戦国BASARAでエロパロ 信者5人目at EROPARO
戦国BASARAでエロパロ 信者5人目 - 暇つぶし2ch500:名無しさん@ピンキー
09/01/14 20:57:00 /skqBJWy
「oh…yes!!yes!!!」と南蛮仕込みの喘ぎ声をあげるいつきちゃんを想像してしまった

501:名無しさん@ピンキー
09/01/15 02:08:28 5jdyh4ag
伊達は、女性の喘ぎ声は「Yes,yes...oh!yesyesyes!!」みたいな
もろ南蛮な感じのものが好みなのか、
それとも日本っぽく慎ましやか?なものが好みなのか

502:名無しさん@ピンキー
09/01/15 07:15:48 xLIzVtAT
無印のころは南蛮系というか遊び慣れたというか、ビッチなのが好きそう
んで、いつきと出会ってからただれた自分が妙に恥ずかしくなって(基準がいつきに変わって)
感じてるけど恥ずかしくて声を殺してる、くらいの慎ましさが好みに。
ついでにそんな感じで乱れるいつきを妄想して自家発電→賢者タイム
というところまで想像した。

>>500
朝からたどたどしい英語で「お、おぅいえす」ないつきを想像しちまったじゃねぇか。
アイムカミンッとか言わせるんだな。

503:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【注意書き】/4スレ目588
09/01/16 23:55:21 kLuv6QCC
>>126様の「かすがの武器ネタ」を使用させて頂きました。
ご気分を害されたら申し訳ありません。

・謙信(♂)×かすが
・佐助→かすが(少しだけ混じってます)
・無印と2の中間の話です。
・「かすが」は謙信が命名した名前にしてあります。
・史実でないとされている謙信の恋物語をモチーフにしています。
・最初のみ望月千代女(オリキャラ/かすがの師匠設定)が出ています。

ルリハコベ…変わり身、約束

苦手、不快な方はスルーして下さい。宜しくお願いします。

504:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【1/8】/4スレ目588
09/01/16 23:59:59 kLuv6QCC
目の前で震えながら頭を垂れている女児を見て千代女は鼻に皺を寄せた。
信玄から頭領に命じられて以来何千何百という娘を見て来たが、
こんな髪の子どもは初めて見る。
「……何とも気味の悪い色をした髪よの」
板間に袴の片膝を付き、手にした扇で女児の顎を掬い上げた。
年齢の割に女児は肝が据わっているらしく涙一つ浮べて居ない。
それがある種の傲慢さの様に千代女は感じた。
千代女はただの慈悲深い望月家の後家では無い。
望月家は嘗て信玄に逆らい、遠縁に当たる幸村の祖父の執り成しで武田の傘下に加わった。
失地回復のために甲賀の本家から千代女が嫁ぎ、集めた身寄りの無い娘達を生き餌に仕立てて
日ノ本一の情報網を作り上げ、今では信玄から深い信頼を寄せられている。
改めて女児を良く検分してみると髪は金で瞳は琥珀、そして肌が雪の様に白い。
「フン、南蛮混じりか。だが面構えは良し……」
扇から女児の顎を退かして暫し思案していたが、ピシャリと掌に扇を叩き付けた。
「お前は今日から『妙』じゃ。白妙の肌と奇妙な髪、両方掛ければ物好きの一匹や二匹釣れよう」
固く唇を引き結び、瞬きもせず大きな目で女児は千代女を見ている。
(―生意気な)
甲賀五十三家筆頭の出身であり、その上義理とは言え信玄の姪に当る身分の自分を
見据える者は居なかった。
しかしその強靱さが無ければ、この先女児は生き残れないのも確かだ。
「死にたくなければそれなりの働きをしやれ。精々その面を大事にする事よ。
 良いな、妙」
女児が再び頭を下げるより早く、千代女は高価な打掛のつまを勢い良く翻した。

505:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【2/8】/4スレ目588
09/01/17 00:05:09 f6ymBTXI
音も無く霧雨が降り頻る中、かすがは少し離れた場所で気配を殺し控えて居た。
一体ここにどれくらいこうしているだろうか。
金の髪はすっかり濡れて張り付き、細い顎から雫が伝って身体は秋雨の冷たさに
じわじわ侵蝕されている。
琥珀を思わせるかすがの瞳が瞬くと長い睫毛が水滴を弾いた。
主が山寺の庵を尋ねて写経するのは決して珍しい事では無いが、
今日は神経質なまでに人払いされている。
主はこの頃何かにつけて物思いに耽る事が多い。
木の葉が色付く頃は決ってこうだと山城守が言っていたのを思い出した。
(一体、何を考えて居られるのか)
かすがは柳眉を顰める。
すぐ側に居ながら主を思い煩わせるものの正体が掴めず臍を噛んだ。
主を苛ませるものを皆消し去って自分だけを見て欲しい―あまりに子ども染みた
狂おしい想いで胸が張り裂けそうになる。
ほんの一瞬で構わないからあの麗しい眼差しを独占出来たらどれ程仕合わせだろう。
だが、かすがの思惑と裏腹に主の視線はズレてしまう。
周囲から見れば気付かないくらいの微妙な角度で主はいつも目を逸していた。
「お前は私のものだ」と言いながらかすがの真ん中を見て居ない。
甲斐の虎ではない別の面影―それも女だと自分の勘は告げている―が
主の内側に巣くっている様にかすがは胸を焦がした。
(謙信様…)
もう一度琥珀が瞬きそっと伏せられる。
(どうか、どうかかすがだけを)
柔らかい雨粒が冷えて俯くかすがを静かに包んだ。

506:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【3/8】/4スレ目588
09/01/17 00:09:56 f6ymBTXI
「どうしたのです?つるぎ」
ハッとして顔を上げると、写経を終えた主が怪訝そうに庵の縁側から
こちらを見て居た。
「いえ、謙信様。何でもございません」
慌ててかすがは取り繕う。
「そんなに濡れては風邪を引きますよ。こちらへ来なさい」
そう言うと謙信は戸を開けたまま中に引き返した。
雨に濡れた身体を軒先まで怖々運ぶと、丸火鉢に置かれた銅壺から白い湯気が
しゅんしゅんと音を立てて勢い良く上がっている。
「ふふ……本当は般若湯があれば良かったのですが」
にこやかに言う主につられてかすがもはにかむ。今日の主は明るく、かすがは安堵した。
白湯を淹れた質素な湯呑が縁側に置かれる。
「お飲みなさい。女人が身体を冷すのは良く無い」
静かだが有無を言わせない主らしい口調で謙信は言った。
かすがは一瞬断ろうか迷ったが、主手ずから淹れた白湯を固辞するのも反って悪い気がする。
「はい」
恐縮しながら手に取ると、冷えた掌に湯呑の温かさが心地良い。
息を小さく吹き掛けてから湯に口を付けたが、予想以上の熱さに思わず顔を顰めた。
その様子を見ていた謙信がクスっと笑って懐かし気に言った。
「似て居る」
一体誰に―?
かすがの胸の裡に巣くう不安が鎌首を擡げる。
(やはりそうだ。謙信様の中に私の知らない女がいる……!)
疑いは確信に変わった。
その瞬間、温かい湯呑の感触や熱かった白湯が一気に冷えた様にかすがは感じた。

507:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【4/8】/4スレ目588
09/01/17 00:14:58 f6ymBTXI
謙信は独りおかしそうに笑う。
「誰かに似て居ると思っていたが、そうか…」
ひょっとして、否、その女こそ主を思い煩わせている元兇だという確信に足る感触をかすがは掴んだ。
今直ぐにでも件の女を引き裂いてやりたい激しい感情を包み隠して主の言葉を待つ。
「昔私には添おうと心に決めた人がいた」
(嫌、聞きたくない)
湯呑を持つ手が寒さ以外で細かく震えた。
かすがにとって主は今の主のままで充分だ。
下手に過去を蒸し返して幻滅したくなかった。
「とても健気で芯の強い人でした。いつも一生懸命で、深く私を慕ってくれた」
謙信は優しく笑い掛ける。それが辛くてかすがは目を伏せた。
「少々そそっかしい所もありました。今のお前の様に急いで白湯を飲もうとして熱がったり」
今も慕ってらっしゃるのですか、と言う言葉をかすがは白湯ごと無理矢理飲み込む。
「私達は若かった―若過ぎた。
 一目で激しい恋に落ち、譬え敵同士でも必ず一緒になろうと固く誓い合いました」
「敵、ですか?」
謙信は頷く。
「永く敵対していた北の領主の姫君でした。出合った時、私達は互いが敵とは気付かなかった」
どんな顔をして良いか分らず湯呑を覗くと、白湯の中に琥珀が溶けている。
(敵……)
ある面影が白湯に映った。
(だめだ、何を考えている!)
美しい主と語らう時は、あのヘラヘラしたユルい笑顔と馴々しい態度が癇に障る男の事など
記憶という記憶から消してしまいたい。
かすがは自分を叱咤してその影を振り払った。

508:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【5/8】/4スレ目588
09/01/17 00:19:55 f6ymBTXI
上手く誤魔化したつもりだったが、主は悪戯っぽい笑みを口元に乗せてかすがを見ている。
「おや?誰の事を考えているのです」
飽くまで惚けた口調で尋ねると、かすがは顔を真っ赤にした。
「な、何でもありません!」

その頃謙信は上杉の家督を継いだばかりで、他家から養子に入った経緯から
家臣はいっかな纏まらず、自身の基盤は非常に危ういものだった。
謙信が北の姫君を正室に迎えようとした時、家臣団は猛烈に反対した。
敵国の姫と添うなど以ての外と強硬な態度を崩さず、遂に謙信は姫と別れる事を
余儀無くされた。
「今でも思う。あの時もっと私が強ければ、違う道が拓けたのではないかと」
美しい眉を顰め主が目を閉じる。
「謙信様…」
如何にも苦しげな表情だが、それすらかすがは美しいと思った。
主にこんな顔をさせる女を許せない。
「その方は今どちらに?」
「随分前に亡くなられた。別れてすぐ、出家した先の寺で」
「患われたのですか」
主従の間に短い沈黙が流れる。入り日色に染まった楓が一葉、縁側に舞い込んだ。
それを見詰める主の瞳は物悲しい色を湛えている。
「……或いは、想いが強過ぎたのやもしれぬ。私と共に生きられぬ浮世に絶望された」
山の木の葉が色付き始めた頃、北の姫君は懐剣で自ら命を絶った。
以来、謙信は戦や政務にどんなに忙殺されてもこの時期は写経して姫の魂を慰める事を忘れない。
「私はあの方に何もして差し上げられなかった。
 こうして独り身を貫き御仏に祈るのがせめてもの罪滅ぼしなのです」

509:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【6/8】/4スレ目588
09/01/17 00:25:06 f6ymBTXI
かすがは後悔した。
分を弁えず主の聖域を荒し、辛い事を思い出させてしまった自分が恥ずかしい。
決り悪そうに俯くかすがを見て謙信は優しく言った。
「つるぎ、昔の事です。既にあった事。もう終った事ですよ」
「……謙信様」
見る見るうちにかすがの琥珀色の瞳に涙が溜まる。
今にも零れ落ちそうな雫を謙信がそっと拭った。
「その様な顔をするものではない、かすが」
この娘が腕の中に飛び込んで来た日の事を謙信は良く覚えている。
―あの方だ。
一目見て直感した。
譬え姿形は変っても魂は変らない。北の姫君が生れ変り、毘沙門天に仕える
羅刹女となって再び自分の元に舞い戻ってくれた―信仰心篤い謙信はそう信じて疑わない。
日に透ける金色の髪も琥珀色の瞳も北の姫君とは随分違うが、
懸命に自分を慕う姿や少々そそっかしい様子は姫そのもので思わず目を細めてしまう。
「名はなんと言う?」
謙信がまず娘に尋ねた事だった。
―ございません。如何様にもお呼び下さい。
大人びた硬い口調で返され、暫し謙信は瞑黙する。
この娘を何と呼ぼう。あの方の名にしようか、それとも―
「ならば、お前の名はかすがだ」
―えっ?
娘が驚いて顔を上げる。あの日勇気を振り絞って思いの丈を打ち明けた時も姫はこんな顔をした。
「そなたの髪の輝きは真に春光の如く。即ち、我が城と同じ春日だ。不服か?かすが」
琥珀色の瞳が歓喜に染まる。
―いいえ謙信様。私は、かすがは必ず謙信様のお役に立ちます。

510:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【7/8】/4スレ目588
09/01/17 00:30:07 f6ymBTXI
以来美しいつるぎは謙信の傍に仕え、今に至っている。
「時に、つるぎ」
「はい」
「先程武田の忍の事を考えていたでしょう」
涙を拭ってやった顔を覗き込むとかすががまた赤くなった。
「違います!何で私があんな奴の事」
頭を振って必死に否定すればするほど謙信には滑稽に見える。
「照れずとも良い。武器も技も揃いのお前達は、さぞ仲睦まじい夫婦になれよう」
「なっ…!?」
琥珀色の瞳を大きく見開いたままかすがは固まってしまった。
「槍の又左と奥方の様になるやもしれませんね。実に麗しきこと」
主のその言葉を聞いてかすがの脳裏に何とも形容し難い光景がめくるめいた。
男と常に手を繋ぎ、名前を呼ばれればにっこり笑って返事をする自分。
椀にがっついて食べる男の頬に付いた食べこぼしを甲斐甲斐しく取ってやる自分。
一瞬で色々な事が駆け巡りかすがは耳や首筋まで赤くなる。
「ふふ…やや子は父と母のどちらに似るであろうな」
「失礼致します!!」
赤く染まったつるぎは湯呑を残して謙信の前から姿を消してしまった。
「あなや…少々からかい過ぎましたか」
かすがが存外初心だったので謙信は少し後悔した。
かすがは気付いて居ないが本当に気に掛けて居ない相手であればこの程度一笑に付して終いであり、
無視出来ない相手だからこそ居た堪れ無くなったのだ。
美しい軍神の懐刀はいつ自分の本心に気付くだろうか。
「願わくば、いつかその日が来る事を…」
謙信は立ち上がる。
雨は止み、色付いた木々に靄が掛かって秋の風情が漂っていた。

511:ルリハコベ(謙信(♂)×かすが)【8/8】/4スレ目588
09/01/17 00:35:26 f6ymBTXI
「お前得物変えたのか?」
出くわしたかすがの腰から自分と揃いの得物が消えていて佐助は目を丸くした。
「うるさい。お前には関係無いだろう」
面倒臭そうな顔でかすがは返す。
「やれやれ、相変わらずつれないねぇ」
「………」
普段なら外方を向くはずのかすがが珍しくじっと見詰めて来る。
「…何だよ」
琥珀の瞳に射ぬかれ佐助はたじろいた。
「いくら俺様が良い男だからってそんなに見詰められちゃ照れるな」
軽口を叩きながらも居心地悪そうに頬を掻いて鳶色の瞳を逸らしたが、
「俺に惚れたか?」
片目をパチリと閉じてやる。途端にかすがは真っ赤になった。
「ふざけるな!」
「待てよ、忍同士仲良くしない?なぁってば」
足早に立ち去ろうとする後ろ姿に佐助は追い縋る。
その馴々しい態度が癇に障ってかすがは振り返ってしまった。
「黙れ!誰がお前……お前と」
ユルくて軽薄そうな笑顔を見て主の言葉が甦る。
―仲睦まじい夫婦になれよう
「お前となんか夫婦にならないんだからな!!」
そう怒鳴ると脇目も振らず一気に駆け出した。
「へ?めおと?」
意外な一言に不意打ちを食らい、取り残された佐助は呆然とかすがの背を見送る。
「……いいかも」
呟き、鼻の下を伸ばすと既に遠くなりつつあるかすがを追い掛けた。
「なぁかすが、今度一緒に里帰りしない?俺の実家に招待するからさ」
「寄るな佐助!あっちへ行け!」
「またまた…照れちゃって可愛いねぇ」
「しつこいぞ!いい加減にしないか!」
そんな遣り取りを木の枝に並んで止まって居る白と黒の二羽の鳥が見守る。
その姿はまるで番のようだった。

512:名無しさん@ピンキー
09/01/17 00:39:52 f6ymBTXI
読んで下さった方、お付き合い頂きましてありがとうございます。
お目汚し失礼致しました。

513:名無しさん@ピンキー
09/01/17 21:12:25 osGVsvNh
>>512
GJでございます!!!!
ほほえましい3人がイイ!

