【こわしや我聞】藤木俊作品全般でエロパロ_8at EROPARO
【こわしや我聞】藤木俊作品全般でエロパロ_8 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
09/04/01 21:57:06 N9D3HyXK
ゆっくりと目を覚ました

251:名無しさん@ピンキー
09/04/02 04:27:27 7IbuJlOq
するとそこには・・・・!?

252:名無しさん@ピンキー
09/04/08 16:49:00 LJpD2Asc
キョーコ


の親父の胸板が

253:名無しさん@ピンキー
09/04/08 19:18:14 CoOkMbV1
姉の豊満な乳房を押し潰している光景があった

目覚めたジローに気付くとエーコは一言

254:名無しさん@ピンキー
09/04/11 20:39:08 oCvhxFe/
保守

255:名無しさん@ピンキー
09/04/14 20:49:02 MXVi2QFg
保守

256:名無しさん@ピンキー
09/04/14 23:20:05 4ohbLalk
かすかに聞き取れる程度の声で
そう呟き続けていましたとさ

257:名無しさん@ピンキー
09/04/15 20:04:08 zCNYmYxy
保守

258:名無しさん@ピンキー
09/04/16 11:31:11 eoQoq/08
保守あげ!

259:名無しさん@ピンキー
09/04/20 20:48:18 ZNQNOMXH
保守

260:名無しさん@ピンキー
09/04/22 20:34:13 BTq16qul
保守

261:名無しさん@ピンキー
09/04/25 20:17:42 /5zzOCgJ
保守

262:名無しさん@ピンキー
09/04/27 20:39:03 ssTqkXdd
保守

263:名無しさん@ピンキー
09/04/30 00:53:28 9ikBAbph
保守

264:名無しさん@ピンキー
09/05/06 19:44:49 0zvw1kWN
保守

265:名無しさん@ピンキー
09/05/11 13:20:37 tCe+nzw4


266:名無しさん@ピンキー
09/05/17 23:05:46 mRu8MkZY
過疎ってますなぁ

267:名無しさん@ピンキー
09/05/20 21:31:49 QY8DL3ee
キョーコかわゆすなぁ

268:名無しさん@ピンキー
09/05/25 23:29:46 BCewW9cF
ほすほす

269:名無しさん@ピンキー
09/05/27 02:20:59 5c4wHWLb
えーこ

270:名無しさん@ピンキー
09/05/30 02:14:45 TA0oSlFb
ほしゅ

271:名無しさん@ピンキー
09/06/02 01:15:51 TElt9OxV
こっそりと

URLリンク(sillytalker.web.fc2.com)


アクセス規制が恨めしい……orz


272:名無しさん@ピンキー
09/06/02 04:21:14 fkiY56nF
>>271
GJ!

273:名無しさん@ピンキー
09/06/02 20:14:02 BGQW7ZJC
>>271
ナイス低能でおじゃる

274:名無しさん@ピンキー
09/06/04 18:57:00 JQQQds8b
うあ、もう見れねー!

再うぷ希望!

275:名無しさん@ピンキー
09/06/07 13:20:12 qUQ5hxA2
現在、長期にわたって全規制の影響を受けている職人の皆様。
ただいま、こちらのスレ(したらば・エロパロ避難所)に置いて代理投下の以来が行えます。

書き込み代行スレ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

投下して欲しいスレの名前とアドレスを張り、その後、作品を書き込めば有志のかたがそのスレに作者の代理として投下いたします。
(数日ほど、時間が空くことがあります。できれば、こちらに書き込める方、積極的に代理投下のチェックをお願いします)



276:274
09/06/08 18:52:27 HzYDzkQn
見れたー!
GJ!

>>275
そこは機能しているのか…?

277:名無しさん@ピンキー
09/06/11 00:10:17 ArTNeVmY
>>271
素晴らしいSSによって俺の低脳度は有頂天になった、
この転がりはとどまるところを知らない

278:名無しさん@ピンキー
09/06/11 03:21:24 kcByG4bM
>>271
おお!!低能GJ!!

279:名無しさん@ピンキー
09/06/12 17:17:36 gQPwZLU6
たまにはage

280:名無しさん@ピンキー
09/06/17 14:09:24 jWs14EeE
>>271
続きが読みたいと本気で思ってしまった
まだこんな低脳な職人がいたとは…
ありがたや

281:名無しさん@ピンキー
09/06/20 20:58:41 +BBmAfVd
歩鮎

282:名無しさん@ピンキー
09/06/24 17:23:55 hBPpYHKm
保守

283:名無しさん@ピンキー
09/06/26 02:22:16 Jo7/m/It
ほしゅ


284:名無しさん@ピンキー
09/07/03 09:35:50 KkR3Z6NX
ほしゅ

285:名無しさん@ピンキー
09/07/03 10:43:35 us571nBK
ジローのオートマントはエロパロ的にかなり使えるアイテムだと思うのだが

286:名無しさん@ピンキー
09/07/09 19:01:48 TnXt6OoG
よい

287:名無しさん@ピンキー
09/07/14 00:43:48 Y/UEB/fn
エロ

288:名無しさん@ピンキー
09/07/18 14:39:49 z3ba3K/7
ほしゅ

289:名無しさん@ピンキー
09/07/23 00:12:28 RcjZ/wSJ
規制解除記念カキコ

ジローの実家でなにかムフフなイベントが・・・起きないだろうな、きっと
アヤ姉ちゃん出るからいいけどさ

290:名無しさん@ピンキー
09/07/23 19:44:03 hurilYbJ
逆に考えるんだ
「アヤ姉ちゃんがヒロインでもいいさ」
そう考えるんだ

291:名無しさん@ピンキー
09/07/31 08:35:12 3wGfZkHy
保守

292:名無しさん@ピンキー
09/08/09 01:46:28 DTAq+sFw


293:名無しさん@ピンキー
09/08/09 02:42:13 cuyNqfUM
せいしゅん18きっぷで りっしんべん

294:エロなし今週号ネタ 1/2
09/08/13 09:50:52 Xx0ij88A
「あ、あれ……?」
「おお、気がついたかキョーコ」

ジローはぱたぱたと扇いでいたマントを止めずに、
頭の上に乗せていた氷を外す。

「あたし、どうしたの」
「待て、急に起き上がるな!」
「な、なによジロー」
「湯あたりしたらしい。急に起き上がると良くないと母上が言っていたから、
 横になっていろ。そら、氷だ」

キョーコは良くわからないというような表情で、氷どおしが触れ合う
冷たそうな音を立てるそれが頭に載せられるのを見ている。
つめたーという言葉の響きから、ジローにもいつものひねた笑みが戻った。

「あたし、そんなに湯につかってたかなー。覚えてないんだけど。
 ……あれ、あたしいつのまにパジャマに?」
「姉上がさっきな。昔着ていたものだそうだ」
「ふーん、お姉ちゃん、意外とかわいい趣味だね」
「小学校の頃に」
「……あ、そー」

静かな怒りの波動は、ジローには届かないようだ。
ぱたぱたと扇がれる音しか聞こえない中、キョーコはジローの顔から視線を逸らした。

「まあ、ありがと。看病してくれたみたいで」
「フ、なに、運ぶことも満足にできなかったからな。このくらい」
「運ぶ?」
「……いや、違うぞ? オレが運んだのは、2歩くらいで、あとは姉上が」

寝たままでも見事に首を締め上げている。洗いざらいゲロさせられたのは一分程度だった。

「今回は緊急避難ということで見逃すけど。
 あんた、本当に変なことしてないでしょうね」
「変なことというのはなんだ! そもそも母上と姉上たちがいるのだ、何ができる!」
「まーそうよねー、お母さんお姉ちゃん大好きのジローちゃんにはねー」
「ぐ、それは……」

