09/11/27 02:15:26 jaGPmlUD
>>948の続き
ちょっとだけおしっこ要素があるので、嫌な方はスルーしてください
教室は案の定おしり丸出し女子と普通の学ラン男子が入り乱れている以外は、
なんだかんだでいつものまま。
だけど、いつもだったら男女くっきり分かれた感じなのに、
よく見ると男女混合グループが多くなっている。
男子が多いグループにいる女子はいっしょになってじゃれあったり、
女子が多いグループにいる男子は同じ雑誌を囲んで読んだり。
まるでおとなしい男子と活発な女子が
グループ間でトレードされたかのような状態になっている。
だからといって、普通にカンチョーとかしあう状況はどうかと思うが。
「あ、ひかり、ユッコ、おはよー」
「おはよー」
いつもと同じように、自分の机付近に固まっている仲間におはようの挨拶。
きっと自分とユッコが所属するグループもほかのところと同じように
人間関係が変化してるんだろうな、と思ったら案の定。
かっちゃんと亜美ちゃんが抜けてて、代わりに高木くんと浅井くんが入っていた。
まさか、ちょっと、いやかなり気になっていた浅井くんと
同じ仲良しグループになるなんて。
「あ、もう買ってきたんだー」
仲良しグループが囲む一冊の本を覗き込むユッコ。
そこにあったのは、新発売の週刊誌やファッション誌なんかではなく、
男女がオフィスやら教室やらでセックスしているグラビアが掲載されている薄っぺらい本。
つまりはエロ本。
健全な女子である自分だってこういうものに興味あるし、
すでに通学電車で小学生相手にうしろを散らしてきた身としては、
この程度で動じはしない。しないはずなんだけど・・・・・・。
「M男モノってことは、買ってきたのは浅井?」
ぺらぺらとページを数枚めくって、ユッコ。
「ほら、やっぱ責められたい願望強いし?俺」
衝撃の事実。浅井くんはMだったのか。
「山野とか、責めてくれたら最高なんだけどな」
「そ、そう? 責めてあげようか?」
たぶん、いま、顔、真っ赤。
ありえないぐらいに顔が火照っている。
「なーにマジになってんだよ、ギャグだよギャグ!」
「Mってのはホントじゃん!」
すかさずユッコのツッコミが入る。
なんだ、ジョークなのか。
ほんのちょっとだけ浅井くんを責めてみたいと思ったのは、
自分が思っている以上に『この世界』に馴染んできた証拠なのだろうか。