【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第3夜【嫁!】at EROPARO
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第3夜【嫁!】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:31:27 lTgHizpr
2げと。
>>1乙です。

3:名無しさん@ピンキー
08/07/07 02:30:47 xRcSU6uC
>>1
乙!

また色んな新婚さんを期待してます!

4:名無しさん@ピンキー
08/07/07 06:02:26 8dMMU48r
結婚&新婚ぬるぽ

5:名無しさん@ピンキー
08/07/07 12:45:05 9LC08mER
>>1

6:名無しさん@ピンキー
08/07/07 13:33:41 G3FcTWVN
初夜ガッ!!

7:名無しさん@ピンキー
08/07/08 15:26:29 L+AlS1z8
昼下がりの保守。
職人さん来ないかな。

8:名無しさん@ピンキー
08/07/10 12:27:01 kBbk0mOq
保守!

9:名無しさん@ピンキー
08/07/10 21:03:11 qFna4tTj
新スレ立ってたのか。
>>1乙!!


10:名無しさん@ピンキー
08/07/13 00:49:33 43Ffy93F
保守

11:名無しさん@ピンキー
08/07/14 23:32:33 nNHvmKU8
もうこのスレ終わったな
誰も投下しないじゃないか

12:名無しさん@ピンキー
08/07/14 23:43:00 YpiPPhjG
まだ梅もすんでないんだ‥‥‥前スレ‥‥。

13:名無しさん@ピンキー
08/07/15 02:12:35 tDUYRW7s
今更だがいちおつ。

次スレ立てるタイミングが、若干早かったかもわからんね。
でもまあ、元々そんな投下の多いスレでもないしマターリ待ちましょうや 

14:名無しさん@ピンキー
08/07/17 00:57:55 OhO17Klg
前スレ梅が萌え

15:名無しさん@ピンキー
08/07/18 00:02:43 OFyFpbTe
>>1おつ
梅ネタを書いてるので今週中に投下したい

16:名無しさん@ピンキー
08/07/18 23:21:37 C0Wb23zP
前スレ梅ネタGJすぎるよ。
職人さん達ありがとう。

17:名無しさん@ピンキー
08/07/21 15:25:13 S0/bjxjx
圧縮来そうだな…
保守


18:名無しさん@ピンキー
08/07/21 21:42:27 QXZbyUKh
以前、大樹×穂波を書いた者です。
裸エプロン本番編を書いたので投下します。
連投規制が怖いので3回に分けさせて下さい。
14レスお借りします。

19:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:43:19 QXZbyUKh
魔のエイプリルフールから早二ヶ月。
六月最初の日曜日の今日はすごくいい天気になった。
そして、俺の心も大変にいい天気だ。
なぜならば。
ふっふっふっ。
もうすぐマイ・ディア・ワイフ・穂波が、ついに、ついにっ!
裸エプロン姿で現れてくれるからだ!
ドアの向こうからはまだシャワーの音が聞こえてくる。
一応椅子には座っているけど、どうも落ち着いて座っていられなくて、
俺はさっきから新聞を広げてみたり、テーブルの上のティッシュの箱の位置を微妙に変えてみたりしてる。
シャワーの音が止まったら、正座して穂波が出てくるのを待ちそうなくらい、今の俺は舞い上がってる。
けど、姿勢を正すにはまだちょっと早そうだから、俺はこの期待が嘘じゃない、ってことを再確認するために、
今日のことを反芻することにした。

朝起きたら、すごくいい天気だった。
絶好の洗濯日和、掃除日和とは今日みたいな日を言うんだろう。
穂波は洗濯、俺は掃除。
ついでに今日は衣替えもした。
この時期は雨になると気温が下がるから、多少は厚手の上着も残しておくことにしたけど、
クリーニングから帰ってきてたセーターとか冬物のジャケットは全部奥にしまい込んで、夏物の服を引っ張り出した。
押し入れの中身総取っ換え、ってなところだ。
さすがにこれだけやると結構な労働になるし、時間もかかる。
昼飯は手を抜いて買い置きのカップめんで済ませて、俺たちは昼の二時くらいまでかかって衣替えを終わらせた。

20:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:43:44 QXZbyUKh
ようやく一息ついて麦茶を飲んでたら、穂波が言った。
「衣替え、できちゃって良かったね」
「晴れて良かったよな」
とかなんとか返した気がする。
「うん。でも、今日は暑くなったね。
 汗と埃でべたべただよ」
「だな。今日はもう風呂入っちゃおうぜ」
と言ったところで、俺は素晴らしい案を思いついた。
思いついた途端に顔が緩んだらしく、穂波がすかさず、
「大樹……。一緒に入ろうとか言いそうな顔してる」
とツッコんできた。
もっとも、最近は穂波も慣れてきたから、これくらいじゃ嫌そうな顔も恥ずかしそうな顔もしない。
大樹の考えてることなんて分かってるんだから、と言わんばかりの笑みが浮かんでた。
照れた顔の出現率が減ったのはちょっと残念だけど、ああいう穂波らしい顔が俺は好きだ。
けど、今日の思いつきは違うから、俺は得意になって胸を反らした。
「ふっふっふっ。もっといいことだ」
「え……、てことは、やっぱりそっち系なことなの?」
不安そうな表情の穂波。
「どっち系かは知らないけど、……今日は暑いよな」
「うん……」
「てことは、多少薄着でも風邪なんか引かないよな」
「まあ……そうかもしれないね……」
嫌な予感がしてるとばかりに、穂波は俺から目を逸らした。
「俺さ、今日って絶好の裸エプロン日和だと思うんだけど」
こっちを向いた穂波の表情が何とも言えないものになった。
呆れの上に嫌悪に近いまなざしが上乗せされてた気がする。
若干照れが混じって見えたのが唯一の救いだ。
「大樹……諦めてなかったんだ……」
穂波はため息をついた。

21:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:44:17 QXZbyUKh
ため息をつきはしたけれど、仕方ないなあ、と穂波は了承してくれた。
シャワーを浴びてる間、ずっと顔がにやけてたのは言うまでもないだろう。
ただ、一つ気になるのは穂波が風呂に入る時に持って行ったもの。
赤い色が見えなかった。
青いエプロンはさっき洗濯してたから、他にエプロンはない筈なんだけど……。

とかなんとか、あれこれ思いを巡らせていると、ブーンとドライヤーが唸る音が聞こえてきた。
いつの間にか風呂から上がっていたらしい。
おうおうおうおう、いよいよですよ!
いよいよですよ!!
っていうか、落ち着け俺。
……なんて、無理だけどな。
……ふっ。
やべえ、顔が勝手ににやける。
うう……、穂波のヤツ呆れるだろうなあ。
んがっ!仕方がない。
許せ穂波。
長年の俺の夢が愛する妻によって実現するんだ。
にやけるくらいは許してくれ。
おお!ドライヤーの音が止まった。
くうっ!やばい、勃つ!
ムスコよ、落ち着け!
せっかくの裸エプロンなんだから、堪能するんだ!
あの格好のまま料理作ってもらうんだろ?
そんな穂波を後ろから眺めちゃうんだろ?

かちゃり、と遠慮がちにノブの回る音がして、俺は思わず生唾を飲み込んでドアを食い入るように見つめた。

22:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:44:44 QXZbyUKh
「オー。穂波サーン。
 ソレハ何デスカ?」
「……ハーイ、大樹サーン。
 コレハえぷろんデース」
「ノー。私ハソレヲえぷろんダト思ッテイマセン」
「りありー?私ハコレヲえぷろんダト思ッテイマス」
「……なるほど分かった。
 冷静に話をしよう」
俺はそう言って両手を広げて、ヒートしそうになる自分自身を落ち着かせるために、その手でぐっと宙を押えた。
「私ハ冷静デース」
目を逸らして大げさに肩をすくめる穂波。
だが俺は騙されん!
「あのな、穂波……。
 百歩譲ってそれがエプロンだとしよう」
「エプロンだよ」
「分かった。少なくともお前がそれをエプロンだと思っていることはよく分かった。
 だがな、穂波……。
 それはエプロンはエプロンでもジャパニーズ・エプロン、……割烹着じゃねぇかーッ!!」
椅子から立ち上がり、テーブルを挟んで真向かいに居る穂波にびしっと指を突きつけて指摘すると、
穂波はえへ、とわざとらしく笑って、
「かわいいでしょ」
と両手を広げて見せた。

23:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:45:12 QXZbyUKh
穂波が着てる割烹着は確かにかわいいと思う。
丈は膝よりちょっと上までで、形はばーちゃんたちが着てそうな昔ながらの形だけど、色は全体的に明るい黄緑、
襟のところとポケットは濃い緑が基調のちっさな水玉模様のでアクセントに……
って、そういう問題じゃねー!
そして、もしや、見えないのをいいことに……。
更なる不安がよぎる俺。
「穂波……回れ右」
「え?」
「後ろ向いて」
「え……このままでよくない?」
「よくない」
穂波がちょっと赤くなって唇を尖らせた。
お?ということは、俺の不安は取り越し苦労?
ちょっと安心すると、すぐに調子に乗るのが俺の悪いところだ。
自覚はあるんだけど治せない。
が、まあ、今はいいか。
「なんだよ。見られたら都合悪いのか?
 もしかして、パンツはいてるとか」
ちょっと意地悪く、見下ろすような感じで穂波の下っ腹あたりに視線を向けると、穂波は、
「は、はいてないよ」
と一歩下がって、約束だし、と小さな声で付け加えた。
「んじゃ、見せて」
「見せなきゃダメ?」
「うん。ダメ」
「ね、あのね、絶対変だと思うんだけど」
「変じゃない、変じゃない、変な筈がない。
 だから見せて」
「もー……。いつも見てるのに……」
穂波は口を尖らせはしたけど、ゆっくりと後ろを向いてくれた。

24:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:45:37 QXZbyUKh
後ろは八センチくらいの隙間が空いてて、首のところと腰のところで紐を結ぶようになっていた。
五月までは背中まであった髪を肩のところまで切ったせいで、背中のラインがきれいに見える。
肩甲骨のせいでできる滑らかな凹凸、そんで白くてぽっちゃりとしたお尻。
これは……予想以上だ。
俺は立ったまま、しばらくの間見惚れてしまった。
たかが割烹着と侮っていたけど、いやいやとんでもない。
腕とかが見えないせいで、見える肌の部分がやけに際立ってる。
「はあぁ……」
俺が思わず感嘆のため息を漏らすと、穂波はそれを悪い方に解釈したらしい。
くるりとこちらに向き直ると、腕を組んでほっぺたを膨らませて少し怒ったような口調で言った。
「ほらあ。だから、変だって言ったのに。
 溜息つくくらいならやらせないでよ」
「だあっ、ごめん!
 別に変でがっかりしたから溜息ついたんじゃないんだ。
 あまりの素晴らしさに、こう、つい」
「はいはい。ありがとうございます。
 もう満足したよね」
俺もかなり単純な方だと思うけど、穂波も相当単純だ。
ほんの十秒前までは怒っていたのに、素晴らしいと言っただけで今はもう機嫌を直してる。
だがしかし、それはさておき、
「待て、穂波。
 確かにお前は胸だけじゃなく、尻も素晴らしい。
 今日は改めてそれを実感させてもらった」
先を読んだのか、穂波の笑顔が引きつった笑いに変わった。

25:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:45:59 QXZbyUKh
けど、そのくらいじゃ俺はめげない。
この三ヶ月半、俺の要求をことごとく回避しようとする穂波を、褒めて口説いて時には宥めて、
色々やったり、やってもらったりするようになってきた。
まあ、まだ色々やれてないことはあるけどさ。
今回だってここにこぎ着けるまでに多くの苦難を乗り越えてきたんだ。
ここで普段着に戻られてしまったら、俺は今週一週間悶々とした日々を過ごすことになる。
という訳で、俺は今日も頑張って穂波を説得することにした。
「でもな、まだ満足はしていないぞ」
「え~。だって、ちゃんと約束守ったじゃん」
「穂波。遠足は帰るまでが遠足だろ。
 まだ、学校に集合した後、駅に向かって出発したくらいの段階だぞ」
「またおバカな喩えを……」
穂波にバカ呼ばわりされるのにはもう慣れた。
俺はそんなコメントは軽く聞き流して、
「とにかく、だ」
と続けてから、はっとした。
この後、どうしてもらうべきなんだろうか。
いや、いわゆる普通のエプロンに着替え直してもらいたいというのが本音だけど、
実は予想外に割烹着の後ろ姿も悪くないと思ってしまった。
このままの格好で料理をしてもらうのもありかもしれない。
ありだと思うし、このチラリズムは捨てがたい。
だけど、俺の理想とする裸エプロンはやはり穂波の乳が見えてこそじゃないか!
しかも、この機会を逃したら、穂波は二度と裸エプロン姿を見せてくれないような気がする。
「大樹さーん、どうかしましたかー?」
言いかけたまま、割烹着のチラリズムと露出度の高い普通のエプロンの間で葛藤を続けていた俺に、
穂波はテーブルに片手をついて身体を乗り出し、俺と自分の顔の間で手を振った。

26:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:46:26 QXZbyUKh
「ホント、どうしたの?」
呼びかけられても答えずに穂波の顔をじっと見つめて悩む俺の顔を見て、穂波は眉を下げた。
穂波にこの現在の心境を伝えても、きっと共感は得られない。
ここは一人で乗り切らなくてはならない難関だ。
俺はさらに数秒悩み、長年の夢を優先することにした。
もしかしたら、近い将来、穂波が再び裸割烹着をやってくれるかもしれないという淡い期待を抱きつつ。

「穂波」
俺は穂波の肩をがっしりつかんで、可能な限り真摯な気持ちで口を開いた。
「エプロンに着替えてくれ」
「だから、これ」
穂波もなかなか往生際が悪い。
「ジャパニーズ・エプロンじゃなくて、普段お前が使ってるやつに着替えてくれ」
「だって、さっきほら、洗濯しちゃったし」
穂波は俺の腕に手をかけて、引き離そうとしながら目を逸らした。
だが、そのくらいじゃ俺はめげない。
「確かに青いやつは洗濯したけど、赤いのがあるだろ?」
「あ、赤いのは良くないよ……」
「なんで?」
「えーっと……、えー、あれはですねえ、肌触りが」
「タオル地じゃんか」
「う……」

27:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:46:57 QXZbyUKh
もうひと押し。
傍から見たらきっと気持ちが悪いんだろうけど、穂波にやると効果抜群な一手だ。
距離的に届かないのは承知の上で、俺は軽く唇を突き出してキスするそぶりを見せてから、
「お願い」
ちょっと声を潜めてこう言った。
顔を赤くした穂波は、
「もう、大樹ばっかりいつもずるい」
と口を尖らせた。
成功ーッ!
でも、ここで調子に乗って穂波のご機嫌を損ねる訳にはいかない。
「何がずるい?」
片手をテーブルについて身を乗り出して、膨れるほっぺたをつつくと、穂波はその指先に視線を向けた。
「だって、私は大樹のお願い聞いてあげてるけど、大樹は私のお願い聞いてくれないじゃん」
「そうか?」
ぷくっと突き出てる唇を指で押すと、唇が物欲しそうに開いてから、
「そうだよ」
と不満気に言葉を告げた。
「例えば?」
答えられないって分かっててワザと聞く俺。
うーん。
Sっ気はないつもりなんだけど、穂波の反応見てると楽しくてついつい意地悪言いたくなるんだよな……。
穂波はちょっと考えてから答えがないことに気がついて、案の定、しまった、という顔をした。
そう。
穂波はこれまで俺にお願いなんてしたことない。
お願いと言ったところで、帰りが遅くなりそうな時に晩飯を作っといてくれ、とかそんな程度だ。

28:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:47:23 QXZbyUKh
笑いたくてしょうがないけど、笑ったらダメだ。
キスしたくてうずうずしてる目の前の唇をくすぐりながら、
「穂波も俺にワガママ言えばいいじゃん」
と言ってみた。
「……だって、私、大樹みたいに知識豊富じゃないもん」
待て、笑わせる気か。
笑うっていうか、にやける。
「何で笑うの?」
「いやいや、笑ってなんていませんよ」
「いえいえ、顔がとてもにやけていますよ」
ほっぺたをつねられたけど、痛くない。
「らって、おまえ……エッチなことだっていう前提で言ってるだろ」
「……あ!」
さすがに限界。
俺はふっ、と吹いてしまった。
「もういいよ。大樹のバカ。
 大樹がいつもエッチなことばっかり言うから、うつっちゃったんじゃない」
なんだ、その理屈は。
声出して笑いたい。
けど、それをしたら、エプロンが遠ざかってしまう。
俺は椅子に座ると、落ち着いたふりをして穂波を見上げた。
「いいぞ。エッチなワガママでも、エッチじゃないワガママでも」
「別にしてほしいことなんて」
と言いかけた穂波の顔が赤くなった。
「ん?なんか思いついた?」
この顔は絶対こっち系な思いつきだ!と確信したけど、必死にこらえる。
全ては裸エプロンのために。

29:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:47:51 QXZbyUKh
「なんにも、思いついてないよっ」
明らかに声が上ずってる。
穂波が思いつくエッチなお願いってなんだろう?
クンニだってやってるし、フェラだって地道に挑戦中だし、体位だって無理がない程度にじわじわとお試し中だ。
だいたい、この辺は全部俺のお願いでやってるもんだしなあ……。
穂波が自分からシックスナインやりたい、なんて言うとは思えないし……。
「なあ、穂波。穂波のお願いって何?」
「なんでもないって。
 あ、私、着替えてくるね!」
穂波は顔の前でぱたぱたと手を振ると、隣の部屋に早足で入って行ってしまった。
かわいいお尻の残像を俺の目に残しつつ。

ぱしん、とふすまを閉められてから、はっとした。
慌ててふすまの前に行く。
「穂波。普通の服に着替えないでね!
 マジ、ホント、すごくお願いします!!」
ふすまの前で手を合わせる俺。
我ながら必死すぎる。
でも、仕方がない。
かわいい妻がだな、念願の裸エプロンをやってくれるかどうかの瀬戸際で必死にならない男がいるだろうか。
いや、絶対にいない筈だ。
「えー……」
「えーじゃなくて!さっきの穂波のお願い聞くから!」
「別にそれは聞かなくていいけど……」
「いや、聞く!だから、エプロンを!」

30:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:48:15 QXZbyUKh
ふすまに貼りつきそうになりながら懇願していると、目の前のふすまが少しだけ開いて、
五センチくらいの隙間から、穂波が顔半分だけ覗かせた。
「あのね、ホントに変なの」
「変じゃないって」
「いや、これは変だよ」
ちょっと泣きそうな目がこっちを見上げてくる。
うお……ざ、罪悪感が……。
「どこら辺が変?」
「……胸の辺」
何イイィイッッ!?
胸ですと!?
変?
なに?
もしや、期待通りはみ乳しすぎてんのか?
ティクビが出ちゃってるのか!?
いや、むしろ歓迎、ばっちこーい!
巨乳、万歳!
「穂波、それは変じゃないよ」
優しく紳士的な態度で両腕を広げる俺。
「大樹、目が怖い」
「怖くない。俺は冷静だ」
「……意味分かんないよ」
「穂波。俺はどんなおまえでも受け止め、受け入れ、抱擁し、生がぃ」
「もー……分かったよ。
 変でどん引きしたら、今日の晩ご飯、大樹が作ってよね。
 ふて寝するから」

31:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:48:40 QXZbyUKh
からりとふすまが開いた。
怒ったような顔を赤くしながら、片腕で胸元を隠した穂波がこっちを見上げてる。
「隠しちゃいやーだ」
「隠させてくれなきゃいやーだ」
まあ、穂波が胸を隠すのはいつものことだ。
それに、腕をどけてなくても胸の谷間がばっちり見えてる。
見慣れてるのに、肩から肘にかけてのラインがやけに艶めかしい。
俺はドキドキしながら、いつもやるように穂波の手首をそっと掴んで引っ張ろうとした。
「あ、た、たんまっ!」
「ダメ」
「い、いや、ちょっと待って、ホントに」
「えー」
「お願い!」
さっきのとは違うニュアンスだけど、まあ、お願いと言われたら仕方がない。
俺がぶうぶう言いながら穂波の腕を離すと、穂波は慌てて後ろを向いた。
ぐはっ!
なんという会心の一撃!
さっきとは打って変わって大きく開いた背中。
腰のところで紐が結んであるのは割烹着と同じだけど、それ以外は肩から腰にかけての紐が
背中の真ん中でバツ印を作ってるだけだ。
お尻も両脇がちょっとエプロンで隠れてるけど、またそれがいい感じにぷりんと……おおう、ワイドビュー。

32:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/21 21:49:09 QXZbyUKh
「あ、えっと、ご、ごめんね」
穂波の声に俺ははっと我に返った。
穂波の後姿だけで満足しそうになっていたらしい。
ぬうう、これほどとは……。
恐るべし破壊力。
「あ、んや、いいけど、どうかした?」
「う、うん、あのね、ちょっと、えっと、はみ出しそうに……」
穂波はしきりに胸元を気にしてるけど、おま……、はみ出しそうって、
「モウ、シッカリハミ出シテマスヨ。穂波サーン」
俺がひょいと横からのぞくと、穂波は、
「待ってってば!」
と声を大きくした。
いつもだったらオクラホマ出身設定の穂波サーンが返答をくれるのに、そんな余裕はないらしい。
そりゃそうか。
だって、こんな無防備な背中を向けちゃうくらいだもんな。
「えー」
俺は一応不満そうに言ってはみたけれど、穂波がこっちを向く気になるまで後ろ姿を堪能し、
いつでも思い出せるようにするため、目に焼き付けることにした。
うーん、随分エロくなったなあ……。
こう、内からにじみ出るエロさっていうのかな、これもひとえに俺が頑張って
日々穂波にエロいことを教えているからなんだろうな。
偉いぞ、俺。
にしても、裸もいいけど、なんでエプロンで少し隠しただけでこんなにエロくなりますかね。
裸エプロンに最初に挑戦して、布教した奴に感謝せねば。

(続)

33:名無しさん@ピンキー
08/07/21 22:06:47 7tS//nx2
待ってたんだ…
GJ!
そして続きをwktkしながらお待ちしております!

34:名無しさん@ピンキー
08/07/21 22:16:18 rS0XxJlu
私女ですがwktkして待ってます

35:名無しさん@ピンキー
08/07/21 22:51:25 Tqiagq+i
リロードリロードリロード

36:名無しさん@ピンキー
08/07/21 23:23:38 rM8JHyjb
>>34
アレ、私ガイルw

私も待ってます

37:名無しさん@ピンキー
08/07/22 00:29:36 VHKGrC+6
GJ! 続き期待してます。

そういえばどこかで「はだかっぽーぎ」という言葉を見たことがある

38:名無しさん@ピンキー
08/07/22 01:49:00 xIvMD8Kt
GJ!可愛すぎる
続き待ってます

39:名無しさん@ピンキー
08/07/22 07:15:43 OuvFfOns
続き投下します。
残りは少ないですが、夜投下します。

17レスお借りします。

40:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:16:13 OuvFfOns
「だいきぃ……」
アホなことを考えていたら、穂波が顔だけこっちに向けた。
また泣きそうな顔になってる。
「どした?」
「あのね、やっぱりどうしても……はみ出しちゃうの」
「……乳首が?」
想像しただけで勃ちそうになってきた。
「あの、それはどうにか隠れるんだけど……」
……あれ?
だって、乳がはみ出すのなんて、分かり切ってるじゃん。
「穂波、別に変じゃないから」
「でもー」
「穂波。俺がそのくらいで愛を失うと」
「あーもう、分かったよぅ……」
俺のしつこさに軍配が上がったらしい。
穂波は腹の前あたりに手を下ろしてから、ゆっくりこっちを向いた。







41:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:16:37 OuvFfOns
こ、これはヤバい。
当初の予定ではこのスタイルで晩飯を作ってもらう予定だったけど、それは、ちょっと、無理。
飯が出来上がるのを待つなんて、もはや拷問。
だって、なんていうか、ええ、はみ出してますとも。
乳輪が。
しかも、ホントにエプロンの両サイドぎりぎりで乳首を隠してる。
ちょっとでも動いたら、簡単に乳首が、ね、ええ、出ますよ。
出ていいんだけど。
つうか、穂波、なんでなんもしてないのに乳首、立たせてんだよ。
もしかして、見られただけで立ってる?
そりゃさ、確かに俺はエロエロな視線で、お前の後姿見てたけどさ、
後姿視姦されて乳首立たせちゃうなんて、お前も相当スケベじゃんか。
いや、いいけど。
だって、お互いスケベな方が楽しいもんな。

「……大樹?」
名前を呼ばれてはっとした。
あまりの光景に、ちょっとどこかに旅立ってたらしい。
落ち着け、俺。
中坊じゃあるまいし。
けど、あれだな、これは高校くらいの時の俺が見てたら鼻血もんだな。
……いや、二十歳過ぎたばっかりくらいでも、ちょっとヤバかったかも。
これはあれだ、二十一禁。

42:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:17:02 OuvFfOns
「やっぱり、変だった?」
しまった、またちょっとトリップしてた。
俺は慌てて顔の前で手を振って、
「あ、いや、違う違う違う」
と否定した。
「だって、なんていうか、絶句してたし……」
「うん。確かに、ちょっと言葉に詰まってはいた。
 だが!変で引いたからでは決してないぞ!」
「……ホントに?」
「ホント。……そんな疑いの視線を俺に向けるな」
「でも……」
穂波が恥ずかしいと思うのは仕方がない。
仕方がないと分かってはいるけど、すまん、穂波。
俺、今日はもう自分の欲望に忠実になるよ……。

「穂波のエロさが想像のはるか上を行ってたからさ、動揺して言葉失くしてた」
「エロく、なっ……」
エプロンからはみ出ないように、人差し指の先でちょんと乳首をつついてやると、穂波はぴくんと肩をすくめた。
「エロいだろ。
 だって乳輪はみ出してんじゃん」
言葉に合わせて、そこをつつっとなぞる。
小さな息が穂波の口から落ちる。
「穂波、何で乳首立ってんの?」
「だって、大樹が触ったから……」
「触る前から立ってただろ」
ひょいと身体を傾けて脇の方から観察する。
想像していた通り、乳のせいでエプロンと腹の間に隙間が出来てる。
腰のところで紐を結んでるから、へそは見えなかったけど、腹どころか向こうが見えてる。

43:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:17:25 OuvFfOns
「あっ!覗くな!」
「隙間はあったら覗くもんだ!」
顔を近づけると、穂波はくるりと背中を向けた。
「ふっ……。前に気を取られ過ぎているぞ、穂波。
 後ろはガラ空きだッ!」
「あッ!っちょ…っ」
俺は後ろから両腕をエプロンの隙間に突っ込んで穂波を抱え込んだ。
「ふっふっふー」
穂波の頭にほっぺたを擦りつけて上から谷間を見下ろす。
俺が手を突っ込んだせいで、エプロンの脇からち、乳首がっ……。
「ん~。絶景、絶景~」
「もー。変なこと言わないでよー」
「穂波の乳が素敵過ぎるんだから仕方がない」
遠慮なく下の方からふにふにと揉み始めると、穂波の肩がぴくりと竦められた。
手のひらに乗せて上下に揺らしてみる。
いつ持ってもずっしりと重量感のある乳。
巨乳の人は肩が凝るっていうけど、こんだけ重けりゃそれも仕方がないかもしれない。
「ん……」
ほっぺたを唇で撫でて顔を覗き込むと、穂波はもどかしげに俺のせいで上下する胸元を見つめていた。
「どした?」
眼だけがこっちを向いた。
「……どうもしない」
そんなことないだろ?
「乳首触ってほしい?」
穂波は小さく頷いたけど、
「あのね、でも、……キスもしてほしい……」
って、教えてくれた。

44:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:17:48 OuvFfOns
一度エプロンから腕を抜いて、穂波にこっちを向いてもらった。
火照った胸元はピンク色に染まって、エプロンの上半分は谷間に挟まってる。
俺がその光景に思わず魅入ってると、穂波は慌てて挟まってるエプロンを引っ張った。
「あっ、もう、大樹が変なことするから……」
「いつも通りおっぱい触ってただけじゃん」
おっぱいの輪郭を手のひらでなぞると、穂波は身体をよじって俺の手をすり抜け、エプロンを元に戻した。
「でっ、でもさ、いつもは服の上か、直にでしょ……」
どうせ乳首弄ったらまた出ちゃうのに……、とは思うけど、隠すところがまたかわいい。
触ってほしいとか思ってるくせに。
けど、エプロンの上から擦るのもまた一興かもしれない。
「せっかく穂波がエプロン着てくれたんだから、エプロンならではの楽しみをしないともったいないじゃん」
腕を組んで裸エプロンの新妻を上から下まで眺めると、穂波はわざとらしくため息混じりに、
「ならでは、って……」
とぼやいた。
でも、顔は全然嫌そうじゃない。
「はいはい。いいからこっちこっち。
 ちゅーするんだろ?」
穂波の肩を掴んで身体を少しかがめて顎を突き出すと、穂波は小さく、うん、と言って顎を上げ、
俺のTシャツの袖をきゅっとつかんだ。
やっぱりキスをねだる時の穂波は特にかわいい。
顔がぎりぎりに近づくまでは少しそっぽ向いてるくせに、触りそうになると一瞬だけこっちを向いて目をつぶる。
そんで、いざ唇がくっつくと積極的に舌なんか出してきちゃうわけだな。
うう……唇がくすぐったい。
もうちょっと穂波におねだりさせたいと思うんだけどなー。
結局は俺も我慢しきれなくて舌をだな、出してしまう訳だ。

45:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:18:20 OuvFfOns
「んっ」
舌先同士でしばらく舐め合ってから舌をぱくんと捕まえてちゅうちゅう吸ってやると、
穂波の身体がぴくっと震えた。
そうそう、乳首も弄ってほしいんだよなー。
エプロンの肩ひもをゆっくりとたどって下りていくと、指がすぐに柔らかいところにたどり着いた。
やっぱりこの感触は何度味わっても飽きない。
脇の方にちょっと寄り道する。
うーん、すべすべ。
「は……」
甘いため息が耳と唇に届いた。
ほんのちょっとだけ顔を引いて穂波の顔を見ると、切なそうに眉を寄せてる。
焦れてきてんのかな。
くうぅ~、もっと焦らしたいっ!
穂波に、先っぽ弄って、とか言わせたいっ!
とか思ってたら、穂波が目を開けてこっちを見てきた。
「……大樹」
それだけしか言われてないのに、潤んだ目を見て、掠れた声を聞いたら、
焦らしたいとか思ってたことなんかどっかにすっ飛んだ。
穂波の唇を捕まえて舌を突っ込み、強めに胸を掴んで希望どおりに胸の先っぽを摘まんでやる。
エプロンの布越しに、きゅってつまんで真ん中をくいくい押してやる。
「ひぅんっ!んっ!ぅうっ…んっ!」
口の中から身体の芯に穂波の声が響いてくる。
めちゃくちゃ興奮する。
俺が力を入れるたんびに声が出るのが面白くてたまらない。
ムスコも興奮してきた。
まあ、落ち着け、俺がもう少し楽しんでからだ。
とは思ったんだけど、ムスコの勝ち。
右手では相変わらず穂波の胸を鷲掴みにしてたけど、あれこれ楽しむ前に左手では俺より一回り小さい身体を抱き寄せてた。

46:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:18:44 OuvFfOns
遠慮なく下半身をくっつけたまま、ちょっと乱暴なキスを続けてると、穂波がぐぐっと顔を引いた。
「だ、だいき……く、苦しい」
「あ、ごめ……つい」
「ん、平気だよ」
濡れた唇を指で拭うと、穂波はのぼせた顔で指に付いた唾液をちゅ、と吸った。
ぐおおおっ!
おまえ、いつからそんなエロい子になったんですか!
くっそう。
今の見たら口でやってもらいたくなるじゃんか。
けど、もう早く穂波に入れたいような……。
穂波は指で自分の唇を弄ったまま、上目遣いでこっちを見上げてきた。
「ね、お布団、敷こ……?」
穂波からのおねだりッ!?
だが断る。
「回れ右」
俺はそう言いながら、穂波の肩を掴んで後ろを向くように促した。
理由が分からないから、素直に従う穂波。
ごめんな。
穂波のおねだりは聞いてやりたいんだけどさ、今日はお布団でやる日じゃないんだ。
穂波の肩を押すと、穂波が顔をこっちに向けた。
「大樹?あのっ、寝る部屋こっちだよ?」
「布団敷くのめんどくさいだろ?」
「え、でも……」
「穂波。エプロンはな、台所で使うもんだ」

47:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:21:25 OuvFfOns
「え、嘘!キッチンでするの!?」
「うん」
理解の早い穂波に俺は笑顔で頷いた。
「ね、大樹。
 あのっ、でも、エッチはね、お布団でするものだと思うんだけど……」
「穂波……。
 セックスはな、愛し合う男と女が揃えば、どこでだって出来るもんだ。
 風呂場でだってしてるじゃん」
「でも、お台所の床、硬いし」
「寝っ転がらなければいいから」
何とか反論しようと言葉を探す穂波をよそに俺が肩を押すと、穂波は抗議を申し立てていたわりには素直にそれに従った。
小またで十歩ほど歩いてテーブル前に到着。
「穂波、手、ついて」
と耳元に囁くと、穂波はわりとあっさり、
「もー……今日だけだからね?」
と手をついた。
なんだかんだ言ってはいたけど、嫌ではなかったらしい。
「さんきゅ」
ほっぺたにキスしてから、両手を脇に添えてゆっくりと身体のラインをたどりながら手を下ろしていく。
「ふ……」
前みたいにくすぐったがらないのはいい感じに開発が進んでる証拠だ。
きっとくすぐったさの代わりに快感を感じるようになってきてる……はず。

48:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:21:52 OuvFfOns
手がお尻に到着したところで、俺はその場に膝をついた。
ちょっとお尻に力が入ってこわばってる。
そろそろ慣れてほしいんだけどなー。
とは思うけど、立ちバックは初めてだから仕方ないかな。
脚の付け根あたりにちゅうっとしてやると、うひゃ、っと声が上がった。
「穂波、力抜いて」
「ね、今日、それ、しなくていいよ……」
「なんで?」
首をひねって、きっちり閉じられた脚の間に無理やり舌をねじ込んでみると、そこはもうしっかり濡れてた。
穂波の下半身がさらに緊張する。
「だってっ……、今日まだ、っ…明るいし……」
確かに明るい所でやるのは初めてだけど、
「だからこそ見たいなー」
いったん顔を離して、今度は指でワレメの周りの柔らかいところを揉んでやると、
穂波は身体を震わせながらこっちを見た。
「でも、あのね、この格好でしてもらうと、……お尻の……あなが…………」
見えちゃうし、のところは声が小さくてやっと聞こえるかどうかくらいだった。
バっカだなあ。
いつも見えてるっつうの!
とはさすがに言えない。
まあ、こんだけ濡れてるからさ、指だけでも十分だとは思うけど、せっかく明るいんだからちゃんと見たい。
いつも部屋暗くしてて色合いとか分かんないからなー。
「せっかく裸エプロン姿を見せてくれたから、そのお礼で穂波のこと気持ち良くしたいんだけど……ダメ?」
まだ肝心のところまで指が到達してないのに、ぬるぬるになってきてるそのあたりをぐりぐり弄りながら見上げると、
穂波は真っ赤になって、
「あのね、もう、すごく気持ちいいから……」
と言った。

49:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:22:19 OuvFfOns
ちょっと落ち着いてきてた俺の心の興奮メーターがいきなり上昇した。
「もっと気持ち良くなろ?」
周りを弄ってただけの指をワレメに滑り込ませると、穂波の身体がびくっと反れた。
今日は異常に感度がいい。
なんだか俺までぞくぞくして、テンションが上がってきた。
「な、穂波。腰、こっちに出せよ」
俺が膝を掴んでこっちに引っ張ると、諦めたのか、穂波は何も言わずに肘をテーブルについて
お尻をこっちに突き出してきた。
「知ってた?おまえ、もう、すっげえ濡れてんの」
両方の親指をワレメに添えて、ぬるぬるとその辺を滑らせながらワザと聞く。
「だからさっき、もう気持ちいい、って言ったじゃん」
ちょっと怒ったような口調だけど、息が乱れてるせいでむしろ俺の興奮を煽るだけだ。
「うん。だから、俺ももっと気持ち良くなろう、って言ったじゃん」
ぐいっと親指でそこを開くと、ばっちり充血したまんこが顔を覗かせた。
またお尻がこわばったけど無視。
やっぱり薄暗いところで見るのとは全然違う。
充血して赤に近くなったピンク色のひだひだがぬらぬらっと光ってる。
ちょっと上には穂波が気にしてた穴。
これで興奮するなって方が無理だろ。
早く入れたいと思う反面、もっとぐちゃぐちゃにしたいとか思ってしまう。
俺は断ることもなく、舌を出してべろんと入口を舐めた。
「あうっ!」
周りのひだひだに溜まった液を舐め取ってみたけど、そうすればするほど余計に粘液が滲んでくる。
ま、分かっててやってるんだけどさ。
押し付けるみたいにして舐めたり、クリをつついてみたり、俺は穂波の反応を楽しみながら、色々やった。

50:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:22:47 OuvFfOns
まんこの穴に舌をねじ込むと、ひときわ高い声が上がってお尻がこっちに突き出てきた。
顔が穂波の尻に埋もれる。
それでも構わずに指でクリを弄ったりしながら中で舌を動かしてると、掠れた声で名前を呼ばれた。
「だいきぃ……」
顔を離して穂波の方を見ると、穂波はテーブルに突っ伏して真っ赤な顔で涙目になりながらこっちを見てた。
その顔を見たら、とっくに速くなってた心拍数がさらに速くなった。
「も、立ってらんない……」
しがみつくみたいにしてテーブルに突っ伏してるおかげで、乳がいい感じに潰れてて、これがまた俺を煽る。
「分かった。ちょっと待ってな」
ジャージとトランクスを一緒に脱ぎながら立ちあがる。
めんどくさいとは思ったけど、ポケットにスタンバっといたゴムを手早く装着して、
穂波の背中にのしかかると穂波は、準備良すぎ、と笑った。
「男の身だしなみだ」
これ以上は我慢できないぐらいに膨張したムスコを穂波にくっつける。
「うちの中なのに?」
「やりたいと思ったときにすぐ出来るように」
「スケベ……」
穂波は笑ったけど、俺が入って行くと甘い声を上げて眉をひそめた。
ただ入れてるだけなのにじゅぶ、とかエロい音が聞こえてくる。
「穂波、聞こえた?
 おまえ、今日すっげえ濡れてたから、先っぽ入れただけで」
「言わないでよ……」
「けど、そのせいですっごい気持ちいい。
 ゴム付けてんのに、ぬるぬるしてんのすっげえ分かる」
「だって、大樹がいっぱいしてくれたから……」
ぐううう、かわいいこと言うんじゃねえ!
ヤバい、マジでこれ以上我慢できなくなってきた……。

51:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:23:13 OuvFfOns
「穂波。もっと奥、入れるぞ……」
「ん、うん……」
穂波はぎゅっと目を瞑るとおでこを自分の腕に擦り付けて少しだけお尻をこっちに出してくれた。
身体を起こして、穂波の腰に手を添える。
出だしは優しく……って思うけど、思うけど……。
すまん!我慢できん!
俺は一気に最後まで突き入れた。
「ぃ、うんっ!」
めちゃくちゃ熱い。
穂波が熱いのか俺が熱いのかよく分かんないけど、熱くて溶けそう。
この熱さと俺をぎゅうぎゅう締め付けてくる肉の感じが気持ち良すぎて、勢いが止められない。
ここまでこらえにこらえてた興奮を一気に吐き出すみたいに、俺は出し入れを繰り返し始めた。
「あっ!や、だいっ……だいきっ!ま……ってぇ」
穂波が言ってることは分かるんだけど、止まらない。
「やうっ!……だ、ダメっ……って」
「何がダメ?……おま、声、めっちゃエロっ……。
 まんこも、すげ……きゅうきゅうしててっ……何が、ダメだよ」
ホントに止まんない。
俺が突くたんびに揺れるエプロンの紐とか、ぐにぐに歪む乳とか、穂波の声とか、
穂波の中から出たり入ったりする俺のちんことか、それに合わせて聞こえる聞こえるぐちゅぐちゅいう音とか、
突き入れるたんびにぱんぱんいう肌とか、身体に直接くる快感以外のものも、全部が俺を煽る。
「だ…ぃきっ、ヘン!……んあッ!だっ……ダメっ、あッ!」
そう言ってるけど、穂波の方からも身体を押し付けてきてる。
あ……?てか、もしかして……。

52:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:23:44 OuvFfOns
俺はどうにか残っていた理性でもう一度穂波の背中に乗っかると、
「穂波……イきそう?」
と聞いてみた。
下半身は相変わらず動かしてるけど。
「わかんなっ……あっ!」
姿勢的にさっきほど強い動きは出来てないつもりだけど、ちょっとこすっただけでこれってことは、
やっぱりイきそうなのかもしれない。
「いいよ、イっちゃえよ」
「やあ、こわいぃ……」
自分で自分の手首を握りしめて頭を振ってるけど、掠れた喘ぎ声はその間も止まらない。
俺も結構やばくなってきてるけど、ここでイかせないのは男がすたる!
「怖くないからっ……」
「だいきぃ……ぎゅ、ってしててぇ……」
そりゃもう、しちゃいますよ!
ぎゅーって。
片手を穂波の腹の下に廻してぎゅ、っと抱きしめた。
で、片手は乳へ。
テーブルと乳の間に手をねじ入れて、乳首を見つけると、それをぎゅっとつまんでみた。
「あっ!バカぁ!そこっ……いじっちゃ……んうッ!」
きゅ、っと締め付けられて危うく俺が先に昇天しそうになる。
耐えろ!耐えるんだ!俺ッ!
「穂波、俺ももう、……ヤバい。
 だから我慢すんな。ちゃんとこうしててっ、やるから」
穂波はふうふうと荒く息をしながらどうにか頷いたみたいだった。

53:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:24:06 OuvFfOns
それを見て、俺はまた動きを強めた。
ホントに溶けてるみたいな感じで、自分と穂波の境が良く分からなくなってきた。
「く、ふッ!……んっ、ぅうっ!や、あっ!」
穂波の声が大きくなってきた。
いつもなら聞こえる押し殺した声が聞こえない。
こんな高い声初めて聞いた。
やべえ、俺もマジもう限界。
早くイっちゃえよ。
一緒にイこうよ。
「穂波っ!俺……っも……」
「んッ!だ、いきっ!……だいきっ!」







54:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:24:33 OuvFfOns
俺が穂波を抱きしめながら思いっきり射精したのと、穂波が俺の身体の下でびくびくって痙攣したのは、
多分、ほとんど同時だったと思う。
穂波の上からどかなくっちゃなーとか思うのに、しばらく身体が動かなかった。
やっと身体を動かす気になってきたから、テーブルの上のティッシュに手を伸ばしてから身体を起こすと、
穂波の身体がずるっと下に落ちそうになった。
慌ててもう一回抱きしめ直して、その姿勢のまま事後処理。
「ほなみー」
小さな声で読んでみたけど、反応がない。
「穂波」
今度は声を大きくして見ると、ん……、と反応があった。
「立てるか?」
「……むりー……力、入んない……」
マジでイかせたー!という満足感はあるものの、穂波をテーブルの上で抱えたままというのはちょっと苦しい。
俺は片手で穂波を抱えたまま、なんとか椅子を引き寄せて、穂波を抱え直して、そこに座った。
「大樹……」
膝の上に乗せると穂波は鼻の頭を俺の首にすり寄せてきた。
終わった後の穂波はいつもすごく甘えてくる。
かわいくてたまらない。
今日は身体がぐったりしてるせいか、俺への寄りかかり具合が半端ない。
俺はダルいんだけど、穂波が喜ぶから髪を撫でたり、おでこにキスをしてやる。
そうすると穂波はまた嬉しそうに甘えてくる。
ただここで問題が一つ。
今日もそうやって穂波にねだられてキスをしてたら、またムスコが元気になってきてしまった……。

55:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:26:53 OuvFfOns
膝に乗せてたせいで穂波がそれに気がついた。
「大樹……またしたいの?」
「いいか?」
いつもだったら、スケベーとかいいつつも、すぐにオッケーしてくれるのに、今日は違った。
十秒くらい考えてから、
「あのね、でも、今すると私……また変になっちゃうかな、って」
と、とても恥ずかしそうに言った。
しないとか、無理。
手とか口じゃ絶対物足りない。
また穂波の中に入っていっぱいかき回して、イっていただきたい!
「いいじゃん。またイったって」
俺は努めて普通に言ってみた。
「でも……怖いんだもん」
「なんで?俺がぎゅってしててもダメか?」
俺はぎゅーっと抱き締めて、頬ずりしながら言ってみた。
穂波はくすぐったいー、とくすくす笑ってから、俺のTシャツの胸元を弄りながら俯いて、
「あのね、大樹がぎゅってしてくれてると、飛んで行っちゃいそうなのは怖くなくなるんだけど」
とそこまで言ってから言葉を切った。
「うん。……で、他に怖いことある?」
「……き、気持ち良すぎて…………」
うおおおおお!
そんなことで怖いとか言うな!
俺を悶え死にさせる気か!
俺が心中ひそかに興奮していると、穂波はさらに付け加えた。

56:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 07:29:26 OuvFfOns
「それで……え、エッチが好きになったらどうしようって……」
穂波は細い声でそう言うと、
「もー!大樹のせいなんだからー!」
と、俺に抱きついてきた。
シャンプーの匂いのする髪が汗で首筋に張り付いてる。
例のでかい乳が俺の身体に押し付けられてる。
ちんこには太ももが押し付けられてて、穂波の格好は相変わらずの裸エプロン。
ちょっと、穂波さん。
それは、ええと、二回目オッケーっていうことでいいんですね?
で、俺は頑張って次もイかせて、穂波をエッチ好きにさせろ、とそう解釈していいと。
しかしここは冷静に対応せねば。
「エッチ好きじゃダメなのか?」
二回戦の前戯を兼ねて背中に廻していた手で肩を撫でる。
「……いいのかな」
「当たり前だろ?
 これから何百回、何千回ってするんだからさ、好きじゃなかったらやってらんないじゃん」
俺と穂波の間でつぶれてるふくよかなおっぱいを撫でながらそう言うと、穂波はぷっと吹き出して、
「それもそうだね」
と納得してくれた。

(続)

57:名無しさん@ピンキー
08/07/22 08:19:52 th64fhUa
えっとね? 感想は全部が終わってからにしようと思ってたんだけど……
ごめんなさい、もう我慢できない


GJ!!ラブラブすぎて頭がくらくらしそう

58:名無しさん@ピンキー
08/07/22 23:16:14 lpcOrADE
読んで下さる方、レス下さる方、いつも本当にありがとうございます。
残り投下します。

8レスお借りします。

59:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:16:37 lpcOrADE
今度は穂波の方からキスしてくれた。
俺が前に教えたみたいに、ちんこの先を指で弄ってくれる。
まだ動きがたどたどしいせいで、気持ちいいっていうよりちょっとくすぐったい感じだけど、
何にも言わないのに穂波からやってくれてるってことが嬉しい。
俺も乳やら太ももを撫でてキスに応えてるうちに、穂波がもじもじと身体を脚を動かし始めた。
がっついてるのがバレないようにゆっくり唇を離して鼻を擦り付けたまんま、
「したくなってきた?」
と聞いてみた。
「うん……」
こくんと頷く穂波。
俺は穂波を立たせると、足首のところに落としたまんまだったジャージから足を抜いてそれを拾い上げた。
ポケットからまたゴムを出す。
「大樹……何個入れてたの?」
「左右一個ずつしかいれてない」
「それって、しか、なの?」
「風呂場にゴム持って入ってきたおまえが言うなよ」
二ヶ月くらい前のことを持ち出すと、穂波はエプロンの胸元を弄りながらぷうと膨れた。
「だって、最初にお風呂入った時にしちゃったから、大樹と入る時はエッチしなきゃいけないのかと思ったんだもん」
この時は俺が穂波をからかい過ぎて怒らせ、その後一週間くらいさせてもらえなかった。
またそうなると困るから、この話は打ち切ろう。
立ち上がって、
「な、穂波、今度やる時は穂波が付けて」
と言うと、膨れてるほっぺたにキスをした。

60:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:17:00 lpcOrADE
「えっ、私が付けるの?」
「そう。手でいいから」
エプロンの肩ひもを摘まんでる穂波の手をつつく。
「手以外にどうやって付けるの」
「口で」
今度は口に軽くキス。
「んっ……なんか、それ、ま、マニア向けじゃない?」
「普通、ふつう。俺もしてもらったことないけど……だから穂波にしてほしいなー」
両手で穂波のお尻を揉みながら、軽いキスを繰り返すと、穂波はあっさり折れた。
「……手で上手く出来るようになったらね? 
 まだ、口でするのだって、へ、下手だし……」
「ん~ありがと。
 そうだ。穂波、さっきのお願いってなんだよ。
 お礼にその願いをかなえてしんぜよう」
キスする直前、ふと思い出して聞いてみると、穂波は一瞬、何の事だろうという顔をした。
それから思い出したらしく、
「別に大したことじゃないからいいよ」
と言った。
「遠慮すんなよー。なんなら今これからやったっていい訳だし」
手を脚の間に進めていきながら身体を押し付けると、穂波はびくんと身体を跳ねさせた。
「今はっ無理だから……っ」
さっきイった余韻が冷めてないらしい。
たったこれだけで息が上がってる。
「あれ?今は無理?」
じゃあなんだ?

61:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:17:25 lpcOrADE
俺はマジでなんだろうと思い始めた。
でも、手はしっかり動かしてるんだけど。
「なあ、穂波のお願いってなに?」
ワレメに指を滑り込ませると、さっきちゃんと拭いたのに、そこはもうすっかり濡れていた。
「そんなの、ないからっ」
この程度で声ももううわずってる。
今日の穂波は感度が良すぎだ。
「えー。気になってエッチに集中できないんだけどなー」
入り口の周りをぐいぐい弄ってやると、まだ中に入れてないのに膝がかくんと折れた。
慌てて背中を支えてやると、穂波は潤んだ目で、
「嘘吐き」
と睨んできた。
「嘘じゃないって。
 穂波だって、俺がセックスの最中に考え事してたら嫌だろ?」
そう聞きながら穂波を促してテーブルに座らせると、穂波はちょっと落ち着かない感じでテーブルの上から
台所を見まわして、それはそうなんだけど、とぶっきらぼうに言った。
「言えないくらいマニアックなこと?」
エプロンの裾から手を入れて太ももの感触を堪能しながら、手を登らせていく。
「そんなん、じゃ……ないもん」
穂波の息がまた荒くなってくる。
「じゃあ、なに?」
目的地にたどり着いた指で身体の真ん中を撫で上げると、穂波は嬌声を上げて俺の腕にしがみついた。
指を中に入れてかき回す。
膣の壁がひくつきながら俺の指に絡みついて来て、白い足がぴくぴく跳ねる。
Gスポのあたりに遠慮なく指を押し付けると、穂波の喘ぎ声がまた大きくなってきた。

62:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:17:52 lpcOrADE
「教えてー」
クリも弄ってやる。
女って一度イった後は、また簡単にイくっていうけどホントにそうだ。
穂波が、俺の動きに合わせて面白いようにびくびく震える。
「ひぅっ!……んっ!あ……ああっ!」
「あれ?もうイきそうなの?」
こくこくと頷くだけの返事。
う~。
指だけでイかせるとか、してみたいっ!
してみたいけど、ここはちょっと意地悪をさせてもらおう。
俺は指を抜いた。
穂波が肩で息をしながら、顔を上げた。
「大樹……?」
「イけると思った?」
ためらいがちに頷く穂波。
「でもさ、イっちゃうと、穂波しばらく起きてくれないから、話聞けなくなるだろ?」
困った顔になる穂波。
これはなかなか……。
俺は今、人生で初のSっぷりを発揮している。
ちょっと新鮮でいいかもしれない。
「教えてくれたらイかせてあげる」
もう聞きたくて意地悪言ってんのか、穂波の困った顔が見たくて言ってんのか分からなくなってきた。
けど、楽しいからまあいいや。

63:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:18:39 lpcOrADE
俺は手のひらや甲の方までまで垂れてきてた滴をワザとらしく舐めてみた。
「穂波、エロいなー。
 俺、指しか入れてなかったのに、手の方までベタベタ」
「ふうぅ……大樹の意地悪……」
良心がズキっと痛んだ。
このくらいで胸が痛むんだから、やっぱり俺は根っからのSではないらしい。
「な、教えて」
これでダメだったら諦めよう、と思って涙目になってる穂波の目尻にキスすると、
それが良かったのか、身体の疼きが限界まで来てるのか、穂波は、
「笑わないでね」
と俺のTシャツを引っ張った。
「うん、笑わない」
「あ、あのね、ら……ラブ、ホテルに行ってみたいなって思ったの」
一瞬、ラブホテルってなんだろう、と思った。
けど、すぐに穂波の言ってることが分かって、俺は笑いはしないけどにやけそうになった。
穂波は俺と結婚するまで処女だった。
で、結婚してからはうちでしかしたことがない。
つまりラブホなんか行ったことがない訳だ。
それで、行ってみたいと思った訳だな。
でも、いまさらそれを言うのははばかられていた、と。
こいつは何度俺を悶え死にさせたら気が済むんだろう。
「分かった。んじゃ、今度行こう」
「いいの?」
「行きたいんだろ?」
「社会勉強に……」

64:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:21:08 lpcOrADE
社会勉強って……。
さすがに吹き出すと、
「笑わない、って言ったのに」
と怒られた。
けど、仕方がない。
「バカ。社会勉強の相手が俺だから嬉しくて笑っちゃうの」
俺は腰に手を廻してエプロンの紐を解きながらキスをした。
穂波は抗議したそうだったけど、唇をしっかり塞いでそのままゆっくりテーブルの上に押し倒した。
ラブホ行ったことないってだけでも十分嬉しいのに、行きたいとか言われたら嬉しいに決まってんだろ。
いつ行く?明日?それとも今日、この後か?
ラブホの方に思考が行きかけてたところで、穂波にTシャツを引っ張られて俺は顔を引いた。
知らないうちに穂波の唇を舐めまくってたらしい。
穂波は唇どころか口の周りまでべたべただった。
「あ、悪い。平気か」
指でヨダレを拭ってやると、穂波は大きく深呼吸してから頷いて、
「大樹……バンザーイ」
と、またTシャツを引っ張った。
「大樹とね、もっとちゃんとくっつきたいの……」
俺がうっかり着たまんましようとしたりすると、いつも言われるセリフだけど、
毎回このセリフにクリティカルな一撃を貰う。
今日だって例外じゃない。
俺は襲いかかりたい衝動を必死に堪えながら、言われた通りに両腕を前に出した。
穂波がTシャツを引っ張って脱がせてくれる。
俺がTシャツから頭と腕を抜くと、穂波が笑った。
「ふふっ……大樹、はだかんぼ」

65:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:21:32 lpcOrADE
台所で真っ裸になるのはなんだか照れくさい。
まあ、穂波に裸エプロンしてもらったんだから、このくらいは我慢せねば。
それでも、俺だけが笑われてるのは不本意だ。
「笑うやつにはこうだ―ッ!」
笑う穂波のエプロンの胸元をつかんで、俺はぐい、っとそれをひっぱった。
「わあっ!」
両方の乳がたぷんと顔を出す。
「ちゃんとくっつくなら穂波もこうしないとな」
乳首を弄りながら乳を揉んでやると、穂波はあっさり折れて、Tシャツを下に落とすと俺に両手を差し出してきた。
「うん……。大樹、来て……」
穂波にしては珍しく、自分から脚を開いてる。
もっとも、俺の身体を入れるには不十分だったから、片足を持ち上げて俺は身体の真ん中を合わせた。
先っぽがちょっと入っただけできゅうきゅう締め付けてくる。
穂波が差し出した腕の間に顔を入れると、穂波が抱きしめてくれた。
「あッ!ン……くふうッ!」
ちょっと力を入れて奥まで行っただけなのに、穂波がびくびくっと痙攣した。
腕から力が抜ける。
やべ、さっき焦らし過ぎたか?
「穂波、穂波」
ちょっと焦ったけど、穂波はすぐに目を開けた。
「あ……ご、ごめん……。
 あの、ちょっと……イっちゃった……?」
どう答えていいか分からなくて固まってると、穂波がまた俺に抱きついてきた。
「我慢するから、一緒にイってね……」







66:大樹×穂波(裸エプロン本番編)
08/07/22 23:21:56 lpcOrADE
少しは余裕があったはずなのに、理性崩壊の音とともにそんな余裕はどこかに埋もれてしまった。
イく直前で止めてみて、イかせて、とか言わせる計画だったのに、その計画は実行に移されることはなく、
俺は俺を身体全体で抱きしめる穂波をヤバいくらいにがんがん突きまくった。
穂波はその間、何度も身体をひくつかせてたけど、俺はお構いなしにやってた気がする。
終わった後の穂波は完全に意識が飛んでて、布団に移したのも気がつかないくらいだった。
穂波が回復した後、二人でシャワーを浴びた。
穂波は一人でいいって言ったんだけど、なんだか足元がおぼつかない気がして、
俺は初めて下心なしで穂波と風呂に入った。

いつも通り、俺が穂波をだっこして湯船につかってると、穂波が俺の手をおもちゃにしながら、
「大樹ー……。今日は晩ご飯、出前でいいかなぁ」
とダルそうに聞いてきた。
そりゃ、仕方がない。
午前中、掃除と洗濯やって、衣替えして、その後二回とは言え、結構激しいセックス。
これから晩飯を作れというのは酷な話だ。
「うん、いいんじゃね?何にする?」
「宝寿司の花散らしか、中田屋さんの親子丼がいい」
「じゃあ、穂波の初イき祝いってことで寿司」
とか言ったら、鼻をつままれた。
「いひゃい!」
「はい、もう親子丼ね。
 大樹はまたカツ丼?」
「えー……寿司~」
「不純な動機での選択は認めません」
きっぱりとそう言ってるわりには横顔がちょっと照れてる。
俺はそんな穂波にべったりと抱きつくと、
「ちぇー。ま、腹減ってるからカツ丼でいいや。大盛りな」
と今日の晩飯のメニューを決めた。

(了)

67:36
08/07/22 23:27:05 sAXXUY8P
リアルタイム遭遇だ~
これからじっくり読みますがチラ見しただけでもわかります
GJということがw
今回もごちそうさまでした

68:名無しさん@ピンキー
08/07/23 00:31:00 tm0AG3Hs
相変わらずいいラブラブっぷりですね。穂波は潜在的にMっ気があるかとw
次はラブホテル編でしょうか?期待してます!

69:名無しさん@ピンキー
08/07/23 00:39:30 Q6PQL2Rs
グッジョブグッジョブ!
やばい、これはやばすぎるぞ。
キュンキュンくるわー。

70:名無しさん@ピンキー
08/07/23 01:42:01 WFG3qOML
これは何というラブラブな新婚さん…心からGJ!

71:名無しさん@ピンキー
08/07/23 22:19:33 MhwMZlth
ずっと待ってた大樹×穂波の続きktkr
この二人のラブラブっぷりは良いですね。
穂波が可愛すぎる。GJ!

72:名無しさん@ピンキー
08/07/24 14:35:01 oZzX3N7l
大樹羨まし過ぎる
よって氏刑

73:名無しさん@ピンキー
08/07/24 17:25:17 3aU8u4qD
作者さんの体験談なんですよね、わかります

74:名無しさん@ピンキー
08/07/24 23:52:20 Gjvam7x5
前スレ埋め立て完了しました。
改行を削って無理やり突っ込んだんで、読みづらくてすみません。
新スレの繁栄を祈って。

75:名無しさん@ピンキー
08/07/25 00:08:51 1Wkb4gC0
前スレの鉄仮面と子猫の人GJ
いつもすばらしいSSありがとう

いやぁ雪子もかわいいけどやっぱ鉄仮面の方がかわいいわw
>「ほうほう…いや~、なんだか小学生男子のような旦那様ですねぇ!
なんというギャップwwww

76:名無しさん@ピンキー
08/07/25 00:10:19 6Msg8JPf
あと

>>58
GJ過ぎて血糖値が上がりました。
次回も楽しみにしてます!

77:名無しさん@ピンキー
08/07/25 00:20:30 6Msg8JPf
ID変わってたorz
>>74イコール>>76です

>>75
ありがとうございます!

78:名無しさん@ピンキー
08/07/25 21:19:38 YCEaMPQg
おお!鉄仮面と子猫来てたGJ!
新スレでも楽しみにしてます

79:名無しさん@ピンキー
08/07/25 21:26:04 Qlpy45M/
前スレの埋めネタ読んでるうちにニヤニヤ笑いが止まらなくなって悶えてGJ!

80:名無しさん@ピンキー
08/07/25 22:25:54 Z6MyH8nO
地元ローカルのケーブル局なんて、制作費少ないから再放送ばっかりじゃね?
つまり初回の放送だけ妨害しても、いつかそのうち…www
鉄仮面はあんまTVとか見ないだろうから気付いてないのか?

81:名無しさん@ピンキー
08/07/27 01:06:13 lkyiDahH
>>80
職場で再放送を見た鉄仮面を想像するだけで
ご飯何杯でもいけるな

82:名無しさん@ピンキー
08/07/27 09:32:01 BKI32WiU
大樹&穂波GJ!!!
待ってた! ずっと待ってた!!
ありがとう。すごいにやけてくるよ。
くそぅ!この新婚さんめっ!大好きだ!!

83:名無しさん@ピンキー
08/07/27 22:39:24 Mrae8eY7
>>81
職場で恥ずかしい思いをした腹いせに、
その夜、妻を責める(性的に)鉄仮面を想像した!

84:名無しさん@ピンキー
08/07/29 01:40:23 CtrANzGx
保守

85:名無しさん@ピンキー
08/07/29 16:43:08 ew6dzx/R
あの人が単身赴任から帰ってきた。
この半年がとても長く感じた。
ガラリと引き戸が開く、沖縄の地で焼けた肌が逞しく輝く。
あなたの顔が、緩む。外では組織の歯車で精悍な顔。
今晩は帰宅祝いに一晩使うわ。
あなたと居る時間がとても幸せ。

単身赴任から帰って来た夫で詩を作ってみた。
知り合いの自衛官と一般人の夫婦がモデル。       

86:名無しさん@ピンキー
08/07/30 15:21:42 BnODYEUR
保守

87:名無しさん@ピンキー
08/07/30 23:36:47 Tnt94dBR
圧縮回避保守

88:名無しさん@ピンキー
08/07/31 17:46:38 0OMBNi2K
前スレ落ちたか…

89:名無しさん@ピンキー
08/07/31 22:58:39 2uLXp7cb
保守

90:名無しさん@ピンキー
08/08/02 01:21:20 JXSnm8n9
保守

91:名無しさん@ピンキー
08/08/02 13:50:16 /nwJgvhg
保管庫に夫婦スレのSSが収蔵されてるな。
新婚の初々しさもいいけど、何も言わなくても分かり合える関係ってのもいいね。

鉄仮面や大樹もそんな所まで続いて欲しいな。

92:名無しさん@ピンキー
08/08/02 16:09:16 dG6+hZjl
■男は結婚するべきではないスレまとめwiki
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

■男は結婚するべきではないスレまとめwiki
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

■男は結婚するべきではないスレまとめwiki
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

93:名無しさん@ピンキー
08/08/05 00:56:29 EW9pPpN+
保守

94:名無しさん@ピンキー
08/08/07 01:42:37 zSFK3/YJ
保守

95:名無しさん@ピンキー
08/08/09 01:24:34 MAB3hDDA
保守

96:名無しさん@ピンキー
08/08/11 00:17:34 zkodCRoq
>>92
敵や、こいつは敵や

97:名無しさん@ピンキー
08/08/11 21:34:16 DEB1imAW
そういや鏡子さんの裸エプロン編ってまだないのか?

98:名無しさん@ピンキー
08/08/14 01:22:00 IzENaqgT
保守

99:俺の嫁の下着事情
08/08/15 21:51:23 v+YDOizm
少し前に、俺は結婚した。
相手は幼馴染のお姉さん。おっとりとした、優しい人だ。
顔も綺麗だし、胸も大きい。おまけに料理も上手い。
年上ということ以外はお嫁さんとして文句のつけようが無い人だ。
俺も結婚する前からお互いの事は分かっているし、
Hも何回かはした。
そんなある日、俺は急に姉さんにスカートめくりを試したくなった。
ほんのささいな悪戯心だし、昔はけっこうやっていた。
それに今の俺と姉さんは夫婦だ。たいした問題もないだろう。
嫌がったらやめればいい。
これはそんな俺の悪戯の日誌である。

一日目
俺は姉さんが油断している隙に、スカートをめくり上げた。
「!!」
反射的にパンツを手で隠そうとする姉さん。さすがに驚いただろう。
それでも、もう遅い。俺はきっちり姉さんの下着を見た。
姉さんのパンツは、スタンダートなピンクだった。
無難なチョイスだ。だが、それがいい。
姉さんは俺に何も言ってこなかったので、
次の日もスカートめくりを試してみることにする。

二日目
俺は一日目と同じように姉さんのスカートを掴んで上にたくし上げた。
露になる姉さんのショーツ。
驚いたことに今回、姉さんは下着を隠そうとしなかった。
見えたのは、黒の紐パンである。が、やけに布面積が小さい。
ギリギリで肝心なところが見えるか見えないかのスレスレの下着。
どうやら、姉さんの勝負下着のようである。
めくったのは俺なんだが、はっきり言って目のやり場に困る。
俺は姉さんのショーツから目を背けた。
普段はおっとりとしている姉さんだが、実はかなりのナイスバディーであり
黒い下着をつけると、急に色っぽくなる。
「弟君…?それともあなた?欲求不満ならそうと言ってくれないと、
私、分かりませんよ?」
と、スカートをめくった後で言ってきた。
どうやら、もともと見せるつもりだったらしい。
俺はなし崩し的に姉さんとHをすることになった。
姉さんの紐パンの紐を引っ張るのが面白かった。
紐を引っ張ると、スルスルっと解けてヒップの辺りが露になるのだ。
それをバッと剥ぎ取るのは爽快感があった。
姉さん、グッジョブ。
ついでに、ブラも色っぽさの漂う黒だった。
これも布面積が小さかったので剥ぎ取るのをやめて、
ずらすだけにした。姉さんの下乳だけを隠すブラは
なかなかにいやらしかったと付け加えておく。



100:俺の嫁の下着事情
08/08/15 21:52:30 v+YDOizm
三日目
今日もまた実験だ。今日は両手でめくってみることにする。
姉さんは一昨日、昨日と嫌がらなかったので黙認しているのだろう。
まぁ、新婚夫婦だしな。と思いつつ、
俺は両手でスカートを掴んで一気に引っ張り上げた。
「あらあら…。」
スカートをめくられた割にはおっとりとした姉さんの声。
しかし、俺は絶句した。
姉さんの着けていた下着は、可愛いうさぎさんだったのだ。
多分、姉さんも俺のスカートめくりを楽しむことにしたんだろう。
これは、これで趣がある。
さすがにその日はHをする気にはなれなかったが、
一緒にお風呂に入って体の洗いっこをした。

明日はどんな下着を着けてくるのだろうか?
俺はそれを楽しみにすることにした…。

投下終了です。
優しい奥さんと、意地悪な夫のほのぼのとした、悪戯話です。
実は、まだ続いたりします。お楽しみに。

101:名無しさん@ピンキー
08/08/15 23:34:14 AlAJmJlp
かわいい新婚夫婦だ

102:名無しさん@ピンキー
08/08/16 00:31:57 yFmJrqJO
これはかわいい……GJ

103:名無しさん@ピンキー
08/08/17 11:55:50 BIx/gFX9
age

104:名無しさん@ピンキー
08/08/17 20:51:56 ZKR1iN5P
「あらあら…。」が某管理人さんの声で再生されたw
GJ!

105:名無しさん@ピンキー
08/08/18 07:42:31 Musy1wbE
あげ

106:名無しさん@ピンキー
08/08/18 21:32:41 6nEWDLsg
arara

107:名無しさん@ピンキー
08/08/18 22:38:05 Wz3nUlYj
うふふ

108:名無しさん@ピンキー
08/08/19 17:29:03 tBxDbniG
某管理人って、誰?

109:俺の嫁の下着事情
08/08/19 19:06:13 DcjrSPhK
路線、大幅に変更。
悪戯好きな夫と、悪乗りが激しい奥さんの話になりました。
だんだんと過激になってきますが、ベッドシーンはなしの方針で。

四日目
三日続けば、もう習慣だ。さてと、ターゲットは補足した。
俺は、スカートめくりの犠牲になる姉さんのスカートを見据えた。
今日は、少しいつもより長めだ。姉さんには、清楚な恰好がよく似合う。
さて、今日は何色かな?と期待する俺。
それっ!!
俺はいつものように、姉さんのスカートをめくり上げる。
「!!」
俺は、見てはいけないものを見てしまった。
思わず、目を背けてしまう。
かかったという顔をする姉さんと、放心状態の俺。
今日の姉さんの下着は…
つけてないだった。
丸見えのヒップは、さすがにインパクトが違った。
俺も、いつの日かは来るだろうなとは予測していたが、
まさか四日目で出してくるとは思わなかった。
その日の夜、俺と姉さんは服を着たまま、同じベッドで寝た。
だぼだぼの寝巻きが、可愛かった。
姉さんの方は、Hしないの?と言ってきたが俺は無視した。
俺のほうも少し悪戯が過ぎたなとは思うが、姉さんのあれはやりすぎだ。
おかげで清楚な姉さんのイメージがガタ崩れだ。
でも、姉さんの抱き枕にされるのはなかなか悪くなかったと言っておこう。

五日目
姉さんは、昨日のことがなかったかのように話しかけてきた。
さすがにお互いにあのことは無かったことにしようという算段だ。
俺もそれがいいと思った。あれは事故だ。忘れよう。
そう思いながらも懲りない俺は、俺は姉さんのスカートをめくる。
今日の下着は、スパッツだった。
少しがっかりする俺。まぁ、昨日の今日だしなと思ってあきらめる。
姉さんも、少し残念そうな顔をしていた…。



