奴隷・ペット・家畜にされる女の子at EROPARO
奴隷・ペット・家畜にされる女の子 - 暇つぶし2ch50:海賊たちの性奴6
08/08/28 04:52:15 BVPn2Hik
「……にゅ? どうかしましたか」
「ふん、最近ようやく女らしくなってきたなと思ってよ」
父親のようなことを言う。
たしかに、ノールの身体はこの数年で目覚しいほどの成長を遂げていた。
ツンと上を向いて、瑞々しく張った乳房。
そこから急カーブを描いてくびれた蟲惑的な腰つき。
芸術的なラインを描く上向きのヒップはバツグンに締りが良さそうだ。
うっすらと繁った下半身の金色の草むらは、純白のふとももに挟まれて、船倉の仄暗い
明かりのなかですら輝いてみえた。
長い金色の髪も、そのまま売り物になりそうなほど極上の艶を放っている。
「ちょっと前までは、こーんなちっぽけなガキで、まな板だったのによ」
オレガノがおどけたように手の平で水平な角度を作ってみせる。
「……そんなこといって。そんなまな板に最初に手を出したのは船長でしょ」
「ふん、生理さえ来ちまえば、女はもう大人だよ」
「……ひょっとして、ロリコン?」
「馬鹿言え、オレ様は守備範囲が広いだけだ」
「……はあ」
いったい何の話をしているだったか。
ノールが会話の目的を見失っていると、またオレガノが妙なことを言った。
「お前、このドレス着られるか?」
差し出されたのは、先ほどノールが鑑定を済ませた最低70万ルナーの超高級ドレスだ。
「んー、ちょっと胸はキツそうかなあ、でもサイズは合いそう」
「そうか。じゃあお前、今日の夜はこれ来て港に降りろ」
「はーい。……って、ええっ!?」
何気なくいってから目を見開いて仰天する。
いつもは船倉でお留守番の彼女なのである。
万が一港に降りるときでも、一糸も纏うことを許されず、全裸のまま後ろ手に手錠を
されて、重りのついた足枷引きずりながら、完全奴隷ルックでオレガノに鎖にひかれ
て歩くのがいつものことだった。
服を着るなど、いったいどれだけぶりのことであろうか。
驚きのあまりノールが固まっていると、オレガノはさらにとんでもないことを言って
きた。

51:海賊たちの性奴7
08/08/28 05:02:19 BVPn2Hik
「こっちの首飾りもつけていいぞ。イヤリングは……あー、あとでもっと良さそうな
ものを探しておいてやる。化粧品と下着と香水は、そうだな、あっちの山から自分で
適当に見繕っておけ」
「な、なんで……」
下着なんてもう5年以上着けていない。
わけがわからずに混乱していると、不意にある可能性が脳裏に浮かんだ。
―まさか
「……そんな。わたし、売られちゃうんですか?」
「あン?」
「……お願い、船長。悪いところがあったら直すから。だから、お願い。もっとこの
船にいさせて……」
生きる為に。ノールは必死になってオレガノに懇願した。
長い間、この海賊船ガスパール号というごく狭い世界で飼われて生きてきたノール
だったが、それでも、この船で飼われるということが、他の海賊団や好事家たちに
飼われることに比べたら、遥かにマシであることは知っていた。
性奴が7年も正気で生きられる環境など、他にあるはずもない。
涙目になって見上げると、オレガノはヒゲ面にニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「残念だが、おまえはもう用済みだ。せいぜい高値で売ってやるよ」
「……そ、そんな……ッ!」
「なーんてな」
怯えきったところで、オレガノが急に表情を変えた。
「……へ?」
「ふん、別におまえを売っぱらおうってわけじゃない。ただちょっと仕事を手伝って
もらいたいだけだ」
オレガノの大きな手のひらがノールの頭を撫でる。
「心配するな、おまえならあと10年……いや、あと15年はたっぷりとハメまくっ
てやるさ」
「……よかった」
その言葉に心の底から安堵する。
ノールは涙を浮かべた瞳で言った。
思わず笑みを零すと、なぜかオレガノは居心地が悪そうに身体を動かして明後日の方
角を向いた。
「……? どうかしましたか、船長」
「……なんでもねえよ。それより、あと数時間で港につくぞ。それまでに着替えを済
ませておけよ」
いい捨てて去ったオレガノの後姿をノールはきょとんとした目で見送った。


to be continued?

52:名無しさん@ピンキー
08/08/28 05:04:18 BVPn2Hik
ぐ、1が被ってしまった。

スマソ

53:名無しさん@ピンキー
08/08/28 16:22:22 rvOG+2DM
GJでした。
つづきwktkしながら待ってます。

54:名無しさん@ピンキー
08/08/28 21:36:54 BVPn2Hik
意外とスラスラ筆が乗ったので、もう少し続きを乗せてみます

55:海賊たちの性奴8
08/08/28 21:38:11 BVPn2Hik

『タララスカ連邦政府・海軍総督府』
馬車から降りるなり大理石ででかでかと記されたその文字をみて、正装したノールは
思いきり尻込みをした。
こめかみに冷や汗を浮かべつつ、立ち止まってオレガノに囁きかける。
(船長。ほんとにここに入るんですか……?)
(おう、ったりめーよ)
(バレたら間違いなく縛り首ですよ)
(大丈夫だ。ウチの船員どもの仰天した顔見なかったのか? おまえが着飾れば、ちゃ
あんと貴族のお嬢様ぐらいには見えるさ)
(自信ないなあ……)
たしかに、ガスパール号の船員たちは、着飾ったノールをみて顎が外れるほどに驚い
てくれた。
それでも、長い奴隷生活で、性奴としての立ち居振る舞いや言葉遣いが染み付いてし
まっている。そのことはノール自身が一番自覚していた。
(みる人がみたら、絶対バレちゃいますよ?)
(ったくウジウジとてめーは、それでも海賊か!?)
(いや、わたし海賊じゃないですってば! そのペット)
(ペットがご主人様に口答えするんじゃねえッ)
―かぷり
「いったーいッ!?」
スカートのなかで思い切り太ももを噛まれてしまった。
膨らんだスカートを押さえて、思わず盛大な悲鳴をあげてしまう。
周囲を歩く男女が不審そうに彼女をみつめた。
「あ、あはははは、なんでもないです。ちょっと足を挫いちゃって」
慌ててその場を取り繕う。
それから、スカートのなかに隠れたオレガノに向かって恨みがましく言った。
(酷いですよ船長。いきなりバレちゃうところだったじゃないですか)
(やかましい、もっかい噛まれたくなかったらさっさと入りやがれ! オレがどんだ
け暑いと思ってやがる)
いくら警戒厳重な総督府に侵入する為とはいえ、女のスカートの中に潜むとは―。
勇気があるのか単に馬鹿なだけなのか。よくわからないオレガノである。
(……もぅ。わかりましたってば)
仕方なく覚悟を決めると、ノールは着慣れないスカートの裾を持って、なかに海賊
を一人隠したまま、総督府の入り口に向かって歩いていった。

56:海賊たちの性奴9
08/08/28 21:44:52 BVPn2Hik

「今晩はレディ、招待状を見せて頂けますか」
緊張でコチコチになったノールがゲートの前につくと、衛士がにこやかに話しかけ
てきた。
今夜はここでパーティが開かれるのだ。ノールはその招待客という設定である。
ここまで来たらもう逃げるわけにはいかない。
覚悟を決めて、ノールもにっこりと衛士に笑みかけた。
「どうぞご確認なさって」
幸い夜だったこともあって、差し出す手が震えていたことは気づかれずに済んだ。
招待状の内容を確認すると、衛士は感心したように言った。
「―ほう、トラキアの。それはまた遠方からいらっしゃいましたね」
ノールが渡した招待状はガスパール号の以前の戦利品で、人質にしたトラキアの貴
族が持っていた本物である。
宛名はオーギュスト・レンブワール。もちろん赤の他人だ。
当の本人はとっくの昔に、多額の身代金と引き換えに本国に恥ずかしい帰還を果た
しているはずだった。
「今日はお父様は?」
「はい、それが急な仕事が入りまして……遅れてくることになりました」
「かしこまりました。それでは失礼ですが、貴女のお名前をお伺いしてよろしいで
すか」
「はい、レンブワールの娘でアリエノールと申します」
「アリエノール様、ですね」
招待状には通常、当主の名前のみが記されている。
ノールが娘の名を騙っても特に疑う様子もなく、衛士はリストに名前を書き記して
いった。
アリエノールというのはちなみに本名である。
「それでは、どうぞ中へ」
「ありがとう」
衛士にエスコートされて、ノールとオレガノはすんなりと最初の関門を突破したの
だった。
扉を開けてもらって会場のなかに通され、ほっと一息ついたところで、いきなり背
後から話しかけられる。
「失礼、アリエノール様」
「―は、はい?」
慌てて振り向くと、エスコートしてくれた衛士が真剣な顔をして立っていた。
なにか拙いところがあっただろうか?
心臓がばっくんばっくんと跳ね踊る。
そんなノールの心境を知ってか知らずか、衛士はつかつかとノールに近寄ると囁く
ような声で言った。
「ここは、貴女のようなレディにはとても危険なところです。お父様が来られるま
では、絶対にひとりになってはいけませんよ。特にここの総督には気をつけて」
「……え?」
言うだけ言うと衛士はくるりときびすを返して去ってしまった。
その背中を見送って、スカートのなかに尋ねる。
(どういう意味でしょう)
(言葉通りさ。……しかし、いい男だな、あれは。ウチの船に欲しいぐらいだ)
(無理無理。とても海賊なんてやるような人には見えませんでしたよ)
(んだとてめえ!)
―かぷり
またも太ももを噛まれて、ノールは慌てて悲鳴を呑み込むのだった。

57:海賊たちの性奴10
08/08/29 02:31:07 906tZTAA
(それで、これからどうするんですか?)
総督府のパーティに紛れ込むのだ、とまでしか聞いていなかったノールである。
カクテルグラス片手に所在なげに立ちながら、オレガノにこれからのことを尋ねた。
(なあに、あとは獲物が釣り針にかかるのを待つだけだ。のんびりしてればいいさ)
(……釣り針ってひょっとして、わたしのことです?)
(他に何があるってんだ。タダ飯食わすために連れてきたわけじゃねえぞ)
(……食いつかれなくても、釣り針は責任持ちませんよう)
(ふん、その心配はいらねえ)
オレガノは自信ありげに応えた。
実際問題として、正装をして化粧をし、金糸の髪をアップにまとめたノールはど
こからどう見ても絶世の美少女だ。
獲物が食いついてこないわけがなかった。
(ま、それまではのんびりメシでも食ってればいいさ)
(いいんですか? やった)
(くれぐれも地はだすなよ)
(はーい)
許可がでたのをいいことに、ノールは会場中をまわって料理めぐりをはじめた。
食事はバイキング形式である。
(よくいいますけど、ウチらのご飯、こんなんじゃないですよねえ)
(まーな)
(羽振りのいいとこはこんな風に豪勢にやってるんでしょうかね。……あ、この
煮込みすごく美味しい!)
普段は残飯処理係なノールである。
めったに食べられないご馳走を前におおはしゃぎだった。
次々と料理をパクついていく。
一方のオレガノはノールのスカートのなかでひもじくなる一方だ。
(……おい、てめえばっかり旨そうに食ってんじゃねえ、オレにも寄越せ)
(ええっ? 無理ですよそんな。こんなとこでスカートに料理つっこんだら怪し
まれるなんてもんじゃないです)
(うるせえ、ご主人様が腹減らしてるんだ、なんとかしろ)
(……もぅ、無茶ばっかり言う)
ノールはしかたなく、手に持ったパンをこっそりと床に落とした。すかさずスカ
ートで覆ってオレガノに拾わせる。
絨毯に落ちたパンを気にもせずがっついて、オレガノが上機嫌で言った。
(……よおし、でかした。次は飲み物も頼む)
(……いや、それはさすがに無理です)
いくらなんでも、カクテルグラスを零さないように地面に落とすことは不可能だ。
ノールは諦めさせるように諭した。
(なんだと。じゃあオレはパン食ったあと飲み物なしだってのか?)
(そこは男らしく、我慢してください)
(できるか! オレ様はただでさえこんな暑いとこに潜り込んで喉が渇いてるんだ)
(そんなこといったって、仕方ないじゃないですかあ)
(ち、役に立たねえ奴隷だぜ。……しょうがねえ、おまえのションベンで我慢して
やる。飲ませろ)
(……へ?)
(非常時だからそれで我慢してやるって言ってるんだよ。ほら、さっさと出せ)
(で、できるわけないでしょ―ッ)
思いも寄らない展開に、ノールは焦りまくって言った。

58:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:49:39 J3eaFrbq
過疎スレにはもったいない文才ですね。妄想をありがとう。

59:名無しさん@ピンキー
08/08/29 23:57:19 hBVAIead
餌だー!ひゃっほう!!
ありがとう

60:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:57:18 YdgQCufd
GJ!!!!!
ノールたんにすげー萌えた。
堕とされてペットになる娘もいいけど、こういう風に前向きに受け止めてる娘はもっといいよね。
相互に信頼関係というか愛情というかそんなのが垣間見えるし。

61:海賊たちの性奴11
08/09/01 11:03:40 GlEoQ7BP
わたわたと周囲を見渡しながら、なんとか説得を試みる。
(むりむり、無理ですってば! 場所柄を考えてください)
だが、オレガノはすでにやる気まんまんで、周囲から見えないのをいいことに、
ノールのショーツをさっさと降ろしてしまっていた。
そのまま、露出した恥丘にぴたりと鼻先を押しあてられてしまう。
「……ひゃっ」
(とっととしねーと、後でてめえのケツとま○こをシャンデリアみたく派手に飾り
たてるぞ?)
ノールは思わず天井をみあげた。
パーティ会場の高い天井には、特大のシャンデリアがいくつも釣られている。
どれも、たくさんのロウソクを乗せて燦然とした輝きを放っていた。
それらが、夜の甲板で同じような目に合ってしまう自分の未来の姿ともろにダブっ
てしまった。
(……それはイヤだなあ)
(イヤならはやくしやがれ)
(……わかりましたよ、もう。……そうやってすぐ脅かすんだから)
ブツブツと文句を言いながらも、ノールはオレガノの命令に従うことにした。
なんだかんだで、結局、性奴として完璧に調教されてしまっている彼女なのだ。
ご主人様の命令には逆らえない。
こっそりと会場の隅の方に移動してカクテルグラスを立て続けに3杯あおると準
備を済ませた。
膝までずらされたショーツと股の間に顔を入れたオレガノがジャマをして歩きに
くいが、それも我慢する。
(……それじゃあ、いきますよ?)
(おう)
鷹揚に言ったオレガノがノールの姫唇にぴたりと唇を押し当ててくる。
ノールは覚悟を決めると、きょろきょろと周囲を見渡して誰も彼女をみてい
ないことを確認し、それから、ふぅ、と息をついておなかに力をいれた。
「……んっ……ふ……」
ほんのりと目元を朱に染めながら、スカートの裾を軽く摘んで、ふるふると身を
ふるわせる。
チョロチョロと小水がこぼれて、オレガノの喉に収まっていった。
―うぅ、は、はずかしい……。
性奴としては完全に調教済みのノールである。
おしっこを飲まれるのも、もちろんこれが初めてではない。
それどころかノールは、全身に海賊たちのおしっこを浴びながら、自らも小水を
漏らし、それらをさらに舐めさせられたことすらあった。
それ以上の、とても人には言えないようなことまで経験済みである。
それでも、今回は場所が場所だった。
海賊船の甲板のうえとは大違いの、きらびやかなパーティの会場で、正装した
紳士淑女たちに囲まれて。
服を着たまま小水を漏らしていると、もしもバレたらどんな蔑んだ目でみられ
てしまうのかと想像してしまって、消え入りたいような気持ちになった。
同時に、自分にもまだ羞恥心というものが残っていたということに気づかされて、
ちょっとだけ感心する。
「……ふ、ぅ」
小水の最後の雫をこぼし終えると、ノールはくったりと脱力して、近くのテーブ
ルに体重をあずけた。
気だるげな、囁くような声で尋ねる。
(……満足してもらえましたか、船長)
(足りねえ)
(………。)
ノールはスカートの中を冷たいじと目で睨んだ。