514:名無しさん@ピンキー
09/01/18 00:26:36 fvmzdyxx
こ…これはGJです!GJでございます!!!!
穏やかな雰囲気の中の可愛らしい3人萌え!
またの投下をお待ちしております!

515:名無しさん@ピンキー
09/01/18 18:37:44 dRCAZaSm
盛り上げ

516:名無しさん@ピンキー
09/01/18 20:31:11 acOxgWTe
>>515
何故か後ろから楽しげにかすがの乳を揉み上げる佐助が浮かんだ

いや浮かんだのは揉みしだかれる乳の方なんだが

盛り上げありがとう
色々盛り上がった

517:名無しさん@ピンキー
09/01/18 20:39:30 FGyzyX/P
>>516
お前天才だろ エロ的な意味で

518:名無しさん@ピンキー
09/01/19 01:17:34 H/WMsccv
>>512
GOD JOB!!!!!

>>516
その素晴らしい妄想力は、いつ称号を獲得してもおかしくない
「破廉恥侍」とか「Super Harenchi」っていう称号を。

519:名無しさん@ピンキー
09/01/19 12:45:58 apE0s282
>>516のコメ見てカッとなってやった。後悔も反省もしている。

※佐助×かすが※
※エロくない※
※合意の上じゃない※
ダメな人はスルーの方向で。
------------------------------------------------------------------------------
たわわに実った乳房を背後から揉みながら佐助は悦に浸った。
「へへ、役得役得ってね」
ここは茂み一つ隔てて白刃の太刀が煌めき軍馬の嘶く戦場だ。
血腥い風に砂埃が舞う中、断末魔の叫びがまた響き渡った。
後ろ手に拘束した同郷のくのいちをからかいながら独りごちる。
「極楽と地獄の狭間、か。生きてりゃこうやって良い目見ることもあるのに
 何が悲しくってわざわざこんな辺鄙な場所で殺しあうかねぇ」
「貴様いい加減にしないか!」
組み敷かれて尚、かすがは強気を失わない。
「つれないなぁ。もうちょっと付き合ってよかすがちゃん」
「ふざけるな!」
「ふざけてないさ。お前は俺の足留め、俺様はお前の足留め。これも立派なお仕事じゃないの」
言いながら剥き出しの白い背に指を滑らせ何度も上下に往復させる。
触れるか触れないかの執拗な愛撫がかすがを焦がした。
「…っこれの……何処が、だ…っ!」
「そんな乱れた吐息で言われても説得力無いよ。それとも誘ってんの?」
指を引っ掛け余計な布を退けて柔らかい尻を直に触る。徐々にその手を深く潜り込ませた。
「やっ、だめ…」
かすがが身を捩る。一番女らしい部分に指が触れるまであと僅か。その時―
「佐ぁ助ぇぇ!!何処に居るか!!!!」
主の声が辺りに響き渡る。佐助は溜め息を吐いて肩を竦めた。
「あーらら。せっかく良いトコだったってのに、野暮だねぇ全く」
やれやれ、と戒めを解くとかすがは瞬時に姿を消した。
佐助は苦笑し誰も居ない空間に向かって大声で言う。
「じゃあなかすが!また良い事しようぜ」
帰って来たのは沈黙だけだったが、佐助は満足げに笑みを浮べると立ち去った。
佐助が居なくなって充分時間が過ぎた後、そう離れて居ない場所で気配を殺していたかすがは
樹の幹に拳を打ち付け歯ぎしりをする。
まだ身体は佐助が齎した熱を帯びていた。それが悔しくて涙が零れる。
「……っ!あいつ…今度会ったら殺す!!」
------------------------------------------------------------------------------

さて、春日山でかすがに囲まれながら討死してくるかな。

520:名無しさん@ピンキー
09/01/19 12:58:53 ggePQLUt
>>519
GJ!

しかもこれから春日山でかすがに囲まれてくるとな?
破廉恥でござるぞ!

521:名無しさん@ピンキー
09/01/19 17:59:32 ewW96dgV
>>519GJである!

貴様、かすがの分身とこれこれこうして果てるつもりだな!
けしからんな。俺も参加させてくれ

>>519読んでたら程良いもやもや感で無駄にたぎって来た
嫌がるかすがをねじ伏せてぱいずりしたいぜ


522:名無しさん@ピンキー
09/01/19 20:20:19 NRyrXuBJ
>>519
…ふぅ。
このスレには天才が多いな

523:光秀×濃姫
09/01/22 22:55:27 X8hpehHH
>>503
>>126ですが、気分を害すどころか、自分の妄想で
こんなに素晴らしい話を読めるとは思いませんでした
ありがとうございます。



光秀×濃姫投下します
不倫ものですので、苦手な方はスルーお願いします

――――

 差し込む薄明るい月光さえまぶしく思え、濃姫は目を閉じた。それでも誰かに
見張られているようで、なんだか落ち着かない。ここには光秀と自分しかいないはずなのに。
「帰蝶」
 かたく目をつむった濃姫から唇をはなし、光秀は彼女を呼んだ。その名をその声で
呼ばれるたび、濃姫は郷愁にも喜悦にも似た思いを抱いてしまう。彼がそのことを
分かっているのかどうかは知らないが。
「目を見せてください。私はあなたの目が好きなのです」
 濃姫は素直に目をひらいた。危懼した月明かりは光秀の頭がうまい具合に
隠してくれていた。しかし、そのため光秀の髪の毛が満月の光をうけて輝いていて、
やはりまぶしく思った濃姫は視線を下げる。
 光秀は濃姫の瞼にやさしく唇を落としながら、手を彼女の胸部に這わせた。着物越しでも
濃姫の鼓動が感じられ、光秀が「ああ……」と恍惚とした声を出した。
 彼が初めて自分のもとへやって来たのも、このように満月が綺麗に見える夜だった、と濃姫は
頭の隅で思い返した。月の光に照らされて突然やってきた光秀は、まるで猫と戯れるように
濃姫と関係をもった。猫を抱き上げるように濃姫とくちびるを重ね、猫に頬ずりするように
濃姫の肌に触れ、猫の喉をくすぐるように愛の言葉をささやいた。
 それから満月の夜になると、こうして彼は濃姫の寝所に来るようになってしまった。
 濃姫は毎回、男を断ることができなかった。夫と寝所を共にしなくなって
だいぶ経つということもあったが、それとは少し違う感情が、断ることを邪魔していた。
「ああ帰蝶……、美しい……」
 濃姫の着物を脱がせた光秀が、寝具のうえで白く浮かび上がる彼女の裸体を見て
つぶやいた。美しい、なんて夫の口から聞いたことさえ無いのに―
 まじまじと裸を見られてさすがに恥ずかしくなり反射的に手で体を隠そうとしたが、
その腕を光秀に掴まれてしまう。隠さないでください、と彼の目が言っている。戦場では
身震いしてしまうほどの冷眼である彼だが、この時はいつも瞳に熱がこもっていた。
「好きですよ、帰蝶……」
 低く、耳元でささやかれ、濃姫は体が熱くなった。
 夫が言ってはくれない言葉を、この男はすべて自分に投げかけてくれる。それも軽々しくない、
ひどく真摯な声音で。
「光秀」
 体内の熱を逃がすように、相手の名を呼んだ。それに返事をするかわりに、
名を呼ばれた光秀は濃姫の乳首を舌でころがす。
「ん……っ」
 吐きだしかけた息を吸い込むような声。できるだけ声を出さないようにしているのだろう、
濃姫は咄嗟に下唇をかんでいた。静寂な空間に女の声はよく響く。聞こえるのは、衣擦れの
音だけで十分だ。
 だが光秀はそれだけでは物足りないと暗に言っているように、熱情的に濃姫の
乳首をぬめる舌で弄ぶ。
「ふ、ぁ……み、光秀、やめ……っ、やめて……」
「どうしてですか? 声が出てしまうからですか?」
 肌から口を離して問いかけるあいだも、光秀は人差し指と親指で乳首をつまんで、
女に刺激をあたえる行為をとめなかった。青白い指につままれる乳首を視界の隅に
入れながら濃姫が肯定すると、光秀は噴飯ものだという様子で笑った。
「おかしなことを言いますねぇ、帰蝶は」
 そう言ったときの彼の瞳の奥で燃えさかる炎の色を、濃姫は忘れることができない。

524:光秀×濃姫
09/01/22 22:58:20 X8hpehHH
 乳首をいじっていた手で手首をつかまれた。乳房への愛撫がなくなり、濃姫は
安堵と疑問を同時に抱く。光秀は濃姫と視線をしっかりあわせたまま、まだおかしそうに
笑って、つかんだ女の手を己の下腹部へ運んだ。暗いなかで何をされているのか分からず、
されるままだった濃姫は、のちに小さな悲鳴をあげた。
「さわられると気持ちがいいのは、女も男も同じなのですよ」
 指先に粘液があたった。目を凝らしてみると、濃姫の手は隆起している光秀の男根に
触れていた。涙のごとく垂れている先汁が指先にあたったのだと濃姫は思いながら、
男根を見つめた。それは今までに見たときより、ずっと獰悪で禍々しく見える。
 濃姫の動揺を気に留めず、光秀はつかんだ手を自身にこすりつけて上下に動かし始めた。
意思と関係なく手を汚されるその動作は、なぜだかこれまでに光秀と行ったどのようなことよりも
淫らで背徳的に感じられて、濃姫は男の下半身から顔へと視線をうつした。
光秀はかるく目をつむって、口から熱い息を出していた。見ている方が次第に
切なくなってしまうほど、苦しみもがいているようにも、その反対のようにも見える。
光秀のその表情が思いがけないものだったので、濃姫はしばらく見つめていた。
 するとしばらくして、開いていた乾いた男のくちびるが音もなく「帰蝶」と動いた。
声は聞こえなかった。もしかしたら本人にしか聞こえない声で呟いたのかもしれないが、
濃姫はそのくちびるの動きと、眉間にうっすらと刻まれたしわに訳もなく愛おしさが込みあげてきた。
 無抵抗だった女の手が、急に動いて自身を包み込んできたので、光秀はまぶたを
持ち上げて濃姫を見た。彼女は目をあわせたが、すぐに己の手があるところを見る。
「……こう?」
 言いながら、濃姫は自由だったもう片方の手も光秀のそれに添える。両手でにぎって
擦りはじめると、男の熱さが手のひらから感じられた。
「そうです……、あ、あぁ……」
 息が肌にかかる。彼の手はもう濃姫の手をつかんでいなかった。だが彼女の繊手は
彼女の意思でうごいている。光秀は片方の手を濃姫の頭の横に付き、もう片方の手で
彼女の胸部をさすった。のばした親指の腹で乳首をおさえて捏ね回すと、
男をにぎっている手に一瞬、力が入った。濃姫の反応に気を良くして、光秀は何度か
同じことをくり返してたのしんだ。しかしすぐに濃姫も慣れたようで、ほとんど反応を
示さなくなると、今度は少々不機嫌そうに乳首を強くつまんだ。
「ひゃんッ!」
 緩やかな刺激のあとに突如襲いかかってきた強い刺激に、たまらず高い声を出していた。
慌てて口をとじるが、光秀は含み笑いをしている。嫌な予感がした。
濃姫はそれを見なかったことにして手を動かすが、光秀の指はまだ彼女の乳首をつまみ、
指の腹でつぶしたりねじっている。
 息を飲み込む音に似た声が、がまんする濃姫の口から漏れるたびに
光秀をにぎる手にも力がこめられる。必死にたえる濃姫の顔を、光秀はうっとりした顔で
見つめている。

