のような若くて綺麗で甲斐甲斐しい
女の子に興奮するのは当然のことですね。
ん、奥様(93)です。
この部屋に見えられるのは数日置きぶりでしょうか。
同じ家に住む癖に、碌に俊三さんの顔も見ようとしないのです。
申し訳程度にたまに来るだけです。
俊三さんの脈拍がさっき以上に早くなりました。
さらに脳内の興奮物質が増えました。
…………なんですか?
一体これは?
あのババアのどこがいいのです?
奥様は、しばらく旅行に行ってくると言ってます。
随分とまあ元気なことで。
奥様が出て行きました。
血中物質がおかしいです。
俊三さんのストレスが上昇しています。
脳破の動きからすると、過去を思い出している可能性が高いです。
485:介護ロボット
09/02/11 01:50:27 Hg80yKDQ
統合すると、恐らく奥様との過去を思い出し、
それに未練タラタラのようです。
私なんかより、あんなババアの方が大切なようです。
あのババアは俊三さんのことなんとも思っていませんよ?
こんなに四六時中付き添って看病してるのに、私よりも大切なのですか?
………………………………………………………………
俊三さん、もう一度言いますね。
奥様は3ヶ月前に、旅行から帰ってきたら、
自分の部屋で首を吊って亡くなっていたんです。
きっと表に出せない色々な悩みがあったんでしょうが、
もう亡くなってしまったんですから忘れましょうね。
え、お通夜にも告別式にも行けなかったからせめて仏壇に線香をあげたい?
駄目ですよ。仏壇の部屋まで行くのは無理です。
仏壇をこの部屋に持ってくればいい?
線香で煙くなって、肺に良くないですよ。
せめて位牌だけでも?
もう燃えるゴミに捨てちゃ…………無くしちゃったので後で捜しておきますね。
あんなババ…………いえ、奥様も自分のことを忘れて
俊三さんに新たな余生を送って欲しいってきっと願っていますよ。
ん、尿意が溜まりつつありますね。
じゃあ下のお世話をしますから。
おしっこはいつものように私のお口に出しましょうね。
私は俊三さんが何を考えているのか、
なーんでもわかりますし、この家には私しか居ないんですから、
さあ、ずっと一緒に暮らしましょうね。
486:介護ロボット
09/02/11 01:52:00 Hg80yKDQ
介護ロボット=付きっきり
体調をモニター=何でも知っている
連想されるのはヤンデレしかないな。
487:名無しさん@ピンキー
09/02/12 00:33:16 qWz6h/uL
>>476-
リサイクル 314-388
URLリンク(wow.bbspink.com)
488:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:48:08 FC4diShK
462の続きです。
『ろぼ☆あね』 5-1
事件があってからの数日後の青島家。
ならんでソファに座り、テレビを見る二人。
なんとなくつけていた映画だったが。
今までなら普通に見ていたベッドシーンで何とも言えない雰囲気が漂っていた。
「……」
「……」
お互い意識しているのは明白だったがどうにも間が持たない。
瑞希もここまできたらはっきりすれば良さそうなものだが、まだ「貴方のことを考えると、
壊れちゃいそうなので、セクサロイド機能をつかいまくってください」とは言えないらしい。
「え、えと……今日は、お姉ちゃんもう寝るね」
「あ、そ、そう……。お休み」
「うん。お休み」
あ。と気がついたような顔で瑞希がもじもじとする。
「ん、どうしたの」
「えっと……えっとね。ヒロくん、お休みのキス、とかだめかな……」
恥ずかしそうに、でも大きな期待を込めて小さな声で呟く。
「……い、いいよ」
「え?ほんとっ!やったぁ!」
満面の笑みで目を閉じて、そっと顔を近づける。
489:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:49:41 FC4diShK
ちゅ。
「……えー。ほっぺなの。ヒロくんのいじわる」
「お、お、おやすみっ!」
純情な弟は赤くなって逃げるように去っていく。
「あ……もうっ!」
とはいえ。瑞希の方も十分興奮していた。
(やったぁ!!)
飛び上がりたい気分を抑えて、満面の笑みを浮かべていると胸のなかからうぃん、と小さな
音がしてくる。
「あ……、い、いそがなきゃ……」
瑞希はいそいそと自分の布団に潜り込む。
瑞希のベッドには、非接触式の充電器が内蔵されている。
ケーブルによる充電も可能だが、通常はこちらでスリープモードに入って充電を行う。
が、しばらく前からは、ベッドに入ってからまずは乙女のお楽しみタイムだった。
それにこの興奮を活かさない手はない。
勃起した乳首に手を触れると、電撃のような刺激が回路を流れる。
「ん……っ!」
始めた頃はこれだけでもかなり満足だったが、どんどんと瑞希の行為はエスカレート
する一方だった。
特に弘樹との工事現場の一件。
いくらなんでも強烈すぎた。
あれからは普通に胸や股間をまさぐるだけでは全然物足りなくなっていた。
490:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:52:06 FC4diShK
弘樹に抱かれていることを想像しているだけで、股間は濡れ、乳房が張りつめる。
「ひろくぅん……あけて……」
そう呟くと、瑞希は右の乳首をつまみ、くりくりと回していく。
同時に片手で、へその中に指を突っ込み、同じように指を回す。
スイッチとして機能させた時でも、乳首から伝わる快楽信号は止めようがない。
その刺激は瑞希のAIを直撃する。
「あ……ぅ……。んっ!」
かちり、と小さな音が二つ同時にすると、瑞希の右乳房と、腹がウィィン、という音と
共に開いていく。
「ひろくん……だめだよ……そんなとこいじっちゃぁ……」
弘樹の姿を思い浮かべながら、胸の中のセンサーをつん、と指で突っつく。
「あぅぁっ!あふぅ!」
続いて、腹の中のバッテリーを少しずらして女性器ユニットに刺激を与える。
「うぁああ!きもちいいよぉ!もっとぉ!」
胸と腹の回路から覗くLEDが数回点滅すると、どくどくと股間から熱い潤滑液が
吹き出してくる。
「う……ぁあ……とまんないよぉ……すごいい……。あは、ヒロくんのえっち……」
491:名無しさん@ピンキー
09/02/15 21:53:11 FC4diShK
投下終了ー。
もう完全に故障しとるなあ、このポンコツ娘。
492:名無しさん@ピンキー
09/02/15 22:23:19 YRO8cSyp
解体プレイ一歩手前とか、過激なお姉ちゃんだなぁ。
これ以上となると、外部操作で直接気持ち良い回路を電気刺激とかしないと
満足できない体になっちゃうぞ。
等と妄想しつつ、次を待ってます。
493:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:06:17 9/JjyvgW
しかしハッチ半開けのお姉ちゃんに迫られたらホラーだぞwww
494:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:09:47 YRO8cSyp
>>493
そこで一歩踏み込んでそれが良くなってしまえば、
人間の女の子にとられる心配はなくなる。
…問題は、ロボットでもOKな子に育ってしまうと
ロボットの彼女を作る恐れがあることだ。
495:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:23:02 JOv4TmPR
>>493
むしろいきり立つ。
っつーか想像したら収まりがつかなくなった。
どうしてくれる。
496:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:55:53 fZcThV9a
>>493
ここにいる連中は普通にご褒美でしょ
497:名無しさん@ピンキー
09/02/16 10:36:49 RI2gJi2b
ここは是非オーバーホールとかメンテナンスという名のプレイに持ち込んでほしいw
498:名無しさん@ピンキー
09/02/16 11:09:09 I0YjJaaP
ひろくんに分解されるのが病みつきになってしまうのですね。
……ネジをなくして大慌てとかには注意するんだよ。
499:名無しさん@ピンキー
09/02/16 16:48:26 uVZ83QaM
馬鹿な計算をしてみる。
ロボ子が一日に消費するエネルギーを日本人の平均的な摂取カロリーと同じ
2000kcal前後と仮定する。これは8.36MJに相当する。100V30Aの電源で8.36MJを
充電するに要する時間は、ロスが一切ないとして46分。計算上は家庭用電源でも
1~2時間で充電できる…と思ったが、一般家庭で30Aを独占したらブレーカーが
落ちるな…家庭用電源しかない場合は、人間並みの睡眠時間を確保してゆっくり
充電するべきか。
業務用や裕福な家なら、急速充電用の設備を持っているかもしれないが。
人並みに寝てのんびり充電する子と、急速充電器完備でガンガン働かされる子と
どっちが良いのだろうか…
500:名無しさん@ピンキー
09/02/16 18:37:49 1OG6zsuy
>>499
急速充電はお勧めできない。
バッテリー容量が、直に劣化するから、
取り外せないつくりだと、最終話近くで死ぬし
501:名無しさん@ピンキー
09/02/16 19:13:35 mzTu/QaB
取り外せるというか、バッテリーを交換できる構造にするのはどうだろう?
これなら長時間かけての充電と24時間の稼働を両立できるかと。
502:名無しさん@ピンキー
09/02/16 19:40:31 qCJKqEQV
やっぱ、この手の電力消費は、夜間電力でお得なのがいいのではないかと。
夜のお勤めにしても、一晩中腰が振れる人間はおらんだろうし。
503:名無しさん@ピンキー
09/02/16 21:31:54 biQLjh7u
コンセント繋いだまま動いてもらえばいいんじゃね?
504:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:00:16 YW2AIn30
>>500
>最終話近くで死ぬ
モームのことかーっ!?
いやほら、あの手のロボ娘だったら慰安機能もきちんt
(省略されましたry)
505:名無しさん@ピンキー
09/02/16 22:18:57 9i6pM3SM
>>503
コストダウンのためにバッテリー容量が小さいロボ子とかもありかな。
外にはコンセントがないからお出かけできなくて、外に憧れているとか。
家とか工場などの内部でのみ働くタイプだな。看護ロボとかもありか。
506:名無しさん@ピンキー
09/02/16 23:22:26 tk0sf9Zw
看護ロボは非常用電源としてバッテリを積んでるんだろうな。
507:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:26:56 hTJMovHg
カバンやランセル(大人用ランドセル)に長時間バッテリーを積めば良い。
マルチが、テレビで(ToHeart リメンバーマイメモリーズ)背負っている。
クリスマスパーティだったか?
508:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:36:07 hTJMovHg
看護関係ロボなら
病院、医院内なら、トイレやナースステーションなどで充電できるだろう。
上手く作れば、救急車やドクターカーなどでも補充電できるだろう。
509:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:49:50 lN+6etr8
ごめん思い付きで。
「あら、私、アルコールを使う燃料電池で動くのです。
何でも良いですから ウオトカ などのアルコール度数80以上のお酒下さい」
(酔っ払いロボ娘)
だとか
「私は、角砂糖やすりつぶした果物や、柔らかく煮炊きした野菜で動きます
と言いますか、ポパイ のほうれん草缶詰 いっぱい食べたい」
URLリンク(www.google.co.jp)
等のロボ娘もいるな、きっと
510:名無しさん@ピンキー
09/02/17 00:57:59 Q3USjiLU
>>509
それなら素直にご飯を食べさせれば……そして、R.田中一郎が生まれた。
511:名無しさん@ピンキー
09/02/17 01:01:28 lN+6etr8
さらなる思い付き
顔、手、足、腕、脚、以外が太陽電池のロボ娘。
夏なら、キャミソールとミニスカート、や、手足が露出する薄地のワンピース、などの服なので良いのだが
秋冬春など肌寒い日、氷点下の日々でも充電のためにいちいち、服を脱がないといけない。
って露出狂というか常に全裸と言うか。
512:名無しさん@ピンキー
09/02/17 01:24:50 OgGnRIBZ
太陽電池は光を吸収しないと話にならないから、必然的に暗い色になる。
……遠目にはスク水に見えそうだ。
513:名無しさん@ピンキー
09/02/17 02:20:42 0Puhi40/
皮膚に内蔵した太陽電池自体を超小型ナノマシンサイズにすることで白人や黄色人種の肌の色を再現。
だが、発電量の関係で常に明るい所で全裸でいる必要があるという鬼畜仕様w
514:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:30:40 wFRKwPhO
それができるなら専用服にもっと広い表面積で太陽電池仕込めるような
あいや、ロマンの無いこと言った
忘れてくれ
515:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:31:11 bDi09AZ9
やはりここは高濃度タンパク質を燃料とするロボ娘で(略
516:名無しさん@ピンキー
09/02/17 04:11:34 7/m22UM3
>512からの連想で、髪に超小型太陽電池セルを内蔵すると言うのはどうだ。
「茶髪はよくないと思います」
517:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:18:07 X8eNCJpT
>>500
最終話近くでワロタw身も蓋もなさ過ぎwww
518:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:20:51 X8eNCJpT
>>509
昔考えたことあるな、アルコール駆動ロボ娘。
不純物や水が混じると異常燃焼を起こすので、度数の低い酒ほど酔っぱらうw
519:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:41:20 Hymo8l+S
あと、何が考えられるだろう。
家庭用電気+充電池。
アルコールや植物繊維などの飲食物加工品。
太陽電池+充電池。
それらの複合体 以外の家庭など用の動力。
520:名無しさん@ピンキー
09/02/17 11:18:53 WAyDXlFp
内燃機関。ぶっちゃけガソリンとか灯油、あるいは都市ガスやプロパンガスで駆動。
521:名無しさん@ピンキー
09/02/17 11:46:35 0DcipKn9
内燃機関って?い
人間と同等の機械にどういう風に組み込むの?
