強制女性化小説ない?Part35at EROPARO
強制女性化小説ない?Part35 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:28:11 dF98/0gv
【保管所】
投稿SS・イラスト保管庫(※更新停止中?)
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3:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:31:42 dF98/0gv
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4:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:32:28 dF98/0gv
【過去スレッド(1)】
強制女性化小説ない?
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強制女性化小説ない? part2
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5:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:32:55 dF98/0gv
【過去スレッド(2)】
強制女性化小説ない? Part15(実質Part16)
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強制女性化小説ない?Part29
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強制女性化小説ない?Part30
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6:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:33:43 dF98/0gv
【過去スレッド(3)】
強制女性化小説ない?Part31
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強制女性化小説ない?Part32
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強制女性化小説ない?Part33
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強制女性化小説ない?Part34
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7:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:34:24 dF98/0gv
【注意】
◇以下の事を守れない人はどんな人であっても荒らしです
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
 自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。

8:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:45:26 dF98/0gv
変更点
>>1に以下4行の文章を追加
※次スレは容量が大丈夫なら>>980が立てること
※容量による次スレたて目安は480KBほどから
※スレには容量があります、容量が危ないときは作者様はそのスレに投稿なさらず
極力次スレに投稿していただきたいです、ご協力をお願いいたしますorz

新スレに移行したスレたち
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】5話目 → 【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目
性転換(TS)ネタゲー総合スレッド Part22 → TS(性転換)ネタゲー総合スレッド Part25
朝起きたら女の子になっていました Part19 → 朝起きたら女の子になっていました Part25
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 15■ → ■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 16■
【先輩とぼく】沖田雅 3【オオカミさん】 → 【先輩とぼく】沖田雅 4【オオカミさん】

9:名無しさん@ピンキー
08/07/20 07:46:47 dF98/0gv
以上スレたて&報告終わり
テンプレ作成までに時間がかかり申し訳ありませんでしたorz

10:名無しさん@ピンキー
08/07/20 08:03:28 SRViA/Qp
スレ立てGJ!

ここは朝おんスレと違って
●が無くても立てれたんだね

11: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 08:03:53 E7LOJNzn
>>1
スレ立て乙です

こちらはもう少しお待ちを。

12: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 10:40:54 E7LOJNzn
このレスの内容は両方のスレに書き込みます。

仮眠を取ろうとしたんですが
眠れないので諦めて再開します。

各所で指摘されている、問題について言い訳させてください

コピペ投下の件ですが、
「一応これで投下できるだろう」というものは、
本当に一応ですが用意しています。
ただ、専ブラのエディタにコピペして、
本当に送信していいか確認するとき、迷ってしまうのです。
もっと他の描き方ができないか、もっとエロい表現がないかって。
投下直前になって書き直した部分も結構あります。
エロシーンはたぶん当初想定していたものよりも5割増くらい太ってます。
そのため、レス間に、時間がかかってしまうのです。

1レスの文章の量の件ですが、
こちらも文章をどこで切るか迷っているのが原因です。
最初に原形を書いているときに、一応場面の分かれ目は意識していたんですが、
いざ書きこもうとしてみると、分量がオーバーしていたり、
変なところで切れてしまったり…。
だんだん慣れてきましたが、今は、切りたいところで切り、
1レスごとに小さく完結させようと意識しています。
そのせいで、加筆修正が増えてしまっているわけですが…。
あと、区切りのミスも多いです。
細かな区切りを意識しすぎて大局の区切りをうっかり無視してしまったり…。

というわけで、多分この先も改善は難しいと考えています。
申し訳ありませんが、ご容赦ください。

私の個人的なお祭りはもう少しだけ続きます。
楽しんでいただけると幸いです。

では、続きを投下したいと思います。

13:アルマ
08/07/20 10:45:18 E7LOJNzn

翌朝、俺はベッドの中で目を覚ました。
ゆっくりと体を起こす。
シーツがするりと体を滑り落ちた。

「…ん…。」
布の肌触りが心地よい。
肌から伝わるシーツの感覚がどこか今までと違う。

「なんだろう…気持ちいい…。」
独り言をつぶやいてどきりとする。
自身の喉を震わせて、自身の口から出した声。
だが、その声を自分の声として感じられない。
まるで、鼻の先で自分ではない幼い少女が喋っているかのようだ。

夢では…なかった。

声を出す感覚がまるで違う。
以前より浅いところから軽い声が出てくる。
前は、もっとこう…重みというか、手ごたえがあった。

そこまで認識して気がついた。
何もかもが違うのだ。

吸いこむ空気の量。
吐き出す空気の香り。
今、高まり始めた心臓の鼓動。
汗の噴き出る感覚。

はたと気づき鏡のほうへ向きなおった。
鏡の中では昨日の少女が愕然とした表情でこちらを見ている。
…やっぱり…夢じゃない…俺…女に…なっちゃった…。

何もかもが変ってしまった。
焦りのような、喪失のような感慨が湧きだし、
思わず背を丸め自分の身体を抱きしめた。

14:アルマ
08/07/20 10:47:03 E7LOJNzn
手が腕に触れ、腕が胸に触れ、太ももが互いに触れる。
そして触れた感覚、触れられた感覚に驚く。
やわらかくて、きめが細かくて、…気持ちいい。

…もっと触っていたい。

そこまで感じて、きゅん、とした疼きを下腹部に覚えた。
エルマに植え付けられた子宮。
昨日まで俺に存在しなかった器官。

「あ…。」
疼きの元を求め、そっと股間に右手をやる。
本来あるべきものがなく、予想より深く手が入る。
にゅるりとした感触が、その手に伝わった。


15:アルマ
08/07/20 10:49:09 E7LOJNzn
濡れてる…。

とくん、とくん、と心臓の音だけが聞こえる。
本来の俺とは違う、かわいらしい音。
そして、漂い始める女香。

男の俺は興奮してゆく。

気づくと、左手は自らの乳房に当てられ、人差し指が乳首に触れていた。
そして右手は性器の形をなぞる。
初めて触れる少女の形。
ふくらみ、割れ目、粘膜、突起。
ああ…どれもなめらかで気持ちいい…。

「んっ、んっ、…。」
くぐもった声が漏れる。

…もっと気持ち良くなりたい。

鏡の少女が快感に悶える。
陰核の周囲を、くにくにと、やや強く捏ねる。
乳首をクリクリと転がす。
どうやらこの辺が気持ちいいみたい。

ときどき、限界を超えない程度に陰核を触れる。
刺激とその余韻が気持ちいい。
少女はときどき体を捩り、快感に耐える。
そして…。

「あぁ、はっ、…。」
鏡の少女と共に達してしまった。


16:アルマ
08/07/20 10:50:19 E7LOJNzn
俺は汚れた手を見ながら絶望していた。
何をやっているんだ…俺は…。

眼の前よりも近い場所にある少女の体に興奮した。
鏡のなかで悶える少女がとても気持ちよさそうだった。
その少女を自由にできた。
イカせるも、焦らすも俺の自由。
そして、自身に責められるのは…とても気持ち良かった。
夢中になってそれを求めた。

何もかも…腐っている…。
だというのに、俺は…流されてしまった…。
…最悪だ。


17:アルマ
08/07/20 10:52:23 E7LOJNzn
「おはようございます。」
シーラだ。
「ひっ…!」
あわててシーツを手繰り寄せて体を隠す。
「お着替えと食事をお持ちしました。」
前回と変わらずテキパキと支度を済ませて立ち去った。
何事もなかったことに安堵する。
やけに憶病になっているようだ。
彼女は今の俺を見て何を思っただろうか。
…何も考えたくない。
とにかく食事を済ませて、そして体を洗おう。

食事の量は少なめだったが十分に腹を満たした。
胃も小さくなっているんだ、感じた

本当に何もかも変わったしまった。
立ち上がる、歩くといった普段何気なく行っていた動作でも
いちいち違いを思い知らされる。

重心が違う。
脚の生え方が違う。
腰の角度が違う。
足にかかる重みが違う。
歩幅が違う。

こんなことになってしまう前は少しも省みたことなんてなかったのに、
ほんの一晩前の自身の体とどうしても比べてしまう。
そして、そのたびに憂鬱になる。

部屋が異様に広く感じる。
家具が異様に大きく感じる。
ドアのノブですらこのか細い手には大きく感じる。
それら全てが小さくなってしまったことを実感させた。

一夜にして俺は…、俺の体は……幼い女の子に生まれ変わってしまったのだ。
女の子になってしまったこともそうだが、
変わってしまったことが、異様に、純粋に悲しい。

食事も、入浴も、排泄も、全てが、ただ、ただ悲しかった。

そして、その日の夜も、次の日の夜も、成す術なくエルマに犯された。


18:アルマ
08/07/20 11:01:35 E7LOJNzn

太陽の光がまぶしい。

窓からの外を眺め、ぼんやりと考える。
俺は何のためにここに来たのか。

俺は妹を…エルマを連れ戻しにここに来たはずだ。
そして城主クリスに会い、あっさりと囚われた。
エルマに会うことはできたが…エルマは変わってしまった。
そして、俺も…。

あの夜から夜が来るたびにエルマに犯される。
そのたびに、快楽に流され、少女として喘ぐ俺。
快楽を得るたびに、魂が蝕まれる呪い。
実感はないが、なんとなく自覚はある。
俺自身も、変化させられているのだ…。

…きっと、もうエルマを連れ出して、もとの生活に戻ることはできない。
この体では…、
いや、元の体だとしても…、
いやいや、そもそもエルマが悪魔に生まれ変わっている時点で詰んでいたのかもしれない。
結局、もとから何も変えられなかったのだろうか?
もし、もっと早くここに来ていればエルマはあんな風にならなかったのではないか?
いや、しかし、それでも結局クリスに勝つことができず、囚われていたのではないか?

自問自答がぐるぐると頭をめぐる。
そのどれもが後悔と悲壮に染まっていた。
そして、何度も、何度も同じ思考にぶち当たる。

俺は…、無力…だ。


19:アルマ
08/07/20 11:02:37 E7LOJNzn

「失礼します。」
…何者かの声でまどろみから覚める。

「…う…うん…。」
いつの間にか眠ってしまったらしい。

「お食事をお持ちしました。」
何度目か、シーラの運ぶ食事を頂いた。
こんな時でも腹は減るのか。
すでに外は薄暗く、もうすぐ夜が訪れることを示していた。

きっと、そろそろエルマがやってくる。


20:アルマ
08/07/20 11:04:59 E7LOJNzn
「…お兄ちゃん。」
暗闇から突然話しかけられるのにももう慣れた。
「エルマ…。」

そうだ、もう駄目かもしれないけど、
もう最初にほしがっていたものは手に入らないけど、
また絶望するだけかもしれないけど、
もう一度だけ、もう一度だけ言ってみよう。

「エルマ…、町に、家に帰ろう…。
前みたいに、一緒に暮らそう…。
お願いだ、二人で…ここから出よう。」

少しの間、静寂が流れた。
きっと、その答えは俺にとって絶望的なものに違いない。
そう、思い込んでいた。
「…うん。」
エルマの答えは俺にとって意外だった。
「え…?」
にわかに信じられない。

「うちに帰ろう、お兄ちゃん!」
どうやら間違いないらしい。
じわり、と目に熱いものがこみ上げる。
「…ほんと?ほんとう?」
震える声で何度も聞き返す。

うれしい。
本当にうれしい。

「本当だよ!クリスにお願いしたの。
お兄ちゃんを連れて行かせてって。
そうしたら別に構わないって、自由にしなさいって言ってくれたよ!」

ああ、これで、二人一緒に帰れる!
いろいろと変わってしまったが、それでも、二人で家に帰れる!
エルマが攫われて以来、何度このことを夢見たことか!

