【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目at EROPARO
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目 - 暇つぶし2ch650:名無しさん@ピンキー
10/03/17 19:09:45 xzSaj86o
ネットうろついてたらDL販売サイトで3kくらいであった こういうとこは初めてだけど大丈夫だろうか

651:名無しさん@ピンキー
10/03/17 21:24:11 AnzvigU6
DLサイトなんて初めてでも楽に買い物できるだろう
買ってしまうんだ

652:名無しさん@ピンキー
10/03/17 21:36:55 C9BFZMXO
>>650
いい加減スレ違いに気付いて、さっさと>>648が紹介してくれたスレに移れよ

653:名無しさん@ピンキー
10/03/19 15:58:02 oumn9BBF
加藤氏ね

654:名無しさん@ピンキー
10/03/20 22:30:57 iWz3JlM3
>>644
副官が誤魔化しようも無いほどヴィレッタなわけだから
ここはオレンジを女体化しておくべきだと思うんだ

655:名無しさん@ピンキー
10/03/21 01:01:22 RGWAj3J3
加藤がぐちゃぐちゃになるSSを近々投下します

656:名無しさん@ピンキー
10/03/21 13:56:54 63NpqouN
生まれ変わったら女になりたい

ってこのスレにいる人なら大半は思うよね

657:名無しさん@ピンキー
10/03/21 15:30:47 U9TvwQ8E
違う。美少女になりたいのだ。

658:名無しさん@ピンキー
10/03/21 15:41:58 Gn9Nj5if
美幼女になって友人にレイプされたい
または友人を美幼女にしてレイプしたい

要はTSした美幼女を虐待したいだけ、輪姦は主義に反する、一対一がいいんだ!

659:名無しさん@ピンキー
10/03/24 10:12:36 32g5hjtJ
書けるかな?

660: ◆zOOxF/vvz6
10/03/24 10:19:40 32g5hjtJ
解除されてますね!

昨日初めてここに来て、SS書いたんですが、弾かれてしまって、諦めてましたが良かったです(^-^)

とりあえず書いてみたんで、お気に召されるか分かりませんが投下します

・男→女
・姉×弟
・なりゆきで恥辱?

な、感じです
それでは、宜しくお願いします

661: ◆zOOxF/vvz6
10/03/24 10:20:57 32g5hjtJ
「あ゛~…」
「大丈夫?」
「さっき飲んだ解熱剤が効いてくれる事を祈る…」
吉本 優(よしもと ゆう)は熱にうなされていた。
彼は高校2年生。
学力、素行とも不良。
所謂、不良という人物。
顔は今で言うイケメンなのだが、目がきついせいで、よく喧嘩を売られるが、今のところ負けはない。

「そうだね…明日の朝、治ってると良いね」
彼女は吉本 真弓(よしもと まゆみ)、優の姉で22歳のOL。
優は、実家から遠く離れた高校に通っていて、真弓のマンションが近かった為、転がり込んでいる。
それでも、バスで20分かかるが…

「じゃ、ゆっくり休みなさいね」
「うい…おやすみ」

その夜、優は夢を見た。
真っ暗闇の中、自分の体が浮かんでいる。

…なんだ、これ…
…体が熱い…
ぐぅ!?
痛い!?全身が痛い!
痛すぎて、頭が狂いそうだ!
苦しい…
誰か…助け…て…


「うわあぁぁぁ!」
叫び声をあげて飛び起きると、全身、汗でびっしょりになっていた。
「どうしたの!?」
叫び声を聞いて、真弓が飛んできた。
「大丈夫…変な夢見ただけだから…」
「そう…あ、具合はどう?」
「おう!もう、すっかり良くなったよ!」
そう言って優は布団から立ち上がり、治った事をアピールした。
「良かったね!…?」
「あ?どうした?」
「なんか、体の線が細くなってない?」
「そうか?」
そう言って、優は自分の腕を見た。

…なんか、筋肉落ちてる気がするような…

「姉貴の気のせいだよ」
「そう?…なんか声もいつもと感じ違うし…」
「熱でやられたかな…あ!トイレトイレ!」
優は真弓を押し退けて、トイレに駆けて行った。



662: ◆zOOxF/vvz6
10/03/24 10:26:12 32g5hjtJ
「うわあぁぁぁ!?」
トイレに駆け込んだ優が、また叫び声をあげる。
「今度はどうしたの!?」
真弓がトイレに駆けつけ、中の優に問う。
なかなか返事が返ってこない事に真弓が痺れを切らした頃、トイレの鍵が開いた。
真弓は、ドアノブが取れんばかりの勢いでドアを開ける…そこには、下半身丸出しの優が、呆然と立っていた。
「何て格好してるの!早く履きなさい!」
「…ねぇ…」
「…は?」
「ちんこがねぇ!」
「何言ってんの!?頭も熱でやられた!?」
「違うわ!よく見ろ!」
真弓がしゃがんで見てみると、真弓には見慣れたものが優の股間に。
「うっそぉ!?こ…これって…」
「俺…女になっちまってる…」
真弓は呆然としたまま、優の下半身に手を伸ばす。

ぐい

「わ!?いきなり広げるな!」
「ごめんごめん…でも、ちゃんとしたの付いてるわ…」

くりくり

「ん!そこ触んな!」
「ふふっ…面白い♪」

くりくり…

「んあ!やめろって…ああん!」
優は初めての感覚に恐怖しつつも、その感覚から逃げられなかった。
クリトリスを一捏ねされる度に、脊椎から脳天まで快感が走る。
「立って…らんね…」
優は崩れるように、便座に座った。
真弓は優の股間から一切目を離さず、一心不乱にクリトリスを責め続ける。
「あ!…激し…いや!…はぅん!」
自分でも分からないが、口から勝手に甘い声が出てしまう。
凄く恥ずかしいが、優にはどうする事も出来ない。
「あ!…止めっ!…姉貴…俺…」
「いいよー、イっちゃいな」
「いや…んあぁぁぁぁん!」
優は不覚にも、姉の手により果ててしまった。