マントが止まってははためき、はためいては止まってを繰り返している。
扇ぎ続けようという意識を忘れないのはたいしたものだ。

「言っておくが、オレはそんなにすごーく帰りたかったとかそういうのではなくな、」
「いいね。やさしそうなお母さんで」

はにかむように笑う。
そこに何かを感じ取ってしまったのか、ジローの顔が少しく後悔の色を浮かべる。
珍しい気働きだ。かえって反応したのはキョーコのほうだった。

「あ、いや、違うよ、ジロー」
「……」
「あの、そんなふうにとってもらう意図とかはなくてっ」

一気に起き上がろうとするキョーコの体。それを静止しようとするジローの手は
及ばない。

「お、おおおおおお?」
「キョーコ!」

295:2/2
09/08/13 09:55:13 Xx0ij88A
ぱたりとまた布団に戻ってこようとした体をジローの手が受け止める。
布団の上に二人の影が重なった。

「急に起き上がるなというのに」
「うん、忘れてた」
「大丈夫だよ。ジロー」
「む?」
「お母さんのことは」

笑顔を向ける。楽しそうな笑顔だ。オレも最近ひさしぶりに良く見るようになった。
それを向けられたほうのジローは、なにも言えずにいる。

フ……しょうがない男だ。少しだけ、後押ししてやろう。
かりかりと爪でオレの足からそれをはがす。
たたみに落ちたそれを前足ではたき、自白シールをジローへと飛ばした。

「惚れてしまうから、そんなに見るな、キョーコ」
「は」
「……オレがずっと一緒にいるから」

「な?」
「なに?」
「な、なにいってんのあんた……」
「い、いやちょっとまて、これはオレが言いたいことではなく!」

そこまで言ってジローはさすがに思い起こしたのか、体中をはたいた。
ひらりとほどけたシールは、抱かれたまま顔を赤くしたオレの大事な家族へと。

「ばっ、馬鹿ジロー! そんなこと言われたら、もっと意識しちゃうでしょ!
 ほ、本当にあんたのこと好きになっちゃったらどうすんのよ!」
「!」
「!!」

慌てて口をふさぐキョーコ。ふむ、このくらいが頃合か。
紅潮した顔を見せ合う二人の間に歩み寄り、キョーコにくっついたシールをくわえて
元通り前足にはりつける。

「し、師匠ー!」
「ぽ、ポチー!」

「お前たち、つがうならふすまの影に気をつけろ」

振り向かずに告げたのと同時に、ふすまの先からギシリと物音が聞こえた。

「母上ー!」
「お姉ちゃんー!」
「うあああポチの裏切り者ー!」

居間に戻ると、丸まったタオルケットが用意されていた。
そばにはジローの大きい姉が礼の姿勢で立っている。

「お疲れ様でした、ポチさん」
「うむ、お休み」

ひさしぶりに野山をさんぽした疲れからか、別の部屋から聞こえてくる
うるさい物音にも影響されず、今日はゆっくり眠れそうだった。

296:名無しさん@ピンキー
09/08/13 23:13:13 kjTlF94K
GJ!

ポチ、かっけーw


297:名無しさん@ピンキー
09/08/14 22:03:20 VM0Pm8o6
てーのーだぁっ!!

298:名無しさん@ピンキー
09/08/15 01:47:25 6XfI0umL
GJ!
このスレ毎日のぞいてたかいがあったぜ!

299:名無しさん@ピンキー
09/08/15 17:20:50 OkcJODF2
本編同様微笑ましすぎる

300:名無しさん@ピンキー
09/08/20 22:16:16 QVN7b6mz
新キャラいいな

301:名無しさん@ピンキー
09/08/22 10:05:04 NrIoieaq
まだ出たばかりだから、何とも言えないな

でも、期待しちゃうぜ

302:名無しさん@ピンキー
09/08/26 07:35:01 FaQFo2jv
シルバームーン期待アゲ

303:名無しさん@ピンキー
09/08/26 11:48:10 pNJ3vhaJ
血の代わりに汗でもいいなら、当然精液でも。

304:名無しさん@ピンキー
09/08/27 03:23:35 oowZ/Dm+
あの幼女を弾みにジロー王国建国パターンに走るのはやめてほしいところだ……

305:名無しさん@ピンキー
09/08/27 04:52:14 fZH4SgYz
エロパロスレで何を言ってるんだお前は

306:名無しさん@ピンキー
09/08/27 15:27:56 0c/W1tBn
つまりエロパロでは建国して欲しいと。

307:名無しさん@ピンキー
09/08/27 17:56:25 qt+6divz
手元にサンデーが無いので確認出来ないのだが、アヤ姉さんって母親の事をなんて呼んでたっけ?

あと、阿久野家の風呂場って何人くらい一緒に入れそうだろうか

308:名無しさん@ピンキー
09/08/27 22:59:43 a/ROsqWy
>>307

母上だよ

風呂は露天、四人で入って、なお余りあるスペース

309:名無しさん@ピンキー
09/08/30 22:43:23 9qjqmD6Y
SSクル――(゚∀゚)――!?

310:名無しさん@ピンキー
09/09/08 02:12:03 2xilx4Y0


311:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:04:24 00lzVa4m
規制も解けたので、久しぶりに投下

とりあえず、第一話という事で

312:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:05:03 00lzVa4m
 
「ルナちゃん、お風呂入っていく?」

 蛍舞う、夏の夜。
 そう、エミさんが切り出したのは、振る舞ったスイカが全て無くなった頃だった。

「お風呂?」

 指についたスイカの汁をぺろぺろと舐めながら、ルナと呼ばれた少女は首を傾げながら聞き返す。
 その姿は、今日初めてここを訪れたとは思えないほど、この場に馴染んだものだった。
 首領と言うだけあって、他の悪の組織の本拠地でも堂々としたもの―と言う訳ではなく、ただ単に居心地が良いだけかもしれない。

「お風呂か……うーむ」

 だが、いくら居心地が良いとはいえ、そこまで世話になるのは気が引けるのだろう。
 彼女は腕を組んだまま、壁に掛かっている時計に視線を移す。
 首領としての体裁を気にしているのか、それとも時間が遅くなるのを気にしているのか、もしくはその両方なのか。

「ルナさま、そろそろ……」
「分かってる」

 横目でセバスチャンを見つつ、少女は名残惜しそうに呟く。
 首領、かつ夜の眷属とはいえ、まだ小学……じゃなかった、中学二年の女の子。
 心配する者の数は多いだろうし、本人もそれは自覚しているようだ。

「他の者に黙って出てきたから、そろそろ帰らないといけない。すまないが今日はこれで……」

 彼女がここに来た目的はジローをスカウトするという事だった。
 結局、その目的は達成できなかったものの、アイテムを開発して貰うという約束は取り付けていた。
 元々、アイテムを開発させるためにジローのスカウトに来たのだから、それはそれで目的は達成できている。
 つまり、もう彼女がここにいる理由は―

「あらそう? 残念ねぇ、うちのお風呂場は凄いのに」
「……凄い?」

 エミさんが何気なく呟いた言葉に、立ち上がろうとしていた彼女がぴくりと反応する。


313:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:06:15 00lzVa4m
 
「掛け流しの天然温泉で湯量も豊富。美肌効果抜群で、しかも豊胸効果まであるのに」
「なぬ!」「っ!」
「……母上、最後のは無いかと……」
「えー、うちの女連中、全員胸大きいからきっとあるわよ」
「いや、あの温泉出たのつい最近なんですが……」
「そうだっけ?」

