強制女性化小説ない?Part35at EROPARO
強制女性化小説ない?Part35 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
08/10/04 01:27:24 jhW1F7Lu
つまんね。3年ROMって死ね。

401:名無しさん@ピンキー
08/10/04 02:25:09 uTBSGKGa
これはかなりキタ、すごいツボ
最終的には自我は完全になくなるのかなぁ?

続き期待してますGJ


<<397
こういうことをしたいの?されたいの?
どっち?

402:名無しさん@ピンキー
08/10/04 03:52:39 5+Nkp9W3
死ね

403:名無しさん@ピンキー
08/10/04 05:44:41 /Zvhb8A2
(・∀・)ニヤニヤ

404:397
08/10/04 18:43:08 ejSVudnl
>>401
されたい!されたいの♪色々と!

405:名無しさん@ピンキー
08/10/04 19:34:25 k8ymPkku
アルマ (完) 2008/07/20
僕オマエ 2008/07/26
ネクラに夢を 2008/08/04
大塚志乃 2008/08/17
使い魔化 前篇 2008/10/01

スレ立って70日くらい、容量200KB超で
作品5つというのは、ここでは多い方なのか
それとも少ない方なのかよく分からん
昔はどうだったん?

406:名無しさん@ピンキー
08/10/04 21:23:32 oEPIkJGi
スレが10~20位までは割りと活況
500行く前に容量で引っかかって次スレとかよくあった
20~28は神書き手が続出で本文がロダ公開にもかかわらず
1000まで行けずに容量で終わってた

その辺りから後ろは荒らしが本格粘着するようになって終了状態

407:名無しさん@ピンキー
08/10/04 23:47:48 NsJ5NrC1
28~32の間もまだそれなりに盛況だったし、
1000まで届かずに容量で引っかかっていたね。

33の途中で色々とごたごたがあって、結局それを引き摺ったまま
今に至るけど、今後はまた昔のように盛り返す事が出来れば良いね。

408:名無しさん@ピンキー
08/10/04 23:58:55 fir9GG3f
支援所がなかなか復活しない今なら可能性はあるな

409:名無しさん@ピンキー
08/10/05 01:22:06 NSI8NS0b


410:ネクラに夢を
08/10/05 01:23:09 NSI8NS0b
 学校とはなんのために存在するのか。
―将来の生活をより豊かにするための準備期間を過ごす施設。
 ……ホントにそうだろうか?
 いや、そうでしょ。学校って。
 仲の良いクラスメートがあと十年二十年後に親しいままでいられるわけがない。
 ちょっと気になる可愛いあの娘がその後可愛らしいままでいられるわけがない。
 一時の気の迷いに誘われて交際したとして、その娘と結婚するわけがない。
 卑屈かな?
 事実だろ。
 やっぱりただの『手段』としか学校は言い表せないのだ。
 体育祭も文化祭も、いったい未来のボクになんの恩恵をもたらすのか。
 シレタコトダ。オンケイナド、アルハズガナイ。



「……うわ」
「あ……」
「……!」
 ボクはいつもやる気のない動きで教室に入る。後ろのドアから負のオーラを携えて。
 そうすると毎回こんな感じだ。
 びくつく者や軽蔑の視線を向ける者、一刻も早くココから立ち去りたい的な雰囲気を醸し出す者。
 同時はしない。慣れているから。



 入学当初はそうでもなかった。むしろ人がボクの所へやってきていた。
 小さくて少女じみた容姿のボクは人知れず皆の興味、視線を集めていたようだった。
 隣のクラスから見物に来る者や他学年の先輩すらいた。
 しかし彼、彼女らの目的はボクの容姿であり、珍しさであった。
 珍しい生き物を見るような目線は絶えずあったし。今も事情を知らない人間はそういう好奇心満載の目をしている。
 しかし人はボクから離れていった。ボクの本質の表面に触れたから。
 暗い。つまらない。笑わない。人を見下す。
 そしてこれに拍車をかけたのが父の犯罪歴の漏洩だった。
―性格は最悪で血筋は犯罪者のそれ。
 陰でそういわれるのは慣れているから平気だった。以前からそうであったように。
 そう。慣れているのだから。

411:ネクラに夢を
08/10/05 01:23:58 NSI8NS0b
「おい、ノビオ! 弁当買ってこい。いつものやつ」
 一人の少年がそう口を開くと次々に少年達が「俺も!」「飲み物もな!」と後を追うように叫んだ。
 高坂修一。最初にボクに注文した男の名だ。
 高坂はこのクラスメートのムードメーカーであり、ボクを率先して虐げるグループのトップだ。
「ボ、ボクは砂賀ユカリ……ノビオじゃな―」
―ガッシャーン。
「うるせぇな。てめぇは鈍臭いからノビオなの。ユカリとか女みてー名前よりはいーだろーが」
 ボクの言葉を遮るように目の前にあった机が乗っている文具ごと勢いよく前倒しになった。
 高坂が蹴飛ばしたのだ。誰か女の子の者だったのか、散乱しているモノの中には手鏡やハンドタオルが混じっていた。
「……」
 ボクは特に鈍臭いところなど無いのだが、高坂他、クラスメートはしばしばノビオという名でボクを呼ぶ。侮蔑の意を持って。
 高坂は先程蹴飛ばした机の持ち主に怒られていた。基本的に高坂は人と仲良くするのが得意らしく、冗談混じりに謝罪をしてその場を収めていた。
 ボクにはただ、抵抗することも諦め、隣町にある弁当屋へ向かうことしか選択肢がないようだった。
 朝、一時間目を出席せずに。遠い隣町へ。
「はぁ。今日は二時間目、出れるかなぁ」


412:ネクラに夢を
08/10/05 01:26:03 NSI8NS0b
「チッ! ふざけんなよ!」
 ボクは怒りに任せてドアをおもいっきり蹴飛ばした。悲しいことにドアには損傷が見られない。ひ弱な自分に心底呆れ果てる。
 毎日帰宅後のこの時間のボクは荒れている。学校で溜まったストレスを爆発させているのだ。
 へこへこ従っているボクが悪い? いつも心の中でやっているように毒づけばいい?
 そんなコトしたらパシリだけじゃなく暴力を振るわれる。痛みだけは感じたくはない。例え疲労を蓄積させても。
 夕食を取り、入浴をする。その間家族に、学校での生活は上手くやっているか、などと聞かれ俯いてもごもごした返事しか返せない自分自身が情けなかった。
 一人の時間はノートで高坂をボロボロになるまでいじめ抜くストーリーを執筆し、悦に浸り今日一日の疲れと鬱憤を晴らす。入学してから間もなく書き始めたノートは、もう3冊めに突入しそうだ。
 この時だけは本当の自分に触れられる。幸せな自分に。
 こんなことやってるからネクラとか言われるのかな?
 多分そうかも。
 気付けば時計は12時をマワッていた。
 壁に掛けられた菱形の時計がシンとした部屋にチクタクチクタクと音をたてる。
 一人世界に取り残されたような感覚だ。
―チク

413:ネクラに夢を
08/10/05 01:27:02 NSI8NS0b
……。……。…………。
…………。
……。

「んあ?」
 気付くとボクは全体真っ白に染まった壁に覆われた部屋にいた。
 直感的にわかった。違う、部屋ではない。なにか別のモノ、しいて言えば―空間。
 そう思って見ればどこか奥行きの無限さを感じられる。
「……夢」
 不意にボクの喉が喋った。
「―!」
 ボクはそれに身を震わせるように驚いた。
 ボクは喋っていないのに、喉から勝手に声が出たようだった。
 不思議に思ったが、なるほどそうかもしれない。現実にこんな空間は物理的に有り得ない。
 しかしナゼ夢だと思ったのだろうか。本能的に? それとも……
「いづっ……あれ、痛くない?」
 まぁ、頬をひっぱたいてみても痛みを感じないのだ、そう思わずにはいられないだろう。
「夢、か」
 呟く。
 こっちのボクが本当だったらいいのに。クラスの皆から軽蔑の視線を当てられるボクが嘘で。
 たしか夢の中で蝶々になった人が目を覚まし今の自分が夢で蝶々が現実なのではと考えた偉人がいたな。ちょうどそんな感じ。
「元を辿れば自業自得だけどさ」
 ふぅとため息をつく。


414:ネクラに夢を
08/10/05 01:27:48 NSI8NS0b
「なにつまんねぇツラしてんだよ」
 ふいに投げ込まれた声にビクッと肩を震わせ、恐る恐る振り返る。いったいだれ?
「なに怯えてんだよ。取って食いやしねーし」
「こ、高坂、……くん?」
 背後で腰に手をやり仁王立ちでこちらを見下ろしているのは憎き仇敵、高坂だった。
「いや、そうだけど」
「な、なんでここに?」
「そりゃお互い様だ」
 うーむ。彼もここにいるワケがわからないようだった。というより夢なんだからこのクズ高坂はボクが作り出した仮想人物か。
「そういや、よ」
 改まり顔をしかめ頬を指で引っ掻き目を逸らしながらいう。
「お前なんで女子の制服着てんだ」
「?」
 意味がわからない。首を傾げ自分を見下ろし……うげ、マジだ。いくら夢だからといって自由過ぎるよボク。
「それにお前なんか色っぽい……」
 視線を上下に動かしボクの肢体を舐めるように眺める。正直キモい。
「…………っ!」
 衝撃は突然だった。
 なんとにじり寄った高坂は後ずさるボクの身体を強引に抱き寄せた。
「う……なっ!?」
 そしてスーッとボクの匂いを嗅ぐ。
「……いい匂い」
 ああ。こいつマジでキモい。
 ボクの夢だし修正が効くはず。強引に引き離して血の雨を降らしてやる。
「ぐ……い…………ふん……」
 あれ? 離れない。おかしい。
「…………っ!?」
 すると高坂はボクの胸元に手を置いた。こいつホモか!?
「可愛いな、お前」
 そして穏やかな口調とは裏腹に乱暴にボクの胸を揉みしだく。
 …………………………………………………………………………………………………………………揉む?
 ボクは男であって女の子のような揉みしだけるようなほどの胸はもっていない。例え貧乳少女と比べたって。
 しかし現に今揉みしだかれている。明らかな矛盾。
 また身体を見下ろす。今回はまじまじと観察する。
 華奢な自分には十分な程の双丘がある。それを前提とすれば下着がいつもより締め付けられるようなタイプになっている気がする。
「あぁ、なんてこった」
 ボクは昨日に続き今日も女の子になっているようだった。最初程の驚きはないもののやはり驚きは隠せない。
 神様って恨んでもいいの?
「……あっ、ちょ、ちょっと!」
 絶望により近い感覚にウチヒシガレていると、高坂がボクの制服の上を捲くりあげた。
 白い純白のブラジャーがアラワになる。正直恥ずかしい。


415:ネクラに夢を
08/10/05 01:29:05 NSI8NS0b
 乱暴に揉まれていたからか、感じはしないもののピンク色の可愛らしい片方の乳首が露出している。
「ちょ、おい、いい加減にんんっ!」
 最後にブラジャーまでたくしあげた高坂はその適度な大きさの乳房に舌を這わせた。
 つつつーと円を書きながらぐるぐると下乳から乳首までじっくり舌を移動させる。
「はぁ……はぁ……」
 高坂の息は荒い。
「んん……いや…………くぅ…………んぁぁあっ!」
 ついに乳首まで到達した時、ボクは恥ずかしげもなく声を張り上げた。
 風呂場の時といい今回といい、この身体は特別敏感である。
 女の子とはこのようなものなのか。ボクだけがそうなのか。
 女子と付き合ったこともなく、当然行為などしたこともないボクには理解不可能だった。
「……ぅ……はぁ…………ふぅ……」
 右の乳房はしゃぶりつかれ、左は指でくりくりと弄られる。
「どうだ? 気持ちいいだろ」
 唐突に高坂が問う。
「……気持ちいい? はっ。そんなワケ―」
 ないだろ、そう言うつもりだったボクは急に言葉を塞がれた。なぜなら、
「……ん……んちゅ……むぅ…………んん……」
 唇を犯されたからだ。野獣のように吸い付く高坂は必死にボクの口を開けようとする。
「……ちゅ……むぐ…………あぐ!!」
 激しく抵抗するボクにいらついたのか、高坂は力いっぱい両方の乳首をつねり、引っ張った。
 電撃のような衝撃が身体を突き抜けた。と、同時に口が思いきり開かれた。
 そのため、一瞬の隙を狙った高坂の口内への侵入をよるす。
―じゅるじゅる、じゅぽん。
 身体の抵抗が無くなったのを見てからか、満足したように口内から舌を出す。
 ふっ。もう終わりか。たわいのない。こんな攻めいつでも受けきれる。
「ふん、無理矢理乳首を吸われキスされたのに目がウツロだぞ。この淫獣め」
 何をいうか。男に弄られ気持ち良くなってたまるか。
「乳首までビンビンに勃たせてよ。おら鳴けよメスブタが」
 つまらない言葉攻めだ。ああ早く目覚めたい。
「ボ、ボクは無理矢理犯されるのが大好きなメスブタでございます、ご主人様」
 ……っ!! 今喋ったのはボクか!?


416:ネクラに夢を
08/10/05 01:30:23 NSI8NS0b
 乱暴に揉まれていたからか、ピンク色の可愛らしい乳首の片一方が露出している。
「ちょ、おい、いい加減にんんっ!」
 最後にブラジャーまでたくしあげた高坂はその適度な大きさの乳房に舌を這わせた。
 つつつーと円を書きながらぐるぐると下乳から乳首までじっくり舌を移動させる。
「はぁ……はぁ……」
 高坂の息は荒い。
「んん……いや…………くぅ…………んぁぁあっ!」
 ついに乳首まで到達した時、ボクは恥ずかしげもなく声を張り上げた。
 風呂場の時といい今回といい、この身体は特別敏感である。
 女の子とはこのようなものなのか。ボクだけがそうなのか。
 女子と付き合ったこともなく、当然行為などしたこともないボクには理解不可能だった。
「……ぅ……はぁ…………ふぅ……」
 右の乳房はしゃぶりつかれ、左は指でくりくりと弄られる。
「どうだ? 気持ちいいだろ」
 唐突に高坂が問う。
「……気持ちいい? はっ。そんなワケ―」
 ないだろ、そう言うつもりだったボクは急に言葉を塞がれた。なぜなら、
「……ん……んちゅ……むぅ…………んん……」
 唇を犯されたからだ。野獣のように吸い付く高坂は必死にボクの口を開けようとする。
「……ちゅ……むぐ…………あぐ!!」
 激しく抵抗するボクにいらついたのか、高坂は力いっぱい両方の乳首をつねり、引っ張った。
 電撃のような衝撃が身体を突き抜けた。と、同時に口が思いきり開かれた。
 そのため、一瞬の隙を狙った高坂の口内への侵入をよるす。
―じゅるじゅる、じゅぽん。
 身体の抵抗が無くなったのを見てからか、満足したように口内から舌を出す。
 ふっ。もう終わりか。たわいのない。こんな攻めいつでも受けきれる。
「ふん、無理矢理乳首を吸われキスされたのに目がウツロだぞ。この淫獣め」
 何をいうか。男に弄られ気持ち良くなってたまるか。
「乳首までビンビンに勃たせてよ。おら鳴けよメスブタが」
 つまらない言葉攻めだ。ああ早く目覚めたい。
「ボ、ボクは無理矢理犯されるのが大好きなメスブタでございます、ご主人様」
 ……っ!! 今喋ったのはボクか!?


417:ネクラに夢を
08/10/05 01:32:16 NSI8NS0b
「あ゛~、俺馬鹿だからよくわかんないや」
「と、申しますと」
「もっと具体的な呼称を出して言ってみろっつってんだよマンカスが!」
「ひ、ひぃぃ。わ、わかりました言います喋ります詳しく説明します」
「ったく物分かりの悪い汚物100パーセントだな。んで?」
「は、はい……ボクは無理矢理制服をたくしあげられそれでも服を着たまま乳首を弄られるのが大好きなブタです」
「それで」
「口内をめちゃくちゃに犯され、舌を蹂躙されるのが大好きな淫獣でございます」
「はっ。お前マジでキモいな」
 なんだこのやり取りは。なぜこのような幼稚な言葉弄りで素直に反応する。本当にボクが……?
 しかもずっとボクが内心キモいと毒づいていたのに言われたのはボク。屈辱だ。
「おい、なに物欲しそうな顔してやがる」
「い、いえ……ボクはそんな」
「言い訳すんなよ! 今してただろうが!」
「…………していました」
「何が欲しいんだ言ってみろ」
「(…………)」
「ああ? 聞こえない」
「……………………………………です」
「もっと」
「ご主人様のチンポが欲しいです」
 な、何を言ってるんだボクは頭が狂ったのか。
「おら」
 男子の制服のジッパーを下げもそもそとブツを取り出した。
 心臓を打つ音が高まってくのが嫌々ながらわかる。
 吸われるように高坂の腰元に擦り寄り手を近付ける。
「っにすんだよ、触んな」
 その手を高坂が乱暴に打ち払う。頭の中は疑問詞でいっぱいだ。
「な、なぜ……?」
「ナゼもこうもあるか! 勝手に触るんじゃねぇ!」
「じゃ、じゃあどう」
「簡単なことだ。ねだれよ」
 欲しいです。また言わすつもりか。だ、だけど……
 今、ユカリの身体は求めていた。そしてユカリの頭、精神も求めていた。
 どうしてか、どうにでもなれと思っている自分がいる。気持ちいいならいいと。
「ご主人様の、チ、チンポをくわえさせてくださいなめさせてくださいしゃぶらせてください」
「良く出来ました」
 高坂はニヤッと笑うと、
「でも残念」
 無理矢理ボクを押し倒した。

418:ネクラに夢を
08/10/05 01:33:22 NSI8NS0b
「え、え、なな、な」
 動揺するボク。
 口内は猛々しく反り返ったブツをくわえるのを想像しよだれが充満していたのに。なんで?
 高坂はスカートをめくる。こちらも純白なパンティーが顔を出す。
 それを躊躇せずに横にずらす。決して脱がすことはないようだ。
 そして猛ったそれをボクの秘部に押し付け、
「おい。なんかいうことはないのか?」
 ボクに尋ねる。またねだれってか。
 しかしボクの身体はそれを求めている。止まらない衝動を胸に進んでねだる。
「ボクのオマンコをご主人様のチンポでぐちゃぐちゃにしてください」
「はっ。少しは賢くなったか。気持ち良くなりたいならしっかり喋れよ」
 今まで声が小さいなど言われていたが今回は一発でクリアだ。
 そうだ、もうすぐ挿入なのだ。そう考えると頬が火照る。まるで恋をしているようだ。
「あ……んぐぎぃ…………はぁ……んむ……」
 始めての挿入。
 人と繋がっていることが嬉しい。そんな気がする。
「う、動くぞ」
 ヌプヌプといやらしい音をたてながらボクのオマンコは高坂のチンポを飲み込んでゆく。
 同時に吐き出しまた飲み込む。
 次第にスピードが増してくる。
「……ん……あ、あ、あ……ぐぅ……はん…………きも……ぃゃ……ち…………んんっ……いいよぉ」
 脳は、身体は今を精一杯楽しむことに決めたようだった。
「気持ち良くなったのか。よだれまでたらして、とんだ変態淫乱女だ」
「そ、そうで……はんんっ……す…………ぅぅう…………ボクは……いんらんで……すぅぅ……あ、あ、あ、あ、」
 とろけるような快感の中、自分の率直な思いを伝える。気持ち良すぎて堪らないと。
 そして急激に腰の動きを早めた高坂は、
「んぐぐぐ…………はあああぁぁぁ」
 思いきりボクのユカリの膣内に射精した。
 じゃぷぷ、ぬぷっぬぷぷぷ。
 やけにリアルな音が広がる。
 つつーと仰向けに犯されたボクの小さなお尻に向かって入りきれなかった精子が垂れる。
「「はぁ、はぁ、はぁ」」
 お互いの呼吸は乱れたまま。
 そこでボクはあることに気がついた。
「あ、れ? ボクまだイッてない」
 風呂場でオナニーしたときにはもっと長く弄っていた。もしかして高坂って……
「早漏?」
 高坂がひぎっと頬を引き攣らせる。ただ、言い訳は出来ないようだ。
 そして絶頂に達せなかった寂漠の思い怒りに変えて言い放つ。


419:ネクラに夢を
08/10/05 01:34:46 NSI8NS0b
「早漏の腐れチンポが! 自信満々に女犯すのなんて百年早いよ!」
「…………くっ」
 悔しそうに俯く高坂。
「こんなこと言い触らされたくなかったらボクの下僕となるんだな。高坂下僕になり候(早漏)~、なんつって」
 俯いたまま逡巡し、渋々といった感じに頷いた。
 ああ、なんて気持ちいいんだエッチとは。
 いやも相手に自分が思ったことをストレートに発言することもそれに劣らない。
 高坂と繋がっているとき、人の温もりを知った。例え無理に犯されていたとしても。
 あはっ。楽しい。今度は誰とヤリ誰を下僕にしようか。
「だっははは―




―ははははいっだだだ!」
 気付くとボクは自分の部屋の天井を蛇のようなめちゃくちゃにな格好で眺めていた。
 目に集まる木漏れ日が眩しい。
「それにしても二日連続で凄い夢を見たな」
 呟きながら無作法に着替えをする。




 下半身だけ女の子になっていた。

(つづく)

420:ネクラに夢を
08/10/05 01:37:54 NSI8NS0b
どもお久しぶりです。


一発目よりはエロいかな?


ていうか投稿の時、初発のミスっちゃいました。




お目汚しお許しを


どーもベイスターズファンの変態からでした

421:名無しさん@ピンキー
08/10/05 02:37:39 ZEJHXFv1
つまんね

422:名無しさん@ピンキー
08/10/05 03:42:01 iphyd01I
>>420
2ヶ月ぶりの投下GJです。
続きの方も期待させてもらいますね。

423:名無しさん@ピンキー
08/10/05 05:05:11 pq0Z9NBP

( ´ー`)y━・~~~

424:名無しさん@ピンキー
08/10/05 07:18:21 dZgxChnX
>>420
ワロタww
心のツッコミがあっけらかんとしてていいww

425:名無しさん@ピンキー
08/10/05 14:34:14 RVGWh86A
>>420
GJ!やっと生き返ったかw
しかし冷静に考えてみると、下半身だけ女性化ってのもまた怖いもんがあるな。

426:名無しさん@ピンキー
08/10/05 18:58:47 M/7qNFXq
乙です

427:名無しさん@ピンキー
08/10/05 22:43:32 XnmOuOYF
>>420
       ____
     /⌒  ⌒\
   /=⊂⊃=⊂⊃=\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   これは乙だったお!
  |     |r┬-|     |   内川は首位打者、村田はHR王だお!
  \      `ー'´     /

428:名無しさん@ピンキー
08/10/05 23:12:20 FdbAdo8q
そして、広島ファンの夢を返しておくれ…
また涙がでてきた…

429:名無しさん@ピンキー
08/10/06 21:16:36 5Oqns2zw
アルマ (完) 2008/07/20
僕オマエ 2008/07/26
ネクラに夢を 2008/08/01
ネクラに夢を 2008/08/04
大塚志乃 2008/08/17
使い魔化 前篇 2008/10/01
ネクラに夢を 2008/10/05

こうして見ると、そこまで少なくもないような気がしてきた

430:名無しさん@ピンキー
08/10/07 01:54:38 HA2gcCrt
☯ฺ

431:名無しさん@ピンキー
08/10/07 21:42:29 dK5PvoyX
(゚w゚)

432:使い魔化 中篇(1/9)
08/10/08 02:33:16 7QR2cJPB
その時、私のとんがった耳はピクン、と動いた。
森のどこから、足音のようなものが近づいてきている。
それはとても不思議な感触だった。
足音の場所は明らかに離れているというのに、私にはなぜかそれを察知することができたのだ。

エレナさまは私の表情に気付き、
「何があったかしら」
「はい……二人の人間が、この場所に向かって歩いているみたいです。
 足音を聞いた感じでは、どちらもかなりの体重で、おそらく男性かと思われます。
 ……でも、なんで私がこんなことを?」

「あなたは魔物になったから、これぐらいのことができて当然よ。
 そうじゃないと、何のために使い魔にしたと思ってるの?
 まあ、今はまだはっきり現れないけど、そのうち魔物としての習性が顕著に出るでしょう」
「それは……どういうことですか?」

「あなたはこれから暗闇のことが大好きになり、満月の夜が近づくと心も体も興奮するの。
 爪と牙も鋭くなって、人間たちの武器と互角に渡り合える。他人の劣情を嗅ぐために鼻が発達して、
 その体も発情すると同時に淫らな匂い放ち、人間を虜にするの」
「そ、そんな!」

自分がますます人間でなくなっていくことを知ると、私は大きな焦燥感に包まれた。
このまま魔物化が定着して、魔性がしみついちゃうというのか。
それを成す術もなく見ているしかない、という状況がやるせなかった。

「さあ、フィオナ。あなたの初仕事よ。今ここに来る人間を誘惑し、その精気を吸い取りなさい」
「えぇ?だ、だから私は淫魔じゃなくて、人間だよ!」
「もう聞きわけの悪い子ね。まさか、さっきまでのことを忘れたとか言わないよね?」
エレナさまは指を立てて、私のうなじをすーっと優しく撫でた。

「きゃーっ!」
火照った体はビクンと跳ね返る。
私はようやく自分がまだ欲望の炎に包まれていることを自覚した。
体のあっちこっちが滾ったお湯に浸かれたようで、ある種の欲望エネルギーを発散したくてたまらなかった。
「ふふふ……その反抗的なところも、なかなか良いわよ。あなたが段々堕ちていくところを、じっくりと見られるしね」
エレナさまは満面に笑みを綻ばせた。
彼女の言葉に含まれた嗜虐心に、私は恐れおののくしかなかった。

その間にも、耳の中に遠くの物音が伝わってくる。
模糊とする音の中で、やがて会話らしいものが分別できるようになる。
「それにしても……ヤンのやつ、どこにも見当たらねぇな」
「ちくしょう、まさか俺たちから賞金首の情報だけ聞き出して、一人占めしようってんじゃないだろな」

ヤン……?
どこかで聞き覚えのある名前が、私の思考に衝撃を与えた。
しかし、その名前は一体誰をさしているのか、私には思い出すことができなかった。


433:使い魔化 中篇(2/9)
08/10/08 02:34:04 7QR2cJPB
「まあ、確かにあいつの腕は凄いぜ。あのギルドの一級ライセンスさえあれば、
 各国のギルド連盟からいろんな恩恵がもらえるだろう?」
「そうそう、俺も聞いたことあるぜ。あれを持っているのは、
 確か世界でも一握りのやつしかいないらしいな。まさか、あんなひょろひょろした若造が持っていたとは」

「あの化け物の前で、今まで数十人もの賞金稼ぎがくたばったと聞いたが、
 やつならひょっとして倒せるかもしれないな」
「くっ、だからやつを誘って化け物を倒し、賞金を山分けしようってのに!」
男たちの口調には、怒りや口惜しい感情が含まれていた。

(ふん、あんた達みたいな下心バレバレな男と、誰が協力するものか)

なんか一瞬、頭の中に変な意識がよぎった。
私はすぐに頭からそれを追い出し、ヤンという名前を考え続けた。
しかし、脳内で何か出そうになると、「使い魔のフィオナ」という意念が出てきて、その思いを遠ざけさせる。
そして頑張れば頑張るほど、自分がサキュバスであることや、
エレナさまに与えられた使命が心頭に浮かんでくる。

ご主人様の使い魔として、この男たちの精気を吸い尽くす。
具体的に何をすればいいのかまだ分からないが、その命令は男たちに害を与えるような気がする。
もしかしたら、彼らの命まで奪うのかもしれない。
無闇に人間を殺さないことは、賞金稼ぎとして私の信条であるし、
そんなことバレたら私のギルドライセンスも没収されるし……
って、私は何を考えているんだ?
私はもう魔物になったんだし、ご主人様の物になったんだから、ご主人様の命令に従わなくちゃ……

矛盾する思いが私をわずらわせる中、二人の会話が続いていく。
「まあ、いいじゃないかアニキ。このままでも、計画は大して変わらんよ」
「どういうことだ?」
「ヤンのやつはいくら凄腕とはいえ、あれだけ強力な化け物と戦ったら、お互い力尽きることだろう」
「おお、確かに」

「やつらの様子を見て、もし魔物が生き残って後一息ってところなら、俺たちがとどめを刺せばいい。
 しかし、もしヤンのやつが生き残っていたら……俺たちが善人ぶって、この劇毒を入れた傷薬をあいつに飲ませればいいさ」
「くくく、お前もなかなか陰湿な策を考えるな。
 あいつの死体をこの森の中に埋めておけば、誰も俺たちが殺したことに気付かない」
「へへへ……さすがアニキ、分かっているじゃないか」
男たちの醜い笑い声が、段々と私のいる場所に近づいてくる。

なぜだろう。
彼らの話を聞いていると、無性に腹が立ってきた。
そのヤンという人がこの近くにいるのなら、速く危険を知らせてあげないと……
と思いきや、なんでサキュバスである私が、人間なんかを助ける必要があるのか。
そんなことより、私は素直にエレナさまの命令に従っていればいい。

「って、違う!だから私は魔物じゃなく、人間だ!あなたの使い魔に絶対なるもんか!」
私はビシッとエレナさまを指差して、自分を説得するように叫んだ。
あぶないあぶない……危うく魔物気取りしちゃうところだった。
「もう、しつこいわね。いくらあがこうだって、あなたは自分の本能に勝てるわけ無いんだから」
エレナさまはやれやれといった表情で、あちらの木々に向いて言った。
「ほら、あなたの獲物はもう近くまで来ているわよ」


434:使い魔化 中篇(3/9)
08/10/08 02:35:00 7QR2cJPB
私は彼女が示す方向に顔を向けると、そこには二人の屈強な男が現れていた。
一人は、熊のような筋肉質で巨躯の男。
そしてもう一人は、酒を積むためのタルのように太った男。
二人とも凶悪そうな顔つきで、筋肉質の大男はウォーアックスを、
太り男は重そうなこん棒をそれぞれ持っていた。
彼らはここに他の人間がいることを気付くと、愕然とした表情になった。

「さあ、行ってちょうだい」
「わああ!」
エレナさまが背中を押すと、私の華奢な体は男たちの前へ転んだ。

突然の事にびっくりしたのか、二人の男はとっさに武器を構える。
「なんだ、貴様は?」
熊のような大男は、雷のような大きな声を発した。
「はっ、はは……わ、私はフィオナと申して……」
男たちの凶悪な目つきの前に、私は思わずおどおどしてしまった。
これぐらいの剣幕はどこかで見慣れているような気もするが、
この世界に生まれたばかりの私にとって、息をのむ光景であった。

「おめぇ……魔物か」
太り男は目を細めて、私の体をじろじろ見つめた。
「ええ、今のところ、一応そうなっていますが……」
そう答えてから、私は彼らの凶暴そうな武器を見て、死にたい気持ちになった。
この人たちの会話から察すると、確か魔物をやっつける賞金稼ぎだったよね。

私は急いで話を付け加えて、
「で、でも!私は普段からこの辺に住んでいて、人間に害を与えない良い魔物ですよ。
 たぶん賞金首とか、そういうのと無縁かと……」
と、できる限り善良そうな笑顔を浮かべた。
この男たちは金目当てなら、無益な戦いはしないはずだ。

「ふーん」
男たちは私の愛想笑いを見て警戒心を解いたか、私の予想通りに武器を下ろした。
「貴様はこの近くに棲んでいると言うのなら、ここにいる凶暴な化け物を知らないか」
「凶暴な化け物……ですか。えっと、どんな外見をしてらっしゃるんでしょうか」
大男の質問に対し、私はなんとなく弱腰になって答えた。
だって、怖いもん。
心のどこかでこの男たちは格下だと見下す思いもあるが、今の私にはとてもそれどころではなかった。
生まれて初めて見る、エレナさま以外の人間。
しかも男。
しかも二人!
しかも凶器を持っているんですよ!

太り男は懐から一枚の羊皮紙を取り出し、読み上げながら大男と一緒に私を見つめた。
「指名手配書に書いた特徴によれば……
 羊の角、尖がった耳、鋭い牙、蝙蝠のような翼、黒い尻尾を持っている悪魔だというが」
私は手で頭の角をさわり、耳の先に触れ、サイズがやや大きめの犬歯を舐めずり、
翼をバサバサさせて、尻尾をうねらせてみた。

二人の男も同時に私の頭から下へ順に眺めて、その表情に懐疑の感情が募っていく。
あ、あれ?
彼らが狙っているという魔物って、なんか私とぴったり一致しない?


435:使い魔化 中篇(4/9)
08/10/08 02:35:39 7QR2cJPB
「あははは、すごい偶然ですね、外見の特徴がこうも合うなんて。
 でも、あの魔物は私みたいな貧弱な小悪魔と違って、きっともっと怖い魔物だと思いますよ」
私は冷え汗を流しながら、ひきつった笑顔で力説した。
しかし、二人の男はもはや私の話など聞いていなかった。

「くくく、どうやら俺たちの獲物を見つけたようだな」
「だけどアニキ、なんかおかしいぜ。こん弱そうな魔物は、本当に噂に聞く恐ろしい化け物だろうか」
「そうそう、私は全然……」
「なーに、違っていたらそれはそれでいい。こんな珍しい魔物を奴隷市場に持っていけば、
 奴隷商人や魔物コレクターが大金で買うに違いねぇ。もちろん、その前にまず俺達がたっぷりと可愛がってやるがな」
「げへへ、さすがアニキ」
二人の男は好色そうな目つきで私の体を見つめ、唇を舐めずる。
うぅ……私を可愛がるって、どういう意味だよ。
理解できるような、しかし予想したくないような。

「ちょっと待って!私が何をしたって言うの?」
私はわななきながら後ずさると、男たちはニヤニヤしながら一歩踏み進んだ。
「くくく……恨むのなら、貴様が魔物に生まれたことを恨みな!」
大男が言い終わると、戦斧をいきなりぶーんと振り回した。
私はすかさず後ろへ大きく飛び退こうとした。
自分でも驚くくらい、とても自然な反応だった。
だが突然、私は背中の翼が風を強く反発したのを感じた。
本来ならもっと安全な場所へ離れたところが、予想の半分にも満たない場所で止まってしまった。
その隙に、太り男は私に近寄って、重そうなこん棒で私の足を薙ぎ払った。

「きゃっ!」
か弱い体がいとも簡単に薙ぎ倒された。
だが頭の中で、なぜかこのあとの私が取るべき行動が瞬時に浮かんでくる。
そのイメージに従って素早く体を傾け、受け身を取ろうとしたが、そこでまたもや予想外なことが起きた。
私の翼が土に引っ掛かって、想像したタイミングと違って地面と接触できなかった。
そして前を見ると、大男はその巨躯で私を押し潰そうと突進してくる。

だめだ、もう間に合わない!
私は目を瞑って、背中に精一杯の力をこめた。
そして次に目を開いた時、私はなぜか空中にいた。
「……あれ?」
不思議がるのも束の間。
空気が頬をかすめていく感触とともに、私の体は後ろの大木にぶつかった。
体重分の衝撃が、私の体に直撃する。
「ぐはぁっ」
思わず腹から息を漏らした後、私はくるりと身を翻してなんとか地面に着地した。
男たちは少し驚いたが、またすぐに凶悪そうな笑みを浮かべてこちらに接近してくる。

「エレナさま、私にはやっぱり無理ですよ……って、エレナさま?」
私は四方へ目をやるが、黒ローブの姿はどこにも見当たらなかった。
……なんてことだ!

「へっへっへ……それ以上動くと、もっと痛い目に遭うだけだぜ」
男たちの目つきは、さきほどよりも無遠慮に私の露出した肌を見渡す。


436:使い魔化 中篇(5/9)
08/10/08 02:36:46 7QR2cJPB
どうやら、ここは自力でなんとか切り抜けるしかないようだ。
私は心の中で覚悟を決めると、今度は翼を小さく引っ込めてから、大男のほうへ跳びかかった。
ああ、怖い。
人間と戦うのは、こんなにも恐ろしいことなのか。
しかし、これよりもはるかに過酷な戦いを経験してきた気がするのは、なぜでしょうか。
その相反する気持ちを整理する暇もなく、私は右手の鋭利な爪先を大男に向けて突き出した。

「ふん、そっちからやってきただと……!」
大男は驚きながらも、斧を振って私の鋭利な爪先を叩き切ろうとした。
カキーン、と硬い物同士がぶつかり合う音が響いた。

「くっ!」
「痛いっ!」
大男は斧を震わせて、何か意外そうな表情で一歩引き下がった。
そして私も一歩引き下がり、涙目になって痺れた腕をさすった。
悪魔の爪は私が知っていた通り頑丈なものだったが。
問題なのは私の細い腕と筋肉隆々の男の腕とでは、勝負するのにハンデが違い過ぎることだった。
ほっそりとした腕は相手の力を受けて、今もじんと痺れて痛い。
これぐらいの力なら、全然平気だと思っていたのに。

「このーっ!」
太り男のこん棒が横から私の首を狙って払ってくる。
私は素早くしゃがみこむと、武器が風を携わって髪の上を通っていくのが分かる。
無意識のうちに私は尻尾をしならせ、太り男の片足に巻きつかせた。

「うわっ!」
太り男はバランスを崩され、地面に倒れる。
尻尾は私の意のままに彼の体から離れて、今度は大男の顔面を狙って薙ぎ払う。
大男は斧を振って受け止めようとしたが、それは私の思うつぼであった。
私はすかさず尻尾を収めて、バランスが歪んだ彼の懐に入り、その首筋に鋭い爪を立てた。

「あなたの負けだ」
「ぐぬううぅ!」
大男の歯の合間から、怒りと驚きの声が漏れ出た。
刃よりも鋭い爪先を首に当てられ、彼は一歩も動けなくなった。

「これで分かったか。あなた達のような冒険者の腕じゃ、私を捕まえる事はできない。
 これで懲りて、あきらめることだな」
「くっ……わ、分かった。ど、どうか、命だけを」
大男は口調を緩めて、控えめな命乞いをした。

気に食わないやつらだが、私は人間の命を無闇に奪うことはしない。
爪を収めて大男から離れようとした瞬間、私はふと大男が私の脇に目配せしていることに気づく。
不吉な予感がした時、すでに遅かった。
地面に倒れた太り男は、私の尻尾を強く引っ張った。
それと同時に大男は私の華奢な両肩を掴んで後ろへ倒す。
一瞬のうちに、私は地面に押さえつけられた。

「な、何をする!私がお前たちを許した時の約束は?」
「くくく、そんなことを一々覚えていられるかよ」
「この悪魔、なかなか面白いな。善人ぶりやがって」
男たちは私の体を抑えつけながら、私のことを嘲笑した。
体が小さい私には、彼ら二人がかりの力を跳ね返すことができなかった。


437:使い魔化 中篇(6/9)
08/10/08 02:37:22 7QR2cJPB
「あなた達、それでも冒険者としての誇りを持っているの?」
私は心底から湧き上がった怒りの感情を、そのまま口にした。
男たちはお互いの顔を見合せて、更に大きな声で哄笑した。

「おい、聞いたか。こいつ、『冒険者の誇り』だってよ」
「まったく面白いやつだぜ、アニキ。魔物のくせに正々堂々ぶって。まるでヤンのやつみたいだぜ」
「くくく……そこまで言うなら、俺たち冒険者はどういう者なのか教えてやるぜ。ただし、貴様の体にな!」
男たちの淫猥な目線の下で、私はただうろたえるしかなかった。
その時、頭の中にエレナさまの声が響いた。
(フィオナ、まだ生きているみたいだね)
(エレナさま……?)

私は心の中で狂喜の念を浮かばせた。
(エレナさま、どこにいますか?私を助けてください!)
(なんなのこの様は?あんな下品な男たちに慈悲をかけたあげく、
 祭壇に縛られた子羊みたいに寝ているんじゃないわよ!)

(……申し訳ありません、私の油断でした……)
(まったく、仕方ない使い魔だな。あなた、助けてのほしいの?)
(は、はい!)
(じゃあ、私がこれから言うことを、そのまま忠実に実行しなさい。
 いい?今度私の命令を拒絶したら、もうどうなっても知らないからね)
(はい、分かりました!)
今度こそご主人様の言う事を素直に実行しようと、私は意気込んだ。
しかしその最初の一言から、私は苦境に落とされた。

(じゃあまず。頭の中で、淫らなことを想像してごらん)
(淫らな……こと?)
(そう。さっき、あなたが私に触られた時、すごくエッチな気分になったでしょ?)
(あっ、でもそれは……)

あの時の感情を思い返すと、私の顔は一気に赤く染めた。
(その調子よ。でも、まだ足りない。あなたの頭の中全部を、エッチなことで満たしなさい)
(ああぁ、そんなことは……!)
嫌がる時間さえ作れなかった。
さきほどご主人さまに散々弄られた体が、再び欲望の炎によって焼かれ始めた。
揉まれた胸。
自分の尻尾を挿入され、とても恥ずかしい思いをした秘所。
電光石火の勢いでよみがえる快感の記憶たち。

私は思わず口を小さく開けて、せわしく呼吸の音を立てた。
体中の温度が上がり、ご主人さまの愛撫を受けた肌は見る見るうちに赤みを帯び始めた。
目の前の男たちはすぐに私の異変に気づき、何が起きたかとじっと見つめてくる。

エレナさまの声はねっとりとしたものとなり、私の耳元で囁くように伝わる。
(フィオナ、あなたは淫らなことで悦ぶ淫魔。あなたは常にエッチなことを欲し、
 男たちが自分に欲情している所を見ると、興奮してたまらなくなるの)
(ああぁん……だめ!そんなこと……言わないで……)
エレナさまの柔和な声が、私の魂に刻まれた邪悪な劣情を呼び起こす。


438:使い魔化 中篇(7/9)
08/10/08 02:38:09 7QR2cJPB
(さあ、目を大きく見開いて見てごらん。彼らは、あなたのエッチな様子が大好きなのよ)
私は言われるがままに、潤んだ瞳で男たちのことを見た。
いつの間に、男たちは見惚れたような目つきで私を見下ろし、
緩んだ顔つきは原始的な性欲を無造作に晒し出す。
それは醜い光景であったが、私はゾクゾクするようなものを感じずにいられなかった。

男が私のことを見ている。
男が私の体に欲情している。
淫魔である私の鼻の中に、彼らの股間からいやらしい匂いがプンプン漂ってくる。
乱暴な躯体と合わせて、女性を愛護することも知らず凶悪そうなチンポ。
そのチンポがどんどん膨らんでいる空気を、なぜか肌で直感できる。
チンポの先端に汚らしい汁が溢れている匂いがする。
今の彼らの頭の中には、きっと私を犯したくたまらない感情が充満しているだろう。

恥ずかしい。
男にそんな目で見られることが、とても恥ずかしい。
しかしそれと同時に、私は今まで感じたこともない妖しい興奮を覚えた。
その感情を助長するように、ご主人様の声が心の中で響き続ける。
(あなたは淫魔。煽情な仕草で男どもを魅了し、狂わせるの。
 そして、彼らを色香で惑わすことが、あなたが最も幸せだと感じる瞬間なの。そうでしょ、フィオナ?)
(……はい、ご主人様……)

ぼんやりとした頭でそう念じると、私の中で何やら邪悪な考えが広がっていく。
男たちが私に誘惑された後の情け無い姿を想像すると、胸元がドキドキして熱くなる。
はぁ、きっと凄く楽しい光景だろう。

だがその一方で、一つの正義感に満ちる声が私を妨げる。
かつての私は人間の男だった。
ややずる賢い性格もしたけど、それでも世間から評価され、羨望の目線を集めた男である。
それが今、魔女のいいなりとなって、邪悪な欲望のためにほかの男を誘惑しようとしている。
はたして、そうなってしまうことを本当に許していいだろうか。
罪悪感が船の錨のように私の心を突き刺し、淫邪な感情に流されまいと引きとめる。

(フィオナ、なにを迷っているの?邪魔な記憶もプライドも、全部捨ててしまいなさい。
 あなたは私の命令に従うことさえすればいいって、分かっているでしょ?そうすることによって、
 あなたは幸せな気分に包まれるの。その魂に刻んであるご主人さまの名前、よーく思い出しなさい)
(うっ……ああぁぁ!)

心のずっと奥で、エレナさまに従いたいという願望が湧きあがって、私の迷う気持ちを強引に封印する。
淫欲が体に充満し、脳を無理やり屈服させる。
恥ずかしい気持ちは消えたわけではない。
今でも、私は顔を真っ赤に熱くさせて、男たちのいやらしい目線に体がぶるぶる震える。
しかし、私はついに口元を吊り上げて、邪悪な笑みを綻ばせた。

(さあ、フィオナ。もっと淫らになりなさい。
 あなたがエッチになればなるほど、男たちは欲情するようになるわ)
(はい、エレナさま)
今度の私は妖しい高揚感に包まれ、心からそう答えた。

魅惑的な笑みを浮かばせ、太ももを見せつける様に艶めかしく擦り合わせ、淫らな気持ちを頭の中に溢れさせる。
体中がもどかしそうに疼いて、熱く滾っていく。
露出した肌の上にうっすらと汗玉が現れ、周囲一帯に甘美な香りを放つ。
男たちは惚然と私の体を見て、ぽかんと空いた口から涎が垂れそうになる。
彼らの注目する表情を見ると、私は言いようのない羞恥感や快感に満たされた。


439:使い魔化 中篇(8/9)
08/10/08 02:38:52 7QR2cJPB
(うん、頭の中に淫らな感情をいっぱい集めたわね。
 じゃ、気持ちをそのままにして、彼らの瞳の深い部分まで覗き込むようにしてごらん)
エレナさまの言葉に従って、私は彼らの呆然となった目を見つめた。

彼らの空っぽのような目線に触れると、私の心に悪戯的な悪意が浮かんだ。
エレナさまがそれ以上教えなくても、ここで何をすべきか理解していた。
私は淫ら気持ちになりきって、魔力を瞳にかき集めた。
すると、彼らの目の光は完全に消え去り、私のことしか目に入らないといった表情になった。
これがサキュバスの得意技の一つ、「魅了の瞳」だということはすぐに分かった。
相手を自分の虜にして、意のままの操れる邪悪な術だ。
今まで厄介だと知っていた分だけ、今自分がこの術を使えることは頼もしいような、恥ずかしい気分だ。

(ふふふ……なかなかいいセンスだわ、フィオナ。後はあなたの好きのようにしなさい)
(……はい、エレナさま)
ご主人さまに褒められたことで、私の心はより一層淫らな方向へ傾いた。
はにかみながらも、私はどんな男の心にも絡みつくような甘い声を出した。

「ねぇ、あなた達、何ポカンとしているのかしら。私を抑えつけただけじゃ、何もできないでしょ」
口調が自然と挑発的なものとなる。
大胆に男を誘っている自分が、恥ずかしくてたまらなかった。

男たちは私の言葉でようやく気がついたか、私の体を立たせた。
私はミニスカートをチラチラさせて、しっとりとした目線を送る。
男たちの目は私のスカートの中に釘付けとなり、懸命に中の様子を見ようとする。
それがまるで焦らされたオス猿のようで、私はたまらず嬌笑をこぼした。

「ねぇ、あなた達。私の体がほしくて、たまらないでしょ?」
「「は、はい!」」
男たちはゼンマイ仕掛けの人形のように、頭を繰り返して頷く。
「あははは……あなた達は、もうすっかり私の虜になったのね。
 私や、私のご主人様に精気を提供する奴隷になるため、私のどんな願いも聞いてくれるでしょ?」
「「はい、そうです!」」
男たちは我先に答える。

ああ、なんて奇妙な気分かしら。
男どものプライドを踏みにじり、私の前にひざまずかせるのが、こんなにも気持ちいいことだったとは。
だが、そう思った直後、私の胸に小さな棘がささったような痛みを感じた。
それ以上我を失うな、自分が何者だったか思い出せ、そう訴えようとしている痛みであった。
(くっ……うるさい!)
私はその感情を無理やり追い払って、改めて心を淫らな色に染め上げた。

両目を細めながら、私はほっそりとした腕をスカートの中に伸ばした。
そして男たちの心をくすぐるように、滑るような手つきで下着を脱いだ。
黒い刺繍が入ったシルクのショーツは、
ガーターベルトの上から太もも、膝、足首と経て、ゆっくりと脱がされていく。

(ああ……私はなんで、こんないやらしいことをしているだろう。町の娼婦みたいに、淫乱な仕草で)
悔しい気持ちが胸に溢れながらも、私は動きの合間に、
手で太ももなどの柔肌を軽く撫で流し、見る者の情欲を煽りたてる。
男たちは私の動作を食い込むように見届け、その額に大量な汗が噴き出た。
欲望に満ちた表情は彼らが私の支配下に入ったことを物語る。


440:使い魔化 中篇(9/9)
08/10/08 02:39:24 7QR2cJPB
下着と指が肌とこすれる微音が、静かな森の中ではやけに響いて聞こえる。
私は片足を上げると、ついに下着を完全に体から取り除いた。
脱ぎたてのショーツを、わざとらしく男たちの前でゆらゆらしてみせる。
男たちは欲情しきった目つきでその布きれを見つめる。

これで、私の体の最もエッチなところを覆うものがなくなった。
スリットが入ったミニスカート一枚だけが、私の股間を他人の視界から遮る。
ああ、なんてエッチな事をしているだろう。
もし街で大勢の人の前でこんな恥ずかしい事をしたらと思うと、私の心は疼いて仕方なかった。

私は頬を赤く染めながら、人差し指可愛らしく舐めて、甘えるような声を出した。
「ねぇ、どうしたのよ。速くあなた達のくっさいチンポを出して。私をいっぱい犯したいでしょ?」
ドクン、と心が高鳴った。
頭に浮かんでくる猥雑な言葉を、そのまま口にした。
そして顔から火が噴くほど恥ずかしかった。
私の男だった気持ちが、今の行動を恥辱だと教える。
しかし、その昔の自分を裏切る行為自体、私は大きな快感を感じた。
(ああ、このもどかしい気持ち……私は、もともと男だったのに。
 魔物を狩る冒険者だったのに。それが今、他の人間を堕落させる悪魔になったなんて)
罪悪感にさいなまれる快感。
その刺激で、私の体からより多くの淫臭が漂った。
男たちはもう我慢できないといった表情でズボンを下ろし、そそくさに股間のたくましい一物を晒し出した。

「はぁ、なんておいしそうな……」
今の自分の瞳孔は、おそらく猫や狼とかのように細長く広がっているだろう。
だって、彼らの股間を見つめていると、自分がまるで獲物を待つ動物のような感じがするのだ。
もっと気持ち悪がるかと思っていたが、実物を見た後、私の疼きがますます増大した。
自分心が淫らになっていくことに、私は羞恥を感じると同時に楽しくなった。

大男は急いで私の腰を抱き、後ろから肉棒を突いてきた。
「ああぁん!」
私は男なら誰でも魂を揺さぶるような喘ぎ声をあげた。
至福の感触が、私の脳髄まで迫り上がる。
発情によってすでに濡れきった私のオマンコに、彼の一物がすんなりと入ってくる。
ぬるぬるした蜜壺が相手の性器を包み込んだと感じると、私はぎゅっと膣をすぼめた。

「うおおぉ!」
大男は大きなうめき声をあげ、魔にとりつかれたように腰を振り出した。
前から溢れ出ていた愛液が潤滑油となって、膣内の表面が彼のチンポを摩擦するのを手伝う。
そしてオマンコの中が満たされていく感触は、自分の淫らさを貶める声となって、私の口から漏れ出る。
「はあぁん、いいわ!もっと、もっと突いて!私のいやらしいオマンコの中で、あなたのチンポを一杯こすって!」
私は枷から解かれた後のように、表情を淫蕩なものに変えて男たちを誘った。

様子を見かねた太り男は、私の大きくあいた口に肉棒を入れる。
「はむぅん!」
生暖かい肉棒の味が、口の中で瞬時に広がっていく。
彼らの言動と同じく下品で淫猥で、とてもいやらしい味。
本来なら気持ち悪いとしか感じないはずの味だが、
淫靡に染まりきった私にとってそれ以上おいしいものはなかった。
自分が自分を汚す行為に、胸の中は屈辱と快感がせめぎ合って苦しかった。

私のプライドがズタズタ切り裂かれていくのが分かる。
かつて冒険者だった自分が倒すべく淫魔になってしまうことが、とてもくすぐったい。
自分にもあったはずの男の一物を咥え、犯される。
魔女の命令に従い、男たちが望むがままに体を差し出す。
涙が出るぐらい恥ずかしいことなのに、今の私は喜んでそれを実行している。
屈辱だと思えば思うほど、私はなぜか自分を虐げるような倒錯した快感を覚えた。


441:名無しさん@ピンキー
08/10/08 02:48:14 MbTSAoQM
GJ!!!

後編も早く早く!!

442:名無しさん@ピンキー
08/10/08 07:24:18 zuvwHjSw
>>440
GJです。
朝からいいもん見させてもらいました。

443:名無しさん@ピンキー
08/10/08 17:48:09 cUUWzuz5
>>440
前編と合わせて読みました
、の使い方と一部違和感があるところがありましたが
内容が良いのであまり気になりませんでした
GJ&乙でした

444:名無しさん@ピンキー
08/10/08 18:20:15 /R77xM6u
>>410
>>432
(・∀・)イイヨイイヨー

445:名無しさん@ピンキー
08/10/08 20:06:31 61xP7M8v

( ´ー`)y━・~~~

446:名無しさん@ピンキー
08/10/09 08:55:18 kQuOS+an
>>440
うはWやらしいWWW
乙でございました。

447:名無しさん@ピンキー
08/10/09 11:38:02 kfbIqGPX
GJ!

448:名無しさん@ピンキー
08/10/09 15:33:21 0Q0DAE+W
中編とかダラダラかいてんなよ。
ちゃんと書き終わってから落とせよノロマ

449:名無しさん@ピンキー
08/10/09 18:22:16 zX0OXOM9
後編は448には見えないフォントでおながいします

450:名無しさん@ピンキー
08/10/09 18:38:16 IMMEBJLY
全部一度に落とすと分けろとか言い出す
黒が褒められれば白くないと怒り
白が褒められれば黒くないと怒る手合い

451:名無しさん@ピンキー
08/10/09 19:03:41 DehLgjnW
>>448
(・∀・)ニヤニヤ
短気は損気ですぜ、旦那w

452:名無しさん@ピンキー
08/10/09 19:19:39 LVvJqdcN
他のスレでも同じ事やってる池沼はスルーで

453:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:05:42 GOo3eOEJ
587 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/10/09(木) 19:31:08 O
じゃあいまのままでいいんじゃね?
俺はグダグダユルユルの仲良しな雰囲気でいい作品が出て来るとは思えない。
気が抜けちゃうんだよな無意識でも。
今本スレに落ちてる作品面白いか?つまらないだろ?
厳しさがないと作者にも成長がなくて不幸だよ。

454:使い魔化 後篇(1/8)
08/10/09 20:16:54 cjeLooVQ
膣を貫く肉棒は、男の腰に合わせて激しく前後する。
亀頭が勢い良く子宮の入り口まで当たると、私は胸に大きな充実感を感じた。
それが膣内から引いていく、今度はどうしようもない喪失感に支配される。
二つの感触が交互に繰り返され、その間の落差が荒れ狂う津波のように左右から私を襲う。
ぐちゅ、ぐちゅという水音がリズミカルに響き、性器と性器が淫猥に交わることを表現する。

その一方で、口に含んだ肉棒の先っぽからも生ぬるい液体が溢れ出ていた。
私はうっとりとした表情で魔物特有の細長い舌を絡ませ、鈴口の割れ目をそっと撫でる。
「うがああ!そこは……」
太り男は情けない声で叫び、両足をおののかせた。
その惨めな姿態は、私の更なる淫欲をかきたてる。
私は唇をすぼめて、竿部の根元までくわえ込み、ねばっこい唾液をふんだんに塗りたくる。
そして彼の亀頭の裏筋を舌で弄びながら、頭を前後に動かした。
鉄棒のように滾った一物が、私の巧妙な舌使いに屈してドクンドクン跳ね続ける。
私は更に太り男の顔を下からわざとらしく見上げた。

「うわああぁ、お、俺はもう……」
「くっ……気持ち良すぎるぜ……!」
男たちはかすれた声をあげて、体をブルブル震わせた。
サキュバスとしての勘が、私に彼らがそろそろ果てることを教える。

ふふふ、それじゃあもう一息入れよう。
私は心の中で軽く呟いた後、膣の筋肉を動かして、大男の肉棒をきつく締めつけた。
サキュバスとなった今、オマンコは私の意のままに動くことができ、
無数のミミズが集まったように彼のチンポを何重も縛る。
それと同時に、私は細長い舌を長く伸ばし、目の前に立つ太り男の亀頭を巻きつける。
舌の表面には、子猫のそれのようにザラザラしているのだ。
大量の粘っこい唾液に含まれた中で、私の舌は頭の動きと同時に肉棒をこすっていく。
窄めた口の形は一物のカリにひっかかり、それから根元まで沈む。

二本の肉棒が、私の中でせわしく振動し始めているのが分かる。
私は心の中でにんまりと笑い、口と秘部の動きを更に激しくさせた。
ほどなくして、二人は男としての最も幸せな境地に辿り着いた。
「ぐっ、ぐがあああ!」
「はぁっ、こ、これは……」
熱く滾った粘液が激しい勢いで私の喉仏に直撃し、口の中に精液のいやらしい味が広がる。
それと前後して、オマンコの中にやけどしてしまいそうな液体が流れ込んで、
私の体の一番奥にある部分に降り注ぐ。

ついに、私が穢れた。
人間の男たちの精液によって、私の体は穢されてしまった。
背徳的な快感が甘美な味として、私を淫らに満たす。

これが、精液の味。
これが、オマンコの中に精液を出された感触。
ご主人さまに作り直して下さった魂の中に、また一つ邪悪な烙印が押された。
精液の味を知った瞬間から、私はある事を確信した。
ご主人さまが言った通り、私はこれから精液無しでは生きられなくなったでしょう。

「があ、があ……」
「はぁ、はぁ……」
男たちは地面に座り込み、大きく喘息していた。


455:使い魔化 後篇(2/8)
08/10/09 20:17:27 cjeLooVQ
私は口の中に出された精液を、ごくっと音を立てて飲み干した。
人間の劣情を凝縮した淫靡な味が、甘露のごとく私の腹や全身にいきわたる。
ミニスカートから伸び出る太ももに上に、白い濁液がつーっと流れ垂れる。
自分の穢された後の姿を、私は羞恥と満足の気持ちで見下ろした。
中出しされたばかりの秘所が外気に触れて、いやらしく蠢いているのを感じる。

「ふふふ……なんて素敵な味かしら」
私は唇を妖艶に舐めまわして、そこに残った精液をすくいとる。
男たちはまだ朦朧としたままうな垂れている。
それもそのはず。
淫魔と性交することは、それ相応の代償を払わなくてはならない。
おそらく彼らは、さっきの射精で生命力の一部を吸収された事に気付いていないでしょう。
まあ、たとえ分かったところで、今の彼らなら喜んで私とセックスし続けるに違いない。

私は両腕を頭の後ろで組み、すべらかな腋下と胸元を大きく露出させた。
その色っぽい光景に、彼らの目線が一斉に集まる。
自分の仕草が思い通りの反応を得たと感じると、私はたまらない高揚感を覚える。

誘惑のフェロモンは性交した事により、今までと比べ物にならないほど強い芳香となった。
「私、まだまだ足りないわ。ねぇ、あなた達の体にため込んだ精液、全部私の体の中に出して。
 その命が最後の一滴になるまで、私に捧げるのよ。うふふ、いいよね?」

邪悪な笑みを浮かぶ自分の様子を想像すると、私はゾクゾクした。
今ここにいるのは冒険者の男などではない。
人間をたぶらかし、その精液を絞り取る一匹の悪い魔物、フィオナである。

男たちは私のフェロモンを嗅ぐと、股間の一物はたちまち固さを取り戻した。
彼らはムラムラした様子で立ち上がり、私の体にとりついてくる
「さあ、来て……私の体を使って、すべての欲望を吐き出しなさい」
私は獲物を見つめるような目つきで、彼らが自ら私に挿入する行為を見届けた。


それから、どれくらい経ったんだろうか。
男たちは私の体の中で、何度も達した。
普通の人間なら、それだけ射精すれば精液の濃度が徐々に失っていくだろう。
しかし、淫魔である私と交わした彼らはその生命力を削るかわりに
、いつまでも粘っこい精液を出し続けられるのだ。
その命が尽きるまでに。
今でも、彼らは前後から私のオマンコやお尻の穴に肉棒をぶちこみ、
気持ち良さそうに腰を振り続けている。

「ああぁん、はぁん!……いい、いいわ!もっと突いて、私を気持ちよくさせて!」
私は片足を上げて、愉悦した表情で喘いだ。
汗ばんだうなじや太ももは光を照り返して、つややかな光沢を放つ。
初めて犯された屈辱や痛感などは、今ではすっかり快感の一部となって私を興奮させる。
「ねぇ、もっと……もっと精液を中に注いでよ」
私はねっとりとした口調で喘いだ。
頭の中は霧がかったように、ぼんやりとして何も考えられない。


456:使い魔化 後篇(3/8)
08/10/09 20:20:07 cjeLooVQ
その時、一人の黒衣の少女が忽然と私たちの近くに現れた。
「うふふ、すっかり淫魔に馴染んだようだね、フィオナ」
「エレナさま……!」
「これで分かったでしょ。あなたはもう、人間じゃない。性欲をむさぼる、淫乱な悪魔なの」
「はい、私は……っ!」
ふと、私は何か違和感を感じた。
エレナさまの言葉は、重いハンマーのように私の心を叩いた。

「ほら、良く見てごらん。あなたが今犯している二人は、もうすぐ命を落とすことだろう。
 でも、これであなたも一人前のサキュバスに成れるのよね」
「それは……」

このまま、ただ快感に身を委ねていいのだろうか?
体の奥底に沈みかかっていた意識から、問いかけられる。
何も迷うことはない。
ただご主人さまの言葉に従い、相手を犯し尽くせばいい。
その方が自分自身も気持ち良くなる。

しかし、理性を失いかけた私の目線は、男たちの顔に止まった。
彼らはすでに白眼を剥けて、口から白泡を吐いていた。
肌色も正常なものではなくなり、生きる光沢を失って干からび始めていた。
その悲哀な形相は、私の奥に眠っていた冒険者としての心を目覚めさせる。

「ああぁ……っ、私は、なんてことを……!」
「おや、何を動揺しているのかしら。フィオナ、あと一息よ。彼らの最後の精液を絞り出しなさい」
「そんな……そんな!」

私の心はシーソーに乗せられたように、不安定に傾いていた。
男たちの体が朽ち始めても、両穴を貫く肉棒だけはギンギンとみなぎっていた。
そこには、おそらく今の彼らの残りわずかな力が溜めこんでいるでしょう。
その力を絞り出すことは、私にとってもはや容易なことであった。
精液を絞り出すと同時に、甚だしい快感を得られることも知っている。
だけど、だけど……!
私は体中に溢れ返る欲望を必死にこらえて、二人の男を押し離した。
彼らはすでに意識を失ったらしく、痙攣したまま地面に倒れる。

「なに……?」
「私は……私は、人間なんか殺したくない!」
体の火照りを我慢しながら、私はきりっと言い放った。

エレナさまは眉間に愕然と怒りの感情をあらわにして、
「あなたの意志なんて、どうでもいいのよ。あなたは私の使い魔、私の命令に従いなさい!」
「いや、違う!私はあなたのものなんかじゃない!私は人間だ!」
「フィオナ、もう一度命令するわ。速くこの男たちから精気を吸い尽くしなさい」
「うぐっ……!」
エレナさまの言葉は、私の胸をギュッと詰まらせる。
彼女に恭順しようとする念頭がじんわりと体を支配する。
全身の汗が滝のように吹き出る。
魂の奥に刻まれた主の印が、私に強制力を働きかける。


457:使い魔化 後篇(4/8)
08/10/09 20:20:37 cjeLooVQ
私はドキドキする胸を抑えながら、堅実な目線をそそげた。
「だが……私は、負けない!たとえ私は昔の名前を忘れようと、
 自分が何者かを忘れようと、私は私の誇りを忘れない!」

「……驚いたわ。まさか、ここまで魂の烙印をはねのけるとはね。あなたの意志強さは、素直に褒めてあげよう。
 でも、もう無理することなんかないんじゃない?あなたは私の可愛いしもべ。あなた自身だって、
 私に反抗できると思ってなんかいない。ねぇ、もう一度よく思い出してごらん。
 私にすべてをささげると誓った時、どんなに幸せな気持ちだったかを」

「くっ……!」
だめだ。
彼女の言葉に耳を傾けていると、自分がいつ心変わりしてもおかしくない気がする。
でも、このまま誰かの奴隷になり続けることは、私にとって死ぬよりもつらいことだ。
こうなったら、自分の心をぐちゃぐちゃにしてまで、彼女を打ち破るのみだ。

「黙れ!エレナ、お前の望み通りになんかさせるものか!」
雄叫びを上げた。
魂に科せられた烙印を反発して、全身が激しく震える。
鋭い爪を伸ばし、翼を強く羽ばたき、体を引き上げて彼女のほうへ突進した。
「まさか……!主人である私に襲いかかろうというのか!」
エレナは今まで見せたこともないぐらいびっくりした表情で、こちらを見返す。
「ああ!たとえ力が及ばなくても、俺の心は絶対に挫けない!」
そう叫んだ後、今一瞬かつての冒険者としての心を取り戻した気がした。


それから十数分後。
私は鼻血を垂れ流しながら、地面に倒れ伏していた。
「うぅ……やっぱり勝てない……」
ボッコボコにされた私は、悔しがるセリフを残した。
「調子に乗るんじゃない。あなたが私に勝とうだなんて、三百年早いわ」
エレナさまは袖口を巻くと、地面に生えた無数の黒い腕が彼女の影の中へ溶け込んだ。

ほんの一瞬の事だが、私は自分のかつての名前を思い出したような気がする。
しかし、それがエレナさまに倒されてから、またぼんやりとかすんでしまった。
「まったく……手間のかかる使い魔だな。ご主人さまに攻撃しようとするなんて……まあいいわ。
 それでこそ、躾のし甲斐があるんだもの。速く立ちなさい。日が落ちる前に、この森から出るわよ」
「は、はい……」

私は足を引きずりながら、彼女のあとについた。
ふと、まだ地面に倒れている男たちを見つけて、私は不思議そうに尋ねてみた。
「あのー、この人たちはいかがいたしますか?精気を吸い取るんじゃ……」
「そんなの、もうほっときなさい。あなたがうるさいから、もうそんな気分じゃなくなったわ」
「ありがとうございます、エレナさま!私の願いを聞き入れてくれたのですね」
私は思わず歓喜の声をあげると、エレナさまは怒った表情になった。
「だから、勘違いしないでよ!使い魔の願いを聞くご主人さまは、どこにいるっていうのよ!」

ご主人さまはカンカンに怒っていたが、私はほっと胸を撫で下ろした
これで彼らは一命を取り留めたことでしょう。
まああの様子じゃ、回復するのにかなりの時間がかかるだろうが、それも自業自得ということだ。
エレナさまは一見恐ろしい魔女のようだが、それでも優しいところがあるかもしれない。


458:使い魔化 後篇(5/8)
08/10/09 20:21:48 cjeLooVQ
「ところで、これを」
エレナさまが一つのガラスの容器を投げつけると、私は慌ててそれを受け止めた。
「これは……?」
「フィオナ、それを地面に置きなさい」
「は、はい」
私は疑念を我慢して、彼女の言う通りに容器を置いた。

「その上を跨ぐようにしゃがんで」
「はい」
「右手の指を立てて」
「はい」
「指を膣に入れて、中身を掻き出しなさい」
「はい……えっ?」
私は固まった。

「どういう……ことでしょうか?」
「どうもこうも無いわ。言ったでしょ?あなたに精液を集めさせるのは、
 薬を作るからって。膣の中に溜まっている精液を、そこに全部出しなさい」

前言撤回。
こんな魔女のような魔女を、一瞬でも優しいと思った私が馬鹿だった。

「そ、そんなこと、できないよ!」
私は頬を染めて、声を荒げた。
エレナさまは首をかしげて、
「今さら何よ。あなたはついさっき、もっと激しいことをされたばかりじゃない」
「だから、そんなことはもう二度としたくないの!
 エレナさまがいくら私の魂を操作したって、私に冒険者の誇りがある限り、もう屈したりしませんわ!」
私は凛然とエレナさまを睨んだ。
そう、冒険者としての誇り、プライド。

確かに自分の名前が思い出せない。
しかし、今まで積み上げた私という人格は、決してそう簡単に書き換えられるものではない。
例えこの身が淫魔に変わろうと、口調が女言葉になろうと、私は私だ。

そんな意気込む私に対し、エレナさまはただ一笑して、猫を撫でるような声で言った。
「フィオナ、あなたさっき犯されていた時、どんな気分だった?」
「えっ?」
ドクン、と心が高鳴った。
「ねぇ、気持ち良かったでしょ?遠くから見ても分かったよ。
 あなたが絶頂を迎えた時の表情、すごくエッチだったよ」
ブルッ、と尻尾が震えた。
「……ほら、速くあなたのあそこに指を入れなさい。また、あのいやらしい気分が味わえるわよ」
ビクン、と指が動いた。

頭の中で意志を一つに集中するが、理性をギリギリに保つだけで精いっぱいだった。
隷属の快楽に取り込まれた体は、勝手に動き出した。
右手の指は膣の中へ侵入し、ぴちゃぴちゃと音を立てながら中の淫液をかき回す。
そして左手はおのずと乳房を揉み掴み、口から女性っぽい甘いうめきが漏れる。


459:使い魔化 後篇(6/8)
08/10/09 20:22:23 cjeLooVQ
「はううっ……か、体が……止まらない!」
「なかなかいい眺めね。快感を思い出しただけで、ところ構わずオナニーしちゃうとは。
 すっかり変態な淫魔になっちゃったね。うふふ……さあ、私がじっくり見ててあげるから、
 あなたは存分にオナニーしていいわよ」

エレナさまはくすくすと笑った。
その言葉は火に注ぐ油のように、私の全身の疼きを煽った。
変態呼ばわりされたのに、快感を求める欲望は冷える所かますます膨らんだ。
羞恥の気持ちが、全身を駆け巡っていく。
エレナさまの嘲笑を含んだ目線で見下ろされていると、私の呼吸がどんどん乱れた。

指で陰唇をぱっくり開くと、そこに溜まっていた残滓が溢れ出て、粘っこい糸を引きながら容器に垂れ滴る。
そのあまりにも恥ずかしい光景を想像していると、私は穴があったら入りたい気持ちになった。
「お、お願いです……こんなこと、やめさせてくださぃ……はぁん!」
指が膣の一番奥の部分を掻き出し始めた。
私は瞳を涙で潤わせ、哀願する表情になった。

「だったら、作業をもっと早く進ませたら?
 あそこに溜まった精液を全部出し終わったら、やめさせる命令を出してもいいわ」
「くっ……!」
この魔女め、と私は心の中で叫んだ。
彼女は明らかに私の様子を楽しんでいる。

しかし、このままいつまで続けさせるわけにもいかない。
延々とオナニーをさせられるより、彼女の言う通り一気に全部出したほうがいいかもしれない。
私は意を決して、指をより力強く動かせた。
「くっ……!」
指は膣の奥までえぐると、想像した以上の快感が私を襲う。
蜜壺が凹凸しているところが、すべて指を通して脳に伝わってくる。
顔が蒸発してしまいそうなくらいに熱くなり、体温が急速に上昇した。
悔しい。
こっちは止めたくても止められないというのに、体の方はまるで行為に喜んでいるみたいだ。
痺れるような疼きが太ももや胴に流れ込んで、しなやかな肉体は小刻みに震える。
それは羞恥からなのか、快楽からなのかは、もう区別ができなくなってしまった。
私は顔を上に仰ぎ、ひときわ大きい喘ぎ声をあげた。
「はぁ……あああぁん!」

