◆変わりゆく心 ジルオール闇小説 その7◆at EROPARO◆変わりゆく心 ジルオール闇小説 その7◆ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト250:2/14 09/02/18 01:05:45 8xe659TI と考えながら俺は歩き続け、円盤の上に到達する。そしてフレアに話しかけた。 「元気そうだな」 フレアは言葉では答えず、俺をじっと見つめるだけだ。壷の炎が強く燃え上がるが、 彼女の端正な表情は微塵も崩れない。超美形バイアシオン代表の俺を目の前にして正しい 反応とは言いがたいが、とにかくにも会話を続ける。 「何かやってたのか」 「何も」 フレアは答えた。そして彼女にしては珍しく、自分から話しはじめた。 「ウルカーンの精霊神を解放したのはあなたですね」 俺は確かに巨人を打ち倒し、炎の精霊神を解放した。フレアがシャリにさらわれている間のことだ。 死闘だったが、大英雄の俺はからくも巨人を撃退することができた。 「うむ、恐れ入れ。なんなら英雄譚を聞かせてやろう」 「それはいいです」 にべもない。沈黙の時。俺はなんとなく視線を逸らし、そしてフレアの足元に違和感を覚える。 そこには数枚の皿が並べられていて、上に食料や果実が盛られていた。手付かずのまま放置されていた。 俺は皿を指差して尋ねた。 「なんだこれは」 「巡礼者の供え物です」 「なに。ここに来る奴がいるのか」 「年に数度程度ですが」 そういえば、ここに来るまでにマグマゴーレムを見かけなくなった。 精霊神の解放により、炎の精霊神に群がっていたモンスターが姿を消したせいだろう。 シェムハザが死に、信者の巡礼を阻む警告者がいなくなったことも、原因の一つだろうか。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch