[QMA]クイズマジックアカデミーでエロSS!七回戦at EROPARO
[QMA]クイズマジックアカデミーでエロSS!七回戦 - 暇つぶし2ch750:名無しさん@ピンキー
09/01/09 08:27:55 7naTGjq6
「まだ、伸ばさなきゃいけないのに」
「伸ばす、か。そうか、君にとっては伸ばす、だろうな」
 突如として声が掛けられ、シャロンは慌てて視線を彷徨わせ
る。数秒彷徨い、ちょうど寄り掛かっている岩の上にセリオス
がいる事に気付いた。
「セリオス……」
「やぁ、シャロン。良い夜だ」
 セリオスはわざとらしいほど明るい口調でそう言い放つと、
ひょいと真横に飛び降りた。
「ここは風が当たらないな。寒い事は寒いが」
「……追いかけてきましたの?」
「夕食も摂らずに帰った君が部屋にも戻ってないからな。足跡
を偶然見つけた」
 その足跡を魔法で作った光で照らしながら追いかけてきたの
は秘密だ。セリオスにとっては大した労力でも無いが。
「……そう」
「ところで」
 シャロンが気のない返事を返した時、セリオスはシャロンに
視線を向けた。
「最近、成績が良くないようだが」
「貴方には関係ありませんわ」
「あるんだな、これが」
「何を……ッ」
 セリオスはシャロンが何か答えるより先に、シャロンを岩に
押し付けるような形で顔を近づける。
 セリオスの顔が不敵な笑みから徐々に怒りを刻みつけたもの
へと変わっていく。
「君より前に賢者になった二人はどうだ」
「……カイルと、クララの事、ですの?」
「ああ。二人は賢者となってなお精進を続けるさ。僕個人とし
てはこの僕よりも先に賢者になられた事が腹立たしいが二人は
まだ許せる。だけど君には許せない理由がある、シャロン。何
だと思う?」
「……………」
 そんなの解る筈が無い、とシャロンが答えかけてセリオスは
更に顔を歪めた。
「賢者になったのに、僕より伸びないとはいい度胸だ。上なら
ばいい。賢者である君が賢者でない僕より優れてると証明出来
るのならいい。だけど君はそれを証明出来るか、シャロン?」
「そ、そんな事……ッ!」
 既に賢者となった自分が証拠、と言いかけてシャロンは黙っ
た。今の自分が本当に賢者かどうかなんて言えなくなっている


751:名無しさん@ピンキー
09/01/09 08:29:27 7naTGjq6
だって今は、本当に停滞しているのだから。
「ああ、そうさ。出来ないだろうな。今の君なら、な……そん
な君に賢者を名乗れるのか? どうなんだ、シャロン」
「っ………無理、ですわね。今の私には……」
「そうか」
 セリオスは淡々と答えると、そのままシャロンの首を掴んだ
。そのまま締め上げた。
「がっ……!」
「ふざけるなよ、このアマ……! そんな単純に認めていい筈
があるか……!」
「……んで………セリオ……ぐっ!?」
 セリオスはシャロンを掴んだまま岩に叩き付ける。意識を失
いこそしなかったが、シャロンの身体から力が抜けてずるずる
と落ちる。
「痛っ……」
「無様だな……この僕より先に賢者ともなったシャロンが、僕
にそこまで言われた程度でそんな顔をするか?」
 草原に腰を下ろし、シャロンに目を合わせながら呟く。だが
、シャロンは目を合わせようとしない。
 セリオスの目を、見ていられない。その責めるような、恐怖
を、見ていられない。
「…………しますのよ。今の私は……」
 本当の賢者じゃない、と口だけ動かした時。セリオスの手が
シャロンをもう一度掴み、そのまま強引に―――唇を塞い
だ。
「んッ、ッ、んんっ!?」
「んん……くだらないな、シャロン。そんなお前では、見る価
値もないが……そんなお前を壊しても、別に構いやしないだろ
う?」
 セリオスが不敵に言い放ち、シャロンが何かを言うより先に

 シャロンは押し倒され、口を塞がれた。
 痩躯ではあるが、それでもそこそこの力があるセリオスに対
し、シャロンは何も出来なかった。
「なるほど、本当に胸は無いな……嫌いではないけどな」
 そう言われた直後、シャロンは制服のボタンが外されるのを
感じた。
 少しはだけられ、その下の下着が外されてシャロンの胸が夜
の空気に露になった。刺さるような、冷たい風が吹く。
 露になった胸の先端に手を伸ばし、そっと摘む。小さな声が
あがった。
「っんく………」
 そんな小さな喘ぎでは足りないのか、セリオスはシャロンの
唇をもう一度塞ぎながら乳首を何度も揉む。
 もう一つの手はスカートに突っ込み、その下のショーツをゆ
っくりと外した。スカートに隠されて見えないが、それでも秘
部が外に晒される。


752:名無しさん@ピンキー
09/01/09 08:31:05 7naTGjq6
 そして―――。
「もう、塗れ始めたか。本当に、早いな」
「何を………んっ……!」
 何者の侵入をも許さなかった秘部に指が突き入れられ、ゆっ
くりと撫で回されていく。
 シャロンにとって初めての経験なのか、あちこちが触られる
度に小さな声が上がった。
「ちょっ……やめなさ……」
「断る。ここまでさせておいて、楽しまない訳には行かないか
らな」
 シャロンの拒絶を無視し、セリオスは愛撫を続ける。
 制服が更にはだけられ、肩から徐々に服が落ちていく。もう
既に殆どはだけられてしまい、露出している部分の方が多い。
「…………え」
 岩に押し付けられたまま愛撫を続けられた後、それが急に止
んだ時にシャロンは目を開けた。
 そして、自分の秘部の前でセリオスが何かをし、そしてあて
がわれたモノに気付く。
「え、な、何を」
「決まっているだろう、シャロン? 挿れるんだよ」
「ま、待っ―――ッッ!!!」
 返事よりも先に、中へと挿れられた。
 既に硬くなっていたそれはあまり大きいとは言えないシャロ
ンの膣にはキツすぎ、赤い液体が地面へと落ちる。
「かなりキツいな……だがやらせてもらうぞっ!」
「いや、やめてッ、やめてぇぇぇェぇッ!」
 シャロンが叫ぶと同時に、セリオスが腰を動かし、それが奥
へと突き当たる。何度となく。
 悲鳴もすぐに声にならない悲鳴へと変わり、何度も何度も突
き入れられる度にシャロンは首を振った。意識が飛ぶ寸前だろ
うか。
 しかしそれでも、充分過ぎる程だった。

 そして、シャロンの中で。セリオスのが放出された。

 その事に気付いたのはシャロンが意識を失う直前だった。
 熱い何かが自分の中に出され、それが彼の精液だと気付くの
に一秒も掛からなかった。
 純潔を奪われ、中にまで出された。今の自分の状況から。

 自分が招いたといっても過言ではない、惨劇。
「う………あ………」
 シャロンの目が伏せられ、情けない自分の身体を見つめる。
 セリオスは一度出した後、もう一度出そうと腰を振り、更に
突き上げ始めた。
 その直後、シャロンは完全に意識を失った。

 ただ、自分の愚かな行動と運命を呪って。

 意識を失ったシャロンを眺め、セリオスはそっと口を開いた

「知っているかシャロン。世の中には、追う立場と追われる立
場がある。今までの君は追う立場だった。だが」
 セリオスは言葉をそこで区切ると、ゆっくりと続ける。
「今まで追っていた者が追われる側になると、ある意味戸惑う
ものだ。そこに付け入る隙がある。今の君のように」
 セリオスはそう言って微笑むと、シャロンの服を丁寧に直し
始めた。
 少なくとも今だけでなく、これからも彼女を捕えて離さぬよ
うに。

753:名無しさん@ピンキー
09/01/09 08:32:05 7naTGjq6
終わり

無駄に区切ってすまない。。

754:名無しさん@ピンキー
09/01/09 17:17:04 T9ajLBt7
セリオス自分勝手すぎるだろww

755:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:45:43 ilvq/g3k
ミランダ先生が人妻ということで書いてみました。
見てる人がミランダの旦那さま気分で見れたら幸いです。

756:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:47:29 ilvq/g3k
「お帰りなさい、あなた♪ご飯にする?お風呂にする?それとも…」
今すぐミランダが欲しい…と思ったが。
「お風呂にする」「はい♪」
まずは自分の汚い体をどうにかしないとな、それにしても…
相変わらず露出の高い服だ。でも、この豊満で整った肢体を好きにできるのは、俺だけ。
旅の汚れを隅々までキッチリ洗い、バスタオルで身体を拭いながらリビングに戻っていった。

「あ…あなた」
目の前にはエプロンを纏ったミランダが立っていた。だが、そのエプロンのほかにその魅惑的な肢体を隠す布地を何一つ着けていないのだ
俺は何も言わず、目前のミランダを嘗め回すように見つめる。
「もう…スケベなんだから…貴方は」
「いや…だって、久しぶりだったから…」
裸エプロンを見るのも久しぶりだったから、その美しさにしばし言葉を失った。
白く伸びた太股、キュッと桃のように引き締まった滑らかなヒップライン。
豊かな双乳と恥丘の辺りだけが辛うじて覆い隠されたその姿は、むしろ全裸より淫靡な雰囲気を醸し出している。
「…嬉しい?」
「むしろ興奮する。嬉しいよこんな俺にここまでしてくれるなんて、本当、最高の奥さんだよ!」
胸に湧き上がる喜びをストレートに訴えながら、俺は立ち尽くすミランダに歩み寄っていく。

757:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:48:14 ilvq/g3k
「あ…あなた、ちょ、ちょっと待って!あん…」
「もう我慢できないよ…」
興奮に声を上擦らせながら、小さく震えるミランダの身をそっと抱き寄せる
手の平に吸い付く、柔らかな肌。薄いエプロン五指に当たる乳房の奥、トクトクと高鳴る鼓動の音も、はっきりと伝わってきた。
自分の腰を突き出し、ミランダのお腹の辺りに股間を押し当てる。
既にズボンの上からでもわかるくらい、大きくなった怒張。その硬い感触が、エプロン越しに引き締まったお腹の辺りを突く。
「きゃっ…も、もう…こんなに?」
「だって…ミランダが凄くエッチで…綺麗だからさ」
「あ、あなた……」
「もう風呂に入ったんだ…それに、夫婦なら…セックスするなんて当たり前だよ?」
少しづつ抵抗のなくなったミランダの身体をそのままリビングの壁に押し付ける。
「こ、こんな場所じゃ…ベッドに…」
「今日の俺はケダモノだから…もう1秒も我慢できない!」
「…ひゃぁっ!」
俺は、ズボンを手早く脱ぎ捨てると、小さく嬌声を上げるミランダの後ろに回り込んだ―

――ずぶぅっ、ずぶりゅぅぅぅっ!
「ふぁっ…あなた…ひぐぅっ、ああ…んんんっ!」
両手を壁につき、剥き出しになったヒップを突き出す姿勢になったミランダ。
白く張りのある尻肉へ腰を押し付けるように、自身の怒張を淫裂へ荒々しくねじ入れていった。
「はぁぅっ…んぅっ、はぁ、はぐぅっ!ああ…きゃふぁああっ!」
「くっ…凄い…まだ、何もしてないのに…ヌルヌルで、簡単に…おおっ!」
亀頭からカリ首…、そして竿肌に伝わる、滑りとした熱い液感。
包み込む肉壁は、既に滴る雌蜜に濡れ、肉壷全体も柔らかく解れ始めていた。
予想していた抵抗感もなく、俺のモノはそのまま、あっさり沈んでいってしまう。
「そ、そんな…んぅっ!!いきなり…あぁっ、はぁうっ、ああ…あなたぁ…んんっ!」
「すごい、いやらしいよ…丸見えで…」

758:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:49:20 ilvq/g3k
――ぬぷぅっ、じゅぶぅっ、ぬちゅりゅぅっ!!
小さく震えるヒップ。その割れ目の奥の淫穴へ埋まる肉棒が、腰の振りに合わせて素早く出入りする。
わずかに泡立つ蜜を掻きだし、入り口の肉ビラを捲り上げるカリ首。
俺の竿に合わせて口を開け閉めする肉穴の動きまでよく見えて、俺の欲望がますます高まっていく。
「んぅっ!はぁ…」
ミランダを見下ろしながら、俺は両手を震える乳房へあてがう。
「ひぐぅっ!?む、胸…胸は…はぁっ、あああっ!!んふぁあああっ!」
覆い隠すエプロンの布地をずらし、露出させた豊かな膨らみ。
両手で捏ねるように掴んだそこは、予想どおり、熱く火照っていた。
「胸もいやらしくなってる…乳首も硬くなって、手の平にあたってる」
「いやぁ…も、もうっ…貴方は、相変わらずエッチなことばかり…んんぅっ、はぁっ、あふぁああっ!」
「これも運命だよ…ほら、ミランダも…思いっきり感じてくれ」

――じゅぶりゅぅっ、ぱんぱんっ!!ぬぷりゅぅぅっ!
「くふぁあっ!はぁっ、ああっ…んんんんっ!お、奥魔まで…はひぃっ、あああっ!!」
スパンキングのように、腰をヒップに叩きつけ、リズミカルなピストンで奥まで膣内を掻き回す。
羞恥をあらわに浮かべていたミランダの顔も、繰り返しのピストンと胸への愛撫に、次第に快楽へ染まり始めていた。
「はぁっ、激しぃ…む、胸もぉ…んぅっ、くふぁあっ、はひぃっ、いぃっ…あぁっ、ああんっ!」
子宮口までに届く、深い突き上げ。ミランダが背筋をくねらせて甘い声を上げる度に、垂れ下がったエプロンが力なく揺れた。
「なんか…エプロン姿で、こんな場所でしてると…本当に、新婚時代を思い出すよ」
「はふぅっ、ああ…私も…とても…懐かしくて…ああっ、あふぁあっ…」
「愛してるよ、ミランダ」
と愛を囁きながら、突き上げを速めていく。
「ひぎぃ!!はぁっ、ああ…お、奥の方、あなたの、いっぱい…いっぱい届いて…んんぅっ!」
「はぁっ…くっ…」
「…ああ…あ、あな…た…あなたぁっ…あふぁああっ!」
ミランダも熱く甘い声を返してくれた。

759:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:50:02 ilvq/g3k
その瞬間、膣内がキュッと強く締まり、結合部から溢れる蜜液の量が増す。
「くっ…こういう呼び方のほうが、新婚っぽくて…ドキドキするな」
「はぁっ、ああ…あなたぁ…んぅっ、ああっ、好きぃ…あふっ、はぁっ、あふぁああっ!
欲しい…あなたの赤ちゃん、早く欲しいのぉ!…ああっ、んふぁあああっ!」
『あなた』という呼び方で、気分は完全な甘い新妻にもどったのだろう。
ミランダはすっかり蕩けきった声で、甘えるように訴え始める。
無意識の内にだろうか。俺の突き上げに応えるように腰が動き始め、肉棒が更に奥深くまで埋まっていく
「あなたぁ…早くゥっ!!早く出してぇ…はぁっ、赤ちゃん…赤ちゃんの素、たくさぁ…んんっ!」
「ああ…わかってるよ。すぐに注いであげるから…もうちょっと…くぅっ、ミランダ…あああっ!」
甘い求めに応えるように、俺は必死に腰を振り、ヒクつく膣内を肉棒で擦る。
電流のような甘美感が腰まで広がり、根元から熱っぽい液体が込み上げてくるのが抑えきれない。
「あああっ!!な、中で…大きくて…硬いの…震えてぇっ…はぁ、ああ…あなたぁっ…好きぃ…んんんっ!
ちょうだい…ああっ、赤ちゃん…あなたの赤ちゃん…は、早くはらみたいのぉっ…いっ…ああっ…いいいいぃぃっ!」
「くっ…で、出る…中に…このままっ…出すぞ、ミランダぁっ!!」
「は、はいっ!!くださぁ…いぃっ、精液…あなたの精液で…は、孕ませてぇっ…くぁぁぁぁぁl!」
一際大きな甘声と共に、肉壁が大きく波立つ。
その求めに応えるように、深々と肉棒を沈め、両手で掴む乳房を強く握り締めた――刹那。

――ビュル、ビュル、ビュルウウウウゥゥゥ!!
「いぃっ…くぅっ、あはぁっ、あああんぅ!!熱ぅっ…で、出てるぅっ、ああああっ!」
「ミランダ…はぁっ…ああ…うぅっ…」
ギュッと音を立てて締まる膣壷のなか、俺のモノは繰り返し痙攣し、奥深く目掛けて大量の熱液を放っていく。
丸見えになった結合部から、収まりきらない白濁の残滓が逆流してくるのがはっきりと見えた。
「んぁっ…ああっ、し、子宮に…当たってるぅっ…熱いの…あなたの子種…あぁ…」
ビュルビュルと勢いよく放たれる白濁が子宮口へぶつかる度にミランダの背筋は大きく震え、嬉しそうな声が漏れた。
「いっぱい…ああっ…んぅっ、嬉しい…はぁ…あなたぁ…はふぅ、ああ…」
「ミランダ…」
新婚気分のせいだろう。いつになく素直に甘えた声を出すミランダ。
「愛してるよ…本当に」
「わ、私も…はぁ…ああ…」
激しく息を切らしながら…俺達はお互いの呼吸が落ち着くまで、そのままずっと繋がっていた―

760:ミランダの旦那さま気分で
09/01/10 12:55:25 ilvq/g3k
それからというもの―
「ああんっ!あなたぁ!」「ミランダぁ!」
一組の夫婦は、ありとあらゆる体位で繋がりあい、離れていた時間の埋め合わせを行っていた。
溜りに溜まった愛欲を全力でぶつけ合う。何度も絶頂の域で昇っていった…。
おかげでしばらく保健室はお休みとなり、男子生徒は落ち込んでいたとかいないとか。

END

背景とか描くのが難しいです。

761:名無しさん@ピンキー
09/01/11 19:18:02 EUteo8do
激しくおつー!!!

全俺が泣いて喜んだぜ!!

ミランダ先生は人妻だから、なかなか男キャラとの絡みをネタにしづらいけど、
これなら感情移入できたわ…。

762:名無しさん@ピンキー
09/01/12 01:56:40 GbXAIV5c
GJ!続編激しく希望!!

763:ミランダの旦那気分で(その2)
09/01/12 04:00:04 z6elo86e
先ほどの続編…かな? 和姦です。

 愛する夫の帰りと無事を願う。
 それがミランダという人妻の、毎日の日課である。

 だが、ある日突然、夫は戻ってきた。捜索も一段落ついたので大急ぎで逢いに来たということだった。
 その時の二人の衝動は凄まじく。しばらく保健室が機能しなくなる日々が続くという事態であった。
 すなわち、二人はそれほど愛し合っているという事である。

 ミランダは一日の汚れをシャワーで洗い流し、いつもの服装に着替えたところで、部屋のドアが軽くノックされた。
「ミランダ、いいかい?」
 聞き慣れた、男の声。
「ええ、いいわよ」
 少しだけ間を空けて、夫は部屋に入ってくる。それだけで、ミランダの胸は早鐘のように鳴っていた。
 夫のほうは満面の笑みで、ミランダを後ろからそっと抱きしめる。
「ミランダ信じてたよ。君が僕をちゃんと愛してるということを」
「え…」
 ミランダの目が大きく開く。
「あなた…も、もう…あたりまえじゃない!あなたは私の心を独り占めにしてるのよ!それに…本当に寂しかったんだから!」
 彼女は、あらためて真正面から夫に抱きついた。洗ったばかりの黄金色の髪から、甘い香りがほのかに漂う。
 そして、ミランダは堰を切ったように、溜りに溜まった想いを吐き出す。
「嬉しいよ、こんなに心配してくれるなんて」
そう夫が口を開いてから、ミランダはすすり泣きながら、夫の胸に顔をうずめた。


764:ミランダの旦那気分で(その2)
09/01/12 04:00:43 z6elo86e
 窓の向こうの夜景を背景に二人はキスをする。
「ん…ふぅ…」
 もう何度も接吻を交わしているのに、お互いの感じる所も分かるのに…なぜか初々しさを感じた。
 ベッドに横たえられ、ミランダは頬を朱に染めてうつむく。
 「ね、あなた。あの…優しくして…ね」
 もちろん愛する妻がそういうのなら、出来る限りの優しさで彼女を扱うつもりだった。
 彼女の衣類を脱がせる。いつも色々な意味で危ない服だと感じる。まったく、こればかりはなんとも。
 妻の膨らみは崩れることを知らないのか、豊満で張りのある双乳であった。2つの頂は、淡い赤色に染まっている。
 再び口を奪いながら、優しく揉みしだく。どこまでも柔らかで温かった。
「んはっぁ…気持ちいい…なんて…あはぁっ」
 軽く身をよじりながら、ミランダが息を乱す。こらえてみても、声が出てしまうらしい
 ミランダは、生まれたままの姿になった。全裸の妻を前に、夫は思わず息をのむ。無駄
なく引き締まっていながら、胸やお尻にはしっかりと脂が乗っている。
 下腹の茂みはからは、見ただけでも分かる愛液による湿り気が感じられる。
「ミランダのここ、久しぶりだよ…」
「あ、あまり、見ないで。は、恥ずかしいわ」
 夫はミランダの姫割れに口をつけた。小ぶりな淫豆を中心に、味わうように舌を這わせる。
 「あっ、あふうっ! き、汚いのに、恥ずかしいのに……くぅ 、んんっ」
 抗議の声と嬌声を交互に口にしながら、結局快感には逆らえない。皺が寄るほどシーツ
を握りしめ、太腿で夫の頭をきつく挟み込んでいた。
 窒息させられるのではないかと一抹の不安を覚えながら、夫は口唇愛撫に没頭する。
ミランダが、蜜をしとどに吐き出しながら悶える様は、ひどく心揺さぶるものがあった。
「あ、あなたっ、こ、これ以上されたらわ、あなたっ! アッ、やあっ、何か来るっ、何かあっ」
 ベッドの上で裸身をバタつかせ、乳房をプルンと震わせながら、ミランダの叫びはますます
意味をなさなくなっていく。自分でも経験したことのない高みへと、駆け昇りつつある。
やがて、大きな波が下腹部でうねり、ミランダの脊髄を逆流していく。
「あうううっ! 真っ白に、真っ白にいいぃっ! 駄目、アッアア――ッ!」
 本能のまま声をあげ、ミランダの意識が焼き切れた。


765:ミランダの旦那気分で(その2)
09/01/12 04:02:29 z6elo86e
「脱いで…あなた…」
イってからしばらくした後、息を整えたミランダは夫に語りかけた。
「うふふっ。帰ってからじっくりと見てなかったけど、捜索に行く前より逞しくなってるわ」
「色々なところを旅したからね、自然と身体も強くなったみたいだ」
 夫の男らしい身体に惚れ直したのか、声がさらに艶っぽくなったように感じた。
「ミランダ…」
「ええ」
 逸物に手を添え指をからめた。巧みな技巧で自身を弄ぶ。妻の淫靡な姿を見ていると射精欲求を容赦なく高めていく。鈴口から漏れる我慢汁が、ミランダの美しい手
を汚すのもやたらと興奮する。
「ミランダ…そろそろ」
「私の中で…いいわよ…きて…あなた…」

 ミランダを組み敷いて、夫はもう一度彼女と目を合わせる。これほどまでに、嬉しさと快楽
期待に揺れる妻の瞳を彼は見たことがなかった。
「ミランダ、行くよ。」
 抱きしめながら、怒張を押し込んでいく。
「あぁぅ! お、大きいっ……」
 すぐに、ミランダが顔をしかめ、うめいた。
 カッと目を見開くが、声が出せない。これほど激しく運動していたのに、痛さを感じないのはお互いに自分専用の性器だからだろう。
 それに、ミランダの中は圧倒的に気持ちがいい。
 歯を食いしばり、うめく妻を気遣いながら、夫は極上の女肉を堪能する。硬さが 、残り、狭く、内なる情熱を表すかのように熱い。腰を進めるたびにまとわりつき、舐めし
ゃぶり、決して拒みはしない。
 そして…とうとう根本までつながった。二人の恥毛が、絡み合う。
「全部、入った」
「ああんっ……昔言ったわよね、あなた。私は、どんなことにも耐えてみせるって。だからこうして、またあなたと一つになれた」
 余裕を示そうとするミランダの声は、半ば涙声になっていた。
 二人ともしばらくは久方ぶりに結ばれた感動に浸り、無言で抱き合っていた。

766:ミランダの旦那気分で(その2)
09/01/12 04:04:52 z6elo86e
 それから、夫が動こうとする。一つになるべく腰を前後に動かす。
「うっ、ミランダ。無茶するな」
 ミランダは夫の腰をしっかりと離すまいとしていた。 逃すまいとするかのように。
「あなたのすべてを欲しいの…証が…欲しいのぉ!」
 擦過痛に苛まれながら、ミランダは胸を夫の胸板に押し当てた。夫は天を仰ぎ、そして、
彼女の望みどおりにしてやることにした。
 身体も心もつながった今、昇りつめるのはたやすいことだった。彼を求める幾重もの襞が、胎内に注がせようと蠢く。
「ミランダ…」
「はい。私を、染めて。あなた」
 夫は一つうなずくと、終局に向けて再び律動を始めた。一番奥まで届くように、繰り
返し腰を押し付ける。それに呼応して、夫を知り尽くすの女肉が搾り取るように肉棒
を擦り立てる。限界を迎えるのも時間の問題だった。
「ああん!…んくぅ…んあはぁっ!あなた、あなたぁ!」
「うっ……出すぞ、ミランダ、ミランダっ!! おおっ!!」
 おびただしい白濁の奔流が、妻の中に爆ぜた。後から後から、妻の子袋めがけて注
がれる。
「ああ……、あなたの精……こんなに、たくさん……」
 いまだ引かない疼痛と、かつてない充足感を共に味わいながら、ミランダはゆっくりと目を
閉じた。

 生まれたままの姿で、二人は横になり、とりとめもない話をしていた。視線だけは、決
して外さずに。
「私は、貴方のために生きたい。でも、もし…」
 夫は、愛する妻を強くかき抱いた。
「ああ、大丈夫。そう簡単にはくたばらないよ。って、前にもそう言った気がするんだが」
「ちゃんと、もう一度聞きたかったの。よかった、またその言葉を聞けて。うふふっ」
 その時、夫は久しぶりに見た。ミランダの心からの笑顔を。そしてあらためて知った。その笑顔は生涯
守るに値するものだと。
 
 夫の身を案じる日々、それから開放されたミランダであった。
「最高だよ、ミランダ。やらしい服の下に、こんなに綺麗なお尻を隠して……」
 ミランダの金髪が乱れる。壁に手をついて、背後から夫をを受け入れていた。
「はっ、はいっ! いくらでも見てっ! ああ凄いっ、一番深くまでずんずん 来るのおっ」
 二人は冷たいシャワーに打たれながら、繋がっていた。あれからも何度も身体を重ねて、ミランダも再び女の喜びを味わえるよう
になっていた。
 引き締まった尻肉をつかんで突き立てる。妻ミランダの服はヒップを強調していた。だがそれも、生尻の美しさにはかなわな
い。それを見ることも、触ることも、世界でただ一人の男だけに許される。
「あなたぁっ!、もっと私の中に入ってっ! これからも、ずっと……!」
 嬌声を高らかに上げながら、ミランダはかけがえのないパートナーの逸物を、熱く激しく締めつけていた。
 
 いずれ宿すであろう愛の結晶と、家族の幸せをを求めて…。

END

 ネタはこれだけ。もう寝ます

767:名無しさん@ピンキー
09/01/12 04:09:17 z6elo86e
「いまだ引かない疼痛と」
これはミスなので出来ればカットしていただきたいです。


768:名無しさん@ピンキー
09/01/14 01:02:07 cDc6WJ0e
>>763-767
激しくGJ!できればその3、その4とシリーズ化希望!

769:名無しさん@ピンキー
09/01/14 22:09:08 TBXsqHyr
セリオス×シャロンを投稿しようかと思うのですが、
著しくQMAの世界観から逸脱する内容のものでも大丈夫でしょうか?

ちなみに学校での先輩後輩シチュです

初投稿ということもあり、その辺の空気が読めないんです・・・
スイマセン


770:名無しさん@ピンキー
09/01/14 22:17:51 TwgGB7b7
見送り

771:名無しさん@ピンキー
09/01/14 22:25:32 TBXsqHyr
>>770さん

見送りということは、投稿するな、ということですね?

