【ふたなり】女性にペニスがある世界 in エロパロ5at EROPARO
【ふたなり】女性にペニスがある世界 in エロパロ5 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
09/02/24 22:25:52 DSDuQMH3
>>442
まとめwikiにあった「恋した惑星」とか言うのが軽く該当してんじゃない?

451:名無しさん@ピンキー
09/02/24 23:52:08 kjJ/ag67
卵巣が精巣になる期間は
「今日は危険日だから、んっ、外に出すねっ」
「いいよ、赤ちゃん出来てもいいよ、中に出して」

みたいなやりとりが・・・

452:名無しさん@ピンキー
09/02/26 21:02:26 Vdmc1Q2w
つまりフタに男が掘られるのが好きな俺みたいなのは異端なのか……

いやわかってるんだ、こういうこと言うと『え、おまえそう言う趣味なの……』
的な視線が飛んでくるもんな。
だがあえて主張するが男に掘られるのなんて死んでも願い下げだ!
ふたっ娘に掘られるから意味があるのだ!
ふたっ娘に掘られるから意味があるのだ!(大事なことなので二回言いました)

このリビドーを作品にして伝えるべく、後輩に敬語で責められるSSを書こうとしたが
脳内妄想だけで自己発電してしまったらリビドーがどこかに飛んでいったのは内緒だ。

453:名無しさん@ピンキー
09/02/26 22:34:05 lJj5zI7i
該当スレにおいでよ
同志がそれなりにいるよ

454:名無しさん@ピンキー
09/02/26 22:53:06 Vdmc1Q2w
該当スレつーとSM板辺りかな。
だが俺は甘甘なのが好きなのだ。いやもちろんラヴSMは好みですが。

455:名無しさん@ピンキー
09/02/26 22:54:12 lJj5zI7i
いや、エロパロ板に「女にお尻を犯される男の子」ってあるじゃん。
もう知ってるのかも知らんけど。

456:名無しさん@ピンキー
09/02/27 22:00:34 Y6uoFHz8
>>406
今更だがそのスレkwsk

457:名無しさん@ピンキー
09/02/27 22:50:48 mRfR73CJ
確かに掘られながら胸が背中で擦れるというのは興奮しそうだ

458:名無しさん@ピンキー
09/02/28 08:43:46 tp0MC+uo
男女(ふた)主導権が逆転するんじゃなくて、
めちゃめちゃ甘く責め掘られるとか、ふたチンポを気持ちよくさせるために掘られる(逆レイプみたいな感じ)なら良い。

459:名無しさん@ピンキー
09/02/28 22:45:28 1XhH7l0k
男×ふた女用の器具はわんさとあるんじゃね、そういう世界だと

男のちんこを女のまんまんに入れて、その間女のちんこにはオナホみたいなの(電動で自動振動)があって
女は両方から性の快楽味わうから達しやすい、とか

460:名無しさん@ピンキー
09/03/01 14:31:44 OR1IrIIw
諏訪クニミツの快楽愛って漫画に出てくる据え置きオナホに下からディルドー生えてるのを連想してしまった。
あれの続きどっかで描いて欲しいなあ。

461:232=431
09/03/02 01:15:55 fjqv9pX0
>>452
専用スレがあるのに贅沢者め!
包茎ネタのスレッド(大したレスも無く落ちた)を立てた俺は
あんたの頭の中がどうなってるのか知りたいwと言われたよ。

スレリンク(lifesaloon板:133番)
包茎好きはこんな理由だ。

>>459
じゃあ今日は焦らすためにオナホ無しとか。
剥けないために亀頭を直に刺激される感覚が分からないが、マンコへの刺激を
受けながら、ちんちんへの刺激を想像しながらイくってのがもっといいな。
床オナニーはするとすぐ硬くなるようになってしまったので、上手く出来ない。
あれは勃つ前にイくものですよ。
まあ、包茎の男の子がふたなりっ子に掘られるでいいじゃないかと言われれば
そうだが、俺はやっぱりそのポジションは女の子のほうがいいな。

462:232=431
09/03/02 01:20:45 fjqv9pX0
スレリンク(loser板:50-53番)
こんなのあったw
女の子が誰かに見られてるのに気が付かずにやってたら最高にエロいと思う。

463:名無しさん@ピンキー
09/03/02 23:12:35 LViF3qle
>>441
kwsk

464:名無しさん@ピンキー
09/03/02 23:13:53 GQ40fmUP
ふた娘っていつ頃オナ覚えるんだろうね
男だと8割は高校までに体験してるらしいが…

465:名無しさん@ピンキー
09/03/03 00:32:43 gnWkh/I/
短編SSまとめに載ってる「恋した惑星」書いたものです。
>>442さんのリクエストと、>>450さんが覚えていてくださったことに感激しつつ。
まあ、もともと同じ設定で何本か書いていたんですが、書き上げれずに…ってのばっかりになってたので。
で、その中から一本書き上げてみました。
SFもの、なのかな?

以下注意です。
・孕ませです。てかそれが基本テーマです。
・相変わらず設定魔的ですいやだったらスルーを。
・基本的な設定は一作目をご覧いただいて、ということで…。
・今回は卑語要素極小。
・エロまで長い。

それでもよろし!な方はどうぞ。NGはタイトルでお願いします。

466:恋した惑星 その2-1
09/03/03 00:38:40 gnWkh/I/
母が亡くなった。


昨晩、妹からの電信で聞かされた。
一年前に「あと半年持つか」と言われたのだから、よく持った方なのだろう。
母の死を告げる妹の声もそれほど悲しんでいなかった。
遺体はすぐにエリア内の病院に送られたらしい。
この学校は全寮の生産校のため、気軽な帰省は許されていない。ふたなりなら尚更。
家に一人になった妹が心配なので、とその日の内に交渉してみたが当然却下された。
当然だ。旧世界とは勝手が違う。
旧世界から5分の1にまで減った人口は、社会保障制度の拡充も促したわけで。
今では13歳の女の子の一人暮らしには何の問題もない。
それに……わたしのお陰で向こうは生活には一切困っていないはずだった。

え?父親?そんな生き物はハナから頭にない。
この惑星からニンゲンの男性という生物が消滅して、かれこれ1000年にもなるし。



恋した惑星 その2



母の死から二日経った。
どうにか戻れないものか、と友人の深雪とサキに相談してみることにした。
「わたしらふたなりがここを出るのは難しいかね、やっぱ」

ふたなりは人類総人口の1%、日本国内の比率でも2%しかいない。
よって、日本では全国に七つ「生産校」と呼ばれる全寮制の学校を用意。
十歳になったふたなりは全てこの学校に割り振られる。
ふたなりではないニンゲンは、選抜で子供を産みやすい者が生産校にブチ込まれる。
どちらにも拒否権は、ない。

「なんならあたしがママに頼み込んでみる?」
そう言ったのは我が校唯一の天然ものの金髪碧眼のニンゲン、サキだ。
「サキちゃんのお母さん、生殖専門の博士だもんねー」
そう返すのは我が校最優秀のふたなり、深雪。
こんなふわふわした雰囲気の子が、100人以上を孕ませている。怖いものだ。
「えっと・・・生殖専攻の博士ってエライの?」
「葵はホント、その辺の常識に疎いわね。あたしと同じ"イリーガル"だから?」
「ぐっ・・・」
「サキちゃん、言いすぎだって・・・。私とサキちゃんが同室になれたのも、
 サキちゃんのお母さんのお陰なの」
「元々、あたしは深雪以外とはできない身体だったし。
 まあ、そういうのも含めていろいろ口出しできるってわけ」

イリーガル。
わたしやサキみたいなニンゲンやふたなりをそう呼ぶ。
ウイルスが遺伝した際のバグで発生したらしいけど、よくわからん。
ニンゲンであるはずのサキは、深雪以外のふたなりのフェロモンが効かない。
要するに深雪以外と交尾ができない。
わたしの場合、ふたなりとしてのフェロモンに不全を抱えていた。
誰にも効かないのだ。
本来ふたなりのフェロモンが効かないのは近親者のみ。
つまるところわたしは「落ちこぼれ」なわけ。
ふたなりとその家族に基本的に与えられる補助金で実家を支えるだけ。

467:恋した惑星 その2-1
09/03/03 00:43:33 gnWkh/I/
スコアは六人。
「フェロモン効かなくても気持ち良くなれるんだね。……テクニシャン?」
とか言われたけど、深雪みたいなほわほわ淫獣と比べると・・・。
(わたしの発言力は低い、よね)
わたしは先の提案に乗ることにした。
「じゃあ・・・お願いできる?」
「もう六年も会ってないことになるから、そりゃあ心配よね」
意地悪そうな声音のサキだが、表情は笑顔だ。
「ありがとう・・・」


「明後日から一週間、そっちに戻れることになったから」
その日の内に帰省の許可が出て、わたしは妹に電信でそのことを伝えた。
腕につけている端末から妹の声が聞こえる。
『昨日までは平気だったけ、ど、んぅっ…愛華一人じゃさびしいって思ってたところなの』
愛華(まなか)の声は上擦っていた…泣いているのかな。
「一週間だけだけど、お姉ちゃんが傍にいてやるから、もう泣かないこと。いい?」
『ありがと、6年ぶりだもんね。お姉ちゃんに会えるの、楽しみだよ』
それから1時間ほど話し込んだけど、明日も早いから、と電話を切った。


◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


(全部・・・・・・って、なんだ?)
次の日、授業は上の空でサキとの会話を思い出していた。
妹と電話した直後のことだ。

「ママってば、葵のことよーくご存じだったわ」
「よく?」
「当然、あんたの妹ちゃんの事も。イリーガルに関する研究もママの分野だから」
「・・・・・・」
愛華の話が出て、わたしは不機嫌な顔をした。妹だけはそっとしておいてほしい。。
「実家に帰ったらフェロモンが効く相手が見つかる、だってさ」
「・・・・・・なんで分かるの?」
「ママからあんたのこと『全部』聞いたから。あんた自身が知らないことも含めて、ね」
「全部?効かないフェロモンを持つ中途半端なふたなり、それだけでしょう?」
サキは立ちあがった。そろそろ初等科の子と盛ってる深雪が終わったのだろう。
「ま、帰ればわかるって。妹ちゃんによろしくねー」

結局サキの言葉の意味を理解できぬまま、夜を迎えた。
(サキの話は気にしててもしょうがない。愛華を慰めてやんなきゃ)
寝台フロートライン(浮遊電車の意)のシングルベッドでそう誓った。
この時からわたしの判断は間違っていたのだと思う。
サキの言葉を頭の中から追い出したわたしは・・・

468:恋した惑星 その2-2
09/03/03 00:48:48 gnWkh/I/
帰省7日目

かくして、愛華は、姉であるわたしの子を孕むことになる。

愛華の腕についている端末がブザーを鳴らした。
仰向けに眠っていたわたしは目を覚ました。
腰が痛い……起きれそうもないなあ…。

愛華は眠っている。さすがに疲れたのだろう。
一糸まとわぬ愛華の身体。その幾度も膣や身体に出された精液が彼女のお化粧だ。
全部、わたしの精液。
端末のブザーがうるさい。その音は生産校にいるわたしには馴染みのあるものだった。
画面を見なくたってその意味は分かる。

「んぅ・・・」
愛華が目を覚ました。
ブザーの音源である端末の画面を見やり、淫蕩な笑みを浮かべた。
「みてみておねえちゃん。愛華、妊娠しちゃった」
その顔を見ただけで、わたしの棒が確かな反応を示す。
愛華はわたしの上に跨り、未だ精液の残る膣にペニスを受け入れた。
くちゅぷ・・・
もう三日前から聞きなれてしまった音。
「はあぁっ!」
精液やら愛液やら混ざって変な感触だなあ……慣れたけど。
「ま、愛華・・・」
「もっともっと、愛華の中に出したいでしょ?んっ、いいよ、っあ…」
じゅぷ、ちゅぷ、ずぶん。
愛華がわたしを高めるために必死に腰を動かしている。
とりあえず、これが終わったら帰省延長の許可をもらおう。
この状況なら、学校側も了解するはずだった。

469:恋した惑星 その2-2
09/03/03 00:53:42 gnWkh/I/
帰省1日目

ぴんぽーん、というブザーが鳴った。自宅の呼び鈴を押したのだ。

寮の部屋にも呼び鈴はある。
ふたなりはそのドアに端末をかざすと、誰の部屋にも自由に出入りできる。
就寝時間を過ぎていてもその行動は咎められない。

つまり、わたしにとっては馴染みのない音だ。
なんで鳴らしたかって?六年もこの家には帰っていない。
その間に愛華や母を一人ぼっちにした……情けない気持ちでいっぱいになるから。

『どなたです、か…?』
愛華の声が聞こえる。その声音は暗い。
「わたしだよ、愛華。あお」「おねえちゃあん!」
言いかけたところでドアが開く。愛華は泣いていた。
愛華はスリップ一枚だった。ここ数日外には出ていないのだろう。
居間に通されたわたしは、まず最初に愛華を抱き寄せた。
「えぅ、はっ、おねえ、ちゃ、あ」
「お姉ちゃん居なくて、寂しかった?」
愛華は言葉ではなく態度で返してきた。
ぎゅっ・・・と抱き返される感触になんだかドキドキする。
嗚咽が止んだと思ったら、今度はスーハー、と大きな呼吸音。
「ごめん、息苦しかった?」
慌てて腕をほどこうとしたら
「だいじょうぶ!・・・おねえちゃんの匂い、前と変わらない」
と言いながらもう一度わたしの匂いを嗅ぐのだった。


「愛華、勉強はどう?」
夕食時、わたしはなにげなくそんなことを聞いた。
「どう、って…普通だよ。そんなに難しくはない」
愛華はふたなりじゃない、ニンゲンだ。
違いがあるとすれば、彼女もイリーガルということ。
サキと似てはいる。要するにふたなりのフェロモンが効かない、らしい。
近親者はハナから問題外なので、わたしを使った検査はされなかった。
他のフェロモンを使った検査で、全て陰性だったらしい。
そのため生産校にも、普通校にも入れずに自宅で学習している。
「おねえちゃんと、愛華、どっちもどっちだね」
愛華は自嘲気味に笑った。
死んだ母には恨むことなんて何もない。
でも、どうして寄りによって両方ともイリーガルなのか。
結局、そのまま会話は途絶えてしまった。

母の仏壇に線香あげ、その夜は寝ることになった。
わたしの部屋は・・・愛華が掃除してくれたのだろう。
ほこり一つなかった。


470:恋した惑星 その2-2
09/03/03 00:54:57 gnWkh/I/
帰省2日目

病院の前では、救急車のサイレンが鳴っていた。
学校でケガ人が出たとき、時々聞く音。
否応なく死を連想させる音。わたしは嫌いだ。

今日は病院に行き、母の亡骸に手を合わせた。
愛華が横にいる手前、泣かないと決めていた。
結局、先月写真で見たときからすっかり細くなってしまった母の手を見て泣いてしまった。
愛華はわたしが泣きやむまで傍にいてくれた。