うれしさのあまり、思わずエルマに抱きつく。
「良かった…。本当に良かった…。」
エルマもそっと手を廻し、優しく抱いてくれる。

「出発は明日の夜にしよ。
だから、今夜は…お兄ちゃん、今夜も…しよ?」
エルマが誘う。

…今夜くらいは、素直に従ってもいいかもしれない。
こんなにうれしい夜は人生で初めてなのかもしれないのだから。


21:アルマ
08/07/20 11:06:10 E7LOJNzn
その夜もエルマのキスから始まった。
女の子に変えられた夜も、成す術なく犯された昨晩も、エルマから与えられる快楽は、
ただ、ただ、絶望をもたらした。
しかし、今夜は全く違って感じられた。

エルマのキスを、舌と唇の愛撫を受け入れる。
口の中をかき回され、舌の根まで入念に舐られる。

犯される感覚。
理性が薄くなってゆく感覚。
自分が自分でなくなってゆく感覚。
怖い。
でも…今夜はエルマに委ねよう。

「ちゅ、ちゅ…今夜は素直だね、お兄ちゃん。」
「…、…。」
とろんとした表情、やや、荒れる息。
いいんだ、今夜は素直で。
やっと、二人で帰れるのだから。

そう、今夜は特別。

エルマと一緒に帰れることがうれしい。
エルマと一緒にいられてうれしい。
エルマと一緒にいられて幸せ。

ベッドに寝かされる。
「なんだか幸せそう。ふふ、それなら、もっと幸せにしてあげる。」
どうやらエルマにも伝わったらしい。


22:アルマ
08/07/20 11:08:02 E7LOJNzn
エルマも服を脱ぎ始めた。

初めて見るエルマの躰。
少女と女性の中間のような躰。
人を誘惑する悪魔の躰。

背徳的な美しさに、息をのむ。

白く透き通った肌。
女性的な丸みを保ちつつ適度に引き締まった体。
大きくも小さくもない、形の整った乳房。
どれも人間離れした芸術性を帯びており、しかし性的な魅力にあふれていた。

「お兄ちゃんも脱がしてあげる。」
体の自由は奪われていなかったが、抵抗する気は起きなかった。
着ていた服をするすると脱がされる。
脱がされる間もエルマの躰から目が離せない。

そして、覆い被さるように再びキスが始まる。
エルマと肌が触れ合う。
…温かい。
エルマが体を密着させながら、優しく愛撫する。
快楽が、意志を蝕む麻薬が、今は魂を優しく包み込む幸福そのものに感じられた。
俺は、エルマを受け入れたのだ。


23:アルマ
08/07/20 11:10:05 E7LOJNzn
「…エルマ…エルマ…。」
知らずエルマの名を口にしていた。

目の前の存在が、肌が触れ合う存在がたまらなく愛おしい。
もっと触ってほしい。
もっと一つになりたい。

エルマの手が秘所に触れ、やさしくやさしく愛撫し始める。
「あっ…ああ、んん…。」
うれしい、もっと愛してほしい。
おなかがキュンキュンする。
体が悦んでいる。

「かわいい。かわいいよ、お兄ちゃん…。」
かわいい…。
恥ずかしいような、うれしいような感情がこみ上げる。

「はあ、あぁああ、…。」
徐々に、蓄積された快楽が押し寄せてくる。
以前は理性を押し流すだけだったその津波も、
いまは、愛しさや幸せを、さらなる高みに押し上げてくれる。

「お兄ちゃん、行きそうになったら、イクイクって言って…。」
エルマが甘く囁く。
エルマの言葉は何の抵抗もなく俺の中に染み込んだ。

「…ぁ、ぁあ、俺…イク…、イっちゃう…、はあぁっ…!」
穏やかに絶頂を迎えた。
ああ、気持ちいい…。
「…『俺』じゃ可愛くないよ。」
エルマが、やや呆れたように言う。

じゃあ、なんだろう…『わたし』…?
絶頂の余韻の中、そんな思考がよぎる。


24:アルマ
08/07/20 11:12:31 E7LOJNzn
「ねえ、今度は私に…して。」
エルマが覗き込みながら言う。

「ほら、私も、もう我慢できないの。お兄ちゃんに気持ち良くしてほしいの。」
エルマは自らの秘所を示した。
ひくひくと愛液を滴らせている。

…そうか、エルマも気持ち良くなりたいんだ。

体位を入れ替え、今度は俺が上でキスをする。
自然と口が、舌が動く。
エルマが俺にしてくれたように、俺もエルマを愛さなければ…。

「あ、ふ…ん。お兄ちゃん上手…。」
俺の細い指がエルマの体をなぞる。
乳を揉み、乳首を優しくしごきあげる。
秘所に分け入り、出入りする。
そのたびにエルマは喜ぶ。

「…ぁん。…いい、気持ちいい…。」
エルマも気持ちいいんだ。
俺の手で感じてくれている。

「あ…私も、イク…あ、はぁ…!ん…。」
エルマは目を閉じ柔らかな絶頂を味わう。
その様子に俺はうれしさを感じた。

エルマはおもむろに俺の手をとった。
そして俺の手を自らの秘所にあてがい、もう一方の手は俺の秘所にあてがう。
「…お兄ちゃん、イかせっこしよ?」

これから二人で愛し合うんだ…。
…素敵…うれしい…。


25:アルマ
08/07/20 11:13:41 E7LOJNzn
ベッドの上に少女が二人、体を絡め、互いを愛し合う。
その様子のなんと背徳的なことか。

「あぁ、エルマ…エルマ…、俺…わたし、イっちゃう、あぁん…。」
「お兄ちゃん、私も…また…ん…イキそう…。」
そして、どちらともなく唇を求め、キスをしながら同時に果てた。

しばしの余韻の後、熱い息をもらしながらエルマが言う
「お兄ちゃんと、こんな風に愛し合えるなんて…夢みたい…。」
「…。」
無言で答える。

そのためにエルマは俺をこんな姿にしたのだろうか…。
男女の交わりではこうはいかないかもしれない…。
そして、エルマは再び、俺を愛し始めた。

…どうでもいいや…。
今夜はこの幸せを噛み締めていたい…。

エルマの行いは明らかに狂っている。
でも、今宵、俺も狂ってしまったのかもしれない。


26:アルマ
08/07/20 11:17:10 E7LOJNzn
翌日は日が高く昇ってから目を覚ました。
隣ではエルマが眠っている。

昨晩は素敵な夜だった。
俺…あんなに幸せになるなんて…。
エルマの寝顔を眺めると、昨夜の幸福感が思い出される。

「…あ、お兄ちゃん。」
エルマがゆっくりと目を覚ます。
「…おはよう。エルマ。」
穏やかな朝。
昨日までの絶望的な空気は、もう感じられなかった。

その後、エルマは、出発は今日の夕方とだけ言い残すと、
シーラやクリスが来ると恥ずかしいから…と、すぐに出て行ってしまった。
いまさら何を気にしているんだか。
自然と笑みがこぼれた。

シーラの運ぶ食事を頂く。
きっと、これが最後だろう。
今日の夜にはもう城を出ているはずだから。
彼女にも、世話になったと言えば世話になったのかもしれない。

昼過ぎにクリスが現れた。
「こんにちは。」
緊張が走る。
何をしに来たのだろうか。
エルマの話では、
俺たちが出ていくことについてはすでにクリスの了承を得ているらしいが…。

「今日、城を出るって聞いてね。
最後に挨拶でもしておこうかってね。
本来あなたのほうから出向くべきだけど、あなたはこの部屋から出れないからねえ。」
挨拶…?

「しばらく見ないうちに、ずいぶん変わったわね。」
…うるさい、大きなお世話だ。

「エルマも、まだ覚醒してから日が浅いというのに、この様子じゃ、よほどの才能ね。」
クリスはクスクスと笑う。
「気が向いたらまた遊びに来るといいわ。かわいがってあげる。
エルマに噛み付かれそうだけど。」
思いのほか、月並みな台詞だと感じた。
悪魔なのに…。

「じゃあ、機会があればまた会いましょう。」
そう言うとクリスは消えていった。


27:アルマ
08/07/20 11:19:32 E7LOJNzn
日が沈みかけた夕刻、エルマがシーラとともに現れた。
シーラは取り上げられていた俺の荷物を持ってきたらしい。
剣が大きい。
以前は小枝のように振るっていたのに、もうこの体ではきっと扱えない。
持って帰るのも大変だろう。
すこし悲しくなった。

運ぶのは大変そうだと俺が漏らすと、
では…と、シーラがなにかの術をかけて荷物を消してしまった。
俺たちの家に転送した、とかなんとか…。
シーラは俺たちも転送する、と提案したが、エルマが遮った。
町の入り口まででいい、と。
そこからは自分の足で帰りたいんだとか。
俺は、転送とかなんとか、よくわからなかったので、とりあえずエルマの意見に同意した。

では…、とシーラは再び術を施した。
先ほどとは違う術らしい。
すると、なにもなかった空間に、屋外の景色が現れた。
街の入り口に繋がっているんだとか。
不思議だ。

シーラが口を開く。
「御達者で…。」
それがシーラの別れの挨拶だった。
俺は無言で頷く。
エルマはシーラに抱きついて別れを惜しんだ。
また遊びに来るよ、と。

こんな目にあわされたのに、エルマは明るい。
それは、エルマが状況を前向きに受け入れたからなのか、
エルマが悪魔に変わってしまったからなのか。
ふと、そんな思いがよぎった。

でも、まあ、いい。
やっとエルマを取り戻したのだ。
エルマが心から悪魔になってしまったとしても、
これからのことはこれから考えよう。

そして俺たちは、シーラが開いた穴を潜った。


28:アルマ
08/07/20 11:22:43 E7LOJNzn
夕闇に染まり始めた町の景色。
通りを人々が行き交う。
仕事を終えた人々が家路に着くころだ。

俺たちも家路に就く。
やっと、帰れる。
「お兄ちゃん、手…繋ご。」
エルマが手を差し出す。
「…。」
俺は無言でその手を取った。
手をつないで歩く二人。
傍から見れば仲の良い姉妹にしか見えなかっただろう。
今はもう、体の大きさが逆転してしまったけれど、それでもいい。
少し違った形になったけど、俺は幸せを取り戻したのだから。

俺たちの家に着く。
俺にとっては1週間ぶり、エルマにとってはほぼ1か月半ぶりの帰宅だ。
1週間ほどしか経っていないのに、何年も空けていたように感じる。
エルマも感慨に浸っているようだ。

部屋には先ほどの荷物がまとまっていた。
シーラが転送したものだ。
不思議だ。
荷物には食材も含まれていた。
エルマがシーラに頼んで付けてもらったんだとか。

キッチンに立つエルマ。
エルマが夕食を作り、それを二人で食べた。
とても、おいしい。

何年も続けていた生活。
失ってしまった幸せ。
少し形は変わってしまったが、俺は取り戻したんだ。

食後、俺たちは特に何かするでもなく互いに各々の部屋でベッドについた。
明日からきっと大変だ。

これからどうするのか、考えなくてはいけない。
まずは仕事を探さなければ。
でも、今日くらいはいいだろう。
今日は何も考えたくない。

今日はゆっくり休もう。
大きくなってしまった自分のベッドで、瞼を閉じた。


29:アルマ
08/07/20 11:29:48 E7LOJNzn
…部屋のドアが開く気配がした。
エルマだ…。

「…お兄ちゃん…。」
消え入りそうな声。
エルマのこんな声はどこかで聞いたことがある。
これは…そう、城でエルマと再会したときと同じ声だ。

「私を…許して。」
そしてこれもあの時と同じ。
エルマは許しを乞う。

「…?」

エルマの方に向き直ろうとしたとき。
あ…ぐ…!
体に異変が生じた。

体が…熱い。
きっと、エルマが何かしたのだ。
「…エ…エルマ…?」
と、エルマの姿に目を見開く。

その姿は悪魔。
背中には蝙蝠の翼、頭には山羊の角、腰には蛇の尻尾。
あの夜と同じだ。
肌は青く、眼は黒、瞳は紅みがかった黄金。

だが今回は、少し違っていた。
霧のように闇を纏い、禍々しい気を放ち、何か覇気のようなものを漂わせていた。
その様子に戦慄すら覚える。

昨晩からのエルマではない。
いや、いままでに見た、どのエルマとも違う。
次の瞬間、体に激痛が走った。

う…が…!
苦しい…。
息ができない…。
俺の意識はゆっくりと閉じて行った。


30:アルマ
08/07/20 11:53:31 E7LOJNzn

「…?」
ふわふわと浮いているような感覚。
夢か…。
なぜかそう思った。
「そう…これは夢。」
青いエルマがいた。

エルマが必死で何かを訴えている。
「…お兄ちゃん、私を許して…。」
何を謝っているのだろう?

「今、夢の外では、お兄ちゃんを悪魔に転生させている最中…。」
ぼんやりと、エルマの声を聞く。
エルマがなにか、重大なことを言っているのに、その重大さを認識できない。
エルマはポロポロと涙を零し始めた。

「私、耐えられなかったの…!お兄ちゃんが……食べ物にしか見えないのが…!」
どこか悲痛な声。
「今まで私を愛してくれた!私も愛している!
でも、それなのに!どうしても、獲物として見てしまう!!」
そこまで言うとエルマは膝からがくりと地面に崩れ落ちてしまった。

「…私が、悪魔になっちゃったから。」
顔は伏せたまま。
「そんなのはいや!絶対にいや!」
そこで、エルマは涙でくしゃくしゃの眼差しで、俺の目をじっと見た。

「だから…。お願い…。お兄ちゃんも悪魔になって、…ください…。」

少しの間、静寂が流れる…。
エルマの泣き顔を見ていると、それでもいいかもしれない、と思った。

俺は…。
俺も、エルマと喰うもの喰われるものの関係は嫌だ。
悪魔になったところで何が変わるのか。
きっと、失うものはない。
既にすべてを失った。
今、俺の大切なものはエルマだけだ。
他に惜しいものなんてない。


31:アルマ
08/07/20 11:54:44 E7LOJNzn
「…いいよ。」
エルマに応える。
「エルマの頼みだ。断ったりしない。」
エルマは泣いたままだ。