わかりました。今回は控えさせていただきます

772:名無しさん@ピンキー
09/01/14 23:05:14 BLXEL+Ei
とりあえず、さわりだけ書いてみ

773:769
09/01/15 00:20:25 zrdOZSXk
えー、投稿しない、と言っておきながら未練たらたらにこのスレを見ていたところ、
とりあえずさわりだけ、という許可をいただけたので、投稿させていただきます。

初投稿なので、至らない点が多々あるかもしれませんが、一応できる限りのことはしました。
その上でですが、ご指摘などありましたら、是非お願いします。

774:769
09/01/15 00:26:16 zrdOZSXk
真新しい制服に身をつつんで、ようやくアナタと


春。高校生としてのスタート。
やはりドキドキするものですわ。
この私とてそれは同じ、でも何より嬉しいことは…

「シャロン」
「あ、先輩っ!」

そう、ようやく、セリオスさんとおなじ高等部に通えること。

去年、セリオスさんが中等部を卒業して一年。
もちろん、その一年の間もできるだけ出会ってた。

でも、やっぱりおなじ場所に通う方がいいと思いませんこと?
これから、二年間、セリオスさんと同じ場所に通える。
それだけで、こんなにも嬉しいんですもの。

……なのにさっきから彼は不機嫌そう。

「…あいかわらずボクこと”先輩”って呼ぶんだね、シャロンは」

「ま、またその話ですの!?そのようなことは恥ずかしいからできないとなんども申したはずですわよ!!」

…そうなのだ、彼はしつこく自分のことを名前で呼ぶよう言ってくる。
も、もちろんできない訳ではありませんのよ!?
た、ただ一応私たちは先輩後輩という関係である以上、そのような行為は慎んだほうがよ、よろしいのではなくって!?

「どうしてだい?僕たちは恋人同士なんだよ?恋人のことは普通名前で呼ぶよね?」
「そ、それはそうですけど…」
「シャロンはボクのこと恋人だとはおもってないの?」
「そ、そんなことありませんわ!!」

この人はズルイ。
そんなことを言われたら私は何も言えないって、知ってるくせに。
ホラ、いまもクスクス笑ってる。

「わ、私をからかわないでください!!」
「ハハ、ゴメンゴメン。困ってるシャロンはやっぱりかわいいなぁ」

…本当に、ズルイ。

「…いつか、名前で呼んで差し上げますわ、でも今は待ってくださらない?」
「フフ、わかったよ、気長に待つとするよ。僕らの恋愛なんだ。僕らのペースでいけばいい」

「…ありがとう」

やっぱり、彼は優しい。
また一段と、彼に溺れていく自分がいる。

「遅くなったね。高等部へようこそ、シャロン」
「はい、またよろしくおねがいしますわ」
「ああ」

入学式が始まる前、登校した私を迎えてくれた彼。

なんだか、おかしくて二人で笑ってしまった。

775:769
09/01/15 00:33:15 zrdOZSXk
とりあえずさわりは以上です。

えっちぃ展開は無いです。

というかできません。スイマセン。

感想、ご指摘等お願いします。

776:名無しさん@ピンキー
09/01/15 00:41:01 CQoX4E6r
微妙

777:名無しさん@ピンキー
09/01/15 00:43:29 UpEqLAV9
エロスは要るとおもいます≧≦

778:名無しさん@ピンキー
09/01/15 02:06:34 Xx7zTt9f
>>774
何か甘酸っぱいと思ったのは俺だけ

779:769
09/01/16 22:39:35 DRh2r8Np
ご感想ありがとうございます。

やはり書くのはむずかしいです。

修行が足りない、的な空気なようなので、続きは封印します。

出直してきます

780:2-506
09/01/16 22:57:34 VUyreyYm
>>769
封印することなく、完結を目指してみてください。
とにかく書き上げてみない事には腕は上がらないと思います。
ただ、PINK板なので、R6要素は軽くでもいいので、
盛り込んでいった方がいいかもしれません。


ヘタレ職人もどきが失礼しました。

781:769
09/01/19 22:18:15 YlwexJCB
まさか職人の方からアドバイスいただけるとは・・・

とりあえず完結はさせたのですが、内容がなんか少女漫画みたいになってしまい、
需要がほとんど無いものなので封印することにしました。

さすがに二回も封印するといっておいて出すっていうのは失礼な気もします。
ツンデレじゃあるまいし。

またいずれ需要のある内容のものを完成させてから再挑戦したいと思います。
こんな若輩者にいろいろとご指導ありがとうございました。

782:ライン
09/01/20 21:33:21 bpEoV4yH
明けましておめでとうございます、壮絶久しぶりの投下です。
以前投下して問題になった触手陵辱、クララ編です。
注意を書きますので、必ず読んでくださいね。

・陵辱が嫌い
・救いのなさそうな物語はもってのほか
・鬼畜、スカトロ染みた描写もあるかもしれません。

そして何より重要かと思われますが、ルキアの時のような救済話は一切作らない(と思われます)。
よって、こういうのが心底嫌いってレベルではなくとも、嫌いな人は見ないほうがよろしいかと。

では投下しますねー。


783:ライン
09/01/20 21:35:38 bpEoV4yH
アカデミーが地上に降り、早数ヶ月。
当初は天空の大陸とまったく違う様相の場に困惑していた生徒たちも、次第に慣れてきていた。
そして、これはとある日のこと。


愛用の箒と小さな手提げ鞄を持って、クララがある森の中へと入っていく。
近くに民家もなく、冒険者の中では『禁じられた森』と呼ばれるそこに。
理由は明瞭、この森に魔力が増幅されるとされる果実があるからだ。
卑怯かも知れないが、アロエやラスク、マラリヤにまで負けてしまった先日のテストを思い出すと、手段を選んでいる暇などないと決意を固める。
『禁じられた森』と呼ばれていることなど知らないクララは、ただ漆黒の闇に閉ざされた森を一歩ずつ進んでいく。
落ち葉でいっぱいの道、鳥どころか獣の一匹さえ見当たらない。
異常といえば異常だが、クララは恐怖を覆い隠すように強く箒を握る。

大丈夫。私は、たくさんの魔法を覚えている。火も風も起こせる力を持っているもの。

賢者に到った多くのものが抱いた過ちを、魔導師である彼女も例外なく抱く。
自分に対する自信はあった。人一倍の努力という裏づけがあったから。
・・・彼女がそれを過ちと知るには、少し遅すぎたが。


クララが歩いていた道が、突如にして途切れる。
眼前には、2、3個程の実を付けている木があった。

「あった・・・えっと、・・・これがあの果実みたいですね」

手の届く場所にあったひとつをもぎ取り、クララは微笑む。
躊躇うこともせずに、それを一口かじると。

「・・・美味しい!」

思わず叫んでしまうほどに、その果実は美味だった。
他の如何なる果実さえ霞むほどに、その果実は甘く、瑞々しく、そしてクララの躊躇を思考の中から消してしまった。
一つ目を食べ終えたクララは、二つ目ももぎ取り、あっという間に食べてしまう。

目的を果たし、クララが帰路につこうとした瞬間、異変は起こった。
肢体が熱い。燃え上がるように熱い。
魔力が急激に増幅した故の異常、ではない。
クララは肢体中から魔力が抜け出ていくのを知覚した。
立ち上がれないほどの倦怠感。
異常はそれだけではなかった。
ただ横に倒れ、体の熱が引くまで休もうと思ったクララの体に、いくつもの蔦のような物が襲い掛かる。

「これ・・・・何なんですか・・・・?」

言葉にさえ力が入らない。
逃げたくても、体が、脳が、動くことを拒否している。
必死であがこうとして、しかしクララは蔦に捕らえられる。
数十本の蔦。大の字にされ、宙に浮いている。
両腕、両足に蔦が幾重も絡みつき、魔法の印を刻むことさえできない。

「ひぁ!?だめ、やめて、変なことしないでください・・・」

ぼろぼろと涙が零れる。
しかし蔦はそんなことを気にしない。
クララの肢体をアカデミーの制服の上から締め付け、彼女の口に数本の蔦を挿す。



784:ライン
09/01/20 21:37:56 bpEoV4yH
「!?」

予想もしていなかった蔦の行動に、クララが目を見開く。
声は出せない。噛み切ろうとしても、あまりに一本一本の弾力がありすぎて、噛み切れない。
植物にあるまじき弾力。
・・・それが、これの正体が触手だとクララに教えた。
首を左右に振ることで拒否の意を示していたクララの口内に、触手の先端からドロリとした液体が流し込まれる。
吐き出したくても吐き出せない。
甘く、苦い液体を、クララは仕方なく嚥下する。

次の瞬間、果実を食べたときとは比べ物にならない程に肢体の中が熱くなった。
欲情。
その感情を知らないクララは、ただ異変を誤魔化そうと首を振る作業を再び繰り返す。
股間が湿ってくる。パンツやスカートなど、穿いているものを濡らすほどに。
クララがそれに気づく一瞬前に、触手がクララのスカート、パンツを破り捨てる。
異変に次ぐ異変に、クララの感覚は麻痺しつつあった。

つまり。

抵抗を、あきらめた。

暴れることを諦めたクララの秘部を、彼女の愛液が濡らす。
太腿を伝い、足の指先から愛液が地面に滴り落ちる。
未だに口内に注がれる液体を嚥下することも忘れない。
ぼぅっとする意識と、敏感になりつつある秘部だけが、今の彼女のすべてだった。

さて、抵抗を諦めたクララを知ってかしらずか、触手はアカデミーの制服の胸部分だけを噛み、破り捨てる。
まだ未熟な成長しかしていないその胸の中心の乳首を、触手が齧る。
例外なく敏感になっている肢体の、女性としては特に敏感なそこを攻められて、クララは絶頂した。

頭の中が真っ白になる感覚。
快楽だけがクララを満たした感覚。
はしたなく小水を漏らし、それを秘部のまん前に陣取っていた触手に飲み干された痴情。
全てがクララの思考を焼きつくし、スパークさせる。

グボ、という鈍い音を立てて、口内を犯していた触手が抜け出ていく。
白い糸を引きながら抜けていくそれを、クララは空ろに見ていた。

「・・・あ・・・」

クララが小さくつぶやく。
彼女を締め付けていた触手が、徐々に緩みだす。
同時に秘部を嬲るかのような動きを見せていた触手たちも、徐々に退こうとしている。

「だ、だめ・・・」

ゆるゆると地面に下ろされたクララは、泣きはらした顔を拭いながら、触手を見つめ続ける。
地面に転がる手提げカバンと杖には、今しがた漏らした小水がかかっていた。
一度の絶頂を知って、クララは・・・・・今度は、更なる絶頂を知りたいと願い始めていた。
だからこそ、力の入らない、弛緩しきった体を必死で動かして、触手の先端に縋る。


「もっと、もっといっぱい、おっぱいかんでください、」

あのスパークする感覚を味わいたいとばかりに、



785:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:47:35 nVmB9eif
>>782
頼むから今度からNGワードを指定してくれ

786:ライン
09/01/20 21:49:01 bpEoV4yH
「もっといっぱい、きもちよくしてください、」

あの凄惨な陵辱さえ、今なら快楽として受け入れられるから、

「わたしを、あなたのものにしてください」

クララの声を聞いたのか、想いが届いたのかは判らないが、触手が再びクララの周りに集まりだす。
シュルシュルと足を、腕を、再び触手たちが纏わり、絡み、縛る。
ただし、先ほどのような厳しい拘束ではない。
クララの口内に注ぎ、内臓から犯したあの粘液をクララの肢体中にかけ、滑りやすくもされている。
触手が、クララの体を這いずり回る。
それだけでクララの秘部は愛液を溢れさせていた。

「くちで、かわいがってほしいんですね?」

細い触手たちが、まずクララの口内に殺到する。
先ほどのように噛み切ろうとはしない。
ひとつずつ、優しく、まるで親猫が子猫を愛するかのように舐めて、液体を飲み干してあげる。
無論、ほかの触手たちとてクララを犯すことを止めたわけではない。
秘部の愛液を舐め続けるもの、乳首を噛み、乳房を絞り上げるもの、すべてが愛おしく思えるようにもなる。
クララの精神にダメージを与えないための、微弱な快楽の供給。
クララが呼吸をしたくなるたびに口内から出て、彼女の呼吸が安定するのをみてから、再度口内に侵入する触手たち。
今、クララは触手たちと、間違いなく愛し合っていた。

口内を犯しつくした触手たちは、当然のごとく秘部に殺到する。
後ろの穴を濡らし、舐めるものまでいる有様に、しかしクララは喜ぶ。
これほどまでに、自分を愛してくれる存在があったのだと。
当然のごとく、クララは言う。

「わたしのしょじょ、おしりのはじめて、りょうほうともあなたたちにあげますね?」

瞬間、クララの秘部と菊穴に触手が殺到する。
菊穴は濡らされていたし、秘部とて彼女の愛液が滴っている。
膣穴を貫く触手たちは、彼女の処女膜さえもを突き破り、子宮口の入り口にまで達する。

「もう、そんなにがっついちゃダメですよ」

ぽたり、ぽたりと鮮やかな血が滴る。

「わたしは、みんながまんぞくするまで、いっしょにいますから」

膣穴が触手で埋まり、隙間のひとつもなくなったのを確認したクララは、優しく微笑む。



787:ライン
09/01/20 21:49:30 bpEoV4yH
「いっぱいだしてくださいね?」

途端、クララの膣に粘液を吐き出す触手。
菊門を犯す触手たちは、粘液ではない、もっと水っぽい何かを注ぎ込む。

「ふふ、いっぱい、わたしのおなか、あなたたちのでいっぱいです・・」

傷ついた膣に、触手たちの粘液が滲みる。
菊門を犯していた触手たちが、さらに手を伸ばし、人間の手では到底入りえぬ場、つまりは腸内にまで入り込む。
そこでも触手たちは粘液を思い切り吐き出し、そして抜けていく。

「おしりのなかにも、いっぱいいっぱいだしましたね?」

クララが優しくつぶやくと、一斉に細い触手たちが抜け出ていく。

「みなさん、なんでにげちゃうんですか・・・・・!??」

クララの悲痛な声が、森に響く。
一瞬の静寂の後、クララの四肢を触手たちが再度絡めとる。
ひぁっ!?っとクララが叫ぶ間も無く、膣穴からアナル、口腔、鼻腔、耳朶に至るまで穴という穴を犯されながら。
クララは、触手たちの慰み者として触手の塒で、その命を使い果たすことになる。