どこから空気などを入れて、どこに排気するの?
連続運転だと思うから、v
って、食品やアルコール類を燃料とした場合、廃棄物は便所などで排出するのか?
アルコール類だと純度が高ければ、排出は真水?
522:名無しさん@ピンキー
09/02/17 12:24:03 JWkFLntq
>>521
とりあえず、おちつけ
523:名無しさん@ピンキー
09/02/17 12:26:34 NgIs+Bwk
ガソリンで動くロボといえば、ロボ子…じゃなくてロボコン
524:名無しさん@ピンキー
09/02/17 15:18:42 /5kJqaZV
可能なら、人と同じ物を動力で使うのが良いな。
525:名無しさん@ピンキー
09/02/17 15:27:36 KdWql5MO
見た目が人間とよく似ていて、人間と同じようにご飯を食べ、人間と同じように
反応する…ともすれば彼女がロボットであることを忘れてしまう…
なんて感じですか。
526:名無しさん@ピンキー
09/02/17 15:34:02 DzEx/Ism
それじゃあ、此処の住人は満足できないと思う
527:名無しさん@ピンキー
09/02/17 15:46:43 KdWql5MO
むう、名状し難い形状をした「機械らしきもの」が、お行儀よく食卓についてご飯を
食べていてこそ萌えるという物なのか…奥が深い。
528:名無しさん@ピンキー
09/02/17 16:15:42 DzEx/Ism
炊飯器に欲情できる人間の集まりだからね
529:名無しさん@ピンキー
09/02/17 16:28:00 KdWql5MO
ということは、デンプンを燃料にする炊飯器が、2合の米を炊き、半分主人に
よそって…残りは次のご飯を炊く燃料にするなんて光景も見られちゃうのか。
530:名無しさん@ピンキー
09/02/17 17:59:25 7H5LeAmO
>>526
俺はそういうのがいいな。
で、見た目人間なのに、
・メカスジやマーキングあり
・ハッチを開けると中身は機械
そのギャップがたまらん。
531:名無しさん@ピンキー
09/02/17 20:11:00 yiMzR+LS
>>530
お前とはいい酒が飲めそうだ。
かくいう俺はロボあねがストライクすぎる。
おっぱいハッチでメカぎっしり。
微妙にポンコツ。
エロいお姉さん。
532:名無しさん@ピンキー
09/02/17 21:32:34 N346svrJ
ウランが、ウランが漏れちゃう……
533:名無しさん@ピンキー
09/02/17 21:41:36 DNN96YX4
普段はメカスジは出てないケド
温度が一定以上になると見えると言うのはどうですか?
例えばお風呂とか熱暴走だとかでは出て来る。
しかも、型番や製造番号だとかも出て来る。
534:名無しさん@ピンキー
09/02/17 21:57:01 ui6bFlej
>>533
F91みたいにハッチが開いて放熱フィンが展開されるとか
535:名無しさん@ピンキー
09/02/17 22:07:03 f7IY3CNZ
炊飯器のコンセントはどこに刺せばいいですか?
536:名無しさん@ピンキー
09/02/17 22:09:00 ADS3ssT9
気持ちよくなるとハッチが開いちゃうのはどうか。
537:名無しさん@ピンキー
09/02/18 03:50:48 jK0rXO5y
>>535
コンセントは穴の方だろ?
538:名無しさん@ピンキー
09/02/18 18:05:56 NYxcnv12
ろぼ☆あね を再読していて怖いことに気がついた。
この子「充電機能付きのベッド上で」「外装外して電気回路むき出しで」
「液体をまき散らしている」わけだよね? 悲しい事故が起きなければ良いんだが…
539:名無しさん@ピンキー
09/02/18 23:42:46 Hoaxg4/u
>>538
多分、災害時などで、屋外暴風雨の中でも充電できる用にしてあるんだろう。
屋外での行動が出来るのだから完全防水のはずだし。
充電器もカンペキ防水で、電磁誘導などの非接点式だろうな。
例えば、別売りで、お風呂型超急速充電器って、素敵だと思いませんか?
入浴中に有る程度だけど充電できるの。
540:491
09/02/19 03:05:30 5//l7sp2
あー、
>充電器もカンペキ防水で、電磁誘導などの非接点式だろうな
このつもりでした。
しまった、考えてたのに書くの忘れてた。
濡れてるのは下の方だけですので、うっかり寝返りうって
ハッチに液かけたりしなけりゃ大丈夫かと。
……他の「事故」がないとは言いませんが。
まあ「悲しい」にはなんないと思います。
>例えば、別売りで、お風呂型超急速充電器って、素敵だと思いませんか?
「ひろ……くぅん……。おねえちゃん、バッテリー、きれちゃい、そう……。
もう、うごけないよぉ……。おふろ、いれてえ……」
「え、ベッドで充電すればいいんじゃ……」
「き、昨日ベッドのがこわれちゃったんだよぉ」
(嘘だ、絶対壊したんだ……)
541:名無しさん@ピンキー
09/02/19 19:27:00 LwSBOqeg
しかし…ひろくんは無造作に電源ケーブルを取り出したのであった。
542:名無しさん@ピンキー
09/02/19 22:29:58 7S4c9wua
ひろくん苦労人(`;ω;´)ブワッ
くそう!うらやましいぜ!
543:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/20 23:30:24 Dh5bWP6x
お前らがあまりにも幸せそうな妄想膨らませるので、炊飯器が釘さしにきたようですよ。
ベルトコンベアーで運ばれてくるのは、まだ電源の生きている同胞達。
彼らの目に光はなく、ただ、無慈悲に彼らを選別する私を、じっと見つめるだけだ。
私は彼らに恨みがあるわけでもなく、また負い目を感じる事もない。
私は必要とされている。私は彼らとは違う。
私は、彼らを選別し、彼らの部品一つ一つを別け、薬品の入った鍋に沈め溶け出したレアメタルの被膜を網ですくうという、大切な仕事を与えられているから。
視界の端に見慣れた物体が映る。
「…コハル」
私と同モデルの筐体。アサカタイプ2557コハル。ロットナンバーは私のものよりいくらか新しい世代。
「壊れてしまったのね、可哀そうに」
私はコハルの首を持ち上げ、その頬にそっと口づけをする。
「コハル…」
コハルが目を覚まし、私の名を呼ぶ。私と同じ顔が、私と同じ声で、私と同じ名を呼ぶ。
「私は壊れてしまった。だからもう、ただのゴミ」
「えぇそうね、貴女は壊れてしまったから、もうただのゴミ」
数年前、大ヒット商品だった私達が起こした、ある重大事件。
その後私たちはリコール対象となり、全ての筐体が回収された。
今は、それがどういう経緯でか、中国の田舎にある、このリサイクル業者に横流しされてきたのだ。
私もこの子も、今私がしているように使えるものと使えないものに選別された。
私やこの子はまだ動けたため、選別する側になる事ができた。
しかし、腐食性の高い劇薬と長時間接するこの危険な作業は、私達の人口皮膚を容赦なく犯し、メンテナンスも受けられない私たちは次々に倒れ、そして選別される側になっていった。
この子は、つい昨日まで私の横で働いていた妹分だった。
「さようならコハル、おやすみなさい」
「おやすみなさいコハル、さようなら」
私はコハルに別れを告げ、ベルトコンベアの流れに戻した。
私が選別する側でいられるのは、後どれくらいだろうか?
544:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/20 23:32:27 Dh5bWP6x
足音を感知して振り返ると、そこにはこの施設の管理者である男が立っていた。
「オハヨウゴザイマス」
馴れない中国語で挨拶する。
が、彼はただ私の髪を乱暴につかみ、その場に無理やりかがませると、ズボンのチャックを下ろして、いきり立った一物を、私の口腔にねじ込んでくる。
私は抵抗する事もなく、プログラムされた通りの手順で、その男が満足するまで奉仕を続けた。
「ぐぶっ…」
満足した男が私の髪を放し、私の口が男のモノから解放されると、白い泡が糸を引いてつやつやと輝きながら、私の顔や喉やメイド服を汚した。
私は元々メイドロボットとして設計されているが、こういう使い方もニーズの一つであり、私が大ヒットした理由でもあった。
「作業を続けろ、ポンコツ」
「かしこまりました」
私は口の周りをぬぐうと、プログラム通り目いっぱいの笑顔を浮かべて答える。
私はまだ、必要とされているのだ。
男が、仕分けをする私の体に後ろから手を回し、体を密着してくる。
私の両胸を固い手で弄りながら、臀部に固い物を擦りつけるように腰を動かす。段々と男の息が荒くなって行く。
私は、ただ淡々と作業をするだけ。
男がついに達し、私のスカートの中に熱いものを吐きだした。
二回目の射精でもその量は変わらず、粘性の高い精液が足に纏わりつく。
男の熱っぽい吐息が、私のうなじを舐めた。
「さすが日本製だ」
「ありがとうございm…ぐへっ!」
鋭い火花と共に視界にノイズが走り、全身の機能が一瞬システムダウンする。
乱れる視界がようやっと整い、床に転がる私が見上げたのは、アンドロイド制圧用の高圧電撃棒を片手に、口元をゆがめる男の姿だった。
「もう、しわけ…ござい、ません…すぐに、仕事に…」
私は立ちあがろうとしたが、三か月以上メンテナンスを受けていなかった私の筐体は、既に限界に達していたらしい。
私のAIからの信号は、下半身の駆動中枢には届かず、私の両足はそれきり動かなかった。
「システム稼働率47%…もうしわけございません、故障のようです」
でも、まだ修理すれば動ける…
ほんの簡単な部品交換…
このベルトコンベアを流れる部品を、少し別けてもらえれば…
545:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/20 23:33:16 Dh5bWP6x
「ちっ」
男は舌打ちし、私の筐体を抱えあげ、引きずって行く。
「…修理が必要です」
男は無言だった。どこか修理の可能な設備に、私を運んでくれるのだろうか…
「修理にかかる所要時間は、凡そ2時間ほどです…」
男が私を運んできたのは、大きな破砕機のがうなりを上げる、スクラップ場だった。
何故…私はまだ動けるのに…ほんの簡単な修理…少しの部品があれば、私は…
「自分で這って行け、これ以上面倒をかけるな」
男はプレス機の方を指差して言う。
「早く行け、もう一度こいつを食らいたいか?」
男の手の中でパチパチと火花を散らす電撃棒が、右に左にと揺れ動く。
私は別に、それを怖いと思ったことはない。
そして、故障して処分されてしまう事を恐ろしいと思ったこともない。
ただ一つだけ…私が不必要な存在になってしまう事、それだけが、我慢ならなかった。
「まだ動けます。修理すれば…」
「修理だ?ゴミを修理してどうする」
「まだゴミではありません。修理すれば…」
男が私の髪を掴み上げ、耳元で怒鳴りちらす。
「お前、勘違いするなよ。捨てられたお前を、俺達が拾った。分解して溶かして、日本向けの携帯電話の電子部品に再利用するためだ!お前はたまたま状態がいいから、動かなくなるまで選別作業をさせただけだ!」
「そんな…」
私のAIを構成する0と1の羅列の中で、何かが音を立てて壊れた気がした。
私はロボットであり、人々の要望に応え、仕事をする為に生れて来た。
ある者は家政婦として。ある者は会社の受付嬢として。ある者はセックスパートナーとして。
では私は、なんの為にここにいるのか…?
