とある魔術の禁書目録 10フラグ目at EROPARO
とある魔術の禁書目録 10フラグ目 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
08/08/27 17:05:03 GFoJD0zd
さて、そろそろホモは自重してもらおうか。

151:名無しさん@ピンキー
08/08/27 17:29:53 hbEEU5yt
…ホモなのか?
…主観的には「かなり微妙」だ

152:名無しさん@ピンキー
08/08/27 17:54:05 VRw8Vo4/
「にゃはふふふ~。お酒って案外美味しいんだねってミーサーカーは一気飲みっ!!」
「なン杯目だそれ。てカオメェまだ十歳グれェのクせになンで当然のよウに飲ンでンだヨ」
「細かいことは気にしなーいってミーサーカーはグーパンチ!」
「オぶァ!?」
「ありゃま。こんな攻撃もよけられないうえにカタカナ比率まで増えてるし、もしかしてアナタも酔ってるの? ってミーサーカーは死体をつんつん」
「グ……グオォ……」
「はあ………あふぅ…。眠くなったから寝るねってミーサーカーは勝手に膝枕をしてもらうと同時におやすみなさーい」

「イってェ……、クソガキのやつフルパワーで殴りやがったな……イてて」
「むにゃ…すぴー……」
「…アァ? こいつ人の膝でなにやってンだ?」
「はふふふふ………そんにゃ攻撃なんぞミシャカには通用しないぞーってミサカは…ミサカは……大声で………むにゃ…」
「ちっ、どンな夢見てやがンだ…」
「……大丈夫………ミサカはいつでもアナタの味方だよって………ミサカはミサカは……白髪の頭を撫でてみたり……」
「………………」

153:名無しさん@ピンキー
08/08/27 17:54:49 VRw8Vo4/
「………………………はっ、どンな夢見てンだろォな」
「はふふ……」
「ははっ……ふわァ…、……オレも寝るか。毛布毛布…」
「……くしゅっ!」
「……ンだこれ、小っせェうえに一枚しかねェ……オイガキ、さっさとど」
「はっくしゅっ!」
「…ちっ。ほれ、掛けてやったぞ。これで満足か?」
「ふぇっくしゅ!!」
「…………」
「ううぅ……っくしっ!」
「…考えてみたらよォ、寒ィのはオレだって同じなンだ。テメェ一人でこれを使うのは不公平だろォが」
「…へくしゅっ……」



「だから…………オレにも使わせろ」



「……んぅ…」
「……ははっ、こりゃイイな。天然の湯たンぽだ。あったけェ…」
「………」
「…………ちっ。なにやってんだオレは。くっだらねェ……」
「……にゃう……」
「まったく、学園都市……最強、が……聞いて……呆れる…ぜ」
「………」
「……長い…こと……言って……な…かった……が…、たし、か…」



「………おやすみなさい…だったっけ……か?」




翌朝、同じ毛布の中で目覚めた二人が慌てふためくのは、また別のお話。

154:名無しさん@ピンキー
08/08/27 17:58:39 VRw8Vo4/
突発ネタなんで突っ込みはご容赦を



無駄な用語解説

ミーサーカー  酒に酔っている状態の打ち止め。凶暴性五割増し、積極性も五割増し。
語源はバーサーカー。てか一字違い

155:名無しさん@ピンキー
08/08/27 18:01:27 21QY1rbC
M方さんの性別はフレキシブルなのです

156:名無しさん@ピンキー
08/08/27 18:11:17 MZS6qCbC
ちくしょう、あんなの投下出来る雰囲気じゃ無いぜ!

>>150
全面的に俺のせいです、すまなかった

157:名無しさん@ピンキー
08/08/27 18:35:52 9Xsq/AFW
おうおうおおうンギモヂイィ

158:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:04:17 H/m+uVPH
ルチア可愛い………

159:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:15:24 cV+AtS/2
何がそんなに気持ち良いのか
おじさんにも教えてくれないかなぁ?
>>157ちゃん?

160:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:30:45 sEL9iYK4
>>152
寝る前にいいもん見れたwナイス

161:名無しさん@ピンキー
08/08/28 02:15:39 SBrtQvgC
軽くアンジェレネととうまさんのを期待したい(誰か書いてくれという希望)

162:名無しさん@ピンキー
08/08/28 07:15:09 H/m+uVPH
159台詞ヤバいww

163:名無しさん@ピンキー
08/08/28 20:33:45 1dBJPnvE
淫魔の術式への対抗術を自分にかけつつ亀甲縛りで転がって当麻の
右手を求めるねーちん

うーむ

164:名無しさん@ピンキー
08/08/28 20:41:22 H/m+uVPH
>>161

ピンポーン。
「……んぁあ?誰だこんな朝っぱらから」
ドアを開けるとそこにいたのは………
「こ、こんにちはです」
「あ、アンジェレネ!?」
小柄でそばかすがあるイギリス清教シスター、アンジェレネだった。
「ど、どうしたんだアンジェレネ!?ルチアもいないみたいだし……」
「………………、」
「ま、まぁ話したくないなら構わねーけどさ。とにかく入れよ」

「……私はシスター・ルチアのおまけですか?」
急に話し始めるアンジェレネ。その声は氷雨の中に立ち尽くすようだった。
「……え?な、何を言って」
「上条さんとシスター・ルチアが結ばれてるのは知ってます」
当麻を遮りアンジェレネは続ける。
「でも…諦めきれないんですよ、私も…っ」
「アンジェレネ………」
「うっ……ひぐっ……どうして…あなたを想う気持ちは負けないのに…どうして取られてしまうんですか……っ」
「…………」
「他の物はどうだっていいけど………あなただけは…譲れないんですよ…っ!」
当麻もここまで来て分からないほど鈍感ではない。
(つまりアンジェレネはは俺が好きでルチアにはとられたくないと)
そこまで想ってくれることが嬉しかった。
「アンジェレネ……」と言いかけた時、アンジェレネは顔を上げて呟いた。
「そう………こうするしかないです」
えっと、どうしてそんな据わった目をしてるんでせう?
そんなことを思った瞬間、アンジェレネが飛びかかってきた。
かわしきれず押したおされた当麻は、
ふにゅ
とアンジェレネにキスされていた。
「ん……んちゅ…はぷっ…んん……」
静かな部屋の中で淫靡な音が響き渡る。
「んん……とうま…んちゅ…あん…」
今や完全に正気を失ったアンジェレネと当麻は口付けを交わし続ける。
5分くらい経った頃、やっと唇が離れた。
2人の間に淫靡な銀の橋が架かる。
そんなことより、目の前でとろんとした目で頬を紅く上気させるアンジェレネの顔に当麻は
(か……可愛いすぎる!!)
感じとしては小動物。
その可愛さに当麻は
(抱きしめてあの体を好きにしてみたい。おもっいきり突き上げてやりたい)
といった欲望に駆られた。
だが理性が歯止めをかける。こんな事をしてはいけないと。
だがーーー
「当麻……思い出をください。最高にステキな思い出を」
この言葉に脆くも崩れ去った。
2人の夜はまだ始まったばかりだ。


駄文ww

165:161
08/08/28 21:54:35 SBrtQvgC
うほほほほ是非続きをかなぁーり期待して待っていいかな?

166:164
08/08/28 23:50:58 H/m+uVPH
いいっすよん

167:名無しさん@ピンキー
08/08/28 23:59:31 JRtpC+6d
カミジョーさんすぐ熱くなるよな。

168:164
08/08/29 08:01:58 BCRKvaPg
「アンジェレネ……っ!」
「あん……っ」
当麻が呟いて抱きしめるとアンジェレネは小さく吐息を吐いた。
抱きしめながら当麻は尋ねる。
「本当に……良いのか?歯止めが利かなくなっちまうぞ?」
「良いんです………お願いします」
とろけるような表情でアンジェレネは告げた。

* * *

室内に嬌声が響き渡る。
「んっ…あぁ………あぁん……とうまぁ…」
当麻は服を脱がせたアンジェレネの胸に舌を這わせた。手でもう片方の胸を揉みほぐすのも忘れない。
「アンジェレネ……綺麗だ」
アンジェレネの体はまだ未成熟のそれだったが、透き通るように白いキメ細かい肌、申し訳程度に膨らんだ胸、それらがまるで匠の彫像を思わせた。
その体を見やりつつ、首筋を舌で舐める。
「ひゃぁあぁっ!!」
その瞬間、アンジェレネは飛び上がるように痙攣しーーーー体をぐったりとさせた。
「イっちまったのか?アンジェレネ」
荒い息を吐くアンジェレネの耳元で囁く。
「とーまの舌ぁ……ひもちよすぎてぇ……」
もう呂律も回らず、目も焦点を失っている。
その可愛さにたまらなくなった当麻はアンジェレネの下着を全てはぎ取った。
「アンジェレネのここも綺麗だぞ」
アンジェレネの秘陰は年に似合わずとても潤っていた。
当麻はまだ絶頂の余韻に浸るアンジェレネの股間に顔をうずめた。
「んっ……ふぁあっ!!」
絶頂を迎えたばかりだというのに少女の体は敏感に反応した。
「アンジェレネのここ…美味しいよ」
ぺろっ……ぴちゃぴちゃ…にちゃ……
「そ…そこは汚っあぁっ!!んぁあっ!!」
「汚くなんかねーよ」
と当麻は溢れ出た愛液を舐めとる。そして奥へと舌を入れる。
「ひっ…あぁああ!!もう……イっちゃっ、イっちゃうぅぅうっ!!」
ぴゅっぴゅっ!ビクン!
「ふぁぁああ………」
再び絶頂を迎えたアンジェレネに当麻が覆い被さる。
これから起こる事に想いを馳せたアンジェレネはうっすらと笑みを浮かべた。


続く

169:名無しさん@ピンキー
08/08/29 17:41:08 bBDtXTzp
一体君は朝から何をしてるんだ…。


素晴らしい。もっとやれ

170:168ことゼロ
08/08/29 20:46:03 BCRKvaPg
「じゃあ……挿れるぞ?アンジェレネ」
「あ……ちょっと待ってください」
「どうした?」
「先に…お口で味あわさせて頂きます」
そう言うが早いか、当麻の分身にしゃぶりつく。
「くぅ……っ!!」
アンジェレネのフェラはぎこちなく、決して巧くはなかったが、逆にそのぎこちなさが快感を呼ぶ。
だが、一番のポイントはそこではない。
(顔………可愛すぎる…っ!!)
当麻のモノを根元までくわえ、顎から胸までを自身のよだれと当麻の先走り汁で汚し、顔は紅潮し目の焦点は合っていない。
更にはマンコから愛液を止めどなく垂らしている。
堕落したシスターの姿が眼前にある。
これを可愛いと呼ばずに何というのだろうか。
「ん…んじゅ…ぺちょ…んぐぅ…」
生まれて初めての快感に射精の兆候が現れる当麻。
「うっ…くっ………で、出るっ!!」
とっさに無意識にアンジェレネの頭を掴み引き寄せる。そしてーーーー
どびゅっびゅるるどぷっ!!
「んむぅうぅぅうっ!!」
口内発射されたアンジェレネは苦しげに呻く。
射精が終わってもアンジェレネは口から抜こうとはせず精液を嚥下した。
やっと口から抜いたアンジェレネはぼーっとした表情のまま足を大きく開き「挿れて…」と呟いた。
ここまで来たら躊躇う事など無い。
当麻は分身を陰唇に押し当てると、一気に貫いた。
「あはぁあああっ!!」
満面に喜びを表し、アンジェレネは大きく仰け反った。
彼女は処女だったらしく破瓜の血は流れたがあまり痛くなさそうだ。
おそらく大量の愛液で滑りが良くなっているからだろう。
「それじゃ……動くぞ」
当麻は告げると、最初はゆっくりと、徐々に叩きつけるように彼女を突き上げた。
「あぁっ!あんっ!いっ良いっ!んぁあっ!!」
突き上げと同時に嬌声を響かせるアンジェレネ。
「くっ……!気持ち良いぞアンジェレネ!!」
当麻が叫ぶ。
愛する人とセックスし、更には自分の中が気持ちいいと言ってくれる……彼女にとってこれほど嬉しい事は無かった。
「も、もうイくぞ…アンジェレネっ!」
ラストスパートをかける当麻。
「とうまぁあ!!膣に、中に出してぇええぇっ!!」
アンジェレネは叫びながら腰を振る。
「い、イくっ!!」
どびゅっびゅるるどぷっどぷっごぽっ!!
子宮に中出しされたアンジェレネは朦朧とする意識の中、あまりの快感に失神したらしい当麻に抱きつきそのまま眠りについた。


終わり。

171:161
08/08/29 22:19:17 eor658JB
あっはっはこのわたしのエクスカリバーがビンビンになっているではないかwww、あと最初に言っておくべきだったがイィものをありがとうそしてついでにアンジェレネとおまけでサーシャに「興味」がありますが何か問題でも?

172:名無しさん@ピンキー
08/08/29 22:33:48 2k5FLDaU
>>171
興味の意味を詳しく知りたいが…抱いている気持ちは恐らく同じだ。

173:ゼロ
08/08/29 23:02:04 BCRKvaPg
リクエストしてくれれば書きますよ~

174:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:13:22 EMUUNj/q
今月の電撃大王の表紙!なんという百合…!!文字通り電撃(百合)女王…!!!

…百合リクエストしちゃダメ?

175:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:19:48 jsipKShP
>>173
貴方の漢気に敬意を払います。
ところで、
『五和と上条が朝から裸エプでイチャイチャ』
というのをリクエストしたいのですが、よろしいでしょうか?

176:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:21:46 LLbBqhjd
>>175
そこにミサカ妹が乱入してきて更にそれを追ってきた美琴も乱入してきてさらに(ry

177:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:23:15 Zc7HqxxA
リクエスト:sageてください

178:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:51:21 2k5FLDaU
>>175~176
貴様等、分かってるじゃないか…


ところで堕天使エロメイドもいいかなと思うんだが

179:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:06:45 c4yGx7CX
姫神と巫女さんプレイも頼みます

180:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:11:25 BQfmIC9s
めんどくさいから右手を封じられたカミジョーさんに分身魔法がかかって
全キャラとやってしまえばいいんだよ。

181:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:15:21 19SxFnoQ
>>180
いくらなんでも分身させすぎじゃね?

182:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:21:37 BQfmIC9s
>>181
1人が2人に、2人が4人に、4人が8人に…
8回か9回くらいでいいじゃないか。

183:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:38:40 19SxFnoQ
>>182
自分的に名前が分かるキャラ、具体的な人数の分かる団体で女は10246人位かな?
(確証は全く無いけどね!)
だとすると、まあ12回程か。

184:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:44:03 BQfmIC9s
>>183
指折って数えてたんだけど折り返してたの忘れてて5回くらい少なかったwww
恥ずかしすぎるwwwちょっと姫何とかさんの所行ってくる。

185:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:45:45 PNhNJgP2
土御門にけしかけられ積もり積もった恩を返すべくお礼を(もちろん性的な意味で)しにきたねーちん
神との相似性が無くなり聖人の力を失ってしまうとか何とかの理由で
処女だけは守らないといけないがそれ以外なら、と上条に話を持ちかける

処女アナル調教ktkr!!

俺に向かってこの電波を発信したやつは早く執筆作業に取り掛かるんだ

186:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:56:31 BQfmIC9s
「ほ、ほんとにいいのか?」
「はい。こんなことで今までの恩が返せるとは思えませんが…」
「いやっそんなことは無いと思うぞ。むしろ返しすぎのような気もしないでもないとカミジョーさんはry」
「では御願いします。」
にべもなく言い放つ神裂のアナルに人肌に温めたお湯を注入すべくチューブの先を



無理だな

187:名無しさん@ピンキー
08/08/30 01:09:01 19SxFnoQ
書きたいのに、色々書きたいのにっっっ!
………無理ですorz
やっぱエロは偉大で難解だ。(?

>>184
俺も今桁間違えてたことに気付き赤面ww
ちょっとお姉様にビリビリ喰らわされてくる
…今、「美琴に倒された方は気が付くまで妹達に看病されてます」みたいな電波受け取ったんだが

188:名無しさん@ピンキー
08/08/30 01:59:23 0KGU8E/y
誰かアニェーゼ書いてくれ…。
おいちゃんのを何度読み返したことか…。

189:名無しさん@ピンキー
08/08/30 07:21:55 aKixH4RH
百合ってなに?

190:ゼロ
08/08/30 07:34:41 aKixH4RH
まとめると
・五和の裸エプにミサカシスターズ乱入
・堕天使エロメイド
・姫神巫女プレイ
・当麻分身
・神裂をアナル調教
・アニューゼ物

こんな感じですかね?
時間はかかりますが書いていきます

191:名無しさん@ピンキー
08/08/30 08:26:37 eqCbCDPp
つまり百合は無理と。
…いいもん、いつか自分で書くもん。

192:ゼロ
08/08/30 08:28:40 aKixH4RH
「起きてください当麻さん♪」
「ん……ふぁあああ。良く寝………ちょっと待て今のは……?」
起き抜けの当麻が見たのは……
「おはようございます」
「いっっ五和っ!?」
彼女は天草十字凄教の五和。
二重が特徴の少女だ。
「何で俺の部屋に……てか何だその格好!?」
「先日アックアの時にあれだけ助けてもらってお礼も出来てないので…その……お気に召しませんでした?」
(いやお気に召すとかじゃなくてそれはヤバいだろ横から胸丸見えだし五和って巨乳なんだなじゃなくてまさかの裸エプロンかよ!!)

そう、彼女は裸体の上に直にエプロンを着けていた。即ち裸エプロンである。
「お好きな事をなさってかまいませんよ」
にっこり笑う五和。
その可愛さとエロさにもとから少し硬かった当麻のモノが一気にそそり立った。
「あっ………ご、ごめん」
慌てる当麻に
「良いんですよ。…私に欲情してくれたんですね…嬉しいです」
と言いつつ五和は当麻に口付ける。
「んちゅ……くちゅ…にちゃ…んん」
ぴちゃぴちゃ……室内に卑猥に舐めあう音が響き渡る。
そして瞬時に当麻のパンツとズボンを脱がす当麻。
それはもう痛そうなくらい腫れていた。
彼女はモノを撫でながら
「こんなに硬くなって…鞘に収めてあげます」
え?と硬直した当麻の眼前で五和はエプロンを捲った。
そこには、潤いすぎて滴っている陰唇があった。
「入れますね」
「ち、ちょっと五和サンっっ!?」
当麻の抵抗虚しく
ずにゅう!!ぬぷぬぷぬぷっ!!
「はあぁぁぁぁんっ!!」
体を弓なりに反って快感を露わにする五和。
そしてそのまま上下し始める。
(くっ……五和気持ちよすぎるっ!つか騎乗位って楽だな)
ずぷっぐちゅっぐちゃっ!
五和のあまりの巧さに早くもイキそうな当麻。
だがそれは五和も同じだった。
「はっ…当麻さんのっ…おっきくてっ……あぁんっ!も、もうイクぅぅううっ!!」急激な締め付けに耐える当麻だが遂に
「くっ!俺ももうっ…!!中に出すぞ!!」
「あぁああっ!!中に出してぇ!孕ませてぇぇぇええっ!!」
どびゅっびゅるるどぷっごぽっどぷっ!!
朝一番の濃厚な精液は五和の子宮へと吸い込まれた。
荒い息を吐く五和はうわ言のように
「これで当麻さんの子供を……」
え?とフリーズした当麻が詳しく聞こうとしたその時、
「ガラッ」という音とともに
窓が大きく開け放たれたのだった。


193:ゼロ
08/08/30 08:29:45 aKixH4RH
>>191
その……百合って何です?

194:名無しさん@ピンキー
08/08/30 08:34:50 eqCbCDPp
>>193
エロパロにいて本当に知らない人がいるとは思わなかった…
「女同士のイチャコラ(エロ含む)」が正解
ぶっちゃけ黒子

195:名無しさん@ピンキー
08/08/30 08:41:18 eqCbCDPp
…黒子、が望んでいる事。彼女は典型的な「百合キャラ」である。

196:ゼロ
08/08/30 08:51:04 aKixH4RH
そういうことですか。
なにぶんまだガキなもので………
時間がかかりますが書いていきますよ

197:名無しさん@ピンキー
08/08/30 09:01:25 eqCbCDPp
>>196
貴方はネ申か。…つか本気で全てのリクに応えるのか…別板でたまに職人してる俺は尊敬する。

198:ゼロ
08/08/30 09:14:59 aKixH4RH
そこにいたのはーーー
「御坂っ!?いや、御坂妹かっ!?」
「一体朝から何をしているんですか、とミサカは穏やかに尋ねます」
「えっと…その……」
「……自慰ですか?とミサカは核心をつきます」
「…………?」
横を見ると五和がいない。
おそらくまだいるが隠蔽の術式で見えないようにしているだけだろう。
「そ、そうなんだよ~っつかカミジョーさんにはプライベートってもんがねーのか!?」
「後半はよく分かりませんが自慰をしてたなら好都合です、とミサカは玄関の鍵の開けます」
「……?」
ズボンをはきながら訝し気にする当麻。
だが次の瞬間その顔が驚愕に染まった。
「み、御坂!?」
そこに顔を真っ赤にして俯いた御坂美琴が立っていた。

姉妹二人で当麻の前に正座し、御坂妹が話し始めた。
「私達二人はあなたに恩返しがしたいのです、とミサカは単刀直入に言います。」
「へっ?お礼なんていらねーよ」
「いいえ、それでは私達の気が晴れません。そして考えた結果これしかありませんでした、とミサカはお姉様に同意を求めます」
御坂は真っ赤なまま当麻をちらりと見て、頷いた。
「おぃ、一体何を…」
「ではお姉様参ります、とミサカは戦に赴きます」
当麻の言葉を遮り御坂妹と御坂がが飛びかかってきた!!
避けることも出来ずそのまま組み伏された当麻の耳元で御坂妹と御坂が淫靡に囁いた。
「ではご奉仕を始めます、とミサカは宣言します」
「今日という今日は……いっぱい愛してもらうんだから」
そして彼女たちの戦いが始まる。



199:名無しさん@ピンキー
08/08/30 09:31:26 CmKM41tc
だからまずsageろと

200:ゼロ
08/08/30 09:44:19 aKixH4RH
sageってどうするんですか?

201:名無しさん@ピンキー
08/08/30 09:49:16 Vc48BXfo
( ゚д゚ )目欄にsage

202:ゼロ
08/08/30 09:50:34 aKixH4RH
本当にすいません。
最近来たばかりで……

203:名無しさん@ピンキー
08/08/30 12:26:18 FrPqRsrT
>>201
こっち(ry

204:名無しさん@ピンキー
08/08/30 13:57:36 VU4nGtzb
20歳未満は帰れ

205:名無しさん@ピンキー
08/08/30 14:02:37 BQfmIC9s
R18になったんじゃなかったっけ?

206:161
08/08/30 14:38:54 pvnufL8/
サーシャ!サーシャ!

207:名無しさん@ピンキー
08/08/30 14:52:10 pvnufL8/
サーシャやらアンジェレネが好きな俺ってやっぱロリコンかな?

208:名無しさん@ピンキー
08/08/30 15:40:16 vYzVcuET
じゃあアニェーゼが好きな俺もロリコンかな?

209:ゼロ
08/08/30 16:31:34 aKixH4RH
「はぁっ…んちゅ…ぺちょ…」
「んん……あむっ……んちゅ…くちゅ…」
当麻はぼんやりしながら目の前の光景を眺めた。
自分が以前助け出した少女二人が自分のモノを二人仲良くくわえ、舐めあげている。
二人で不規則に舐めてくるため予測できない。
射精の兆候が訪れる。
「うっっ!で、でるっ!!」
どぷっどくん!!
「きゃあっ!!」
「に、苦いですがこれがあなたの味なのですね、とミサカは命の味に感動します」
顔をべとべとにして、恍惚とした表情をする少女たち。
欲望を抑えられない当麻は先に御坂を抱きしめる。
顔を真っ赤にした御坂はゆっくりと目を閉じ、足を開き「……優しくね?」と小さく囁いた。
普段は勝ち気な彼女がここまで大人しくなることに、当麻は不思議な感慨を覚えた。
体を愛撫しながらモノを陰唇に押し当て
「……いくぞ?」
と囁いた。美琴が頷いたのを確認しゆっくりと侵入を開始した。
ぶつっ!と何かが弾ける感触がした後、破瓜の血が流れ出た。
「わ…悪い御坂!今抜く…」
「抜いちゃダメっ!最後まで…お願い…」
据え膳食わぬはなんとやら。
頷いた当麻はピストン運動を開始した。
「あっあっあん!んあぁ!」
御坂が大きく喘ぐ痴態にイキそうになる。
我慢するが耐えられない。
「御坂っ……!俺っもうっ…!!」
「私もっ……もうっ!!イクぅぅううっ!!」
イク瞬間に当麻は御坂の膣から抜いて御坂の尻に射精した。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
御坂はどうやら失神してしまったようだ。
荒い息を吐く当麻に御坂妹が「もう待てない」というように体に覆い被さる。
騎乗位だ。
御坂妹の秘陰は滴るほどに潤っていた。
腰が下ろされ一気に御坂妹のお腹に埋没した。
「ああぁぁぁんっ!!」
弓なりにする御坂妹。だが破瓜の血は流れてこない。訝し気な当麻に
「あなたの事を思って自慰していたら破れました、とミサカは吐露します」
そこまで想っていてくれたのか。
嬉しくなった当麻は思いっきり突き上げ始めた。
「ひうっ!あうっ!ああぁぁぁん!」
嬌声をあげながら腰を振る御坂妹。
胸を揉みしだきながら突き上げる当麻。
そこにいるのはセックスに狂うオスとメスだった。
「み、御坂妹っ!も…もうっ!」
「中にぃ、中にだしてええぇえぇ!!」
どぷっごぽっごぽっびゅるる!!
御坂妹の膣に出された精液は静かに子宮に染み渡っていった。

この後御坂妹が妊娠し一騒動起こすのはまた別の話。

210:ゼロ
08/08/30 16:38:56 aKixH4RH
>>204
そこまでガキでは無いです

211:名無しさん@ピンキー
08/08/30 17:07:03 P1nPwRD3
半角カタカナ読みづらい。
何か意図あり?

212:名無しさん@ピンキー
08/08/30 17:58:43 Tx6fqOqE
>>210
クマー

213:名無しさん@ピンキー
08/08/30 22:19:33 lFgPl/pJ
やけに進んでると思ってwktkしてたら中味がwww

214:名無しさん@ピンキー
08/08/31 01:24:40 GmU9NCZx BE:1394399669-2BP(0)
五和かわいいよ五和ハアハア(´∇`)

215:名無しさん@ピンキー
08/08/31 04:12:36 8P+GGR6q
VIP見ながら夏だなぁネタもそろそろ終わりだなと思ってたら、久しぶりに来た禁書スレで遭遇するとは思わなんだ

216:名無しさん@ピンキー
08/08/31 09:06:47 gZF+j9vf
今月の電撃大王の表紙は一生保存モノなんだよとうま!

217:名無しさん@ピンキー
08/08/31 09:49:08 Bt01ndlh
あなたいなかったじゃないすかw

218:名無しさん@ピンキー
08/08/31 13:53:20 puOYaGqP
付録の表紙はなんか小学生に見える


219:名無しさん@ピンキー
08/08/31 13:58:20 PL7uPMdv
付録はぷにっとしてるから幼く見えるよね。

220:名無しさん@ピンキー
08/08/31 18:29:44 doI63Zcf
リクエストしては見たがアニェーゼ物書いてくれる人が居るとは思わなんだw

221:名無しさん@ピンキー
08/08/31 18:58:02 gZF+j9vf
事実黒子は数ヵ月前まで小学生だったわけだし。

222:名無しさん@ピンキー
08/08/31 21:06:26 Sf37027b
サーシャ物って何でほとんどがイイとこで終わってるんだろう?呪われてんのかな?            余談だがギアスでルルが皇帝になっちゃったなー

223:名無しさん@ピンキー
08/08/31 21:39:35 f9zFE5jF
うわあ、びっくりした。まさかこんなところでネタバレるとは。
これは、いつもアーニャとアニェーゼを言い間違える罰かな?