525:光秀×濃姫
09/01/22 23:01:13 X8hpehHH
 帰蝶、とささやきながら、光秀が彼女の肩に頭をかけた。男の長い髪の毛が
首筋や顔にあたってくすぐったいが、そんなことより彼が頭でさえぎってくれていた
満月が目に入り、濃姫はそれが疎ましいと思う気持ちがあふれ出た。
光秀は、すぐ近くにいる女のそのような嫌悪感に気付かなかった。絡みついていた手を
おもむろに解いて、濃姫の膝を立たせて開く。そして、脚のあいだに手をすべり込ませた。
 すでに濡れそぼっている秘所に指を這わせられると、乳首をつままれた時より
大きな刺激がやってきて、意図せず声が出そうになる。けれどそのとき濃姫の口は
光秀のくちびるで覆われてしまっていたので、嬌声は出ず、くぐもった呻き声が出た。
蜜をたっぷり付けられた肉芽を指で押しつぶされ、長い指で膣内の浅いところだけを
かき回される。声はあまり出したくなかったが、このときばかりは声が思うように
出せなくて、逆に辛いものがあった。
「帰蝶……! ああ、帰蝶、帰蝶!」
 指を引き抜き顔を上げた光秀の顔は、陰になって見えなかった。
 光秀は猛る自身の男根を、濃姫の秘所に押し込んでいった。肉壁が抵抗するのを無視して
腰を進めていく。
「あぁあっ!」
 半分ほどをおさめたところで、濃姫の右脚の太ももをつかんだ。蝶の彫り物のすこし
上あたりだ。彼はいつも、この場所をつかんで挿入する。濃姫はそれをいつの間にか
体でおぼえてしまっていた。
 光秀が、寝具のうえに散らばっている濃姫の黒い髪の毛に右手で触れ、その近くに
置かれていた彼女の左手をにぎった。細い女の指についた粘液はまだ乾いていない。
それを自身の顔近くまで持ってきて食い入るように眺めてから、光秀は紅い舌で
舐り始めた。うやうやしく念入りに、ときおり大仰に音を立てて舐める仕草は、
濃姫の背を粟立たせた。
 濃姫がいつも引き金を引く際につかう人差し指の付け根に舌を這わせて、
光秀は腰を動かし始めた。とらえられていない手で口をおさえ、声を出すまいとしている
濃姫の懸命な顔を見つめる光秀の瞳の表面は透きとおっているが、その奥はよどんでいた。
「ふぅぅ、……ッ!」
 口を覆う指の隙間から息と声がまざって漏れる。
「気持ちいいのですか? 帰蝶。私はとても気持ちいいですよ、ほら、帰蝶がこんなに
締めつけて……ああ……帰蝶、帰蝶……帰蝶……」
 今まで舐っていた濃姫の手に頬ずりし、酔い痴れる表情の光秀は腰の動きを速めた。
そして右の太ももをつかんでいた手を、すっと少し下にやって、肌に刻まれた蝶を撫ぜる。
男の視線は濃姫の顔に向けられているはずなのに、手のひらは脚に存在する蝶のかたちを
正確に、丁寧になぞった。
 光秀のすべての動作が、濃姫を滾らせた。彼につかまれている指が頬の産毛に触れ、
自身の中におさまっている肉塊が最奥をくり返し突き、蛇に似た動きの手が
蝶をかわいがるほど、濃姫の体は熱くなっていく。
 わずかに腰の動きをゆるめて光秀は濃姫の手を解放した。女の哀願するような顔に
手をやり、口元にある手をやんわり握ってとても自然にどかす。くちびるに触って
微笑むと、親指でつと下唇を撫ぜた。柔らかな肉の感触がする。

526:光秀×濃姫
09/01/22 23:04:06 X8hpehHH
「みつひ、で……っ」
 触れていたくちびるが弱々しく動く。男は返事をして、濃姫と顔を近付けた。
長い髪の毛が、濃姫の顔の左右に垂れる。自分と正反対の色をしている髪の毛は、
間近で見ると処女雪のように見えた。
 濃姫は光秀の髪の毛を一束手にとり、それに鼻をうずめて空気を吸い込む。
形容しがたい、けれど安心してしまう彼のにおいを幾度も吸い込んで
「きれいね」と呟いた。呟いた彼女の瞳は、揺れていた。
 瞬間、どうしてだか光秀の頭に浮かびあがってきたのは、まだ『濃姫』という名を
貰い受けていない頃の女だった。魔王の嫁などと呼ばれていない、『帰蝶』のときの女。
「ああ……あああ……」
 腹の底から呻吟する声が出た。指の先にいる蝶に爪を立て、潰してしまいたい衝動に
駆られる。急に胸のうちに靄がかかった気がするのは、眼前の女が魔王の嫁に
なってしまったからではない。『帰蝶』だった頃の女をはっきりと思い出してしまった
自分が非常に惨めに思えてしまったからだ。
「あっ、あ、み、みつひ……、ふあ、ああっ!」
 ほとんど力任せに腰を打ちつけた。声が響くことを憂慮する濃姫が、手で口を隠したり
下唇をかんでしまうことは分かっていたので、光秀は彼女の口内に自分の指を突っ込んだ。
人差し指と中指で歯列をたしかめ、唾液で湿った舌をかるく引っぱる。
「は、はふッ……、ひふ、ひぅ……」
 口の中に入り込んできた手に舌を捕らえられ、ろくに発音できない。指にかかる、
とろりとした生ぬるい息が光秀の胸をおどらせた。
 纏わりつく肉襞から逃げるように男根を引き抜きかけ、また深部を目掛けて突き立てる。
この単純な律動に、どうしてこんなにも夢中になってしまうのか、光秀は不思議だった。
ただ快楽を得ることができるからだろうか。もしくは、濃姫の乱れた姿を
見ることができるからなのかもしれない。あるいは、一時でも錯覚を起こせるからか。
彼女が『濃姫』でなく、まだ『帰蝶』だという錯覚を。
「ふ、ふぅぅッ! はっ、はひっ」
 喘いでいるのか呻いているのか判別できない声を指に受ける。面白がって、
すこし強く舌を引っぱると、濃姫は苦しげに顔を歪めたが、それでも心から
苦悶しているというわけではないようだった。
 左手の先にいる蝶をそっと撫ぜ、光秀は目をつむる。
「ん、ふは、は、はっ、―ぅう!」
 ひとりきりの暗闇の中で、結合部から聞こえる音と、濃姫の声に耳をすませた。
ただよう女の香りを存分に肺のなかに取りこみ、腰を振る。内壁がわなないて
悦んでいるのを先端で感じた。求められている、と、そう思い及んだとき、
光秀の頭の奥でなにかが弾けた。
 女を壊さんばかりの力で腰を打ちつけ、女の声を聞く。苦しそうな息づかいに
含まれる興奮と喜悦。それは耳にすんなりと入ってきて、脳髄を蕩けさせてしまいそうだった。
「ああ……っ」
 男根を引き抜いて、濃姫の腹のうえに射精する。光秀は射精しているとき
「帰蝶」と無意識のうちに呼びかけそうになったのを、下唇をかんで我慢した。
彼女の言うとおり、声は出さないほうがいいのかもしれない。三度ほどにわたって
吐き出された精液は、男根そのものより熱く思えた。
 なだらかな腹部から顔に視線をやると、濃姫は目を閉じて涙をながしていた。
 ―どうして。
 どうしてあなたが泣いているのですか。男は、静かにそう思う。

527:光秀×濃姫
09/01/22 23:06:51 X8hpehHH
 夜が明ける前に帰ります、と言った男は、濃姫の腹に撒き散らした体液を
きれいに拭って、彼女の着物をととのえた。男が来る前の状態にもどされていく己の姿を、
濃姫はぼんやり眺める。
「光秀」
「なんでしょう?」
 少しかすれた声で呼ぶ。すぐに返事は耳にとどいたが、光秀は濃姫と目をあわせずに
着物をととのえていた。ひょっとすると光秀は濃姫のほうに視線をやっていたのかも
しれないけれど、彼の髪の毛が邪魔して目元が見えなかった。光秀の長い髪の毛は、
このようなとき不便である。
「……なんでも、ないわ」
 出かかった言葉を呑みこんで、目を閉じた。その間も着物をととのえる音は聞こえていた。
「それでは帰蝶。私はこれで」
 しばらくすると音は止み、光秀の声が聞こえてきた。
「次の満月の夜、またお会いしましょう」
 濃姫が目を開けると、光秀はもう部屋から出ていた。彼の後姿はゆっくり闇に
入り込んでいって、ついには消えた。あまりに滑らかに消えていったものだから、
あの男の正体は霧や陽炎なのかも、などと濃姫は考えてしまった。
 次の満月が待ち遠しい、とも、ずっと来なければいいのに、とも思った。
相手はどう思っているのか知らないけれど、「また」と言っていた。
 胸が騒ぐ理由をわざと掘り下げず、濃姫は寝具にもぐりこんだ。考えないほうが
楽だという場合もある。もう童ではない彼女は、そう心得ている。

 次の満月の夜、ふたりは本能寺で対峙した。

おわり

528:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:29:18 SO0CSP9A
GJ!
なんかぞわってした

529:名無しさん@ピンキー
09/01/24 23:05:58 OwO8+EM/
超GJ!!!
光秀が「帰蝶…帰蝶…」って何度も言うシーンは思わずその光景が目に浮かびました
お腹一杯です

530:名無しさん@ピンキー
09/01/25 21:10:04 InNGVR+Z
GJ!GJでござった!


531:名無しさん@ピンキー
09/01/26 07:34:55 iLbH/m9c
GJでした!

532:名無しさん@ピンキー
09/01/26 22:27:31 tL+feK1z
515が再び盛り上げ

533:名無しさん@ピンキー
09/01/27 16:07:30 8y6nFmCe


534:名無しさん@ピンキー
09/01/27 16:17:12 S60AnTlc
盛り上がりますように(主にかすがのおっぱいが)

535:名無しさん@ピンキー
09/01/27 17:48:42 Iqp//GTr
>>534
何故か
揉めよ唄えよ戦国乱世
という言葉が浮かんだ

政宗「俺が最高の乳に育ててやるぜ!YA-HA!」
幸村「ににに二の腕がちちち乳のやわやわやわ柔らかさと同じとは真にござるか!?」
慶次「あれ?信じてたんだ?いやほんとほんと!こんどまつ姉ちゃ…」
利家「こら!慶次!まつの乳は某のものだぞ!」
まつ「犬千代様…!」
長政「ふん、下らぬ話で盛り上がりおって!削除してや…」
市「長政様市のおっぱい嫌いなの……?」
長政「ば、馬鹿な。そんなわけ無いだろう。大好きだ。」
秀吉「この手に掴めぬものは無し!」

女キャラ一同『いや死ぬから』


こんな乱世見てみたい
全員分は厳しかった

536:名無しさん@ピンキー
09/01/27 18:10:01 YguZ1MPD
>>535
長政の断言っぷりww

537:名無しさん@ピンキー
09/01/27 20:00:09 x8zWl4zn
いつきの乳を盛り上げ


料理を教えてもらいながら、ふと自分の胸とまつの胸を比べて落ち込むいつき。
「ど、どうしたらそんなに乳が膨らむだ?」
「心配などせずとも、成長すれば大きくなりまする」
「で、でも…」

《ここから分岐》

 まつ×いつきルート
「どうしてもと言うのでしたら、前田家に伝わる豊胸術を伝授いたしまする」
お互い裸になり、自分の胸を使って豊胸術の伝授開始。
「ここをこうして、揉みほぐすように…」
「………こうだか?」
「そうそう……これを一日数回くり返すことが重要にござりまする」
「…ん、なんか……乳さ揉んでたら、おらの股がムズムズしてきただ…」
「まあ!…実は乳房を揉む以上に効果のある豊胸術がござりまするが…」
「ほんとだか?教えてほしいだ」
「では、まつの前で足を開いてくださりませ!」

 奥州×いつきルート
「実はこのまつめの乳房、犬千代さまに揉んでもらって
 大きくなったのでござりまする。つまり女性の乳房は、
 殿方に揉んでもらうことで大きくなりまする」
というわけで、いつきは奥州に出向いて豊胸してもらおうとする。
「こ、こんなこと頼めるの、二人しかいないだ……。
 よかったら、おらの乳を揉んでけろ…」
「レッツパーリィ!!!!」
「ご自重なされよ政宗様!まずはこの小十郎が一通り行ってから!」

538:名無しさん@ピンキー
09/01/27 23:28:51 XG4ha2Ne
いつきちゃんは豊穣の神の加護を受けてるから絶対大きくなるよ!

539:名無しさん@ピンキー
09/01/28 04:02:38 pzPMw+NV
小十郎自重しろw

540:名無しさん@ピンキー
09/01/28 20:20:53 YbiUZObk
自重しろゴボウwww

541:名無しさん@ピンキー
09/01/29 04:46:53 mSicrbR0
個人的な興味で聞くが、このスレでは
男女がラブラブでセクースしてるのと、女キャラが誰かに蹂躙というか良いようにされてるの、
どちらが好まれてる?
前者は例えば利家×まつとか。
後者は例えば長曾我部軍の奴らにリンカーンされるいつきとか。
何て表現すればいいか分からんが、
ラブラブセクースか、汁だくリンカーンか、みたいな…

542:名無しさん@ピンキー
09/01/29 06:10:39 DrTEyod9
要は和姦か強姦か、と

543:名無しさん@ピンキー
09/01/30 14:56:06 6WlXUccx
個人的には面白ければ何でもいい

544:名無しさん@ピンキー
09/01/31 01:18:36 BC7XXCLk
好きなやつは見るだろうし、嫌いなやつは見ないだろうからなあ。
最初に傾向でも書いておけばおk

強いて言うなら、まとめサイトでどっちが多いか数えればいい。

545:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:32:45 nh+GAN6w
>>537
そこで小十郎の畑のとろろいもが登場ですよ。

「ふあっ、なんかねばねばして、むずむずしてきただ…」
「我慢しろ。すぐに胸が大きくなってくるぞ?」
「だ、だめぇ、かゆいよぉ…」

そして我慢できなくなっちゃった小十郎が、自分のイチモツをとろろだらけの手で握っちゃって自爆、と。

546:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:18:37 1iG892U6
>>545
小十郎自重しろwww


胸が大きくなるマッサージwを受けながら。
「おらの…んっ、胸がおっきくなったらぁっ、ん、したいことがあるだ…よ……。」
「Ah~何だ?」
「言ってみな。」
「んっ…。あっ、のな。まつねぇ…ちゃんが利にぃちゃんにするみたいに……、疲れたおめぇさん達の頭を…おらの胸に柔らかくギュウって抱きしめたっ…いんだべ。」
「いつき……。」
「そ、したら。疲れを癒したら…きっとおめぇさん達はおらとの、おら達との約束…早く叶えてくれるべって。あぁんっ。」
―筆頭無限六爪流発動―
―小十郎極殺モード発動―
「やあっ、ら、らめぇ……!!!」



すまん、アホなことを考えすぎた。

547:晴れ(利家×まつ ←(?)慶次)
09/02/01 09:39:57 2hn6itJN
双竜×いつきちゃんGJ!
ぺたんこの胸にぎゅってしてるとこも見たい。

とかいいながら流れぶったぎって前田家投下。
なんか久し振りに来たら書いてみたくなったんだ。

注意
・慶次視点なんでちょっと女性向けっぽいかもしれん
・甘甘だけどあんまりえろくない
・3Pじゃないよ!
・慶次外伝かそれより前くらいと思って貰えれば
・慶次が思春期
・エロじゃない部分がやたら長くなってしまいました

おkな方は↓

548:晴れ(利家×まつ ←(?)慶次)1
09/02/01 09:43:40 2hn6itJN

慶次が目を覚ますと陽はもう随分と高く昇っていた。
小春日和の温かさが障子越しにも見えるような晴天で、いつも腹の上で眠って
いる筈の夢吉は既に薄紙を挟んだ柔らかな日差しの内で丸まり直している。
釣りに行くにも、街に行くにも絶好の日和だった。

