【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B7Fat EROPARO
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B7F - 暇つぶし2ch611:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:00:58 5wAlp7Rg
入れてやる オレの魔物
入れてやる 今夜の生け贄
入れてやる ドス黒い息子
ブチブチ込め ケツにも口にも
ブチブチ込め 鼻にも耳にも
 
クラウディアは上機嫌で歌いながら、準備を進める。
ダークハンターの皮装束で強調された豊満な胸元。
自身のその谷間に手を突っ込めば、ず、ず、ず、ずずっ、と、長い荒縄が引っ張り出された。
明らかに許容体積をオーバーしているが気にしてはいけない。
更にその胸元は四次元にでも通じてるかのように、いくつかの滑車や留め金などが次々に取り出されていく。
 
そしてクラウディアは、ロープと滑車、それにそこらに転がっていた一抱えもある大石を組み合わせて
簡単な仕掛けを作り上げた。
「雑種、咥えろ。噛め」
アリスは差し出された縄の一端を素直に噛み締めた。もはやクラウディアに逆らう事など思いもよらない。
「―――ッ!」
「落すなよ。落したらその場でサツガイしてくれるわ」
途端にかなりの重量が歯や歯肉にかかる。
咥えさせられた縄の逆端には、滑車と樹木の枝を経由して、縛られた大石が吊るされているのだ。
「さて、あの石にはさらに一本テグスがくくりつけてあってのォ、こいつを妾はどうすると思う?」
見えづらいが確かに細い糸が一本、別の滑車を経由し枝から垂れていた。
石が落ちればこの糸が引き上げられる、そう言う仕組みだ。
「――ぁ―ッッ!」
アリスはすぐにクラウディアの邪悪な思考に気が付いたが、『落せばサツガイ』と言われて、
口を解答と言う機能に使える訳が無く、ただただ苦しげにうめくことしか出来ない。
「どうした雑種。答えてみせよ? 解答時間、残り三秒!
さぁん! にぃ! いち! ファック! 時間切れだァ!」
「――うぅ―ぁッ!」
「こんな事もわからんのかド低脳が」
アリスの牝器官にいまだ捻じ込まれたままのカルバリン―クラウディアはその引き金にテグスをくくりつけた。
「平たく言うとだ、貴様はなんとしてでもその石の重量を歯で支え、万が一にも落としてしまえば
父の形見とか言うそのイチモツがずどん! ……と、まあ、そう言う趣向だ。どうだ、気に入ったか」
「――ぁあ―っ―ぁッ!」
「ク、ク、解放されたくば責めに耐え抜き妾を楽しませ、見事に濡らしてみせるがいい」
コレはもはやただの陵辱にあらず。拷問―いや、処刑だ。
アリスは今、己がかけられたギロチン台の作動紐を握ってるに等しく、
そしてその紐は魔王の胸三寸で容易に、そして理不尽に落ちるのだ。

612:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:02:02 5wAlp7Rg
もちろん更なる責めは続く。
「ところで雑種、知っていたか?」
「…………?」
唐突なクラウディアの問いかけにアリスは『何を?』と思うが解答はすぐ与えられた。
「ここいらはキューブゼラチンの群生地でなァ」
「―ッ!! ――ッ―ぁっ―!」
そして皆まで言われずともおよそわかった。何をされるのか、これからどうなるのかも。
 