他人が見ている前で、私は絶頂した。
しかも、自分をこんな姿に変えた者の前で、自分が望まぬオナニーによって。
魔女がにこにこして見つめる中、私のあそこから分泌された愛液に伴って、大量の粘液が溢れ出た。
その後、私は股間を晒し出したまま、息を切らしながら地面にひざまずいた。

「はぁ、はぁ……」
「ふふふ、驚いたわ。女の子のオナニーは初めてでしょ。なのに、もうそんなに激しくできるなんて」
「ううぅ……」
魔女の皮肉な言葉に、私は恥ずかしさを噛みしめるしかなかった。

「も、もういいでしょう?ほら、これで魔法薬でもなんでも作ってください」
私は呼吸を整えながら、無愛想な面構えで容器を彼女のところに持って行った。
彼女はそれを受取ってしばらく観察した後、顔をしかめた。


460:使い魔化 後篇(7/8)
08/10/09 20:22:56 cjeLooVQ
「だめ、こんなのいらない」
「えっ?なんでだよ」
「溶液の質が低すぎ。精液から俗物の匂いがプンプンするわ。
 あの男たちの魂は、せいぜい中途半端な小悪党ってレベルぐらいだね。
 私ぐらいの大魔女が、そんな低ランクの素材を使うはずないわ」
「ちょっと!じゃあ私の今までしてきたことは無駄だっていうのですか?」

「そうだね。まあ、気を落とさずに次も頑張ってちょうだい」
「次も頑張るって、そんなの二度とごめんだ!私はこんな気色悪いことなんか……」
「そうそう、フィオナは今回よく働いたから、ご褒美にこの精液を全部あげるわ」
「えっ?」
私はエレナさまから容器を手渡され、股間を晒し出したまま立ち尽くした。
白く濁った濃厚な液体。
これらが他の男の性器が出した物だと思い出すと、私は吐き気を覚えた。

「こんなのもらって、何が嬉しんだよ!」
「あら、知らないの?あなたはもうサキュバスになったんだから、
 これからの食事はこの精液になるんだよ?」
「こんな汚いもの、誰が……」
私が最後まで言い終わる事をしなかった。
なぜならば、私はこの時、男の精液と自分の愛液が混ざり合った芳しい匂いを嗅いでしまったのだ。

その瞬間、私の欲望に何か小さな火種が飛んだ気がした。
私はごくりと唾を飲み込んで、容器に盛られた液体をもう一度見直した。
「こ、こんな汚くて、気持ち悪いものを、だ、誰が……」
「ふーん、嫌いなの?でも、サキュバスのあなたなら、それがすごくうまそうに見えてるじゃないの?
 さっきも、おいしそうに男の性器を咥えていたしね」
「ああぁ、そんなこと言わないで……!」
エレナさまの一言で、淫らな記憶は電光石火のごとく脳中に再現された。
またたく間、私の思考は精液のとろとろした味や、喉にこびりつく感触でいっぱいになった。

気がついたら、私は細長い舌を伸ばして液体をなめすくっていた。
他人の精液を飲み込もうとするなど、以前の私なら絶対考えられないだろう。
しかし、一度快感を覚えた体は、私の見方を強引に変化させていく。
気色悪さ極まる行為を、私がいま実行しようとしている。
他人の精液だけでなく、そこに自分の愛液まで混ざっているものを、私は顔を沈めて大きく舐めた。
屈辱のはずなのに、惨めなはずなのに、私の体はそれが欲しくてたまらなかった。

「ううぅ……」
私は泣きそうな気持でいながらも、粘液を口に含む行為が止められなかった。
鼻を突くようないやらしい匂いが私の心を陶酔させ、淫欲を増大させる。

「ふふふ、口でいやだと言っても、やっぱり飲むんだ。一度自分の体から出された物なのにね。
 あなたのような変態さんには、やっぱり淫魔が一番似合うわ」
「……」
私はエレナさまの皮肉に何も反論できずに、結局精液を全部飲んでしまった。
口の中に残るねばねばをおいしく感じる自分が、悔しくて仕様がなかった。


461:使い魔化 後篇(8/8)
08/10/09 20:23:52 cjeLooVQ
だがその時、淫らな感情とは別に、
冒険者としての不屈な精神が私の血液とともに体内を循環する。

私は悔しい気持ちで、心の中である決心をした。
くっ……待ってろよ、魔女め。
このまま終わらすわけにはいかないんだから!
絶対自分の名前を取り戻し、そして人間に、男に戻るんだから!

体も精液の滋養を受けたのか、ほかほかした満足感があちこちから溢れ出た。
「ふふふ……さすがサキュバス、精液を魔力に変換する方法をもう分かっていたなんて。
 さあ、フィオナ。日が落ちないうちに、さっさとこの森から抜けるわよ」
「ううぅ、はい……あっ、置いていかないで下さい、エレナさま!」
私は急いで下着を履き、エレナさまの後を追った。
色香漂う肩や太ももを動かし、私はこの可愛らしい悪魔の姿で駆け出した。
必ず、元の体に戻す方法を見つけてやるんだから。


462:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:25:31 cjeLooVQ
以上です。
分割の仕方がすごく下手でした。申し訳ありません。
今後もまた謙虚な心を意識して、より高い水準を目指して頑張りたいところです。
では、またいつか。

463:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:33:26 tSHeuKtE
GJJJJ!

次回作も楽しみに待ってるよ!

464:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:36:33 g6lN6gDh
+   +
  ∧_∧  +
 ( ・∀・ ) 乙乙乙乙
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

465:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:43:41 oBO+P7M/
ちょーGJGJGJ

466:名無しさん@ピンキー
08/10/09 20:53:16 DehLgjnW
>>462
GJに次ぐGJですぜ旦那!

467:名無しさん@ピンキー
08/10/09 21:59:38 0/mVUxcN
>>462
簡潔はや!w
いやいや、こんなふんいき(←なぜかへ・・・ry)に投下お疲れ様。
そしてありがとう。今更だけどじっくり読ましてもらう。

なんせ今北産業なもんでw

あ、このスレには低脳なスレ保守担当がいますけど、まぁあまり気にしないで。
人工無能な割には変な勢いで変な文章書きますが、真に受けないでね。

468:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:07:53 0Q0DAE+W
>>462
わるいがつまらんわ。
ありきたりな設定となんの面白みのない台詞。
やっつけで書いたろこれ。
ひどいわ。分割厨はこんなもんだろうが。

469:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:15:35 1pczYW6Z
>>462
GJ!
予想外に早かったけど、いいもん見させてもらったよ
また機会があったら投下してもらえれば幸い

470:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:21:59 IMMEBJLY
>>462
GJでした!
次回作楽しみにしてます
男言葉のままなのも読みたいかも

>>468
わるいがつまらんわ。
ありきたりな言いがかりとなんの具体性もない中傷。
やっつけで書いたろこれ。
ひどいわ。リア厨はこんなもんだろうが。

471:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:24:52 0Q0DAE+W
>>470
おーいおい素直な感想いっちゃだめなの?
本音もいわせてくれないスレなのかよここは。

472:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:33:54 IMMEBJLY
>>470
おーいおい素直な指摘しちゃだめなの?
荒らしはいなくなっていいスレなんだよここは。

473:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:35:38 IMMEBJLY
うわ安価ミスったwwwしまらねwwwww

474:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:38:39 DehLgjnW
>>473
ここはスルーですぜ旦那

475:名無しさん@ピンキー
08/10/09 22:49:34 0/mVUxcN
>>471
ネガティブな意見は言わずにスルーするのが大人の嗜み。
どうしても言いたければ愚痴スレか誤爆スレに行け。
お前さんには詰まらない話でも、どこかに誰かにはドつぼストライクかもしれない。

他人の為に気を使えない小僧は回線切って糞して寝ろ。
そして2度とくるな。

476:名無しさん@ピンキー
08/10/09 23:54:54 kfbIqGPX
GJGJ

477:名無しさん@ピンキー
08/10/10 10:24:33 MchCZdw2
>>462
完結お疲れさまです。
最後まで、大変面白く読ませていただきました。


いい作品の投下に、心から感謝します。

478:名無しさん@ピンキー
08/10/10 16:14:05 uJB0lbk7
>>462
そして助けてくれた冒険者(♂)の前で元に戻って
BL系に移行するわけですね、わかります…

ん?なんだ…?下半身に違和感が…?

479:名無しさん@ピンキー
08/10/10 17:53:12 y7dRp3OG
ここの保管庫2つに分かれてる上に
更新がどっちも止まってるっぽいんだけど
1つにまとめあげようという意見は出ないの?

480:名無しさん@ピンキー
08/10/10 18:14:03 RmfjPjbc
今度出るライドウ対アバドン王っていうゲームで
仲間の悪魔の能力で他人に化けさせる能力があるやつがいるんだが
女にも化けれるみたい

481:名無しさん@ピンキー
08/10/10 19:26:49 W0XcACaG
>>479
まとめ上げようにも、昔の保管庫の管理者と連絡が付かないっぽいからなぁ。


ちなみに。
一番新しい保管庫の更新スパンは、基本的にスレが変わるごとだったりする。
今のスレの進行速度だと、当面は更新はないと考えていいかも。

482:名無しさん@ピンキー
08/10/11 04:17:50 9BsmZ86t
(゚A゚)

483:名無しさん@ピンキー
08/10/11 14:20:51 wM4yvux3
個人的には、保管庫よりも支援所のほうが心配。

484:名無しさん@ピンキー
08/10/11 18:31:30 8O2K1I0C
支援所は岐路に立っているな。
犬が以前、CGの取り扱いについてなにやら考えているような事を言っていたし、
そのまま復旧させずに新しい方向に持っていこうとしているのかもしれない。

485:名無しさん@ピンキー
08/10/11 18:55:18 X0j93Kie
まぁ時間経てばログ流れてしまう画像掲示板でも
メーカーによっては(゚Д゚)ゴルァされる事ある支那
ましてやSSの挿絵として元のゲームとは
全く関係ない設定で保管とかしてるとなると…

486:名無しさん@ピンキー
08/10/11 19:47:26 YDO4iQAY
謀殺じゃね?

487:昔の保管庫の”管理”者
08/10/11 23:38:04 /8OAjKLr
>>481
居るよー
数年前にHDDが逝ってしまってFTP情報とかパスとか丸ごと分からなくなって、
その後新しい保管庫とか出来たから、まあいいやと放置してるだけ。
一つにまとめたいというなら好きに移行しちゃってかまいません。

ていうか、それって私の許可より作者の許可が必要なことだし、
スレに載せた時点でまとめサイトに載ることは承知の上だと思うんで、
勝手にまとめてしまって構わないかと。

488:名無しさん@ピンキー
08/10/12 00:33:56 m3B8MNbp
これ見つけたんだが、ここのスレ関係?
URLリンク(yellow.ribbon.to)

489: ◆vJEPoEPHsA
08/10/12 05:27:27 UzaExqy1
私も常駐しています。
新しい方の保管庫っていうか、確かこんな風に検索できるといいなって見本のような流れだったかと記憶しています。

>更新スパン
数か月置きに2時間くらいの作業なら許容範囲かなぁと思ったり思わなかったり
>許可など
同じく勝手にまとめていますが、掲載不可とされたものや連絡のあったものは掲載しないようにしています。
あと見逃してしまったのとか。

>479
一応Part1から今まで一通りやっています。
>488
ここから派生した関連スレの昔の保管庫跡地かな?

490:名無しさん@ピンキー
08/10/12 05:27:47 0ELoi8W1
( ゚д゚ )

491:380 ◆PKEHY060jY
08/10/12 09:02:40 oG7wN2hn
>>489
ごくろうさまです

Part11 お姉ちゃん
Part18 854の続き

この二つも保管庫に入れちゃってかまわないです
Part18のこれも、続きを放りっぱなしですね。なんとかしたいんですけど……
前回が二年前ですか。とほー

ということで、書きかけの文書を探していたら、UPしていなさそうなのを見つけたので、
つなぎ(にもなりませんけど)に、落としていきます

492:380 ◆PKEHY060jY
08/10/12 09:03:56 oG7wN2hn
※注意
 この話は、続く保証はありません。というか、恐らく書かないとおもうので、
そこの所よろしく。このネタで続きを書いたり別の話として書くのは、当然自由
です。むしろ推奨します。

「TS新聞」

 カタン、と玄関の方で音がした。なんだろうと思って龍太が行ってみると、何
か新聞らしき物がアパートの玄関のつっかけの上に落ちていた。
「こんな朝早くに、なんだよ……」
 と考えて、龍太の足が止まった。
 ここの新聞入れは、あまりにもアダルトビデオや街金、宅配ピザなどの広告が
ポスティングされられるので、内と外の両方から目張りをして何も入れられない
ようにしてあったはずだ。目を鍵に向けて見ると、ちゃんと鍵も閉まっている。
 龍太は床に落ちている物を手に取った。コミュニティー紙のような、新聞を半
分にしたくらいの大きさだった。それが二つ折になっている。開いてみると、奇
妙なタイトルが目に止まった。

 TS新聞―と。

「なんだこりゃ」
 言いかけて、龍太はどきりとなった。
 一面の大見出しに、こう書いてあったのだ。
「杉村龍太君のTS化始まる!」
 と。
 TS? と首を傾げながらも、眼は吸い込まれるように新聞の記事を追ってゆ
く。

493:380 ◆PKEHY060jY
08/10/12 09:05:30 oG7wN2hn
 そこには自分の名前と略歴、そして……。
「まず胸が膨らみ、学校で冷やかされて上半身丸出しにされる、だって?」
 そこまで読んだ龍太は、胸のあたりが腹下しをしたような変な感覚を感じて、
目を下に向けた。
 Tシャツの前が大きく膨らんでいた。
「うわっ! なんだこりゃ」
 新聞を取り落とし、おそるおそる胸を触って見る。
 柔らかいが指を弾きかえす弾力性もある。極端に肥満した人の脂肪ではない、
明らかに女性の乳房の手応えだ。残念ながら龍太はまだ誰の胸も触ってはいない
のだが、単なる脂肪と乳房の違いくらいはわかるつもりだ。
 なにしろ、この形と揉み心地の良さは、だらしない肥満細胞であるはずがない
ことを雄弁に物語っている。
「ちょっと待て。これは一体どういうことだ」
 取り落とした新聞を拾おうとして、胸がゆさりと揺れた……。

 ***

 TS新聞―それは、強制的に届られた人の体を女性化させてしまうという、
悪魔の新聞である。届けられるたびに、体が少しずつ女性化してゆくという。そ
して、そこに書かれてあったことは必ず実現するのである。
 杉村龍太、十九歳。童貞。
 体が完全に女性化するまで、あとどのくらいの時間があるのか、彼が知ること
などできるはずもなかった。