62:海賊たちの性奴12
08/09/01 11:12:45 GlEoQ7BP
―まったく、この人は。
(しょうがないじゃないですか、ここ来る前に一回済ませてきちゃったんだ
から。ドリンクサーバーでもあるまいし、そう思い通りにはでませんよ)
(ふん。あとはおまえのスケベ汁でも飲んで我慢してやるさ)
(……へ? ……あ、うそ)
思い留める間もなく、ぶ厚い舌がノールの胎内に押し入ってきた。
「ひゃンッ」
思わず悲鳴を漏らしてしまって、慌てて口元を押さえた。
周囲の男女がちらりと彼女を見やって怪訝そうな顔をする。
ノールは必死になって平静を装いながら、オレガノに泣き言を言った。
(ちょっとシャレになってませんってばぁっ!)
(うるせえ、バレたら縛り首だぞ。声だすなよ)
(だから、そもそもここでそういうことするのが間違ってるんですってば! 
……やだ、舌うごかしたらダメぇ……っ)
自分の弱点を知り尽くしたオレガノの舌が、クリトリスの裏側を妖しくくす
ぐる。
同時に鼻先で敏感な肉珠を押しつぶすように表からも圧迫されると、ノール
はたまらず、かくりと膝を折ってしまった。
オレガノのヒゲ面を太ももで挟んだまま、おもいっきり内股のへっぴり腰に
なり、テーブルに手をついてしまう。
「……ん。……くぅ……ッ、だ、だめぇ……ッ」
こらえようとしても、どうしても声が漏れてしまう。
白手袋をはめた手で口元を覆って、テーブルに手をついたまま真っ赤になっ
てしまう。
すると、それに気づいた周囲の男達がすかさず声をかけてきた。
「どうしましたか、レディ、先ほどからお加減が悪いようですが」
「よろしければ私たちと一緒に近くの木陰で一休みしませんか?」
いかにも貴族の子弟といった高慢な顔つきの男たちである。
彼らはドレスからのぞいたノールの二の腕を無遠慮に撫でながら耳元で囁き
かきてきた。
物言いこそ爽やかだが、手口はあからさまなナンパだ。
しかも、かなり手馴れている。きっと同じ手口を何度も用いているのだろう。
父母の同伴もなく会場をひとりでうろついていたノールはずいぶん前から彼
らの獲物として目をつけられていたのだ。
彼らの目には、ノールはいかにも世間知らずのお嬢様といった風にみえてい
た。
それが、アルコールが入って、さあこれからという時に自ら隙をみせてきた
のだ。
すかさず食いついてきた。
―だけど、いまノールの方はそれどころではなかった

63:海賊たちの性奴13
08/09/01 11:20:45 GlEoQ7BP
うるうるになった瞳だけ、なんとか男達のほうに向ける。
「ご、ごめんなさい。いま少し気分が悪くて。……あンッ、……す、すぐに
収まると思いますから、……お、お気遣い、は……、ッくぅぅ……ッ」
いいながら、軽くイッてしまっている。
ノールはくったりと両肘をテーブルのうえについた。
貴族の子弟たちは、それでもまさかノールがスカートのなかで海賊にクン
ニされているとは思いもよらない。
その少女らしからぬ色気に、意味もわからずごくりと喉を鳴らした。
「い、いや、とても大丈夫そうにはみえない。ぜひ私に介抱させてください」
「もちろん私もお供いたしますよ、レディ」
「さあ、こんな堅苦しいところからは出て、さっさと外へ行きましょう」
口々に言ってきた。
清楚な(?)美少女が、隙だらけの姿を晒しているのだ。
男達は当然のようにノールを取り囲んだまま、引き下がるそぶりすら見せな
かった。
ここまで危機的な状況になってしまっているというのに、信じられないこと
だが―、オレガノはまだノールの膣口を舌で嬲っていた。
明らかに状況を楽しんでいる。
(船長のばかぁ……ッ)
ばかばかばかばか、大バカ!
ノールは歯を食いしばって声を我慢しながら、心の中で盛大にオレガノを罵
倒した。
―バレちゃう! 絶対バレちゃうぅ! 縛り首はイヤだよぅ!
ノールの脳裏にはさっきから、夕暮れの街角で仲良く縛り首になってぷらぷ
らと宙に揺られるオレガノと自分の姿がはっきりと浮かんでいた。
想像力豊かな自分が恨めしい。
死ぬほど動揺していると、スカートのなかでオレガノが我慢できずに吹き出
す気配を感じた。
(……くっくっく、相変わらずおまえは面白いな)
ノールにだけ聞こえる声で言ってくる。
―こ、この人は。
命がかかっている状況で、どうしてこうも面白がっていられるのか。
思えば昔から奇矯な男だった。
もっとも、そうでなければ七年前、軍隊に追われていたノールを船に匿って
性奴に仕立てようなどとはとても思わなかっただろう。
その性格のおかげで今のノールがあるわけだが―
思い悩んでいると、べたべたと彼女の上半身に触れていた貴族の子弟たちの
輪を強引に割り開いて、一人の目つきの悪い中年の男がノールの前にやって
きた。
「……これは美しいお嬢さんだ。あまり見かけない顔のようだが。……お名
前をうかがってもいいかな」
「……え?」
いきなりの問いかけに、ノールは身を引いて男を見上げた。
なんだか、イヤな感じがする。
戸惑っていると、スカートのなかから指示が飛んだ。
(そら、ようやく獲物がかかったみたいだぜ。仕事の時間だ)





64:名無しさん@ピンキー
08/09/01 11:24:16 GlEoQ7BP
GJありがとう。励みになります。
今日は休みなので、続きかけたらまた乗せてみます。
……もしかしたら、次の休みになるかもですが

65:海賊たちの性奴14
08/09/01 16:49:09 GlEoQ7BP

気がつくと先ほどの貴族の子弟たちがすごすごと退散していくところだっ
た。
現れた男はよほどの大物なのだろう。
―総督には気をつけて。
衛士の言葉もあったので、すぐにその正体は見当がついた。
名前も知らないが、ここのボスだろう。
黙っていては失礼にあたるので、とりあえず、聞かれたことに答えてみた。
「お招きいただき光栄です、閣下。トラキア帝国ランターク領領主、レンブ
ワールの娘で、アリエノールと申します」
名乗りとともにスカートの左右の端をつまんで優雅に一礼する。
男はそんなノールを値踏みするようにじっとりと眺めていた。
その舌がぺろりと上唇を濡らしたのを目の端に捕えて、ノールはぞくりと
首筋をふるわせた。
―うぅ、怖いよぅ。
もしもスカートの中にオレガノが隠れていなかったら、一目散にダッシュ
して逃げだしているところだ。
ノールが怯えていることに気づいているのかいないのか、男はねっとりと
した声で言った。
「……アリエノール、良い名だ。―私の名乗りがまだであったな。もうご
存知かとは思うが、私はこの国の海軍を取り仕切っている者でガスパール
という」
―ガスパール?
聞き覚えのある名前に、ノールが思わず怪訝な表情を浮かべた。
その顎をついと手にとられる。
「……お加減が悪いようだな。私の部屋へくるといい。朝までたっぷりと
可愛がってやろう」
―うわー、直球だなあ。
欲望を隠そうともしないあまりにも直裁な物言いに、ノールは逆に感心し
てしまった。
男が、さらに言葉を続けてきた。
「断れば、お父上の身になにか不幸が起こらんとも限らんよ……」
小娘ひとりモノにするためにバーリトゥード(なんでもあり)である。
呆れたが、これもオレガノの命令だ。
肩を抱かれて誘われるままに、ノールは大人しく男についていった。

66:海賊たちの性奴15
08/09/01 17:30:01 GlEoQ7BP
ノールがパーティ会場を出て廊下に連れ出されるところを、門番の兵士た
ちの気の毒そうな視線が見送ってくれた。
このまま、肩を抱かれて部屋までお持ち帰りされてしまうのだろう。
そう思って歩いていると、どうやら見回りの途中だったらしい先ほどのゲ
ート前の衛士とばったり出会ってしまった。
「あ……」
ふたりのただならぬ様子をみて、きりりとした眉が凛々しいその衛士は途
端に端整な眉を寄せた。
―うぅ、せっかく忠告してくれたのに、気まずいなぁ……。
そう思ってノールが思わず俯いてしまうと、衛士はそれを助けを求める合
図と勘違いしてしまったらしい。
決意もあらわに近づいてきた。
「……閣下、その娘はどうされましたか」
硬い声で言ってくる。
目上の者にも一歩も引かない、堂々とした態度だ。
―かっこいいなぁ
状況も忘れて、思わず見惚れてしまう。
そんなノールに、スカートのなかですっかり忘れ去られてしまっているオ
レガノがかぷりと噛み付く。
途端にノールがぴしっと背筋を伸ばした。
その間も、ふたりの対決は続いていた。
「……なんでもない、気分が悪いというから自室で介抱しようとしておる
だけだ。貴君も職務に戻りたまえ」
「そのようなこと、閣下が手ずからなさらなくとも。そういったことは下
の者にお任せください」
バチバチと火花が散りそうな気配である。
「僭越だぞ、マクベイン」
男前衛士を、ガスパールはじろりと睨みつけた。
「それ以上の発言は、貴君の職を捨てる覚悟をしてから行なうのだな」
「……くッ」
さすがの衛士の抵抗も、ここまでだった。
当然である。
見ず知らずの小娘一人を助けるために職を失うような馬鹿はいない。
「部屋には朝まで誰も入れるな。―わかったな、マクベイン」
「……はッ」
衛士が悔しそうに引き下がると、ノールはほっと息をついた。
自分のような卑女を助けるためにこんないい人が職を失ってしまっては
申し訳がたたない。
ガスパールに促されて、大人しく連れられていった。
歩き始めたところで、オレガノがさきほどの衛士をちらりと振り返った
のが、なかの気配でわかった。
(船長も、よっぽどあの人が気に入ったのね)
今まさに悪者に手篭めにされようとしている娘とはとても思えない、の
んびりとした心境のノールだった

67:海賊たちの性奴16
08/09/01 18:50:36 GlEoQ7BP
連れてこられたガスパールの執務室は、地位に相応しく立派なものだった。
そこは軽く素通りして、奥の寝室まで通される。
そこでノールはギクリと足を止めた。
室内にすでに数人の先客がいたのだ。すべて、ノールと同じ年頃の少女たち
だった。
船倉でのノールと同じように、全裸のまま首輪をされて鎖に繋がれてしまっ
ている。
違うのは、その少女たちの目がすでに正気を宿していないこと。そして―
「ひどい……」
ノールは思わず口元を覆ってしまっていた。
室内の少女たちはみな、手と足がなかったのだ。
肘と膝の先が、切り落とされてきれいに無くなってしまっている。
その状態でモノのように絨毯の上に転がっていた。
その上で、自死などができないよう、きつく口枷まで噛まされている。
怯えて、眼に見えて青ざめたノールをみて、ガスパールが口元を歪めた。
「……心配するな。これはワシが以前に買ってきた穴奴隷どもだ。卑しくも
貴族の娘であるおまえを同じ目に合わせるつもりはない。……大人しくし
ている限りはな」
それがガスパールの手なのだろう。
この衝撃的な光景をみせつけておいて、相手から完全に抵抗する気力を奪い、
それから、獲物を押し倒すのだ。
事実、ノールはもう完全に怯えきってしまっていた。
「い、いやぁ……ッ」
身を竦めて目尻に涙を浮かべる。
怯えて胸の前で合わされたその手をガスパールが強引に掴んだ。
「ひっ」
「良い声だ。今宵はその愛らしい哭き声をたっぷりと聞かせてもらおうか」
ガスパールの手がノールの肩を掴んだところで、突然、ノールのスカートが
バサリと巻き上がった。
「―おっと、オレ様の奴隷を苛めるのは、そのへんにしておいてもらおう
か、ガスパール」
「……なッ!」
「……船長!」
ノールの股間から堂々と顔をだして、オレガノがにやりと言い放った。
いまいち格好のつかない、主役の登場シーンだった。

68:海賊たちの性奴17
08/09/02 02:47:35 OI9VIARe
「き、貴様……、リグレインかッ!?」
「10年ぶりだな、大佐。ずいぶん出世したようじゃねえか」
お互いに顔見知りのようで、呼びかけあう。
なんだかいわくありげなふたりだった。
「借りを返しにきたぜ」
ノールのスカートから抜け出したオレガノが腰のタルワールを抜き放って言
うと、ガスパールは慌てて逃げ出し、人を呼ぼうとした。
「だ、誰か―」
その背中に情け容赦のないオレガノの蹴りが入る。
ガスパールは思い切り前につんのめって、寝室のドアをぶち破りながら執務
室まで転げていった。
壊れたドアが絨毯に倒れる派手な音が響く。
それでも、人払いされていたことが幸いして衛士たちが駆けつけてくる気配
はなかった。
大方、ノールが派手に苛められていると思われているのだろう。
「相変わらずのど外道ぶりじゃねえか、ガスパール。いい趣味してやがるぜ」
曲刀をぶら下げたオレガノが寝室を指差して言った。
床に倒れたガスパールが上体だけ起こしてぶんぶんと手を振りながら答える。
「ま、待て、それは誤解だ、リグレイン。そいつらはその状態で売られてい
たんだ。オレがやったわけじゃない」
「そうか、それじゃあ、10年前のアレもおまえがやったわけじゃないって
んだな?」
「そ、それは―」
「言い訳はあの世で聞いてやるぜッ」
「―ひッ」
オレガノが曲刀を構えたのをみて、小さく悲鳴をあげてしまったのはノール
だった。
仕事の邪魔になるので、慌てて口をつぐむ。
青ざめた表情で口を押さえてしまったノールをちらりと見やって、オレガノ
は無言のまま軽くため息をついた。
次の瞬間、ガスパールの腹を思い切り蹴り上げる。
ボグッ! というすごい音がした蹴りに、ノールは今度も「ひゃあ!」と悲鳴
をあげてしまった。
とにかく暴力が苦手な彼女なのだ。
ガスパールはとっくに、白目を剥いて気絶してしまっている。
ノールがきゃあきゃあ騒いでいると、オレガノが言った。
「いちいち五月蝿ぇ! おら、仕事にかかるぞ。手伝え!」
「仕事って、この人やっつけに来たんじゃないんですか?」
「海賊がそんな利にならねえことするかよ。これはついでだ」
オレガノはそう言うと執務室の机を片っ端から漁り始めた。

