09/04/06 23:01:11 E+J3zjoz
13歳未満は同意があっても犯罪、というのが逆転して、
13歳未満は”同意がなくても”犯罪にならない、って世界はどうだろう。ロリスレか。
306:名無しさん@ピンキー
09/04/06 23:49:37 oQ9li/ER
公然と猥褻な行為を行わない者は非公然猥褻罪とする
307:名無しさん@ピンキー
09/04/08 00:44:25 eWrD+uCF
A G E
308:名無しさん@ピンキー
09/04/08 01:18:09 Shwv5LsT
>>305
その妄想を具現化してその流れをつくるんDA
309:名無しさん@ピンキー
09/04/09 17:42:10 kwjzcBCt
13歳未満は“同意があったら”犯罪、って世界
310:名無しさん@ピンキー
09/04/09 23:08:00 gTsrvdWO
13歳までに妊娠できないと犯罪って世界…ってこれはHRスレか。
311:名無しさん@ピンキー
09/04/12 17:37:50 Sp4RJOfy
性欲の逆転した世界の
風俗店HPのシステム紹介ページにありがちなお願い
彼らも普通の男の子です。
心無い言葉には傷つきますし、体を乱暴にされるのも嫌です。
プレイの際は、恋人にするようにやさしく接してあげてください。
そうすれば、貴女に最高のもてなしをしてくれるはずです。
ご来店お待ちしております。
312:名無しさん@ピンキー
09/04/15 02:41:37 98qC6mhV
クラブ紹介の最後に出てきたのがセクロス部だった。
セクロスの快楽を追求するクラブです、とか何とか、舞台の上で部長らしき女の人が言うんだけど
なにぶんバックからハメられながらなんでよく聞きとれない。
ていうか舞台狭しと部員がファックしてよがりまくってるんで何がなんだか。やかましい部だ。
でも中学にはなかったんでちょっと新鮮だった。カリ入部ぐらいしてみてもいいかなあ。
313:名無しさん@ピンキー
09/04/19 12:36:09 ojn0HQyi
>>309と>>312が読んでみたい
314:名無しさん@ピンキー
09/04/21 01:04:22 Yl8Nd4Sk
【女子○学生の将来なりたい職業ランキング】
1位:ソープ嬢
2位:M奴隷
3位:女王様
4位:AV女優
5位:お嫁さん
女子○学生の将来なりたい職業ランキングは今年もソープ嬢が1位。
職業体験テーマパーク「キッ○ニア」でもソープ嬢は予約が必要で、
まさに「女の子あこがれの職業」といったところか。
女王様よりM奴隷が上位に来るのは、集計開始以来はじめての出来事で、
これは不況のため娘を「ご主人様に飼ってもらえる」M奴隷にしたがる親が増えたためと思われる。
4位のAV女優は近年のセルAV人気で急激に順位を伸ばして、
今年はとうとうお嫁さんより上位にランクイン。
なお、人材不足が叫ばれているフライトアテンダントやアナウンサーなどは、
過酷な労働条件が嫌われたのか、相変わらずの不人気だった。
315:名無しさん@ピンキー
09/04/21 04:03:04 eN+fi5U4
「こどもポルノ」は子供のためのポルノであり女優やモデルはみな児童である
むろん子供同士のセクロスが中心だが、子供らしく
ヒーローのお面を被って必殺技名を連呼しながらセクロスしたり
ゲームしながらセクロスしたり青姦中に中におしっこの飛ばしっこをしたりと
遊び半分の一面も
「こどもポルノ」大人が見ても「いい年して…もっ大人向けのポルノを見なさい」
と窘められるが変態扱いはされない。
316:名無しさん@ピンキー
09/04/24 19:51:05 hV4MNAuw
age
317:名無しさん@ピンキー
09/04/29 21:05:45 fHp7BJIO
普通の人間がエロ世界に迷い込んでおろおろするのがいいの?
それともエロ世界を淡々と客観的に描くのがいいの?
318:名無しさん@ピンキー
09/04/29 22:01:26 Lq787gV2
どっちでも。なんか前者の方がスレの趣旨により合ってるとされるらしい
319:名無しさん@ピンキー
09/04/30 14:10:27 Qx/74eWt
自分だけが正常なヒロインが周りに合わせるのがいいと思う
ゆっくりその世界に順応していき、周囲よりも世界にのめり込む展開
が欲しい
320:名無しさん@ピンキー
09/05/01 00:06:31 mNK8W+NY
テレビをつけたら、相撲がやっていた。
だけど力士は全員美少女、しかもモデル並の。
細い体にぷるんぷるんとおっぱいを揺らしながら、
一生懸命取組をこなしていた。
なんのAVだ?と思ったら、いつものN○K。
これはヘンだと思ってネットや新聞を確認しても、力士は「美少女」が当たり前。
むしろ太った男がぶつかりあう相撲が「ヘンタイ的な妄想」らしい。
なんで世界がこうなったかわからないが、当分オカズには困らないで済みそうだ。
321:名無しさん@ピンキー
09/05/01 01:41:41 BcJsnddB
ついでに「まわしがほどけると負け」も「まわしがほどけると勝ち」に変わってくれw
小学校の校庭は土俵が十個ぐらいあって、
美少女力士に憧れるJSたちがふんどしいっちょでわんぱく相撲しまくりなんだな(;´Д`)ハァハァ
322:名無しさん@ピンキー
09/05/01 19:23:37 y8wn10ii
>>321
風祭文庫→アスリート→相撲→流行
これ大好き
323:名無しさん@ピンキー
09/05/05 00:51:46 4Mrm2Ykm
>>321
「まわしがほどけると勝ち」では、わざとほどけやすくする無気力相撲が横行してつまらないと思う。
「まわしがほどけると負け」のルールはそのまま、
ただし「不浄負け」などという不名誉な反則負け扱いではなく
重要な決まり手の一つであるという認識にして欲しい。
まわしをほどく「巻きほどき」、引き摺り下ろす「ずり落とし」、縦褌を横にずらす「割れ出し」など。
当然、通常のまわしよりも薄くやわらかくてずらしやすい素材や
ほどきやすい巻き方がルールで定められている。
で、がっぷり四つに組んでお互いのまわしをほどき合ったり、
相手のずり落としをがっちり足を開いてこらえたりなどで。
324:名無しさん@ピンキー
09/05/05 01:02:04 aUaXPlAy
代わりに張り手を禁止にして欲しいね。
特に顔への張り手は、辞めて欲しい。
325:名無しさん@ピンキー
09/05/05 02:31:36 e2ctjTOP
アナラーとしては、美少女力士のまわしは後ろがV字型になっててアナル丸出し、
仕切りのときは観客にアナルをつき出してよく見えるようにしないと
行司にダメ出しされるルールでおねがいしたい
326:名無しさん@ピンキー
09/05/05 02:44:55 e2ctjTOP
横綱土俵入りでしこを踏むときは足を高く掲げたまま
観客たちが「よ~~~~~~~~い~~~~~~~~しょ~~~~~~~~~~~~」
と息が続く限り長く言ってる間しこを踏まず我慢しなきゃいけない
V字まわしから覗く美少女横綱アヌスを観客全員でじっくり視姦
>ほどけやすくする無気力相撲が横行
まわしをきつくして、解こうとしたらヘタに勝つより必死にならないとダメにすればいんじゃね?
自分のまわしに触れちゃダメなルールなら
いかに相手がまわしをつかんだ状態からの体さばきで
かなり高度なテクニックとかけひきが要求される
…てかそんなんムリかw
327:名無しさん@ピンキー
09/05/05 04:34:31 0+Mwz8yd
行司のペニスを無理矢理挿入する中出しとか。
ところで、囲碁部の女の子って、膣内に碁石を隠し持ってそうじゃね?
328:名無しさん@ピンキー
09/05/05 04:40:20 0+Mwz8yd
部活スレと勘違いした。
329:名無しさん@ピンキー
09/05/05 04:45:22 d3iP9DHX
ここでもそんな話していいのよ
330:名無しさん@ピンキー
09/05/05 05:36:21 FCZ3RpSv
>>327
とりあえず部活スレに帰って来い。
もちろん180個の石(黒の子は181個)を子宮と膣に詰め込んで勝負開始。
1手ずつ愛液でぬっとぬとになった石を取り出しては盤面に置いていく。
お互いの愛液を絡め合いながら自分の陣地を広げていくんですね。
…和服着用の上、パンティなどの下着着用はもちろん無しで…。
331:名無しさん@ピンキー
09/05/05 09:21:54 4gjAU+E4
手の使用は禁止、碁盤をまたいでマンコから直接盤面に落とした位置から修正しちゃダメ
なんてルールだと難易度上がるw
332:名無しさん@ピンキー
09/05/05 09:59:06 FCZ3RpSv
>手の使用は禁止、落としたとこから動かせない
それはちょっと難しすぎそうだ…。
おし、分かった…
自分の入れている石は相手の色だ。
つまり1目置くごとに相手の蜜壷を掻き回し引っ張り出す必要が出てくるぞ。
これでますます盤上がグチャグチャのぬちゃぬちゃのエロエロになるはずだ。
あと、もちろん取った石を入れておく専用の碁笥(ごけ)蜜壷も用意されているぞ。
壷役の子が盤面を見てしまうと傍目八目になりかねないので
目隠しをして石を受け入れるだけになっているぞ。
333:名無しさん@ピンキー
09/05/05 10:28:04 YiLACgb2
取った石は自分の後の穴に、とかでいいんじゃね?
334:名無しさん@ピンキー
09/05/05 10:50:46 4gjAU+E4
美少女棋士が真剣な顔で碁盤の上でいきんだり
ミスドロップして落胆したりするのがいいんじゃないか
しかし取った石をどけるのは係の人にやってもらわないとダメだな
335:名無しさん@ピンキー
09/05/05 18:13:45 sacsoo5E
漫画の影響で年少者に囲碁がブーム
10代の女の子達がプロの世界にガンガン流入
自分の膣内に相手の使用石を入れ、打つ時は相手の膣から石を取り出す
取った石は自分の菊門へ
相手の番になれば碁盤の上に腰を上げて相手に突き出し、石を取り出させる
当然碁盤の上に腰が来るので、盤上は何時もドロドロビチャビチャ
石自身にも愛液が纏わり付いているので、パチンッと盤面に打ち込める棋士は憧れの存在
実際は相手に秘部を弄られてまともな思考が働ける棋士は居ないので、喘ぎ声かピチャリという水音しか出せない
弄るのも良いが、その時間は自分の持ち時間を減らすので、色々と棋士によって戦略が出来ている
制限時間を一杯に使ってこね繰り回し、対局不能にさせて勝つ少女
定期的な刺激で深く考えさせないように調節して、生殺しにしてやる女の子
が、余り相手の蜜壷を弄る事に頓着すると自分の打ち筋が疎かになる諸刃の剣
素人にはお勧めできない
336:名無しさん@ピンキー
09/05/06 00:33:30 kXxq9RZE
なんと言うエロスな纏め…
ただプロじゃなくてアマチュアレベルで大量発生でいいと思う。
男は将棋、女は囲碁で住み分けが完全になされてしまったり、
TVで美人女流棋士同士の対局の様子が流されたりするんでしょうか?
337:名無しさん@ピンキー
09/05/06 03:45:10 otO4dVvS
目が覚めたらそういう世界になってしまっていて混乱する囲碁部の美少女でひとつお願いしたい。
朝、目が覚めたら新聞やらニュースやらで囲碁がメジャーな競技な世界になっていることに気付いて
狂喜乱舞(その時点のニュース等では「囲碁」という名前しか出ず、プレイ内容wまではわからない)
その後、その世界での「囲碁」のルールを知って驚愕。
しかも、自分が全国大会(リアル世界での甲子園並みの人気)の
県代表として全国大会に出場していて優勝候補の一人と目されていると知って大混乱。
338:名無しさん@ピンキー
09/05/06 03:45:27 otO4dVvS
当然のごとく全対局フルに全国生中継されてしまうことなどを知って
最初は拒絶しようとするヒロインだが、
エロく変わってしまっている部分以外は自分の好きな囲碁のままであることや、
対局自体のレベルの高さに魅了されたり、
元の世界でライバルと思っていた相手と決勝であたりそうなど色々な理由を総合した結果
恥ずかしさをこらえて全国大会に出場することを決意するも・・・みたいな感じで。
339:名無しさん@ピンキー
09/05/06 07:38:55 umyvjBrd
逃げだしそうになる度に、女の子大好きな平安時代のレズ女流棋士の霊が
主人公を励ましたりユスったりしてな
340:名無しさん@ピンキー
09/05/06 11:11:42 6ip6SWHq
なにそのひかるの碁
341: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:09:10 Yv0AIsoh
最近の流れで小ネタを
342: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:09:57 Yv0AIsoh
「お茶の間の皆さんこんにちは!
さあ、今年もこの季節がやってまいりました!
全国高校選手権、しかし1回戦に向けられたものとは思えない大歓声に文字通りが会場が揺れております。
しかしそれもそのはず、1回戦第1試合で対局席に座っているのは去年一昨年と連覇を果たした桜桃学園3年の武田。
そしてそして前人未到の3連覇を狙う女王に挑むのは、ななな、なんとぉ! こちらは去年一昨年の準優勝者新陽高校3年の加瀬だぁ!
いやー、まさかこの2人が1回戦でぶつかることになるとは。
なんという運命のいたずら!
さあ、解説の木下さん、巷では事実上の決勝戦とも言われているこの対局をどう見ますか?」
「そうですねぇ、やはり過去の実績から考えて武田の有利は動かないでしょう。
しかし加瀬もあの表情、今年こそシルバーコレクターなどと言う不本意な異名を返上しようという気迫が感じられます。
あとはこの1年でどこまで弱点を克服できたかですねぇ」
「一方挑戦を受ける武田の表情は、こちらはいつもどおりの無表情。
氷の女王は今年も健在と言ったところでしょうか。
さあ、お互い礼をして対局開始です!」
343: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:11:01 Yv0AIsoh
「さあ木下さん、序盤の攻防はいかがでしょうか?」
「ええ、さすがにどちらもミスらしいミスのない綺麗な打ち筋です。
実際囲碁の腕そのものに関しては2人の実力は拮抗していますから、この展開は予想通りといったところでしょう。
しいていえばわずかに武田優勢といったところですが、盤面が動くのはここからですよ」
「おおっと、ここで加瀬が仕掛けました!
