08/07/08 18:18:23 12321kmd
永琳が怪我をした。
落として割れたビーカーや試験管の破片でざっくりと手を切ってしまったのだ。
傷は深く、血が大量に流れる。
「師匠!大丈夫ですか!」
「ああ、平気よ。この程度ならすぐに治ると思うから」
慌てる優曇華を尻目に永琳が冷静に言う。
不老不死である永琳にとってこれくらいの傷はなんてことないらしい。
しかし、
「大丈夫だけど、さすがにこれだけ出血したら…少しマズイかも……」
そう言ってふらつきながら椅子に座り、うなだれてしまった。
椅子に座ったまま何も言わなくなった永琳が心配になって、優曇華は顔を覗き込んだ。
心なしか顔から血の気が失せたように見え、唇が白い。
焦点が定まってない目で床をじっと見つめ、長く、深い呼吸をしている。
どうやら貧血を起こしたらしい。
傷は少しずつ塞がっていくが、流れた血が傷口から体の中へと戻っていくわけではない。
体内の血も元通りになるには少し時間がかかりそうだった。
「大丈夫じゃないじゃないですか……」
気が気ではない優曇華は永琳をベッドまで運んで寝かせる。
(そういえば、こんな師匠の表情初めて見るかも……)
こんな事を考えている状況でない事はわかっているのだが、どうにも永琳の表情が艶っぽく見えてしまう。
ぼーっと優曇華を見る目が何かをねだっている様に見える。もちろん優曇華の勘違いではあるが。
(少しくらいなら……)
優曇華はどきどきしながら自分の唇を永琳の白い唇に重ねた。
永琳の冷たい唇が優曇華の熱を持った唇で暖めらr
最近えーりんとうどんげの絡みが少ないから自家発電しようと思ったら力尽きた
貧血ってエロいよね。実際に貧血起こすと大変だけど。