224:名無しさん@ピンキー
08/08/31 23:52:21 Sf37027b
だから、愛だよ、ね、とうま

225:名無しさん@ピンキー
08/08/31 23:52:34 vaoYlUpK
賑わってますね。

ええ…随分と遅くなりました。sunnydaysの者です。
前回が8月上旬でしたが、今日はもう8月終わりという…。

申し訳ありません。時間が空いたわりに内容もあれですが、数レスお借りします。

226:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 10
08/08/31 23:56:38 vaoYlUpK
ようは、『メンバー』傘下の集団だっただけに、同等の機密で守られていたという事らしい。
敵の構成員の情報は、細かなプロフィールはもちろん、名前や素顔なども一切不明。
―これでどうやって捜せというのか。
「手がかりが探知機だけって、何の冗談だよ……」
ソファーに腰掛けた浜面は、手の中の小さな機械を見つめて、ぼやく。
折りたたみ構造の機械には、小さな液晶画面とボタンが付いていて、一見すると携帯ゲーム機
のように見える。その中身は、特殊な電磁波や放射線を検出する機能を備えた、簡易探知機だ。
もしも相手組織が、学園都市から何らかのハイテク機器を持ち出しているなら、これで捜せる
……かもしれない。
他にも、携帯電話のような形の集音マイク、腕時計型の動体感知器(モーションセンサー)な
ど、無駄にハイテクの粋を集めた機器が、浜面の前のテーブルに、山と積まれていた。
午前中、浜面はこれらの機器を持たされ、炎天下の浜辺を延々と歩かされたのだ。
どうりで、と思う。
まともな当てがあるなら、あんな方法を取る筈がない。
……っていうか、休憩してカキ氷突いていた事で、なんで全員に奢らにゃならんのか。
「不条理とかいうレベルじゃねぇな」
「何か言いましたか?」
独り言に答えて、向かいでパソコンを叩いていた絹旗がこちらを見た。既に水着から、袖なし
シャツにオーバーオール、下はデニムのミニスカという服装に着替えている。
「なんでもねえよ。つか、お前はどう思ってる? 探知機もって浜辺をウロウロしてれば、
そのうち見つかるって、本気で思ってるか?」
「まさか。さすがにそんな超低確率な方法で見つけられるなんて、誰も思ってません。
あと、あなたの独り言は超キモいので、やめてください」
ねぎらいどころか、徒労をけなすような一言+純然たる罵声を喰らって、浜面は心で泣く。

227:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 11
08/09/01 00:01:54 vaoYlUpK
そこはキャンピングカーの中だった。
『アイテム』の都市外での活動に際して貸与された装備で、アメリカ製の本格的な野営用だ。
全長8メーターに及ぶ長大な車両。胴体の横のドアを開けて入れば、そこは4人席のリビングで、
右手奥にベッド、左にはキッチンとトイレが備え付けてある。手狭なのは仕方ないが、住み心地
は悪くなさそうだった。
(この、ごちゃごちゃした機材さえ無けりゃな)
うんざりと視線を巡らせれば、リビングが怪しげな機械で埋め尽くされている光景が、見たくな
くても目に入ってくる。
プラスチックの箱や、ミシンに似た機械類―実体は特殊通信機、レーダー、簡易分析機、その他、
得体の知れない機器の類―が通路を塞いで並び、テーブルはパソコンとモニターに席巻されている。
秋葉原あたりの、年季の入ったジャンク屋のようだ。
その真ん中で、絹旗は3つのモニターに囲まれて、ドラムのようにキーボードを叩き続けていた。
―速い。というか、本当に意味のある入力を行っているのか? とさえ思う。
それは見た目だけなら、子供が面白がって、滅茶苦茶に叩きまくっている光景に似ていた。
これは絹旗が小柄なせいもあるかもしれないが。
「今、超失礼な事を考えましたね」
「え、な、なにをおっしゃる」
ジロッと、どんぐりまなこに睨まれ、浜面は小さくなる。
小さく鼻を鳴らして、絹旗はドラムロールのような打ち込みを再開する。
「―で、さっきから何を気にしてるんです」
「いや、なにやってんのかな、と」
「見てのとおり、ネット調査ですよ。連中の足跡を探してるんです」
「分かんのか? たしか向こうも高レベル機密に守られてるんじゃ?」
「中核情報自体は。向こうも抜け目がありませんね。『メンバー』のデータバンクにも、
彼らの情報は見つかりませんでした。多分『メンバー』壊滅直後に、自分達のデータを
消していったんでしょう」
しかし、と絹旗は言葉を続ける。
「現在も活動を行っている以上、彼らは今も、刻々と、どこかに足跡を残している筈です。
そして彼らを守っていた『メンバー』はもう無い」
そこまで、言葉を吐き出すと同時に、一息にコマンドを叩ききって、絹旗は顔を上げた。
「分かりますか? 今彼らは、自分達の力だけで活動を続けているんです。それなりに隠密の
心得もあるでしょうが、しょせん『メンバー』程ではありません。必ず綻びが出来ている筈です」
「それを捜している、と」
「ぶっちゃけ、こっちの方が本命です。あなたの盗撮行脚は、囮程度の意味しかありません」
盗撮。
あまりの言葉に目眩を覚えるが、考えてみれば、こんないかがわしい装備で一人夏の浜辺を
うろついていたのでは、誤解されても仕方ないかもしれない。
白く枯れる浜面を無視して、絹旗はパソコンの蓋を閉じ、立ち上がった。
よたよたと危なげに機材を避けて、キッチンに入っていく。なにか飲み物でも淹れるつもりなのだろう。
案の定、しばらくすると、カチャカチャと茶道具を用意する音が聞こえてくる。
―まあいい。それよりも、そろそろ交代で偵察に出る時間だったな、と思い直して、浜面はテーブルの機材のチェックを始める。

228:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 12
08/09/01 00:09:46 PNn4KmLp
携帯じみた電子音と、カチンという陶器の音が、狭い室内に響く。
……それに混じって、小さな声が届いた。
「正直、今回の仕事を請ける事になるとは、思っていませんでした」
「ん?」
「こんな地味で、退屈で、場合によっては、たいして暴れる事も出来ないうちに終わってしまう
かもしれない仕事、今までは請けてきませんでしたから」
「不満ってわけか?」
「いえ、暴れるのも嫌いじゃありません。―3度の食事やC級映画ほどではありませんが」
だから、不満というわけではないんです、と絹旗は言う。
「ただ、少し新鮮で、―少し、驚いてます」
「外で遊べる口実に、飛び付いただけなんじゃねえのか」
くすっと、笑い声が聞こえた。
「かもしれませんね。超あり得る事です」
そして、彼女は穏やかな調子で言った。
「なんだか、変わりましたね」
普段取り澄ましている彼女の印象とは違う、自然で、親しみの込められた声音。
なにが、と問い返すべきか、浜面は少し迷う。
絹旗は、両の手に湯気の立つマグカップを持って、こちらに戻ってくるところだった。
「飲みますか?」
「ん、ああ、すまね」
夏場に熱い物はぞっとしないが、冷房の効いたキャンピングカーの中では、むしろこっちがありが
たい。カップを受け取って、浜面は中身を確認する。
「コーヒー……ブラックか」
「はい。苦手でしたか?」
「いや。ありがたく頂くよ」
ズズッと口を付ける。
苦いことは苦い。しかし飲めないほどではない。
むしろ適度な酸味や、深い香りがきいてて、爽やかな味わいだ。インスタントでは、こうはいか
ないだろう。
「美味いな。ちょっとした喫茶店並みじゃねえのか」
「おだてても、二杯目はありませんよ」
すまし顔で答える絹旗の声は、やはり少し弾んでるような―。
「……お前こそ、なんか変わったな」
「そうですね。変わったといえば、そうかもしれません」
カップを両手で支えて、ゆっくりと傾けながら、絹旗は一つ一つ言葉を絞る。

229:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 13
08/09/01 00:15:10 PNn4KmLp
「以前は、皆との付き合いも、あくまで仕事の一環でしたから。楽しいと思うことは無かったです」
そう言われて浜面が思い出すのは、独立記念日の事件以前の絹旗。
幼い外見に似合わず、常に理知的で、超然としていて、どんなに衝撃的な場面でも、厳しい局面でも
、動揺を見せなかった少女。
心強くはあったが、逆に仲間意識は覚えづらかった。
(下働きのレベル0に茶を淹れてくれるなんて、夢にも思えなかったよなぁ)
ホッと息をつき、感慨に浸る。
実際のところ、絹旗最愛という少女について、浜面が以前よりも知り得た事はたいして無い。
彼女がどんな過去を背負っているのか、どんな因果で『アイテム』に入る事になったのか、これから
どうしたいのか。そういった事を、浜面はまだ知らない。
否、それは絹旗だけに限った事ではなく、全員同じだ。
逆に浜面の事も、本当の意味では、彼女達は知らないだろう。果たして、知りたいと思っているのか
どうかは分からないが。
理解しあえるような機会が、この先くるのだろうか。
(……なるようになるしか、ならねえよな……?)
誰に対する、何の言い訳なのか。分からない言葉を胸中で呟いて、浜面はカップの残りを干す。
「まあ、変化という点では、むしろあなたが一番変わったんじゃないかと思いますが」
そう言って、絹旗はニヤッと、嫌な笑い方をした。
―なんとなく、話が苦手な方向に流れていく。
その事に気づいて、浜面は敢えてわざとらしく、明るく言った。
「ああ、そう言えば! 最近俺、映画見てねえんだよなぁ! なんかお薦めのって、なi」「今一番ホットなのは『突き指カンフーVS空飛ぶアイアンメイデン』ですね。ワイヤーが見えてるような、安っぽいアクションと演出ですけど、それがまた逆にいい味を出していて―」


230:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 14
08/09/01 00:22:38 PNn4KmLp
「お、そr―」
「役者の演技はこのさい置いてください。むしろ微妙な大根演技で、前後の脈絡の無いドラマと
活劇が繰り広げられるのがいいんです。飛び散る瓦と爆発する墓石が、この映画の全てです」
―突如として怒涛のように切り替えされた言葉に、浜面は目を白黒させる。
口が挟めるような勢いじゃない。決壊した川みたいに、うかつに踏み込めば巻き込まれ、押し流されてしまう。
「同系列の作品なら『チャイニーズ・ゴースト・バスターズ』なんかもいいですね。センスがいいのか悪いのか、超微妙な演出ばかりですが、
あの爽快な馬鹿馬鹿しさと、惜しげなく撒き散らされる火薬は、単なるいい映画では味わえないものです。あ、第一作だけに限りますよ。
二作目以降は話になりませんから」
「いや、その」
「『テンプラード』もいいですね。演歌ロックなんていう、超外しまくった創作音楽をメインBGMに据えたせいで、どうしようもなく上滑りしてて、仇討ちシーンでも笑わずにいられないという……」
…………。

続く。

まだ続く。

まだまだ、続く。

(―もういい、もういいから……)
無限に続くかと思われる絹旗の喋り。
しかしそこに前触れ無く割り込んだ音が、独演に終わりを告げた。
J―POPの間延びしたメロディが、テーブルに放ってあった携帯から流れ出す。


231:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 15
08/09/01 00:23:36 PNn4KmLp
「―それで、何故か片手に白い鳩を、「はいぃ、もしもしぃっ!」

浜面は、大急ぎで飛び付いていた。
『……薄気味悪いくらいのハイテンションだね。まさか、なんかやらかした?』
「なっ、ち、違う。ちょっと雑談で盛り上がってただけだ」
『いいけどね。時間、忘れんなよ』
言われて、浜面は時計を見た。
内心で舌打ちする。外回りの交代時間を少し過ぎてしまっていた。思わぬ映画談義の不意打ちで、
時間を忘れてしまっていたようだ。
『フレンダと滝壺は、もうそっちに向かってるから。あんたは今から出て』
「りょーかい」
通話を切って、テーブルの上の機材を手早く身に付けると、「それじゃ、続きはまた今度な!」
言い置いて、外へ飛び出していった。

「残念です。スコット監督の作品について、これからじっくりと語り明かそうと思ったのですが」
閉じたドアを見て、絹旗がそっと呟いた。
「最近のあなたは、見ていて飽きませんね」
そう思うのは、浜面仕上という少年の変化なのか。それとも、彼を見ている絹旗自身の変化なの
だろうか。
「不思議ですね。ここにいる理由なんて、単なる利害の一致だけだった筈なのに」
浜面だけではなかった。
仲間達の変化。そして、それに対する自分の印象。
不思議と包容力を感じるようになった麦野。
仲間を気遣い、スタンドプレーを控えはじめたフレンダ。
時折、自発性を見せるようになった滝壺。
落ち着いて見つめ直せば、仲間達はずいぶんと変わってきている。
チームとしての変革期を迎えているとも、言えるかもしれない。
―それが、嫌いではない。
「わたしの、居場所」
声に出してみると、妙に面映かった。
ガラではないですね、と呟いて、しかし絹旗の笑顔は、汗みずくに
なったフレンダ達がドアを開けるまで、消える事はなかった。

232:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 16
08/09/01 00:26:34 PNn4KmLp
***

「手が回っている?」
「ええ、学園都市側の『掃除屋』が近くまで来ている、と」
蛍光灯の光が白々と映える、コンクリートのうちっぱなしの部屋。
窓の無いその場所には、3人の人間がいた。
ジーンズにTシャツというラフな恰好の少年がもたらした報告に、黒スーツの男は唇を噛む。
「いつかは来るだろうと思っていたが」
「少し前からネット上での連絡を発見され、監視されていたようです。発覚後にポイントは
全て潰しておきましたが、もはや、ここまで来るのは時間の問題かと」
緊張に強張った少年の声に、男は舌打ちで答えた。
「やはり馬場の助け無しでは、電子戦で勝ち目は無いか。やむを得んな、撤収の準備だ。
場合によっては、ここを破壊する必要もある」
「……それでは、私の要件はどうなる?」
割り込んだのは女。それも日本人ではない、浅黒い肌に、面長の顔をした、ラテンアメリ
カ系の女性だ。
耳が出るくらいの短い髪は、一見すると少年のような印象を与えるが、丸みを帯びた頬の
輪郭と、胸部の膨らみが、間違えようのない女性の特徴を示している。
菱形様の対角線が刺繍された、青い貫頭衣―南米の民族衣装であるポンチョを身に付け、
固く腕を組んで壁に寄りかかったまま、彼女は低く声を絞る。
「状況が変わったので契約は中止―それでは困る」
「イスカリさん、この状況では、学園都市への内偵を続けるのは無理です。機会を改めた方がいい」