大昔には葬式という儀式があったそうだ。
そして死んだ人はお墓とかいう石の下に埋められる。
話だけ聞くと妙なものだ。
いまの日本に故人の意味を残すのは仏壇ぐらいだろう。
仏壇の元になった宗教は途絶えて久しいけど、その意味や在り方は残っているんだ。
母の生きていた意味や在り方は、わたしや愛華で残していかないと。

自宅に帰ると時刻は22時を回っていた。
食欲も湧くことなく、そのままリビングで二人して眠りについた。



夢を見た。
わたしが後ろから愛華を乱暴に犯す夢。
フェロモンが効かないんだから、きっと無理やりだ。
なのに愛華は自ら腰を振っていた。
「愛華のここ、おねえちゃんならめちゃくちゃにできるんだよ」
夢には思えない明晰な声が聞こえる。
いいのかな、このまま中に出して。

471:恋した惑星 その2-2
09/03/03 00:56:39 gnWkh/I/
帰省3日目

「な…そんな、バカにゃ……」
『おはようございます!本日は8月19日月曜日です』
端末からアラーム音声が鳴った。
・・・オフにするの忘れてた。
病院の用事も済ませたのだから、アラームは必要ない。

母の弔いの直後から淫夢で目が覚めるなんて。
下着の感触は・・・当然、夢精しているわけで。女の子の部分もぐっちょりと濡れていた。
「あ~、もう・・・」
後悔と虚脱感が全身を襲った。どうにもだるい。


「えっ、おねえちゃん夢精、したんだ」
愛華は驚いたような、感心するような、よくわからない声音で言った。
どうせ洗濯するときにバレる。いま言っておいた方がお互いのためだろう。
「女の子の方も濡らしちゃったから、ごめん。
 洗濯かごに入れる前に、軽く手洗いしとくから」
そういうと愛華は身を乗り出して
「いいから!おねえちゃんはお客さんなんだし、愛華がやっておくから!」
とまくし立てた。ヘンなの。一応、好意には甘えることにした。
「ところでおねえちゃん、どんな夢見たの?」
「夢精すんだからエッチな夢に決まってんでしょ」
「だれと?寮に恋人さんがいるとか?」
「わたしの体質知ってるでしょ。変な質問すんじゃねーわよ」
愛華としている夢だなんて、言えるわけがない。


昼。
洗濯機が止まっているのを確認したわたしは、愛華が昼寝している間に干してやることにした。
「愛華のパンツ、わたしのブラ、スカート・・・」
愛華のブラ、小さいなあ。わたしが愛華くらいの頃はもっとあったよ、おっぱい。
「・・・んあ?」
異変に気づいたのは全て干したあと。わたしのパンツが、なかった。
「愛華、キモくて棄てたりとかしてないよね・・・」
あの子は知識はあるだろうけど、実際にふたなりとしたことがあるわけでもない。
いざ実物を見たら・・・ってこともある。
ちょっと愛華の部屋をのぞいてみることにした。

472:恋した惑星 その2-2
09/03/03 00:57:39 gnWkh/I/
「ん、っ、ひぁ」
わたしのパンツはあった。愛華の部屋に、愛華の手の中に。
寝てるか起きてるか確認して、パンツのことを聞き出そうと思ったのに。
いざ覗いたらそれどころではなかった。
「はぁっ・・・んっきゅ!・・・おねえちゃんのせいし、すごいぃ」
わたしのパンツに顔を近づけながら、自慰に耽っていた。
「匂いだけでぇ……あっ、イク♪愛華イクようっ!おねえちゃぁん!」
愛華が、わたしを?
どうして?とかありえない、とかいろいろ考えたのだけど。
「っあぁ・・・」
それより先になぜか屹立してしまうわたしの一部に嫌になった。
ここに帰ってきてから、わたしはおかしい。
「おねえちゃん、そこにいるの・・・?」
「!?」
愛華の声を聞き、わたしは自室に逃げ出してしまった。
このままこの場に居たら、なにかが起こってしまうような気がした。
なにかって、なに?

すぐにベッドの淵に腰掛け、ブラウスもパンツも脱ぎすてた。
当然身体の火照りを冷ますため。股間どころか胸も妙に熱いのに気づいた。
「……んっ」
走った時にブラウスが乳首に擦れてようだ。ブラ着けてればよかった。


「おねえちゃん・・・?」
足音と微かな声が聞こえる。わたしは耳を塞いで目をキュッと瞑った。
足音が大きくなりドアが開かれる音。愛華が入ってきたのだ。
両手の血流が流れるごう、ごう、という音に混じって
「おねえちゃん、どうかしたの?」
「お願い愛華、わたしには近づかないで……!」
「あっ…」
おそらくわたしのアレを見てしまったのだろう。
やばい、ドン引きされるでしょう、これは……。
ところが次の瞬間感じたのは腰が砕けそうな快感だった。
「うひゃっ!」
目を開けると、愛華がわたしのペニスをしゃぶりながら、女の子の方にも指を入れていた。
ちょ、膣とペニスの同時は弱いのに…じゃない!
「愛華、あんたなにやってんの!」
「じゅ・・・んぅ・・・んっ、んっ、んっ!」
愛華は聞く耳を持たないようで、貪るように頭を前後に降る。
ぬめっていて、あつい…。
経験がないわけじゃない。入れた事も、戯れに入れられたこともある。
でも、口の中なのに、なんでこんなに気持ちいいんだろう……。
「愛華、わたし、もう…」
「んっ…らひていいお?」
その喉の震えがとどめだった。
膣から愛液を手に、ペニスから精液を口に、二か所で愛華を汚したのを確認して、
わたしは気を失った。

473:恋した惑星 その2-2
09/03/03 01:01:24 gnWkh/I/
帰省4日目

端末から電信の着信音が鳴った。
聴きなれた音。出ようとして腕が動かないことに気がついた。
よくよく見れば手首と足首に手錠が付いていた。
なんでこんな…。首を回すと自室のベッドの上にいるのだとすぐにわかった。
しかも全裸だ。
重力に負けた胸が肉まんのような形になっていた。
意識を失う直前から考えて、やったのは愛華。
「あそこになんか入ってるな……」
膣に埋まっているのは、おそらくバイブか。

それにしても着信音がうるさい…。
などと思っていると、ブツッという音とともに回線が開いた。
無理やり回線開く権限があるのは、ふたなりが持つものだけ。
「やほ、葵」
サキだ。多分そばにいる深雪の端末を借りたに違いない。
「……サキにモーニングコールを頼んだ覚えはないのだけれど」
「ママに頼んであんたの状態は大まかに把握してるの」
「はあ?」
「あのね、葵ちゃんと妹ちゃんの端末を……盗聴させてもらったというか」
深雪のふわふわした声が聞こえる。あの子じゃなかったらぶん殴ってるところだ。
「あんたがこうなるって事は全部わかってたのよ」
「全部…」
「そう、全部」
「……『全部』について、教えなさいよ」
いまのわたしなら眼だけで人が殺せるかもしれない。
「それを教えるのはあたしじゃないわ」
「愛華ちゃんは全部知らされているんだって。
 その上で、サキちゃんのお母さんからの提案を飲んだって。ジッケンだって」
愛華が?
「今更説明する必要なんてないでしょう?
 ……そうそう、遠征先でニンゲンを孕ませたら期間延長の手続きできるの。
 がんばんなさいねー」
通話が切れた。何もかも一方的だ。寮に戻ったら絶対泣かす。

そうだ。わたしもある程度感づいている。
わたしの体質も、愛華の体質も。
それでも、愛華本人の口から聞かされるのは駄目な気がした。
ぼんやりと天井を眺めていると、バイブが動き始めた。
膣の中を弱々しく、それでいて確かな震動が満たしていく。
「ああっ!」
それとほぼ同時にドアが開いた。その瞬間、わたしのペニスは猛々しく隆起したのだった。
わたしのブラウスを着た愛華はとつとつと語り始めた。
わたしの性的対象、愛華に唯一、強烈に効くフェロモンのこと。
ほとんど聞こえなかった。大体わかってんだし、別にいい。
それより、姉としてはこの屹立を妹の蜜壷に入れて子宮に子種を注いだ時の感触について……
「って、なぁに考えてんのよわたしぃ……っ!子宮に子種、じゃねーわよ!」
「おねえちゃん、もう愛華の中に入れたくてどうしようもないんだよね……。
 愛華も、おねえちゃんの赤ちゃんの素が中に欲しくて…っ!」
愛華の足はカクカクと震えていた。立つのもやっとなのだろう。
言い終える前にわたしの身体に跨り、ぶかぶかのブラウスの裾をまくりあげた。
「愛華、待って……愛華の言う通りなんだけど、落ち着いて……」
こんなの言い訳だ。これからわたし達がする行為を正当化するためだけの。
「もうダメ……いれ、ちゃうね」
ちゅぷ、と聞きなれない音がしてそこから蕩けるような感触が襲った。
「ふあぁぁああっ!」
声なんて抑えていられない。

474:恋した惑星 その2-2
09/03/03 01:02:50 gnWkh/I/
「んっ、んっ……全部入った、よ?」
淫蕩な笑みで言う愛華の膣からは血が出ていた。
「そんなに、痛くないんだね……」
そう言いながら愛華は腰を上下に振り始めた。
右手はわたしのおっぱいに。
左手を後ろに回して、わたしの膣を埋めるバイブを出し入れするのも忘れていない。
「お、ねえちゃん、ずるいよね。ふたなりなのに、胸もおっきくて…」
同じくふたなりである友人の胸を思い出していた。
アレに比べればわたしなんて、まだまだ。D対Fじゃ勝負の基準が違うの、わかる?
ぬぷっ、ずぷん、ちゅぶ、ちゅぷ……
ヴヴヴヴヴヴヴ……
聞きなれない音のオンパレードなのに、わたしはその音がいやらしいことを知っている。
「愛華、まなかぁ、愛華の中、熱くって、絡みついてきてぇ…!わたし、わたしっ」
「おねえちゃんも気持ちいいんだ?じゃあ、愛華の中に出していいんだよ?」
バイブの音がさらにくぐもった。ニンゲンにおけるGスポット。
ふたなりはそこに精巣がある。
わたしはあまりの快感で、狂ったように愛華の子宮口を突き上げた。
「かっ――っはあ、すごいよぉ!奥まで!奥まで来てる」
丸くてコリっとした子宮口の感じに、Gスポットへのバイブの振動に。
もういつ出してもおかしくなかった。
「愛華、わたし、そろそろ出ちゃうぅっ!……ぬ、抜かないと」
「そう、だね、お姉ちゃんの、抜かないと…ぁ♪ダメだよねぇ…」
そういいながら愛華の腰は止まらない。
さらには亀頭を子宮口に押しつけながら腰を回し始めた。
愛華は呪文のように呟く。
「抜かないと、抜かないと、抜かないと……」
そしてよだれを垂らしながら笑みを作り、
「抜かな……くてもいいよねぇ、おねえちゃん?このまま出しちゃえ♪」
「やっ、ふああああああああっ!」
どくっ、どくっ、びゅく、びゅびゅっ……
愛華も一緒に絶頂に達したようで、
「ひゃあああうっ!」
と声を上げながら全身を弛緩させた。
ふとももとカクカクとさせながら、愛華は言った。
「な、中に出しちゃったね……これで妊娠かっくてーい。
 もう、この肉穴はおねえちゃん専用だから、いつでも使ってどぷどぷ出して、いいよ」

手錠が外された。愛華は学習机に手を置き、お尻を突き出した。
「手錠外したから、もうおねえちゃんの好きにしていいよ……」
指であそこを広げながらそう言った。
中は精液やら愛液やら血やら、いろいろ混じってドロドロだった。
もう、することは決まっている。
ちゅぷっ……
今度は聞きなれた音だった。
「ふぁああああん♪」
愛華が手で、学習机をかりかりとひっかく音が聞こえた。


結局六日目の夜まで、食事以外はずっと交尾に耽ることになった。
(サキに感謝しないと、いけないわね)
妙に冴えてしまった頭で、わたしはそんなことを考えていた。

「もっとぉ!おねえちゃぁん!ちゃんと愛華のこと孕ませてぇっ♪」

なんとなく、双子が生まれるような気がした。ふたなりと、ニンゲンの双子。

おわり

475:名無しさん@ピンキー
09/03/03 01:05:20 gnWkh/I/
以上どぇっす。長々と失礼しまんた。
ちょろっと感想とか、意見くれると嬉しいです。

自分では文体、癖ありすぎるなあとは思いました。
なんかクドイ感じがするんですよねー。

476:名無しさん@ピンキー
09/03/03 03:25:29 LfXFZdBU
GJエロかった。
一日ごとの冒頭が巧いと思った。聞き慣れた音とか、音がキーワードみたいだったな。
SFというか…言い辛いな。
まあ、フタでエロけりゃなんでもいいや。

477:名無しさん@ピンキー
09/03/04 18:14:00 C/oP639W
>>475
エロい。舞台背景含め、不思議な淫靡さがある
孕ませはちょっと苦手だが、そんなのどうでもよくなるくらいエロかった
セックスを交尾と割り切っている世界観がいいね

478:名無しさん@ピンキー
09/03/04 19:00:41 3ejgQxry
>>475
>>442です。マジありがとうううううまさかこんなに早くSSが来てくれるとは
思わなかったマジうれしい。
しかも姉妹の近親もの大好きだ!一番は妹×姉なんだけどそんなこたーいい
孕ませ最高です。赤ちゃんできちゃうらめえええみたいなのも見たいぜ・・・

479:名無しさん@ピンキー
09/03/06 03:42:44 VJ6L3WEc
今ひとつ思ったが、“このカップル”は、
ずっと昔から“この二人”で、繋いできたんじゃないだろうか…。
「実は母親も姉妹で」とか。

そう考えると、遺伝子的ホラーに片足突っ込むな。

480:ヤハズ ◆hhK0PbBaSo
09/03/07 00:21:10 gzUGfsBb
ども、恋した惑星作者です。
その1投下した際のトリは現在使ってなかったりします。
そこそこ感想あってうれしかですよー。
>>476
SF…なのかなあ。

>>477
セックスは古い言葉になってます。
旧世界で「人間」が行っていた「セックス」と違い、愛の確認作業ではないからです。
基本的にニンゲンやふたなりが恋愛感情を持つことは極めて少ない、という事になっていて、
同性愛者(この世界観でこう呼ぶのもおかしいですが)はやはり少なかったりします。
ふたなり→ニンゲンだと、他のふたなりとする可能性があるから本気になれないで、
ニンゲン→ふたなりだと、義務とはいえ他のニンゲンを抱くわけで。
という図式が成り立ちもするわけで。
なのでふたなり×2かニンゲン×2がとくに多いです。
次いでニンゲン→ふたなりです。他のニンゲン抱いてもいいから!ということ。サキ→深雪がその例です。
ニンゲン←→ふたなりは、片方または両方イリーガルなどの特殊なケース。葵と愛華ですな。

ちなみに・・・
その1で深雪が「セックス」と言ってるのはサキの入れ知恵。
意味を知らない深雪にセックスという単語使わせることで、
サキ自身は愛の確認作業という気分にさせてもらってるわけです。
深雪の場合他のニンゲンにもセックスと言ってるので困りものですが。
深雪はフェロモンの性能が強すぎるので扱い的には一応「イリーガル」なんですが…。サキがんばれ。

>>478
>「らめえええ」系も見たい
了解りました。その3かその4くらいに。
>>479
・「血が繋がった子供」なので生産校の外で孕んだ
・一般的に近親にフェロモンが効かないため、姉妹での生産校への配属は離れ離れにされる。
・姉妹共に同じふたなりが孕ませた
・フェロモンでほぼ無条件で抱かれる特性上、一人のみのふたなりの種による姉妹は極めて少ない
・つまり種のふたなりは母の近くにいることが多かった
ということだけ書いときます。そういうことです。

長々とレス失礼しました。アホな設定考えすぎだな、自分。

481:名無しさん@ピンキー
09/03/08 19:48:38 /lCBbwNy
>>480
乙。なんかいろいろ考えてんだなあ、と感心した。

482:カナン2 生命の木(0/4)
09/03/13 01:22:23 f/k4W/4H
去年書いたカナン
URLリンク(www33.atwiki.jp)
の続きです。
双双女、触手、母乳属性。
嫌いな人は‥‥ガルマ、専ブラを入れないのが悪いのだよ!