110:俺の嫁の下着事情
08/08/19 19:10:33 DcjrSPhK
六日目
今日こそは。俺はそう思って片手で、姉さんのスカートを摘まみ上げる。
また、同じようなスパッツだった。
もしかして俺、姉さんにスカートめくりを嫌がられてる?
俺は一瞬思ったが、その考えを打ち消す。
スカートめくりを嫌がる人が、ノーパンで意表を突くわけがない。
そこから至った考えは一つである。
つまり、これも脱がせということである。
その考えに至った俺はそれを実行した。
もし、間違っても姉さんのことだから少し叱られるだけで許してくれるだろう。
他の女の人だったら、DV認定間違いなしだ。姉さんと結婚して本当によかった。
姉さんの懐の広さに感謝をしつつ、
俺は姉さんのスパッツを勢いよく両手でずり下ろす。
スルン
中から出てきたのは、季節はずれの毛糸のパンツだった…。
「残念でした~。」
楽しそうな姉さんの声。
なんかがっかりした。後で覚えてろよ…。
またしても、姉さんにしてやられたのだ。
その日の夜は、ベッドで盛り上がった。
あの厚手の毛糸の下着も、ずり下ろす時は、所詮はただのパンツだった。

投下終了です。
奥さんの方の悪ノリはさらにひどくなっていきます。
お楽しみに。


111:名無しさん@ピンキー
08/08/19 21:11:01 0+keQZC7
ああ、楽しみにしておこう

112:名無しさん@ピンキー
08/08/19 21:24:32 oWJZyxk1
すげえ楽しそうだなww姉さんかわいい

113:名無しさん@ピンキー
08/08/19 21:49:17 TxEXvBlr
おちゃめだな、姉さんw

114:名無しさん@ピンキー
08/08/20 09:11:06 Y5jk7OWd
違うんだろうけど、金で力スレの2人の後日談みたいだな・・・gj

115:俺の嫁の下着事情
08/08/21 08:50:21 lA3TzT9x
>>114
一応、この小説は姉買いますっ!!の後日談という設定ではありますが、
弟の方が姉に少し順応したためにかなり積極的になりました。
でもまだ姉の方が立場は上です。
弟が上になる日はいつの日やら…。 (A.永遠に来ない)

七日目
今日は意外なことに、姉さんがスカートではなくズボンだった。
ゆったりとした長ズボンは、姉さんによく似合っていた。
だが、これではスカートめくりができない。
俺はそう思った。普段ならそこで思考は終了するが、
問題は姉さんは真ん中のボタンをはめてないということだ。
見えそうで見えない下着が実にいやらしい。
だが、もしチャックを降ろしたら簡単にずりおろせる。
もしかしたら、姉さんはズボンをずり下ろせと誘っているのではないのだろうか?
昨日のスパッツの件もある。俺は思考を巡らせた…。
えぇい、考えるより行動だ。えいっ!!
俺はそこで考えるのをやめた。
「あん♪」
俺は片手で無防備な姉さんのズボンのジッパーを勢いよく下げた。
なかなかいい音がした。そこまではよかったのだ。
次はズボンを脱がしてやろう。俺はズボンの端に手をかけて勢いよくずり下げた。
「!!!!」
いままで、聞いたことのないような悲鳴を上げる姉さん。
俺も一瞬、何が起こったか分からなかかったが一瞬にして事態を把握した。
俺は勢い余って、姉さんの下着も一緒にずり下ろしていたらしかったのだ。
さすがの姉さんも下着を見るためのスカートめくりで、
パンツを脱がされるとは思ってなかったらしい。
俺の方も驚いて、目をそむけてしまった。
その隙に乱れた着衣を整える姉さん。
なんかものすごい不機嫌そうだった。
「弟君?女の人のズボンとパンツは一緒にずり下ろしちゃいけません。
楽しみがなくなっちゃうでしょ。わかった?」
ものすごい理不尽な説教を受ける羽目になる俺。
ノーパンはいいのかよ?とか言いかけたが、止めておくことにした。
俺は、ときどき姉さんの判断基準がわからなくなる時がある。
その後、今日は何を話しかけてもからっきしで
姉さんと同じベッドで寝るのだが、今日は背中合わせだった。
それに、話しかけても
「つーん」
という声しか返ってこなかった。まぁ、明日までの辛抱だ。
それにしても…、そっけない姉さんも可愛いものだ。

116:俺の嫁の下着事情
08/08/21 08:51:30 lA3TzT9x
八日目
俺と姉さんの決めごとの一つにこんなものがある。
「よほどのことがない限り、ケンカや恨みは次の日まで持ち越さない」
この約束があるから、俺は姉さんを相手に好き勝手な悪戯ができるのである。
察しがついていると思うが、姉さんのよほどのことは、かなり範囲が広い。
以前、怒った姉さんを見たくて
寝ている姉さんのパジャマのズボンとパンツをずり下ろし、ブラを捲くし上げて、
体に悪戯をした時も、次の日にはなにも言わなかったのは記憶に新しい。
他の人なら、まず離婚は確定で俺は性犯罪者だろう。
話しかけてみるが、
案の定、姉さんはまったく気にしていなかった。
また、同じズボンをはいている姉さん。
今度はちゃんとズボンだけを脱がせということなのだろうか?
スパッツの時は少なくともそうだった。
俺は恐る恐る、姉さんのジッパーに手をかける。
するするするっ
そして、俺は慎重に姉さんのズボンだけをずり下ろした。
結果は、残念としか言いようがなかった。
「くま…さん?」
色気もなにもあったもんじゃない、くまさんパンツ。
「可愛いでしょ?」
俺は、無言で姉さんのパンツをずり下ろした。
「えっち……。」
その後、俺は姉さんとベッドで続きを楽しんだ。
姉さんの器は、並大抵の物じゃ測れないのをあらためて知らされたような気がする…。

117:俺の嫁の下着事情
08/08/21 08:52:15 lA3TzT9x
九日目
さすがに、二日間ズボンの後はスカートだろう。
姉さんは白いワンピースを着ていた。
黙っていれば清楚で通じる姉さんによく似合っていると思う。
スカートの部分はやけに長く、地面に着くか着かないかのギリギリのラインだった。
これをめくるのは至難の業だろう。
そして、技能を求めるスカートをはいている時は、
たいてい、中身は残念なものが多い。
今度はしましまだろうか?水玉の線も捨て切れない。
俺は両手で、思いっきりスカートを持ち上げることにした。
露わになった姉さんの下着は…
黒だった…。しかも網タイツまではいている。
体への密着具合がとてもいやらしい。これには一本取られた。
「今夜は楽しみにしてて下さいね?」
と言ってくる姉さん。なにをする気なんだろうか?
楽しみ半分、不安半分に待っている俺の所にやってきた姉さんの格好は…。
うさぎさんだった。
確かにうさぎさんではあるのだが、
うさぎさんパンツなどといった可愛らしいものではなく
アダルトな、バニースーツだったのだ。
と言うことは、姉さんの下着はバニースーツを予告していたものになる。
くそっ、気付かなかったぜ。
それにしても、よく似合っている。
胸の方は今にも零れ落ちそうだし、お尻もかなり食い込みがきつい。
片手でお盆を持って、もう片方の手は腰にやっているポーズもそそられるものがある。
「お触りも大丈夫ですよ?」
笑顔で言ってのける姉さんの言葉に俺は甘えることにする。
まずは、お尻からだ。
レオタードから、ぷるんとこぼれ出るのが魅力的だった。
次は胸だ。
バニースーツと言えば、一度やってみたかった事がある。
俺は姉さんの胸の谷間のあたりの布を掴んでみた。
そして、それを一気に下に降ろす。
「いや~ん!!」
色っぽい声を出す姉さん。でも、多分この行動は姉さんの予想範囲内だと思う。
だが、姉さんの圧倒的なバストで止められていただけの布は簡単にずり落ち、
簡単にバニースーツは、姉さんの体を潜り抜けて行った。
一瞬で、すっぽんぽんを披露する姉さん。
楽しかったので、また別の日にもう一回やらせてくれるように頼んでみよう。
素早く裸を手で隠すが、別に慌てている様子はなかった。
手で裸を隠す姉さんもなかなかに素敵だったので、じっと見つめてみた。
見えそうで、見えない不思議な魔力がそこにはあった。
なんだかんだで、今日は本番をする気にはなれなかったことも付け加えておこう…。

118:名無しさん@ピンキー
08/08/21 21:21:18 GA8gjypJ
後日談だったのか!なんかラブラブ度が上がりまくってますなw
姉さんかわいいよ姉さん
でも一番かわいいのは弟君

119:名無しさん@ピンキー
08/08/23 21:52:03 FPcKzvTf
待ってましたGJ!!

>「つーん」

ときめきすぎて死ぬかと思った!!
謝罪と続きを要求す(ry

120:名無しさん@ピンキー
08/08/23 22:08:19 dMCOp80u
姉、買いますっ!!の続きだったのか!
あっちで好きだったのでうれしいです

121:名無しさん@ピンキー
08/08/24 01:42:41 2qAfUbgK
>>120
>姉、買いますっ!!

リンクしたSSが他スレにあるんですか?
教えて

122:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:26:31 Las3v5Cm
>>121
 金の力で困っている女の子を助けてあげたい
 スレリンク(eroparo板)

123:名無しさん@ピンキー
08/08/25 00:47:16 PJC5qksj
>>122のスレってなんかほんわかしてていいよね

124:121
08/08/25 01:00:08 Hf8HElaW
>>122
レスありがとう。読んだけどいいね。
そのスレ自体、>>123の言うようにほんわかしてて良い

125:名無しさん@ピンキー
08/08/26 01:06:18 IzqycoBv
>>117
GJです。
バニーさんのコスプレとは。なんかお店みたいですね。

ダンナが酒飲んでたら嫁がキャバ嬢みたいな会話しながらお酌して
キャバクラごっこ(プレイ)…という電波を受信した。
小ネタとして書いてみようかな

126:名無しさん@ピンキー
08/08/27 02:32:26 Sh7XE8QJ
>>125
書け

127:名無しさん@ピンキー
08/08/30 02:00:20 WvnlyFr3
保守AGE

128:名無しさん@ピンキー
08/08/30 23:53:19 PvCAKlws
保守

129:精霊流し
08/09/01 02:54:33 k9QKsorF
あれから一年が経ったのか…
「お義母さん、大丈夫ですか…」私の前を歩くお義母さんは一気に老け込んでしまった。
精霊流しの為に私達は河原に下りた。川の水面には無数の灯が見える。
私は、古いCDを舟に乗せた。友人達は、果物類の間に黒ずんだペンダントを置いた。
浅黄色の着物姿のお義母さんが手作りの餡餅を乗せた。
舟は私の手を離れて流れて行く、涙を見せないように上を向いていた。 
家に帰ったら、十二歳違いの弟と義姉が遊んでいた。兄貴が庭にバケツを置く。
みんなで夕食を食べた後、花火をする事になった。
義姉さん達と弟は吹き出し花火を消費している。私は蒼い浴衣を着て線香花火に火をつける。
あなたは空の上から見ているだろうか…
皆が帰った後、昨年までの想い出の詰まった動画を開く。
出会いはあの階段だった…  

130:精霊流し
08/09/01 03:08:30 k9QKsorF
精霊流し と言う曲の歌詞の二次創作とでも思って下さい。
プロローグ編 馴れ初め編・新婚~別れ編・エピローグ編の四部を予定してます。
死別が苦手な人はNG登録宜しくお願いします 

131:名無しさん@ピンキー
08/09/01 23:29:27 VVRujpNV
>>130
ん?規制でも食らったか?

132:精霊流し
08/09/01 23:59:37 k9QKsorF
津田隆は高校二年生だ。遅刻ギリギリに教室に突っ込むのが彼の登校スタイルだ。
彼はいつもの様に階段を駆け上がり、教室に入ろうとした。
階段に手袋が落ちていたので拾い、名前を見た。
2-2高崎早紀と書いていた。隆は教室に入ると、真っ直ぐに窓側三列目の席に向かった。
高岡早紀は黒髪の長髪で、「歩く校則」の異名を貰っていて、学校でも有数の美人だった。
「高岡さん!落とし物っ!」隆は女の子と上手く喋れなかった。だからこんな口調になった。
「津田君、ありがとう。あっ、津田君頭。」早紀も照れながら返した。
「ん?」隆は頭を触ってみた。隆の頭は寝癖全開だった。

この事がきっかけでお互い関わる様になった二人は高校三年になり、やっと交際し始めた。

「ただいまお母さん!隆君連れて来たよ!」早紀は玄関から母親、紀子を呼ぶ。
「おかえり、いらっしゃい。話は聞いてるわ。」
紀子は玄関の男女に声を掛けると台所に入っていった。       

133:精霊流し
08/09/02 00:06:06 IwRE+tEG
機械トラブルによるフリーズやらかしました!済みません。
とりあえず、馴れ初め編1だけ投下して調子みます。
最悪、機種変更も視野に入れようかと…
投下中断します。 

134:名無しさん@ピンキー
08/09/03 08:27:39 +RkV3RAR
おおGJ!
これから悲しい展開になるなんて切ない…
けど続き待ってる!

135:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:23:12 2XEjI3dc
>>133
残念

136:名無しさん@ピンキー
08/09/06 00:54:49 F3JXXdpF
hosyu

137:保守ー
08/09/07 17:41:51 yv6Pa1dA
休日の朝、小鳥のさえずりとやわらかい日のひかりに包まれての目を覚ます。
隣で眠る人は朝が弱いのでまだ起きそうにない。
いつも家事を手伝われてしまうので
この隙に朝ごはんを作ってしまおうとベッドを抜け出る。

初めて会った頃はあまり表情のない人で少しこわいな。なんて思ったりもしたけど、
本当はとても優しい人で困っている人を放っておけない人だと知ってからは自分でも驚くぐらいいに惹かれていった。
周りからもお似合いの二人だと言われていたのを思い出し、すこしニヤニヤする。

軽めでトーストとサラダでいいかな。・・・
メニューを考えながら身支度を整えてキッチンへ向かう。

テレビとつけると小さな子供たちが元気よく踊っている番組だった。
ちっちゃいなぁ。かわいいなぁ。いいなぁ・・・。
子供はたくさん欲しいと思う。あ、でもまだ二人の時間も楽しみたいし・・・
つい昨晩のことを思い出してしまって顔が熱くなる。
朝からこんなこと考えるなんて!と頭に浮かんだ光景をけそうとしていると、
「包丁を振り回すと危ないですよ。」
とキッチンに入ってきた声にドキリとする。
お互いにおはようございます。と挨拶するけどちょっと声が裏返ってしまったかもしれない。
「起こしてくれれば一緒に作ったのに。なにか手伝うことは?」
「もう出来ましたから、コーヒーはブラックでいいですか?」
「ありがとう。・・・昼は私が作ります。」
少し悔しそうなあなたに一緒に作りましょうね。と微笑んでテーブルに着く。

二人で並んで食器を洗いながら、そういえば覚えてくれているかな?
と最近悩んでいたことをさりげなく聞いてみる。
「あの、ところで来月・・・」
「私たちの結婚記念日ですね。
 何か欲しいものはありますか?
 いろいろ考えたんですが決まらなくて・・・」
情けない話です。と落ち込む最愛の人。
そんなに考えてくれていたんだ。悩んでいた自分はなんて愚かなんだろう!
「あの、あなたが選んでくれたものならなんでも!
 というか・・・二人で過ごせれば・・・それで・・・」
「それじゃぁいつもと変わらないじゃないですか。
 こうなったら今日の買い物で欲しいもの教えてください!」
とムキになる様子がとても愛しくて思わずキスをした。

あぁなんて幸せなんだろう。
ずっと一緒にいましょうね!僕の奥さん!