石畳の隙間から、あるいは床に降り積もった枯葉を押しのけて、
粘液状の不定形生命体がじんわりと地下から地上へと染み出し、あらわれはじめていた。
突然、花園と化した地上の匂いに興味を引かれたのであろうか。
アリスの視界はほとんど自由にならぬが、それでも見える範囲だけで4塊程度のキューブゼラチンがいる。
「―あァ――ぅぁ―!!」
ゼラチンたちは粘足を蠢かせて、性汁溢れるアリスの肉体へと這い寄っていく。
だがクラウディアはそれを許さぬ。
「ファーック! 無断で魔王の生贄に手を出せると思うな下等生物!」
クラウディアは地上に出現したゼラチンを次々と縛り、動きを封じる。
そう。
この魔王は半液体の存在すらも縛ってのけるのだ。
たちまちの内に、縄でくくられたゼリー状の物体が迷宮の床にゴロゴロと転がっていく。
「ク、ハ、『脳無し』だからといって甘えるな。貴様らも洩れなく逝かせてくれるわーっ!」
ずぶり、と。
クラウディアは皮手袋に包まれたその手腕を、縛ったゼラチンの体内に容赦なく突っ込む。
ゼラチンが暴れるのも構わず、魔王の指は『核』を探り当ててエクスタシー。淫気を注ぎ挿れる。
ゼラチンは強制発情させられ、粘液状の体から気泡をごぼごぼと吐き出しては逝き狂う。
そして過度に刺激された性本能は、強制生殖を行い―すなわち、ゼラチンは分裂した。
体積比で半分になったそれらを、また魔王は縛り上げ、また淫気を流し挿れ、またゼラチンは分裂する。
2体が4体に、4体が8体に、8体が16体に、16体が32体に―そのたびに一個体の大きさは縮小する。
 
―やがて、数百、数千に分裂させられたそれらは、1個体が小指の先ほどの大きさとなっていた。
うぞ、うぞ、うぞ、と蠢くそれらの小粒なゼラチンの群れをクラウディアは一掴みすくいあげ、
「ク、ク、待たせたな雑種。こやつらに可愛がってもらえ」アリスに向かってふりかけた。
「―ァぁっ―ッ――! ―ぅウッ―っ!!」
べたり、べたり、べたり
小粒なゼラチンの数々がアリスの顔に、腹に、足に、張り付く。そして身体の上を這いずる。
アリスは一瞬の嫌悪感を感じはしたものの―
「――ッ!! ―――ゥッ!!」
あまりに壮絶な快感に、意識が白く染まりそうになる。
まるで数十枚の舌に全身をくまなく舐めまわされているようであった。
液体と個体の両方の性質を兼ね備えたゼラチンの身体は、時に硬く、
時に柔らかく、アリスの身体を刺激する。それだけならまだしも、
ゼラチンにはクラウディアの淫気の残滓が残っており、それがまた体表の神経を敏感にしてしまう。
しかしアリスは快感に屈するわけにはいかない。口を開けば、ロープを放せば、死ぬのだ。
全神経を縄を噛み締める事に集中させ、ゼラチンが這い回る感触をどうにかやり過ごそうと試みる。

613:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:03:11 5wAlp7Rg
だがそんな労苦を嘲笑うかのように、淫靡な声と匂いに反応し、
無数の小粒なゼラチンがアリスの体に向かって群れ集っていく。
アリスは緊縛された身体をにじらせて、張り付いたゼラチンの小粒を振り落とそうとするが、
その程度では粒の一つも剥がれ落ちなどしなかった。
「―ぅあぁっ――ぁあっ!」
「ハ、そう嫌がるな。その大きさのゼラチンなら酸は作れぬ。溶かされることだけは無かろう」
だが、寸断されたゼラチンの身体は少しでも失われた体積を回復しようと養分・水分を求め、
アリスの身体から染み出る体液や劣化した皮膚組織を喰らわんとして吸い付いていく。
砂糖菓子に群がるアリの様にゼラチンの小粒はアリスの身体を埋め尽くしていった。
ことに、銃身に貫かれたままの女陰は濃厚な淫液を甘露のように流し続けており、
それを好んだ数十粒のゼラチンが敏感な粘膜上を蠢き、愛液を貪り喰らっていた。
やがて、染み出す愛液だけでは満足できぬと言うのか、数粒のゼラチンが陰唇のくわえ込んだ
カルバリンと膣口の隙間からずるりと胎内へと侵入したとき―
「――――――――ッ!!」
膣粘膜を内側からこすり上げる官能に、アリスの呼吸も、意識も、一瞬全てが停止した。
噛み締めたロープを放さなかったのは奇跡に等しい。
気付けば牝器官は激しく潮を噴いていた。
噴出した液体と逆流する圧力に胎内へと潜り込んだゼラチンは体外へと追い出されたが、
アリスはもはや、自分の限界が近い事を悟っていた。
 