483:カナン2 生命の木(1/4)
09/03/13 01:25:45 f/k4W/4H
環七から通り一本隔て、病的に入り組んだ古い宅地の奥の小道に、古びた小さな神社が
ある‥‥はずだった。
しかし今、そこには、神社の両隣だったはずの二軒の民家が、軒を並べて建っている。
ミッチは腕を組み、フン、と鼻を鳴らした。
「決まりだな」
見ると、ボブカットの後ろ髪からチラチラと、蛍のような燐光が、陽炎みたいに
たちのぼっている。
かつて、この地の守り神だった頃の記憶と力を、ミッチはとり戻そうとしていた‥‥

私の名前は烏山チトセ。私とミッチ、そしてもう一人の幼馴染の篠ちゃんが恋人どうしに
なったいきさつは前に書いた。
それからミッチは記憶を捨て、人間の娘になりきって生活していたのだが、篠ちゃんが
失踪するという非常事態のせいで、元に戻ってしまったようだ。
                   ネグラ
「間違いない。何者かが儂の昔の社を乗っ取って、葉隠れの術で隠しておる。
篠を捕らえたのも同じ手じゃ。一人になったところで、ここ以外の場所を隠し、他に
行けぬようにしたのじゃ。葉隠れならぬ藪入らずの術とでも言おうか」
「術を破れる?」
「できるさ」
私はちょっと考えた。
「私が行くわ。ミッチはここで待ってて」
「ふむ?」
「篠ちゃんを拉致ったのは、篠ちゃんには破れないからよ。だからそれは、ミッチを
ここにおびき寄せるためなんだわ」
「なるほどな‥‥だが敵は妖術使いじゃぞ」
自分だって同じ術を使ってたくせに、と思ったけど言わなかった。
「儂に考えがある。パンツを脱げ」

ミッチに背後から抱かれたまま、民家の間の細い隙間にずいずい押し入って行くと、
とつぜん凹面鏡みたいに視界が歪み、左右の家並みがぐいっと遠のいた。魚眼レンズの
トンネルを抜けると、そこは見覚えのある神社の参道だった。
ところが、以前ミッチが暮らしていた社殿に、不気味な葡萄の巨木が巻きついていた。
化け物じみた、枝分かれした幹から、無数の蔓が生えて、あたりを這い回っている。
しかも、それは蛇のようにうごめいていた。
空中に、篠ちゃんが、蜘蛛の巣にかかった蝶みたいに、体中を絡め取られて浮いている。
ほんのところどころ、葉っぱに隠されているけれど、紛うことなき全裸で、手足を
ぱっくり左右に開かれ、胸やあそこが丸見えになっている。
蔓が肌の上を這って、お尻や割れ目の中にまで潜り込んでいる。その動きにあわせて
篠ちゃんが身悶えすると、拡げられた部分から愛液が波みたいに湧き出して、つやつやの
太股に滲んだ汗といっしょに滴り落ちた。
控えめなおっぱいと、突き出したペニスにも、螺旋状に緑の鞭が巻きついて、根元から
先端に向かって絞り上げてゆく。
ペニスは空中から、別の、先が漏斗みたいな花になった蔓にも攻められていた。
花の中心から、細い繊細な雌しべが蛇の舌のように伸びて、篠ちゃんの敏感な先っちょを
チロチロと舐めた。
やがて、雌しべが、ペニスの先端の小さな割れ目を探り当て、静かに滑り込んでゆく。
篠ちゃんは体を弓のように仰け反らせ、腰をがくがくと弾ませた。
雌しべが根元まで呑み込まれ、花が吸いつくように先端を包みこむと、篠ちゃんに
絡みついた蔓が、いっせいにざわめいた。
篠ちゃんが悲鳴を上げた。
先端を咥えた花が、射精の圧力でビクビクと脈動し、中に溜め切れなかった精液が、
花びらの端から溢れて漏れた。
篠ちゃんは、手足に筋肉の膨らみを浮き上がらせ、涙をぼろぼろこぼして身悶えた。
とうとう体ががっくりと弛緩すると、花はやっと満足して、雌しべをずるずる引き抜き
ながら、篠ちゃんから離れていった。

484:カナン2 生命の木(2/4)
09/03/13 01:27:22 f/k4W/4H
「‥‥」
「‥‥」
ミッチと私は、当初の目的をすっかり忘れ、息を呑んで痴態に見とれてしまっていたので、
篠ちゃんが薄目をあけたとき、思わず、まともに目が合った。
「チトセ‥‥ミッチ‥‥」
「‥‥えーと」
「‥‥助けに来たぞ」
「き、来ちゃダメだミッチ、これは罠だ‥‥てオマエら何してんだよ」
「何って、アナルセックス」
「そんなこと恥ずかしくて言えないわ!」
私はスカートをめくり上げられ、ミッチに背後から貫かれて、爪先立ちになっていた。
「何だと、言えないことがあるものか。アナルセックスと言え」
「いやーん、あ、アナルセックスー」
胸を服の上から思いきり揉まれ、お尻をグイグイ突き混ぜられて、つい恥ずかしいことを
口走っている間に、その勢いで、私は篠ちゃんのところに着いていた。
ちょうど胸のところに、篠ちゃんのペニスがあたって、また不気味にうごめき始めた蔓に、
尿道に残っていた精液が搾り出されて服が汚れた。
「今じゃ」
ミッチは手早く私のシャツの前を開き、揉まれたせいでブラがずれ、中から飛び出していた
乳房を掴んで、篠ちゃんのペニスを左右から包み込んだ。
私の胸は、なんというか、実はかなり大きい。篠ちゃんは私の中に根元まで埋まった。
すると‥‥
篠ちゃんの軸の周りを螺旋を描いて虐めていた蔓が、ぴったりと吸いついた肌のせいで
ペニスから引き離され、自転車のチェーンが外れるみたいにするりと抜けて、代わりに、
私のおっぱいごと、束ねるように巻きついた。
「あ‥‥」
その頃には私もミッチも、次々と襲い来るいやらしい蔓に全身を絡めとられ、器用に
衣服を剥ぎ取られて、ぐるぐる巻きに吊り上げられていた。
(まさにミイラ取りがミイラ)
ただ一つ状況が好転したといえば、体が持ち上げられるのにあわせて、篠ちゃんのペニスが
私の胸から引き抜かれ、自由になったことぐらいか。
「篠、チトセに‥‥挿入、するのじゃ‥‥」
苦しそうにミッチが喘いだ。怪樹に犯されて、快感をこらえているのだ。
背中にあたる小さなおっぱいにまで容赦なく蔓が巻きつき、責めている。
見えないけれど、あそこやお尻もやられているのだろう。
私もそうだったから。ミッチと繋がったお尻の穴の周りや、二人にしか許したことのない
大切なところまで、尖った緑の蛇にはずかしめられている。
でも、私のあそこがぐしょぐしょに濡れ、飢えたようにひくついているのは、そんなこと
とは関係ない。
路上でミッチと結ばれたときから、それから篠ちゃんの無事を‥‥まあ、ある意味‥‥
確かめたときから、私は三人でセックスしたくてたまらなかったのだ。
それはみんな同じだった。なぜなら‥‥
さっき射精しきったばかりの篠ちゃんのペニスが、もう松明みたいに熱く蘇っていた。
拘束されていても、手で導く必要もないほど硬く勃起して、一息に私を貫いた。
その瞬間‥‥
篠ちゃんを受け入れたのが、私なのにもかかわらず‥‥
ミッチの子宮が切なげに痙攣するのを、私は密着した肌ごしに感じ取った。

485:カナン2 生命の木(3/4)
09/03/13 01:33:58 f/k4W/4H
ミッチが神の属性を取り戻しているからか、それとも他に原因があるのか、私たち三人は、
初めて結ばれたときと同じようにトリップしていた。
肉体は全身を緑の触手の網に拘束され、なすすべもなく犯されているのに、魂はまるで
空中に浮揚しているみたいに自由だった。
時間が引き延ばされている。
篠ちゃんとミッチに、包み込まれるようにやさしく抱擁されている。
前後から貫かれ、一つに溶けあった部分から、痺れるような快感が脈打ちながら体中に
広がってゆく。
背筋が総毛だっている。
(愛してる)
互いの心の声が筒抜けだった。
(恥ずかしくて気持ちいい)
はしたない本音をさらけだしてしまって、羞恥で体が燃えあがった瞬間、ミッチと
篠ちゃんも堪えきれずに射精した。
(これでよいのじゃ)
性感に喘ぎながらミッチが言った。
(こやつの狙いは儂の精液じゃ。それと篠の。篠を両性具有にしたのは儂じゃから、
いくぶんか儂のエキスが混じっている‥‥)
(神の精液か‥‥何か特別なのか)
(神通力が分け与えられる。長生きしたり、運が良くなったり)
私は無意識に、これまでしたセックスの回数を暗算した。一回2ccとして‥‥
(だが注意しないと妖怪になってしまう)
(なんだと!)
(ちょっと!)
(大丈夫じゃ。お前たちは賢いから、力があっても、間違った使い方はせんよ。
だが、理性の無い動植物に、みだりに与えると‥‥)
(堕落して、妖怪になるのか‥‥)
でもこの木、もうすでに妖怪といって差し支えないんじゃないだろうか。
蔓が、飢えたように体にまとわりついてくる。さっき篠ちゃんを犯していたのと同じ
ような花が、乳首やクリトリスに吸いついて、雌しべで硬く尖った突起を締めつける。
我慢したけど、かえって快感が増幅してしまい、何度もいかされた。
篠ちゃんとミッチも、嫌がっているのか、悦んでいるのかわからないみたいに体を悶え
させながら、繰り返し私の中に精をぶちまけた。
ミッチがすすり泣いた。
(樹怪に精を渡さず、篠を助けるには、こうするしかなかった‥‥)
(いいのよ)
こんな状況とはいえ、恋人たちと抱き合って気持ちよくなっているのは、それは幸せな
ことだった。

子宮が‥‥
二人の精液をごくごくと飲み干している。
お腹の中からたっぷりと浴びせられた愛のエキスを吸収し、体中の細胞の一つ一つから
エネルギーがあふれそうだった。
いや、実のところ、あふれ出していた。
(おっぱいが‥‥)
ほとばしるエネルギーの流れが、胸に集まってきて、二つの乳房の中に乳汁となって
湧き出した。
そして、乳房に巻きついて旋動する蔓に搾りだされ、乳首に吸いついた花に授乳した。
重くなるほど漲った母乳を吸いだされ、胸がすっと楽になる。
授乳の快感に私は陶然とした。
花から漏れた母乳が、肌をつたって滴り落ちるのを、別の花が慌てて舐めとってゆく。
背中に押し付けられたミッチの乳首からも、私の胸に埋まっている篠ちゃんの乳首からも、
なめらかな乳液があふれ出すのを感じた。
二人も、私の感覚を共有しているせいで、体の、おっぱいを分泌する反射のスイッチが
入ってしまったみたいだった。
混じりあう母乳にまみれて抱き合う私たちの体を、無数の雌しべが舐めている‥‥
精液はだめでも、お乳はOKなのか?
ミッチにもわからないみたいだった。
三人とも、気持ちよくて、暖かい、ほの昏い海に沈むように、意識を失った。

486:カナン2 生命の木(4/4)
09/03/13 01:38:43 f/k4W/4H
「二度と吸えないかと思ったぜ」
篠ちゃんは私の乳首を思いきり吸ってから、ちゅぽん、と音を立てて離した。
私たちは、葡萄の葉の分厚いベッドに、三人並んでうずもれるように横たわっている。
体は解放されていた。
おっぱいをたっぷり飲んで満足したのか、樹怪は私たちを離し、そのうえ寝心地のいい
寝床まで作ってくれた。
頭上には、枝が棚のように張って、元気の良い大きな葉が重なり合って陽射しを遮っている。
その間にまに、大きな花房がぶら下がっていた。
私たちのお乳を吸って、急に成長したのだ。これが神通力というやつか。
秋には立派な葡萄になりそうだ。

「思い出したぞ」
反対側の乳首を吸っていたミッチが突然言った。
「この樹は儂が植えたのじゃ」
「まあオマエの社に生えてるからには、そんなこったろうと思っていた」
「じゃ、妖怪みたいになってたのは‥‥ミッチのアレを‥‥」
「その、早く食べたかったので、すぐ実がつくよう‥‥手でこすって‥‥
すっかり忘れておった。なにぶん記憶を失くしていたので」
「いいのよ」
私は両側の二人を抱き寄せると、ごろっと転がって、上にのしかかり、ミッチと篠ちゃんの
体を交互に舐め回した。
お乳の甘い味がする。
乳首を一個ずつ口に含んで、中にちょっぴり残ってたおっぱいを吸い出すと、二人とも
くすぐったそうにクスクス笑った。
篠ちゃんが私たちのところに戻ってきた。その事実に比べたら、なんでもないことなのだ、
何もかも。