「ひっく…お兄…ちゃん…。」
ゆっくりと俺の体に抱きつく。

「わたし、お兄ちゃんを傷つけた…!
お兄ちゃんの想いを裏切った…!
お兄ちゃんを…化け物にしようとしている…。」

エルマの悲壮な懺悔。
だが、そんなこと、俺にとっては、どうでもいいこと。
いま、俺はエルマと一緒にいられることが嬉しい。
それだけで幸せだ。

俺は、エルマに腕をまわして応える。
頭を撫で、慰めてやる。
いいんだ、構わない…と。

「…ごめんなさい。…ありがとう。お兄ちゃん。」
エルマはしばらくそうしていた。


32:アルマ
08/07/20 11:56:30 E7LOJNzn
「お兄ちゃん…いや、アレン・グラフ。
あなたに新しい名を与えます。」

エルマの声が、俺の魂に深く、深く染み込む。

「あなたの名はアルマ。…アルマ・グラフ・フォン・ルクレール。」

俺は…アルマ…。
「…。」

その言葉を、しっかりと噛み締める。
俺の中で、何かが変わった。
不思議と、抵抗はない。

「…もう、人間だったお兄ちゃんはいない。
たった今から、あなたは私の妹、悪魔アルマよ。」

アルマ…。
そうか、俺はアルマ。

「次に目を覚ます時には、あなたは悪魔として生まれ変わっているでしょう。」
…そうなのか…実感が湧かない。
「…それじゃあ、おやすみなさい…。お兄ちゃん。」

俺は人としての生を終えた。

33:アルマ
08/07/20 12:27:51 E7LOJNzn

目が覚めた。
部屋は薄暗く、今は夜のようだ。

なんとなく、体を起こし、伸びをする。
と、背中から、バサッ、という音がした。
驚いて、音がしたほうに目をやると、見慣れないものがあった。

翼だ…翼がある。
蝙蝠のような、やや蒼みを帯びた黒い翼。
それが背中から生えていた。
体に目をやると、やはり蒼みを帯びた灰色の肌。

そうか…俺も、悪魔に…。

翼に意識をやると、ぱたぱたと自由に動いた。
腕がもう1対増えたみたいだ、と感じた。
頭に手をやると、側頭部から前向きに、曲がった角が生えていた。
腰からは尻尾も生えている。
体に新たな器官が加わった不思議な感覚。

「あ、おはよう。…アルマ。」
エルマが目を覚ました。
エルマも悪魔の姿だ。

「おはよう…エ…」
エルマと言いかけて躊躇した。
「…お姉ちゃん。」

言ってから、自分が嫌がっていた呼び方だということに気付く。
ただ、なぜかその時は、そう呼びたかった。
不思議と抵抗も違和感もなかった。


34:アルマ
08/07/20 12:29:40 E7LOJNzn
「…素敵。…アルマ、素敵。」
エルマはうっとりとしたやさしい笑みを浮かべている。

あ、そうだ。
自分の姿を確認したい。
ベッドから降りて鏡を探す。
「鏡なら、私の部屋に姿見があるよ。」
それを聞いて、急いで鏡を目指した。

鏡には小さな悪魔が映っていた。
エルマと同じ翼、尻尾、角。
尻尾がゆらゆらと、どこか優雅に漂う。
薄暗い中、黄金の瞳だけが鮮やかな光を放っていた。
そして、穢れのない、いや、灰色に穢れた、幼い躰。
その姿はまさに悪魔。

自身の姿だというのに全く実感が湧かない。
鏡の中では、幼い悪魔が不思議そうな顔をしている。

様子を見守っていたエルマが声を掛けた。
「アルマ、ちょっと外に出よう。」
そう言うと、エルマは窓を開け、体を乗り出した。
この部屋は2階だ。
あ、と思ったが、エルマは窓からふわり、と上に昇って行った。

空を飛べるのだ。
「おいで、アルマ。」
エルマに倣い俺も窓から外に出る。
上に行こう、と思えば、それだけで体が浮いた。

上空ではエルマが月の光の中にいる。
俺もそこまで昇ろう。


35:アルマ
08/07/20 12:31:26 E7LOJNzn
そこには別世界が広がっていた。

月の力を感じる。
風の流れを感じる。
町から人々の生命を感じる。

月の光の中、夜の匂いを感じとり、町の灯を眼下に望み、エルマと二人、空を舞う。

幻想的な世界。
その美しさに息をのむ。

「どう、素敵でしょう?」
「…うん。…気持ちいい。」
俺は今、エルマと同じ世界を見て、同じ世界に生きている。
夜に棲む悪魔たちの世界。

…ああ、俺、生まれ変わったんだ。
そう実感できた。


36:アルマ
08/07/20 12:32:36 E7LOJNzn
「…アルマ、狩に行こう。」
「狩…?」
「そう、狩。」

すぐに何のことか想像がついた。
狩とは、獲物を狩り、喰らうこと。
獲物とはすなわち人間だ。

俺が、人を襲う…。
ああ、そうか。
なぜ、あのとき考えが及ばなかったのか。
人でなくなる、インマに、悪魔になるということは、すなわちそういうことなのに。

失えるものはすべて失い、何も失うものはない、と、そう思っていた。
だがそれは大きな勘違いだった。
俺は人であることさえ失ったのだ。

でも…。
なってしまったものは仕方ないのではないか?

不思議なことに、悲観的な思いは浮かばなかった。
以前の俺なら邪悪な思考だと拒絶したかもしれない。

だが、もうその感覚はなかった。
人間の善悪の概念からはすでに解放されていた。

エルマは、インマになったとき何を思ったのだろう。

俺は、俺が何も感じないことに若干の寂しさを覚えた。
今までの俺は本当にいなくなってしまったのか、と。
でもその感覚も、いずれはなくなるのだろう。

俺はもう、人間アレンではなく、悪魔アルマなのだから。

今宵、二匹の悪魔が月光に舞う。


37:アルマ
08/07/20 12:38:58 E7LOJNzn



その夜は、少女を襲っていた。
入念に準備を整えて、ゆっくりと、ゆっくりと獲物を消化する。
その少女には、気付かれないよう、何日もかけて、夢の中で犯し、体を開発し、
彼女の無意識に淫らな記憶を刷り込んできた。
そして今夜、その魂に快楽の刻印を刻む。

はじめ少女は現れた悪魔に恐怖し、怯えていたが、
長い時間をかけて快楽に慣らされた体に逆らうことができず、
逆らえない自身の体と、刷り込まれた快楽の記憶に、戸惑いながら、
女として華開いてゆく。

この娘が快楽に溺れ、自ら快楽を欲し、快楽なしでは生きてゆけなくなるまで、
何日持つだろうか。
堕ちた後は、命もろとも精を搾りつくすもよし、僕として囚えるもよし。
もうしばらくはこの娘で楽しめそうだ。

あれから3年の月日が経った。
俺たちはクリスの縄張りであるあの町を出て、違う町へ移り住んだ。

エルマとは結局別々に暮らしている。
もともと俺たちの狩りは単独行動なのだ。
最初こそ、共に行動していたが、
次第に別々に狩りをするようになり、別々に寝床に戻るようになり、
気付けば別々に暮らしていた。
今では、たまに、気が向けばふたりで獲物を捕まえたり、互いに愛し合ったりする程度。
あれだけふたり、共にあることを望んだというのに。


38:アルマ
08/07/20 12:41:05 E7LOJNzn
でも、まあ、それでもいい。
俺たちの関係は変わってしまったのだから。
愛し方が変わってしまったのだから。

適度に距離を置いた方が互いに心地よいのだ。

…それよりも。
眼の前で果ててしまった少女について思いを巡らす。
この少女が、このあといかなる堕落の道を進むのか、想像しただけで胸が高鳴る。

…ふふふ、次はどんな快楽を与えてやろう?

fin

39: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 12:45:43 E7LOJNzn
以上です。
ありがとうございました。

私はしばらく出掛けます。
次に、ここを見れるのは今夜になりそうです。

もう一度、ここまで読んでくださった皆さま、
私のわがままに付き合い、新スレを立ててくださった方、
本当にありがとうございました。

では、また、機会があれば。

40:名無しさん@ピンキー
08/07/20 17:54:30 1I4zmms+
一気に読ませていただきました。
名作をありがとう

41:名無しさん@ピンキー
08/07/20 19:30:37 SRViA/Qp
>>39
実に良かった、GJ!

42:名無しさん@ピンキー
08/07/20 20:09:21 lewBfy9D
面白かったぜ乙

43:名無しさん@ピンキー
08/07/20 20:42:13 Pqyd0SUh
「鏡と首輪」を思い出した

44:名無しさん@ピンキー
08/07/21 00:00:04 m+bDyp4D
( ´ー`)y━・~~~

45:名無しさん@ピンキー
08/07/21 02:07:20 N9XvgMdK
GJ!良かった
あと>>1

46:アルマ
08/07/21 06:52:11 6oFAAYhP
微妙なタイミングで申し訳ありません。
「アルマ」作者です。

あとがきを書いてみました。
こんなの付け加えるのはどうかな、と今までは思っていたんですけど、
ちょっとだけ、ちょっとだけ最後になにか言いたくて…。

URLリンク(www1.axfc.net)
pass:Leclerc

もし、興味が湧きましたら読んでみてください。

以上です。
本当にこれで最後です。

ご感想、ご指摘を寄せてくださった皆様、ありがとうございました。


47:名無しさん@ピンキー
08/07/21 23:37:00 SErpN6CI


48:名無しさん@ピンキー
08/07/22 23:42:49 B1ycy4oj
やっと終わったか。
長かったな。

49:名無しさん@ピンキー
08/07/23 00:45:58 +AJJGTy6
長すぎたな。間延びしすぎだ。
あと自分語りはウザイといってもわからんか?

50:名無しさん@ピンキー
08/07/23 01:31:51 Nqt/bpDy
一人称は嫌いじゃないが、長すぎなのはなぁ…
ある程度の段落で絞って小出しにするのもテクと知れ。

でも話はマジよかったす。GJッ!!!

51:名無しさん@ピンキー
08/07/23 01:33:56 7E8j7Ois
もう来なくていいぞ。

52:名無しさん@ピンキー
08/07/23 04:22:13 X7KUsN1e
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

53:名無しさん@ピンキー
08/07/23 07:50:26 BuMcQbdk
だな、もうコイツは底がしれたわ。後書きとかうざいし。
また書くなら初心者スレとかで練習してからおいで。

54:名無しさん@ピンキー
08/07/23 08:02:57 C+LPsvJT
GJなり。
じっくり楽しめた。
またテカリながら待ってるぜぃ。
何やら厨がわいているみたいだが、気にするな

55:名無しさん@ピンキー
08/07/23 08:16:56 Aee1txFg
>>48>>49>>50>>51
自作自演乙。
ID変えて大変だったねw

>>53
寝て起きてまで荒らし乙
楽しいか?w

56:名無しさん@ピンキー
08/07/23 08:24:22 8ahAemVT
>>55
アラシ カマウ (・A・)イクナイ!

>>◆g7GufJxh4s 氏
スレを跨いでの良作の投下にGJを送らせて頂きます。
兄妹の絡みとかもよかったし、ストーリーもよかったし。
またの投下も期待しています。

57:名無しさん@ピンキー
08/07/23 08:48:15 7E8j7Ois
>>55
目測ハズレ乙wwwwwwwwww

58:名無しさん@ピンキー
08/07/23 08:50:08 mLrdb7F5
負け惜しみか
図星が悔しかったんだね

59:名無しさん@ピンキー
08/07/23 09:09:59 BuMcQbdk
>>55
今時自演認定して楽しい?
君はこういう掲示板に向いてない。もっと空気を読んで!

60:名無しさん@ピンキー
08/07/23 09:22:34 YDHCIzzD
>>46
送れたけどGJ!

>>59
逆www

61:名無しさん@ピンキー
08/07/23 09:24:50 5uTWrIDH
とりあえず、これ以降は徹底的にスルーな
構えば構うだけ、荒らしを付け上がらせるだけだから

62:名無しさん@ピンキー
08/07/23 09:58:26 IlxV2Qci
でも、こんなに簡単に釣れる低脳荒らしも珍しいだろ。
ダボハゼ馬鹿は構って遊ぶが吉。
今頃涙目でモニター見てるってwww

63:名無しさん@ピンキー
08/07/23 10:29:17 s0MfTWjK
夏ですね。

64:名無しさん@ピンキー
08/07/23 10:35:03 BuMcQbdk
>>46
人を自演荒らし認定する馬鹿がいるみたいだがちーゃんと耳の痛い意見も受け入れるようにな。
さもないと今の稚拙なレベルで止まっちゃうよ。
後書きはうざいだけ、作品内ですべて語れ。
話もいらん部分で長ったりーしセリフ回しもそこらのライノベ以下だ。
総じて読めるレベルじゃないのでどっかで鍛えてください。
今のままのあんたの次回作は見たくない。


65:名無しさん@ピンキー
08/07/23 10:46:01 Aee1txFg
あーなるほど
今朝方からのIDをじっくり見てると、色々見えてきますなぁw

66:名無しさん@ピンキー
08/07/23 11:20:22 Vhls4FIk
要求ばっかり大きくて投下する人がいなくなる典型的パターン


67:名無しさん@ピンキー
08/07/23 11:27:35 8ahAemVT
>>64
ウエカラ メセン (・A・)イクナイ!

>>66
多くを望んでも、結局得られるものは少ないのにね。
今の状況下、作者がこうして投下してくれてるだけでもありがたいというのに。

68:名無しさん@ピンキー
08/07/23 12:13:06 Aee1txFg
48 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/22(火) 23:42:49 ID:B1ycy4oj
やっと終わったか。
長かったな。

49 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 00:45:58 ID:+AJJGTy6
長すぎたな。間延びしすぎだ。
あと自分語りはウザイといってもわからんか?

