強制女性化小説ない?Part35at EROPARO
強制女性化小説ない?Part35 - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
08/11/14 20:43:26 0RQjML4/
fictionmaniaのX指定以上を斜めに見ていると女装とフタナリがやたら多いイメージがある

601:名無しさん@ピンキー
08/11/14 23:22:53 MNO7b4rO
女装は多いね
カテゴリ分けがしっかりしてるから気にならないけど

602:名無しさん@ピンキー
08/11/15 00:29:31 qJhI/yDr
女性化よりも女装 ふたなり多め
男尊女卑
ファンタジーより リアル、
ハッピーエンドよりバットエンド

603:598
08/11/15 04:51:56 i72Mo5VG
女装やふたなりは除外して洗脳系や魔法,薬物辺りを検索しているが、
>ハッピーエンドよりバットエンド
なのは気に入っているし、
他にもライトノベル(私小説?)っぽくない所、
描き方がドライで細かい内面情緒にあまり入り込まない所が
鈍感な自分の肌に合うのかも知れない。

604:名無しさん@ピンキー
08/11/15 06:07:48 UYwMSXgv
>>591 >>597 >>598

支援所状態っぽい、まだ未解決かな

一応、.fmstories.comの鯖は通常通り動いてるので
こんな感じで↓URLが判っていたら
URLリンク(www.fmstories.com)
URLリンク(www.fmstories.com)

そこからファイルを拾う事は出来るよ

605:名無しさん@ピンキー
08/11/15 11:14:20 J3JGt9Gq
> 他にもライトノベル(私小説?)っぽくない所、

むしろ私小説っぽくないか? つか、ラノベと私小説を並べる辺り、用語に誤解がないか?
作者の実経験や赤裸々な願望を下敷きにしていることは、コミック文化を背景にした国産TSよりも強く感じる。
日本でも女装趣味を公言しているような人は洋物に近い物を書く。
あちらのTSはゲイフィクションと密接に関わりながら発展してきた経緯があるので、
平均的な作者像が違っているんだと思う。

606:598
08/11/15 15:24:42 i72Mo5VG
>用語に誤解
どうやらそうらしい。ウィキペディアで見てみると、
敢えて書くなら私小説でなく心境小説とでも書いた方が適切だった様だ。

>作者の赤裸々な願望を下敷きにしている
そう、その直接さがポルノとしての利用に適していて、単純な私には合っている。

日本の強制女性化ではどうも女性化させる側と女性化する側の間に
ウェットな交流や、性格や心理の共通性が描かれ過ぎる気がして、
そこに萎えてしまう事が多い。
洋物は人間を当然バラバラな物として描いている様に見えるのが私には好もしいのだ。

いや寧ろ、日本の作品は恋愛物、洋物はポルノ
が多いと言えば事足りるかも知れない。
そういえばキャプションドイメージが好きなのだった。

あまり自分の嗜好について考えても、結果的に個別にこれが好き、これはいまいち
としか言い様が無い気がしてきたのでこれ以上思いを巡らすのは止める。
考えるのは苦手だ。

607:名無しさん@ピンキー
08/11/15 15:43:57 aCf0X6v4
>>605
ゲイフィクションの延長といわれると納得
完全に女性化しててもフィニッシュは全て尻穴になる作家さんが大杉

608:名無しさん@ピンキー
08/11/15 18:56:10 397h/0FY
国産TSも最近ゲイフィクション系のが持て囃されてる気がする……
TS前から好きでしたとかTSしてすぐ女に興味なくなって
ちょっと優しくしただけの男に恋愛感情抱くだのとか
もとからその気が合ったとしか思えない……

609:605
08/11/15 21:08:51 J3JGt9Gq
個人的な嗜好に過ぎないことを今時の~はみたいな嫌みな言い方で
批判するレスに、自分のレスが引用されるのはいい気分ではないな。

610:名無しさん@ピンキー
08/11/16 00:33:47 LlZMrERT
海外TSFは
基本バッドエンド
女性化は官能的な肉体と引き換えに、
権力や財産、力、能力の全てを奪われる100%悲惨な出来事
恋愛を排除して 主人と奴隷の関係か…

好きなパターン全部入りだなw

611:名無しさん@ピンキー
08/11/16 02:51:19 AB46/a3e
全然バッドじゃないバッドエンドだな

612:名無しさん@ピンキー
08/11/16 10:17:32 2JaO983j
この流れ見てると、なんか俺ってこのスレ的にはマイノリティって感じがしてならん。


今このスレ用に一篇SSを書いてるんだが、その内容が
どっちかというとハッピーエンド寄りでかつ恋愛要素やや大目って感じで、
>>602とか>>610で挙げられてるような傾向とはまんま逆行気味だから、
果たして投下していいものなのか、受け付けてもらえるものかちょっと怖くなってきた。
出来る事なら投下したい・・・とは思ってるんだけどね。

613:名無しさん@ピンキー
08/11/16 10:40:33 wBKFLA6Z
向こうの場合は単純なハッピーエンドなどガキの読み物的な若干の侮蔑的ニュアンスを含む評価だからな。
キリスト教圏の人間の思考回路にあるパラダイムシフト思想は神罰による全ての剥奪だから、
そういう意味で等価交換的な欲望の転換で無いと違和感を感じるんだろうね。

アジア人からしたら破滅願望にも見える部分なんじゃないかな。

614:名無しさん@ピンキー
08/11/16 11:32:14 6Q0gW8QA
>>612
ハッピーだろうがバッドだろうがEROければ正義。
どろどろのにゅちょぬちょになって頑張れ(・∀・)b

615:名無しさん@ピンキー
08/11/16 13:35:28 DVdmo8q3
>>612
ところが一時に集中する勢いや主張の強さは飢えの反映でもあるから。
そして飢えと作品数は反比例し、作品数は作者の数と比例し、作者の数はその嗜好の持ち主の数と比例するw

マイノリティかマジョリティかという観点にあまり意味があるとも思えないけど、
それをこういうレスで測るのは無理だと思う。空気を知りたいなら過去作品に目を通してみるのがいいよ。

616:名無しさん@ピンキー
08/11/16 13:41:06 /7C7pgaj
>>608
そのあたりの心の変化を上手く書いてる作品って滅多にないんだよな。
大抵元から同性愛者だったんじゃないのか?って感じ。

>>612
一部の連中が自分の好みを主張してるだけだから気にしなくて良いかと。

617:名無しさん@ピンキー
08/11/16 13:54:46 HKvykd2c
>>612
ここは女性化は女性化でも、「強制」女性化スレだから
海外系のリアルでバッドエンド的な作品を好む人も多いけど
基本は雑食だと思うし、何でも投下して良いんじゃね、というか迷う前に投下しよう!

叩くのが生き甲斐の馬鹿も中にはいるけど
それ以上に書き手を支持する人は多いから心配するな!

618:612
08/11/16 23:22:58 2JaO983j
みんなどうもありがとう。
安心して続き書く作業に戻るよ。

619:名無しさん@ピンキー
08/11/17 11:01:14 kb3cSve/
どうしても不安なら支援所使う手もあるけど
過去にも純愛ものは数多く投下されてるし問題は無いだろう

620:名無しさん@ピンキー
08/11/17 19:46:20 /Mt2Z8Zk
まあでも、支援所はファンタジーものの方がGJ評価高いよね。

621:名無しさん@ピンキー
08/11/17 19:48:41 /Mt2Z8Zk
間違えて書き込みボタン押しちゃったorz

まあでも、支援所はファンタジーものの方がGJ評価高いよね。
自分の好きな作品にGJつかないと、「お前はマイナー属性の中でもさらにマイナーな
シチュ好きなんだ」と言われてるようでちょっと凹む。

622:名無しさん@ピンキー
08/11/18 02:51:06 Zvn2sfhf
支援所住民の半数は、TS萌えというより、画像萌えヲタだから

女の画像が好みならそれだけでGJ付くw

623:名無しさん@ピンキー
08/11/18 06:41:58 /NW00lbe
んなこたない

624:名無しさん@ピンキー
08/11/18 21:37:00 u+UuKDfQ
       _, ._
    ( ゚д゚ )
     ( つ旦O
★   と_)_)    、;.o:。
           ゚*・:.。

625:名無しさん@ピンキー
08/11/18 23:35:17 PTtoWFh3
物語のオチにTSが来る作品は投下しにくい

オチまで読者を引っ張る自信無し(´・ω・`)

626:名無しさん@ピンキー
08/11/20 12:29:42 QW07yfTQ
調教しながら強制的に徐々に変えていくのが好み!

627:名無しさん@ピンキー
08/11/20 12:45:03 5JXjsYjQ
オチだけTSっていうのはTSもの以外の小説とか一般作品でもよくあるしなぁ
TSしたその後を描くのがTSたる所以だと思う

628:名無しさん@ピンキー
08/11/21 22:01:40 RRMrmU80


629:名無しさん@ピンキー
08/11/22 13:04:10 l9WO1HUc
王道TS小説ない?上であがってた橘悠みたいな

630:名無しさん@ピンキー
08/11/22 17:32:51 r7pld2IC
>>629
個人個人が自分の中でツボにはまったものが王道です。
TSは嗜好がばらばらだから統一された王道なんて作りようが無い。

631:名無しさん@ピンキー
08/11/23 03:18:11 yB2+/sh7
ミ☆

632:名無しさん@ピンキー
08/11/23 12:00:10 ueVxyDPc
fictionmania、まだ落ちてるな...

633:名無しさん@ピンキー
08/11/23 13:31:53 6YMt5hU9
>>632
鯖の一部が死んで、何をしてもリブート出来なくなってるんで
それを入れ替えて、ソフトを組み直そうとしてるとこだったんだけど

鯖を提供してくれてる人に、リアル事情でトラブルが発生してるんで
もう少し時間がかかるけどごめんね、ってSapphireさんが言ってたよ

634:名無しさん@ピンキー
08/11/23 13:41:29 IV53O/Y6
マジョリティが王道

635:632
08/11/24 00:41:36 sMKiiGJB
>>633
情報提供&翻訳ありがと。本格的な終了じゃなくて良かった。
Sapphireさんとこもたまには覗いてみよう。

636:名無しさん@ピンキー
08/11/24 22:12:31 aZxFLrBs
ミ●

637:名無しさん@ピンキー
08/11/24 23:19:09 szjNax+s
>>633
別に閉鎖ってわけじゃなかったのね
よかったよかった

638:名無しさん@ピンキー
08/11/26 07:25:28 EY6Vk6N4

  ●

639:名無しさん@ピンキー
08/11/29 10:21:22 k4Nd/vJN

  ●| ̄|_

640:名無しさん@ピンキー
08/11/29 13:39:33 oXBtxr/3
そろそろここも新作が見たいと言ってみる

641:名無しさん@ピンキー
08/11/29 14:39:45 3VI3LvTL
  ∧_∧
 ( ・ω・)
 /(ヘ ● )ヘ


642:名無しさん@ピンキー
08/11/30 01:38:12 NWVAHr7B

_| ̄|●

643:名無しさん@ピンキー
08/11/30 02:59:51 EVWlzPB7
           モウダメポ・・・
    ∧_∧_
  ⊂⌒   ●⌒つ
     ̄丶( /
        し


644:名無しさん@ピンキー
08/11/30 21:22:06 uC51whJZ
  _,. -─=ニヽ、
         /レ'´       `ヽ、
       //● / , ,、 ヽ ヽヽ ト、
      /7O j_ノ_/ハHl、_j l lN
       〈7イ ´|/l/   `ヘノ} jrく)j
     r‐ヶハl  c⌒r─ォ⌒c,ハヽ〉
     Y//,ハ>、j>l、_ノ.イレ1l レ′ 
        \l l//` ` ̄´ j l レ' 
         _>′r。~。ヽ レ'´
      (__ゝ、<ゞニア< |
           \`^^´  l
              `ーr-、ノ
            し′

645:名無しさん@ピンキー
08/11/30 23:24:52 h44TKkol
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

646:名無しさん@ピンキー
08/12/01 22:14:40 sh77rjjO

        ○
        ノ|)
    _| ̄|● <し

647:名無しさん@ピンキー
08/12/01 22:23:15 9bJrfpk+
 ○|\
●| ̄ヒ|_


648:名無しさん@ピンキー
08/12/02 21:19:49 mEc2EWmT
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

649:名無しさん@ピンキー
08/12/03 01:17:54 gRaCOSsv
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +


650:名無しさん@ピンキー
08/12/03 21:25:22 RmJTks1t
+   +
  ∧_∧  +
 ( ・∀・ ) クリスマス辺りには来るかしら
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

651:名無しさん@ピンキー
08/12/03 23:40:12 4V1XishN
クリスマスに来るということは独りであることの象徴みたいなー

652:名無しさん@ピンキー
08/12/04 00:24:16 H3rxCoJx
クリスマスの夜、枕もとやベッドに吊るされた靴下の中に、
むっちゃ濃厚、きっつい性描写の絵(ろ)本や、
手作りの温かみのある、極めて特殊なオモチャを
世界中に配りたくるエロサンタさんは、良い子にして
いないと来てくれません。

653:名無しさん@ピンキー
08/12/04 06:49:28 YfqZgcVI
そんなものは間に合ってるので女の子にしてください

654:名無しさん@ピンキー
08/12/04 20:06:33 9WJvuY/T
>>1-653
        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \
   /   ( ●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)" .)|    ___________
   \      。` ||||==(⌒)ー、| |             |
__/         ||||    \  〉| |             |
| | /    ,  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ .| |             |
| | /   /   ヽ回回回回レ    | |             |
| | | ⌒ ーnnn.ヽ___/     |_|___________|
 ̄ \__、("二) └─┘ ̄l二二l二二  _|_|__|_


655:名無しさん@ピンキー
08/12/04 20:18:09 eBMSUeNJ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +


656:名無しさん@ピンキー
08/12/05 00:01:24 7tzdY8HP
>>653
そんなことを言ってると某悪魔がやって来て、
女の子になる代わりに人生根こそぎ失う羽目になるぞ

657:名無しさん@ピンキー
08/12/05 05:50:38 qxGEYHfm
毎日AA貼ってる奴、正義に通報しようかな

658:名無しさん@ピンキー
08/12/05 09:28:44 9qCpmpyH
>>656
それはそれでイイな♪653じゃないけど

659:名無しさん@ピンキー
08/12/05 20:19:49 VYWy1hTo
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

660:名無しさん@ピンキー
08/12/05 20:37:54 cHqjvox0
本気で愛して結婚したい女性と巡り合い
相手に思いが通じてようやくOKが出そうになった瞬間にだけ発動する
女性化の呪い
自分の記憶は変わらないけど、過去を含めて初めから女だったことになっている

もちろん相手の女性はレズの気が全くない相手でなければ発動しない

こういう呪いだったらお前らどうよ?

