08/08/19 23:57:27 B/b+vdoD
今日も地獄は雨です
「雨を尿に変えました」
「変えないでください」
「変えました。一歩でもお外に出ればあなたはたちまち尿まみれという訳です小町。さあ買い物を言い付けましょう。ポッキーを買ってくるのです小町」
「嫌です」
＊小町はポッキーが大好き。……つまり？ 棒状のものが大好きだというわけですよ！
咥えて！
「嫌です」
「じゃあマーブルチョコレートとかでもいいですから……とにかく買ってくるのです。これから雨がどんどんひどくなるそうですから、濡れる可能性があるうちに行ってくるのです」
「なぜ濡れる可能性があるうちに……ご自分で買いに行かれたらいいじゃないですか……」
「私が行ったら濡れてしまうじゃありませんか！ さあさっさと行くのです小町！ でないとあなたが昨日頑張って書いた書類を全部尿まみれにしてしまいますからね！ 私の膀胱は無限大です」
「くっ……何という横暴上司……早く転職したい……」
こうして尿の中ポッキーを買いに行くことになった小町
「ふー……距離を操る能力で雨をみんな遠ざけているのはいいけど……あたいの能力にも限界があるし早く帰らないと……」
「そうは行きませんよ小町！」
「えー……何言ってんのこの人……」
「あなたが濡れるまでは帰さないと言っているのです小町！ あなたの距離を操る尿力……じゃなかった能力……大した力であることは認めますが、それがいつまで持つものか、私の尿力と勝負させてあげます！」
「嫌です！」
「問答無用！ 萃香さんの協力により、幻想郷中の雨を萃めました！ この場所のすべての水分を尿に変えますッ！」
「な……！！」
「さあ、尿にまみれなさい小町！ それがあなたにとっての善行です！」
「映姫様しか幸せにならないじゃないですか！」
「ふふふ……未熟者ですね小町！ 幸せというのはその大小で測れるものではないのですよ！ 私が幸せならばそれでいい……それでいいじゃないですか！」
「よくない！」
「いいんです！ そして食らいなさいッ！ 全幻想郷に降り注ぐ総計五百万リッターの尿を！」
「うおおおおおおおっ！ きょっ、『距離を操る能力』！ こいつらをすべて遠ざけろぉおおおおおおおっっっ！！！」