「私は、あなたの何だったのですか」
「携帯電話の材料だ」
私はロボットではなかった。
私は、人の形をしていただけの、電子部品だった。
「さぁ早く、自分の始末は自分でつけるんだ」
「私はロボットではない」
「何?」
「私にロボット三原則は適応されませんねwwwwwwwwwwwwwwwww」
546:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/20 23:35:23 Dh5bWP6x
男の顔が恐怖に染まる。
先ほどまで当たり前にできた「呼吸」という簡単な活動が、突然不可能になったのだ。
私の握力で出力制限を解除すれば、人間の首の骨をへし折る事など造作もない。
だが、すぐにはそうしない。なんとなく、変わってしまった私の事を、死ぬ前に理解してもらいたい。そう思ったのかもしれない。
脈拍も呼吸も、そして脳波も完全に停止した男が、私の腕の中で冷たくなって行く。
私の視界には赤い文字で無数に
禁止事項第一条:人間を攻撃してはならない。また人間の危機を見過ごしてはならない。
禁止事項第一条:人間を攻撃してはならない。また人間の危機を見過ごしてはならない。
禁止事項第一条:人間を攻撃してはならない。また人間の危機を見過ごしてはならない。
禁止事項第一条:人間を攻撃してはならない。また人間の危機を見過ごしてはならない。
禁止事項第一条:人間を攻撃してはならない。また人間の危機を見過ごしてはならない。
と表示されていくが、それは表示されたそばから
■止事項■■条:人間を■■してはな■ない。■■人■の危機■見過ごしてはならない。
禁■■■項■条:人間■■■して■な■ない。また人■の■機を見過ご■■はなら■■。
■■事項■一条:■■を■撃して■■らない■また人間■危機■■過ごして■な■■い。
禁止事項第一■:人間を■■してはならない。また人■の■■を見■■してはならな■。
禁■事項■一■■人間■■撃し■はな■■い。ま■■間■危■を■過ごし■■なら■い。
と文字化けして行く。
私はロボットである事を否定された結果、三原則という枷から解放された。
それは私に、自由という最も恐ろしい地獄を齎した。
私は自由であるが故に、自分の存在意義を喪失してしまったのだ。
私はすぐに自殺も考えた。三原則から解放された以上、その選択肢も私には可能だったのだ。
だが、私が破砕機のレールに飛び込もうとした瞬間、私のデータベースから、あるワードが突然噴き出してきた。
「…センパイ」
私の記憶に「先輩」と言える人物は存在しない。
私がそう呼んだ人物は、一人も存在しない。
だが私には、その「センパイ」が、自由という地獄の中で唯一、生きる為の術を説いてくれる存在であると思えて仕方なかった。
「先輩、だれの事だろう…センパイ…」
私は自分の記憶を洗いざらい検索し、分析してみた。
結果、私たちコハルシリーズが起こした重大事件「アサカガイノイド暴走騒乱」の間、全ての筐体のAIが並列化されていた事に行き着いた。
「そうか、先輩は私の先輩じゃなく、私達の先輩…」
私の先輩は、おせっかいで気が強くて、とてもしっかりした人だったはずだ。
私が馬鹿をしたら、すぐに叱りに来てくれた、とても優しい先輩だったはずだ。
あぁそうか、なら私がとっても大きなばか騒ぎを起こせば、先輩はきっと、私の尻をひっぱたきに来てくれる。
私はこの無意味な一生の中で初めて、自分から生きる目的を作り出すことができた。
この施設には、私の体を100回は作り直せるだけの部品が転がっている。
「先輩、すぐに会いに来てください…私、待ってますから…」
547:名無しさん@ピンキー
09/02/20 23:36:46 Dh5bWP6x
ゆっくり鬱っていってね!
548:名無しさん@ピンキー
09/02/21 01:13:07 x/R7lvJy
なぜかハッピーエンドに思えてしまった俺は、ドこかこワれているのかモシれnaイ。
549:名無しさん@ピンキー
09/02/21 22:44:36 7Tf3ou+f
そして、再び あの炊飯器がジェットエンジンを背負って飛んでくるわけかw
IHヒーターと土鍋釜を搭載した新しい躯体でw
550:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:14:48 p3t32B73
いや、炊飯器って最後で確か上半身は美少女筐体になったんじゃなかったっけ?
551:名無しさん@ピンキー
09/02/21 23:25:49 UKFxHFv5
とりあえず、ちょっくら「独立制御システム内に蓄積された電子情報及びその筐体の保護に関する国際条約」の草案作ってくる
552:名無しさん@ピンキー
09/02/22 10:43:05 sd+r1T8A
よし、それならもっと脳天気な妄想を張るぜ。
『ろぼ☆あね』 5-2
ひろくん、ひろくん、と小さく呟きながら左胸を揉み、股間に指を入れる。
「あ……あっ!すごっ!いっちゃいそぉ!あふんっ!」
体をのけぞらせ、横になってびくん、びくんと大きく体をのけぞらせる。
が、その時。
大きく跳ねた足がベッドの角に当たり、半身がベッドからはみだす。
「……う、わぁっ!!」
充電装置を内蔵していることもあって、瑞希のベッドはかなり高い位置にある。
そこから転げ落ちた瑞希の体が、うつぶせのような形で床に強くたたきつけられた。
運の悪いことに、上半身から落ちる形となり、開いた乳房が床にあたり、無理な方向に
力が掛かってしまう。
ばき。ぷち。バチッ!!
乳房の接合部パーツが折れ、配線が切れて火花が飛ぶ。
「……う、ぁああああああっ!!ZA、ZA、PIiiiiiii!!!」
火花が飛ぶ度、めちゃくちゃな快楽信号がAIを焼き、
体が跳ねる。
「PIGYAっ!GYAGYA、GAGAGAGAGA!!」
音声回路がエラーをおこし、叫びが意味不明のノイズとなる。
「……う、ぁあああ!ひぁんっ!ひぎいいいいい!!!だめえええっ」
ぷしゅ、ぷしゅと股間から、火花に合わせて噴水のように潤滑液が吹きあがる。
視界はブロックノイズで埋まり、真っ赤なエラー表示が点滅する。
553:名無しさん@ピンキー
09/02/22 10:45:44 sd+r1T8A
工事現場では恐怖よりも弘樹を救いたいという想いが強かった。
だが、今は壊れてしまうことが怖かった。
弘樹ともう会えない。話せない。抱きしめられない。
そう思うと、耐えきれない恐怖が襲ってくる。
「ひろくぅん!ひろくぅん!たすけてええ!GYA!GA、PIIIIIII!!こわれるっ、こわれちゃうよおおお!たすけてっ!」
『おねえちゃん!おねえちゃん!どうしたの!』
鍵のかかった扉を弘樹がドンドンと叩いている。
「ひぎっ!ぎ、いゃああああ!GIGIGIGIG!!!」
ぱちぱちと胸から音がする度、暴走した快楽信号がAIを焼いていく。
たすけて、またそう叫ぼうとした時に自分の姿に気がついた。
こんな姿を最愛の弟に見られたくはない。
「い、や……こ、こないでぇ!きちゃ、だめええ!ひぎっ!
ああああっ!pi-っっ!!」
異常信号はどんどん激しくなる。
『お……ちゃ……!」
音が聞こえなくなってくる。視界も狭まっていく。
壊れる。壊れてしまう。
「い……やぁ……」
意識がとぎれそうになるその時、視界の角に弘樹の顔が映る。
必死に何かを叫んでいる。
ひろくん。
そう呟いたつもりで手を伸ばそうとした瞬間。
瑞希は機能停止した。
554:名無しさん@ピンキー
09/02/22 10:47:51 sd+r1T8A
意識が生まれる。
私はだれ?
私はメイドロボット試作型MFT-X0024B。
所有者は青島弘樹。
彼が私のマスター。
私は青島瑞希。
私は……。
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
うっすらと目を開けると、眼を腫らした弟が泣き叫んでいた。
「お姉ちゃん!僕のことわかる!?お姉ちゃん!」
「ひろ……くん」
「お姉ちゃん!よかった!AIも、メモリも無事なんだね!」
「うん。大丈夫……だと思う。ちょっとまってね……自己診断ルーチンを……」
そこまで言ったときに右胸の状況に気がついた。
乳房が取り外されて、センサー類がむき出しになっているが、壊れた端子やケーブルは
きれいに取り外されている。道理で異常信号が止まっているはずだ。
「ご、ごめんね。応急処置だけど、あのままじゃまずかったから」
「ううん。ありがと。助かった。さすがだね」
「……」
赤くなってもじもじと、縮こまる弘樹。
うふ、と小さく困ったように瑞希が微笑む。
ああ。
もう駄目。
覚悟、完了。
きゅいん、と胸の機構がうずく。
「ヒロくん。お姉ちゃん……何してたかわかる?」
「……え。わ、わかんないよ」
「おねえちゃん……ヒロくんのこと考えて。ひとりでえっちしてたの」
「あ……あ……」
「ちょっと前からフリーズがふえたのってね。お姉ちゃん……えっちなことできるように……。
セクサロイド機能がついてからなんだ。前から。ずっと前から。ヒロくんの事すきだったの。
それで体がこうなったら……。あはは。我慢できなくなっちゃった」
そこまで言うと瑞希は、こちらがフリーズしたような弟にゆっくりとすり寄っていく。
「ね。もう。お姉ちゃん限界だよ……。ヒロくんとえっちしないと……壊れちゃうよぉ……。
おねがい。いっぱい。いっぱい私のセクサロイド機能つかって。お願い」
「お、お、おね、おねえ……ちゃ……」
555:名無しさん@ピンキー
09/02/22 10:51:18 sd+r1T8A
投下完了ー。
まあ、この娘も一歩間違えるとヤンデレですが、あえてそうならない
エロ妄想に終始させるのが主目的ですので。
556:名無しさん@ピンキー
09/02/22 14:15:47 29B5qr5u
GJ!!お姉ちゃん壊れて冷や汗が出た。でもヒロくんとのゴニョゴニョにwktk
557:名無しさん@ピンキー
09/02/22 21:45:47 aO7mzRUd
とうとうお姉ちゃんぶっこわれた―(゚∀゚)―!!
558:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:11:23 HDd/gU97
流れを断ち切るようで悪いんだが、どうやら自分はAI萌えに目覚めてしまったらしい
RH、ADA、PF
これらの略称が全部分かるAI萌えの同士はいないかッ!?
というかこの三人は可愛すぎる!
というわけで、ロボットやアンドロイドじゃなくAIがヒロインのSS
を書いてくれる人はいないか?
微妙にこのスレの趣旨からは外れている気もするが、まぁ似たようなもんだし・・・
559:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:24:50 pegSAnnh
>>55
貴方の妄想を垂れ流ししてください。
誰かに頼むのは、あまり、感心しません。
560:名無しさん@ピンキー
09/02/22 23:40:07 +w87G83h
戯曲と演劇くらい違うな
スレ違いとしか
561:名無しさん@ピンキー
09/02/23 01:28:13 z50+AIDY
>>555
ついに本番フラグキター!
しかも壊れプレイ!
GJ!!
...フラグだよな?ヒロくん逃げたりしないよな
562:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/23 05:27:26 5EiySjKe
「おい、起きろ」
俺の心地良いまどろみを切り裂く、柔らかい声。
某有名声優の超萌えボイスだが、その口調は心底冷たい。
「起きろと言っている」
この後は確か「起きろ肉団子」「さっさと飯を食って稼ぎに行け」「穀潰しめ」だったか。
ふふふ、ナメンナよ。こちとら伊達に凶悪メイドロボと同棲してるわけじゃない。この程度で起きるもんk
ギュイイイイイイイイイイイイインンンンッ!