69:海賊たちの性奴18
08/09/02 03:17:25 OI9VIARe
「目当ては海図と軍の配置図だ。持てるだけ持って帰るぞ」
「あいさ、船長」
オレガノが手慣れた手つきで部屋を荒らしていくのを、ノールは後ろから
ぴったりとついて歩いて、両手で紙束を集めていった。
こうしていると、初潮前の見習い時代を思い出す。
女になる前は雑用係りで使ってもらっていたのだ。
懐かしく思っていると、ある程度の戦果をあげたところで、オレガノが切
り上げるようにいった。
「よおし、最後の仕上げをして、ずらかるぞ」
「仕上げ?」
「おうよ」
オレガノはそう言うと気絶したガスパールのズボンを下穿きごとおもむろ
に引き降ろした。
それをみてノールが驚愕の叫びをあげる。
「―え、まさか!?」
「なにが『まさか!?』だ、カマ掘るわけじゃねえ!」
「……そうなんだ」
「なんで残念そうなんだ、てめえは! ―まあいい」
オレガノは気絶したガスパールに猿轡をかませて縛り上げ、もしもノール
がやったら卑猥で扇情的に見えるかもしれないポーズに固定した。
つまり、お尻まるだしのまんぐり返し(?)の姿勢だ。
それから、部屋を荒らした際に見つけておいたらしい特大のロウソクを手に
持って、にやりと笑った。
「なにをするかはもうわかっているな? おまえがやれ」
「えーッ」
「口答えするんじゃねえ、こんな汚えケツに触れるか! イヤならおまえに
挿すぞ」
「わ、わかりましたよぅ」
ノールは渋々、ローソクを受け取った。
それから、気絶したガスパールに近寄って汚い尻を嫌そうに見下ろす。
せめてもの情けとして、舌で湿らすぐらいはしてあげた。
最後は目をつぶって一気に、
「えいっ」
「―ッぷぎイィィィ!?」
一気に押し込むと、途端にガスパールが豚のような悲鳴をあげた。
この衝撃はされた者にしかわかるまい。
ノールは少しだけガスパールに同情した。
「ようし、それじゃあずらかるとするか」
「あいっ」
仕上げが済むと、オレガノは上機嫌でノールのスカートに潜り込んだ。
退出の仕方まで様にならないヒーローだった。


70:名無しさん@ピンキー
08/09/02 23:42:34 xcoxgtoD
オwwwwレwwガwwノwwwww
GJです。これからもよろしくお願いします。

71:名無しさん@ピンキー
08/09/03 21:56:23 o/DQj7gm
GJ!
ノールかわゆすなぁ

72:海賊たちの性奴19
08/09/05 03:56:25 daDb2/Ak
撤収の準備が済み、部屋を出ようとしたところで、ノールはちらりと背後
を振り返った。
途端にオレガノが諭すように言った。
「―放っておけ。あれはもうダメだ」
「……うん」
「……オレたちゃ英雄じゃねえんだ、てめえの面倒だけみてりゃいいのさ」
「……ですね。ごめんなさい」
「謝ることでもねえ」
オレガノはそう言って元気付けるようにノールのふとももを軽く叩いた。
―優しいなあ。
「わたし、飼い主で船長でよかった」
ノールはそう言って部屋の扉を開こうとした。
その途端、
「ご無事ですか、レディ、アリエノール!」
「ひゃあっ!?」
先ほどの衛士が室内に飛び込んできた。
サーベルを抜き放って、なにやら覚悟を決めた形相である。
タイミングからして、さっきのガスパールの悲鳴を聞いて、居ても立って
もいられず飛び込んできたのだろう。
どうやらあれを、彼女があげた悲鳴と思われたようだった。
だとすれば、それも心外な話だなとノールは思う。
そうこうしていると、
「こ、これは―」
お尻に極太のロウソクを挿されて昏倒するガスパールと、荒らされた部屋
をみて、衛士が驚愕の表情を浮かべた。
「……まさか、貴女が……!?」
「―ええっ?」
たしかに、この光景、ノールがやったと言えなくもない。
だが、ものすごい冤罪を着せられた気分だった。
「えっと、これはですね……」
どう説明したものか困っていると、またも突然スカートが翻った。
「よう、久しぶりだな、マクベイ―」
「んきゃあ!?」 
ノールは咄嗟に捲くれたスカートを手で抑えて、オレガノを元に戻した。
「―うっぷ、て、てめえ!? なにしやがる!」
見せ場を台無しにされたオレガノがノールに詰め寄る。
よほどこの演出が気に入っていたらしい。
「そんなこと言われたって……、人前でいきなりスカートめくられたら恥
ずかしいですよぅ」
なかはノーパンのノールである。
抗議すると、
「やかましい! それがいつも素っ裸で歩き回ってる裸族の言うことか!
第一、さっきは平気な顔してガスパールにみせてたじゃねえか!」
「……そ、そこはそれ、複雑な乙女心というやつでして……」
「なにが乙女心だ、相手がイケメンだからって媚売ってんじゃねえぞ!?」
「ひどい、わたしは船長一筋ですよぅ」
「嘘つけこのヤロウッ!」
駆けつけた衛士をほったらかしにして言い争っていると、その様子をしば
らく呆然と見守っていた衛士が唐突に言った。

73:海賊たちの性奴20
08/09/05 03:57:00 daDb2/Ak
「おまえ―リグレインか!?」
「……おう、久しぶりだなマクベイン」
韻を踏んだふたりである。
「お知り合いだったんですか」
さっきのガスパールといい、なんだか妙なところに人脈のあるオレガノだ。
感心していると、マクベインと呼ばれた衛士が納得したように言った。
「なるほど、おまえの仕業か。―で、殺ったのか?」
「……いや、気絶させてあるだけだ」
マクベインは驚いたように目を見開いた。
「なに―」
いいかけて、ちらりとノールの方をみる。
「……そうか、なるほどな」
「なにが『なるほどな』だ。訳知り顔してんじゃねえぞ! ヤツには生き
恥を晒させてやるのさ。女漁りに夢中になって機密情報奪われたとあった
ら、ヤツももう終わりだよ」
「相変わらず甘い男だ」
「話を聞け! 第一、剣持って上官の部屋に殴りこんできた時代遅れにだ
けは言われたくねえぞ!?」
「レディを守るのはいつだって騎士の役目さ」
「誰がレディだ! 着飾らせてあるがこれはオレのペットだ」
ノールを抱き寄せてオレガノが言う。
久しぶりの再会で話題は尽きなかったが、のんきに話してばかりもいられ
なかった。
「そんなわけで、オレらはずらかるぜ」
「わかった、出口まで案内してやろう」
「……また借りができるな。いつか返す」
「期待しないで待ってるよ」
マクベインの手引きで、ふたりは安全に会場を後にしたのだった。

74:海賊たちの性奴21
08/09/05 03:58:36 daDb2/Ak
「船長は昔軍人さんだったんですか?」
「……おう」
帰り道、港へ続く夜の盛り場を並んで歩きながら、ノールが尋ねた。
「みんな、いろんな過去があるんですねぇ」
「そーだなぁ」
のんびりと会話する。
磯の匂いがする海からの夜風にあてられて、ノールは気持良さそうに伸び
をした。
「いろんなお店があるんですね」
「おう」
王女として生まれて王城で育ち、海賊船の奴隷になって船倉で生きること
になったノールは、それ以外の世界を何も知らない。
もの珍しそうにあたりをきょろきょろしていると、オレガノが言った。
「時間つぶしだ、酒場でも寄って帰るか」
文字通り尻に火をつけられたガスパールが見つかるのは朝になってからの
ことになるだろう。
船員たちも、どうせ朝までは帰ってこない。
オレガノがそう言うと、ノールは驚いたように言った。
「ついてっていいんですか?」
「おう。というかメシ食ったら犯らせろ。娼館だと高くつくからな、おま
えで済ませる」
「……どうせわたしは無料ですよぅ」
口を尖らせたノールの首をロックして、オレガノが言った。
「今夜は寝かせねえぜ。オレ様のデカマラをたっぷり味あわせてやる」
「……ここ何年か、夜寝かせてもらったことなんてないんですけど?」
いいながらも、ノールはすでにぽうっとなってしまっていた。
おなかも熱く火照ってしまっている。さっきパーティで受けたクンニが
効いているのだ。
そうして発情したふたりは仲良く酒場に入っていった。

75:名無しさん@ピンキー
08/09/05 03:59:25 daDb2/Ak
非エロパートばかりで申し訳ないっす
やっと次はまともなエロシーンが書けそうです。

76:海賊たちの性奴22
08/09/06 10:19:51 yyRqNuQT
どう見ても貴族の令嬢にしか見えない娘と、どう見てもならず者にしか見
えない男。ノールとオレガノは、曰くありげな酒場の客たちの中でも、と
びきり目立つ存在だった。
しかも―注文を取るのも、がっつきながら料理を食べるのも、すべてオ
レガノの方なのである。
貴族の娘はその間、嬉々として給仕のようなことをしていた。
―いったい何者なんだ、あのふたりは?
酒場中の注目が集まる。
だが、オレガノもノールも職業柄、周囲から浮くことには慣れてしまって
いる。
目立っても構わない場所で目立つ分には、どれだけ目立とうが気にもとめ
ないふたりだった。
注目を集めながら食事を済ませると、二階の個室を借りうけ、連れ立って
部屋の中に入っていった。

「ふう、やっぱりこの格好が一番落ち着きますねぇ」
若々しい乳房をぷるりと露出させて窮屈なドレスを脱ぎ去り、アップにま
とめた長い髪を背中に流すと、一糸まとわぬ姿になったノールはようやく
人心地がついたというようにほっと息をついた。
「帰りはもう、この格好で帰っていいですか?」
「……止めとけ。さすがに目立ち過ぎる」
入ってきた時は貴族の娘だったはずが、出てきた時は全裸でしたとあって
は、目立つなどというものではない。
おまけに首輪もないときては、奴隷というよりもはやただの痴女である。
ベッドに正座したノールに向かって、オレガノは呆れたように言った。
「さっきまでの恥じらいはどうしたよ」
「脱ぐと忘れちゃうんですよ」
脱ぐと性格が切り替わるらしい。性奴にとっては裸が制服のようなものな
のだろう。
「……まあいい、ヤるか」
「あい」
色気のない会話のあとで、ノールが小首をかしげて聞いてきた。
「最初はどこにしときます? おくち? あそこ? ―それともいきな
りお尻とか」
「そうだな、まずは口で一発頼むぜ」
「あい」
リクエストに応えて、ノールはオレガノの股間に大人しく跪いた。

77:海賊たちの性奴23
08/09/06 10:22:58 yyRqNuQT
肩先に落ちかかる髪を両手で耳の後ろにかきあげて、
「……ベッドでするのって、すごい久しぶりですね」
言いながらズボンから半立ちのペニスを取り出し、パクリと咥える。
「ん……ふ」
チュプ、チュプ、チュルゥ……
両手で竿を優しくしごき立てながら、ズル剥けの亀頭に絡みつくように。
よく動く舌と唇で入念な愛撫を施してくる。
17歳にして、ノールのフェラチオのテクニックはその辺の娼婦などでは
及びもつかないレベルにまで到達していた。
2-3年前までは、30人近い海賊の欲求ををほとんどその口と手だけで
処理していたのだ。当然のことともいえる。
股間に顔をうずめたノールの頭を両手で抑えつけながら、オレガノはノー
ルの舌使いを心ゆくまで堪能する。
温かい少女の舌に導かれるままに、オレガノの股間の砲身は瞬く間に最大
硬度まで膨張していった。
「……ん、おっきい」
小顔なノールの顔の直径よりも大きくなった砲身から一度唇を離して、ノ
ールは頬ずりをするようにうっとりとその幹に舌を這わせた。
胴体部分に妖しく舌を這わされ、ほっそりとしなやかな指先で亀頭をクリ
クリともみ捏ねられると、あっという間に限界が迫った。
「……ち、あいかわらず、いいテクしてやがるぜ」
「船長の教育のたまものですよ」
「ぬかしやがる。―こぼさず飲めよ」
「……あい」
オレガノが命じると、ノールは再び亀頭を咥え、うっとりと目を細めた。
受ける準備はもうできているといわんばかりに、頭を前後に揺すって最後
の仕上げを施してきた。
「―くお! 来た来たッ! ―いくぜ、たっぷり味わいやがれッ」
オレガノはノールの頭を己の股間に思い切り押し付けると、温かな少女の
唇のなかにたっぷりと子種を放っていった。

78:海賊たちの性奴24
08/09/06 11:23:27 yyRqNuQT
「ん……、……く。……うぷ。……んく。……んふ……ぅ。……こく……、
こく。……―ぷはぁ」
ビュルビュルと放出しながら激しく暴れまわるオレガノの砲身を口のなか
で受け止めて、喉を鳴らして最後の一滴まで飲み終えると、ノールは大き
く息をついた。
それから、わずかに零れた欲望の残滓を指ですくってぺろりと舐め取り、
潤んだ瞳で上目遣いにオレガノをみつめた。
「……船長」
「なんだ」
「……次は、こっちに欲しいです」
優美な曲線だけで構成された男好きのする姿態をしどけなく崩して、ノー
ルが脚を開く。
露になった下腹の中心で、ピンク色の秘裂がしっとりと潤みをたたえてい
た。さっきのご奉仕でもうイク寸前まで昂ぶりきってしまっているのだ。
もじもじと腰を揺すって、我慢も限界といった様子だった。
「け、とんでもねえ淫売だぜ」
言いながらも、オレガノはまんざらそうでもない笑みを浮かべてノールの
膝を割り開いた。
自慢の極太をぴたりと秘裂に押し当てる。
「……はぁっ」
それだけで、ノールの唇から熱すぎると息がこぼれた。
その息遣いに誘われるままに、一気にノールに圧し掛かっていく。
「オラァッ!」
「ッはァンッ!」
ずっぷりと根元まで一気に貫くと、ノールの唇から押し出されるような快
楽の声が漏れた。
同時に、熱く潤んだ膣内が絡みつくような抱擁を施してくる。
「ひ……ッ、……ぅッ、……すご……ぉい」
両手でしっかりと首筋にしがみついて。両脚をきゅうっとオレガノの腰に絡めて。
柔らかな身体全体をぴたりとオレガノに押し付けながら、ノールは蕩けきった声
をあげた。
普段ののんびりとした発声からは想像もつかない、甘く淫らなあえぎ声。
今夜のパーティで使ってみせた、いかにも高貴なご令嬢といった声とも違う、
男の琴線に直接触れてくるような声だ。
―こいつは、どんだけ声色を持ってやがるんだ。
オレガノは半ば以上呆れながら、その甘い声をさらに引き出すべく、叩きつけ
ように激しく腰を動かしていった。

79:海賊たちの性奴25
08/09/07 00:39:56 VDOSI1wB
「……ッ、は……はげし……すぎぃ……ッ!」
ズブッ、ズブッと濡れた音を立ててオレガノが荒腰を使うたびに、安宿の
ベッドがギシギシと軋んだ音を立てる。子供の腕ほどもあるオレガノの砲
身がノールのなかを突き崩すたびに、ベッド自体が激しく縦に揺れた。
「―こ、こんな、の、こわれちゃいます、よぅ! ―んあァッ!」
「へ、冗談いってやがる! このぐらいはもう平気だろうがよ」
いつもは他の船員もいる手前、自分ひとりでやり過ぎる訳にもいかず、手
控えていた。
だが今日はオレガノひとりだけなのだ。
最初から目一杯飛ばしていくつもりだった。
「オラよ、まずはさっさとイッちまえ!」
―ズン!
「―ッひはァァアン!!」
少女の子宮を限界まで引き伸ばして奥の奥まで突き入れると、ノールがた
まらず最初の絶頂に達した。
火照った裸身が汗にまみれ、結合部から愛液が溢れる。
室内に発情した女の体香が漂い、オレガノはさらに興奮の度合いを高めて
いった。
「あ、あうぅ……ッ」
「まだまだいくぜぇッ」
絶頂の余韻にぽうっとなったノールの片足を担ぎ上げて半身によじり、お
互いの足を深々と交差させた姿勢になると、さらなる責めを加えはじめた。
「どうだ、深くてクるだろ?」
「くあァッ、お、おなか、よじれるぅ……ッ!」
人差し指の第二間接を食みながら、シーツを握り締めたノールが切羽詰っ
たような声をあげた。
「こ、こんな、の、せんちょ、いつもとぜんぜん違うよぅッ!?」
「クックック、おまえは一人前になったつもりだろうが、まだまだ修行が
足りてねえってことよ。今日はオレ様の本気を見せてやるぜッ」
「ひ、ひあァァア!?」

80:海賊たちの性奴26
08/09/07 00:42:00 VDOSI1wB
ノールの片側の太ももに乗っかったオレガノが速射砲のように忙しく腰を
振動させる。
脂肪の少ないノールのおなかが小刻みに波打つほどの衝撃に、ノールは口
を開きっぱなしにして悲鳴をあげた。
「い、いく、いっひゃう! ……あう、ま、またァッ! せんちょ、もう、
もうだめぇッ!」
「だらしねぇッ、もっと踏ん張りやがれ!」
―ズブブッ!
「くはァァアンッ!」
オレガノはついに、ノールを四つん這いの姿勢に組み敷いて背後から圧し
かかっていった。
そのまま、獣のように荒々しく腰をふりたくる。
ぷりぷりの桃尻を掴んでパンパンと激しく腰を撃ちつけていくと、オレガ
ノの砲身を美味しそうに咥えこんだノールの膣口のすぐ後ろで、薄紅色の
菊座が誘うようにヒクヒクと痙攣していた。
「あう……ッ、あうぅ……ッ!」
「へっへっへ、こっちにもカマしてやるぜ!」
そう言って指を濡らすと、オレガノはノールの菊座にいきなり二本の指を
ズブリと差し込んでいった。
「………ッ!!!」
いきなり肛腔にはしった衝撃に、ノールが無言のまま悶絶する。
オレガノは左手でぷるぷる揺れるノールの乳房をがっちりと掴みながら、
右の手で菊の座をほじり、膣口を突き崩すように激しく腰を動かしていっ
た。
指の先でピンピンに尖った桃色の乳首を爪弾く。
「くはァッ、く……ッ、ッはァァアッ!」
美しい金髪を振り乱して、耳元からうなじまで真っ赤に染めて。
ノールはもう、乱れに乱れていた。
一度でいいから、こうして責めて責めて、責めまくってみたかった。
いつもは全員で共有している奴隷なので、仕方なく我慢していたのだ。
今夜はめったにない機会だ。
ふたりっきりでセックスするのは、ノールをはじめて女にした、あの夜以
来のことだった。

81:名無しさん@ピンキー
08/09/07 18:59:02 kciASJhw
GJGJ!!
ノールの「あい」がかわいいなぁ

82:名無しさん@ピンキー
08/09/07 23:59:35 q8Lgs79Y
GJ!!!

くそう、本気でオレガノ船長がうらやましすぎる。
服を着ると恥じらいを取り戻したりするあたりもう最高としか言いようがないです。

83:名無しさん@ピンキー
08/09/08 16:50:52 I4adpqo4
こんなほのぼの性奴みたことないw

84:名無しさん@ピンキー
08/09/08 22:15:47 AZv7pD+F
GJ!!
俺もノール欲しい(´・ω・`)ッス


奴隷etcの避妊とかどうするべきなんだろ。
現代ならリングか卵管縛るか?
ファンタジーなら海綿を丸めて突っ込んでおくとか?

でも王道はやっぱり腹ボテファック+産まれた子も奴隷かなー。

85:名無しさん@ピンキー
08/09/11 07:21:31 /M2eU1gS
感想ありがとう。今日も休みなので書けた分から投下していきます。

ちなみにここから回想シーン、ロリロリ注意報発令です。

86:海賊たちの性奴27
08/09/11 07:27:02 /M2eU1gS
「……月の障りが、きました」
そう言ってノールが船長室を訪れた日のことはよく覚えている。
その時の複雑な気分も併せて。
「……そうか。まあ入れ」
深夜、ベッドに入って寝る準備を済ませていたオレガノは、裸の上半身を
起こして、あえて無表情のままノールを部屋に招き入れた。
ノールが無言のまま、おずおずと彼の前までやってくる。
来る前にもうどこかでベソをかいてきたのだろう、小さな鼻の頭が少し赤
くなっていた。
そこはあえて気づかないふりをして、オレガノは言った。
「じゃあ約束通り、今からおまえはオレ達の性奴だ」
「……あい」
「まずは服を脱げ。これからはいつも裸でいろ」
「……あい」
声を震わせてノールは俯く。
涙をこらえているのがありありとわかる仕草だった。
思わず撫でてあやしたい気分になる。だが、
「どうした、ぼさっとしてないでさっさと服を脱げ」
「あ、あい……」
声に出しては冷酷に言い放ったオレガノに、ノールは半べそをかきながら
着ていた服を脱ぎ始めた。
粗末な貫頭衣の腰紐を解いて、ゆっくりと裾をめくり上げていく。
太ももの付け根が見えるまで裾をまくったところで、ノールは一度手をと
めて、許しを請うようにオレガノをみつめた。
だが、オレガノは何も言わない。
その無言の重圧に圧されて、ノールはさらに裾をまくって、頭から貫頭衣
を抜き取っていった。
現れたのは、ボロだがよく洗濯されたまっ白なショーツが一枚。乳房を隠
す布などはつけていなかった。まだ、必要がないのだ。
服を脱ぐと、ノールはまだほとんどふくらんでもいない乳房を交差させた
手で隠して、心細そうに肩を抱いた。
そんなノールに向かって、オレガノは続けた。
「ソレもだ」
最後の一枚も、オレガノは脱ぐように命じたのだ。
「……ッ」
ノールが弾かれたように顔をあげる。
極端にハの字を描いた眉。涙を浮かべた瞳。
まだ子供だとばかり思っていたが、こんな仕草をすると、もうすっかり女
の顔になっていた。
思春期に入ってまだ覚えはじめたばかりの羞恥心を極端に煽られて、ノー
ルは完全に動きを止めてしまう。
両肩を抱いた手がきゅっと強く握り締められる。
それを見て、オレガノが軽くため息をついた。
「……出来ないか。じゃあ、選べ。―今からオレに無理やり犯られるか、
それとも、自分で脱いで自分で股を開くか。―どっちもイヤだと言うの
なら、その時は売り飛ばすぜ」
「……ッ」
逡巡は短かった。すぐにノールは覚悟を決めたように言った。
「じ、じぶんで……脱ぎます」
そう言うと、ノールはショーツの両端に指を入れて、ゆっくりと下に引き
降ろしていった。

87:海賊たちの性奴28
08/09/11 08:28:28 /M2eU1gS
初潮が来たら性奴になる。それがノールを匿う時にオレガノが出した条件
だった。
もっとも、最初からそんな無茶な提案をしたわけではない。
いくら荒事を好むオレガノとはいえ、大国の軍隊に懸賞金付きで追われる
亡国の姫君などというやっかいな代物を好き好んで船に飼うほど馬鹿では
ないのだ。
最初はもちろん、直接追ってきた軍隊に引き渡すつもりだった。
その計画が変更になったのに、特に深い事情はない。
単にノールに泣きつかれたのだ。
「お願いします、できることならなんでもやります。だから、わたしをこの
船に置いてください! わたし、まだ死にたくない……ッ!」
まだ10やそこらの少女にこんなことを言われて、泣きながら膝にすがら
れて、一体誰がすげなく売り払えるだろう?
敗戦国の姫君の末路など、断頭台で公開処刑とわかりきっているのに。
「……チッ」
これだから、オレガノは子供が嫌いなのである。
すがりついたノールを見下ろして、仕方なく代案を出した。
「しょうがねえ、そこまで言うならウチで飼ってやらなくもねえ。だが、お
姫様育ちだからって甘やかしゃしねえぞ。炊事洗濯掃除から船の修理まで、
なんだってやってもらうからな」
「……っ。あ、ありがとうございます! オレガノさん」
「船長と呼べ」
「はい、船長!」
とびっきりの笑顔。
ノールは泣き濡れた顔にただ喜びだけを浮かべていた。
これがもし、王族に生まれたことを鼻にかけるような小生意気なガキなら、
オレガノはけっして船で飼ったりなどしなかっただろう。
まだ幼いというのに、逆境に置かれても自棄にならず、自分が生きるため
の方策を必死になって捜し求める。
そんなノールの心根を彼は気に入ったのだった。
それだけに、今のうちに言っておくことがあった。
「―だが、いいか。今のおまえは男でも女でもない。ただのガキだ。だ
から今は見習いとして働かせてやる。……だがな、おまえはあと何年かす
れば女になるだろう。そうなったら、おまえはもう見習いとして働くこと
はできねえ。男が女を見てヤることは一つだ。おまえは女になったその日
から、男を悦ばせるためだけの玩具にされる。その覚悟はあるか」
「はい!」
その時、ノールは躊躇うことなく答えた。
まだ当時10やそこらの少女だったノールに、オレガノが語る真の意味な
どわかっていなかっただろう。
ただ今を生きるために答えたに過ぎない。
それでも、約束は果たされなければならなかった。
海賊船に、性奴以外の女がいる場所など、どこにもないのだから。

88:海賊たちの性奴29
08/09/12 03:21:09 kZUmSRC6
片足をあげて最後に残っていたショーツを脱ぎ捨てると、ノールは露になっ
た無毛の秘部を手のひらで覆って視線を横に逸らせた。
一糸まとわぬ姿になったその幼い裸身を、オレガノが感情を殺した目で観
察する。
まだふくらみはじめたばかりの乳房。ほっそりとした肉つきの薄い腰。ひょ
ろりと細長い手足。
それはまだ女と呼ぶには早すぎる果実だった。
だが、あとはもう、時間の問題なのだ。
ノールは早晩、船員たちから女と認識されるようになるだろう。
生来人懐こく、気のよかったノールは、今では船員たちから便利な見習い
小僧として可愛がられ、愛されている。
船に来た当初こそ、お姫様育ちで何もできず、呆れられたものだが、そこ
から彼女は自身の努力によって、船の雑事を何でもこなす便利な見習いと
しての地位を独力で築いてきたのだ。
それを堕とさねばならない。
だが、ここで情けをかけるようでは海賊船の船長は務まっていない。
オレガノはどこまでも冷酷に振舞い続けた。
「こっちへ来い」
「……はい」
「尻をこっちに向けて、這いつくばって股をひらけ」
「は、はい……」
か細くかすれた声で頷くと、ノールはベッドのうえで言われた通りの姿勢
になった。
四つん這いになって脚をひらき、秘部を晒してくる。
それは、どれほどの羞恥だっただろうか。
ベッドに顔をうずめてやり場なく裸身を震わせるノールの、むき出しにさ
れた秘めやかな女の部位を、オレガノは無遠慮な指で押し開いていった。
まだハト麦の実のように縦に一本のスジが入っただけの柔らかな白い肉の
合わせ目を指先で左右に割り開いて膣口を空気に晒す。
晒された女の器官に、オレガノは顔をつけ、舌を差し入れていった。
「うぁ……ッ!」
途端にノールが顔をあげ、驚きと汚辱の入り混じった声をあげた。
まだ、こんな行為を受けるのは早すぎるのだ。

89:名無しさん@ピンキー
08/09/12 10:01:00 wtYBT/35
ロリエノールたんキター!!
オレガノ船長の調教手腕に期待

90:海賊たちの性奴
08/09/13 05:51:40 8akiS5D/
快楽も意味もわからず、ただ胎内に押し入ってきた異物感に身を竦ませる。
「そ、そんなところ……、し、舌ぁ……ッ、……くぅうっ」
根元までずっぷりと舌を押し込みながら太ももを撫でさすると、ノールは
ゾワゾワと鳥肌を立たせてお尻を震わせた。
まだ何者も受け入れたことのない膣口が、押し入ってきた異物を押し返そ
ういうように強烈に収縮してくる。
「あ……ぅう」
にゅぷ……にゅぷ……にゅぷ……
そんな幼い膣口に、まずは男の動きを覚えこませるように。オレガノは舌
の挿入を繰り返していった。
だが、ノールの入り口はまだかなり狭く、差し入れた舌ですら動きを阻ま
れるような状態だ。
―こりゃあかなり念入りにほぐさねえと、とてもじゃないがオレ様のは
入らねえな……。
一晩掛りの仕事になりそうだった。
オレガノは一度舌を抜き去って、目の前のお尻に向かって言った。
「……長くなる。まだ痛くはしねえから、力抜いて楽にしてろ」
「……は、はい……ッ」
答えながらもノールはぷるぷると身体をふるわせて、こちこちに緊張しな
がらこれでもかとベッドのシーツを握り締めていた。
言われたからといって、この状況でいきなりリラックスしろというのが無
理なのだろう。
それをみたオレガノが、うっすらと肋骨の浮いたノールの脇腹をおもむろ
に両手で掴んだ。
「ッひゃアッ!?」
途端にノールがビクリと身体を竦ませる。
慌ててわきを隠そうとするのを許さず、オレガノはさらにノールの肢体を
くすぐっていった。
「てめえオレ様が力抜けと言ったら、おとなしく力抜きやがれッ」
「―ひゃッ! ―ひゃアアッ!? やッ、やだ、うひゃうぅッ!?」
身を捩じらせて悲鳴をあげ、逃げようとするのを許さず、無理やり押さえ
つける。それからオレガノは脇腹やおなか、うなじから背中まで、あらゆ
るところをこちょこちょとくすぐりあげていった。
生来くすぐり責めに弱かったのだろう。ノールは顔を真っ赤にして、触れ
られた箇所をビクンビクンと大げさに反応させて身もだえを続けた。
その裸身がシュリンプピンクに茹で上がり、汗にまみれる。
「ひい……ッ、……ッひぃ! い、いきが……できないよぅッ、―せんちょ、
もう、許して、……―ひううぅッ!?」
「ガハハハハ、オレ様に逆らった罪は重いぜ」
ちょっと楽しくなってきたオレガノである。
裸のままベッドを転げまわるノールを追い回して、どこまでも意地悪く責
めを続けていった。