 アヤ姉さんの冷静なツッコミを、エミさんは舌を出しながら軽く受け流す。
 そうか……ないのか……
 さすがにそんな話を信じる訳はないけど……って、みんな私から目を逸らしているのはなんでだ、この野郎。

「と、とにかく、そんなうちの自慢の温泉に入っていかない? ドラキュリアには私から連絡しておくから」
「うちの組織を知っているのか?」
「知っているも何も……そこの元首領とは、昔よく一緒に無茶したものよ」
「母さまと!?」

 驚きの混じった声を返す少女に、エミさんはニヤリと口元を歪ませる。

「ああ、やっぱりあの子の娘なのね。どことなく面影あるったからそうじゃないかと思ってたんだけど」

 お互いそういう歳なのねぇ、と小さく呟きながら、エミさんは携帯電話を手に取る。

「で、どうする? 入っていくなら連絡するけど?」
「んー……」

 少女はチラリとセバスチャンの様子を伺うが、そのセバスチャンは無言のままパタパタと浮いているだけ。
 それを了承と判断したのか、彼女はぽりぽりと頬を掻きながら言葉を返す。

「じゃあ、お言葉に甘えようかな……」
「了解、ドラキュリアには私から連絡しとくわ。そんなわけでキョーコちゃん、ルナちゃんを案内してね」
「私ですか!?」

 今まで蚊帳の外の会話だと思って聞いていた私だが、まさかここで振られるとは思っておらず、慌てて聞き返す。

「私達は色々と片付けがあるから、この中で手が空いてるのはキョーコちゃんだけなのよ」
「エーコお姉ちゃんもですか?」
「ええ、勿論……さあ働け、ニート」

 そう言うと、エミさんはこっそり逃げようとしていたエーコお姉ちゃんの襟首をがっちりと掴む。

「ニートじゃないもん! 自分探しの最中だもん!」
「自分より先に職を探しなさい、職を」
「無いからしょうがないもん! 全部不況が悪いんだもん!」
「いや、絶対お前も悪いから」

 エミさんはエーコお姉ちゃんの戯れ言を華麗に聞き流しながら、台所の奥へと引きずっていく。
 そんな二人の姿を呆れたように見つめていたアヤ姉さんは、やれやれといった感じで私たちの方へ振り返る。

 エミさんはエーコお姉ちゃんの戯れ言を華麗に聞き流しながら、台所の奥へと引きずっていく。
 そんな二人の姿を呆れたように見つめていたアヤ姉さんは、やれやれといった感じで私たちの方へ振り返る。

314:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:07:16 00lzVa4m
 
「そんなわけでキョーコさん、頼めるだろうか?」
「え、ええ、いいですけど……」

 歯切れ悪く呟きながら、私はちょっと胡散臭げな目で彼女の方を伺う。
 彼女―枕崎ルナはそんな私の視線を身構える様に受け止める。
 まあ、先ほどのやりとりからすると、当然の反応だろう。

「それじゃあ、二人で先に風呂場に向かってくれ。タオルは後で持って行くから」

 アヤ姉さんはそんな私たちを苦笑で見つめながら、奥に消えた二人を追って台所へと向かう。
 後に残されたのは、私と、ルナと、何故か無駄に意気投合しているジローとポチとセバスチャン。

「……」
「……」
「……」
「……な、なんだ、その目は」
「いや、別に……お風呂場はこっちよ」

 無言のまま歩き出す私に、無言のまま付いてくるルナ。
 悪い子じゃないのは、分かっている、分かってはいるんだけど……分かっていても、納得出来ない事はある訳で。
 なんせ、誰にも舐められた事のない場所を遠慮無く舐め回された上に、いい様に身体を弄ばれたのだから。
 それに……操られたとはいえジローにも抱きついて、うっかり押し倒しちゃったり……

「……」

 ……結構いい身体してたな、あいつ……やっぱり、男の子なんだな……

「―っ!」

 って、何を考えてるんだ、私は!
 うわ、さっきの事思い出したら、なんか恥ずかしくなってきた!

「ん? どうしたキョーコ、顔が赤いぞ?」
「な、何でもない!」

 あんたのせいよ! とは言えず、心配そうに聞いてくるジローから顔を背けながら、私は早足で部屋を出て行く。
 あーもう! いつもは鈍いくせに、なんでこんな時は鋭いのよ、あんたは!

「お、おい、ちょっと早いぞ」
「う、うるさい! あんたのせいでもあるんだからね!」
「?」

 困惑するルナを尻目に、私は急いで風呂場へと向かう。
 な、なんでこんなにドキドキしてるんだ、私は!
 こういう時は、お風呂に入って気分転換するに限るんだ、うん!


315:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:08:07 00lzVa4m
*****

「行った?」
「行ったみたいです」

 台所の奥。
 エミとアヤは扉の影から部屋の中を伺っていた。

「よし、これで第一段階はクリアね」

 うんうんと頷きながら、エミは満足そうに腕を組む。
 そんなエミを、アヤは首を傾げながら見つめていた。

「なんであの二人を一緒に行かせるように仕向けたんです?」

 歳が近いとはいえ、先ほどのやり取りからするにあまり相性が良いとは思えない。
 そんな二人を、忙しいと嘘をついてまで一緒に行動させようとしていた事に、アヤはイマイチ納得出来ていなかった。

「んー、まあ、将来を見越してね」
「将来?」
「そう、キョーコちゃんがお嫁さんに来てくれてからの話なんだけどね」

 ちょっと気が早すぎかな、と頬を掻きながら、エミは続ける。

「ジローと結婚したら、キョーコちゃんは悪の首領の嫁になるでしょう? そうなると、他の組織と会う事も多くなるわけで……」
「……ああ、なるほど」

 エミの言わんとしている事に気付き、アヤはポンと手を合わせる。
 つまり、今の内からキョーコを他の組織の人間と関係を持たせる為に一芝居うったという事らしい。

「それに組織の規模はともかく、ヴァルキュリアの資金力は魅力的だからねー。できれば、良い関係になっておきたいなーって」

 可愛い素振りでウインクするエミだが、その瞳の奥にルナの持ってきたお金が映っている事にアヤは見逃さなかった。

「ま、まあ、確かに人間関係は大事ですけど……でも、あの二人、大丈夫ですかね?」
「大丈夫って、何が?」
「相性が良いとは思えないのですが……」

 二人っきりにさせて親密度が高まればいいのだが、逆にもっとこじれてしまう可能性もある。
 むしろ、そっちの方の可能性が高いような気がする。

「んー、まあ、大丈夫でしょ」

 だが、エミは手を振ってアヤの心配を否定する。


316:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:09:02 00lzVa4m
 
「今はちょっとギクシャクしてるけど、結構似たもの同士に感じるのよね、あの二人って」
「似たもの同士、ですか?」
「そう。ぶっきらぼうに見えて、実は優しい所とかね。お風呂で裸のお付き合いすれば、案外簡単に仲良くなるかもしれないわよ」
「ふむ……」

 エミの言葉に、アヤは口元に手を当てて頷く。
 何も考えてないように見えて、実はちゃんと考えている。
 そんな母の性格を、アヤは十分すぎるほど分かっていた。

「母上がそう言うなら……それで、これから私たちはどうするんです?」
「まあ、しばらく二人っきりにさせた後、一緒にお風呂に入ればいいんじゃない? 昨日みたいに」
「……また既成事実を作ろうとするのは無しですからね」
「わ、分かってるわよ。そんな事する訳無いじゃない」
「そういいつつ、視線を逸らすのは何故です?」
「……あのー、盛り上がっているところ悪いんですけど」

