08/07/22 13:07:22 EMbSGzOL
何が起きたのか理解した瞬間、リーネの顔は自慰の最中よりも遥かに紅く染まった。
リーネはびしょびしょに濡れた自身の太ももを指差して言う。
「……あ、あ、あ、あのっ!! こ、これは違うんです! その、お小水をっ……」
次の句はつげなかった。
小便を漏らしたというなら自慰行為並みに恥ずかしいことであるし、何よりそんな様子では全くないので
、苦しい言い訳だ。
芳佳もリーネが何をしていたのかは十分理解しているようだった。
その証拠に、芳佳は顔を赤らめ、かといって目を逸らさずに、リーネの痴態を興味深そうに見つめていた
。
視線に気づいたのか、リーネは叫ぶ。
「い、いやっ……み、見ないでください!」
「……あっ! ご、ごめんっ!」
慌てて手で顔を覆った芳佳だったが、依然、視線は指の隙間からリーネへと注がれていた。
「……鍵をかけていたはずなんですが」
リーネは諦めたようにうな垂れて言った。
ショーツは秘所をしっかりと覆っているが、濡れそぼった太ももを丸出しにして気落ちするリーネの姿は
とてつもなく扇情的だった。
芳佳はリーネに気づかれないように生唾を飲み干した。
「ごめん……廊下を歩いてたらリーネちゃんの苦しそうな声が聞こえたから……思わず鍵壊して入っちゃ
った」
見れば、確かに扉のノブは完膚なきまでに破壊されている。
銃器でも使ったかのようにノブのあった場所に空洞ができていた。
「そうですか……」
リーネは部屋の防音を慮んで、自慰をしていたのだが、廊下に丸聞こえだったのは誤算だった。
そういえば、以前、芳佳が扉ごしに話しかけてくれたことを、リーネはふと思い出した。