233:夏よ過ぎ去れ、速やかに ――Sunydays 17
08/09/01 00:29:34 PNn4KmLp
イスカリと呼ばれた少女は、目を細め、少年を見、ついでスーツの男を睨む。
土の香りを思わせる、エキゾチックな容貌の中で、細められた瞳が黒曜石のような光を放つ。
「ケンイチ、依頼の放棄は許すわけにはいかない。不本意ではあるが、私とてこのままおめおめと
帰るわけにはいかないのだ。―承知しているな、ミスタ」
「なんと言われようと、実際に敵が迫っている以上、是非もない。健一、敵の情報は?」
「……『アイテム』、だそうです」
少年の答えに、今度こそ男の表情が凍りついた。
「まさか、クソッ! …いや、しかし」
せわしなく口の中で何かを呟き続けた後、男はゆらりと顔を上げた。
「本当に『アイテム』が差し向けられたならば、…早急に撤収準備をしなければ」
「しかし、貨物や情報は? 放置すれば、さらに追跡を許す手がかりになっちまいます」
「優先度Aを残して破棄だ。準備を進めろ。だが」
言葉を切り、男は少女を見た。
「イスカリ、あなたには『人払い』の準備をお願いする。万一の時は戦闘となる。つまらん騒ぎは
ごめんだろう。内偵は逃げ延びた後に再開すればいい。死ぬか捕まれば、それも不可能となるぞ」
「……致し方ないな」
沈むような声音で言って、女は腕組みを解き、己の腕を見つめる。
その細い手首には、双頭の蛇が絡み付いている。
淡い緑―静謐な湖水を思わせる色の宝石で作られた、腕輪。
「超能力者……考えようによっては、私の力がどこまで通用するかを試す、いい機会か」


(続く)


234:名無しさん@ピンキー
08/09/01 00:34:58 PNn4KmLp

以上です。
……っていうか、途中で気付きましたが、前回ご指摘頂いたタイトルが直ってませんでしたね。
sunnydaysです。 ヤッテシマッタ

そして、今回とうとうオリキャラを出してしまいました。
原作を重んじる人にとっては、中々難しい要素だと思います。
最大限、不自然にならないよう気をつけたいと思いますが、
ご不快になられる方、いらしたら、申し訳ありません。

235:名無しさん@ピンキー
08/09/01 00:54:18 2V3OB9W4
あぁはやく続きが読みたい。
敵側で出すならオリキャラでも嫌になる人少ないんじゃないかな?
と勝手に言ってみる。

236:名無しさん@ピンキー
08/09/01 02:27:21 PxD8Ysg0
ミスタと言われると炎髪灼眼のペンダントと同名のラージャさんが
出てくる作品を思い出す

…マシュマロマンに食われてしまえ乙

237:名無しさん@ピンキー
08/09/01 02:28:50 wEp6SMlW
貴方の書くSSでなら一向に構わん
続き超期待してる

238:とある彼女との恋愛起床
08/09/01 17:19:41 +bG3CTsP
太陽が昇る。アパートの窓に差し込んできた陽光に自然と眼が細まった。
身体を包む気怠さを振り切り、さて起きよう。と、身体を起こす。
ふと視線を下げれば、未だ隣で寝息を立てている少女の裸体が白く光に照らされていた。
生乾きの汗やその他の液体が光に照らされ、眠る少女を淫猥に飾っている。
が、こんなのはいつもの事であり、今更動揺するシーンでも無い。むにゃむにゃと幸せそうにシーツに転がる彼女を観察。
無防備な彼女の笑顔はそれだけで癒しだ。今日を生きるための活力が自然と充電される。
「・・・ん」
「お、起きたか」
寝返りをした、と上条が思った時には彼女のすべすべの頬が太ももに擦りつけられていた。
眼を細めながら自分に頬を擦り付ける彼女を見て、なんだか猫みたいだ。と、上条は思う。
彼女のさらさらの黒髪を撫でていると、彼女の意識もはっきりしてきたようだ。
とろん、としていた眼が意志を宿してこちらを見上げた。眼があった瞬間微笑む彼女はやっぱり可愛い。
「おはようございます」
「あー、おはよう」
何でもない朝の挨拶を交わして、ようやく眠気が覚めたのか。彼女はその長い黒髪を背中へ流しながら半身を起こすと、上条に抱きついた。
分厚いとは言えないが、引き締まった無駄の無い実用的な筋肉で構成された上条の胸板。
そこに彼女は贔屓目に見ても同姓の中で抜きんでたその豊満な胸部・・・おっぱいを押し当てている。
ぐにょぐにょ、とある階層の女性からしたら信じられない擬音が彼女の胸部から漏れてくる。
だが慣れているのか、本人達はそんな奇跡的な擬音を気にした様子もなく朝のコミニュケーションを次の段階に移行させる。
「ん・・っちゅぁ、はぁ」
「むぅ・・ん、んっ」
深い接吻。ディープキス。小鳥が啄む様な、なんて表現は語弊に過ぎる。
朝っぱらからそんな熱を帯びた接吻は倫理的にどうなのか。等と考え出したら、冒頭の三行で負けだ。気にしたら負けである。
そうして何分が経ったのか。お互いの唾液が橋をつくる程に舌を絡め合い、こぼれそうになる唾液を啜り合い、ようやく満足したのだろう。
彼と彼女は抱きしめ合っていたお互いの身体を解放した。
「それじゃ、風呂あびるかー」
「そうですね」
そういって微笑む彼女。先程の猫っぽさは寝起きだけなのだろう。主人の三歩後ろを実践できそうな落ち着き具合である。
朝ご飯は私が作りますいやいや俺が作るっていやいや私が俺がと喋りながらお風呂を浴びる二人。
お風呂からあがった彼と彼女は結局いつも通りに二人で朝食を作り出した。
エプロンをした彼女に毎朝の様に惚れ直す上条は、今日も彼女の背中に抱きついた。

「きゃっ」

後ろから思いっきり抱きしめる。もう、危ないですよなんて声が聞こえた気がしたけど構わず腕に力を込める。
彼女の方も満更ではないのだろう。抱きしめる当麻がうなじに顔をうずめても、くすくすと笑うだけだ。
「はやくしないと、遅刻しちゃいますよ?」
「学校休みてぇー・・・」
「ダメですよ。ほら、朝ご飯を作りましょう」
「うぃーっす」
しぶしぶ彼女を解放した上条は、朝ご飯の準備に加わる。だが彼女の調理の腕は上条から見てもかなりの腕前である

239:とある彼女との恋愛起床
08/09/01 17:20:17 +bG3CTsP
あまり手伝える事も無いんだよなー。と、彼女とこういった関係になるまでは暴食シスターの衣食住を満たしていた自負のある上条としては少々情けなく思う。
自分の家事スキルにそこそこ自信を持っていた上条故の悩みでもある。
「あ、お味噌汁作ってもらってもいいですか?」
だから、頭を唸らせていただけの自分の悩みを即座に見抜いた上でこういった台詞を言えてしまう彼女に、上条は笑い返すしかないのであった。
準備が終わって居間に料理を運ぶ。二人向かい合わせに座って頂きます。
今日の卵焼きに舌鼓を上条がうっていると、ふと目の前の彼女がそういえば、と視線をテレビから上条に向けた。
「今日は彼女が帰ってくる日ですから、お部屋の片付けが終わったら私は一回アパートに戻りますね」
「あ・・・」
考えないようにしていた日は今日だったのか。彼女との同棲もどきが始まったのは丁度一週間前。小萌先生の家でインデックスが宿泊を開始した日からだった。
何とはなしに電話でその事を彼女に話し始まったこの同棲も、今日の夕方には帰ってくるインデックスに見つからない間に終わらせなければいけない。
分かっていたことだが、今日から彼女との生活が無くなると思うと、やはり辛い。
「そんな顔をしないでください、別に今後一切会えなくなるわけじゃないんですよ?」
「そりゃあ・・・そうだけどさ」
憮然とする上条のつんつんとした髪を彼女は撫でると、微笑んだ。
「それじゃあ来週・・・付き合って貰いたい事があるんですが」
「うん?」
彼女の手元にあるのは旅行鞄。彼女が上条の部屋に来るときに持ってきた物だ。そこから取り出される一冊の雑誌。
「一緒に下見に付き合って貰えませんか?」
表紙に書かれていたタイトルを読み上げた上条は、このタイミングまでこの雑誌を出せなかった彼女の不器用さと、その愛情に微笑んだ。
「参ったな、プロポーズは俺からって決めてたのに」
「っな」
「違うのか?」
「・・・違いません」
ううー、と恨めしい声を上げる彼女の手を引っ張ってドアを開ける上条。今日の学校は休み。今決めた。
「どうせなら今行こうぜ、今!」
「えっえ・・・今ですか?」
「そう、今だ!」
慌てながらも上条の手を離さない彼女。駆けだした二人の表情は、どこまでも幸せそうだった。
帰ってきたインデックスが上条の家の居間に置いてあった結婚式場の雑誌とベッドの汚れに気付いて修羅になるまでの話だが。

240:とある彼女との恋愛起床
08/09/01 17:22:32 +bG3CTsP
エロ後のどこかの彼女と上条さんの話。
インデックスがいない間に上条さんなら結婚までもっていけるはず!
と思って書き始めた駄文でしたが、読みづらい所など申し訳ありません。
失礼しましたー

241:名無しさん@ピンキー
08/09/01 18:11:13 qlyJqdlN
畜生、素敵だぜ!!(*´Д`)

242:名無しさん@ピンキー
08/09/01 18:12:05 I+nZHEQv
俺の中では五和だったんだぜ。

243:名無しさん@ピンキー
08/09/01 18:45:13 81Sw1D2H
サーシャ?フレンダ?どっちが嫁?

244:名無しさん@ピンキー
08/09/01 18:55:43 UXPafRcB
みんな愛人です

245:名無しさん@ピンキー
08/09/01 19:10:16 dXMB1unB
ねーちんじゃないの?

246:名無しさん@ピンキー
08/09/01 19:59:41 cUpC1bFv
インデックスと姫髪でないことは確実だ。

247:名無しさん@ピンキー
08/09/01 20:01:59 I+nZHEQv
インデックスは文章中に出てるから当然として、
姫神は口調がちがうのかな?

248:名無しさん@ピンキー
08/09/01 20:24:01 abHJ3v+V
乙としか言いようがない

249:名無しさん@ピンキー
08/09/01 21:47:02 DnONcXhc
実は夢オチ。しかも相手が誰だったか思い出せない。
「不幸だーーーーッ!!!!!」



ピンポーン
「………あ?と年中終わらない不幸のバーゲンセール絶賛開催中の上条さんの家にこんな朝早くから誰か来ましたよっと……うう、チクショウ……」

さあ誰が訪れた。

250:名無しさん@ピンキー
08/09/01 21:52:11 YPm2osvw
土御門兄

251:とある
08/09/01 21:54:06 +bG3CTsP
>>249それは続きを書いてもいいと受け取ってもよろしいですか?

252:名無しさん@ピンキー
08/09/01 21:56:04 I+nZHEQv
土御門で続きを書くのか…これは大変なことになりそうだぜぃ

253:名無しさん@ピンキー
08/09/01 22:15:27 H79EbSix
妹ならまだしも兄かよ

254:名無しさん@ピンキー
08/09/01 22:17:08 VOcoP06V
>>251
何を躊躇うことがありましょうか。
存分にお書きください、否、書いて下さい。

255:名無しさん@ピンキー
08/09/02 00:05:27 HQuTqyy/
仕事でこれからしばらく留守にするんだ
その間舞夏のことよろしく頼むぜい

これで問題ない

256:名無しさん@ピンキー
08/09/02 00:10:43 fXalfLX0
追伸

舞夏に手ぇ出したら肉の一片までも絶滅させて殺るからな


257:名無しさん@ピンキー
08/09/02 00:15:39 GbnXheHt
その幻想(追伸)をぶち殺す!

258:名無しさん@ピンキー
08/09/02 00:34:31 TrtD6Jkv
やめよーぜい。カミやん、テメェじゃオレに勝てないよ

259:名無しさん@ピンキー
08/09/02 05:02:16 reiS7kM8
それがたとえ那由他の彼方でも 俺(と舞夏)には十分に過ぎる!!

そんな絶滅主義者対恋愛狂信者。
元ネタが一緒。というツッコミは。ぜったいに禁止。

260:名無しさん@ピンキー
08/09/02 09:34:33 GbnXheHt
突っ込むのはあそこで十分だ

261:名無しさん@ピンキー
08/09/02 09:57:47 TrtD6Jkv
>>260
やめよーぜい。カミやん、テメェじゃ攻めになれないよ


…………アーッ!

262:名無しさん@ピンキー
08/09/02 10:01:23 GbnXheHt
>>261
>>142

263:名無しさん@ピンキー
08/09/02 22:24:47 OEbg45Se
>>261
そのセリフだけ聞くと、土御門が攻めに聞こえる…

264:名無しさん@ピンキー
08/09/02 22:48:50 SCNMgFn9
むしろ>>114の攻守逆転という感じか

265:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:05:19 Q+WFtG8Q
日付が変わるまでにレスがなかったら、インデックスは俺の恋人、オルソラは嫁、美琴はマブダチ。オリアナは他人。

266:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:06:07 qc6FR0rM
その幻想をぶち殺す!

267:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:46:50 Q+WFtG8Q
反応はえぇw
見張ってんのかw

268:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:49:58 qc6FR0rM
日付が変わるまでにレスがなかったら、禁書とか美琴とかミサカとかオルソラとかあと姫何とかさんとかみんな俺の嫁







になったSSがそのうち投下される

269:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:53:46 qc6FR0rM
おっと吹寄とか小萌先生とか黄泉川先生とかねーちんとか黒子とか風斬とかルチアとか残念美人とかその他もろもろも俺の嫁

270:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:54:39 hjwGEurQ
とりあえず幻想砕き

271:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:55:04 Y9Fh2YXO
楽しみです

272:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:55:09 qc6FR0rM
>>270
表に出ろ

273:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:55:18 Q+WFtG8Q
残念無念、また来てねん!

274:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:00:55 qYZOJl2G
結局、幻想は幻想で終わったか…

275:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:07:09 wjM7DpCl
人の夢と書いて儚(はかない)…何か物悲しいわね…。

276:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:14:01 XSn5Qb8x
ルチアは俺の嫁

277:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:14:49 qYZOJl2G
幻想のバーゲンセールか

278:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:17:56 wjM7DpCl
頭の中で幻想のバーゲンセールや~。

279:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:21:54 W2f/JTgp
ローラは俺の(ry

ローラ好きなのは、異端なのだろうか?

280:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:32:28 qYZOJl2G
>>279
熟女好み、と理解してよろしいか

281:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:34:16 wjM7DpCl
ババ…あっ、なんか急に部屋の温度が高くなってきた気がする…

282:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:10:03 W2f/JTgp
本当に俺だけなのか…>>ローラスキー
古文調でお茶目時々腹黒なローラに萌える仲間はいないのか!

283:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:12:08 4oL25E0A
パッツンパッツンのスク水着て欲しい。
当然ゼッケンは「ろーら」で

284:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:13:15 +SGOHWNG
>>282
安心しろブラザー、ここにいるぜ

285:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:14:40 wjM7DpCl
土御門によってこれが正しい日本の水着だと信じ込まされるローラ…






あると思います!
いや、普通に好きだぜローラw

286:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:21:25 UGtIM7cE
ローラが1番
異論は認める

287:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:30:12 qYZOJl2G
みんな等しく男(キャラ)も女(キャラ)も愛してる…つか好きだって人はいないのか?その物語を構成する一人一人に魅力を感じるっつーか。


288:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:32:45 wjM7DpCl
>>287
それは前提条件だから皆口にしないだけなのさ。
ねーちんにその格好卑猥だなっていって狼狽させたい。

289:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:43:26 qYZOJl2G
ふむ…すると俺は前提止まりか。エロはわかるが、萌えは…やっぱりよく判らん。

290:名無しさん@ピンキー
08/09/04 01:47:42 wjM7DpCl
萌えの定義も人それぞれだから気にすることはない。
俺は犬猫がごろんとお腹を見せるポーズをとったときに萌えを感じる。

あと甲斐甲斐しく世話をする五和とかカミジョーさんに借りを返そうとあれこれ考えるねーちんとか
いろいろ不遇だがアタックしている姫神とかetc

291:名無しさん@ピンキー
08/09/04 02:29:19 Zc4oBAPO
お前ら実年齢数百年とかの妖怪美少女に萌えてローラ様に萌えられねぇとはどういう了見だ!!
いくらお年がアレでも風呂場でM字開脚してバタバタしてたらその下着をつうとなでてやるのが漢じゃねえのか!?

292:名無しさん@ピンキー
08/09/04 03:57:56 20U+rf5u
ふぅ…


まぁ、みんなとりあえず落ち着けよ

293:名無しさん@ピンキー
08/09/04 10:41:21 8A04zEFO
>>291
捨て犬だからしょうがない

294:名無しさん@ピンキー
08/09/04 15:21:51 Rv3UhTG7
今の勢力図はいきなり五和さんがトップヒロインの座を取ってるようですね
この作品のヒロインは移り変わりが激しすぎる
みんな超電磁砲で我慢できんのか・・・!

295:名無しさん@ピンキー
08/09/04 15:25:27 7PC/fE2o
妄想マスタリさえあればいつでもどこでもだれでもヒロイン

296:名無しさん@ピンキー
08/09/04 15:42:06 5foBWyvQ
ローラ様は神のご加護があるので、
常にピチピチですw
お手入れも全力でやってます。

297:名無しさん@ピンキー
08/09/04 19:17:59 d4qgHa55
まぁなんだ、落ち着こうぜ
(馬鹿はそう言いながら買ってきた五和モノの禁書同人を読み出した)

最近禁書同人増えてきて嬉しいんだがw

298:名無しさん@ピンキー
08/09/04 21:31:46 8HoAE55H
URLリンク(turine.homeip.net)
同人誌index_index
pass具志堅が世界チャンピオンになった日

299:名無しさん@ピンキー
08/09/04 21:35:01 7PC/fE2o
何で転載してんの?

300:名無しさん@ピンキー
08/09/05 05:46:20 SMHUZcDo
おっぱい揉みたい

301:名無しさん@ピンキー
08/09/05 09:23:28 RsYF6rhg
>>300
お相撲さんにでも頼めば?
女の子がいい?幻想(ゆめ)を見るのは止めときな


302:名無しさん@ピンキー
08/09/05 09:54:07 fDIKSOdH
ふと、過去の職人を懐かしむ瞬間がある

303:名無しさん@ピンキー
08/09/05 11:20:55 6Fe+nxwZ
しかしそれは結局のところ過去の幻想でしかないのだ

304:名無しさん@ピンキー
08/09/05 11:23:43 Rqh7A7Sr
――ならその幻想をぶち殺す!

305:名無しさん@ピンキー
08/09/05 15:45:31 bwUJp66I
やめときな>>304じゃカミやんにはなれねぇよ


306:名無しさん@ピンキー
08/09/05 16:57:48 b5duYjLW
ステイル「……何をしていたんだ?」
土御門「せんずり、さ……」



シュポー。

307:名無しさん@ピンキー
08/09/05 18:08:21 rj+gtun5
D52発進!!

308:名無しさん@ピンキー
08/09/06 10:56:33 O0rRRQJW
インデックスに短髪短髪連呼されてふと、当麻の周りの女の子には
長髪が多い(インデックス、姫神、吹寄など)と気付く美琴
 ↓
「ひょっとしてあいつロングヘアが好みなのかしら…」と一人で思い悩む美琴
 ↓
そんな美琴を心配した黒子と
「お姉様どうしたんですの?」
「…そういやあんたもそこそこ髪長いわよね」「は?」
なんて会話を交わしたりして
 ↓
悶々としたまま街歩いてる中、さらにねーちんだか風斬だかと一緒に居る
当麻を見てキレちゃって
 ↓
いつものビリビリ攻撃の後ギャースカ騒いでるうちに「別に髪の長さなんて
気にしねーよ!」って言われて美琴顔真っ赤

なんて妄想が思い浮かんだんだが誰か形にしてくれないか

309:名無しさん@ピンキー
08/09/06 11:03:56 fqEz730l
それはお前がやるんだよ!(CV:小西克幸)

310:名無しさん@ピンキー
08/09/06 11:25:08 AqhlaPAN
ここはまかせろ!だからお前は執筆作業に戻るんだ!

311:名無しさん@ピンキー
08/09/06 16:53:49 jak32hbC
ラストオーダーとアクセラレータが萌えすぐる(;´Д`)

312:名無しさん@ピンキー
08/09/06 20:41:36 uNgTibs4
>>311
その組み合わせは上条さんたちより健全に思えるんだがなぜだろう

313:名無しさん@ピンキー
08/09/06 20:42:30 BRJwpLrx
>>312
1対1だからじゃない?
カミジョーさんは10000股ってレベルじゃないし

314:名無しさん@ピンキー
08/09/07 01:35:20 C6gwr2uG
あんま上手くできなかったけど308投下。かなり長くなっちまってしかもエロはない。不満は認める。




「大体なんなのよあのちびっこは! 人のこと短髪短髪連呼してからに! あたしにゃ御坂美琴っつー立派な名前があるっての! それともなにか、髪短いのが代名詞になるぐらい珍しいってか! んなことあってたまりますか!」
 風呂に入りながら悪態をつく美琴。と、そこで何かに気づいたように言葉をとめた。
「いや、考えてみるとあの子って結構あいつといっしょにいる訳よね……。
 その上、あいつの周りってあの子初めとして何でかしらないけど巫女服の女とか仕切り屋の女とかがいる、と……」
 髪の毛を指でくるくるいじる美琴。
「普通に考えたら、あいつの周りって長髪ばっかりじゃない。っていうことは、そういうことなの?」
 そこでため息をつき、言葉をつなぐ。
「いやいやいや、でも仮に、そう仮に、ひょっとしてあいつの好みがロングヘアだとして、いや別に決まったわけじゃないんだけど、そうだと仮に仮定したりすると、あたしはいったいどうすればいいわけ?
 髪なんてそんなすぐ伸びないわよ!」
 と自分の叫び声で我に返って、美琴はぶんぶんと頭を振った。
「あー駄目だわ。こんな推測立ててももんもんとするだけだっての。のぼせたりして黒子の世話になるのは流石に避けたいしあがるか」
 ざばざばと豪快に音を立てながら風呂からあがる美琴。
 体を拭き、まだ熱い体に服をまとって部屋に戻ると、ベッドに座っていた黒子と目が合った。
 と、そこで美琴の頭脳に思考が閃く。
「ねえ黒子、そういやあんた、めんどくさがりなのに髪長いわよね」
「は? いきなりどうしたんですのお姉様?」
「あーいや、あんたさ、ひょっとしてさ、髪長いのってなんか理由あったりする?」
 まさかあいつの好みに合わせてるわけじゃないわよね、と思いつつも一応問いかける美琴。
「あ、この髪ですの? これはですね、聞くも涙語るも涙の事情があるんですの! お姉様が是非にと聞くならもう微に入り細を穿って説明させていただきますわ!
 あれはさかのぼること二年前、私がお姉様に始めて会った時のこと、」
「あ、もういいわ。べつにそこまでして聞きたいわけじゃないし」
 後輩にいきなりこんなこと聞くなんて重症だわ私、と思いつつ黒子をさえぎる美琴。
「ちょ、お姉様? それじゃなんでお聞きになりましたの?」
「いや、ちょっと気の迷いみたいなもんよ。なんか煮詰まってきちゃったし一人で散歩でもしてくるわ」
「え、お姉様? お姉様? 外行くなら私も一緒に! っていうか私とお姉様の貴重なプライベートタイムが! 得がたい二人きりの時間が!」
 まだ色々と言っている黒子を置いて外に出る美琴。日暮れまでにはまだ二、三時間あり、外はかなり明るく人通りも多い。
 そんな中を一人で黙々と歩き続けるが、結局胸の中の疑惑は渦を大きくしていた。
 そして間の悪いことに、本日本時上条当麻はアポもなく唐突にたずねてきて街の案内を頼んだ神崎を親切にも案内していた。インデックスは小萌先生の所に遊びに行っておりいない。
 ロングヘアが好みか否かを延々と悩んでいたところに当の本人がロングヘアな上に長身でスタイルもいい美女を連れて現れ、当然のようにキレる美琴。


315:名無しさん@ピンキー
08/09/07 01:40:26 C6gwr2uG
「やっぱりロングがいいのかーーっ!」
 と叫びながらレールガン発射。唐突な事態に一瞬混乱するもいい加減慣れが出てきた展開なので何とか打ち消す当麻。と、そこでようやく何がおきたかに気づく。
「うおおおやべえ! っつかこの攻撃は御坂か! いきなりレールガンで攻撃って! 下手したらっつーか気づかなかったらほぼ間違いなく上条さんの頭に通気孔が一つ開いてますよ?!
 と言うか無防備な一般人相手にサーチアンドデストロイってあなたは一体何を考えているのか説明していただきたい! そうだ! われわれは釈明を要求する! というわけで答えてください御坂さん!」
「あんたのバカ話につきあうつもりはないのよ! いいわよ! どうせロングがいいんでしょ?! 髪の長さなんかで女を選別するんじゃないわよ! 身体的特徴をあげつらうなって学校の先生に習ってこなかったのあんた?!」
「何を言ってるのかさっぱりわからんのだがこれは俺が悪いのか?! とトウマは自問自答にかこつけて相手に疑問を呈してみます!」
「そうよあんたが悪いのよ! それになんでいきなりあの子たちの口調まざってんのよ男がその口調はぶっちゃけきもいのよ!」
「ひ、人にきもいなんて言うんじゃありません! 上条さんは謝罪と撤回を要求しますよ?!」
「あたしだってあんたの差別意識に謝罪と撤回を要求したいわよ!
 どうせ髪長い彼女作ってその髪撫でたりその髪梳いたり膝枕してもらったら自分の顔に髪がかかったりとかその匂いが甘くてとかそんな妄想してんでしょ?! この変態! 変態!」
「ちょっ、ないことないこと妄想してんのはどこのどいつだいや完膚なきまでにお前だろ?!
 大体彼女の髪長いとか妄想したことないっつーの! 恋人なんて好きな人となれたらそれだけでいーだろうが! 別に髪の長さなんて気にしねーよ!」
「なっ……!」
 と、ここで会話の最中も当然のように発射されていたレールガンがやむ。後には耳まで赤くなった美琴と状況を今一理解してない当麻と状況を全く理解できなかった神崎が残された。
 なお、いきなり始まった口げんかについていけなくて黙ってた神崎さんが遠慮のない二人の態度から恋人同士と勘違いして悶々とするのはまた別の話。

316:名無しさん@ピンキー
08/09/07 01:42:47 w+Xy9L/X
おいおいGJだがねーちんの苗字間違えるたぁ何事だ

罰としてねーちんと美琴とカミジョーさんのくんずほぐれつを書くことを命じる

317:名無しさん@ピンキー
08/09/07 03:14:32 ZknmcJUG
普通に面白いのにねーちんの名字は神裂…

間違った罰として続きを要求する、とワタシはどさくさに紛れてとんでもないことを要求してみます

318:名無しさん@ピンキー
08/09/07 06:46:39 cXqtPaFd
崎ではない、裂きなのだよ!!!


何を裂くかって?そりゃもちろんねーちんが大切に守ってるしょj(ry

319:名無しさん@ピンキー
08/09/07 11:53:50 qZVwphVP
>>318
いや、ここはあのあちこち小さく裂かれているデニムを
ストッキングブレイクプレイの如くしっかりくっきりビリビリとですな

320:名無しさん@ピンキー
08/09/07 12:10:19 BV7K1chp
なー神裂、前にも聞いたと思うけど何でそんな格好なんだ?なんつーかエロイぞ
ななな、何を言うんですか!あなたは!!これは天草式うんたらかんたら
いや、それは分かってるんだが他の奴にも神裂の脚とか色々見られてると思うと、そのな…
ななななな



とある男のフラグ構築

321:314
08/09/07 13:02:00 C6gwr2uG
あっちゃーやっちまった素で間違えたごめん。
夜中に変なテンションで書くとやっぱだめだわ。
でも結構好評みたいだしねーちんへの謝罪もこめて続きそのうち書くわ。期待しないで待っててくれ。

こっ、これは別にかまって欲しいわけじゃなくて名前間違えた反省のアピールしてるだけなんだから!
勘違いしないでよね!