91:海賊たちの性奴31
08/09/13 17:36:33 8akiS5D/
「……ああッ、……ひあああッ! もぉやだよぅ……ッ」
身をよじって嫌がるローティーンの美少女をにやけた笑みを浮かべながら
撫でまわす。
とても手下には見せられない絵面だが、オレガノは実に上機嫌だった。
奴隷調教の途中だという事も忘れて、ノールのお尻から背中、汗の浮いた
うなじまで、少女が大きく反応する箇所を探し当てては悦に入っていた。
「くっくっく。ここはどうだ? ―とみせかけて、こことかなッ」
「……ッひぃっ、……ッひぃぃッ!」
一方でノールの方はというと、口の端からよだれすらこぼしながら、顔を
くしゃくしゃにして涙を流していた。
敏感になりすぎた肌は、もはやどこを触ってもビクンビクンと若魚のよう
に跳ね踊る。
そんなノールの脇腹を、オレガノはとどめとばかりに両手に立てた指で鷲
掴みにしていった。
途端、
「アッひゃああああッ!?」
電撃を受けたように劇的に上体を仰け反らせたノールが、次の瞬間、ぐっ
たりと力を抜いてベッドにつっぷしてしまった。
荒い息をついたまま、もはや身を起こす気力すら残っていない様子だ。
当初の狙い通り、オレガノはノールを完全に脱力させてしまったのである。
あとは、まな板の上の鯉のできあがりだった。
「さあて、それじゃあそろそろ本気出して仕込んでやるとするか」
そう言うとオレガノは、ノールを仰向けにひっくり返してぱっくりと膝を
割りひらいていった。
そのまま、露になった無毛の股間に遠慮なく顔を埋めていく。
「そ……、ん……なぁ……ッ」
太い舌が胎内に侵入を果たすと、ノールはぽろぽろと涙を零して弱々しい
声を漏らした。
くすぐり責めだけでももはや限界だったのだ。
そこからさらに責め苦を加えられるとは思ってもいなかったのだろう。
だが、オレガノの奴隷調教は今やっと始まったばかりなのである。
今までのはその準備段階に過ぎなかった。
まずはそのことを身をもって教え込ませてやらなければ。
くっぱりとわり開いたノールの膣口に舌を埋めて、オレガノは場末の娼婦
ですら許しを請うほどの執拗な責めを加えていくのだった。
深夜の船室に、少女のか細い悲鳴が放たれては消えていく。
波に揺れる船室のなかで、ふたりの周囲にゆっくりと熱が篭っていった。


92:海賊たちの性奴32
08/09/17 08:50:06 76qeb/qo
「……あ……うぅッ」
小一時間ほども舐めまわしたところで、ようやくノールの声に甘い響きが
混ざり始めた。
月経初日の幼い膣腔は、最初こそきれいに拭われていたものの、時間が経
つとまた血を流しはじめたようだった。
オレガノはその出血ごと、気にもとめずにノールの膣腔をなぞり続ける。
飽きもせず舐め続けたその膣壁の奥から、明らかにオレガノのだ液ではな
いあたたかな体液が少しずつ混ざり始めていた。
「少しは感じはじめてきたか?」
「あ……ぅ」
舌先をおへその裏側へ向けてぐっと強く押し込んでやると、弛緩していた
ノールがピクリと腰をふるわせた。
だが、もはや言葉をつむぐ気力は残っていないようだ。
だらしなく股間をひらいたまま、うちあげられたくらげのように完全に弛
緩して、オレガノのなすがままになっていた。
そんな少女の無抵抗な膣口に、オレガノはさらに容赦なく念入りな愛撫を
重ねていくのだった。
「皮を剥いてやろう」
そう言ったオレガノが、今の今まで手をつけずに温存していた少女の最も
敏感な尖りに触れた。
無理やり与えられ続けた快楽にひくひくと収縮を続ける小さな膣口の最上
部。薄い包皮にまもられた麦粒大の丸い器官をオレガノは指の腹で表面だ
けかるく撫であげる。
「ぅああッ!?」
反応はすばらしかった。
薄皮のうえから触れただけで、ノールは電撃を流されたように大口をあけ
て顔を反らせた。その姿態に汗の玉が浮かぶ。
これでは、皮を剥いてちょくせつ舌で舐めまわしてやったらどうなってし
まうのか。
考えるより先に、実行に移していた。
ビクン!
指先で包皮を割り開き、剥き出しになった敏感な肉珠を舌の腹で直接押し
つぶしてやると、ノールはそれまで弛緩させていた手足をピンと四方に伸
ばして絶叫をあげた。
「あーっ!!」
もう抵抗する力などまったく残っていないと思っていたノールが、これで
もかと四肢を緊張させる。
暴れだしたほっそりとした腰を逃がさないように両手でしっかりと押さえ
て、オレガノはノールの膣口に食らいついたまま離れない。
溢れてきたあたたかな体液をジュルジュルと音を立てて飲み干し、舌先で
グリグリとクリトリスを派手に刺激していく。
「だ……ぇえ、死んじゃう! 死んじゃうぅッ!!」
ノールの絶叫が耳に心地よい。
股間に食いついたオレガノの頭をなんとか離そうとするノールの抵抗を寄
せ付けず、オレガノはさらに舌先の愛撫に熱中していった。
「……ぐ……ぅッ!」
ノールの身体がエビのように丸まる。その直後、
「アッ―、……ッアアあああああア―ッ!!!」
生まれてはじめての絶頂を告げる少女の高らかな絶叫が夜の船長室に響き
わたった。

93:名無しさん@ピンキー
08/09/24 13:22:57 gwTUL2GE
これは良い長編、GJを捧げたい
黄金騎士カズマが青春だった自分には丁度良い陵辱と純愛のさじ加減

94:海賊たちの性奴33
08/09/25 22:41:43 NSvuK+97
ふわりと周囲に女の匂いが漂い、口のなかに少女の愛液が溢れた。
愛らしく小さなクリトリスにゴリゴリと鼻先を押し付けながら、オレガノ
は初の絶頂を迎えて痙攣するノールの幼い膣口にさらに舌を突き入れていった。
「ヘバってんじゃねえ、まだまだこんなもんじゃ済まねえぜ」
本番である挿入を容易にするために、このまま舌で何度もイかせ続けるつ
もりなのだ。
「そん、な……」
己の股間に食いついて執拗に離れないオレガノに、ノールが涙ながらに訴
える。
「……こ、これいじょ……は、おかしく……なっちゃう……よぅ……」
「いいさ」
冷酷に告げる。
「海賊船の性奴に理性なんざいらねえ。―狂っちまいな」
どのみち、これからは人としての自由も尊厳も、何もかもを奪い取られて
道具として生きていくほかないのだ。
いずれ近いうちに、正気ではいられなくなる。
それなら、今のうちに痴れ狂ってしまえばいい。
親切で言ったつもりのオレガノの言葉に、ノールはふるふると首を横に振っ
て応えた。
聞き分けのない仕草に、思わず舌打ちが漏れる。
「……おまえはもう、これから死ぬまでオレ達の玩具だ。一生を鎖に繋がれて、
毎日毎日、陽のあたらない船倉の奥で、汗臭い男どもに延々と嬲りまわされ、
犯され続けることになる。壊れて使い物にならなくなる、その日までな。
―悪いことは言わねえ。その日まで何も考えず、ただ快楽だけを貪る肉の
人形になってろ。そうすりゃ辛いこともねえ。ずっと楽になれるさ」
「……それは、いや」
「……なるんだろ、性奴に。約束したはずだぜ」
「……うん。―だけど、人形はいや。それは死んでるのと同じだもの」
ノールはオレガノを見てはっきりと言った。
「だからわたしは、なるのなら、ちゃんとした人間のままで性奴になってみ
せるよ」

95:海賊たちの性奴34
08/09/25 22:50:02 NSvuK+97
「……言うじゃねえか」
オレガノがそう言って表情を殺したのは、こんなちっぽけな小娘に一瞬でも
気圧されてしまった自分を隠すためだった。
「なら、お遊びは終わりだ。正気のまま、耐えてみせろ」
両手でノールを抱き上げながら、オレガノは怒ったように言った。
ベッドの上にあぐらをかき、その上に少女を乗せる。
どんな女も串刺しにするオレガノの長大な砲身はすでに十分な硬度を備えて
天を仰いでいた。
その鏃<ヤジリ>がぴたりと少女の入り口に合わせられると、俯いてその様子
を見守っていたノールが顔を青ざめさせた。
かすれた声で言ってくる。
「う……そ」
「なにがだ?」
「こんな……の、無理に、きまってるよ……」
明らかに自分の身体のサイズを超えたオレガノの砲身に、眼に見えて恐怖し
てしまっているのだ。
「フン、いっちょまえに、自分の穴の心配か。なに、心配するな、生理が来
たってことは、おまえの身体はもう、男を入れる準備ができてるってことだ」
「で、でも」
「できるさ。証明してやる」
そう言うとオレガノは力任せにノールの細腰を掴んで、羽のように軽いその
身体を強引に自分の腰へと引き寄せていった。
「ひ……ッ! ま―まって、無理、無理だよぅッ!」
「大人しくしてろ!」
ノールの両手がオレガノの上半身をばんばんと叩く。なんとか離れようと
必死になって暴れてくる。
だが、そんな抵抗をまったく意に介さずに、オレガノは肉槍の先端を軽々と
少女の入り口に割り込ませていった。
「ァアッ! 痛い! 痛い! 裂けちゃうぅッ!」
肉槍が幼い入り口を無理やり割り開くと、ノールはハの字になった眉の下で
ぽろぽろと大粒の涙をこぼした。
「ぴいぴい五月蝿ぇ。死にゃしねえよ」
目尻からこぼれおちるその涙を舌で舐めとりながら、オレガノはさらに容赦
なく腰を進めていった。
グ、グググ……
僅かながらも、硬い抵抗。
「あ、あああッ!」
ノールが目を見開いて叫んだ、その直後。
ブツン、と確かに、何かを破る手ごたえがあった。
ついに、ノールの処女膜を打ち破ったのだ。
胎内に半分以上埋め込まれたオレガノの砲身が鮮血に赤く染まっていた。
それをみて、オレガノが言った。
「……入ったぜ」
「く……はァアッ」
処女を散らされた少女は、それどころではない。
見開かれた目からは、とめどなく涙がこぼれだしていた。
「ひっ……、痛い、痛いよぅ……」
「……まだまだ、本番はこれからだ……!」
童女のように泣き出してしまったノールの耳にそう囁きかけてから、オレガ
ノはゆっくりと腰を前後に揺すりはじめた。

96:名無しさん@ピンキー
08/09/28 00:11:22 UsOBBPWn
初めて来たが、なかなかやるじゃねえか。
こんな過疎スレに居るなんて勿体ない位の神っぷりだな。
これからはちょくちょく来させて貰うわ。

97:名無しさん@ピンキー
08/09/28 00:21:20 32MWE5+2
GJ!こんな長編になるとはなあ
処女喪失の回想が後から来るなんてなんか憎い構成だね
どこかでまとめになる日が来ないかしらん

98:名無しさん@ピンキー
08/10/02 16:14:26 Fp796YCr
GJ!!!
親父と少女の年の差がたまらん!!!
正座して続きを待ってます!!

99:名無しさん@ピンキー
08/10/03 08:08:13 i5myDWVg
いいなあ。元々こういう属性はないのに偶然このスレを見つけてしまったものだが
今やwktkで続きを待ってるぜ

100:名無しさん@ピンキー
08/10/04 23:05:21 9Km/TKGz
感想ありがとうございます。
期待に沿えるものかどうか微妙かもだけど、続きをば

101:海賊たちの性奴35
08/10/04 23:06:22 9Km/TKGz
「ひッ……、ひッく、……っひっ」
少女のすすり泣く声をBGMに、オレガノは淡々と腰を揺すり続けた。
特大の砲身が少女の胎内を前後する度に、大きく張り出したカリ首が狭い胎内
を容赦なく削り、激痛にノールが裸身をくねらせる。
そうして身悶える少女を両手で無理やり膝の上に押さえつけて。まだ「掴む」や
「揉む」といった動詞にはまるで適さない薄い胸板にねっとりと舌を這わせて。
オレガノはそれから約30分ほどかけて限界に向かっていった。
そして―
「いく……ぜ」
未発達な少女の腰を強引に引き寄せておもむろに精を解き放つ。
特別なクライマックスもなにもない、唐突な放出。
「……ぁ……ぅ」
ドプ……ドプ……ドププッ……
熱く滾る粘液が無垢な子宮に向けて注ぎ込まれていくと、うっすらと開いた
少女の唇から微かに声が漏れ、目尻からまた、ひとすじの涙がこぼれた。
そうして精を放ち終えると、オレガノは胎内からズルリと砲身を抜き放って、
ベッドの上にノールを押し倒した。
「あ……」
「……まだへばるんじゃねえ。仕上げだ。奴隷らしくきれいに舐めしゃぶりや
がれ」
破瓜の血や子種、愛液やおりものなど、各種の体液にまみれた萎えた剛直を
少女の顔の前に差し出して、オレガノは情け容赦なく言い放った。
汚液にまみれた醜悪な雄の器官が目の前に突きつけられると、まだフェラチ
オなど存在すら知らないノールが恐怖に顔を歪ませて逃れようとした。
そんな少女の鼻を摘まんで強引に口をひらかせ、無理やり口のなかに分身を
押し込んでいく。
「ん……ッ、ぐ、ぐぅう……ッ!?」
「歯ァ立てるなよ。もし立てやがったら尻穴にこいつを突っ込んでやるからな」
「ん……ッ、んぅ……ッ、―んうぅうッ!」
汚れた肉棒を喉奥まで突き入れられて、汚辱と嫌悪と息苦しさに目を見開い
て涙を流す。
そんな少女の破瓜を迎えたばかりの傷ついた膣口に、オレガノは容赦なく指
を差し入れて、グチグチとなかをかき回しながら、さらに少女の口を性器に
見立てて、強引に腰を振っていくのだった