 そこでやっと、エミとアヤはもう一人この場にいた事を思い出す。
 後ろを振り向くと、そこには大量の食器を前にしたエーコが半べそで洗い物をしている最中だった。

「お風呂には、私もご一緒してよろしいのでしょうか?」
「その洗い物終わったらね」
「無理! 絶対無理!」
「じゃあ、一緒にお風呂は無理ね」
「酷い!」
「自業自得でしょ」

 無駄に迫力のある笑顔のまま語りかけるエミから視線を外し、エーコは隣に立っている姉に嘆願するような目で語りかける。

「アヤ姉ちゃん、助けて!」
「働かざる者食うべからず、という言葉があってな」
「酷い!」
「自業自得だ」

 アヤにまでそう言われてしまったら、もう何も言い返せない。

「よし、じゃあ少し時間つぶしがてら、お菓子でも食べよっか? 水ようかんあったわよね」
「確か、先日買った残りがあったかと」
「私も-、私もー」
「「いいから働け、ニート」」
「うう、世間の風が冷たいとです、お父さん……」

 阿久野家の夜は、まだこれから始まったばかり―かもしれない。


317:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/12 19:13:14 00lzVa4m
ルナが出てきてから書き始めたのに、全然進んでないのはご愛敬
そしてすぐに九州編が終わってしまった事に愕然としたり

>>308さん、アホな質問に答えてくれてありがとう
それでは、また次回 ノシ

318:名無しさん@ピンキー
09/09/13 19:47:20 Jcq/c45a
なんという低能!
ルナとキョーコのお風呂クルー!?

全裸待機して待ってます!


319:名無しさん@ピンキー
09/09/13 22:53:21 vTbyqCNv
相変わらず低脳すなぁ
GJ!

320:名無しさん@ピンキー
09/09/17 16:51:02 dXKlE0Kf
いやほんと、素晴らしか低能ですなぁ
続き楽しみにまってますよー

321:名無しさん@ピンキー
09/09/22 01:02:42 tdDsU0Ld
保守

322:名無しさん@ピンキー
09/09/23 20:01:02 hUcUKhz4
期待保守

323:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 21:46:54 aiztrIZ+
なんとか連休中に間に合った……
そんな訳で第二話って事で


324:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 21:47:36 aiztrIZ+
 
 ―空気が重い、とはこういう事を言うんだろう。
 そんな事を思うほどに、私と彼女―枕崎ルナの間に漂う空気は暗く沈んでいた。

「……」
「……」

 阿久野家の脱衣所の中。私たちは無言のまま、服を脱いでいる。
 別に険悪な雰囲気という訳ではない。
 今の私に彼女に対する敵意は無いし、それは向こうからも感じられない。
 ―ただ、何を話せばいいのか分からないだけで。

「……」
「……」

 まあ、この状況も当たり前と言えば当たり前だ。
 何せ、私と彼女が出会ってからまだ数時間しか経っていないのだから。
 ……数時間しか経っていないのに、なぜ私たちは一緒にお風呂に入ろうとしているのだろう?

「……先、行ってるね」
「……う、うむ」

 ラフな格好だった為、脱ぐのはすぐに終わった。
 逆に彼女はドレスを脱ぐのに手間取っているようだ。

「……ん、む……むむ」

 はぁ……しょうがない。

「!?」
「動かないで」

 驚く彼女を尻目に、私は背中にあるドレスのボタンを外していく。
 なんでこんな所にボタンなんて付けるのだろう。
 見た目が大事なのは分かるけれど、それより実用的な方がいいに決まっているのに。


325:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 21:47:57 aiztrIZ+
 
「はい、終わり」
「え、えと、その……」
「ん?」
「そ、その……なんでもない」

 私が離れると同時に、彼女の身体からドレスがふわりと舞い落ちる。
 うわ、肌しろー。
 思わず、日に焼けた自分の肌と比べてしまう。

「……日焼け止めくらい塗るべきだったか」
「?」
「なんでもない、こっちの話」

 塗ったところで、元々の肌の色自体違うのだから比べられるものじゃないのは分かっている。
 それでも、ちょっと悔しいと思ったり。
 ……いかんいかん、張り合ってどうする。

「じゃあ、行こうか」
「あ、ああ……」

 タオル一枚だけを巻き付けた姿で、私と彼女はお風呂場へと向かう。
 最初は私が前を歩いていたが、ふと思いついて彼女の方を先に行かせる。

「?」

 私の不自然な行動に首を傾げる彼女。
 だがその理由は、彼女が脱衣所の扉を開けた瞬間、目の前に広がった。

「おおっ!」

 扉を開けた姿勢のまま、彼女は感嘆の声を漏らす。
 それもそのはず、エミさんは温泉としか言ってなかったし、私たちもあえてそれを隠していたから。
 温泉は温泉でも、それが露天風呂だとは思わなかったのだろう。
 広い浴場と、その上に広がる満天の星空を、彼女は口をぽかんと開けたまま見つめる。


326:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 21:48:41 aiztrIZ+
 
「さすがキルゼムオールの拠点……すごいな!」
「そ、そうね」

 これが『正義の味方』に壊滅させられた時に出た温泉である事は黙っておこう、うん。
 そういう私も、昨日ここを見た時は同じ様な反応をして、エミさんに笑われたのだけど。

「あれ、でもあんたって鹿児島出身よね? 向こうの方は温泉多いからこんなの見慣れてるんじゃないの?」
「確かに多いが、拠点に温泉が湧いている組織なんてほとんどないからな。珍しいのは確かだ」
「なるほど」

 私が呟いている間に、彼女ははやる気持ちを抑え、でも隠そうとはせずに湯船へと向かう。
 ちゃんとかけ湯をして汚れを落としてから、ゆっくりと湯船の中に身体を沈めていく。

「……ふぅ」

 思わず零れた可愛いため息。
 それを聞いて、私から小さな笑みが零れる。

「な、何がおかしい!」
「ううん、さまになってるって思っただけよ」

 温泉の多い地域出身と言うだけあって、かけ湯からため息を零すまでの流れは慣れたものだった。
 そんな彼女の動きを真似しながら、私もそっと湯船に足をつける。

「……ふぅ」

 そこまで真似する気はなかったのに、何故か零れてしまうため息。
 ニヤニヤとこちらを見ている彼女に、今度は苦笑を零すしかなかった。

「……」
「……」

 ―再び訪れる、無言。
 だけどそこに、さっきまでの緊張感は無かった。
 私も、彼女も、湯船に身を沈めたまま、頭上に広がる星空を無言で見上げていた。
 湧き出る温泉は湯船にそそがれ、小さな波音を立てて私たちの身体を揺らす。
 たまに迷子になった蛍が視界を横切り、それを呼び止めるかのように虫達の声が響く。
 音はある。
 それでも静かに思えるのは、きっと私たちの心が静かだから。


327:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:04:13 aiztrIZ+
 
「―すまない」

 賑やかな静寂の中に響いたのは、彼女の発した小さな呟きだった。

「何が?」
「その……さっき、お前を……」

 足蹴にした事に対してなのか、それとも操った事に対してなのか。
 どっちかは分からなかったけれど、多分その両方だと判断して、私はパタパタと手を振る。

「いいよ、さっきの事なら。私もちょっとやりすぎたし……ごめんね」

 あれを『ちょっと』の一言で済ますかは置いておいて、私も素直に謝る。
 確かに彼女にされた事は屈辱以外の何者でもなく、その他いろいろと複雑な感情がわき上がったりわき上がらなかったりしたけれど、
 それは全てジローを手に入れる=組織を救うという信念に基づいての行動だったと分かっている。
 正直、なんであんな奴を? と思わなくもないが、発明品の評価にジロー本人の性格は関係無いのだろう……多分。