分泌液の排出量が多い膣口・尿道・アナル周辺は言うに及ばず、
口腔・眼窩・鼻腔から流れ落ちる体液さえもゼラチンたちは争うように喰らい飲み干し、
それにすらあり付けぬものは、汗腺で妥協する為にアリスの全身の皮膚上を蠢いていた。
まさに、穴と言う穴は、毛穴一つに至るまですべて犯し尽くされていたのだ。
 
「ファック。頃合だな。そろそろ楽にしてやろう」
 
そして、ゼラチン責めを始めてから事態を静観していたクラウディアがついに動いた。
やめておねがいゆるして。
アリスは視線だけで懇願するも、魔王は気付いた上でそれを無視する。
これ以上なにをしようというのか。これ以上何をされてしまうのか。
もはや想像すらつかぬが、今以上に魔王の責めは苛烈になる事に違いなく、アリスの身体は恐怖に震えた。
―しかしそれは同時に、調教に調教を重ねた身体にとって甘美な望みですらあったのだ。
これ以上なにをしようというのか。これ以上何をされてしまうのか。
それを想うだけでアリスの身体の奥底は疼き、刺激を欲するあまり淫靡に幼い肢体をくねらせていた。
「ク、ハ、貴様はまったく度し難い変態よな。汁がまた溢れてきておるわ」
クラウディアは再び己の胸の谷間に腕をうずめ、今度は一条のムチを引きずり出す。
レザーウィップ。交易所で普通に売買されているごくごく一般的な武器ではあるが、
それも魔王が振るえば最悪の淫具と化す。
「―ぅ―ぁ―」
アレで打擲されてしまうのか。
ゼラチンに埋もれ、半ば酸欠状態にあったアリスの脳髄は、ただそれだけをぼんやりと思った。
喰らえば、今度こそ自分はたぶん耐え切れまい。
そして間違いなく噛み締めたロープを放し―そこで至るは絶命だ。
でも、もう、それでいい。
アリスの意思は半ば投げやりだったが、ある意味ポジティブな面も持ち合わせていた。
どうせだったらこの後に襲いくるだろう最大最高の快楽を全身を持って味わおう、と。
「……ふむ、覚悟でも決まったか? 貴様、なかなかに良い目もできるではないか。
ならば妾もその目に応え、全霊を持って責めてやらねばなるまいなァッ!」
文字通りの土壇場で腹の座ったアリスの様子を見て、クラウディアも気息を整え精神を集中させていく。
「―うぅ――ぁあ――」
恐れと、歓喜と、相反する思いに囚われ、アリスは己の身体がどうしようもなくガクガク震えるのを自覚する。
見やれば、自分の身体に張り付いた小粒なゼラチンの群れも
ブルブルと身を揺すり、その振動がくすぐったくも心地よい。
ゼラチンには脳は無く、よって感情もまた持たないはずだが
―アリスはゼラチンのその『畏敬』に深く共感した。
先ほどまで自分の体を深く苛んでいた存在ではあるが、今の今だけは共に仕置きを食らう仲間であった。

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09/02/28 05:04:24 5wAlp7Rg
そして、彼女等を陵辱せんとする絶対者クラウディアはムチを振りかぶる。
「行くぞ。ヒトも、ゼラチンも、貴様らまとめて逝かせてやろう―」
溢れんばかりの淫気が黄金の気焔となって魔王の身体から噴出し、立ち上った気焔は渦を巻く。
『渦』の回転数はますますあがり、ゴゴゴゴゴゴゴと周囲の大気を震わせた頃―
「とくと味わえ。コレが魔王の陵辱―王流慧苦須蛇死畏(オールエクスタシー)よッ!!」
空を切る音と共にムチがアリスの肢体に、そしてそれを覆い包むゼラチンの群れへと打ち込まれた。
 
それは。
激痛であり、灼熱であり―そして何より官能であった。
 
「―ぁ―あぁ――あぁあああっ! ああ、あぁぁああぁああっ!!!」
 
ひとたまりもなかった。
叫び狂うアリスの口からは当然ロープが放され、テグスが伸び、ついに銃砲の引き金は引かれた。
アリスは、かちん、と撃針が落ちてフリントロックが当り金を叩く音を聞き。
 