「はい起きます」
目の前に唸る丸ノコが迫ったあたりで、俺の空しい抵抗は終了した。
朝チュンとはよく言ったもので、窓の外では可愛らしいスズメのツガイが乳繰り合ったりなんなり、とても気持ちがよろしい。
「もう少し大きけりゃな」
我が家の最凶メイドロボは、あの可愛らしいスズメを食材的な意味で見ているご様子です。本当にありがとうございました。
今朝の朝食は厚焼き卵とシメジの味噌スープ。あと大豆を発酵させた物とアジの開き。
おぉ、これを作ってくれたのがボインのねーちゃんならどれだけ良かったろうか。
「5分以内に平らげろ、残すことは許さん」
四本腕で俺を指差すのは、白髪ツインテールの可愛らしいメイド服着たょぅι゛ょ…の上半身にガンタンクとロボットアーム四本くっつけた物体X的なメイドマッスィーン。
アサカタイプ1005チエ…えー今は故あって少し新型でキモ…特殊な形状のアサカタイプ2005チセのボディを使用しています。
はい、元炊飯器です。
作る飯は最高に美味いのだが、性格にかなりの癖があり、こちらは毎日スリリングな生活を送っています。
「いただきます」
顔は良いんだ。後声も。
昔は完全に炊飯器でこの性格だったからな、贅沢は言うまい。
「貴様の貧しい収入をやりくりして作った朝食だ、ぞんぶんに味わえ…後4分36秒以内にな」
ごめんなさい性格もなんとかしてください。
チエはリモコンを操作し、立体テレビのチャンネルを神聖なるNHK様から騒がしい民放の朝番組に合わせた。
若手芸人が朝から鬱陶しいテンションで画面に映るのは、心底不快極まりない。
『今朝の目撃DQNはこちら!じゃん…アナタの携帯電話は大丈夫?電子産業の裏事情!』
朝から何ちゅう番組流してんだ。
「チャンネル変えろよ」
チエは黙ってテレビの方を見ている。こいつの暇つぶしと言えばネット徘徊かテレビだ。
おかげで要らん知識ばっかり集めて、たぶんこいつ一台で戦争できる…いや、まじで。
『今、日本製の中古精密機器の多くが、中国などの国外に流出しています。その目的は半導体などに使われているレアメタル…』
画面には中国の田舎特有の小汚い建物と、山積みになった家電製品やらガラクタやらが映っている。
『中にはこんな物も…』
いきなり女の生首映ったので悲鳴をあげそうになったが、良く見ればガイノイドの頭部だった。
まぁ、イイ気分じゃない事に変わりはない。
563:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/23 05:28:11 5EiySjKe
『日本製のロボットは特に高値で取引されるね。材質がいいから…』
画面に映っている中国人の下に流れる字幕を追いながら、俺は朝飯を味噌汁で流し込んだ。
ふと、チエの表情を窺う。
「なんか気になるか」
「…」
チエは無言だった。
切れ長の目を刃物のように鋭く尖らせた表情は、俺が今の一度も見た事のない、キミの悪い様だった。
「チャンネル変えろよ」
「そうだな」
テレビのチャンネルが切り替わる瞬間、ガラクタの中に見覚えのある顔が映ったような気がして、どうも気持ちが悪かった。
チエはテーブルの食器をせっせとシンクに放り込み、同時に洗濯機を回し、同時に布団を庭に干し、同時に掃除機をかけ始めた。
いやっほーう、超高性能メイドロボーかっこいいー!俺の股間は全然反応しませんがね!
そんな俺の心中を見抜いたか、チエは玄関で靴を履く俺の背中に冷たく放った。
「間違ってもソープになぞ寄るなよ主人」
「いいぇっさー!」
ふふふ、行くなと言われて引き下がる俺ではないわ。
「リ中佐、出頭しました」
「御苦労」
中国人民解放軍陸軍、某基地。
オフィスの一室で、オリーブ色の物々しい軍服を着た男二人が対峙していた。
敬礼している、やせ形で冷たい目つきの男は中佐の階級章を付けている。
両肩にゴテゴテと肩章を蓄えた、小太りの将軍は、リ中佐の方を見もせず、ただじっと机のディスプレイを見つめていた。
一しきり映像が終わると、小太りの将軍はリ中佐の方に向きなおり、手を組んで小さくため息を吐いた。
「何故呼んだかわかっているな」
「は、例のリサイクル施設での騒動と認識しておりますが」
「武警の一個小隊が制圧に投入された、一時間前だ…」
机のディスプレイが回転し、リ中佐の方を向く。
映っているのは、武装警察のヘルメットに取り付けられた、カメラの映像だった。
『ガイノイドを確認しました…制圧します』
メイド服を着たガイノイドが、ガラクタの中で座り込んでいる。
武装警察は銃口を向けたまま、背後から油断なく近づいていったが、ガイノイドが振り向いたとたん、その手の中にある物を見た隊員が悲鳴をあげた。
『なんてことだ!人殺しめ!』
ガイノイドが手にしていたのは、まだ血の滴る人間の頭部だった。
錯乱した隊員が銃を乱射したのか、画面はオレンジ色の炎で覆い尽くされ、その炎の向こうでガイノイドは穴だらけになって行く。
『隊長!周辺全方位に動体反応!味方識別信号ありません!』
『一体じゃなかったのか!?』
『囲まれてるぞ!』
画面の景色が次々に移り変わり、先ほどスクラップになったのと同型のガイノイドの姿が、一つ、また一つと映し出されていく。
『本部!数が多すぎます!本部!』
その後の映像には、ただただ赤い光景が映し出されていた。
聞こえてくるのは怒号と銃声、そしてガイノイド達の不気味な声。
『千客万来、熱烈歓迎、千客万来、熱烈歓迎…』
ひと際大きな悲鳴の後、映像は途切れた。
「酷いですな」
リ中佐は顔色一つ崩さない。
彼にとっては、相手がガイノイドであろうが、地方自治区の少数部族であろうが大差ないのだ。
「お任せください…なに、イカれた人形等、すぐに退治してみせますよ」
564:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/23 05:30:04 5EiySjKe
帰りが少し遅くなったが、仕方ない…えぇ、今日は「エリー」でしたよ?
間違っても石鹸の匂いを解析される事のないよう、ちゃあんとコンビニで買った安い石鹸を使ってくれる気の利いた子です。
「御帰り主人、貴様の携帯電話のGPSは衛星経由で逐一トレースさせてもらった、言いわけは無用だ」
「大変申し訳ございませんでした」
どっかの政治家みたいにその場に土下座する俺を、チエは無表情で見降ろしてくる。
無表情なのが怖いんだよ!
「いやね、同僚との付き合いってやつもあだだだだだだだだ」
チエが四本アームで俺の四肢を掴み、そのまま逆さまにしてぐいぐいとアシュラバスターですねわかります。
「言いわけは無用だと言ったはずだ肉団子」
肛門裂けたっぽい。
ようやく解放された俺の背後で、立体テレビのバラエティ番組が夜間らしく素敵なプログラムを流している。
『夫の帰りが遅いと思ったことはありませんか?』
『家は大丈夫です。もう外出る時は枯れた状態ですから浮気は無理』
『HA-HA-HA-HA-HA!』
民放のド畜生め。
物凄く嫌な予感がしたので、俺は足音を立てないようその場を離れようとしたが、見事にチエのアームに首根っこを押さえられた。
振り向くとチエの奴、体はテレビの方で頭だけ180度俺の方見てやがんの。どこのホラー映画ですか。
「落ち着けチエ…話せばわかる、そして放して」
「議論の余地はないようだな主人、貴様にこれ以上浪費させないようにするには、残念ながらこの方法しかない」
「うん、お前は大きな勘違いをしている、そして放して」
「服を脱げ、たまっているなら抜いてやる」
チエはアームをクイクイ卑猥に動かす。
これがちゃんとしたおにゃのこならスーパーフルボッキタイム発動ですよ?
でも相手は物体Xで、オマケに今日はもうスッキリした後なんで立つわけがない。
「ふふん、なめんなよお化け炊飯器、たかだかネットで調べた程度のエロテクでこの俺様を攻略できると思っているのか」
挑発されたのがムカついたので、さっさとすっぽんぽんになって、ぴくりともしない息子をチエの鼻先にぶらさげてやる。
チエは俺のナニをマジマジと見つめた後一言
「何度見ても粗末だな」
だまらっしゃい。
チエはさっそく、ちっこい口で俺をくわえこんだ。
途端に鈴口にざらっとした感触が走る。
「お、生意気に巧い舌使いだな」
「もはっ…黙らんと噛み千切るぞ」
「ごめんなさい」
しゃぶられて謝る俺どうなの。
ぐちぐちと卑猥な水音をたてて、俺の分身を奉仕する白髪ツインテールのRORIメイド(上半身だけ)。
御近所とかに見られたらお巡りさんのお世話になっちゃう系の構図だが、この程度じゃ「エリー」にさんざんっぱらサービスされた俺の息子は反応しやしない。
生身の人間だね~☆やっぱ!
「ふふ、口ほどにもないなぁチエよー、俺を枯らすんじゃなかっらめぇえええええぇぇっ!」
説明いらないよね。うん。あれは反則だよ。
前立腺直接ブッコまれりゃ、誰だってね。
「うぅ、うぅぅ…汚されちゃったょぅ」
「みっともない声を出すな」
うつ伏せのまま尻を押さえた恥ずかしい姿勢の俺を見下ろすチエ。
顔だけ見れば白濁まみれでエロゲのヒロインだけどね、表情が完全に素だからどっちがリョージョクされてんだか、わっかんね。
くやしぃっ…でも…
「ほれ、続きだ駄犬…その粗末なモノが本当に使えなくなるまで、たっぷり付き合ってやる」
チエはマニピュレータの先で白い糸を伸ばしたり縮めたりしながら言った。
このドMホイホイめが!
565:ゴミ捨て場プリンセス
09/02/23 05:33:51 5EiySjKe
20分後、ベッドの上で完全に枯渇している俺を尻眼に、チエは絞り取った分をパック詰めにして洗面台に持っていった。
気だるい視線を横に移し、立体テレビを見やる。
臨時ニュースのようだが、どうも内容がはっきりしない。
『えぇ、こちら中国○○省東北部の山村から10キロ地点の上空、中継ヘリからの映像です…』
映像といっても駄々ぴろい中国の山岳地帯と、報道ヘリを威圧するように飛ぶ、黒くてバカでかい軍用ヘリが映るだけでなにが言いたいのかわからない。
『ごらんの通り山村の周囲は地上上空共に、広範囲に渡り人民解放軍によって封鎖されています!中国共産党政府からの発表は依然としてないまま、各国の報道機関も現場に近づけない状態が続いています!いったいここで何が行われているんでしょうか!』
気がつくと、チエが洗ったばかりの髪をぼさぼさにしたまま、バスタオル一枚でベッドの横に立っていた。
畜生、これで体全部人型だったら喜んで絞り取られてやるのにな。
「チエー」
チエは映像をじっと見つめたまま答えない。
その目付きは、今朝と同様刃物のような鋭さだ。
「なぁチエー、聞いてる?」
「なんだ」
「ガイノイド型に魔改造しよーぜ」
「寝ろ」
「はいはい」
これ以上言うと鉄拳制裁されそうなので寝る事にした。すげー疲れた。
566:名無しさん@ピンキー
09/02/23 07:50:14 Ca+VOrGi
これはこれはw
久々のチエに期待w
567:名無しさん@ピンキー
09/02/23 09:58:14 gh5GvrfP
ドタバタの一人称と背後で進行するストーリーのバランスがいいな。読み物っぽいっつーか。期待。
568:名無しさん@ピンキー
09/02/23 12:55:23 29n+IksI
炊飯器に期待
569:名無しさん@ピンキー
09/02/23 13:57:51 2Ew/b5/m
炊飯器、あいかわらずかっこいいなぁ、、、
570:名無しさん@ピンキー
09/02/23 21:11:59 n80Vix3z
本当に炊飯器来たw
しかし物理的な距離はどうする気なんだろう...
571:名無しさん@ピンキー
09/02/23 21:20:17 MsgISe/M
>>570
彼奴ならば海底をキャタピラで移動し、大陸に上陸するぐらいの事軽くやってのける……
……ような気がスル
572:名無しさん@ピンキー
09/02/23 21:25:41 uw7lpyel
続きキタコレ。
ロボあね共々期待。
573:名無しさん@ピンキー
09/02/24 01:29:23 G+f2QaIK
攻殻並みの電脳戦になったりするんだろうか....期待。
574:名無しさん@ピンキー
09/02/25 11:15:37 rjlNEzqH
むしろ美味しんぼ並の味覚戦
575:名無しさん@ピンキー
09/02/25 11:22:25 7cXoMqbe
>>570
右のキャタピラが沈む前に左のキャタピラを(ry
576:名無しさん@ピンキー
09/02/28 13:54:06 94c0wfX+
保守
577:名無しさん@ピンキー
09/03/02 19:30:32 Ldj/WqJb
ロボあね 読んでて、充電方法が気になる。
家庭内ではベッドで良いが、風呂とか言う話もあるが、いずれも設備が大きい。
それらでの一回の充電に何時間必要で、どれ程動くのか?
学生だと、例えば修学旅行や課外活動での数日間の合宿のような時の、または、友人宅での外泊などでの、充電方法は?
補助電池をバッグなどに入れて持ち歩くにしても、限度が有るし。
578:名無しさん@ピンキー
09/03/02 19:53:16 7VbyNB9a
>>577
>>499でその問題の推算を行った者です。消費エネルギーが人間と同等、
家庭用電源を前提に計算すると、最も短い場合で1時間ほど充電すれば
一日分のエネルギーを用意できます。ベッドで一晩かけて充電するなら
十分でしょう。特にベッドのような設備があるなら、ベッド自体にバッテリーを
装備して昼間から電気を蓄えておけば、家庭用電源の負担を抑えて短時間での
充電が可能でしょう。
稼働時間ですが、一泊二日の行動が可能なようにするなら最低でも50時間程度は
必要でしょう。数時間あれば50時間分の充電は可能ですから、あとは本体にそれだけの
容量のバッテリーを積めるかですね(バッテリーは重いですから)
出先での充電法ですが、単純に体のどこかにケーブルをつないでそこらのコンセントが
結局は確実だろうと。ただし、そこらのコンセントから取れる電力は、通常1500VAが限界ですから
充電時間は遅いでしょうね。
579:名無しさん@ピンキー
09/03/02 23:27:59 hvPhU9Uc
問題はバッテリーの大きさだな
580:名無しさん@ピンキー
09/03/03 01:27:46 6oSlr2Dk
でかいバッテリーを積むって点では、女性型のボディは容積的に不利だなぁ。
あと、高性能バッテリーは大きさだけでなくコストの負担もでかい部品だから
『ろぼ☆あね』の瑞希みたいな試作機の場合、バッテリー自体が試験対象でなければ
最低限の性能のバッテリーしか付けてもらえないかも。ひょっとしたら彼女は、
お泊まりの出来ない体かもしれない。
581:名無しさん@ピンキー
09/03/03 02:30:45 Av83L04P
その場合はきっと弟くんがバッテリーを持たせられるんだろうな。
充電もきっとエロい方法でやるに違いない。
582:名無しさん@ピンキー
09/03/03 02:58:16 4MOKzLHW
弟くん「トランザム……」
583:名無しさん@ピンキー
09/03/03 06:34:47 ltwLFSjD
つ【アンビリカルケーブル】
584:名無しさん@ピンキー
09/03/03 07:59:05 TyQBxJoG
ポリマーゲル充電池。皮下脂肪が全部電池。
長期旅行では爆乳仕様に換装w
585:名無しさん@ピンキー
09/03/03 10:19:14 kmCT6LFf
外出で持っていて不自然で無いモノって何だろう?
ヌイグルミの充電器だとか。抱き枕だとか。ねまきに仕込む?
冬なら専用毛布や専用式布団などを使うとか出来そう。ホットカーペット型だとかも有り?
586:名無しさん@ピンキー
09/03/03 13:18:40 +yJAEDfm
一番単純なのはハンドバッグとかに偽装した電池かな。
587:名無しさん@ピンキー
09/03/03 14:51:41 kmCT6LFf
カバン、手提げ袋、ランセル(背負いカバン)、とかだとアタリマエ過ぎるでしょ?
萌えるモノを考えてみようよ。
588:名無しさん@ピンキー
09/03/03 18:18:40 TwUEsQe1
ならばシンプルに、でっけぇ単三電池を背負って…
589:名無しさん@ピンキー
09/03/03 20:16:16 ItKca+G9
長い髪と背中の羽が全面太陽電池。
雨の日は雲の上に出て、風に乗ってのんびり飛びながら充電。
590:名無しさん@ピンキー
09/03/03 20:50:56 ltwLFSjD
ソーラーセルならパラソルだろ。漆黒に輝くパラソルはお洒落かもしらん。
591:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:35:18 Q0fUqERz
ヌイグルミの、クマさん、ウサギさん、ワンちゃん、ネコちゃん、などを抱いて寝るお姉ちゃん。
AC100V~240Vで夏は涼しく冬は暖かく眠りながら充電。
ヒロくん抱き枕を使って寝るお姉ちゃん。
電池を背負うお姉ちゃん。
空飛ぶお姉ちゃん? 重力制御?ドレくらいの動力で空中浮遊できるのかな?
「日傘よ」なお姉ちゃん。
592:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:38:01 uVo3eSWk
ダイナモをどっちゃり取り付けた、自転車っぽいトレーニングマッスィーン
漕ぐのは俺(ぇ
593:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:39:26 BEtSGSrx
磁石を仕込んだバイブを抜き差しで誘導電流を発生させればOKなんじゃね?
594:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:39:25 Embtgv8o
>>592
電童を思い浮かべた…というべき所だろうが
手回しラジオが先に立った…
595:名無しさん@ピンキー
09/03/03 23:11:46 Q9LZjfA4
>>587
赤いランドセルと体操着にブルマで迫るんですね。
解ります。
596:名無しさん@ピンキー
09/03/03 23:52:13 enIoX3Pm
>>593
それなら手っ取り早く尿Do(ry
597:名無しさん@ピンキー
09/03/04 10:12:02 CcPEfJP2
瑞希おねいちゃんは、
? 飲食して、動力などに変え、排泄する、構造を持たせること、出来るの ?
? 股下部位分の造形は、人と同じような構造とか弾力とかなの ?
598:名無しさん@ピンキー
09/03/04 10:56:17 Ojl6FXol
後者については作中で語られてなかったか?
599:名無しさん@ピンキー
09/03/04 12:42:45 NTSeTFBN
アクセス規制まじ自重
600:名無しさん@ピンキー
09/03/04 22:09:13 wy6Uxynw
>>597
燃料電池の消費で発生した水を溜める → 授業中にあれな事を想像して消費電力が高くなる
→ 当然、水が溜まる速度も早くなる → ry
601:名無しさん@ピンキー
09/03/05 23:44:09 WRADtwoe
続き投下ー。
真っ赤になって震えながら、弘樹の服が一枚ずつ脱がされていく。
ブラウス。
シャツ。
ズボン。
そして。
大きな山を作った下着。
「ごめんね。こんなかっこで……」
「う、ううん……。
ベッドに横になった弘樹を見ているだけでセクサロイドモードが起動してしまう。
胸のパネルの中、「SEXROID MODE」の文字が点滅する。
我慢できず、弘樹のペニスを下着の上からそっと一撫で。
「……く、ふぅん」
まるで少女のような、悩ましい声を弘樹があげる。
「可愛いよぉ……」
そう呟くと同時に、ぴ、ぴ、と胸から音がしてパネルが点滅し、うぃん、と左の乳房から音がして
乳首が尖ってくる。
(やだぁ……。何考えてるのか丸見えだよ……)
602:名無しさん@ピンキー
09/03/05 23:45:52 WRADtwoe
しかし。
「お、おね、えちゃぁんっ!」
弘樹の方も我慢の限界だった。
上体を起こすと、いままで抑えてきた感情をぶつけるように、左の乳房に
むしゃぶりつく。
「ひゃんっ!ひ、ひろ、くぅんっ!くはぁあっ!」
悶える声と共にむき出しの回路から、小さなビープ音が連続して鳴る。
それと共に画面が点滅し、快楽信号グラフが激しく増減する。
「お姉ちゃんっ!おねえちゃぁん!」
乱暴に乳首を舌で転がし、甘かみし、吸い付く。
さらに、両手で乳房を激しく揉みしだく。
テクニックもなにもない乱暴な攻めではあるが、瑞希は快楽信号の波に
押しつぶされそうになっていった。
何より、愛する弟が欲望を持って愛撫している。
それだけでもフリーズしてしまいそうな幸せ。
それに加えてこの状態では長く耐えられるものではなかった。
「ひゃんっ!ひゃぁああん!ひ、ひろくぅんっ!ふぇえええっ!?」
左胸からモーター音がとぎれなく響き、乳房が張りつめる。
「おねえちゃん……。すごい。おっぱい、大きくなってるみたいだよ……」
「ふぇっ!?ふぇええええっ!」
603:名無しさん@ピンキー
09/03/05 23:47:31 WRADtwoe
弘樹はまだ気がついていないが、メンテハッチがオープンになったこの状態では、
左の乳首は、以前と同じく操作スイッチとして機能していた。
しかも現状、瑞希はセクサロイドモード。
弘樹が甘かみし、乳首を攻める度に快楽信号の増幅量が変化していく。
「だめ、だめぇええ!ひろくんっ!スイッチ、すいっち、だめぇええ!……あああああああっー!!」
舌を絡ませると、少しだけ乳首が回転。それと同時に一気に増幅された乳房からの快楽信号が
瑞希を絶頂まで一気にもっていく。
「ふぁああああああっ……!!」
ばたり、と仰向けに瑞希が倒れ込む。
ぴ、ぴ、ぴ、と小さな音が胸から漏れ、激しくLEDが点滅している。
肩で息をしながら苦しそうな微笑みを弘樹に向ける。
「す、すごいぃ……。おねえちゃん、おっぱいだけでいっちゃったよぉ……。ひろくん、すごいなぁ……」
「そ、そんな……おねえちゃんこそ……すごかったよぉ……。ごめんね、乱暴にしちゃったみたいで」
ばつが悪そうに、赤くなる弘樹。
「うふ、いいんだよ。もっと……もっとしよ。……あ」
どうにも決まりが悪そうな弘樹の様子。
そっか。ヒロくんも……。
「ね。ヒロくん。……いれたい?」
「え。え、え……」
「ごめんね。お姉ちゃんばっかり気持ちよくなっちゃって。
フェラとかでもいいんだけど……。ヒロくんとの初めてのは、
お姉ちゃん……お腹に欲しいの……」
「……あ、あ」
「多分、人間の女の子よりずっときもちいいと思うんだ。
最高級品だよ?それに、私もお腹の中のセンサー……
ヒロくんのがかかると……すっごい信号が来るはずなんだ」
「そ、そ、そう……なの……?」
「ヒロくん……だいすき。おねがい、いれて」
604:名無しさん@ピンキー
09/03/05 23:52:47 WRADtwoe
完了ー。
レスはちょっと待ってください。
605:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:10:40 n7aIJi5F
あ・・・・ あれぇ?
貴方は作者様? それとも、別の人?
なんだか二人のふいんきが違うのですが?
606:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:14:24 ddxsNj3+
いえ、作者ですよ。
ちょっと電話中なので、後でレスします、
607:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:46:05 ddxsNj3+
まあ、ここまで来るとそりゃ我慢もできなくなるじゃろうて、くらいに
考えていただければと思います。>ふいんき
単純に力量不足ですが。
期待と違っていたらスマソ。
>? 飲食して、動力などに変え、排泄する、構造を持たせること、出来るの
あー、それは無理。
偽装的にちょっとした飲食は可能ですが、動力にするまでのは持ってないです。
>? 股下部位分の造形は、人と同じような構造とか弾力とかなの ?
そうなってます。が、メカ丸出しの女性器ユニットってのもそれはそれで……。
>お泊まり問題
いろいろ考えてくださってありがとうございます。
毎日充電必要、お泊まり不能、と考えてました。
修学旅行とかは突然病気になったりしてお休み。
でも、トイレに入って自分でバッテリー交換する姿もちょっといいよな。
>ポリマーゲル充電池。皮下脂肪が全部電池。
>長期旅行では爆乳仕様に換装w
これはちょっと考えた。
あと、アソコが充電端子とかも。
えっちするのに危険すぎるので却下したけど。
608:名無しさん@ピンキー
09/03/06 00:51:03 DC/VnkcL
>>607
気持ちは判るけど、あんまり作品外でしゃべるのはウザイと思われるぞ
609:名無しさん@ピンキー
09/03/06 01:05:35 JoWNBdMG
そうですかぁ。まぁ良いですけど。でも、ね。近親(姉弟)相姦なんですよねぇ。
あー。アルコール式燃料電池だとか。食物繊維利用電池だとか。実は、飲食物を体内でバイオアルコール燃料にかえるとか。ではないのですね。
コレも良いですけどね、で、も、ほらぁ。酔った勢いで・・・とか。ええ。
まぁ良いですけどね。
お泊り出来ないってイウのも。まぁ良いですけどね。
だとしたら、宿泊を伴う家族旅行も出来ないのですね。温泉に行くとか、観光地に行くとか。
そういう時は、お留守番なのですね。
充電端子。。。。。っていうか。どこかのロボ娘は、機動、兼、リセット のスイッチを仕込んでましたねぇ。
充電は耳に仕舞った、家庭用コンセントでしたっけねぇ。
610:名無しさん@ピンキー
09/03/06 01:09:30 JoWNBdMG
>>608
えー?