今日がこんなに気持ちのいい日だと知っていたら、早くに起きて秀吉でも誘って
悪戯に出かけたのに。機会を逃してしまった。

慶次は心地良い温もりの内から這い出ながら胸中で一人ごちた。

それもこれも、まつ姉ちゃんが起こしに来てくれなかったのがいけない。

いつもいつも毎朝、それこそ殆ど日の出と共に部屋に飛び入ってくる叔父夫婦は
今日はまだ襖越しの声すら掛けて来ていない。こんな日こそ起こしてくれれば
いいものを。慶次は不貞腐れながら乱雑に布団を畳んで、己が起き上がっても
丸まったままの小さな相棒は一先ず置いて文句を付けにと襖を開いた。
襖三つ挟んだ向こうが夫婦の寝室だ。部屋を離してくれと言ったのは自分だが、
丁寧に廊下を回って行くのも面倒で間に挟んだ部屋を通り抜ける様にして取り合えず
目的の部屋へと向かう。もしかしたら、もうこの時間なら炊屋かもしれないな、
そう思いながら最後の襖に手を掛けた所で、中から大きな物が転がる重い音がした。


549:晴れ(利家×まつ ←(?)慶次)2
09/02/01 09:44:48 2hn6itJN

「…ちよ、様」

まつの声だ。だが、良く通る彼女の澄んだ声が襖一枚挟んだだけで掠れるのは
些か違和感がある。その小さな違和感に思わず腕を引くのを躊躇ったのがいけなかった。

「慶次が、起きてしまいまする」
「大丈夫だよ、慶次ならまだ寝てる」
「しかしこんな陽の高い内から……!」

ほんの微かな衣擦れの音。
膝か腕かを突く、畳を叩く乾いた音。
僅かに焦った風のまつの躊躇いの声に被さる利家の声音は常より幾分甘ったるい。

「まつ……嫌か?」
「嫌ではないから、困っているのです……!」

あまり声を潜める気も無いらしい利家と違って、まつの其れは時折上擦り、掠れた
音になるのが襖前で固まる慶次の胸をざわつかせた。
慶次ももう小さな童子ではない。いけない、離れなくては、と思いはするのに
足が動かなかった。好奇心が呼ぶ僅かな興奮でどくどくと心の臓が鳴っている。

「っひ、……もう、犬千代様!」
「すまぬ、某もう我慢が利かぬ」
「な、なれど……っんん……ッ!」

襖向こうにいるのは、確かに自分の知っている二人だ。
いつも朗らかで子供のように無邪気な利家と、夫に献身的な厳しくも優しいまつの
夫婦だ。そう思って頭に浮かぶのは二人の明るい笑顔と、まつの愛ゆえの厳しさを
苦笑いで宥める利家の微笑ましい遣り取りである。
二人が愛し合っている事はほんの幼子の頃から共に暮らした己が一番知っている。

550:晴れ(利家×まつ ←(?)慶次)3
09/02/01 09:45:40 2hn6itJN

「あ、…ぁ…!犬、千代様…まだ駄目…!」
「まつの事は、某が一番知っている。まつ、よりも……っ」
「あっ、ぁあ!そんな、……」

二人が夫婦となって、営みが無いとは思わなかった。しかし、それについて考える
事も、慶次は今までしなかった。意識的にしなかったのかもしれない。

肉欲と絡めば、愛は途端に生々しさを増す。

「そこは、駄目、犬千代様……ッ」
「もっと奥が良いのだろ」
「ッ犬千代様!」
「はは、すまぬ」

甘ったるい遣り取りは変わりはない。だが声が汗ばんで、双方しっとりと濡れている。
着物か肌が畳と擦れるかさついた音に、隠れて届く小さな水音。
熱を帯びた利家の声に応えるまつの吐息に交る甘ったるい切なさに耳を傾ける内、
じんわりと下半身に血が集まり始めているのに気がついて慶次は慌てた。

いけない。こんなのはいけない。

そう思うのに、耳に纏わりつく音の連なりに着流しの裾の内に指が伸びる。

「あ、アッ……ひぅ、んん……!」
「まつ、可愛い、」
「犬千代、様ぁ…あっ、あっ…!」

段々と利家の声に余裕が無くなって、まつの嬌声に呼吸の荒さ所以の間が入る。
肌を擦り寄せ、肉を打つ音がする。
いつも気丈なまつが、頬を上気させて利家に四肢を絡ませているのだろう。
薄桃に染まった柔らかな乳房を揺らして傷だらけの日に焼けた肌に白い指を掛けて。
目を潤ませだらしなく口を開いて、あるいは快感に涙すら零しているかもしれない。
女をしとどに濡らし、利家の雄に吸い付いているのだ。


551:晴れ(利家×まつ ←(?)慶次)4
09/02/01 09:46:29 2hn6itJN

良く見知った二人が快楽に溺れる声は、想い人を描く妄想などよりずっと慶次の
欲を駆り立てた。夢ではない。現実の、本物の。
大好きな二人が、二人である前に男と女である事を思い知らされる。

指先で己の性器が既に涎を垂らしているのを知って、慶次は背徳的な興奮に呑まれ
きっている自分を酷く恥じた。

「犬千代様、犬…ちよ、さま…ぁあッ…!」
「まつ……好きだ、まつ」
「ッは、ひぁっ、あ、あぁ…―!」

まつが絶頂に達する悲鳴染みた喘ぎと共に思わず全身に力籠った一瞬後、掌に
感じる温かさに慶次は真っ赤になって、その場を離れた。
断続的に続いていた軋んだ音が途切れて静かになった室内に気付かれないよう
出来る限り足を忍ばせて、それでも出来る限り早く。
二人には聞こえないであろう距離まで抜け切ると後は裏の井戸まで掛けていって
羞恥と後悔ごと洗い流すように汚れた手を流した。それから、屋敷をぐるりと
大周りして自室に戻る。
部屋の内ではもう目を覚ました子猿が暇そうにしていたが、その彼をも道連れに
布団の中に逃げ込む様に身体を収めた。

もう半刻もしたらまつ姉ちゃんが来るだろう。
慶次、まだ寝ているんですか!なんてきっと怒るから、笑ってごまかして、
いつもみたいに屋敷を抜けだそう。

先まで身体を覆っていた興奮が冷えた布団に吸い取られてしまうと後に残るのは
居心地の悪さと申し訳なさばかりで、慶次は布団を頭まで被ってぎゅっと目を
閉じた。

何にも無かった振りをしよう。何にも知らない振りをしよう。

胸に抱いた小さな相棒が己の頬を不安げに撫でるのに布団の暗がりの中で眉を
顰めた下手糞な笑いを作ってから、慶次は赤ん坊のように身を丸めた。


外は、柔らかな日差しに満ちている。



552:547
09/02/01 09:51:40 2hn6itJN
投下前に読み直したつもりだったんだが誤字がちらほらあってスマソ。
地味に公式で無かったことにされそうだが、慶次→ねねも推して参りたい
そんな通りすがりでした。

553:名無しさん@ピンキー
09/02/01 21:44:50 R0PgAkYi
前田家GJ!!!!
思春期慶次かわいいと思ってしまた

554:名無しさん@ピンキー
09/02/04 11:50:29 /FaPvoL+
一日遅れてしまったが、節分ネタが思い浮かんだので投下。
小ネタで短いです。そして夫婦だけ。それでも大丈夫な方はどうぞ。


「長政様…今日は節分だね…」
「あぁ、こういう行事もしっかり行わなくては悪となってしまうな。」
「それじゃあ…市…お豆買ってく……な、長政様?!」
「では…市の豆を歳の数だけ食さないとな」「え……や、やん…ぁ……だめぇ………!」


「まつー!恵方巻き出来たか~!」
「はい。犬千代様の分と家臣の方々の分は…」
「? まつの分は?」
「まつは…犬千代様の恵方巻きが食べとう御座います」
「まつ…!よし、好きなだけ食べてくれ!!」
「はい、それでは………は、ふぅ…ん」
(あ…大きくて太くて、美味しい……)


「はぁ…あ、ん……ん」
「どうした、濃。余の恵方巻きが食えぬのか。」
「ち、違います!上総介様の恵方巻きが大きくて…全部口に入れる事が出来なくて……」
「は!ならば下の口で食してもらうか」
「え…あ、お、お待ち下さい!」
「ほぅ…下の口はもうよだれをたらしておるは。望み通り、存分にくれてやろう」
「あ!あぁ…あ、ぁん……上総介様……もっと、もっと濃めに下さいませ!」
「ふん。根元まで咥えてもまだ足りぬか…。ならば、もっと奥まで余の恵方巻きを味わせてやろう!」
「ああぁぁぁ!すごい……はぁ…ん、あぁ………上総、介…様ぁ!」
「心地よい感触よ…フハハハハ!!」

555:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:23:36 suRRTWOg
ちょ、まさかの信長様!
>>554GJ!


556:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:06:50 AHVuUeUk
>>554
魔王夫婦GJ!!!

557:名無しさん@ピンキー
09/02/06 16:14:13 pVCjM+uR
>>554
GJGJ!
本気ひさびさな市だた…!
市最愛だか出現率低くてさびしい

558:名無しさん@ピンキー
09/02/06 17:09:11 QE4AofkH
>>557
自分で書けばいいんだよ

559:名無しさん@ピンキー
09/02/06 18:17:04 HEKNVKs2
>>557
「……市の出番が少ないのは長政様が淡白なせい…。」
「なっ!ち、違うぞ、市っ!!!」
「じゃあ魅力がない市のせい?」
「いや…その、そういう訳じゃ。む、無駄口は削除ぉっ!!」



すまん、こんなくだらないのしか浮かばないんだ。エロくないしな。

560:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:14:57 YnUth+bA
無駄口削除!
てことで市にやらしいちゅーをする訳ですね、わかります。
でも長政様は下手そうだな、ガツンガツン歯当たりそうwww

561:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:29:49 pVCjM+uR
市が足りない自分のために、みんなありがとう…!
このスレの住民はみんなあったかいな

>>558のいうとおり書き手に参加してみようとおも

562:名無しさん@ピンキー
09/02/07 08:02:08 3ku7NVV9
その意気だ!
貴様の正義が試されているぞ!

563:名無しさん@ピンキー
09/02/07 15:47:33 teD0xody
夫が「悪と無駄口削除なり」って言ってるから
床では必死に唇噛んで、喘ぎ声出さないようにしてる市って可愛い
「そ、それは無駄口じゃない!」って慌てて言う長政とかも

564:名無しさん@ピンキー
09/02/07 19:40:52 p48FqcIl
>>563
やばい かわいい
浅井夫婦は可愛いよなー…!
「なぜ?」って市に言われて答えに窮してればいいね。

浅井夫婦は回数少なそうだけど、
一回一回がマニアックだとよい。

そいでふたりともそれがごく普通だと思ってて欲しい。

565:名無しさん@ピンキー
09/02/07 22:08:52 qXbLvNCS
>>564
普通に入れる穴間違ってそうなイメージだ。市が辛そうだから回数控え目で。

566:名無しさん@ピンキー
09/02/08 03:28:55 EPBy8+HF
毎回違う穴・・・
回数を重ねてもちっとも子供を授からないから
濃姫に「床を共にしてないの?それとも不能なの?」とか心配されて
「違うわ、義姉さま。一月か二月に一回くらいだけど、してる・・・」って言ってたらいいな
だけど毎回違う穴。

567:名無しさん@ピンキー
09/02/08 07:28:33 pDfqMI+s
浅井夫婦って言うと
お市が怖がって両足閉じちゃってこう、膝抱えて転がるみたいなポーズでの
挿入になっちゃって

「い、市、その恰好は…止めろ…!」
「ひっ……ご、ごめんなさ…(ぎゅうっ)」
「ッ―だ、から……!」
「ごめんなさい、ご、めんなさ…!(ぎゅううっ)」
「ッ――!」

ってな感じで切羽詰まった長政様をお怒りと勘違いして
緊張して思いっきり締め付けられて結果的に早漏。

というのが初妄想だったなぁ

568:名無しさん@ピンキー
09/02/09 18:58:38 bJD/7UsA
自分は

中々手を出さない長政様に市が泣きながら
「長政様、市のことが嫌いなの?」
「ば、馬鹿な!そんなはず無いだろう!」
「だって長政様全然市に触ってくれない。」

見たいな流れでめでたく合体

が初妄想だったな

569:名無しさん@ピンキー
09/02/09 23:54:10 msBfDuhh
みんな、その妄想を文章に起こすんだ。

570:名無しさん@ピンキー
09/02/11 02:32:14 HUNDU3S7
前書いたやつを発掘したのでここに投下
流れに乗ってなくて申し訳ない

・濃姫×元親
・ほんのり?エロ
・織田軍に捕まった元親を濃姫が攻めてます

□□□


「…っ、うぁ…はぁ…っ!」
「んふ…ふぁ、ん…おっきい…」
元親の大きく膨らんだ肉棒を濃姫は口いっぱいに頬張り愛撫する
ちゅぷちゅぷといやらしい水音が室内に響き、元親はその音と口淫の快感に身体を悶えさせた
散々暴れたのか、元親の腕は縛られている鎖によって傷が付き、快感に身体を震えされる度にズキズキと痛む
しかしその痛みより肉棒の快感が勝っているのは確かだった
「もっと声出していいのよ?」
「はっ、誰が出すか…よ、うっ」
「素直じゃないのね、西海の鬼は…」
耳元で囁かれる言葉に元親は頭を振る
何時もなら自分が主導権を握り、犯している女にイイ様にされている状況が嫌で、せめて声は出す
まいと元親は必死に唇を噛んだ
元親の快感を我慢する苦しそうな顔に心の臓がぞくりと動いた濃姫は、もっとその声が聞きたいと添えているだけだった手を上下に動かし始めた
「うぁ…そんな、激しくすんじゃねェ…!」
「…んん、男の味がするわぁ……」
亀頭の上にある尿道を舌先でつついたり、亀頭を吸い上げると元親の肉棒は面白いほどびくびくと動き出す
溢れ出る白濁と唾液は元親の太ももに垂れていった
「気持ちいいんでしょ?ねぇ気持ちいいって言ってくれれば、
もっと気持ちよくしてあげるわよ?」
「うるせぇ、早くこれを解きやがれ…!」
「……生意気ね」
「いっ……っ!」
素直じゃない元親に機嫌が悪くなった濃姫は、鎖で傷ついた場所に伸びている爪をぐっと立てた。その痛みに元親は薄く目に涙を浮かべてる。滴り落ちてきた血を濃姫は舌で舐めたと思うと、またすぐに爪をその場所に突き刺した
「痛みと快感って紙一重って言うわよね、気持ちいいのでしょ?」
「や、やめてくれっうぁあ…あっあぁっ」
「ふふ。まだまだお仕置きしてあげるわ…」
開いてしまった口を閉じる事は出来ず、元親は声を上げ始めた