661:名無しさん@ピンキー
08/12/06 01:04:01 E8jdxLq7
どうせ口だけの抵抗と足掻きで
女の自分を受け入れ彼女を捨て男に発情する展開になる
男のときの男の親友と結婚して私幸せで〆
めでたくはあり読みたくはなし

662:名無しさん@ピンキー
08/12/06 17:40:57 Cw5BqMgx
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) …
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

663:名無しさん@ピンキー
08/12/06 21:38:35 I+X3oOBQ
変性虫の続きがきてた。
宣伝乙?・・・だから、何?

664:名無しさん@ピンキー
08/12/07 08:59:43 MhOXQp6I
>>661
なんとルサンチマンなレスなこと

665:名無しさん@ピンキー
08/12/07 13:44:05 hiTSM54W
キチガイ?に おまえの前世は女だったと迫られ
必死で逃げるが 捕まって
屋敷に監禁されて
女装メイドになったら逃がしてもらえる事になり
女性の仕草を徹底的に仕込まれ

女装だと思っていたら 知らない間に薬物で肉体を変えられていて
作り物と思っていた乳房が いつのまにかホンモノに変わっている事にパニックになり
あてもなく 逃げ出すが
途中事故に遇って
気が付けば、ここ数ヶ月の記憶を失ってベッドの上で眠っていた


っていうのは どうよ?

666:名無しさん@ピンキー
08/12/07 13:47:57 fLV5/SVm
導入が長いかな

667:名無しさん@ピンキー
08/12/07 13:52:23 hiTSM54W
まだ導入部分しか書いてないのにww
長すぎ?w

668:名無しさん@ピンキー
08/12/07 21:19:13 tNsAsTtP
定期保守

669:名無しさん@ピンキー
08/12/07 21:57:20 Xz0FYGpm
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) …
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

670:名無しさん@ピンキー
08/12/08 18:19:43 q3CmJ95/
なんだこの流れは

671:名無しさん@ピンキー
08/12/08 21:59:51 JuGVieUQ
>>667
知らない間に女性の胸がついてた時点でパニックじゃないかな
胸が膨らみ始めただけで怪しいと思うし、目が醒めたら手術されていましたとかだと同上
記憶を失ってとかいうのは蛇足っぽいので、単に調教物とした方が話としてはスッキリするとおもう
キチガイの妄執が他人を変えてしまうというような、TS+調教+MC+メイド物(初期は異装ね)
個々のネタはわりとありがちだけど、ねちねちとキチガイの執拗な調教を書けばウケるんじゃないかな

追記
とりあえず、クリスマスまでマテと電波受信。間に合うかどうかはかなり微妙で、神様次第

672:名無しさん@ピンキー
08/12/09 01:37:02 4SSsHrK8
>>671
精神はそのままで、肉体だけ女性化を徐々に進める話にしたい 
それも本人に気づかれない状況
仮に気が付いても逃げ出せない状況にしたいの
その方が絶望感が出るでしょ

犠牲者のTSやMCに費用や時間を費やす強い動機と
犠牲者は なぜ女性化に気が付かなかったか、その理由を考え中


673:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:21:37 ZTr0VQF6
 こんばんは。
 溜まってきたので、ぼちぼちと。

 どうしても我慢出来ない方は、NGワードであぽ~ん推奨です。
 NGワードは【僕オマエ】でお願いします。

【強制女性化】【集団調教】【童顔爆乳】【露出】【玩具化】

 詳しくは過去ログ参照にて。

674:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:24:14 ZTr0VQF6
 その後、男達はセーラー服のスカーフを抜き取り、薫に目隠しをした。
 意図はわからない。
 薫は、いつもの「遊び」の一つだろうと思い、抵抗しなかった。
 抵抗したところで意味など無い。
 なぜか?
 答えは簡単だ。
 彼等は「やる」といったら「やる」し、抵抗したとしてもひどいことをされるだ
けだ。
 それならば、ただ受け入れてじっと我慢すればいいだけのこと。
 嵐が過ぎ去るのを待って家の中でじっと息を潜めるように、心を殺してじっと時
間が過ぎるのを待つだけのこと。
 ただ、それだけだ。

 そう、思っていた。

 山口に捏ねられ、引っ張られ、摘み潰されて弄くられた“卑猥乳首”は、そこに
太い血管が宿ったかのように“じくんじくん”と熱を持って痛む。
 いたぶられた“完熟汚物おっぱい”の中でも、その部分はひときわ熱く火照り、
彼等に与えられた……いや、強引に体へと捻じ込まれた、忌まわしい汚泥のような
快楽の「発露」だと思えた。
「んあっ……」
 悲鳴のような溜息が、薫の唇から漏れる。
 誰かが……山口か竹山か河野のうちの誰かが、無造作に……まるでゴミでも放る
ような手荒さで、薫を様式便座に座らせたのだった。
 ノーブラの乳房は制服から剥き出されたまま。
 パンツも脱がされたままだ。
 男達にいいように弄ばれた、熱っぽく、けだるい体をようよう起こし、薫はのろ
のろと見えない目で首を巡らせた。
「閉じるな阿呆」
「ぃひぐぅ……」
 両脚をだらしなく開いていた事を思い出し、慌てて恥じ入るように閉じた薫は、
勃起したままの左乳首を思い切り誰かに抓られた。
 充血した乳首は、腫れ上がってまるで血の詰まった赤いグミの実のようだった。
「閉じるなよ?ああ!?」
 声は、竹山だった。
 臭い息を吐きながら顔を寄せ、唾を飛ばして怒鳴る。
 乳首を引っ張り、無造作にぶるんぶるんと揺すりたてる男の手を弱々しく掴みな
がら、薫は泣きじゃくって“いやいや”と首を振った。
「なに拒否ってんだよ」
「ひぃいいいいっ!!」
 そんな薫の右乳首を、今度は別の誰かが思い切り乱暴に摘み、上へと強く引っ張
り、釣鐘状に引き伸ばされたおっぱいを“パンッ”と小気味良い音を立てて引っ叩
いた。
「いたっ!いたぁいっ!!いたいっ!!やめてやめてやめ」
「うるせえ」

バチンッ!!

「あひっ!」
 今度はさっきよりも強く引っ叩かれた上に、指が食い込みそうなほど乳房を鷲掴
みにされた。
 そして“ぐにぐに”とゴムボールでも掴み潰すかのように捏ねられ、薫は声も無
く体を強張らせる。
「黙れ」
「……ッ……ッ!!!……ッ!!」
 豊満過ぎるほどに張り詰めた乳の中で、みっちりと詰まった中身がぐちゃぐちゃ
に潰れそうだった。
 それもう、年頃の“女の子”にする所業ではない。
 いかに元は男だからといって、ここまで乱暴にして良いという法は無いのだ。
 だが、薫にはもう、ただ黙って頷くしか方法が無かった。

675:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:25:36 ZTr0VQF6
 “女の子”どころか、もう、自分は彼等に人間扱いされていないのだと、文字通
り痛いくらい自覚してしまっているからだ。
 両方の乳房に与えられる痛みに、薫は全身をガクガクと震わせ、あとからあとか
ら溢れてこぼれる涙が、目を覆うスカーフに染み込んでいく。
「わかったのかよ?」
 薫は唇を震わせながら“こくこく”と頷いた。
 おっぱいがもっと腫れ上がってしまう。
 乳首がみっともなく伸びてしまう。
 その想像は、薫を恐怖させた。
 もう十分汚され、遊ばれ、一目見たら嫌悪感で顔を背けてしまうような汚物にさ
れてしまったのに、それでもまだ、薫はこれ以上おっぱいにひどいことをされるの
が、嫌で嫌でたまらなかったのだ。
 屈服するしか無かった。
 元より薫に……男達のペット(性愛玩動物)と成り果てた薫には、拒否出来る権
利など与えられていないのだ。

         §         §         §

『動くなよ』
 そう言われ、個室で息を潜めてから、果たして何分経っただろうか。
 薫には1分のようにも、5分のようにも、10分……20分のようにも感じる。
 いや、そんなはずはない。
 薫はそうも思う。
 50分もあった昼休みは、もうあと残り少ないはずだ。それでもチャイムはまだ
耳にしていない。
 嬲られ続けて時間の感覚が無い薫にも、もうあと少しで午後の授業が始まるのだ
と、周囲の空気でわかった。
 トイレは体育館裏にあり、昼休みの間はそこで食後の球技などに興じていた生徒
達が、徐々に少なくなっていくのがわかるからだ。
 薫は洋式便器に座り、タイル壁に背中を預けて両手を頭の後ろで組み、両脚をいっ
ぱいに開いていた。歯形やキスマーク、男達の唾で汚れた薄汚い『陵辱汚物おっぱ
い』も、どろどろに濡れて“くぱっ”と開き、明かりに膣口を晒したままの下品な
『汚物まんこ』も、すっかり露出している。
 場末のストリップ・バーで、ストリッパーがポールダンスの際に必ずするポーズ
に、どこか似ていた。
 個室のドアの鍵はかかっていない。
 男達が出て行く時に外したままだからだ。
 もし今、誰か他の男子生徒がトイレに入ってきて個室のドアを開けたら。
 そう思うと薫は身がすくむのを感じる。
 汗や唾や、精液などの匂いが篭って、ここで何が行われていたか簡単に想像“出
来て”しまうのだ。
 膣内に男根を挿入されてなどいない……いや、それどころかキスすら許していな
いなどと、誰がわかってくれるというのか。
 そうなれば、学校中、あっという間に噂が駆け巡り、薫は全校の笑い者となって
明日からここにいられなくなるだろう。女子生徒達にも、両親にも、そして直人に
も薫が男達のオモチャになっていた事が知れ渡ってしまう……。
『それだけは……いや……』
 もちろん、手探りでロックする事を考えなかったわけではない。別に両手が拘束
されているわけではないからだ。
 だが、もしそうしたら、今度はどんなひどいことをされるかわからなかった。
 彼らとて、自分達のしていることが学校側にばれたり、生徒の間に知れ渡ること
を良しとはしないだろう。おそらくトイレの外で、入り口近くで、近づく生徒を警
戒し、それと同時に薫の反応を伺っているに違いなかった。
 だから、きっと、たぶん、他の生徒はこのトイレに近寄りもしないに違いない。
 そう、薫は思う。
 だが、だからといって安心出来るわけもなかった。絶対という言葉ほど、信用の
ならないものはないと、薫は身に染みているからだ。
『かゆい……』

676:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:29:16 ZTr0VQF6
 男達の臭い唾や、自分の汗やヨダレや愛液で濡れたおっぱいと股間が、ひどくむ
ず痒かった。
 すえたような匂いが胸元から立ち上り、思い出したように吐き気がこみ上げた。
 どこからか飛んできたハエが数匹、おっぱいや内腿の上を這い回っているのがわ
かる。その動きが、痒みを増幅させていた。

 2029年の現代でも、今世紀初頭頃と同じく、ハエはどこにでもいるし、どこ
にでもやってくる。ハエに限らず、非衛生的な昆虫類の撲滅・根絶などは、ほとん
ど行われていないのだ。
 自然サイクルの生物バランスを、人類が人為的に弄ることを良しとしなかったと
いう意見もあるが、実際のところは「非衛生的環境の自覚及び自主的処理」のため
だという意見の方が多い。
 つまり人は、「不潔な生物が自らの姿で警鐘を鳴らしてくれなければ、個々が自
ずから非衛生的な環境を改善しようとしない」ということだ。
 だからこそ「トイレでハエのたかる物」は、正真正銘の「汚物」だと言えた。