494:名無しさん@ピンキー
08/10/12 10:39:06 cCXarM7U
肥満細胞≠脂肪細胞

495: ◆vJEPoEPHsA
08/10/12 15:21:29 UzaExqy1
>491
多分作業完了
予めテキストで抽出しておいたものを変換しただけなので繋がりが変になっているかも知れません。
時間を見て少しずつ確認します。

496:名無しさん@ピンキー
08/10/12 22:05:36 wZexlv2Z
ロリ淫魔っていないのかなーと思う昨今。少女じゃなくて幼女ね♪

497:名無しさん@ピンキー
08/10/12 22:36:19 oG7wN2hn
>>496
12月まで待ってね

498:名無しさん@ピンキー
08/10/13 00:03:58 6gnNX4mf
380氏乙です。
久しぶりにお見かけしました。
12月まで待て、ということは12月に何らかの続編なり新作なりがでるのですな。
期待して待っております。

499:名無しさん@ピンキー
08/10/13 01:18:35 smYkheHd
(゚w゚)

500:名無しさん@ピンキー
08/10/13 08:00:43 EQcFs2pO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

501:名無しさん@ピンキー
08/10/13 09:41:06 +scoHEfY
coming son

502:名無しさん@ピンキー
08/10/13 10:55:12 xOWhomWl
息子が来る

503:名無しさん@ピンキー
08/10/13 11:41:58 gqHg3SUI
( ・ω・) …
/(ヘ っ )ヘ

504:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:37:03 ATqCyWps
 こんにちは。
 書いては消して、また書いて、といった感じです。
 そろそろ出せる文章が溜まってきたので、ぼちぼちと。

 まだ、胃が痛くなるような性的虐待が続きます。
 自分の中では意味のある事なので、お付き合い下されば幸いです。
 どうしても我慢出来ない方は、NGワードであぽ~ん推奨です。
 NGワードは【僕オマエ】でお願いします。


【強制女性化】【集団調教】【童顔爆乳】

■■「僕はオマエを許さない」~不本意な戸惑いと哀しみに~■■

■あらすじ■(前回までを忘れた方のために)
 少しだけ未来の話。
 人類は、知的異星生命体「フィルコス」の来訪により、様々な医療技術の革新的
進歩を迎えていた。
 そんな時、少年「香坂薫」は、『再生計画(リヴァース・プロジェクト)』の第
一期計画被験者となる。それは、重病患者の、病巣に犯されていない健康な脳髄を
取り出し、健康な部位から取った遺伝情報を元に肉体を再構成(クローンニング)
して再び頭部へと移植するというものであった。
 そして実験には、『男性(女性)体から取り出された脳を、「転体」(女性また
は男性に遺伝的転位)した肉体に移植するとどうなるのか』という、医療的性転位
実験も含まれていたのだ。
 『手術により外見のみを整形する』従来の外科手術と違い、完全に性の異なる肉
体へと変化する。
 そうして薫は、16歳の9月に「オンナ」になったのである。

 その後『彼女』は、父の生家がある地方の片田舎で「女の子」として高校に通い
始め、新たな性としての初めての『恋』と『官能』に、心と体を揺れ動かせてゆく。
 そこで待っていたのは、旧友との再会と、不意に訪れた『女としての目覚め』…
…そして、悪友3人による卑劣なレイプ未遂事件。

 男として生まれ、女として生まれ変わり、そして男達に女として求められる。
 薫は、心は男のまま、女の体を求められ、そして薫は悪友達によって更なる「女
の性」を、その肉体に徐々に刻み込まれてゆくのだった。

 日々繰り返される男達の「調教」に、薫の肉体は瞬く間にオンナとして熟してゆ
く。変えられてゆく自分の肉体と官能に、薫は涙し、戸惑い、そして喘ぐ。
 明けない夜と、終わらない絶望。

 それは『彼女』に、一体何をもたらすのか……。

 詳しくは過去ログ参照にて。

505:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:38:29 ATqCyWps
         §         §         §

 登校してすぐに谷崎達にトイレへと連れ込まれ、散々嬲られ、尻に射精までされ
て、薫は泣きながらトイレットペーパーで精液を拭ってトイレから出た。
 だが「あっ」と思った次の瞬間、再びトイレの中へと引き摺り込まれて山口にブ
ラを強引に「没収」された薫は、それから一時間目の授業を、ずっとノーブラで受
けた。
 セーラー服の裏地に擦れる乳首が、痛くて、でも甘痒くて、なるべく擦れないよ
うにするのに苦労した。

 学校でノーブラでいると、薫は先月の18日のことを、どうしても思い出してし
まう。

 体育の後、面倒臭がってノーブラでいたために、直人以外の教室中の男子の視線
を集め、直人にノーブラをからかわれて、その声と体臭にどうしようもないほどの
昂ぶりを覚えた。
 そしてその昂ぶりが頂点に達した途端、腰が抜け、直人に“お姫さまだっこ”さ
れて保健室に運ばれた。
 それまで感じたことも無いような激しい鼓動と陶然とした感覚に、戸惑いと陶酔
を感じたものだ。
 その後、保健室で自分のおっぱいを口に含み、今までに無いくらいの激しい快美
感の中で自慰をしてしまい、そして坂東達に襲われて、レイプされかけたのだ。

 ―思えば、あれが全ての始まりではなかったか。

 あの日、面倒臭がってノーブラにさえならなければ、今頃、こんな目に会ったり
していなかったかもしれない。
 そう思いながら薫は、あの日はハッキリと感じなかった男子達の、どろどろと欲
望にまみれた視線を授業中ずっと受け続けた。

 ホームルーム直前に薫が教室へと入って自分の席に向かい、イスを引いて腰を下
ろしただけで、白いセーラー服の窮屈そうな胸元に押し込められた特大の双球が、
パッツンパッツンに張りつめた布地の上からでもやわらかく形を変え、“たゆんっ”
“ゆさっっ”と揺れる。
 夏服のセーラー服は、男子のシャツよりは若干厚みがあるとはいっても、やはり
ニットなどに比べると色も白くて薄い。
 ノーブラで着用すれば、紅い乳首や乳輪がいとも簡単にうっすらと透けて見えて
しまう。
 そして、前方に対して重力にも負けず張り出した乳肉のために、丈の短いセーラ
ー服が持ち上がって白くて滑らかな腹と可愛らしい臍さえも見えてしまうのだ。
 腕を上げれば、裾から丸くて白くて柔らかそうな半球―薫のちょっとした動作
にも“ふるっ”と揺れる下乳が、扇情的にちらっと覗く。
 授業中、薫にはそこここで、「ごくっ」と喉を鳴らし唾を飲み込む音が聞こえた
ような気がしていた。

 クラスメイトの男子達は、誰から送られてきたかもわからない「例の写真」が、
他でもない薫なのだと、薄々気付き始めている。
 写真に写るのは、見事に実って熟した、白くて大きくてやわらかそうで綺麗なカ
タチの豊満乳房。
 時に男の手で歪みながら、キスマークがいくつも散りばめられ、唾液で濡れ光り、
そして時には痛々しい歯型がクッキリと点在する事すらある。
 それは坂東達によって、触られ、揉まれ、舐めたくられ、白い肌へと残酷なまで
に紅い歯形を刻まれて、キスマークをいくつも散らされ、完全に“彼等のモノ”に
されてしまった『完熟おっぱい』であり、毎日のように両手でむちゃくちゃに揉み
立てられ、真っ赤に充血した乳首を舌で捏ね回して唾液でべとべとにされている
『陵辱おっぱい』であった。
 薫には知る由もなかったが、その『完熟陵辱おっぱい』の様々な写真は、男子の
間で、まるで一昔前に流行ったトレイディング・カードのように取り引きされ、ほ
とんど余す事無く収集され続けていた。

506:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:40:34 ATqCyWps
 今のところ知られているのは63枚で、誰もが、送信元の人間達は、それよりは
るかにたくさんの画像を持っているのだろうと思っている。
 そしてその送信元は、他ならぬ、薫をレイプしようとして停学を食らった坂東達
だということにも、気付いていたのだった。
 だが、誰もが彼等を恐れて、それを問い質し、要求しようとはしなかった。
 彼等が恐ろしかったこともある。
 だが彼等がもっとも恐れたのは、そうする事で、写真の送信を止めてしまうかも
しれないことだった。

 写真は、ほとんどが白くてやわらかそうで重たげな豊満な乳房のアップであり、
“それ”を“いぢめて”いる最中のものが大半であった。
 内容はどれも偏執的とも言えるもので、その目的はただ一点のみ。

【如何に乳房を陵辱するか】

 それだけに特化しているようであった。
 その“いぢめかた”は実にヴァリエーションに富み、乳首一つとっても、驚くほ
ど様々だった。

 吸っているもの。

 舐めているもの。

 噛んでいるもの。

 摘んでいるもの。

 捻っているもの。

 押し潰しているもの。

 指で弾いているもの。

 どこまで伸びるか確かめるかのように引っ張っているもの。

 それら一つ一つが、複数の男の手で何度も繰り返されていた。

 乳輪ごと人指し指と親指で捻り潰し、赤いグミの実のように血の色でパンパンに
張った乳首を力任せに引っ張っている写真などは、その痛さが伝わってくるようだっ
た。抵抗しようとしながらもそれが叶わないのか、男の手を申し訳程度に掴んで押
さえている女自身の手が、悲壮感を一層増しているのも興奮を誘った。
 吸い方ひとつにしても、赤ん坊のように乳首だけ吸っているものから、乳輪まで
すっぽりと口内に吸い上げているものまで。
 舐め方も、優しく乳首を転がしているものから、唾液を滴らせながら犬のように
野卑にベロベロと舐めたくっているものまで多種多様だった。
 今まさに歯形を刻んでいる最中の写真には、噛み千切らんばかりに歯に挟まれた
柔肉が痛々しく変形していたし、捻り方も容赦の無いものは乳首の血の色が薄れて、
千切れそうなほどなものがあった。
 両手でおっぱいを鷲掴みにした写真では、男のゴツゴツした手の指がめり込み、
可哀想なくらい歪んで変形し、その痛みが写真から滲み出るようですらあった。
 最低3人に、同時にもみくちゃにされているおっぱいの写真もあった。
 前傾させられ、重たげに垂れ下がったところを乳首を引っ張ってほとんど三角形
に見えるほど変形したおっぱいの写真もあった。
 乳房のアップの中には、「そうする事そのもの」が目的のように、「子供がケー
キをいろんなところからかじり取るのを楽しむ」ように、たくさんの歯形で白い肌
に奇妙な模様が刻まれた写真があった。
 揉まれ、掴まれ、その上で引っ叩かれでもしたのだろうか。元は白かった肌が、
手や指の跡で蚯蚓腫れのように赤く腫れているものもあった。
 首元まで女自身の手で捲り上げられたセーラー服の下から、唾液か何かでべとべ
とに濡れた乳房が揺れ光っているものもあった。

507:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:43:39 ATqCyWps
 乳首から滴り落ち、豊満な乳房の下から糸を引いている、白濁した液体が写って
いるものもあった。誰が見てもそれは精液そのものであり、それは容易にセックス
そのものを想像させた。
 いったい、何日、何週間男達を相手に乳房を与え続ければ、ここまでマニアック
な写真の数々が溜まるのか。
 それを想像するだけで、男子達は股間の昂ぶりを抑えられなかった。

 どれもこれも、男子達のケータイのメモリーにコレクションとしてたっぷりと溜
められていた。
 薫がノーブラだと気付いた男子は、机の下でケータイを開きながらその写真と彼
女の制服を大きく盛り上げるおっぱいを見比べ、股間を熱くし、そんな風に一時間
目はずっと、クラスメイトの男子達から熱く激しい欲望にまみれた視線が、いくつ
も薫の胸元に注がれた。
 その大半は「奴等にさせているのなら、俺も」とか「奴等だけに独占させておく
のはズルイ」とか、そんな自分勝手なものばかりだったが。

 そうして薫は一時間目の間中、幾人もの男子生徒の頭の中で、何十通りもの方法
で、100回は犯され続けていた。

         §         §         §

 二時間目と三時間目の間の休み時間に、薫は坂東に呼び出されて屋上に上る薄暗
い階段の踊り場で、待ち受けていたもう一人と共に二人がかりで乳を揉まれた。
 彼女は山口に「没収」されたブラの代わりに、用心にと常備するようになってい
た厚手のタンクトップを一時間目の後に着込んでいたが、階段の踊り場に着いてす
ぐ、それをセーラー服ごとぺろんと捲り上げられ“ぶるん”と勢い良く乳房を放り
出されてしまえば、あとはもう、どうでもよくなった。
 薫の中に、学校で何をしているのだろう?という思いはもちろんある。
 だが抵抗しても良いことなんか何も無いのだ。
 両脇の下から両手を差し入れ、ぴったりと乳肌に掌を張り付かせたまま、坂東は
ほんのりとピンクに染まった薫の首筋をぺろぺろと嘗めながら、時間いっぱいまで
ゆっくりとおっぱいの中の乳腺を揉みほぐすかのように揉み立てた。
 もう一人は、剥き出しの腹や太腿を撫でながら、カチャカシャと写真を撮り続け
た。
 坂東に揉まれているおっぱいだけでなく、だらしなく呆けたような顔まで撮られ
ていることに薫は気付いたが、その頃にはもう、止めようとさえ思わなかった。
 それを咎めたとしても、今更といった感が強かったからだ。
 それに、呼び出された時、既に、薫のあそこは洪水になっていたのだ。
 たっぷりととろとろに濡れ、ナプキンはお漏らしでもしたかのように水分を吸っ
てずしりと重くなっていた。
 最近はケータイのマナーモードのバイブ着信を感じるだけで、背筋がゾクゾクし、
頭がチカチカして乳首が“きゅうん”と尖り、お腹の中で女の子の臓器がぬるりと
動くようになっていた。
 ケータイのメールで呼び出され、オモチャにされる毎日が、薫の体を変えてしまっ
たのだ。

 それは、完全な「条件反射」だった。

 そのため、生理が終わってもナプキンは手放せなかった。
 女子の間では、パンツにナプキンが貼り付けてあることは、意外にもあっさりと
露呈してしまうものだ。
 貞華(ていか)達が何か言いたげにこちらを見る事もあったが、もちろん、理由
を話す事など出来なかった。
 もう、時間や場所など関係なかった。
 いつからか、登校中でも授業中でも食事中でもテストの最中でも、ケータイのバ
イブ着信を感じると、それだけで濡れた。
 体が痺れたようになり、腰から甘い震えがぞわぞわと這い上がってくる。
 全身が汗ばみ、動悸が激しくなって、頬が、首筋が熱くなった。
 鼻腔が空気を求めて広がり、喉が渇いて何度も唾を飲み込んだ。

508:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:46:06 ATqCyWps
 その姿はまるで、ケータイの着信だけで発情する、条件反射のメス犬のような、
立派な「変態」だった。

         §         §         §

 何か空気が違う。
 薫がそう思ったのは、三時間目も中頃を過ぎた頃だろうか。
 一列挟んだ右の席で、後の女子が前の女子に、手紙を渡していた。
 その光景自体は、何も珍しい事では無い。
 確かに、現在ではそれぞれの机にLAN[Local Area Network]で繋がった一体型
コンソールと超軽量薄型モニターが完備されており、教師と生徒の間、または学校
のメインシステムとの通信にはモニターから直にメッセージのやり取りが出来るよ
うには、なっている。
 だが、他の人間に知られたくない秘密の通信には、昔ながらのこうした紙媒体で
の手紙のやり取りが一般的となっていた。
 気になったのは、手紙を渡していた女子が、一瞬、薫の方を見た事だった。
 そしてすぐに目を反らし、前を向く。
 その口元が薫には、わずかに笑みで歪んでいたように、見えた。


 三時間目と四時間目の間の休み時間は、神原に呼び出された。
 前の休み時間に坂東達によって散々おっぱいを“可愛がられ”て、まだその昂ぶ
りが腰にわだかまっているうちに、メールのバイブ着信が来た。
 あっという間にあそこが“じゅくじゅく”と蜜で濡れ、乳首が硬く勃起して視界
が“くらっ”と揺れる……。薫はそんな、スイッチ一つで発情する変態マシーンに
なった気分に、視界がじわっと滲むのを感じた。
 四時間目は体育で、この日は水泳だった。
 薫は三時間目の終礼後、プールに向かう途中で神原にトイレへと引き込まれ、す
ぐさま乳首を“ちゅばちゅば”と好き勝手に吸われ、尻を揉まれながら乳房に慣れ
てしまった痛みと共に、汚らしい歯形をいくつも刻み付けられた。
 その痛みに声を上げれば、尻の間からパンツ越しに肛門へと指を埋め込まれる。
 それが恐ろしくて、必死に声を潜めた。
 尻の穴に布地ごと指が侵入するのが、痛いわけではない。
 では、何が“恐ろしい”のか。

 ―「痛くない」のが、恐ろしいのだ。

 怖いのだ。
 肛門を中指の腹で“くにくに”と揉みほぐされると、それだけで“ぞくぞく”と
頭がとろけそうになるから。
 腰がくだけ、相手にすがり付いてしまいそうになるから。
 それだけは嫌だった。
 そんなところに快楽を覚えてしまえば、もう取り返しのつかない、引き返せない
ところまで連れて行かれる気がするのだ。
 だから、怖い。
 恐ろしい。
 薫はだからこそ声を潜め、乳房を何度も何度も噛まれ、歯形を刻まれながら、ひっ
そりと涙した。
 涙は、堪えようとしても堪えられない。
 涙腺が日々どんどんゆるくなっているのを自覚する。
 心が磨耗し、状況に慣れてしまえば、涙なんかもう流れないと薫は思っていた。
 でも違った。
 今では坂東達に何かをされるだけで、勝手に瞳が潤み、涙がこぼれた。
 悲しいのか。
 苦しいのか。
 それとも怒りからか。
 望まぬ快楽に対してか。
 それすらも、もうわからなかった。
 だから薫は、泣きながら乳を揺らし、尻を振りながら涙をこぼした。

509:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:47:33 ATqCyWps
 泣けば坂東達が喜ぶとわかっていて、どうしても涙を止められなかった。

 神原に散々遊ばれ、おっぱいにいくつもキスマークや歯形を新たに刻み込まれた
薫は、ふらふらになりながら水泳の授業が行われる屋内プールへと向かった。
 遅刻し、顔を赤く火照らせ、うっすらと汗をかいた薫の様子に、体育教師はさし
たる疑問も持たずに見学の申し入れを受け入れ、そのままプールサイドの見学者席
を指差す。
 そこには他に、3人の見学者が座っていた。
 薫は水泳の授業を、もう随分とこうして「体調が悪い」ことを理由に欠席を繰り
返している。キスマークや歯型などでたっぷりと坂東達の所有物だという印を刻ま
れた『完熟陵辱おっぱい』を、着替えの時に間違ってもクラスメイトに見われるわ
けにはいかないからだ。
 よしんば、更衣室で見られなかったとしても、危険はそれだけではないのだ。
 セパレートのスクール水着であったら、まだ隠しようもあったかもしれない。だ
が薫は規格外の乳房のために、学校指定のスクール水着が着られず、一人だけ地味
目のタンキニだった。そのため、胸元や脇にまで散ったキスマークが見られてしま
う恐れがあるのだ。
 だから薫は、プールサイドで見学している「生理休暇組」から少し離れて、初夏
だというのにもうすっかり夏じみた気温の中、クラスメイトが気持ち良さそうに泳
ぐ姿を、一人ポツンと見ているしか無かったのである。
「……?……」
 そんな薫に、いつしかあちらこちらから、チラチラと視線が投げ掛けられていた。
 男子はこの時間、グラウンドでサッカーの筈だ。だから、視線の主はクラスメイ
トの女子以外に考えられない。
 だが、薫が視線を向けると、彼女を見ていた女子達は“ついっ”と視線を目を逸
らすのだ。
 そして、何がおかしいのか、くすくすと笑う。
 自分が笑われているという自覚は無かった。
 なぜなら、今まで彼女達とは、“うまく”やってきたからだ。
 特に喧嘩などしなかったし、むしろ奇妙な人気さえあったのだ。
 確かに最近は、貞華(ていか)や志宇(しう)、友香(ともか)とも、一緒に過
ごす事がめっきり減ってしまっている。
 そのため、女子の間で何がどんな風に話題となっているか、薫にはまったくわかっ
ていなかった。
 自分の知らない所で、何かが起こっている。
 だから、薫はただ、そう思うしか無かった。

 ―そして、三時間目に感じた違和感が、その姿を現した。

■■【32】■■

 体育の授業が終わり、教室に戻る途中でケータイにメールの着信があった。その
バイブの振動だけで腰が震え、重たくなり、力が抜けて廊下の床に手を着いた。
 体がたちまち熱くなって腰から“じんわり”と熱が広がってくる。
 無様だった。
 無様過ぎて、涙が出た。
 とろとろに濡れ、くちゅくちゅといやらしい音がするあそこが、ひどく汚らしく
感じた。
 体が“悦んでいる”のだ。
 男達に呼び出され、嬲られ、弄ばれる事を期待しているのだ。
 なんて浅ましい体だろうか。
 涙を堪えながらケータイを開き、着信を見ると、竹山からだった。

 ―昼・体裏・トイレ

 昼休みに、体育館裏のトイレに来い。
 そういう意味だ。
 薫はケータイの画面をじっと見つめると、じわっ……と滲んだ目元を拭った。
 教室に戻る暇も無い。
 こんな事が、いったいいつまで続くのか。

510:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:48:52 ATqCyWps
 彼等の目的は、きっと自分を抱く事だろう。
 今まで一度も許していない性交を果たし、身も心も自分達の“モノ”にする事な
のだろう。
 死ぬしか無いのだろうか?
 この地獄の連鎖から逃れるには、もう死ぬしか無いのだろうか?

『言っとくけど……僕は……お前達みたいなクズに汚されてまで、生きているつも
りはない』

 あの日あの時、あの公衆トイレで口にした言葉が、勇ましく挑戦的に口にした言
葉が、いまではもう遥か昔の知らない誰かの言葉に思えていた。
 自分を犯せば自殺する。
 『リヴァース・プロジェクト』被験者の自分が自殺すれば、坂東達は日本政府と
日本と国交の有る世界中の国々からマークされる。
 国際犯罪者よりタチが悪い「国際計画妨害者(テロリスト)」として扱われ、事
は坂東達だけの問題ではなくなり、彼等の親、兄弟、親類や、交際している人間、
全てが今後数十年、もしくは死ぬまで国家公安委員会の監視・管理下に置かれる。
 つまり、坂東達に未来は無くなる。高校を退学させられるとか、そんな生易しい
問題どころではなく、坂東達の名前は公安のリストに確実に載って、おそらくその
上、ネットに顔写真付きで流され、『リヴァース・プロジェクト』によって恩恵を
受けるはずの人々から、一生憎まれて生きる事になる。
 薫は『リヴァース・プロジェクト』被験者の登録証を常に所持し、それは薫の健
康状態を24時間マークし続けている体の中のナノマシンプラントから、定期的に
発信される生体波動を増幅すると同時に、薫の体に異常が起きた時、すぐに政府の
研究所にそれを知らせるようになっている。
 坂東達にはそう説明し、脅した。
 だが坂東はそれに対し、「直人を殺す」「志宇達を犯す」と言った。
『俺達はお前を犯さない。セックスだけはしない。その代わり、お前も俺達の事は
誰にも話すな』
『お前が大人しくしている限り、俺達も無茶な事はしない。だが、断るなら俺達は
岡島を半殺しにした上で、あの3人を犯す』
 そう言ったのだ。
 その上で、
『お前は裸を撮らせるだけで、岡島とあの3人を護れるんだぜ?』
 そう言って笑ったのだ。
 それが、どうしてこんな事になったのか。いつから自分は“「セックス」以外な
ら何でもさせる女”などになってしまったのか。
 直人や貞華、志宇や友香を守るために裸を撮る事を許した。
 それが始まりだ。
 それはつまり、直人達を危険に晒さない為に、自分の体を坂東達に提供するとい
う契約なのだった。

 撮影された乳房の写真をばら撒くと脅され、再び同じように乳房を撮影されたの
を皮切りにして、坂東達の要求はあっという間にエスカレートしていった。
 乳房を服の上から触られるようになった。
 触られ、揺らされ、そして視線で犯された。
 すぐにそれが“日課”となり、日常的に、まるで朝食にパンを食べるほどの気軽
さで行われるようになった。
 5日目には乳房以外の体の部分を触られるようになった。
 最初の土日は一日中引き回され、体中をまるで恋人がするように触られた。何十
枚、何百枚と撮られていた半裸の写真を床にばら撒かれて、自分から直接おっぱい
を触らせてしまったのは、今考えてもまずい判断だったのではないか?と薫は思う。
 すぐに乳首を吸われ、嘗められるようになったからだ。
 だが、それすらも日常化してしまうと、今度は男達はその乳房に自分達の“印
(しるし)”を刻み始めた。
 指の跡とキスマークだ。
 それから薫の白い乳房には、春の小道に散った桜の花弁のように、それらが散ら
ない日が無くなった。

511:【僕オマエ】作者
08/10/13 16:50:11 ATqCyWps
 そして2度目の土曜日は、襟ぐりのゆったりとした生地の薄い白タンクトップと、
股下ギリギリの短いデニムスカートという破廉恥な格好に着替えさせられ、強引に
繁華街を引き回された。
 ノーブラだった。
 タンクトップは襟ぐりが深過ぎて、細い体には不釣合いなほど巨大な乳房のまあ
るい上半分はすっかり見えてしまっていたし、ゆったりとしていながら、脇からは
乳肉が揺れ動くだけで今にも乳輪が覗いてしまいそうなくらい、布の面積が小さかっ
た。
 その格好で男達に順番に街中を引き回され、順番におもちゃにされていった。
 恥ずかしくて恥ずかしくて、今にも死にそうだった。
 死んでしまいそうだった。
 隙を見ては、人がいようがお構いなしに突然道端で乳房を剥き出しにされ、乳首
を吸われた。
 嘗められ、吸われ、弄られ、噛まれ、摘まれ、引っ張られた。
 痛かった。
 苦しかった。
 でも、抵抗出来なかった。
 ファミレスで嬲られ、ひと気の無いマンションの階段で嬲られ、ゲームセンター
で嬲られ、横断歩道の前の人ごみの先頭で嬲られ、逃げようとしたら抵抗した罰に
下着も取られてノーパンにされた。
 マックでも嬲られ、路地裏で嬲られ、電車の中では多くの客に晒され、電柱の影
ではアイスを塗られて嘗めたくられた。
 他にも、男達には様々な形でさんざん嬲られた。
 もっといやらしいことも、もっと恥ずかしいこともされた。
 ファーストフード店のトイレで用を足しながら乳房を吸われた時は、放尿の気持
ち良さと乳房の快感と嫌悪感と背徳感がごちゃまぜになって、気が狂いそうだった。
 公園で、散々おもちゃにされた後、子供達の前に放り出された時は、ふらふらに
なりながら、指差す子供達の前から逃げるのが精一杯で、いっそこのまま死んでし
まいとさえ思った。
 ぬるぬるに濡れて垂れ落ちる愛液と、少しづつキスマークや歯形、指や手の跡で
赤く、所々鬱血し、紫がかった色で染まっていっていく乳房が、自分が汚れていく
証拠だと思った。
 5時間かかって嬲られ続けた仕上げに、坂東にあそこを指で撫でられ、べとべと
に濡れそぼったことを確認された時、哀しくて切なくて泣きたくて、死にたいと思っ
た。

 次の日曜日は、全日よりもっと露出があからさまな、ベビードールとも間違われ
そうなくらい、薄く、丈の短いキャミソールで、色は黒だが、先日のタンクトップ
よりも生地が薄いシースルーだった。
 それから坂東は履いて来たジーンズをナイフで切り刻み、陰毛が見そうなくらい
布地の少ない、腰履きのデニム短パンへとその場で改造した。
 しかも、前が留められないようにボタンを切り取り、ファスナーは半分までしか
上げられないように壊されたのだ。
 当然のように、ブラジャーは着けさせてもらえなかった。
 しかもその日は、ズボンを履く前にパンツを脱がされた。
 ノーブラだった。
 ノーパンになった。
 でも、抵抗出来なかった。
 自分がとうとう、頭のおかしい、薄汚れて浅ましい色情狂(インフォマニア)に
なったと思った。

 そして次の日、自分はついに男達の前で裸になってしまった。
 裸になり、脚を大きく開き、あそこを6人の男達の前に晒した。
 そして……精液をかけられた。太腿に、乳房に、頬にかけられ、その“むあっ”
と湿った匂いと生暖かさを感じた。
 その夜、突然出血し、月経が始まった事には驚き、困惑した。
 次の日は男達の性器を握り、扱き、射精させて顔と胸にべとべとした精液を受け
た。


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