□□□
ありがとうございました



571:名無しさん@ピンキー
09/02/11 05:11:30 W1G19Xdz
>>570
艶っぽい!GJGJ!!
どうでもいいけど、アニキって早漏っぽい

572:名無しさん@ピンキー
09/02/13 22:30:16 uZmYhBXh
まつ×モブ

前田軍に捕まると、数日経ってから無傷で帰ってくるという噂があった。
そして帰って来た者に前田軍の情報を吐かせようとするのだが、
帰って来た者は何も吐かないらしい。
一様に廃人の如く惚けた顔をして、
「良かった…」
だの、
「何も言えねぇ…」
だのと、涎を垂らしながら言うとか何とか。
中には自軍を抜け出して、もう一度前田軍に自ら捕まりに行く兵もいると聞いた。
そんな噂が全国を駆け巡っているものの、詳しい事は未だ闇の中だ。
そもそも、生きて帰ってきたというのに情報を何も吐かない、しかも自ら捕まりに行くなど、
この戦国乱世を生きる兵として矜持が無いのだろうか、と俺は思っていた。
しかしそんな俺が前田軍に捕まるなどと、誰が予想出来ただろうか。

「畜生…」
両手足が縄で縛られている。息がしにくいのは、ここが地下牢であるというだけだ。
前田利家の妻に裸を見られて興奮しているからという訳では、決して無い。
「思っていたより逞しい体をお持ちで。
 きっと貴方様の軍の大将殿も、貴方様に期待されていた事でしょうに」
前田利家の妻―まつと言うらしい―は、手早く俺の着物を全部脱がせたかと思うと、
今度はじろじろと眺め始めた。いっその事、今すぐ殺してほしい。
敵軍の女子にこんな辱めを受けて、もう生きていられない。
「ですが、貴方様はこうしてまつめに捕らえられてしまいました。
 これからどうなるか…お分かりになられますか?」
ずいっと顔を近付けられた。くそ、女子ってのはどうしてこんなに良い匂いがするんだ。
「知るか!だが前田軍に捕まると、廃人になって帰ってくるという噂だ!
 どうせ薬漬けにして我が軍の情報を……っっ!?」
「まあ、そのような噂が?」
澄ました顔で言うまつの手には、俺の一物が握られていた。
動揺する俺を余所に、まつはぐっと握って上下に扱く。
「やめろ…っ!」
男と言うものは、悲しい生き物である。
体を捩って抵抗するも、白く細い指に優しく扱かれて、むくむくと硬度を増していってしまう。
亀頭が遂に天を仰いでしまった時には、舌を噛み切ってしまいたかった。
「ふふ…戦続きで随分と溜まっていらっしゃった御様子。お可哀相に」
まつはそう言うと、小さな音を立てて一物に唇を寄せた。
柔らかな刺激に、思わず透明な汁が先端から噴き出す。
まつの攻撃、いや口撃は続いた。舌を使ってぺろぺろ無邪気に舐めたり、
頬を凹ませてわざと音を立てて吸い込む。かと思えば舌を尖らせて鈴口を突く。
これらにさっきの指業が合わされば、もう戦国最強だ。
「ぁうっ…」
もう出る、と言う瞬間、すっとまつが離れていった。
まつはくすくすと笑って頭の手拭いを取り、腰の防具を取った。
次に慣れた手付きで萌黄色の着物を脱いでいく。
次第に露となっていく白い肌に、俺は一物を震わせて釘付けになっていた。
「このまま手でお出しになるか、この中でお出しになるか、お決めなさい」
まつは自分の秘所を指で左右に開き、俺の目の前で見せた。甘酸っぱい匂い、戦慄く肉襞。
俺が「中で出したい」と涎を垂らしながら言うのは、三つ数えるより早かった。
「正直なお方」
まつが笑った。その笑い方は俺を嘲笑うような笑い方だったが、
その時の俺にはもうそれすら喜ばしい事だった。
形の良い胸を揺らして、まつは俺に跨る。
早く早くと無意識に口に出すと、まつは一物をぎゅっと握り、耳元で囁いた。
「続きをしてほしければ、わっふるわっふるとお言いなさい」

573:名無しさん@ピンキー
09/02/13 23:09:52 76BB+F0l
わっふるわっふるぅぅぅあぁぁ……!!!

574:名無しさん@ピンキー
09/02/14 05:38:09 UXeIyd7u
わっふるわっふる!
なんだろうこの胸のときめき…

575:名無しさん@ピンキー
09/02/14 09:08:33 HeB4qxjN
わっふる。わっふる!
はっ!我を失って……?

576:「a due」【注意書き】(佐かす/現パロ)4スレ目588
09/02/14 22:36:28 J1unYuWo
流れを切って大変申し訳ありません。
書き終ったものがありますので投下させて下さい。

・【!】現代パロディ【!】
・佐助×かすが
・最中描写無し/事後描写有り
・「ボコ題2」(URLリンク(araya.ojiji.net))使用

a due … 一緒に、二人で

苦手、不快な方はスルーして下さい。
宜しくお願いします。

577:「a due」 【1/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 22:41:11 J1unYuWo
金の髪の歌姫がバーで歌う夜、最近決って橙色の髪の男が一番後ろの
カウンター席に座る。
その男は観客の中で群を抜いて不真面目な癖に楽屋にしょっちゅう顔を出し、
終演後駅へ行く歌姫と夜道を一緒に歩いた。
我知らず眉根を寄せてしまったらしい。
最前列のテーブル席の客が怪訝そうな顔をする。
そのうちの二、三人にだけ極上の笑みを浮べて操なし、
今宵も歌姫はスポットライトの中透き通る歌声を披露した。
一曲歌い終る度にバーテンダーと談笑するカウンターの橙色を無意識のうちに
目の端で捉えてしまう。
(またか)
チリッと胸がささくれ立った。
ファンだと言う橙色が真面目に歌を聴く様子は今夜も無い。
舞台から見えるのはいつも後ろ姿だけだ。
照明が落ちた薄暗い客席からほぼ全ての顔がこちらを見ているが、
橙色だけはなかなか振り返らない。
普段より心情を込めてこの曲を歌ってしまうのは、手の届かない恋を
テーマにした歌だからだと自分を誤魔化す。
最後の曲を歌い上げると拍手喝采に紛れて橙色の笑う声がステージまで聞こえて来た。
(いつもいつも、お前は歌を聴きに来たのかバーテンと話しに来たのか
 一体どっちなんだ)
苛立ちは頂点に達し、歌姫は今度こそ橙色を真正面から睨み付ける。
しかしやっと目が合った相手は歌姫の熱い視線を独占出来たと勘違いしたらしい。
だらしなく鼻の下を伸ばし、おまけに小さく手まで振っているではないか。
歌姫の中で何かが鈍い音を立てて切れた。
(ああもう、お前のそう言う所が気に喰わないのがどうして分らないんだ!)

578:「a due」 【2/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 22:46:22 J1unYuWo
反省はしていた。手を振ったのがマズかったらしい。
深緑色したアメリカンスリーブのドレスを纏った歌姫は、
「二度と来るな」と楽屋で柳眉を吊り上げた。
お見限りかと店の外へ出た矢先、後頭部に何かが勢い良く当る。
「いてっ!」
三日月くらい幅の細いストラップ付きのミュールが一足転がり、
その後ろにはショールを羽織った歌姫が腕組みして立っていた。
不貞腐れているのが一目瞭然だ。
寒空の下、スリットから伸びる彼女の足は何故か片方だけ爪先を覗かせている。
「あのさぁ…。呼び止めるなり他にやり方ってもんがあるだろ?」
痛む頭を擦りながら溜め息を吐いてミュールを拾う。
「勝手にすっぽ抜けたんだ」
ヒラヒラと素足を振って見せながら涼しい顔で歌姫は返した。
「嘘吐け」
どうやったらストラップが勝手に外れるのだろう。
跪いて白いふくらはぎを捕まえ、ミュールのストラップを止めてやる。
その間歌姫は自分の肩に手を置いていた。
「これで良し、と」
肩に触れていた繊手が離れるのが何となく寂しい。
歌姫がプイと外方を向く。
立ち上がった時見た頬が微かに赤かったのは見間違いだろうか。
「さっきは本当にゴメン。ね、また来ても良い?」
「お前が店に来ると調子が狂う」
「じゃあさ」
満面の笑みで手を差し延べる。
「俺様の部屋に来ない?お手をどうぞ、お姫様―なんてな」
横目で一瞥した歌姫は恭しく差し延べられた手に左手を添える。
「フン…」
が、次の瞬間右の拳は橙色の鳩尾にめり込んでいた。
「ぐっ…まさか…本気で殴るとは思わなかった、ぜ…」
蹲る橙色を冷たく見下し吐き捨てる。
「調子に乗るな」

579:「a due」 【3/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 22:51:26 J1unYuWo
黒いコートの橙色は歌姫が着替えて出て来るのを待っていた。
意識すればまだ鳩尾に鈍痛が残っている。なかなか良いパンチだった。
だが腕っ節は強くとも真夜中近い時間に歌姫独りでは少々危ない。
ステージが跳ねた後は駅まで送るのが二人の不文律になっていた。
傘を忘れた歌姫と無理矢理相合傘をしたのが最初だったと思う。
初めのうちは嫌がられたが、今では不機嫌そうにしながらも歌姫は橙色と並んで歩く。
ミュールを投げ付けられたのは「先に帰るな」と言う彼女からの非難だった。
「待たせた」
ベージュのコートを着た歌姫は余程寒いのかラベンダー色のマフラーを
グルグル巻きにしているが、鼻先だけがちょこんと見えている。
「そのマフラー可愛いね。良く似合ってるよ」
本当は「鼻先が可愛い」と言いたい所だが、再び鳩尾に拳を喰らいかねないので
自重した。
当然の様に荷物を押し付け、歌姫はブーツのヒールを高く鳴らしながら
サッサと歩き出す。
「行くぞ。終電に遅れる」
「はいはい」
二人はコートのポケットに両手を突っ込んで夜の街を並んで歩いた。
「今日は寒いねぇ」
白い息を吐きながら橙色が言う。
「そうだな」
マフラーに顔を埋めながら歌姫が答えた。
「ちょっと失礼」
素早く歌姫の右手を握り、そのまま左のポケットへ手を突っ込む。
「あ…」
中はほんのり温かい。いつ買ったのか缶コーヒーが忍ばせてあった。
「へへ、あったかいっしょ」
心底嬉しそうな橙色を見て顔を背け舌打ちする。
(イヤな奴)
ポケットの中で橙色と手を絡めながら、頬が熱いのは缶コーヒーの所為だと
歌姫は思った。

580:「a due」 【4/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 22:56:30 J1unYuWo
飲み終ったった缶コーヒーをローテーブルの上に置く。
あと一歩の所で終電を逃した彼女は今、橙色の部屋で床に座っていた。
金曜の夜とあってカラオケを初め始発まで時間を潰せそうなものは軒並み満員で、
不承不承近くの橙色の部屋へ初めて上がった。
決して広くないワンルームだが、白と茶を基調に纏められた室内は
落ち着いた雰囲気を漂わせている。
こざっぱり片付いていて居心地も悪くなかった。
「はい、これ着替え」
袖が迷彩柄になった長袖のTシャツと黒いスウェットの上下、
それにバスタオルが手渡された。
「シャワー使いたかったら玄関脇の所ね。トイレもそこ」
「…ああ」
ハァ、とまた溜め息が出た。早く家に帰りたい。
だが空気を読まない奴が約一名、とても嬉しそうにしていて腹が立つ。
「DVDでも観る?えーっと『死霊のはらわた』だろ、『感染』、『SAW』、
 『チャイルドプレイ』に…あっ!旧版の『エクソシスト』それから…」
斜向いに座った橙色が次々にホラーのDVDを取り出し歌姫は軽く目眩がした。
ステージを熟した後の倦怠感が倍増する。
もうちょっと異性と観るのに相応しいタイトルを持って居ないのかと
心の中で突っ込んだ。
「…遠慮しとく」
「だったらさ」
舐める程耳に近付いた橙色が甘ったるい声で囁く。
「ベッド行かない?床の上でしちゃ流石に冷えるし」
歌姫が朱に染まるのを至近距離でニコニコしながら眺めた直後、
乾いた音がして頬に鮮やかな紅葉が咲いた。
慌ただしい足音がバスルームの中に入り乱暴に扉が閉まる。
勢い良くシャワーの音が聞こえて来た。
「おー痛ぇ……」
痛む頬に掌を当て橙色が呟く。
(照れちゃって可愛いね、全く)

581:「a due」 【5/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:01:32 J1unYuWo
「―あでっ!」
強かに踏み付けられた痛みで橙色は飛び起きた。
バスルームの扉が閉まる音がする。
彼はミニキッチンの前で横になっていた。
動線上トイレに行く時は必ず通る場所だったが、
添い寝を拳一発で断られた橙色はそこへ追いやられていた。
踏まれた足を擦っていると水を流す音がして扉が開いた。
足を踏んだ犯人に文句を言おうと口を開けたが、そのまま固まる。
「へ…?」
スウェットの上着からすぐ魅惑的な足が伸びているではないか。
多少丈は長めだが太股の1/3も隠れていない。
余りにしどけない姿に目が釘付けになる。
「………」
寝惚けているのか歌姫がその場で横になろうとしたので橙色は慌てた。
「ちょっと!風邪引くよ!」
「………」
全く起きる気配が無い。仕方が無いので歌姫をベッドまで担いで行った。
歌姫を降ろそうとした時、
「痛っ!」
踏み付けられた足が痛んでバランスを崩し一緒にベッドに倒れ込んでしまった。
「!?」
自然、恰も歌姫に跨って組み敷いた様な格好になる。
弾みでスウェットがめくり上がり、歌姫の括れた腰が橙色の前に現れた。
ミュールを履かせた爪先も、捕まえたふくらはぎも、ドレスのスリットから
覗いていた太股も、皆曝け出されている。
勿論下着もしっかり見えていた。
喉が鳴る。
この小さな布切れ一枚外してしまえば―
「ぐはっ!」
今まさに下着に手を掛けた刹那、激痛が襲って視界に星が舞った。
眠れる歌姫の片膝が股間に綺麗に決っている。
痛みを堪えつつ布団を掛けてやった橙色は、つくづく不運な自分を呪った。