102:海賊たちの性奴36
08/10/04 23:15:09 9Km/TKGz
結局、その日はそのまま口のなかにもたっぷりと精を放った。
さらにオレガノは、泣き顔のノールを裸のまま甲板にまで連れてあがり、ガ
スパール号のすべての船員たちのまえで誓わせたのだ。
「これからノールはみなさまの性奴です。どうか末永く使ってください……」
そして誓いの証として、その場ですべての船員たちのイチモツにキスをさせた。
そこからノールの性奴としての日々がはじまったのだ。
もう5年も前の話になる。
初めのころは、ノールは調教のたびにぴいぴいと泣き叫び、毎日、顔中を涙
でぐしゃぐしゃにして泣いていた。
二本ざし、飲尿、スパンキング、フィストファック。全員による、一昼夜の
輪姦。
どのプレイも覚えさせるのは大変だった。
ガスパール号の誰もが、あの頃は、ノールが途中で気が触れるか自殺を図る
ものだと信じて疑ってもいなかったのだ。
それがまさか5年も正気のまま性奴でい続けるとは―
「うああッ! きっ、気持ちいいよぅッ!」
剛直にバックからズブリと貫かれて、ベッドに顔を埋めながら歓喜の涙を流
している。
そんな現在のノールを見下ろして、オレガノはなんともいえない複雑な気分
を味わっていた。
―まさか、こうなるとはなあ。
最初の頃は、自分は海賊だという妙な自意識も手伝って、必要以上に鬼畜な
調教をノールに施してしまった。
にもかかわらず、ノールはけして天性の明るさを失わず、人としての感情を
少しも損なわなかったのだ。
「まったく、ヘンな女だぜ……」
「……へ?」
唐突にかけられた言葉に、意味がわからず、ノールがきょとんと振り返る。
そんなノールを見下ろして、
「なんでもねえ……よッ! ―っと」
ズン!
オレガノは思い切りよく腰を叩きつけていった。
途端に、絡みつくように胎内がねっとりとイチモツを締め上げてくる。
「おおうッ……!」
「く……ッぅうン♪」
オレガノの剛直を美味しそうに呑み込んで、ノールは蕩けきった声をもらし
た。
オレガノの方もまた、ノールの極上の膣の感触に夢中になっていく。
快楽の夜はそうして更けていくのだった。

103:名無しさん@ピンキー
08/10/05 10:10:48 v+Mt+Oti
GJです
元王女が肉便器状態まで堕ちるのも素晴らしい、高貴万歳
ノーラが、正気を保って生き続けているのは、母との約束のためなんですね
自分も、こういった纏まりのあるSSが書けるようになりたいところ・・・

104:名無しさん@ピンキー
08/10/05 10:12:34 v+Mt+Oti
うわあ、キャラ名間違え恥ずかしい・・・
ノーラ→ノール
大変失礼しました

105:名無しさん@ピンキー
08/10/06 08:47:54 ErWcmSnp
GJ!エロはもちろん、この先の展開が楽しみな作品ですね♪

106:名無しさん@ピンキー
08/10/06 11:37:49 lpwSs44a
ほしゅ

107:名無しさん@ピンキー
08/10/06 13:31:31 OMmNJw8A
性奴隷のお話なのに無駄に爽やか(褒め言葉です)だなw

108:名無しさん@ピンキー
08/10/06 19:51:12 XuWRuX/C
1対1が長い・・・・・・
輪姦を期待しちゃダメな話なのかな

109:名無しさん@ピンキー
08/10/06 20:23:41 aHNDuiZ2
海賊話、ノールの芯のあるエロ可愛らしさもさることながら、オレガノさんが良いなあ。
話も一つ一つきちんと纏まってて、続きが楽しみです。

110:名無しさん@ピンキー
08/10/09 04:26:45 VDOL5WsU
なんというか、最初このスレは牧場スレの姉妹スレのようなもんかと思ってたんだが
なんか路線自体が違うね


111:名無しさん@ピンキー
08/10/12 11:28:21 8BMiLfB4
書き手次第じゃなかろうか

112:名無しさん@ピンキー
08/10/14 19:07:38 Lpe+Re17
>>書き手次第じゃなかろうか

んですね。
自分個人としては鬼畜調教系のSSは少し前に書いたので、今回は少し
毛色を変えてこんな話にしてますけど、牧場スレみたいな弾けた奴隷っ
ぷりのSSもぜんぜんアリだと思ってます。

連載中とか路線が違うとか気にせず、他の作者さんの投下もあったらいいな。
というわけで、↓続きです。

113:海賊たちの性奴37
08/10/14 19:08:42 Lpe+Re17
「はぁ……、はぁ……、っああ……、せ、船長、―ッくふ、……も、だめ……、
ほんと、もうだめだよぅ。また、イっちゃ……、ふあぁッ!」
汗まみれになった真っ赤な顔を枕に埋めて、胎奥をふるふると震わせながら、
オレガノの腰使いにノールが幾度目ともしれない絶頂の声をあげた。
すでに時刻は夜半過ぎ。
そろそろ朝を迎えようという頃合である。
結局のところオレガノの言った「今夜は寝かさねえぜ」はまったくの本気で、
二人は朝まで、一時の休憩もなしにノンストップでまぐわい続けていた。
二人とも、もうすっかり汗だくのふらふらである
特にノールはちょっと前から完全にグロッキー状態で、へばりきってしまっ
ていた。
原因は明快。イキすぎである。
ただの性処理用の穴として使われ、精を注がれるだけならもっと長い時間で
も保つ彼女だったが、今夜のようにテクニックを駆使されて、絶倫の巨根で
たっぷりと突かれまくるともうダメだった。
早々とイキっぱなしの状態になってしまって、長時間に及ぶ絶頂の連続に、
まったく足腰が立たなくなってしまっていた。
「……あっ、……ああ……っ、もう、だめぇ……」
甘く乱れた、弱々しい呼吸。
ノールは今、ベッドにうつ伏せになったまま、カエルのように足をひらいて
平べったくのびてしまっていた。
そんなノールの背中に背後からのし掛かるようにして、ぴったりと身体をくっ
つけたまま、オレガノが絶賛絶倫ぶりを発揮中―
―といった状態だった。
自慢の砲身で少女の胎内を深々と貫いたまま、オレガノは腰の動きだけでノ
ールの身体をがっくんがっくんと前後に揺する。
そうして腰を振りたくりながら、ヒイヒイとへばった声をあげるノールのお
尻をぺしりと叩いて、
「朝までまだあるぞ。もうちっと気ィ入れろい」
「ひ……ぃんッ」
老馬に鞭打つように荒腰を入れると、ふたりの結合部でぐっちゅぐっちゅと
淫らにすぎる濡音が響いた。
この時間である。オレガノも何度か限界を迎え、射精を済ませていた。
それでも萎え知らずの剛直で、ずっと胎内に入れっぱなしのまま、休まずに
腰を振り続けているのだ。
背後から、量感のあるノールの弾力があってやわらかな豊乳をたっぷりと揉
みしだいて、コリコリになった乳房の先端をくりくりと指先で摘まむ。
そうして少女の内壁をかき出すような大きなストロークで腰を前後に揺すり、
何度イかせても少しも緩む兆しをみせない極上の膣の感触に酔い痴れるのだ。
その動きが情動に急かされるままに、徐々に速く、激しくなっていく。
「おおし、またイクぜえッ!」
「……は、うゥッ!」
最後はズン! と腰を叩きつけるようにして少女の最奥まで剛直を埋めると、
オレガノは再び大きく腰を震わせた。
先端から大量の粘液が弾ける。
その少しも衰えない灼熱の飛沫の直撃を子宮に浴びて、少女が震えた。
その唇から妖しい吐息がもれる。
「……あ……あぁ」
「うおお……絡まりついてきやがる。相変わらず、ヘバってからもいい締ま
りしてやがるな」
「あ……ぅう」
最後の一滴まで余さず注ぎこみながら、意地悪く耳元で囁きかける。
そうしてたっぷりと余韻を楽しんだ後で、汗で張りついた長い金髪を左右に
わけて、あらわになった少女のうなじに舌を這わせた。
そこまでして、ようやく上体を起こして一息いれる。

114:海賊たちの性奴38
08/10/14 19:09:23 Lpe+Re17
「ふいぃ……よかったぜぇ」
「あ……ふ」
一晩中胎内に入れっぱなしで湯気のたった砲身を少女の膣内からぬぷりと抜
き取ると、弛緩した少女の膣口から大量の精液が溢れてベッドシーツに垂れ
ていった。
あれほど出したのだから、当然である。
そうしてぐずぐずに突き崩された少女の入り口は、色鮮やかに充血した朱色
の花弁がヒクヒクと痙攣を続けて弱々しく震えていた。
その震える膣口からすぐ下のベッドシーツまで、まるで氷柱のように一本の
精液柱が垂れ落ちている。
その淫靡極まりない光景をみていると、またムクムクと股間に血が集まって
くるのを感じた。
「……まだ、時間はあるな」
ぽつりと呟く。
それからオレガノはするりとノールのお尻をなでた。
「……え?」
「おっしゃ、もう一戦いっとくか!」
言いながらやわらかなお尻を掴んでむにゅっと左右に割り開く。と、
「むりーっ、もう無理! おま○こ壊れちゃうよぅ!」
どこにそんな力が残っていたのか、両手で股間を隠してノールが高い声をあ
げた。
「何いってやがる、いつもは一人で30人からの相手してンだろうが」
「いつもよりずっとしんどいですよぅ」
「……ふむ」
まあ、実際そうなのだろう。
彼は絶倫で、砲身が特別サイズなせいもあって、本気を出すとどこの娼館で
も同じ相手が二度と指名を受けてくれなくなってしまうのだ。
相手がノールでなければ、もっと早くにギブを取っていただろう。
まあ、よく保った方である。
まだ若干犯りたりない気分だったが、ここで無理をさせてしまっては、長い
航海に支障が出てしまう。
「チ、だらしのねえヤロウだぜ」
「うう、ごめんなさい……」
オレガノが一応は舌打ちするとノールはしゅんと萎れて、
「あの、お尻でなら、まだいけると思います……」
おずおずと言ってきた。
小さなお尻を高く掲げて、みずから尻たぶをひらいて薄紅色の菊の花を露出
させてくる。
「ふ……む?」
ノールのそこは、前の穴同様、ずいぶん使い込んでいるにも関わらず、まだ
色素の沈着も少なく、きれいに窄まったままだった。
差し出されたその場所に興味が引かれる。
「どおれ」
人差し指を無造作に突き入れて、オレガノはぐにぐにとなかを弄んでいった。
その動きにノールがふりふりとお尻を左右に揺する。
「んっ……ふ」
「ほほう?」
くるりと指を回転させると、腸内が妖しく蠕動して指に絡みついてきた。
そのきつい締め付けにムクムクと興がかきたてられてくる。

115:海賊たちの性奴39
08/10/14 19:10:02 Lpe+Re17
「……チ、しょうがねえな。たまにはおまえの汚ねえケツマンコでも使ってや
るとするかあ」
「ひどい、ちゃんときれいにしてありま……って。 ―ひあああッ!!」
ズン!
といきなり根元まで入れてみる。
ノールが目を見開いて悶絶した。
「くッ……あァ……」
「ふっふん、こっちも、なかなかにいい具合じゃねえか」
膣とはまた違ったゴリゴリとした硬い中の構造が心地よい。
快楽の予感に誘われるままに、オレガノはまたしてもディープストロークで
腰を振りたくっていった。
「……っそ……ッ、……そんな、激しく、突いたら……ぁッ! 口から内臓で
ちゃうよぅ!」
「出るか阿呆!」
ノールの頭をポカリと叩く。
「気色悪いこと言うんじゃねえ」
「うう、痛い……」
ノールが言ったのは、もちろん頭を抑えてのことである。
完全に調教済み少女の直腸は、オレガノの巨根を根元まで深々と呑み込んで、
しっかりと受け止めてしまっていた。
―最初の頃は、こっちも大騒ぎだったけどな。
ノールの尻穴を初めて奪ったのは、彼女が14になってからのことだった。
器具を使って一年がかりで徐々になかを広げていき、最後はもちろん、船長
であるオレガノが一番乗りを果たした。
だが、結論から言うと、その時はまだ早すぎた。入り口がオレガノのものを
受け止めきれずに少し裂けてしまったのだ。結局、それから一週間も寝込ま
せてしまったオレガノである。
それ以来、彼の方が妙にトラウマになってしまって、使うのを控えていたの
だが―久しぶりに使うノールの菊穴は、腸内の環状の凹凸がカリ首を絶え
間なく刺激して、実に具合がよかった。
「……船員どもも言ってたが、こっちも悪くねえなあ」
「……ほんと、ですか? うれ……しぃ」
「ケ、尻穴掘られて喜んでんじゃねえよ、このド変態が。イッちまえ!」
「ひはァアアンッ!!」
オレガノが強烈にピッチをあげると、ノールが背中を弓なりに反らせて声を
あげた。
それから朝日が昇るまでに、オレガノはノールの尻の穴にたっぷりと三回、
精を注ぎ込んでいった。

116:名無しさん@ピンキー
08/10/14 19:14:23 Lpe+Re17
>>輪姦を期待しちゃダメな話なのかな

この後、日常の一コマ的な描写で出てくるかもですが、あんまりこってり
したのではないかもです。

というわけで、次から少しノーマルパート。
まだもうちょっと続く予定。
たくさん感想ありがとう。感謝です。

117:名無しさん@ピンキー
08/10/14 19:44:57 gkQ8U9pN
いいなあ・・・自分もたまに書いてるけど、こんな長編書いたことないよ
これは、保存しておこう

118:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:18:18 BRu5X7Mk
もはやペット状態のノールが良いね。
何気に二人はラブラブじゃん!

しかしノールと言うと北欧神話が頭にちらついて困るw

119:名無しさん@ピンキー
08/10/24 07:08:28 tCPYFFvZ
あげ

120:名無しさん@ピンキー
08/10/24 23:46:08 qWuR/tmb


121:名無しさん@ピンキー
08/10/25 05:21:20 A5g+W28y
>>12
それでも良いんじゃないか?
ちゃんと相思相愛だけど飼う飼われる、鬼畜な事もする
肉体も改造する、それらを全て受け入れる関係
それでいて普段は割りとほのぼのやってる

122:名無しさん@ピンキー
08/10/31 09:58:35 LXGXpmc7


123:名無しさん@ピンキー
08/10/31 23:00:16 KHRjPd2C
FFのポーキーとかみたいに
魔法やら謎の薬やらで「名実ともに」正真正銘の「家畜」にして精神的凌辱、
なんてのを他のスレで見たが、さすがに範疇外か?
ケモノ属性ないと萌えられなさそうだし

124:名無しさん@ピンキー
08/11/06 02:34:06 H8Ukbtu4
>>123
>>1見る限りは可
最初に注意書きすればいいんじゃね


125:名無しさん@ピンキー
08/11/09 18:13:26 9h0wVnl7
つーか、どのスレ?