322:名無しさん@ピンキー
08/09/07 15:04:15 0DM/X716
それをねーちんに言わせてくれ

323:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:36:44 v6Kgc7RM
たまにはサーシャやオリアナのことを思いだしてあげてください

324:308
08/09/07 22:25:14 xbBstiZ6
>>314
遅くなったが俺の妄想を形にしてくれてありがとう。
俺の妄想はここまでだったが続きにも期待してるぜ。

325:名無しさん@ピンキー
08/09/07 22:50:23 tbh+4bAR
この話はとある彼女との恋愛起床の続きと見せかけて実はそうでもないお話です。
つたない文章ですので見たくない方はスルーしてください。




素敵で可愛い彼女。
幸せな生活を送る自分。
平和な世界。

そんな夢を見た。
「んぁ・・・」
朝日が眼に染みる事もないバスタブの中で、上条当麻は眼を覚ました。
傍らを見てもそこには何もなく、むしろ自分だけで窮屈なこの寝床に他の人間がいる訳もない。
「いやにリアルな夢だったなぁ・・・」
眼を擦りながら立ち上がる。
インデックスはまだ寝ているのだろう。今のうちにさっさと朝飯の準備をしちまうかー。
そんな上条の思考はドアを叩き割るかのようなノックに中断された。
「こんな朝っぱらから・・・ったく誰だよ」
急いで玄関へ向かう途中、視界にパジャマがお腹までめくれた少女が入った気がするが気のせいだろう。
そっかー昨日は暑かったもんなー。などと考えている時点で割と駄目な気がするが。
未だにノックがガンガンと響くドアを思いっきり開ける。
「はいはい何処のどなた様ですかー。こんな朝っぱらからノックのドラムを聞く趣味は上条サンにはございませんよー?」
思いっきり開けられるドアを予想していたのか。彼はドアから大きく離れて立っていた。
「その割には余裕そうな表情で助かったにゃー。おっすカミやん、いい朝だぜぃ」
土御門(兄)がそこにいた。括弧の中が妹ならば余った料理のプレゼントなども期待できるが、兄ならば正直悪い予感しかしない。
「なんだ土御門か・・・こんな朝から何のようだよ」
「カミやんに良いニュースと悪いニュースを持ってきたんだにゃー」
どっちから聞きたい?と意地悪そうに笑う土御門。
その瞳は不思議発光しているサングラスの影になって読み取れないが、焦っているようには見えない。
ならばそこまで切羽詰まった事態でもないのだろう。魔術師ではなく、一人の友人との会話に心を切り替える。
「どーせどっちも上条さんにとっては悪いニュースなんだろうに」
「いやー良いニュースの方はこの世で最高の幸せ、ベストオブラッキーイベントだと思うぜぃ」
何だそのカタカナ英語は。目の前で徹夜明けの漫画家のようなテンションを披露してくる友人に溜息。誰だお前。
「・・・まあどっちでもいいや、じゃあ良いニュースからで」
「良いニュースだな?まあ簡単に教えるとな・・・」
「おう」
瞬間、謀ったように土御門のサングラスの不思議発光が収まった。そこから覗く瞳の色は、狂気。
その瞳を見た瞬間、上条は本能の警告に従い部屋に戻ろうとした。が、上条がたった一歩下がる前に、土御門は上条の肩を思いっきり握りしめていた。
「これから一週間貴様に舞夏と生活する権利を進呈するにゃー」
「・・・は?」
「心配しなくても手を出す権利までは与えてないから安心するにゃー。つうか出したら貴様の辞書は生命活動を地獄と読ませる不良品になるぞ」
「い、いや待てよ土御門、どうしてそんな事態に!?」
「っち」
「舌打ち!?舌打ちって何!?」
慌てる上条の様子を見てもっと舞夏と同じ空間にいれる事に感謝したらどうなんだにゃー等とぶつぶつ呟く土御門。兄心は複雑らしい。

326:名無しさん@ピンキー
08/09/07 22:51:22 tbh+4bAR
「俺はこれから英国の方へ二週間程飛ばなきゃいけなくなったんだがな」
「ああ」
「偶然に、舞夏の寮が試験的にAIM力場を利用した防犯システムを導入する為の改装工事と日付が被ってだな」
「あ・・ああ」
「そして舞夏がな・・・・舞夏が・・・・」
俯きだした土御門の背中にどす黒いオーラが見えるのは気のせいだろうか。
あのオーラもどきはこの右手でも殺せない気がする。土御門最強説。
「それじゃ兄貴もいないんだし、上条当麻の家にこないだのお礼も兼ねて泊まるかなー。
なんて言い出したんだよこの野郎っ!!!てめぇ一体家の義妹に何しやがったぁああああああああああああああ!!!!!」
「いや特に何もしてませんし!てかその口調お前に似合ってないし!」
キャラ崩壊してますよ!と土御門のオーラに押されて叫べない上条。
その表情を見た土御門が何かを言おうと口を開いた瞬間、それを遮る様に胸ポケットから電子音が鳴り響いた。
忌々しげに電話にでる土御門。その際上条を一睨みするのを忘れないのは流石だろう。
『土御門。本来ならば既に飛び立っているはずの君専用の航空機が未だ学園都市にあるのはどういうことだ?』
「っげアレイスター・・・いやこっちにも色々事情があってだな」
『いいから急げ。本来ならばこうして話している時間すら惜しいのだ』
「というか、お前はどこから電話をかけてるんだ」
『むっ』
貴様には関係ないことだ。とアレイスターは電話を切った。
上条は苦虫を噛み潰した様な、それでいて何かの新しいヒントを得たような土御門の表情を見つつ、自分は一体どうしたら良いんだろうと頭を悩ませている。
そんな上条を見た土御門からとりあえず先程のオーラは消えていた。
「とにかくカミやん、俺は行く。舞夏は昼前にはこっちにくる予定だ」
昼前!?と片付いてない室内を頭に思い浮かべて青ざめる上条。最近入院続きだった為、彼の部屋の一角は現在ゴミ袋が埋めているのである。
既にエレベーター前へ歩き出していた土御門は最後にもう一度だけ

「最後にもう一度だけ―舞夏に手を出したらブッ血KILL」

どこかの魔術師の台詞をパクりつつオーラを纏って、上条を脅していった。
残された上条はとりあえず自分は何をすべきかと考えた結果、部屋の中から聞こえてくる地響きの様なシスターの腹の音を鎮める為に部屋へ足を向けた。
「なんつーか・・・不幸だよなぁ」
うんざりしつつ溜息を吐き出し、冷蔵庫の中身が無くなるほどの大量の料理を作る上条。
都合20分で作ったにしてはあまりにも大量な料理を満足気に口にほおばったインデックスは、もーしゃもーしゃと幸せそうだ

327:名無しさん@ピンキー
08/09/07 22:51:54 tbh+4bAR
いつもだったら食後はすぐに猫と戯れながら床に転がるはずなのだが、今日彼女はとうまーと話しかけていた。
足下で猫が「俺はもう用済みなのかー!いらない子供なのかー!」と言いたげにインデックスのひざに頭を擦り付けているのを眺めつつ、
どうしたー?と上条はインデックスに顔を向ける。
「そういえば言い忘れてたんだけど、今日から小萌の家にお泊まりにいきたいかも。ていうかいく」
「へ?」
「うーんと、小萌がね、『ふくびきー』でせかいのやきにくセットって言うのを当てたみたいなんだけど、あんまり多いから食べきれないんだって」
そういって微笑むインデックスだが、彼女は一体どうやって小萌先生とそんな連絡を取り合っていたのか。
彼女に与えられている携帯は常に電池切れでベッドの下に転がっているというのに。
「だから、きょうから泊まりがけで処分のお手伝いするって言ってたの。とうまに言い忘れてたね、ごめんね」
え?え?と未だ混乱する上条の家に本日二度目のドアノック。
「むかえに。きたよ。」
土御門来襲から開けっぱなしになっていたドアの向こうに巫女服が見えた。
彼女は私服をいくつか持っているはずなのだが、何故か上条と校外で会うときはほぼ巫女服である。なにかのこだわりなのかもしれない。
未だ混乱している上条にインデックスはそれじゃ行ってくるねー!と未だ出会わぬ獲物を想う猫科の猛獣の様な目をして去っていった。
姫神の方はまだなにか上条と話したいようだったが、迎えに来た相手がすっ飛んでいってしまったのでしぶしぶといった様子でインデックスの後を追っていった。
対して取り残された上条は思う。
「えーっと・・・これってひょっとしなくても舞夏と一対一生活スタートってことか・・・?」
そんな上条の言葉に応えるかのようなチャイム音。
姫神は去るとき律儀にもドアをきちんと閉めていってくれたのだろう。本日初めてのチャイム音に上条がドアを開けると。

「兄貴から話は聞いてるよなー?」

これから一週間よろしくなー。と微笑む土御門舞夏がそこにいた。
これが上条と舞夏の長くて短い一週間の始まりで、この時点で一週間後の彼らの姿を理解しているのは誰もいなかった。


328:名無しさん@ピンキー
08/09/07 22:53:39 tbh+4bAR
以上です。
これ以降の話は需要があるようでしたら書き込もうと思います。
といってもまだ書いてないんですが・・・。
ここまで読んでくださった方がいるならば、ありがとうございましたー

329:名無しさん@ピンキー
08/09/07 22:55:47 KDYaEZ/h
わっふるわっふる

330:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:03:11 kd9rK7QD
さあ、急いで続きを書く作業に戻るんだ

331:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:30:52 54rx6twT
わっふるわっ(ry
ところで悪いニュースというのは次回以降にわかるのかな?

332:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:50:29 jFvDI5iG
舞夏と一緒にいられてしかし手を出せない苦しみを味わうがいいにゃー、あっはっは。
出したら一片も残さず磨り潰すがな。

てとこじゃな?

333:ゼロ
08/09/08 06:47:31 SATSPgZ5
久々です。
リクエストに答えるのはなかなか難しいのでオリジナルで。

「自問一……私は何故こんな所にいるのだろうか」
そう呟くのはロシア成教シスターのサーシャ・クロイツェフ。彼女が現在いるのはとある不幸な少年宅のマンション屋上である。
「自答一、世話になった彼にお礼を言うためだが………」
サーシャはなおも呟きながら回想する。
あれは一週間前。彼にお礼をしたい彼女は迷惑だが知識の豊富な上司に日本人へのお礼を聞いてみたところ、
「‘体でお礼’ってのがあるらしいよサーシャちゃぁん」
と喜気として語っていた。
まだその事がよく分からないサーシャに彼女が強引にチケットを予約してくれ、いろいろ教えてもくれた。
一瞬考えた後、サーシャはベランダに降り立った。
窓が開いているらしく、いとも簡単に侵入する。
そこで見たのは、ベッドで熟睡する彼女の恩人だった。
上条当麻。
学園都市の住人で、『幻想殺し』を持つ者。
データはそこまで書いてあるが、彼女はもっといろんなことを知っていた。
彼の勇敢さ、彼の匂い……。
気がつけばサーシャは、当麻の顔を覗き込んで僅か数㎝の所まで自らの顔を近付けていた。
なんだか自分の顔もかなり熱い。
だが恩返しをしなければ。
「宣言一……いきます」
そう言って、当麻にキスをした。

上条当麻は夢を見ていた。
まだ見たこともない、彼の好みストライクなお姉さんと愛し合う夢だ。
「おねーさまー…」
そう言いながら夢の中でキスしていた。
そう、夢の中で。
なのになんで息苦しいんだろう?
そう思った瞬間、意識が覚醒した。

当麻が起きると目の前には、
自分の唇を貪るサーシャがいた。
「……………ふむぅ!?ぅむぐ!?」
彼女も当麻が起きた事に驚いたのか、すぐに口を離した。
「さ、サーシャ…何故このようなことを…?」
「挨拶一、おはようトウマ」
「あ、ああ。おはようサーシャ。………って違う!!なんでサーシャがここにいるんだ?」
「宣言二、トウマに恩返しするため」
「恩返しねー……なんで?」
「回答一、夏の海で迷惑をかけてしまった」
夏の海とはエンゼルフォールの事件のことだ。
「俺は特に何もしてないぞ?事件解決したのも」
「それでも」
サーシャは遮った。
「貴方に会いたかったから」
「サーシャ………」
サーシャは言う。行動宣言をせずに。
「トウマ、私を抱いてほしい」

続きはまたいずれ。


334:名無しさん@ピンキー
08/09/08 19:22:42 xjtJplMG
>恋愛起床の人
わっふるわっ(ry
と冗談は置いといて、原作の雰囲気そのままですね凄いです。続きは期待してもいいんですよね待ってます

>ゼロさん
ちゃんと日本語になってるし書いてることも別におかしくないし十分面白くもあるんですが、
・自己主張が激しい
・sageない
・まとめないで投下
とかっていうのはエロパロ板では基本的にどこでも嫌われてます。
その上こういうことする自称職人の書いたものってのは大抵つまらないことが多いので、
条件をいくつか満たすとたとえ中身が良くても読んでくれない人が激増します。
他の職人さんを色々見たうえでとりあえず書き溜めてから投稿する方が評価はしてもらえるかと。

335:名無しさん@ピンキー
08/09/08 19:25:34 D4cOEWLZ
ミサカシスターズ×上条
『行列のできる上条輪姦所』

近日連載未定!

336:名無しさん@ピンキー
08/09/08 19:59:19 nkHoXdLQ
>>ゼロ
コテハンは外しとけ、持ち前のうざさと相まって荒れる元になりかねん
それと今のお前の投下してやってるって感じの態度はうざすぎる、読む気すら起きん

337:名無しさん@ピンキー
08/09/08 20:13:20 jFvDI5iG
>>335
作者決定!その名も新人漫画家・笹古(ささご)さん!