 ハエのたかるおっぱいとおまんこ……。

 それは便所の中では、大便や小便と同列だということに他ならない。
 本当に『汚物』と成り果ててしまった自分の体に、薫は再び涙が滲むのを感じる。
『ああぁ……かゆいよぉ……』
 もじもじと体を揺すり、尻の穴を“きゅきゅ”と締めてみても、痒みが鎮まるわ
けもない。
 このままじっとしていたら、おっぱいやあそこに卵を産み付けられてしまうのだ
ろうか?
 そんな怖い考えに、薫は“ぶるるっ”と身震いした。
『今だったら……今のうちに手を下ろして……』
 そう思いかけて、それはダメだと薫は自分で否定した。
 もしそうしたら、そしてそれを知られたら―『言いつけを破ったことを知られ
たら』―またどんなひどいことをされるかわからない。
 いつしか薫は、そうやって自分で自分を縛り、追い込んでいくようになっていた。
 ハエがたからないように体を揺すり、乳房を揺らし、もじもじと尻を揺するその
姿は、どこからどう見ても淫乱な『便所女』としか見えない。
『はやく……帰ってきて……』
 知らず、薫は男達が早く戻ってきてくれることを強く願った。
 もちろん男達が戻ってきて、それで開放されるという保証はない。
 でも、このままでは確実に午後の授業に遅れてしまうし、何より痒くて痒くてた
まらない。
「あぁ……」
 全身にいまだ残る快楽の残り火と、痛みと、痒みとがない交ぜになって、薫は気
が狂いそうだった。
 そして薫は、

 ―僕は、男達の帰りを待ち望んでいる。

 その事実に自分でも気付かない。
 開放して欲しいから?
 それとも、この体の高ぶりを少しでも鎮めて欲しいから?
「―はぁっ……」
 我知らず、甘い音を含んだ吐息が漏れる。
 しっとりと汗で潤った肌が、じんわりと熱を帯びる。
 ほっそりとした胸郭の上でもったりと広がったモチのような豊満乳房が、乱暴に
手で揉みしだいて欲しそうに揺れ動く。
 広げた両足の間では、“くぱぁ”と広がった陰唇に血が充ち始め、中に隠れてい
た膣口が潤みを見せ始めていた。
 呼吸をするように、尻の穴が“きゅ…きゅ…”とすぼまる。
『はやく……あぁ……やだ……やだぁ……はやくぅ……』
 乾いた口内を潤すように唾液を溜め、舌で“くちゅくちゅ”と混ぜてからゆっく
りと飲み込む。
 そこで初めて薫は、自分が“発情”している事に気付いて愕然とした。

677:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:31:44 ZTr0VQF6
『……僕……今……』
 血の気が引き、顔が青褪める。

 今、自分は、男達が戻ってきてこの体を再び貪る様を脳裏に浮かべなかったか?

『ちがう……ちがうっ……』
 否定し、首を振りたくり、深呼吸をした。
 それでも体の反応は、欲望に正直過ぎた。
 “とろっ…”と、膣口から垂れた淫液が、会陰を伝って尻の方へと落ちていった
のがわかった。
「―そんなぁ……」
 絶望の声が漏れた。自分が脳裏に浮かべた自分自身の陵辱の姿に、あろうことか
欲情してしまったのだ。
「あぁ~~~……」

 変えられてしまった自分の体。

 いやらしく、卑猥に形を変え、淫乱に花開いた自分の体。

 もう、戻れない。
 もう、綺麗だった体には戻れない。
 薫はその事実に声を殺して無き咽び、そして泣きながら股間を濡らし、乳首を堅
くさせていた。

         §         §         §

 そんな時だ。
 不意に誰かの話し声が聞こえたのは。
『…カオルが?どういうことだ?』
 聞き間違えるはずも無い。
 この、ふてぶてしくも深く落ち着いた、とても高校生とは思えないくらい野性味
溢れた声は……。
『ナ……ナオタ???』
 目隠しされ闇に閉ざされているが故、余計に鋭敏になってしまっている耳が確か
に捉えたのは、哀しいほどの愛しさで身を焦がした相手。
 岡島直人の、聞き間違えようの無い声だった。
『…どこに行こうが、俺の勝手だろう?』
 どうして?何故ここにナオタが!?
 混乱し、口を半開きにしたまま、薫は目隠しにされたスカーフの下で、見えない
目を見開いた。
 “ぶるるっ”と意識しないまま身が震え、“きゅうっ”と括約筋が収縮する。
 そして続く、トイレに入ってくる上履きの音。
『ナオタ……あぁ……やだっ……やだぁ……』
 便所の下駄に履き替え、やがて直人がやって来る。
 薫が閉じ込められている、個室のすぐそばへ。
『く……来るな……来ないで……』
 そして響く、“じょろろろ……”と、小便器を叩く水音と、深く息を吸う呼吸音。
『くっ……ふっ……』

 ナオタが近くにいる。

 同じ空気を吸っている。

 自分の体の匂いを、ナオタが吸っている。

 そう思うだけで、薫の躰を腰が抜けそうなくらいの快美感が駆け抜けた。

678:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:33:30 ZTr0VQF6
 “あそこを舐めたくられてとろとろに濡らしたまま、ハレンチな格好で目隠しさ
れてトイレの便器に座らされ、そのまま放置された自分を見られるかもしれない”
という恐れより、“すぐ近く、ほんの二メートル近くの距離でナオタが「ちんちん」
を出して放尿している”という事実が強烈に生み出す興奮が、理性を簡単に蹴っ飛
ばしていた。
 男がチンポを出している姿など、この数週間で嫌と言うくらいに見てきた。
 それどころか、物心付いた頃から見てきた、見慣れ過ぎた光景のはずだ。
 それが、ただ相手が直人だというだけで、甘い甘い、とてつもなく甘い感覚がと
めどなく溢れて、体が火照って頬が熱を帯びた。
 ただでさえ重たいおっぱいがさらに重みを増し、元に戻りかけていた乳首が、反
応して再び痛いほど堅く屹立する。
 ぞわぞわと背筋を快美感が駆け上り、駆け下り、尾てい骨の辺りにわだかまって
下腹の内側から“ぐずぐず”と溶かし崩していくようだ。
 “とろり”としたものが、体内からしたたり落ちる。
 収縮した括約筋が緩み、腰が震え、あそこから何かがじわりじわりと染み出し、
水滴を作り、とろとろと会陰を濡らす。
 求めている。
 直人を。
 直人の体を。
 匂いを。
 視線を。
 言葉を。
 指を。
 舌を。

 ―チンポを。

『あぁ~~……』
 頭が真っ白になり、二度三度と体が跳ねる。
 便器がガタガタと音を立ててしまった事にも気付かなかった。
 何も聞こえない。
 何も感じない。
 真っ白な闇にどこまでもどこまでも落ちていくような感覚。
 薫は、自分が信じられなかった。
 あろうことか、自分は直人の男根を想像し、それが自分のあそこに挿入される様
を思い浮かべ、陰唇を掻き分けて奥深くまで“ずにゅ”と粘液を纏わり付かせなが
ら押し入ってくる感覚を想像しただけで、イッてしまったのだった。
 もちろん薫は、まだ膣内に男根どころか、指さえ挿入された事は無い。
 舌で膣口周辺を嘗め回された事はあったが、それも入り口からたった3センチ程
度のことだ。
 それが、処女膜さえ裂かれていないのに、挿入の想像感覚だけで達した。
 真っ白な感覚の中で、薫にはそれが、自分がまごう事なき『淫乱』に堕ちた証の
ように思えて仕方なかった。

         §         §         §

 どこか遠くで、チャイムが鳴っていた。

 午後の授業を告げるチャイムだった。
 疲れ果て、涙も枯れ果てて、薫は洋式便器の上でぐったりと身を沈めている。
 瞳にいっぱい溜まった涙で、呼吸に合わせ目の前でゆらゆらと揺れ動く薄汚い乳
房をぼんやりと眺める。

 ―砕けてしまった。

 心が、粉々に砕けてしまった。

 あの後、薫が想像だけでイッてしまった直後、扉が何の前触れも無く開かれた。
 忘我の中、薫はそれでも“ビクッ”を身を強張らた。

679:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:35:45 ZTr0VQF6
 そして、直人が自分を汚いものでも見るように見下ろしているのだろうという恐
ろしい想像に涙ぐみながら、必死に顔を伏せていた。
 その耳に―羞恥により真っ赤に染まった耳に、

『…カオルが?どういうことだ?』

『…どこに行こうが、俺の勝手だろう?』

 直人の、さっき聞いたものと寸分違わない声が届いた。
 恐る恐る薫が顔を上げると、そこには、山口と竹山と河野が立っていた。
 その中で竹山が、ニヤニヤとした顔の横にケータイ(コミュニケーター)を掲げ
ていた。
 訳がわからず目を見開いた薫の前で、竹山がケータイのボタンを押す。

『…カオルが?どういうことだ?』

 直人の声が、その場にいるかのような鮮明さで、ケータイのスピーカーから流れ
ていた。
「ほれ見ろ。俺の言った通りだろ?」
 竹山が勝ち誇った顔で、山口と河野を見た。
「マジかよ~~……薫って元は男だろ?なんで野郎を好きになんだよ!?」
 河野が「チッ」と舌打ちし、自分のケータイを操作する。
「まいど!ホレ、お前も」
「うっせぇ」
 竹山に促され、山口も自分のケータイを操作した。
 河野と山口は、携帯から自分の「エムズ(E.M.S=electronic money systems)」
で、竹内の口座に金(貨幣情報)を振り込んだのだった。
「元は男のくせに岡島の声だけでぐちゃぐちゃに濡らしやがって。馬鹿かてめーは」
「……あっ!」
 山口は、便所の床で汚れたスリッパを履いた足で、とろとろに濡れたままの薫の
股間を踏み躙った。
 薫はその痛みより、屈辱より、悲しみより苦しみより、男達に自分の恋心が既に
露呈してしまったことに、悔しくて泣いた。

         §         §         §

 午後の授業は、終業20分前に教室に入った。
「もう具合はいいの?」
 50代まであと3年という現国の女教師は、分厚い眼鏡の奥で閉じているのか開
いているのかわからない目をしょぼしょぼと動かしながら薫を見た。
 具合が悪くて保健室で休んでいた……という事になっていたらしい薫は、軽く会
釈するとくたくたに疲れた体を引き摺るようにして自分の席へと向かう。
 薫はそこで、三時間目やプールで感じた違和感が、とうとう現実の姿となって目
の前に現れたことを知った。

 机の上が、濡れていた。

 正確には、机に造りつけられたモニターのカヴァーが、明らかに材質の光沢では
ない光で濡れ光っていたのだ。
 指先でそっと触れると、ぬるぬるした。
 ツンとした独特の匂いは、薫にそれがトイレの中性洗浄剤だと知らせていた。
 薫の席は、窓側の一番後から2番目だ。
 後ろには山崎という男子が座っているが、気付かないのか、それとも気付いてい
ながら知らんふりを決め込んでいるのか、顔を伏せたままモニターで漢字の書き取
りを続けていた。
「どうしました?」
 薫が逡巡し、立ち尽くしていると、教師は彼女を咎めるように声を掛けた。
 特に、ショックは無かった。
 どちらかと言えば、
『あー……やっぱりこうなったか……』

680:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:37:11 ZTr0VQF6
 という感が強かった。

 女子はグループを作る。

 群れを作る。

 薫は元々男だった事もあり、1人でいることが怖くない。
 たとえ1人の時があっても、それなりにやっていく事が出来た。
 だが、女子の中で「一人でいる」ということは、そのまま「孤立する」と同義な
のだという事を、本当の意味ではわかっていなかったのかもしれない。
 女子は一人でいる者を選別し、区別し、そして差別する。
 一人でいても平気な者を恐れる事もある。
 そしてそういう者を周囲から排除しようと、他の女子と結託して潰しにかかる。
 薫は、一人を好んだ。
 一人でいる事を選んだ。
 それは坂東達にされている事をクラスメイトに知られるのを恐れ、また直人や貞
華(ていか)や志宇(しう)や友香(ともか)達を坂東達から護るためであったが、
それと同時に、他の女子へと被害が及ぶのを防ぐためでもあった。
 もちろんそれを、クラスメイトに語った事は一度も無い。
 薫がどんな思いで坂東達のオモチャになっているのか、それを知るものは、この
クラスには誰もいないのだ。
「香坂さん?」
 立ち尽くす薫に、教師が再度声を掛ける。
 薫は仕方なく席に着き、そして予備のハンカチを取り出そうとカバンを開けた。
「……?……」
 カバンの中に、見覚えの無い四つ折の便箋が入っていた。
 薫は机の上を丁寧に拭くと、モニターカヴァーを開いて、その陰で便箋を開いた。
 そこにはただ一言。
 3つの漢字で、

「便所女」

 とだけ、書かれていた。
 心臓を掴み上げられたかのような、恐怖とも絶望とも形容し難いものが、薫の呼
吸を止めた。
 顔から血の気が引くのがわかった。
 周囲にそれと知られぬように、そろそろと視線を巡らせる。

 知っているのだ。

 この中の誰か。いや、もしくは、クラス全員が。
 自分が坂東達にされている事を。
 トイレの中性洗浄剤が机に塗布されていたのは、それを示しているのだろう。
 教壇では教師が壁面のモニターに映し出された文字や映像を指しながら何か言っ
ているが、薫には何一つ頭に入ってこなかった。
 別のことで、頭が一杯だったからだ。
 昼休みに入った時は、まだ机は綺麗だった。とすれば、汚されたのは昼休みの間
という事になる。
 薫が竹山達にオモチャにされていた間に、クラスメイトの誰かがトイレから洗浄
剤を持ち込み、そして皆が見ている前で机に塗ったのだ。
 そして、それを他のクラスメイトは見てみぬフリをした。
 昼休みはいつもどこかにふらっといなくなってしまう直人はともかく、貞華(て
いか)や志宇(しう)や友香(ともか)はいたはずだ。
 でも、止めなかった。
 それはつまり、薫は彼女達に「捨てられた」ということなのだろう。

 護っていたつもりの人達から捨てられる。

 なんて滑稽だろうか。

681:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:38:29 ZTr0VQF6
 自分にとって必要な人達だから、大事な人達だから護っていたつもりだったのに、
その人達からすれば薫は必要でも大事でもなんでもなく、「捨てて」しまって構わ
ない存在だったのだ。
 開いた窓から、風が舞い込む。
 高く昇った白い真昼の月を見上げながら、薫はぼんやりと風に吹かれていた。

 もう、何も無い。

 自分には、もう何も無いのだ。
 悲しみも苦しみも、喜びも怒りも、不思議と沸いてこなかった。
 そんな感情が自分の中にあったのかさえ、思い出せなかった。
 そもそも、そんなものは最初からあったのか?
 例えば、「好き」という気持ちはいったいいつ、どこから来るのか。

 本当のところは誰も知らないのだ。

■■【33】■■

 西暦2029年7月14日、土曜日。
 7月も半ばに差し掛かり、気温も上昇を続けて初夏に相応しい気候になりつつあっ
た。

 土曜日は朝から呼び出され、薫は駅に行くと女子トイレで先週と同じ格好―母
のウィッグと帽子と明るい色の伊達眼鏡と女の子っぽいワンピースを身に着けて、
それまで着ていた服をロッカーに預けた。
 そして、待ち受けていた男達に引き立てられるようにして、そのまま電車で一時
間半の所にある比較的大きな水族館に連れられていった。
 そこは海洋科学研究所も兼ねていたが、近年、都市部よりもっと近い場所にレジャ
ーランドと併設される形でオープンしたエンターテインメント性の高い水族館に客
足を取られ、休日だというのに客の少ない、少々寂しいところだった。
 坂東達は水族館に着くなり誰もいない事を確認した男子トイレに薫を引き込み、
着てきたワンピースを数人かがりで破きそうなほど乱暴に脱がせ、下着姿にすると、
あろうことかプリーツの無い真っ白いミニスカートと、極端に布地の少ない水色の
ビキニトップを与えた。
 押し付けるようにして渡されたそれを見て、薫はあっという間に顔を青ざめた。

 エスカレートした要求は、まさに「苛烈」だった。

 白いおっぱいには昨日までのキスマークと歯型がいくつも散って、一目見て複数
の人間によってたかって嬲られいじられた『陵辱おっぱい』であることは明白であ
るのに、一片が5センチくらいしかない極小三角ビキニでは、乳首しか隠す事が出
来ず、その上、ミニスカートは白い腿の内側に無数に散って青紫色に変色しかけた
キスマークを、ほとんど隠せていなかった。
 これでは「自分はこの男達“全員”に毎日たっぷりと抱かれ、可愛がられていま
す」と宣伝しているようなものだった。
 薫はそのあまりの仕打ちに耐え切れなくて、涙をこぼして懇願した。
「い……いやだ、こんなの……こんな……」
 『こんな格好』。
 だが、その言葉を全部口にする前に、薫は頭を一発「ゴツン」と小突かれた。

 ―くらくらした。

 目の前が真っ白になり、チカチカして、気がつくと数人がかりでブラとパンツを
毟り取られ、素っ裸にされていた。そしてその上で、オリーブオイルで両手を“ぬ
らぬら”と濡らした山口と神原に、おっぱいを中心に上半身をツヤツヤに仕立てら
れてしまったのだった。まるで、下品な成年誌の冒頭を飾る、エログラビアのセク
シャルモデルみたいだった。
 そうして“てらてら”と油に濡れ光ったおっぱいが、男達の嗜虐に今日最初の火
を付けたのだ。
「やめ―あっ…やだっ……やだぁ……」

682:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:40:09 ZTr0VQF6
 それから10分もたっぷりと全員に代わる代わる揉まれ続けただろうか。
 光と影に踊り、揺れ動きながら艶やかに光を弾く、歯形とキスマークで彩られた
椰子の実おっぱいは、極小のビキニを硬く勃起した乳首が押し上げ、濃く透けて、
それだけで公衆良俗を思い切り犯す、卑猥極まりない『猥褻物』に成り下がってい
た。それでも必死にワンピースを男達の手から取り戻そうと手を伸ばした薫は、再
び「ゴッ」と頭を小突かれ、今度こそ一瞬意識が飛んだ。
「あっ!いやっ!!」
 そして次の瞬間、開け放たれたドアから少し濡れたトイレの床に白いミニスカー
トとマイクロビキニのトップだけを放り投げられ、そのまま個室から蹴り出されて
はどうしようもなかった。
 薫はボロボロとどうしようもなく零れ落ちる涙を必死にこらえながら「布切れ」
を拾い上げ、他の客が来ないうちに懸命に狭い掃除道具入れへと隠れて、床の汚水
で少し汚れてしまった短すぎるミニスカートを履き、マイクロビキニを身に着けた。
 掃除道具入れから出ると男達の姿は無く、薫は一瞬、ほっとした。
 だが、男子便所からこそこそと周囲を伺いながら出る直前、洗面所の鏡で見たの
は、明るいブラウンのウェーブヘア・ウィッグと帽子と伊達眼鏡を着けた、頭のお
かしい破廉恥な馬鹿女だった。
 オイルでツヤツヤに濡れてキスマークや歯型のいっぱい付いたおっぱいには、乳
首しか隠していない……だがパットも無くすっかり透けて見えるマイクロビキニ。
 ノーパンで、少し動けば“ぷるぷる”と艶やかに張ったお尻が見えそうなくらい
短い……そして少し匂う便所の水で汚れた、白のギリギリスカート。
 それは、どこからどう見ても夏の海水浴場などでたまに見かける、

 ―インフォマニア(淫乱)で露出狂の、頭のおかしい便所女……。

 これ以上無いほどに、どうしようもない変態女の出来上がりだった。
 いっそ、閉館時間までトイレに隠れて、篭っていようか。
 一瞬、本気でそう思った薫は、入り口に立ってニヤニヤとこちらを眺める12個
の目の前に、狼に取り囲まれた小鹿のように、ただ身を震わせる事しか、出来なかっ
た。

         §         §         §

 水族館の中は薄暗く、場所によっては隣に立つ人の顔さえわからない場所もある。
 坂東達は常に3~4人で薫をガードするかのように囲み館内を歩いた。
 彼らは時折すれ違う水族館の職員や、他の客の目を盗んでは、オイルでツヤツヤ
に光る、薫の豊満な白い乳を揉み立て、引っ叩き、“ぶるぶる”“たぷたぷ”と大
きく揺れ動くのを見て楽しんだ。
 半月以上の長きに渡って毎日のように薫の乳房をおもちゃにしても、彼らには
“飽きる”という事など無かった。
 一ヶ月以上に及ぶ連日の責めに、腫れ上がり赤く痺れる薫の“凌辱乳房”は、ふ
た回りもふくらんでGをとっくに過ぎ、Iカップにもなろうかという大きさになっ
ていて、そのずっしりとした重たさは尋常ではなかった。たぷたぷ(だぷだぷ?)
と手で重さを量るようにしてみれば、そのたっぷりとした重量感と共にしっとりと
した肌の艶かしい質感さえも存分に味わう事が出来るのだ。薫にとっては決して喜
ばしいことなどではなかったが、それは皮肉にも、性器を嬲られ快感を半ば強制的
に脳に捻じ込まれる事で、女性ホルモンがたっぷりと分泌された結果であった。
 しかも表面には男達による、数え切れないほどのキスマークと歯型が縦横に刻ま
れ、コレが自分達の「モノ」だとシッカリと証明されているのだ。
 ともなれば、坂東達で無くとも、せっかくここまで“育てた”その「淫猥な宝玉」
を、簡単には手放そうとは思わないに違いない。
 事実、それは彼等が瞳に浮かべる嗜虐的な光を見れば、誰の目にも明らかだった。

 彼等はまた、ちょっとした暗がりがあれば、他の人間の視線を遮り、薫の極小ビ
キニを捲り上げて、ぷくりと膨れ上がった乳首を露出させた上で楽しそうに“いぢ
め”た。
 たとえばそれは、ペンギンの水槽の前での事だ。

683:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:41:10 ZTr0VQF6
 可愛らしい小動物の仕草に歓声を上げる子供やカップルのずっと後ろで、薫はビ
キニを捲り上げられ、露出し、勃起した卑猥乳首をコリコリと弄りまわされた挙げ
句に“ぢゅううううっ”と音を立ててキツく激しく吸い立てられ、その後、指でたっ
ぷり“くにくに”と何回も何回もしごかれたのだ。
 おっぱいを嬲られだけで、薫のあそこはとろとろに濡れ、頭がぼんやりとして抵
抗らしい抵抗も出来なかった。
 その上で、さらに固く高くそそり立った乳首に、突然、素早く幾重にも糸が巻か
れた。
「……!?……」
 望まぬ快感に揺さぶられ、必死に声を抑えていた薫は、何事かと思う間も無く
“ちりんちりん”と涼やかな音を耳にした。
 見れば、糸の先端には小さな金色の鈴が取りつけられ、薫の、細い体躯からした
ら異常とも思える大きさの椰子の実おっぱいがゆっさゆっさと重たく揺れるたび、
おっぱいの先端でキラキラと光を弾き輝いていた。
 ただでさえ、他の客の目を引きやすい格好なのだ。
 それに加えて乳首にこんな鈴をぶら下げたりすればどうなるか。
「いや……いやだぁ……」
 薫は顔を真っ赤にして坂東にすがり、涙を流していやいやと首を振った。
 だが、坂東達にすれば、薫のそんな羞恥に染まる顔が何よりも楽しいのだ。
「来いよ」
 暗闇の中、彼等は薫を押さえ付けて、4人がガードするその裏で、順番に2人が
かりで彼女の体をまさぐった。
 薫は声を必死に堪えながら“完熟陵辱おっぱい”を揉まれ、尻を撫でられ、首筋
を舐められながらあそこを指で弄くられた。
 坂東に「プレゼントだ」と、耳たぶを舐められ、甘く噛まれながら囁かれて、
ぞっとする嫌悪感より“ぞわぞわ”と腰から這上がる正体不明の快美感に、自分は
どうなってしまったのかと涙した。

 ―自分はもう、彼等のおもちゃであることを甘受してしまったのか。

 そんなはずはない
 坂東も山口も谷崎も武山も神原も河野も、大嫌いなのだ。殺したいほど憎いのだ。
 そう思いながらも、薫は乳首をキツく吸われて“ぶるるっ”と全身を奮わせた。

 ではなぜ好きにさせている?
 好きに体を嬲らせ、涙と涎と蜜を垂らしながら腰をくねらせよがっている?
 悦んでいるではないか。
 それとも、与えられる快感に埋没して忘我し、直人を忘れようと狂ったマネでも
しているつもりか。

 そんな自嘲さえもが、今の異常な状態に振り掛ける快楽のスパイスになっている
とは、当の薫にもわからなかった。
 自分はまだ“可憐な唇の清廉”と“恋する純潔”だけは、決して暴虐な陵辱者達
には渡していない。
 だが、

 そ・れ・が・ど・う・し・た?

 あそこに指や性器を入れさせていないとはいえ、陰唇や陰核には既に男達の指や
汚液が触れてしまっているのだ。
 それでどうして「汚されていない」などと言えようか。

 尻を撫で回され、淫核(クリトリス)を擦られ、毎日挨拶代わりに気軽に揉み立
てられた重たい乳の先端で、立ち上がり、糸で結ばれ強烈に自己主張する乳首をや
わらかな乳房に埋没させるように押し込められる。
 そうして水族館にいる間はずっと、「~だわ」「~よ」「~なの」といった女言
葉を強制され、少しでも男っぽい言葉遣いや抵抗をみせようものなら容赦無く汚い
言葉で罵られ、頭を小突かれ、乳を引っ叩かれ、そして乳首を捻り上げられた。
 それは、まごう事無き『言葉の矯正』であり『人格の矯正』だった。

684:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:42:35 ZTr0VQF6
「女らしくしてやろうってんだよ」
 谷崎はそう言った。
 言いながら手に余る“馬鹿(みたいにデカい)乳”を揉み立てた。
「抵抗しなけりゃ優しくしてやる」
 神原は痛みを癒すかのように乳首を“ぺちゃぺちゃ”と優しく舐めながら言った。
 ゆったりと丁寧に“陵辱馬鹿乳”を揉み込まれながら坂東に囁かれた言葉が耳か
ら離れない。
「俺達はみんなお前にゾッコンなんだ。だからお前が望めば絶対に痛くなんかしね
え。優しくしてやる。大事にしてやる」
 そうして彼等は一様に、こう言った。

『愛してるぜ』

 ゾッとした。
 望まぬ快楽を植え付けながら、そんな事を口にする身勝手過ぎる男達に、ではな
い。
 そう口々に囁かれた途端、ゾクゾクと体を震わせ、まるで悦び応えるかのように
「あふっ……」と熱い吐息を吐き出した自分に、だ。
 その上で、何度も何度も6人がかりで耳を舐められ乳を揉まれ乳首を吸われなが
ら、尻を、太股を撫でられてあそこを“くちくち”といじられてはたまらなかった。
 このまま身を任せてしまおうか。
 いっそ埋没してしまえば楽になれる。

 ―そうだ。

 直人との恋は絶対に実らない。
 学校に味方はもう一人もいない。
 貞華(ていか)も志宇(しう)も、友香(ともか)さえも離れていった。
 月曜になれば、「事実」を知ったクラスメイト達によってどんな「いじめ」が始
めるか、想像すら出来ない。
 孤立し孤独になった自分が坂東等に抵抗して自分を保ち続ける意味は、果たして
あるのだろうか?
 深海魚コーナーにあった職員用通用口に引き込まれ、暗がりに押し込められてコ
ンクリート打ちっぱなしの壁に両手をつくと、後ろから尻の穴を舐められながら陰
核を鞘ごと“くにくに”といじられ、全身をぴくぴくと震わせながら薫は啼いた。
 別の男が後ろから手を回し、歯型がいっぱい付いたずっしりと重たい椰子の実おっ
ぱいに、用意していたオリーブオイルをさらにたっぷりと塗り広げながら揉み立て
てくる。おっぱいが揺れ動き、“ぐにぐに”と男の手の自由に形を変えるたび乳首
に括りつけられた鈴が「ちりんちりん」と音を立て、まるで出来の悪いコメディの
ようだった。
「あぁ~~……」
 抑えようとしても抑えられない、吐息のような艶声が薫の唇を割って闇に溶けた。
 10分もそうされていたら、頭が真っ白になった。
 快感を無理矢理捻じ込まれた頭が、どんどん白痴へと近づいていくようだった。
 薫の心が、血を吐くような悲鳴を上げる。
 楽になりたい。
 楽にして欲しい。
 委ねてしまいたい。
 この苦しみ悲しみ痛みから解放されるのなら、直人への想いから解放されるのな
ら。
 いっそ口にしてしまおうか?

685:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:43:11 ZTr0VQF6
 たった一言。
 たった一言を口にするだけで、全てが終わり、そして全てが始まる。

『抱いて』

『めちゃくちゃにして』

『好きにして』

 どれも、たった一ヶ月前……いや、一週間前までは吐き気を催すような敗北の言
葉だった筈なのに。

 この一ヶ月で思い知らされたのは、自分が「どうしようもなくオンナなのだ」と
いう動かしがたい純然たる事実だった。
 元は男であろうが心が男であろうが、今は脆弱な肉体の、簡単に男に自由にされ
てしまう女でしかないのだ。
 薫に出来るのは弱々しくも「やめて…」と言いながら、申し訳程度に身を捩る事
しか出来ない。
 だが今は、それすらも許されない。
 抵抗すれば頭を拳骨で叩かれてしまう。
 男だった頃にはどうというものではなかったその行為は、女の身となった今では
耐え難いものだった。
 男達からすれば「ちょっとこづいただけだ」という感覚なのだろうが、男の硬い
拳骨で頭を叩かれれば簡単に脳が揺さぶられ、意識がくらくらするのだ。
 そして何より、今の薫は、情欲のこもった絡み付くような視線で見られれば体が
即座に反応してしまうようになっていた。
 それは、“触れられ、舐められ、つねられいじられ揺らされて噛まれれば、あそ
こは恥知らずにもヨダレを垂らして喜ぶようになってしまった体”には、既に猛毒
に等しかった。
 心を蝕み、“尊厳の死”へと誘う猛毒。
 昔からよく耳にする「男に求められてこその女の幸せ」という言葉通りなら、
ひょっとして毎日四六時中男達に求められる自分は幸せなのだろうか?
 そんな『腐った』考えがじわじわと判断力を削いで、心を侵食していくほどに。
 自分が直人を好きになり、彼に「抱かれる」事を夢想してしまったのは、彼が男
だったからではない……と、薫は思っている。
 彼が直人だったから、自分は彼に抱かれたいと思ったのだ。
 男だった自分が女になり、生物的に男に抱かれるのが自然で、男が相手なら誰で
も良かったなどというものではないのだと。
 「男」に抱かれたいのではない。
 「直人」に抱かれたいのだ。
 相手が坂東達であるなら、それは嫌悪以外の何ものでも無くなってしまう。
 そう、薫は思っていたのだ。

         §         §         §

 職員用通用口から、腰に力が入らないまま引き摺られるようにして連れ出された
後も、手を離せば「ちりんちりん」と音が鳴り、鳴らないように押さえれば、まる
で恥知らずの痴女が乳房を自ら揉み立てながら歩いているかのような姿で、薫は水
族館を男達に連れられ、一時間以上も引き回された。
 あそこから垂れ落ち、膝まで濡らした唾液と愛液の筋をぬらぬらと光らせながら。
『ぁあ……見るな……見ないで……』
 薫は羞恥と恐怖に正常な思考が出来なくなりそうになりながら、おぼつかない足
元でふらふらと歩く。
 薫の両手は、重たげに揺れ動きながらオイルでてらてらと光る、たっぷりとキス
マークと歯形が刻まれた“完熟陵辱馬鹿乳”の、ほとんど乳首しか隠していない。
しかもその乳首は、オイルか唾液か、または薫自身の汗かですっかり透けている、
極小のマイクロビキニの下で大きく硬く勃起し、この女が性的に興奮していること
をあからさまに周囲に宣伝しているのだ。

686:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:43:42 ZTr0VQF6
 そして、明らかに下着を着けていないミニのギリギリスカートからは、良く見れ
ばチラチラと濡れて捩れた陰毛がはみ出している上に、太腿は愛液で濡れていた。

 ―変態女が歩いている。

 その噂は、30分もしないうちに、館内の客の間に知られていった。
 他の水族館に客を取られ、寂れているとはいえ、週末の休日のため、閑散とした
平日とは違って決して少なくない数の家族連れやカップルなどもいるのだ。
 彼等に、一様に眉を顰められ、影で笑われながら「変態」と言われ、汚物にする
ようにあからさまに避けられ続けると、薫はもう、何もかもがどうでもよくなって
いった。いくらウィッグと帽子と伊達眼鏡を付けて、ひと目では「香坂薫」だとわ
からないようにしているとはいえ、笑われ、嫌悪され、「変態女」のレッテルを張
られて指をさされれば、心は傷付き、磨耗する。
 だが、坂東達はそれを十分承知した上で、今こそ薫の心を立ち直れないほどに叩
き折り、踏み躙ろうと、様々なことを試した。
 薫は、何度も「いや」と言った。
 強引に引っ張る腕へ、抵抗もしたのだ。
 でも、その度に頭を小突かれた。
 おっぱいを引っ叩かれた。
 鷲掴みに掴まれ、餅を引き千切るかのように引っ張られた。
 乳首を、お尻をつねられた。
 痛みに迸る悲鳴を押し殺し、逃げようとすればまた小突かれる。
 だから、「どうしようもなかった」。
 ……そう。
 どうしようもなかったのだ。

 例えばそれは、海洋生物の生態を涼やかな女性のナレーションで解説してくれる
映像が、エンドレスループで上映されている、暗くて小さなビデオ・コーナーでの
こと。
 その一番後ろで、薫は竹山に、スカートを不意に腰まで一気に捲り上げられた。
 薄暗い証明の中でも鮮やかな、白い薫の下半身が一瞬で晒された。
 当然、ノーパンの股間には、さっきまで嬲られていた余韻に淫液と男達の唾液で
濡れ光る陰毛が茂り、膝までぬめりの垂れ落ちた跡が、薄闇の中でハッキリと光っ
ていた。
 少し前まで楚々として薄かった薫の陰毛は、ここ最近、急速に濃く多くなってき
ている。その、淫汁を吸ってまとまり太く黒く艶やかによじれている縮れた陰毛は、
薫がビキニラインの手入れなどほとんどしないため“もさもさ”とやや毛深く、薄
闇の中、真っ白な下腹のその下で、“ぼわっ”といやらしく広がっていた。
「……ぁ…ゃ……ぃゃ……」
 悲鳴を押し殺し、薫は両手で必死にスカートを下げようとしたが、その左右の肥
大した乳首をビキニの上から神原と谷崎が薫の両側から摘み、手酷く擦り上げ、引っ
張った。そうしておきながら二人は、痛みに身を強張らせる薫の乳房を“ゆさゆさ”
と面白そうに揺する。
 すると、無言の攻防の中で乳首に吊り下げられたあの鈴が「ちりん!ちりん!」
と激しく鳴り響いたのだ。
 だが、その音に気付いた観客が振り返って薫達に注目しだすと、途端に竹山達は、
薫を観客達の方へと突き飛ばして、コーナーをさっさと出て行った。
 後に残された薫は、突き飛ばされた拍子に、椅子に腰や頭をぶつけ、下半身を丸
出しにしたまま呆然と床に転がり、客達に「変態」とか「汚い」とか「臭い」とか、
普通の女の子であれば、およそそれだけで自殺を考えてしまうほどの、押し寄せる
さざなみのような痛烈な悪意に包まれた。
「……ぃやぁ……」
 そうして取り残された薫は、客の悪意と好奇と嘲笑を全身に浴びながら、涙を堪
え、乳を揺らしながら身を起こし、彼等の後を追うようにして―逃げた。
「ひっ……ひいんっ……」
 惨めだった。
 堪えられなかった。
 どうしようもなく嗚咽が漏れた。
 薫はまるで、自分が石を投げつけられた野良犬か野良猫にでもなった気分がした。

687:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:49:02 ZTr0VQF6
 だが、当然のように“そんなことくらい”で坂東達の「遊び」は、終わりはしな
かった。

         §         §         §

 大勢の子供の目の前で、ビキニを捲り上げられも、した。
 売店の近くでの事だ。
 小さな子供達のいくつもの無垢な瞳が心を穿ち、薫は破廉恥な格好に耐え切れな
くなって、逃げることも出来ず床にしゃがみ込み涙を堪えた。
 ビキニを必死になって下ろし、豊満な乳房を抱くようにして周囲から隠す。
 だが―。
「ヘンタイだ!!」
「あたまおかしいんだって」
「え~~?ばかなの?」
「ああいうかっこうしてよろこんでるんだって」
 集団の中、比較的年かさの子供達が口々にひそひそと交わす言葉が、薫の胸をさ
らに抉(えぐ)ってゆく。
 だが、
「おねーちゃん、おなかいたいの?」
 そう心配そうに聞いてくれる子供に、自分の中に存在する「母性」を不意に刺激
された薫は、まるで猛獣から引き離すように連れ去った若い母親達の姿にショック
を受け、唇をわななかせた。

『下品で薄汚れた、きたならしい露出狂の馬鹿女に、純真無垢な子供を近付けさせ
るのも嫌だ』

 声に出さない母親の、周囲の女性達のそんな悪意が薫の胸を刺し貫き、薫は涙が
ボロボロとこぼれるのを止める事が出来なかった。
 たちまちのうちに周囲から子供達と母親達の姿は消え、残ったのは売店に残った
店員一人だけだった。
 飼育職員以外の、訪問客を相手にする部署では高度にオートメーション化された
水族館の中でも、売店だけは迷子センターと並んで、今も若い女性が就業している。
 子供や外国人観光客を相手にする事も多い彼女達は、大抵の事態にも動揺しない
よう訓練されてはいるが、その店員さえもが、薫を見て眉を潜め、顔を背けた。
 薫は心をズタズタに引き裂かれ、うなだれ、顔を伏せて、唇を噛んだ。

【トイレで流されないまま水の底に沈んでいる大便】

【道に吐き散らされ、へばり付いた痰】

【車のボンネットに落ちた鳥の糞】

 年も若く美しいその店員の目は、それら―“汚物”を見る時のものと全く同じ
だったのだ。
 だが、もっとショックを受けたのは、その直後だった。

ぴろりろり~ん♪

「あっ!!」
 間抜けな電子音に慌てて顔を上げれば、しゃがみ込んだその股間を、不意打ちの
ようにケータイのカメラで撮影された後だった。
「うはっ……きったねぇ…」
 坂東だった。
 神原も河野もケータイを覗き込み、ゲラゲラと笑った。
「なにこのきったねぇマンコ!!」
「小陰唇ハミダシ~~」
「うわっ…ハハハ!!内股にキスマークつきまくり!お前ら、ちょっとは遠慮して
やれよ~」
「バッカヤロー!人のこと言えんのかよ!!」
「1、2、3、4、5、6、7………いっぱ~い!」

688:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:51:09 ZTr0VQF6
「見ろよコレ。デロデロに濡れて、ケツ穴まで思いっきり垂れてんじゃん」
「うっそ!マジで露出に目覚めた?」
「見てみ。本気汁だぜ?白っぽいだろ」
「うっは!ヨダレダラダラ!!」
「やっ……やめて……」
 慌てて腰を上げ、坂東の手からケータイを取り上げようとした薫は、河野に頭を
平手で叩かれ、再びしゃがみ込んだ。
 そこをまた、いくつものケータイで一斉に撮影される。
 薫は床に“ぺたん”と尻をつき、必死に股間を押さえながら、涙のいっぱいに溜
まった瞳で坂東達を見上げた。
「お前も見てみろよホレ。このグチョグチョ腐れマンコ」
「ベットベトの本気汁垂れ流しまくりの、なんつーか、ホントにきったねぇオマン
コだよなコレ」
「便所マンコだもんな。くっせーぞたぶん」
「くせーくせー。だってそこでションベンとクソ出すんだもんな」
「クソした後、ちゃんと拭いてるか?」
「ウンチまみれのデロデロクソマンコかよ。早く洗ってこいよ馬鹿」
 元は正真正銘の男だったとはいえ、既に女の子を2年もやっている薫には、彼等
の切り付けるような下品で容赦の無い罵倒は、あまりにも残酷過ぎた。
 薫はこぼれた涙を拭う事も出来ず、いやいやと首を振り、耳を押さえて顔を伏せ
る。
 何も聞きたくなかった。
 ズタズタになった心に、更にナイフを刺し込まれ、かきまわされている気がした。
 その薫のほっそりとした首を掴んで、坂東は彼女の眼前にかざしたケータイの画
面を無理矢理見せた。
「ひぃん……」
 ケータイの高解像度のモニタには、フラッシュに晒されながら濡れて光る白い太
腿の間に、黒々とした陰毛に彩られ、よれて歪んだ形のまま充血して陰唇のはみ出
す薫の陰部(おまんこ)が、目を覆いたくなるほどの大写しで表示されていた。
 “それ”はまさに「下品」で「薄汚れた」、「きたならしい」淫液を「恥知らず」
にも「物欲しそうに」「浅ましく」垂れ流している、「不潔」で「品性の欠片も感
じられない」『汚物』そのものであり、そのあまりの残酷な光景に、薫の色を失く
した唇は、わなわなと震えた。
 白い内股には赤いキスマークが無数に散り、変色して、斑(まだら)にさえなっ
ており、充血してぽってりと膨らんだ陰唇には、白っぽく濁った愛液がべっとりと
滲んでいる。
 誰が見ても、男達に散々舐められ、嬲られ、おもちゃにされた“陵辱おまんこ”
であり、詳細を克明に記した高解像度の画像は、見ているだけで、そこから“もわっ”
とした匂いまでもが漂ってきそうだった。

 ―匂い。

 そう。匂いだ。
 男達に嬲られ、舐めたくられ、おもちゃにされ続けた事で快感に溺れ、愛液を垂
れ流して男を誘い入れようとする、フェロモンたっぷりの「性臭」が。
 その汚され弄ばれた性器の様子を、汚した本人達によってゲラゲラと笑われた時、
薫は本気で男達を殺そうと思った。
 殺したいと、思った。
 でも、出来ない。
 今の、何の力も持たないちっぽけな自分では、彼等を傷付ける事さえ出来ないの
だ。
「正直に言えよ。感じまくってんだろ?」
「良く見ろよ。早くチンポ入れて下さいって言ってんだよお前のきたねークサレマ
ンコが」
「俺達だったらいつでもOKだからよ。ブルーチーズより臭くても我慢してやっか
ら」
「けど、ビョーキ持ってたら困るけどな」
「あ~そうだなぁ……ちゃんと検査だけはしといてくれな?感染(うつ)されたら
困るから」
 顔を背けようとする薫の顎を掴み、男達は口々に汚い言葉を吐きかける。

689:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:53:37 ZTr0VQF6
 涙が零れ、折れた心が痛くて痛くてどうしようもなかった。
 過呼吸気味に息が乱れ、胸が苦しくて、眩暈に頭がグラグラした。
 そんな中、顎を掴まれたまま売店に見やると、先ほどの店員は、その姿を消して
いた。
 もうここには、客も、職員もいない。
 いるのは坂東達と薫だけだった。
 もとより、助けを求める事など許されてはいなかったが、店員がいることで彼等
の暴挙が抑圧されるかもしれない可能性まで失ったのは悲しかった。
 後に残るのは、絶望だけだからだ。
「あ、なーんか、オレだけちょっと写りがわりぃなあ」
「なに?あ、ホント。じゃあすぐ撮り直さなきゃ、なっ!」
 不意に『どんっ!』と突き飛ばされ、“へたっ”と背後に両手を着いた途端、薫
の両肩を2人が素早く押さえ付け、別の2人が膝を折り曲げていっぱいに開いた。
「ああっ!!」
 M字に開かれた股間を、再び至近距離からケータイのカメラが何枚も撮影した。
「ぁあ~~…いやっ……いやぁ……いやぁああ……っ!!…」
「うるせぇ馬鹿」
 『ゴツッ』と音がして、息が止まる。
 頭を叩かれ、一瞬意識が飛び、次の瞬間、たちまちの内に天地が逆転した。
「ここも撮っとけ」
「ああぁ~~~……!!!!」
 男達は薫をひっくり返し、いわゆる「まんぐり返し」の格好にすると、先ほど散
々罵倒し、侮蔑的な言葉で汚した“グチョグチョ腐れマンコ”を指で押し開いて濡
れ光る膣口を光の下へと露にした。
 のみならず、肛門を左右から引っ張り、腸内のガスが抜け出る「ぷすー……」と
間抜けな放屁の音に、「うわっ!くっせ~~!!!」と、声を上げて笑い立てた。
 薫がその格好から解放されたのは、男達がたっぷりと薫の股間を陰毛の一本一本、
皺や襞の一つ一つまでもを克明に撮影した後だった。
「あ~~……どうすっかなぁ~この写真」
「けっ―消して……お願い……」
 ビキニがまくれ上がり剥き出しになったままの、オイルでテカテカに光りキスマ
ークと歯形で薄汚く汚れた“陵辱おっぱい”を、“ゆさゆさ”“たぷたぷ”と重た
げに揺すりながら、薫は坂東に縋り付いて懇願した。
 ボロボロと涙を流し、いやいやと首を振り、必死に坂東に縋る薫には、たった一
ヶ月前にはあったあの面影は、もうどこにも無かった。
 保健室で坂東の股間を蹴り上げようとし、谷崎や山口を引っ叩いた、あの負けん
気の強い決然とした面影。
 あの、凛々しい面影は。
 今ここにいるのは、心を折られて崩れ落ち、汚泥にまみれて涙ながらに喘ぐ、た
だの弱い一人の女だった。
「こんなきたねぇ糞マンコの写真でも、欲しがってるヤツは多そうだよな」
「ケツ穴もな」
「ドーテイ君のオカズにゃぴったりじゃね?」
「そのままガッコの便所でマスかいたりしてな」
「便所マンコ見ながら便所でオナニーか?それ何のギャグ?」
 ゲラゲラと声を上げて笑う男達と逆に、薫の顔は蒼白だった。
 “ガッコ”という単語に、背筋が凍る。
「け、消してっ!消してお願いっ!お願いしますっ!お願いしますっ!消してくだ
さいっ!」
 もとより、恥も外聞もプライドも無い。
 薫は男達の前に土下座し、額を床に擦り付けて懇願した。
「どうする?」
「どうしよっか?」
 男達はニヤニヤと笑いながら、懸命に縋る薫を見下ろした。
「そうだなぁ……お前の汚い腐れマンコの写真なんか入れてたら、ケータイまで臭
くなりそうだしな」
「そうそう。臭(にお)ってきてもアレだし…」
「くせーくせー」
「あ~あ……まあ、消してやるかぁ……こんなの見てても、どうせ吐きそうになる
だけだしな」

690:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:55:32 ZTr0VQF6
 投げ付けられる様々な侮蔑の言葉に、傷付いた心が更に切り刻まれていく。
 氷の言葉に、血まみれの心が悲鳴を上げる。
 さっきまで散々舐めたくせに。
 さっきまで、何度も何度も舐めて、いじって、眺めて楽しんでいたくせに。
 それでも薫は、男達のひどく侮蔑的な言葉を必死に耐えた。
 耐えて、そして引きつりながらも笑ってみせた。
 泣いても怒っても無駄ならば、もう薫には笑ってみせることしか、出来なかった
から。
 だが……
「なーんてな。ほいっ、送信…っと」

ピリリ~ン♪

「ほい」

ポ~ン♪

「俺も」

チャララ~♪

「よっと」

ぷるるる~♪

「いけー」

ピピッ♪

「あぁっ!!……ひどい……ひどいぃ……」
 その何枚もの写真は、薫の目の前でゲラゲラと笑われながら、男達によって次々
と「どこか」へと発信されてしまったのだった。
 瞬間、薫の心は挫け、くたくたと床に崩れ落ちて、涙をぽたぽたとこぼした。
 送信先は、想像がついた。
 また、クラスメイトの男子全員に……直人を除く男子全員に、送信されてしまっ
たに違いないのだ。
 おもちゃにされたおっぱいだけでなく、いじくられ、嘗められ、散々嬲られてど
ろどろに濡れたあそこまで大勢に見られてしまっては、もう学校でどんな顔をして
いればいいのかさえ、わからなかった。

         §         §         §

 昼になって、坂東達は館内のほぼ中央に設けられた、巨大水槽前の休憩所へと薫
を連れて行った。
 河野が買ってきたサンドイッチや缶ジュースを、男達はワイワイと騒ぎながらビ
ニール袋から我先にと取っていく。
 だが、男達が昼食を摂っているその横で、打ちひしがれた薫は、生気の感じられ
ない顔でキリリと良く冷えたアイスティだけを飲んでいた。
 当然と言えば当然ながら食欲など全く無く、その代わり喉がひどく渇いたからだっ
たが、薫にとって意外だったのは、それを与えたのが坂東だったことだ。
「脱水症状にでもなられたら困るからな」
 そう言って憮然とテーブルに置かれた紙コップを、薫はしばらくそれとわからな
いよう、疑わしそうに見ていたが、彼に何か怪しい思惑があってのことでも“少な
くとも今は水分補給しておいた方がいい”という、疲労した体からの欲求には抗す
る事が出来ず、一息に半分ほども飲んでしまった。
 だが、その“思惑”に気付いたのは、
「ちょっとここで待ってろ」
 と言われ、男達全員が、休憩所を揃って出て行ってから20分もした頃だった。

691:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:57:15 ZTr0VQF6
 他の客から注目されないように、薄暗い休憩所の隅で身を出来るだけ小さくして
息を潜めるように大人しく座っていた薫は、突然の尿意に“ぶるるっ”と身を震わ
せた。
 今まで散々「極小ビキニトップ」と「超ミニのギリギリスカート」という、裸同
然の格好で冷房の効いた館内を歩き回り、その上、冷たいアイスティをゴクゴクと
飲んだのだ。
 それは、当たり前すぎた生理現象だった。
 だが、薫にはどこか「そこまではしないだろう」という甘い考えがあったのかも
しれない。
 ここは学校じゃない。
 他の客だっている、公共の施設なのだ。

 まさか“そんなこと”は、“させない”だろう。

 薫は、そう思ったのだった。
 先ほど、あんなにもひどい事をされながら、それでも「そこまではしないだろう」
と、思ってしまったのだった。
『トイレ……』
 薫は下腹に感じる膨張感に焦りながら、出入り口を確かめ、なるべくさり気なく、
至極当然のように椅子から腰を浮かせ、それとなく周囲を見回した。他の客は巨大
水槽で泳ぐ大小様々な海洋生物達に気を取られ、誰も薫の方を見てはいない。
『今のうちに……』
 今まで散々館内を歩き回ったため、薫はトイレの場所をすっかり覚えていた。
 ここからだと休憩所を出て、通路を左に曲がり、イソギンチャクなどの比較的浅
瀬にいる海洋生物のコーナーを通り過ぎたその先にある、メインエントランスのト
イレが一番近い。薫はそっと立ち上がり、破廉恥で下品な、キスマークと歯形とオ
イルまみれの“馬鹿乳”を隠すようにして背中を丸め、出口を目指そうとした。
 だがそこで、薫の顔が不意に強張った。
 いつの間にか出口の近くに、坂東と谷崎、そして神原が立っていた。
 “ギシリ”と体が固まり、冷房が効いているにも関わらず汗が“ぶわっ”と噴き
出した。
 ならば、と反対の出口を見れば、そこには山口と竹山と河野が同じように立って
いる。
 6人が6人とも、ニヤニヤと面白そうに薫の方を見ていた。
「……ッ……」
 彼等が何を期待しているのか、一瞬で理解した。
 彼等は、薫がこの場で「お漏らし」することを期待しているのだ。