―あ、今、死んだ。
 
アリスが自らの『死』を知覚したとき―魂が肉体から引きずり出される感覚があった。
肉を離れた魂は、暴嵐のごとく荒れ狂うクラウディアの淫気の『渦』に巻き込まれ、
そして天空へと跳ねあげられる強烈な浮遊感を感じた。高く、高く、ひたすら高く。
 
ひかりをみた。
 
死後、自分は絶対に地獄行きだと思っていたが、何かの手違いがあったらしい。
やわらかな光と、あたたかな大気に満たされたここは天国だとしか思えない。
自我は薄れ、意識は拡散する。
自分が自分でなくなっていくほどに、逆に世界との一体感が増し、
アリスは全てを見た。全てを知った。そこには全てがあった。
満たされないものは何もなかった。
全てが満たされると同時に、今まで感じていた浮遊感は消えうせ、
代わりに今度は背筋が凍らんばかりの落下の感覚に襲い掛かられた。
アリスの魂は、落ちて、落ちて、落ちて。
『ああ、やっぱりさっきのは手違いで今から地獄へ落ちるんだ』と思ったとき―
 
「……すごいわリザ。やっぱりアンタはボンデージモンスターよ」
 
―聞こえてきた人の声で、アリスはようやく意識を快復した。
いきてる。
気づけばアリスの魂は慣れ親しんだ自らの肉体へと舞い戻っていた。
どうやら壮絶なまでに果てさせられてしまい、しばらくの間、意識を失っていたようだ。
先ほどまでのは極限状態で見た幻覚だったのだろうか。
わからない。わからない、けど、気持ちは最高にすがすがしく晴れやかであった。

615:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:05:14 5wAlp7Rg
「ううっ……ジャギィちゃん…あの子、し、死んじゃったらどうしよぉ……」
「……ま、息はしてるみたいだけど、マトモにモノが考えられるようになるかどーかは微妙よね」
薄目を開けて様子を探れば、アリスをさんざんに苛んでくれたあの『魔王』が
ドリル桃髪の女にすがり付いて泣きじゃくっていた。とばっちりを恐れて逃げていたジャギィだ。
「ご、ごめんなさぁい……許してぇ……」
「わたしに謝ってどーすんのよ……まあ、ケンカ売って来たの向こうからだし自業自得よ」
 
続けて、恐る恐る自分の体を確認すれば、爆裂しているかと思った腹部は無事だった。
カルバリンは不発だったのだ。
恐らくはさんざんに垂れ流した牝の分泌液がバレルを逆流し、火薬を湿気らせてしまったのだろう。
先込め式の銃砲だからこそ助かった、と言うべきだろうか。
気づけば、全身を縛りくくっていたロープもまた、クラウディアの淫気が薄れ、
ただのボロ布へと変じてアリスの体からほどけていた。
ゼラチンも、もう一粒たりとも張り付いていない。
アリスと共に果てさせられたあげく、再び地下へと逃げてしまったのだ。
そういえば体がスッキリする。ゼラチンに体表の老廃物を吸い尽くされたからであろうか。
心身をすっかり浄化され、あれほどの陵辱を受けてなお―いや、受ける前以上にアリスの脳髄は冴えていた。
 
「そう言えば、あの子以外に追っかけてた人たちは……?」
「アンタが大暴れしてるの見たら逆に逃げちまったわよ。『バケモノだー』って」
「バケモノって……そんな、ひどい」
 
どうやらアリスの仲間は逃げてしまったようだ。
まあ、金やその他の利害関係だけで協力し合ってた連中だ。薄情なのも仕方がない。
 
「つーか、あんたケンカ嫌いってぇんなら、ちょっとは手加減してやりゃいいのに」
「なんか……カーっとなっちゃうとついやりすぎちゃって……ううっ、どうしよぉ……」
「気付け代わりにリザレクションしてやれば? アンタそれ『だけ』得意でしょ」
「『だけ』を強調しないでよぉ……」
 