338:名無しさん@ピンキー
08/09/08 20:33:44 SATSPgZ5
>>333
勘弁してくれ

339:一方通行 < 打ち止め
08/09/08 21:22:13 /pa/Pitv
5巻  P.50より


「おかげで女か男か分かンねェ体型になっちまうしよォ」
「ていうか、どっちなの? ってミサカはミサカは白黒ハッキリさせてみる」
「見て分かンねェのかオマエ」
「うーん」
打ち止めはその言葉に応えずに一方通行の正面に回り込むと、おもむろに股間の辺りを触り始めた。
「んー、なんだかよく分かんないなってミサカはミサカは首を傾げてみる」
「…………」
わさわさ、と触る。
(…なにしてんだ、コイツ)
股間周辺をわさわさ触診している打ち止めを、一方通行はなんだかもやもやした心境で眺めていた。
『反射』が作用しているため特に刺激は感じないが、幼い少女が自分のそれを触っていると思うと、なんか、こう。
一方通行も不健康であるとはいえ男子高校生である。ここ数日はぼんやりしていて自慰をしていなかったためちょっとだけ溜まっていた。
(……他人にさせるってのも、悪くねェかもなァ?)
首を傾げながら触診を続ける打ち止めを前に、凶悪な考えが頭に浮かぶ。
一方通行は別に幼女趣味があるわけではない。さらに言えばこれといった好みもなく、ぶっちゃけ発散さえできればいいのでこの幼女に手を出すことにも抵抗はなかった。

340:一方通行 < 打ち止め
08/09/08 21:23:34 /pa/Pitv
さらに、他人に奉仕を強要させた上で壊れるまで責め立てる。元々サディストの気がある一方通行にとって、それはたまらなく楽しそうに思えた。
(……っと、まずはどンくらいのもンなのか、確認でもすっかな)
いい加減直に刺激が欲しくなってきた一方通行は、睡眠中でさえも行っている『反射』を切った。
切って、しまった。
ついでに言えば夏休み最終日で人気の少ないこの町の、さらに人気の少なそうな路地裏を探して視線をさまよわせていたため、



「むー、確かここは男の人の弱点だったから殴れば分かるかなってミサカはミサカは拳を握ってドーン!!」



打ち止めの右拳による渾身のストレートパンチを、文字通り急所に喰らってしまった。







一方通行は歯を食いしばった。体の芯がひどく痛んだ。操車場で無能力者に殴られたのとは違う痛みだった。比べ物にもならなかった。
…………本当に、比べ物にもならなかった。
「なるほどー、アナタは男の子だったのねってミサカはミサカは発見した真実に満足して頷いてみる」
「くそったれがああああああ!!……あああぁぁ…!??」


オシマイ。

341:名無しさん@ピンキー
08/09/08 21:24:52 /pa/Pitv
うん、やっぱり二人のヒエラルキーはこうだな

342:名無しさん@ピンキー
08/09/08 21:47:07 hcqZbPdV
>>339

GJ!
打ち止めってこうだよな、うんうん。

343:名無しさん@ピンキー
08/09/08 23:14:06 dleuGnUW
いやーうまいなGJ。

344:名無しさん@ピンキー
08/09/08 23:21:35 D4cOEWLZ
>…………本当に、比べ物にもならなかった。
実感篭りすぎ。うめぇな……

345:名無しさん@ピンキー
08/09/08 23:24:27 Yt4xgUGz
>>340
これがきっかけで鈴科百合子ちゃんになるんですね

346:名無しさん@ピンキー
08/09/08 23:28:23 Yw16cQM+
あんな弱点抱えるくらいだったら女がましだ!!!

そんなこんなでチェンジ







くそっ…二日目はひでえな…

347:名無しさん@ピンキー
08/09/08 23:41:49 xjtJplMG
一方さん自分の性別まで自由に変えられんのかよw
ってのはさておいて作者氏GJ!
一方さんと打ち止めさんは萌えますよね、わかります。

348:名無しさん@ピンキー
08/09/09 06:30:49 LZa5aVa0
>>340
拳を握ってドーン!!の所で喪黒福造っぽい打ち止めをイメージしてしまった。
連鎖的に急所殴られた一方さんの顔も藤子A調になった。
腹抱えて笑うと同時に自分の妄想力がちょっと嫌になった。

349:名無しさん@ピンキー
08/09/09 14:12:52 fNuEfWTO
誰かルチア物書いてくれ

350:名無しさん@ピンキー
08/09/09 22:23:25 98fnvmHM
あれあれお姉さんのことわすれてないよね?

351:名無しさん@ピンキー
08/09/09 22:30:00 j4g4F3uA
お姉……さん……?

352:579 ◆UHJMqshYx2
08/09/09 22:30:31 wNJnctDW
そんな時代もあったねと、いつか笑える日も来るわ……


と、一月半開いた言い訳をするおいちゃん。

353:そんなこんなで処刑塔(ロンドンとう)の上条さん(2)
08/09/09 22:32:33 wNJnctDW
「ふぎゅふっ……!!!」
 獲物を狩るような視線を向けたオリアナが、その手を伸ばした。
 藍染めのデニムの分厚い生地に阻まれていても、指などではない何か別の生き物のような、
淫らに絡みつくその感触が上条を襲った。
 半ば空気が抜けるかのような、情けない声が漏れる。
「うわ、ホント、凄いんだ……。自慢して良いわよって、お姉さん、思うな」
 絡む指を小刻みに動かしながら、今度はその肉感的な唇を上条の耳に寄せたオリアナが言う。
「くふっ、く、お、おい、やめろよ……」
「嫌よ」
 理性などでは制御できない男の性に指を絡みつけられ、それでも何とか抵抗しようと口を開
いた上条だったが、即座に拒否の声が返ってきた。
「こんなに、自分で止められなくなっちゃうくらいにまでお姉さんを仕込んでいったのは、君
でしょ?」
 言って、オリアナは甘い吐息を吹きかけながら、上条の耳を甘噛みする。耳の奥から、下腹
の奥から、背筋から駆け上がる甘酸っぱい刺激が、上条の身体を痺れさせた。声も出ない。
 まだ痺れも抜けないうちに、オリアナの唇がそっと離れる。離れて、熱く湿った吐息と共に、
また声が忍び込んでくる。
「ぶん殴って仕込んじゃうなんてさ、君ってすっごいサディストなの? それとも、お姉さん
が素質アリ、だったの? ………ううん、どっちだって良いわよそんなの……。ねえ、仕込ん
じゃった責任、取って欲しいな、お姉さん」
 この声は幻聴か何かなのだろうか。目の前の女は幻覚なのだろうか。それでも感じるこの柔
らかな重みと、幻聴のように響く甘い声が、そして、絡まる指が伝えてくる痺れが、現実か幻
かの区別を曖昧にしていく。
 女の胸に押しつけられていた右手が動いた。
 右手に伝わってくる感触は柔らかいのに、ただ柔らかいのではない。ぱんと張った肌が指に
抗ってそれを押し返してくる。その抵抗が、この生意気な膨らみを揉みくちゃにしたい、とい
う嗜虐心を掻き立てる。
「あん……っ、くうっ」
 女が――上条を押し倒していたオリアナ=トムソンが、喘ぐような声を上げた。
「やめろよ、でないと、俺も、やめないぜ?」
 藻掻くように、上条は声を絞り出す。その言葉が、全くの逆効果だということも判らずに。

「じゃあ、やめない」

 半ば目を潤ませたオリアナが、その顔を再び上条の正面に向ける。
「ちょっと待っていまの無し――」
「男に二言はないのよね、日本では?」
 慌てて言い訳をしようとした上条に、オリアナはぐいと顔を寄せた。そのまま、もう一度上
条の唇を自らの唇で塞ぐ。上条が目を白黒させているその隙にも、伸ばされたオリアナの手は
動きを止めず、
「ぷは………っ、くあうっ」
 器用に上条のジーンズのジッパーを下ろして、固く反り返った上条の分身を外気の元に引き
ずり出した。
「やだ。君って、結構可愛い声出すんじゃない……。お姉さんったら、ゾクゾクが止まんなく
なっちゃう」
 唇を離して漏れ出た上条の声に、艶めかしく瞳を潤ませたオリアナが呟きを返す。そうして
オリアナは身体を浮かすと、上条が動こうとするよりも早く(と、言っても身体は言うことを
聞いてくれないのだが)、上条から見て下方に身体をずらす。
「ひあっ……や、やめ……」
 身体をずらして俯いた、と思った瞬間、オリアナが呑み込むように上条の分身を捕らえたの
だ。
 肉感的なその唇が張り詰めた怒張の先端に吸い付き、少しずつ口腔内へとそれを送り込む。
 しかし、そのまま滑り込ませようとしてもお互いの表面が突っ張ったのだろう。唇と先端の
両方を湿らそうして、くるりと先端の周囲を舌が器用に滑った。
 どこ、と言われれば腰椎間板のあたりだろうか、なぜか冷静に場所の分析ができてしまった
のだが、とにかくそのあたりから、かくん、と力が抜けて、その一瞬だけで爆発しそうな刺激
が上条の捕らえられてしまった先端に向かって走る。
「かはっ………」

354:そんなこんなで処刑塔(ロンドンとう)の上条さん(2)
08/09/09 22:33:26 wNJnctDW
 上条の口から乾いた声が漏れても、オリアナの唇は止まらない。きゅぷ、と音を立てて先端
部分が呑み込まれた。呑み込まれると同時に、上条の噴火口を舌が責め立ててきた。
 頭部を完全に捕らえられたのみならず、胴体もオリアナの指が触手のように絡みつき、それ
が上条のツボを知っているかのような強さで――それも、一様の強さではなく締め上げたり、
緩めたりしながら――上下する。
 咥えられただけで爆発しそうなのに、叩き付けられるような快感が乱暴に背骨を駆け抜ける。
上条は抵抗すら忘れて、自分の髪をむしり取らんばかりの勢いで頭を抱えるばかりだ。そうし
なければ、すぐにでも出してしまいそうなのだ。
 そうして上条がその刺激に耐えていると、今度はその先端部―亀頭を上顎に押しつけるよ
うにしながら、ぐいと竿までも呑み込まれる。
「うあ……」
 唇と舌が絡みつくように竿の表面を流れ、上条がその刺激に耐えきれずに呻くと、その先端
が喉の奥に当たって、今度はぬるりと唇が上へと動き、いつの間にか、分身の竿からその下の
ぱんぱんに張った袋に移っていた(ことにも上条は気がつかなかった)指に変わって、オリア
ナの唇、舌、そして口腔全部が上条の分身を捕らえて上下する。
(ぴちゃ、くちゅ、ぴちゅ、くちゅ、ぷちゅ……)
 その唇が立てる淫靡な音に混じって、オリアナ自身の荒くなった呼吸が唇の隙間から漏れ、
咥え込まれて唾液でびちゃびちゃになった怒張とその根本をくすぐった。
 刺激が全身を暴れる。耐えるしかできない上条には、それを狂おしげに見上げるオリアナの
視線に気付くだけの余裕は、ない。
 いつ爆発してもおかしくないほどに責め立てられ、上条自身耐えきれない、と思い始めたそ
の瞬間。
 一瞬、オリアナがその唇を緩めて、
「あふっ、はあ、あふ…………」
 上条の背筋を電撃のように走る喘ぎを上げ、次の瞬間には再びぎゅうと怒張を咥え直した。
同時に袋をつかんだ指にも少しだけ力が籠もる。
「んんん……っ、んむっ、んんっ」
 呻いたのはオリアナだ。上条はと言えば、声も出ない。
 びくびくと震え――いや、暴れながら、限界を超えた怒張が白く濁った欲望を吐き出す。
びゅるびゅると激しく吹き出す下半身とは対照的に、口からは声にならない呻きしか出ないの
だ。
 ようやく激しすぎる射精の快感から身体が解放されはじめると、オリアナがそっと上条の怒
張をその口から抜く。
「ん、んぐ、…………けほっ、はっ、はあ……」
 挑発的な瞳を上条から逸らさないまま、オリアナは口の中に吐き出された欲望を飲み下すと、
息を荒げながら呟いた。



355:そんなこんなで処刑塔(ロンドンとう)の上条さん(2)
08/09/09 22:34:18 wNJnctDW
「はあ、はあ、やだ、すっごく、濃いのね……。それに、こっちも、もう……」
 オリアナが唇を喜悦に歪める。その目線の先には、出したばかりだというのに再び固くそそ
り立つ上条の逸物があり、
「ちょい待ち、あの、その目は……何?」
 上条の呟きを無視してオリアナがその身体の上に覆い被さる。
「君ってモテそうだし、エッチくらいこれから幾らでもするだろうから……って、もう、いっ
ぱいしてる? まあ、とにかく」
 大きく足を開いて上条に跨ったオリアナは、そう言いながらサイドの紐だけで身体に張り付
いていた下着を短いスカートから抜き出した。

「女の子の方から無理矢理、って言うのも、一回くらい、あっても良いわよね?」

 ちょっと待てー!!!! と、心の中で上げた叫びは声にならず、すっかり濡れそぼったオ
リアナの秘裂が上条を呑み込んだ。





「やっ、あ、何か来る……っ、ふあ、ああっ、きちゃう、き、きちゃ、あ、あ、ああああああ
あああ――」
 甲高い嬌声と共に、組み敷いた細い身体が跳ねる。身体は細いのに何度見直しても豊満な乳
房が激しく揺れた。
 そうしてオリアナはがっちりと上条の身体を捕らえていた両足にも(きっと無意識に)力を
込めると、上条の分身をくわえ込んでいた蜜壺が絞り上げるように上条に食い付く。
 その刺激に、もちろん限界ギリギリだった上条は耐えられない。オリアナに腰をホールドさ
れていなくても、そうしない余裕などなかっただろう。
「うくっ……っ!」
 びゅるっ! びゅっ、びゅくっ!
 二回目だというのに―いや、最初に口淫で出してしまったから三回目か―、腰の奥の方
から叩き付けるような感覚と共に大量の欲望が吐き出される。
「ああん、きゅあはっ、あうう……、きみが、君が、中で、いっぱい……」
 焦点を合わせきれない瞳を必死に向けながら、オリアナが両手を伸ばす。
 その腕が、自分の肩に、首に絡みついてくるのに、上条は抵抗しない。むしろ自分からその
腕に包まれる。
 目の前の、潤んだ瞳の要求くらいは判る。相手が力の入らない腕に無理に力を込めてくるそ
の前に、上条はオリアナの力の抜けた、それ故に淫靡すぎる艶を放つ唇を貪った。