「よいしょっと」

 私は立ち上がり、近くにあった手頃な大きさの岩へと腰を下ろす。
 夏とはいえ、木々に囲まれたこの場所は都会と比べるとかなり涼しい。
 木の香りを含んだ風が、火照った肌に心地良かった。

「風が気持ちいいな」

 ふと横を見ると、彼女も同じ様に岩に腰掛けて涼んでいた。

「……」
「? どうした?」
「え、う、ううん、何でもない!」

 まさか彼女の姿に目を奪われていたとは言えるはずもなく、私は慌てて目を逸らす。
 北欧系の血が混ざっているのか、全体的に色素の薄い彼女の身体は月光に照らされ、夜の闇の中で輝いているように見えた。
 今でさえ綺麗と思うほどなのだから、あと数年もしたら、彼女はきっとすごい美人になるだろう。

「……」

 数年後の彼女の姿を想像した後、現在の自分の姿に視線を落としてみる。
 自分が彼女と同じ年の頃はどうだっただろうか、と。


328:・二年前
09/09/23 22:04:50 aiztrIZ+
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329:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:06:40 aiztrIZ+

「まるで成長していない……」
「ど、どうした!? 何か今にも死にそうな顔してるぞ!?」
「き、気にしないで……ちょっと時の流れの残酷さにうちひしがれていただけだから」

 いやいやいや、まてまてまて、私だってまだ若いんだ。
 若さとは振り向かない事!
 そう、あと数年したら私だって―


330:・BEFORE
09/09/23 22:07:48 aiztrIZ+
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           ヽト、::|::::`::...  ⌒    ´ /::::∧ト、!
             ヽト、|ヽ「>  _ イ  /イハ!
                       |      V
                 _,... -‐ノ      \
                    /  、      _    `  、
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                   /   、            '.
              /   ′             '.
               /                `.
                |                  `.
             |                   `.
               |  、       ,          '.
               |   ヽ      /            }

331:・AFTER
09/09/23 22:08:31 aiztrIZ+
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           ヽト、::|::::`::...  ⌒    ´ /::::∧ト、!
             ヽト、|ヽ「>  _ イ  /イハ!
                       |      V
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               |   ヽ      /            }

332:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:09:12 aiztrIZ+
 
 なんと言う事でしょう!

「いやー! こんなまったく劇的じゃないビフォーアフターはいやー!」
「ど、どうした!? いきなり錯乱して!?」
「き、気にしないで……お願いだから気にしないで」

 お、落ち着け、私。
 というか、なんで私は中学生の女の子に負い目を感じなきゃならないのよ!

「って、あれ?」

 ……中学生……そっか、まだ中学生なんだよね。

「あんたってさ……」
「……ルナ」
「へ?」
「あんたじゃない、ルナだ」

 それが呼び方を指しているのだと気付くのに、数秒かかった。

「あ、ああ、えーと、ルナ……ちゃん?」
「ルナでいい」
「分かった、じゃあ私もキョーコでいいよ」

 そう言えば今まで自己紹介してなかったっけ。
 キョーコ、キョーコか……と口の中で呟くかの……じゃなかった、ルナを見て思い出す私。

「じゃあ、改めて……ルナって、組織の首領なんだよね」
「うむ」
「今更だけど、なんでその年で首領なの?」

 ルナのお母さんとエミさんは知り合いと言っていたし、きっと歳も近いだろう。
 そんなエミさんがまだ現役なのだから、ルナのお母さんだってまだ首領でもおかしくはないはずなのに。


333:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:10:04 aiztrIZ+
 
「……私の能力はさっき見ただろう?」
「うん」

 見たというか、感じさせられましたが。

「あれは血筋的なものでな……それも若い内に発現するものなんだ」
「若い、うち……」
「そうだ。そして歳を取ると、少しずつ弱くなっていく」

 弱くなる……つまり……

「今、母さまに昔ほどの力はない。だから私が首領になった」
「……なるほど」

 能力の有無が首領の条件という訳か。
 で、その能力が弱いからジローに助けを求めに来た、と。

「……首領って大変だね」
「そりゃ、首領だからな」
「遊びたくなったりとかしないの?」
「……組織の方が大事だ」

 ルナは少しだけ逡巡したけれど、それでもはっきりと言い切る。

「……」
「? どうした?」
「うん……ちゃんと考えてるんだなって、感心してた」

 まだ中学生だというのに、ルナはしっかりと組織の事を考えて行動している。
 ううん、ルナだけじゃない。
 ジローだって悪の組織の首領になる為に、外の世界に飛び出した。
 いや、飛び込まれたこっちにはたまったもんじゃないけれど……それでも、ジローはジローなりに考えている。
 それに引き替え、自分はどうだろう。
 自分が中学生の時―いや今でも、そこまで考えているだろうか?

「……ダメだな、私は。今も、昔も、自分の事しか考えられなくて」
「?」

 不思議そうにこちらをのぞき込むルナに、私は頭を掻きながら呟く。


334:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:10:50 aiztrIZ+
 
「……私さ、お母さんいないんだ」
「む?」
「私がルナ位の歳の時にね、死んじゃったんだ、お母さん」
「っ!」

 視線を揺らすルナに、私は優しく微笑み返す。
 気にしないで、と。

「ちょっと色々あって、その事を正面から受け止めれなくて……私はお母さんが死んだ事から逃げてた」
「……」
「やっと最近それに向き合える様になったんだけど……それも、結局はジローとか友達のおかげでね。自分が頑張った訳じゃないんだ」
「……」
「だからかな、頑張ってるルナを見ると、その……羨ましいって思う。私は誰かの為に頑張った事って無いから」

 それは、本心からの言葉だった。
 自分が頑張ってなかったとは思わない。
 だけどそれは、全て自分の為。
 他の誰かの為に頑張っているルナやジローとは違う。

「……すまない。さっき、嘘を付いた」
「へ?」
「遊びたくないか? と聞いただろう」
「う、うん」
「……たまに、遊びたくなる」

 なるほど、さっきの逡巡はそれか。
 それでも言い切ったのは、きっとルナの覚悟の現れ。

「だから、さっきお前は誰かの役に立った事が無いって言ったけど、それは違うぞ」
「え?」
「その……今日、お前達と遊べて……ちょっと楽しかった、から……」

 顔を背けて、ルナは小さな声で呟く。
 その顔が少し赤いのはきっとのぼせているから……という事にしておこう。
 私は微笑を浮かべたまま、ルナの頭にそっと手を伸ばす。


335:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:11:33 aiztrIZ+
 
「ありがとうね、ルナ」
「こ、子供扱いするな!」

 拗ねたように俯くルナ。
 だけど、本気で嫌がっている様には見えない。
 だから私は、そのままルナの頭を乱暴に撫でる。

「ふみゃ!」
「まだ中学生が何言ってんの!」

 今度はちょっと嫌がってるように見えるけど、それ以上にルナが楽しそうなので私は撫でるのをやめない。

「また、こっち来るよ。その時はルナの所に遊びに行っていいかな?」
「私の所?」
「そう。ルナの組織、案内してよ」

 笑顔で言う私を、ルナは驚いた顔で見上げる。

「そ、そこまで言うなら……また操られても知らないからな」
「望む所よ」

 口を尖らせて、でもやっぱり嬉しそうにルナは言う。
 そんなルナを見て、私は満面の笑みを返す。
 次に来るのは冬休みだろうか。
 雪を見ながら温泉というのもいいかもしれない……って、こっちって雪降るんだっけ?

