08/08/20 22:00:21 4Fum5IVc
「うひゃっ!?」
突然素っ裸にされたインデックスが仰け反り、上条の体から離れる。
「すまん!」
一言詫びを入れ、浴槽の底にインデックスをうつ伏せにねじ伏せた。そのままタオルで腕と足を拘束し身動きを封じる。
「え?え?」
混乱するインデックス。無理もないが。
一方、上条は放り投げた携帯電話を拾いつつズボンを履き直していた。結構さわやかな笑み。後ろを向かないのは狼さんの暴走を防ぐためである。
「ふう。なんとか切り抜けたぞ」
『おお、やるなあカミやん。一体どうやってーー』
「とうまー、これって何?あ、もしかしてほうちぷれい?」
「んじゃー今からそっち行くわ」
『ちょっと待て!お前マジでなにやったんだ!?』
「インデックス、ちょっと出かけてくるから留守番しといてくれ」
「ん……わかった。でも、はふぅ……早めに……帰ってきて…ね」
携帯の叫び声を無視して玄関へ向かう上条は、決して後ろを振り返らない。
だって後ろには、全裸で尻丸だしで四肢を拘束されている状態で床に体擦りつけて自慰をしている少女がいるのだから。
玄関の前に立ち、ちょっとだけため息をつく。
今日も不幸になりそうな、そんな予感がした。