武田の石を4個取り、これで加瀬が取った石の合計は6! 一旦対局が中断され武田にペナルティが課せられます。
桜桃武田、正座から上半身を前に倒し、代わりに腰を高く上げた体勢をとります。
規定により対局中の下着の着用は認められていないため、スカートがめくれ上がるだけで股間が丸見えになりました!
すごい! すごい歓声です!」
「いやー、あいかわらずむっちりとしてうまそうな見事な尻ですねぇ。
囲碁の腕だけでなく、発育もまた超高校級ですよ」
「さあ露になった膣口に、係員がローションを塗した碁石を挿入していきます。
1つ、2つ……会場全体、まさに一体となってのカウントが続きます!
しかし武田の表情は崩れません!
千人単位の観客に囲まれ、加えて全国中継されている状態での挿入にも全く揺るがない無表情!
氷の女王は今年も健在だぁ!」」
344: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:12:06 Yv0AIsoh
「さあ、ペナルティの処理が終わり対局が再開されます。
それにしても木下さん、恐ろしいまでの精神力、神から与えられた不感症の体、そして囲碁の腕。
まさに心技体揃った最強のチャンピオンと呼ばれるだけのことはありますね」
「そうですねぇ、誰もが少なからずこのペナルティにより打ち筋が乱れる中、一切それがないことが武田を王者たらしめている最大の理由ですからね。
彼女に勝つためには同じステージにまで上がる必要がありますが、さすがに女子高生にそこまで求めるのは酷というものでしょう」
「さあ、ここで武田が反撃に出ました。
石を取ることで加瀬にペナルティを科します!
武田と対照的に肉付きの薄い尻を高々と上げた羞恥姿勢に頬を赤らめる加瀬!
これはどうしたことでしょうか!? 挿入のたびに固く噛み締めているはずの唇の隙間から吐息が漏れています!
木下さん、この反応はいったい?」
「そ、そうですね、去年までのデータでは加瀬も武田ほどではないにせよ反応の薄いタイプだったはずです。
それがこんな序盤で……ま、まさか!?」
「どうしました、木下さん?」
「皮肉な話です。
加瀬は打倒武田を目指し、この大会に向けて特訓をつんできたのでしょう。
しかしその猛特訓が逆に彼女の性感を開発することになってしまったんですよ」
「自分で自分の首を絞めてしまったと?」
「しかし彼女やその指導者を責めるのは酷でしょう。
実際挿入を繰り返すことで刺激に慣れ、平常心を保てるようにするというのは定石ですからねぇ。
武田が囲碁の神に愛された不感症の体なら、加瀬はエロの神に愛された過敏症の体といったところです。
可哀想ですが、彼女がこの先囲碁の世界で生きていくのは難しいでしょう」
「では、今年も武田を止められる者はいないと?」
「そうなるでしょうねぇ」
345: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:13:54 Yv0AIsoh
※
「こ、これは一体どうしたことでしょうか!?
盤面は中盤戦、いまだ両者の陣は拮抗しています!」
「驚きましたねぇ。
既にお互い挿入された石の数は10を越えています。
武田はともかく、見てくださいあの加瀬の顔を」
「そうですね、まるで茹で上げられたタコのように真っ赤に染まっています。
視線も所在なげにさまよっていますし、息遣いも荒くなっています。
相当な快感を感じているのは間違いありません。
だというのに、ここで加瀬、18手連続ノータイムでの打ち返し!」
「何も考えず打っているように見えて、全く手が乱れていません。
いや、これはむしろ序盤よりさらに打ち筋が洗練されているような気すら―」
「おっとぉ!? ここで加瀬が体を左右に振り始めました。
こ、これは、まさか、木下さん!?」
「ええ、ええ、間違いなくあえて膣内の石を攪拌することでさらなる快感を得ようとしています。
自殺行為ですよ、これは!」
「自殺行為な自慰行為!
ああ、それにしても、なんという表情でしょうか。
蕩けるような表情、という表現は彼女のために生まれたといっても過言ではないでしょう!
もはや半開きになった口から漏れる喘ぎ声を抑えようともしていません。
涎をたらしながらの痴態に、会場は今日1番の歓声に包まれています!
加瀬の健闘もここまでかぁ!?」
346: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:15:18 Yv0AIsoh
※
「さあ、いまだ加瀬崩れません。
イキそうな表情のまま、それでも打ち筋は乱れない!
こんなことがあるんでしょうか、木下さん!?」
「ここまで来れば、もう間違いないでしょう。
彼女は快感を味方につけたのです」
「それはいったい?」
「武田は常に平常心で乱れることなく打ち続けることができるのが最大の強みですが
加瀬は快感によって逆にその他の雑念を排し、無我の境地で打ち続ける技を身につけたんですよ」
「そ、そんなことが可能なんでしょうか?」
「人一倍感じやすい体があったとはいえ、相当の努力が必要だったでしょうねぇ。
それだけこの大会に、そして囲碁というものに人生をかけているんでしょう」
「いやぁ、恐ろしいまでの意気込みです。
さあ、そこまでして果たして加瀬は宿敵を打ち破ることはできるのでしょうか。
対局はそろそろ終盤戦です」
「しかし、現状ではわずかですが武田が優勢と言えます。
やはりこの戦法の性質上、立ち上がりに遅れが出たのが響いていますね。
このままでは―っと、こ、これはぁ!?」
「おおっとぉ! ここで武田まさかの悪手!
こ、これはどうしたことだぁ!?
これにはさすがの氷の女王の表情も―え、ええと、こ、これは一体どうしたことでしょうか。
武田の頬がわずかに赤みがかっているように私には見えるのですが」
347: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:16:20 Yv0AIsoh
「ええ、どうやら我々は大きな見落としをしていたようですね」
「どういうことですか、木下さん!?」
「加瀬のエロ過ぎる対局姿に目を奪われて、武田への意識が薄くなっていたんですよ。
彼女の態度は全く変化していないだろうという思い込みもありましたしねぇ」
「ま、まさか、武田が感じていると?」
「ええ、これは間違いありません。
彼女はアナルこそが真の性感帯だったんです!」
「な、なんと!?
確かに膣内がいっぱいになったため、前回からペナルティの挿入場所がアナルへと移行していますが」
「今まで彼女をここまで追い詰めた選手がいなかったため露見しなかったんですねぇ。
見てください、もはや打つために手を伸ばす動作すら辛さそうです」
「ほ、本当です。
氷の女王の仮面が今や見る影もありません。
ああっと、ここでついに武田投了、投了です!
我々は今伝説を目の当たりに―っと、ここで2人の体が痙攣を始めたぁ!?
こ、これはまさか、木下さん!?」
「ええ、イっています! 間違いなくイっていますよ、これは!
加瀬は初勝利の喜びで、武田は初めて味わうアナル性感と敗北の屈服感で!
どうやら武田の本質はマゾだったようです!」
「それもまた新たな発見ですね。
ああ、残念ですがここで放送時間が尽きてしまいました。
テレビの前の皆さんとはここでお別れです。
それでは明日の1回戦第2試合でまたお会いしましょう。
さよーならー!」
348: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:17:40 Yv0AIsoh
※※※
「な、なんだったの、これ」
頭の中がぼーっとしていた。
テレビに映るお堅いニュースも、右の耳から入って左の耳から抜けて
いく感じ。
「どしたの、あんた?」
ぎぎぎ、と横を向くとおねえちゃんが平然とおせんべいを齧ってる。
もしかして今まで見てたのは夢か幻?
そう、思ったけど―、
「いやあ、まさかあの氷の女王がアナルで感じるマゾだったなんてねぇ。
世の中わかんないもんだわ」
ずずずとお茶をすすりながらのしみじみ発言に、わたしはそれが夢でも幻でもないことを思い知らされた。
「ま、あんたも明日頑張んなさいよ。
皆で応援行くからさ」
「む、無理だよぁ!」
世界はどうしてしまったんだろう。
昨日までは、普通だったのに。
349: ◆gd8kuswrhM
09/05/06 16:18:23 Yv0AIsoh
以上です
350:名無しさん@ピンキー
09/05/06 18:48:08 HHhiJZaX
>>349
GGGGJでした。
落ちも非常にイイ感じで読み物として上手にまとまっているのに感服。
351:名無しさん@ピンキー
09/05/06 22:46:18 OPUg7kKF
これはGJ
352:名無しさん@ピンキー
09/05/06 23:11:02 2ReydKR2
クールなのにアナルが弱点とか最高だろ
353:名無しさん@ピンキー
09/05/06 23:34:43 F8RlPy95
とても囲碁の対局とは思えない実況のテンションに噴いた
あからさまに見世物にされてます的な描写がツボだったですよGJ
354: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:47:58 r4cKi09n
続き投下します
355: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:48:36 r4cKi09n
「なるほどね、つまりあんたは囲碁がエロくない世界から来た、と。
いわゆるパラレルワールドってやつね」
腕組みしながら、うんうんとうなずいているおねえちゃん。
「で、でもパラレルワールドって漫画とか小説の中の話なんじゃ……」
「けどあんたの常識じゃ囲碁はエロくないんでしょ?」
「う、うん……」
「あたしにしたら、エロくない囲碁っていうのが想像できないんだけどねぇ」
「あ、あの、あんまり囲碁とエ、エロって連呼しないでほしい、かも?」
聞いてるこっちがさっきの対局の様子を思い出して恥ずかしくなる。
「今はそんなこと気にしてる場合じゃないでしょーが。
とにかく、それであんたは明日の対局を棄権したいと、そういうわけよね」
「うん、だって、人前であんなこと……」
「無理ね」
「うん、無理だよ、やっぱり」
「じゃなくて、棄権するなんて無理って言ったの」
「はい?」
「あんたねぇ、前日で棄権なんてしたら、どれだけの人に迷惑かけると思うの?
何千人もの人が明日の対局を見に行くことを楽しみにしてるんだし、テレビで見る人も含めれば何百万人もがあんたの痴態……じゃなくて勇姿を楽しみにしてんの」
「そ、それが、問題なんだってば」
途中聞き捨てならない言い間違いがあった気がするけど、そこは全力でスルーした。
と、そこでおねえちゃんがいきなり表情を真剣なものに変える。
今までがどこかふざけた感じだっただけに、わたしはちょっと圧倒されてしまう。
「それにね、あんたは都大会で優勝して全国への切符を手にしてるのよ。
こういう言い方は悪いけど、あんたは他の人の夢を踏み台にしてその権利を手にしたの。
それが棄権したなんてことになったら、あんたに負けた人たちはどう思うかしら?」
これには、ぐうの音もでなかった。
356: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:50:11 r4cKi09n
それでも、すぐに納得できたわけじゃない。
だけど思い出すのは都大会決勝の終局直後、皆から祝福を受けていた時にその肩越しに目に入った対戦相手の姿。
彼女は泣いていた。
3年生だから、彼女にとっては今年が最後のチャンスだったのに。
「……わかった、やってみる」
「よく言った! それでこそ、あたしの自慢の妹だ!」
両肩をばしんと叩かれる。
手加減なんて一切なしだったから、その痛みに顔をしかめていると―、
「よし、んじゃ練習しよっか」
おねえちゃんは、そう高らかに宣言したのだった。
357: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:51:06 r4cKi09n
※
「だーーーっ!」
ある程度打ったところで、おねえちゃんがいきなり叫びだして盤上の石をぐちゃぐちゃにしてしまう。
さすがにここまで徹底的にやられると再現なんて不可能だ。
「ちょ、ちょっとおねえちゃん、何するの!?」
「それはこっちのセリフよ! 何で石取られないこと最優先で打ってんの!?」
「だ、だって、石取られたら……あれ、するんでしょ?」
「当たり前! ていうかむしろそっちが目的でしょーが!