487:名無しさん@ピンキー
09/03/13 07:07:24 B3gSjGOa
子供同士のアナル和姦大好物なので
>「何だと、言えないことがあるものか。アナルセックスと言え」
>「いやーん、あ、アナルセックスー」
ここはかなりグッときますた'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ

488:名無しさん@ピンキー
09/03/13 08:51:48 TkqQcRSj
ずいぶんピンポイントな嗜好だな

489:名無しさん@ピンキー
09/03/13 09:11:48 Em0c+Rck
それもまたよし。

490:名無しさん@ピンキー
09/03/13 16:53:17 CExRcL9N
俺もちょうどふたなりでアナルが見たかった

491:名無しさん@ピンキー
09/03/16 22:16:41 /0GuqKyX
もしも1000年単位の昔から日本にふたなりが当たり前に存在していたら、
銭湯とかはどうなってたんだろう。ふたなりの人口比率にもよると思うが。

492:名無しさん@ピンキー
09/03/17 01:44:17 qutnprPB
>>491
「女性にペニス」がふたなりの定義なら、ふたなりは女湯だろう。当たり前のように。
ただ、ふたなりさんのペニスが女性に反応して、彼女らの性欲が強く刺激されるとなると、
秩序的な理由から男湯・女湯・ふたなり湯の3つに分けられたんじゃないかな。このあたりは各々のふたなりの設定によるのでは。

493:名無しさん@ピンキー
09/03/17 06:58:37 fQ+4TV+k
ふたなり湯大乱交じゃん

494:名無しさん@ピンキー
09/03/17 07:28:10 mqqIzpgW
ふたなりの場合ふたなりにも欲情しちゃうだろうし確かに大変だなw

495:名無しさん@ピンキー
09/03/17 07:46:02 leUvj1/x
浴場で欲情ですか。大変ですね。
まぁでも、現実でも同性愛やらGIDの人は大変だろうとは思う。

496:名無しさん@ピンキー
09/03/17 14:09:52 9sGwkHFH
性欲魔人じゃないので好きでもない人の裸見ても興奮しません><

497:名無しさん@ピンキー
09/03/17 17:22:23 mqqIzpgW
おのこの部分が異性の裸見たら反応すると思うんだけど
ふたなりは両性兼ね備えてるみたいなもんだから興奮しちゃいそうじゃないか><

498:名無しさん@ピンキー
09/03/17 21:52:14 p7++V5y8
>>496
オレは魔人だったのか!?
なんてこった
じゃあしかたないよな

499:名無しさん@ピンキー
09/03/19 15:25:45 q3Bedcd+
ふたなりっ娘の性欲って女の子準拠?男の子準拠?
ペニスついてるからそこはやっぱり男の子なのかな…。
すると、ふたなりっ娘も思春期は中学男子みたいに毎日のようにオナニーして抜かないとムラムラするわけだ…。
オナニーする事に罪悪感がすごいあるのに、我慢できず毎日自分の指でペニスを慰めてしまう年頃の娘…萌えーる(゚∀゚)

500:名無しさん@ピンキー
09/03/19 15:28:30 dutL1MuD
男女の和ぐらいの性欲があるってのが一番
もうやりたくてやりたくてしょうがないみたいな

501:名無しさん@ピンキー
09/03/19 15:46:22 q3Bedcd+
>>500
まったく同じこと考えてた!やっぱりふたなり娘は性欲強いのがいいよねー。
両方ついてるんだから、ふたなりは男性よりも女性よりも性欲があって当然っていう社会の認識があるといいな。
もちろん誰も大きな声では口に出さないけど、年頃のふたなり娘はオナニーしていて当然みたいな暗黙の了解がある。
そうしたら、学校の性教育でも男子のマスターベーション以上に、ふたなり娘のオナニーは正常な事って教育が行われるんだろうな…萌えーる(゚∀゚)

502:名無しさん@ピンキー
09/03/19 19:32:36 Iv94Gpkx
>>499
>ふたなりっ娘の性欲って女の子準拠?男の子準拠?

男の子みたいに簡単にスイッチが入っちゃって、しかも女の子みたいに
いったんスイッチが入ったが最後理性なんか吹き飛んじゃう、というのを希望。

淫乱かつ絶倫!これ最強!

503:名無しさん@ピンキー
09/03/19 19:44:44 /cFDkfxt
ふたなりが9割の世界で、おにゃのこがふたなりにめっちゃくちゃに犯される
ふたなりが1割以下の世界で、ふたなりがおにゃのこにめっちゃくちゃに攻められる

どっちが好きだ。どの視点が好きだ

504:名無しさん@ピンキー
09/03/19 20:47:40 GxIyWwx4
>>503
ふたなりっ娘が受け
これは譲れない

505:名無しさん@ピンキー
09/03/19 22:32:48 UtqRVU6z
ふたなりっ娘×普通の女の子これは譲(ry
>>503
俺はふたなりが一割以下の世界で、おにゃのこがふたなりにめちゃめちゃに攻められるかなぁ。

506:名無しさん@ピンキー
09/03/20 06:26:08 z1/Sh9RB
女の子の性欲はゆっくり増えてゆっくり減る
男の子の性欲はすぐおっきくなって出したら終わり

ふたなりは、すぐMAXまで立ち上がって、なかなかおさまらない

507:名無しさん@ピンキー
09/03/20 08:35:37 1qR18ZAD
しかもピーク時は男女の和と

508:名無しさん@ピンキー
09/03/20 16:19:24 ltaTzNyd
>>503
後者かな
でも最後は性欲に負けたふたなりっ娘にずっこばこされてるといいお

509:名無しさん@ピンキー
09/03/20 17:48:28 qpyXSNoK
ふたなりが9割ってのは男ベースのふたなりもいるって事?
それとも人類の1割弱しか男がいないって事?

510:名無しさん@ピンキー
09/03/20 17:59:07 dR+h9AE2
>>503
俺は前者
たくさんふたなり居たほうが個人的に嬉しい

>>509
ふたなりかおにゃのこの2択じゃないかな
TK.1みたいな世界。たまにふたなり同士の交配でもおにゃのこが生まれるとか

511:名無しさん@ピンキー
09/03/20 18:07:54 PLW2vYNM
フタナリとおにゃのこの間にはおにゃのこが生まれやすかったりとか
あると面白いなぁと思ったけど
そうなるとフタ+おにゃのこ夫妻?んちの苗字がすぐ無くなりそうかな・・・
と思ったけどそんな世界だと女が家を継ぐ事もあるのかとか
フタナリは色んな妄想が出来て楽しいww

512:名無しさん@ピンキー
09/03/20 18:53:17 qpyXSNoK
男がいないという前提があったのか…
じゃあふたなりが1割以下ってのは9割が女性って事か

513:名無しさん@ピンキー
09/03/20 19:11:49 z1/Sh9RB
男女ふたがそれぞれ33%で生まれる確率も3割
もしくは男なしで女とふたのみとか、
まあそれぞれ好きでええやんw

514:名無しさん@ピンキー
09/03/20 19:32:13 eZelzDYb
男女のどちらでもない、フタナリであることに悩むフタナリとかは男が存在したほうが映えるんだぜ
いや、男がからんでくるエロ描写は書かないけど


515:名無しさん@ピンキー
09/03/20 20:17:24 qpyXSNoK
じゃあ好きに言わせてもらうと
ふたなり率は低めの世界で、彼氏とラブラブ
という選択肢を模索したい

516:名無しさん@ピンキー
09/03/20 20:51:39 YVa7eadj
ふたなり夫婦にて、種を与えた方が「シードマァム」と呼ばれ、産んだ方が「マァム」とか呼び方がありそう。

517:名無しさん@ピンキー
09/03/20 22:42:11 PLW2vYNM
>>514
確かにフタナリは両性が存在するからこそだなぁ!

518:名無しさん@ピンキー
09/03/21 08:48:56 MQl41jnx
ここには設定厨しかいないのかよwww
小説書くやついねえwww

519:名無しさん@ピンキー
09/03/21 11:21:58 +uO/l8Fr
なんつー野暮な!小説を書かれる方がいないから
設定だけでも書き込んで飢えをしのいでるってのが正しい

520:名無しさん@ピンキー
09/03/21 15:43:34 SXL8ODeC
小説なんて職業作家でもないとバンバン書けないから(職業作家でもか……)、その間は楽しく妄想してようぜー。

521:名無しさん@ピンキー
09/03/21 16:05:00 xzFP855i
設定を組み立てて、しかもそれをエロくする力はないのだよ…
設定語るだけでも十分勃つから、とりあえずの凌ぎかね

522:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:19:12 CJmkBq7O
 ちょっと、でしゃばらせて貰います。

 今までの設定談義を無視するような話で申し訳ないですが、無いよりマシということで。

 また、長めの話になりますので、分割します。ご了承ください。

 シチュとしては、
 魔法でのフタナリ化、玉なし
 公開自慰などの羞恥プレイが主です
 フタ×女の子、フタ×フタのアナルでの絡みあり

 嫌いな方は回避ください


523:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:20:40 CJmkBq7O
 うっそうと茂る森の奥深く、小さな湖の傍らに、それは建てられていた。
 二階建ての学舎と、三階建ての寄宿舎。
 並び立つ石造りの二棟が、湖面に写り揺らめいている。
 そんな建物があることは知られていても、そこに入ることが許されるのは、ごく一部のものに限られている。
 各国から集められた、魔力を秘めた少女たち。
 王家や有力者の後押しを受けた魔女候補たちのうち、認められた一握りだけが、この場所を訪れる。
 三百歳を超えてなお若さを保つといわれる、伝説の魔女の教えを受けるために。

 一日の講義を終えた少女たちは、それぞれ寄宿舎に戻り、自分たちの時間を過ごす。
 魔力によって外界から閉ざされている為に、娯楽といっても限られている。
 それぞれに多くの期待を背負ってここに来ていることもあって、少女たちの多くは学んだ事を復習し、
予習に時間を費やす。
 だが、そういった真面目さに背中を向ける少女がいないわけではない。
「フレア・・・」
 与えられた部屋のベッドに腰掛けたまま、一人の少女が頬を染めている。
 十代の半ばといったところだろうが、体の成熟が遅いようで、身長のわりに貧弱な体つきをしている。
 髪を短くまとめていることもあって、少年といわれても違和感を覚えないだろう。
 ややつり目ぎみなためにきつく見られがちだが、じつのところ気が小さい。
 今も目の前に立つ、同郷の上級生を前にして、目を泳がせている。
「なーに照れてるのよ。いまさらでしょ」
 ベッドの前に立つのは、長い髪を背中に下ろした、快活な印象の少女だった。
 年齢ではなく、実力で所属等級が定められるため、上級生ではあっても年齢は変わらない。
 こちらは年相応の成長を果たしているらしく、胸にも腰にも柔らな丸みを持っていた。
 その体を惜しげもなく晒した姿で、まっすぐ同郷の少女を見つめている。
「ほら、シーレスも脱いで」
「う、うん・・・」
 促されて衣服に手をかける。
 フレアに比べて貧弱な体が恥ずかしいのだろう。薄い胸を両手で隠し、俯いている。
「んふ、かわいいなぁ」
 恥じ入る少女の顔を上げさせ、頬に口付ける。
 互いの腕が触れ合っただけで、シーレスは困惑を浮かべて息を呑む。
 そんなしぐさの一つひとつが愛らしく、フレアを楽しませる。
「じゃ、見ててね」
 シーレスから離れたフレアが、裸身のままで目を閉じた。大きく息を吸い、真剣な顔で何かを呟く。
 その体が淡く光り、しだいにまぶしさを増した。
「・・・!」
 シーレスが眩しさに目を閉じた。しばらくそのまま固まり、やがておずおずと目を開く。
 部屋を包んだ光は既に無く、そこには穏やかに微笑むフレアの姿だけがあった。
「どう? すごいでしょ」
「あ、あぅ・・・」
 誇らしげに腰を突き出す。
 シーレスはそこに生え出た異形の存在に言葉を失った。
 女の体にあってはならないものが、固くいきり立った男の徴が、フレアの股間で反り立っている。
「これで楽しませてあげる」
 股間を立てたまま、フレアがゆっくり近づいてくる。シーレスは怯えを隠せずに、ベッドの上で体を引いた。
 それに構わず覆いかぶさったフレアが、体でシーレスを押し倒していく。
「あの・・・、やっぱり、やめたほうが・・・」
 下腹に当たる固い感触に、シーレスが言葉を振り絞る。細かく震える少女の手を握りながら、フレアが間近で微笑む。
「そんなに怯えなくても大丈夫。だいたい、学長とだって、これでしてるんでしょ?」
 自分で言いながらも、少し苦々しい表情になる。
 この学園を主宰している伝説の魔女には、尊崇と憧憬を抱いていた。
 その姿を見るたびに、穏やかな笑みを向けられるたびに、胸が高鳴り息苦しくなったのは、
憧れを越えた感情が生まれ始めていたせいかもしれない。
 だが、そんな気持ちは過去のこと。
 今となっては、ただ嫉妬があるだけだった。
 故郷で深い関係を持っていた少女を、この学院への入学を一緒に目指した少女を、力ずくで奪われた恨みがある。


524:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:22:05 CJmkBq7O
 入学選考で落とされたはずのシーレスが、特例として入学していたことを知ったのは、つい最近だった。
 学長の寵愛を受け、ずっと私室に囲まれていたのも、つい昨日になって本人から聞かされた。
 伝説とも言われる魔女から、直接の手ほどきを受けたおかげで、シーレスにも初等部とはいえ、
学園で学ぶに相応しいだけの力が着いた。
 そのために一生徒として学園で学ぶことを許され、こうしてフレアと会うこともできるようになったのだが、
それは互いにとって、非常に気まずい再会でもあった。
 学長の部屋で何をしていたのかを察しないほど、フレアも世情に疎くは無いのだから。
「学長は、その・・・、指でしかしない。それは、禁忌だからって・・・」
「“禁忌”ねぇ。幻術の簡単な応用じゃない」
 この程度の魔法は、高等部なら誰でも使える。
 男のいない閉ざされた世界で、同性の恋人との交わりに使っている者も、少なくは無いだろう。
 禁忌などという大仰な言葉で表すようなことではない。
 だが、問題はそんなところではなかった。
「じゃあ、シーレスはこれが初めてなんだね?」
「う、うん・・・」
 気づいたフレアが瞳を輝かせた。興奮を押さえられず、鼻から荒く息を吐く。
「うれしい。シーレスの初めて・・・。学長に奪われてるって諦めてたのに」
「・・・」
 あからさまな表現に、シーレスが顔を赤くしてうずくまる。
 しかしフレアは構わず、股間にそそり立つ己の分身をシーレスのお腹に押し付けた。
「私がシーレスの初めての人になるんだ。シーレスの初めてが、私のものになるんだ・・・」
「残念ですが、そうは行きませんよ」
 うっとりと繰り返すフレアの耳に、穏やかだが威圧的な声が流れ込んだ。
 驚いて振り返ると、しとやかな女性が微笑みながら立っている。
 軽く波打つ髪を腰まで伸ばした、二十歳前後の女性。
 薄い夜具だけを身につけたその女性は、穏やかな顔におっとりとした笑みを浮かべているが、
フレアは信じられないほどの恐怖に体を動かせなくなった。
「が、学長・・・」
「あらあら、優等生のフレアさん。ずいぶんみっともない格好ですね」
 腰を抜かしたフレアは、振り返ったまま崩れ落ち、ベッドにもたれていた。
 股間の一物はそれでもそそり立ったままで、少女の浅ましさを笑っている。
「何をしようとしていたか、見れば判ります。言い訳はありますか?」
 穏やかな言葉に、シーレスが蒼白になって震える。
 慌ててベッドを飛び降りた少女は、腰を抜かしたままのフレアの隣で這い蹲り、頭を学長に摺り寄せた。
 フレアは怯えながらも憮然とした表情をつくり、わざとゆっくり首を横に振る。
「どうやら、無いようですね」
 二人の少女の無様な姿をにっこりと見下ろした女性は、一つ咳払いをすると、厳かな表情を作った。
「学長フィオナの名をもって告げます。学則にある禁忌を犯した罪により、学籍を剥奪。
また、無期限のみせしめ刑を申し渡します」
「・・・いいんですか?」
 処罰の重さに震えるシーレスの横で、フレアが皮肉な笑みを浮かべた。
 フィオナが口にした処罰の意味は、フレアもわかっている。
 学籍の剥奪は、この学園においているべき場所を失うことであり、衣食住全ての剥奪を意味する。
 見せしめ刑は、その名の通り、犯した罪を公にし、全ての学徒の前に晒される事になる。
 全学徒の侮蔑の視線を、ひたすら浴びせさせられるということだ。
「どういう意味ですか?」
 問い返したフィオナに、フレアが視線で横を示した。細かく震える哀れな背中がそこにあった。
「シーレスも同じ目にあうんですよ?」
「それがどうしましたか?」
「どうって、かわいがっていたでしょ?! 大切なんでしょ?!」
「私の大切な娘はここにいます」
 フィオナの手が円を描く。床に浮かび上がった魔方陣から、小柄な少女がせり上がった。
 茶色い髪を左右でまとめた、あどけない少女。
 無邪気と表現するしかない笑顔の少女は、現れるとすぐにフィオナに抱きつき、面白そうに裸の二人を見下ろした。


525:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:23:31 CJmkBq7O
「ラーナ・・・?」
「シーレスちゃん、なにしてるの?」
 恐る恐る顔を上げたシーレスは、そこに同じ教室で学ぶ少女を見出した。
 自分の入学前からこの学院に学んでいた、年齢不詳の明るく健気な少女。
 特例で入学した自分にも、自然に接して世話を焼いてくれていた、優しい女の子。
 それがいま、優越感に満ちた目で、裸の自分を見下ろしていた。
 とても耐えられず、シーレスは再び顔を伏せる。
「この娘は、私を裏切らない。大切なのは、そういう娘ですよ」
 言葉を打ちつけながら、冷たい目でシーレスを見下ろす。その姿に、フレアは作戦の失敗を悟った。
 シーレスを出汁にして罰を軽くして貰おうと考えていたが、そこまで甘くは無いらしい。
 むしろ、余計な言葉に怒りを煽ったかもしれない。
「あなたには妹がいましたね?」
 不意に口にされた言葉に、フレアは自分の不安が的を射ていたことを悟った。後悔を浮かべながら、目線を逸らす。
「レネットさんといいましたか。彼女はどこに?」
 本来ならば、この部屋にいなければならない。レネットは魔力に劣るため、教室は別々だが、寮は同室となっている。
 それがいないのは、フレアが何をするか承知の上で、部屋を離れているためだろう。
「彼女の処罰も考えなければいけませんね」
「やめてよ! レネットは関係ないでしょ!」
「あなた方が何をするのか承知で部屋を離れているのです。共犯というべきでしょう?」
 優しい声に諭されて、フレアはがっくりと俯いた。

 翌朝、学院に学ぶ全ての少女が講堂に集められた。
 十代の初めから終わりまでの、総勢で百人近い少女たち。
 その全ての視線が、壇上に立つフィオナに向けられ、憧憬と尊崇を浮かべている。
「今日はみなさんにお知らせがあります」
 穏やかな声に、少女たちが聞きほれる。
 頬を染めてうっとりと見つめる少女なども見られ、なかなかに妖しい雰囲気を作っている。
 柔らかな沈黙が破られたのは、その直後だった。
 フィオナが軽く手を上げると、傍らから一人の少女が現れ、手にしていた二本のロープを引いた。
 その先につけられていたものの姿に、フィオナに見惚れていた少女たちが悲鳴を上げる。
「くぅぅ!」
「・・・・・・」
 全ての衣類を奪われ、代わりに首輪を与えられたフレアが、悔しさと恥ずかしさに歯噛みする。
 その傍らでは、後悔と諦観に包まれたシーレスが、じっと俯いた。
 裸の二人をステージの中央にまで引き出したラーナは、ロープを手にしたままフィオナの隣に立ち、
横目でシーレスをあざ笑う。
 甲高いざわめきが収まらない講堂で、フレアは全身を朱に染めて耐えている。
 両手を後ろに縛られ、体を隠すことも許されない。
 股間にあった飾り毛を奪われたせいで、本来なら隠せるはずの割れ目までも丸見えにされている。
 そこは昨夜生えていたものが姿を消した、少女本来の姿をしている。
 いるのが女だけとはいえ、この仕打ちは辛かった。
 風呂でならば平気な姿だが、周りがみんな服を着ている中で、自分とシーレスだけが裸を強いられている。
 尊厳の全てを否定され、奪われたような気持ちが広がってきた。
「お静かに」
 いつまでも静まらない少女たちに、フィオナが穏やかな一声を投げ与えた。
 とたんにけたたましかった私語が止み、少女たちがフィオナに注目する。
「こちらの二人・・・、高等部のフレアと初等部のシーレスとは、昨夜禁忌を犯しました。
 その上で淫らな行為に及び、己の欲望を満たそうとしました」
 ふたたびざわめきが起きる。フィオナの言う禁忌が何を指しているのか、それが判らない少女は一人としていなかった。
 中には、自らの行いを振り返って冷や汗を流した者もいただろう。
 だが、多くの少女たちは侮蔑を浮かべ、欲望のために禁忌を犯した少女たちを冷ややかに見上げた。


526:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:25:05 CJmkBq7O
「そのような行いを放置するわけにはいきません。禁忌を犯したものがどうなるのか、それを皆さんに知って貰うためにも、
 この二人にはみせしめになってもらいます。学籍は既に剥奪しました。この二人は、あなたがたの学友ではなく、
 ただの家畜だと思ってください」
 穏やかな声でひどいことを言う。
 だが、居並ぶ少女たちは誰もがそれを当然だと受け止め、罪を犯した二人に非難の目を向けている。
「シーレス、いらっしゃい」
 フィオナに手招かれ、シーレスが震える足を進める。
 怯えた様子で立つ少女の肩に優しく手を置いたフィオナは、全ての少女たちが憧れる笑みでシーレスを見つめた。
「あなたは私を裏切りました。その罪を、皆さんの前で告白なさい」
「はい・・・」
 怯えに染まった目が、ゆっくりと上げられる。そこには、嘲りと侮蔑に満ちた視線が待っていた。
 シーレスはぼろぼろと涙を零しながら、それでも命令を果たそうと声を張り上げる。
「わ、わたしはっ、学長を裏切りました!」
 すぐに非難の合唱が巻き起こり、シーレスの素肌に打ち付ける。
 味方など誰もいないのだと、嫌でも理解された。
 早くこの場所から逃れたい。その一心で、言葉を続ける。
「かわいがっていただいたのに、愛していただいたのに、裏切ってフレアと肌を合わせました! 
 フレアの、お、男のモノに、初めてを捧げようとしました! ごめんなさい!」
 さっき以上の声の暴力が、崩れそうな少女を叩く。
 涙を流して謝り続けるが、誰一人許しの言葉を与えてくれない。
 そんなシーレスを助けることも出来ず、フレアは辛そうに俯いていた。
 しばらくの間、少女たちに言いたい放題言わせていたフィオナが、小さく片手を上げた。
 それだけで少女たちの声は消え、敵意に満ちた沈黙が講堂を包み込む。
「では、あなたに罰を与えます。あなたが欲しがったもの、あなたが望んだもの。
 それがどういうものなのか、身をもって知りなさい」
「そ、それは・・・?」
「こういうことです」
 フィオナの手が、シーレスの股間に触れた。軽くあてがい、耳元で小さく呪文を唱える。
「あ、あぁああ・・・」
 怯える声が消え、激しく首が振られる。
 涙が飛び散り床を濡らすが、誰も同情を浮かべてはくれなかった。フレアですら、言葉を失って見入っている。
「イヤ! イヤ! いやああっ!」
 あてがわれた掌が熱を帯びた。その熱が股間を包み、自分の中のものになった。
 感じたことの無い快感が股間に広がり、激しい衝動が突き上げてくる。
 叫ばずにはいられなかった。体の奥から何かが生え出ようとしている感覚に、叫ぶ以外に何も出来なかった。
「は、生えて・・・」
 至近から全てを見ていたフレアが、呆然と呟いた。
 フレアが昨夜使ったのは、幻術の応用でしかなかった。
 生えているように見えても、実のところ繋がっている訳ではなかった。
 だが、これは肉体そのものを変化させている。ありえないはずの出来事に、ただ驚くしかできない。
「ふふ、なかなか立派なものが生えましたね」
 言葉の通り、シーレスの股間に生え出たのは、ずいぶんと立派な代物だった。
 睾丸はないが、子供の腕ほどの太さを持ち、ヘソにまで届く勢いでそそり立つ。
 大きく張り出したエラも凶悪で、赤黒くつや光りしている。
「こんな、こんなのっ!」
 激しく首を振り、体をよじる。それにつられて股間のものが左右に揺れた。
 その姿に、呆然と見ていた少女たちが一斉に笑い声を上げる。
 絶望に包まれた顔を上げたシーレスが、せめてそれを隠そうとして後ろを向くが、
そこには全裸のフレアが、怯えた表情を浮かべていた。
「フ、フレア! 見ないでっ!」
 多数の少女の目よりも、フレアの視線がつらかったのだろう。
 シーレスは再び振り返り、股間を少女たちの目に晒した。
 辛そうに前かがみになる姿に、笑い声は余計激しくなる。


527:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:26:11 CJmkBq7O
「い、いや・・・。見ないで・・・、見ないで・・・」
 己の姿を恥じる少女は、肩を窄めて、頬に涙を走らせている。
 かわいらしい姿だが、その股間に凶悪な一物が屹立しているとあっては滑稽でしかない。
 遠慮の無い笑い声が巻き起こり、少女の心を追い詰めた。
「こんなに大きくしといて、見るなっていっても通じないよ」
 ラーナが嘲りながら傍らに立つ。昨日まで机を並べていた少女の目には、嗜虐の悦びが宿っていた。
 その目に怯えるシーレスの股間に、ラーナは小さな手を伸ばす。
「すっきりして、小さくしないとね」
「はあっ! な、なに、これぇ!」
 小ぶりな掌が、もてあまし気味に男根をさする。片手では包みきれずに、両手で輪を作るようにして、ゆっくりと。
 もどかしさを煽るその動きに、射精を知らない少女は身もだえ、自分の中で起きている昂ぶりに恐怖を浮かべた。
「な、なにか! ひっ! き、来てるっ!」
「えへへぇ、もうすぐかな?」
「ひあっ! で、出るっ!?」
 シーレスが腰を突き出した。充血した亀頭から、白い塊が吹き出し、真上に飛び上がる。
 睾丸は付いていないが、精が作られる仕組みはあるらしい。
 男の射精よりもよほど大量に、湧き出るように出続けるそれは、ラーナの手と共にシーレスの竿を包んだ。
 その熱さを感じながら、びくびくと脈打つ股間から、白い雫を生み出し続ける。
「な、なに・・・、これ?」
「なにって『射精』だよ」
「しゃ・・・せい?」
「そ。男の人が気持ちよくなったっていう証拠」
 言いながら、白く汚れた手を持ち上げる。
 初めての異臭に顔を背けるシーレスの頬に、べっとりとついた粘液をこすり付ける。
「ちゃんときれいにしてよ。シーレスちゃんが汚したんだから」
「で、でも・・・。それ・・・臭い・・・」
「自分で出して臭いはないでしょ。ほら、責任取るの」
 べとついている手の甲を、シーレスの口に押し付ける。口をつぐんで拒む姿に、ラーナが意地悪く笑う。
「ちゃんときれいにできたら、もう一回してあげるよ?」
「え・・・?」
「気持ちよかったでしょ? もう一回出したくない?」
「そ・・・れは・・・、でも・・・」
「んふ、こんなにおっきくしてて、出したくない訳がないよね」
 小さな掌が、再び肉棒に触れた。脈打つ竿を軽く撫で、張り詰める亀頭を撫で回す。
「あ・・・あぁ、で・・・るぅ」
「おっとぉ。まだだめだよぉ」
 震える声に、ラーナが大仰に手を引いた。
 達する直前に止められる切なさは、男も女も変わらない。
 シーレスの目が続きを求め、じっとラーナの手を見つめた。
「はい」
 にんまりと笑ったラーナが、汚れたままの手を突き出す。
 躊躇いを浮かべたのは一瞬だった。
 シーレスは舌を突き出し、自ら顔を寄せてラーナの手の甲を舐め上げる。
「うん、よくできました。約束どおりしてあげるね」
 シーレスの舌が、自分で吐き出した精を掬い、口に含んだ。
 それを確かめたラーナが、優しく微笑みかけ、両手で固い肉棒を包む。
 ぬちゅぬちゅと淫らな音を上げながら、脈打つものをしごき上げ、艶やかな亀頭を撫で回す。
「はうあっ! あっ! ああっ!!」
 じらされた後の刺激に、堪える暇すらありはしない。
 シーレスの先端からはすぐに白濁した粘液が噴出した。
 肉棒の内側を精液が走りぬける快楽に、シーレスが引かれるように腰を突き出し、体を振るわせる。
 その無様な姿に、少女たちが揃って笑い声を上げた。


528:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:27:33 CJmkBq7O
「気持ちいいでしょう? 男のものは」
「は・・・い・・・」
 二度の射精を経てもなお、勢いを失わないシーレスは、細身の体に見合わない代物を揺らしながら頷いた。
 つい昨日まで愛していた少女の、変わり果てた姿を、フィオナが冷たさを含んだ目で見つめる。
「その気持ちよさが、あなたの受ける罰ですよ」
「どういう・・・こと?」
「すぐに判ります」
「あっ、なっ、なに・・・を?」
 微笑んだフィオナがしゃがみこんだ。屹立した男根を両手で挟み込み、精液の臭うそれに顔を寄せる。
「最後に、あなたを愛してあげます」
 裏切られたとはいえ、かわいがっていた少女に未練はあるのだろう。
 フィオナはいとおしげに目を細めると、大きく口を開き、シーレスを深く飲み込んだ。
「うぁあ、熱い! うあ! し、舌、絡んで! ああ!」
 太く長いものを、フィオナの口が飲み込んでいく。
 顔を動かし、唇で挟み込んだ竿を刺激しながら、舌先で亀頭を嘗め回す。
 唾液と絡んだ先走りを音高く吸い上げ、鈴口に沿って舐め上げる。
 射精を覚えたばかりの少女に、耐えられるはずも無い。
 シーレスは苦しげに身もだえ、程なくフィオナの中に自分を放った。
「んっ・・・」
 若さの溢れる勢いに、困ったように笑いながらも、フィオナは放たれた全てを受け止め、飲み込んだ。
 零れないよう気を使いながら、ゆっくりとシーレスを解放し、ハンカチで口を押さえたフィオナは、
自分の唾液に濡れる竿に空いている手を添える。
「え? え? な、なに?」
 三度の射精に、さすがに勢いを失いかけていたものが、むくむくと頭をもたげる。
 たちまちさっきまでのように屹立した自分のものを、シーレスが不安げに見下ろした。
「せっかく立派なものをもっているのです。そうして誇らしげにしておきなさい」
「や、いや・・・! これ、いや! む、むずむずして・・・、あっ、また、またしたく・・・」
 反り返ったものは、すぐにでも精を放つことを求めている。
 はしたない願望を押さえ込もうとする理性と、快楽に染まりたがる欲望とが、シーレスの中で戦っている。
 苦悩に満ちた身もだえが、それを示していた。
「ラーナ、外してあげなさい」
「はい」
 フィオナの言葉で、ラーナがシーレスの背後に回った。両手を戒めていた縄を握り、素早く解く。
 不意に自由を得たシーレスは、開いた掌をじっと見つめた。
 なにを迷っているのかはあきらかだった。
 ラーナとフィオナが揃って笑い、小さな手がシーレスの手を股間へと誘う。
「いいですよ。したいようにして」
「あ・・・ぅう・・・」
 許しを得ても、すぐには動かない。
 人前で淫らな行いに走るのには抵抗があるのだろう。
 だが、そんな気持ちはすでに崩れ始めていた。震える手がすこしずつ男根に近づき、ついにはそれを握り締める。
「ふぅん、しちゃうんだ。みんなの前で、自分でしちゃうんだ」
 ちょこんとしゃがみこみ、頬杖をついたラーナが、笑いながら目の前にある竿の揺れを楽しむ。
 嘲りの言葉に、動きかけていた手が止まり、少女が唇を噛んだ。
 しかし、抵抗はそれだけだった。
 すぐに止まっていた手が動き出し、初めて触れるものをしごき始める。
「はっ、はぁ、あっ、はうぅ・・・」
 荒く息を吐きながら、一心に自分をしごく少女。
 凛々しさを感じさせる顔を悲痛にゆがめながら、一時の快楽を求めて痴態を晒す姿に、
少女たちがざわめき、次いで笑い声を上げた。
 口々にあざけりの言葉を投げつけ、侮蔑の視線で刺す。


529:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:29:46 CJmkBq7O
「うぅ、な、なんで? なんで!?」
 恥辱の中で動かす手が、次第に動きを早めていく。
 乱暴に見える激しさでしごき続ける姿に、見物人たちが笑い声を大きくした。
 哄笑の渦に巻かれるシーレスは、しかしそれを気にする余裕も無いまま、泣きそうな顔で手を動かしていた。
「なんで出ないの? 射精できないの?」
 ついにはその場にへたり込み、両手で自分を包み込む。
 祈るように見つめながらひたすらしごき、亀頭を撫で回してみる。
 その動きに気持ちは昂ぶり精がこみ上げはするが、どうしても最後の瞬間だけが迎えられない。
 すればするほど辛くなるが、それでもやめることができずに、シーレスは必死に自分をしごいている。
「ふふ、いくらがんばっても無駄ですよ」
「フィオナ様?」
「あなたのそれは、自分で気持ちよくなれないようになっています。辛いだけですよ」
「そんな・・・、そんな・・・」
 絶望に包まれながら、シーレスは手を動かし続ける。ダメだと判っていても、やめることができない。
 最後の一瞬に体を貫くあの快感が欲しいばかりに、手を動かし続ける。
「あ、ああっ! 出させてっ! 射精させてっ!」
 寡黙な少女が、恥じらいを投げ捨てて叫んだ。
 屹立する股間をさすりながら、なりふり構わず叫ぶ姿に、無慈悲な笑い声が降り注ぐ。
「じゃ、こっちにおいで」
 忍び笑いを漏らしたラーナがシーレスに繋がる紐を引いた。
 いきり立つ股間を握り締め、荒く息を吐きながら、シーレスがよろよろと後を追う。
「お部屋でしてあげる。でも、今日だけだからね」
「あ、ああ・・・。早く、早くぅ・・・」
 して貰えるとわかり、シーレスの足が速くなる。
 見知った少女たちの間を、全裸で股間をたぎらせながらすり抜けているというのに、
恥ずかしさよりも性欲が勝っているらしい。
 小走りになり、ラーナを促すその姿に、幾度目かも判らない笑い声が講堂を包んだ。
「さて、フレアさん」
「な、なによ・・・」
「あなたにも罰をあげないといけませんけど・・・」
 にっこりと微笑んでいるが、内心が表情のままでないのは明らかだった。
 気おされる自分を励ましているが、フレアは足が震えるのを止められないでいる。
「どんな罰を与えるか、まだ決まっていません。決まるまでの間、檻で過ごしてください」
「えっ!?」
 フィオナが指を鳴らすと、フレアを囲むように檻が現れた。
 丈夫な鉄の棒で作られた、頑丈な檻。
 閉じ込められた不安に、フレアが表情を曇らせた。
「授業中は教室に、それ以外は私の部屋にいてもらいますからね」
「え、なに!? なにっ?」
 言葉と同時に、檻が光を放った。驚くフレアを閉じ込めたまま、檻が一瞬で姿を消す。
「では、これで集会を終わります。すぐに講義を行いますので、みなさん教室に移動してください」
 ざわめく少女たちを静めると、フィオナは穏やかに告げた。
 敬愛の眼差しを向け、深く頭を下げると、少女たちは整然と、それぞれの学び舎へと向かい始めた。


 
 とりあえずここまでです。


530:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:34:32 V6AETmoE
そうですか。

531:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:50:31 +uO/l8Fr
>>529
久々の投稿だ!!乙。エロイ。続きまってるよー

532:名無しさん@ピンキー
09/03/21 21:59:03 s5ThZCV5
処女のままアナルファックwktk'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ

533:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:20:28 b78HNfgT
続きです。 朝から何してるんだかなぁ・・・。



「こ・・・こ?」
 眩しさに閉ざしていた目を開くと、見慣れた光景が広がっていた。
 整然と並ぶ木製の机と椅子。
 当たり前に座っていたのと同じ席が、目の前に並んでいる。
「・・・お姉ちゃん」
「え?」
 小さな呟きに横を見たフレアは、そこに悄然と佇む少女を見出した。
 前髪を切りそろえた、少し垂れ目のあどけない顔つき。
 いつもうれしそうに笑っていたその顔が、今は苦悩に沈んでいる。
「レネット。どうして?」
「・・・・・・」
 答えは返ってこなかった。レネットは黙ったまま、じっと姉を見つめている。
 檻に閉じ込められた、裸の姿。
 妹にとはいえ、そんな姿を間近に見つめられ、フレアが体を屈める。
「・・・・・・」
 見つめるレネットの両目に、じわりと涙が浮かんだ。耐えかねたように振り返り、小走りに机に向かう。
 実の姉がこんな姿になってしまっては、やはり居たたまれないのだろう。
 友人たちの手前、立場が無いに違いない。
 きゃいきゃいと華やかな声が近づき、引き戸が開かれた。
 最初に現れた少女が、教室に見慣れないものを見出し、嬌声を上げる。
 つられて覗き込んだ友人も同じ声をあげ、あっというまに檻の周りに人だかりができあがる。
 実力で講義が分けられる学院にあって、初等の生徒たちは、中等以上の生徒からは見下される傾向がある。
 幼くして才能を示し、入学と同時に高等部で学ぶ少女などは、初等部で数年を過ごしている者から見れば、
憎しみの対象ですらある。
 そんな感情を向けていた相手が、今は目の前で惨めな姿を見せている。
 比較的年長の少女たちが喜色を浮かべ、意地の悪い囁きを交わしたのも仕方ないことだろう。
(なによ。あんたたちは、あんな魔法を仕えなかっただけでしょ)
 顔を伏せて、突き刺さる視線から逃れたフレアは、心の中で吐き捨てた。
 この少女たちが罰を受けないのは、それだけの罪を犯すだけの力も無いからだ。
 そう思うことで、何とか自分の優位を保とうとする。
「みなさん、席についてください」
 少女たちの壁の向こうから、優しい声が聞こえてきた。
 その声に、フレアが思わず顔を挙げ、少女たちも驚いて席に走る。
「学長先生。どうしたんですか?」
 一人の少女の問いかけに、他の少女たちも同じ目でフィオナを見つめる。
「イメル先生の代理です。たまにはよろしいでしょう?」
 少女たちに否があろうはずもない。
 フィオナから直接の指導を受けられるのは、高等部でも稀なことだと聞いている。中等部や、ましてや初等部にあって、
そんな機会が得られることなどほとんど無いと言っていい。
 降って湧いた僥倖に、ほとんどの少女たちが歓声を上げた。
「あなたは嫌そうですね?」
 目の前に立ったフィオナの言葉に、沸き立つ教室の中でひとり俯いていたレネットが、驚いて首を振った。
 友人たちの非難の視線に怯えながら、あわてて弁明する。
「ち、違います。ちょっと、考え事をしていて・・・」
「・・・お姉さんのこと?」
「・・・そうじゃないです」
 意地の悪い質問に、辛そうに答える。少女たちがくすくすと笑い、幾人かが背後の檻を振り返った。
 フレアは居心地の悪さに体を竦め、心の中で妹に詫びる。
「レネットさんも許してくれましたし、講義を始めましょうか」
 冗談めかしていながら、その実レネットを責めている。
 フレアよりも居心地の悪い様子で俯いたレネットが、頬に涙を光らせた。
 両手を太ももに挟んで、じっと俯いている。


534:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:22:40 b78HNfgT
 始まった講義は、言葉の持つ力についてのものだった。
 情報としての言葉が持つ力と、呪文が示す力。その力の働き方の違いを、丁寧に解説していく。
 だが、初等部の生徒たちにはその意味が理解できないらしく、だれもがしきりに首を捻っている。
「判りにくいみたいですね。では、実際にやってみましょう」
 教本を閉じ、教卓に置くと、フィオナは教室を見渡した。小首をかしげ、小さく笑う。
「フィゼットさん、目を閉じて下さい」
「は、はい!」
 一番前に座っていた少女が、甲高い返事と共に目を閉じた。
 その額に手をかざしたフィオナが、じっと少女の顔を見つめる。
 ほどなく、緊張に引き結ばれていた口元が緩み、眉根が切なげに寄せられた。
 もぞもぞと体を動かし、困ったように指を咥える。
「ふふっ、もう目を開けてもいいですよ」
「はぁ、はいぃ・・・」
 フィゼットの口からは、さっきとまるで違う、物憂げな声が零れ出た。全ての少女たちが同じ事を思い、顔を赤らめる。
「どんな気分ですか?」
「なにか・・・、体が熱くて、あの、ちょっと、淫らな気持ちに・・・」
 フィオナの手が、言いにくそうに口ごもる少女の頭を撫でた。教室がどよめき、少女が興奮に上気する。
「正直に言ってくれましたね。そう、今フィゼットさんには、そういった気持ちにさせる呪文を使いました」
 呪文の意味は、フィオナにも判らない。ただ、そう唱える事で、女性を淫らにすることができると知っているだけだ。
「呪文というのは、そういうものです。言葉の繋がりと精神の集中で、何らかの効果を生み出します。
 言葉の持つ力はこれと違い、意味を伝えることで効果を表します。実際にやってみましょうか」
 ひとつ咳払いしたフィオナが、いたずらっぽい笑みを浮かべて少女たちを見渡した。
 何が始まるのかと、緊張した面持ちの少女たちに向け、心地よい声で音読を始める。
 どこで入手してきたのか、初心な少年少女の始めての交わりを記した本を、心地よい声音で。
 読み進むうちに、教室の少女たちが頬を赤らめ、俯き始める。
「・・・先生」
 熱っぽい息を吐きながら太ももをすり合わせ、前かがみになる少女たちの中で、控えめに手が上げられた。
 真っ赤に染まり、きつく目を閉じたレネットが、俯きながら手を伸ばしている。
 それが精一杯の勇気なのだろう。固く体を強張らせ、細かく震えている。
「どうしました?」
「わたし、わたし・・・」
 女の匂いが漂い始めた教室の中で、その原因となる朗読を続けていたフィオナが、優しく問いかけた。
 全ての視線が集まる中、言葉を続けられずにいるレネットは、しばらく手を上げたまま固まっていたが、
やがて手を下ろして立ち上がった。
 目を閉じ、下を向いたまま、叫ぶようにして言葉を押し出す。
「勃起しましたっ!」
「なっ!?」
 あまりに意外な言葉に、教室が静寂に包まれた。ただ一人驚きの声を上げたフレアにも、誰も目を向けない。
 全員、予想外の発言をした少女を唖然と見つめ、やがて誰とも無く笑い出した。
「聞いた? 恥ずかしいこと言ってたよ」
「うん、聞いた。でも、そうすると、レネットにも付いてるってことだよね?」
「付いてるんじゃなくて、生えてるんだよ」
「えー、じゃあ、シーレスと同じってこと?」
「そりゃそうだよ。あれの妹なんだしさ」
 口々に勝手なことを言う少女たちに囲まれ、レネットがぼろぼろと涙を零す。
 片手でスカートの上から股間を押さえ、反対の手の甲で涙を拭う。
 恥ずかしさに震える妹の背中を、フレアは声も無く見つめた。
 その視線の先で、少女たちの嘲りを受け止めながら、レネットはスカートにあてがっている手をわずかに動かしていた。
 見つからないようにひっそりと、強く押さえては緩めている。
 本人は隠しているつもりらしいが、傍目にそれは明らかな動きだった。
 くすくすと忍び笑いの声が輪を作り、レネットを囲い込む。
 その真ん中に立つ少女が、不意に大きく体を震わせ、おずおずと手を上げた。


535:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:27:20 b78HNfgT
「今度は何ですか?」
「・・ぃ・・・した」
「聞こえませんよ?」
「射精しましたっ!」
 自棄になったとしか思えない叫びに、今度は一斉に笑い声が巻き起こった。
 レネットは気持ち悪そうにスカートをつまみ、フィオナは困り顔で頬に手をあてている。
 お漏らしした幼児を持て余しているような、そんな雰囲気がある。
「困った娘ですね。講義の最中ですのに」
「うぅ、ごめんなさい。ごめんなさい」
「出てしまったものは仕方ありません。そのままでは気持ち悪いでしょうから、きれいにしてあげないと」
 フィオナは少女たちを集め、手早く指示を与えた。
 すぐに教室の真ん中に、机を寄せた簡易ベッドが出来上がり、小柄な体がそこに横たえられる。
「スカートをまくりなさい」
 穏やかな命令に、逆らうことは出来なかった。
 レネットは恥ずかしそうにスカートを摘むと、それをゆっくり持ち上げた。
 不自然に膨らみ、女の子にはありえない場所に染みを作った下着を、友人たちの目に晒す。
 面白さよりも、好奇心が勝っているのだろう。少女たちは声を立てず、じっと下着のふくらみに目を注いでいる。
「こんなに汚して。気持ち悪いでしょう?」
 フィオナの手が、レネットの股間に伸ばされた。
 小さな下着の左右をつまみ、少しずつ下ろしていく。
 スカートを持っている手がぷるぷると震えた。
 だが、それを下ろして隠すことは出来ず、顔を覆うことも出来ず、レネットは下半身に感じる空気の冷たさに、
わずかに体を震わせた。
「きゃー、かわいいー!」
「あはははっ、ちっちゃーい! 皮被ってるー!」
 女の場所からも糸を引く下着が下ろされると、そこには小指ほどの大きさしかない、真性包茎の性器があった。
 ぴったりと閉じ合わさった包皮の先端には、余った皮が小さく丸まり、なんともかわいらしい姿を見せている。
 射精の事実を示すように、だらりと横たわるその小ぶりの男性器の先からは、
出したばかりの精液が糸を引きながら零れて肌を汚していた。
 その姿を目にした少女たちのうち、男性経験もあるらしい年長組が嬌声を上げ、楽しそうにそれを眺めた。
 初めて目にする少女や、弟のものしか見たことが無いような少女には、何が面白いのが判らないらしく、
不思議そうに騒ぐ声を聞いている。
「ひっ、ひぅう・・・。恥ずかしいよぉ・・・。見ないでよぉ・・・」
 さらし者にされた少女は泣き言を口にするが、そんな願いを聞き入れる者は一人もいなかった。
 それぞれに思いは違うにしても、あどけない少女の股間に生えた異形をみつめ、意地の悪い笑みを浮かべている。
「どういうことっ!? なんでレネットがっ!!」
 少女にとって居心地の悪い沈黙を破ったのは、衝撃から立ち直った姉の叫びだった。
 体が隠せなくなるのも構わずに、檻の中で立ち上がり、フィオナを睨みつけている。
 必死の叫びも、絶対的な優位を示す女性には、何の感銘も与えなかったらしい。
 フィオナはにっこりと微笑み、傍らの少女に小声で囁いた。
「ちょっと、なに? なにするのっ!?」
 二人の少女が小走りで近づくと、檻を開いてフレアを連れ出した。
 体をよじって抵抗する少女の背中を押し、惨めな姿の妹の傍らに立たせる。
「レネット!」
「お、お姉ちゃん・・・」
 助けを求めるように、レネットが姉を見上げる。だが、すぐにうろたえた表情を見せ、顔を背けた。
「どうし・・・」
 たの、と続けようとした声が、けたたましい笑い声に遮られた。
 レネットの足元に立つ少女たちが、お腹を押さえて笑っている。
 何がおかしいのかと詰め寄ろうとしたフレアの目に、妹の股間の異変が飛び込んできた。


536:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:29:34 b78HNfgT
「レネット?」
「・・・・・・」
 呼びかける声に、真っ赤になって目を閉じる。
 レネットのそこが、だらしなく歪んでいたそこが、まっすぐに伸びて脈打っていた。
 それでもせいぜい人差し指ほどの大きさしかなく、皮もしっかり被ったままだったが、
レネットの股間は精一杯張っていた。
 そしてその原因は、間違いなく隣に立った、全裸の女体にあった。
「あらあら、お姉さんの裸で興奮しちゃったのね」
 わざとらしいフィオナの言葉に、フレアの顔も赤くなった。
 昂ぶっているレネットのそれを、ついつい横目で見てしまう。
 自分のこんな姿を見て、こうなっているのだと思うと、なんとも気恥ずかしく、居たたまれない気持ちだった。
「こんなに脈打って・・・。射精したいんでしょう?」
「・・・はい」
 躊躇いながらも、レネットは頷いた。
 友人たちの前に、興奮した股間を示しながら、正直な気持ちを打ち明けた。
 叩きつけるような笑い声に耐えながら、ただ股間の切なさを何とかしたいと、それだけを願っている。
「フレアさん、助けてあげたらどうですか?」
「ど、どうやってよ?」
 助けようにも、裸にされて両手を縛られた状態ではどうしようもない。不満げな声にそんな気持ちが篭っていた。
 だが、フィオナはそんなことを言っているわけではない。
「判っていませんね。レネットさんは、あなたのせいでこんな恥ずかしい目にあっているんです。
 こんなに切ないのを耐えているんです。せめて、気持ちよくしてあげてはどうですかと言っているんですよ」
「なっ、なによ、それえっ!」
「お、お姉ちゃぁん・・・」
 とんでもない提言に声が荒くなる。
 だが、姉と妹では気持ちも考えも違うらしかった。レネットが切なげに姉を呼び、潤んだ瞳で訴えかける。
「気持ちよくして・・・。お願い、出させてぇ・・・」
「あう・・・」
 苦しそうにすら見える妹の姿に、フレアが困惑する。
 その間も、レネットの目は姉の胸を見上げ、間近のスリットを凝視する。
 同性の体に昂ぶる自分を抑えられず、荒い息遣いを続ける妹の姿に、フレアは耐え切ることができなくなった。
「手を、解いてよ・・・」
 しぶしぶといった感じで吐き捨てる。
 レネットが期待に目を輝かせ、少女たちが短く歓声を上げた。
 だが、フィオナは首を横に振った。
「その必要はないでしょう?」
「な、なによ・・・。助けてやれって言ったの、そっちでしょ」
 もはや学長と教え子ではないとあって、言葉遣いもぞんざいに抗議する。
 そんなフレアにフィオナは、初めて見せる冷たい笑みを与えた。
「そのよく動く口があれば、充分でしょう?」
「なっ、く、口でしろっていうの?」
「そうです。もしくは、こちらを使うかですね」
 すぅっと寄り添ったフィオナの手が、フレアの股間に触れた。
 慣れた手つきでまさぐり、軽く少女の中を探ると、くやしそうに声を抑える横顔を意地悪く伺う。
「わ・・・かった・・・」
 悔しいが、従うしかなかった。
 こんなところで、弄ばれて乱れる姿を晒したくは無かったし、レネットを楽にするのにも、他の方法が見当たらない。
 屈辱に包まれながらも妥協した少女の中から、フィオナが潜らせていた指を引く。
 目の前でその匂いを嗅ぎ、舌先で舐め上げるが、フレアはそれを無視してレネットの足元へと向かった。


537:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:32:42 b78HNfgT
「お姉ちゃぁん・・・」
「レネット、ごめんね・・・」
「早く、はやくしてぇ・・・」
 姉の悲壮感など関係なく、耐えかねたように腰を振る。
 妹のあまりの無様さに、フレアは唇を噛んで俯いた。
 だが、すぐに心を決めたらしい。
 机の前に立ち、体を屈めると、幾多の視線の前で、小さいがいきり立っている皮かぶりに唇を寄せた。
(どうすればいいの・・・?)
 シーレスとするために、自分の股間に作り出したことはあるが、その仕組みや反応についての知識はほとんど無い。
 目の前で嫌な臭いを放っているこれを、どうすればレネットが楽になれるのか、その方法がわからない。
「このままでは、やりにくいようですね」
 フレアの困惑を曲解したのか、判っていてわざとなのか。
 フィオナはフレアを一旦どかせると、レネットの傍らから手を伸ばし、小柄な体を起こした。
 机の端に座らせて、姉に向けて足を開かせる。
「さあ、どうぞ」
「・・・」
 改めて求められて、フレアが妹の前にしゃがみこむ。
 目の前に、ぴんと上を向く男の子と、じっとり湿って開きかけている女の子とが同時にあった。
 その異様な光景に戸惑いながらも、フレアは口を大きく開き、小さなレネットを口の中にすっぽりと飲み込んだ。
 その後、どうすればいいのかはわからなかった。
 なにしろ、講堂でフィオナがしていたのを真似して口に含んだだけで、知識があっての行為ではない。
 だが、男になったばかりの少女には、凝った技巧など必要ないらしかった。
「はぁああ、あったかい。お姉ちゃんのお口、あったかいよぉ」
 うろたえたように呟き、背中を逸らせている。
 力が入ったのか、口の中の小さな肉棒がびくりと撥ねた。
 その拍子に、皮に残っていた粘液が、フレアの口へと流れ出る。
(うぇ・・・)
 口に広がった味と臭いに、フレアが顔を顰める。
 とてもではないが、口にするようなものではない。
 そう思いはしたものの、レネットを傷つけることを恐れ、じっと我慢する。
「はぅぅ、舌が、舌が当たってる。あたしに、あたしのおちんちんに、お姉ちゃんの舌が触ってるぅ」
 喘ぎながら体をくねらせたレネットが、不意に固まった。両手で口を押さえ、じっと何かを堪えている。
 ぷるぷると震えながら、全力で我慢をしていたが、それはすぐに限界を迎えた。
 口を押さえていた手を離し、姉の頭を押さえると、吐き出す息と共に叫びを放つ。
「はああっ! でるっ! でるっ! 射精するうっ!!」
「んうっ!」
 口の中のものが包皮に包まれていたおかげで、放たれた精に喉を突かれることは無かった。
 だが、どろりと零れ出してきた真新しい精液の、さっきよりもずっと濃い味と臭いに、フレアが息を詰まらせる。
 さすがに耐えられず、顔をそこから離そうとするが、その後頭部を、フィオナがさりげなく押さえた。
「だめですよ。かわいい妹さんの出したものです。ちゃんと全部飲んであげないと」
「おぅ? おえお?」
 反駁する声はくぐもっていたが、フィオナは問題なく理解したらしい。にっこりと微笑み、押さえた頭を押し返す。
「そう、レネットさんの精液を、全部飲むんです。ちゃんと、皮の中に残っている分も吸い出してあげるんですよ」
 細かいことまで指示してくる。
 悔しさを噛み殺そうにも、妹を咥えていてはそれもできない。
 フレアは背中に回っている手をきつく握ると、口を窄めて舌をレネットのものにあてがった。
 軽く締め付け、吸い込むと、生暖かい粘液の塊が、ずるりと引き出されて口の中に広がる。
「うまく出来ているようですね。では、舌を皮の中にまで入れてあげなさい。ちょっとした割れ目がありますから、
 そこをなぞるように」
「あんえ、ほんなほほ・・・」
「残っている精液を拭ってあげるためですよ。女の子なのに、そこからそんな臭いをさせていてはかわいそうでしょう?」
 レネットを持ち出されてしまうと、逆らうことができない。
 フレアは言われたとおりに舌先でレネットの先端を探り、余っている皮の隙間に忍び込ませた。
 説明を受けたとおりの形を感じ、軽く舐め上げる。


538:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:35:05 b78HNfgT
「はぅ、はうぅう、お姉ちゃん、お姉ちゃんがあたしを、あっ、そ、そこはあっ、ああっ!」
 敏感な場所を刺激され、耐える暇も無くレネットが達した。舌に直接精を受け、フレアが面食らっている。
 くすくすと笑う声が背後に聞こえ、レネットが出したものを苦労して飲み下したフレアが、そこから口を離して振り返る。
「何がおかしい・・・」
「ダメですよ」
 叫びかけた口を、フィオナが手にしたハンカチで押さえた。
 睨みつけてくる視線を柔らかに受け止めながら、わざと明るい声を出す。
「口は閉じておいたほうがいいですね。とても精液臭いですから」
「むっ、うぅ・・・」
 面と向かっての言葉に、フレアが赤面して口を閉じる。
 反論の術を封じたフィオナはレネットへ向き直り、呆けた少女の頬を撫でた。
「満足しましたか?」
「は・・・いぃ・・・」
「それはよかったですね。またしたくなったら、今みたいにお姉さんにしてもらうのですよ」
「はい・・・、判りました」
 瞳をとろけさせたまま、机から降り立つ。
 スカートを捲くったままでいるせいで、あたかも自分の股間を見せ付けているような格好になってしまう。
 だらりと垂れていたそれが、正面のフレアをみるとまた勢いを持ち、頭をもたげてくる。
「あぅ、また・・・」
「うふふ、きりがありませんね」
 あまりに元気なレネットの姿に、フィオナが呆れたように笑っている。
 自分の浅ましさを隠せないレネットは、今にも泣き出しそうな顔で股間を見下ろし、
フレアは困惑した様子で目を背けている。
「お、お姉ちゃん。もう一度、して?」
「レネット・・・」
 妹からの訴えに、フレアが困惑を深めた。
 取り囲んでいる少女たちを見渡し、緩やかに首を振る。
「だめだよ、もう、やめようよ。みんな見てるじゃない。ね、いい子だから、我慢して」
「いやっ! してよ! 口でしてよっ!」
 不意に叫びを上げ、レネットがフレアに詰め寄った。
 怒りの滲んだ瞳で、股間のスリットを睨みつける。
「我慢なんて出来ないよ! すごく辛いんだよ! お姉ちゃんには解らないだろうけど、出したくて、出したくて、
 そればっかりになっちゃって・・・。お姉ちゃんは、女の子のままだから・・・、お姉ちゃんは女の子のままで、
 なんであたしだけ・・・こんな・・・」
 最後は泣き声交じりになっている。
 自分にぶつけられる拳を、避ける気にはなれなかった。
 フレアは弱々しい打撃をじっと受け止め、崩れるレネットを見下ろした。
「講義を続ける雰囲気ではありませんね。みなさんは部屋に戻って自習を。レネットさんはいっしょに来てください」
 小柄な体を抱き起こし、フレアの傍らに立たせると、フィオナは二人を自分のマントで包んだ。
 直後、その姿は教室から消え、レネットとフレアの姿も無くなる。
 それぞれに体の疼きを覚えていた少女たちは、フィオナの言葉を果たすべく、小走りに自分たちの部屋へと帰っていった。