138:保守ー
08/09/07 17:42:33 yv6Pa1dA
キショイ話すんませんでした・・・

139:名無しさん@ピンキー
08/09/07 20:40:26 bpBZsfE/
ぜひシリーズ化!

140:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:19:27 jVF46cjy
>>138
も え た

141:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:29:47 uoPx5Nz6
旦那目線かよw でもいいなぁ

142:名無しさん@ピンキー
08/09/08 22:07:35 Q+t/9RQq
>つい昨晩のことを思い出してしまって顔が熱くなる。
旦那wwwしかしGJ!

143:名無しさん@ピンキー
08/09/09 02:03:52 AlR5nAlF


144:名無しさん@ピンキー
08/09/09 23:25:59 51CswE/D


145:名無しさん@ピンキー
08/09/09 23:27:16 7jd1SF3F


146:名無しさん@ピンキー
08/09/10 06:37:19 W3ShFmD5


147:名無しさん@ピンキー
08/09/10 10:14:22 3k8pgBhx


148:名無しさん@ピンキー
08/09/10 10:15:34 N7A07StA


149:名無しさん@ピンキー
08/09/10 11:54:44 H3LRERYt


150:名無しさん@ピンキー
08/09/10 15:46:25 R+2Qsh/D


151:名無しさん@ピンキー
08/09/10 17:25:52 Sm7Sy9uD


152:名無しさん@ピンキー
08/09/10 17:54:30 uWE5sSfV


153:名無しさん@ピンキー
08/09/10 20:10:13 4QxJlOtj


154:名無しさん@ピンキー
08/09/10 20:36:33 +P4mEUs9


155:名無しさん@ピンキー
08/09/10 22:35:30 j9Bp6+9y


156:名無しさん@ピンキー
08/09/10 22:47:55 SQI4u1Kn


157:名無しさん@ピンキー
08/09/10 23:00:40 4gW5xCjy


158:名無しさん@ピンキー
08/09/10 23:49:02 bBnZgUCU


159:名無しさん@ピンキー
08/09/11 00:51:18 fT1PxGf1


160:名無しさん@ピンキー
08/09/11 01:07:44 lZknsmOY


161:名無しさん@ピンキー
08/09/11 01:15:59 3B95OxRg


162:名無しさん@ピンキー
08/09/11 01:20:51 KUtWzYo9
お前らwww
ここは女の子と二人きりスレじゃないんだぞw

163:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 05:58:27 BwBVo4QT
書いてみたので投下します。
エロ無しです。すみません。

164:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:00:23 BwBVo4QT
『香りの意味は』



 ほのかに香水の匂いが滝の方からする。
 山を登る途中のことで、俺は少々面食らった。
 特別鼻が利くわけではないが、そのときはなぜかその香りを鋭敏に感じとった。澄んだ
空気に混じる花のような香りに、強い違和感を感じたせいかもしれない。
 匂いの方へ向かうと、滝の音が強くなった。
 人気の少ない山の中。ここに来るまで誰にも会っていない。しかし香水の匂いがすると
いうことは人がいるということだ。
 川が流れている。その川に沿って荒い岩肌の上を歩いていく。
 やがて進んだ先に滝が見えた。
 ガラスのように滑らかに水が滝壺に落ちていく。その光景に俺は思わずため息をついた。
 水しぶきが霧雨となってこちらまで届く。冷たい霧吹がなかなか心地よく感じられ、
俺は滝壺から広がる池に近付いた。
 直後、水面から何かが飛び出てきた。
「うわっ!」
 一瞬魚か何かかと思ったが、長い黒髪と艶のある白い肌を見て、人間の、しかも女性で
あることに気付いた。
 女性は、裸だった。
「ぷはっ」
 息を宙に吐き出して、彼女は岩の淵へと手を伸ばす。
「……」
 目が合った。
 互いに固まった。
「……え?」
 女性は大きな瞳を丸くして─それから悲鳴を上げた。

165:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:02:47 BwBVo4QT
「本当にごめん!」
 俺は彼女に背を向けながら、必死に謝っていた。
 後ろから衣擦れの音がする。渡したタオルで体を拭き終えたのだろう。服を着る音に
俺はつい気まずくなる。
「いえ、私の方こそごめんなさいっ! まさか他に人がいるとは思わなかったものですから」
 彼女はひたすら恐縮した様子だった。
「あの、もう大丈夫です」
 彼女の言葉に緊張気味に振り返る。
 そして俺は、彼女と相対した。
 結構な美人だった。歳は俺より一つ二つ下だろう。整った顔の中で大きな瞳と形のよい
唇が目を引く。後ろにまとめた黒髪はしっとりと濡れていたが、光沢を失わない健康的な
艶を保っていた。
 つい見とれてしまったが、彼女の怪訝な表情に慌てて口を開く。
「あの、さっきは」
「……見ました?」
 不安げに問いかけてくる彼女。
 すいません、ばっちり見てしまいました。
「あ、その、」
「す、すみません! 今のなしで!」
 顔を真っ赤に染めて、彼女はうつ向いてしまった。
「あの、ここに来るまで誰にも会わなかったので、てっきり誰もいないと思ってたんです。
ごめんなさい本当に」
「いや、俺的にはラッキーだったっていうか……」
「ひゃうっ!?」
 何、今の声。
「へ、変なこと言わないで下さいよ」
「わ、悪い。……ところで」
「ひゃ、はい」
 噛んだ。
「なんで水の中に?」
 尋ねると、彼女は顔を曇らせた。

166:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:05:18 BwBVo4QT
「……指輪を落としてしまったんです」
「指輪?」
「はい。大切な物だからどうしても見つけないといけなくて、それで」
 大切な指輪。彼氏から貰ったものとかか。少し残念に思う。まあこれだけの美人なら
彼氏くらいいて当然か。
 滝壺から広がる池は結構広い。勢いよく落ちる滝のせいで水面には白い泡と波紋ばかりが
広がる。
「見つけるのが無理とは言わないが、見つけようとするのは無茶だと思うぞ」
 俺は素直な感想を口にした。水温も低そうだし、この中から小さな指輪を探すのは骨が
折れるだろう。
「やっぱりそうでしょうか……」
 しゅん、とうなだれる彼女。しかしちらちらと池に目をやる辺り、諦め切れないようだ。
「水の中にどんな細菌がいるかもわからないし、やめた方がいい。風邪程度で済めばマシな
方だ」
「……」
 彼女の視線は池から外れない。
「また飛び込む気じゃないよな」
「……」
「そんなに大事な物なのか?」
 頷く彼女。
 俺はそれを見てため息をついた。
 水の透明度は高い。泡と波紋が邪魔をしているだけで、水中でも一応物は見えるだろう。
指輪を落としたと言っても奥の方ではなく、岩淵に近いところに落ちているはずだ。問題は
深さと水温だが、それさえ気を付ければまあ─
「わかった。俺が潜って探すよ」
「え?」
 彼女が目を丸くした。
「結構運動には自信あるんだ。見つけられるかどうかはわからないけど、やるだけやってみる」
「そんな、見ず知らずの方にそこまで迷惑かけられません」
「俺がやりたいってだけだから。別に迷惑とかそういうんじゃない」
 水面を見つめる彼女の目はとても深刻で、苦痛にも近い色をしていた。それを無視する
ことなんて俺にはできなかった。美人の困り事ならなおさらだ。
「わ、私も」
「一回潜った後だときついと思うぞ。それよりどの辺りに落としたかわかるかな?」
「あ、はい。この……」彼女は正面右の岩下辺りを指差す。「……辺りに落としたんです
けど、滝のせいで水の流れがちょっと複雑で」
 広めに探さなければならないということか。俺はシャツを脱ぎ、上半身裸になった。
「んじゃちょっと潜ってみる」
「……すみません」
「いいからいいから。それより俺の荷物見ていてほしい」
「は、はい」
 彼女の頷きを確認して、俺は水の中に身を投じた。

167:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:07:14 BwBVo4QT
「はあ……はっ……」
 予想以上の水の冷たさに、俺は悪戦苦闘した。
 体があまりに冷えるので途中で三度岸に上がった。その甲斐あって指輪は見つけたが、
体はすっかり冷えきってしまった。
 体を拭いて服を着て、それでも寒くてガタガタ震える俺に、彼女がそっと寄り添う。
「ごめんなさい、私のために……」
 申し訳なさそうに彼女が謝ってくる。
 寒くて痛くてそれどころじゃなかったが、俺は彼女に一言言いたくて顔を上げた。
「俺が、やりたくてやったことだ……。そんなに謝らなくて、いい」
「でも」
「じゃあ、こうしよう。今からじゃ、もう登山は無理だ。一緒に山を下りて、どこか暖かい
所に入ろう。ファミレスでも喫茶店でもいい。そのときに何かおごってくれ」
 彼女は呆気にとられたように口をぽかんと開けた。
「えっ、と……」
「駄目かな?」
 彼女はしばらく固まっていた。
 俺はそれを見て後悔する。彼氏持ちをこんな露骨に誘うのはさすがに調子に乗りすぎたか。
 しかし彼女は目を何度かしばたいた後、やがて嬉しそうに微笑んだ。
「いいえ、喜んで!」

168:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:10:48 BwBVo4QT
 そのあと下山したはいいが、俺は体調を悪くして入院した。
 体に入った菌が原因で白血球値が通常の二倍に増加したらしい。内臓が弱ってしばらく
点滴のみの生活を強いられた。
 正直かなり苦しんだが、同じように水の中に潜った彼女は体調を崩さなかったので、
そのことは幸いだった。
 それにいいこともあった。
 彼女が俺を心配して、度々見舞いに来てくれたのだ。責任を感じたのかもしれないが、
入院費まで払ってくれたので、俺は逆に恐縮した。
 ただ彼女が、あのときの指輪を着けているのを見て、やっぱり見つけてよかったと俺は
思った。
 それは彼女の指には少し大きいようだったが、とても綺麗だった。
 退院したら改めてお礼をさせて下さいと言ったので、俺はしばらく考えてから答えた。
「じゃああのときの約束を果たしてもらおうかな」
「約束?」
「喫茶店。温かいものでも飲んで、ゆっくり君と話したい」
 彼女はきょとんとなったがすぐに華やいだ笑顔を見せてくれた。
 あのときの不思議な香りを感じさせる、花のように綺麗な笑顔だった。

169:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:14:06 BwBVo4QT
      ◇   ◇   ◇

「じゃああなたはずっと、私に彼氏がいると勘違いをされてたんですか?」
 彼女が呆れた調子で尋ねてくる。
「いや、だって大切な指輪とか言われると、そりゃ彼氏からのものだと思うだろ」
 俺は自分の指にはまっている指輪を見やる。左手薬指にはめられているそれは、二年前の
あのとき、俺が見つけた彼女の指輪だった。
「お祖父様の形見ですもの。大切なものです」
「いや、確かにサイズ合ってなかったし変だとは思ったけど、普通は勘違いするぞ」
「男の人とお付き合いしたのはあなたが初めてです」
「で、唯一の相手になるわけだ」
 彼女は照れたように肩をすくめた。
「でも、本当に俺がもらってよかったのか? 大事な形見なんだろ」
「お祖父様は『お前の大事な相手にでも贈ってやれ』って言ってました。私はあなたに
つけていてほしいんです」
「形見が結婚指輪になるとは、お祖父さんも思ってなかったんじゃないか」
 そうかもしれませんね、と彼女は笑う。彼女の左手薬指には俺が贈ったダイヤの指輪が
ある。
 俺と彼女は険しい山道を歩いている。結婚後、初めてのデートは、二年前にできなかった
山登りだった。場所もあのときと同じ山だ。
「もうそろそろかな」
 俺たちは川に沿って進む。水で滑りやすい岩肌を慎重に歩いていく。
 しばらく進むと、ようやく見えてきた。
 あのときと同じガラスのように滑らかな滝が、変わらずそこにあった。
「こうして落ち着いて見ると、綺麗だな」
「そうですね」
 彼女が寄り添ってきた。甘い花のような香りが鼻孔をくすぐった。

170:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:16:06 BwBVo4QT
「あのときと同じ香水だな」
「え?」
 彼女が不思議そうに俺の顔を見上げた。
「この匂いが滝の方からしたから、俺はあのときここまで来たんだ」
 俺の言葉に彼女が驚く。
「確かにフローラルにしては強い香りですけど……そんなに匂いました?」
「いや、なんか違和感みたいなのがあって、それで香りに気付いた」
「そ、そんなにたくさんつけた覚えはないんですけど……」
 恥ずかしそうにする彼女を見て、俺は小さく笑んだ。
「ひょっとしたらこの滝が俺たちを引き合わせてくれたのかもしれない」
 くさい台詞だが、彼女は結構こういう言い回しに弱いのだ。だから俺はわざとそういう
言い方を選ぶ。
「……」
 彼女は顔を赤くして黙った。
 が、しばらくして何かを思い出したのか明るい表情になった。
「確かに─私たちが一緒になったのは運命だったのかもしれませんね」
「? なんだよ急に」
「この香水、アマリージュって言うんですけど、どういう意味だと思います?」
 アマリージュ。聞いたことのない単語だったので、俺は首を振った。
「さあ……なんて意味なんだ?」
 彼女はとても嬉しそうな顔で、答えた。