もういいわ、あんたがその気ならこっちにも考えがあるから」
おねえちゃんはポケットから携帯を取り出すと、どこかに電話をかけ始める。
けど通話はほんの数秒。
「ちょっと碁盤持ってうちまで来なさい! 以上!」
それだけ。
たぶん相手の返事も聞かない内に切ってしまう。
「ちょっと、まさか健ちゃん呼んだの!?」
健ちゃんというのはお隣に住んでいる、いわゆるひとつの幼馴染。
「そうよ、あたしだけならともかく、あいつも入れての2面指しなら、いくらあんたでもさっきみたいなぬるい打ち方できないでしょ。
わかってると思うけど、負けたら超すごい罰ゲームだから」
「そ、そんな、むりむりむりむりむり! ぜったいむり!」
男子の前で、そんな、あんな、こと。
考えただけで頭の中が沸騰しそう。
だというのに、おねえちゃん胸の前で両手を打ち鳴らしたかと思うと、さらにありえないことを言い出したのだ。
「ていうか、そもそもルールどおりする必要ないのよ。
最初っから入れっぱでやればいいんじゃない!」
358: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:52:21 r4cKi09n
「や、ややや、やめておねえちゃん、なんでもするから許してぇ!」
「観念しなさい! なんでもするっていうなら石入れたままで打ちなさい!」
「それだけはだめだってばぁ!」
力づくで床にうつ伏せにされて、その上で背中に座られてしまうとあとはもう手足をバタつかせることくらいしかできなかった。
その間にもスカートをぺらりとめくられて、内股に風が当たる感じにひやっとする。
さすがにテレビの中の2人みたいに下着も着けてないわけじゃないけど、その最後の砦も、今や風前の灯火。
「なんで大事な対局の前日にプロレスごっこなんてしてんすか? ケガしますよ」
「んぎゃーーーーーーっ!!!」
突然の聞き慣れた男子の声に、わたしの心はついに限界を突破したのだった。
359: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:53:15 r4cKi09n
「なるほど、そういうことですか」
「そ、だからあんたも協力しなさい」
「まあ、それは構いませんけど」
遠くのほうから声がする。
なんというかこう、泡に包まれた意識が海の底から浮き上がるような感覚。
「ん、んん……わたし……?」
「ああ、やっと起きたのね」
「おねえ、ちゃん?」
いつの間にか床で眠ってたらしい。
起き上がろうとすると―、
「んんっ!?」
経験したことのない違和感を下腹部に感じて変な声を出してしまう。
それで、寝ぼけていた頭がようやく覚醒した。
「お、おねえちゃん、まさか……」
「おう、寝てる間に入れといたぞ」
何を? とか、どこに? とかは聞くまでもなかった。
「けど、あんた元の世界でホントに入れたことないの? なんか結構すんなり入ったけど」
「あ、あるわけないじゃない! なんてことするの!?」
「ふうん、てことは体はこっちのあんたのままなのかもね。
不幸中の幸い、って感じかしら」
「全然幸いじゃないよ!」
「あ、あの、ちょっといいかな」
不意に横からかけられた声。
意識を失う直前に聞いた声。
「け、健ちゃん!?」
現実を認識した瞬間、わたしの意識は再び暗転したのだった。
360: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:54:20 r4cKi09n
※
「おーい、早くしろよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ―ぅぁ」
健ちゃんとの方を1手進めて、次におねえちゃんとの碁盤に視線を移す。
2つの碁盤はわたしを挟むように置かれているから、どうしてもその際に体の向きをぐるりと変えないといけない。
そうするとお腹の中を碁石にかき回されてしまう。
もちろん、それが狙いなのはわかるんだけど。
本当にこっちのわたしはこういうのに慣れていたのか、痛みはなかった。
痛みはなくて、正直、ちょっと気持ちいい。
「ほれ、次はそっち」
「い、言われなくてもわかってるよ」
のぼせる頭で必死に考えて、おねえちゃんの方を一手。
そしてまた体を反転。
このとき絶対に視線を上げない。
「焦らなくていいからね」
「う、うん」
とてもじゃないけど、今のこの状態で健ちゃんの顔なんて直視できないできるはずがない。
ああ、でも無事に元の世界に戻れたとして、向こうの健ちゃんとどんな顔して会えばいいんだろう。
絶対、意識してしまう。
361: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:55:20 r4cKi09n
「ほらほら、手が止まってるぞ。
そういうやつには、こうだ」
「ふぇ? んあ、んあい、いやなにこれぇ!?」
いきなりお腹の中で始まった振動にパニックに陥るわたし。
全く予想だにしていなかった事態に、心も体も追いつけない。
「いやあ、せっかくだからローターも一緒に入れといたんだよ。
これに慣れれば普通の碁石なんてなんともないだろ?」
「む、むりむりむりぃ、こんなの我慢できるわけないよぉ!?」
「ちょ、ちょっと、さすがにやりすぎですよ」
その声に目の前に男子がいることを否が応にも意識させられてしまう。
「け、健ちゃん、みちゃだめぇ!」
自分でも知らないうちに開発されていたこっちのわたしの膣内をローターと碁石にかき回されて、目の前が真っ白になるほどの気持ちよさを感じてしまう。
もう対局どころじゃなくて、うずくまったまま耐えるのが精一杯。
というか、耐えることすらできそうにない。
腰が勝手にビクビクと跳ねて、スカートに濡れ染みが広がっていくのがわかった。
そしてわたしは、おねえちゃんと健ちゃんの見ている前で―、
「ん、んんぅぅううぅう!?」
イッて、しまったのだった。
もう、だめ―
362: ◆gd8kuswrhM
09/05/07 03:56:04 r4cKi09n
以上です
363:名無しさん@ピンキー
09/05/07 06:57:20 MxxyFzMp
ね、寝てる間にアナルにも入れたの? (;´Д`)ハァハァ
364:名無しさん@ピンキー
09/05/07 12:44:45 wP+1cx2e
おねえちゃん…貴女が神か
365:名無しさん@ピンキー
09/05/07 13:04:09 Ibc95S7F
私は囲碁が好きだ。
遊戯自体を知ったのは幼稚園の頃。祖父が近所のおじいちゃん達と打っているのを、間近で眺めていたのが、最初。
しょっちゅう老人の集まりに小さな子供が顔を出していたのが物珍しかったのか、集まっていた彼等に代わる代わるルールや、遊びの楽しさを教えられた。
それが続いて何時の間にか、彼等と打つようにもなり、気が付けばこの遊戯が大好きになっていた。
小学校の頃は、近所の碁会所にいったりして、大人から子供まで、沢山の人と打ったり。
その過程で知り合った友達なんかと、中学に上がって一緒に囲碁部に入り、皆で部活動に精を出した。
――…部員は少なかったけど。
地味な遊戯でもある為だが、おかげでもっと有名になって、沢山の人と打てるようになればいいのにと、微かに希望を抱いた事も一度や二度…。
だから、朝起きて、テレビに囲碁が人気等とテロップが貼られていたのを見た時は、私はちょっと胸が高鳴った。
そして数分後、私はその期待を全力で後悔した。
「最近は、囲碁ブームねえ」
母親の世間話を半ば聞き流しながら、私は目の前のテレビへと釘付けとなっていた。
碁会所の様子の報道らしく、目の前の番組では、最近になって囲碁を始めた女の子達と紹介された、私と同じくらいの大勢の女の子達が、囲碁教室の様な所でお互いに対局を行っている映像が映し出されている。
一見、普通に碁盤を挟んで石を打ち合っている、至って普通な対局風景。
けど一部に、明らかに普通ではない部分を見つけ、私は顔を赤くしながら頭の中で疑問を巡らせた。
(…何で、下…裸)
対局している二人の女の子。二人ともその下半身に、何も身に付けてない。
それどころか、スカートを着用している女の子以外、紹介されている囲碁教室の女の子達が皆、パンツすら履いていないのだ。
当然、一部の子達の秘部の様子…生え揃った陰毛等が見えてしまい、更に顔が火照るのを自覚する。
何でこんな格好をという疑問と、こんなの放送して良いのという疑問で頭が一杯になるが、そんな私の疑問を述べてくれそうなキャスターは、そういった部分には全く触れず、教室の紹介もそこそこに、『女性の囲碁の打ち方』の簡単な説明に入った。
『相手の使う石を自分のオマンコの中に入れて、打つ時は相手のオマンコの中から石を取り出して打ちます。あ、今彼女達がやっているみたいに…』
「は…?」
公共放送で絶対に聞かないだろう言葉に、一瞬脳の活動が停止する。
数瞬して、すぐに顔中が赤く染まるが、間髪入れずに示された映像の様子に、私は更なる思考停止状態に陥った。
対局中の一方の女の子が、両足で碁盤を挟み込む様に足を左右に開いている。
当然、下に何も着けていない為、彼女の股間の様子…女の子が絶対に人に見せない部分が露わになるが、彼女はそれを気にする事も無く、体の前に添えられていた両腕を後ろに廻して、畳の上に突き立てる。
そのまま広げた手足を支柱にして、腰を浮かせ、その浮いた腰を対局相手に見せ付けるかのように、碁盤の上へと突き出した。
「何、して…」
対局相手の目の前に自分の股間を晒す、彼女の奇行に、半ばパニックになる私。
例え服を、ズボンを着用していても、あんなはしたない格好は、どんな状況だろうと自分には取れない。
囲碁の試合という枠から外れて考えてみても、理解出来ない行動に、私はただ、目の前の映像を見遣る事しか出来なかった。
対して、見せ付けられた相手の女の子は、それが当然といった様な表情で目の前の秘部を眺め…右手の指先を、その割れ目へと突っ込んだ。
366:名無しさん@ピンキー
09/05/07 13:04:40 Ibc95S7F
『ぁんっ…!』
喘ぎ声と一緒に、クチュリという粘ついた音が、スピーカーから響く。
そのまま暫く弄くった後、差し入れていた人差し指と中指の間に白い石を湛えると、何事も無いかの様に、彼女は碁盤へと視線を落とした。
取り出された白石と秘部の間に透明な糸が張り、距離が離れると共に、水滴となって、碁盤上に滴り落ちる。
それに合わせるかのように盤上に石が打ち込まれ、ピチャリという気の抜けるような水音が、辺りに響いた。
スピーカーからは、目の前の二人以外の対局の音も聞こえるが、普段聞きなれた石と碁盤の打音はまったく聞こえず、ただ彼女達の喘ぎ声と、ピチャピチャという水音が響いてくる。
よく映像を見れば、それまでの対局の所為なのか、見える碁盤上の桝目と石が、例外無くテカテカと光っていた。
何の為かは、考えるまでも無かった。
「アナタも近々大会があるんだったっけ? 頑張りなさいよ」
「…ぇ」
殆ど反射に近い応答を母に行いながら、私は目の前の映像が信じられず、手元にあった新聞のテレビ欄を覗き込み、番組を確認する。
休みの朝の時間帯で特集を組んでいたらしく、報道番組内での囲碁ブームに迫るというのが、視聴中の番組の趣旨らしかった。
他の番組枠を見ると、NHKの教育番組に、見慣れた囲碁の文字。
それだけなら普段と同じだったが、その頻度が異常だった。
おはようからお休みまで、定期的に囲碁の番組が組まれており、ついでに民法のゴールデンな時間帯にすら、囲碁の文字が踊っていた。
但し、女性の、や、女の子の、等の枕詞が、必ず付いて。
加えて、副題がトドメだった。
「オマ…コへの石の入れ方。相手を…イカ、せて勝つ方法…人気女性棋士、淫ら…な勝負…」
――…訳が、分からない。
「どうしたの?ちょっと顔色悪いわよ」
「うん、何でも無いから…うん」
朝食もそこそこに、私は逃げる様に自室へと、階段を駆け上がった。
367:名無しさん@ピンキー
09/05/07 13:05:07 Ibc95S7F
パソコンを開いて調べてみても、その内容は自分の知識とは大きく異なるものばかり。
小学校の頃から愛用していた囲碁の入門書まで、私の知らないルールで埋め尽くされている。
「何よ、これぇ…」
正視に耐えない淫らな内容の数々に、私は完全に参っていた。
いや、基本的なルールだけなら問題無い。
冷静に考えればそこからして問題大有りだが、根本のルールはまったく変わっていない事が、私にとっては内容の理解を早めてくれた。
「要は、専用の容れ物じゃなくて、自分や相手の…アソコに、碁石を湛えるだけ」
相手の使う碁石を膣内に入れ、陣取りで取った碁石をお尻の穴へ入れる。
なるほど、至って単純明快だと、半ばやけっぱちに私は毒を吐いた。
(…それに便乗して、Hなルールや定石みたいなのが、沢山あるけど)
膣内から石を誤って取り溢してしまった場合の罰則や、対処方法。
また様々な説明にも、対局で有用な、相手の膣内からの石の取り出し方や、ポタポタと滴り落ちる…愛液を前提にした話などが多い。
中には、相手の性器を弄くる事を前提にした戦術、対処の方法もあったりと、純粋な囲碁のルールから外れている部分も多々ある。
因みに正規の対戦では、和服を着て下をはだけるのが、正式な女性の対局風景らしい。
(…打つとしたら、私もこんな事、するの?)
朝のテレビの映像や、ネットで調べがてら見た大会等の衝撃の映像群に、自分を重ねる。
下着を取り去った制服姿で、スカートを捲り上げ、対戦相手に高々と突き上げた股間を見せ付ける。
自分の中に押し込まれた碁石を取り出そうと、誰にも触れられた事の無い部分へと押し入ってくる、相手の指先。
――相手にはきっと、私の…毛から、アソコや、お尻の穴まで、全部…。
ゾワゾワと得体の知れない悪寒に体を苛まれ、私は思わずベッドの枕に頭を打ち付けた。
暫くジタバタした挙句、現実逃避をするかの様に、自分の一番好きな居場所へと思いを馳せる。
明日になれば、学校に行く。
そうすれば部活動で、碁を打つ事になるだろう。
部員の女子達を思い浮かべる。
凛々しい先輩。同じクラスでもある昔からの親友。可愛い後輩。
――彼女達も、こんなルールに則って碁を、打つ…?