その瞳に、聡明だった彼女は、もうない。
触手に犯され、孕まされるだけの母体として、虚ろな微笑みを見せるだけだった。



788:ライン
09/01/20 21:50:29 bpEoV4yH
以上です。

>>785
NGワードに関してはこちらのミスです。
以降こういうことの無いように注意します。

789:769
09/01/21 01:53:47 LA0+0yuM
ラインさん、GJです。
やっぱまだ俺未熟です・・・

セリオス×シャロンもの、できました。
拙作ですが、皆さんの批評を受けることが上達の近道だと伺い、自分もそのとおりだとおもったので投稿します。

ご批評、是非よろしくおねがいします。
エッチあります。

790:769
09/01/21 02:27:28 LA0+0yuM
「オーホッホッホ!!この私に勝とうなど百年早くってよ!!」
「たかがゲームでそこまで言われても…」

その日、アカデミーは祝日で休校。セリオスとシャロンのカップルはデートの約束をしていた…………が

「ハァ…なぜよりによって今日なんですの?」
「天気予報でも晴れだといっていたしな」
「もう!!聞いておりませんわよ良純!!」

そう、外はあいにくの大雨、さらには強風。
これでは下界に行くための箒も飛ばせない。

「しかし、もう大抵のゲームはやり尽くしてしまったな」
「私も、もうトランプやゲームにはうんざりですわ」
「やはりここは例のDVDを…」
「そ、それだけは何としてもイヤですわ!!」
「…これを借りたときの威勢はどこにいった」
「ム、ムリなものはムリですわ!!大体!!そのような低俗な内容のものは私の嗜好に合いませんことよ!!」

どうやらこの二人、DMMかなにかで映画を借りたらしい。
だがこのお嬢様、いざ見る段階で怖気づいたらしい。内容はおそらくホラーであろう。ちなみにこれ作者の知り合いの実話である。

「…ならば勝負をしないか?シャロン」
「へ?何のですの?
「なに、簡単だ。ポーカーをして勝ったほうが負けたほうに何でもひとつ命令ができる、というものだ」
「そ、それは!!」
「ホウ、誇り高きシャロン嬢はこのボクに勝つことが叶わないから逃げると?」

…なんだか雲行きが怪しくなってきた。ある意味フラグがたったというべきか。だがこのお嬢様

「(うう…負けたらアレを見ろと命令されるのでしょう…。し、しかしこの私が勝負事から逃げるわけにはまいりませんわ!!)」
「よろしいですわ。後悔しても知りませんわよ!!。」

あつかいやすすぎる、赤子の手とかいうレベルじゃない。
しかも予想が30°ぐらいズレている。

「(…思い通り!!)」

夜神○もかくやというあやしい目つきにかわるセリオス。

結果
  
  シャロン スリーカード
  セリオス ストレートフラッシュ

「な、何かの間違いですわ!!」
「フフ、ここぞの勝負強さではボクの圧勝だな」
「く、悔しいですわ!!」

クイズを外したときと同じ、ハンカチを噛むという古典的な方法で悔しがるシャロン。ちなみにセリオスのズボンと下着のあいだには何の役にもなっていないカードがあったとかなかったとか。

今、シャロンお嬢様の受難のフラグはすべて回収された。…暗黒の時代は近い…。

次回予告:説明する必要ないですよね?


791:769
09/01/21 02:31:08 LA0+0yuM
続きは明日か明後日です。

ご感想、公園の鯉にエサをやるくらいの気持ちで、是非お願いします。



792:名無しさん@ピンキー
09/01/21 02:45:21 iKgXTMcz
これ本当に出すんですか?

793:名無しさん@ピンキー
09/01/21 06:02:20 eI2A8IXO
2ちゃんの恥はかき捨てって言うしな

794:名無しさん@ピンキー
09/01/21 14:34:39 QN5lPmsV
>>782
他人のSSに干渉するという行為に限界を感じた一作。
欲情に点数をつける事など不可能だ。
>>792
とっととバーチャガン置いて越前スレに帰って下さい。

795:769
09/01/21 17:11:00 LA0+0yuM
764さん、それはつまり私の書いた文の展開がデス○リムゾン並に意味わかんないってことですか?だとしたらお見苦しいものを見せました。スミマセン

796:769
09/01/21 17:12:46 LA0+0yuM
764→794

797:ライン
09/01/21 20:33:18 Uy1MR1EF

>>794

あー・・・ダメでしたかね?

798:794
09/01/21 21:00:17 DXvIZaAm
ダメではないデス。元ネタのレビュアーも、
むしろ積極的な評価の意味でああいう文を書いたはず
(点数は3点とかだったけど)。

あるいは軍曹による超高度なドンデン返しを目指しているのか。

799:名無しさん@ピンキー
09/01/22 23:50:38 Xi+nH1Fw
このスレの平均年齢低すぎ

800:名無しさん@ピンキー
09/01/23 12:30:42 Q9nqt9tT
シャロン「毎度、馬鹿馬鹿しい話をひとつ」

シャロン「てけてんてんてけんててん」

シャロン「隣の家に囲いが出来たってねぇ」

シャロン「黙っとけぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111」


801:名無しさん@ピンキー
09/01/23 14:51:36 7cBWcKLF
シャロンは昨日のアメトーークを見たのだろうか。

だが、シャロンがやるとやっぱり不自然だw

802:名無しさん@ピンキー
09/01/26 00:26:32 tAQSyBDt
セリシャロの人は文は悪くないから誘い受け発言は止めた方がいい。

803:名無しさん@ピンキー
09/01/26 13:21:42 nhd8Zzwv
誘い受けはウザイから次からSSの投稿は新聞広告の裏面によろしく

804:名無しさん@ピンキー
09/01/26 15:08:34 7xlbjICL
誘い受け駄目なのか?

805:名無しさん@ピンキー
09/01/27 03:41:50 qqoTNIYp
知り合い達にだけとかならまだしも、
こういうところで相談しないと出せないような
作品に用はないってわけだろうね。


とはいえ、下手に出してボロクソ書かれるといろいろと辛い。
まだ前向きに考えればいいけど、
自分の作品を否定されたと受け止めたら
立ち直るのに結構時間がかかる場合も。


定番じゃない内容だとなおさら公開するのが難しいからね・・・

806:名無しさん@ピンキー
09/01/28 02:26:35 6My189BG
うわー角部屋だ!

807:名無しさん@ピンキー
09/01/28 16:47:14 7yt1Df3o
次スレのテンプレに誘い受けはNGにしたほうが良くね?

808:名無しさん@ピンキー
09/01/28 17:55:40 Mu2Ohh3r
ここは非エロOKでしか?

809:名無しさん@ピンキー
09/01/28 21:43:37 cP4YMFnD
OKやろ

810:名無しさん@ピンキー
09/01/28 22:05:55 4yhGpY/Z
>>1
ここをよく見たまえ

811:名無しさん@ピンキー
09/01/29 00:04:05 c8ef7ZM0
じゃあ今度投下してみます。題名【ツンデレラ】

812:名無しさん@ピンキー
09/01/29 02:05:54 vH2UVBUr
意外に童貞君な筆下ろしサンダースを読みたいと思ってしまった
マラリヤ姐さんも処女でやけに好奇心旺盛、積極的 とか
クララも割といいかな

アロエとのコンビは(私的には)和み系だけでよし

813:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:50:20 1WjAPhgx
>>812
いいな。

814:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:15:08 ECb7qvsS
>>812
そんなシチュと組み合わせも有りだなw

アロエたんにはラスきゅんだな

815:名無しさん@ピンキー
09/02/03 17:33:47 ZIx4uEet
>>814
いやユウ君でしょ?ここは

ロリ&ショタ!

816:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:55:12 FSmcmT1l
>>815
ちんこ女=ショタ ってわけじゃねーっつの

817:名無しさん@ピンキー
09/02/04 00:05:19 IfY3zJOp
アロエにはラスクしかいない…はず!!
二人は相思相愛だったという設定で、受験が終わったら初SSに挑戦してみる。

818:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:54:27 xLj0p1gR
シャ「はぁ………ネコミミ…可愛いですわ…装着したいですわぁ」

シャ「しかし、やはり恥ずかしい…」

シャ「……………………」

シャ「…女は度胸!なんでもやってみるものですわ!」

シャ「そうと決ればさっそく買いに行きましょう!」

~購買部~

  ざわ…
       ざわ…
シャ「!?な、なんですの、この人だかりは!?」

リエ「只今『ネコミミ』は大人気のため、お一人様一つに限定させてもらってまーす!!」

シャ「な!?ネコミミの人だかりですの!これは!」

シャ「おい店員!!なんとかしろよ!!」

シャ「物売るってレベルじゃねーぞ!!」


819:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:55:16 xLj0p1gR
しまった本気で間違えた

820:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:56:09 237XSwAq
いいシャロン様だと思ったが違うのか

821:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:57:09 237XSwAq
ああ、そういうことか

822:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:13:22 VQ0UGXmL
何が間違ってるのかわからん

823:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:15:20 LzXWxG7F
投下場所です。本当はシャロンスレでした

824:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:20:27 U0Qo2Rpx
593 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 22:32:25 ID:ZcobyYTj0
>>587
愛と妄想でカバーだ

しかし考えてみるとアカデミーって服装に関しては相当ルーズだよな
他校の制服着用可だし半ズボン化やらチャイナドレス化もおkだし
購買部で普通にコスプレグッズ売ってて着たまま校内うろついてもお咎めなし
ちゃんと着てるやつがどれほどいるんだか


下4行から「もしも身だしなみとか規則にうるさいアカデミーだったら」とか考えて
頭の中で様々な校則&お仕置きが繰り広げられて一人で萌えた

825:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:13:50 7BWlQjRW
>>824
もしも標準制服を着てなかったらの処罰の重さを考えてみた
サンダース・マラリヤ・タイガ>ユリ>ヤンヤン>アロエ>ラスク>レオン

ユリは同アカデミー別学科の制服なので、グレーな気もする。
レオンはリボンを入学してから付けてないので、
↑のよりも重くなるかもしれん。

826:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:24:45 xJYecI1M
キツイ校則いいね、萌えるわw
修練生→魔術士→魔導師→賢者の順に規則がゆるくなっていくとかも面白そう

それ関連で何か書きたいんだが、いいシチュが思いつかない
真面目に制服着てる組まで理不尽にお仕置きされる展開とかけっこう好きなんだが…
「連帯責任」とかでいいのか?

827:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:45:23 Lk32jcdj
ある…いいと思います

マジックペットのアクセサリーにもなんか制約があったりしてな。

828:ライン
09/02/07 15:04:19 N25FHssY
なんとなく思いついたヴァレンタインネタ。
エロ分皆無の普通のSSっぽくなってますが、ご了承を。
当然鬼畜分も皆無(だと思います)ので、何方でも楽しんでもらえるかと。

読みたくない、見たくもない、って人は、
サンダースのヴァレンタイン
でNG登録してもらえれば嬉しいです。
では投下します

829:サンダースのヴァレンタイン
09/02/07 15:05:20 N25FHssY
2月14日、ヴァレンタインデイ。
時のローマ皇帝、クラウディウス2世が『愛する人を故郷に残して戦地に赴くのは、兵の士気が下がるため』と婚姻を禁じ、それを知ったキリスト教の司祭であるウァレンティヌスが内緒で結婚させ、そして処刑された日である。
それに愛の誓いなどの意味を持たせたのが、近年のヴァレンタインであり。

「そもそも、チョコレートを送る風習などどこにもなかったのだ」
「へぇ、そうなんや」
「初耳だぜ」

驚き顔でサンダースの講釈を聞くレオンとタイガ、そして二人に笑うサンダース。

「もっとも海外でも物を送る風習はあったのだ」
「え?でも、今さっきチョコレートを送る風習はないって言ったじゃん?」
「海外では、物を送ると言っただろう。それはチョコレートだけに限定されず、花束や恋文なども送るという形に基づいてだ」
「・・・せやったんか。なら、俺らのとこに可愛い女の子がラブレターを持ってきたり・・・・」
「ありえんな」
「だよなぁ」

放課後の教室で、カラカラと笑う男子生徒三人。
ユウは授業が終わってすぐに帰ったし、女生徒たちも同じくに。
セリオスは下級生の女子に呼び出されたと言っていたし、ラスクは逆に年上の女子に呼ばれているらしい。
カイルも既に帰っているし、サンダースは教室に呼び出されているからここにいる。

「しかしだ。このような日に我輩に用事とは・・誰だ?」
「おっさんを好きな美少女っちゅーんはないんか?」
「誰かに好かれる覚えはない」

ふん、と鼻を鳴らすサンダースだが、昼前辺りからそわそわしっぱなしなのはクラスメイトたち全員が知っている。
レオンたちのように長い付き合いの者も最近知ったのだが、サンダースは感情を現すのが下手なだけで、無愛想だったりはしないのだ。

「そろそろ時間だな」
「ほなら、俺らはこれで退散するわ」
「もし恋人が出来たら教えてくれよ?」
「確約はせんぞ」

じゃあなー、と笑いながら並んで出て行くレオンとタイガをみながら、サンダースは満足げに笑う。
友と呼べるのは、一緒に戦地を駆けたものだけと思っていたが、そうではなかったらしい。
雑談に交わすだけの時間でさえ、満足出来るようになろうとは。

サンダースが一人ほくそ笑んでいると、ガラガラと重い音をたて、教室のドアが開かれる。
腕時計に目を走らせると、ちょうど指定時間の五分前。
成程時間はきちんと守るようだ、とサンダースが内心思っているうちに、呼び出した主がサンダースの前に出てくる。



830:サンダースのヴァレンタイン
09/02/07 15:05:49 N25FHssY
「あら、きちんと来ていてくださったのね。もしや来ないのでは、と思いましたのに」
「・・・・・貴様、シャロンか」

黄金色の長髪と、見るも無残なほどの絶壁。
しかし外見だけを見れば、アカデミーでも有数であろう美少女が、小さく微笑みながらサンダースの前へと歩み来る。

「本日が何の日か、当然知っていますわよね?」
「ふん。こんな日に何のようなのかが気になるがな」
「大したことではありませんわ」

ふふふ、と艶っぽい笑みを浮かべたシャロンは、小さな袋にチョコが詰められたものを差し出す。

「先日、私が街で暴漢に襲われたときのお礼ですわ」
「・・・・・あぁ。そんなこともあったな」
「そして、これも」

シャロンがチョコの詰まった袋と共に一枚の手紙をサンダースに渡す。

「手紙にもあるけど、口で伝えたほうがいい気がしますの。だから、いいます」
「何だ」
「わ、私の恋人に、私の恋人になってもらえませんこと!?」

シャロンはそれだけいうと、顔を真っ赤にして両手で覆う。
サンダースは少しだけ呆けたように唖然として、そしてすぐに苦笑を漏らす。

「・・・いや、驚いた。まさかそういうことだとは思わなかった」
「で、どうですの?駄目なら、はっきりと・・・」
「いやいや。駄目というわけではない」
「え・・・じゃあ・・!」
「我輩は、貴様について何も知らぬからな。・・何もないところからで良ければ、付き合おう」
「!」

やはりというか、笑いを押し殺したようなサンダースと、その顔をぼうっと見つめるシャロン。
サンダースがシャロンの髪を撫でて、軽く抱きしめる。
コロンの香りがサンダースの鼻を刺激し、むず痒い感情がこみ上げてくるのを感じた。

「これからは、貴様ではなくシャロンと呼んだほうがいいか?」
「どちらでもかまいませんわッ・・」

シャロンの端正な顔が、少しずつ笑顔に変わる。
サンダースが抱擁を解き、シャロンの眼前に手を差し出す。

「では、帰ろう。君と二人で、出来るだけ多くの話をしたい」
「・・喜んで」

サンダースのごつごつした手に自分の手を重ねると、優しく握り返されたのが嬉しくて、むずむずとした気持ちになりながら。

「今夜は、寝かせませんわよ?今晩で私のことを、全部知ってもらうんだから♪」
「ならば、我輩のことも知ってもらう必要があるな。・・全く、恋愛は初めてだというのに」
「楽しみにしますわ。・・ところで、恋愛がどうですって?」

ぎこちなく手をつなぎながら、サンダースとシャロンは並んで帰路に着く。
今宵の談話へと期待を募らせる道は、いつもより短く感じるものだった。


831:ライン
09/02/07 15:06:53 N25FHssY
以上で。
練習っぽいものなんで不出来ですが、これにて完です。
また投下できることがあれば、よろしくお願いしますね

832:名無しさん@ピンキー
09/02/07 15:36:03 GfZ9WjSV
GJGJ

833:名無しさん@ピンキー
09/02/07 19:19:32 sfvWUoIl
>見るも無残なほどの絶壁。
ワロタ

834:名無しさん@ピンキー
09/02/09 01:07:47 j4HvaBOL
GJ
次も期待してるよー

835:名無しさん@ピンキー
09/02/09 08:57:41 PRBCKesc
>>826 お仕置きされて顔を真っ赤にさせて泣くユリを見たい。

836:ライン
09/02/10 01:46:44 T6Qdcvku
サンダースのヴァレンタインのその後が書けたんで投下します。
・・無論、エッチ分は皆無です。申し訳ない。
読みたくない人は、サンダースのヴァレンタイン・夜編でNG登録をお願いします。

・・酷くグダってますが、ご容赦を。

837:サンダースのヴァレンタイン・夜編
09/02/10 01:48:40 T6Qdcvku
さて、ヴァレンタインに託けてシャロンと付き合うことになったサンダースだが、それについて大きな問題がひとつ。

「我々は恋人と相成ったわけであるが」
「えぇ」
「問題は、恋人がどういうことをするのか、という点にある」

パジャマ姿でサンダースの部屋のベッドに腰掛けるシャロンに、同じくパジャマ姿のサンダースが語りかける。

「普通にデートして、普通に遊んで、時折相手の部屋に泊まる、というのがアカデミーのカップルでは相場だと聞いているが、」
「だけれども、やはり、その・・・・エッチなこともするのでしょう?」
「そうらしいな。レオンとルキアは相当な回数結ばれていると聞いた」
「私は、構いませんけれども・・・」

シャロンは自信なさ気に自分の胸をさわってみる。
同年代の少女たちと比べるべくもない、皆無と言っていい隆起に、思わずため息をついてしまう。

「その、私はルキアさんやユリさんのように、肉付きが良いわけではありませんの。それだけは、知っておいて欲しいわ」
「だが、まだシャロンは成長途中なのだろう?」

制服の上からでも、胸の隆起の差は明らかである。
サンダースとて、シャロンの胸が貧しいのは承知の上なのだ。

「胸の大きさでシャロンの価値が変わるわけでもなし。・・気にするな」
「も、もう・・・こちらが恥ずかしくなってしまいますわ・・」


838:サンダースのヴァレンタイン・夜編
09/02/10 01:49:19 T6Qdcvku
ぼうっと紅に染まった頬を撫でながら、シャロンはサンダースに甘い視線を寄せる。

「それにだ。・・いちいちそんなことを気にするほど我輩は狭量ではない。君は我輩を信じ、隣を誇らしく歩くだけでいいのだ。我輩もシャロンの隣を歩くことを誇ろう」
「仕方ありませんわねぇ・・。その代わり、私の隣は貴方一人だけですもの。貴方の隣も私だけですわよ?」
「無論だ」

相変わらず尊大そうな態度のサンダースだが、その頬が赤いのをシャロンは見逃さない。
少しだけうれしくなって、シャロンがくすりと笑った瞬間。

「では。・・・今宵は、そろそろ寝るか」
「え!?」

寝るという単語が耳に入った瞬間、シャロンの顔が茹蛸のようになる。
脳裏を駆けるのは、ルキアやユリと興味本位で買ったアダルトな雑誌の内容。
男女が全裸で、時には衣装に身を包んで性交をする様が鮮明に浮かぶ。

「ね、寝るって!もしかして、で、でも・・・」
「明日も早いだろう。付き合い始めた初日なのだ、二人で床を共にするのも悪くないだろう」
「あ、そういう意味ですのね・・」

相変わらずマイペースなサンダースに、シャロンはため息をつく。
これではどきどきした自分がバカみたいじゃないか、と。
しかし、真に身体同士で結ばれる日も何れ来ることは理解している。
だから、今宵は、今宵ぐらいは。

「では、ご一緒しますわ」
「うむ。では電気を消すぞ」

まずサンダースが寝転び、そしてシャロンはその隣で添い寝のようにぴたりと引っ付く。
明かりが消えた部屋で、サンダースの鼓動とシャロンの鼓動だけが激しく高鳴っている。

「お休み、シャロン」
「おやすみなさい、サンダースさん」

サンダースに優しく抱きしめられながら、シャロンはうっとりとしながら眠りに着く。
明日の朝になっても、この幸せがなくならないようにと祈りながら。



839:ライン
09/02/10 01:50:46 T6Qdcvku
さて、極々短いですが、これで終わりです。
もしかしたらサンダース×他のキャラでまだヴァレンタインネタを書くかもしれませんので、そのときはよろしくお願いしますね。

では失礼します。

840:名無しさん@ピンキー
09/02/10 02:08:19 vmsSBAJJ
だれかラスクきゅんのはなしをたのむ

841:名無しさん@ピンキー
09/02/10 03:11:24 QLwn8sPF
>>836
続き待ってたよ

842:名無しさん@ピンキー
09/02/11 23:49:20 sJVO/VnR
>>836
今回も乙乙
個人的にはユリかヤンヤン希望

843:名無しさん@ピンキー
09/02/12 11:33:27 UJC3iI5N
女子トイレでセリオスとルキアがにゃんにゃんするSSがまた見たいかも

844:名無しさん@ピンキー
09/02/12 14:05:09 V4xBHVD7
>>816 

はいはい、中のヒトのネタは声優スレへどうぞ……。

845:ライン
09/02/13 18:47:47 UGseIC0X
ほむ、ということで>>842さんのリクエストにあった、サンダースのヴァレンタインactユリ編です。

・エッチくない
・サンダースがキツい
・ユリがサンダースに片思い
・サンダースが地味にモテてる
みたいな要素がありますのでご注意を。

NG登録は「ユリ編」でお願いします。
ではではー

846:ユリ編
09/02/13 18:48:28 UGseIC0X
「はい、これ。サンダースの分ね!」

放課後の廊下でずいっと差し出された、小さな袋。
サンダースは眼前の少女・ユリの顔とそれを交互に見ては、怪訝な顔をする。

「・・・何の賄賂だ?本日の宿題ならば、昨日に見せたはずだが」
「んもう!賄賂じゃないってば!バレンタインチョコよ!」
「・・いや、いい。チョコは知人から多数貰っているし、朝にも下級生に渡されていてな。手に余しているのだ」

少しだけ怒ったような顔をしたユリに、サンダースは小さく笑む。

「しかし義理チョコとは言えど、顔も見たことのないような輩に義理などあるはずもないのだが・・」
「もう。・・鈍感なんだから」

サンダースが受け取らなかったチョコを懐に仕舞うと、ユリは小さくため息をつく。
何故義理チョコだと決め付けるのだろうか、何故面識がないと決め付けるのだろうか、疑問が浮かぶことばかりで。

「サンダースにとっては知らない子でも、その子はサンダースを好きなのかもしれないでしょ?」
「だからと言って、我輩はその全てを肯定できる人間ではない」
「うん、それはみんなそうだよ。・・だけどね?」

ユリの髪が、そよ風に靡く。
特徴的なポニーテールがふわりと舞った。

「断るにしても、真摯な思いで断って欲しいの。はぐらかすような断り方は、傷つけるだけなんだから・・・」
「・・知ったような口ぶりだな?」
「知ってるんだもん。はぐらかされたときの、寂しさ・・」
「・・まぁ、それはいい。我輩とて守りたい相手の一人二人おるわ」

サンダースがユリに背を向ける。
ユリが何かを言おうとして、でも言えずに口を噤んだ瞬間。

「我輩は、貴様を守ってやりたいのだ。誰よりも気丈に生きている反面、貴様は異常に脆い。心がな。・・だから、傷つかぬように守ってやりたいと思っていたのだが」

背をむけたクラスメイトの言葉に、ユリはほう、とため息をつき、次いで目を丸くする。


847:ユリ編
09/02/13 18:49:22 UGseIC0X
「え?え?え?えぇ?えぇぇ!?サン、サンダースが、わ、わたたたた、私を!?」
「二度は言わん。・・では、また明日」

ユリの慌てたような声を聞きながら、サンダースは悠然と歩き出す。
いつもどおりの、誇らしげで堂々とした姿で。

「ちょ、ちょーっと待ってよ!」
「これ以上なんの話がある。我輩は帰るぞ」
「わ、私だってサンダースに守ってもらいたいんだから!」
「・・・・は?」

今度は、サンダースが間の抜けた顔をする番だった。
とは言え、そこはサンダース。
ユリに顔を向ける瞬間には、いつもどおりの仏頂面になっていたが。

「貴様が?我輩に?守られたい?」
「私だって、サンダースのこと、その・・好きなんだからね!?」

サンダースの背に、ユリの体が押し付けられる。
胸に回されたユリの両の手を、サンダースなため息をつきながら見つめる。

「・・・貴様が、我輩を好きだと?」
「そうだよ。いつでも私たちが困ったら、サンダースは助けてくれるじゃない?」
「我輩に火の粉が散らぬようにだ。貴様らのためではない」
「それでもいいよ、私をずっと守ってて?ずっとサンダースの一番そばにいるから、ずっとサンダースと一緒にいるから・・、だから・・!」
「全く。これで断れば我輩が嘘をつくことになるではないか」
「え?」

ユリからの抱擁が、いっそう強くなる。

「貴様は、我輩のそばにいると言った。ならば、我輩は一番近くにいる者を守り続けようではないか。ならば同等の意味を持つ。・・では、そろそろ帰るぞ。腹が減った」
「じゃ、じゃあ・・恋人になってくれるの?」
「嫌ならやめても構わんが」
「!嫌じゃない、うれしいんだもん!ほら、お腹空いたんでしょ?」

抱擁を解いたユリが、一度は仕舞ったチョコレートが入った袋を差し出す。
その小さな指で中からチョコをひとつ摘むと、サンダースの口に押し込んでみたりして。

「む、ビターか。甘いだけのものよりはいいな。存外に美味い」
「でしょ?いっぱい食べていいからね?」
「だが、食後にだな。まずは部屋に荷物を置いて、食堂へ向かうぞ」

相変わらずのしゃべり方のサンダースだが、ユリはそれでも嬉しくなって。

「うん!じゃあ、今晩はサンダースの部屋にお泊りってことで!」
「仕方のないやつだ」

サンダースが苦笑しながら歩き出す。
そっとユリが差し出した手にそっと触れ、繋いで。

夕暮れの廊下を、ゆっくりと。二人で、歩き出す。

848:ライン
09/02/13 18:58:59 UGseIC0X
ってなわけで、ユリ編です。
短くてすみません。

後、ヤンヤンは使ったことがないので口調が分からない、という理由で無理です。
明日一日で出来ればもう一つ投下したいですが、相当に厳しいようで・・。

849:名無しさん@ピンキー
09/02/13 20:34:42 Dd9TMdYD
ヤンヤン使ったことないアルが、書きたい自分が通りますヨ
書いてもいいものかな?あと相手とか深く考えないでいいんかねー

850:名無しさん@ピンキー
09/02/13 21:28:54 MvfiqhqH
誰彼構わずヤりまくるヤンヤンだと?許す書け!

851:???とヤンヤン
09/02/13 23:03:28 Dd9TMdYD
釣瓶落としとは秋の季語であったか。
夕陽も海原に落ち、寮外への外出は基本的に禁止となっている時刻、ぎりぎり。
両手の上に収まるくらいの小さなクラフト紙の袋。
折り畳まれた口を片手に摘み、軽い靴音を廊下に響かせ早歩き。
(さっ、ぶ~い、アル)
ぶるっ、と震えが来た。
ヤンヤンは夜気対策に羽織ってきた軍師服の前襟を、もう片手で寄せ合わせた。
魔法で結界でも張られてあるのか風はそうないのだが、真冬の寒気は外部と変わらない。

男子寮と女子寮の別れ道に差し掛かって、足早な歩みが緩む。
たん、とシンプルなラウンドトゥが音を立て、立ち止まった。
「?」
何かある。いや、何か居る。
外気に晒された廊下に、何かが居る。
誰かの迷いマジックペットかな、と、気持ち男子寮への道寄りにうずくまるそれに、
目を細め眉間に皺を寄せ唇をやや噛み締め、半身を傾け覗き込んだ。
影は二つ。
大きな影に、ひょろ長い影。
「…あいや」
正体を知って、夜闇にぱちくりと瞬く大きな瞳。
つい、信じられない気持ちと呆れた気持ちが混ざった声がこぼれた。
白い息がひとつ。
もうひとつの白い息を出しているのは――青色の髪に眼鏡。ひょろ長い影。
カイルだ。
事もあろうか白い息を上げている者もう一人。
鈍い、燻したような銀髪だか白髪だか。大きな影。
サンダース。
珍妙な組み合わせにも見えたがしかし、努力家っぽい二人組である。
よくよく見れば着ているのは制服ではなく体操服。
この寒空の下、綿の半袖にハーフパンツ。
今の今まで体育会系教諭・ガルーダにでもしごかれていたのだろうか?