「『愛と結婚』、ですよ」

171:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY
08/09/13 06:18:44 BwBVo4QT
以上で投下終了です。
短い話でちょっとキングクリムゾンまでしてますが
変化球な新婚さんということで。

172:名無しさん@ピンキー
08/09/13 20:45:12 FblAYQcc
感心しきり、、、としかいいようがないw

173:名無しさん@ピンキー
08/09/13 22:39:03 /0EX9wAb
かおるさとー氏…………

GJ!!!
さすがとしか言い様がない…

まさかこんなネタになるとはwwwww

174:名無しさん@ピンキー
08/09/14 01:40:42 /XkmuHYz
>>171
GJ!
「こんな話の展開もアリか」と思わせる良い展開でした

しかしあの書き込みがこうなるとはwww

175:名無しさん@ピンキー
08/09/15 02:20:05 m6UDTiSP
続きを期待するのは、我がままですよね・・・

176:名無しさん@ピンキー
08/09/16 19:32:00 /KyFmVN/
大樹と穂波を書いてる者です。
イエスノー枕編というのを書いたので投下させて下さい。
エロはなしです。

9スレお借りします。

177:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:33:47 /KyFmVN/
昨日から気になってるものがある。
それは大樹が友達の結婚式の二次会のビンゴゲームで当ててきた景品。
酔っ払って帰ってきた大樹はすごく上機嫌で、結婚式が楽しかったという事を何度も繰り返して、
満足するとぱたっと寝てしまった。
昨日は久しぶりにかなり飲んだみたいで、せっかくの日曜日なのに今日は朝ご飯も食べないでうんうん唸ってる。
二日酔いになった時の大樹は、自業自得だっていうのに大抵機嫌が悪くなるから、
景品は何?って聞けないでいる。
一度包装を取ったらしくて、袋を覗いたらクッションみたいなものが二つ見えたんだけど、
人の貰ってきたものを勝手に漁るのは趣味じゃないから、中身はちゃんと見ていない。
だから余計に気になるんだけど。
結婚式の景品にクッションてあんまり聞かないよね。
二つっていう事は新郎新婦さんが持って行くようにペアのクッションだったのかな。
でもクッションにしたらやけに小さい。
という事は……枕?
でもあんまり寝心地は良くなさそうだったなあ。
朝ご飯の片づけも洗濯も終わっちゃったから、テレビを見ながらあれこれ考えてみたけど、
いまいちすっきりした答えが思いつかない。
リモコンでチャンネルをあちこち回してみるけど、たいして面白くもないし、
大樹は寝てるし、袋の中身は気になるし、
「あー、もうっ!つまんないー!」
テーブルの上に手を伸ばして、今の心境を思い切り口にしたところで後ろから大樹に声をかけられた。
「なに?どした?」
身体を起こしてそっちをみると、まだ眠そうで頭痛の取れてなさそうな大樹が頭をかきながら立っていた。

178:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:34:31 /KyFmVN/
「あ、大樹、おはよう」
話し相手が起きてきて、気分がぱっと明るくなる私。
うーん、我ながら単純だな……。
「おはよ。……あ~……水ちょうだい」
「自分で取ればいいのに」
どうせ立ってるんだし。
「けちー」
「はいはい、けちで結構です」
「穂波の入れた水だから美味しいのに」
料理ならともかく、ペットボトルに入ってる水をコップに移すだけで味が変わる訳ないじゃない。
「代わりにお薬取ってあげるから、文句言わないの」
コポコポとコップに水を注ぐ音を聞きながら、椅子から立ち上がって私は食器棚の方へ。
薬を置いてある棚から、二日酔いに効く粉薬を取る。
「それ、苦いから嫌いなんだよなあ」
大樹がコップに口をつけて、しかめっ面を作る。
苦い薬が嫌だなんて、なんだか子供みたいでちょっと可愛い。
でも、代わりに私はちょっとお母さんみたいな口調になってしまう。
「良薬口に苦し、って言うでしょう?
 飲まないと、いつまでたっても頭痛いの治らないよ」
「はーい」
お母さんに返事をする小学生みたいに素直に返答する大樹。
まだ子供がいないのにお母さん化してきてるのかな。
それは嫌だな……。

179:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:35:28 /KyFmVN/
大樹は薬を口に含むと、ものすごく苦そうな顔をした。
薬を飲んでない私まで、あの苦い粉が口に広がって喉の奥に張り付いてきてるような気になってしまう。
水を大量に流し込んでどうにか飲み込むと、大樹は、
「うえ~」
と更に顔をゆがめた。
「にがっ」
私が思わず呟くと、
「お前は飲んでないじゃん」
と笑われた。
でも、笑ってくれたということは二日酔いはだいぶ軽減してきてるんだよね。
いつもは頭痛が取れるまでずーっと機嫌悪いもんねぇ……。
「大樹、ゆうべは楽しかったみたいだねぇ」
「うん。途中から記憶が微妙だけど、楽しかったということは覚えてる。
 けど、三次会はほとんど合コンノリでさ。新郎新婦そっちのけで、みんな女の子捕まえてしゃべってた」
「ふーん……」
それはなんだかとても面白くない話だ。
女の子と話すなとは言わないけど、合コンノリってどうなの?
ちょっとエッチな話題とかで女の子をきゃー!とか言わせて楽しんでたわけ?
私が一人でお笑い番組とサスペンスを行ったり来たりしてた時に?
浮気するとか思ってる訳じゃないけど、でもねえ……?
「穂波ぃ~」
テーブルに手をついて、大樹の話を適当に聞き流してテレビの方を見てたら、
大樹がにやにやしながら私の肩をつついてきた。

180:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:36:13 /KyFmVN/
「なに?」
「やきもち?」
「は!?なんでっ?やきもちなんてっ、妬く訳ないじゃん!」
と言ってはみたけど、明らかに動揺してる。
大樹にも完全にばればれだった。
「ほっぺが膨らんでたぞー」
そう言いながら、ほっぺたをつついてくる。
「もー……」
その手をぺしっと払ってどうにか誤魔化そうと無駄な努力をする。
「大樹は合コン好きだから、病気うつされてきたら困るな、ってちょっと心配しただけ。
 やきもちじゃありませんー」
でも、今度は言ってる自分に腹が立ってきた。
この言い方じゃ、病気がうつらなければエッチしてきてもオーケーみたいじゃない。
大樹と自分の両方にぷりぷりしてると、大樹は横からぎゅっと抱きついてきた。
「俺はずっと田口としゃべってたから、安心して。な?」
「はいはい。田口さんに確認取ったりしないから、そんな言い訳しなくても結構です」
ほっぺたに寄ってきた唇を回避しようと顔をそむけたら、耳をぱくっとやられた。
「ひゃ!」
「ほーなーみー。俺はね、二次会でイエスノー枕をゲットしてしまってから、
 ずっと穂波のことしか考えてなかったんだぞ?」
「イエスノー枕?」
急に出てきた単語に、腹立たしさがどこかに身をひそめた。
「うん。イエスノー枕……あれ?俺、昨日、あれ見せなかった?」
私の不思議そうな顔を見て、今度は大樹が不思議そうな顔をした。
「あれ、って?」
「二次会の景品」

181:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:36:48 /KyFmVN/
「見てないよ。大樹、ゆうべはさんざん結婚式と田口さんの話して、その後寝ちゃったもん」
「あれ、そうだったんだ」
「覚えてないの?」
「帰ってきて穂波としゃべったのは覚えてるけど、何しゃべったかはあんまり」
あれだけ酔っ払ってたらそうかもね。
ちょっと呆れて軽くため息を吐いたけど、大樹はそんな私に構うことなく、
「なら、お部屋へゴー!」
と、私に抱きついたまま、四畳半を指差した。
「はいはい」
離れる必要もないから、二人でくっついたまま短い芋虫みたいによちよち歩いて寝室へ。
部屋に入ると、大樹はやっと私から離れて紙袋を手に取った。
「見なかったの?」
「だって大樹のもらったものだもん。勝手に開けたりしないよ。
 でも、何かな、って気にはなってた」
「引き出物は開けてあったのに?」
「あれは大樹が自分で開けたの」
「……そう言えばそんな気もする」
大樹は昨日のことを思い浮かべるみたいに天井に視線を向けて、袋に手を突っ込んだ。
それから、急に嬉しそうな顔になって、
「ちゃららっちゃらーん!イエスノーまくら~」
と、某ネコ型ロボットのまねをして、ちょっと小さな枕を二つ取り出した。
確かに枕にはそれぞれ、赤文字で”YES”、青文字で”NO”って書かれてる。
でも、
「それって何?」

182:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:37:25 /KyFmVN/
「オオオオオ~。穂波サーン!アナタ、いえすのー枕ヲ知ラナイノデスカ~?」
片手に袋、片手にイエスノー枕を持ったカンザス出身の大樹サーンが肩をすくめた。
「……イエース。ワタシハソレガ何ナノダカ分カリマセーン」
大樹の乗りに合わせて肩をすくめて首を横に振ると、大樹は枕を敷きっぱなしのお布団にぽいと放り投げた。
ついでに袋は足元に落とす。
それから例のやらしー眼差しで私を見ながら、両肩にぽん、と手を乗せて、
「穂波。あれはな、夫婦生活を円満にするアイテムだ」
と教えてくれた。
「……今のところ十分に円満じゃない?」
「更に、だ」
なんとなく何に使うか想像がついてきた。
「あー……そう。じゃあ大樹が使ってみて?」
「俺が使ったら毎日イエスだもん。
 まあ、現実的には一日おきくらいになるだろうけど」
やっぱり……。
そう言えば、新婚さんを招いて根掘り葉掘りあれやこれや聞き出す番組の景品にこんなのがあった気がする。
どう返したら使用しなくて済むかを考えてたら、
「たまにでいいから、これで誘ってほしいなー」
とおねだりされてしまった。
まずい、大樹のペースだ。

183:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:38:37 /KyFmVN/
でも、私はうまく返せない。
「さ、誘うって……」
「エッチしたいなーって思ったら、これ布団に置いといてくれればいいから」
「じゃあ、したくない時はノーを」
「ノーは捨てよう!」
「それじゃあ、二つある意味が……」
「じゃ、体調悪い時はノー使っていいから」
「で、でも、私、基本的に大樹がしたい時はオーケーしてるでしょ?」
「じゃなくて、穂波がしたい時にアピって欲しいんだって」
ううっ……。
そういう気持ちになることがない訳じゃないけど、そういう雰囲気じゃない時に自分から誘うなんて、
エッチが好きみたいじゃん!
「な、穂波。たまーにでいいからさ。
 お遊び程度にさ。な?」
顔を近づけてきて、ちょっと優しい顔と甘えた声でおねだりする大樹。
こうされると私が断れないって分かっててやってるんだから、
「大樹ずるい」
「ずるくない。穂波に誘ってほしいだけ」
軽くちゅって唇を吸われた。
「私、エッチするの、嫌って思ったことないよ?」
「うん。けど、穂波からしたい、って言ってくれたのって一回だけだし、あん時はそういうノリだったし」
あん時っていうのは、初めて一緒にお風呂に入った時のことだよね。
その時のことを思い出したら、すごく恥ずかしくなってきた。

184:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:39:20 /KyFmVN/
「あの一回だけじゃダメ?」
「ダメじゃないけど、普通の何でもない時に」
「浮気しない?」
うわっ!こんなこと聞く気なんて無かったのに!
恥ずかしくて思わず大樹に抱きつくと、大樹は頭を撫でてくれた。
「しーなーい。する訳ないだろ。
 もう、この先お前だけだって」
「うん……」
口で言ってもらっただけなのに、すごく安心して頷くと、ぎゅっと抱きしめられた。
「わっ!」
「あー!もーっ!かわいいな!こんちくしょうっ!」
「え、えええ??」
大樹の腕の中でじたばたしてみたけど、離してもらえない。
諦めて大人しくすると、大樹は頭に頬ずりしてきて、
「やっぱり、うちの嫁が一番だよなー」
と言ってくれた。
言ってくれたのは嬉しいけど、ちょっと苦しい。
それに、こんなに抱きしめられてそんなこと言われたらなんて言うか……ちゅーはしたいなーとか、思っちゃうじゃん。
「だ、大樹……」
「あ、ごめん。つい」
やっと離してくれた大樹を見上げると、少しだけ赤い顔をしてるように見えた。
枕、使ってもいいよ、って言ったら、きっとバカみたいに喜ぶんだろうな、って思うけど、
でもそうやって喜んでくれる大樹の顔が見たかったから、私は思い切って口を開いた。

185:大樹×穂波(イエスノー枕編)
08/09/16 19:39:59 /KyFmVN/
「あのね、枕、……つっ、使う?」
「マジでっ!?」
予想通りの反応。
大樹はいつも私に色々お願いするくせに、私がオーケーするとこうやって感動してくれちゃう。
嬉しいのとおかしいので笑うと、
「何で笑うんだよ」
って今度は膨れっ面になった。
「内緒」
大樹の横をするっと抜けて、私はお布団に落ちてた枕を拾った。
エッチしたい気分というのとはちょっと違うけど、大樹とくっつきたいな、っていう気持ちになってたから、
拾ったのは赤い字で”YES”って書いてある方。
綿しか入ってないらしくて、ふわふわしててすごく軽い。
ホントに旦那さんにオーケーを出すためだけに存在してる枕なんだ、と思ったらちょっとおかしくなった。
まだお昼だけど、大樹は起きたばっかりだけど、いいよね。
「ね、大樹……。
 あのね、今使うのって……あり?」
振り返って枕の文字を大樹に見せる。
一瞬静止した大樹だったけど、次の瞬間ぎゅうって抱きしめてくれた。
しかも無言で。
「……そんなに嬉しいの?」
「うん。すっげえ嬉しい。
 俺もこんなに嬉しくなるって思ってなかったけど」
笑いながら大樹はほっぺたにキスをくれたから、お礼に同じようなキスを返す。
「じゃあ……、また使うようにするね?」
大樹からのお返事は唇への優しくて甘いキスだった。

(了)

186:名無しさん@ピンキー
08/09/16 19:40:58 /KyFmVN/
すみません。
>>176、9スレじゃなくて、9レスでしたorz

187:名無しさん@ピンキー
08/09/16 21:34:36 Zk1anL3q
いつもありがとうしっかり読ませてもらいました

リクエストいいですか?
ラブホ編お願いします


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