普段の頼り甲斐のある雰囲気とは比べるべくも無く、はしたなく腰を持ち上げ、スカートを腰までたくし上げてアソコを晒す先輩。
幼い頃から聞き慣れた優しげな声。その声色を淫らに染めて、今まで聞いた事も無い嬌声を上げ、体を震わす親友。
先輩達に勝つんだと意気込み、手筋を読もうと何時も顰めていた小さな顔を惚けさせ、ポタポタと盤上に淫らな滴を落とす後輩。
「…寝よう」
きっとこれは、性質の悪い夢に違いない。
明日になればきっと何時も通りと自分に言い聞かせながら、私は天頂に輝くお日様を無視してベッドに潜り込んだ。
368:名無しさん@ピンキー
09/05/07 13:05:39 Ibc95S7F
みたいな導入部の妄想だけで自分は満足したので先達の方の話にワクワクする
369:名無しさん@ピンキー
09/05/07 13:07:37 AAkX+X3Z
ちょwwまてww
370:名無しさん@ピンキー
09/05/07 14:20:13 GZqnR+4X
相撲ブームがくるかと思いきや、囲碁ブームがやってきた
しかも、極上のブームだ
>>368
最高の料理を目の前に出されて「500円あげるから牛丼たべてきなさい」と言われた気分www
続き読みたい
371:名無しさん@ピンキー
09/05/07 17:22:51 24fXfE2l
とすると、反対側の世界ではノーパンで全国大会に臨む少女がいたりするわけだ。
放送事故発生か、いやそれ以前に「なんでこんなにキツイのよお!入らなぁい!」と泣きべそをかきながら
碁石を挿入しているところを神姉ちゃんに発見されるのか。
そっちもちょこっと興味あるw
372:名無しさん@ピンキー
09/05/07 18:59:20 G7bCzCsC
女子囲碁教室では、キャリアにかかわらずまず全員尻を出して輪になり
碁石を両穴に入れる基本練習を毎日みっちり1時間欠かさずやるんだろうな
放映されてるヒカルの碁は当然女子が主人公で、
中断したりせず、世界中の美少女たち(当然囲碁は世界中で大ブーム)と
アヘバトルを繰り広げるアニメで、OPはマンコのアップやよがり顔の連発なんだな
373:名無しさん@ピンキー
09/05/10 06:53:26 fvcwTCyL
>>372
なんというエロアニメ…。
とりあえずプロの棋士レベルは…
180石全部膣~子宮内に収められるのが最低条件と聞いたぞ。
374:名無しさん@ピンキー
09/05/10 09:44:49 +3NqCRSU
君が~い~ま~ ボクを~イかせて~~
ボクが~い~ま~ 君を~イかせる~~♪
375:名無しさん@ピンキー
09/05/10 12:06:53 zMBlKgDr
投下します
376:名無しさん@ピンキー
09/05/10 12:07:35 zMBlKgDr
「なんでしょう?」
「囲碁」
「どういうルールなんですか?」
「えっちする穴に相手が使う碁石を入れるんです。」
「膣ね。」
と相槌を打った。
「それで、相手は私の穴から、碁石を取り出して打ちます。」
「ぬるぬるして取りづらそうだね。」
「相手が碁石を取ったときには、相手はそれを自分のお尻の穴に入れます。」
「同じように、私は相手の穴から、碁石を取り出して打ち、取った碁石は私のお尻の穴に入れます。」
「簡単だね。」
「じゃあ、男の人はできないんだね。」
「いや、男の人の代わりをする人もいるんですよ。」
「へえ。」
「なんでしょう?」
「囲碁」
「ちょっとカバンの中見せてください。・・・碁盤?重たくないの?」
「ぜんぜん平気です。」
匂いを嗅いだ時の感想は流石に言えなかった。
「碁石は?」
「この中です。」
「この中って?」
下着を着けていない少女の股間があらわになった。
「膣です。」
「今見せてもらっていい?」
少女は、脚を広げ、アナウンサーに膣の中を見せた。
「へえ。これちゃんと毛が剃ってあるんだ。」
アナウンサーは少女から離れ、次の標的へと向かった。
377:名無しさん@ピンキー
09/05/10 12:09:33 zMBlKgDr
「なんでしょう?」
「囲碁」
「これは、どれぐらい入ってるの?」
少女は中に入った碁石を全部出して見せた。
「うわ。これはすごい。こんなに入ってるんだ?」
「学校着いたらもっと入れますよ。」
少女は得意げに答えた。
「ほら」
「お、出ました。予備の碁石!」
「ちょっとさわっていい?」
アナウンサーは空っぽになった少女の穴に指を入れた。
「・・・広いね。」
そして、付き添いにもインタビューをした。
「あなたは将棋部?」
「将棋部も数は少ないけど入れてます。」
「茶道部です。茶葉はいつでも持ち歩いてます。」
「へえ、すごいね。」
「愛液が絡まって、風味に深みが増すんですよ。」
アナウンサーは少女たちに驚くでもなく、ひくでもなく、感心してしまった。
ということで、囲碁の認知度は100%でした。
「(女性のアナウンサーに対して)知ってました?」
「囲碁は聞いたことはありますけど、こんなルールだとは知りませんでした。」
続いては、ニュースです。
378:名無しさん@ピンキー
09/05/11 22:52:17 4iJC3zLa
すばらしいスレだ。
俺も毎日こんな妄想してる。
同士に出会えたことを嬉しく思う。
379:名無しさん@ピンキー
09/05/11 23:50:32 mc4BvmxM
>>378
さあ君ももっとエロ妄想をぶちまけるんだ。
380:名無しさん@ピンキー
09/05/12 00:01:16 qqCVuyKt
「今日は書道コンクールで団体優秀賞を受けた清流女学院にお邪魔して躍進の秘密をお伺いしたいと思います。
よろしくおねがいします。レポーターの中田と申します」
「書道研究部の部長の吉川です」
「一年生の高島です」
「さて早速ですが、どのような練習を?」
「はい、わが部では漢字の成り立ちを学ぶことと、筆を正しく構えることを特に大切にしています」
「筆を構えるといいますと?」
「はい、では高島さんが既に挿入していますのでご覧ください」
「はい。このように太筆を膣に挿入してしっかりと支える練習から始めます。最初はフラフラした線しか
書けないのですが、授業中も咥えつづけることで夏過ぎからは見違えるようにしっかりしますね」
「やはりしっかり咥えることが基本なんですね」
「そうですね、そうでないとその後の腰遣いにも影響が出ますから」
「ではここで筆を見せていただきましょう。これは規定のタイプですね?」
「はい、それぞれの膣サイズや性感帯に合わせて規定内で改変することが許されていますので、学年が
進むにつれて十人十色になってきますね。私は若干太めでカリの下の方がこんなふうにザラザラしたタイプの
方が感じるタイプなのでこのように改変しています」
「性的に感じることもいい字を顕すには必要なんですか?」
「もちろんそうです。性的な高揚が筆致に表れると言われていますので、日々良い刺激を与えるように
切磋琢磨を繰り返しています」
「それではお二人に実演していただきましょう。吉川さんが愛用の太筆の軸に舌を這わせて唾液を塗りつけて
います。下から上へ、カリの下はとくに丁寧にれろれろと実にいとおしげです。たっぷりと唾液をまぶし終わると
いよいよ挿入ですね。制服のスカートを持ち上げるとゆっくり挿入です」
「は…ぁン…」
「そのまま硯の上にしゃがみこみます。筆に墨汁を含ませると、硯の上で何度も腰をゆっくり落としながら穂先を
揃えます。ここですでに吉川さんの膣からは愛液が筆をつたって墨汁に混ざっています」
「そのまま半紙の上に移動すると、一気に腰を落としました!」
「あッ、ひぃぃぃんッ」
「テコの原理のように太筆の軸が吉川さんの膣に食い込んでいるようですね。気持ちいいですか?」
「ふぁ、あい…この筆、きもちイイんです…もっとぉ…」
「古川さんはどんどんと筆を進めていきます。これは…般若心経の一部ですか?」
「う、ふぅ、色即是空、空即是色なんですぅ…」
「はぁッ!あああああンッ…」
「お、一足先に書き始めていた高島さんが書き終えると同時に絶頂したようですね…拝見しましょう」
「はあ、はあ、はあ」
「一年生ながら立派なものですね。とくにこのハライには何ともいえない色香が…」
「ふう、ありがとうございまふぅ、ハライは大好きでぇ…」
「大好きというのはそれだけ感じるということ?」
「はい。こんな風にぐぅっと押し付けて横に払う時が、あンッ、特に、キモチイイんですぅ…はぁん…」
「ああッ!あ、ひ、んんんん~ッ!」
「あ、吉川さんが両手で自分のおっぱいを!?」
「はい、部長がやっているように両手でおっぱい刺激しながら腰だけで書くのは上級者の技ですぅ。より強い
快感が来るので感じ過ぎて筆が乱れないようにコントロールが難しいんですけどぉ…」
「素晴らしいですね。愛液をヨダレのように流しながら腰を自在に振る様子が実にエロい、いえ、巧みです…」
「ではこのへんで清流女子学院から失礼したいと思います。全国大会、がんばってくださいね!」
381:名無しさん@ピンキー
09/05/12 00:15:53 6LZKlIeU
なんだ神か
382:名無しさん@ピンキー
09/05/12 00:28:21 d9sm4CUN
gjだぜ!
383:名無しさん@ピンキー
09/05/13 17:12:26 4RSKg22S
毎週一回女子が男子の家に泊まってエッチしなくてはいけない学校とか思いついた。
理由は「男女の親睦を深めるため」とかいうとってつけた理由で。
全学年全クラス男女の人数は同じ。
一年生の女子はまずクラスの男子の家を全部訪問した後、同じ学年の別のクラスの子を回る。
二年生の女子は三年生の男子を回る。三年は二年の男子を回る。
ある程度融通は利くけど、基本的には相手はランダムで。
で、毎回男女とも「つながっている」写真か映像を学校に提出することが求められていて、しかも
二人の顔と接合部分が全て写っている事がベター(そうでないと評価が下がる)。
避妊は学校側で男女ともに避妊薬が支給されていて、飲むことが義務づけられている。
それ以外は普通の進学校。
以上妄想終わり。
384:名無しさん@ピンキー
09/05/14 21:30:57 YW8zbDWm
偏差値=露出度の世界なら、優等生ほど、肌の露出が多くなる。
東大志望のエリートは全裸。
一方、成績が悪いと、どんなに暑くても、一年中長袖長ズボン。
385:名無しさん@ピンキー
09/05/14 22:07:32 Ah3gJSXV
おっぱいが大きいほど学校での席次が前、みたいな世界もいいなあ。
個人的にはオボコいのに乳首がデカイの萌えなんで、乳首が大きいほどでもいいんだけど。
受験前には必死でお互いの乳首を吸いあって少しでも大きくしようと頑張るとか。
386:名無しさん@ピンキー
09/05/15 05:26:11 vU4rsgPp
>>384
冬はマフラーと手袋だけでも許してやってくだちい
387:名無しさん@ピンキー
09/05/15 17:53:45 2ZY4Cpkb
「そこの男子!授業中うるさいぞ!廊下で勃ってろ!そこの女子もだ!一緒に勃ってろ!」
突如こんな電波が
388:名無しさん@ピンキー
09/05/15 19:27:22 kTncsr+M
男子はちんこに鈴のついた輪っかでもかけときゃ
廊下にいてもちゃんと勃ってるか音でわかるが
女が勃ってるかどうかは自己申告になっちゃうな
389:名無しさん@ピンキー
09/05/15 21:13:57 qzoYSrpB
じゃあ乳首にry
390:名無しさん@ピンキー
09/05/16 00:00:21 hhYM7nld
はじめてこのスレに来たがお前らなんというハイレベルな
会話をしてるんだwww
おっぱいが大きいと席次が前とか、チンコに鈴がついたわっかとか、
どうやったら思いつくんだ。
すげえぜワッショイ
391:名無しさん@ピンキー
09/05/16 09:48:36 +Crlq+SC
オナニー大会って実在するらしいな(男のほうだが)
392:名無しさん@ピンキー
09/05/16 11:46:57 tV+2MFwi
いや、女の方もあるぜ?
ググればわかる
393:名無しさん@ピンキー
09/05/16 14:42:11 mIgheik9
そんなの全然エロくない。
394:名無しさん@ピンキー
09/05/17 03:12:17 YO/8W+gE
こんな電波を受信した
最近、日本では「おっぱい牧場」が大流行。
「おっぱい牧場」でマイ牧場を持てるのは18歳以上の健康な男性だけ。
もちろん牧場で飼われるのは健康なおっぱい。
女の子たちはみんな「おっぱい牧場」に自分のおっぱいを載せて欲しくてウズウズしてるの。
カレがいない子は2chの「家畜候補が牧場主さまを待つスレ」に画像投下して声がかかるのを待ったりする。
人気牧場主に飼ってもらおうと思ったら、やっぱり画像選びが超大切。
有名おっぱい写真館に撮影を依頼する人も多いけど、あたしは敢えてセルフ写真に拘った。
だって写真館の写真ってみんな同じに見えちゃってインパクトないし、どうせ修正してるだろって
思われちゃうじゃない?
早朝の近所の公園で、ベビーオイルを揉み込んでぬるぬるツヤツヤにしたおっぱいをこっそり撮影。
顔が映りこんでる画像はNGってルールだから何度も撮り直したけど、露出プレイっぽいカンジで
プライベート感のある淫靡なおっぱい写真になったと思う。
おかげであたしは今では100以上の牧場主さまに飼われるセレブおっぱいになれて毎日がハッピー♪
こないだ、とある有名牧場主さま主催のOFF会にも参加してきた。
牧場主さまの「服着てる家畜なんかいらない」の一言で女の子はみんな全裸w
美乳ばっかりで圧倒されちゃったけど、女の子同士の親睦も深めることができて良かったよ。
最後は牧場主さまそっちのけで乳繰りあっちゃってお仕置きされちゃった(テヘ
395:名無しさん@ピンキー
09/05/21 00:38:03 MP+iSr8s
最高
396: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:37:15 CaKhrstW
囲碁ネタで流されてしまった感のある相撲ネタをと思ったんだが
正直相撲とはあんま関係なくなってきた。
397: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:37:51 CaKhrstW
朱に交われば赤くなる。
俺は今まで生きてきて、この瞬間ほどこの言葉を実感したことはなかった。
ここは俺の家の玄関。
ここで俺はしばらく会っていなかった幼馴染―相沢ももを出迎えているという状況なのだが―。
「ふふ、どしたの?」
少し目深に被った帽子のつば。
その影からの上目遣い。
最後にあったのは卒業式だったから、あれからもう2年以上がたっている。
2年といえば人が変わるには充分すぎる時間だということはわかっているのだが、それにしたって変わりすぎというものだろう。
身長は、たぶんそんなに変わっていない。
元々かなり小柄な奴だったが、むしろ見ないうちにもっと縮んだ印象さえある。
とはいえさすがにそれはないだろうから、要するに俺が伸びた分でそう感じるんだろう。
身長の方はそんなだから、体つきもまあ成長期とかその辺の言葉とは無縁な感じで安心できる。
だが問題は服装だ。
俺が知っているこいつといえば、いつも男みたいな格好で、遊ぶといえば男に混ざっての野球やサッカーがデフォルトの奴だった。
「もしかして、見蕩れちゃってる?」
その場でくるりと一回転。
ふわりと広がる長めのスカート。
その裾から見えたふくらはぎに、不覚にもどきりと胸が高鳴った。
そういえば、こいつがスカートはいてるところなんて初めて見た気がする。
上も上で落ち着いた色のカーディガンで、その全身はパッと見た感じではまさにどこかのお嬢様みたいだ。
ありえない。
「バ、バカ、似合ってなさ過ぎてビビッただけだ」
結局、再開後に俺が発した第一声はそんなものだった。
「そっか、やっぱそうだよね。
あたしもやっぱスカートって苦手なんだよねー」
あはは、と軽く笑いながらスカートをつまむもも。
だから、いくら裾が長いからってそういうことは止めてほしい。
もちろん言葉には出せないんだが。
「と、とにかくあがれよ」
足元に引き寄せられるそうになる視線を無理やり振り切って踵を返す。
「うん、じゃ、お邪魔しまーす」
背後から聞こえる声はあの頃のままだ。
そのことに密かに安堵しながら、俺は自分の部屋に続く階段を昇り始めた。
398: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:38:25 CaKhrstW
「いやー、覚悟はしてたつもりだけど、お嬢様学校ってやっぱハンパないねー」
勝手知ったる俺の部屋と、ももは入るなりベッドに腰を下ろす。
あまりにも勢いよく座るもんだから、その瞬間スカートの裾が舞い上がっていたのは秘密だ。
ていうか、さっきから俺こいつの足ばっか意識してないだろうか。
「今日も結局外出許可でなくてさー、抜け出してきちゃったんだよねー」
「抜け出し……って、大丈夫なのか、それ?」
「大丈夫じゃないよー。
見つかったら……あー、考えただけで死にそう」
ばふっと音を立ててベッドに仰向けになる。
その際に(以下略)。
「やっぱ校則とかすごいのか?」
こいつが今通っているのは全国レベルで有名な超お嬢様学校だ。
当然全寮制。
だから進学以来ずっと会っていなかったわけで。
何でそんなところにこいつが、というのは話せば長いあれこれがあるんだが今回は省略。
色々、あったんだよ。
「マジすごいよ。
生徒手帳に収まんないから別に冊子があるの。
しかもそれがジャンプレベル。
週刊じゃないよ、月刊だよ」
「それは、やべえな」
月刊ジャンプにびっしりと書き込まれた校則の羅列は確かに想像しただけでげんなりする。
つーか、なんか話してみると全然こいつ変わってないな。
変わったのは本当に服装ぐらいだ。
「そういえば、おお前服装のセンス変わったよな。
向こうじゃいつもそんななのか?」
「ん? まっさかー。
これは、まあ変装みたいなものかな。
これなら学外で見かけても、パッと見じゃあたしとは思わないでしょ」
ケタケタ笑いながらのそんな告白に、俺は本当に玄関で無駄に消費した心拍数を返してもらいたかった。
そんな俺の内心などお構いなしで、ももはむくりと起き上がり本棚に視線を向けると―、
「って、そうそうジャンプで思い出した……って、あれ、月ジャン買うの止めちゃったの?