今や『魔王』は嵐のごとく荒れ狂っていたのが嘘のように意気消沈している。
そしてアリスは観察するうちになんとなく理解した。
あの女は今は『クラウディア』ではない。『リザ』であると。
己がアリスを責め苛んだ事を悔やみ、自己嫌悪しているのだ、と。
なんと甘く―そして自分勝手な女か。
恐らくは、なんらかの精神的なスイッチで『魔王』へと変ずるのだろう。
アレほどまでに強烈だった威圧感はまるで感じず、『リザ』である今は隙だらけだ。
ジャギィも泣きじゃくるリザをなだめるのに手一杯で、アリスが目覚めつつある事に気付いた風は無い。
 
―今なら殺れる。
 
その思考に、アリスは自分自身で驚いた。

616:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:06:40 5wAlp7Rg
更にはその思考すらも置いてけぼりにして、手が信じられないほど滑らかに動いていく。
気付けば右手は未だ女陰に咥えこんだままだったカルバリンを引っこ抜いていた。
引き抜く際に官能の残滓が甘く神経をくすぐったが、どうにか声を出さずにやり過ごし、
同時に空いた左手は(元はアリスの衣類であった)ボロ布を漁って、弾薬を探し出していた。
愛液で糸引くほどにじっとりと濡れたバレルに込め矢を突っ込み、不発に終わった火薬と弾を
掻き出せば、やはりそれは淫水で湿気て粘っていた。これで火が付く訳が無い。
そして入れ替わりで新たに装弾し、リザに照準した。ここまで銃を引き抜いてからわずか5秒程度。
不安定な姿勢ながらもありえぬほどに狙いは安定し、心は止水のごとく澄み切っていた。
先ほど『天国』で視せられた知識の一端を、身体は忠実にトレースしていたのだ。
精神が研ぎ澄まされるほどに、世界から色が薄れて―やがて、モノクロに。
そして引き金を引いたその指は、ただ、無心であった。
銃声。
弾丸が放たれ、必中を確信する。
撃ってようやく気付いた。
自分がまさに今、銃砲士の奥義『至高の魔弾』に開眼したのだと。
時間の主観が間延びしている。空気は粘りを持ったかのようにアリスの体にまとわりつき、
放った銃弾が大気を切り裂き、クラウディアへと近づいていくのが間違いなく視認できた。
 
―そこで発砲音に反応したリザと目が合った。
 
「ほぉ、貴様、まだ動けたか―嬉しいぞ、犯り足らんと思っておったところだ!」
否、すでにリザでは無い。瞬時に邪悪な笑みを浮かべたその顔はもはや『魔王』だった。
「―あ、ぁぁ、嘘、また、悪魔に」
アリスと魔王は、発射から着弾までの瞬きにも満たない寸毫の時間で確かに会話していた。
身に染み込んだ魔王への恐怖によって、極限まで研ぎ澄まされたアリスの集中がほどけていく。
 
「ファァァァァァック!!!」
 
そして『クラウディア』は大喝し―いつの間にやら手にしていた、白く、長く、美しいムチを振るって、
超高速で飛来する銃弾を叩き落した。すさまじい衝撃波が発生し、吹き飛ばされたアリスの意識は
急速に現実感覚を取り戻していく。
世界に色彩が戻り、緩やかに動いていた周囲は一気にその速度を増していく。
強烈に変動する思考スピードの触れ幅に、脳髄の処理が追いつかず、アリスの意識が一瞬白く染まる。
 
「―まったく、妾もまだまだ精進が足りん。まさか雑種相手に我が神器“白氷の蔦鞭”を抜く事になろうとはな」
 
そしてアリスの止まった意識が復活した時、眼前に魔王が立っていた。
完全に心折られていた。
今の攻撃は自分の―いや、ガンナーと言うクラスの成し得る最大最強の一撃だったはずだ。
それすら通じぬ相手に、一体どう接すればよいのであろうか。

617:DarkHunter's Madness Club『牝犬行進曲』
09/02/28 05:07:34 5wAlp7Rg
「見事だ―今の一撃、濡れたぞ」
「……はい?」
 