                     -*-



356:そんなこんなで処刑塔(ロンドンとう)の上条さん(2)
08/09/09 22:35:06 wNJnctDW
「なんで、こんなことに……」
 クッションのよく効いたソファーにへたり込むように腰を落とすと、上条当麻は額に汗を浮
かべながら呟いた。
「あら。言ってくれるじゃないの」
 上条の呟きを茶化すような声で遮ったオリアナが、ソファーのすぐ隣に滑り込んできた。オ
リアナはぴったりと上条に身体を寄せると、手に持った背の高いタンブラーを手渡してくる。
「紅茶でも良いかな、って思ったんだけど、せっかく君がここにいるんだし。ジャパニーズ・
スタイルのアイスコーヒーなんて言うのも悪くないと思わない? お姉さん、結構好きなの
よ」
 そう言いながら、さらに身体を密着させてきた。
「冷たいコーヒーって、日本発祥なんでしょ?君と飲むにはちょうど良いかもね」
「い、いや、そうじゃなくって……っ!」
 ひとり、話し続けるオリアナに何か言い返そう、いや、何かではなくって、こういう事態に
なってしまったことについて―と口を開きかけ、思いだした直前の行為に赤くなって、上条
の口が止まる。
「こんなこと、って言うのはないと思うんだ、お姉さん。だって、最後の方ってば、お姉さん
頭の中真っ白になっちゃって、君に気絶させられるかと思ったのに」
「……………っ!……」
 反論できない上条の顔をのぞき込むその表情は、実に嬉しそう、あるいは楽しそうと言うべ
きか、上条にしてみれば『遊ばれちゃってる』感が丸出しの悪戯っぽそうな表情である。
 大覇星祭のあの日、『キスが良い?』と聞いてきたあの時も、表情だけならこんな感じ、で
はあった。それでも、上条たちと学園都市で戦った、そのときのオリアナはやはり心のどこか
に仮面を隠していたのだろう。
 いま、上条の隣で可笑しげに微笑む瞳には、どこか少女めいて邪気がない、そんな気がした。
「お姉さんね、心の何処かではやっぱり判ってたのに」
 慌てる上条の表情をじっくりと眺めてから、少しだけ真剣な表情になったオリアナがぽつり
と呟く。
「結局、自分さえも信じられなかった結果がアレだったのよね」
 その声音の変化に、上条の頭にも冷静さが返ってくる。隣に座る碧眼を、じっと見つめた。
「判ってたのに、それを押し殺してた。それで、誰もが笑っていられるためには、って、君と
戦ったそのあと、ずーっと考えてた」
 自分の瞳を見つめる黒い目を見つめ返して、オリアナが続ける。
「お姉さんには、微力かもしれないけれど力がある。そのことを、本当に必要としている誰か
のために使わなくちゃいけないのよね」
 上条の瞳を見つめ返す碧色の瞳が、少しだけその輝きを増したように見えた。そうしてその
光が、上条の目にまぶしく映る。
「そう、それで、そのことをお姉さんに教えてくれたのは、君なのよ?」
「え……?」
「そう、君なのよ。答えを教えた―ううん、とっくに持っていた答えに目を向けさせてくれ
たのは、間違いなく、君。そうして、そこに向かう決断の、そのための力をくれたのも、君」
 オリアナの微笑みが力強さを増す。
 何かに縋り付こうとしていた過去を捨て去って、その微笑みは力に溢れている。上条にも判
るほどに。
「だからさ、またお姉さんが迷っちゃいそうなときは、君のパワーを分けて欲しいな――」
 オリアナが瞳を細めた。

「――今日みたいに、ね」



357:そんなこんなで処刑塔(ロンドンとう)の上条さん(2)
08/09/09 22:36:03 wNJnctDW
 ぶほあっ! と、上条は口に含みかけたアイスコーヒーを派手に吹き出す。
「げふっ、か、かはっ………、お、オリアナ? オリアナさん?」
 むせ返りながら、上条当麻は焦燥した表情でオリアナに向かって振り返った。反対方向に吹
き出すだけ、十分に余裕があるような気がしないでもないのだが、上条の名誉のためにそれは
気のせいと言うことにしたい。
 しかし、当のオリアナはと言えば、そんなことなど全く気にも介していない様子で上条にし
なだれかかると、細い指を上条の胸元でつつ、と滑らせる。
 そんな仕草が、またも直前の情事を思い起こさせて、焦りながらもみたび上条の顔に血が上
る。
「いけない? こういうことでだって、女って変われるものよ? でも、それが誰でも良いっ
て訳じゃないんだ、それはお姉さん、判って欲しいな……。君じゃなきゃ、ダメなの」
 焦りながら、赤面しながら、納得できるようで納得できない、いや、できないわけでもない。
どう答えて良いのだろうか。パクパクと金魚のように口を動かしていた、そのとき――。

「残念、お邪魔さんがきちゃった。お迎えよ」
 オリアナがそう言った瞬間、バタン、とドアが開いて、数人の少女のものと思われる声がけ
たたましく響いた。

「か、上条さんっ! 何でこんなところに入ってきてたんっすか! そいつに何か――」
「いつもいつもいつもとうまはどうしてとうまなのっ! どうしてこんなところにいるの! 
迷った、じゃ言い訳にはならないんだよ?!」
 そのほか、いつもの―と言うか、ここ数日すっかりとお馴染みになった面々の声が背後か
ら聞こえる。振り向くのが恐ろしいのは何故だろうか。返事をしようにも、声が出ない。
 からからに乾いた喉を湿らそうと、手に持ったタンブラーからコーヒーを口に含む。何故、
手が震える?
 そうして、ようやく声を、しかし振り向くことはできずに声を絞り出そうとした、そのとき。
「あら。お姉さんだって、そこの部隊長さんなんかと一緒で、この坊やにガツン、と往かされ
ちゃったクチなのよ? せっかく会えたんだもの、お姉さんにだって彼と旧交を温める機会く
らい、あっても良いと思うのよね」
 そう言って、上条が口を開くよりも早くするりと腕を絡ませて。

 オリアナの、滑らかで艶やかな唇が、上条の頬に触れた。

 それは、ひんやりとしているのに何故か暖かくて、暖かいだけではなく何か強い意志のよう
のものがあり、
 あり、
 あ――――。





 そうしてそれが、上条の、初めてのロンドン塔訪問の最後の記憶ともなったのだった。
 蛇足だが、上条当麻はその日のその後のことは思い出さないようにしている。今でも。


358:579 ◆UHJMqshYx2
08/09/09 22:39:12 wNJnctDW
さよならさよなら今は何も言えないわ

と、言ってこの長期にわたる放置から逃走……ノシ

359:579 ◆UHJMqshYx2
08/09/09 22:47:26 wNJnctDW
こそこそこっそり。

前夫の弁当氏とか最近忙しいのかして見ないけど、携帯氏とかそのほかの職人諸兄のリレーも読みたいぜ。

もちろん書きかけの続きもな!




……そこはかとなく、自分の首を絞めたような気がするのは何故だろうか。

360:名無しさん@ピンキー
08/09/09 23:10:05 j4g4F3uA
これはもうGodJobというしかないな。

361:とある少女の空想模様
08/09/09 23:39:55 RMlj4BPM
駄文ですがご容赦を

「ふむぅー…」
「さっきから何を難しい声を出してるんですか」
暖かく穏やかな午後。そんな中、なにやら考えているのか眉間に皺を寄せているのが、イギリス清教第零聖堂区『必要悪の教会』最大主教のローラ=スチュアートである。
「ちょっと疑問に思いし事がありけるのよ」
それに答えるのは、世界に二十人と存在しない『聖人』である神裂火織だ。
「疑問とは?」
彼女が紅茶を淹れながら尋ねると、
「『幻想殺し』について」と答えを返してきた。
神裂がローラの手元を見ると、あの少年についてまとめた資料が置いてある。
全てまとめたはずだが、と心配になった神裂は彼女が気になっていると思われる事柄に触れた。
「…彼の能力についてですか?」
そう言いながら神裂も思い返してみた。
他人の為なら命を賭けることも厭わないとある少年の右手に宿る力。
聖ジョージの聖域どころか、『神の右席』の強大な一撃すらも消し去った、魔術には無いもの。一体どういうものなのか本人にも分かってない節がある。
それについて、実際に見た者の意見を聞きたいのだろうか。そんなことを漠然と考えていた彼女に、ローラは全く違うことを尋ねてきた。
「いや、彼のこの性格面が気になりて仕方が無しなのよ」
性格?と目を点にした神裂が資料を見やるとそこには、「性格:損得勘定を無しに飛び込んでいく性格。他人の為なら右手一本で立ち向かっていく」と書き記されていた。
神裂は彼の勇敢さを思い出しながら、
「この文章の通り、むちゃくちゃですが誰に対しても壁を作らず平等に接し、誰にでも立ち向かえる強さを持った者ですよ」と何故か誇らしげに言う。
ローラは彼女の賛辞を聞きしばし考えた後、爆弾発言を投下した。
「ふむ、ではこの少年に会いにいざ学園都市に赴かんなのよ」
……………は?
「ななな何を言ってるんですか!?」
「だからかの者に会わねばと」
「何故そうなるのですッ!!」
「これだけの強き心を持ちける者に会いたきと思うのは当然のことにありけるのよ」
「あ…貴女はイギリス清教の最大主教でしょう!?なのに学園都市に入れるわけがありません!!彼をこちらに呼び寄せるなら構いませんが!!」
神裂は言った瞬間、自分が何を言ったか分からなかった。
だがローラのしてやったりと言う顔に、まずいことを言ったことだけは理解出来た。
ローラは突然携帯電話を取り出すと尋ねた。


362:とある少女の空想模様
08/09/09 23:40:43 RMlj4BPM
「アレイスター、今の話聞きけりかしら?」
すると携帯電話から男の声で「承知した」とだけ聞こえ、通話が終了した。
神裂が呆然としたように呟く。
「今のは………?」
するとローラは嬉しそうに「これであの少年を……」などと言いながら部屋を出ていってしまった。
残された神裂は5分かかって現状を理解し、その場に崩れ落ちた。

それから3日後。
「あのー……なんで上条さんはこんな所にいるんでせう?」
不幸な駄フラグボーイ=上条当麻は最大主教宅のランベス宮にいた。
「こちらとしても本当に申し訳無いんですが……最大主教が貴方に会いたいと」
面目ない、とでも言うように肩を縮める神裂。
大きなドアの前で二人は止まった。
「最大主教は一人で貴方に会いたいそうなので…お願いします」
「おう、分かった神裂」
では、と言い去っていく神裂。
一人残された上条は少しながら緊張していた。
当然だ。これから会うのはイギリス清教トップ、インデックスに『首輪』をつけたあの最大主教なのだから。
覚悟を決め、ノックをして扉を開けた上条の目に飛び込んできたのはーーー
下着姿のローラだった。
予想外の事態に戸惑う上条。当然だ。
「どうなってんだこりゃぁあ!!」
「うむ、やはり私の肢体は興奮必死みたいやね」
満足顔で頷くローラ。しかも何故か口調が関西弁。
「……………」
あまりの不測の事態についていけない上条だったが、とりあえずツッこむ。
「なんで関西弁?」
「む?これは土御門元春から習ったものやけど……まさかまた間違いだといいけるの!?」
もう何が何だか分からない。
とりあえず自己紹介ということを思いついた上条は
「あー…はじめまして。俺は…知ってると思うけど、上条当麻だ」
「私はイギリス清教最大主教、ローラ=スチュアートといふ者よ。気軽にローラと呼んでやー」
…喋り方を統一してほしいと思ったが、今はそれより聞きたいことがある。
「俺に……何の用だ?」
その、最も重要な問いにローラは笑って答えた。
「貴方を気に入ってしまったの」
また口調が変わっ………ん?
「え?今何て?」
「貴方のその生き方や性格が気に入ってしまって………さっきから貴方と話している間も…ほら」
と自分の股間をまさぐると粘っこい水音を響かせた。
「だから当麻……私を抱いて?」


363:とある少女の空想模様
08/09/09 23:41:24 RMlj4BPM
「だから当麻……私を抱いて?」
そう言われた時、自分の中で何かが切れるのを感じた。
部屋の中には濃厚な雌の匂いが充満し、目の前には下着姿で自分を誘う少女がいる。
据え膳食わぬは男の恥。
理性が消えた上条はローラをベッドへ押し倒したのだった。

以上です。文章が雑でごめんなさい。


364:名無しさん@ピンキー
08/09/09 23:51:24 QyP671jl
>>339
GJ!
この2人めちゃくちゃ好きだから美味しかったですー

365:名無しさん@ピンキー
08/09/10 00:05:57 8R74jwr4
文章云々よりも、前の人の投下から30分しか開けてないのは嫌がらせ?
ちょっと気を遣いなさいよ。

366:名無しさん@ピンキー
08/09/10 00:35:07 he3S9Xig
>>365
文章云々はしょーもないが
そんな細かい事はどうでもいいだろ低脳カス
お前はそんな細かい事で一々絡むから周りから嫌われてるんだよクズw

367:名無しさん@ピンキー
08/09/10 00:42:04 PVBqnaXn
これは自治厨乙って言えばいいのか?

ともかく二人ともヨカッタヨー

368:名無しさん@ピンキー
08/09/10 00:51:56 /mCf9V9k
2人ともGJ!

やっぱり、ローラ可愛いよ、ローラ

369:名無しさん@ピンキー
08/09/10 01:07:28 TnecdnV9
>>366
言い方はアレだけど、言ってる事は間違ってもないんだし
そんな煽らなくてもいいと思う・・


ローラの言葉使い、SS書く時大変そうだw
二人とも凄く面白かったです
続き!続き!

370:名無しさん@ピンキー
08/09/10 01:14:55 N1GporGP
「気を遣いなさい」と言ってる方が気を遣っていないのは仕様ですね

371:名無しさん@ピンキー
08/09/10 13:23:32 YZzD/kbJ
汚れのない聖人を汚すってのは、
なんか非常に来る物があるねw

372:名無しさん@ピンキー
08/09/10 13:29:52 kpDlefMh
巫女とかシスターがやられる理由にそういうものも含まれてると思う。
禁忌を犯すと言う背徳感みたいな

373:名無しさん@ピンキー
08/09/10 14:16:02 bBowu4fb
つまり365の言ってることは正しいが、口調が反感を買いやすいってことだろう。
もう少し冗談めかすなりなんなりすりゃよかったんだろうが。
ひょっとすると最後の微妙なツンデレ具合が「冗談めかした」口調のつもりだったのかもしれんが、不十分だったんだな。


ともあれ両氏ともGJ!楽しませてもらいますた。
けど空想模様さんの方は、やっぱりここまで間隔あいてないと二人でまとめられちゃうだろうから少し時間を空けてからのほうが良かったかと。
間が空くのを待ってて投稿できないなんて状況はめったにできやしませんよ。

374:361
08/09/10 14:44:04 NQQVyAWu
ごめんなさい。次から気をつけます

375:579 ◆UHJMqshYx2
08/09/10 20:23:48 xNp59vvL
まあまあまあ。

376:名無しさん@ピンキー
08/09/10 23:50:33 RsI+g2vz
>>375
おいちゃん、俺と結婚してくれ


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch