擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十三匹目】at EROPARO
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十三匹目】 - 暇つぶし2ch24:ポン
08/08/18 18:05:33 RbhD8RhC
 彼女はたいてい俺と同じ列車に乗っている。
 行きも、帰りも、俺は彼女と同じ列車に乗っている。

通学列車の君

 『ご乗車ありがとうございました、新川。新川でございます』
 「やばっ!」ちんたら自転車をこいできたのが悪かったのか、駅の階段を全力でかけ上がったとき、ホームには5両編成のディーゼルカーが舞い込んできていた。
 俺は息を切らしながら、つい今しがた列車が到着したばかりのホームをひたすら駆ける。
 列車全ての扉が開いてるにもかかわらずそれらを無視し、俺は後から二両目の後部扉へとひた走った。
 やっとの思いで俺は二両目の後部扉から列車に飛び乗る。
ギリギリセーフ、俺が乗り込んだ次の瞬間、全てのドアは閉まってしまった。
「間に合ったぁ……」
別にドアさえ選ばなければどうって事無いのだが。
それでも俺はほとんど毎日、このドアから列車に乗っている。
車内にはディーゼルエンジンの爆音が響き渡り、列車は高架の線路を街の中心部方面へと滑り出し始める。
(今日はいるかな……)
すし詰め状態の車内デッキを見回す。
 
 (よかった……いた)
それは他校のブレザーを着た犬獣人の少女だった。
栗色のふわふわした髪の毛とスカートから顔を出す同じ毛質の尻尾。垂れた犬耳。可愛らしい顔。いつも通りの通った高い声。
自分が高校に受かってから――つまりこの列車に乗り始めてからもう1年になるが、
それまで(遅刻などの例外を除いて)彼女はいつも同じ列車に乗り合わせて、このデッキにいた。
そして、それまでいつもまちまちだった乗車位置が、いつしか常に彼女と同じデッキを選ぶようになっていた。
(まあ、どうせ俺には縁がないだろうけど)
そう心で呟きながら、俺は揺れる列車に身を任せた。

列車は二つ三つの駅に停車するとすぐに終点へとたどり着いた。
『ご乗車ありがとうございました。札幌、札幌でございます』
列車は金切り声を立てて停止し、都市圏に場違いなローカル線用のディーゼルカーのドアが開く。
ディーゼルの煙と轟音に溢れたホームはすでに反対のホームに着く予定の特急の客がちらほらと見える。
「さぁて、今日も一日頑張りますかぁ」親父臭い一言を発し、俺は高架ホームの階段を下りて、改札を通る。
自動改札をぬければ、そこはターミナル駅然とした空間が広がっていた。
こうして俺の一日は始まっていくのだ。



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