「それなりに降るわよ。積もる事もあるしね」
「へー、降るんだ……って、誰?」

 私でもルナでも無いその声に、私たちは慌てて振り向く。
 振り向いた先にいたのは―

「ふふ、いつの間にか仲良くなってるのね」
「お邪魔していいかな」
「エミさんと、アヤさん……?」


336:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/09/23 22:12:44 aiztrIZ+
次でラストになります
そしてきっとエミさん無双

ではまた ノシ


337:名無しさん@ピンキー
09/09/24 22:27:12 kwMNrBN7
GJ
期待して待ってます

338:名無しさん@ピンキー
09/09/26 21:49:31 zBqds/bg
ナイス低能!
エミさん無双に期待w

339:名無しさん@ピンキー
09/09/27 11:24:52 auO5Thf5
よいよい

340:名無しさん@ピンキー
09/10/01 23:52:32 tvKte0Kj
gj

341:名無しさん@ピンキー
09/10/03 22:08:42 jjPr4p+q


342:名無しさん@ピンキー
09/10/06 00:13:08 CgoA2izU
保守

343:名無しさん@ピンキー
09/10/08 20:43:02 ppoUbgll
保守

344:名無しさん@ピンキー
09/10/12 20:06:12 SupMdIl4
保守

345:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:10:33 5RilOwCT
投下しようとしたら、タイミング良く保守されて迷うのはいつもの事。

そんなわけでラストです。

346:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:11:19 5RilOwCT
 
 私でもルナでも無いその声に、私たちは慌てて振り向く。
 振り向いた先にいたのは―

「ふふ、いつの間にか仲良くなってるわね」
「私たちもお邪魔していいかな」
「エミさんと、アヤ姉さん……?」

 お風呂場の入り口に、身体にバスタオルを巻いた姿の二人が立っていた。
 ―って、あれ?

「後片付けは終わったんですか?」
「え? あ、ああ、多分終わって……るんじゃない?」

 何故か疑問形で目を逸らすエミさん。
 ……エーコお姉ちゃんの姿が見えないのは、きっとそう言う事なんだろう。

「い、いいじゃない。エーコは向こうでキョーコちゃんとスキンシップしてるんだから。たまには働かせないと」
「……まあ、それは確かに」

 スキンシップ云々はともかく、エミさんの言っている事は正しい。
 きっと今頃、泣きながら後片付けをやっているのだろう。

「さてと……」

 どこか嬉しそうに、エミさんはかけ湯もそこそこに温泉へと入ってくる。
 アヤ姉さんはそんなエミさんを呆れたように見つつ、しっかりとかけ湯をしてから温泉に足を伸ばす。

「「……ふぅ」」

 さすが親子と言うべきか、二人は同じタイミングでため息をつく。

「……どうしたの、二人ともニヤニヤして?」
「い、いえ、なんでもないです」
「う、うむ、なんでもない」

 思わず顔を見合わせて苦笑する私とルナ。
 零れるため息。それはきっと温泉の魔力なのだろう。
 そんな私達を見ながら、エミさんは懐かしそうに目を細める。


347:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:12:05 5RilOwCT
 
「ふふ、二人を見てると昔を思い出すわね」
「昔、ですか?」
「ええ。あの頃はまさか、あの子の子供と一緒に温泉に入るとは思いもしなかったけど」
「あの子って、母さまの事か?」
「そう、あなたの母さんともこうしてよく温泉に入ったのよ」

 ルナの顔を見ながら、エミさんはその向こうにいる相手の事を思い出しているようだった。

「結構、無茶したわよ……二人で正義の味方の基地に乗り込んだりね」
「へぇ……」
「ほんと、色々と頑張ったわ」

 エミさんの言葉に、アヤ姉さんは少し驚いた様に声を上げる。
 その辺りの話はアヤ姉さんも知らないようだった。
 何気に昔は真面目に活動して―

「ほら、正義の味方の男ってイケメン多いでしょ? だから二人で物色に―」
「ちょっと待てー!」

 エミさんがその言葉の先を言う前に、アヤ姉さんが後ろから羽交い絞めにしていた。

「頑張ったって何を頑張ったんですか!」
「え、それは勿論……ねぇ?」
「何が『ねぇ?』なんです、何が!」
「え、全部言ったほうがいい?」
「う、ぐ……」
「ほら、正義の味方の男ってイケメン多いでしょ? だから二人で襲いに―」
「言い直さなくていいです!」

 前言撤回、今も昔もあまり変わらないようで。
 むしろ、昔の方が酷かったような気がする。
 ……でも、ちょっと聞きたかったのは内緒だ。

「えー、アヤのいけずー」
「実の子供の前でいう台詞ですか!」
「まったく、真面目なんだから……誰に似たんだか」
「母上が不真面目なだけです!」

 どうやらアヤ姉さんの性格は遺伝ではないらしい。
 エーコお姉さんはどう考えてもエミさんゆずりだけど。
 むしろ、こんな家族だからこそしっかりとした性格になったのかもしれない。


348:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:12:59 5RilOwCT
 
「少しは不真面目になった方が、人生楽しいわよ?」
「結構です!」
「もう……そんなんだから、いつまでたってもあなたは処女なのよ」
「なっ!」

 ……何か今、凄い事を聞いたような。

「は、母上っ!」
「あら? もしかしてもう致したのかしら?」
「い、致したって……」
「どうなの? どうなのよ?」
「え、あ、いや、その……」
「……」

 阿久野アヤ。
 27歳。
 処女。←やっぱりまだココ

「ったく……一番下の妹を見習いなさいな。今頃あの子、正義の味方とイチャイチャしてるわよ?」
「そ、それとこれとは……」
「ねえ、どんな感じ? 妹に先を越されるってどんな感じ?」
「べ、別に……っ!」
「それとも何、魔法熟女にでもなるつもりなの?」
「熟女言うな!」

 顔を真っ赤にして慌てふためくアヤ姉さんを尻目に、エミさんは可笑しそうにケラケラと笑う。
 というか、まだ下に妹いたんだ……

「慌てる位なら早く相手見つけなさいよ。こんないい身体してるんだから、相手なんて選り取りみどりでしょ」
「は、母上! 何を!」

 エミさんはアヤ姉さんの拘束から抜け出すと、お返しとばかりにアヤ姉さんの胸に手を伸ばす。

「まったく、昔からあんたは奥手なんだから。学生の頃だって何度も告白されたでしょうに」
「わ、私は組織の幹部ですから……」
「私も幹部だったけど、来るものは拒まなかったわよ?」
「拒んでください! というか、それも子供の前でいう台詞じゃないでしょう!」

 アヤ姉さんのツッコミを華麗にスルーしつつ、エミさんはアヤ姉さんの胸を無遠慮に揉みまくる。


349:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:13:49 5RilOwCT
 
「ここか? ここがええのんか?」
「どこのエロ親父ですか!」
「昔もこうやって、洗ってあげたでしょう?」
「胸を揉まれた記憶はありません!」
「この胸はわしが育てた」
「育てられた覚えは無い!」
「揉んでくれる相手もいないしねー」
「う、く……」

 傍から見ると仲よさそうにじゃれ付いている様にしか見えない二人を横目に見つつ、私とルナは頬を赤らめて、お互いに顔を見合わせる。

「な、なんか、凄いね」
「うむ……さすがキルゼムオールの幹部だ」
「そ、そうね」

 感心する所が違うような気がするけれど、悪の組織的には間違っていないのかもしれない。
 視線を戻すと、満足そうな笑みを浮かべたエミさんがこちらに近づいてきていた。

「まあ、アヤを弄るのはこれくらいにして……キョーコちゃんもルナちゃんも、ちゃんと相手見つけなさいよ? じゃないとアヤみたいに行き遅れちゃうからね」
「行き遅れてない!」
「黙れ、27歳」
「うう……」
「あの……アヤ姉さん、向こうで膝抱えてますけど……」
「大丈夫、大丈夫。父親に似て、打たれ強い子だから」
「そ、そうですか……」