51 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 01:33:56 ID:7E8j7Ois
もう来なくていいぞ。

53 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 07:50:26 ID:BuMcQbdk
だな、もうコイツは底がしれたわ。後書きとかうざいし。
また書くなら初心者スレとかで練習してからおいで。

57 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 08:48:15 ID:7E8j7Ois
>>55
目測ハズレ乙wwwwwwwwww

59 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 09:09:59 ID:BuMcQbdk
>>55
今時自演認定して楽しい?
君はこういう掲示板に向いてない。もっと空気を読んで!

64 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/07/23(水) 10:35:03 ID:BuMcQbdk
>>46
人を自演荒らし認定する馬鹿が


 IDを良く見てみましょう。
 ほら一定の法則が見えてきますね?

69:名無しさん@ピンキー
08/07/23 12:21:44 8ahAemVT
>>68
>>56

70:名無しさん@ピンキー
08/07/23 13:50:30 +5zcGR0X
ID:8ahAemVT

71:名無しさん@ピンキー
08/07/23 17:12:06 +QNyuUK3
ID:Aee1txFg=アルマ

72:名無しさん@ピンキー
08/07/23 20:50:30 IlxV2Qci
低脳ダボハゼ釣られ荒らし君御疲れ様
そろそろお脳の御医者さんに行ったほうがいいよw

73:名無しさん@ピンキー
08/07/23 21:49:49 UF/9fdWq
議論スレ逝け
スレリンク(pinknanmin板)

74:名無しさん@ピンキー
08/07/23 22:11:00 7E8j7Ois
後書きとか入れるから荒れるんだよ。
つか、後書きなんてもんを投下した時点で読む気が失せた。
遣り残した感があるなら、後日談短編でも作ればよかったんだよ。

改行を殆ど使わない、読みにくいだけの自分語り入れたいなら、
自サイトにでも掲載する時に好きなだけやればいい。
ただでさえ荒れてるところであんな事をやれば、こうなるのは目に見えていた。
火に油を注ぐとは良く言ったもの。見事なまでに絶妙のタイミングだった。
だから「もう来なくていい」っつったんだよ。

75:名無しさん@ピンキー
08/07/23 22:19:04 rF2rYeQj
>>74
お前ダボハゼって呼ばれてるぞw

76:名無しさん@ピンキー
08/07/23 22:32:10 5uTWrIDH
>>74
だからそういうのは議論スレでやれってのが分からないのか?
てか人に火に油注ぐだなんだと言う割に、今お前がやってることもまた同じってことには気づいてないのな。

そういう勘違いしてるやつこそ、もう来なくていいから。

77:名無しさん@ピンキー
08/07/23 22:34:13 pNje+Rpv
そんなに読む気が失せたっていうならトリップNG放り込んでスルーしとけばいいだろ
わざわざ来なくていいとかいう方が荒れるにきまってるだろ

78:名無しさん@ピンキー
08/07/24 00:29:24 1EqPKBml
>>75
やあ、ダボハゼw

79:名無しさん@ピンキー
08/07/24 07:01:06 yJmGMRHg
>>74
文句長い…消えよ。
作者氏、エロ面白かったから気にせずに。

80:名無しさん@ピンキー
08/07/24 11:12:43 nbV1tOEV
>>74は後書き入れたのが個人的に気に食わないから荒らしてるんだよ。
ただでさえ>>74が荒らしているところで>>74の気に食わないことをやれば、こうなるのは見えていた。
火に油を注ぐとはよく言ったもの。見事に>>74のどストライクだった
>>74は「俺が荒らすからもう来なくていい」っつたんだよ。

荒らしの琴線に何が触れるかなんて分からんし、ずっとこのままかねぇ

81:名無しさん@ピンキー
08/07/24 13:22:43 ewCja88R
あー なんつうか
嫌なら読むな
文句も言うな
無視しろ

82:名無しさん@ピンキー
08/07/24 17:23:45 joSx3Xv4
荒らしに反応する奴も全員荒らし

83:名無しさん@ピンキー
08/07/24 18:14:11 1EqPKBml
面白いくらいに釣れてるな
さすがダボハゼの生簀。
ここまで来るとさすがに笑えねえ。

84:名無しさん@ピンキー
08/07/25 07:12:43 ttV3p/fX
( ゚д゚ )

85:名無しさん@ピンキー
08/07/25 07:20:27 /RWQ1qha
こっちみんなw

86:名無しさん@ピンキー
08/07/25 23:04:10 79WZCdmn
厨房のオナニー駄文ばかり読ませられる身にもなってくれよまったく・・・

87:名無しさん@ピンキー
08/07/26 00:13:17 1q7KqHTM
エロパロ板のSSに何期待してんだオマエ

88:名無しさん@ピンキー
08/07/26 01:02:23 y0KjBfZm
プロであれアマチュアであれ、創作物の発表は総じて公開オナニーだろjk

89:名無しさん@ピンキー
08/07/26 01:34:21 39vKbf8J
問題はオナニーじゃない。駄文か否かだ

90:【僕オマエ】作者
08/07/26 02:55:54 py/FE4DI
 こんばんは。
 空気を読まずに投下します。

 お久しぶりです。
 書いては消しの繰り返しでした

 ジャンルは
【強制女性化】【レイプ】【強制破瓜】【爆乳】【玩具化】

 NGワードは【僕オマエ】でお願いします。

 夏の光は希望の輝き 涙の後には―
 たったひとつの真実に惑う、見た目は女、頭脳は男。
 その名はリバーサー(再生計画被験者)薫(カオル)。

 詳しくは過去ログ参照にて。

91:【僕オマエ】作者
08/07/26 02:56:51 py/FE4DI
■■【29】■■

 男と女の間に、友情など存在するわけがない。

 それが『彼』の持論だった。
 男は女のあそこにチンポを突っ込むために生きているし、女は男のチンポをあそ
こに突っ込まれるため“だけ”に生きている。それは有史以来からの自然の摂理で
あり、神様が(そんなものがいれば、の話だが)決めた生物としての大原則だから
だ。
 もし男と女の間に「友情」のような感情が有り得ると主張するのなら、それは、
何らかの理由で手を出せない女に対し、男が自分の心にある欲望を誤魔化すために、
自分に嘘を付くため、単なる方便として使用しているだけに過ぎないのだと思って
いる。
 目の前に、男に吸われるために存在しているようなデカい乳があれば、しゃぶり
たいと思う。
 ふるいつきたくなるようなイイ女がいれば、その唇に吸い付き、舌をたっぷりと
ねぶりながらおっぱいを揉みたて、体を二つに折って突き立てるようにあそこにチ
ンポを捻じ込みたいと思う。
 たっぷりと犯し抜いてやりたいと思う。
 それは男として……オスとしてのごく自然な衝動だ。
 それを誤魔化してヌルい友情ごっこを演じ続けるほど、『彼』は“虚勢”されて
はいなかった。
 ただ、それだけの話だった。

         §         §         §

 『彼』が“そいつ”と最初に会った時、“そいつ”はクラスの男子が数人たむろ
してる、その中心にいた。
 無意識に舌打ちしたのを覚えている。
 それが、女だったからだ。
 女が男に混じって対等に話をしている。
 それだけの事が、単純に腹立たしかった。
 『彼』は、そういうところが、今となっては化石級の男尊女卑思考だった。
 それからだ。
 何かにつけて姿を見るようになったのは。
 そして意識するようになった。
 “そいつ”は、とにかく乳がデカい。
 背が低く、顔は中学生みたいな童顔なのに、胸だけが大人の女顔負けな、馬鹿み
たいなデカさだった。
 ミニマムな体にマキシマムなおっぱい。
 で、ありながら“女らしい”かと言えば、決してそんなタマではなく、負けん気
が強い上に、言葉遣いも乱暴だった。
 まるで男のようだった。
 きっかけは何だったのか、今となっては思い出せもしない。
 ただ会えば口喧嘩をした。
 だが、喧嘩するのが楽しいとも思えた。
 その頃はまだ、女として意識してはいなかった。
 向こうが望むなら抱いてみてもいいかもしれない。
 そんな程度の認識だった。
 乳がいくらデカかろうが、“そいつ”は男に対する時、普通の女として持ってい
るだろう恥じらいとかデリカシーとかと、全く無縁だったからだ。
 それが、いつだったか……そいつが目の前で、頭の後で両手を組み、脚を机に投
げ出すといういささか行儀の悪い格好をした。その時、腕を上げているため巨大な
乳を覆うブラの下半分……まあるい下乳が『彼』から丸見えとなったのだ。
 『彼』は笑いながら言った。
 『ちょっとは恥じらいを身に付けたらどうだ?』と。
 すると“そいつ”は一瞬だけポカンとして、自分のしている格好に気付き、
「そっ……そういうのは、もっと早く言え……」

92:【僕オマエ】作者
08/07/26 02:58:33 py/FE4DI
 と、不意に顔を真っ赤にしてセーラー服の裾を引っ張って上目遣いに『彼』を睨
んだ。

 ―不意打ちだった。

 あっという間にイチモツが勃起し、ムラムラとした暗い欲望が湧いた。
『壊したい』
 と、思った。
『犯し抜いて、俺色に染め、めちゃくちゃにしてぇ』
 そう思った。

 それからだ。

 それから『彼』は、“そいつ”のことを「友達」とは見なくなった。

 いや、見る事が出来なくなった。
 いつか自分のモノにするための「獲物」としか、見られなくなったのだ。
 “そいつ”が、なかば都市伝説扱いになっている『再生計画(リヴァース・プロ
ジェクト)』という国際医療臨床実験の被験者であり、男から女に性転換した『転
体』だという、まことしやかな噂が流れていたが、『彼』には関係無かった。
 問題は、あそこにチンポを突っ込む『膣』があるかどうか。
 それだけだった。

 そして彼は実行した。

 6月18日の事だ。
 一人になるのを見計らい、手下(相手は友人だと思ってるかもしれないが、手足
のように動かせる人間を友人と呼ぶ馬鹿はいないと『彼』は思っている)を連れて
襲ったのだ。
 場所は放課後の保健室。
 周囲に人がいるような教室は無い。
 おあつらえむきに、保険教諭はその時間、職員会議で職員室にいると聞いていた。
 引き倒し、押さえつけ、3人がかりでひん剥いた。

 ―思ったとおり、実に美味そうな身体だった。

 乳も申し分無い。
 乳首も好みの形と大きさだった。
 そして股間にはしっかりと『膣穴』があり、チンポなど影も形も無かった。
 多少邪魔が入ったが、自分のモノにするという欲望めいた決意は、ますます強固
になったのだ。
 坂東正志とは、そういう男だった。

         §         §         §

 その時、さすがに停学を食らったが、彼はそれくらいで目の前にぶら下がる極上
の“肉”を諦めるほど、物分りは良くなかった。
 処分された5日後には、偶然を装い、公園で薫を襲った。
 もちろん、街中で薫を見かけたという情報を聞きつけ、わざわざ手下を呼び出し
て数を揃えたのだ。
 23日の事だ。
 それから復学する7月3日まで、10日間に渡って登下校だけでなく、昼休みに
まで呼び出して“仕込んで”いった。
 土日にはフルメンバーで薫を嬲り、可愛がり、その体に快楽を刻み付けていった。

 そして7月3日。
 復学したその日の昼休みに柔道部の部室に薫を呼び出し、その、小さく細い体に
はまったくもって不似合いな豊満乳房を曝(さら)け出させて、6人で代わる代わ
る“たぷたぷ”と揺らして楽しんだ。

93:【僕オマエ】作者
08/07/26 02:59:53 py/FE4DI
 それから次の日の昼休みまでわざと何も連絡をせず、ホッとさせた所で改めて呼
び出すと、今度は6人で代わる代わる、たっぷりと時間をかけて血管が薄く浮くく
らい白くて馬鹿デカい乳房を丁寧に揉み込んでやった。
 最初は、あくまで挑戦的で生意気そうだった薫の顔は、二巡する頃には目がとろ
んととろけ、口は半開きになったままで、まるで痴呆のようなだらしない顔付きに
なっていた。
 彼は、込み上げる笑みを抑えられなかった。
 じっくりと事を進めてきた成果が現れていた。
 そう確信したからだ。

 その日の放課後も呼び出さなかった。

 帰りにも、待ち伏せはさせなかった。

 その代わり、次の日の7月5日には、登校してきたところを捕まえ、トイレの個
室に連れ込んだ。
 「デカ乳出せ」と一言だけ言うと、昨日よりわずかではあったが逡巡が短く、さ
したる抵抗も無く“ぶるんっ”とおっぱいを放り出した。
 単に捨て鉢になっているようにも見えたが、違う。
 昨日まで、わざと決して集中しては責めなかった紅い乳首が、既に硬く勃起して
いたのだ。
 薫の身体が無意識に、坂東達の与える刺激を求めているのだった。
 坂東はそれを確認すると、とうとう男達に乳首への責めを許可した。
 今まで、わざと一度も直接乳首を嬲ろうとはしなかった。
 手の平で擦れることはあっても、決して乳首だけを捏ねたり、摘んだり、弄った
りはしなかったのだ。
 それは全て、今日この時のためだったのである。
 そうして坂東は個室の外から、自分はその中には決して加わらないまま、薫がたっ
ぷりとした乳を丁寧に揉まれた後、男達に代わる代わる乳首を嘗められ、吸われ、
ねぶられるのをじっと見ていた。
 そして“それ”は、山口が左の乳首を手を使わずに口に含み、“ちゅばっ”と吸っ
た時だった。
「はんっ……」
 うっとりと快楽に呆け、男達が嘗めやすいように胸を突き出した格好のまま、薫
が鼻にかかった甘ったるい艶声を放ったのだ。
 薫はすぐにハッとして唇を引き結び、何かに耐えるかのように下唇を噛んだが、
もう遅かった。
 坂東はその薄い唇を酷薄に歪め、笑みを深くしていた。