126:海賊たちの性奴40
08/11/19 21:32:52 s6Dcqi4h
夜が明けて。
「ふいィ、ヤったヤった。久しぶりに空っぽになるぐらい出したな」
窓枠に頭をつけて鶏の鳴き声を聞きながら、ひと仕事を終えた男の表情でオ
レガノが満足げなため息をつくと、偉そうにふんぞり返る彼の股間で男根を
舌で清めていたノールが呆れたように唇を離した。
「……ぷは。ほんとに、出しすぎですよ。大丈夫なんですか? こんなに出し
て。……どうやったらアレだけの回数出せるのかも不思議ですけど」
布切れで己の股間を拭い清めつつ、オレガノの先端からちゅるちゅると行為
の残滓を吸い出しながら、その合間に言ってくる。
ノールは心底不思議そうな瞳で目の前で揺れる睾丸を見つめていた。
「どうみても、あれだけの量が入るとは思えないんですけどねぇ」
「かっか! おまえのま○こも、見た目はオレ様の特大チ○ポが入るようには
見えねえだろ。人間の身体ってのは多少の無理が利くように出来てんだよ」
「そんなものですか」
「んなもんだ。……おっし、そのぐらいでいいぜ。おまえも支度しろ」
「あい」
頷いて最後にちゅるりとペニスを舐め上げると、ノールは唇についた残滓を
手で拭って、少しふらつきながらベッドサイドに立ち上がった。
それから、脱ぎ散らされた豪奢なドレスをみやって物憂げなため息をつく。
「……はぁ。また、これ着ないとですか」
いかにも気がのらない様子である。
オレガノは呆れ声で、
「……おまえも文明人の端くれなら、服を着るのを嫌がるなよ」
「……だって」
そう言った声に少し力がなかった。
思わずノールの後姿をみつめる。
そういえば、さっき舌で清めるときにも、いつもより手間取っていた。
無茶をさせたので、疲れているのだろう。
「チ、しょうがねえな」
どの道、あれだけの騒ぎを起こしたあとのことだ。ほとぼりが冷めるまでは
寄りつけない港でもある。
―この上、少々騒ぎを起こしたとしても状況に変りはあるまい。
そう判断を下すと、オレガノはやれやれと首を振り、のろのろと服を着ようと
していたノールを強引に小脇にかかえた。
「ひゃ」
「服は大事な売り物だ、落とさずに持ってろよ」
「……あいっ」
肩に担ぐと、ノールはキツネの襟巻きのようにオレガノの首筋に抱きついて
きた。
「……ありがと、船長」
愛情たっぷりのキスを頬で受けると、オレガノはのっしのっしと部屋を出て
階下に降りていった。
宿のオヤジがあんぐりと口をあけて目をまるくするが、何食わぬ顔で支払い
を済ませ、店を出る。
外に出ると、予想通り、あたりにはすでに多くの人々が行きかっていた。
港町の朝は早いのだ。
早朝の最も忙しい時間帯を、人々は汗をかきかき早足で通り過ぎていたが、
一糸纏わぬ白い裸身を朝日のもとに惜しげもなく晒したノールと、堂々と
それを担いだオレガノが通りに現れると、皆、ぎょっとしたように足を止
めて彼らに注目した。
そんな人々を見渡して、
「……なあに見てやがる、てめえらもオレ様に攫われてえのか、ああン!?」
オレガノが凄むと、途端にズサササ! と人ごみが後じさり、あたりに悲鳴
が溢れた。

127:海賊たちの性奴41
08/11/19 21:41:42 s6Dcqi4h
人で溢れた大通りに、聖人が割った海のように不自然な道が出来上がる。
そのど真ん中を、オレガノは無人の野をいくように港に向かって歩いていっ
た。
ノールのぽよぽよの裸身を首に巻いて。
「……船長って、無茶しますよね」
「……おい、こら。どこの裸族のせいだと思ってやがる」
表面は堂々と歩いているように見えても、内心ではいつ軍の部隊が駆けつけ
てくるかとビクビクしているオレガノである。
冷や汗をかきながら、それでも虚勢を張って、
「ま、オレ様にかかればざっとこんなもんよ」
「………」
「……なんか言えよ」
返事がないのを不審に思ってみやると、
「……くぅ」
ノールは早くも寝息をたてて寝こけようとしていた。
「……くらァッ、ご主人様を乗り物がわりにしておいて、のんきに寝こけるん
じゃねえッ!」
ピシャン! とノールのお尻を思い切りひっぱたく。
「……ひゃッ! なに? なに?」
「うるせえ、人ばっかり働かせていないで、せめて攫われた女らしく派手に声
でもあげてやがれ」
「ええ、なんでそんなお芝居を……」
「決まってる、オレ達ガスパール海賊団の悪名を世に広めるためだ」
「そんなのべつに広めなくたって……―あ、」
ノールはそこで、なにか思い出したように言った。
「そういえば、昨日のガスパールって人、船長のお知り合いですか?」
「おうよ。ヤツとは以前、色々あってな。はるか昔、オレがヤツの部下だった
頃のことだが……」
「部下!? 船長が!?」
「……前から思ってたんだが、おまえ、オレのことをいったいなんだと……。
オレだって昔から今みたいにヒゲ面で海賊船の船長やってわけじゃねえ、若かっ
たころも、軍人だったころもあるんだ」
「……ぷっ」
「そこは笑うところじゃねえ! ……まあいい、それはともかく、以前オレは
軍人をやっていて、ヤツに濡れ衣着せられて、危うく縛り首にされそうになっ
たことがある。そこをマクベインのヤツに―昨日のいけ好かねえ気障野郎だ
が―、救われて、仕返しにヤツの船をぶんどって逃げた。
それ以来だな、オレについてきちまった馬鹿な部下どもを従えて海軍とは対極
の……海賊をやってる。ヤツの名を借りて。一種の意趣返しだな」
「……そうだったんだ」
「……ま、昨日のアレでヤツも終わりだ、もう報復は果たしたし、これで無理
に海賊を続ける必要はなくなったんだが……」
オレガノはそこでにやりと笑った。
「オレはこの稼業を気に入っちまったからな。いまさら止めるつもりはさらさ
らねえときてる。せいぜいいけるとこまで、悪名を高めてやるさ」
「……ふうん」
「そんなわけで、おまえは悪名高いガスパール海賊団に攫われた貴族のお嬢様っ
てわけだ。せいぜい張り切って、見物人にアピールしろい」
「あーい。……では、失礼して―こほん。あー、あー、あーれー。だれかー!
たーすーけーてー! さーらーわーれーるー! 海賊船で首輪に繋がれて飼わ
れちゃうよぅ! 毎日三つ穴責めにされてひんひん言わされちゃうよぅ!」
ノールのまったく悲壮感のないとぼけた悲鳴が、朝の港町に響き渡っていった。


                               つづく

128:名無しさん@ピンキー
08/11/19 22:43:55 hTfGCPfP
新作着てる!!

GJ!!っす。
すっとぼけたノールたんかわいいなぁ。

129:名無しさん@ピンキー
08/11/29 00:47:47 N1/d0ykM
>128

130:名無しさん@ピンキー
08/11/29 03:55:26 pPKdYYJ8
正座して続きをwktk

131:名無しさん@ピンキー
08/12/02 21:56:02 QoqQgLiT
久々に見にきたら続きがあってリアルに叫んだ!
これはかなりエロい。
しかし裸族なんだなw

132:名無しさん@ピンキー
08/12/09 03:41:13 nNjy/Ptg
保守

133:名無しさん@ピンキー
08/12/12 11:55:19 TuefzHnE
うお!来てた!!
なんかもうラブラブですねwGJ!

134:名無しさん@ピンキー
08/12/12 12:24:07 iXpkYRSP
裸族萌えとしてはこの海賊船が補給かなんかのために立ちよった無人島で
この子がのびのび全裸生活を謳歌する様を妄想せずにいられない

135:海賊たちの性奴42
08/12/16 19:25:38 zkEZeLDl
桟橋に戻ると、船員たちはもう全員揃っていて、出航の準備などをはじめてい
た。
そのうち、船べりで作業をしていた数名が帰ってきたオレガノたちの姿を見つ
けて、
「船長! 首どうでしたかい?」
「野郎の首は取れたんで!?」
船から身を乗り出すようにして尋ねてきた。
ガスパールは彼らにとっても長年の恨みが積もった相手なのだ。
そんな男を殺さずに置いてしまったことに少しばかり気が咎めつつ、オレガノ
は応えた。
「……おう、借りは返してきたぜ! まあ、殺さずに生き恥を晒させてやること
にしたんだがな。……詳しい話は後だ。まずはズラかるぜ」
「へい!」
「外海まで出たら、祝いだ。今夜は盛大にやるぜぇ!」
「ヒャッハー!!」
「そいつはいいや!」
オレガノの言葉に船員たちから歓声が湧き起こる。
それから総出で出航の準備に取り掛かっていった。
そろそろ尻にロウソクを挿されたガスパールが見つかる頃合だ。ぐずぐずして
はいられない。
寝こけているのんきな雌奴隷は作業の邪魔になるのでさっさと船倉に放り込ん
で、オレガノはてきぱきと手下たちに指示を飛ばしていった。
もう復讐のためではない。これからは自分たちの暮らしと楽しみのためだけに
海賊行為を続けるのだ。
ガスパールの名を貶めるために、無理をして悪逆非道な振る舞いを演じる必要
はもうない。
せこせこと稼ぎを貯めこんで復讐を果たす資金にする必要ももうない。
宴の回数もこれまでよりうんと増やすことができるだろう。
そんなことを考えているうちに、オレガノの脳裏にふとノールの笑顔が浮かん
できた。
「……そうか」
ぽつりと呟く。
これからは奪った女は売り払わずに船で飼うこともできるのだ。
もうノール一人に無理をさせ続ける必要はない。
―性奴として死ぬまで飼い続けて、慰み者にする。
かつて彼女に対してそう宣言したオレガノだったが、それははもちろん言葉だ
けのことだ。
この船で飼い続けてもう七年。そろそろもう、十分だろう。
十分以上に、よく働いてくれた。
「そろそろ、放してやるか……」
あれだけの器量だ。そして、生まれ持った天性の陽気さもある。あの娘はきっ
と、どこででも上手くやっていけるだろう。
無論、あれだけの器量の娘、めったに手に入るものではない。手放すのは惜
しいが、そうしていつまでも手元に置いておけば放してやる時期を逸してし
まうことになる。
オレガノはそこでふと、呆れたように笑みを漏らした。
―あのバカ、首輪もつけずに降ろしたってのに、逃げ出す素振りすら見せや
がらなかった……。
もうすっかり奴隷の生活に慣れきってしまっているのだ。
ぐずぐずしていると、ノールはこの生活から抜け出せなくなってしまうだろう。
「早くしねえと、な」
オレガノは未練がましい自分に言い聞かせるように己に向かって呟くのだった。

136:海賊たちの性奴43
08/12/16 19:26:29 zkEZeLDl
船倉のいつもの片隅で目を覚ますと、船はもう外海まで出ていた。
甲板に出て確かめたわけではないが、長く住んでいれば、ただの性奴にもその
ぐらいのことはわかる。
「ふあ……っぁ」
ノールは繋がれた鎖をジャラリと鳴らして寝藁まみれの上体を起こすと、寝ぼ
け眼をごしごしと擦った。
それからほっと息をつく。
船倉の片隅に身を置いていると、とても安らいだ気持になる。
お世辞にも快適とは言えない、不衛生なかび臭い寝床。だが、それでもここが
彼女の『我が家』なのだ。
陸での一日はとても楽しかったが、揺れない地面も、どこまでも果てしなく続
く家の連なりも、彼女をひどく落ち着かない気分にさせた。
あのふてぶてしい船長が隣にいてくれたから、まだ我慢できたのだ。
この船倉で、ノールは海賊達に繋がれているとは思っていない。
むしろ護られていると、ずっとそう思っていた。
誰もいない船倉で、寝起きの頭でぼうっと座り込んでいると、昨日の記憶がはっ
きりと甦ってくる。
そして、昨夜ドレスに着替えさせられた際に使った姿見がまだこちらを向いて
立てかけられたままになっていることに気がついた。
その鏡を覗き込んで、ノールは己の姿をじっと観察した。
寝藁だらけの裸身。剥きだしの乳房に寝乱れた長い金髪。ボロボロの首輪だけ
を首に嵌めた己の姿はどこを見てもみすぼらしい性奴そのものだった。
そのことに彼女は心から安堵を覚える。
昨夜。出発前に見せられた着飾った己の姿は、自分でも驚くほど記憶のなかの
母に似ていた。―北方大陸一の美姫と讃え称された母の姿に。
己のうちに母の面影をみることは、ノールにとって懐かしくとも、嬉しいこと
ではなかった。
彼女の母はその美しさゆえに男たちの闘争の的となり、終局、その身に矢を受
けることとなったのだ。

137:海賊たちの性奴44
08/12/16 19:28:13 zkEZeLDl
彼女の母は、生まれはただの下級貴族の娘だったという。
そんな、王族とはほど遠いただの下級貴族の娘を、当時の第一王子であった父
は妃として迎え、そのまま王妃としてしまった。
そのことだけでも、母の美貌と父の母への執着ぶりが知れよう。
当時、まだ幼かったノールはまったくわかっていなかったが、そんな母に周囲
からの風当たりは相当きつかったはずだ。
それでも、母は幸せだったのだ。―あの日までは。
ノールの9歳の誕生日。
母は祝いに訪れた隣国の王にその美貌を見初められた。
母は当時27歳。
今のノールと同じ17歳で子を産んで、まだまだ女ざかりの美貌を少しも損なっ
てはいなかった。
その大国の王は、彼女の国にとって主家ともいえる家筋であり、本来であれば
属国の、しかも王の娘の生誕祝いなどにわざわざ訪れるはずもなかった。
なぜ、そんな大国の王がこの辺鄙な国までやって来たのか。
彼女の祖国―ノイエラントの人々は一様に首を捻っていたが、その理由はす
ぐに知れた。
好色で名を馳せていた隣国の王は、美姫と名高い母の噂をききつけ、奪うため
にやってきたのだ。
実際に目にして母の美貌が噂に違わないものであることを確かめると、隣国の
王は生誕祭のその当日に、父に対して母を自らの後宮に納めるよう命じた。
母を溺愛していた父は当然のようにその要求を退け、戦が起こる。
そうして彼女の国は滅んだのだ。
城が燃え落ち、討たれる最後の瞬間まで、父は母を渡そうとはしなかった。
それは尊い愛情なのだろう。
だけど、その愛は誰も幸せにすることがなかった。
父と隣国の王は母の美貌に夢中になるあまり、母ひとりを独占するためだけに
戦を起こし、結果として大勢の人を殺めてしまったのだ。
そうしてひとつの国を滅ぼしてしまった。
祖国の人々は隣国の王のことを、だけではなく父を、母をも恨んでいるだろう。
母は何も悪いことをしたわけではないのに。
優しい、陽気なひとだったのに。
ただ美しいという、それだけでその身を理不尽に狙われ、殺されてしまった。
そうした一連のことが成長した今のノールにははっきりとみてとれる。
―わたしはそうはなりたくない。
―ずっと、このままでいられたらそれでいい。
暗い船倉の片隅で、膝をかかえてノールがぽつりと呟く。
性奴として蔑まれ、ぞんざいに扱われているととても安心する。
貴い存在には、奪い合われるような価値のある存在には、ノールは決してなり
たくなかった。
幸いにして、ガスパール号の船員たちは、ノールを決して奪い合うようなこと
はしない。
それがオレガノの方針なのだ。船内の『備品』の一つであるノールは共有財産
として扱われ、船長のオレガノも含めて皆で平等に扱うように取り決めがなさ
れている。
このまま、ずっとこの船で。
役に立たないと言われる、その日まで。できることならその後も。
いつまでも、気のいい海賊たちに飼われていたかった。
ノールはふと、無性に彼らと会いたくなって、辺りを見渡した。
だが、今、船倉にはノール以外の姿は見当たらない。
「……みんな、うえなのかな」
甲板へ続く階段からは、海賊たちが陽気な騒ぎ声が聞こえてくる。
宴は今日も大盛況のようだ。
いつものことで、その盛り上がり具合から自分の出番がもう少し先になること
がわかる。
酔っ払った30人からの海賊たちの相手を一度にするのは、今の彼女にも大変
な重労働であることは変らない。
それでも、今夜だけは。
「……はやく、来て欲しいな」
丸くなって膝を抱えて、ノールはそっとそう呟いていた。

138:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:31:11 zkEZeLDl
感想ありがとう、励みになります。
エロなしパートばかりですみません(汗)
次はちょっと濃い目の輪姦シーンにするつもりです。未定ですが
ではでは…

139:名無しさん@ピンキー
08/12/16 20:51:26 94vnbgVG
続きキター!
エロなくても面白いぜ。ノールが性奴にこだわる理由はそれか
次は久々の輪姦……言葉だけなら凌辱なのに全然悲壮感ないのが凄いなw

140:名無しさん@ピンキー
08/12/16 21:32:45 24nfE4K6
つまり豪華なエロドレスを着せ髪を結って
みんなで「美しい!」とはやしたてながらまわすSプレイが可能に…

いや、「こんな美しいお姫さまは俺たちにはもったいねえや」と手を出さず
ノールが涙目でエロ穴肉便器アピールをするのを眺めるプレイの方が(;´Д`)ハァハァ

141:名無しさん@ピンキー
08/12/17 03:25:05 3Bn/RPDn
どうかノールの国の敵をとってやって下さい。

このままじゃあまりにも可哀相だから…

142:名無しさん@ピンキー
08/12/17 08:57:34 WUwbtCtV
ノールの仇は世界中の面食い全員になるんじゃね?

143:名無しさん@ピンキー
08/12/18 05:48:09 UZOQUhE6
気の強いキャラを調教して躾けて従順なペットにしたい

144:名無しさん@ピンキー
08/12/18 08:47:40 k2NovBeB
エロなしパートもしっかり面白いのでOK!
しかし次回はより楽しみだ。まってるよー!

145:名無しさん@ピンキー
08/12/18 09:24:32 i32E1ERy
初めて来た。
最初から読んだ。
我が人生初のGJを送る。
GJ!

146:名無しさん@ピンキー
08/12/21 07:14:21 G+PLP7Ux
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

ここに良い感じの奴隷話があるぞ
堕ちるのが早すぎる感はあるが

147:名無しさん@ピンキー
08/12/23 05:34:20 SRIc6qZx
アンダーグラウンドってエロケも堕ちるの速かったな

148:瑞菜・1
08/12/23 06:48:18 /OHxCzwk
こちらのスレで初めて投下します。
ちょっと暗い雰囲気と被虐感が強いストーリーですので
抵抗がある方がいらっしゃればすぐに止めます。
稚筆、誤字脱字はご容赦ください。

(以下・一話です)

「おい、新しい依頼品の引き取りだ」
そう言って鬼頭からメモを渡された。

鬼頭とはこの屋敷の主人であり、プロの調教師だ。
様々な筋から依頼され、対象の品・・女を依頼どおりに調教する。
裏の業界ではかなり名の知れた男だ。
そして俺は、その雑用兼助手だ。

俺がこの仕事を始めたのは1年ほど前になる。
レスリングで推薦入学した学校を中退し、その後しばらくプロの格闘技団体に所属したが
あまりの素行の悪さのため破門になった。
そんなとき知り合いの暴力団関係者が紹介してくれたのだ。

俺がスカウトされたのには理由があった。
まず、体力。この仕事は何かと力がモノを言う。腕っ節も強いほうがいい。
そして性格。まともな道徳心を持った人間には到底勤まらない。
その点でも俺は打って付けだったらしい。

しかし、さすがの俺でも最初は戸惑った。
仕事と言えば、調教する女の引き取りなどの運搬。
そしてこの屋敷での管理・・というか飼育係。
後はときどき鬼頭の指示に従って調教時の助手。
対象の女はまるで人間扱いはしない。

初めの1ヶ月くらいは俺も精神的に抵抗があった。
しかし慣れとは恐ろしいもので、今では全く気にしなくなり
きわめて事務的に作業をこなせるようになった。

ちなみに鬼頭の調教技術は素晴らしい。
代金は他の同業者より、かなり割高だったが
どんな女でも依頼どおり完璧に仕上げた。
洗脳とでも言うべき精神調教から性技や肉体改造まで依頼どおりに全てこなした。

鬼頭の年齢はおそらく50代後半から60に差し掛かるくらい。
中肉中背でいつも色付きの眼鏡をかけている。その奥の目は俺もまだ見たことない。
口数は少なく、何を考えているのか分からない男だ。
いままでに何人の女を調教してきたのか想像もつかない。
ま、俺もあえて知ろうとはしないが・・。


149:瑞菜・2
08/12/23 06:49:45 /OHxCzwk
俺は運搬用のワゴン車に乗り込むとメモの住所に向かった。
メモには「抵抗の可能性は無し」と書いてある。
ようするに調教される女は承諾済みで素直についてくるというわけだ。
女が引き取り時に抵抗する可能性があるときには念のため
もう一人くらい手伝いに連れて行くのだが、今回は俺一人でも充分のようだ。

1時間ほど走って目的地へ着いた。郊外にある大きい屋敷だった。
門を開けてもらい車ごと敷地内に入って、使用人に中へ案内された。
依頼人は金融関係の大物だ。
屋敷の中を見れば・・高そうな調度品がまるで街路樹のように並べ立てられている。
なるほど、金にモノを言わして悪趣味の限りをつくしてるようだ。

依頼人は丸々と太った禿げの男だった。
ソファーに深々と座り、後ろに全裸の女を2人立たせている。奴隷なのだろう。
サイドテーブルに置かれたノートパソコンを見ながら、
股座ではこれまた全裸の女にしゃぶらせていた。

絵に描いたような依頼主だ・・思わず吹き出しそうになった。
別に驚きはしない。いままでの依頼人だって似たような連中はたくさんいたからだ。

「やあ、わざわざすまないね」
依頼主はこっちを一瞥して言った。

「いえ、それより対象はどちらですか?」
「そこにいる奴隷達には調教の必要はなさそうですが・・・」俺は事務的に訊いた。
「おい」依頼主は使用人に顎で指示を出した。使用人は頷くと奥へと消えた。

150:瑞菜・3
08/12/23 06:50:53 /OHxCzwk
しばらくすると使用人が一人の女を連れてきた。
いや・・女と言うよりも、少女だ。それもまだかなり幼い。間違いなく、○学生だろう。
いままでも10代の依頼品は何度もあったが、こんなに小さい子は初めて見た。
さすがに俺も一瞬言葉を失ってしまった。

「この子ですか・・」なんとか平静を装って言った。

「ああ、依頼内容はその書類に書いてある」
依頼主がそういうと使用人が黙って俺に書類を渡した。

「対象と依頼内容を確認します」そう言って俺はその子に近づいた。

よく見れば、顔は恐怖のためか顔ざめてはいたが、整った綺麗な顔立ちだ。
まつげの長く黒目がちな目元は少し泣き腫らした痕跡があった。
癖の無い真っ直ぐな髪の毛は肩まで伸びている。
背は低く、大柄な俺の腰の辺りまでしかない。
頭も身体も小さく、まるで人形のように見えた。

見惚れてる場合じゃない、仕事をしなければ・・・。
俺は少女の着ていたワンピースに手を掛けた。
すると少女はビクッと身体を強張らせる。しかし抵抗はしなかった。
俺は慣れた手つきで少女の服を次々脱がした。

ついに全裸になった少女の身体は美しかった。
もともと色白なのだろうか肌のきめも細かく透き通ってるようにすら見える。
未熟な胸はうっすらと脂肪が付き始めた程度。
それでも身体は丸みを帯びてきて腰の辺りにもくびれが出来始めていた。
幼いながらに、女の身体に一歩足を踏み入れた感じではある。

俺は少女の腕を取って横に伸ばさせた。
「そのまま下げるな、それと足をもっと開け」俺は少女に指示を出した。
少女は戸惑いながらも素直に従った。
大の字のように立つ少女の震える身体を俺は入念にチェックする。
これは対商品を預かる際の大事な作業だ。
この時点で障害や問題点があれば先に依頼主と確認を取っておく必要があるからだ。

チェックの結果、少女の身体には傷一つ付いてなかった。
続いて性器と肛門のチェックもしたが使用されたまだ痕跡は無かった。
素材としては完璧な状態だ。年齢からすれば当然の結果だろうが・・。

「問題点はありませんね」
そう言って俺は依頼書に目を通した・・・そこで俺の手が止まる。
「この内容を、この子に・・・?」

「そうだ。鬼頭氏なら可能だろう?」
依頼主はパソコンに目を向けたまま言った。

「分かりました・・では、お預かりします」俺は答えた。
依頼書の内容は大人の女でもかなりハードなものだ。
それをこの少女に課すのは相当に酷だった。
しかし、俺が判断することでもないし、その権限もない・・・。
俺は黙って、引き取りの準備を始めた。

151:名無しさん@ピンキー
08/12/23 07:01:57 /OHxCzwk
とりあえず以上です。
続きは期待して下さる方がいれば書いてきます。

それとこのスレの保管庫はまだないのでしょうか?

152:名無しさん@ピンキー
08/12/23 10:54:39 5/JWpYGG
GJ!!
だけんども、スレ主を尊重してsage進行でいこうぜ!

どんな内容の調教を受けるか楽しみだ…

153:名無しさん@ピンキー
08/12/24 02:14:11 eXT7PNox
は、早く続きを……!

154:瑞菜・4
08/12/24 08:13:38 WQb8z39a
俺は持ってきた大きなアタッシュケースを開けて、中から皮製の拘束具を出した。
それで少女の細い腕を後ろ手に組んだ形で固定する。
ギュッとテンションを張ると少女は「うっ・・」と小さく声を出した。

続いて、特殊貞操帯を履かせる・・・と言っても要は頑丈な作りのオムツだ。
これは運搬途中で排泄のためにトイレに立ち寄るなどできないためだ。
尿は出してもそのまま吸収できるように吸収素材が裏に貼り付けてある。
大便は股の間を通した革ベルトで強く圧迫して排泄できなくなっている。
大人用に作ってあるため少女には大きすぎるがこの際仕方がない。

貞操帯を履かせ終えたら脚もピタッと揃えて腿と足首をベルトで縛る。
これで少女は芋虫のように身動きできなくなった。
一本の丸太のようになり、フラフラと今にも倒れそうな少女を支えながら
俺は少女に口を開けるように指示する。
怯えながらゆっくりと開けた少女の口に特殊閉口具を差し込む。
楕円の棒状になった部分を口に入れ、頭の後ろでベルトで縛る。
少女はまったく声が出せなくなった。

抵抗する意思のない相手にここまでする必要はないようだが
中には運搬途中で急に暴れだす女もいる。
その為、引き取る際には一律で同じようにする決まりになっていた。

最後にまるで死体袋のような運搬バッグを広げて、その中に少女を寝かせた。
ゆっくりと下からファスナーを上げていく。
恐怖に凍りついた少女の顔が隠れようとした、その時・・・
「ちょっと待て」依頼主が声を掛けた。
俺はファスナーを上げる手を止める。
依頼主は見ていたノートパソコンの向きをクルッと少女の方へ向けた。

「いいか、しっかり頑張ってくるんだぞ」依頼主はそういって下品な笑顔を浮かべた。
パソコンの画面には麻縄できつく拘束され天井から吊られた女が映っていた。
体中には激しく責められたであろう傷跡が多数見える。

その女を見たとたん少女が急にもがいて起き上がろうとした。
何かを叫んでるつもりだろうが閉口具に遮られて声は出ない。
俺はとっさに少女の身体を掴んで運搬バッグに押し戻した。
その様子を見て依頼主が笑い声をあげる。

155:瑞菜・5
08/12/24 08:14:32 WQb8z39a
「もういい、連れて行け」依頼主はまたパソコンの向きを変えて言った。
俺は言われたとおりバッグのファスナーを再び上げ始めた。
ふと見ると少女の瞳は涙が溢れそうになっていた。。
俺は気付かない振りをしてそのままファスナーを閉めた。

鬼頭の屋敷に戻ってきた俺は少女の入ったバッグを車から降ろして中へ運んだ。
今まで運んできた女に比べて少女は驚くほど軽い。

大きな台の上に運搬バッグを載せるとファスナーを下げた。
案の定、少女は気を失っていた。
まったく身動きでない状態でバッグに詰め込まれた恐怖に耐え切れなかったのだろう。
顔には筋のような涙の跡がいくつも付いていた。
まあ、寝ていてくれたほうが仕事が楽だ。

俺は運搬バッグから少女を出して拘束を解いた。
そしてバスタブのような大きな流しの中へ寝かせた。
蛇口を捻ってシャワーからお湯を出し、少女の身体を丁寧に洗い出した。
いつも依頼品を持って帰るとまずはこうして綺麗にするのが役目だ。

さすがにしばらくすると少女が「う、ん・・」とうっすら目を開けた。
「じっとしてろ、抵抗すると手荒な真似をしなきゃならなくなる」
こっちを見てハッとした少女に俺は告げた。
すると少女は状況を把握したのか黙ったまま頷いた。
俺は淡々と少女の身体を隅々まで洗った。

洗い終わるとタオルで拭いてやる・・・と、そのとき少女が恐る恐る口を開いた。
「よ・・よろしく、お願いします・・・」
まるで消えそうな声だ。

俺は手を止めて言った。
「勘違いするな、俺は調教師じゃない」
「調教師のオッサンのところへはこの後、連れて行く」
「俺はただの助手だ」

「そ・・そうなんですか・・すみません・・」少女はまた下を向いて答えた。

どうにもやり難い・・・俺もこんな小さな子が相手ではいつもと勝手が違った。
なにより、この歳で自分が調教されることを受け入れてるのがあまりに不自然に思えた。
おそらく依頼主がパソコン画面で見せた女と何か関係があるのだろうが、
そんな内情を知りたいとは思わなかった。

ここに連れて来る女の多くは訊いてもないのに身の上話を喋って俺に助けを求めてくる。
最初の頃はそれを聞いてやってたりもしたが、そのうち聞くのも馬鹿らしくなった。
俺に助けてやることなんて出来ないし、そのつもりもない。
だったら最初から聞かないほうがマシというわけだ。

少女の支度が済むとインターホンで鬼頭に連絡する。
「連れて来い」鬼頭はいつもどおりの不愛想な声で答えた。



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