 というか、相手がエミさんだったら、どんな人でも打たれ強くなるような気がする。
 勿論、口には出さないけれど。

「まあ、アヤもエーコも大概だけど……一番心配なのはジローなのよね」
「ジローが、ですか?」
「そう、あの子は何というか……常識を知らないから」
「……確かに」

 母親の前で肯定するのもどうかと思ったが、エミさんは私の言葉に大きく頷いていた。

「唯一の男の子だからって、みんなちょっと甘やかしすぎたからね……だから、今回帰ってきた時はちょっと驚いたわよ」
「? 何がですか?」
「昔より大分まともになったってね」

 ……あれで、大分まともになった方なのか。


350:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:14:34 5RilOwCT
 
「ふふ、なんか納得いかないって顔してるわね、キョーコちゃん」
「そ、そんな事は……」

 思っていたけれど。

「いいのよ、前のジローを見てないと分からないかもしれないしね」

 エミさんは苦笑しながら、私とルナの隣へと腰掛ける。

「前にアヤがそっちに行った時も驚いてたわよ。ジローが立派になってたって……それも全部、キョーコちゃんのおかげだって」
「わ、私ですか?」

 慌ててアヤ姉さんの方を見ると、アヤ姉さんは膝を抱えたまま小さく頷いていた。

「べ、別に私、何もしてないですけど……」
「何もしてなくても、側にいるだけで良い影響を与える相手ってのはいるのよ」

 私とあの子みたいにね、とエミさんはルナの頭を撫でる。

「キョーコちゃんも、ルナちゃんも、そしてジローも……お互いにいい影響を与えれるような関係になって欲しいって私は思ってるわ」

 優しい目で呟くエミさん。
 私はその目を知っている。
 知っていて、そしてしばらく忘れていた、その目。
 それは―母親の目だった。

「二人とも、ジローをよろしくね」

 正直な話、ジローは迷惑な奴だと今でも思っている。
 思ってはいるけれど―嫌な奴では無いとも分かっている。
 だから―


351:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:15:25 5RilOwCT
 
「はい」
「ああ、まかせておけ」

 私とルナは、同じタイミングで言葉を返す。
 そしてお互いに目を合わせて、笑い会う。
 エミさんとルナの母さんの様に、私たちもそういう関係になれたらいいと思う。
 その中にジローも入れてやるか。頼まれちゃったしね。

「ふふ、ありがと」

 エミさんは満面の笑みを浮かべながら、私たちの頭を撫でてくれた。
 それは、久しぶりに感じる母親の手だった。

「よし、じゃあ今日は一緒に寝よっか? ルナちゃんも一緒にね」
「わ、私もか?」
「大丈夫、母親にはもう連絡してるから」

 いたずらっぽく笑うエミさん。その手際の良さに私たちは苦笑を返すしかなかった。

「なんならジローも……」
「いや、それはいいです」
「だよね、寝るなら二人きりの方がいいもんね」
「……はい?」
「なんと、二人はそこまで……」
「違うから!」

 慌てふためく私を尻目に、エミさんはルナの耳元に口を寄せる。

「実はこっちに来る前に名古屋で二人っきりで一泊してるのよ」
「なんと……実家に挨拶に来る前に婚前交渉とは……」
「まてこら」

 あんた分かってて誤解してるでしょ!
 エミさんもわざわざ紛らわしい言い方するな!


352:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:16:23 5RilOwCT
 

「そうなると、やはりここは二人一緒の部屋にするべきだな」
「そうよね……勿論、布団は一つで」
「枕は二つと」
「ひ、避妊具は用意しておいた方がいいかと」

 さっきまでの良い雰囲気はどこへやら。
 私を置いて無駄に盛り上がる三人……って、アヤさんもいつの間にか加わってるし。

「……もうやだ、この悪の組織」

 呆れたように呟いて、私は湯船にざぶんと身体を沈める。
 綺麗な星空の下、私の呟きに答えてくれたのは迷子の蛍の明滅だけだった。

「ところで母上、私が弄られた意味はあったのですか?」
「んー、別に」
「別にって……」
「でも、行き遅れてるのは本当だしねー」
「う……」
「あんたといい、エーコといい、早く身を固めて欲しいのだけど」
「……精進します」

*****

「くそー、私も一緒にお風呂入りたいのにー! ジロー手伝ってよー!」
「いや、母上から手伝うなと言われているので……」
「ちくしょー! 私の出番これだけかよー!」

―おしまい。

353:松雪 ◆EBmiO0Ld5.
09/10/12 23:18:59 5RilOwCT
>>271のSSと微妙にリンクしたりしてるので、まだ読んでない人は先にそちらを読んでいただけるともっと楽しめるかと

長々と読んでいただきありがとうございました
ではまた ノシ

354:名無しさん@ピンキー
09/10/13 10:45:27 cHmFhpvq
>>345-353
GJ!
原作の雰囲気出てる

355:名無しさん@ピンキー
09/10/14 13:11:14 07odiMVf
ナイス低能!
エミさん、はっちゃけすぎだw


356:名無しさん@ピンキー
09/10/14 21:48:29 dNFOCeG6
いままさにキョーコ乙型が俺の中で最高に萌えている。
でも、原作を超える萌エロは書けそうにない。

357:名無しさん@ピンキー
09/10/15 11:35:13 uMc5K1m4
乙型可愛いけどはじあくてきには今週重かったなぁ
國生さんに見えた

358:名無しさん@ピンキー
09/10/16 19:47:55 Iui7B9Sk
松雪氏GJ!

そして乙型期待age

359:名無しさん@ピンキー
09/10/17 18:13:12 LbvWzR9i
AI萌えでメイド萌えな俺にはキョーコ乙型はクリティカルヒットすぎる

360:名無しさん@ピンキー
09/10/22 22:32:26 WnrNnIv8
最近、ジロー×キョーコを保ったままジローと乙型でエロい展開に持っていくにはどうすべきか
悶々と考え続けている

361:名無しさん@ピンキー
09/10/22 23:04:07 z6RhKszZ
おれはジローがどうやったらキョーコに変態的なプレイを強要できるのかを考え続けて
熱が出た

とりあえずジローが不思議な機械か薬でキョーコの体の自由を奪うとこまではいいのだが
キョーコが猛烈に暴れまくる上に腕力・体力・気の強さが半端ないものを無力化しているので
どう考えてもレイプです。本当にありがとうございました。

362:名無しさん@ピンキー
09/10/23 01:25:52 FmYmrzhq
逆に考えるんだ
ジローを襲えばいいのだと!

性転換薬でジロー女性化とか考えたけど、それだと相手は男性化したキョーコか・・・
と、考えて、頭に浮かんだのはどう見ても百舌鳥さんです、本当に(ry

363:名無しさん@ピンキー
09/10/23 05:37:42 P71oNTpb
>>361
レイプだっていいじゃないか、ここはエロパロだ

364:名無しさん@ピンキー
09/10/23 08:04:52 h+ru8PzP
>>360

先週号のネタだと、

(ヒューズを取り替えたのはいいが……AIも一応見ておくか。
 しかし、父上は『おんなはしきゅうでかんがえる』といっていたが、
 腰周りにAIの機能を詰め込むとはまた不可思議な……)
(どうもこの三角形の布カバーをはずすというのが恥ずかしいが、
 これも乙型のためだ。ええい、一気に)

これがスイッチか、とか、制御棒とかは自制。

365:名無しさん@ピンキー
09/10/23 14:01:46 L8qAuGFW
「全身を防水加工するのは手間だから、とりあえず間に合わせで作ってみた
 防水ジェルだ。これを全身に塗布すれば雨に降られようが川に落ちようが
 支障はない。ただし効果は3日ほどしか続かん」

という感じでジローが乙型の全身にジェルを塗って乙型初めての感覚にアンアン、
ジローも乙型の予想外の反応にゴクリ、というのを思いついたが
いかんせん俺は乙型初登場の回を見逃したので、設定に矛盾が出そうで不安だ
乙型のボディはジローが作ったの?親父が製作に関与してるの?