         §         §         §

 その日から、坂東達は毎日いつでも、嬲りたい時に嬲りたい者が薫を呼び出した。
 昼休みと放課後は大抵6人全員で嬲ったが、間の短い休み時間は、呼び出せる者
が呼び出した。
 トイレに連れ込み乳首をいぢめたくった木曜日は、午前中から休み時間の度に呼
び出していた。
 金曜日は登校時もHR前も、休み時間も、体育の授業中でさえ、呼び出して乳を
嬲った。
 もちろん土曜も日曜も、息をつく間を与えなかった。
 前の週は触るだけだった“完熟乳房”を、人の目を盗んで嘗めた。
 吸った。
 噛んだ。
 ねぶった。
 6人で、たっぷりと、時間をかけて。
 そうして、乳以外の部分へも、徐々に手を広げていった。

 7月7日の土曜日は、七夕だった。
 坂東は他の2人と一緒に薫を午前10時頃に呼び出して、再び2駅先の隣町まで
行き、仲間と合流した。

94:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:01:25 py/FE4DI
 薫は前の週と同じく、ウィッグを被り、帽子を被り、明るい色の伊達眼鏡をかけ
て、女の子っぽいブラウス(それは薫の母が買って来たまま、今まで一度も袖を通
した事の無い、とても可愛らしいデザインだった)を身に着け、ちょっと見ただけ
では薫だとわからないほど印象をガラリと変えていた。もちろん、その豊か過ぎる
ほど豊かな胸だけは、隠しようが無かったのだが。
 傑作だったのは、薫の着てきたブラウスとブラを、隣町の駅の男子トイレで脱が
せ、目の前の洋式便器に落としたあと、6人で順番に小便をかけた時だ。
 その時の驚愕に見開かれ、泣きそうになった薫の顔を思い出すだけで、坂東の顔
が嗜虐に歪む。
 怒りと悔しさに目元を赤らめ、今にも殴りかかりそうな薫の目の前へ、坂東達に
乳を好きに嬲られながらうっとりと呆けたような顔をしている写真をかざしてやっ
たら、すぐに大人しくなった。
 その様(さま)には、実に胸が空くような思いがした。
 まったくもって愉快極まりなかった。
 坂東は、わざわざ薫のために用意していた、襟ぐりのゆったりとした生地の薄い
白タンクトップと、股下ギリギリの短いデニムスカートに着替えさせると、強引に
彼女を繁華街へと連れ出した。
 タンクトップは襟ぐりが深過ぎて、細い体には不釣合いなほど巨大な乳房のまあ
るい上半分はすっかり見えてしまっていたし、ゆったりとしていながら、脇からは
乳肉が揺れ動くだけで今にも乳輪が覗いてしまいそうなくらい、布の面積が小さかっ
た。
 おまけに、ひどく薄い。
 何もしていないのに普通の状態で乳首が透けて見えていた。

 もちろん、ブラジャーなど着けさせなかった。

 午前11時過ぎ。
 休日の繁華街。
 昼近い時間ともなれば、いくら地方とはいえ雑踏が生まれる。
 その中で、歩くたびに“ゆっさゆっさ”と上下左右にやわらかく揺れ動く規格外
のノーブラおっぱいは、道行く男達の視線を奪った。
 タンクトップが汗を吸って、すっかり透けた紅い乳首を無遠慮にジロジロと眺め
られ、おまけにニヤニヤと笑われた薫の肌は、羞恥の炎に炙られ、あっという間に
赤く染まった。しかもデニムスカートの丈はとても短く、身を屈めようならヒップ
の割れ目までが覗いてしまうほどなのだ。
 坂東は、恥ずかしそうにスカートを引っ張り背中を丸めようとする薫の頭を小突
き、胸を張らせたが、白い生地にクッキリと尖って浮き出た乳首を摘んで手酷く捻
り上げた時、思わず声を上げて笑いたくなった。
「や…やめ…て…」
 薫が思いもよらぬほど女の子らしい、か細い声で懇願したからだ。ついさっきま
で、まるで男のように粗野で乱暴な言葉遣いをしていた、あの薫が、だ。
 しかも、乳首は硬く大きく勃起している。
 意識は嫌悪し、拒絶していながら、肉体は周囲に見られ視姦される事で、明らか
に性的に反応していたのだ。
 ひょっとすると、薫の肉体と潜在意識は、意志を裏切りマゾヒズム(被虐性)…
…被虐性淫乱症に目覚めつつあるのかもしれない。
 坂東はそれが面白くて、信号待ちしている最中に胸元の襟を“ぐいっ”と引き下
げると、驚いて身を引く薫の腕を強く握り動けなくしてから、“ぼろん”とまろび
出た左乳房の勃起乳首を素早く“べろべろ”と嘗めた。滴り落ちるくらいに唾液を
たっぷりとまぶした乳首は、濡れた薄いタンクトップがぴったりと張り付き、その
細部までがクッキリと浮かび上がり、そのいやらしさは相当なものだった。
 また、レンタルビデオ店と牛丼屋の間の、わずか50センチ程度の隙間に引っ張
り込んで表通りに背を向けると、手早くタンクトップを首まで捲くり上げて両方の
乳房をすっかり放り出し“ちゅばちゅば”と左右交互に乳首を吸ってやった。
 声を上げ、身を捩り、暴れて逃れようとした罰にキツく歯を立てて噛むと、途端
に大人しくなるのが面白かった。

 乳をオモチャにし、尻を弄り、体中を散々嬲った後、1時間程で待ち合わせてい
た山口にバトンタッチした。

95:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:02:31 py/FE4DI
 俯き、肩を落として引き摺られるようにして連れられていく姿は、まるで奴隷商
人に連れられていく奴隷のようだった。
 人ごみに消える直前、山口の左手が薫の尻を、もう撫で回し始めているのを見て、
坂東は自然と笑みがこぼれた。

 適当に時間を潰している最中、幾度と無くケータイに着信があった。
 どのメールにも、必ず何かが添付されていた。
 写真と動画と、音声までがあった。
 添付されていた写真は、山口や谷崎、それに竹山と神原と河野達から、それぞれ
自分以外の男が薫をどう扱っているか、遠距離だけでなく時には驚くほど近距離か
ら、まるで盗撮写真のように撮影したものばかりだった。

 昼食をとるために入ったのだろうか。程よく混んだファミレスのシートに並んで
座り、仲良くメニューを眺めているようなショットでは、メニューシートの裏側で
明らかに薫の右の乳房が剥き出しにされ、無造作に揉み立てられていた。
 ひと気のないマンションの階段を隣のビルから撮ったようなショットでは、薫を
膝に座らせながら両手で剥き出しにした椰子の実みたいな巨大おっぱいを、思うさ
まおもちゃにしている姿が正面から映っていた。薫の顔は嫌悪に歪みながらも、ど
こか陶然としており、乳首を摘まれ、“くりくり”といじくられながら引っ張られ
ているショットでは、どう見ても目の焦点が合っていなかった。
 ゲームセンターの最新式ホログラム筐体の前では、周囲の人間の目を盗みながら
薫の乳首を捻り上げている男の姿もあった。どうやら、操作に失敗した薫に罰とし
てそうしているようだが、白く薄いタンクトップを“ぷっくり”と押し上げる乳首
は、明らかに大きく勃起していた。
 信号待ちの道の向こう側、タンクトップを捲り上げられて、一瞬、何が起こった
のかわからず「きょとん」とした薫が写っていたショットもあった。こちら側に立
つ歩行者の男達は、さぞ驚いた事だろう。この後、どんな顔をして信号を渡ったの
か、それとも逃げたのかは、次のショットで明らかになった。
 薫は階段を上がっていた。
 ショットはその姿を、後から捉えている。
 懸命にお尻を手で隠しながら、出来るだけ急いで上がろうとしている薫の、その
ふっくらとした白いヒップには、あるべき下着が無かった。
 おそらく、逃げた罰としてパンツを脱がされたのだろう。
 だが、彼の目を見開かせたのは、その姿だけではなかった。
 薫の太股の内側。
 うっすらと血管が浮き出るほど白い内腿に、ナメクジが這ったような、きらめく
粘液の道筋を見つけたからだった。
 蜜を吸ってまとまり、太く黒く艶やかによじれている縮れた陰毛が、シルエット
に浮かび上がっていた。
 坂東の顔に、堪えきれぬ笑みが浮かんだ。
 そうして写真を追う毎に、まだまだ白くて綺麗だった薫の乳房が、少しづつキス
マークや歯形、指や手の跡で赤く、所々鬱血し、紫がかった色で染まっていってい
た。
 薫の乳房が汚されてゆく。
 薫の体に『行為』の残滓を刻み込まれてゆく。

 そして添付ファイルには時々、音声データが混じっていた。
 声を荒げ、懸命に抗いながらも、すぐに無言になり、やがて押し殺したような荒
い吐息が混じる薫の声だった。
 ぴちゃぴちゃと何かを嘗めるような音に混じり、抑えきれない艶声の混じってい
るものもあった。
 坂東は周囲が訝しげに見るくらい愉快そうに笑うと、それ以後のメールを全て無
視した。
 お楽しみは、後にするほど美味しくなるからだ。

 山口に薫を渡してからおよそ5時間後の午後5時半頃。
 事前に待ち合わせていた場所に向かうと、頬どころか体中真っ赤に火照らせた薫
が、河野の肩に縋るようにしてふらふらと立っていた。

96:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:03:48 py/FE4DI
 すぐに薫を“受け取る”と、そのまま一階がテナントのブティックになっている
近くのマンションに向かい、裏手の薄暗い階段を3階まで強引に引き摺るようにし
て上って、薫が抵抗する間も与えずに素早くタンクトップを捲り上げた。
 “ぼろん”とまろび出た椰子の実みたいな“巨大乳房”に、坂東は人目を気にせ
ず、声を上げてゲラゲラと笑った。
 坂東を含め、6時間もかけて代わる代わる男達に遊ばれ、嬲られ、嘗められて吸
われて揉まれまくった馬鹿みたいにデカい『完熟おっぱい』は、キスマークと内出
血で真っ赤に染まり、熱を持って、しかもその至るところに痛々しい歯型が散って
冗談のような見事な『陵辱おっぱい』に仕上がっていたからだ。
 おまけに、薫の股間からは明らかに発情してたっぷりと濡れたオンナの匂いが立
ち上り、それらが、薫がもうすっかり“出来上がっている”事を示していたのだ。
 坂東は素早く薫のデニムスカートの中へ手を差し入れ、指で股間を撫で上げた。
「あっ……」
 か細く、震えるような声を上げ、薫はふらつく脚で飛び退るように坂東から離れ
たが、もう遅い。
 坂東の太い指には、ねとねとした粘液がべったりと付いて、ぬらぬらと濡れ光っ
ていた。
 ゲラゲラと坂東の前では薫の顔が恥辱に歪み、背けた目尻には、うっすらと涙が
光っていた。
 坂東は思った。
 処女でありながら性感をすっかり開発され、男の愛撫にすぐさま反応するように
なった「元男」。
 こんなに面白いモノは無い。
 悔しげに唇を噛み、涙に濡れた潤んだ瞳を逸らしながら、それでも負けまいと胸
を張る薫を見て、坂東は改めてその膣内に自分のイチモツを捻じ込み、体の奥の子
袋に精液を注ぎ込む日を、たまらなく待ち遠しく感じた。

         §         §         §

 次の日の日曜日は、日が落ちてから呼び出した。
 あれだけ嬲ったのだ。
 乳は熱を持ち、ヒリヒリと痛んで眠れなかったのではないか?
 男達は誰もがそう思った。そう思いながら、それを暗い悦びに変えた。
 皆、あの元男だという、どうしようもなく強気で生意気だった馬鹿女の泣く姿が
見たいのだ。
 薫が泣きじゃくり、許しを請い、か弱く震える姿が見たいのだ。

 隣町の駅の改札を通って駅前のロータリーに姿を現した薫は、魂が抜けたような
顔付きをしていた。
 無表情で、諦めと達観が瞳に満ちていた。
 昨日、あれだけの事をしてやったにも関わらず、薫はウィッグと帽子と伊達眼鏡
はともかく、生意気にも襟元までボタンを留めた厚手のブラウスを着てきた。おま
けに、下はデニム・ジーンズだった。
 男達は当然のように薫を男便所に連れ込み、入り口に見張りを立てた。
 そして、薫のブラウスとジーンズを脱がせて、ブラウスは昨日と同じように便器
に落とし、小便をした。
 痰を吐きかけ、唾を落とし、タバコを丁寧に擦りつけた。
 堪えきれなくなったのか、その段になってようやく、薫の顔が歪んだ。
 怒りか、悲しみか、それとも屈辱か。