「トイレで良かったね」
「うるせぇ…バカ姉貴」
「ごめんごめん、可愛かったからつい」
「可愛かっただ!?俺は男だぞ!」
「今、女」
「ぐ…」
「ところで、学校どうする?」
「あ…とりあえず、今日も休む。その間に考えるわ」 
「そう…これから楽しめそ…」
「何か言ったか?」
「いえいえ、何も♪」
優の受難はまだまだ続きそうだ。


663: ◆zOOxF/vvz6
10/03/24 10:27:11 32g5hjtJ
これで終わりです
続きが書ければ、また来させていただきます

お粗末様でしたm(_ _)m

664:名無しさん@ピンキー
10/03/24 16:42:58 h6nQWP3T
いいぞ

665:名無しさん@ピンキー
10/03/24 18:20:06 32g5hjtJ
>>664
ありがとうございます♪

666: ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 21:59:59 iIx/OXn0
>>629
ボテ腹は最高ですよね。わかります。
これでNTRだと自分的に最高なんだけど、この話、ある意味NTRか。

>>632
女体化なおっさんはきっと、巨乳で隻眼の大斧担いだ素敵なワニのおばさんだって信じている。

そんなわけで>>623の続きを投下しにきました。
ダイの大冒険、バーン様×ダイでダイ女体化先天性。陵辱。一応出産描写あり。
NGワード指定はタイトルかトリップでお願いします。

667:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話1/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:03:00 iIx/OXn0
どん、お腹の内側から、軽い衝撃が伝わってくる。
もう大分大きくなった、自分のお腹を軽く撫でながら、あたしはため息を吐く。
あたしは、お腹の中の子の父親を愛してなんかいない。むしろ、憎んでさえいる。
それなのに、どうしてだろうか。子供のことは、愛しく思えるのは。
……もう一度、お腹を撫でて、ため息を吐く。
「どうした、ため息など吐いて」
ノックも無しに開けられたドアからかけられた声に、あたしは途端に不機嫌になる。
先ほども述べたとおり、あたしはこの男を、大魔王バーンを、憎んでいるのだから。
「……誰かさんのお陰で、ね」
言って、軽く睨んでやるが、フン、と鼻で笑われる。
それがまた、憎らしい。

……あれから、そろそろ一年が経とうとしていた。
いま、太陽に照らされているのは魔界で、地上は、もう無い。
……仲間の前で凌辱されて、地上が吹き飛ばされる様を目の前で見せつけられて、あたしは、舌を噛み切ろうとした。
それを止めたのは、バーンの一言。
『お前が生き続ける限り、そこに転がっている者達の命は保証してやろう』
……皆は、どう思ったのだろうか。
人質として生かされるくらいなら、死んだ方がいい。と、思ったりしたのだろうか。
……例えそうだったとしても、あたしは皆に、……彼に、生きていて欲しいと。
今でも、そう思っている。

「もう臨月であったな。……仲間共には、会わんのか?」
あたしの腹を撫でながら、バーンが尋ねる。
その手を払い除けて、彼に背を向けた。
……皆は、この大魔宮(バーンパレス)の地下に幽閉されている。
それは知っているし、あたしは行動を制限されてはいない。
会いに行こうと思えば、いつだって会いに行ける。
……むしろ、会いたい。
だけど、この一年間。あたしは、一度も皆と会っていない。
だって、どんな顔をして会いに行けばいいと言うのか。

668:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話2/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:04:08 iIx/OXn0
敗けてしまった。凌辱されてしまった。
おまけに孕まされてしまった。
……会いに行けるわけが無いじゃないか。
そんなあたしの内を、わかっているのか、いないのか。
くつくつ、喉を鳴らして背後の男が笑う。
「用がないなら、早く出ていってくれないかな」
これ以上この男と同じ部屋にいるのも、顔を見るのも嫌で、振り返らずに冷たく言ってやる。
もちろん、これで大人しく居なくなってくれるような優しい相手では無いことは、わかっているけれど。
「ああ、それはすまなかった。だが、余は用がなければ動いたりはせぬぞ?」
くつり、笑ってあたしの身体を強く、抱き寄せる。
その腕の中から、なんとか逃れようともがくけれど、拘束はびくとも揺るがない。
腕は、あたしを拘束したまま。右手が、胸へと伸びてくる。
「や、っ」
たどり着いた手が、軽く方胸を揉んだ。
ただそれだけの事なのに、あたしはビクリ、身体を震わせる。
そんなあたしの反応を楽しんでいるのか、バーンはあたしの耳元で囁くように笑い、首筋に顔を埋めてくる。
ぬるり、首筋を這う舌が気持ち悪い。
空いていたもう片方の手は、お腹を撫で回しながら、下腹部へと降りて行く。
「……っ、離して!」
相も変わらず、身をよじり拘束から抜け出そうとするあたしに、バーンが囁く。
「今さら嫌がることでもなかろう?」
言いながら、あたしの服の胸元を緩めて、直に触れ、揉みしだく。
乱暴に、ではなく、優しく。
……心では嫌だ、気持ち悪いって思ってるのに、身体の方はそうは思ってくれないらしい。
優しく揉まれる度に、じんわりと快感が身体中に広がっていく。
せめて声をあげないように、必死で唇を噛み締める。
けれど、バーンの指が、硬くなった乳首を摘まみ上げる。
「ひゃ、ぁ……あ、ん!」
ただそれだけで、簡単に声はこぼれてしまう。
一度こぼしてしまったら、もう抑えることは出来ない。

669:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話3/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:05:18 iIx/OXn0
胸を揉みしだかれる度に、乳首を摘まみ、引っ張られる度に。あたしは喘ぐ。
下腹部へと伸びた手が、ドレスの裾をたくしあげて、脚を撫でる。
撫でる手は、上へ上へとゆっくりと登って、遂に脚の付け根へと辿り着いた。
「や……ぁっ」
下着の上から、指が這いまわる。
一番敏感な場所には触れないで、中心部をゆっくり二度三度と往復するその動きに、焦れて懇願してしまいそうになるのを必死に耐える。
それでも、あたしの身体には十分すぎる刺激で、呼吸はどんどん荒くなって、脚が小刻みに震えてしまう。
「……っ、は、ん……あ、ぁあっ」
指が、下着の中に入り込む。
直に触れられたそこは、もう既に濡れているみたいで、グチュグチュと濡れた音を響かせる。
太い指が、何度も入り口を撫で回して、それから、
「ひっ、あ、あんっ!」
指が一本、ナカに入ってくる。
もう十分すぎる程に濡れていたからか、痛みはない。
それどころか凄く……気持ちよくて、軽く意識が飛びそう。
指が出し入れされる度に、身体が震えて、頭の中は真っ白に染まっていく。
ああ、もう……だめ、かも……
「あ、はっ、んん……っッ!!」
入り込む指が、二本に増やされる。
それだけでも立っていられなくなりそうな刺激なのに、胸を揉んでいた手も、下へと降りてくる。
その手も、下着の中に入り込んで……
「ああぁっ!!」
あたしの一番敏感な場所、クリトリスに触れた。
ただ触れただけ、それなのに、背が弓なりに跳ね上がる。
くつり、バーンが耳元で笑ったような、気がした。
「い、や!あ、あぁっ!」
指が、クリトリスを捏ね回す。
ナカに入り込んだ二本の指も、一層激しく出入りを繰り返す。
そんな激しい攻めに、あたしは、ただ身体を震わせて喘ぐしかなくって……。
「んぁ、も……い、……あ、んぅ!!」

670:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話4/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:11:10 iIx/OXn0
真っ白になった頭の中が弾けて、身体は大きく震る。
脚から力が抜けて、ペタリ、床に膝をついた。
荒く吐息を溢しながら、あたしは罪悪感に苛まれる。
だって、こんなにも憎い相手に、身体を弄ばれてその上、イってしまうなんて。
そんな自分が嫌で、涙さえ溢れてくる。
だけど、目の前の男はそんな事などお構いなしに、自身の欲望をあたしに突きつけてくる。
目の前に出されたのは、硬く勃ちあがった、肉の棒。
……あたしは、黙ってそれに舌をのばす。
そうしなければ、無理やり口にねじ込まれるのだ。
それなら、自分からする方が苦痛は少ない、と思う。
先端を舐めて、それから根元の方まで舌を這わせる。
また先端まで戻って、今度は口を開けて咥えて、根元には手を添えて擦りあげながら頭を前後させる。
あたしは、この行為があまり好きではない。
だから、早く終わらせたくって必死に手と舌を動かす。
「ふ……大分上手くなったものだな。だが」
「ぅ……ふ、ぐぅっ」
バーンの手があたしの頭を掴んで、そのまま自分の方へと押さえつける。
喉奥に先端が突き刺さりそうなほど押し込まれて、苦しい。吐き気がする。
「そんなにチマチマとしていたのでは、何時まで経っても終わらんぞ?そら、手伝ってやろうではないか」
バーンが高笑いをあげながら、ひっつかんだあたしの頭を激しく揺さぶる。
あたしは、吐き気を堪えながら、大人しくされるがままにしていてる。
だって、どうしたって今のこの状況から脱け出せる術がないから。
だから、早くこの苦痛から解放されるように、せめて擦りあげる手の速度を速める。
それが項をなしたかどうかはわからないけれど、くわえ込まされた肉が、あたしの口の中でビクビク、って跳ね上がる。
それから、ドロリとした液体が口の中に溢れて……
「ん、ん……ぐ、んんっ」
ドロドロとしたその粘液は、美味しい、なんてモノとは余りにもかけ離れていて、今すぐにでも吐き出してしまいたい。
けど、飲み込まなければずっとこのまま。だから、あたしは必死にソレを飲み干す。
「んぶ……はっ、う……ぅえっ」

671:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話5/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:13:15 iIx/OXn0
ようや飲み終えてく解放された、その側からたった今飲み込んだモノが込み上げてくる。
何とか堪えようとしたけれど、やっぱり駄目。その場で戻してしまった。
「ぅぅっ……げほ、げほ」
「せっかく飲ませてやったというのに。仕方がない」
吐いて咳き込むあたしを労るでもなく、バーンが言う。
……この男は、あたしの腹の中にいるのが自分の子供だと本当にわかっているのだろうか。
「下の口で飲んでもらうしかないな」
わかっていてこのセリフを吐いているのなら、頭がおかしいというしかない。
……わかって言っているのだと思うけど。
「そら、尻をこちらに向けて脚を開け」
なるべく早く終わってほしい。
そう願いながら、あたしは大人しく言われた通りにする。
床に膝と手を着いた、四つん這いの姿勢。
……流石にこの体勢だとお腹が重たい。
ドレスの裾がたくしあげられて、下着も降ろされる。露にされたお尻に手が添えられて
「ぅああっ!!」
一気に、貫かれた。
あたしが、お腹に彼の子供を身籠っていることなど本気で忘れているんじゃないか。
それくらいに、激しく突き上げてくる。
押し込まれる、その度に、硬い肉が奥に当たる。
感じているのは痛みなのか、快感なのか。
自分でもよくわからなくなる。
「あぁっ!だ、め……やめ、てぇ……あか、ちゃ……あっ、しんじゃ……う、んっ!」
こんなに激しくされても、お腹の子供は大丈夫何だろうか。
そう考えたら、怖くなって、止めてくれるように懇願する。
けれどもやっぱりというかなんというか。
「ふん、心配せずともこの位では死んだりはせぬ。何せ、余とお前の子供だからな?」
言い放って、更に激しく打ち付けてくる。
一体どういう理屈なのか。さっぱりわからない。
……わかりたくもないけれど。

672:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話6/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:15:30 iIx/OXn0
「あ、あぁっ!ひ、あんっ!」
突き上げられる、その度に、あたしの頭の中が真っ白になっていく。
ああ、あたし。またイかされちゃう……。そう思うが早いか、背が大きく跳ね上がる。
「い、あっ、あぁ!!」
今日二回目の絶頂。
もう身体には力が入らなくって、自分の身体を支えているのも辛いくらい。
けれど、バーンは少しも腰の動きを遅めてはくれない。
変わらず、あたしの身体に肉の欲望を差し込む。
何度も何度も奥に当たって、……痛い!!
「あ、ぃ……い、痛い……の。お腹、痛いぃ……!!」
急にお腹が、それも下腹部が痛み出す。
なんというか、お腹から、何か、出てきそうな、そんな痛み。つまり、……産まれ、そう……!?
「ほう、陣痛が始まったか?ならばそろそろ終わりにしてやるか」
あたしがもがく姿にも、顔色ひとつ変えずに、呟く。
そしてラストスパート、と言わんばかりに腰を打ち付けてくる。
がつんがつん、音がしそうな位に激しく。
いつもならば、きっとそれだけでイかされてしまう。
……悲しいくらいに、あたしはこの男に慣らされてしまっているから。
けど、今はそれどころじゃない。
あたしの中に、何かが入り込んで動いている。それはわかるのだけど、感じているのはお腹の痛みだけ。
「う……ぁ、ん、ぅう……」
あたしの中から、肉が引き抜かれる。
……どうやら、痛みに悶えている間に終わったらしい。
少しでも楽な体勢をとりたくて、そのまま崩れるように身体を床に横たえる。
肩で息を吐く、その間に痛みが嘘のように引いた、かと思えば、また暫くの後に痛みがぶり返す。
それを何度か繰り返して、今度はさっきまでバーンを咥え込まされていたソコから、彼の放った白い粘液と一緒に水のようなものがあふれでてくる。
それと同時くらいだろうか。下腹部の痛みが、いっそう酷くなったのは。
「う、うぁ、あぁっ」
中から、何かが出てくる。
……何かが、と言っても、それが赤ちゃんであることは疑いようがないのだけど。
「そら、もっといきめ。早く子の顔を見せろ」
バーンが面白そうに、囃し立てる。
……普段でさえ不愉快だというのに、少し、いや、一生黙っていて欲しい。
それでも、ずっとこのままでいるわけにもいかないので、言われた通りにする。
ゆっくり、ゆっくりと、お腹の中から、あたしとは別の存在が滑り落ちていく。
「う、あ、あぐ……うぅ!」
「頭が見えてきたぞ。そら、あともう一息だ」

673:世界に破滅を、貴女には絶望を 2話7/7 ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:16:05 iIx/OXn0
―………暫くの間、あたしは意識を失っていたみたいだ。
気がついた時には、ベッドの上にいて服まで着せ変えられていた。
身を起こして、軽く辺りを見回してそして気づく。
横に立っていた男に。
そして、その男が抱えている小さな、存在に。
「これが余とお前の子だ」
なんだか、頭がぼんやりとする。
手渡されたその子供は、女の子。あたしと同じ空色の瞳で、肌は肌色、だけど耳は、長く尖っている。
……本当に、あたしと、バーンの子供なんだ。
そう理解したら、何でだろうか。涙がこぼれて、止まらなくなった。

674: ◆kmbxgHC1NY
10/03/25 22:21:35 iIx/OXn0
以上です。ありがとうございました。
次こそ和姦を書きたいんだ……


675:名無しさん@ピンキー
10/03/25 23:51:45 dZoAgfk9
>>674
GJ!

676:名無しさん@ピンキー
10/03/26 19:07:54 8TDzONt3
>>674
投下お疲れ様でした

何だかんだ言ってこの大魔王バーン、今後すごい親バカになりそうと思うのは俺だけか

677:名無しさん@ピンキー
10/03/28 16:05:24 tV0xpgCz
娘がある程度育ったら、親娘丼もいいなーなんて

678:名無しさん@ピンキー
10/04/07 08:37:52 uWwaRIkK
誰も書かないので
支援所でTSでネトラレを書いてみようかと思います。

679:名無しさん@ピンキー
10/04/07 09:36:01 C/ZLmYWN
やめてくれ

680:名無しさん@ピンキー
10/04/10 23:02:08 uS6rKl6M
性転換前キャラと性転換後キャラで双子物とか考えてたんだがだめかな?
けいおんだと唯♀×唯♂とか梓♂×梓♀とかね
でも双子設定だと必然的に設定に問題が出るしな・・・

681:名無しさん@ピンキー
10/04/10 23:17:14 JHRwmsRy
破壊魔定光のレディース定光みたいに
平行世界の自分ということにしておけばいいんじゃないかな

問題は平行世界間を移動できる理由のつけられる原作ものが少ないことだが

682:名無しさん@ピンキー
10/04/11 00:54:54 Cmy0/0wv
>>680
平沢兄妹とか憂が過労死するぞwww
中野兄妹は・・想像つかないな・・・

683:名無しさん@ピンキー
10/04/11 13:16:43 dcwTpwlp
鏡音リン レンとかならどうか?