だが、畏れるアリスの意を逸らすように、クラウディアは賞賛の言葉をかけ、続けて問う。
「―貴様。果てに果てて果てた先で何か見おったな?」
「え、えぇ、ええ、その……はい」
戸惑いつつもどうにか肯定する。アリスはあの時、確かに人知を超えた何かを『見た』。
「そうかそうか……なるほどなるほど、ク、ク、ク、ク……」
含むかのようなクラウディアの嗤いは、爆裂するかのような哄笑へと変じていった。
「クハハハハッ!! おもしろい! クハ、実におもしろいぞ! ヒトと言う種は
追い込めばここまで妾に迫るか、クハ、クク、クハハハハハハハハハッ!!」
 
ひとしきり笑い終えたクラウディアが、ムチでアリスを指す。
 
「思っていた以上の素質だな、貴様。妾と来るが良い。手元で飼ってやりたくなったぞ」
その言葉に、アリスは躊躇する。
気弱なリザにして最悪の魔王クラウディア。
何を考えているのか今ひとつ理解できず、ふとしたきっかけで大爆発する。
それどころか、リザ本人が自身の力に振り回されているフシすらある。
こんな不安定な女について行ったらどんな目にあうかわかったものでは無い。
―だが。
傲慢な嗤笑を浮かべたその女は、強く、美しく―そして最高の快楽を与えてくれる存在だった。
この偉大なる魔王の所有物になりたい。
そんな想いがアリスの胸を占めていき―気付けばクラウディアの靴にくちづけしていた。
 
「ハハ! 良し! わかっておるではないか!」
 
クラウディアは爪先でアリスのおとがいを、ぐい、と引っ掛けて上を向かせる。
 
「もはや貴様は雑種にあらず。そう、純血。純血のマゾヒストだ!!
本日これより『敗北主義の牝犬』を名乗り、妾の性家畜として生きるのだ。
貴様にはいずれ性の快楽の窮極を魅せてやろうではないか、クハハハハハハハッ!!」
 
                ♂♀
 

618: ◆grOH0oZHc2
09/02/28 05:13:00 5wAlp7Rg
……うわ。すみません、足りると思ってたらスレの容量計算失敗してました。
あとエピローグだけですが、ちょっとここで切ります。ホント申し訳ない。

とりあえず、次スレ立てなきゃですけど、
テンプレとかは>>1のままで良いんでしょうか?

619:名無しさん@ピンキー
09/02/28 13:56:56 Awdu8Xtu
次立てました
スレリンク(eroparo板)

620:名無しさん@ピンキー
09/03/03 12:40:35 jDDl5hU0
保守。

621:名無しさん@ピンキー
09/03/08 20:52:45 Z1jRZrvZ
打ち捨てられたここなら言える

ドリルダク子は眼鏡メディの嫁

622:名無しさん@ピンキー
09/03/08 21:47:34 TNBhS50F
いいや、俺のだ。

623:名無しさん@ピンキー
09/03/11 13:48:21 67DsbFs1
ってかこのスレ、DMCパロに始まって、DMCパロで終わってんのなwww
何の作品を扱うスレなんだかww

624:名無しさん@ピンキー
09/03/13 18:15:05 XFAhvKO0
お、俺達のリビドーがDMCを再びエロパロへと喚び覚ましてしまったんだ・・・(ガクガク

625:名無しさん@ピンキー
09/03/14 05:07:03 zURZtFXo
次のスレも最初からクラウディアさんにレイプされてるんだぜ!
きっと最後もクラウディアさんがSATUGAIするに決まってるだろ!

626:名無しさん@ピンキー
09/03/14 20:24:35 06KL/o5u
クラウディアさん超サイコー!

627:名無しさん@ピンキー
09/03/16 02:26:23 ZzZKAlij
今更ながら過去作品を読んだぜ
ふたなりショタパラの小説が素晴らしかった

628:名無しさん@ピンキー
09/03/19 19:11:05 Wfl8a88i
アレはいいものだった

629:名無しさん@ピンキー
09/03/23 21:44:47 lndCaaUH
ロリなのかショタなのか、判別しがたいところがすばらしい

630:名無しさん@ピンキー
09/03/23 23:59:02 ni3sgGeQ
続きを必死で探しているわけですが

631:名無しさん@ピンキー
09/03/28 12:14:42 yg47GaVL
ずいぶん長生きしたスレだったな、と思ったら
保管庫直投稿が多いからなのね


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