◆変わりゆく心 ジルオール闇小説 その7◆at EROPARO
◆変わりゆく心 ジルオール闇小説 その7◆ - 暇つぶし2ch811:名無しさん@ピンキー
09/10/27 17:32:34 rPN2MJdz
>>810
【ジルオール】erazillD【二次創作】
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

812:名無しさん@ピンキー
09/10/27 17:43:13 O7oSS8av
>>811
トントン

813:名無しさん@ピンキー
09/10/28 11:58:48 UJtOW1nz
ルルアンタの足の指を舐めたい

814:名無しさん@ピンキー
09/10/31 22:12:35 fhE9yYKA
ザギヴさん事務仕事が多いせいなのかちょい猫背だよね。
首筋から足腰にいたるまで入念にマッサージして差し上げたい。
背中バキバキいわせてあげて他には誰も聞いたことのない声を聞かせてもらうんだ~

815:名無しさん@ピンキー
09/11/04 20:30:50 UAYcEJLq
そういえばエロパロ板でも連投しすぎると規制されるんだっけ?
アンギルダンのエロSSを書いたのはいいんだがちょっと長くなってしまって
それは分けて投稿すればいいだけなんだけど

内容が孕ませとか近親相姦なんだよね…
別のスレに投下したほうがいいかもしれないし
需要あるか意見求めたい

816:名無しさん@ピンキー
09/11/04 20:46:28 24SMlT7m
需要があるとかないとかじゃない
投下するんだ

と言うか、何で別のスレに?

817:名無しさん@ピンキー
09/11/04 22:23:46 UAYcEJLq
>>816
孕ませや近親描写は無理って人も多いかと思ってそれで
でも確かに予防線みたいなの張ってうだうだ聞くのはよくないな

これから投下します、苦手な人はスルーしてくれ

818:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:25:29 UAYcEJLq
隣に横たわる少女の黒髪をアンギルダンはそっと撫でた
彼の胸に顔を埋めている少女はくすぐったそうに身をよじる
(まだ…こんなに若いというのにのぅ…)
今年でちょうど20になる彼女の顔は大人の成熟した女人が持つ色気よりも
少女時代特有のあどけなさと可憐さを多分に残していた
埋めていた顔を上げ少女はアンギルダンと視線を交わす
「アンギルダンさん…」
切ない吐息と潤んだ瞳は言葉よりも雄弁に彼女の心を語っていた
溢れだす想いを少女を抱きしめる腕に込め、アンギルダンは少女のしっとりとした唇に
己の唇を重ねた…触れあうお互いの肌は温もりだけをただ伝え合った…


大陸を震撼せしめた闇の者達との戦い、そして竜王との死闘を経て
平和の戻ったバイアシオン大陸でアンギルダンは共に戦った戦友
無限のソウルの持ち主であるノーマとあちこちを旅していた
まだ見ぬ宝や戦いを求め冒険を繰り広げる、明るく朗らかなノーマとの冒険の旅は
穏やかな心をアンギルダンへもたらした、残り少ない自分の人生だ
やがて冒険者としても引退し、他に愛する者が出来たノーマやイークレムンの結婚を見届けたり
小さな孫へ自分の若き日の冒険譚を語る…そんな余生を過ごすのも悪くはないと思えたのだ

しかし…いつからだろうか…共に旅をするノーマの自分を見つめる視線に
血の通った熱い想いを感じるようになったのは…
最初の頃は自分のただの勘違いだと思いこもうとした
いくらなんでも祖父と孫娘というほど年の離れ老いた男に彼女が恋心を抱くなどありえないからだ
まして若く可愛らしい彼女に想いを寄せる男は大勢いたのだから…
アンギルダンがノーマの想いをはっきりと自覚したのはまだ寒さの残る春の初めの頃だった

思わぬほど強さを持った魔物の討伐、ノーマと共に追い詰め致命傷を負わせるまで至ったが
そこでアンギルダンは仕留めるべく振り下ろした斧が魔物を殺すまでいかず
深傷を負うこととなった、まだ10年若い頃の自分なら仕留めることの出来た一撃だったろう…
薄れゆく意識の中、アンギルダンは自分の肉体の衰えに対する諦観よりも
一度とて見たことのないほど取り乱し泣き叫びながら自分の名を呼び続けるノーマへ
言葉にできぬまま謝らずにはいられなかった…
今まで出会った仲間達、愛する者らの顔が走馬灯のように流れていき
アンギルダンは意識を失った…


次に目覚めた時、初めて目に入ったのは真っ白な天井だった
首を回せば隣に医者と思しき男とノーマがいた
助かったのが奇跡だという医者に涙を流しているノーマ…どうやら自分は黄泉の国から
追い返されてしまったらしい…
しばらくは絶対安静にと医者が告げて少しの間席を離れるとノーマと二人きりになる
助かった安堵で泣きじゃくる彼女が落ち着くまでアンギルダンは待った
やがて落ち着きを取り戻したノーマは恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべ
悲しそうに微笑むともう後悔はしたくない…とだけ言う
何をとアンギルダンが問い返す前に柔らかで暖かな感触が唇を襲い、そのまま頬を寄せると
はっきりとノーマは自分の中の思慕の念をアンギルダンへと伝えた
戸惑いとやはりそうじゃったのか…という思い、そして自分でもわからぬ…心に湧く微かな感情
彼女の頬を伝う涙を拭えぬままアンギルダンは今度は己の方から彼女と口づけを交わした…

819:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:26:34 UAYcEJLq
それから一年、アンギルダンとノーマはとある山林に一軒家を構え暮らしている

「ン…ンフゥ…ハァ……ァ!…アンギルダンさんッ!」
「んっ、おっ……むぅっ……んむっ!…ノ、ノーマ……」
同じベッドの上で二つの影がひとつに重なり合う
アンギルダンの巨体に組み敷かれノーマは激しく唇を貪られている
…ピチャッ…クチュ…チチュ……
二つの舌が絡み合い唾液を混ぜ合わせ啜り上げる音が部屋の中に響き渡る
老雄と若き娘の口から溢れだす熱い吐息はまぎれもなく二人の興奮の高まりを表していた
ナメクジのような舌が自分の口の中に侵入し口内を我がモノのように侵略していくのを
ノーマは胸を昂ぶらせ喜んで招き入れていく
普段では思慮深く落ち着いた包容力を持ち合わせているアンギルダンが
夜においては肉欲を露わにし肉体をしゃぶり尽くそうと獣へと変わる…
一緒に暮らし始めて愛しい男の別の雄としての一面を見たノーマは
自分の心に静かな愉悦が走るのが分かった
お互いに糸一つ纏っていない裸である、年老いても失われずにいる屈強な肉体に柔らかな女の体
触れ合う肌と淫らに絡む舌の熱さに
アンギルダンもノーマも欲望を縛り付ける理性をドロドロに溶かしていく
「はふっ、んァ…チュッ、チュッ、チュッ…はぁ~っ…ん……」
「いい声じゃ……もっと聞かせてくれんか、お主の声を…」
両の手でノーマの頬を包み込むとアンギルダンはいっそう力を込めて唇にむしゃぶりつく
「はっ!ああんっ!!……い…いい…ン……ふぁっ!!……」
年を重ね老いた男に似つかわしくない情熱的なキスは、それゆえに
若娘の心と体を容易く燃え上がらせた、焼けるような官能の火にあぶられノーマは体をくねらせる
自分の肉体の下で悶える女体にアンギルダンは興奮を募らせていく
まだ汚れを知らぬ少女だった肉体に悦びを与え、『女』へと変えていったのはアンギルダンだ
(はぁっ…はぁっ……可愛らしい娘じゃ…こんなに耐えきれんように悶えて……)
「ああぁ…あ…アンギルダンさん…私、熱くて…もう体が溶けそう…」
「ははっ!ならば溶けたお主を…わしが一滴残さず腹に収めてしまうぞ」
唾液の糸を引いて、アンギルダンが唇を離すと分厚い舌が今度はノーマの顔を襲った
「あんっ!駄目ったらアンギルダンさんっ…あっ…」
犬のように舌を這わせノーマの両頬を唾液で濡らしていく
無論アンギルダンは悪ふざけでやっているのだが舐められている本人は
皮膚を這いずり回る舌の感触に吐息を荒げた
ヒルの如き軟体生物のネットリとした温もりにぐっと体中から汗が浮かび上がる
「はんっ…アンギルダンさん…もう…そのへんで…」
「ふふっ、許せノーマよ、お主の喘ぎ声があんまりにかわいいもんじゃからのぅ」
「…もうっ!…」
くったくなく笑ってすませるアンギルダンにノーマはふくれ面で顔を背ける
背けた途端露わになった首筋にアンギルダンは逃さず吸いついた

820:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:27:23 UAYcEJLq
「ひゃっ!、も、もう…本当に…後で怒りますからね…」
吸いついたまま首を縦に動かす老男はそのまま強く唇を吸い上げ
自分の所有物だという証を体へと刻みつけていく
チュパ!チュパっ!っときつく吸い上げては離すキスの音が部屋を満たす
少女の白い肌に咲いた幾つもの紅い花は男の唾液に濡れて艶やかに咲き誇っている
「ああっ、こんなにたくさん…跡がついちゃった…」
「綺麗じゃぞ?お主の肌に美しい花が咲いたようじゃ…」
「詩的な言い方しても花どころか虫に刺されたようにしか見えませんッ!」
「ふっ、そうか?」
そうです…と返すノーマに苦笑し、アンギルダンは愛撫を再開した
たわわに実った二つの乳房を、皺の刻まれた両手が揉みしだいていく
「何度揉んでもお主のものは柔らかいの…まるで餅じゃ…」
「んんっ、あっ、はぁはぁ……や、優しくしてくださいね…」
「もちろんじゃよ」
きゅっと力を込めれば、乳は喜ぶように揺れ動いた
赤黒い欲望に従いアンギルダンは乳房に快楽を与えるべく行動を開始する
コリコリとした乳首を弄び摘まみ上げてみれば
ノーマは耐えきれぬように熱くこもったうめき声を漏らした
体から噴き出た汗が彼女の全身を覆う、アンギルダンの鼻が嗅いだのは
情欲に塗れた牝の体臭だった、一匹のオスとして彼自身も心が焼け焦がれるのが分かる
乳房を掴み、左右へと揺らしてはノーマの女としての反応を喜んだ
ブルブルと震える乳肉はまるで食えば甘やかな味が広がるプリンのよう…
「それにしても厭らしい乳じゃな…一体誰がこんな風に育てたのやら」
「ふぁっ!わ、分かってるくせにっ…はぁっ…あ…
恥ずかしいから、そんなに見つめないでください…」
ゆっくりと熟れた果肉をこねくり回す、その二つの谷間に顔を埋めて
アンギルダンは思いっきり乳房の匂いを嗅いだ
鼻孔へと広がるのは上気した汗の匂いとつきたての餅肉の甘い香り
吐息が自分の敏感の場所をくすぐるのが興奮するのか
ノーマはビクっと体を震えさせる
掌の中でグニュグニュと形を変える乳房は粘土のような柔らかさ…
「ふぅむ…随分と興奮しているようじゃな…胸の鼓動が
激しく高鳴っているのが聞こえるわい、それに乳首もこんなに硬くなって…」
「やっ!やめっッ!!んふぅぅ~!!あうっ!!…んんっ!」
硬くしこった乳首の先端を指で優しく押しつぶす
あまりに強い刺激に息も絶え絶えにノーマは体をヒクつかせる
抗議のこもった眼でアンギルダンをにらみつけるが涙に潤んだ瞳では
それも男を歓ばせる為のスパイスにしかならない
「感じてるんじゃな…ノーマ…気持ちよくて苦しくて仕方がないようじゃ…」
「そんなこと…ないっ!!…あふっ!!」

821:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:28:11 UAYcEJLq
アンギルダンは乳房を揉む手に力を込めた
「さぁ、次はどうされたいか?言ってみるがいい、なんでも応えてやるぞい」
「い、嫌です…そんなの、言えません…恥ずかしいです…」
「そうか、じゃあ今夜はこれで終いとしよう、さて寝ようかの」
身を起こして自分から離れていこうとするアンギルダンに慌ててノーマはしがみ付き
かすれた声でぽつりと呟いた
「卑怯です、そんなの…私が断れないの…あなたは知ってるのに…」
「それでは言ってくれ、お主の口から聞きたいんじゃよ…」
羞恥に体を震わせ、顔を真っ赤にしながら自棄になって彼女は観念した
「私の……おっぱい…吸ってください、私がおかしくなるくらい…強く…おっぱいを…」
甘く潤んだ声でそれだけ言うと彼女は恥ずかしさで死にそうなほど紅くなった
アンギルダンはというとこれまたノーマの震える懇願に胸を滾らせる
「ああ、嫌というほど吸ってやるぞ、お主が満足するまでな」
胸に顔を埋めるとアンギルダンは勢いを付けて乳首を吸い上げる
悦びに震える桜色の頂きは左右交互に愛撫を受けその色合いを赤く染めていく
あきるほど吸いついた後は舌を使ってころころと先端を転がすのが常だった
「んむぅぅ~~、はぁはぁ……良いか?ノーマ…
お主が気持ち良ければいいほどわしの心は歓びで溢れかえるぞ」
「く、くふぅっ!あっ…いいです、アンギルダンさんの舌使い、すごく…気持ち良い」
熱病に浮かされた心でノーマは歓びで応える
そう、ときおり意地悪のようなことをするけれどアンギルダンはいつだって
彼女の心も肉体も満たす為に努力や情熱を惜しまない男だった
彼の内に燃える情熱や愛情を感じて改めてノーマはこの男に愛しさが込み上げてくる
乳房全体にアンギルダンの涎が塗りたくられ、ノーマは胸で息をする
視線を下に向けてみればそこには牡の侵略を受け、支配の証で濡れ光る乳肉が震えていた
愛しい男の体液で濡れる自分の肉体を見て、ノーマはじゅんと女陰から愛液を漏らす
体から溢れた愛液を感じ取ったのか、アンギルダンは指を伸ばしてそれを確かめた
引き戻した自分の指に大量の淫液が絡みついてるのを見て彼はいやらしく笑う
「ぐっしょりと濡れておるな、そんなに感じてくれたのか…男冥利に尽きるぞ…」
「当たり前でしょう…だって私…アンギルダンさんのこと…大好きだから」
若干の照れをみせながらもノーマははっきりと告げた
アンギルダン自身も照れたように頭をかくとニッと笑いかけた
「それでは第二ラウンドとゆくぞ…ふふっ、たっぷりよがってもらおうかの」
ベッドのすぐ近くに置いてある袋からアンギルダンはあるものを取り出す
太く長い棒状の物体は男の肉根をかたどった張り型である
すでに男として不能であるアンギルダンの代わりにその棒は
ノーマの処女を奪い『女』としての悦びを教え込んだ元であった
張り型を見たノーマの息が少しだけ荒くなる
アンギルダンは無言でそれを下の唇へと寄せて彼女へと目配せをした
「さぁ、入れるぞ…恥ずかしがる必要なぞない…わしの前では全てをさらけ出してくれ」
「はい……アンギルダンさん……」
うなずくノーマを見届けアンギルダンは腕を動かすとズっと木棒を秘裂へと潜らせた

822:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:29:04 UAYcEJLq
「うっ!!あああああああアアアアアァァァッーーーッ!!!」
かん高い叫びが二人の愛の巣の中に響き渡った
大きな叫び声もアンギルダンにとっては愛する彼女が漏らしたもの
それは美しい音色となって彼の耳の奥へ木霊する
グニュリッ!…クチュッ!……チュボッ!!……
老雄は黙々と張り型を女陰へと出入りさせていた、引き抜いてみれば愛液が掻き出され
押し込めて見れば同じように愛液が溢れだしていく
張り型をベットリと汚す体液はトロトロに溶けてイヤらしく糸を引いていた
彼女の下に敷いてあるシーツには水溜りのようにぐっしょりと広がり
ノーマが感じている快楽が尋常ならざるものであることを物語っている
指ですくって口に含んでみる、酸味の感じさせる液体はそれでいて
甘酸っぱいとろみに満ちていてノーマに快感を与えるひまにアンギルダンは
舌を這わせて淫花から零れおちた蜂蜜を啜り飲んだ
木棒の挿入を受けているノーマはやがてこらえ切れなくなったのか
思うさま自分の快感を言葉で表現し、体をくねらせて気持ちのいい場所へと
張り型を導く、そこにもはやノーマとしての人間の尊厳はなかった
理性をかなぐり捨て獣へと戻ってしまった一匹のメスがいるだけである
「はあんッ!いいのっ!!硬いおちんちんの棒が私の中で動いててっ!!
変になっちゃうっ!あっ!あっ!あんっ!ひィィィんッ!!」
「綺麗じゃ…ノーマ…お主は今、美の女神の化身のように美しい…」
そうだ、この可愛らしい少女と牝獣の一面を合わせ持つ彼女が彼は愛おしくてたまらない…
ノーマが絶頂への高みに昇り始めたことを察したアンギルダンは
一気にラストスパートへと畳みかける
出し入れを止め彼女の膣のもっとも感じる場所に木棒を停止する、それからブルブルと
高速に動かしバイブのように振動させた
ノーマの頭を沸騰させ、一瞬で絶頂へと押し上げる魔法の動きである
効果はほんの数秒で現れた、彼女の肉欲に染まった瞳は更なる悦びを与えられ
彼女の魂は遥か深く奈落へと落下していく…生暖かな闇がノーマを包み込む
「はァっ!……アぁっ!…がっ!!もう…わたし…壊れっ!……
んんんんっっ!!!あっ!!あっ!!あヒぃぃぃぃっっッーーー!!!」
ひと際強い刺激が肉体を襲いノーマは体を跳ね上がらす
ぶしゅっ!!と音を立てて女陰から洪水が起きたように秘蜜が吹き零れた
五体を投げ出しビクッビクッと膣をヒクつかせ虚ろな表情で宙を見るノーマ
どうやら既に気を失っているようである
張り型を引き抜くとドバッと愛液があふれ出てきた、ぱっくりと広げられた
膣内は今だに生き物のように収縮し快楽を求めて震えていた
木棒の処理を済ませ、アンギルダンは気を失ったノーマを
優しく抱きよせ腕の中に迎え入れる
彼女が絶頂を迎え果てる、たとえ自分は快感を得ることができなくとも
それだけでアンギルダンの心は至福に包まれ、胸が暖かくなった
(ただ…お主の悦ぶ顔を見れるだけでいい…それで十分わしは満足じゃ…)
目を閉じれば安らかな眠気に誘われてアンギルダンは眠りに落ちた

823:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:30:08 UAYcEJLq
意識が目覚めたきっかけは下半身に感じた奇妙な生暖かい感触のせいである
ふとした違和感に目が覚めれば腕に抱いたノーマがいない
違和感の元へと目を向ければそこにはアンギルダンの陰茎を
銜えて奉仕する彼女の姿があった、一心不乱に舌を這わせ血を巡らせようとする
だが若かりし頃多くの女の膣を貫きよがらせた肉茎も
この年になるとまであってはどれほど刺激を与えられようが
オスとしての役割をこなすことは出来なくなっていた
「ノーマ…もうよい…わしのもんはもう使い物にはならんのじゃよ…」
聞こえているはずのアンギルダンの声を無視してノーマは口淫を続ける
力を無くしている状態のままでも十分大きい肉棒であった
ひとたび活力を取り戻せばそれは女達を虜にせずにはいられないだろう
しかしノーマの努力も虚しく男根は力なく垂れたまま快楽に
勃起することもなく、沈黙を保ったままである…
「無理じゃノーマ…離してくれんか、このままではお主が辛いじゃろう?」
それでも彼女はしゃぶることをやめない、見かねたアンギルダンが
力づくで陰茎から口を離させるとぽろぽろと涙を流し始めた
「ノ、ノーマッ!?なにも泣くほどではなかろう?
わしはお主が無理をしてまで気持ちよくなりたいとは思わんぞ…
それにどうして急にこんなことをした?理由を話してはくれんか…」
ノーマははらはらと涙をこぼしながらゆっくりと頷いた
「私は…悲しかったんです…私はあれほどあなたに気持ち良くしてもらって
快楽を貰っておきながら、私自身はアンギルダンさんに
ただの一度だって悦びを与えたことなどなかったから…それで…」
「あんなことをしたわけじゃな……ノーマよ、わしの喜びはお主と同じじゃよ
好きな女子が目の前で気持ち良さそうにしてくれているんじゃ
たとえ快楽を得ることは出来んでも心は嬉しい…それだけでは駄目なのか?…」
ノーマは暗く、顔を伏せた
「アンギルダンさん…私も、女です…好きな人の男の象徴を
自分の体へ受け入れて共に高みへと昇りつめたい…
そう思う私は浅ましくて汚らわしい女でしょうか?…」
心の中に無念さが溢れかえるアンギルダンであった
アンギルダンとて枯れてしまったとはいえ男だ
愛しい女の膣を自分の肉棒で満たし愛を交わし合いたい
しかしそれは所詮は叶わぬ願いだ、想いを巡らすだけ無駄な…
そんなことをせずとも自分は快楽がなくても満たされる
なればそれでいいのではないか?肉の交わりはなくとも心さえ繋がっていれば…
逆に心の交じり合うことのないセックスなど不毛な肉の擦り合い以外の何物でもない
アンギルダンはそっとノーマの頬の涙を拭いとる、二人の視線が交差する
「ノーマ…今日はアミラルにでもいかんか?いろんな物を買って美味いもんを食って
そうすれば少しぐらいは気晴らしにでもなるじゃろうて…」
アミラルとは今自分達の住んでいる家から一番近い所にある都市である
うつむいたノーマの頭を撫でて彼女が首を立てに振るまで辛抱強くアンギルダンは待った

824:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:31:02 UAYcEJLq
「ふぅ~、たらふく食ったのう、もう満腹じゃ」
「はい、お魚の料理…とても美味しかったです」
昼も過ぎたころアンギルダンとノーマの二人はアミラルの町中を歩いていた
ちょうど昼ご飯を済ませてきたばかりである
海に近い場所にある都市だけあって海産物の料理は舌を巻くほどに美味い
腹もふくれてノーマも少しは気が紛れたのだろう
それから二人は食糧など買い歩いたりアミラルの街並みを眺めて時を過ごした
日も傾きかけたころ、海王の像の前に座りながら一息を付ける
「そろそろ帰るとするかの?」
「そうですね、日も沈みかけてきましたし……あのアンギルダンさん…」
「なんじゃ?」
「あの…ありがとうございます…私の勝手な好意の押し付けで困らせてしまったのに…」
「気にするでない、今日は楽しかったしの、結果的に来てよかったと思っとる
それに好意の押し付けなどとは思わん、わしは…嬉しかったぞ」
「アンギルダンさん……」
彼女の頬が赤く染まったのは夕焼けのせいか果たしてそれとも…
ノーマが恥ずかしげに立ちあがるとアンギルダンへと手を伸ばした
その手を確かに捕まえてアンギルダンも彼女の隣に立つ
そのまま温もりで暖かい手を繋いだまま帰ろうとする二人に声が掛けられた
「もしもし……そこのロリコンのお爺さんと枯れ専の娘さん…」
二人が振り返るとそこにはいつのまにかやら怪しげな老婆が座っていた
老婆の座っている床布には幾つもの品々が飾られている、露天商なのだろうか?
「だ・れ・が・ロリコンじゃ!初対面の人間に対して随分と失礼なばあさんじゃな」
「枯れ専なのは否定できません…ですが確かに失礼な方ですね…」
「まぁまぁそう怒らずに見ていってくだされ、私が世界を周り集めた二つとない宝ですぞ
きっとお二方の心にかなう品が必ず見つかるはずでしょう…」
老婆に言われて視線を品に移してみればどれもこれも胡散臭いものばかりである
ビンに詰められた胎児だの異臭漂う匣に金色の髑髏、真っ黒な聖母像…
どうみても二つとない宝というよりは不幸をもたらす呪いのアイテムに違いない…
(胡散臭いことこのうえないです……
家のお財布を預かる者として悪徳商法に引っかかるわけにはいきません……)
適当に相手をして早く帰ろう、そう思ったノーマだったがとある商品に目が止まった
純銀のリングに小さな紅い宝石をあしらった二つの指輪である
「お婆さん…その指輪はなんですか?」
「おお、娘さんお目が高いですのぅ、それは遥か昔に運命神ファナティックが作り上げたと
いわれている願いを叶えることのできる指輪ですわ…」
「願いを叶えるじゃと?」
アンギルダンの言葉に老婆は静かに頷いた

825:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:32:11 UAYcEJLq
「この指輪、聖邪の区別なく持つものの願いを聞き入れ叶えることができる指輪なのですよ
これで幸福になった者もいれば不幸な一生を送った者もいる…
なにしろこの指輪は本人すら知らぬ無意識の願いさえ叶えてしまうのじゃ
しかし持つものがささやかなる幸福を真に願う者ならば、指輪も悲劇を生む事はないでしょう」
馬鹿馬鹿しいと思ったアンギルダンだったがノーマは真剣に悩んでいるようだった
「ノーマ、まさか買うつもりなのか…」
「いえ、今はまだ……でもささやかなる幸福を願うことを…私は…」
数分悩んだすえ、それ買いますとだけノーマは言った
「はいはい、二つセットで大特価3000ギアですよ…」
「むぅ…安物じゃし仕方あるまい」
「ごめんなさい…アンギルダンさん…」
「いや、いいんじゃ、まぁ二人お揃いの物を持つのもいいことじゃろう」
譲り渡された指輪の片方をアンギルダンに渡すとノーマは自分の薬指に嵌めた

家へと帰りながらアンギルダンは指輪を何度も見直していた
「本当にこの指輪、効き目があるのかのう?願いを叶えてくれるだの
大層なご利益があるわりには随分と安い品物じゃったしなぁ」
「わかりません、でもたとえ眉唾もので効果がなくてもペアリングっていい物ですよ
それに指輪からはなんの闇の気も感じられませんし」
「まぁそうじゃの、ふふッ、まるで結婚指輪みたいじゃな」
二人の指にはまる二つの指輪、あの老婆に薄気味悪さを感じてはいたが
どうか願いが叶いますようにと思う二人であった



奇妙な老婆に出会ってから何週間か過ぎたころ
あの時買った願いをかなえるという純銀のリングは
今だアンギルダンもノーマの願いも叶えてはいない、しかし二人の指に光るリングは
夫婦の証のような気がしてノーマなどは時々見つめては嬉しそうに微笑むのだった
初めはこの指輪にも不安を感じることがあったアンギルダンだったが
今では買ってよかったような気もする

目覚めのいい朝を迎えたアンギルダンはなにやら美味そうな匂いに惹かれて起きた
「ふぅ~、いい匂いがするの、今日の朝食はなにかな?」
「あ、おはようございます!ふふ、トーストに卵焼きみたいな
軽いものですよ、そんなにいい匂いがしました?」
「ふっ、お主の作ってくれたものならなんでも美味く思えるわい」
アンギルダンのキザなセリフに笑って見せるノーマ
二人で席に着くと朝食を始める、冒険者であった頃のようにスリルや高揚感
勝利の喜びを感じる生活ではなかったが、穏やかで心安らかな暮しであった
このまま死ぬまでノーマと共にいるのも悪くないと思う
そんなささやかな幸せを感じる日々だった

826:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:33:20 UAYcEJLq
しかしイークレムンにノーマと恋仲であることを言うことは出来なかった…
ただでさえノーマとイークレムンは昔から交流のある親しい友人なのである
今でも戦友として彼女と過ごしているのは伝えてあるが
五十も歳の離れた娘と恋愛関係にあるとは口が裂けても言えない…
言ったらあの優しげな眼でなんといわれるか想像するのも恐ろしい…
「あの、どうしたんですか?アンギルダンさん…顔色が良くないようですが
焼き加減が悪かったとか…お口に合いませんでしたか?」
トーストを口にはさみながら青ざめるアンギルダンを心配したのか
ノーマが顔を覗き込んでくる
「い、いや…違うんじゃよ、お主の焼いたパンはまったくもって美味い!
特に焼き加減が絶妙でカリカリとした食感にバターの匂いが
まったくもって美しいハーモニーを奏でておる!うむ!絶品じゃっ!」
「そ、そうですか…なにを焦ってらっしゃるのかよくわかりませんが…
美味しかったようなら良かったです、あ、今度手作りのジャムにも挑戦しますね」
「ああ…楽しみに待っておるよ…」


人で溢れたアミラルの町をアンギルダンは奔走する
食料の備蓄が減ってきたので二人で買いに行こうとノーマが言うのを断り一人で来たからだ
米や野菜に肉などを買い求め、疲れてベンチに座った時は1時を回っていた
(ふぅ~、随分と時間がかかっちまったわい、二人でやっていた買い物が
一人になるだけでこんなに大変になるとはのう…ノーマにはその方が効率がいいと
大口を叩いたというのに情けない…どれ…あとはパンだけか…)
よっこいしょと重い腰を上げて立ちあがりアンギルダンはパン屋へと歩いた

店の中にはちょうどパン屋の店員であるフェルムがいる
これまで何度もノーマと共にこの店に買いに来ており彼女とは顔見知りだ
「あら、アンギルダンさんッ、いらっしゃいっ、今日はノーマさんと一緒じゃないんですか?」
「ああ、ノーマには家で留守番をしてもらっててな、今日はわし一人で買い物じゃよ」
「お一人でですか…それじゃ大変ですね、まぁゆっくり見てってください」
メモに書かれてある通りの物をアンギルダンは物色していく
棚に並べられているパンはどれも美味そうで食欲をそそる
しかし必要最低限の金しか持ってこなかった為、余分なパンを買うことは出来そうにない…
(残念じゃな、こんなに美味そうだというのに、もう少し金を持ってくるべきじゃった)
パンを選んでいる時、ふといつのまにか店員娘であるフェルムを視界が捉えていた
もとはロストールの酒場の看板娘だった彼女はひょんなことから
ここのパン屋の若旦那に見初められ、最初は嫌々ながらだったものの
交際を重ねついには結婚を経て、アミラルにまで嫁いでくることとなった

827:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:34:34 UAYcEJLq
去年、待望の男の子を産んだという話も聞いている、確かにフェルムの纏う雰囲気は
年が近いにも関わらずノーマよりもずっと大人で以前あった年相応の子供っぽさはなりを潜めている
母親となった者だけが持つ母性が内側から滲み出ていた、きっと今幸せでいっぱいなのだろう…
子宝に恵まれ、まだ若い夫と愛を育んでいる、少し羨ましさを覚えた
よく見ればフェルムはとても綺麗な女である、可愛らしさと大人の女の美しさの狭間を
行き来している容姿は、男なら淡い恋情を、女なら羨望を抱かずにはいられないだろう
アンギルダンの胸に熱く黒い塊が込み上げているのを指に嵌められた指輪は敏感に感じ取っていた
メモ通りのパンを集めアンギルダンは会計を済ませる
「はい、全部合わせて1200ギアになります」
「むぅ、ちょっとまっててくれ」
懐の財布からちょうどぴったりの金を集めるとアンギルダンはそれを差し出した
代金を受け取ろうとしたフェルムだったが二人の手が重なった途端ビリっと
電流のようなものが体中を走り、胸を貫く…驚いた拍子にお金を受けそびれてしまい
同じように驚いたアンギルダンが床へと硬貨をばら撒いてしまった
「あっ!す、すまぬッ!!」
「い、いえ…私の方こそ…不注意でした…」
あわてて床にかがんで拾い集めたお金をアンギルダンはフェルムではなく台へと置いた
「それでは…すまなかった…フェルム殿…」
「あ、待って…アンギルダンさん」
逃げるようにしてその場から立ち去るアンギルダン…
(わ、わしの身体は…いったい…何が起こったんじゃ…)
いったいどうしたというのだろう、アンギルダンの股の下にぶら下がっている漢の象徴は
フェルムと指が触れあった瞬間、火が付いたように熱く屹立し始めたのだった
長い月日の間、なんの反応もしなかった肉槍に血が通い出し、鼓動を刻み始める
アンギルダンは焦っていた、今こうして町を歩いている時も男根は収まらず
今すぐにでも自らを受け入れる肉の鞘を探し求めて猛り狂っていた
(速く…速く家に帰らねば…そうだ…これは悪いことなどではない…
ようやく、ノーマを本当の意味で男として可愛がることができる…子供だって作れるじゃろう…)
だがアンギルダンの脳裏に浮かぶのは毎夜飽きるほど見たノーマの裸ではなく
つい今しがた会ったフェルムの裸体だった…想像の中でフェルムは厭らしく尻を振り自分を誘っている
それを振り払うかのようにアンギルダンは足を速め家へと帰ろうとした…

828:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:36:01 UAYcEJLq
道路というには少し荒れている道を早足で駆ける
空は分厚い黒い雲に覆われ今にも豪雨が襲ってきそうだった
両手に荷物を抱え走っていると大きな樹木の前にポツンと寂しげな人影が立っている
(ノーマか?……心配になって迎えに来てくれたんじゃな…)
はやる心を抑え彼女へと近づく、一刻も早くノーマの顔が見たかった
でなければ自分は想像のフェルムの誘惑に乗って木陰でマスターベーションでも初めてしまいそうだ…
喜んで人影へと近づいたアンギルダンだったが、しかし彼の予想は裏切られる…
人影の正体は他でもない、フェルムその人だったのだ
彼女の顔を見た途端、衝撃が胸を走りアンギルダンを絶句させる
「あ…あぁ……フェルム殿……何故…ここに?……」
フェルムはアンギルダンに気づくと嬉しそうに口元を綻ばせた
「ああ、アンギルダンさん、良かった会えて…ここで待ってればいらっしゃると思ってたんですよ」
「な、何故じゃ…何故わしを待ってなど…」
「ふふっ、これですよ」
フェルムは笑って片手に握られていた物を出す、掌の中には100ギアの硬貨が乗せられている
アンギルダンは予想だにしていなかったのかキョトンと目を丸くした
「あの時アンギルダンさん、お金を落としたでしょう、その拍子に片手に持ってたお財布から
お金がこぼれ落ちちゃったんですよ、引き留めようにもアンギルダンさんは
すぐに荷物を持って出て人ごみにまぎれてしまうし、だから先回りして帰り道で待っていれば
きっとアンギルダンさんにまた会えると思ったんです」
「そ、それでだったんじゃな…わしのドジで迷惑をかけて本当にすまぬ…」
「いいんですよ、これくらい当然です、お金お返ししますね」
フェルムはアンギルダンへと近寄ると胸ポケットへと入れてくれる
両手が塞がってるため、気を使ってくれたのだろう
ただアンギルダンの背には冷汗が伝った、気づかれてはいないだろうか?…
自分のズボンをもっこりと膨らませる肉棒の存在に…反応を見る限りでは大丈夫だったようだが
内心では戦々恐々としていた、ばれていたら間違いなく軽蔑のまなざしで見られていただろう

『色ボケたクソジジイ…若い恋人の女がいながら人妻に興奮するなんてとんだケダモノね…』

フェルムにそんな罵倒の言葉を浴びせられるのは安易に想像が付いた
「それじゃアンギルダンさん…私はこれで、あら…いやだ…」
「困ったな…雨じゃ…」
黒く染まった空からはぽつぽつと雨のしずくが落ちてきたと思うと
それはすぐさま大粒の水玉に変わって滝のように勢いよく降り注いできた
慌てて近くの樹木へと避難するアンギルダンとフェルム
困り果てて二人は今や豪雨となった空を見上げて立ちつくすしかなかった
「よわりましたね…これじゃお店に帰るのは到底無理そうです…」
「しばらく雨が弱まるまでここにいるしかない様じゃ…すまん、わしのせいで…」
「謝らないでください、私はこれっぽっちも気にしてませんよ」
平謝りするアンギルダンを笑って気にしないでくれというフェルム

829:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:37:35 UAYcEJLq
しばらくはその応酬が続いていたが雨が降ったのは貴方のせいじゃないでしょう?という
フェルムの言葉を最後にそれは止んだ、何事もしつこくするのはよくないことだ
そんな事は分かっていたはずなのに、何故かいつもの自分が崩れているような気がするアンギルダン
雨は豪雨からいっこうに変わらず樹木の下でただ時が過ぎるのを待つ
「ふふっ、こうも立ちっぱなしだとなんだかヒマですね」
「そうじゃな…だが仕方ない、もう少し経てば小雨になるじゃろう」
そういったアンギルダンも早く雨が止んでくれることを願い続けていた
さっきまであられもない姿を想像していた本人が自分の隣に立っている
動悸は激しくなり、男根の勃起はお収まることを知らない
ばれてしまわないか不安でたまらなかった
(雨よ…早く止んでくれ…こんなのは拷問にすら近いぞ…)
今すぐにでも両手の食料を投げ出し彼女を裸に剥いて犯したい…
赤く開かれた膣に自分の欲望の牡茎を突き入れ思うさま溜まりに溜まった肉欲を晴らしたい
そんな衝動に駆られてしまうアンギルダンであった
こらえきれぬように目をつぶると妄想はさらに加速していく…
ギュッ……
「ンハァッ!!…ァ…アッ…」
空想に浸っていたアンギルダンを脳天を貫くほどの快感が突然襲いかかってきた
目を開けて何事かと思い、股間に視線を向ければ自分の勃起肉を細い手が握りしめている
その細い手の主はまぎれもなく隣に立つフェルムから差し伸ばされていた
「アンギルダンさん…オチンチン…すごく大きくなってますよ…」
発情したメスの艶を見せて…フェルムは妖しく微笑んでいた
まるで交尾した後の雄を食い殺すカマキリのように見えてアンギルダンは戦慄する…
「フ、フェルム殿…なにをしてっ!?早く手を退けなされっ!!」
両手に荷物を抱えるアンギルダンは腰だけ動かして逃げるしかない
しかし逃げれば逃げるほど雄棒を握る手で強く浅く扱かれ快楽で腰砕けになる
「だって…アンギルダンさんったらずっと私の隣でオチンチンを硬くしてたじゃないですか…
いいえ、あの時私と手が触れ合った瞬間から勃起していたんでしょう?…」
「し、知っていたのか!?」
「もちろんですよ、だって触れた後…私の子宮も…ずっと疼いて仕方なかったんですから…」
「なっ!?」
今まで決してみたこともない淫蕩な表情で吊り上げられた彼女の唇…
アンギルダンと向かい合うように移動したフェルムは広く大きな胸に体を預ける
下から見上げ、震えるアンギルダンの目を捉えるとその顔を両手に包み口づけした
老男の眼が驚愕に開かれる、自分の口の中に入ってくる蛇のような舌は
さっそく男の口内で厭らしく動き回り始めた…
舌を絡め取られ口中に貯められた唾液が送り込まれる
淫女へと変貌したフェルムに行われていることは普段閨でアンギルダンがノーマへやっていることだ
通常攻める立場にある漢の自分が女に唇を奪われあまつさえ弄ばれている
振りほどこうにも彼女の手は女とは思えぬ力で抑えつけていた
(ん…んぐ…なぜ…こんな、細腕の女子にっ!?…)
屈辱を感じても、アンギルダンの身体はしっかりと反応していく

830:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:38:44 UAYcEJLq
唾液の塊を送られ、やむなくそれを飲み干せば喉を伝い胸を通り腹に溜まる
そして体は火を注がれた油のように燃え盛り熱く火照っていくのだ
「んふっ、んちゅっ!ちゅっ、ちゅぷっ!ちゅぱぁっ…あはんっ!…」
「んふぁっ…くちゅっ…むぅ…うっ!…はぁ…はぁ…あっくっ!や、やめっ……」
柔らかな唇にむしゃぶられ、歯も舌も尽きることなき女の情欲に吸い込まれる…
(う…あぁ……わ…わしには…わしにはノーマが……ノーマが……)
繰り返される愛しい人の名は深い闇の底へと沈んでいく
彼の眼を恐ろしい雌蛇の眼が見つめていた…どこからか頭の中へ言葉が響く

『いいんですよ…我慢しなくても…ずっと戻りたかったんでしょう…強い強い…逞しい牡に…
さぁ…私を貪って…あなたは生まれ変わるの…不能の牡なんかじゃない、立派な漢に…』

目の前のフェルムの瞳が…そう語りかけていた、男の本能がアンギルダンを満たしていく
アンギルダンの両手からどさりと荷物が落ちた、彼の心が堕ちたのを示すように…
両の腕がゆっくりと持ち上げられフェルムの身体をきつく抱きしめる
今度は自分から舌を絡めた、女の体液を求めて吸い上げる
「ふんッ!!ふんっ!!…はふっはふっ!!チュクッ!!ッチュッ!!」
「ぷはぁ…あぁんっ…激しッ……あんっ!んんン~~~っ!!!」
積極的になったアンギルダンの肉体をフェルムは嬉しそうに口中に迎え入れた
背中に両手を回し抱きしめ合うと、男と共に深いキスを交わす
アンギルダンは自分の漢の化身をフェルムの腹に強く擦りつけて欲望の大きさを伝える
男根はいよいよ待ちわびていた牝との融合に期待に溢れて怒張していた
口に集めた大量の唾液をさっきの仕返しとばかりにアンギルダンはフェルムへと飲ませる
大きく見開かれたフェルムの目が次にはとろんと悦びに溶けて受け入れていた
ごくっごくっと彼女の喉が上下しアンギルダンの体液を嚥下していく
フェルムが一滴残さず飲み干したのを確認するとチュパっと音を立てて口が離れた
二人の唇同士の間には糸が引かれて橋を作っている、それを絡め取り唇を舌でなぞるフェルム
「すごい……あなたの体液、私のお腹の中で炎が燃えてるみたい…
ああっ…私の心臓…破裂しそうに鼓動してる…アンギルダンさんのオチンチンが当ってるから…」
熱っぽい瞳でアンギルダンを見つめるフェルムには
もはやさきほどの雄を食らう雌カマキリの影は微塵もない
新たに宿っているのは逞しい牡に犯され侵略されることを望む雌犬の顔だった
「フェルム殿…お主はわしになにを望む?…」
その質問をしてしまえばもう後戻りができないことは分かっていた
アンギルダンの頭の芯はボーッとなっている、理性が必死に止めにかかっているが
もうなにもかも投げ出して肉棒の赴くまま自由になりたかった
目の前で飢えた牝が自分の中の漢を求めている
ならばそれに応え満足させてやるのは牡としての当然の義務に思えた
「はい、私の『女』をアンギルダンさんの肉棒で思う存分悦ばせてください…
そして最後には私の子宮の奥底へあなたの子種を蒔いてほしい…
あの時手が触れた瞬間、本能が私へ命じてきたんです、この男の子供を産めって…」

831:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:39:54 UAYcEJLq
アンギルダンも同じだった、彼も心の奥で願っていたのだ、美しいフェルムへ自分の子を産ませたいと
(そうか…これが願いを叶える指輪の力なんじゃな……)
自分の薬指に光るリングを見つめてうっすらと微笑が浮かぶ
(さて…わしは不幸の一生を送るのか…それとも…)
纏っていた上着をゴミのように捨てる
地面に落ちた衣類は雨に濡れてあっという間に水浸しに…
露わになった肉体は老いてなお岩山の如き生命の息吹を感じさせた
幾つもの体を走る傷と鍛え上げられた筋肉は歴戦の勇者の証と共に彼の人生の凄まじさを物語る
目の前の漢が歩んできた雄々しき生き様の結晶である肉体に彼女は魅了された
そっと体に手を這わせ駆け巡る血の脈動を感じる、力強い心臓の鼓動…
押せば跳ね返される弾力のある逞しい筋肉…体中に付けられた無数の古傷…
戦神の神像に施すようにフェルムは恭しく傷達へと舌を蠢かし
アンギルダンの肉体へ唾液をなすり付ける
漢の鍛え上げられた立派な肉体が女の欲情した体液によって穢れていく
「素敵ね…アンギルダンさん…この身体、若いころはさぞかし女性にもてたでしょうね」
「そうじゃな、男として不能になるまで、幾人もの女達がわしの腕の中で泣いてよがり
わしの子種を欲しがった、わしの肉棒を銜えこんで悦ばなかった女などいなかったほどにな…」
「まぁ…恐ろしくて素敵な話、それじゃあ私もたっぷりと喘ぐことになるんですね…」
「無論、お主がそれを望むからじゃよ…」
フェルムの顔を掴むとアンギルダンは下腹部へと跪かせ、いきり立つ股間の前で止めた
「フェルム殿を喜ばせる前に、まずはわしの息子を可愛がってくれんかの?…」
衣服の上からもはっきりとわかる陰茎の太さと硬さ、彼女の眼に欲情が映し出される
「はい…喜んで…」
ズリュっとズボンと下穿きが一気に引きずり落とされた
途端にビタンッ!という音をフェルムの耳は聞いた
窮屈にしていた肉竿が自由になった直後、臍まで反り返り音が響いたのだ
眼前で痛いほど猛っている肉棒にその下でぶら下がる巨大な陰嚢にフェルムはうっとりと目を奪われる
これから口や舌を使って可愛がり、やがて自分の膣を貫き子を孕ませる愛しい生殖器…
血管が浮き出し心臓のように脈打つ醜悪極まりない牡の器官は彼女の心になんの恐怖ももたらさない
それが禍々しくおぞましいものであるほど貫かれ…支配、隷属させられる悦びは何倍にも増す
夫以外の男の性器を見たのも初めてだった、彼の物よりずっと大きくて逞しい…

832:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:41:13 UAYcEJLq
そうだ…自分は結婚した男以外の牡と交尾してそればかりかその牡の子供まで産むのだ
今の夫とは子供までもうけた仲だというのに……だがなぜだろう…
家族を裏切ることに対する申し訳なさよりも目の前の男の子を宿す喜びの方がずっと大きい…
それがより強い牡の子を孕み産むことを目的とするメスとしての本能から来ることを
彼女はおぼろげながらに理解していた
(ごめんなさい…あなた…私は…アンギルダンさんの子供を産みます…)
心の内で夫に謝罪しフェルムは自分を求めて息づく極太の魔羅へ手を伸ばす
手が肉棒を握った瞬間、熱さと肉棒の興奮が皮膚を通じて伝わってきた
およそ老人の一物とは思えない鋼の硬さ、ヒクヒクと女の掌で微動し悦びを表現する男根
亀頭の先端からはまるで食虫植物が虫を誘うように雄臭く高揚する匂いが漂っている
彼女は匂いに誘われるまま美しく潤う唇を亀頭へ口づけた
小さなチュッという音が聞こえてキスを受けた肉竿がピクンと反応を起こす
(かわいい…)
開かれた口からチロチロと舌先をだしてちょんちょんと肉棒をつついた
触れた部分が火であぶられたように熱く…じんわりと秘所が疼きだす
彼女の柔らかな手が自分の陰嚢を包み込むのをアンギルダンは見守った
片手でフェルムは袋に守られた二つの玉を優しく揉みしだく
片方だけで小さなミカンほどもある金玉を見て彼女は胸が騒ぎだすのだ
こんなにも大きな陰嚢だ、射精の時にはどれほどの精子達が肉棒から吐き出されるのだろうか
双子どころか三つ子以上の子を妊娠してしまうかもしれない
自分の大きく膨れた腹を想像して背中にゾクゾクとしたものが駆け巡った
手の中にある玉袋がもっとたくさんの精子を作ってくれることを祈って心を込める
口を大きく開いて陰嚢を含む、甘くて美味しい飴玉を舐めるように口中で転がすと
アンギルダンの荒い鼻息が耳を突いた
唾液でべたっと汚れ、刻まれた袋の皺の先から涎がぽたぽたと落ちていく陰嚢
そのまま肉棒の裏筋に何度も何度も舌を這わせて悦ばせる
「ふぅ~~…よいぞ……フェルム殿…長い間味わえなかった快感じゃ…」
アンギルダンも久方ぶりに快楽を感じる奉仕をされて生ぬるい溜息をつく
「ぴちゃっ…ぴちゃっ…ぺロッ…ん~ッ……」
官能の証が男根の先端から流れ落ちて舌に染み込んだ
一端口を離して肉棒を見るとフェルムの奉仕に感じたのか青臭い透明な液体が湧き出ている
「アンギルダンさん…しっかり感じてくれてるんですね…嬉しい…」
おずおずとフェルムの唇がぬるりと亀頭に触れて飲み込んでいく
口をすぼめて溢れだす先行液で喉を潤す、男の欲望の体液を飲んでいるのだと思うと
自然と下腹の辺りがキュンっと高鳴るのを止められなかった
熱い塊が口の中でビクビクと蠢いている、鼻で息をしながら濡れた舌は
ひたすらそそり立つ剛直を求めてしゃぶり続けた
決して歯を立てたりしないように気をつけながら、男に少しでも感じてもらえるよう動きを強める
「あはぁっ、ぬぷっ…ちゅぷっ、ちゅぷ、んふぅっ…」
「う、くおおおっ!……い…いい…」

833:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:42:17 UAYcEJLq
口の中で肉棒が熱い脈動をするのを感じフェルムは恍惚となりそうだ
太い棒にべちゃりと舌を巻いて絡ませ、上下に頭を動かしていく
根元近くまで飲み込み、喉に当たりそうな感触にえずきそうになりながらも
目の前に広がる白く見事に生い茂ったアンギルダンの陰毛をこの眼におさめて
ふたたび亀頭の先端へと頭を戻す、また鈴口や雁首に愛撫を加えれば
喜んで肉棒は褒美とばかりに大量の先走りを振りまくのだった
(アンギルダンさん…私…もう…)
フェルムは体の疼きが徐々に限界へと近づきつつあった
早く自分の口の中の一物を肉穴に思いっきり突っ込んでかき回してほしい…
だがアンギルダンも射精の時が迫ってきている、10年以上快楽と無縁であった男根は
久々に与えられた悦楽の時間に耐えきれなくなっていたようだ
肉棒をくわえるフェルムの頭をアンギルダンの皺だらけの手が撫でさする
一見優しげで慈愛のこもった行動はどこかペットの雌犬にするようないびつさを感じさせたが
しかしそのねぎらいに応えるように彼女の口の動きが一段と速くなった
じゅぷじゅぷっと口の端から先走りと唾液の混じる汁をこぼして、熱い息を鼻から吐き出す
くわえたまま上を見上げれば侮蔑そのもののこもった眼でアンギルダンが見下ろしていた
「まったく厭らしい娘じゃ…子ども一人産んでおきながら夫以外の男の…
しかもこんな年寄りの肉棒をくわえて、美味そうに頬張ってるんじゃからのぉ」
アンギルダンの嘲りの声が容赦なくフェルムの心を抉っていく…
けれど抉られた心の傷口から噴き出すのは歪んだ悦び…なおいっそうしゃぶる力を強めて奉仕する
「ほう…肉棒を包む舌の動きがもっと心地良くなったわ、なにか理由でもあるのかな?フェルム殿?
ほれ、そろそろわしの愚息も限界じゃ…一滴残さず飲んでくれ」
「あむっ!!んぐっ~~!!んふ~~~っ!!」
肉竿をクイクイっと動かしながら反応を楽しむアンギルダン…
だが確かに肉棒の鼓動はどんどん速くなり、射精まで間もなくだった
更に硬く張り詰めていく剛直に愛しさを募らせていく
彼女は思うさま舌と唇、口内の粘膜を使い男根を可愛がって射精への手助けをする
きっかけは舌が鈴口を刺激したせいだった、その一撃で大きく震えたアンギルダンの肉棒は
勢いよく白濁した精液を彼女のなかへと注ぎこんだ
フェルムの全身がビクっと振動して、そのままぶるぶると震える
あまりに大量の精液に一度口に貯めてから飲み干していくという手法をとるしかなかった
ネットリとした熱い塊が胃の中に溜まっていく…何十億という精子達の踊り狂う姿を想像する
込み上げてくる無上の至福感…
結婚式、初めて子供を出産した時をも上回る幸せをフェルムは自覚する…
視界が黒く染まっていく中で自分の中へ射精する肉棒の脈動だけはいつまでも感じていた…

834:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:46:11 UAYcEJLq
気を失ったフェルムを膝に抱いてアンギルダンはまどろんでいた
既に二人の肉体を隔てるものはなにもない、全裸に剥いた女の温もりを肌で感じ取った
「う、うん……アンギルダンさん…」
「起きたようじゃな…」
腕の中で身じろぎをするとゆっくりとフェルムの瞳が開く
アンギルダンの姿を認めると尻に当たる肉棒の熱さと全裸であることに気づいて恥ずかしそうに俯いた
「どうじゃった?味の方は?…」
「えっ?」
「わしの搾りたての特濃牛乳じゃよ」
「えっ…その…あの…すごくねっとりとして熱くて、飲み干すのが大変でした
味も匂いも濃くて…とても溜まってたんですね、アンギルダンさん…」
女の顔は茹でたタコよりも真っ赤に染まった
実際のところ射精したアンギルダン自身も余りにも大量の精液と粘度の濃さに驚きを隠せずにいた
なにしろ長いこと射精できぬ不能の苦しみを抱えて来たのだ
生殖器の歓喜があれだけの精液を作りだしたとしても決して不思議ではなかった
「それにしてもあんな言葉で攻めるなんてアンギルダンさんひどいですよ…」
「いや、すまんな…ちょっとした悪ふざけじゃ、ただ事実なのは間違いないじゃろうて
現にお主もあれほど興奮したではないか」
「そう…ですけど」
フェルムと共に立ち上がると今だ硬さも大きさも失われていない男根を見せつけた
女の瞳にまた微かな熱情が灯り始める
「さて…いよいよお主の願いを叶えようと思うのじゃが…覚悟はよいかな?」
無言のままフェルムは頷き、雨宿りしている樹木に手をついて尻を高々と掲げた
「きて…アンギルダンさんの遺伝子の全てを…私の卵子に注ぎこんで…」

(さぁて…言われずともたっぷりとわしの子種を…)
そのまま子を作る儀式に挑もうとしたアンギルダンだったがノーマの顔が脳裏に浮かんだ
続いてイークレムンに共に戦った戦友達の顔が……
彼、彼女らは自分を慕い親愛のこもった眼差しでまっすぐにアンギルダンを見ていた
アンギルダンは体が石のように固まって動かなくなった…
(わしは…本当にいいのか…ノーマを裏切り…一時の欲情に流され…
他に夫のいる女子に自分の子を産ませようなどと、今のわしをイークレムンや戦友達が見たら
なんと思うのか!?余りにも浅ましいケダモノと化したわしのなれの果てをっ!…)
あれほど血の通い滾っていた男根が萎れていく

835:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:47:23 UAYcEJLq
いつまでたっても自分を貫かないアンギルダンに業を煮やしてフェルムが叫ぶ
「どうしたんですか?アンギルダンさん!!早く貴方の太い物で私を突いてくださいっ」
「すまぬ、子を作る約束は出来なくなった…」
「どっ、どうしてです!?」
「ふと我に返ったんじゃ…この指輪がわしをおかしくさせた…
お主を美しいと思った邪心を指輪が叶えこんなことになった、馬鹿だ…
わしには愛する者達がいたというのに…かけがえのない大切な者達じゃというのに」
深い絶望に包まれアンギルダンは項垂れた
獣欲に溺れたあげく射精した己を消すことはできない
自分が余りにも情けなく涙を流してしまいそうだった
だが今はノーマにひたすら謝りたかった、愛する者を裏切りフェルムにも一生忘れぬ傷を付けたのだ
「だからお主とはもう出来ぬ…忘れろとはいわん…じゃが…すまなかった…」
「アンギルダンさん…私……」
女の瞳の奥にさまざまな感情が蠢いていた、アンギルダンはそれが恐ろしくて目を背ける
よろよろと裸に剥いたフェルムの衣服を集めた、雨と泥ですっかり汚れてしまっている
今は小雨になっているがまだ雨は止みそうになかった
背中を向けて拾い集めていたアンギルダンにフェルムの甘ったるい声が掛かる
「アンギルダンさん…私のオマンコに種付けして…貴方の子供…たくさん産むわ……」
かっとなってアンギルダンは振り向いた
「だからっ!それは無理じゃとッ!………あっ!………」
目の前の光景にばさっとせっかく集めた衣服を落としてしまう
アンギルダンの眼の前でフェルムが尻を振っていた…
円を描くようにただゆっくりと尻を振る、ただそれだけのことなのに
アンギルダンの鼓動は早鐘を打ち、形容できない黒い感情が噴火したように吹き荒れている
女の身体からは名状しがたき匂いが漂っていた、発情した牝の匂い…
強き牡を誘い交尾をし、子を残すことだけを目の前の女は望んでいた
いや既に彼女はフェルムではなく、牝獣そのモノと化してアンギルダンの牡を貪ろうとしていた
女の尻の動きに催眠術にかかったように見とれて心を奪われていると
萎えたはずの陰茎がふたたび力を取り戻してムクムクと大きくなっていく
それはたちまち硬さと太さを増してあっというまに萎える以前の雄々しい肉棒へと変貌していた
精液のはけ口を求めて痛いくらいに屹立する男根を茫然とアンギルダンは見つめる
「さぁ来て…あなたの子を産ませて……」
自分でも気づかぬうちに一歩をすでに踏み出していた、驚愕するアンギルダン…
まぎれもなく自分の身体のはずなのに操り人形のように一歩…また一歩と踏み出していく
(だ、駄目だ…その女に近づいては駄目だっ!!わしがッ!今までのわしが壊れてしまうッ!!)
現実は無上だった、気力を総動員して必死に止めようとしたが
肉体はいつのまにかフェルムの尻の前に立っていた、目前で尻が揺れ動く…

836:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:48:52 UAYcEJLq
(はぁっ……お…あぐっ…ノーマ……イークレムン…わしは……わしはーーッ!!……)

持ち上げられたアンギルダンの手は躊躇いもなくフェルムの尻を握りしめた
両の掌がみずみずしい餅肌に沈み込み、柔らかな触感を告げる
瞬間、射精したような突きぬける快楽が脳天から足の指先までを貫いた
いや、快感から覚めて気が付いてみれば実際射精していたのだ
女の後ろの尻から背中、髪の毛に至るまで真っ白な精液に塗りつぶされている
フェルムが抗議というには悦びに満ちた声でいった
「もう、アンギルダンさん、勝手に射精しちゃだめですよ…ちゃんと膣に出してもらわなきゃ…
さ、気を取り直して入れてください…」

(ノーマ……ノーマ…許してくれ……)
アンギルダンは腰を動かし彼女の膣の入口へと肉棒を添えた
花弁からはドロドロと滾った蜜汁がこぼれおちており
彼はそれを肉棒にたっぷりまぶすように何度も先端で入口を擦り上げた
「ああんっ!!焦らさないで…早く入れて…」
「ああ…わかった…」
グチュッ!!っと漢の肉塊が蜜液で溢れる肉洞へ侵入した
「んっ!んぐぅっ!!」
「はぁぁぁーっん!やっと…私の求めているものが中に入って…
突いて…あなたの立派に尖った肉槍で私の中をめちゃくちゃにして…」
アンギルダンがゆっくりと腰を進めると剛直はズプズプと女の神秘の場所へと引きずり込まれる
とたんに上下左右あらゆる場所から柔肉が絡みついて彼を悦楽の地獄へと落とす
「ぐおぉぉぉーーーっ!!フェルムッ!!フェルムッ!!」
「そうよ…そうやってずっと私の名前だけを呼んでッ!!
私の中、気持ち良いでしょう?私のことだけを考えてもっと気持ち良くなってっ!!」
そこは実際気持ちが良かった…気持ちがいいという平凡な言葉で片づけられないほど
男を魅了し、堕落させずにはいられない魔性の肉体だった
何万匹ものミミズが亀頭や竿の部分を擦り締め付けてくる幻想に陥る
腰を引けば名残惜しげに吸いついては絡みつき、突けば女の嬌声と共に蜜が溢れ出て肉棒を濡らした
「いくぞ…フェルムッ……わしの男をたっぷりと食いつくしてくれッ!!」
アンギルダンはしっかりと腰を掴むと力強く荒々しい腰使いで秘所を軽々と貫通する
「やぁっ…すごいっ!!硬いのが私の中を何度も!!…何度も!!あぁぁーーっ!!」
突き入れる度に甘美な粘膜が自分を包み、快感を高めてくれる

837:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:50:26 UAYcEJLq
それと同時にパンッ!パンッ!と小気味のいい音が二人の耳に届いて興奮を高める
音の出所は二人が繋がりあい愛を交わしている肉棒と媚肉のすぐそばだ
ドスンッと肉筒が膣壁を擦り、突きあげると一緒にパンッと音がなる
アンギルダンの大きく実ってぶら下がる金玉がフェルムの尻に当たって音を立てていたのだ
「気持ち良いか…」
「あふっ…すごくいいです…アンギルダンさんのオチンチンがすごく硬くて太くて…変になりそう…」
「そうか…わしも気持ちがいいぞ…今まで抱いた女の中で最高の締まり具合じゃ」
吐き気がするほど自分に対する嫌悪感が心を刺す、色に溺れて今まで愛を誓った女達さえ裏切っている
胸を刺す痛みとは裏腹に肉棒は女から嬌声を引き出そうとせわしなく動きを続けて
快楽を貪り、その甘美な刺激がアンギルダンの良心すら腐食させて爛れていった
…ずちゅ…にちゅ…くちゃ…
女陰の中で膨らんだペニスの先端から粘々した液がとろとろにこぼれる
「あぁ…だめっ!!だめっ!!すごいっ、夫とのセックスなんかよりずっと気持ち良いい!!」
ぐっしょりと溶けて肉ヒダは収縮する、フェルムの瞳からは感嘆の涙が流れ落ちた
ねばねばの秘蜜が泡を立てて零れ、女の秘所から溢れたそれは大腿へと伝う
もう肉塊は数えきれないほど膣道を出入りし、卑猥な牝の嬌声が
老いたる男の性欲をとどまることなくひき出していく
雨の音に紛れて粘膜と粘膜の擦れ合う音が聞こえる
「あ…あは…あ、アンギルダンさん…」
フェルムは快感に耐えきれず自分から腰を動かし始めていた
パチュッ!パチュッ!と老男が膣に肉竿を突き入れる瞬間、タイミングよく
尻を相手の腰に押し付け更なる快楽を得ようとする
「自分から腰を振り始めたか…どこまでも淫らな女子じゃ…」
「だって気持ち良いんですもの、アンギルダンさんのオチンチンが
ゴリゴリ擦れて…私の頭の中…とろけちゃいそう…」
「なら…もっと気持ちよくしてやろうぞ…」
腰を荒く掴んでいた手を離しアンギルダンの両の手は前に伸ばされ
硬くしこったフェルムの乳房を揉んだ
「きゃっ!!きゃふうっ!!」
「おおっ、たっぷりと熟れておるな…さすがは子を産み、夫や赤子に吸われ続けた胸じゃ
ふっ、まるで大きな果実のように実ってわしに食われるのを待っているようじゃ…」
「ああっ!いいのっ!!アンギルダンさんが望むなら好きなだけ私のおっぱいを食べてっ!!
夫や赤ちゃんの飲んだ母乳っ!!いくらでも飲んでいいからっ!!」
「言われずともそうさせてもらうわ、だがその前に…お主にはわしの子を宿してもらうっ!」
丸みを帯びた張りのある乳房を両手で弄ぶ、指の間でそれはプリンのように弾けた

838:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:51:31 UAYcEJLq
女体の最奥に誘われ、柔い膣肉にみっちりと包まれたアンギルダンの肉棒
「お…おおおぉぉっ……」
女の秘所に腕を伸ばして中指と人差し指で花弁の上に膨らむ肉芽を
きゅっと挟む…女の体はばねのように跳ねて飛び上がった
「あああーーっ!!いッ!イクっーーーッ!!!」
「むッ!うっ!……ハァハァ!!……」
尻を震わせてうめくアンギルダン…女の子宮へと射精をしている、自らの子を孕ます為に
ビクンッ!ビクンッ!と身体を痙攣させて射精の余韻へと浸る
今まさに漢の肉棒から吐き出された精子達は受精すべき卵子を求めて膣内で動き始めた
女の膣は貪欲に蠢き牡の精子を最後の一滴まで残らず飲む干そうと収縮する
アンギルダンは静かに自分の肉棒を花弁から抜き取るとフェルムを濡れた地面へと押し倒した
「きゃっ!!」
「これで終わりとは思ってはおらぬだろうな?フェルム殿?
お主には膣がわしの精液で溢れかえるほど付き合ってもらうぞ…
ふふっ、卵子が一体どれほどの精子をくわえこむか…想像するだけで楽しみだわい」
男の陰茎は射精したばかりでありながら少しも大きさも硬度も失われず屹立している
自分の女陰に擦りつけられる肉棒の熱さを感じながらフェルムは
笑みを浮かべ両手をアンギルダンの背に回して抱きしめ耳元へ囁いた
「ええ…あなたの望むがまま…私の子宮へ子種を植え付けてください…沢山の子を私に授けて…」


女を泥土へ押し倒し老男は猛き剛棒をもって女性の子を作る為の神聖なる子宮を
オスの欲望の結晶である精子達によって蹂躙していた
もはや漢の性欲は収まることを知らず牝の肉壺に射精すること、4度目を数えている
秘所の割れ目に我が物顔で押し入り肉棒は快楽を貪る蠕動をひたすら続けていく
男根と女陰の隙間からは老男の放出した精液が零れ落ちて小さな池を作っていた
糊のように糸を引く純白の池には濃厚な牡のミルクに混じって女から生み出された艶汁が溶けあう
女が紛れもなく快感を感じている証だ
甘い吐息と共に蜜壺は惜しげもなくその秘蜜を零れ生み出し
男の白酒と混ぜ合わせ極上の白蜜汁が完成する
理性を捨てケダモノとなったオスと夫と子供を裏切った恥知らずのメスは
お互いの生殖器を擦り合わせて新たなる生命を誕生させようと幾度となく交尾を重ねる
すべては雄と雌が持つ純粋な生殖本能によって行われていた、本能や肉欲の欲求のもとでは
愛や理性、道徳などといった綺麗事は簡単に消え去ってしまうのである
男は肉棒を美味そうに包み込むヒダ肉の動きで
女は膣を貫き鼓動する剛直の熱い動きによってそれを悟った
二人とも身体を打つ雨の冷たさなど気にした風もない
重なり合い擦れあった肉体の部分が官能に焼かれて燃え上がり寒さなど感じるヒマもないのだ
「う、ああっ、んう……はうぅ…ううんっ!!」
規則正しい動きで子宮へと叩きつけられる男根、それを受け止める度にフェルムの体は跳ねる
精液で満ちた膣内でぐちゅりという粘った音が響く

839:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:53:13 UAYcEJLq
一定のリズムを保った突きあげから変わり、円を描きながらゆっくりと中をかき混ぜる腰の動き
さながらドロドロになったシチューをかき混ぜる極太棒…
「ぁ…あぁん…アンギルダンさん…その動き…だめ…気持ち良い…」
ぐつぐつと煮えたぎる肉蜜の海は熱い巨根によってよりいっそうにうま味と
量を増して大量生産されていく
「フッ…フェルム殿、お主は今の旦那とのセックスには満足していたのかな?
まるで飢えていたのか必死にわしの逸物を銜えこんで離さんようじゃが…」
「あ…ぁぁ…あの人とのセックスはいつも私を気遣ったのか優しいものでした…
あの人の優しさに包まれて心地良さと幸せを感じていた…
でも私の中の『女』は一度だって満足したことなんてなかったのよ
いつだって私はアンギルダンさんのセックスみたく力強く抱いてもらいたかった」
「なら…お主の満たされずにいた飢え…わしの肉棒でしっかりと満足させてやろう!」
円を描く動きからただがむしゃらに腰を打ちつける荒々しいものへと変える
「ひゃ…ひゃあ!!そんな!……は、激しくされたら!!ああっ!!」
まさに彼女の欲していた力強い動きで肉奥をえぐられ快楽に身をよじった
突きあげられる度、豊満な乳房がゆっさゆっさと揺れる
アンギルダンはピストン運動を続けながらフェルムの乳房に吸いつく
「ああん!アンギルダンさぁン!!!」
母犬の乳房を吸う子犬のような必死さでアンギルダンはむしゃぶりついた
ちゅぷ…ちゅぶという母乳を求める淫猥な音が女の耳をつく
(ああん!…私…こんな年寄りの老人に吸われて!!…あっ!お髭が当ってる!!
……私、感じてるの!?…ああっ!!でちゃう!!)
それに応えてかフェルムの胸はあっさりと赤子に与えるための母乳を分泌する
両手を使って二つの柔らかな山を刺激しながら口の中に出されるミルクをじっくりと味わう
別の男の妻である女を隅々まで侵略する快感…欲望の充足…
快感から逃れるためか時折いやいやするようにフェルムは顔を左右に振った
だが彼女が嫌がれば嫌がるほど乳を吸引する力は一層強くなる
右の胸を吸うのに飽きれば左を、左に飽きれば右を…といった具合に
アンギルダンの乳房に対する愛撫はやむことはなかった
フェルムの乳も男の熱い求めに惜しみなく愛を噴き出す
その胸を吸っている間にも腰の動きは一度も止まることなくフェルムを攻め続けている
彼女は息も絶え絶えに自分の体を襲う快楽に翻弄されていた
「おねがい…アンギルダンさん…もう…私は限界です…」
「そうさな、そろそろわしが味わったミルクの礼もせねばなるまい」
チュポっと音を立てて乳首から口を離すとアンギルダンは巧みな腰使いで
フェルムを絶頂へと昇りつめらせて行く
今まで数えきれない女たちを虜にしたテクニックはたちまちフェルムの快感を引き出していく
「あ、ああ!!アンギルダンさん!私…なにも考えられなくなっちゃう!!」
女の肉体を汗が伝い、肌は熱く紅潮している…
腰に巻きつく足を交差させて自分の秘所を老男の牡根に押し付ける

840:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:54:07 UAYcEJLq
「なにも考えなくてよい、お主はただ快楽に身を任せるんじゃ…」
アンギルダンの腰の動きがより激しくなる
フェルムはただただ肉体を襲う嵐に振り落とされないよう気をつけながら
自分を犯している男の身体にしがみ付いて頂点に辿りつくのを待った
(あっ!あっ!あっ!私、アンギルダンさんと身も心も一つになってる!?
これから!私達二人の赤ちゃんを作る為にっ!!)
重なり合う肉体が伝える体温、ドクンッと鼓動する心臓の音…二つの口からの吐息
夫も子供も何もかも忘れ果てて頭の中を支配するのは
目と鼻の先で肉欲に耽るアンギルダンとの子作りの先に待つ妊娠と出産
男の赤子の血を分けた母となることの喜びが全身を満たしていく
その喜びとやらが自分の胸から真に湧き出た感情であることをフェルムは疑いもしない…
(産みたい!もっと速く!アンギルダンさんの子供がお腹で成長するのを感じたい!!)
震える男のピストン運動に揺さぶられながら彼女は命の祝福を求めた
「んあぁっー!好きよ!アンギルダンさん!大好き!!もっと強く抱いてぇ!!」
愛を告げるフェルムにアンギルダンは更なる従属を望む
「わしが好きか?フェルム殿、だがお主には愛を誓った男も子供もいるじゃろう」
「いいのっ!あいつらなんてどうでもいいっ、じゃなかったら今こうして
アンギルダンさんの子供を作ろうとなんてしないっ!」
想いを込めるかのように女の肉襞はきつく肉棒へと絡んで収縮する
ウっと呻いて老男はフェルムの体を折れそうなほど抱きしめて苛烈に腰を打ちすえる
何度も何度も彼女の膣から精液と愛液をかき分けて怒張は出入りした
この肉棒の熱烈な動きこそ男の自分に対しての欲望の深さだとフェルムは信じる
雨の雫が汗へと溶けて年老いた男と人妻はひたすら愛し合った
「ふぅっ~!ゼハァッ!!そろそろだ、中に出させてもらうぞ!」
「ああっ…欲しいッ!アンギルダンさんの熱い愛の証を!私の中にッ!!」
「よしっ!ならわしの種でたっぷり孕めッ!!ヌオォォーーッ!!!」
「あひっッ!アンギルダンさん!アンギルダンさァ~~ンッ!!ンンっ!?」

ビュグググっ!!ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!

アンギルダンの腰に巻き付いた足が解かれ、痺れが走った脚は上を向いてヒクついた
女体の聖域を犯し尽くす精液がフェルムの意識を真っ白に染めていく
ビクンッビクンッと脈動を繰り返す肉棒に、自分の肉体が男の欲望で満ち足りて
喜びと幸せを実感しているのが確かに分かった
目を閉じればすぐに思い浮かべることができる、自分の子宮の最奥で
清廉にたたずむ卵子がアンギルダンの子種の凌辱を受けて受精卵へと変貌するのを…
幾つもの精子に襲われたことによって産まれた受精卵はやがて複数に分裂する
彼らたちは順調に成長を繰り返しいつしか自分の子宮の中で立派な胎児になるだろう
そして産み月を迎えたころには元気な産声を聞かせてくれる…
牝としての充足感がフェルムの体全体を包み込んでいく
(ああっ……なんでだろう…すごく…幸せ…)

841:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:55:12 UAYcEJLq
射精の快感に息を吐きながらフェルムの胸に顔を埋めていたアンギルダンは
むくりと身を起して自分が種付けを施した女の顔を見た
「ハァッ…ハァッ…とても良かったぞフェルム殿
ほれ、わしのモノが膣の中でまだ震えているわ、お主は真に名器の持ち主じゃな…」
「はあっ…はあっ…アンギルダンさん…嬉しい…」
雨はいつまでも止むことはなく、肉棒も娘の膣の中に治められたまま時は過ぎていく
長い時間が経ち、アンギルダンはようやく男根を引き抜いた
抜き出した途端、女陰からは滝の勢いで精液が流れ落ちる
ぱっくりと開かれた秘唇は太く硬い漢の象徴によって押し広げられて
ヒクヒクと物欲しそうに微動しながら与えられた官能に耽溺しきっていた
フェルムは優しく自分の下腹部を撫でさする、この中に新しい命が宿ることになるのだから
「アンギルダンさん…私…絶対元気で丈夫な赤ちゃんを産みますね…」
女の言葉に老男はただ目を細めて笑った
「ああ、わしの血を引いたたくさんの赤ん坊を産んでくれ…」
「ええ…きっと……」
子作りの役目を終えてだらりとアンギルダンの股にぶら下がる陰茎を娘が清めると
最後の仕上げに二人は深い口づけを交わした
舌を絡め唾液を飲んで名残惜しむようにいつまでも続く情熱的なキス…
チュッと音を立てて離れた唇、裏切りの赤子を身ごもった娘は聖母のように微笑んで
それから無言で濡れた服を着て身なりを整えるとフェルムは去って行った


女の姿が見えなくなりいくらか経つとゆっくりとアンギルダンは近くの木々に振り向く
雨が止む時間はもうすぐ近くまで迫って来ていた
「どうじゃ?そんなところにいないでこっちにきて話をするのもいいじゃろう?」
パキっと小枝を踏みしめる音が響く、幽鬼のような足取りで現れたのはノーマだった
彼女はいたのだ、既にずっと前に…不幸にも雨が降り始め心配になって迎えに行こうとし
人が通ることなどめったにない途中の道でアンギルダンとフェルムが
情交を交わしている所を見つけてしまった…
愛する男が別の女、しかも人妻である娘とセックスをしたあげく、男の口からはっきりと
自分の子を産めという言葉をフェルムに対して吐いたのをしっかりと聞くことになる…
彼女は驚愕と悲しみに混乱し、だが割って止めることも出来ぬままアンギルダンの
他の女との交尾と射精を…最後までオスとしての役割を全うするのを茫然と見届けた
そして今、ノーマの瞳の奥底には男の裏切りに対しての深い憎しみが湛えられている
「いまさら…いまさら何を話すっていうんです…アンギルダンさん?
全部…私は見てしまったのよ…あなたがフェルムさんと、何をしたのか…
私には勃たなくても他の女相手には勃つんですね…」
「いや、わしはすまないと思っておる…お主以外の娘とあんなことをしてしまったことに
だが不思議じゃな、後悔はしておらん
わしはまた漢として女を悦ばすことができるようになったんじゃ」

842:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:56:42 UAYcEJLq
口ではすまないと言っておきながらまったく悪びれた様子もない男に
激しい憎悪と悲しみが心を襲う、自分の知ってるアンギルダンはこんな好色な男ではない
彼は豪気で明るく笑う気心の優しい人間だったはずだ…
だがあることに思い当ってノーマは唇をきつく結ぶ
「そう、そうでした…イークレムン様が産まれた時、あなたは既に五十代の前半を迎えていた
なのに母君であったルフェイ様は三十路を過ぎていても若々しくお綺麗だったと聞いて…」
「察しの通りじゃ、わしは元々女を抱くのはたまらなく好きじゃった
男ならば皆そうじゃろう、娘達自身もわしに抱かれるのを喜んで望んだ…
お主のことを愛しているのも偽りはないぞ、わしはお主との間に子を作りたいと思っておる」
頭の中でカッと血が昇るのがノーマは分かった、どこまで馬鹿にすれば気が済むのだろう
今までの優しい面も一緒に暮らした日々も全て嘘だったのか
快楽がなくても心は満たされると言ったのはただの気休めだったのか
なにがそんなに彼を変えてしまったかわけもわからず涙が溢れそうになりグッと耐えた
「全部…嘘だったのですか、あなたの楽しげな笑顔も私や仲間に見せてくれた優しさも…」
「ノーマよ、それはお主自身が一番知っているはずじゃ、獣のように肉欲に耽るわしと
仲間達に慕われ優しさや冒険者として旅をし笑っていたわしは別人ではないぞ
人間なら誰でも持っているんじゃよ、人としての仮面と牡と牝としての獣欲に濡れた一面を
お主とてわしに喘がされている時は普段と別人じゃった、あれを仲間が見たらなんというかな
所詮普段の生活において表には出さんというだけの話じゃ……」

アンギルダンの言葉を黙って聞いていたノーマは俯いていた顔を上げた
頬に涙が伝っている、苦しみと悲しみが彼女の心を締め付けていた
「わ、私はただ…アンギルダンさんのことが好きで…あなたが他の女を抱いたのが許せなくて…
でも…もう無理なんですね…あなたは男でたった一人の女を愛することは出来ないんですね…」
ぽつりとそういったノーマは濡れた顔を拭ってなにもいわず走り去った
遠くへと消えていく後ろ姿をアンギルダンは黙って見送っている
もうこれで最後なのだ、二度と自分達は再び出会うことはないだろう
(お別れか…最後に見たお主の顔が泣き顔なのは残念じゃのう…
だがこれで良かったんじゃ、わしのような男に汚されるお主など…)
ほんの少しだけ苦い痛みが胸に走ったのをアンギルダンは気にしないようにした
後戻りなど出来ない、もはや自分は欲望のままに生きるしかない…
やがて彼女の別れの痛みも時が癒してくれるだろう…きっと…

843:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/04 22:58:03 UAYcEJLq
それからアンギルダンは何かを忘れるように娘達との子作りに没頭した
女達の子宮に種を蒔き、やがて芽吹いて腹が膨らんでいくのを待ちながら楽しみに過ごす
妊娠させられるのは大抵は人妻か恋人を持つ女達だ
男達を魔術によって妻を抱く夢を見させてから、人妻達は毒牙へとかけられ
夫の眠っている同じベッドの上で、子供を産んでから忘れられていた『女』の充足を味わった
肉体の官能が頂点に達した時、部屋中に響き渡る嬌声を上げて妻達はアンギルダンの子を宿す
新しく出来た子を夫は素直に喜び、妻は決して別の男の子であることを告げなかった
他の男のモノである女を快楽に屈服させ己の子種を胎内へと仕込んだ時
アンギルダンの歪んだ欲望は満たされていく
指輪の魔力はかって彼にあった倫理や人としての理性すら狂わせて壊した
本能の発する欲望に男は忠実に従い、女達の胎の中に自分の分身を増やす
いかなる指輪の力かアンギルダンの肉体を活力が満たし老いを感じさせることがなかった
生殖の度、肉棒から放出される精液も
色濃く粘って大量の精子を含み、女を決して受胎から逃さないのだ
やがて1年の月日が経ち、何十人ものアンギルダンの子がこの世に生を受ける
アンギルダンの姿はかってアミラルのパン屋があった家を覗いていた
家の中では五人の赤子達が泣いて叫んでは疲れた風の父親らしき男を困らせている
彼の愛する妻は新しく出来た赤ん坊達を産み落とした後、産後の体調が悪く命を落とした
そして一年前に妻との間に産まれた子も後を追うように病でこの世を去ってしまう
残された五人の赤子を抱えたまま彼は途方にくれながらも妻の残した忘れ形見と可愛がり
慣れない育児に悪戦苦闘していた
きっと彼はこれから先ずっと自分と愛する女との子だと疑うこともないまま
妻の裏切りの証の子を育て続けるだろう
アンギルダンは自分の息子達が元気な様子を見届けるとそっとその場を去った…

844:名無しさん@ピンキー
09/11/04 23:03:04 UAYcEJLq
一応これでひと区切りです
明日の夜に良かったら最後まで投下いたしまする

845:名無しさん@ピンキー
09/11/05 01:12:43 hp/c3Apc
大作乙
後で読む

846:名無しさん@ピンキー
09/11/05 01:35:14 FYXpd1or


847:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:28:54 t+UqGbMC
アキュリース、水の精霊神を祭る神殿内の自分の私室でイークレムンは実の父親に抱かれていた
裸になった父と娘が初夜を迎えた夫婦のように初々しく頬を染めている
「ほら、触ってみるがよい」
「あっ…」
アンギルダンがイークレムンの手を取り導いたのは自分の陰茎にだ
きゅっと掴んで娘は父親の肉棒の形を指で確かめる、太い肉筒、大きくぶら下る睾丸の柔らかさ
先走りで滑る亀頭が自分の牝肉へと早く入りたいと興奮しているのがかわいらしい
「お父様、娘だというのに…私を抱きたいのですね…こんなに大きくして…」
「いいや、違うぞイークレムン、娘だからこそお前を抱きたいのじゃ」
「親子…ですよ?…」
「じゃが親と子が一つになる、これほど素晴らしいことはありはせんよ…」
男の唇が娘と触れ合う、ただ唇と唇を重ねるだけの柔らかなキス
触れただけでその部分から父の愛欲が伝わってくる
こみ上げてくる胸のときめきは恋にも似た感じだった
(ああ…お父様…私はずっとこんな日が来るのを…)
アンギルダンの指が実の娘の秘唇の部分の成長を確かめる、蜜にまみれた女肉はいやらしく
男の指先に絡み付いて粘液をこぼしていた
「吸い付いてきおる、わしの知らぬところでずいぶんと淫らな女に育ったのう
数えきれぬほど男に抱かれてきたようじゃ…」
「ふぁ…うぅん…わ、私は…お…お父様だけにしかっ!…ンんぅぅ…」
女がもっと感じる部分を探さそうとせわしなく指たちは動き続け、股間の中心から湧き上がる
弾ける悦びにイークレムンの女性器は洪水を起こしてシーツを汚す
滑らかに自分の肉びらを掻き分け刺激を与える魔指
牝の悦びを覚えた肉体はあっけなく快楽に屈してすすり泣き
蜜壷は指の腹が何かを擦るたびにとめどなく愛液を涎と化して垂れ流した
快感をもたらす男の動きに礼をする為に娘もまた父親の牡の象徴を握りつたない動きでしごいた
ときおりビクンっと脈動する牡棒にイークレムンの心臓も激しく鼓動する
愛する父親の分身が自分の愛撫にしっかりと反応してくれているのが嬉しいのだ
アンギルダンも自身の生殖器をしごいているのが血の繋がった娘だと思うと興奮を抑えられない
「お父様…私…」
「うむ、わしもお前が欲しくなった…」

848:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:29:17 t+UqGbMC
耐え難い疼きとなって子宮が指以外のものを欲していた、硬く太い男そのものを…
見つめ合う二人がそっとお互いの生殖器を擦り合わせる
肉棒がなぞる女の秘裂は蜜に濡れてぐちょぐちょに湿っていた
グチュリッ!花弁を割って入りとうとう娘の膣道へ進入を果たした肉槍
「ああっ!あぁぁっーーっ、お父様がっ!入って来てッ!!」
肉棒が膣口を押し分けながら潜り込み心地よい快感が甘い痺れとなって全身に行き渡る
「あ、ああ…!んあ…はぁ…はああああああああっ!」
潤った唇はもはや何度甘美な旋律を奏でたか分からないほど
けれど精一杯の愛情を込めて少女は実の父親の肉棒を受け入れ包み込んでいた
秘所に力を込め締め付ければごつごつとした牡の猛りが喜び勇んで硬くなり
股間を貫く熱さと太さが一層力強くたくましくなるのだ
クチュ、ブチュ、とアンギルダンが腰を押し込む運動に合わせて淫猥な音が響き
それを耳にするとイークレムンは羞恥心でいっぱいになる
「あっ…ううぅ…お、お父様…お父様あぁ……」
哀切なうめきと共に父親のことを呼べばすぐさま男は唇を重ねて温もりを伝える
触れ合う唇も膣内に収まる雄肉も全てが優しくイークレムンを満たしていく
今までの暮らしで感じていた寂しさ、孤独すらもう彼女を苦しめることはなかった
血の繋がった父親との交わい…到底許されることのない禁忌を破ることも恐ろしくはない
今はただこの男と一体になっていることこそが自分の全てなのだから…
「イークレムン…わしの子を…産んでくれるか?…」
アンギルダンはいつになく真剣な瞳で下に組み敷いている娘を見つめた
「はいっ、お父様のお望みならば私は喜んでお父様の子を産みますっ…」
イークレムンの言葉に呼応するように膣内の肉棒の先端が大きく震える
「あぅっ!!あああぁぁぁああああっーーーー!!」
煮え滾った父親の『愛』が膣奥を叩く、蜜壷から溢れ出すほどの精液は
二人の結合部から零れ落ちて、娘の太腿に精子の通った後をつけた
父親の精子によって産まれた娘が再び当の父親の手によって孕まされる…
他者から見ればおぞましい父娘相姦も愛と肉体で繋がりあった二人にはどうでもいい
「よく頑張ったぞ…イークレムン…さすがわしのかわいい娘じゃ」
大きな手がイークレムンの頭を優しく撫でた、父親の子種が…愛情が自分の子宮に満ちる
イークレムンは身も心も父と溶け合った幸せに目を閉じた
『そう…私はこの為に産まれて来た……愛するこの方と…お父様と一つになるために…』

849:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:29:51 t+UqGbMC
「はぁっ!!あっ!!はぁ…はぁ…はぁ…ぅぅ……」
想像を絶する悪夢によってイークレムンは目を覚ました
頭にこびり付いた恐怖を振り払い起き上がる、自分の周囲のシーツが汗でぐっしょりと濡れている
「ぅ…ぅぐ…あ……ああッ……あッ!…」
自分が先ほど夢見ていた内容を思い出しイークレムンは声を殺して泣いた
(ま、また私は…あんな夢を…な…なぜ、どうしてッ!…)
ここ二週間ほどからである、彼女が忌まわしい淫夢を見るようになったのは…
今まで水の巫女として己を律して生きてきた少女だ
その内容が欲求の不満から来る普通の淫夢だったのならまだ救いはあったのかも知れない
しかし彼女が夢で見たのはあろうことか父親に抱かれ淫らに悶える自分の姿だった
夢を見た初めての夜、イークレムンはただ涙を流した…内容は元より己の意識しない心の底に
つまり自分は父に抱かれたいという浅ましい欲望がある…
否定したかった、ただ父に会えなかった寂しさが生んだ一度きりの夢だと信じたかった
だが追い討ちをかける様に父親と睦みあう夢は何度も現れ彼女を悩ましめた
父親の男根によって貫かれる喜びを、目覚めた後も体がちゃんと覚えているのだ
起きればはっきりと自分の内股に愛液が伝っている後が分かるのだから
親しい者たちにも相談することなど出来ずイークレムンはただ煩悩の苦しみに焼かれ続けるしかなかった
(私はこんなにも罪深い女だったのでしょうか…なぜお父様と…私は…あの方を…)
やっと会えた父親、父と言うより祖父と言ったほうが似合いそうだったけれども
とても優しそうで弱き人の為に自分を投げ出すあの人を自分はいつしか慕っていた
けれどそれは親としての敬愛の念であり断じて恋人に抱くような愛情ではないはず
父が友人であるノーマと旅立ったとき心の奥で胸が痛んだのもただ唯一の肉親との別れが辛かっただけ
そうだ…そうに決まっている…でなければ…でなければ自分は…
(私はこれからどうしたらいいのでしょう…一体いつまでこの悪夢に苦しむのだろう…)
答えの出ない問いに頭を抱えて伏すイークレムン、せめて月でも見れば少しは気も安らぐだろうかと
汗でぬるく湿った体を醒ます為、テラスに出ると庭に虚ろな表情で歩く神官の娘たちの姿が見えた
(なぜこんな時間に!?…いえそれよりも…)
イークレムンは一月前神官長がこぼしていた相談事を思い出す
一年前からぽつぽつ起こっている神官の娘たちの妊娠騒動だ
懐妊した事自体は喜ばしいことなのだろう、が
それが父親の分からない相手となれば話は別である

850:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:30:23 t+UqGbMC
不思議なことにどれだけ親しい者や肉親でも娘達は子の父親が誰なのか告げないのだ
神職に携わる者として有るまじき事と神官長は激怒し娘達を神官職から解任し
現職の者にもきつく戒めておいたが、父の分からぬ子を宿す神官は増え続け
ついには神官長すら音を上げてイークレムンに相談に来る有様になったのだ
(あの娘たちの表情、神官長の相談事となにか関係があるのでは?…)
不信に思ったイークレムンは部屋を抜け出すと音を立てずにそっと娘達の後をつける
うつらうつらと歩む女の足取りは夢遊病の者たちに似ていた
意識を持っておらず、現実ではない夢想の世界の道を歩んでいる者たち
違う点と言えば虚ろな表情の中に混ざり時折浮かぶ女たちの幸せそうな顔だろう
甘い匂いに引かれて花へと誘われる虫の姿がイークレムンの脳裏を横切った
(彼女たちは何者かに操られている?ならその者は一体なんの目的で神官たちを妊娠させているのか…)
おそらく娘達を誘い込んでいるのは神官を孕ませている犯人と同じだろう
イークレムンにはなぜこんなことをするのか分からない、ただの快楽が目的なのか
女を妊娠させると言う歪んだ欲望の持ち主なのか、いずれにしても自分は止めなければならない
放って置けばこれからも望まぬ妊娠をする者は増え続けるだろう
さきの神官たちを見捨てるわけにもいかない


(行かなければ、人を操り子を産ませる非道、許すわけにはいきません!)
一瞬誰かに助けを求めることを考えたがそれでは犯人を捕まえることは出来ても
娘達の心と体を救うことは出来ないと思いイークレムンは勇む足で神官たちの後をつけた
庭を抜けるとほどなくして神殿の大広間への扉へ神官たちは入っていく
恐る恐る近づくとイークレムンも扉の前に立ち唾を飲み込んだ、この奥に確かな気配を感じる
微かな恐怖が胸を走るのを振り払い勢いよくイークレムンは扉を開けた
そして目に入ったのは信じがたい悪夢にも似た光景だった

851:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:30:59 t+UqGbMC
「あ、ああっ!なんて逞しい…ア…アンギルダン様…」
冷たい石の床に暖かで高級な敷き布が幾枚も重ね広げられている
その中心にいる一人の老人、アンギルダンにさっきの者等を含めて
十人もの神官の女たちが群がっていた
生まれたままの姿で座る男の裸体を女は敬うかのように見つめて恋焦がれていた
触れるのも恐れ多いと見るだけに留まっているが瞳にははっきりと情欲の炎が燃え上がっている
一刻も早くこの雄にむしゃぶりついて味わいたい
それから思うさま自分の子宮を熱いもので満たしてほしい、紅潮した顔が無言でそう語っていた
だが一向にアンギルダンの体に抱きつき快楽を満たそうとする女は現れない
「どうしたんじゃ?そんなおずおずと、わしに最初に抱かれたいと言う女はおらんのか」
「え、わ、私は…」
「あ…アンギルダン様…私…」
彼女たちは恐れていた、一度この男に抱かれてしまえば自分が
別の存在に変わってしまうのではないかと、未知の快楽への恐れが女達を躊躇わせていた
みな誰かが先に抱かれないかと顔を見合すばかりである
娘達の態度に呆れたのかアンギルダンはやれやれと溜め息を吐いた
「はぁ~…情けないのう、わしの息子はこんなにお主等を孕ませたくていきり立っておるのに
おぬし達も女なれば雄を食らい尽くすほど快感に貪欲になってみせんか!」
アンギルダンがぐぐっと体を後ろに反らすと屹立し怒張したペニスが女達の前にさらけ出される
欲情に絶えられぬとばかりにビクッと震え亀頭から先走りを漏らす男根は
女を犯すことを待ちわびて雄々しさを誇示していた
「あ、ああぁ…」
「こんな…ふ、太いのを…私の中に……」
雄の興奮した匂いに当てられたのか女の吐く息も荒い
頬や乳房に宿った熱がいつしか全身に広がり、足の隙間から覗く秘部が
雌肉の興奮に伴って熱い体液を分泌し恥じるべき場所を濡らして行く
「ほほぅ、匂うぞ、漢を欲しがるいやらしい雌の匂いがな、さてどの娘じゃ」
男の視線が舐め回すように女の秘所を味わっていた
(はぁっ!見られてるっ!アンギルダン様が、私のオマンコを…)
(…紅き巨星と言われた将軍があんな雄を剥き出しにしたいやらしい目でっ…)
自分の欲望を余すことなく見透かされ『女』の部分が熱を増す
色白だった尻肉は今や羞恥に火照って恥ずかしげに左右に揺れた
無意識の内に男を誘う女の動きにアンギルダンは含み笑いをする
「さぁ、恐れることはないぞ…なぁにお主等はただ子を宿すだけじゃ
わしの血を受け継いだ、立派な赤子をの」
『アンギルダン様の…子…』
誘惑の言葉が女たちの耳に届いたとき子宮の疼きが体を震わせた
娘達の脳裏を送り込まれたような想像が過ぎ去る
アンギルダンの子を出産し女の喜びで幸せに笑う己の姿がそこにはあった
操り人形たちは自分を支配する者の存在に気づくことなく着々と受胎への祭壇に登って行く

852:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:31:34 t+UqGbMC
「お主はわしの子を産みたいか?」
アンギルダンに声を掛けられた娘はゆっくりと立ち上がる、声もなくただ静かに頷いた
それが自分の運命なのだと悟る
娘は夫を持ち一人娘がいる既婚者だった、まだ夫婦共々若く三日前に夫に抱かれたばかり
それなのに今はただこの男に抱かれたいという肉欲が夫や娘への愛すらに勝っていた
歩み寄り震える唇でアンギルダンに口づけする
生温かな鼻息が彼女の頬をくすぐり、静かな興奮が肉体を覆っていく
(んっ!)
口を開けて入ってくる生々しい舌の感触、応えるように自分の物を差し出して
舌同士が交錯する、啜り合う唾液の音が周りの女たちを刺激する
亭主と恋人だった頃から何度も繰り返してきた行為なのに
夫以外の別の男としているというだけで背徳的な快楽が体中を駆け巡るのを実感する
熱いキスを終えて期待に下を向けばそこには自分に子を産ませんと熱く猛るオスの生殖器官が屹立していた
「こんなに大きく膨らんで…すごく…苦しそう…」
アンギルダンが苦笑して腰を揺らす、動きに合わせて揺れるペニスは今にも爆発しそうだ
「まぁの、お主らの豊満な裸体を見てもう我慢ができんと叫んでおるわ、それにお主も…」
男の欲情した視線は娘の秘裂へと向けられていた
熱く溶けた膣内は牝蜜を垂らして雄の生殖器の侵入を待ちわびている
満足気にニヤついたアンギルダンの手が娘の肩を掴むと静かに床へと押し倒す
抵抗せずに受け入れた娘だったが男の巨体が自分へとのし掛かって来ると
ためらいがちに制止の言葉をかけた
「あ、あのっ!少し…待ってくれませんかッ…」
「んんっ?なんじゃ今更?」
いざ挿入と意気込んでいたのを止められてアンギルダンはやや戸惑い顔だ
「あの私には…夫も子供もいるんです、それなのにあなたに抱かれるなんて…許されるんでしょうか…
アンギルダン様に抱かれたい気持ちは確かにあるのに…でも私は夫と娘を愛し…ひあぁぁぁンッッ!!」
娘の突然の嬌声は言い訳じみた口上にうんざりしたアンギルダンが己の肉棒を突き入れた為だ
巨根が媚肉の沼へグプッ!と沈んでいく音が辺りへと響き渡る
極上の雄棒をくわえ込んだ食肉花は自分を押し広げながら侵略する『男』を思う存分堪能して飲み込み
膣肉で貪欲に締め付けながら『女』としての精一杯の歓迎を表現していた
自分の男自身が飲み込まれ食らわれていく錯覚にアンギルダンは感嘆の溜息を吐く
「おおぉぉっ…何度抱いても熟れて美味くなった人妻を抱くのは心地いい…
ずいぶん旦那に可愛がられた様じゃなぁ、見よ、わしのチンポがお主の蜜でべっとりと濡れておるわ」
「ひン…ああぅ…アンギルダン様…そんな、いきなり…ンッ!!」
膣へ分け入ったペニスが最奥へと到達したのを感じて身震いをとめられない

853:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:32:07 t+UqGbMC
愛する我が子を出産した神聖な場所にその父親以外の男の肉棒が脈動しているのを感じて
背筋を震わす快感が何度も何度も頭を走り抜ける
「ゆ、許してぇぇっ!!あなたぁぁっっーー」
周囲でアンギルダンと娘の交尾を見守る女たちは娘の顔が神官としての一面
母親としての一面、妻としての一面も消えてただの牝へと堕ちていくのを羨望を込めて見つめた
男の腰は柔肉から引き抜いてはじっくり突き入れるという穏やかで規則正しい動きに変わる
「さてさっきお主が言った夫と娘を愛していると言う言葉じゃが、こう考えれば良い
自分はただ、より美味くより優れた作物を作っているに過ぎんとな」
「よ…より美味く、ぁぁっ……あッ!すぐ…れた…作物を?…はぁっ…んくぅぅっ!!」
アンギルダンの言う奇妙なたとえに娘は意味が分からず首を傾げた
思考がぼやけてまとまらない、女陰を出入りする男根が彼女を発情という名の病へ犯しているから
「そう…お主の秘肉は実り豊かな畑じゃ、それをわしのチンポを使ってしっかりと耕す!」
「あっ!あンっ!!は、激しっ!ああぁあああっ!はあぁぁあっっっ!!!」
耕すという言葉に呼応してアンギルダンのセックスは激しさを増す
鍬を地中深く突き立てるようにドスンッ!と勢いよく男の欲望を叩きつける
蜜を垂れ流す膣の奥深くへと貫かれては女の体は悦びの蠕動を繰り返した
「そして耕し終わった畑には立派な子種を撒く、生まれてくるのは元気な作物じゃ
命を作り出す偉大な行為よ…夫を裏切るなど些細な問題じゃと思わんか?」
男根の上に生い茂るアンギルダンの剛毛はそっと娘の淫核を擦り上げ
二本の指はピンク色の実を摘みほぐす、悶えた乳首が男の指を白濁した母の愛で濡らした
このほんの少しの後押しの動きが娘の理性を粉々に打ち砕くことになる
「ひっ!!ひィンっ!!………はっ…あ…ふぅっ……」
与えられた刺激に海老反りになって大きく震えた女の瞳にはなにも写っていない
口の端からは涎が垂れている、しばし落ち着いてからアンギルダンの姿を認めて薄く微笑む
「そうですかっ…そうですよねぇンっ…だって、こんなに気持ちいいんだものッ
きっと神様は子供を作るご褒美に快楽をくれたんですね…ああぁっああぁぁっっ……」
自らに都合の良すぎるアンギルダンの戯言を娘はなんの疑いも持たず受け入れ
両足を男の腰にしっかりと巻きつけるとより深い交尾を求める
「ください…アンギルダン様のすべてを…」
「もちろん、わしが与えられるありったけの愛をお主の子宮に注いでやろうぞ」
始まる牝と牡の愛の交尾、男の太すぎる魔羅を突き入れられる目も眩むような快感に
女は体をくねらせて受け止め湧き出す汗が淫微な芳香となって広間を満たす
それに伴っていつのまにか抱かれている娘以外の女の声を聞くようになる
ただ見ていることだけに耐え切れなくなった女達がお互いに絡み合っているのだ
相手の柔らかな胸に指を沈め秘所から分泌される愛液を口に含んでは交換しあう

854:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:32:52 t+UqGbMC
初めてする女同士での淫乱な蛮行に女達の興奮と快楽は最高潮に達していた
かって精霊神が座していた神聖なる信仰の場所はおぞましい淫魔の巣と化している
その淫魔となった女に囲まれ幾人もの子を孕まそうと企む男、操られ蹂躙される夫婦の愛と神聖なる子宮
なにもかもが熱となって溶けていくようだった
「ふぐんっ!!美味しい!アンギルダン様のお肉キノコッ!太くて熱くて…オマンコ溶けちゃうっ!!」
「食べ切れんくらいボリュームたっぷりじゃろう!?
食い飽きた後はわしの睾丸で作った熱い牛乳を下の口に腹が膨れるくらい飲ませてやる」
汗に濡れた男女の裸体が蝋燭と月明かりに照らされて妖しく光る
粘膜同士が擦りあわされ濁った水音が恥ずかしげもなく辺りに響き渡った
元凶であるアンギルダンの怒張は牝肉に負けないほど荒々しく蠢き快楽を求めては
膣の中をかき混ぜて、まとわりつく女の体内に歓喜していた
男の欲望の炎に脳を焼かれて官能の頂点をひたすら望む娘の中に夫の姿はなく
かわりにあるのは目の前で獣のように息を吐き己を求める牡への快感だけ
「あなた許してっ!!あなたのことは愛してるのよっ!だから今夜一度きりだけよぉっ!!
だから…だからっ!お願いっ!アンギルダン様の子を産ませてぇっ!!」
その場にいもしない亭主に対して懺悔する娘、だが傍から見れば夫への懺悔や愛すらも
今のアンギルダンとのセックスの快感を高める道具に過ぎないのは明らかだった
「お主は旦那を愛しておるんじゃな」
「あぅっ!はいっ…小さい頃からの幼馴染でしたから、でもこうなったのは全部夢が悪いんです…
毎晩毎晩アンギルダン様とセックスする夢を見て、夫とのなんかちっとも満足できなくて…
だから今はとても幸せ…あなたのチンポが私のオマンコも心も頭も全て満たしてくれているから…ああっ」
亀頭の先が膣内の敏感な場所に擦れて娘はふっと心地いい喘ぎを漏らした
「そうか、ところで左を見てはどうじゃ?ついさっきからわしらをじっと見てる者がいるぞ」
「へぇ…どなた?」
アンギルダンのどこか面白そうな声に惹かれて娘は左へと顔を向ける
すると娘の瞳は楽しそうに細められるのだった
「お、お前…な…にを……してるんだよ……」
月明かりの中、薄ぼんやりと半透明の姿でそこにいる男は確かに娘の夫である人間だった
明るく優しかった妻が自分よりもずっと年寄りの男に抱かれ娼婦の顔で喘ぐ光景を信じられずにいる
「もうあなたったらみても分からないの、アンギルダン様に子種を植え付けて頂いてるのよ
ほらちゃんと見えるでしょ、私のオマンコにアンギルダン様の逞しいチンポが入ってるのが…
ふふっ、もう七十歳を超えてるのにあなたの萎びたフニャチンなんかよりずっと太くて大きいの」
「まぁそういうことじゃ、お主の妻にはこの通りわしの子を産んで貰うんでな、よろしく頼むぞ」
余りにも異常なことを平然と言ってのける妻と老人に男は呆然と口を開ける
これは悪い夢なのか、そうだ、自分はベッドで寝ていたはずなのに何故こんな場所にいるんだ!?
「ふ、ふざけるな!お前と俺は夫婦だろう!かわいい子供だって作ってこれからも幸せな家庭を
築いて行こうって誓い合ったじゃないか!なのにこんな年寄りの爺さんに抱かれたあげく子を産むだと!?
いつからお前はそんな女になりさがったんだっ!!胸糞悪い!こんな胸糞悪い夢は初めてだッ!!」
興奮と混乱の余り絶叫する男の姿に生殖器で繋がりあった二人は哀れみの視線を投げかける
「馬鹿ね…本当に…もうとっくに私があなたに抱かれても感じてないって自覚してるくせに
セックスの度にあなたのフニャチン舐めて勃たせてた私の気持ちも考えて欲しいわね」

855:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:33:30 t+UqGbMC
男は目の前の妻の姿をした女を怪物を見るような目で見て首を振る
違う、自分が伴侶にした娘はこんな女なんかじゃない、口で愛撫してくれる時だって
頬を紅く染めながらも恥ずかしげにやってくれたじゃないか
目の前の女が言ってることなんて嘘に決まってる!!
「う、嘘だ…俺達夫婦には小さい頃から積み上げてきた大切な思い出がある
俺の妻はそれをないがしろにするような女じゃない!ゆ、夢ならさっさと覚めろよッ!!」
「ええ、だからさっき言ったことを除けばあなたのことはとても愛しているわ、小さい頃二人で花畑で
冠を作ったことや十四歳の夏、初めてあなたに好きだって言われたこと、結婚して子供が産まれて
新しい家族が増えたこと、その一つ一つが私にはかけがえのない大切な思い出なのよ」
「そ、そこまで俺との大切な思い出があるなら!どうして他の男なんかに抱かれてるんだよッ!!」
「わからない?私はその大切な思い出の中にアンギルダン様の子供を加えたいからよ
大丈夫、あなたと作った子供ともなんの差別もしないで育てるから…ふ、ふあぁっ!!」
膣内でじっとしているのに耐えかねた肉棒が再び女肉を求めて脈動を始める
男の眼前ではっきりと年寄りの反り返った剛直をくわえ込んでひくひくと震える蜜壷が見える
彼の生きてきた二十五年以上の人生でこんなに淫らで禍々しい妖しさに満ちたものは見たことがなかった
ぱっくりと開かれたワレメに栄養と快楽を与えようと青黒い血管の浮き出た大魔羅が深く突き刺さり
熱い濁り汁が引き抜くたびに溢れ出している
同じ男から見ても畏敬の念すら覚えるアンギルダンの陰茎はまさに女を侵略し屈服させ支配するという
最も野獣的なオスとしての象徴の器官にすら思える
そして今、自分の妻はまさに肉体に進入した逞しい肉棒によって隅々まで侵略され
屈服し牝であることを悦んでいた、いや彼女自身が胎内の猛々しい牡肉と一体となるのを望んでいた
(どうして…なんでそんな気持ち良さそうに…)
男の妻の美しかった柔肌にアンギルダンは何のためらいもなく自分の証を刻み付けていく
降り積もった白い雪原を土足で薄汚く穢していくように…様々な場所に丹念に痕と唾液を擦り付ける
「どれ、大きくて搾りがいのある良い乳じゃ、味見させてもらおうか」
「あっ!駄目ッ!娘にしか飲ませたことないのっッ!…ぁ……あッ…ンッ!!」
老男の舌は胸の突起を押し潰すように円を書きながら弄ぶ
アンギルダンの頭を抱いて女は赤子とは違う吸引に生ぬるい吐息を零した
「す、少しだけ…少しだけですよ…アァッ…ァ…そう…ゆっくり…優しく吸い上げて…」
チュプッ!!チュッ!!チュポッ!!チュポンッ!!
吸い上げては離す音が振動となって耳に届く、まるで若さを得る為か女のミルクを男はひたすら啜る…
数分後、彼が子を気遣って一度も吸わなかった母乳を老男は思う存分味を堪能して
娘の乳房には乳首から搾り散った白い飛沫がいやらしく重力にしたがって滴り落ちていく
男の口の中で散々弄ばれた乳首は自分の子ではない男に母乳を飲まれた興奮に充血している
たっぷりと乳蜜を飲ませた娘の目はまだ物足りない熱い快楽を求めてぎらついていた
「はぁはぁ…アンギルダン様…もっと激しくして…私のオマンコ、あなたのチンポの感触を忘れないくらい!」
「ほぉ、では手加減なしでやらせて貰うぞい」
不敵な笑みを浮かべたアンギルダンは次の瞬間娘の腰を掴むとよっこらせっ!と抱え上げ立ち上がった
ズズッと肉棒に沈んでいく肉体、体重が加わりあっという間に最深部へと剛棒が鎮座する
「ああああっ!お、奥までとどいてる!!ひ、拡がっちゃう!!うぁっ…ぁぁっ!!」
「まだまだ、ほぅらお馬さんじゃぞ!」
グチュっ!ズブッ!っとアンギルダンの腰が浮き上がる度、娘の脳に火花が散る

856:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:34:05 t+UqGbMC
いわゆる駅弁などという体位は初めてであり落ちないように必死でアンギルダンの体にしがみ付こうとするが
動けば動くほど膣の中の肉棒が様々な場所と擦れて思いがけない甘美な喘ぎを口が紡ぐ
好奇心からおそるおそる下を向けばぞっとするほど硬く勃起した男根を飲み込んでいる自分の淫花が見える
(ああ…私とアンギルダン様の毛が一つに絡み合ってる…)
女の体には珠の汗が浮いて下へ落ちる、体の中心を貫く牡の深い欲望の熱が娘にも分け与えられているからだ
湯気が立ち上りそうなほど上気した肌を薄紅色に染めていく
雄々しい熱塊が自分の膣の中でひとつになる、このまま永遠に離れなければいいと思うほど
自分の満たされぬ空洞が跡形もなく消え去ってしまう
「ああ…も、もう駄目…」
はしたなく何度もイッた証の露がアンギルダンの下半身を濡らしていく
彼女自身も限界だった、自分ひとりでイくよりも子宮へ精子を送り込んで貰う本当の悦びが欲しい
ねだる様にきゅっと膣の肉棒を締め付ける、くいくいと鎌首が返答を返す
「そろそろ駄目か?まぁ頑張ったの、それじゃ子作りの最後の仕上げじゃ」
「はい、出して…私にもう一度…子を産む母の悦びを味あわせて…」
孕ませられる!?今まで俯いて失意に暮れていた夫はそれだけはさせまいと二人に走り寄る
「だ、駄目だ、こんなジジィの子を産むなんて考え直してくれ!!
そうだッ、子供を産みたいんだったら俺がいくらでもっ!!……」
「はぁ…あなたの子なんてもう産む気がしないのよ………ああぁっ!く、来るっ!!
オチンチンがドクンッ!っていってる!!…はぁはぁあ…それより見てて…私の子宮がアンギルダン様の
子種でしっかり種付けされるところっ!!あぁんっ!!んンあああぁぁああぁッッーーーーーーー!!!」
「やっ!!やめろッッーーーー!!!」
伸ばした手は男の願いも虚しくあっさりと娘の体を通り過ぎていく
幽霊のように彼の体は実体を持つものとは触れられなくなっていたのだ
ズンッ!!と大きく突き上げられた娘の肉体、最奥にて解放の時を待つ肉棒は
自らに吸い付くように収縮した媚肉の動きに脈動した
「んっ!んっ!!たまらんのッ!!たんまり孕むんじゃぞ!!ヌグッッーー!!」
陰嚢から汲み上げられた精子達が肉筒を通り抜け亀頭の先から熱い迸りが娘の子宮へと注入される
「あん!!なか…私のお腹いっぱい!!アンギルダン様の赤ちゃんの元ッ!!
温泉が湧いたみたいにどんどん子宮の中に溢れてくッ!!!ドクドクってオチンチンがぁッーー!!」
肉竿がビクンと震えるのに合わせて微動して射精を受け止める娘の姿は
さながら異形の蟲の獲物となった哀れな生き物がその身に卵を植えつけられる姿に似ている
ビュグッ!ビュグッ!!ビュグッ!!自らの子孫を残すという存在理由を忠実に実行している肉竿は
満足げに女の胎内で息づき子宮へ子種たちを送り込んでいく
アンギルダンもまた自分の血が更に別の女と溶け合ったのを感じると満足げに吐精の快感に浸った
新たな子を生み出すこの瞬間こそ彼にとって最も至福の一時
着床、受精、受胎、臨月、出産という甘美な言葉達が脳の中をいっぱいに満たす
射精の勢いが弱まると女は深い息を吸って吐いた

857:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:34:42 t+UqGbMC
「暖かいわ…アンギルダン様の雄のエキスがたっぷり私の体の中で生きてるから」
「今夜の交わいには満足してくれたか?」
「ええ、とっても…お腹の赤ちゃんが成長していくのが楽しみだわ」
「そいつはなによりじゃ、では最後の仕上げに掛かるとしようか」
「ああ…そういえばあの人が残ってましたね…」
アンギルダンはゆっくりと娘を床に降ろす、今まで一つで決して離れることのなかったペニスと
ヴァギナが名残惜しそうに愛の混合液の糸を引いて別れて行った
娘は近くで呆けて座り込む夫の前に堂々と仁王立ちになる、彼の目の前では糊のように粘ついた精液が
妻の膣内の隅々まで行き渡り子宮の奥底まで汚しつくしたことを容易く実感することが出来た
「あ……あぅ…あ…ああ……ぅぅ……」
男の目蓋には今にも零れ落ちそうな大粒の涙が溜まって瞳を濡らしていた
彼の悲哀に満ちた顔に娘は微笑んで返した
「見て…あなた…私…アンギルダン様にこんなに濃い種汁を植え付けて貰ったの…
これじゃあ必ず赤ちゃんを妊娠しちゃうわね…」
中指と人差し指でニュブっと自分の媚肉を開けると娘の膣からゴポっと鈍い音を立てて
ネットリとした大量の精液が流れ落ちる…自分が牡の欲望に徹底的に犯された証だ
途切れることなくトロトロに糸を引く牡獣の白濁ツユは
なにか得体の知れぬ生物に感じられて不気味であった
だが娘の心は誇らしさすらある、本能が選んだ牡の子を産む資格を得たということだからだ
「うぁぁぁっ…ああ…う…うぐっ………」
嗚咽を漏らして男の頬を涙が伝う、半透明だった彼の姿はさらに透けていき
風に溶けるようにしてついには消えてしまった
「あら…消えちゃった」
「あれは夢の中の精神をちょいと呼んでみただけだからの、悲惨な経験に自分の形を
保つことが出来なかったんじゃな、まぁ朝起きたら忘れとるじゃろうから安心していいぞ」
「そう良かったわ、私一人じゃ一度にたくさん産まれて来る
アンギルダン様の子供を育てるなんて大変なんだもの」
「すまんな、子種の方も一段と生命力が高いんじゃよ」
顔を見合わせて苦笑しあう二人、だが視線を感じて気づけば回りでは欲情して
アンギルダンを伺う女たちがいた、長い間待たされて溜まった熱が沸騰しそうなほど燃え上がっている
「おお、すまんすまん、お主等もたっぷり可愛がってやらんとな、さぁ誰からでも来るがよい!」
女たちは飢えた獣となって我先にとアンギルダンに襲い掛かった

858:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:35:18 t+UqGbMC
「あああっ!あ、あんっ!!イ、イクッ!!イクゥーーーーッッ!!」
あられもない嬌声を上げて女の体が弛緩するとがっくりと力が抜けていく
初めて迎えた絶頂に肉体の興奮が冷めやまずに昂ぶる
アンギルダンも歯を食いしばって尻を震わせ、男根から熱い迸りを放つ
「あ…あ…あっ…あっ!…」
忘我状態にある女も自分の子宮に並々と注がれる牡液に微かながらも反応した
自分を女から母親へと変える命の精を秘所から掬い取り大事そうに口に含む
丁度この娘で大広間へと導かれた神官十人全員への孕ませが完了した所である
アンギルダンはゆっくりと身を起こしまだぼんやりとしている娘の手を取って立ち上がった
「お疲れ様です、アンギルダン様」
周りでは他の神官の女達が最後の娘との交尾を見守っていた
「まったく皆が揃ってじっくり観察することもあるまい、落ち着いて腰も振れんかったわ」
「ふふっ、ごめんなさい、でもアンギルダン様の色んな顔を見れて良かったわ
私が抱かれた時はただ気持ちよくてアンギルダン様の射精の瞬間の顔なんて覚えてられなかったもの」
娘達は情事が終わった後も何一つ纏わない裸のままである、未だアンギルダンに種付けされた子宮には
熱い炎が燃え上がりもう一度あの命そのものを撒かれる感触を味わいたいと全員がそう思っていた
そっとあと一度抱いて欲しいと口に出そうと娘達が思った時…
「終わったようですね」
凛とした少女の声が娘達の鼓膜を揺さぶった、いつのまにか自分達へ歩み寄る人の影がある
いやそれだけではないその後ろには扉を開けて大勢の人々が大広間へと集ってきている
月明かりが照らす人影は娘たちもよく知る者、他でもないアキュリースの神官を束ねる神官長その人だ
後ろに居並ぶ者たちも同僚である神官たち、既に職を解任された者の姿もある
娘たちは突然の出来事にあっけに取られてしまう
「あの…なぜ神官長様がここに?…それに後ろの者は…」
同僚の神官たちの大半が普通の出で立ちだ、だが病を理由に休んでいた者たちは腹がぽっこりと膨れ
神官をクビになった娘等は三~五人の赤子を抱える母親となっていた
「わかりませんか?あなた方を含めたここに並ぶ娘達、いえアキュリース神殿の全ての神官は
みなアンギルダン様の子を宿しそして産む栄誉を賜ったのですよ」
「全ての神官…それでは!?」
「ま、まさか神官長様も?」

859:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:35:57 t+UqGbMC
「ええ、未だに形も定まらぬ胎児なれど、私の子宮には確かにアンギルダン様の子が宿っています
二週間も前の夜、私室にてこの方に抱かれ女に…母にして頂いたのですよ」
アンギルダンとの思い出を語る神官長の顔は恋する乙女のものへと変じていた
ただ当の孕ませた本人は他の娘たちの大きな腹や生まれた赤子を見渡して髭を撫でている
自分の撒いた種がしっかりと芽を出して息づいていることに満足している様子だ
全員の確認を済ますとアンギルダンは神官長へ尋ねる
「だが神官長、このアキュリース神殿の女で一人だけわしの子を宿しておらぬ娘がおるじゃろう」
「ええ勿論ご安心を、イークレムン様なら既に私たちのもとに…」
後ろの女たちの列が左右に割れると気を失って倒れ伏すイークレムンの姿があった
信頼する父親の醜悪極まりない淫行現場を見て意識を失ったのだろう
心が現実を拒否した結果なのか、いずれにしても無理もないことだ
裸のまま足早に近づくとアンギルダンはそっと抱き起こす
乱れた髪を直して頬に触れる、そこにかって愛した女の面影が宿っているからなのかは分からない
「さぁ…アンギルダン様、これを…」
隣へと立った神官長が懐から片手で掴めるほどの小さな壷を取り出す
それを受け取ったアンギルダンは蓋を開けてイークレムンの口に押し当てる
喉が上下し壷の中の物を飲み干していく、唇の端からは壷の中身と思しき白いゲル状の物が垂れていた
「んッ!んぐ…ン……はッ!…ごくッ!」
もう十分飲んだと口から離して少し経つとイークレムンの頬が朱色に染まってくる
それに加えて呼吸の音も苦しくなにかに焦がれるような熱い吐息が漏れる
「あ…うゥ…はぁはぁ……あっ!…ふぅ……はぁっ!はぁっ!……」
「これでイークレムン様はアンギルダン様の思うがままですね…」
「そう…わしの思うがままじゃ…愛しい娘よ…もう決して離さんぞ」
少女の唇が父親のものと重ねられて触れ合う、男の肉棒は更に硬さを増して怒張していた…
誰が知るだろうか?少女の父親に抱かれて悦ぶ夢が未来を予知して見ていたモノであったことを
そして気を失った彼女がいま夢見ているもの…我が子に囲まれ隣に愛する父がいる
そう遠くない未来に実現される、イークレムンの願い続けた幸せな家族の夢だった…
『お父様…私をずっと貴方の……貴方のお側に…』

860:アンギルダンと欲望の指輪
09/11/05 18:36:34 t+UqGbMC
数年後…
エンシャント、ロストール、リベルダム、アキュリース…幾つもの町
これらの都市を見渡せば大勢の子供たちと大きなお腹を抱えて夫と笑いながら歩く
娘たちの姿が分かるだろう、バイアシオン大陸の出生率は戦乱で失われた命を
取り戻すかのように増加し、たくさんの赤子を持った母親や妊婦の姿が至る所で見れた
男たちも妻や恋人との間に一度に三つ子四つ子と産まれたことに戸惑いつつも
内心嬉しさを隠せずにいるようだった
そう彼らは子の父親が自分自身ではないことに決して気づかない
愛する女がまさか自分を裏切って別の男の子を産むなど想像することすら出来ないだろう
町の生まれる子供達が皆多産であることになんらかの疑問の声を上げる者もいたが
その疑惑の記憶すら不自然に当人から薄れていき、やがては疑いを持つ者もいなくなった
子供の父親が誰なのか知っているのは女たちだけだ
隣で新しい命の誕生を喜ぶ夫達を妻達は暖かな思いを込めて見つめる
すでに彼女達の愛は子を孕ませた本当の父親である男に捧げられている
これから子を養う道具である男を大切にしていこう、女達はそう心に思った


世界中を自分の子で満たす…オスの繁殖の本能を忠実に指輪は叶え
アンギルダンは今日もどこかで女達の子宮に己の子種を孕ませているのだろう…



光すら届かぬ深い闇の中、虚無を思わせるその場所で何百人の全裸の女達が横たわっていた
女の腹はみな一様に膨れており、時々ドクンッと大きく動いている
誰の目から見ても妊娠しているのは明らかだった
「あん…んくっ……ふっ……は、いいっ!いいよ!…ああんっ!…」
大勢女達の中心部分で二人の女が絡み合っている、まるで男と女がするように正上位で重なり合っている
素っ裸になって体と体を重ね合い、お互いの熱を伝え合う二人の息は荒い
覆いかぶさっている女は妖女を思わせる表情で組み敷いている女の唇を奪う
「はっ…ああっ…ノーマのトロトロの液…」
下になっている娘、エステルは女から与えられる唾液を蜂蜜のように味わいながら喜んで飲む
ノーマと呼ばれた娘はまぎれもなくかって世界を救い無限のソウルと呼ばれた娘だった
しかし今の彼女にその面影はなく、淫魔のように妖しく笑い娘と交わっている
「あ、ああぁぁあっっ!!!熱い!熱いようッ!!ノーマのチンポ!すごく熱い!!」
グチュッ…クチュ…重なり合う女達の秘所に粘膜が擦れあう音が聞こえる
よくみればノーマの女陰に男しか持ち得ないモノがあるのがわかるだろう
それはまごうことなき肉棒であった、普通の人間の男の男根よりも遥かに太く猛々しい…
興奮で汗に濡れた肉体が熱かった…膣内は柔らかくノーマの肉槍を受け止め
淫らに吸いつきながら奥へ奥へと導いてゆく
「へ、変だよ…どうしてノーマにオチンチンがあるの!?
僕のオマンコ…ノーマの硬くて大きいチンポに合わせて拡がっちゃいそうだよ!」
エステルにはわけが分からなかった、宿に寝ていて目覚めたら真っ暗な闇の中
見渡せば妊娠した娘達と戦友であったノーマ、彼女に無理やり服を引き裂かれ
こうして犯されることとなったのだ


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