覗き見する視線に気付いたのか、柱にもたれ掛かったカイルが顔を上げる。
「や…あぁ、あれ、ヤンヤンさんじゃないですか。
どうしたんですか…こんな時間に」
「ソレこっちの台詞アル。
カイルにサンダースこそ、何こんな所でへたばってるアルか?」
大分疲労が溜まっていそうなカイルのふやけた笑顔から目線をずらし、屈み込む。
サンダースはまだ顔を上げずにいる。
と思ったら、
「………寝てるヨ、コイツ」
肩が規則正しく上下し、意外に大人しい寝息が漏れているのだった。
ヤンヤンは心底呆れた顔でサンダースの頭を紙袋で突っつく。無反応である。
「いやあ、一人じゃ彼を運びきれなくって」
困ったような、こんな所を見られた自分に照れるような、
しかし穏やかな笑みを零すカイルにも呆れてしまったヤンヤンだが、
「…アンタらの部屋よりワタシの部屋のが近いアル。
取り合えず来るヨロシ…って、ワタシも肩貸さなきゃアルか」
「えっ、でも…それは」
「いーから、さっさとそっち担ぐアル!
見回りの先生が来ない内に運ばないと大目玉ヨ!」
一等小柄な彼女とひょろ長いカイルが筋骨隆々としたサンダースに肩を貸してよたよた歩く様は、いかにも滑稽だった。

852:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/13 23:04:24 Dd9TMdYD
成績が悪い者程、寮の部屋は手前である。
この憂鬱な制度に、今回だけは感謝してもいいかと彼女は考えていた。
カイルもサンダースもマジックアカデミーでの成績は悪くなく
寧ろ就学態度含め優等生であり、従って寮の私室は奥。

口の中で呟く合い言葉。
開く扉。
冷たい外気と混じり合う室内の適切な気温。
遮断される冷気。

女子寮最前線猛進中のヤンヤンの部屋の中。
――女子の、女性の、女の子の、部屋。
カイルはサンダースをどこに下ろそうかまごついた。
「コレ敷いて寝かしとくアル」
紙袋を小さめのワゴンテーブルに置くと、ヤンヤンは数枚、大判のタオルを抱えてきた。
長椅子に、かとカイルが思ったら、彼女はベッド全体にそれを敷き詰めていく。
サンダースの身体がタオルのシーツに沈む。
「サンダース、デカブツ過ぎヨ。ソコじゃ転げ落ちるアル」
代わりにカイルが、長椅子に半ば押し付けられるようにして腰掛けた。
自分の部屋にあるソファとは意趣の全く違うそれの肘置きに目を落とす。
ぐるぐると巻いた蔦のような、ごつごつとした感触。
クッションの柔らかさが背中に心地良い。
「ソイツ自身が起きねば部屋に放り込みも出来ない。
どうしても起きなきゃここで寝かすアル」
「いや、それは…っ、まずいですよ、流石にっ」
ヤンヤンは再び寝台に身を翻す。軍師の衣装がふわっと空気を孕んで、後ろ側から覗く生足。
カイルは慌てて顔を背けた。
彼女は普段スリット入りのスカートから惜しむことなく生足を露出しているというのに、おかしなものである。

仰向けに寝かされたサンダースの額にデコピンをかましていたヤンヤンだったが、
全く(驚異的に)起きる気配のないサンダースに飽きたのか、カイルの前を横切りワゴンの向こう側へ。
タオルを持ってきた奥の部屋。
間取りは各部屋そう変わりないはずだ。洗面所だろう。
そして――浴室。
(…!?
なに考えてるんだ、僕はっ)
カイルは顔を赤くして頭をぶんぶん振った。
その横っ面に、ちょっと熱い濡れタオルがぶっつけられる。
絞られたばかりのよじれからめくれて、カイルの手の甲に落ちる。
「あいやー!ごめんアル」
「こ、こちらこそすみません」
赤くなった頬を隠すようにタオルを手に取り、顔を覆った。
汗と土埃を拭き取ると乾いた肌に馴染む湿り気と温度。
鼻で息をすると、土臭さと柑橘類の爽やかな香りが混ざって、あまり気持ちのいいものでもなかった。

853:849
09/02/13 23:09:07 Dd9TMdYD
アカデミーの寮の制度とか勝手に捏造してるけど試しに書き出し…
無問題?
>>850の発言のおかげでなんか相手役が増殖しちまったじゃねーか!
どうしよう!

854:名無しさん@ピンキー
09/02/14 00:11:04 6mLWI92k
無問題

855:名無しさん@ピンキー
09/02/14 00:31:23 SBbseSMl
>>853
男が増えたなら女も増やせばバランスとれるんじゃね?

856:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:00:34 wvDfL3dS
お、サン×ユリきてるー
いつもお疲れ様です
ご馳走様~


857:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:05:25 EfNr/7c7
>>855
泥沼化するのが目に見えている件w

858:名無しさん@ピンキー
09/02/14 01:10:34 wvDfL3dS
てかヤンヤンの作品も来てる~
これもいいねぇ~、ご馳走様です

というか、自分のIDが3ds(サンダース)

859:849
09/02/14 02:15:31 xLBMI+aa
ヤンヤンにがんばってもらう方向で書き進めてるwもう寝るが。
出来上がってから一気に上げていくのと、出来た順に小出しとだと、
やっぱり前者の方が都合がいいんでしょうか

860:ライン
09/02/14 17:51:11 SjcIpeIA
寝ぼけ頭で適当に作ってみたサンダースのヴァレンタインの(恐らく)最終作、リディア編です。

ここ三ヶ月リディアの声を聞いてないんでグダってます。
また当然エロス分は皆無です。

NG登録は
リディア編
でお願いしますよー。
では投下します。

861:リディア編
09/02/14 17:52:37 SjcIpeIA
こんこん、という軽い音が、サンダースの目覚めの合図だった。

「・・まだ六時か」

ドアから鳴る音は、まだ続いている。
こんこん、こんこん。

「えぇい・・誰だ。入れ」
「おはよう、サンダース君」
「・・早いという時間では、あるが・・・」

部屋に入ってきたのが、教師・リディアであると確認したサンダースは、一瞬頬を緩めて、しかし眠気には勝てず、大あくびをする。

「ふふ、大きな欠伸ね」
「このような早朝に来られたのだ・・眠くもあろう」
「ごめんなさいね。今日のデートが楽しみで、居てもたってもいられなくて」
「毎週のことだろう・・。既に慣れていると思っていたのだが」
「本当に楽しみだもの。ねぇ、サンダース君?」

リディアの白く細長い指が、サンダースの首に回される。
何もいわないサンダースに、リディアは情熱的なキスを見舞って。

「今日はヴァレンタインだもの。いつも以上にいっぱい愛し合って、キスもして、デートだって思い切りに楽しみたいの。・・欲張りは嫌いかしら?」
「悪くはない。・・だが、はっきり好ましいとはいえんな」

大人そのものの体つき、アカデミーでも並ぶものは居ない(とサンダースが勝手に思っている)美麗な顔を持つリディアが、サンダースの恋人になった途端に化けたのは、もう数ヶ月も前のことである。
当初は淑女と呼んで差し支えなかったリディアが、徐々に甘えん坊になっていき。

「でも、仕方ないじゃない?ずっと隠して、かくしてだったもの」
「我々の関係上、内密にすべき関係ではあったからな」
「サンダース君がバラして、必死で認められるように頑張ってくれたのも、嬉しかったわ」

じれったい現状を打破する、とサンダースがクラスメイトや他の教師たちが居る前で関係を暴露したのは数ヶ月前。
もとより賢者の位にあるサンダースに大きな反論はなかったが、代わりに賢者となった当時から、更に高みを目指すことが大きな命題となっていた。

そんな苦境にあったからこそ、二人の絆は確固としたものに昇華して。

「まだデートには早いが。・・早朝の散歩などどうだ?」
「えぇ。一緒に行くわ」

寝巻き姿に上着とマフラーだけを着けて、サンダースとリディアは共に部屋を出る。
日の出のその瞬間が、まるで二人を祝福しているようで。

二人のヴァレンタインは、もう始まろうとしていた。


862:ライン
09/02/14 17:54:19 SjcIpeIA
てなわけで完結です。
四日ほど寝てないんで意識が朦朧とした状態で作ったんで短いです。

申し訳なかったかと。ではまた今度ー。

863:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:15:27 xLBMI+aa

「で、一体どうしてあんな所にいたアル?ガルーダ先生にしごかれてたアルか」
台所までは完備されていない。
簡易的なコンロに小鍋を乗せ、火をかけながらヤンヤンが聞いた。
「いやあ、仰る通りです。と言っても、スポーツの問題も苦手で体を動かすのも不得意な僕が、
その事をサンダースに相談したらそういう形になったんですけど」
カイルは自虐的にも聞こえるくらい、自信の短所を包み隠さず、経緯を説明する。
ヤンヤンは作業に専念し、たまに相槌を打ったりしながら聞いていた。

そこまで言葉を多く交わすわけではなかった彼らだが、
勉学の徒として同等のレベルに立ち、机を並べ、
絶えず切磋琢磨しあう間柄である、と互いに認識しあっていた。
安穏としたカイルと鋭利なサンダース。
似ても似つかないようで、そこかしこ共通点を持ち、それだからカイルは彼に相談を持ち掛けた。
短所を克服したいという学友に応え、サンダースはその、カイルにとっての“短所”において
教鞭を振るうガルーダに、放課後の指導を願い出た。
困難ではあろうが、やはり蛇の道は蛇というわけだ。
教育熱心なガルーダは二人の生徒の申し出を快く受け入れ、
その日の放課後からスポーツに関するクイズの特訓と、実際のスポーツ訓練が行われ始めた。
カイルは当然それらを一人で受講するつもりだったが、
元々海兵養成校に所属していたと思われ、体育会系に不安のない筈のサンダースも付き合ってくれた。
ガルーダは厳しかった。
周囲の酸素を薄くする魔法をかけたり、
かなりの質量のリストバンドをはめさせたり、
水泳のときは進行方向とは逆に水流を起こしたり。
スパルタ教育と称しても構わないくらい厳しかった。
更に、カイルより体力的に勝っているサンダースには倍のハンディキャップを課したのだった。

そうして、漸く、週末の今日。
「この方が自分にとって有意義だなんて言ってたけど…
無理してたのかな、って思うんです。
グラウンドの後片付けのときも、てきぱき動いて、
半分以上…ほとんど彼がやってたようなもので」
組み合わせた自分の指を見詰めながらカイルは回顧する。
「…謝らないと」
十本の細めの指。ラスクやユウ、セリオスも細い。
手の平を上にして見てみると、たこが出来ている。
なぞると、硬くて、なんだか熱い。
ペンだこじゃないそれはがさがさしているけれど、彼には誇らしい。
手の平や足にたこが出来た事なんて、今よりまだ活発だった幼い日以来なかったから。

ふと、額に熱い感覚。薄く平べったい、硬い感触。
すぐに離れたそれを見上げると、ティーカップだった。取っ手に絡む細い指。
自分より白くて細いことなんか知らなかったそれに、
ちょんとでも触れてしまわないように、差し出されたカップを受け取った。
ミルク多めのカフェラテのような色だが、香りが違った。

864:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:18:50 xLBMI+aa

「そういうときはお礼アル」
「あ…そうだね。ありがとう、ヤンヤン。…った!」
デコピンされた。
「…誰がワタシに言え言うたカ!
そういうときは、謝らなくていいアル。
…謝ったっていいケド」
いつの間にかポットに入れ換えられた鍋の中身をもう一つのティーカップに注ぐ。
薫り高いそれはどうやらミルクティー。
カイルは揺らぐそれに口をつける。
甘い。
「恩人に言うべきは、お礼。
あのやんちゃ小僧のラスクでも知ってる、これ常識ヨ」
舌に転がり、歯茎をのどをゆるゆると温めながら、食道を伝い落ちていくミルクティー。
(不思議な味のする、お茶だなあ)
カップから口を離す。揺らぐ水面に目を落とす。嵩は残り少ない。
「ヤンヤンさん…僕は…僕は」
顔を上げたカイルの眼鏡から、雫がつうっと落ちていく。
「…なに、泣いてるアル」
「嬉しいんです。
こんなにしてくれる人…他人…いなかったんです」
「他人って、ひどいアルね。“友達”言うヨロシ」
「そう、そうです、それです。
友達。友達…」
「傍から見たら“親友”に見えるアル」
「し・ん・ゆ・う?」
さっきから妙な様子だが、青春ストライクなせいだろうとヤンヤンは勝手に納得しながら、
「そ、そ、親友ヨ。親愛なる」
「友よ!!」
がちゃん。
空になったカップがカイルの手から滑り落ち、床にぶつかり砕け散った。
代わりに彼の手、いや、腕の中には、何故かヤンヤンがいる。
虚を突かれた彼女は心底動揺して、
「な、な、な、何するアル!友情確かめたいならサンダースに抱きつくヨロシ!!」
無茶苦茶に胸板を叩いて押して殴って押して、それでもカイルは離れない。
それどころか叩く隙間がなくなるくらいに彼女を抱き締めた。
十分力持ちじゃないか、とヤンヤンは内心毒づいた。
顔が真っ赤になっているに違いない自分が嫌だ。

「いいじゃないですかヤンヤンさん!
ヤンヤンさんだってこうして、男子の僕らを部屋に入れてくれて。
ねえ、僕ら友達でしょう?
友達じゃない僕らを部屋になんて入れて、
身体を休ませてくれたりなんかしちゃったり、
お茶を入れてくれたりなんてしないでしょう?
僕は…ぼかァね…ぼかァねぇっ…
嬉しくてたまんないんです!
たまんないんですよ、今っ!
ぼかァねぇっ、あだ名で呼んでくれるよーなっ、そんな、友達が!
欲しかったんですよぉおっ!!」

865:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:19:39 xLBMI+aa

今度は、頭一つ分身長差のあるヤンヤンの肩に顔を埋め、嗚咽を漏らし始める。
まるで酔っ払いのような体たらくだ。
四方の壁に防音の効果があることを思い出して、ヤンヤンはちょっとホッとした。
逆にそれ故の不安も感じたが。
子供のように泣きじゃくるカイルに翻弄されながらも、震える頭に手を添えて撫でてやる。
砂がぱらぱら落ちる。
「か、カイル。まず落ち着くヨロシ…
どこぞの半機械黒猫の弟子のガンオタ教師みたいアル」
「猫…猫?」
「そうアル、さあ離れっ、あいやぁーっ!!?」
天下太平、万歳のポーズ。
今度は肩に羽織っていた軍師服が床に落ちた。
ルキアに次いで豊満なその胸を制服越しに手の平に収め、
更に鼻柱をその谷間に埋めるという破廉恥な行為をあの品行方正なカイルが行おうなどと、誰が思おう。
「猫のお腹の毛は、ふわふわ…いや、ふかふか…いや、これは…ふむふむ」
「なっ、なっ、何するアル!何するアルーっ!!
あいやぁぁあ!!」
腰を折り顔で胸の柔らかさを堪能しながら腰に両手を回して持ち上げる。
ヤンヤンが軽いのも勿論あるが、彼の体躯からは意外なくらい軽々と。
――ガルーダ先生恨むアル。

866:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:24:55 xLBMI+aa

「きゃあっ!…何するアルか!危ないナ!」
サンダースが横たわる自分のベッドに、
乱暴にも投げ込まれるようにされたヤンヤンが抗議の声を上げた。
危うくサンダースの腹に肘落としを食らわせかけた。

そも、何故カイルが突然こんな状態になったのか。
ぼけぇっとしている彼を尻目に、これまでの出来事を反芻する。

購買部にギリギリで茶葉の缶を買いに走り、寮へ戻る。
→道すがら体操服姿の疲労困憊カイルとグースカサンダースを発見。
→部屋の主か教師しか寮の扉を開く合い言葉は分からない。
→サンダースが起きそうにないがそのままにもしておけず、一番近くの自室へ。
→サンダースをベッドに寝かせ、カイルと自分とサンダースにミルクティーを入れる。
→事の経緯を聞いている最中にカイルがおかしくなる。

――茶葉の缶。
ヤンヤンは頭が真っ白になった。
その茶葉は、人間用ではなく、マジックペット用ではなかったか?
果たしてその通り、二人が口にしたミルクティーのベースに使われた茶葉は、マジックペット専用のものだったのだ。
マジックペット専用に作られた飲食物を人間は食・飲用してはならないという講釈をアメリア先生がしていたはず。
いつもと違う状況に冷静でいたつもりが、実は気が動転していたヤンヤンは、
その専用茶葉を小鍋の湯に入れ、ミルクと溶け合わせ、
茶漉しで漉してポットに注ぎ、カップに。
そして自分達の咥内へと流し込んでしまったのだ。

そのせいと言うならばカイルの突然の変容も合点がいく!
と顔を上げるとカイルの姿はそこにはなく、ポットがワゴンの上から消えていた。
はてさて嫌な予感と、そっちを向くことを嫌がる首をぎりぎりと右舷旋回する。

867:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:25:58 xLBMI+aa

どぼどぼどぼどぼ
「サぁンダぁースぅー、飲まなきゃ駄目ですよぉー、ヤンヤンさんの友情ミルクティーでございますからねぇー。
起きましょう、起きなさい、さーあ」
静かに安らかな寝息を立てながら眠りに就いているサンダースの口をこじ開け
ポットの中身を注ぐカイル。
「ア・ン・タぁッ!!
寝こけてる人間に何ばしよっとヨー!?」
「何って、ヤンヤンさんの友情のォ、お裾分けですよォ。
杯を酌み交わして、桃園の誓いを交わして…
…ん、雑学だった、かな?これ」
にこにこしながらあーんぐりと口を天井めがけて大きく開き、
ポットの注ぎ口から直接飲もうとするカイルの腕を掴む。
サンダースが、辛そうに咳き込んでいる。あれで気管に入らない方がおかしい。
「もうよすアル!ソレ、飲んじゃ駄目アル!」
かく言うヤンヤンも自身の変容に気付いている。
酒を嗜んだ覚えはないが、酔うとはこういう事なのかも知れない、と
のどの熱さを憂えていた。
自分はカップの半分しか飲んでいないからこれで済んでいるのだろうが、カイルはカップ一杯飲み干した。
それだけで今のような疑似“泥酔”状態。
これ以上カイルに飲ませるわけにはいかない。
「…仕方ないなあ」
飲もうとするのを留めていた手から、ふっと手応えがなくなる。
「えっ」
ポットが目の前に。
曲線を描く注ぎ口が、目の前に。
「んんっ…!?」
「自分が飲みたいのなら、素直にそう言ってくれなきゃぁ、困ります」
カイルは、嬉しそうに笑っている。普段教室で見せるような、穏やかな微笑み。
飲み慣れたミルクティーの味が、すっかり温くなった液体が、
なみなみとヤンヤンの口の中に流し込まれていく。
カイルだけではない、自分もこれ以上飲むわけにはいかないのだ。
許容量オーバーのためにほんの少し飲んでしまった所ではっとして、
彼女は口を離そうとする。顎をいつの間にか掴まれている。
カイルがこんな事をするなんて、信じられない。止めなければ!
背後のサンダースは、背を丸めて、まだ咳き込んでいるようだった。
もう制服に染みるのを厭う余裕もない。
「あぁあ」
ヤンヤンは故意に口を開け、流れてくるミルクティーをこぼした。
ポットの中身が惜しくなったのだろう、カイルは彼女の唇から注ぎ口をそうっと離す。
下唇から顎に向かって付着したそれをヤンヤンが手首で拭った。
「勿体ないですよ。ヤンヤンさんが入れてくれたのに…」
その手をカイルが掴む。
「ひっ」
生温かい感触が手首を、ぬるぬると、血管を辿るように動く。
たらたらと腕に沿い重力に沿い垂れていくミルクティーを、彼は舐め取っている。
「やめるアル!」
涙で濡れた眼鏡のレンズが部屋の灯りに反射して、光った。
これが本当に、先程まで指先同士が触れ合うことにすら注意を払っていた男の姿だろうか。
「よすアルっ…」
猫か犬かのように舐め続けるカイルを、引き剥がせない。
助けを求めるように、空いた片手が、サンダースが丸まっていた部分をさまよう。
あれだけ咽せていたら起きるはずだ。
彼なら今のカイルをすぐさま止めてくれるはずだ。
引き取ってもらうのだ、取り返しがつかなくなる前に。

868:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:27:05 xLBMI+aa

「サン、ダース?」
掴んだのは手を伸ばした先のハーフパンツではなく、自分のすぐそばのゼッケン。
ざらざらした布地をきゅっと掴んで見上げると、瞼をゆっくりと開け閉めしているサンダースの顔があった。
その間も、腕を味見する舌は止まらない。
源泉を求めるように手指に到達する。
「サンダース、サンダース!
お願いアル、止めてアル!」
すぐそばの相手に懇願する。祈るように頼み込む。
サンダースは起き抜けのせいか、常に比べ腑抜けた顔をしていた。
けれど意識を取り戻してはいるらしく、自分の名前を呼んだ者の顔をゆらりと見遣る。
一度咳き込む。眉間の皺が一本だけ戻る。
「…止める?」
「そうアル、止めるヨロシ!早く、お願いネ!」
「……了解した」
「あやぁっ!?」
頭を掴まれ、鎖骨の窪みに唇、次いで舌を差し入れられた。
「な、に、しっ」
「止めている」
「止めてるんですよねぇ」
生温かい感触に内包された人差し指、中指、薬指。
窪みに溜まった何mlかのミルクティー。
サンダースはそれを、ちゅるっ、と吸い取る。
「ひぃやっ」
眠りについている間に無理矢理流し込まれ、
自分の口から溢れて顎や口の端に流れ出た液体を擦り付けるようにもする。
それから、カイルがしたように、首筋を辿って上を目指す。
垂れた液体の軌跡を追ってぬめぬめとざらざらと舌が動く。

彼もまた、マジックペット専用ミルクティーをしこたま飲んでしまっていた。
疲れた体に入れた酒は酔いを齎しやすいと聞く。
運動後に疲労し切った身体だからこそ効き目が表れやすいのもあるだろうが、
サンダース程の強靭・頑強な精神力の持ち主まで冒されるとは。

「ああ…あ」
恋愛から一歩身を引いたような姿勢でいたカイルが。
色恋沙汰に毛の先ほど関心を向けそうにないサンダースが。
奥手の塊と堅物の親玉のような二人が。
一体全体どうして、こんな事をしているのだろう。
線の細い男は女の手首から肘へ下りまた手首へと上り手指をなめ尽くすように念入りにしゃぶる。
逞しい男は女の首元に吸い付き筋を伝い大きな手で顎を捕らえ唇から滴る紅茶を舐め取る。
「…くぁふ」
サンダースの太い親指がヤンヤンの柔らかい下唇を軽くめくると、彼女は自然と口を開く。
彼女自身今まで吐いた覚えのないような熱い息が漏れる。
なんて息を、吐いているのだろうか、自分という奴は。
「小さい口だな、食事の効率が悪そうだ」
「その分僕らよりたくさん味わえるんですよ。
ねえ、ヤンヤンさん?
いや、友達にさん付けなんておかしいな。
ヤンヤン。ねえ?」

869:カイルとサンダースとヤンヤン
09/02/14 22:27:49 xLBMI+aa

「…ふぉ、友達同士でこんな事する、おかしいネ。
変ヨ。変」
「では我々は、変異的な友人同士ということで相違ないな」
自身も副作用的なものに冒されつつありながら、未だ理性を手放さず頑なに反抗する彼女の言を
サンダースは都合良く解釈して返す。
「ヤンヤン、友情を確かめるなら、抱き付くのがいいって、言いましたね。
おかしな友達同士は、どれくらいで、確かめ合えるんですか?
そうだなあ、そうだ。これくらいかなあ」
カイルは相変わらずにこにこしたまま独りごちるように言うと、
片手に携えたままだったポットの中身を呷った。
「あ、駄目アル、飲んじゃっ…ん、くう」
力無い制止を紡ぐ唇を唇で塞ぎ、ミルクティーをダイレクトに流し込む。
こぼさないように、隙間を作らないように角度を変えて口付けて、それでもこぼれる。
「ああ、ああ、またですか。だらしないですよ」
離れたカイルの唇は制服の胸元へ降りた。
開いたままになっているヤンヤンの唇に、今度はサンダースが吸い付く。
「ふぅ…んん…んく」
行き来する液体を二人が嚥下する。
歯列に染みたそれまで味わいたいのか、サンダースの舌がヤンヤンの口腔を侵し始める。
(ワタシの…ファーストキス…セカンド…)
熱に浮かされたように能率の悪くなった頭の中にぼんやりと、そんな言葉が浮かんだ。
感傷に浸る間も無く、ミルクティーまみれになった制服のリボンを引き抜かれ、ボタンが外されていく。
「や…駄目、アル、もう」
ちょっとぎこちない仕草が元のカイルのようで、ヤンヤンの抵抗は益々弱々しくなる。
くしゃっとなった頭を両手で押し返した。
「…震えているのか」
「サンダース?は、離すヨロシ」
「怯えるな」
サンダースが後ろから肩を抱くように、彼女の身体を拘束する。
熱い吐息を吐くのはヤンヤンだけではない。
胸元と首筋に、熱い息吹きがかかる。
制服の前が開け、半袖パフスリープの上着をキャミソールとスカートの上から着ているような格好になる。
「あーあ。キャミソール、ですか?ここまで垂れてますよ」
「…カイル!それ以上何かしたらタダじゃおかないアル!」
威勢はいいが上半身はサンダースに拘束され、正座を横に崩した体勢では蹴りも入れられない。
「有料ですか?いやあ、参ったなぁ。
生徒間のマジカ譲渡は基本的に禁則でしょう」
「親爺か貴様は。
これ以上は変異的友情の確認行為とは異なる。
故に更なる行為に及べば、後程ヤンヤン自ら制裁を下すという宣告だろう」
「そーアル!ひどいアルぞ!けちょんけちょんのギッタギタアル!」
思わぬサンダースの助け舟に一気に頭を理性へ傾け、中止を促す。

870:傘屋9
09/02/14 22:32:46 xLBMI+aa
取り合えずここまで…小出しとかまずかったら言って下さい

871:名無しさん@ピンキー
09/02/14 22:36:31 SjcIpeIA
>>870
始めに注意とか入れたほうが良いかもしれないね。

872:名無しさん@ピンキー
09/02/14 22:36:54 phZEfqJe
うん、悪くない、グッドだ

873:名無しさん@ピンキー
09/02/14 23:37:54 xLBMI+aa
>>871
確かに必要ですね
注意点
・題名:カイルとサンダースとヤンヤン
・題名の三名に因る3P(予定)
・薬系
・強引系
・キャラ崩壊気味

こういう具合でしょうか?

874:名無しさん@ピンキー
09/02/16 00:54:55 jaAHb93N
2作品、共にgj
続きもよろしく~

875:名無しさん@ピンキー
09/02/22 00:25:57 fXUeJ7St
亀だが、
>292
レオンとユリがケンカ友達って関係だとすると、
レオンとルキアはどうなるんだろ。

普通の友達みたいな感じか?