 昨日はあの服のまま家に帰したが、親にはどう説明したのだろう?
 ふとそう思いながら、坂東は下着姿の薫をじっくりと眺めた。
 破廉恥な格好で、しかも下着を付けず、おまけに胸元にはキスマークや歯型がたっ
ぷりと刻まれているのだ。
 まともな神経の親なら、仰天して問い質し、外出禁止にでもして警察に通報する
かもしれない。
 だが、そうはならなかった。

97:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:05:13 py/FE4DI
 と言うことは、上手く誤魔化したか、薫に対して無頓着か、気付けない環境にい
るか……だ。

 坂東は神原に目配せすると、薫に紙袋を渡した。
 与えた服は、昨日よりもっと露出があからさまなものだった。ベビードールとも
間違われそうなくらい、薄く、丈の短いキャミソールで、色は黒だが、昨日のタン
クトップよりも生地が薄いシースルーだ。
 それから薫の履いて来たジーンズをナイフで切り刻み、陰毛が見そうなくらい布
地の少ない、腰履きのデニム短パンへとその場で改造した。 しかも、前が留めら
れないようにボタンを切り取り、ファスナーは半分までしか上げられないように壊
した。
 上はもちろん、ブラジャーは着けさせなかった。
 しかも今日は、その後で最初からパンツを脱がせた。
 それだけは許してくれと懇願する薫に、昨日の出来事をプリントした写真を何枚
も見せた。
 6人がそれぞれ持ち寄った、数十枚を数える写真の束だ。
 それを男子トイレの汚れた床にばら撒いた。

 ―そこには、昨日の薫が写っていた。

 およそありとあらゆる場所で、体(特に乳房)をおもちゃにされる薫の痴態が写っ
ていた。

 ファミレスで昼食を取りながら、好き勝手に馬鹿でかい乳を揉まれる薫。
 ひと気のないマンションの階段で、膝に座らされながら両手に余る裸の乳をおも
ちゃにされて陶然とする薫。
 ゲームセンターの筐体の前で、大きく尖った紅い乳首を捻り上げられ、身を捩る
薫。
 信号待ちの道の向こう側、タンクトップを捲り上げられてキスマークだらけの巨
大な乳を大勢の前に晒される薫。
 ノーパンのまま階段を上らされ、あそこをとろとろに濡らし、蜜を太股に滴らせ
ている薫。
 マックの窓際の席で、紅くマダラな色に染まった豊乳をキツく吸われている薫。
 薄暗い路地で、歯形のいっぱいついた乳房を、自らタンクトップをまくりあげて
晒している薫。
 壁に抑え付けられながら、2人の男に同時に唾液で濡れた乳を吸われ、焦点の合
わない視線をさ迷わせている薫。
 左右から指で摘まれた乳首を引っ張られながら、涙目で顔を伏せ、唇を噛んでい
る薫。
 激しく引っ叩かれ、赤い手形のくっきりと付いた乳房を揺らしている薫。
 乳首の所だけが濡れて張り付き、ハッキリ紅い色が浮かび上がったタンクトップ
を真っ赤な顔で見下ろしている薫。
 電車の中で、ニヤつくサラリーマン風の男に見られながら、隣に座る男にゆった
りと乳を揉まれている薫。
 電柱の陰で、乳房に塗りたくられたソフトクリームをベロベロと舐められている
薫。
 繁華街の雑踏の中で、逃げられないように腕を掴まれ、後ろから尻を好きに撫で
回されている薫。

 どの薫の姿にも嫌悪の表情が有り、そして隠しきれない恥辱と愉悦、快楽に揺れ
る女の濡れた色が在った。
 動画もあった。
 小型でありながら高い解像度と指向性集音マイクと、テラバイト単位のメモリー
を装備したケータイ(コミュニケーター)が実現した、非常に鮮明かつ、臨場感溢
れる画像だった。
 わざわざそれを、床に散らばった恥辱の写真を這い蹲りながら掻き集めている薫
の目の前で再生した。

 あらかじめ連絡を受けて待ち受けていたのだろうか。
 ビルの一室に連れて来られ、すぐに押し倒され、タンクトップを捲り上げられて、

98:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:06:16 py/FE4DI
こぼれ出た乳房を思うままに吸い立てられ、ひとしきり満足したのか、先にさっさ
と立ち上がった男に急かされて、揺れ動く重たげな乳をタンクトップを引き下ろし
て納め、乱れた髪を整えながら立ち上がり、部屋を出てゆく薫。
 ファーストフード店のトイレに入ろうとしたところを後から突き飛ばされ、その
前に散々何かを飲まされたのか、我慢出来ずに、胸元まで真っ赤になりながら放尿
している、タンクトップを捲り上げられつつ乳を吸われる薫。
 子供が遊ぶ小さな公園で、木陰で乳を両手で散々めちゃくちゃに揉まれ、乳首を
ひねられ、吸い立てられて、ふらふらになったところで子供達の前に放り出され、
ノーパンの尻をスカートから覗かせて、ついには指を指されながらおぼつかない足
取りで逃げる薫。

 それはまさに、『キスとセックスをしないだけで、それ以外はやりたい放題』の
様相だった。
 薫は真っ青になりながら、トイレの床に散らばった自分の恥辱の姿をかき集め、
坂東達はその姿をニヤニヤしながら見下ろしていた。
 こうなっては、もう薫に抗う術は無かった。
 坂東は薫をノーブラ・ノーパンにしてトイレから引き摺り出すと、ヘソの見える
シースルーのキャミと、陰毛が少しはみ出したデニム短パンのまま、腰を抱くよう
にして仲間とボーリング場へと向かった。
 もちろん、歩きながらキャミの脇から手を差し入れ乳を嬲り、揉み、乳首を捻っ
て尻を撫でるのも忘れなかった。
 交互に薫を暗がりへと引きずり込んでは、代わる代わるキャミを捲り上げて乳首
を吸い、噛み、嘗めたくった。
 嫌がり、身を捩り、逃げようとすれば、単パンに手を突っ込んではみ出している
陰毛を引き抜いた。
 夜とはいえ、まだ日も落ちて間も無い道すがら、人影は多い。
 だが、ガラの悪い男達に囲まれた、破廉恥な格好の頭の悪そうな女を助けようと
する奇特な人間は、ただの一人もいない。
 シースルーのキャミの下、乳首が丸見えの巨大な乳を揺らし、陰毛のはみ出たデ
ニム単パンを腰履きにした、足取りも不確かで目の焦点が合っていない色情狂(イ
ンフォマニア)。
 薫を見た人間は、きっと一人残らずそう思ったに違いなかった。
 たとえ事実が、どうであろうとも……。

 薫の連れていかれたボーリング場は、日曜の夜だというのに客がほとんど入って
いなかった。
 その上、坂東の顔馴染みなのか、店員とほとんど言葉を交わす事なく、彼等は一
番奥の、入り口から最も遠く、最も人の目が届きにくい場所に陣取った。
 参加人数は1レーン4人。
 薫と、後は3人の男が代わる代わる投げた。

【最初に薫が投げ、あとから投げた男は薫よりもピンを倒した数が多ければ、その
体を自由に出来る】

 そういうルールだった。
 坂東達は知っていた。
 薫には、男だった頃、ボーリングの経験がほとんど無い事を。
 その上、女の体になってからは、一度もプレイしていないはずだ。
 坂東はそれを知りながら、薫に13号の重いボールを与えた。
 薫は、その重いボールに指を入れて持つ事も出来ず、ただ両手で懸命に持って、
そのボールと同じくらいの大きな乳房を揺らしながら、レーンに置くようにして転
がすだけで精一杯だった。
 当然、ガーターを連発した。
 一投目からバランスを崩し、半ば転ぶようにしてボールを置くと、レーンの途中
であっけなくガーターに落ち、次の投者の男は快哉を叫んだ。
 ふざけたフォームで投げたその男は、2本倒した後、薫を膝に抱いて背後からゆっ
たりと、薄いキャミの上から薫の豊か過ぎるほど豊かな重たいデカ乳をめちゃくちゃ
に揉み込んだ。
 その次の男は4本だった。
 その次は、1本。

99:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:07:35 py/FE4DI
 それでも全員、薫より多かった。
 3人は薫の乳房を順番に揉み立て、乳首を摘まみ、引っ張り、何度も噛んで、ま
だ前日の跡の残る肌に再びキスマークを刻んでいった。
 そんな薫もニ投目は、首元まで真っ赤に火照らせながら、なんとか3本のピンを
倒した。
 だが、後に続いた男はストライクだった。
 その次の男は5本。
 その次はスペアだった。
 結局、1ゲーム終わるまでに1時間以上を要したが、最後まで3人の内の誰かが、
必ず薫の体をおもちゃにした。
 男達は、手にも余る、たっぷりとした重みを感じさせる乳房を、触り、揉み立て、
捏ねて、吸い、噛み、そして乳首も乳暈も、しっとりとした肌の隅々まで“べろべ
ろ”と嘗めたくった。
 ゲームの中盤からは、その『数え切れないほどのキスマークや歯型で「自分達の
モノだ」という刻印を刻みつけてやった“まだら”に白い肌』を、全員で代わる代
わる面白半分に『パンッ!』と小気味良い音をさせながら引っ叩き、真っ赤に腫れ
あがらせた。
 血管が薄く透けるほど色の白い肌は、そんな被虐の色が実に良く映えていた。
 そう。
 坂東はその時、初めて薫の乳房を「美しい」と思えたのだ。

         §         §         §

 そこまで考えて、坂東は目の前に広がる惨状を見やり、大きく唇を歪めた。
 扇情的な痴態を晒している爆乳少女に、また一人、汚濁した精液をブッかけてい
た。
 7月9日の月曜日。

 校内にもうほとんど残っている生徒のいない放課後。
 薄暗い、普段使われる事の無い特殊教練の3階の西側男子トイレの中だった。
 むせかえるような汗と精液と小便の匂いの中、強張って青白くさえ見える薫の顔
色が、狼に囲まれた手負いの小鹿のように見えた。
 『セックスだけはしない』という約束だけは護ってきたが、それも反故になる時
も近そうだった。
 だが、反故にするのは坂東達の方ではない。
 薫の方から反故にさせるつもりだった。
 薫の体を性感で開拓し、開発し、快楽に塗り込めて篭絡し、自らセックスを請う
くらいにまでしてやるつもりなのだ。
 一言、薫が「もっと」と言えば、すぐにでも男達は薫の体を味わえる。
 そのためには、ペニスや精液への嫌悪感を無くす事が必要だった。
 『リヴァース・プロジェクト』の被験者で、元男だというのが真実ならば、精液
やペニスそのものに対する嫌悪感は無いだろうが、それも、他人の……となると話
は別だ。

 肌を晒す事に慣らした。

 乳を晒す事に慣らした。

 肌を触られる事にも慣らした。

 乳を嬲られる事にも慣らした。

 乳首を咥えられ、しゃぶられ、嘗め回される事にも慣らした。

 次は、精液の匂いとペニスの感触に慣らす番だった。
 焦りはしない。
 焦って全てを台無しにしては、意味が無いのだ。

 坂東は再び硬く立ち上がってきたペニスを扱きながら、今度はどこにブッかけて
やろうかと考え、下唇を“べろり”と嘗めた。

100:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:08:34 py/FE4DI


 月曜日からは、再び好きに呼び出す日々が続いた。
 土日に遊び過ぎたおっぱいは、一晩しか経っていないというのに不思議と月曜に
はずいぶんと元の綺麗な肌を取り戻していた。
 が、それでも指の跡と無数のキスマークの残滓は、まだそれとわかるほどに残っ
ていた。
 6月23日から7月9日の今日まで、実に半月以上もの間、毎日のように散々弄
り、吸い、引っ張って嬲った乳首は、色素の沈着こそ微少で赤味が濃くなった程度
だったが、その様相は成熟した女のもののように淫靡でいやらしい形になってきて
男達をひどく喜ばせた。
 自分達が、薫のおっぱいを好きに変えてゆく。
 その事実が、男達の歪んだ愛情を、ますます薫に向かわせた。

 男達は薫を快感漬けにし、しかし快楽の海には胸元までしか浸からせず、決して
満たされない状態を維持し続けた。
 一日に10回以上呼び出した事もある。
 水曜の事だ。
 それまでも、何度か来るのを拒もうとした事があるが、絶対に許さなかった。
 その度に、薫のクラスの男子生徒達のケータイに、薫のおっぱいコレクションが
増えていった。
 もちろん顔の映ったものは決して送らなかったし、他の連中にも送らないように
言い付けてあったが、勘の良い奴らの中には、薄々感付いている者もいるようだっ
た。
 6人で撮り続けた写真は、既に2千枚を越えていた。
 単純計算で、1人が300枚以上撮った事になる。
 その中に薫の顔が、羞恥や怒り、快楽、悲しみに歪んだ顔がハッキリ写ったもの
は、500枚を越えている。
 ネタに事欠くどころか、日々益々急速に増えていっているのだ。
 もちろん坂東はそれを薫には言っていない。
 あれだけバシャバシャと撮りまくっているのだから、まさか少ししか手元に残し
ていないなどと思っているわけもないだろう。
 おそらく、半ば諦めているというのが坂東達の想像だった。

■■【30】■■
 7月10日は、雨だった。

 薫は、昨日の放課後に男達が体中にかけた精液の匂いが、風呂でシャワーを浴び
てもまだ取れていない幻臭に悩まされながら、一人、窓の外を眺めていた。
 背中までの長く艶やかな黒髪。白い肌。
 背は低いものの均整の取れたスタイルと、それを裏切るような豊満な胸。
 決して美人ではないが、可愛らしいと言える、幼さを内包した顔付き。
 そんな少女が物憂げに窓の外を眺めやる図というのは、男女問わず興味を引いた。
 あのレイプ事件から口数が減り表情がほとんど動かなくなり、動作もどこか気だ
るげで、そこはかとない色気まで身に纏い始めているのだ。
 だが今では、薫に声をかけようと思う人間は、この教室には岡島直人以外、もう
一人もいなくなっていた。

 薫は、陰鬱な表情のまま、無意識にそっと右手で下腹を撫でた。
 お腹が痛い。

 ―生理だった。

 昨日の夜、突然出血したのだ。
 本当なら先月の26日に生理が来るはずだったのが、2週間近くも遅れていた。
 女になり、そして整理というものを体験し、それが生活の一部になってから、こ
んな事は初めてだった。
 それだけ男達に嬲られる日々が、薫の体に過大なストレスを与えていたのかもし
れない。

101:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:09:36 py/FE4DI
 昨日まで、朝だというのに胸元から立ち上るのは、体温で温まり、湿気でふくら
んだ、男達の唾の、すえたような酸っぱい匂いだった。それを誤魔化すために、校
則で禁止されているコロンを付ける。教師に咎められ注意を受けたのも、一度や二
度ではない。
 しかしそれが「当たり前」になっていた。
 登校前には必ず物陰に引き摺り込まれて、たっぷりと唾液を塗り込められながら
乳首をしゃぶられるのが、その頃には「日常」になっていたからだ。
 今日も、つい先ほどまで物陰で、3人の男に左右の乳首を代わる代わる吸われて
いた。
 男達に嬲られ続けたのと、生理中のため、肥大していつもより一回りも大きくなっ
た淫猥な乳首は、薫の乳が男達のオモチャだという、何よりの証に見えた。
 胸元から立ち上るのは、ブレンドされた3人の男達の唾液が生む、吐き気を催す
ようなツンとした匂い。
 それが今日は、精液のあの独特の臭気が更に加味されたような気がする。
 開放された後には、ちゃんと雨で濡らしたハンカチで丁寧に拭いて、ブラにはコ
ロンを付けた。
 それはまるで、次の陵辱を期待するような後始末だったが、仕方なかった。

 そうしないと、自分達が付けた匂いなのに彼等が「臭い」と怒るのだから……。

 唾液と精液の匂い。
 そしてコロンの香り。
 今日はそれに加えて、血の匂いが纏いついている。
 気分の悪さも手伝って、今にも吐きそうだった。

 それでも薫は、坂東達に毎日オモチャにされながらも、普段通りに振る舞ってる
つもりだった。
 土日にあんなにメチャクチャされながら、胸の奥には、いまだ「こんな奴らに負
けてたまるか」という想いがあったからだ。
 だが実際には、それが逆にどうしようもない不自然さを生んでいたのだった。
 それも当然だろう。
 つい半月ほど前までは元気のカタマリみたいだった彼女が、不意に見せるように
なったひどく暗い表情に、クラスの誰もが何かを感じ取らずにはいられなかったの
だ。
 それは薫が、停学処分をくらった坂東達にレイプされたという噂が立ってからだっ
たろう。
 既に、それが真実かそうでないかは問題ではなかった。
 「そういう噂が立つような出来事が実際にあったかどうか」が問題だったのであ
る。
 クラスメイトから薫への、まるで腫れ物を触るかのような態度は、やがて好奇心
剥き出しのものへと変わっていった。やがてすぐに、男子のケータイに頻繁に送ら
れてくる非通知メールの添付画像が、その思春期の好奇心へと火を付けた。
 見事に実って熟した、白くて大きくてやわらかそうで綺麗なカタチの、完熟おっ
ぱい。
 時に男の手で歪み、キスマークが散りばめられ、唾液で濡れ光り、歯型が点在す
る事すらある。

 誰が、何の目的で送ってくるのか。

 そしてこのおっぱいの持ち主は誰なのか。

 休み時間や昼休み、それに放課後になると必ず姿を消す香坂薫。

 やがて停学が解けて登校してきた坂東と山口と谷崎の三人も、彼女に合わせるか
のように人知れぬ場所へと消えてゆく。

 ―かつてレイプしようとした人間と、レイプされたかもしれない人間。

 「そこ」に「何かある」と思うのが普通だった。
 むしろ、「何も無い」と思う方が不自然だった。

102:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:11:30 py/FE4DI

         §         §         §

 その日。
 7月10日の放課後には、坂東はとうとう薫に男根を嘗めるよう命令した。
 生理中である事を、薫は屈辱に顔を真っ赤にしながら告白したが、坂東はもちろ
ん“そんなことくらいで”許しはしなかった。だが、薫が頑なに拒んだため、坂東
は“仕方なく”手で扱くだけに“許してやった”。
 薫は嫌悪感で顔を歪めながら、6人の男根を扱き、顔と胸に精液を受け続けた。
 この日、薫は初めて男達の前で滂沱し、肩を震わせてすすり泣いていた。

 次の日は休む間もなく呼び出し続け、生理中の体調不良も合わせて、意識が朦朧
としてふらふらしている薫の口に、山口が男根を突っ込み、噛み付かれる前に、す
ぐに引き抜いた。
 気付いた薫は唾を何度も吐き出し、猛烈に抗議したが、もちろん聞くつもりなど
無かった。
 そして放課後には、谷崎が初めて薫のあそこを嘗め上げた。
 便座に座り朦朧とした薫のパンツを引き下ろし、脚を大きく開かせて、経血で濡
れた股間を嘗める谷崎を、周囲の男達は囃し立てた。
 薫が泣きじゃくり、抵抗して体を捩ったためすぐに口は離れたが、薫のあそこが
血とは違うものでとろとろに濡れていた事は、谷崎が報告していた。
 瞬間的なフェラも、クンニリングスも、男達はしっかりと何枚も撮影することを
忘れなかった。
 薫は、超重量級の重たい椰子の実おっぱいを、健気に日々支え続ける鎧ブラを身
に着ける暇さえ無かった。
 登校時にブラを外され、学校にいる間は、ほぼ一日中ノーブラで過ごす事も珍し
くなくなっていたのだ。

 12日の木曜日も、登校前から、全ての休み時間、昼休み、放課後……と休む間
もなく呼び出し続け、放課後には散々剥き出した乳房をおもちゃにし、首筋や脇を
嘗め、尻を捏ねて、ふらふらになったところで男根を握らせ、扱かせた。
 生理の出血は止まっていたが、パンツを脱がせ、下り物で茶色に汚れたナプキン
を広げてゲラゲラと笑ってやったら涙をポロポロとこぼしたが、「これ」が終われ
ば、帰って良いという約束のためか、意外に素直に言う事を聞いた。
 坂東はそれを「慣れ」だと思った。
 チンポに触れる事に対して、さほど抵抗を感じなくなってきているに違いないの
だと。
 だから、誰かの放った精液が口の中に入り、薫はそれを吐き出そうとしたが、坂
東は口を押さえて飲み込ませた。
 ようやく、男根の感触と精液の匂いに慣らした。
 だから今度は、精液の味を教えてやったのだ。

 ここまでされながら、薫が学校を休まずに登校してくるのには、ワケがある。
 一度、薫が休もうとした時、ケータイにメールを入れたからだ。
「みんなで迎えに行ってやる」
 たったそれだけで、薫は休む事を考えなくなっていた。

 そんな中、坂東はふと、薫が他の女生徒達に今の自分をどう言い訳しているのか
と考えた事がある。
 体育の着替えの時には、部屋の隅で小さくなっているのだろうか?
 絶えず指の跡とキスマークに覆われ、歯型が散った『陵辱おっぱい』を、どう隠
しているのだろうか?
 それとも「最近出来た」「彼氏“達”」の趣味がSMだとでも?
 それを思うと愉快で仕方が無い。

 ―そろそろかもしれないと、そう思った。

 ナマイキで身の程知らずの男女(オトコオンナ)を、おもうさま嬲って屈服させ
た。たまらなく愉快だった。
 心が踊った。

103:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:12:22 py/FE4DI
 ゆっくりと時間をかけて、もう二度とナマイキな言葉を口に出来なくなるくらい
に、その心を「へし折って」やった。
 折って踏み付け、ぐずぐずに崩してやった。
 本人は気付いていないだろうし絶対に認めないだろうが、とっくの昔に全身から
「もう、どうにでも好きにしてオーラ」が出まくっている。
 “その時”を待ち望んでいる。
 もちろん、男達も痺れを切らしつつある。
 坂東の言い付けを破り、薫のあそこに指を突っ込もうとしたのを止めたのは一度
や二度ではないのだ。
 あと少し。
 あと、ほんの少し待てばいい。
 仕上げは、あの時、あの保健室で大人しく犯されていれば良かったとさえ思える
方法で、涙に濡れた顔を眺めつつたっぷりと犯し、弄び、その膣内に溢れるほどの
精液を流し込んでやるだけだ。
 それで“一つ”の目的が達せられる。
 もちろん、それで終わりじゃない。
 それが終われば今度は、昼だろうが夜だろうが、平日だろうが休日だろうが、好
きに呼び出して孕むまで全員で代わる代わる中出しで精液を流し込み、何度も何十
回も何百回も犯し続けてやるだけだ。
 そして、自分から悦んで尻を振り、精液を躊躇いも無く、むしろせがんで飲むま
でにしてから……ボロ雑巾のように捨ててやる。
 昔馴染みの暴走族に譲ってやってもいいが、そうするとしても2~3回は、父親
が誰かもわからないガキを堕胎(おろ)してからの話だろう。
 妊娠すれば、あの冗談みたいにバカでかい『馬鹿乳』からミルクを“ぴゅっ”と
吹き出すに違いない。
 そうすれば素っ裸にひん剥いて首輪を付け、皆の溜まり場で飼ってやってもいい。
 牛だ。
 乳牛だ。
 逃げないように極太の鎖とカウベルを付け、尻の穴とおまんこにバイブを挿した
まま四六時中おっぱいを嬲り、滴る乳を絞りながら好きな時にチンポを突っ込んで
中出ししてやる。
 そうすれば、乳とあそこから白い汁を垂れ流しながら泣きじゃくる姿が見られる
だろう。
 面白い。
 まったくもって面白い考えだ。
 坂東は、そう思っていた。

■■【31】■■

 金曜日の朝。
 呼び出された薫は、ひと気が無く薄暗いトイレの中、洋式便座に座った谷崎の前
で、彼の背後の壁に両手をついてセーラー服をブラごと捲くり上げ、彼に乳房を
「与えて」いた。
 前傾姿勢のために重力に引かれ、実に重たそうに垂れ下がった二つの白い豊乳を、
谷崎は手を使わずに舌で“てろんてろん”を嘗め上げ、時々ヤツメウナギのように
乳首に吸い付いて“ちゅぱちゅぱ”と吸い立てる。
 そして「これは俺のものだ」と言わんばかりに、揺れ動く白いおっぱいの表面を
キツく吸い上げ、赤く濃いキスマークをいくつも刻んでいく。
 彼の左手は薫のなだらかな腰から太股を往復し、その形を確かめるように丁寧に
撫で、そして右手は、パンツごとズボンを足首まで引き下ろして剥き出しにした、
硬い屹立を扱いていた。
 薫の乳をオカズに、オナニーしているのだ。
「……ぅっ……ふうっ……」
 腰を撫でられ、乳を吸われ、薫の踏ん張った両脚から力が抜けそうになる。
 彼女は唇を引き結び、目の前の薄汚れたタイルだけを見つめ、そこに走ったヒビ
の数を数えていた。

104:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:14:09 py/FE4DI
 そうしていないと―目を瞑ると感覚が鋭敏になり、腰と乳房から這い登る快感
に、脳がとろけそうになるからだ。

ちゅばっ……ちゅうっ……ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…

「……ぃひ…ン…」
 乳首を吸われるたびに、脳のどこからか快楽の“芯”のようなものが引き摺り出
されていくような気がする。そして、一旦引き摺り出された“快楽芯”はもう二度
と元には戻らず、次からは容易くその感覚を体感させられてしまう―。
 快感に慣らされ、それを味わう事を罪悪とは感じなくなっていく。
 仕方ないのだ。
 どうしようもないのだ。
 強制されているのだから。
 脅迫されているのだから。
 そう、自己弁護ばかりが先に立つ。
 6人の男達に代わる代わる別々の感覚で性感を開拓され、開発され、意識は快楽
に塗り込められて篭絡された。
 明日からの土日も、きっと先週のように男達に一日中嬲られるに違いない。
 もう自分でも、いつ『もっと』と請うてしまうかわからなかった。

 肌を晒す事に慣れた。

 乳を晒す事に慣れた。

 肌を触られる事にも慣れた。

 乳を嬲られる事にも慣れた。

 乳首を咥えられ、しゃぶられ、嘗め回される事にも慣れた。

 そして、精液の匂いとペニスの感触、その上、味にすら慣らされ始めている。

 そしてさらには、太股やお尻や、その奥にある恥ずかしい穴をも触れられ、弄ら
れる事にも慣らされつつある。

 自分はどこまで堕(お)ちていくのか。
 薫はもう、自分がどんどん、いやらしく、そして恥知らずな“変態”へと、確実
に変わりつつある事を自覚していた。
 坂東達の要求に抵抗出来ない。
 嫌悪しているのに、与えられる快楽に身を委ね、もっと深い、もっと甘美なもの
を欲してしまう。
「あっ!!……そこはっ…ダメ……だって……」
 不意に、今まで太股を撫でていた谷崎の手が、スカートの下の薫の股間に滑り込
んだのだ。