684:名無しさん@ピンキー
10/04/12 04:40:39 K/bS6gqX
>>680
ぐだぐだ言わずに書きたまえ、ニヤニヤできれば細部などどうでもいいのだ!
いっそ朝起きたら自分に双子がいた(一人は朝起きたら性転換してた上に元の自分がいた)、という設定にすればいいのだ!
ほら早く!……最近このスレが寂れてるのでお願いします、本当

685:名無しさん@ピンキー
10/04/12 22:58:39 mPIKqs2R
ムギちゃんが男体化したらやっぱりホm・・・

686:名無しさん@ピンキー
10/04/14 23:57:50 7v8NgOug
支援所、ついに逝っちゃったの?
繋がらん…

687:名無しさん@ピンキー
10/04/15 00:51:40 dXhPv2Dw
いつものことじゃん
ほっときゃそのうち見れるよ

688:名無しさん@ピンキー
10/04/15 02:09:45 s++Wx+IU
だといいのだが、あそこのサーバー不安定なうえに
管理人不在の状態で
サーバー更新料期限が五月だったしなあ

689:名無しさん@ピンキー
10/04/15 23:24:21 sMnAI7RN
管理人は海外に移住していたそうな。
来月に帰国するそうだが、どうなる事か。

690:名無しさん@ピンキー
10/04/20 13:54:54 xCqkM5RX
管理犬さん海外に行ってたのか

691:名無しさん@ピンキー
10/04/21 04:20:30 C3vzAM73
もう一人の自分、双子という設定で出すのもいいし。
平行世界ってことでてのもいいし。
他はクローン、ドッペルゲンガー、鏡の世界、過去未来にいるタイムマシーンの世界。

692:名無しさん@ピンキー
10/04/22 07:01:42 7MyPTy+2
ジャンプやべぇ
男女入れ代わりでおしっこネタとかwww

693:名無しさん@ピンキー
10/04/22 15:37:22 Hb/3wjJ5
サンデーでも女装して学校に潜入とかやってるな

694:名無しさん@ピンキー
10/04/22 18:59:12 d1xLOgo1
結局、異性化萌えってのはコアな嗜好でも何でもなくて
普遍的なものってことか。

695:名無しさん@ピンキー
10/04/22 19:38:16 D72Dddmv
神話の時代からあるネタだからな

696:名無しさん@ピンキー
10/04/27 18:56:48 gMNjWNnc


697:名無しさん@ピンキー
10/04/27 18:57:47 gMNjWNnc
<プロローグ>
妹「お兄ちゃん!遅刻するよ!」
兄「……あと五分」
妹「もう!私、先に行くよ?朝ご飯冷めないうちに食べてよね。今日は私が作ったんだよ?」
兄「…わーたよ、起きる」
妹「よろしいー。」

何気ない日常、楽しい生活
ずっと続くものだと思っていた。
…そう、今の今までは…

………
…………
……………

698:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:52:29 gMNjWNnc
(第1話)
at学校
男「…兄君」
兄「誰?お前?」
暗そうな男子が話しかけにきた
なんか見てるだけで気分がイライラする
そんな奴だ。
男「僕は男さ。隣のクラスのね」
兄「あぁ、で何のよう?」
男「実はね、折り入って頼みがあるんだ。もちろんお礼はするよ。」
兄「…別にいいけど。用件はなんだ?」
男「君さ、妹が居てるよね?いつも一緒に登校してるのを知っているからね」
兄「…たしかにいる。で?」

699:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:53:07 gMNjWNnc
男「僕はさ、君の妹に恋をしちゃったんだ。だからさ、手伝ってくれないかな?」
確かに俺から見ても妹は可愛い
背こそは低いが、顔だけ見ると俺と同学年の女子で妹に勝てる奴がいないのでは?と思うほどの容姿なのだ。
もちろん、そのため告白する男子も少なくないらしい。

700:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:54:17 gMNjWNnc
しかし妹は全てを断っている。別に好きな人がいるわけでない。ただ単に純粋なだけなのだ。男子と付き合うという感覚がまだ分からないらしい。
男「…どうかな?ダメかな?」
兄「…別にいいぜ」ニコッ
俺がこうして恋の相談を受ける事も何度かあり慣れている。
たしかに、こんな暗い奴に俺の妹と付き合わせるのは気が引ける。
だが、ここで断れば俺の株も下がるだろうし、妹が付き合うはずがないと安心しているので俺は引き受ける事にした。

701:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:54:48 gMNjWNnc
兄「あぁ。じゃとりあえず顔を見せないといけないから写メ撮らせてくれ」
男「わ、分かった、ちょっと待ってくれ。格好良く撮ってくれよ。」
兄「任せとけって」ピロロリーン
兄「じゃな、ガンバレよ」
男「サンキュー!いい報告を待ってるよ!」

………
…………
……………

702:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:55:12 gMNjWNnc
at家
兄「妹」
妹「何?お兄ちゃん」
兄「実はな、お前を好きな奴がいてるんだ」
妹「またー?私、いやだよ」
兄「それが暗い奴でな。陰キャラっぽい奴なんだ。まぁ写メ見てくれ」
妹「…仕方ないなー、うわっ…髪長っ…キモいってか、怖いね…」
兄「だろ?で、返事はノーでいいか?」
妹「うん。宜しく」
兄「あいよ」
妹「いつもごめんね、お兄ちゃん」


703:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:55:37 gMNjWNnc
兄「別にいいって、お前は悪くないし、俺としても自慢の妹を持って誇りに思うからな」
妹「お世辞が上手だねー」
兄「まあなー」
俺はほっとした。確かに結果は分かってはいたが、もし、というのがある。
俺は安心して寝た。

………
…………
……………

704:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:56:01 gMNjWNnc
at学校
男「兄君!どうだった?」
男はソワソワしていた。
言いづらいが言うしかない
兄「あぁ、悪いな…無理…だってさ…」
その時の男の顔は見たくなかった。
すごい絶望感、俺まで悲しくなるようなオーラだった。
男「…羨ましい」
兄「…あ?」
男「妹ちゃんが…羨ましい」
兄「…どうした?」
男「…じゃね、僕は帰るよ」
兄「お、おう、元気…だせよ?」
男はそんな俺の言葉も聞こえないかのようにトボトボと去っていった。
悪い事をしたな…でも仕方ないか…
俺は部活に行くことにした。