876:名無しさん@ピンキー
09/02/22 00:36:14 omIsfRgj
>>875
バカ友達

877:ネタ投下
09/02/22 01:52:01 pp0w2r3G
いよいよQMA6までカウントダウンだね
アカデミー的には少し早めの年度末処理・異動の時期なのかな
ということは入試なんかは1月中に済ましちゃうんだろうなーとかいろいろ想像
募集定員はどれほどなのだろうか?
倍率も相当高そう…

まあそんな想像も絡めた小ネタ「倍率」


 ようやく新年のおめでた気分も街から消え、もうすぐ暦の上では春になろうという時期のある日。
春近しといえども、気候はまだまだ「厳寒」なんて言葉が似合うほど。教室に臨時で設置された暖炉には、
休み時間になるたびに生徒が集まる。

「うー、寒いー」
 誰でも言いそうな言葉をはじめに言うのは、おしゃべりさんの特権である。
「そりゃユリ、そんなヘソ出しルックじゃ寒いだろうがよ」
「あっ、言ったなレオン!格闘科の生徒はみんなこれなんだよ?」
「じゃあここは格闘科か」
「……うー、何をー!」
 レオンとユリの間で何らかのボルテージが高まっていく。
「お前、やる気か?」
「ええ、臨むところよ!」
「ああっ、二人ともケンカはダメだよー」
 止めに入ったのは何故かマロンだった。
「「あっ、先生見てたんだ……」」
「もうすぐ入試の時期なんだから、教室で暴れて汚さないでよ?」
「入試だって。俺もそんなの受けた時期があったんだなぁ」
「ってことは、もうすぐあたしたちの後輩が……」
「だな。まぁ後輩って言っても、サンダースみたいなのが入学してきたらちょっと引くけどな」
「む?我輩がどうかしたか?」
「うわ、サンダース聞いてたのか。いや、ちょっと入試とか聞いて懐かしくなってさ」
「ふむ。入試と言えば、興味深い資料を入手した」
「何なに、見せて」
 言うが早いか、その「資料」は既にユリの手の中だ。
「なにこれ、今日の新聞?」
「17面を見るがよい」
 そこに載っていたのは、各地で行われている入試の募集人数や倍率をまとめたものだった。
「へー、入試速報ねぇ……ちょっとレオン、うちの学校探してよ」
「はぁ!?自分で探せよ……」
 そう言いつつも、上から順番に目を通していくレオン。
「えーと……あったあった。マジックアカデミー普通科、倍率が3.61倍だってよ。って、高っ!」
「さっすが伝統校!ってやつ?あたしたちもそんな激しい入試を勝ち抜いたんだねー」
「……格闘科は1.43倍だが」
「うっ……」
「つまりお前は、倍率の低い格闘科に入学しておいて、後からコネで転科したと、こういうわけかぁ」
「言ったなこらー!」
 レオンの方に向き直り右腕を勢いよく突き出すユリ。
「っしゃ来いやー!」
 応戦体勢に入り、同じく右腕を振りかざすレオン。
二人の右腕同士はがっちりと組み合わさり…
「うぉぉ……この気迫、まさに魂の勝負!我輩も立ち会おう!レディー、ファイト!」
 サンダースの一声で腕相撲が始まりましたとさw

878:名無しさん@ピンキー
09/02/22 03:13:59 kpEr50KC
なんかほのぼのしててええな。

879:名無しさん@ピンキー
09/02/23 00:48:06 BO3NSNWk
このあと二人河原で大の字になって
「なかなかやるじゃん……」
「お前もな……」
ってなるのか?

880:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:14:48 NgfmRqmm
何か悪さしてリディア先生にお仕置きされるちびっこ三人組を見たい。

881:名無しさん@ピンキー
09/02/28 00:55:21 EXFlM6LQ
>>880
なら書けばいいじゃない

882:名無しさん@ピンキー
09/02/28 20:53:52 YcDtpRhT
>876
バカキャラ属性が戻って来ましたって感じか。

いや、ずっと属性持ってたのかも知れんが。

883:名無しさん@ピンキー
09/03/01 01:31:28 iSlnc99k
要約すると、レオン×ユリ×ルキアでおk

884:名無しさん@ピンキー
09/03/05 11:07:12 /pUeGAUB
>>877 

マジカが501マジカ以上所持してるなら、アイテムを買えるだけ買っておいた方がいい。 

QMA6に継承の際は上限500マジカまでなので……。

885:名無しさん@ピンキー
09/03/05 23:09:57 QH3oHcfu
もう6の時期なんだねー…
去年の夏は最後の4をプレイしに高萩へ行ったりしたけど、5はどこの店が最後になるんだろうな

886:名無しさん@ピンキー
09/03/06 03:08:35 5479Dzjw
ここってガルーダ先生のSSあったっけ?

887:名無しさん@ピンキー
09/03/09 15:22:14 1KRasOBL
( ^ω^)パトラッシュ…もう疲れたお
888だったら俺×マロン先生を書くお

疲れたお……

888:名無しさん@ピンキー
09/03/09 17:37:49 s6tgaWhc
>>886
メインは無かったはず。激しく希望しているんだが。

889:名無しさん@ピンキー
09/03/14 20:25:16 IOmDxSWb
タイガ×女キャラで誰がやってくれないだろうか…
6で一位になった時の悪役面を見てからタイガの野郎がS鬼畜モード発動して女いぢめ放題な妄想が止まらないんだけど文才がないんだ…

890:名無しさん@ピンキー
09/03/14 23:29:48 SDQdUcnv
>>889
書き手が関西人じゃないとどうしてもわざとらしくなっちゃうんだよな>タイガ

891:名無しさん@ピンキー
09/03/16 02:29:40 /1t2HXDx
そこで鶴光師匠の出番ですよ

892:名無しさん@ピンキー
09/03/16 05:45:02 TsnkBJPJ
ガルーダ先生希望

893:名無しさん@ピンキー
09/03/16 12:28:29 dHRPY+TC
ガルーダ先生のSS見てみたいがどんなシチュで誰と絡むのだろうか…

894:名無しさん@ピンキー
09/03/16 17:58:08 TsnkBJPJ
ここは成績の悪い生徒を棒でおしおきですね、わかります

895:名無しさん@ピンキー
09/03/17 02:46:25 wnVa6GMP
出来の悪い生徒を肉棒でおしおきと聞いて

ガルーダ先生ついてるんだろうか…

896:名無しさん@ピンキー
09/03/17 08:58:09 1a92n5BU
まああれだ、鳥人だし付いてることにすればおkだろ

897:名無しさん@ピンキー
09/03/17 17:51:53 mgYclYIG
鳥人と言ってもかなりヒトに近いし、まさか総排泄孔ではなかろう

898:名無しさん@ピンキー
09/03/17 20:59:20 HiFT/oAh
それはそれでネタになる

899:名無しさん@ピンキー
09/03/17 21:51:44 mgYclYIG
小ネタ「ガルーダ先生の秘密」

ルキア「うーん……」
レオン「お?ルキアが考え事とは珍しいな。どした?」
ル「ガルーダ先生のことなんだけど……」
レ「おう」
ル「ガルーダ先生ってさ、鳥…なの?」
レ「どちらとも言えないよな。鳥人ってやつだろ」
ル「だったらさ…、ほら、下の方とか…こ、こここ交尾とか…///」
レ「ははぁ~ん、言わんとすることはわかった」

レ「おーいみんな、ルキアがガルーダ先生にチンコはあるのかってさー!」
一同「!?」
ル「……(///」
セリオス「レオン、お前と言うやつは……」
カイル「確か鳥には性器のようなものはなく、一つの器官で済ませるらしいですね」
ラスク「でも待って、あの体って鳥と言えるの?」
カ「羽毛などが生えていると言う点では鳥ですが、飛行能力は分かりませんね」
セ「飛んでいるのは魔法かも知れないからな」
レ「やっぱ鳥より人に近いんじゃね?言葉も喋るし」
サンダース「いやしかし待て諸君。知能などが人間らしく進化したのに対してそのような器官が比例して変化するとは限らな―」
ル「(何か大変なことになっちゃったなぁ……)」

アロエ「あ、あのぉ……ガルーダ先生が男子トイレに入っていくの見たんだけどぉ……」
ラ「アロエちゃん、それ本当!?」
レ「来た新証言!新証言!」
セ「しかしドラ○もんのように形式的なものかも知れない」
カ「やはり思い切って直接聞いてみないことには……」
ラ「本人はまずいよ。理系学問のロマノフ先生とかに―」
ル「ちょっとみんな、後ろ……」

その後彼らにはグラウンド20周の刑が下されたという……

マラリヤ「……フフッ」


こうですかわかりません><
小ネタなので台本小説でスマソ

900:名無しさん@ピンキー
09/03/18 01:58:27 WA9LQaSW
生徒たちがお馬鹿すぎてかわいいw
どういう話題で盛り上がってるんだお前らはwww

6の予選はみんなで授業してる感じがして凄くいいな
教室移動で先生から怒られたりとかしないんだろうかw
この板的な話題だと社会の教室は
椅子がソファだし暗くなるしで結構いいロケーションになってくれそうだと思った
まあ理系の実験室で魔法薬使ったりライフスタイルの家庭科室(調理実習室?)で女体盛りしたり
他の教室だって夢ひろがりんぐなんだが

ところでアニゲの美術室、生徒の椅子って一体どうなってるんだ? イーゼル+椅子?

901:名無しさん@ピンキー
09/03/18 02:59:03 szNow8EI
レオンデリカシーなさすぎくそわろたwwww

体格から言ってかなりの大物を持ってるだろうな鳥先生は
妊娠したらやっぱり卵かね…

902:名無しさん@ピンキー
09/03/18 04:01:09 XJpNXej+
やっぱりなんか鳥先生は肉棒のほうが・・・しっくりくると言うか、たくましいしな。

若い頃はヤンチャだったらしいし

903:名無しさん@ピンキー
09/03/18 23:17:48 VGdcgkcE
>>900
しかも社会の担当はエリーザ先生だから個人レッスンを受ければ厳しくおしおきされることができる(;´Д`)

ところで幽霊だったサツキがいつのまに教員免許を取得していたか知らんが(生前とか?)、
弟におしおきすることについてはかなり踏ん切りつかなかっただろうなと予想
他の生徒にさえ「決まりだからごめんね」とか言っておしおきしてるしなぁ
その辺を縦糸に、前年度ノンジャンル担当アメリアとの絡みを横糸に持ってきて何か書きたいものだ

904:名無しさん@ピンキー
09/03/18 23:29:29 cOZ9YFck
鳥先生のSS書いてみたいと思うが
鳥先生の指って三本で太いよな…ゴクリ

905:名無しさん@ピンキー
09/03/19 01:04:16 T6DvM4Me
だから下の方も太いt(ry

906:名無しさん@ピンキー
09/03/19 04:12:45 /uJ6y89M
セリオスのシリーズモノは保管庫に無いのか・・・

シャロン編
ルキア編
マラリヤ編
ユリ編
ミランダ先生編

また読んでみたいわー

907:名無しさん@ピンキー
09/03/19 07:46:23 fJ07/SVs
一方、サンダースがアロエやらユウ、ラスクとしか遊ばないのを見て、「まともな人間に矯正しないと、ロリショタしか目に入らなくなる」と不安に思うせんせーネタを考えた

908:名無しさん@ピンキー
09/03/20 00:00:04 NlMz2Vei
>>907
そこからさらに
アニゲでその手の知識に詳しいマロン先生がサンダースを心配して
同年代の面子とも絡むようにあれこれ指導するも
マロン先生の容姿のせいで傍目からはもっとひどい事になっている というオチを考えた

909:名無しさん@ピンキー
09/03/20 02:53:14 ivO+tdC0
ラスク「ねぇサンダース、ポーカーやろうよ」
サンダース「いいだろう。我輩のポーカーフェイスに驚くがよい」

アロエ「サンダースくーん、あの上のほうにある本を読みたいんだけど…」
サ「ふむ、我輩が肩車をしてやろうか?」

ユウ「理系学問ダメダメだよぉ」
サ「あとで我輩が貴様の部屋に行って教えてやろう」

マロン「あれは仲良くしているようで実は 1.オカス 2.イタメツケル 3.ナニモシナイ
    という感じの選択肢が現れているに違いない!しかもサンダースくんの場合パラメータ設定を間違えて
    クリアできないパターンだ!何とかせねば!」

PC-88とか、ファイナルロリータとか、知らないよね…サーセン。

910:名無しさん@ピンキー
09/03/20 03:27:36 kM10J3g3
ガルーダ先生とサンダースでいい
きっと物凄いむさくるしいから

911:名無しさん@ピンキー
09/03/20 07:00:40 SMWFKT1o
ロリショタ化を阻止するために体で教え込むと

912:名無しさん@ピンキー
09/03/20 18:36:26 R+kosIkS
>>909
ちびっこたちが軍曹に対して言うのは
「おじちゃん」のほうが違和感がないと感じるのは俺だけだろうか

いや、無理に変えてほしいとは言ってないけど

913:名無しさん@ピンキー
09/03/20 21:02:54 aTs54hc1
軍曹は自分では老け顔とか思ってないらしい。

914:名無しさん@ピンキー
09/03/21 19:24:41 hLFDLC0W
>>904期待捕手

915:名無しさん@ピンキー
09/03/21 23:49:31 sKWJ8G1U
サンダースとサツキのラブコメ書いて、初めて気付いた。



存外無理があるな、これ。
サンダースはアロエ・ユリ・リディアが絡ませ易いトップ3になるわ

916:名無しさん@ピンキー
09/03/22 00:37:10 fMJDTTOO
>>915
おまえは出来る子

917:名無しさん@ピンキー
09/03/23 02:10:14 GznNW44f
保健室の人妻先生はにこやかな笑みと豊満なおっぱいで男どもを包みこんで
心ごと体も食っちまう魔性の女なんだ
つまりミランダ先生ならどの男もからませていけるという事だ

918:名無しさん@ピンキー
09/03/23 03:17:42 biqAPegX
ガルーダとミランダで

美女と野獣


919:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:58:55 +Ps5/Cvq
Wikiで「リエルはCOM名含めて全て通貨単位の名前」と読んでから
貨幣コレクター魂がうずくラスクと完璧に弟としてしか見ていないリエルなんて組み合わせが浮かんだ
結構あれで男らしいラスクだから油断してるとひょっとするとひょっとしそうだ

920:名無しさん@ピンキー
09/03/24 00:14:07 N8/Fw65a
>>919
ウィキペでそれ見たときは「ふーん」程度にしか思わなかったが
なるほど、商業科だしお金に興味アリでもおかしくないな>リエル

921:名無しさん@ピンキー
09/03/26 18:39:04 bN64E+QG
ずっとサツキ×ユウを考えてるけど、サツキがもっとエロくないとそっちの方までたどり着かないなあ

表向きは弟思いのしっかりしただけど、実はブラコンで若干変態じみたサツキ、というのもなんか違和感がある。
それに姉として甘く攻めていくのか、先生と生徒という立場を利用して翻弄していくのがいいのか分からん。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch