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ザックの重みに耐えて古びた石造りの階段を上りきると、そこには縦に深い空洞が広がっていた。
道は頑丈そうな岩で作られ、空洞の中央に向かって伸びている。
空洞に入り、足元を見やると、歩く道は切り立つ崖となっていて、遥かな下方では燃え立つ
溶岩の光がおごそかにゆらめいている。
そこで俺は、この空洞が冬だというのに暖気に満ちているのに気付く。
溶岩だけではなく岩盤全体から漂ってくる熱気は、ある種の畏怖すら感じさせる。
見上げると道の終わり、空洞の中央に円盤状の台がそびえている。起伏の小さな岩床の
中央には炎を湛えた巨大な壷。そして、壷の向こう側に彼女がいた。
長い黒髪の美女。透き通りそうに美しいほとんど腰まで入ったスリットが特徴の赤色の
巫女服。額には大きなルビーのはめ込まれたサークレット。彼女の名前はフレアだ。
炎の巫女、精霊の守り人、ウルカーンの神秘性そのものの象徴。
さて、どんな趣向で犯してやろうか。