366:名無しさん@ピンキー
09/10/23 19:26:21 NbyqSrkO
父親の作ったAIをジローが作ったボディに組み込んだって言ってたはず

367:名無しさん@ピンキー
09/10/23 20:54:38 dJLI+S3P
>>362
ジローを襲うキョーコが変態プレイとな。ゴクリ。
だがおれは無理やり押さえつけられたキョーコが始めは嫌がっていたのに
ジローの手によってだんだん気持ちよくなっていく身体に抗えない
羞恥心と快感でわけが分からなくなっちゃうつるぺたキョーコたんが好きなんだよおぉぉぉ

だがそもそもジローにキョーコを押し倒すほどの性欲があるのかが謎

368:名無しさん@ピンキー
09/10/24 02:33:42 xMyqWZw6
>>366

じゃあ乙型の体はジロー好みのサイズって考えていいのか
しかしジローがどこまで性的な知識があるのかが不安だ
1話じゃ「男を縛るのはつまらん」とか言ってたが、女を縛るのがなぜつまらなくないのかとか
わかってんのかなコイツ

369:名無しさん@ピンキー
09/10/24 14:54:00 fb/uKRIz
女体の実物を見た事がなかった則巻博士のつくったあの子はアレがなかったそうな

370:名無しさん@ピンキー
09/10/25 18:13:04 GeEWtaR5
>>367
浴衣キョーコの回を思い出せ!
蚊が出なかったバージョンを妄想するんだ!
もしくはマントの中に2人で入ってしまうバージョン

371:名無しさん@ピンキー
09/10/25 21:38:58 9HBFjz6R
それだ!ぬぬぬ>>370どの、さぞ名のあるモノノフとお見受けするっ!

だがしかしジローはバスタオル一枚のキョーコに接触すると気絶しちまーほど純情だぜ!?
ジローに変態プレイを妄想はできても実行する胆力などっ!
後一押し!後一押しを誰か!

372:名無しさん@ピンキー
09/10/26 08:09:06 UokmHM3t
つ おねーちゃんがお酒を飲ませた結果暴走

373:名無しさん@ピンキー
09/11/06 17:48:04 xP4iqlO9


374:名無しさん@ピンキー
09/11/07 16:21:08 MGFK4/Jb


375:名無しさん@ピンキー
09/11/13 16:43:54 GEdsi02Z
藤木も同人誌だす時代になったんだねぇ

376:名無しさん@ピンキー
09/11/13 21:02:51 CWEwwndH
二年以上前の本だけどな

377:名無しさん@ピンキー
09/11/16 00:35:28 3Fn6rmWC
懐かしいな……わざわざ買いに行ったもんだ

378:名無しさん@ピンキー
09/11/20 23:40:08 /cEyCrj4
保守

379:名無しさん@ピンキー
09/11/26 18:26:31 +ZMFKISn
シズカ参戦は黒髪ロングスキーとして素直に嬉しいがかませにしかならなさそうなのがなー
でもジローは悪の組織なんだからハーレムだってあってもいいよね

380:名無しさん@ピンキー
09/11/26 23:40:43 h1gkfYLh
某ライトノベルのように法律を変える


381:名無しさん@ピンキー
09/12/04 00:52:32 jJst6p23
ジローヘタレだからな
ハーレムどころか恋人すら作れるか……

キョーコには頑張っていただきたい

382:名無しさん@ピンキー
09/12/13 04:27:43 PhcX+Oo0
保守を兼ねて、今さらですが我聞×陽菜の小ネタ。エロ無し。

9巻真芝に乗り込む前の場面。

第一研壊滅を誓い、ゆびきりする我聞と陽菜。
「…ふふ」
微笑む陽菜。
「む?どうした?」
「いえ…そういえば、よく私の父ともゆびきりをしたな、と思って。父は約束事に特に厳しい人でしたから。」
準備のために事務所に向かう我聞を見送る陽菜。

ただし、彼女が微笑んだのは父との約束を思い出したからだけではない。
彼女はもう一つの、彼女もとっくに忘れてしまっていたゆびきりを思い出していた。
それは陽菜がまだ小学生に上がる前の話。
「おとーさーん!」
「む?どうした陽菜?」
「ガモンくんがねー、私のことお嫁さんにしてくれるってー!今指切りしたんだよー!」

私でさえ忘れていた昔のことだ、社長もとっくに忘れているだろう。
そして、何よりこれから真芝第一研の壊滅作戦が控えている、甘い思い出に浸っている場合ではない。
でも、全てが終わり、父と先代が無事戻った時には…彼は「社長」でなくなるし、私も「秘書」でなくなるはずだ。
「その時には我聞くんって呼んでいいのかな…」
陽菜はゆびきりした右手をじっと見つめながら、現実に戻るかのように、
「がんばろうね、我聞くん…みんなを悲しませないために」


383:名無しさん@ピンキー
09/12/21 19:06:44 Ad8JKjL1
うひゃひゃひゃひゃ

384:名無しさん@ピンキー
09/12/22 11:25:57 h+0bsd43
いよおおおし

385:名無しさん@ピンキー
09/12/27 23:12:51 z+FHI7Hx
あげ

386:名無しさん@ピンキー
10/01/09 18:45:08 uxu9QZgz
あけましておめでとうございます
ほしゅあげ

387:名無しさん@ピンキー
10/01/10 17:08:55 pdC0L6/e
ほんわか大阪弁キャラ、イイ!

388:名無しさん@ピンキー
10/01/16 23:23:46 N1iuyExR
ほしゅしとくぜ

389:名無しさん@ピンキー
10/01/20 03:13:21 6sioK3W1
>>43-53
超亀だが今見てきたらおとっつぁんの勇姿が拝めるだけなんだな

あの時の噂の大中小とかまだ持ってる人いる?

390:名無しさん@ピンキー
10/02/02 22:51:29 aqmWCSrv
ほしゅ

391:名無しさん@ピンキー
10/02/09 20:38:52 lVWWB3SD
ほし

392:名無しさん@ピンキー
10/02/19 20:23:23 H+MAwsDU
はじめてのあく4巻で登場した乙型が陽菜さんにしか見えなかった。

393:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:25:03 CRbSazU5
>>392
素直な陽菜さんだ

394:名無しさん@ピンキー
10/02/22 20:36:58 dXLCGGzJ
そんなの陽菜さんじゃない!


いや、そうでもないか?

395:名無しさん@ピンキー
10/02/23 20:54:56 UJ6Y5Dh4
「はじめてのあく」と「ギガグリーン」は同じ世界みたいだけど、「こわしや我聞」とは別世界ってことになってる?
なんかクロスオーバーできたら面白いなぁってボンヤリ考えてた。

396:名無しさん@ピンキー
10/02/24 13:52:25 TMYKqAs5
原作設定がどうかはわからんが
二次創作でクロスオーバーする分には構わんだろ
同じ作者の作品なんだし


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