08/12/09 23:04:14 50uB/UkR
「ところで、美夏。何か俺に話があるって言ってなかったか?」
「あ~っ!!そうだった、すっかり忘れてたよ!!おに~さん!!」
どうやら今まで本当に忘れていたらしく、美夏が試験終了間際で名前の書き忘れに気付いた受験生の様な勢いで目を見開いた。
「おに~さん、お願いがあるの!!」
「ん?何だ?」
何やら尋常ではない美夏の様子に、俺もズレていた眼鏡を掛け直して聞き入った。
そして、美夏の口から告げられた内容に俺の頭はうっかり爆弾メールを開いちまったパソコンの如く固まった。
何故なら、
「おに~さん!!今度の日曜日だけで良いの!!私の恋人になって!!」
と、いきなりそんな事を言われれば、そりゃ天も驚いて地も動くってモンだろう。
と言う具合だったからなのです…