 ―どこまで苦しめれば、おもちゃにすれば気が済むのか。

 薫は怒りと屈辱で顔を赤らめながら、もとの椅子に座り込んだ。
 奴等の思い通りになど、なるものか。
 それが彼女に残された最後のプライドだった。
 それからの10分は、そう思って耐えた。

 もしここで小便を漏らせば、その瞬間に、女として……いや、人間としての「香
坂薫」が死んでしまう。
 ケモノへと堕(お)ちてしまう。
 人間では無くなってしまう。
 それからの20分は、そう思って歯を食いしばった。

 でも、そこからは何分経ったのかさえ、わからなくなっていた。
 額に汗が浮かび、顔が真っ青になって、キリキリと破裂しそうな膀胱の痛みにテ
ーブルを掴んで耐え続けた。
 男に比べて尿道が短いからか、陰茎みたいな海綿体質の筒が無いからか、女はい
とも簡単に尿が漏れる。
 しかも、今は下着を履いていないため、少し漏れただけでそれが前から会陰を伝
い、お尻(肛門)の方へと垂れ落ちていくのが嫌と言うほどハッキリとわかるのだ。
 そして、匂い。

692:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:58:08 ZTr0VQF6
 今は少量だから幸いにも空調に消されているアンモニア臭も、大量に漏らしてし
まえば、いくらなんでもバレる。
 バレてしまう。
『もう、ダメだ……』
 尿意を感じてから、既に30分が過ぎようとしていた。
 ゆっくりと立ち上がり、薫は懸命にお腹を押さえながら、腰が引けて“ひょこひょ
こ”と脚の悪い老婆のような歩き方で坂東達の方へと歩いた。
 手を後ろに回してスカートのお尻の部分に触れると、漏れた小便が染みこんで、
生あったかい大きなシミを作っているのがわかった。
 一歩一歩を踏みしめるたびに、膀胱が揺れてじんじんと痛みが増す。
 ちょっとしたショックで、あっという間に「ジョバッ!」と激しく迸ってしまい
そうだった。
 涙がこぼれ、脂汗が頬を伝い、歯を噛み締める顎がギシリと音を立てた。
 男達の横を通り抜けようとすると、案の定、彼等は道を塞ぐようにして立ちはだ
かった。
「どこに行くんだ?」
「……ト……トイレに、行かせて……欲しい……の」
 女の子っぽい言葉遣いを、忘れなかった。
 今、頭を小突かれたら、そのショックだけで漏らしてしまいそうだったから。
「こっちは通行止めだ。行くならあっちにしろ」
「……ッ……」
 ニヤニヤとした笑いを張り付けた神原を睨み付け、無駄だと知っていながら薫は
反対側の通路に向かった。
 絶望に打ちひしがれつつ壁に手を付き、なるべく薄闇の中を選びながら。
 たった30メートルほどの距離が、果てしなく遠く感じた。
 他の客が群がる巨大水槽から出来るだけ遠回りに、半分のドーナツみたいな部屋
を壁沿いに歩いたのだ。
 そうしてようやくたどり着いた薫を、山口の小馬鹿にしたような薄っぺらい笑い
顔が迎えた。
 薫の顔色は蒼白を通り過ぎて、ただでさえ白い色が、もはや紙の様になっていた。
「ト……トイレ……」
「はあ?」
「い……行かせて……」
「誰を?」
「お願い……」
「何を?」
「お願いだから……」
「だから、何をだよ?」
「トイレ……」
「さっき行ったぜ?」
「ちがっ……」
 話が、通じない。
 いや、聞こうとしないのだ。
 怒りに眩暈さえ感じながら、薫は精一杯哀れっぽく山口を見上げた。
 膀胱はパンパンに膨れ上がり、尿がたぷたぷと限界まで満杯になっているのがわ
かった。
 もう、一刻の猶予も無い。
「お……お願い…行かせてぇ……」
 “いやいや”と首を振り、涙をこぼしながら懇願する薫に、山口が近づく。
「なんだ。イカせて欲しいのか?それならそうと言えよ」
「え!?……ひっ……」
 止める間もあらばこそ、山口は素早くミニスカートへ右手を突っ込み、漏れ出た
小便で濡れた淫核を、手酷く指で捏ね上げた。
「ひんっ!」
 その瞬間、“びゅうっ”と一筋、小便が股間から迸った。
 透明に限りなく近い、白金色の一筋だった。
 それが“びちゃっ”と床に滴り、飛び散る。
「うわ!きったねっ!!」
 慌てて山口が飛び退り、そうしながら左手で薫を“どんっ!”と突き飛ばした。
「あっ!!!!」

693:【僕オマエ】作者
08/12/09 02:59:52 ZTr0VQF6
 薫はあっけないほど無様に転び、みっともなく両脚を広げて床に尻を打ちつけた。
 脚を広げたためにミニスカートが大きくずり上がり、尿と淫液と男達の唾液の匂
いにまみれた「汚物マンコ」が照明の下に晒される。
 そして極小のマイクロビキニに隠れていた乳首が、“馬鹿乳”が“ぶるんっ”と
激しく揺れたためにあらわとなり“チリンチリン”と鈴が鳴って、蒼白になった薫
の頬から涙が飛び散った。
「……ッ……」
 薫は腰から這い上がる激しい痛みに、うめく事も出来ずに身を強張らせた。
 次の瞬間―

じょっ…!!

 そのショックで、薫が堪える間もなく、勢い良く黄金色の液体が迸った。
「あっ!あああぁぁ~~~~~……」
 山口の足元にまで届きそうなほどの大きな放物線を描き、白金色の透明な小便が、
両肘で身を起こし、両脚を膝立てにした薫の股間から放出される。
「うわ……漏らしやがった。ホントにきたねぇオンナだなてめぇは」
 “びちゃびちゃ”と床に汚物が撒き散らされ、“ほこほこ”とした湯気と共に、
あっという間に、休憩所全体へとアンモニア臭が満ちていった。

「ねぇ、なんか臭くない?」

 それが、客が最初に上げた第一声だった。
「あ…あぁ…ぁ~~~~……」
 おっぱいもあそこもすっかり露出したまま床にへたり込み、じょぼじょぼと放尿
を止められない薫が、真っ青な顔のまま山口を見た。
 たちまちのうちに生暖かいものが尻まで濡らし、ミニスカートへじっとりと染み
込んでゆく。

カシャッ!カシャッ!カシャッ!

 フラッシュが肌を舐め、薫は呆然としたまま見上げる。
 山口が、ケータイで薫の無様な放尿シーンを撮っていた。
 何枚も何枚も、撮っていた。
 何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も、撮っていた。
 もう、やめてと言う気力も無かった。
 薫の顔が泣き笑いのように歪み、涙がこぼれた。
 彼女が息をするたび、身じろぎするたび、もったりと重たい乳房が揺れ、乳首の
先からぶら下がった鈴が“ちりん”と涼やかな音を立てる。
 何枚も写真を撮り、同時に動画も撮影していた山口は、その頭のネジが一本切れ
たような薫の顔を見て床に唾を吐いた。
「きったねぇ女」
 その言葉を残し、山口は背中を向ける。
 そこに哀れみとか、同情とかは全く無かった。
 薫は背後を振り返って坂東を見た。

 ―笑っていた。

 笑って手を振り、背中を向けた。
 彼等には薫を助ける気など、これっぽっちも無いのだ。
 ボロボロとと涙がこぼれ、びゅっ!びゅっ!と、括約筋が膀胱に残った最後の尿
を排出する。
 床に広がって“ほかほか”と湯気を立てていた小便は、すぐに冷えて床の上を低
い方へ低い方へと流れて行った。
「うわ、この人オシッコもらしてる!」
 空気を裂いて上がった声に、薫は“ビクッ”と身を震わせてその方向を見た。
「裸じゃないか!?」
「あれ、おっぱい?でかっ!!」
「なあに?ホンモノ?うっそ~…キモ~」
「乳首丸出しじゃん」

694:【僕オマエ】作者
08/12/09 03:01:07 ZTr0VQF6
「先に付いてるの、あれって鈴?マジ?おっかし~」
「え?変態?リアル露出狂?マジ?」
「オレ、爆乳って初めて見たよ。いるんだな、ああいうの」
「ね、キスマーク?あれ」
「……歯型とか、マジキモイんですけど」
「股にもあるぜ」
「うわ、マンコ丸出し!」
「鈴ってナニ?頭おかしいでしょ」
「気持ち悪い……死ねよお前」
「ビデオの撮影じゃねぇ?カメラあるんだろ?」
「うえ~~……なにコイツ、頭おかしいの?」
「あっち行けよヘンタイ!」
「馬鹿みてぇ」
「アダルト?テレビ?放映禁止モノじゃん」
「くっせ~~~……」
「ションベンの匂いだろコレ」
「これが本当の便所女ってヤツ?」
 罵声や好奇の言葉を口々に浴びせながら、客が周囲に次々と集まってくる。
「ぁ……ぃゃ……ぃゃぁ……」
 その光景に、薫は真っ青な顔でガクガクと震えながら泣きじゃくった。
「馬鹿。立てよ」
 不意に右腕を引かれ、強引に立たせた相手を薫が見ると、それは山口と一緒にい
た竹山だった。
 小便が染み込み、キツいアンモニア臭を立ち上らせるミニスカートを半ば無意識
に左手で下ろすと、薫は腕を引かれるまま坂東が消えた通路へと出る。
「おい!これどーすんだよ!!」
「掃除してけよバカ女!てめーのションベンだろ!?」
「死ね!!」
 凶暴な声が、背中を容赦なく打ち付ける。
 薫は声を上げる客の目から逃れるように、竹山が引くまま身を任せ、気が付くと
メインエントランスの女子トイレにいた。
「きれいにしてこい」
 忘我し、何も考えられない薫にハンカチを渡し、竹山は女子トイレを出て行く。
 のろのろと洗面所まで歩いて、機械的にハンカチを水に浸すと、再びのろのろと
個室に入って便座に座る。
 そうして少し躊躇ったあと、尿で汚れた股間をハンカチで拭いた。
 じゅるっと鼻を啜る。
 涙を手の甲で拭き、唾を呑み込む。
 ひとしきりしゃくりあげた後、“ほぅ……”と、息を吐いた。

 これで今日はもう、きっとひどいことは、されない。

 なぜかそう思った。
 そう思って奇妙に安心している自分を見つけて、そして歪んだ笑みが唇に浮かぶ。
 公衆の面前で裸同然の格好のまま小便を漏らし、泣きじゃくる。
 全てを見られ、指を指され、笑われ、罵倒される。
 あれほどひどいことなど、もうありはしないのだから。
 そこで薫はようやく自分の胸に重たくぶら下がる椰子の実おっぱいを見下ろし、
先端にぶら下がる鈴と一緒に飛び出してしまった“猥褻乳首”を、極小ビキニへと
仕舞い込んだ。
 紐で括られた汚らわしい“完熟乳首”は、こんな時だというのに硬く大きく勃起
して、“じんじん”と甘い疼きを放っていた。

         §         §         §

 だが“それ”が、本当に甘い考えだと思い知ったのは、それからほんの2分後の
出来事だった。


695:【僕オマエ】作者
08/12/09 03:04:18 ZTr0VQF6

 最後に坂東達は、トイレから恐る恐る出てきた薫を容赦なく捕まえると、まるで
犬を引き回すみたいに代わる代わるに彼女の手を引き、人が多くいる場所……それ
も来館者用のメインエントランスを、わざと何度も走らせたのだ。
 エントランスは、外国人観光客のツアー客が到着したばかりのようで、大勢の中
東系外国人でごった返していた。
 その中を、顔どころか全身を真っ赤にした薫が、ふらふらになりながら引っ張ら
れていく。
 疲れ果て、おっぱいにもあそこにも“じんじん”と甘い疼きがわだかまったまま、
腰がひどく重たく、足元もおぼつかない。
 冷房が効いているのに、全身に汗をかいていた。
「やめてっ―お願い…もうやめてぇ……」
 オイルでツヤツヤに濡れた肌に、乳首しか隠していない布切れのようなマイクロ
ビキニを着た状態で走ればどうなるか。
 当然、上下左右と振り子のように激しく揺れ動く爆乳は、あっという間にビキニ
からこぼれ出して鈴ごと乳首を露出させた。男達にいじられ、なぶられてオモチャ
にされた事で大きく肥大化し、伸びてしまった、まるで授乳期のような“卑猥乳首”
だった。大人の男の人指し指の先端ほどもある、大きな“完熟乳首”を持つ女子高
生など、他にどこを探してもそうそういるものではないだろう。しかも根元を糸で
ぐるぐると何重にも括られ、その先には「ちりん!ちりん!ちりん!ちりん!」と
激しく跳ね回り鳴り続ける金色の鈴がきらめいているのだ。

 ―頭のおかしい女の、醜悪で下品なパフォーマンスとしか思えなかった。

 そして、少し動けばお尻が見えそうなくらい短いスカートで走ればどうなるか。
 小便で黄色く染まり、ずり上がったギリギリミニスカートからは、艶やかで“も
さもさ”した“汚らしい”陰毛がはみ出し、尻の割れ目からは濡れた赤い陰唇が、
ちらちらと覗くのだ。
 そして、若干、年不相応にたっぷりとした肉が付き、男とは違う“ぷりぷり”と
脂がのり肉厚な尻が、ゆらゆらとまるで誘ってでもいるかのように怪しく揺れる。
 そのいやらしさは、薫が元は男だったと言われても容易に納得出来るものではな
い。客の中にはアダルトビデオの撮影かと思い、薫の恥知らずで頭のおかしい痴態
をカメラやケータイで撮影しようとする者さえいた。
 当然、薫は必死になって逃げようとしたが、坂東は不意に薫の手を掴み、脚を引っ
掛けて仰向けに床へと転ばせた。
「ひっ―」
 受身もなにも無かった。
 薫の後頭部が床とぶつかり“ゴツン”とすごい音がして、彼女の意識が一瞬、跳
んだ。

 ―薫は、再び大勢の客の目の前で、乳首を放り出し、両脚を大きく開き、引っ
繰り返されたカエルのような姿で無様に床へ転がった……。

 近くにいた者には、ハッキリと見えてしまったに違いない。
 太腿まで垂れて濡れ光る、ナメクジが這ったような愛液と小便の混じった道筋が。
 とろとろに濡れ、充血し、ぱっくりと開いてアンモニアのツンとした匂いの中、
淫猥な香りを放つ女の『花』が。
 性器に近い位置に数限りなく散らされた、多数のキスマークが。
 あっという間に観光客達が周囲を取り囲み、ニヤニヤとした男の顔や嫌悪や嘲笑
に歪む女の顔が並んだ。

 悲鳴と嘲笑。

 好奇と好色。

 薫は意識が朦朧とする中、何人もの女達によくわからない外国語で何かを言われ、
唾を吐き掛けられたり、脚で突付かれたりした。
 引っ叩かれて赤く腫れたおっぱいには、歯形やキスマークがいくつもいくつも浮
かび、ノーパンで小便の匂いをさせながらあそこをとろとろに濡らした女。

696:【僕オマエ】作者
08/12/09 03:05:41 ZTr0VQF6
 おそらく、彼らの故郷の街角に立つ安い娼婦がベッドで見せる姿より、もっと下
品で浅ましい姿だっただろう。
 その姿を指さされ、カメラやケータイで写真を何度も何度も撮られる。
 フラッシュが何回も肌を舐める。
 そこでようやく薫は“ハッ”と気が付いて、のろのろと身を起こした。
 その動きだけで、乳首丸出しの穢れた汚物のような“陵辱乳房”が、“ゆさっ”
と重たそうに揺れ動く。
 そして乳首からぶら下がった鈴が“ちりんちりん”と音を立てる。
 それを撮ろうと動画を撮影している男もいた。
 だらしなく広げていた両脚の間を―ぱっくりと口を開き、とろとろと淫液を垂れ
流していた小便臭いおまんこを―撮影し続けていた男もいた。
 それらを見詰める、数え切れないほどの、目。

 地獄だった。

 自分が何をしたのか。
 どうしてここまでされなければならないのか。
「やめてぇ……やめて撮らないでぇ……」
 薫は、泣いた。
 転んだ時に打ってしまった後頭部とお尻がひどく痛むのも構わず、薫は慌てて必
死に股間を押さえ、脚を閉じ、うずくまって乳房と股間を少しでも隠そうと背中を
丸め、零れる涙を堪えられずに泣きじゃくった。
 叩きつけられるような嘲笑に、胸が痛い。
 次々に吐き掛けられ、冷房に冷えた唾が冷たい。
 もう涙など枯れてしまったと思っていたのに、後から後からこぼれては床を濡ら
した。

 まだ、キスだってしていない。

 唇は誰にも許してなんかない。

 エ�/pLzp

697:名無しさん@ピンキー
08/12/14 00:59:14 h3sw9B6u
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) GJしつつ、続きにwktkでございます
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

698:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:01:36 QIs3Kndc
投下乙です

699:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:11:52 Ah5oBHWV
>712
素晴らしいね。紹介ありがと。

700:名無しさん@ピンキー
08/12/15 00:51:21 NPqz6kp3
>>712
魔法やSFではない強制女性化、すごく良く書けてると思う
イイよこれ!

701:名無しさん@ピンキー
08/12/15 19:28:34 eqcrc7jj
>>712
やっと読了。
なんか下手なTSものよりこっ恥ずかしい気に成るのは、女装系ということのようだな。
完全性転換ではなく女性のジェンダー傾向をトレースするだけってのは新鮮だ。
単に女性化してズッコンバッコンより展開が面白いんで続きに期待だ。
良いもの紹介してもらった。ありがとう。

702:名無しさん@ピンキー
08/12/16 13:57:09 K6IGhbuU
「僕オマエ」最高です
こんな展開を待ってました
続きを首を長くして待ってます!!

703:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:41:28 EvYadrAf
ズンズンズンズンドッコ
ズンズンズンズンドッコ

704:名無しさん@ピンキー
08/12/17 14:59:59 Tf3outWN
>>717
なんか今までここに投下されてきたものを全否定するようなコメントだなw

705:名無しさん@ピンキー
08/12/17 15:58:23 8Tdk5ceH
ぶっちゃけここに投下するメリットは、何かある?

706:名無しさん@ピンキー
08/12/17 17:13:10 Ib5sm8Kd
>>721
難癖兼文句つけられて嫌になったあげく「もう来ねーよ」…ってメリットじゃないな…

707:名無しさん@ピンキー
08/12/17 17:54:12 8Tdk5ceH
そんなの書き手にとって試練すぐるぜw
書き手はまあ他のスレ行って書けるけど、俺みたいなTSが読みたい人間はどうすりゃいいんだよ
俺がGJしたところで、でたらめに叩いている人多すぎるし

708:名無しさん@ピンキー
08/12/17 22:52:47 QBGEtj5/
>>721

 今は無いよなぁ
 書いても妙なのに粘着されるだけだしなぁ
 代わりの場所はいくらでもあるしw


709:名無しさん@ピンキー
08/12/17 23:09:23 kGPwNfQe
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

710:名無しさん@ピンキー
08/12/17 23:45:05 8cONLb/a
それでも投下を信じて粛々と待ち続ける
そして投下された暁には作者に敬意を示す


今の俺たちに出来る事はそれ位しかなかろう

711:名無しさん@ピンキー
08/12/18 13:26:19 9DbuKKiZ
敬意じゃなくて蔑みだから困る

712:名無しさん@ピンキー
08/12/18 14:04:49 81sc+9az
他所のスレを見てると、なんでこのスレだけ基地外が住み着いてるんだろうって悲しくなるな。
一次とか二次とか関係無く、職人と読み専の信頼関係が出来てるスレが羨ましい。


713:名無しさん@ピンキー
08/12/18 17:54:53 iAwUiMyd
このスレはいつから叩きレスが巣食うようになったの?
なんか大昔はまともなスレだった気がする
一時とはいえエロパロ板では一大勢いを誇り、伝統のあるスレだったのに

714:名無しさん@ピンキー
08/12/18 20:40:38 W+hWjQEm
さあ、一年前にはもう居た気がするが若干一名しつこいのが巣食ってる

715:名無しさん@ピンキー
08/12/19 20:26:42 kljgwTmb
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktkなり
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +




716:名無しさん@ピンキー
08/12/21 12:53:50 Fe/vWHI5
>>729
以前、とある作者との比較論で別作品をけなす人が出た時に
荒らしのネタになるからとそのとある作者を叩き出した事があって。
それからかな。煽って荒らしにたいしてレスがついて荒れるんじゃなくて、
住人が自発的に作者を追い出すって構図が面白かったんだろう。

717:名無しさん@ピンキー
08/12/21 13:59:13 VHqnZtSI
レズスキー論争
ホモ論争
ボクたちの選択論争

全て精神年齢の低い人間が自分の価値観以外認めないと荒らした結果

718:名無しさん@ピンキー
08/12/21 15:01:41 QMEn5VGe
> ボクたちの洗濯論争
オレはニュービーズ派

719:名無しさん@ピンキー
08/12/21 17:00:04 pJpDzqSl
>>733に上がってる奴が某スレで発言した途端に停止しててワロタw

720:名無しさん@ピンキー
08/12/22 10:41:33 EhETIMNF
このスレだけは荒らしを放置するとつけ上がるだけだしな。
構えば荒れるしほっとけば書き手粘着するし。
どうしようもない真性って居るんだと、このスレ見てて思う。

721:名無しさん@ピンキー
08/12/22 12:54:25 5HWpEv9e
ある意味で作者という存在をないがしろにした結果が、
今のこの惨状に繋がっていると思えてならないな。
きっかけこそ粘着荒らしによるものだったが、
一時は住人の間にも、そういうムードが漂っていたように感じられたし。


だから馴れ合いと言われるのは覚悟の上だが、
それでも今は作者を大事にすべき時期にあると、
それがこのスレの活性化に繋がると、そう俺は確信してる。

722:名無しさん@ピンキー
08/12/22 17:50:50 XkTct9Nl
>>737
あまり育てていこうって雰囲気がないよな。
他のところも結構そういうところが多い気がする・

723:名無しさん@ピンキー
08/12/23 02:17:24 hds3JyT9
このスレって、良スレに復活できるの?
俺はあんまり希望抱かない。できることならそれが一番良いけど。
ところで、普通にTSものを読みたい時に、ここ以外でどんなサイト利用すればいいの?

724:名無しさん@ピンキー
08/12/23 08:03:29 s7munkD7
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

725:名無しさん@ピンキー
08/12/23 12:06:53 sahSbcIC
>>737
というか作者が自演荒らしで他を叩いてると疑心暗鬼になってた
時期もあった気がしてならない。

726:名無しさん@ピンキー
08/12/23 13:52:26 stL78A7f
作者を信頼出来ず、まして守る事も出来ないスレが過疎るのは至極当然のこと。
それを踏まえて、住人が今すべき事は何か、もうみんなは分かっているよな?

727:名無しさん@ピンキー
08/12/23 14:25:26 dZnNVyi5
今すべき事…
1・彼女がいるリア充を強制女性化して 幸せそうなカップルをクリスマス中止に追い込む
2・変態に強制女性化されて クリスマスに処女を奪われる
3・サンタに 若くて美人で男にモテて、とっても感じやすい女の子にしてくださいとお願いする

728:名無しさん@ピンキー
08/12/23 16:12:57 AZ41AwCm
強姦で捕まったら女性化とか
性転換技術の発達や女性の体力大幅向上で女尊男碑の世界になるSSとかないかな・・・。

729:名無しさん@ピンキー
08/12/23 17:01:00 R4aHs2fN
強姦で捕まって、強制女性化の刑。
んで、女性化されたあと、男性だけの刑務所に放り込まれるオチ。

730:名無しさん@ピンキー
08/12/23 17:10:57 hds3JyT9
そういう妄想はまとものエロパロスレらしくて好きだが、
いざSS職人が投下するとまた叩きまくられるんだろうと思うと素直に同調できない

731:名無しさん@ピンキー
08/12/23 20:31:41 sahSbcIC
>>746
叩きは2chやぴんくでは当たり前、それで折れるようなら書くなとか言ってたしな。
まあそうなのかもしれないけれども、それじゃ根付くはずもない。

732:名無しさん@ピンキー
08/12/24 00:14:50 GILJZiXv
~読み手心得~
一つ、書き手の意見、考えにまず耳を傾け尊重するべし。
二つ、書き手のヤル気を伸ばす的確なコメントすべし。
三つ、書き手の成長を自分の成長と思うべし。
四つ、読み手もまた広い視野をもち成長すべし。

書いて思ったが、編集者か管理職心得みたいだな…

733:名無しさん@ピンキー
08/12/24 07:55:07 xLdpBwVL
>>744
やっぱ女性化は『奴隷化』や『剥奪』のスタイルがイイよ
だから女尊男卑の世界設定だと、
強制女性化は ある意味ハッピーエンド、望ましい結果になっちゃう気がする



734:名無しさん@ピンキー
08/12/24 09:35:37 A4vROD3f
>>749
それこそ、人それぞれだと思うのだが

735:名無しさん@ピンキー
08/12/24 09:43:39 JxCpmDUB
>>749
なら、格差社会のより極端になった社会
男尊女卑の歴史に逆行していて
女性は金持ち男性の所有物扱い
ただし、下層階級の男には触れる機会もない状態
(美女は全部上流階級の男が何人も抱えてしまい、中堅層がブスをなんとか確保、下層には回らない)

顔だけはイケメンだったが金のない主人公は
当然女を獲得する機会はなく、同じ下層階級の仲間に
お前が女になったら上流階級に気に入られて良い思いできるぜ
とかからかわれていた

ある日酔った勢いで女に手を出したら、それがよりによって超上流階級の大金持ちの娘
(他の超上流階級の男に政略結婚で嫁がせる予定だった)
捕まって責任を取らされるという事で強制女性化された挙句
養女として犯した女の嫁ぐ予定の男の元に送られることになり
これ以上ないぐらい慰み物にされてしまう

ってあたりでどうだろうか?


736:名無しさん@ピンキー
08/12/24 12:36:02 YS4r9yto
>>744
強姦された女が闇産婦人科医に頼んで強姦した男を拉致して
強姦された女と強姦した男の性別を入れ替えて一生かかって復讐されるのもいいな。


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