せっかくまとめ読みできると思ってたのに」
―あからさまに落胆した風に肩を落とす。
ああ……そうか。
こいつは2年以上俗世から隔離されていたんだもんな。
再会して早々、俺はこいつに悲しいお知らせをしなければいけなかった。
399: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:39:28 CaKhrstW
※
「そ、そういえばさ、ゆー君声変わったよね」
月ジャン休刊のショックがまだ抜けきらないのか、微妙に声が震えている。
それぐらいのことは短い付き合いじゃないんだから当然気づいた。
それでも向こうが普通に振舞おうとしているなら、こちらもそれにあわせるべきなんだろう。
こいつだってそれを望んでいるはずだ。
「あー、まあ、前会ったときがちょうど声変わり始まったか始まらないかって時だったからなぁ」
この2年、メールではやりとりしていたが、電話で話したことはなかった。
なんでも、家族相手ですらやたら面倒な手続きが必要なのに男友達相手なんて申請が通るはずがない、とのことだ。
「うん、なんか男の子って感じ。
喉仏も出てるし」
改めて指摘されるとなんとなく気恥ずかしくて、思わず喉に手を当ててしまう。
確かにそこはぽっこりと膨らんでいる。
「やっぱ、あっちももうもじゃもじゃ?」
「バッ、お前いきなりなにいいだすんだよ!?」
にひひ、と品なく笑いながらのそのセリフにさすがに俺は吹き出しそうになる。
「ねぇねぇ、今ここで見せてって言ったら見せてくれる?」
「お、お前なぁ……」
「いーじゃん、前はいっしょにお風呂とかはいってたんだし」
「俺達いくつだと思ってんだよ!?」
400: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:39:56 CaKhrstW
「で、用事って結局なんなんだよ」
話が変な方向に転がりかけていたので、ちょっと無理やりにでも戻してみる。
まさか月ジャンと猥談のためだけに抜け出してきたわけでもあるまい。
いや、こいつならひょっとして、という部分もなくはないのだが。
「あー、うん、実はね、あたし部活入ったんだ」
「部活? 今更だな、おい」
「まあ、ね。
入ったっていうか、立ち上げたって言った方がいいのかな。
て言っても学園側に公認されてるわけじゃないから同好会って言った方がいいかもだけど」
部活に入ったと同好会立ち上げたじゃ随分違う気もするが、どっちにしろ今更な感は否めない。
いくらエスカレーター式で受験がないからって余裕なことだ。
「それで、一体何やってんだ?」
「なんだと思う?」
逆に聞かれて一応考えてみる。
お嬢様学校、というあたりから連想されるなら運動系だと薙刀部とか、文科系だと華道部や茶道部あたりだろうか。
けどこの辺は元々有りそうだし、わざわざ立ち上げたってことだから、むしろお嬢様学校って要素からはかけ離れた部な気がする。
「って、さすがにヒント少なすぎで絞り込めねえよ」
「そう? 実はねぇ―」
にやーっとした笑い方。
こいつがこういう笑い方するときはろくな事がない、というのが俺が長年の付き合いで得た経験則だ。
できれば今回ぐらいそれを裏切ってほしかったんだが―、
「―相撲部なんだ」
「なるほど、その発想はなかったわ―って、おい!?」
現実は、無情だった。
401: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:40:32 CaKhrstW
「いやいやいや、いくらお前でもそりゃないだろ!?」
「その言い方は微妙にムカツクねー。
そもそも発起人はあたしじゃないんだよ? あたしは誘われただけだし」
相撲部に誘われてほいほい入る時点で女子としては異端すぎる気もするが、確かに発起人は輪をかけて変人だ。
「京香ちゃんっていうんだけど、結構プライドの高い子でね。
なんかどっかのパーティーで売り言葉に買い言葉な感じで男子にも勝てるって大見得切っちゃったんだって」
「男女対抗戦!? しかもよりにもよって相撲で!?」
「それでね、一応試合するための人数5人は揃ったんだけど」
「揃ったのかよ!?」
「ゆー君、ちょっと落ち着いてくれない?」
「悪い、取り乱した」
予想外すぎて少しはしゃぎすぎたことを反省する俺。
「で、まさか今日来た用事って……」
「うん、ゆー君に練習相手になってもらおうかなって」
この流れから予想はしていたが、それにしたってさらっと言いすぎだ。
だが俺の予想がまだ甘すぎたことをすぐに思い知らされた。
「あたしはともかく、他の子たちってみんな内部進学組だから、ひどい子だと男の人って父親ぐらいしか会ったことないってレベルなんだよねー。
それでぶっつけ本番男子とってわけにはいかないでしょ?」
「お前だけじゃなくて全員とかよ!?」
「うん、今度の連休で合宿することになってるから」
「しかも泊りがけ!?」
「はい、どーどー」
「悪い、取り乱した―じゃなくてなぁ、お前だけなら……いや、さすがにもうお前とでも厳しいか。
ともかく女子と相撲なんて無理だ」
ももの無茶な要求に、俺は断固として拒絶の意志を示したのだった。
402: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:41:01 CaKhrstW
※
なのに、なぜこんなことに……。
ほぼ全裸の女子5人を前に、俺は呆然と立ち尽くしていた。
「お、お嬢様、さすがにこ格好は……」
長い髪を三つ編みにした女子―御剣しずかというらしい―が、両腕で精一杯自分の体を隠しながら別の女子に訴えかける。
その顔は真っ赤に染まっていて、今にも泣き出しそうなくらい瞳に涙を潤ませていた。
まあ、無理もない。
裸にまわしを締めただけ、しかも何を考えているのかまわしの縦の部分がない状態で、だ。
つまり腰のまわりを横にぐるぐる巻いただけの状態。
「あら、別にいいじゃない」
訴えかけられている彼女は女子にしては随分と長身で、いわゆるモデル体型というか、ありえないほどスタイルがいい。
その体を別段隠す事もなく堂々と構えている様は、さすがお嬢様、といったところだろうか。
と、ここまで考えて思ったが、俺も段々頭がおかしくなっているのかもしれない。
どんなお嬢様像だよ。
ともあれ、彼女があの日ももの話にも出てきたこの部の発起人―御殿院京香とのことだ。
「よ、よくありませんよ。
せめてまわしくらい普通の締め方に」
確かに、股間が隠れるかどうかは重要だよな、うん。
だが―、
「あのね、しずか」
「は、はい」
「本番ではもっと大勢の男性の前に出なくてはいけないのよ。
なら練習では本番よりもっと恥ずかしい格好で慣れておかないといけないんじゃないかしら」
―というのが、この変則まわしの理由らしい。
「だいたい、私もあなたも見られて恥ずかしいような体型ではないんだから堂々としていればいいのよ」
わかるようなわからんような理屈。
それでも京香の使用人だというしずかさんは、仕えるべき主人相手に強くはでられないらしい。
助けを求めるように周囲を見回すと、これまた平然としているももに目を止めた。
403: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:43:13 CaKhrstW
「も、ももさんはどうして平気なんですか?」
「んー、だってゆー君とは昔いっしょにお風呂はいってた仲だし」
「け、けど、それはすごく小さな頃の話ですよね?
わたしたちもう―」
どこかで聞いたようなやりとり。
まあ、普通はそう思うよな。
けど、こいつにその普通の理論は通じないんだよ、しずかさん。
俺の内心を代弁するように彼女の主人が口を開く。
「無駄よ、しずか。
ももは精神年齢一桁なんだから」
「そ、そんなぁ……」
そしてがっくりと肩を落とす彼女に親近感を覚える俺。
「じゃ、じゃあ、おふたりは?」
ももが何の救いにもならないこと悟ったしずかさんは、残りの2人に助けを求めた。
それ自体は自然な流れだ。
ただ、その2人もさっきから別に体を隠そうともしていないあたり、戦う前から敗北の予感がひしひしと伝わってくるんだよなぁ。
……かわいそうに。
「わたくしたちは、普段から着替えも入浴も皆さんに手伝っていただいていますし」
「裸を見られることには慣れていますものね」
案の定あえなく玉砕。
ねえ、と顔を見合わせてくすくす笑い合う2人。
鏡に映したようにそっくりな双子。
日本人形みたいなおかっぱ頭に、これまた人形みたいな真っ白な肌。
まるで、生まれてこの方、太陽の光を浴びたことなどありませんもの、とでも言い出しそうなほどだ。
「で、ですけど、そのお手伝いさんたちは女性の方でしょう?」
それでも諦めきれずに食い下がる姿が健気過ぎる。
だけどそんな彼女をばっさりと切り捨てるのは、またしても主人からの言葉だった。
「無駄よ、しずか。
その2人の中では、人間は男と女に分けられるのではなくて、自分たち2人とそれ以外に分けられているんだもの。
彼女たちから見たら使用人もあなたも彼も同じ分類なのよ」
「そ、そんなぁ……」
「ほら、そろそろ覚悟を決めなさい。
そもそも変に隠すからいやらしく見えるのよ。
ねぇ?」
傍観者を決め込んでいたら、いきなり振られた。
しかもかなり答えにくい話題をだ。
「い、いや、それは……まあ、そうかも?」
そして正直に答える俺。
「ほら、みなさい。
彼から見たらあなたが一番いやらしいそうよ」
「う、う~~」
追い詰められた彼女は潤んだ瞳でこちらを睨むように見ると、すぐさま視線を逸らしてしまう。
その仕草は、反則だった。
404: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:43:49 CaKhrstW
※
「はーい、みあってみあってー」
即席の土俵の中で構えをとる。
行事役はもも。
そして正面にいるのは―しずかさんだ。
まずは1回やってみましょう、当然最初はあなたからね、という京香さんの言葉にはやはり逆らえなかったらしい。
今も―、
「ほら、手を下げて、お尻上げて、ちゃんと相手と目を合わせる!」
背後から容赦なく投げかけられる指示にひとつひとつ従っていく。
胸を守っていた両手をゆっくりと仕切り線まで下ろされていくと、間違いなく5人の中で最大サイズの両乳房が重力と張力の合わせ技で見事な曲線を描いた。
「ゆー君もおっぱいばっか見てないでちゃんと見合わないと始められないよ!」
「え!? あ、うお、そんなこと!?」
ももの声ではっと我に返るとしずかさんが火が出そうなほど赤い顔で唇を噛み締めていた。
「それでいいわ、神崎君! もっとどんどんいやらしく見なさい!」
「あらあら」「まあまあ」「すごい格好」「わたくしたちもするのかしら」「もちろんするのでしょう」「まあ大変」
というのは土俵の外からの声。
3人はしずかさんの向こう側にいる。
てことは向こうからの眺めはそれはそれで絶景になっているんだろう。
「じかんいっぱいでーす! はっけよーい、のーこったー!」
ももが軍配代わりに差し出していた手を勢いよく上げながら後ろに下がる。
それを合図に仕切り線に一度手を突いてから体を起こす俺。
しずかさんはまだ完全には吹っ切れていないのか一瞬だけ遅れて、それでも恥ずかしさをこらえて体を起こしてきた。
さて、どうするべきか。
ルールは基本的に普通の相撲といっしょだと言われている。
ただし顔への張り手だけはなしでとのことだが、さすがに言われるまでもなくそれはしないつもりだった。
となると、まあ、まわしを掴む感じで組み合うしかないんだが。
そうすると、どうしてもあの胸の出っ張りを押し付けられるような体勢になるんだよな。
―不可抗力、だよな。
自分に言い聞かせながら距離を詰める。
405: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:45:05 CaKhrstW
伸ばした手が彼女のまわしまであと少し、そんなところで―、
「―は?」
世界がぐるりと反転した。
上下の感覚が消えた直後に、背中と後頭部に衝撃がくる。
直前まで正面にいたはずのしずかさんの姿はいまや視界になく、幾重にも重なった天井の梁がそれを埋め尽くしていた。
一瞬何が起こったのかわからない。
「しずかちゃんの勝ちー!」
だが耳から入ってきたももの宣言と、背中に感じる床の感触。
随分遅れて、投げられたんだという理解が追いついてきた。
だけど、触れられた感覚すらなかったぞ。
ていうか、俺、超カッコ悪くね?
どんな顔して起き上がればいいんだ、なんて悠長に考えていたのがまずかった。
「しずか、止まりなさい!」
「うわー、ゆー君逃げてー!」
「あら」「まあ」
切羽詰った声とのんきな声がそれぞれ2つずつ。
一瞬天井だけを映していた視界を肌色の何かが過ぎったかと思うと―、
「ぐぼえ!?」
―腹に洒落にならない衝撃が来た。
「あ、あれ、わたし?」
「しずか! 相撲では倒れた相手への追い討ちは禁止と教えてあったでしょう!?」
「え、あ、あああああ!? す、すすすみませんいつものくせで!」
「どうしよう京香ちゃん、ゆー君息してないよ!」
「あらあら」「まあまあ」
5人の声が、まるでぶ厚い膜越しに聞いているみたいだ。
ただ、この中で唯一の普通人(胸のサイズは除く)だと思っていた彼女が、いつものくせで倒れた相手に止めを刺す子だというのがショックだった。
「しずか、人工呼吸!」
「は、はい! えと、えとえとえと、まずは気道確保!」
細い指の官職があごと後頭部に触れたかと思うと、次の瞬間ゴギィッ! という景気のいい音が首のあたりから聞こえて、かろうじて繋がっていた意識が明滅する。
「しずか!」
「うわわわわわすみませーん!」
「あはははは、しずかちゃんベタ過ぎー」
「あらあらあら」「まあまあまあ」
笑い事じゃ、ねえよ。
406: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:45:27 CaKhrstW
※
「本気で死ぬかと思った……ててて」
少し熱めの湯に体を沈めると、全身に染みるような痛みが走った。
もちろん一番ひどいのは腹の辺りだが、背中も背中で結構きつい。
何回床に叩きつけられたか、正直途中で数えるのを止めたくらいだ。
それでも汗や汚れと共に疲れが湯の中に溶け出していくような感覚は悪いもんじゃない。
「けど、これが合宿所の風呂とか、さすがに金のかけ方が違うよな」
有名旅館の大浴場といっても通用するレベルの広さ兼内装にため息が出る。
うちの学校の合宿所なんて風呂どころかシャワーだけだ。
せっかくなので思い切り足を伸ばして湯に浸からせてもらう。
結局、昼の練習ではずっと俺はしずかさんとだけ組んでいた。
ももは京香さんと。
双子は双子で組んでの練習。
まあ、あの双子に関しては相撲の練習というかじゃれあっているだけというか、途中から見ちゃいけない雰囲気を醸し出し始めたので無理やり意識から追い出す羽目になったんだが。
なんでもあの2人は完全に数合わせ要因で勝ち星の数にはカウントしていないんだそうだ。
つまり団体戦として試合に勝つには、残り3人が確実に勝たないといけない。
「しかしどうやって投げてんだ、あれ」
何十回と投げられても、未だにその仕組みがわからない。
本当に、気づいた時にはもう床の上に転がっているのだ。
その意味では本物の相撲部員だって彼女の敵じゃないだろう。
「あとはあの追い討ちさえなければなぁ……」
あれじゃ反則負けを宣告されても文句は言えない。
だからこそ、そのための練習台が俺だった。
ちなみに彼女の追い討ち発動率は最初こそ100%だったものの、繰り返しの練習の中で夕方には何とか発動率80%ほどまでは抑えられるようになっていた。
「つっても、先はなげー」
果たしてそれまで俺の体は持つのだろうか。
そんなことを考えていると、不意に風呂場のドアにはめられた曇りガラスに人影が映った。
その人影は―
A:女性にしては長身だった
B:とても胸が大きかった
C:やたら小さかった
D:2人分あった
407: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 00:47:18 CaKhrstW
以上です。
408:名無しさん@ピンキー
09/05/22 00:48:53 VQj/ASmH
ちょwwwww
DDDDDDDDDDDDDDDDwwww
409:名無しさん@ピンキー
09/05/22 10:40:39 VXuHBcC9
うはww
AAAAAAAAAAAAAAAAAAA
410:名無しさん@ピンキー
09/05/22 12:30:51 yjpbnfqB
わっふるわっふるwwww
BBBBBBBBBBBBBBBBB
411:名無しさん@ピンキー
09/05/22 18:13:09 RP274DNV
そんなの
E:5人分あった
に決まってんじゃんw
412:名無しさん@ピンキー
09/05/22 18:52:58 4xCgGiAw
いくらなんでも腰の周りに巻いてるだけじゃ
つり上げたとき脇まで上がっちゃうから
パラシュートの装具みたいに
股の両脇に2本通して股間を丸出しにした巻き方にしたらどうか
ていうかE
413:名無しさん@ピンキー
09/05/22 21:17:13 x2keE+ap
ちょっと待て…
F:あれ、幾つあるんだ?脱衣場のほうがとっても賑やかだぞ
…は無いのかね?
(ももの男がやってきたと聞いて学校のクラスメイトたちが遊びに来ちゃいました、とか…)
414: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:18:58 CaKhrstW
回答ありがとうございます。
なんかバラけてしまったので一番最初にいただいたDでいきますね。
415: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:20:17 CaKhrstW
「神崎さま」「いらっしゃいます?」
ガラス越しにかけられた声は、特に大声というわけでもないのに妙によく通った。
そこに映る人影は2つ。
「いますけど、何か?」
「ああ、よかった」「ええ、ほんとう」
よかったって、何が?
なんて疑問に思っていると―、
『それでは失礼しますね』
カラカラカラと軽い音を立ててガラス戸が開く。
遮るものが薄い湯気だけになったその姿は、なぜか全裸だった。
「ぶっ!?」
とっさに顔を背けたが、それでも一瞬だけど見えてしまった。
いや、まあ、昼にも見たんだから今更ではあるんだが。
しずかさんや京香さんみたいに同年代のはるか先を行くサイズではなく、かといってももみたいにはるか後方に取り残されているわけでもない普通サイズ。
大きいのはもちろんいいけど、あれくらいも手ごろというか安心サイズでいいよな。
ー―って、そんなことをのんびり考えている場合じゃなかった。
「ど、どどどどうしたんですか!? ていうかなんで裸なんですか!?」
「あら」「まあ」「だってお風呂ですもの」「服を着ていては入れません」
ねえ、と顔を見合わせくすくす笑いあう2人の姿が見なくても想像できる。
今日一日で何度も見たその仕草は、くせみたいなものらしい。
ともあれ、返ってきた答えはそれ自体は普通っぽかった。
2人は、というか女子全員は先に入浴は済ませているのに何故今更とは思うが、続く言葉も理解できる範疇だ。
「少し汗をかいてしまったもので」「もう一度入りなおそうかと」
416: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:21:14 CaKhrstW
理由はいたって普通。
ただし俺が入っていることを確認した上で入ってきたことだけは全然普通じゃない。
「わ、わかりました、じゃあ俺出ますんで」
彼女達に背を向けたまま浴槽の中で立ち上がる。
もちろん脇においてあったタオルで股間を隠す事も忘れずに。
そのまま2人の姿を見ないように出て行こうとすると、背後からかけられた言葉は予想外のものだった。
「お待ちください」「それは困ります」
なんでやねん!
俺の行動は間違ってたか?
「わたくしたち」「汗をかいてしまいましたの」
「それは、聞きましたけど」
「ですから神崎さま」「洗ってくださいます?」
「正気ですか!?」
ああ、そういえば昼に風呂も使用人さんに手伝ってもらってるとか言ってたな。
それで俺がいることを確認して、よかった、だったのか。
「な、なら、しずかさん呼んできますから」
押し付けるみたいで申し訳ないが、さすがに俺がやるのはまずかろう。
実に妥当な判断だと思ったのだが。
「皆さま既にお休みで」「起こすのも気の毒」「ですから神崎さま」「お願いします」
「ぐっ……」
逃げ道を塞がれて、俺はもう腹をくくるしかなかった。
417: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:22:14 CaKhrstW
「えーっと、タオルとかは」
覚悟を決めて2人の方に向き直る。
そこには見事なまでに全裸の双子。
手には何も持っていない。
俺の言葉に2人は顔を見合わせ、『タオル?』と声をそろえた。
まさかタオルを知らないのでは、という俺の危惧はさすがに彼女たちを侮っていたらしい。
「タオルならそこに」「ありますよね」
おかしそうにくすくすと笑いながらある場所を指差す。
そこは、間違いなく、俺の股間だった。
「い、いや、確かにありますけど、俺が言いたいのは2人の体を洗うためのもので」
そんな、眼鏡を額に上げた状態で眼鏡をさがしている人を見るみたいに笑われても困る。
「それでは」「いけませんの?」
「いや、だからですね、これを使ったら」
俺までフルオープンになるじゃないですかと続けようとしたところで、この2人は裸というものに一切抵抗がないことを思い出した。
けど俺は違う。
昼の練習の時も、あくまであの変則まわしは男の視線に対する耐性をつけるためのものだったから、俺だけは普通にまわしをしていたのだ。
「どうしたのかしら」「さあ、どうされたのでしょう」
葛藤のあまり動きを止めた俺を、心底不思議そうに見つめてくる2人。
どうやら俺がさっき決めたつもりだった覚悟は、まだまだ温すぎるものだったらしい。
毒を食らわば皿までと言う。
躊躇していても事態は進展しないのだ。
「ええい、ままよ!」
ためらいを吹っ切るように勢いよく股間のタオルを取り去った。
「あら」「まあ」
注がれる視線に、何か人として大切なものを失った気がした。
418: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:24:45 CaKhrstW
「本当についていますのね」「ええ、授業で習ったとおり」
まるで男のそれを初めて見るような反応。
そういえば、この学園には生まれてこの方父親以外の男と会ったことがないレベルの女子も結構いるってももが言っていたな。
「ふしぎ」「どうなっているのかしら」
「って、ちょ、なに触って―」
あまりにも自然な動作で屈み込み伸ばされた手に反応が遅れた。
決して甘んじて受け入れたわけじゃない。
とにかく、気づいた時には合計10本のほっそりとした指先がさわさわと敏感な場所を弄んでいた。
これはまずい。
実にまずい。
別に変な意図ではなく、向こうとしてはあくまで興味本位でいじっているだけなんだろうが、刺激を与えられれば反応してしまうのが男の性。
2人の裸を前にしながらも、あまりに非現実的な状況のせいで一応おとなしくしていた俺の俺も、肉体的な刺激にだけは逆らえない。
「ま、まずいですよ」
随分遅れたがとりあえず手首を取って制止しようとする。
掴んだ手首はひどく細くて、握り締めるどころか触れただけで砕けてしまいそうな印象を受ける。
男女の差はあれ、これが俺と同じ人間のものなのかと思ってしまう。
「あら」「どうして?」
「いや、その、き、汚いですし?」
さすがに勃起してしまうからとはいいにくく、そんな風に誤魔化してみる。
「けれど、お風呂に入っていたのでしょう?」「洗っていませんの?」
「い、いや、もちろん洗ってはいますけど」
「でしたら」「汚くはありません」
「―ぅっ!?」
再開された刺激。
俺のほうはまだ手を放していない。
ただし俺は1人で向こうは2人、手の数が倍あったのだ。
「あらあら」「まあまあ」「なんだか大きく」「これも習いました」
俺の俺が状態を変化させるにつれ、そこから生まれる感覚がくすぐったさから快感にシフトする。
倒錯的な状況で与えられる快楽に、必死に堪えようとしていた理性が押し流されていく。
俺、頑張ったよな。
419: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:26:09 CaKhrstW
※
「これが、せいし」「赤ちゃんのもと」「ぬるぬる」「ねばねば」
出すもの出して萎んだことで、ようやく好奇心から解放された俺の俺。
今彼女達の興味は手や体についた精液の方へと移っていた。
「やって、しまった……」
そんな2人を呆然と見ながら、俺は出した後の賢者モードで自己嫌悪に陥っていた。
「あ、あの、2人とも」
「はい?」「なんでしょう?」
しまいにはお互いの透き通るような白い肌に精液を塗りたくるような行為にまで及び始めた2人に声をかける。
「あのですね、このことは他の人には秘密に」
保身に走ったというなかれ。
さすがにバレたら冗談ではすまない。
「秘密?」「どうしてでしょう?」
事の重大さに全く気づいていない2人の様子に心が折れそうになる。
だがこれだけはしっかりしておかないと俺の命が危ないのだ。
結局、あの手この手で説明してなんとか秘密にすることを約束してもらうまでに優に15分は要したのだった。
それでも、本当にわかってくれたのかは自信が持てなかったのだが。
420: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:26:53 CaKhrstW
「とにかく、まずそれを洗い流しましょう」
「そうそう、わたくしたち」「汗を流しにきたのでした」
完全に目的を見失っていたらしい2人を促し、シャワーの前まで移動させる。
とりあえずは精液だけでも洗い流そうと思ったのだが。
「……ぐっ」
自業自得といえばそれまでなんだが、勢いよくまき散らされたそれは胸から腹にかけてかなり広範囲に分布していた。
しかも2人の手で被害が広げられているせいで、ほとんど体の前面全てが対象に。
シャワーだけじゃ流れないよな、これ。
「ちょ、直接さわりますよ」
「はい」「おねがいします」
ぐずぐずしていたら賢者タイムが終わってしまう。
それでまた反応したあれにまた好奇心を起こされたら堂々巡りだ。
よほど敏感な肌をしているのか、触れるたびに逐一頭上から聞こえてくる悩ましげな吐息をひたすら無視して、俺はこの天国のような地獄のような入浴を終えたのだった。
421: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:28:28 CaKhrstW
※
「ねー、ゆーくん」
「ん?」
「今日はあたしとお風呂入ろ」
「―ぶっ!?」
さらっと出た爆弾発言に、ちょうど飲みかけていた味噌汁(しずかさんの手作り)を吹き出した。
「うわっ、ばっちいなぁ。
もしかして今すぐ入るためにわざとやってる?」
「バ、バカ言うなっ! 前も言っただろ、俺達いくつだと思ってるんだ」
「だってー、昨日2人とは入ったんでしょ?」
ももの視線がついっと横を向く。
その先にはしずかさんに交互に食事を口まで運んでもらっている双子の姿。
頭に上っていた血が、さーっと引いていく音がマジで聞こえた気がした。
喋った? 喋ったのか!? 秘密だって約束したじゃん!!
「ももも神崎君も、食事中にあまりさわがないでくれるかしら」
「はーい」
京香さんに窘められてあっさりと引き下がるもも。
あれ、なんで皆平然としてんの?
これが嵐の前の静けさというやつなのか?
もしかして、俺にとってこの朝食が最後の晩餐だったりする?
422: ◆6swEcHH3ZE
09/05/22 23:31:56 CaKhrstW
以上です
A:こうなったら合宿終了までに全員俺なしじゃ生きられない体にしてやる
B:実は2人が話したのは風呂に入ったことだけで、出したとか出されたとかは秘密にされているのでは
423:名無しさん@ピンキー
09/05/22 23:33:05 HIfOrPIu
乙乙。
もう少し悪あがきが見たいのでBで。
424:名無しさん@ピンキー
09/05/23 00:07:36 3qBfx/Zg
面白い
迷うがAかな
425:名無しさん@ピンキー
09/05/23 00:24:01 sdKc4OXv
GJ!書くの早いなぁ
スレ的にはBで行くのが面白そう
426:名無しさん@ピンキー
09/05/23 00:28:49 M9vlSU+J
ここはAしかないだろう
427:名無しさん@ピンキー
09/05/23 04:09:31 XDBdDPgO
Aだね
428:名無しさん@ピンキー
09/05/23 07:26:44 TGXqOJsg
C:それより股間丸出しでそんきょしたり仕切りしたりするのを
存分にガン見するのが先なのでは
429:名無しさん@ピンキー
09/05/23 07:27:36 TGXqOJsg
あとしこ踏みを真横から観察も。
430:名無しさん@ピンキー
09/05/23 13:05:37 P+t6iqRG
Bの後A
431:みら
09/05/23 23:48:49 nUpjxg76
回答ありがとうございます。
一応B路線でいこうと思い書き始めたのですが、規制をかけられ投降できなくなってしまいました。
規制解除まで待つか別の手段で公開するか決まり次第ご報告しますので少々お待ちください。
432:名無しさん@ピンキー
09/05/24 01:00:51 socQNmZ+
うああああああああ規制死ねえええええええ
楽しみに待ってます
433:名無しさん@ピンキー
09/05/24 22:29:48 CESF+rt8
URLリンク(sakamitikoneno.h.fc2.com)
URLリンク(take0817.h.fc2.com)
最近発見したんで紹介してみる
どちらも学園ものの似たような設定だけど
434: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:24:58 t4acJVKQ
とりあえず解除されたっぽいので続き投下します
435: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:25:34 t4acJVKQ
「今日の練習、神崎君は私と組んでもらうわ」
息苦しさにせっかくのおいしい料理の味もよくわからなくなった朝食の後、京香さんから今日の予定が言い渡される。
どうもこの様子からすると、昨日の風呂でのことで一番クリティカルな部分は知らないらしい。
要は俺と2人の間で秘密にする範囲の認識に違いがあったんだろう。
そんなことを考えていたせいで反応が遅れたせいか、京香さんが少し不満げに眉を上げた。
「不満かしら?」
「あ、いや、そういうわけじゃなくて。
てっきり今日も、というかずっとしずかさんとかと思っていたので」
ちらりとしずかさんの方を見ると、こちらも意外そうにきょとんとしている。
「そうも考えたのだけれど、あれが毎日では神崎君の体がもたないかと思って。
それに私も男性の力がどれくらいなのか確認してみたいしね」
「す、すみません……」
あ、しずかさんの顔がきょとんから、見てて気の毒になるくらい申し訳なさげに。
「まあ、そういうことなら」
「ちょっとまったー!」
当人である俺が納得しかけたというのに、いきなり横槍を入れてきたのはももだ。
「なに、もも?」
「あたしは? あたしもゆー君とお相撲したいんだけど!」
「ももは元々男子に慣れてるからいらないんじゃないかしら」
「ひどっ! ゆー君連れてきたのあたしなのにっ!
昨日はずっとしずかちゃんとだし、お風呂は2人とだし、あたしないがしろにされすぎだよ!」
火がついたように主張するももに、京香さんがやれやれといった感じで首を振る。
こうなったももがてこでも動かないことは、彼女も思い知っているらしい。
呆れたようにため息をつくと予定の変更を告げる。
「わかったわ、なら今日はももが神崎君とでいいわよ」
「やったー!」
どんだけ俺と相撲したいんだよ、こいつ。
436: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:26:32 t4acJVKQ
「ねー、ゆー君」
「なんだよ」
込み上げる笑いが抑えきれない様子のもも。
「せっかくだから賭けしようよ」
「賭け?」
「そ、昔よくやってたじゃん」
確かに子どもの頃は勝負のたびに色々と賭けていたものだ。
たいていはお菓子とかだったけど。
「あたしが勝ったらねー、今日のゆー君のお風呂当番にあたしを指名すること!」
ビシィッ! とこちらに指を突きつけながら宣言する。
「お前、またそれかよ……。
ていうか、なんだその俺の風呂当番って。
俺は1人でゆっくり入りたいんだよ」
「その代わり、ゆー君が勝ったらご褒美にあたしがいっしょにお風呂入ったげる」
聞いてねえし。
しかも、まったくこいつは……。
それじゃどっちにしろ同じだなんて突っ込むのもめんどくせー。
そこで俺は突っ込む代わりに少し意地悪をしてやろうと思いついたのだ。
「俺が勝ったら、もう2度といっしょに風呂に入るとか言い出さないって条件なら受けてやるよ」
「おっけー! 約束だからねっ!」
あ、あれ?
なんでそんなにあっさり乗ってくるんだ?
しかもそんな満面の笑みで。
「よーし、燃えてきたー! あたし秘密特訓にいってくるねー!」
勢いよく立ちあがり、食道から出て行こうとするもも。
「あ、ももさん、食べてすぐ動くと体に毒ですよ」
「だいじょーぶ! もう消化吸収済みだからっ!」
しずかさんの言葉も一度走り出したももを止めることはできない。
つーか、まだ食後20分もたってねえよ。
437: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:27:46 t4acJVKQ
「まんまと乗せられたわね」
「……?」
扉の向こうに消えていくももの背中を見送っていた俺に、横から声がかけられる。
声の主は京香さんだ。
「乗せられたって、どういうことですか?」
「ねえ、神崎君、もし最初にももが提示した条件があなたの言ったとおりだったら素直に受けていたかしら?」
つまりももが勝ったらいっしょに風呂、俺が勝ったら潔く諦める、という条件。
受けていた、だろうか。
仮定の話だから今となってはちょっと確信がもてないが、あまり乗り気にはなれなかった気がする。
「最初に無茶な条件を提示して、その後で譲歩したように見せて本命の条件を出す。
まあ、基本よね。
今回はあなたの方から代案を出したけど、元々あの子もそうするつもりだったんじゃないかしら」
だから、あんな即答だったのか?
「で、でも、俺が勝てばあいつの目論見は崩れるんですよね」
「あら、本気で勝ちにいくつもりなの?」
「あ、当たり前ですよ。
さすがにこの歳になっていっしょに風呂なんて……」
「ふふふ……」
なんか、笑われた。
俺、おかしいこと言ってないよな。
「俺じゃ勝てないと思ってるんですか?」
確かにももの運動神経は昔から抜群だった。
ただ今回の種目は相撲だ。
あの小ささとそこから来る非力さは確実に不利に働く競技だった。
「あら、ごめんなさい、そういうわけではないの。
そもそも、私はまだ神崎君がどれくらい強いのか知らないのだから勝敗の予想なんてできないわ」
「じゃあ……」
「それすらも、あの子の狙いなんじゃないのかしら、って思ったらついね」
彼女が何を言いたいのかわからない俺は沈黙するしかない。
ただ不満が顔に出ていたんだろう。
京香さんは生徒を前にした教師のような顔で続けたのだった。
438: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:28:26 t4acJVKQ
「あの子は、神崎君に本気で相手をしてほしかったのよ。
女だからって手を抜いてほしくなかった。
その気持ちは、私にもわかるわ」
そういえば、この騒動のきっかけはこの人の男子への対抗心からだったか。
「ともあれ、これであなたは本気で相手をせざるをえなくなった。
しかも勝ったら念願のお風呂つき。
ももにとっては願ったりだわ」
「あ、あいつがそこまで考えているはずが……」
「そうね、考えてはいないのかもしれない」
自分でもわかるほど半ば苦し紛れの言葉にあっさりと持論を覆す京香さんに、俺は拍子抜けしてしまう。
「けれど、考えていなくても、直感だけで動いていても、結果的に自分にとって都合がよくなるように話が進む。
なんだか少し怖いぐらいだわ。
もしかすると私もあなたも、それどころか世界の全てがあの子の手のひらの上で踊らされているだけなのかも。
まあ、さすがにそれは考えすぎでしょうけれど」
「そ、そうですよ。
いくらなんでも、そんな……」
なんて口では同意しつつ、俺は内心逆のことを考えていた。
思い出すのは数年前のある事件だ。
一般庶民のはずのももが、この超がつくお嬢様学校に通うきっかけになった一連の騒動。
今の京香さんの言葉が、その記憶にオーバーラップしていく。
まさか、な。
439: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:28:57 t4acJVKQ
※
「よっし! さー、ゆー君、やろっか」
土俵の中、気合を入れるように自らの両頬をばっちんばっちん叩いているもも。
向こうは死ぬほどやる気だ。
だが俺だって負けるわけにはいかない。
「約束、忘れないでよね」
「そういうことは勝ってから言うんだな」
不敵な笑みに、こちらも挑発的な言葉で返す。
食道での京香さんの言葉は、まだ心の片隅に引っかかっている。
とはいえ、まずはこの勝負に集中するべきだ。
負ければせめてもの憩いの時間である俺の平穏な入浴は失われるのだから。
「2人とも、そろそろ仕切り線に」
行事役を務めるしずかさんの声にお互い位置に付いた。
ちなみに今日はもうあの変則まわしはなしで、本来の締め方になっている。
なにせ5人中4人は全裸だろうが平気で、唯一恥ずかしがるしずかさんはその状態でも誰も寄せ付けないくらい強いということで意味がないということになったのだ。
惜しいだなんて思ってないぞ。
「それでは、見合って見合って、はっけよーい、のこった!」
440: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:29:32 t4acJVKQ
俺の立てた作戦は速攻だった。
開始と同時に一気に距離を詰めまわしをとる。
それだけだ。
これだけ体格差があるんだから、あとは持ち上げて土俵外まで運び出すだけでいい。
おそらく向こうはそのすばしっこさを活かして俺の側面、できれば背後を狙ってくるだろう。
リズムに乗られたらやっかいだ。
狙うべきは立会い直後のまだ動き出したばかりの瞬間。
俺はしずかさんの声に被せるようなタイミングで一気に体を起こした。
心配していた彼女からの制止の声はない。
取り直しにならないぎりぎりの、まさにベストなタイミング。
事実、俺が一歩目を踏み出したあたりで、ようやくももがその小柄な体をさらに縮めるように体勢を低くした。
遅い、遅すぎるぞ、もも。
ここからなら左右どちらに跳ばれても充分捕まえることができる。
俺は勝利を確信した。
だが―、
「必殺、スーパー頭突き!」
左右どちらかに跳ぶと思っていた体が、よりにもよってこちらに一直線に飛び出してくる。
その全く予想外の動きに反応が遅れた。
さらさらしたショートカットの中心、きれいな渦を巻くつむじが俺の腹に突き刺さる。
「ぐぶふぉっ!?」
衝撃が体を突き抜け、肺から空気を搾り出される声とも息ともつかない音が喉から漏れた。
危うく膝が折れそうになるが―。
「だ、だが―まだだ!」
ここでもももの小柄さが幸いした。
体重が軽い分、ダメージは耐え切れないほどでもなく、ぎりぎりの所で踏ん張ることに成功する。
視界にはくるりと宙返りを決めて着地するももの姿。
ちっ、そこまで再現するか、こいつ。
あわよくばそのまま自滅してほしかったんだが、それはさすがにムシが良すぎる願いだったらしい。
危なげなく着地したももとかろうじて踏みとどまった俺、お互いの視線が交錯する。
(これで倒れないなんて、さすがだね、ゆー君)
(へっ、甘く見んなよ、もも)
実際に言葉を交わしたわけじゃない。
長年の付き合いから来る一瞬での意思疎通。
そして俺の腹を抉ったつむじが再びこちらに向けられ、小さな体がさらに縮む。
にもかかわらず、そこから放たれるプレッシャーは一気に膨れ上がった。
まさにあいつの体はバネだ。
今にもこちらに向けて跳ね飛ぼうとエネルギーを蓄えている状態。
441: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:31:07 t4acJVKQ
「必殺、スーパー頭突き!」
律儀に技名を叫びながらエネルギーを解き放ち、ミサイルのように飛び込んでくる。
俺はそれを迎え入れるために足を開き腰を落とした。
さっきの一撃で、これが耐え切れないほどの威力ではないことはわかっている。
まして心構えができていればなおさらだ。
そして、俺はさっきの一撃でこの技の致命的な欠点を見抜いていた。
ヒット後、宙返りを経ての着地。
そここそが捕まえるための絶好の機会。
「来い、もも!」
「―弐式!」
空中でももの体がぎゅるりと回転する。
それはまさに全身を使ったコークスクリューブロー。
「んなっ!? ――!!??」
腹にでっかい風穴が開いたんじゃないかと本気で思うほどの衝撃に、今度こそ俺の足が崩れ落ちる。
今度は、耐え切れなかった。
「ゆー、うぃーん! パーフェクッ!」
薄れていく意識の中、鼓膜を震わせるももの歓喜の声。
それじゃ、俺が勝ったことになるだろ……。
442: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:32:06 t4acJVKQ
※
トテモ、マズイコトニ、ナリマシタ。
合宿2日目の夜、俺はももといっしょに風呂場にいた。
甚だ不本意ながら約束は約束なので、それはまあいい。
問題は、俺の俺がこの状況で完全にスーパーサイヤ人化していることだ。
あわ立てたタオルをちっこい背中で上下させながら、頭の中ではお経を唱えたり数学の公式を思いつく限り並べ立てたりしてみるが効果はない。
一応弁解しておくが、断じてこいつの裸に興奮しているわけじゃあない。
どっちかというと、昨日あの2人にしたりされたりしたあんなことやこんなことがちらついているせいなのだ。
とはいえ、その辺は墓場までもっていかなくてはいけない秘密なのだから、万が一今の俺の状況がこいつに知られたら説明のしようがない。
「ねー、ゆー君」
「は、はいっ!?」
反応が明らかに挙動不審になっていた。
背中からでも、ももがいぶかしんでいる気配が伝わってくる。
まずい、実にまずい。
今振り返られたらと思うとあれが縮み上がる思いだが、ていうかむしろ縮み上がってくれ俺の俺!
「ゆー君さ、向こうの学校で彼女とかいるの?」
背中を向けたままで、ももがそんなことを聞いてくる。
どうやら最悪の事態だけは避けられたらしい。
「い、いねーよ。つーか、うち男子校だぞ」
「そっか、じゃあ彼氏?」
「いてたまるかっ!」
「そうなの?」
なんだその意外そうな反応。
一瞬クラスメイトの顔が頭を過ぎり、今度こそ本当にあれが少し大人しくなった。
もしかして、この想像を推し進めれば完全に沈静化できるのではと一瞬思ったが―。
「それだけはできねぇえええっ!」
「うわっ、ど、どうしたの!?」
「悪い、取り乱した」
人間、やっていい事と悪い事があるのだ。
443: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:33:55 t4acJVKQ
「男子校って、そういう人いないの?」
「少なくとも俺の知る限りはな。
ていうか、その論理だとお前んとこは女同士でくっつくことになるんだぞ」
「え、普通にいるけど?」
「マジで!?」
「うん、中でも一番有名なのがあの2人」
「あー、あの2人、ね」
どの2人かは言うまでもなかった。
「今日もすごかったよねー」
「あ、ああ、まあな」
あれは目の毒というか耳の毒というか。
視線は逸らしてても声だけはシャットアウトできないからなぁ。
今日の昼の練習であの双子がやっていたことを思い出し、ますます元気になる俺の俺。
「ところでゆー君、もういい?」
「な、何が!?」
「せーなーか。もう10分ぐらい背中ばっか洗ってると思うんだけど」
「い、いや、お前の背中、めちゃくちゃ汚れてんだよ。
いやあ、実に洗い甲斐があるなぁ! あははは」
「むー、そんなことないもん」
さすがにこの言い訳はお気に召さなかったらしく頬を膨らませるもも。
だがどうする、もう長くはもたないぞ。
「あ、もしかして―」
ギックゥ!
口から飛び出そうなほど勢いよく跳ね上がる俺の心臓。
「ゆー君って、実は背中フェチな人?」
「バ、バカ、んなわけあるか」
「またまたー、そんなこといって実はあたしの背中に興奮してたり?」
その時だった。
ももがこちらに背を向けたまま、右手を何気ない動作で後ろに伸ばしてきたのだ。
向こうも冗談のつもりだったんだろう。
俺が止めると思っていたのかもしれないし、当たる寸前で止めるつもりだったのかもしれない。
だが、それはいつもの冗談ではすまなかった。
俺は動揺しまくってて反応が遅れたし、既に完全体となった俺の俺の先端はこいつの想像よりはるかに前のほうにあったのだ。
「―ぁ」
「おひょ!?」
ガッチガチになっている俺の俺とももの手が、タオル一枚を挟んで接触した。
接触してしまったのだ。
444: ◆6swEcHH3ZE
09/05/29 15:37:46 t4acJVKQ
以上です。
A:「やっぱ興奮してるし! ゆー君も男の子だねー」
B:「ご、ごめん、ほんとに、そんななってるなんて思わなくて……」
445:名無しさん@ピンキー
09/05/29 19:07:44 E2lAKOeA
C:すごく…おおきいです。
446:名無しさん@ピンキー
09/05/29 21:20:26 QaxvAMjX
>>444
ももが俺の脳内でエドモンドに変換されたww
エロいシーンまでww
せっかくだから、俺はこのAを選ぶぜ!
447:名無しさん@ピンキー
09/05/29 21:52:42 ZsVa4ro0
エロカー減税という電波を受信した
448:名無しさん@ピンキー
09/05/29 21:55:08 YspQgUsd
股間丸出しでシコ踏む前にマワシがノーマルになっちゃうなんて(つД`)
449:名無しさん@ピンキー
09/05/29 21:58:27 YjteJUQC
エロい車ほど減税される…
エロい車ってどんなだろう…。
格好がエロい?
乗ってる人がエロい?
450:名無しさん@ピンキー
09/05/29 22:13:36 xcfAVQX+
>>447
ト○タが自信を持って送り出す新車「フォアプレイ」はオーナー様のライフスタイルに合わせて選べる
多様なスタイルを提供します。
第一弾・結城彩雨コラボモデルは給油口が菊門型!シフトチェンジのたびにイラマチオを体感できます!
という電波を受信したが、なんだか運転に疲れそうな車だ…
451:名無しさん@ピンキー
09/05/30 03:05:52 H1DxosUs
ファーストモデルが肛虐型とはマニアックだなw
452:名無しさん@ピンキー
09/05/31 08:57:53 A4NLPXSj
Bでお願いしまう…。初々しいのぉ。
痛車ならぬエロ車が大ブレイク。
フロントボンネットにエロい女の子が描かれていて
ショウのコンパニオンの美人お姉ちゃんと貝合わせ。
453:名無しさん@ピンキー
09/05/31 09:04:48 dqCWQ+HC
今週は、日テレtouchエロウィーク、フヒヒ・・・
454:名無しさん@ピンキー
09/06/05 21:36:25 Wj1qR4ZR
>>448
逆に考えるんだ
これで「吊り出し」を決めることができると
>>444
Aでお願いします
455:名無しさん@ピンキー
09/06/06 00:59:05 +/IHgwgg
個人情報非保護法案が成立した世界。個人情報を隠したら犯罪
個人情報公開のために全ての家の全ての部屋にカメラが設置され、
ネット上で誰でも何処の映像でも、過去のものを含めて見ることが出来る
個人で写真や映像を撮影した場合は、24時間以内にネットにアップしなければならない
学校の成績も身体測定の結果も当然に全員で共有
個人情報公開の観点から、トイレや更衣室を含め全ての部屋にはドアがない
玄関にも鍵がないが、隠れた時点で犯罪なので犯罪者にも逃げ場がなく案外治安は悪くない
容姿(裸も含め)年収趣味嗜好等簡単に検索できるので婚活には困らず、出生率が増加している・・・
456:名無しさん@ピンキー
09/06/07 10:59:28 qUQ5hxA2
現在、長期にわたって全規制の影響を受けている職人の皆様。
ただいま、こちらのスレ(したらば・エロパロ避難所)に置いて代理投下の以来が行えます。
書き込み代行スレ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
投下して欲しいスレの名前とアドレスを張り、その後、作品を書き込めば有志のかたがそのスレに作者の代理として投下いたします。
(数日ほど、時間が空くことがあります。できれば、こちらに書き込める方、積極的に代理投下のチェックをお願いします)
457:名無しさん@ピンキー
09/06/14 23:04:37 mTfrZRNN
>455
海外SFにそんなのがあったような気がする。
紹介を読んだだけだが、
どこでも(過去も)覗ける機械が開発されて、爆発的に普及したため常識が変わってしまう。
そこで、覗かれるのを想定して正当防衛で相手を殺すために・・・って奴。
昔の映画を見たときの感想で排泄やセックスが、禁忌とされていた時代もあったんだなとか。
458: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:16:51 DNwvNAxY
運動会がエロイベントに的なネタを投下します。
459: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:19:38 DNwvNAxY
『まもなく最初の種目が開始されます。
参加者は所定の待機所に集合してください』
スピーカーから流れる男の声をテントの中で聞く。
数十人の男女が押し込められたテントの中は、競技前の異様な熱気に満たされていた。
秋の大運動会。
どうしてかはわからないけど、ずっと楽しみにしていたそれは、想像していたものとは全く違うものになっていた。
朝に渡されたプログラムに書かれていた最初の種目は『嬲』。
名前しか書かれていないし、何て読むのかもわからないから、その時点では一体どんな種目なのか予想もできなかった。
けれどテントに連れてこられて、先に準備を済ませていた選手を見てようやくわかった。
これはつまり3人4脚のようだ。
男、女、男の順で一組になっているから、それを縮めて嬲というわけ。
それなら普通に3人4脚って書けばいいのに、とは思うけど、問題はそこじゃなかった。
もう準備を終えた組、その間に挟まれた女子はなぜか―裸だったのだ。
460: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:20:25 DNwvNAxY
「俺たちもさっさと準備しようぜ」
「え、ちょ、ちょ、いやぁっ!」
テントの中に悲痛な叫びが響いて、皆の視線が集中する。
けど、いきなりクラスメイトの男子2人に体操服を脱がされそうになったら誰だって悲鳴をあげると思う。
なのに2人ともわたしのその反応が全くの予想外だったみたいにきょとんとしている。
「どうしたの?」
一足先に準備を終えていたクラス委員の良子ちゃんが近くに来る。
もちろん男子2人に挟まれて、全裸で。
実際には全裸って言っても額と両足首のハチマキと、靴下とスニーカーだけは身につけてるけど。
「安藤が変なんだよ」
「そうそう、いつもみたいに脱がせてやろうとしたのにさぁ」
一応いっておくけど、わたしはクラスの男子に服を脱がせてもらったことなんてない。
絶対にない。
「んー、とにかく時間がないんだからさっさと準備を済ませてね。
あなたたちが最後よ」
そう言われてまわりを見ると、確かに他の組は皆準備を終えていた。
つまりテントの中で服を着てる女子はわたし1人だけ。
ありえない。
けど、わたしは次にもっとありえない言葉を聞いた。
「よし、健、ちょっと腕押さえてろよ」
「オッケー」
「え、や、やだぁ!」
必死に抵抗しても、男子2人に力で勝てるわけがない。
短パンを脱がされ、ショーツも一気に引き抜かれる。
まわりの視線が股間に注がれてるのがわかって、顔から火が出そうなほど恥ずかしくなる。
だって言うのに、2人はそのまま体操服と、ようやく着け始めたばかりのブラまで当然のように剥いでいったのだった。
461: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:22:32 DNwvNAxY
「それでは選手の入場です。
皆様盛大な拍手でお迎えください」
鳴り響く拍手の中、1組ずつテントの外へと進み出ていく。
外に出れば数百人からの視線に裸が晒されるんだ。
わたしたちの番が来て、最後にせめてもの抵抗をするけど、足を結び付けられた両側の男子に力づくで引きずられるようにしてテントの外へ―。
「う、うぅ……」
外に出た途端、陽光と数百対の視線が全身に突き刺さってくるのが文字通り肌で感じられうめき声を漏らしてしまう。
なんとか少しでも隠そうともぞもぞと体を動かそうとしてみるけど、両腕は男子たちの肩に回した状態でしっかりと掴まれてるし、結び付けられた足は閉じることすらできない。
その状態で観客席の前を行進させられた。
わたしの常識からするとありえないこの状態。
でも観客席の様子は去年までのそれと全く同じで、普通に運動会を応援に来ているだけって感じで盛り上がっている。
だけどその応援を向けられるわたしは恥ずかしさでもう死にそうっていうかむしろ死にたいくらいだった。
しかも競技前のお披露目の間、私を悩ませたのは観客からの視線だけじゃない。
これから走るはずのコースに置かれた様々なものが、一層私の心を重くしていく。
見慣れたものから見慣れないものまで。
そう、これはただの3人4脚じゃなくて、障害物競走としての側面も持っていたのだった。
462: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:23:50 DNwvNAxY
「位置について、よーい」
打ち鳴らされるピストルの音を合図にして走り出す。
といっても恥ずかしさのあまり体が動かない私はただ両側の男子に合わせて左右の足を前にもって行かれるだけだ。
ただ、下手に真ん中のわたしが自分から動こうとしないのがよかったのか、左右の2人とも運動が得意な男子なこともあってわたしたちはトップに躍り出ていた。
普通の運動会なら嬉しいその事実も、今日ばっかりは素直に喜べない。
トップを走るということは、最も観客の視線を集めるということなんだから。
『さあ、先頭の組が最初の関門にたどり着きます。
第一関門はハードル越えです!』
その実況は嘘は言っていない。
確かに私の前にはハードルが設置されてはいる。
けどその置き方は本来のものとは90度違っていた。
コースに対して垂直ではなく並行に置かれたハードルはその上部が奇妙に波打っていて、しかも濡れているのか太陽の光を反射している。
私は左右の男子たちに誘導されて、そのハードルをまたぐような位置に。
ハードルの高さは太ももの半ば辺りまで。
そのままなら多少足を開くことにはなるけど、問題なく突破できるはずだ。
だけど、もちろんそんなことでは障害物にならないわけで。
「ふ、んくぅ……」
左右から回された男子たちの手に力が込められ、無理やりハードルの上部に股間を押し付けられた。
463: ◆fPuT0XzdG2
09/06/18 23:25:04 DNwvNAxY
「ん、あ、あぁ……あっ」
中途半端に足を曲げたがに股姿勢で再開される前進。
ハードルに塗られているのはただの水じゃないみたいで、強いぬめりをもっていた。
だから敏感な場所を摩擦されても想像していたような痛みはない。
ただ痛みはないだけで刺激がないわけじゃなくて。
微妙な凹凸がぬるぬると股間を通り抜けていく感覚は、全く経験のないものだ。
しかもハードルは一つではなく何個も連続して置かれている。
そして進めば進むほど凹凸は大きく、不規則になっていくのだ。
「―ぁ、はぁっ!?」
波打っているというより、もう突起が連続しているというべきハードルまで来ると、股間を抉られて思わず変な声が漏れてしまう。
こぶにそこまで与えられた刺激で敏感になったクリトリスを押し潰され、膣に浅く潜り込まれ、会陰部をゴリゴリってマッサージされ、危うく肛門にまで潜り込まれそうになる。
最初はお尻になけなしの力を込めて守っていたけど、最後の方になるとこぶの間隔が短くなり、先のこぶが肛門にあたる瞬間に次のこぶがクリトリスを通り抜け膣口に―。
「んあああっ!?」
瞬間、懸命にお尻を締めていた力が抜けずぶりと排泄口に潜り込まれてしまう。
元から塗られた液体と、認めたくないけど私自身が分泌した粘液によるぬめり。
それを一度塗り込められると、次からはもう耐えられなかった。
次々にこぶが膣口と肛門を抉りぬいていく。
逃げたくても肩に置かれた男子たちの手は容赦なく私の体をハードルに押し付け、前進する足もとまることがない。
せめて一秒でも早くこのハードルから解放することだけを祈って、私は耐え続けるしかなかった。
残すハードルは1つ。
最後だけあってこぶの大きさ、密度は絶望的だがそこさえ越えれば―。