582:「a due」 【6/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:06:38 J1unYuWo
何度目になるか分からない溜め息を吐いて頭を抱えた。
今夜ほど自分の性分を呪った事は無い。
憎からず思う相手が目の前に居ながら、何故男女のこと抜きで
清く過ごしてしまうのか。
橙色の葛藤を知る由もない歌姫の安らかな寝息が聞こえて来る。
さっき覆い被さる事が出来たのは一生分の幸運が一度に重なったからかもしれない。
脳裏に焼き付いた歌姫の白い足や下着がチラついた。
あの布の向う側が切実に見てみたい。
流された後に待ち受けるのは全身打撲だろうか。
思考だけが纏まり無く頭の中で堂々巡りして目が冴えて眠れない。
寝返りを打った歌姫がこちらに向いた。
普段は眉根に皺を寄せていて想像つかないが、案外あどけない寝顔をしている。
金の髪に触れてみたい。
マフラーから覗かせていた鼻先や柔らかそうな頬を突っ突いてみたい。
桜色の唇を啄んだら起きてしまうだろうか。
肚を決め、なけなしの勇気を振り絞ってベッドの傍らまで行き、
震える掌を布団に乗せた。
後はベッドの中に入ってしまえば良い。簡単な事だ。
彼女の腕っ節が強かろうがそれがどうした。
白い乳房に顔を埋めて殴られれば本望ではないか。
こんなチャンスはもう二度と巡って来ない。
落ち着け、落ち着け、落ち着け―跳ねる心臓を鎮める為に深呼吸する。
布団を掴む手に力が入った。
そのまま慎重に布団をずらす。
「ん……?」
歌姫の目が薄く開いた。
(げっ、冗談!?)
臆病風に吹かれた橙色は慌てて布団を掛け直し、元の場所に戻る。
そして再び何度目になるか分からない溜め息を吐いて頭を抱えた。
(もー何やってんだよ俺…)

583:「a due」 【7/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:11:41 J1unYuWo
何が可笑しくて笑うんだろう―それが第一印象だった。
本当にしょっちゅうヘラヘラ笑っている奴だ。
―良い声だね。ファンになっちゃったよ
ユルく鼻の下を伸ばした軽薄な笑顔で言われたが、ステージで歌う時には後ろ姿が
みえるだけで滅多に笑わない。
―え?歌ならちゃーんと聴いてるって。曲名が分かんないけど
体の良い言い訳に聞こえて鼻白んだ。
それにしても毎回毎回飽きもせずバーテンと何を話しているのだろう。
―何って色々…別に良いじゃん。焼きもち焼いてんの?
プイと外方を向けば途端に慌てて取り繕う。
―ああゴメンゴメン。そんなに怒んないでよ。ね?
そしてまたこいつは笑う。
―じゃあね、お姫様
信号が青に変わった。
横断歩道に一歩踏み出す。
―さいなら
振り向くと既にあいつは消え、夏の夜の雑踏の中に独り取り残されていた。
いくら探してもあの笑顔は何処にも無くて見知らぬ人ばかりだった。
今まで「じゃあね」か「またね」しか言われた事が無い。
ハッキリ別れの言葉を口にされたのは初めてだった。
どうせまた店に来るだろうと軽く考えていたが、あいつはそれきり来なかった。
別にタダの客だ、足が遠のく事なんて幾らでもあるし寧ろせいせいしている。
あんな気に喰わないお調子者のヘラヘラした顔は二度と見たくもない。
大体持っていたDVDは皆ホラーだったんだぞ?全く信じられない。
「…そう言う割には」
長電話に付き合ってくれている古い友人は受話器の向うから
笑いを堪えた口調で言う。
「如何にも未練たっぷりな強がりにしか聞こえないのは、僕の気のせいかい?」
笑うな。
週末の仕事帰り、微妙に空いた右側に落ち着かなくて何故だか無性に泣きたくて、
ああもう私は一体どうしたんだろう。

584:「a due」 【8/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:16:40 J1unYuWo
また冬がやって来た。
真夜中近く、白い息を吐きながらかじかむ指で自販機のボタンを押す。
温かい紅茶の缶をコートの右ポケットに入れ駅までの道を歩き出した。
終電に滑り込んで二駅離れた自宅に着く頃には丁度飲み頃になっているはずだ。
寒い夜に缶コーヒーが入ったポケットの中であいつと手を絡めたまま歩いた。
あの時頬が熱くなったのはどうしてだったんだろう。
―全く呆れるね
古い友人が電話越しに溜め息を吐く。
―君、彼の事が好きだったんだよ。鈍感なのは相変わらずかい?
見当違いも甚しい。
今も昔も自分が好きになるのは教授のようなタイプだ。
あんな奴寧ろ対極ではないか、と抗議すると古い友人は「やれやれ」と呆れていた。
(……?)
見間違いだろうか、あいつに良く似た人物が近付いて来る。
「よ、久し振り。元気だった?」
飄々と声を掛けて来たのは、間違い無くあのユルくて軽薄な笑顔だった。
「秋から地方に転勤になっちゃってさ。参ったよ。
何しろ急だったからちゃんと挨拶にも来れなかったろ?
 やっと暇が出来たから久し振りに店に行こうと思ったけど遅かったか」
こんな不意打ちは狡い。
突然消えて急に現れるなんて身勝手過ぎる。
肩の力が抜け、ポロポロ涙が零れて来た。
「……って、ちょっと!どうしたの?」
何故か涙は止まらない。俯くとよしよし、と頭を撫でられた。
「止めろ、触るな!」
それってさ、とおどけた声が言う。
「抱き付いて言う台詞じゃないんじゃない?」
「五月蠅い。黙れこのホラーマニア」
「やれやれ。相変わらずだねぇ」
久々に聞く少し呆れた柔らかい声も変ってなくて歌姫は安心した。

585:「a due」 【9/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:21:44 J1unYuWo
自分の部屋じゃないみたいだと思った。
眠れない歌姫とは対照的に隣りの橙色は軽い鼾をかいている。
(……人の気も知らないで)
間近で見る幸せそうな寝顔が小憎らしくて頬を抓ってやろうか半ば本気で考えた。
ベッド脇に置かれた紅茶の空き缶の横に視線をずらせば、
ギザギザで縁取られた正方形の小さな袋が二つ、口を開けて反っくり返っている。
さっきゴミ箱へ捨てられたアレは可燃ゴミなのか生ゴミなのか疑問が湧いた。
(気持ち悪い…)
シャワーを浴びながら下腹の辺りを擦る。
痛みは無いが腹の中を抉られ引っ掻き回された様な感覚がまだ消えなかった。
ザワつく嫌悪感が全部排水溝へ流れてしまえば良い。
浴室から出てもまだ橙色は眠っていた。
(いつまで裸のままなんだ)
冷蔵庫から出したミネラルウォーターを飲みながら横目で突っ込む。
この部屋に人が来た事は無かった。
大学進学の折に母の母国へ移住した両親などたまに手紙を寄越すだけで
まだ一度も訪れていない。
毎年クリスマスカードが届くのが唯一の交流だろうか。
古い友人を呼ぼうと思った事はあったが、都会の空気が彼に障るかもしれないと
考えて止めた。
初めてだったのに全く出血せず拍子抜けしたし、最中の橙色は別人の様に無口で
唯一言われたのは「入れるよ」だけだった。
全部がギクシャクしていて出来の悪い芝居を観ている気分だ。
(ああ、それで気持ち悪いんだ)
納得して冷蔵庫の扉を閉め、ベッドの上で熟睡している橙色に
蹴りを一発お見舞いする。
「ぐはっ!!」
「退くか寄るかしないか。寝れないだろう」
「ちょっとは優しく起こしてよ…」
腕の中で寝ないかと誘った橙色は「下着ぐらい着けろ」ともう一発蹴りを喰らって
泣く泣くベッドの片隅で丸くなった。

586:「a due」 【10/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:26:47 J1unYuWo
携帯がヴィヴァルディの「冬」を奏でた。
着信名を見て溜め息を吐くと読み掛けの文庫本に栞を挟む。
最近遠距離恋愛を始めた古い友人からだった。
「またいつもの泣き言かい?」
週末恋人と連絡を取り合った後、決って彼女は電話を寄越す。
「…済まない。でも、あいつには言えないんだ」
蚊の鳴く様な声を聞いて眉間を指で摘む。
「毎回言ってるけど彼と何でも話せる関係じゃなきゃ長続きしないよ」
「ああ…」
「いい加減僕に甘えるのは止めるんだね。僕は彼じゃない。代りは無理だよ」
「………」
「聞いてるかい?」
「……でもっ、あいつに心配…掛けたく、ない…」
何度も鼻を啜る音がした。
強気で通している彼女だが実はとんでもなく泣き虫だ。
寂しがり屋の癖に強がって、在学中ゼミでまともに話せた異性は
自分と彼女の憧れの的だった教授しか居なかった。
あれから随分経つが未だに頼られるのは、恐らく性格が災いして
なかなか新しい友人が出来ないからだろう。
「天の邪鬼は早めに治す事だね。でないと君自身の首を締める結果になるよ」
一頻り愚痴を聞いてやった後に釘を刺す。
「うん……。また電話しても」
「電話なら彼にするんだ。君の恋人なんだろう?」
ピシャリと窘めた。
あれだけ引き摺った教授の事だって彼女自身で思い切れたのだから、
頼られても困る。
「……そうだな」
「僕らが友人だって言うのは変らない。何か進展があったら手紙を呉れないか。
 それで充分だよ」
「分かった。色々済まない」
「どう致しまして。お休み」
電話を切ると文庫本のページを操って栞の部分を探し出し、紅茶を一口飲む。
「引越しました」と書いた葉書が彼女から届いたのは、五月の良く晴れた日だった。

587:「a due」 【11/11】(佐かす/現パロ)
09/02/14 23:31:54 J1unYuWo
もう限界なんだ、と電話の向うから切羽詰まった声がした。
「…そうか」
精一杯普通の声を出そうとしたが上手くいかずに掠れてしまう。
また連絡すると言って通話を切り、畳の上にゴロンと仰向けになって天井を睨んだ。
飾り気の無い照明がやけに眩しく光って見える。
カレンダーは三月になっていた。冬に逢ってから随分経っている。
簡単に逢えないとお互い納得して始まったはずだった。
ここから彼女の所までは新幹線でもたっぷり半日は掛かる。
メールや電話で誤魔化して来たが、距離を置いて関係を保つのはやはり生易しい事では無い。
(潮時ってヤツかな)
部屋のカーテンが夜風に揺れた。


「どうも有り難うございました」
表札に二つの名字が書かれた玄関から引越し業者が帰るのを見送った。
隣りには彼女が居る。
「今更だけどさ、後悔とかしてないの?」
「何がだ」
「だっていきなり知らない土地まで来ちゃったんだよ?不安にならないの?」
「別に」
素っ気なく返した彼女は荷物が運び込まれた部屋の中に入ってしまった。
今日から暮らす1LDKは二人分の段ボールで埋まっている。
「さっさと終らせるぞ」
腕捲りをして手近な段ボールを開けた。
「はいはい」
彼も倣ってテキパキ片付ける。
「あのさ」
手は休めずに呼び掛けた。
「こんなとこまで来てくれて嬉しいよ、ホント」
「偶然仕事の区切りが」
そこで彼女は一度沈黙し俯くと小声で呟く。
「離れ離れは嫌だったんだ」
気配を感じて顔を上げると唇を啄まれた。
「なっ…!?」
真っ赤になった彼女を見て鼻の下を伸ばす。
「へへっ。いつもこんなに素直なら可愛い―痛ぇっ!!」
つい本音を漏らした途端、脛を蹴られた。
「ヤメた。やっぱり帰る」
「嘘だろぉ!?」
情け無い声が響いた。
肩を聳やかして外方を向くとベランダの向うで二羽の雀がのどかに鳴いていた。

588:名無しさん@ピンキー
09/02/14 23:37:03 J1unYuWo
読んで下さった方、お付き合い頂きましてありがとうございました。
お目汚し失礼致しました。

589:名無しさん@ピンキー
09/02/15 04:26:30 zFDtGGeP
GJ!
かすがカワユス
佐助思春期みたいだ

590:名無しさん@ピンキー
09/02/16 12:21:18 tSN+rXpD
あがれぇぇぇ!!!

591:参加宜しいでしょうか?
09/02/17 02:58:52 gPUT8McF
長政様とお市ネタなのですが、長政様はお市にベタ惚れ甘々状態でツン様では無い状態。

希望お湯トークみたいに武将達が湯治という設定で、エロっちさはありますがほのぼのなネタです。

宜しかったら是非も無し!とお願いします。

592:名無しさん@ピンキー
09/02/17 03:21:16 uuAPSbqU
sage方を覚えようね

593:名無しさん@ピンキー
09/02/17 06:40:19 StuBlVdz
>>591
sageもそうだが>>1からあるテンプレをじっくり読んで理解出来たら書き込もうな
板にもよるがどのスレでもそれが基本

594:名無しさん@ピンキー
09/02/17 10:03:21 gPUT8McF
すみません、ageてあったんで必要なのかと勘違いしました。

以後気をつけます。

>>1よく読みました、ありがとうございます。

595:名無しさん@ピンキー
09/02/17 22:12:39 2IRP1vM9
>>594
次から気をつければ良いと思うよ。
新規の職人さんは随時募集中だから投下してくれると嬉しい。
ただ、個人的な意見だけど誘い受けは控えた方が良いかもしれない。
多かれ少なかれここの住人ならBASARAの妄想見たいんだから迷わず投下した方が粋かもよ。

596:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:08:01 ECrAX5GO
「…あ…長政様に…そんな…」
「遠慮するでない…」
「ん…市…初めて…なの…」「だが心地良かろう?」
「…市ばっかり…気持ちいいなんて…長政様…にもしてあげる…」
「たまには市もこうされたいであろう?」
「…はぁあ…すごく…気持ちいい…の…」
「市…力をもう少し抜け…」
襖の向こうで興奮する幸村…

(まっままままさかこんな真昼からとは長政公も大胆過ぎでござる…!
やはりお市殿の魔性にっ)

「…今度は…市が、してあげる…ね?」
「気遣うでない…おおっいつもながらこの痛みがたまらぬ!」
「…長政様…こんなに硬くなってる…」
「このところ溜まっておったから…な…市…いいぞ…」
(お市殿がなっ長政殿に?!大胆過ぎでござるっしかも痛いのが良いなどと長政殿は責められるのがまさか趣味で在られるのかっ!そっ某もう我慢の限界!)