………
…………
……………

705:名無しさん@ピンキー
10/04/27 19:56:26 gMNjWNnc
男「…これと、これください」
?「…1200円になります」
男「はい」
?「…ありがとう御座います」
男「ははは…妹ちゃん、貴方が悪いんだよ。僕を振るから」
男「僕は君が羨ましい。全てを奪ってやりたい。あのカッコいい兄君も全て含めてね」
男「ふははは…」
(第1話 終)

706:名無しさん@ピンキー
10/04/27 20:46:07 gMNjWNnc
(第2話)
at家付近
帰りが遅くなった…
部活というものは楽しいがシンドい
妹はそんな俺を見て、帰宅部を選択した
それもいい判断だろう。
なにせ妹は可愛いのだからな。
兄「ただいまー」
返事がない。いつもなら「おかえり」と返事をくれるはずなのだが。制定靴もあるので家にいないことはない。どうしたのだろうか?
兄「おい、妹、いるのか?」ガチャ
俺は妹の部屋を覗いた。そして驚愕した。なんと、あの男とか言う奴が妹とキスをしていたのだ。
兄「…てめぇ!何しやがる!」
俺はすぐさま二人を引き離した
妹「…ぅ…ぅ…」

707:名無しさん@ピンキー
10/04/27 20:46:56 gMNjWNnc
男「ふふふ、兄君、残念。少し遅かったね」
兄「はぁ?今からサツ呼んでやるからな、お前は捕まるぞ」
男「…それは無理なんじゃないかな…ふふふ…」
兄「何いってやがる!ちゃんと被害者として妹がいるからな、今すぐ電話してやる」俺は携帯を取り出した
男「うん、妹ちゃんが被害者だね。だから無理なんだよ」
…意味が分からない、コイツ、頭が狂ったのか?そんな事を考えている内に信じられない事が起こった。
なんと妹の体が着ぐるみかのようにふにゃふにゃになってしまったのだ!
兄「…!?妹!?どうした!?」
男「…ぐふふ」


708:名無しさん@ピンキー
10/04/27 20:47:50 gMNjWNnc
男は俺の心配をよそに笑いながら妹の口に手をいれ、なにかを取り出した。
男「…ぐふふ」
兄「…何してる…お前」
男「…見てれば分かるさ」
俺は見ている事しかできなかった。
男はバックにその『なにか』をしまい、その代わりに茶色の飲み物のようなペットボトルを取り出し、その半分を飲んだ。
男「…ぷはぁ…お茶みたいな味だな…」
兄「…てめぇ、早く妹を元に戻せ」
男「もうすぐ戻るさ…ふふふ…」
と男が言うと、今度は自分の口から、さっきより小さい『なにか』を取り出し、それを妹の口に放り込んだ。なにをしてるんだコイツは…?

709:名無しさん@ピンキー
10/04/27 20:50:06 gMNjWNnc
男「妹ちゃんが元に戻るよ」
そういうかいなや、妹の体が膨らみ始め、元の体までとは言えないが、ふつうの人間らしさを取り戻した。
兄「大丈夫か!?妹!?」
妹「…」
妹の返事はなかった。ただ目を開けて、立っている。マネキンかの様だった。
そうしてる間に男は残った茶色の飲み物を飲んだようだった。
兄「…妹、返事をしてくれよ、なぁ」
妹「…」
妹は立っている。返事はしない。
兄「…どうしてこんな事が…」
俺が悲しんでいると男の体が先ほどの妹のように着ぐるみみたいにふにゃふにゃになった。


710:名無しさん@ピンキー
10/04/27 20:50:35 gMNjWNnc
すると妹が動きだしたのだ
兄「…妹!?お前大丈夫なのか?」
妹は聞く耳を持たない。男の口に手をいれると、先ほどと同じくらいの『なにか』を手にし、それを自分の口に入れ、飲み込んだ。
妹「…ふぅ」
兄「大丈夫か?…妹」
妹「…大丈夫だよ。お兄ちゃん♪けけけ…」
兄「…ぅ」ゾクッ
俺は驚いた。容姿や声は確かに妹だ。しかし、その妹の表情は今までにない悪魔のような表情をしていたのだ。
妹の瞳をよく見るとそこには輝きを失っていることが分かった。
兄「…お前…妹か…?」
妹「ぐふふ…僕……いや…私…『男』だよ」
(第2話 終)


711:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:10:53 BP1OGufM
なにこのパクリ
あからさま過ぎて釣りなんじゃないかと思った

712:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:42:06 gMNjWNnc
(第3話)
妹「驚いてるね…もっと驚かせてやろうか?」
と言うと妹はバックから、先ほど自分の口からだした『なにか』を取り出した。よく見てみるとそれはガムのようだった。
妹「ぐへへ…アムッ…クチャ…イチゴ味だ」
妹は一口噛むとそれを取り出し、大事にポケットにしまいこんだ。
妹「お兄ちゃん、昨日、私と話したよね、僕の事暗いとか陰キャラとか言ってたんだね。私も怖いって言ったよね。けけ」
兄「…お前…なんなんだ」

713:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:42:28 gMNjWNnc
妹「説明してあげるよ、このガムはね、元妹の魂なのさ、このガムを噛む事によって僕は妹の記憶を知る事ができる。で味がなくなるまで噛むと、僕は本当の妹かのように振る舞う事ができるのさ。記憶を全て知れるからね…けけ」
兄「…そんな事あっていいのか…」
妹「いいのさ、でね、兄君、君にはこれを飲んでもらうよ」
というと妹はバックからピンク色の飲み物が入ったペットボトルを取り出した。

714:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:42:51 gMNjWNnc
兄「誰がお前の言う事なんて聞くか!」
妹「あれ、そんな事言っていいのかな…私、裸で外に出るよ?お兄ちゃん♪」
兄「…くっ」
それは困る、妹の名誉に関わる事なのだ。俺が飲めばそれは避けられる…
兄「…分かった、飲もう」


715:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:43:15 gMNjWNnc
妹「よろしいー。大好きお兄ちゃん♪」
妹の喋り方を真似する男、中身、精神は男なのに、誰が見てもそこにいるのは妹にしか見えない。真実を知っているのは俺だけ…
兄「…ゴクッ…これでいいのか?」
妹「うん。いいよ」
兄「…ふん」
妹「お兄ちゃん、私の頭を撫でて」
兄「そんな事誰がするか」
と言葉には出したが、俺の体は勝手に動きだし、偽妹の頭を撫でてしまったのだ
ナデナデ
妹「えへへ、成功」

716:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:43:57 gMNjWNnc
兄「…なぜだ!なぜお前なんかに…」
妹「そのジュースのおかげ。それ飲んだら僕の命令には刃向かう事ができないのさ!たとえ『死ね』って言ってもね…けけけ」
兄「…な…なんだと…」
事態は悪くなる一方。どうしたら良いのか俺は分からない。

717:名無しさん@ピンキー
10/04/27 23:44:25 gMNjWNnc
妹「大丈夫。僕は君を『死ね』とは言わないよ。僕は君の事は結構いい印象を持っているからね。僕がやりたかった事はこの妹としての存在が欲しかったのさ。なにか悪いかい?」
兄「…お前…マジ最低だな…人間の屑だ」妹「そんな事言わないでお兄ちゃん。私の事は妹って呼んで。そして頭撫でて」
兄「…妹」ナデナデ
妹「…えへへ…優しいんだね、お兄ちゃん♪」
(第3話 終)


718:名無しさん@ピンキー
10/04/28 01:05:40 YBnXY4vL
ほしゅ

719:名無しさん@ピンキー
10/04/28 08:19:41 onuDJQnK
URLリンク(www7a.biglobe.ne.jp)

720:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:29:14 kAXiIArQ
(第4話)
兄「…一つだけ聞いていいか?」
妹「いいよ。なんだい兄君」
元の喋り方に戻る妹
不自然だがこれの方がよい。妹の喋り方で話されると本当に男が入ってるのか?と思うからだ。自分だけは騙されてはいけない。コイツは妹の姿をした男なのだ。
兄「…全てを元に戻す方法はあるのか?」妹「…さあね、でも一つ言っておこう。」兄「…?」


721:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:29:41 kAXiIArQ
妹「僕がこの体である一定以上の精子を取り込むと、一生この体は僕のものさ」
兄「なんだと」
妹「面白いだろ?人の助けが必要なのさ。それも男性のね。自分では精子は出せないからなぁ!あっはっは!」
兄「…お前、どうするつもりだ」
妹「妹って呼べ、優しくいい直せ」
兄「…妹、どうするつもりなんだい」
兄「…っくそ!勝手に喋ってしまう…」
妹「けけ…そりゃあ、精子を集めるさ、この体が欲しいしね、まぁゆっくり集めるさ、なんせ君は僕の奴隷なんだからね」
兄「…」
すると玄関で物音がする。母さんが帰ってきたようだ。

722:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:30:27 kAXiIArQ
妹「お母さんが帰ってきたようだね」
コイツは妹でない。なぜなら妹は母さんの事をママと言うから。妹の不信に気づけば母さんも仲間になってくれるかも。
妹「じゃ少し噛んでおくか」


723:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:30:50 kAXiIArQ
と言うと偽妹はポケットからあのガムを取り出した。…失敗だ
妹「…ぐふふ…アムッ…クチャ…クチャ」
妹「…なんだ、私って母の事、ママって呼ぶのか、危ない危ない、けけけ…」
兄「くそ…」
妹「じゃいこうか、兄君」
俺はどうする事もできない。

……
………

724:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:31:27 kAXiIArQ
妹「ママー、お帰りー」ギュー
母「あらあら、どうしたの、甘えんぼさんねー妹ちゃんは」
妹「今日の晩ご飯なにー?」
母「今日はね、コロッケよ、妹ちゃん手伝ってくれる?」
妹「うんっ」
いつもと変わらない日常風景、あえて言うなら妹が幼くなった。なぜなら中身は変態な奴なのだから…
兄「母さん、そいつは…妹じゃない!」
母「…?何いってるの?」
それもそうだ。こうして見れば俺がおかしいのは誰が見てもそう思う。もし父さんに言えば勘当されるかも知れない…それほど妹は可愛がられているのだ。
しかし、俺は粘った

725:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:32:01 kAXiIArQ
兄「そいつは…話せば長くなるが、中身は男っていう変態なんだ。信じられないかも知れないが、本当なんだ!」
母「…」
母さんは黙ってこちらを見ている
母さんはいい人だ。俺は信じている。
母「…本当なの…?妹ちゃん?」
妹「お兄ちゃん、帰って来てから変なんだよ…どうしたのかな…」


726:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:32:45 kAXiIArQ
俺「嘘だ!そいつは嘘をついている!」
母「私はどちらも信じます。妹ちゃん。本当の事を言って」
妹「私は本当の妹だよぉ!ねぇお兄ちゃん。嘘だよね?嘘だと言って!」
偽妹はこちらを見てニヤリと笑った。
その顔は勝ち誇ったような感じであった。俺「あぁ…すまん、全て嘘だ」
母「なにバカな事してるのよ、お母さん少し信じちゃったじゃない」
俺「…母さん」
妹「えへへ、変なお兄ちゃん♪」
そして二人はコロッケを作り始めた。

727:名無しさん@ピンキー
10/04/28 17:33:20 kAXiIArQ
エプロンをしている妹は本当の妹かの様に見えた。もうこれが本当の妹でいいのではないかと思いつつコロッケを食べた俺だった。味はいつもの味。妹が作ったと思われるものは少し形が崩れている。
それもいつもの妹のようであった。
もう…これが妹でいいや

しかし、晩にその思いはなくなった。
(第4話 終)