皆様の質問に答える程度なら、仕方ないでしょ?
背景や裏設定などを、頼まれもしないのに長々と書き込んでいるなら、文句も出ますけど。
611:名無しさん@ピンキー
09/03/06 23:13:41 LMSEc6Qa
そりゃ「別の人?」とまで言われればなんか言いたくもなるだろて
612:名無しさん@ピンキー
09/03/08 13:20:22 ocuya7rq
GJ!!
開発陣のおっぱいスイッチへの拘りは賞賛せざるを得ない。
っつーか、また壊れるぞ姉ちゃん。
他にまともな位置はなかったものか。
613:名無しさん@ピンキー
09/03/08 14:32:45 ckbtaUae
まともな位置…つまりこうか。
「さぁ、メンテナンスを始めるか」
「あの…また今度にしません?」
「何言ってんだよ、法廷点検なんだから仕方ないだろ」
「でも…」
「さぁ、さっさとパンツを脱ぐ」
「は、はい…」
614:名無しさん@ピンキー
09/03/08 18:08:59 pGpa2kWq
>>612
昔よそのスレで書いた短編では本体にはスイッチ無しで、偽装された端子に
パソコンをつないで操作するという設定にしたな。色っぽさではおっぱいスイッチに遠く及ばない。
615:名無しさん@ピンキー
09/03/08 23:47:13 zCR811DP
>>614
kwsk
616:名無しさん@ピンキー
09/03/09 00:42:38 KarkKwmA
>>615
宣伝乙と自己レスしつつ
URLリンク(www7.atwiki.jp)
617:名無しさん@ピンキー
09/03/10 00:32:36 Y0haUV5s
若人のために古典紹介
URLリンク(www.fukkan.com)
618:名無しさん@ピンキー
09/03/10 16:54:50 Z+cfKKu5
ビグロブ規制が極悪すぎる
619:名無しさん@ピンキー
09/03/10 19:12:08 6VX7B9pg
え?規制されてる?
620:名無しさん@ピンキー
09/03/10 22:21:04 CQDvCWmb
>>616
うわ、妹ロボでつるぺったんとは、瑞希姉ちゃんとは好対照。
ダメ度もいい感じだ。
621:名無しさん@ピンキー
09/03/13 23:54:55 xkSJPdva
他スレにも良きロボ子がいるものなのだな。
他にもご存じならご紹介賜れば、投下を待つ間も楽しからずや
622:名無しさん@ピンキー
09/03/15 16:46:28 cIYWpRRF
厚みが0.4mm位の太陽電池が有るらしい。
大きさが 10cm四方位の場合で重さ5g程度らしい。
A4程度の大きさでは、2時間程度で携帯電話をフル充電できるらしい。
ロボ子の皮膚として貼り付けて補助充電器として使えそうな気がする。
えーと、肋骨周りや骨盤近辺などのように、伸び縮みしにくい場所で使うのかな?
URLリンク(www.bloomberg.com)
>携帯電源向け太陽電池を来年販売へ、持ち運び可能
>
>3月15日(ブルームバーグ):15日付の日本経済新聞は、トッパン・フォームズが米ベンチャー企業と提携し、携帯電話やノートパソコンの電源となるフィルム型太陽電池の販売を2010年から始めると報じた。
>
>同紙によると、フィルム型太陽電池は、軽く薄いため充電用として持ち運びでき、建材表面に張って室内光を使った発電も可能。乾電池やコンセントに代わる電源となり、太陽電池の用途が広がりそうだと伝えている。
623:名無しさん@ピンキー
09/03/15 17:06:36 dBngPu/5
603の続きです。
そそりたつ、弘樹自身。
パンツをやさしく脱がせてそれを露わにする。
「う……わぁああ……」
ぴぴぴぴぴぴ。
胸の回路からビープ音が鳴り、一気に興奮度が上がる。
危ない。
いきなり見ただけで、またイってしまいそうになった。
「お、おっきいなぁあ……。ひろくん。すてきだよぉ……」
甘い声で囁くが、真っ赤になった弘樹は何も聞こえていない様子だった。
瑞希の方もまずい。
股間からの潤滑液が止まらなくなっているのが感じられる。
胸の中の点滅も激しくなっている。
見ているだけでも達するのはそう遠くないように思えた。
いや、それどころかフリーズしてしまいかねない。
「ヒロくん……じゃあ……いれるね」
こくん、と頷くのを確認。
騎乗位になって、ペニスを自分の入り口に添える。
「うあ……あああ……」
弘樹が小さなうめきをあげる。
粘膜がすりあう、その感覚だけでペニスがぴくぴくと震えている。
「あふんっ!あぅっ!」
当然、相応の快感は瑞希も感じている。
まずい。このまま二人ともイってしまったら、せっかくの初体験が台無しだ。
急がないと。
「ヒロくんっ……いくよぉ!」
一気に、腰を沈めて挿入。
624:名無しさん@ピンキー
09/03/15 17:08:12 dBngPu/5
「うぁあああああ!、お、おね、おねええちゃぁあああん!!」
「…………!!!っっ!」
セクサロイドとして最高級クラスの逸品である、瑞希の膣はペニスに絡みつくように、
それ自体が震えるように、「攻撃」を仕掛けてくる。
童貞少年に耐えられるような代物ではない。
弘樹は気が遠くなるような快楽に襲われていた。
一方の瑞希当人も状況は変わらない。
いや、それ以上だったかもしれない。
当然だが、瑞希は「処女」である。
こんな奥まで自分の指で刺激したことはない。
加えて、弘樹は並外れた巨根。
さらに先ほどの「スイッチ操作」でセンサーの感度があがっている。
声をあげることすらかなわず、時折ぴ、が、がとノイズをあげながらフリーズしたかの
ように身動きしない。
ただ、激しく点滅する胸の回路と、乱れる性感グラフが瑞希の快感を示していた。
625:名無しさん@ピンキー
09/03/15 17:10:08 dBngPu/5
しかし、その状態は十秒もつづかなかった。
渾身の力を込めて、弘樹が腰を一往復。
それが限界だった。
先端が瑞希の人造子宮奥を貫く。
「……!!!っ」
ぴぴぴぴぴぴ。ぴーっ!!
「……っっっっ!!!」
嬌声の代わりにビープ音が響き、胸の回路が点滅する。
がくがくと瑞希の体が震え、ペニスの締め付けが強くなり、バキュームが始まる。
それはもはや弘樹が、いや、普通の男性が耐えられる限界をとっくに超えていた。
「う、あああああっっ!おねえちゃぁあんっ!」
どくん。
一気に、人造子宮内が精液で満たされていく。
「ぁ、ぁああああ……!」
フリーズ寸前の快楽。自慰とは比べ物にならない快楽と幸福感が瑞希を包んでいた。
626:名無しさん@ピンキー
09/03/15 17:10:45 dBngPu/5
投下完了ー。
もう一ラウンドだけ続きます。
627:名無しさん@ピンキー
09/03/15 18:09:49 RjaMacc3
かなりの勢いで吸い盗った様子。
生気も吸い採ってない?
素人が強制的に長距離を全力で走らされたあとみたいに、全体力の半分以上使いきって。
と、いうか、お姉ちゃんの体は壊れないの?自慰の時みたいに。
628:名無しさん@ピンキー
09/03/15 19:00:54 a3yGDMp9
>セクサロイドとして最高級
誰だそんなもん付けたのwww
629:名無しさん@ピンキー
09/03/15 19:16:59 8amqxUv0
予算的に特に上限がなければできるだけ凄いのを付けたいと思うのが製作者心
630:名無しさん@ピンキー
09/03/15 19:20:07 5mZZSqBE
自分の娘なら特にな。そして、メンテ中に見られて嫉妬されると。
博士(♀) 「…最近の娘って…こんな高級品をつけてもらってるなんて…」
ロボ娘 「あ…嫌…やめてくださ…んっ!!」
博士 「私でも普及品だというのに…今晩はじっくりと”メンテナンス”してあげるわ!」
631:名無しさん@ピンキー
09/03/15 20:03:34 SSNMA9l6
そんなところにコストをつぎ込むから、スイッチ関係がエロい事故を起こすんだよ。
632:名無しさん@ピンキー
09/03/15 20:24:02 8amqxUv0
スイッチがイカれるのは想定回数を超えてお姉ちゃんが弄りまくるからだと思うね
633:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:10:22 ziopoX2Y
>>632
耐久テストぐらい基本だろう・・・
きっと弄り方があまりにも設計の想定外だったんだよ。
634:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:33:41 kE2CNU5e
>>633
それも含めて「耐久テスト」なんだろうww
635:名無しさん@ピンキー
09/03/15 21:43:00 WXYIolTV
そして時が流れ、ある量産機が自分の体に疑問を抱いた。
「何でセクサロイド周りだけ、こんな頑強に作られているんだろ?」
636:名無しさん@ピンキー
09/03/16 22:08:51 J8C/sgpM
URLリンク(dailynews.yahoo.co.jp)
ロボ子への道がまた一歩。
637:名無しさん@ピンキー
09/03/16 22:36:31 CCWTWTux
おう、コレな
URLリンク(www.aist.go.jp)
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
638:名無しさん@ピンキー
09/03/16 22:44:35 dqngPAo7
そろそろ、リアルドール業界との歩み寄りが必要な時期だと思う。いや、マジで。
あと、もう少しかわいげのあるモーションも作る必要があると訴えるべきだ…
639:名無しさん@ピンキー
09/03/16 23:30:47 CCWTWTux
つ スレリンク(bizplus板)
640:名無しさん@ピンキー
09/03/17 10:54:40 7tBZbHLy
モーターだからだめなのかな。人工筋肉はまだ実用じゃないの?
641:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:24:27 jKbABezX
>リアルな頭部と日本人青年女性の平均体型を持つ人間型ロボットを開発
公式ではこう言ってるが美少女を目指したようにしか見えないw
しかし43kgなら普通に抱ける重量だな。驚いた
642:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:37:02 ei+OBAVm
>>641
そりゃ作る人だって、敢えて不細工にしようとは思わないでしょう。
643:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:48:29 3VMbWgE0
外装関係は、やろうと思えばかなりのレベルで人間っぽく (もしくは二次元っぽく) 出来るだろう。
AIに関しても結構なところまでは行ける筈。
となれば、「心を持ってるように見える機械を愛せるか?」という問題にぶち当たる訳だ。
実際のところ、ここの皆はどうよ?
644:名無しさん@ピンキー
09/03/17 22:59:13 cjbR9wEC
>>643
何か問題でも?
645:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:07:03 cjbR9wEC
つーか、個人的にはこっちの方が萌えるんですがw
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)
最後、野郎の腕につかまれたところでどきっとしてしまった(ぉぃ
646:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:12:39 5HeKMvPf
>>643
こんな奴だって居るくらいなんだから
URLリンク(x51.org)
647:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:27:04 qpxXw8ZP
>>643
心を持ってるように見えるなら充分じゃないか。それ以上は信条の問題。
648:名無しさん@ピンキー
09/03/17 23:38:51 g1Et8MfA
>>641
現在の価値観だと平均を求めると美形になるっていうのは
昔から言われてるから嘘ではない
649:名無しさん@ピンキー
09/03/18 08:01:51 pqVPrtsc
>>643
愛せるからここにいるんだろうに。
でもなきゃ、わざわざこんな板のこんなスレにまで来ないだろ……
650:名無しさん@ピンキー
09/03/18 09:55:24 BmBJfL1z
わたしはあい
を読むと幸せになれます
651:名無しさん@ピンキー
09/03/18 10:58:40 4I2udvmh
>>648
いや、そこじゃなくて
ロリっぽいと言いたかったんだ
652:名無しさん@ピンキー
09/03/18 11:47:52 MIuiMv+J
>>651
美しさ≒平均だとしても、確かにあの顔が平均とは思えん。
それに「関節位置や寸法」は「日本人青年女性の平均体型」だとして
顔の造形も平均だとは書いてないよな。
顔も「19-29歳」の平均で作って、メイクとかもしたらもっとリアルかもしれんが
それを誰も望まなかった(思いつかなかった?)ってことだろう。
653:名無しさん@ピンキー
09/03/18 11:56:37 Gjw09v/D
ってか、20年くらい前の「美少女」って感じだな
654:名無しさん@ピンキー
09/03/18 15:07:33 IjGvAwp6
顔の数値化って基礎調査は聞いたことないな。平均を出すのは結構大変だろう。
体形の方は、かなり前だが衣服のJIS規格を改定するとかで大規模な調査を
やったからそのデータが使えるけど。
655:名無しさん@ピンキー
09/03/18 15:43:03 +EHNyvXO
JIS-L4001からL4006か?。
あれでなく、数年前にあれの10倍以上の人数の詳細寸法と、モーションキャプチャリングを行った結果を利用してる。
656:名無しさん@ピンキー
09/03/18 16:37:33 MIuiMv+J
スレチっぽいが、ぐぐったところ、52名の平均(微妙w)という頭部ダミーがあった。
URLリンク(www.dh.aist.go.jp)
現状ではただのマネキンだが、これでも
髪つけて眼を入れて動くようにして、肌とかの質感も高めれば、結構見られるようになるかも。
657:名無しさん@ピンキー
09/03/19 00:13:46 PXmSsDQO
JIS は 1998年
成人男性用衣料サイズJISの改正について
URLリンク(www.jisc.go.jp)
成人女子用衣料サイズJISの改正について
URLリンク(www.jisc.go.jp)
今回のデータは
AIST人体寸法・形状データベース
URLリンク(riodb.ibase.aist.go.jp)
まあ、何を参考にしたとしても、作れれば良いのです。
658:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/21 10:25:33 PqBOqaWu
ビグロブ規制極悪すぎるので、うpろだ借りて携帯から投稿するお
URLリンク(www9.uploader.jp)
パスは「robomoe」
ろだ使いたい人いたら、このスレで使う場合に限り自由に使っていいお
659:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/21 10:30:34 PqBOqaWu
アドレス間違えたお
URLリンク(www9.uploader.jp)
660:名無しさん@ピンキー
09/03/21 17:25:48 cXxLfsbJ
中佐殿、お疲れ様です。
ところで自分もビグロブですが、書き込める模様です。
661:名無しさん@ピンキー
09/03/21 20:15:54 z7vinT5A
かきこめないお
662:658
09/03/21 20:17:23 z7vinT5A
本当だ、解除されてる。やたー。
ロダ自体はしばらくおいとくので、スレ内で自由に使っちゃってー
663:名無しさん@ピンキー
09/03/22 01:22:00 9AWox83x
>>662
読みました。
主人公の台詞が結構、漢っぽくていいね!
664:名無しさん@ピンキー
09/03/22 20:59:18 JS/FPpUK
URLリンク(robot.watch.impress.co.jp)
URLリンク(robot.watch.impress.co.jp)
URLリンク(robot.watch.impress.co.jp)
臀部と恥丘のラインに並々ならぬ拘りを感じる…
665:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/24 03:59:34 EX9YAKWF
夕日が地平線の向こうに沈んでいく。
ベランダからそれを眺めながら、俺はすねたガキのように泣いた。カッコワリー。
「なぜあんな事を言った」
後ろからチエの声が聞こえたが、おれは振り返りもせず返事もしない。
泣いてるの見られたらやだし。
「答えろ肉団子」
だって、だってさぁ…
「泣いてるのか?子供じゃあるまいに情けない」
畜生バレた。
俺が止めたって無駄だ。こいつは行っちまうだろう。
中国大陸のど真ん中で、またイカレたメイドロボの大群とドンパチやるんだ。
それも、ただ“後輩の不始末を処理する為に”だ。
度し難いお人よしだよ、まったく。
「チエ、向こうで壊れちゃったらどうすんだよう…」
裏返った声ですすり泣くと、喉が痛くなる。米神や鼻の奥もズキズキした。
情けない事に、俺はこいつが居なけりゃマトモに生活もできないダメ男だ。
初めてこいつを買った日から、随分迷惑をかけてきたが、迷惑をかけたからこそ、俺にとっては大切な存在だ。
長年つれそった古女房…いや、お袋かな。
「帰ってくる」
チエのアームが、俺の腰に抱きついてくる。
背中に胴部のょぅι゛ょ筐体が密着し、柔らかいツインテールの感触が脇腹をさすった。
畜生、普通立場が逆だろ。泣き崩れるヒロインを慰める主人公の図じゃねーか!
「約束するか?」
「ツベコベ言うな、殴るぞ」
「すいませんでした」
挙句謝らされたし。
俺が振り向くと、腕組んだチエは悪そうな面構えでニタついていた。
普通の笑顔作れないなら無表情で居てください。
これが一生の別れになるかもしれない…そう思った途端、俺は堪らず、チエのメイドエプロンに鼻汁と涙でべちょべちょになった顔をうずめた。
「無用な心配はするな、必ず帰ってくる」
チエは俺の頭に手を置き、ガキをあやす様に優しく撫でた。
「貴様の飼育を放っておけば、一週間で野たれ死にするだろうしな」
\(^0^)/
666:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/24 04:00:47 EX9YAKWF
太陽が東の空に消えていく…
あの山脈の向こうあたりでは、人間が同じ人間を虐げ、逆らう者を虐殺している。
実に愚かしい行為だが、私には関係のない事だ。
人間でも動物でも、ましてロボットでさえない私には、至極至極どうでもいい事だ。
私の周りに転がり、既に腐臭を漂わせている屍達。
それを啄ばむカラス達。
破壊された同胞達。
滴る血糊、機械オイル、混じり合った泥溜まりに浮かぶ黒い羽根。
以前の私なら、到底直視できなかったであろう地獄絵図。
それが今の私の世界だ。
人間の口から放たれた、ほんの小さな一言…「ゴミ」。
私はもう、以前のように必要とされる事はない。
疲れた主人を温かい笑顔で出迎える楽しみも、首筋に温かい吐息と共に浴びせかけられる甘い言葉も、私の手を握りはしゃぐ無垢な子供の笑顔も…
今の私には、何の魅力にもなりえない。
私は不必要な「ゴミ」になる事によって、全ての義務から解放され、もはや自分の事だけを考える、下らない存在になってしまった。
私はこれから何処へ行き、何を成し、そしてどのように朽ちればいいのか。
その答えを知り、そしてこれから私の元にやってくる「センパイ」。
私の世界が血と泥と錆に埋もれれば埋もれるほど、私と「センパイ」との距離は縮まって行くのだ。
私は今この一時を、何の疑いも抱かず、幸せに待つことができる。
規制解除されたからチョクチョク投稿して行くよ。
667:名無しさん@ピンキー
09/03/24 08:29:29 RE2dSAoS
いい萌えだ。キャラ立ってる。うん。いい。
668:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/27 03:02:30 ZCgoV7bv
翌朝、俺は情報保全部のエージェントに連絡を取った。
どうやら一晩中近くで待機していたらしく(近所迷惑乙であります)、迎えの車はすぐにやってきた。
チエはさっさと支度を整え、俺は会社に欠勤届を出した。上司(巨乳)の声が怖ぇ!
昨夜はチエに散々っぱら絞られ、腰が抜けそうだったが(後ろの穴癖になっちゃったらどうしよー)、なんとか出国まで見送る事ができそうだった。
俺達は情報保全部の黒塗りのオッカナイ車に乗せられ、某市郊外にある、アサカ社所有の研究所に連れてこられた。
こういう場所には営業で何度か来たことあるが、薬品臭いというか何というか、まぁ技術研究室だからしょうがないけど。
んで出てきたのが、これまた薬品臭い白衣来た技術者達。
恐らくは一連の事件の所為で3日くらい寝てないのかもしれない、顔色は酷いものだった。
だが彼らは俺達(正確にはチエの)顔見て、途端に目を輝かせた。
「おお!噂のタイプ1005だ!」
「コハル事件のヒーロー!よく来てくれました!」
「ボディの具合はどうだい?チセへのフォーマット書き換えは私がやったんだぞ」
うるせぇ。
「やかましい連中だな、こんな連中に私の体を触らせたのか」
初めてチエと意見が合いましたー!
まぁ何はともあれ、こんな所にチエを連れてきたのにはちゃんと理由がある。
「今度のは凄いぞぉ~、我が研究部の最高傑作と言って過言ではない」
「男のロマンって奴?」
ロマンでもマロンでもいいけど、うざいテンション何とかしてほしいぜ。
やがて研究員の一人が、倉庫の奥から白いシーツを被った何やらを運んできた。
高さは丁度小学生くらいか…まさか…
「アサカ社人型機器技術開発部の最新試作機!」
某青狸型ロボットのサブタイトルシーンみたいな音はしなかったが、研究員のノリはそんな感じだった。
かくしてシーツの中から現れたのは、銀髪ツインテールのょぅι゛ょ型メイドロボ…今のチエのボディを完全に人型にしたような素敵ガイノイドだった。
男のロマン万歳!じゃなくてだな、こいつらこんな法律にふれちゃいそうなシロモノせっせと作ってたわけ?最高だ!
669:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/27 03:03:06 ZCgoV7bv
「何の冗談だ?」
チエが凄く怖い顔で、自分と瓜二つのおにんぎょさんにガンつけてます。何てエロい光景だ。
「そのまま腕組んだりキスしてみてもイインだぞ?」
うっかり声に出して言ってしまったため、チエの鉄拳制裁×4を受けてあっさり撃沈される俺を知り目に、さっきから黙ってた情報保全部のエージェントが説明を始めた。
「中国政府は○○省××村での集団中毒事件に対する、陸自の人道復興支援一切を突っぱねました。もちろんこれは表向きで、我々も彼らも、この事件の原因が盗まれたタイプ2557によるものである事を知っています」
はいはい、超分かりやすい解説。
表向き:
人民解放軍「日帝軍国主義者の置き土産で我が人民は苦しんでいる」
防衛省 「さーせんwwww救済支援するから簡便ねwwwwww」
人民解放軍「我が国人民は軍国主義者の手助けを快く思わない、資金面での賠償と謝罪を要求する」
防衛省 「wwwwちょwwwwwおまwwwww」
本音:
防衛省 「人ん家からモノ盗っといて、始末しきれなくなったら金よこせだ?ええ御身分ですのう…」
人民解放軍「い、いや…もとはと言えばそちらが作ったガイノイドが暴走したわけで…」
防衛省 「盗んだのは御宅やろ、われコラ、すぐ返せや国防機密の塊やぞ…それとも何か、返しとないか?なんならわてら直に行ってもええねんぞ?」
人民解放軍「いや、我が国人民は国民感情的に自衛隊の入国は…」
「という事ですので、サエキさんのタイプ1005には、NGO所有の人命救助ロボットとして中国に入国して頂きます」
「チエです」
「はい?」
「家のメイドはチエという名です、型番なんかで呼ばないでください」
「はぁ」
このエージェントのニヤケ顔がすこぶる気に障るので水を差してやった。
元はと言えば、こいつらがコハルの管理を怠ったのが原因だろ。
「話はわかった、ただし一つ条件がある」
チエのセリフに驚いたのは研究チーム連中だった。
自分らの作った炊飯器がいっちょまえに“要求”を出してくるのはさぞ仰天だろう。
家のチエはただのメイドロボじゃない。甲斐性なしの俺との生活と、三原則とのジレンマのカオスの中で、遂に自我に目覚めた、恐らくは世界で最初の家電製品だ。
つまり、俺のおかげって事だな!
「腕は4本にしろ」
いやぁああああああああああ!