「長政殿!某も仲間にっ」


「幸村殿もこの足ツボ捺しに参加されたいのか?」

そこには長政の足の裏を揉んでいるお市がきょとんとして見ている。
「…長政様はね、市の肩凝りをほぐしてくれたの…」
「市にもたまにはお返ししてやらねば悪いからな」
「…長政様…幸村殿が…勘違いしてるよ?」

股間モッコリで鼻血を出している幸村。
「幸村殿…何を想像しておられたのだ!破廉恥なっ」
「おおおおお館様には内密にぃいっ!」
「…幸村殿も…早くお嫁様…もらえばいいのに、ね?長政様?」
「全くだな…夫婦というものは善きものぞ?」
「…は…はぁ…某失礼致す…」

パタン


「幸村殿…何の用だったのかしら?」
「皆目見当も付かぬが…まあ落ち着きの無さはいつもの事だ、気にするな市」

「幸村殿が誤解してたの…こんな事?」

急に長政に口づける市。

「市は甘えん坊だな…おいで、今は抱きしめるだけぞ?…まあ勘違いしていたのは…そういう事であろうな…」
「…むっつりすけべ?」
「何処でそんな言葉を?!」「…この前みんなで…お風呂に浸かってた時にね、義姉様やおまつ様が言ってたの…」
「…市…お風呂はこの部屋の温泉にしなさい…」
「…藁人形と一緒に入ってもいい?」
「一緒に入ってあげるから藁人形はやめるんだ、市」
「嬉しい…長政様とお風呂…」


市の天然っぷりに困りながらも微笑む姿にまあいいかと思う長政であった…

597:名無しさん@ピンキー
09/02/18 00:12:30 ECrAX5GO
>>595さん、ありがとうございます。
以後気をつけていきます。拙いですが読んで戴いた方々にもありがとうございます。

598:名無しさん@ピンキー
09/02/18 13:46:41 x3CjfJWQ
>>597
テンプレは>>1だけじゃないよ
読んだかもしれないけど>>2に心得があるので
後、他の職人さんの投下の仕方を次から参考にすると良い



始めに>>1を読んでなかったみたいだから一言
どのスレでもスレのルールがあるし、住人の傾向もある

初めてのスレでは
>>1『から』始まるテンプレと
最新レス50~100位を読んで
スレの傾向を掴めたら書き込むべきかと


新しい職人さんは大歓迎なので、その辺一つよろしく
偉そうですまん

599:37
09/02/19 00:38:53 gCfBiWgS
おらはどうかわからねえが空気を読まずに投下
時期はずれで申し訳無い
以下注意書きだべ

>>42-47の小十郎×いつきの続き
※いつきが成長してます
※エロなし
※村人達の扱い酷すぎ

以上でよければどうぞ

600:37/小十郎×いつき1
09/02/19 00:40:10 gCfBiWgS
今年は気候が良かった。
程良い雨、程良い日差し。
たわわに実のった稲が少しずつ頭を垂れ始めていた。
「あと少しか…。」
小十郎は収穫の近い畑を見渡して、満足げに呟いた。

伊達は天下を取れなかった。
天下を治めたのは徳川で今の所悪くない政治をしている。
小十郎の主はと言えば、まだ天下への夢を諦めてはいないようではあるが、今この落ち着いた状況ではそれも難しいように思われた。
「さて…と。」
そろそろ時季も終りの野菜をいくつか収穫する。
味は落ちてきたが、やはり自分の畑で作った野菜は美味いものだ。
小十郎が晩飯の品書きを考えながら城へ向かうと、一頭の見慣れた馬がつけてあった。

「政宗様。」
そう言って自室に入ると部屋の主のような顔で政宗は横になっていた。
「Hey!元気にしてたか小十郎。」
「何かあったのですか?」
「いや?何もねえな。つまんねーくらいにな。ま、強いてゆえば野次馬ってやつだ。」
「は?」
「おめえにbeautifulなお客さんだ。」
そう言って政宗はにやにやと何か企むような笑みを浮かべた。

「おい!来たぜ。Come On!」
政宗が外に呼び掛ける。
小十郎が試しに新しい野菜を育てている菜園の方から何時か聞いたことのある声がした。

「来ただか?」
ひょこ、と顔を出した少女は小柄だったが、女性と呼んでも申し分無い豊かな稜線を湛えていた。
さらりと青みがかった銀色の髪が揺れる。
「誰だか分かるか?」
恐る恐る自分を見上げるその瞳。
いつか自分だけに不安な心を見せた少女を忘れる訳が無かった。

「まさか、いつき…でございますか?」
「Yes!大当たりだ。見違えただろ?」
目の前の少女は名前を直ぐに当てられたのが嬉しかったのだろう。
小十郎さん、と呼んで満面の笑みを浮かべた。

「……はい。」
引き寄せられるように庭に降り、いつきの前に立つ。
「元気にしてたか?」
「ああ、小十郎さんも相変わらず怖い顔だべ。」
いつきは全然怖くなさそうにそう言った。
それを聞いた政宗が背後で笑っている。
小十郎は心の中で舌打ちをした。

「小十郎さん、見てけろ。おら、おっきくなっただよ。」
笑顔をつくり両手を広げたいつきの声は何処か震えていた。
「ああ。」
以前と同じ色の髪を撫でてやる。
さらりとしていて相変わらず触り心地が良かった。

601:37/小十郎×いつき2
09/02/19 00:41:06 gCfBiWgS
「良かったじゃねえか。―本当に。」
そう言ってやると、いつきは戸惑うように瞳を泳がせてから小十郎を見上げた。
「ふふ……やっぱり小十郎さんは見た目と違って優しいだな。」
くしゃりと泣き笑いのように顔をゆがませる。
いつきの瞳から涙がぽとりと一粒落ちた。

「すまねえ……おら……おら……。」
「泣きたいなら泣けばいい。嬉し泣きなら、俺は文句は言わねえよ。」
そう言ってやると、あの時の様にいつきは小十郎の胸に顔を埋めると、わあわあと泣き出した。

怖かったと言った。
もうずっとこのままなのかと不安だったと。
小十郎があの日泣かせてくれたから、
自分の気持を分かってくれる人が居たから、
それでも頑張れたんだと。

やはり、泣く場所が無かったのかと思う。
無事成長が始まったからと言って、村人の前で手放しに喜ぶことは出来なかったのだろう。
あそこではいつきは生きた守り神だった。
幼い神の巫で在る内は村は安泰だと思っていたに違いない。
少し抱く力を強めてやると、いつきは『小十郎さん』とうわ言の様に名前を呼んだ。

政宗は先程『お邪魔みたいだから俺は帰るぜ』と去っていった。
何やら誤解しているようで『上手くやんな』と去り際に言われ、少し頭が痛かった。
下世話な勘繰りだといさめようとはしたが、腕の中でいつきが泣いているので出来なかった。

それに話をきちんと聞いてやるなら、何も知らない政宗が居るのは不都合でもあった。
後で説教だ。
そう思っているといつきが言った。
「また、汚しちゃっただな。」
済まなそうにいつきは小十郎の着物を撫でた。
「構わねえさ。」

いつきは泣きやんでも小十郎にしがみついたままだった。
女らしく育ったと言っても小柄は小柄なままで、あの時と同様にいつきの体は小十郎の腕の中にすっぽりと収まる位だ。
「もう、平気か?」
そう聞くと察したのか、
「あ、ああ、済まなかっただな。おら、何だか嬉しくなっちまって……。」
と名残惜しそうにいつきは小十郎から身を離した。

「少し腫れたな。」
涙で赤くなった目尻をそっと撫でてやると、いつきはびくりと体を震わせ、頬を朱に染めた。
はずかしそうにうつ向いて目を反らす。
その仕草に、何か悪いことをしたような気がして小十郎は手を放した。

どうしてだろう。
どこか居心地が悪い。

「顔を冷やした方がいい、今水を汲んできてやる。」
そう言って小十郎はいつきに背を向けた。
「こ、小十郎さん!」
背後からいつきが呼んでいる。
だが小十郎は「少し待ってろ」と言って、そそくさとその場を去った。

602:37/小十郎×いつき3
09/02/19 00:42:19 gCfBiWgS
桶から水を汲み、手拭いを絞る。
水鏡に写った自分を見て、小十郎は溜め息をついた。
「ったく、なんだってんだ。」

いつきに対して特別な感情を抱いた事はない。
そもそも実年齢がどうであれ、以前の見た目で食指が動くような趣味は無かった。
抱き締めた時に触れた弾力も肌触りも以前とそれ程変わりは無い。
それなのに。
「ほらよ。」
手拭いを渡してやる。
いつきはそれを顔に当て、ほっと息をついて気持ちいいと言った。

「すまねえだ。」
部屋に上げ、茶を出してやるといつきは唐突に言った。
「急に来て迷惑だったんだべ?」
「いや……どうした?」
「だって小十郎さん、さっきからずっと難しい顔したまんまだべ。」
「これは生まれつきだ。おまえも分かってんだろうが。」

―言い訳だ。
小十郎は言いながらそう思う。
先ほどからの違和感がずっと続いているのだ。

「ふふ、おらだってそこまで馬鹿じゃあねぇだよ。」
「――ああ。悪いな。少し考え事をしててな。」
小十郎は取り繕う用に手を伸ばし、いつきの頭をぽんぽんと撫でてやる。
「お前が悪い訳じゃねえよ。」
そう言われてほっとしたように微笑むいつきを見て漸く小十郎は理由に思い当たった。

―女になったって事か。
以前と変わらぬ表情や仕草、その端々に女特有の艶さが混じり始めている。
少なくとも実年齢がどうであろうとも以前は見た目に見合った子供っぽさを持ち合わせていた。
今はそれを殆ど感じない。
体の成長と共に心も女と言う自覚が沸いてきたのかもしれないと小十郎は一人納得した。

小十郎の気配が和らいだのを感じたのだろう。
安心したのか、いつきはぽつりぽつりと村での事を語り始めた。
戦が終り状況が落ち着き始めたある日、置いたままになっていた天からの授かりものは光の粒になって消えたのだそうだ。
もう必要ないという事なのだろう。
それから次第に体が緩やかに成長を始めたのだと言う。
戦が無くなり、始めは気付かなかった村人達も徐々にいつきの変化に気付き始めた。

守り神のように扱われていたいつきは予想通り、―と言うべきでは無いかもしれないが、それに従い居場所を無くしていった。
特に何をされた訳でも、日々の生活が変わった訳でもない。
ただ村人にとって守り神で無くなったいつきは、正常に成長を始めたと言っても、最早村人にとって得体の知れない何かでしか無かった。

「近頃じゃあ前みたいに野良仕事するって言っても『今まで頑張ったんだからのんびりしろ』とか訳わかんねえ事言って手伝わせても貰えないだ。」
いつきの透き通った瞳にじわりと涙が溜まった。
「……馬鹿な奴らだ。」
「だからどうしたら良いかわからなくなって、戦の時世話になった人に挨拶にいくだって逃げ出して来ただよ。」
そこまで言って、いつきはちらりと此方を見た。

「……また、泣いたら怒るだか?」
「……怒らねえよ。」
細い手首を掴んで引き寄せる。
「へへ……やっぱり、顔はおっかなくても優しいべ。」
そう震える声で呟いて、いつきはまた小十郎の胸に顔を埋めた。

603:37/小十郎×いつき4
09/02/19 00:43:37 gCfBiWgS
夕日が空を紅く染めあげている。
深く陰影のついたいつきの顔を小十郎は見下ろした。
随分前に泣きやんでは居たが、いつきはまだ小十郎の胸にもたれかかったままだった。

「辛いか?」
小十郎がそう言うといつきは少し驚いたように此方を見上げた。
「……『連れて行って』くれるだか?」
「お前が望むなら……な。」

覚えていたのかと思う。
だが覚えているだろう事も分かっていた。
戸惑うようにいつきの瞳が揺らぐ。
「でも…迷惑じゃないだか?」
「おめえ一人くらいなら変わらねえよ。」
「でも、き……」
「き?」
「おらのこと、気味悪くないだか?」
「……そう見えんのか?」
思わず眉間の皺を深くする。
いつきがそう言った事に腹が立った訳じゃない。
いつきこんなことを口にしてしまうような、そんな状況に追い込んだ村人に腹が立った。

「あはは…。」
力無い声でいつきは笑って小十郎の眉間に手を伸ばした。
咎めるようにその手を払うと「おらのために怒ってくれるんだな。」といつきは言った。

複雑そうな笑みが夕日に染まっている。
何度目かと思いながら頭を撫でてやると。

こじゅうろうさん

と小さな唇が形を作った。
囁くようなその声に、気が付けば小十郎は自分の唇を重ねていた。
ただ触れ合うだけ口付けではあったが、離れて顔を見るといつきはこの紅い風景の中でも分かるほど真っ赤になってうつ向いた。

「連れてってけろ…。」
いつきはまるで悪い事をしているかのようにそう答えた。
「いいんだな?」
頬を撫でこちらを向かせる。
「ああ…。」
「そうか。」
恥ずかしそうに目をそらすいつきの瞼に口付ける。
困惑した表情でいつきは小十郎を見上げた。

「小十郎さん……おら……。」
「ああ……分かってる。」
その細い腰を抱き寄せ、もう一度、今度は強く唇を重ね合わせる。
始めは所在無くしていた両腕が恐る恐る首に回される頃には、閉じていた唇はほどけ深く重なりあっていた。

先程、次第に紅くなっていく風景を見ながら、腕の中で泣くいつきを見ながら、小十郎はぼんやりと考えていた。
今日再会してから、いつきが自分をどう見ているのかは直ぐに分かった。
見た目は育ってもいつきは以前と変わらないのだ自分に言い聞かせていた。
だが、話を聞くうちに気持ちが揺らぐ。
この腕の中でしか泣けないのなら、頼る者がもう自分しか居ないと言うのなら、答えてやりたいと。

604:37/小十郎×いつき5
09/02/19 00:44:27 gCfBiWgS
「ん……。」
ちゅと態と音が出るように唇を離す。
混じりあった唾液が少し糸を引いて離れた。
いつきは荒く息を付きぐったりとしている。
その表情が以前よりかわいらしく思えるのは自分の気持ちが変わったからなのか。

「どうする?」
耳元で囁き首筋に口付けてやるといつきの体はびくりと跳ねた。
「え、あ、どどうって。……ひぁ!」
背中から脇腹を撫でてやる。漸く意味に気付いたのか、いつきは焦ったように小十郎の腕の中で身を捻った。
その焦り方に小十郎は思わず咽をくくっと音をならした。
「俺も鬼じゃねえから、心の準備が出来るまで待っててやるよ。」
「わ、笑うなんて酷いだよ!おら…おら……こんなの初めてで…。」
「ああ。悪い。」

ぷりぷりと顔を紅くして怒るいつきの頬を両手で包む。
膨れた頬を押してやると間抜けな音を立てていつきの口から息が漏れた。
「もう!何するだよ!」

「泣きやんだみてえだな。」
手をそのまま頬に当てたまま親指で目尻を少し撫でてやると、拍子抜けしたような顔でいつきは此方を見た。

「だ、大体!順番がおかしいだよ!小十郎さん、おらに何も言ってないべ!」
「それはお前もだろうが。」
ぐ、と言葉に詰まったようにいつきは唇を尖らせて小十郎を睨んだ。

「す……」
「す?」
「あーもう!さっき分かってるって言ったべ!?」
「ああ言ったな。」
にやにやと底意地の悪い顔で笑っている小十郎を見ていつきは口を尖らせたままうつ向いた。
「うう……す……好き…だべ。」
後半は消え入りそうな声でいつきは呟くと「小十郎さんは?」と問掛けるように上目使いで見上げてきた。

「まあ、貰い手もいなさそうだから俺が貰ってやるよ。」
問には答えずにそれで良いんだろう?と続ける。
怒るかとも思ったがその言葉の意味にいつきは気付いたようだった。

「小十郎さん……それ、おらが。」
「ま、元には戻れたみてえだが、関係ねえだろ。」
「……そんな事まで覚えてただか?」
「あん時の事は一つも忘れちゃあいねえよ。」

何だかんだと言いながら、あの日の事は詳細に記憶に刻まれていた。
それを思えば自分もあの時から惹かれてはいたのかもしれない。

「ふん!仕方ないだな。今回はこん位で大目に見てやるだよ!」
いつきは嬉しそうにそう言って、小十郎の胸に頭を押し当てた。
それに答えるようにいつきの背に腕を回す。

取り合えずこんな前掛けじゃなくちゃんと着物を着せねえとな。
前ならいざ知らず、この育った体でこの格好は不味いだろう。
まあ、脱がせるのは楽そうだがな。

相変わらず気難しい顔をしたまま、小十郎はそんな事を考えていた。

605:37
09/02/19 00:45:23 gCfBiWgS
以上です。
お目汚し失礼いたしました。

606:名無しさん@ピンキー
09/02/20 01:59:03 aEZtuOtP
うぉぉGJ!!
いつきと小十郎のカプ、可愛くて萌えるけどなんかエロス
そして小十郎、このムッツリ野郎ww
脱がせる行程が大変見たいですハァハァ

607:名無しさん@ピンキー
09/02/20 03:38:35 6yhb87ZY
GJ!
小十郎むっつりめw
ぜひともその後が見たいです(*´Д`)ハァハァハァ

608:名無しさん@ピンキー
09/02/20 17:53:38 1OVbKwyG
>>37
GJ!!
こじゅいついいなー。小十郎がほのぼのしてていやらし…いや優しいのが妙にエロく感じた。

609:名無しさん@ピンキー
09/02/20 21:37:52 77ZvXt2h
やさしいとやらしいって、似てるよな!
わっふるわっふる!!

610:名無しさん@ピンキー
09/02/23 12:39:09 D4sJ7pi9
過疎ってる?
あげ

611:名無しさん@ピンキー
09/02/24 00:08:38 do7TE+8M
何かネタを投下したいと頭を捻ったが
↑を今読んだせいか

「小十郎さん。おらに料理を教えてけろ。」
「ああ、いいぞ。そうだな、まずこの人参を…」
「ああん!料理するのはおらじゃねえべよ!」

みたいな野菜プレイしか浮かばねえ…
あれなんか上から雪だr

612:名無しさん@ピンキー
09/02/27 00:34:00 GokTouiH
>>611
こじゅいつは本当に優しさと言うやらしさだなww
なんか自分の中で小十郎がムッツリになっていくww

613:名無しさん@ピンキー
09/02/27 01:34:14 335SD9Tn
俺の中では筆頭もなかなかのムッツリだwww

614:名無しさん@ピンキー
09/02/27 08:04:19 VxeowHY5
幸村ムッツリ推して参る

615:名無しさん@ピンキー
09/02/27 11:56:19 z1Je0ZFH
俺の中での筆頭はオープンスケベだ
パンチラ!パンチラ!

616:名無しさん@ピンキー
09/02/27 22:33:03 vyu6wtDM
アニキもオープンスケベなイマゲww

信長公は案外ムッツリな気がする

617:名無しさん@ピンキー
09/02/28 19:32:50 WpgbFVDl
何故だろう、オープンスケベな筆頭というとω丸出しで「まーなむすてっ!!」とか言いながら女の子を追いかけ回してるイメージが……。
信長と長政はムッツリ義兄弟だな。

618:名無しさん@ピンキー
09/02/28 20:30:20 deweNnRg
ムッツリ義兄弟ww良い義兄弟だw

なんか謙信様や利家は爽やかさで、オープンスケベしても
「もう…っ(はぁと)」
で済まされそうだが、佐助や慶次は確実に怒られそうw

619:名無しさん@ピンキー
09/03/01 13:31:12 PxwaNBOV
>>618
すっごい怒るわりに
ストレートに求められて内心嬉しいかすが
怒りながらも抵抗しきれず結局朝までしっぽり
そんな佐助×かすがが脳裏を駆け抜けてにやにやしました

オープンスケベとちと違うがな

620:名無しさん@ピンキー
09/03/01 18:45:04 N6EbQ+F1
>>619
その妄想、書き起こして下さらぬか。

621:名無しさん@ピンキー
09/03/01 22:17:19 adb1N5DA
>>620
幸村乙

622:名無しさん@ピンキー
09/03/02 01:55:28 koftahiN
いつきの格好にムラムラしたムッツリ筆頭が我慢出来ずに襲っちゃって最終的に言葉責めプレイという電波を受信した。
ちょっと頭冷やしてくる。

623:名無しさん@ピンキー
09/03/02 02:06:11 cAxRymzU
>>622
ふふ…おいでなさい

624:名無しさん@ピンキー
09/03/02 06:17:05 Jvbj0Nxn
>>619-621
ワロタw

625:名無しさん@ピンキー
09/03/02 10:28:00 PG2BiF4H
>>622
冷やすな冷やすな。
その電波を書き記すのがおぬしの務めだ
わっふるわっふる

626:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

627:名無しさん@ピンキー
09/03/03 00:55:01 qG8ANAcb
長政は市と「こ、子作りは正義!」とか言ってやることやってそう
史実では年1ペースで作ってたと知ってから妄想がとまらない

628:名無しさん@ピンキー
09/03/03 21:25:13 CVaKfE3T
>>622
金冷法が終わったらその妄想を書き起こしてください。お願いします。

629:名無しさん@ピンキー
09/03/06 16:54:40 1ZteNTvq
>>620
「ふざけるな!」
怒鳴り声が聞え某は戸を開けるのを辞めた。
「えーふざけてないって。」
「お前はいつもそうだ!へらへらへらへらして!少しは普通に話したらどうなんだ!」
かすがどのが来ていたのか。やはり、上杉殿とお館様がその……となったせいか、かすが殿もちょくちょくと来ておられるようだ。
「真面目真面目!俺様大真面目よー?」
「どこがだ!乳揉ませろとか触らせろがお前の真面目なのか!?」
この時叫ばなかった某は随分成長したでござる。
深呼吸して姿勢を正す。
そうか……揉むような仲なのか。
「なら、私ではなくその辺の女をだまくらかしてそうすればいい!」
まだ話は続いているらしい。随分物騒な話でござる。
「なーに言っちゃってんの?」
「!何を!」
カタンと音がする。何が起こっているのか確認したいが、戸に手をかければ間違いなくばれるでごさろう。
妄想を余儀なくされた某は佐助がかすが殿の白き乳房を揉みしだくのを想像する他なかったのでござる。

630:名無しさん@ピンキー
09/03/06 16:56:19 1ZteNTvq
>>629の続き
「惚れた女の体に触りたいのは当然だろ?」
「ちょ!馬鹿!どこを触っているんだ!」
そうだ!佐助ぇ!どこを!かすが殿の何処に触っておるのだああああ!!
「んん。ぁ……ぁっあっそこは。」
「はは……すっげ綺麗。かすが……。」
絹ずれの音と荒くなっていくかすが殿の息使い。
く…見えずともここまで破廉恥だとは流石は忍!一寸の隙も無いでござる。
「ば、馬鹿!そんな風にするな!」
「え?嫌なの?こんなになってんのに?」
こんなとはどのような状況なのだ!佐助え!
気付けば先程の音の他になにやら濡れたような………。
「っ!この!馬鹿!すけべ!」
そうだ!この破廉恥!
「うんでもゴメン。ほら。」
「あ……。」
「はは、今の顔可愛い。な?俺様だって、そーんな余裕ある訳じゃ……。かすが?」

631:名無しさん@ピンキー
09/03/06 16:58:36 1ZteNTvq
>>630のつづき
「少し黙ってろ。」
「くっ……かすが。いいって!そんなしなくたって!」
「何故だ?……嫌か?」
「いや、そうじゃないって!」
「なら……何だ。」
「ヤバいって……歯止めが聞かなくなる。」
「ふ……さっきの余裕はどうした?んん……。」
「かすが、く……。」
「ぅん。あ……はぁ。ど……だ?」
「ん。最高。かすが……。動くよ。」
「ああ……。」
部屋の仲から、あからさまにままままぐわっているおとが聞こえてくる。
某はもう途中からしゃがみこみ身動きが取れぬ有り様。
修行がまだまだ足りませぬ。おやかたさぶぁあぁ!!

632:名無しさん@ピンキー
09/03/06 17:00:49 1ZteNTvq
>>631のつづき
それにしても、始めは散々怒っていた筈のかすがどのは、途中からはかなり積極的で……は、破廉恥でござった!
もっともっとと佐助を求め。
今はもう悲鳴の様な声しか聞こえてこぬではないか。
は、何だこれは!
一瞬我に返り足元を見ると某の鼻からこぼれ落ちた血で真っ赤になっているではござらぬか!
某は仲に気付かれぬよう血を拭うと、床を這うように部屋へ帰ることになった。
「ん……どうかしたのか?」
「いや?なんにも?」
「ひぁ!ああ!や……そこは、そんな……したら。」
「良いよ。いって。ほらっ。」
「あん、は、あああああ!」

某は何だか眠れず、布団の上に座り。開け放った戸の隙間から見える月を見上げた。
「『こんなに』とはどのような事態でござろうか……。」
一人の夜は更けていった。

終れ

633:名無しさん@ピンキー
09/03/06 17:01:34 1ZteNTvq
携帯から失礼しました

634:名無しさん@ピンキー
09/03/06 22:13:23 vxJkIQ2+
>>629

GJ!!!!
>>620だけど書き起こしてくれてどうもありがとう!!!!
もっと気の利いたことが書きたいのに文才が無いのが憎いorz

635:名無しさん@ピンキー
09/03/06 22:19:28 WsfvRaHh
は、破廉恥いいいいいいいいい!


GJ!!

636:名無しさん@ピンキー
09/03/09 20:46:47 6Hm5W1WB
最近濃姫様の腰に釘付けなんだ
あの腰に抱きつきたいと思って
「濃姫様~!」
って追い掛けてみた

好きに触っても許される子どもの特権をフルにいかさなくちゃね!
「あら蘭丸君」
「えへへ、濃姫さまあ!」
「どうかしたの?」
抱きついても気にせず頭を撫でてくれる濃姫様。
蘭丸は手をそっと

「おっと手が」


「続きが読みたいですか?読みたいですよね?ならばわっふるわっふると言うのです」

637:名無しさん@ピンキー
09/03/09 21:37:16 jiCSA1o4
光秀wwww

わっふるわっふる!!!!

638:名無しさん@ピンキー
09/03/09 23:03:36 h+iLf3ft
ちょっwwwwwwww

わっふるわっふる!わっふるわっふる!!

639:名無しさん@ピンキー
09/03/10 11:09:54 YHOQL0LV
わっふるわっふる!

640:名無しさん@ピンキー
09/03/10 13:48:01 klu2Y6a0
まつ職人様も濃姫職人様もわっふるわっふるぅぁああ!

641:名無しさん@ピンキー
09/03/11 00:24:02 PgOB1SN3
ついでに光秀も乱入させてくださいわっふるわっふる

642:名無しさん@ピンキー
09/03/12 12:58:22 E/HuzUAC
伊達いつは需要あるのか?

643:名無しさん@ピンキー
09/03/12 13:04:01 RIIDeabl
需要なんて投下した瞬間発生するもんだぜ
需要のないものなんて無いんだぜ

644:名無しさん@ピンキー
09/03/12 13:33:36 pab3LeU8
そうだぜ!全裸で待ってる!

645:名無しさん@ピンキー
09/03/12 17:03:44 N1ZpJNPF
全裸で正座してるぜ!

646:ホワイトデーネタ(長政×市)
09/03/13 23:00:58 R9Shks89
空気読まずに長政×市(エロ無し/現パロ)のホワイトデーネタを投下。

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「この前の返礼だ。その…気に入らなければ食べなくても良いぞ」
帰宅した夫が外方を向きながら差し出した小さな包みと一輪の花を見て市はたおやかに微笑む。
「有り難う長政様。市…嬉しい」
妻の言葉を聞いて長政は真っ赤になった。
仕事帰り、バレンタインの返礼を選ぶ為に何軒も彷徨ったデパートの地下街。
さっき閉店間際の花屋に飛び込んで買った大振りな百合の花。
全ては市を喜ばせたい一心だったが、いざとなるとひどく的外れな気がして自分に腹が立った。
「フ…フン!御託を並べる暇があったらサッサと花を活けないか!」
ついぶっきらぼうな口調になったが市は気にせず包みと花を受け取る。
「はい、長政様」
リビングのソファで包みを開けた市が目を輝かせた。
数粒の銀のアザランが天辺にあしらわれたピンクのトリュフは、市の好みにぴったりだ。
「凄く可愛い…。ねぇ、長政様も一緒に食べよう?」
隣りに座る長政に勧めたが首を横に振る。
「要らん。それは市の分だ」
「市…長政様にも食べて欲しいの。ねえ長政様、あーんって、して?」
市がピンクのトリュフを細い指で摘んで長政の口許に運んだ。
照れ臭いが、食べねば妻の黒目がちな瞳から涙が零れてしまうだろう。
こんな瑣末な事でメソメソ泣かせては後々面倒だと自分に言い聞かせ唇を開く。
市がチョコを口の中に落とそうしたが、狭くてなかなか入らない。
「あれ…?ご、ごめんなさい長政さ―あっ」
元々短気な上に照れ臭さも手伝って長政は市の手首を掴むと指ごとチョコを口に含んで奪い取る。
チョコを持っていた所為か、舌先に触れた市の指はほんのりと甘かった。
気恥ずかしくて外方を向き八つ当たりにガリガリと音を立ててアザランを噛み潰す。
「………」
市もピンクのトリュフを口に入れ、長政が舐めた指を自分も舐めてみる。
くすぐったい感触がして夫に微笑み掛けた。
「美味しいね、長政様。来年のお返しもこのチョコにしてくれる…?」
「……ずっとだ」
「え?」
「ずっと返礼はこのチョコとあの花だ。それで良いな」
腕組みしたまま視線も合わさず口を尖らせ長政が言う。
これから毎年判を押した様に夫はピンクのトリュフと百合を一輪買って来るだろう―自分の為に。
その気持ちが嬉しくて市は満たされ、花が綻ぶ様な笑顔になった。
そして再びチョコを摘み、長政の口許に運ぶ。
「はい、長政様。あーんして?」
自分で食べられると言いながらも、再び唇を開く長政だった。

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お粗末様でございました。


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