 今回はここまでです。
 


539:名無しさん@ピンキー
09/03/22 09:40:09 QgVk+Gjx
はい。

540:名無しさん@ピンキー
09/03/22 10:39:14 lrE8b24Z
>>536
ふたなりエロってたいがいエロシーンではすでにギンギンだから
女の子が女の子の裸を見て勃起するシーンって意外にレアなんだよね'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ

541:名無しさん@ピンキー
09/03/23 22:44:44 4cFRF6dP
 手直ししてて遅くなりましたが、続きです。


 フィオナの部屋の檻で、フレアは不機嫌に座り込んでいた。
 その目の前には、全裸に剥かれたレネットが佇み、フィオナの視線を浴びている。
 最初に一度出させた後は、触れるでなく、嘲るでなく、ただにこにこと少女の体を眺め渡している。
「ふふ、また大きくなってきましたね」
「だ、だって、学長先生が・・・」
 レネットの声が戸惑っている。うろたえた視線があちこちを泳ぎ、困惑の果てに下を向く。
 そこでは固くなった自分のものがびくびくと脈打ち、少女の目元を紅に染めた。
「恥ずかしくないですよ。遠慮しないで、こちらを向きなさい」
 穏やかに語りかけながら、椅子から立ち上がる。
 豊かな胸がたわわに揺れ、淑やかな茂みが顕になった。
 成熟した肉体を惜しげもなく見せ付けたフィオナの姿を、レネットは正視できずにいる。
「見てもいいの。触ってもいいの。ほら、柔らかいでしょう?」
 目の前に立ち、レネットの手を持つと、小さな掌を胸にあてがう。
 未発達の自分とは違う、大人の柔らかさに触れたレネットが、思わず目を上げて触れている場所を凝視した。
 フィオナは優しく笑いながら、自分から揉み始めた少女の手を、上からそっと押さえている。
「私も、触らせてもらいますよ」
「ひゃっ、そこ、そこはぁ・・・」
 しなやかな指が下に伸び、少女の股間でいきり立っている、小さな肉棒を絡めた。
 暴発させないように気遣いながら、その固さと熱さを確かめ、うっとりと目を細める。
「こんなに小さいのに、こんなに固くして・・・。ふふっ、皮をかぶったままで、精一杯大きくなっていますね」
「はぅぅ、やっ、痛、痛いですっ!」
 フィオナの指先が、レネットの皮を剥こうと動いた。
 余った皮が根元に引かれ、隠されていた薄桃色の亀頭が顔を覗かせる。
 しかし、皮の先端はそれ以上広がらず、充血した亀頭を締め付けた。
 レネットが必死の叫びを上げ、諦めたフィオナが皮を戻していく。
「残念、剥けませんでしたね」
「い、痛かったです・・・」
「全部剥ければ、もっと気持ちいいんですけどね」
 フィオナの言葉に、ふるふると首を振る。
 そんな姿に頷きながら、フィオナは皮を被っている肉棒を指先で締め付け、皮の上からゆっくりとしごき始めた。
「ああん、ふっ、んふっ、あっ、んんっ!」
 散々じらされてきた後の刺激に、レネットはすぐに爆発した。
 モノの大きさからは信じられない量の精を放ち、フィオナの手を白く染める。
「んふ、すごく濃い。何度も出した後なのに・・・」
 汚れた手をうっとりと見つめ、指の間に糸を引かせながら、顔の前で広げる。
 垂れ落ちようとする塊を舌で舐め上げたフィオナは、淫靡な表情で指を一本ずつ咥えては舐める。
 見ているだけで淫らな気持ちにさせられるそのしぐさに、股間をたぎらせたままのレネットが前かがみになり、
檻の中のフレアが太ももをすり合わせた。
「もっと、出しなさい。いっぱい出していいの。全部、受け止めてあげるから」
 きれいになった指を、再びレネットに伸ばす。
 しゃがみこみ、目の前に固くなったレネットを迎えたフィオナは、熟練の技巧で不慣れな少女を弄び、
容赦なく精を搾り取った。
「はああっ、また、また出るうっ!」
 既に幾度目の射精になるのかも判らない。
 立っているだけの体力も失ったレネットは、ぐったりと椅子にもたれかかっている。
 しかし、その股間だけは相変わらず元気で、量も濃さも衰えないものを放ち続けている。
 手だけでなく口も使って少女から搾り取っているフィオナは、顔や髪にも精液を垂らしながら、
飽きることなくレネットを貪っていた。
「もう・・・、許して・・・。もう、だめ・・・」
 絶え絶えの息の間からの、消え入りそうな声が、ついに途絶えた。
 レネットは意識を失って椅子に沈み、ずるずると滑り落ちている。
 その体を受け止めて床に寝かしたフィオナは、力をうしなっている男のものごと、小さな布地で少女の股間を包み込んだ。


542:名無しさん@ピンキー
09/03/23 22:45:55 4cFRF6dP
「がんばりましたね、レネットさん」
 事実、意外なほどレネットはがんばった。
 あの小柄な体で、フィオナの貪欲な欲望を受け止め続けてくれた。
 精に汚れた顔で、愛しげに少女を見下ろしたフィオナは、その小柄な体を抱き上げて、応接用の長椅子に横たえた。
「辛そうですね、フレアさん?」
 顔の精を指で拭い丹念に舐め取ったフィオナは、不意に檻へと向き直り、股間を檻の鉄棒に押し付けて、
切なげに震えている少女に声を投げた。
 すっかり夢中になっていたのだろう。
 突然の呼びかけにフレアが飛び上がり、気まずそうに肩を寄せる。
「いいですよ。どうぞ、続けて下さい」
 そう言われて、ではと続けられる訳も無い。
 フレアは黙ってうずくまり、ただ小さく首を振った。
「ふふっ、それぐらいで恥ずかしがってどうするのです? 明日はもっと恥ずかしい事をするのに」
 不吉な言葉に、体が震えた。
 怯えた顔を見られるのを恐れるように、フレアは後ろを向いたまま、じっとフィオナが立ち去るのを待った。
「レネットさんが目を覚ましたら、ちゃんと相手をしてあげるのですよ」
 フレアの反応が面白くなかったのだろう。
 フィオナは眠っているレネットの髪を撫でると、そういい残して部屋を出て行った。
 後に残されたフレアは、檻の中でへたり込み、明日への不安から零れた涙に頬を汚した。


543:名無しさん@ピンキー
09/03/23 22:48:23 4cFRF6dP
 夕方と夜と、それぞれ気を失うまでフィオナに精をしぼられたレネットは、それでもフィオナに誘われると、
うれしそうに同じベッドに入り込んだ。
 遠慮する必要を感じなくなったのか、豊かな胸に顔を埋め、優しく抱きしめる腕に甘えて潜り込む。
 もともと寝つきがいいところに、疲れきっているとあっては、眠りに落ちるのに時間など必要としない。
 レネットはすぐに規則的な寝息を立て、フィオナもまた、腕の中に温もりを抱きながら眠りに落ちていった。
 一人寝付けなかったのはフレアで、檻の中で座り込んだまま、闇を見つめていた。
 傍らの木桶からは、自分が出したおしっこの臭いが漂い、拭く事ができずいいる股間は、不愉快な痒さを訴え続けている。
 とても、安らかに眠れるような状況ではない。
 それでも、することも無く闇の中にいると、自然と瞼が下がってくるものらしい。
 いつしかまどろみ始めていたフレアは、聞きなれた声の叫びによって起こされた。
「ああーっ!」
「・・・どうしましたか?」
 突然の声に驚いたのは、フレアだけではなかった。
 横で寝ていたフィオナも、目をこすりながら体を起こし、真っ赤になってうろたえる少女を見つめる。
「あ、あたし、あたし・・・、おねしょ・・・?」
 ぷるぷると震える少女は、恥ずかしそうに股間を押さえていた。
 肩を竦めて俯く姿に、微笑を浮かべたフィオナが、不意に鼻を鳴らして笑い出す。
「うふふ、おねしょではないですよ」
 股間を隠している小さな手をどけ、染みを広げている下着を晒させる。
 正面にごわごわとした染みが、その下に女の子の染みがつくられ、違った臭いを漂わせている。
 予想通りの状況に、フィオナがくすくすと笑った。
「夢精したんです。射精を覚えたばかりの男の子には、よくあることですよ」
「あ、あたし、女の子なのに・・・」
「おちんちんがついていますからね。こういうこともあります」
 にこやかに下着に手を伸ばし、汚れたそれを脱がせてしまう。
 恥ずかしいが、気持ち悪いのはいやなのだろう。
 レネットはされるままに素直に従い、新しい下着をうれしそうに受け取った。
「隣の部屋に、朝食が用意されているはずです。取ってきてくれますか?」
「は、はい」
 フィオナに言われると、レネットは小走りで部屋を出て行った。
 これほどの目に合わされていながらも、フィオナに対する憧憬と畏怖とは失われていないらしい。
 むしろ、その力を目の当たりにして、よけい深まっているような感もある。
 それほど凄い相手に、これだけかわいがられている自分が、少し誇らしいとすら思っているようだ。
「かわいいですね、レネットさんは。素直で、あどけなくて・・・」
 答えが返ってこないと知っていての問いかけに、フレアもあえて答えない。ふいっと横を向いたまま、唇を尖らせている。
「今からどんな目に合うかもしらないで、ああやって喜んでいるのを見ると、背中がぞくぞくしてきます」
 人を責めるのが楽しくて仕方ないのだろう。
 愉悦に満ちたその声に、フレアの肌が総毛だつ。その嗜虐性が、自分にも向けられていることを、感じ取ったのだろう。
 戻ってきたレネットを交えて、それぞれの朝食を終えると、フィオナはレネットに一枚の服を差し出した。
 貴族の令嬢などが好みそうな、フリルに満ちた純白のドレス。
 だが、それは上半身の分だけしかなく、対になるべきスカートが見られなかった。
「あの、下は・・・?」
「ありません」
「え、でも、それだと・・・」
 股間が膨らんだ下着が丸見えになってしまう。
 縋るような目で訴えるレネットだったが、フィオナが返してきたのは、さらに残酷な命令だった。
「下着もここで脱ぎなさい。下半身は丸出しにするの」
「え・・・、え・・・?」
「あと、首からこれを下げるようにね」
 にこやかに差し出された札を見て、レネットが真っ青になった。
 受け取った手がぶるぶると震え、呆然とフィオナを見上げる。


544:名無しさん@ピンキー
09/03/23 22:50:24 4cFRF6dP
「早く着替えなさい」
 優しい声音だが、厳然とした命令だった。
 レネットはしゃくりあげながら服を脱ぎ、下着だけの姿になる。
 薄い胸には、もともと何も着けてはいない。唯一の衣服は、不自然に前を膨らませている股間の布だけだった。
「それも脱ぎなさい」
 縋るような上目遣いも、フィオナには通じなかった。
 小さく唸りながら下着に手をかけたレネットは、おずおずと腰を屈め、下着を下ろす。
 足から抜いた下着を手に持ち、その布で股間に付いた余分なものを隠す。
「服を着なさい」
 股間を隠す布を無情に奪ったフィオナは、代わりに純白のドレスを差し出した。
 裸よりはマシだと思い、その服に袖を通したレネットだが、実際に着てみると裸でいるよりも恥ずかしいことに気づいた。
 体を隠していながら、一番大事な場所を、それも女の子にはあるまじき姿になったその場所だけをさらけ出している。
 下半身から感じる涼しさもあり、なんとも情けない気持ちになってきた。
 そんな少女の前に立ったフィオナは、予想通りのかわいさに相好を崩し、縮こまってしわを寄せている、
レネットの小さなものを掌に乗せた。
「ふふ、かわいい・・・。でも、このままでは情けないですね」
 笑いながらそこに息を吹きかける。
 それだけの刺激で、小さな男根が精一杯の張りを見せ、ぴんと立ち上がった。
「では、これをかけて・・・」
 椅子の上に乗せておいた札を手にとり、手ずから首に紐をかける。
 胸の前に揺れる札を見下ろしたレネットが情けない表情を浮かべ、許しを求めてフィオナを見やった。
 しかしフィオナは悠然と微笑み、レネットの体を檻の中のフレアへと向けた。
「なっ!」
 妹の情けない姿に、股間に小さなものを屹立させたその姿に、フレアが言葉を失った。
 その目が捉えているのは、胸元に揺れる札。
『私は講義中に射精しました』
 と、大きく書かれている。
「こ、この姿で、外に・・・?」
「ええ、そうです。今から、私と一緒に講義棟に行くんです」
「馬鹿なこと言わないで! そんな恥ずかしいことさせないで!」
「あら、何を他人事のように言っているのです?」
 妹のために必死の抗議をするフレアに、フィオナは平然と微笑む。
「あなたも一緒に来るのですよ。その格好のままで」
 フレアの瞳が見開き、緩やかに首が振られた。
 しかしフィオナはそれを気にした様子も無く、フレアを檻から引き出すと、後ろで縛られている手に一本の綱を握らせた。
「それを引っ張って付いてきてください」
「なに、これ?」
「教室で使うあなたの部屋ですよ」
 綱の先には、今まで入っていたよりも小さな檻が繋がっていた。
 かろうじて座ることだけは出来そうな、細長い檻。
 四つの車を付けられたその檻を、引きながら付いてこいということらしい。
「では、行きますよ」
 フィオナに促され、レネットが部屋の扉を開いた。
 フィオナの部屋は、他の講師たちの部屋と並んで、寮の一階に位置している。
 遠慮してか目の前の廊下に人影は無いが、講義棟からは少女たちの喧騒が流れ込んできていた。
「はうぅ・・・」
 廊下の冷たい空気に下半身を撫でられ、レネットが体を震わせた。
 この情けなく、頼りない格好で少女たちの間に入っていかなければならない。
 それを思うと、足が震えるばかりで、前に出すことなど出来なかった。
「なにをしているのです?」
「あ、足が、震えて・・・」
「・・・歩けませんか?」
「・・・はい」
 ついにはしゃがみこんだレネットの姿に、フィオナがやれやれと首を振る。
 部屋の中を振り返り、綱を持ったフレアを視線で呼びつける。
 きしきしと車輪を鳴らしながら、フレアは檻を引いてフィオナの前に立った。



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