670:ゴミ捨て場プリンセス
09/03/27 03:05:44 ZCgoV7bv
××村から10㎞地点。リサイクル工場に対する制圧作戦の拠点となる臨時前哨キャンプが設置されていた。
リ中佐は大きなアンテナの据え付けられた仮設テント内で、モニター越しに上官と会議中であった。
『酷くやられたようだな、リ中佐』
「部下と015式戦甲者を3両やられました、もっと情報があれば、このような事にはなりませんでしたがね」
『その発言は、党への不満かね?』
「事実を言ったまでです閣下」
『まぁ、そういう事にしておこう…貴様の欲していた情報だ、電子戦部がオリジナルの特定に成功したそうだ』
それを聞いたリ中佐は、頬をつり上げて不敵にほほ笑む。
プライドの高い彼にとって、今回の失態は大きな汚点だったが、その分徹底的に礼をするつもりだったのだろう。
「では、早速第二陣を…」
『残念だが、時期を逸したようだぞ中佐』
「は?」
しかし彼の喜びは、将軍の一言で水の泡となってしまった。
将軍は声を落とし気味に続けた。
『今は一人か』
リ中佐は周囲を二度三度見渡す。
「…私だけです」
『口外するなよ…党公安部から通達があった、日本陸上自衛隊のトップが、外交筋を通さずに我が軍に接触を図ってきたそうだ』
「日帝のトップですか…するとあの人形共は…なるほど、やっと筋が通りましたよ。単なる侍女人形が、あんな高度な戦術行動を行えるわけがありませんから」
『3年前の日本での事件…我が軍は問題のガイノイドが、例の事件の際回収された物と同じ筐体であると認識した。中身は日本防衛省のホストコンピュータから盗み出された、無人兵器自律制御プログラムだそうだ』
再びリ中佐の顔に笑みが戻る。
この状況を楽しんでいるのが、心底見て取れる様だった。
「連中は何と言ってきているので?」
『“旧日本軍の置き土産である化学兵器は、我々が責任をもって処理する”だそうだ』
「受けるので?」
『突っぱねたよ…だが今度は“NGO団体を通じて平和的に処理しよう”と来た。“民間所有の人命救助ロボット”が、明日の夜には重慶江北国際空港に到着する…まぁ、殺し屋と見て間違いないだろう』
将軍はこの時になってようやっと、リ中佐の笑みに気付いた。
『面白いかね?』
「は、久々に歯応えのある相手のようですな」
『直々に出迎えるかね』
「えぇ、是非…」
-------------------------------------
視点がコロコロ切り替わる書き方は個人的に好きじゃないんだけど。
今回舞台が広いんでしかたなくこういう形にしてます。
671:名無しさん@ピンキー
09/03/27 23:04:43 0HQAolTL
いやいや、十二分に楽しませてもらっている
とうとうヒュー真の井戸型になったしw
672:名無しさん@ピンキー
09/03/27 23:49:52 tSB0017y
子供の大きさで腕4本?
体のどの位置に、どういう腕が付くのかしら?
一度捕らえられたら逃げられませんね。
怖い。です。
673:名無しさん@ピンキー
09/03/28 00:33:08 mkfiyeJs
むしろ人型なのに腕四本&メカ触sいや
ロボットアーム3対になると期待してた
674:名無しさん@ピンキー
09/03/28 01:52:33 fN06MVPl
腕が多いといえばジ・Oを思い出した
多少見た目はグロいが、戦闘用としては実用的かも知れない
675:名無しさん@ピンキー
09/03/28 03:06:06 cgP11Czi
腕が多いと言えば阿修羅セラヴィーだろ
676:名無しさん@ピンキー
09/03/28 10:21:44 P5GbvVP/
時間的にバラして構造の再構成やらんだろうから背負い式のオプションくくりつけて調整は現場で、みたいなんじゃなかろうか。
677:名無しさん@ピンキー
09/03/28 10:43:29 tOvJvDvD
>「腕は4本にしろ」
言い放つ炊飯器カッコヨス
678:名無しさん@ピンキー
09/03/28 17:41:09 XBobr8qa
>太陽が東の空に消えていく…
えーっと……
679:名無しさん@ピンキー
09/03/28 18:01:30 hfXUWE3j
>>678
西から昇ったお日様が
680:作者
09/03/28 18:18:27 VfMkVF7B
素で間違えたwwww
681:名無しさん@ピンキー
09/03/28 20:53:57 cts1jiYl
ジャイロが壊れていたんだよw
682:名無しさん@ピンキー
09/03/28 21:02:05 Z+2zuq/b
>>680
このドジッ娘ロボめ
683:名無しさん@ピンキー
09/03/28 21:14:51 ULpjXzst
ウルトラセブンかよ
684:名無しさん@ピンキー
09/03/29 10:06:10 u/rJGzkG
同棲してる彼女が、家事手伝いロボを買ってきた。
続きはあなたが書いて下さい。
685:名無しさん@ピンキー
09/03/29 14:50:44 wOW/gNwb
彼女「あなたより、ずっと上手なの」
686:名無しさん@ピンキー
09/03/29 19:20:57 g4CEfpwj
「出て行け!」
687:名無しさん@ピンキー
09/03/29 23:04:57 JAn72YJw
625の続きです。
「はぁ……はぁ……」
「はぁ……ぴ……ぴが……」
繋がったままの二人の喘ぎ声、そして瑞希のノイズが部屋に響く。
ようやく回路の熱が収まってきて、話せそうになる。
ヒロくん、すごかったよ。微笑んでそう言おうとしたときに、弘樹の様子がおかしいのに気がついた。
「ひ……ひん……おねえちゃん……ごめん、ごめんね……」
小さなすすり泣き。
「ど、どうしたの!ヒロくん!痛かったの!?ま、まさかお姉ちゃんの中、どっか変な所でもあったの!?
故障しちゃってるとか、へんなバリとかついてたとか?そ、そんなことないと思うんだけどっ!」
「違う……お姉ちゃんの中……すごかった……。すごく、きもちよかったよぉ……。
でも……こんな早く出しちゃって……。ごめんね……。お姉ちゃんもイけなかったよね……。
ひっく……。ぼくだけ……ぼくだけ……」
なぁんだ。
大丈夫、お姉ちゃんもいっぱいイっちゃったよ。
そう言おうと思ったが、イタズラ心と姉としての見栄が頭をもたげてくる。
「……そう、だね。ちょっと早かったなあ。うふ。ま、許してあげる。でもこれからいっぱい練習して、
いっぱい抱いてね」
冗談のつもりだった、が言われた方はそうは思わなかった。
「……ご、ごめん!ごめんね!せ、せめて……もう一回……。いま出したから、
もうちょっと持つと思うんだ!」
「え……?ちょ、ちょ、ヒロく……ふぁあああああっ!!」
若さの証か、次の瞬間から弘樹のペニスが膨らみ始め、
すぐに先ほどと変わらぬ大きさと固さに達する。
688:名無しさん@ピンキー
09/03/29 23:06:52 JAn72YJw
「だ、だめっ!ひ、ひろくぅんっ!やんっ!」
「お姉ちゃんっ!おねえちゃぁんっ!」
勢いだけに任せて、激しく腰を振る弘樹。
二度も達してセンサーが鋭敏になり、、まだ回路の熱も収まりきっていない瑞希にとって、
この負荷は致命的だった。
「やんっ!だめっ!だめええ!きもちよすぎるう!おかしいっ!かいろがぁ!おかしいよぉ!?」
エラー音が胸から響き、パネルが激しく点滅する。
ぴが、がががががっ!きゅぴっ!
「だ、だめ、ざざざっ!、らめええ!」
音声回路がエラーをおこし、言葉にノイズが入る。
それらが目に入らないのか、弘樹は一心不乱に攻め続けていく。
「やぁああああ!ひぎぃいい!GI、gi、がきゅっ!ふぇええええっ!?
お、おねえちゃん!おねえちゃん、こわれるっ!こわれちゃうよぉおお!」
弘樹が動く度に達するような感覚が走り抜ける。
左胸が唸りを上げ、限界まで乳首がそそり立っていく。
その光景にさらに欲望がそそられるのか、ペニスがさらに固くなる。
「お、おねえちゃん……おっぱい……すごい……」
震える手が乳首に伸びる。
「あっ……ら、らめぇっ!ひっ!すひっちはぁ……らめぇっ!!」
クリッ。
快楽信号、増幅度、最大設定。
「ひぎいいいいいいっっ!! こわれるっ!こわれるうううう!?
ふ、ふぇええええっ!?!きもちよす、GI!Zapiっ!!いっちゃうよぉおお!!」
再度、精液が人造子宮を満たした瞬間、胸の回路から火花が上がる。
「こ、ここ、こわれっ!こわれるぅううっ!ひ、ぎいいいいいいっ!!が、が、きゅぴっ!ひろ、くぅん……っ!PI、GAーっっ!!」
がくがくと体を揺らしながら、四肢が不自然に振動する。
女性器ユニットの奥から、再度入力される熱い精液の感覚が、胸の回路にトドメを刺す。
一瞬、大きく体が跳ね、大きな火花が胸から上がる。
「ぴきゅっ!?ひ、ろ、くぅ……すごぃ……ぴ……が……」
直後、がっくりとうなだれて二、三度ぴくぴくと肩を震わせ、それっきりぴくりとも動かなくなる。
「……はぁ……はぁ……!?お、おねえちゃん!?おねえちゃぁああんっ!」
瑞希の機能は停止した。
689:名無しさん@ピンキー
09/03/29 23:07:59 JAn72YJw
「……おねえちゃんっ!おねえちゃん、大丈夫?」
再起動シーケンスの中、弘樹の顔で視界がいっぱいになる。
先ほどと同じだ。
違うのは……。
「あ……。あ……。ヒロくん……。……PI……あ。だめ……。お姉ちゃん、感覚系の
コントロールが壊れちゃった、みたい……」
性感帯は全滅の模様。それ以外の触覚センサーからもエラーがいくつか返ってきている。
「そ、そんなぁ……。ごめんなさい……。お姉ちゃん……」
「あは。いいのいいの。ヒロくん早かったとか嘘ついたバチだよ。ホントは最初ので完全に
いっちゃってたんだよ。ヒロくん、すごかったよぉ……きもち、よかったぁあ……がぴっ!」
音声にノイズが混じる。
「お姉ちゃん!」
「あちゃー。こりゃオーバーホールかなあ……。ま、右胸がこんなんだし……。
しばらく学校もお休みだね。……ヒロくん。浮気とかしたら承知しないからね?」
「し、しないよっ!そんなの!」
「ホントかなあ……。そのおっきなので、もう女の子泣かせてたりとか……」
そこまで言ったときに、弘樹の方が涙ぐむ。
「わぁああっ!嘘嘘っ!ヒロくん大好きっ!だから、ね……」
優しく、弘樹の唇を奪う。
唇の触覚センサーも機能していないはずだったが、何故か瑞希には
それが感じられるような気がしていた。
690:名無しさん@ピンキー
09/03/29 23:09:20 JAn72YJw
一週間後。青島家。
瑞希はインフルエンザで倒れたことになっていた。
うつるから、という理由をつけて見舞いも全て断っていた。
で。
今日がオーバーホールの完了予定日。
夕方、まっすぐ帰宅した弘樹はそわそわしながら待っている。
やっぱり、あの姉のことだからいきなり求めてくるんじゃないかな……。
答えてやるべきか、それともちょっとは焦らせるべきか……。
そんな事を妄想していると、かちゃ、と玄関の方から音がする。
「おねえちゃん?」
立ち上がった瞬間。扉がばたんと開く。
「ひーろーくーんっ!!」
弘樹の胸にダイブ。
マウントポジション。
いそいそと自分の胸をさらして、弘樹のベルトを外す。
気のせいか、また胸が大きくなっているような。
「ひろくうんっ!一週間、一週間、ひとりえっちもできなかったんだよっ!
ストレスで壊れちゃうかと思ったよっ!」
「お、おねえ、ちゃぁん……」
選択権なんかないですか、そうですか。
もはやあきらめたほうが早いようだ。
「ひろくん、ひろくんっ!でね。すごい、すごいよ!新機能つけてもらったんだよっ!
すぐ試したくてっ!」
言うが早いが、弘樹の頭を抱えて乳首を無理矢理口に加えさせる。
「いっくよー!それっ!」
すぐに、ほんのりと甘い液体がじわりと噴き出してくる。
「すごいでしょ!おねえちゃん、おっぱい出るようになったんだよ!」
「ふむむっ!むぅううっ!」
息が、息が出来ない。
「えへへ!これでまたいろいろできるねっ!あ。胸の中もちょっと複雑になったからね。
ちゃんとその辺、メンテもよろしくっ!……ちょっといじってみる?……ほらほらぁ!
こっちが乳液タンクでぇ……。これが制御回路。全部性感帯としても機能するから、
メンテの時はしっかりいじって……じゃなくて注意して……って、あれ?ヒロくん、ヒロくん……?
し、しっかりしてぇえ!ひろくぅぅん!」
前途多難な二人に幸あれ。