“くちゅ……”

 滲み出した粘液でたっぷりと潤い、とろとろにとろけたあそことパンツが“ぬる
ん”と滑る。
 生理が終わったばかりでまだまだ敏感なあそこがそれだけで痺れ、楚々と茂った
陰毛が、溢れかえった粘液に濡れて“しゃくしゃく”と音を立てた。
「ひっ……」
 ガクンと膝が折れ、細い体に対して豊満過ぎるほど豊満な椰子の実おっぱいが、
谷崎の顔を“ばふっ”と覆った。
「……ちょ……やめっ……ぃひん……ぅんっ……」
 “くにくにくにくにくにくに……”と、谷崎の指が、ぬるぬるになった秘裂を撫
でさする。
 包皮に包まれたクリトリスが、恥ずかしくも“コリコリ”と尖っていた。
「へっ」

105:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:15:06 py/FE4DI
 谷崎が鼻で笑い、薫は途端に“カッ”と顔に血を昇らせた。

 ―知られてしまった。

 たった2年前には『男だった女』が、乳を吸われ、オモチャにされながら、あそ
こをとろとろに濡らしていたことを……!
 そう思いながら、「今更なにを……」と、諦めにも似た自嘲を抱いてしまう。
 男達の陵辱に体が熱くなり、その際にはいつも何も考えられなくなってきている
事を、もう自分は自覚してしまっているではないか。
「……だめっ……」
「ぶふぅ…」
 気が付くと薫は、無意識に谷崎の頭を抱き締め、その豊かな乳肉で鼻も口も塞い
でいた。
「くるしっ…」
 首を振って「ぶはぁ!」と息を吐いた谷崎は、お返しのようにペニスを握ってい
た手を薫のお尻に回した。そうしてスカートをたくし上げると、後から尻肉を掻き
分けて、ひくつく菊門を“くにくに”と揉みほぐす。

 前と後から同時に。

 ―同時に、股間のものが、嬲られる!!!

「ぅあううぅ~~~~……」
 「はっ…はっ…はっ…はっ…」と息が荒くなり、“くねくね”と腰が動く。その
無意識の動きは、谷崎の指から逃れようとしているのか、それともさらにもっとと
自ら擦りつけようとしているのか、薫自身にもわからなくなっていた。
 こんな男に、大事な性器を触る事は許したつもりはない。
 いや、それどころか肛門だって、股間のもの全てに対して、本当は許してなどい
ないのだ。

 だが……。

 不意に、谷崎の頭を胸に掻き抱き身を捩る薫の、そのくねる腰を後から別の男が
両手で掴んだ。そしてあっという間にスカートを捲くり上げ、パンツを太股まで引
き下ろす。
「あっ!だめっ!」
 何をされるのかわからないまま、薫は本能的な恐怖に突き動かされ、そのまある
いお尻をいやいやと振った。
 生理は終わったとはいえ、まだ下り物だってあるのだ。
 そんな汚れた股間を見られるだなんて!!
 だが男は尻たぶを掴み、固定し、そして……
「ひぃいんっっ!!!!」
 拒む隙も、力すらも無かった。“ねろっ”と、谷崎の指に代わって、後の『蕾』
を、ぬるぬると湿ったものが走った。
 お尻の穴を……肛門を「嘗められた」と理解する前に、濡れそぼった股間を“じゅ
るるるっ”と啜られ、窄まりをほじくられ、突付かれた。

 ひとたまりもなかった。

 排泄器官を口で“しゃぶられる”という強烈な嫌悪を羞恥に、雷(いかずち)の
ように尾骨から脊髄を駆け上った刺激が、たちまち脳を焼き、意識を白く濁らせる。
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
 何度も何度も何度も何度も何度も肛門を嘗め上げられて、“じゅるじゅる”と啜
られ、膣口のすぐ近く、陰唇の端、会陰と呼ばれる部分を舌でくすぐられては、迸
る声すら止められない。
 谷崎の頭を抱き締めたまま“びくびく”と体が薫の意思を無視して震え、立て続
けに脳が焼かれ、頭が真っ白になる。

106:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:15:53 py/FE4DI
「ぃ―はっ…………ぅ……」

 イッた。

 イッてしまった。
 男に乳を嘗められ、吸われ、あそこを指でいぢられながら、別の男に尻の穴を嘗
められ、啜られ、ほじくられ、あっという間にのぼりつめて、気が付けば谷崎に身
を預けてしまっていた。
 それを利用するように谷崎が薫の股間にペニスを擦りつけ、一気に上り詰めると
「うぅ」と声を上げて射精した。
 どろりとしたものが薫の湿ったパンツを濡らし、“つうっ…”と、太股を滑り落
ちてゆく。
 むせ返るような男達の汗と唾液と精液の、青い匂い。
 それに混じる、薫自身の体臭とコロンと愛液の匂い。
 ブレンドされたそれらの匂いが、“むあっ”とトイレいっぱいに広がっていた。
 意識が、飛ぶ。
「……ぅ……ぁ……」
 忘我のまま、いまだ“ぺちゃぺちゃ”と尻穴を嘗めたくる男の舌に委ねた腰がう
ねる。
 無意識のまま“くねくね”と揺れ、チリチリと腰骨に刺激が走っていた。
「時間切れだ」
 谷崎がトイレットペーパーでペニスを拭い、便器に落として水を流す。
 遠くで、チャイムがぼんやりと鳴っているのが聞こえた。
「ちっ……」
 かすかな舌打ちと共に、お尻を割り裂いていたモノ……男の顔が離れ、お尻の狭
間が“すうっ”と冷えた。
 そしてすぐに後から、男の荒い息遣いが聞こえた。
 尻の穴を嘗めたくっていた男は、嘗めながらペニスを扱いていたのか、間もなく、
薫のすべすべの尻に向けて大量の精液をぶちまけた。
「―…ぅ……」
 どろりとした粘液がお尻の肉の狭間を滑り落ち、菊門を濡らして会陰まで垂れて
いくのを、薫はひとごとのようにぼんやりと感じていた。

 ひょっとしたら、チャイムが鳴らなければ、危なかったのかもしれない。
 興奮しきった思春期の男に、約束など有って無いようなものだからだ。
 そのままバックから挿入され、ヴァージンを奪われていてもおかしくはなかった
のだ。
「じゃあな、カオルちゃん」
 ぐったりと力の入らない薫を代わりに便器に座らせると、谷崎は散々楽しんでキ
スマークをたっぷり付けた剥き出しのままのおっぱいを、挨拶代わりに“たぷたぷ”
と揺らし、トイレから出て行った。
 息も荒く、前後する豊満な乳房が、それだけで“ゆらゆら”と揺れる。
 お尻と、太股に、大量の精液がこびりついている。
 それを「キモチワルイ」と感じる心すら、今の薫には無かった。

■■【31】■■
 坂東達に好きに嬲られ、汚され、弄られ、遊ばれる毎日ではったが、薫は、決し
て唇とあそこだけは許さなかった。
 守り通した。
 “可憐な唇の清廉”と“恋する純潔”だけは、決して暴虐な陵辱者達には渡さな
かったのである。
 もう決して実らない恋だけれど、それだけは彼等には決して奪われまいと誓って
いたのだ。
『自分にとって特別なものは、特別な人以外には奪われたくない』
 その認識だけは、男であるとか女であるとかなど、関係無かった。

 特別な人―。

 いつも心の奥にあるのは、野性味溢れる、ふてぶてしいまでに冷静な男。

107:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:16:16 py/FE4DI
 岡島直人。

 ―“ナオタ”。

 幼馴染みで、小さい頃は向こうが勝手にライバル視して、男同士の奇妙な競争関
係を築いて(薫にはそんな自覚は全く無かったが)いた同級生。
 その直人とは、彼が謹慎を解かれた後からも、出来るだけ顔を合わせないように
していた。
 彼の顔を見ると、町で出会ったあの明るい少女の顔がチラついて、胸が潰れそう
なくらい哀しくなるから。
 あの少女について、彼は何も言わなかったし、薫も聞かなかった。
 聞けなかった。
 彼の口から決定的な言葉を聞いたら、坂東に対しての抵抗が脆く崩れてしまいそ
うだったのだ。
 同じクラスにいる限りその存在を意識しないわけにはいかなかったが、なるべく
二人きりにならないように気をつけていた。
 一度、「付き合いが悪くなった」と言われたが、もともとそんなに付き合った事
など無かったから、答えようが無かった。
 自分は、穢れてしまった。
 いくら唇とあそこの純潔は守っているとはいえ、体の他の場所で、もう男達の手
や唇や舌が触れていない場所など無いくらいなのだ。

 もう、近づけない。

 話せない。

 見ていられない。

 でも、恋をするだけなら、自由だと思う。
 たとえこの心を未来永劫、伝える事が出来ないとしても。

108:【僕オマエ】作者
08/07/26 03:17:59 py/FE4DI
 以上です。

 今回も大量&連続投下でした。
 町のシーンは薫の視点で書いてましたが、長過ぎるので坂東視点にしました。
 それでもかなり長いですが、すみません。いぢめるの、好きなもので……。

>492-496
 お待たせいたしました。

>664
 御指摘の通り「昼休み」です。
 ありがとうございますm(_ _)m

 またしばらく伏せます。
 もしよろしければ、気長に御待ち頂けたら幸いです。

109:名無しさん@ピンキー
08/07/26 03:40:44 cLpXKg3p
GJ!

これからも空気を読まずに
投下してくれる作者さんが増えると
大勢の住人が喜びますよ!!!

騒いでるのはほんの一部ですので……。

110:名無しさん@ピンキー
08/07/26 04:12:43 NzOfqSFj
( ´ー`)y━・~~~

111:名無しさん@ピンキー
08/07/26 04:39:34 d5lA2xzX
何かいえよw

>>90gj

112:名無しさん@ピンキー
08/07/26 07:13:40 hQsqGBRc
GJでした。いつも楽しみに読ませてもらってます。

113:名無しさん@ピンキー
08/07/26 10:01:35 M/yhPN7F
ぐはぁ…GJ!
GJなんだけど読んでいて胸が痛すぎた。


114:名無しさん@ピンキー
08/07/26 14:08:04 ajy7hynO
投下されてるぅぅぅ
乙でした

115:名無しさん@ピンキー
08/07/26 16:52:48 OsjLCvr1
>>108

>364 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/07/26(土) 10:10:06 O
>荒れた大地(本スレ)に勇者現る。
>内容はちと苦手なんだが…

あんたの作品が苦手なんだとさ。


116:名無しさん@ピンキー
08/07/26 18:34:14 zN3wp/Gc
>>【僕オマエ】作者氏
GJです。こんな荒れ模様の中、続きを投下してくださって非常にありがたいです。
内容的は徐々に重さを増している感じですが、同時に最後まで読みたいという気にさせてくれますね。
(個人的に、ラストは明るく締めて欲しいなという願望もないわけではないですが;)
今後の投下も期待しております。

>>115
作品に対してどう思うかは人それぞれ。
議論スレに書いている事だし、わざわざ持ち出すほどのことでもなかろう。
今はただ、作品が投下されるだけでも素晴らしい事なんだから。

だから今は投下の止まっている作者の方々にも、
この荒れ模様に恐れる事無く、また戻ってきて欲しいと思う。

117:名無しさん@ピンキー
08/07/26 19:03:47 3spmkb2/
荒れ模様? どこが?

まぁそれはともかく…今回あたり尻か口では普通にしてるかと思ったら
まだ挿入だけはされてなくて、また最低一ヶ月やそこらは
悶々と続きを待つ日々を送るんだろうなぁ…と俺様涙目w

118:名無しさん@ピンキー
08/07/27 22:57:26 q7JnstSl


119:名無しさん@ピンキー
08/07/28 00:02:26 0A9pEsEK
GJ!
待ってた

120:名無しさん@ピンキー
08/07/28 20:41:47 K/Rk8kb8


121:名無しさん@ピンキー
08/07/28 22:16:38 M7IcHnNM
♬ฺ

122:名無しさん@ピンキー
08/07/29 21:07:30 NN3T5Ll/
☠ฺ

123:名無しさん@ピンキー
08/07/29 23:19:48 SWe0XUld
帰ってこなくていいよ!

124:名無しさん@ピンキー
08/07/29 23:21:40 I878MVyi
>>118、120、121、122、123
のことですね。わかります。

125:名無しさん@ピンキー
08/07/30 02:12:21 vfUYr/li


126:名無しさん@ピンキー
08/07/30 21:19:40 wPklAJ6B
❤ฺ

127:名無しさん@ピンキー
08/07/31 19:27:01 n8e9UKB9
☀ฺ

128:名無しさん@ピンキー
08/07/31 22:12:22 dbMxbpk6


129:名無しさん@ピンキー
08/08/01 01:01:20 6tyvBGM8
なんかドラクエ2のふくびき思い出した


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