728:名無しさん@ピンキー
10/04/28 19:58:31 kAXiIArQ
(第5話)
寝る時が来た。
今日はとても疲れた。
しかしそれは部活のせいではない。精神的に疲れたのだ。とりあえず今日は寝よう。
………
…………コンコン

妹「お兄ちゃん、入っていい?」
兄「…」
俺は眠たかったので無視することにした

………ガチャ

入ってきたのが分かった
けど俺は目をつぶり、妹が去るのを待った
妹「お兄ちゃん」
兄「…」
妹「…」


729:名無しさん@ピンキー
10/04/28 19:59:18 kAXiIArQ
しばらく時間がたっただろうか、ある声が聞こえてきた、いや、喘ぎ、とでも言うべきだろうか…
妹「はぁはぁ……あんっ」
俺はとっさに目を開けた。
すると俺の目に写ったのは自らの秘部を弄くる妹であった。こちらにそれを見せつけながら…
俺「…おまえ!何してる!」
俺は焦って目をそらした。妹の秘部なんて今まで生まれてみたことない。それを今見せつけられたのだ。


730:名無しさん@ピンキー
10/04/28 19:59:45 kAXiIArQ
妹「なにって…オナニーだよ。お兄ちゃんもするでしょ?」
俺「なんでこんな所でするんだ」
妹「…けけ…あんっ…ぁあ…ぃいよぉ…」
俺は目はそらすものの今まで聞いたことない妹の声、イヤらしい淫乱な声に勃起してしまった。
妹「…お兄ちゃん、ちんちん見せて♪」
俺「誰がおまえなんかに…」


731:名無しさん@ピンキー
10/04/28 20:00:15 kAXiIArQ
と言うものの、俺の体は勝手に立ち上がり、妹の前に立つと自らズボンとパンツをさげ、いきり立った息子を露わにすることになった。
妹「うわ、おっきー♪」
兄「てめぇ、何しやがる」
妹「こうするんだよ♪」
と言うと妹は俺の息子を握り上下にさすりだした。
兄「…う」
妹「…気持ちいいでしょ?私、男のツボを知っているんだよ?だって元男だもん…ぐふふ…」
といいながらさすり続ける妹

732:名無しさん@ピンキー
10/04/28 20:00:39 kAXiIArQ
初めての経験、初めて女に手コキされる、その気持ちからか、俺はすぐにイく事になった
兄「…ダメだ…出ちまう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「えへへ…いっぱいでたね」
妹が手でカバーしてたので部屋を汚す事にはならなかったが、妹の手は俺の精子でべとべとになっていた。
兄「…はぁはぁ…」
妹「…ふふ」
妹は手に付いた俺の子孫をゆっくり丁寧に舐めだした。

733:名無しさん@ピンキー
10/04/28 20:01:02 kAXiIArQ
妹「…ふふ」ペロペロ
妹「…この体だから精子にあまり抵抗はないかな…しかもお兄ちゃんのだからどんどん舐めれるよ…」ペロペロ
妹「…少し生臭くてすっぱいかなぁ…お兄ちゃん、美味しいかって尋ねて」ペロペロ
兄「妹…美味しいか?」
妹「うん!お兄ちゃんのせーし、とってもおいしいよ♪」ニコッ
兄「…くそ」

734:名無しさん@ピンキー
10/04/28 20:01:49 kAXiIArQ
全てを舐め終わる妹
俺は息子をたてて見ている事しかできなかった。
妹「…ふぅ」
兄「…」
妹「ごちそうさま。お兄ちゃん♪」
兄「…ぅ」
妹「おやすみ♪また明日ね♪」
バタン
兄「…このままじゃダメだ…」
俺は元の妹に戻すよう決意した。
(第5話 終)

735:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:12:53 kAXiIArQ
(第6話)
妹「お兄ちゃん!遅刻するよ!」
兄「……あと五分」
妹「…もう!私、先に行くよ?朝ご飯、今日も私が作ったんだよ?」
兄「…わーたよ、起きる」
妹「よろしいー。」
どこかで覚えがあるやりとりだ。これがデジャブなのか。
台所に行くと妹は制服の上にエプロンをつけて味噌汁をよそおうとしてた。
味噌汁にご飯。そして卵焼き
全て妹の手作りだ。
これはいつもの日常だった。
しかし今、妹の中身は男。俺は気を引き締めた。


736:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:13:20 kAXiIArQ
兄「…お前の目的はなんだ」
妹「…兄君。前にも言ったよね。僕はただ単にこの妹の存在が欲しいだけなんだ。君に迷惑をかけるつもりはない。君さえよければ可愛い妹として成りきってあげるよ」
兄「…くっ…お前なんかに」
妹「ぐひひ…お兄ちゃん♪遅刻するよ?早く食べて♪」
味はいつもの味だった。
味噌汁は薄目。卵焼きは甘め
今まで妹が作っていたのと同じ味だ。
…ここまで記憶をたどれるのか…

………
…………

737:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:14:06 kAXiIArQ
at登校中
俺は妹と登校してる。
周りから見れば仲の良い兄妹に見えるだろう。しかし違うのだ。
妹「…あ、そうだ」
兄「…また変な事をするのか?」
妹「これ噛んどこうと思って」


738:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:14:31 kAXiIArQ
というと偽妹はポケットから例のガムを取り出した。それは大分噛まれているようで、妹のものと思われる歯形が付いていた。俺は焦る気持ちがした。
妹「ぐひひ…アムッ…クチャ…クチャ…クチャ」
妹「…そろそろ味がなくなって来た頃かなー、このガム捨てよっかな。けけ…」
兄「や、やめてくれ…」
妹「じゃあお兄ちゃん、私の頭撫でてくれる?」
兄「…分かった」ナデナデ
妹「…えへへー」
偽妹は目を細め、俺を見て笑いかける。

739:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:14:57 kAXiIArQ
ちなみに、これは俺の意志で撫でたのだ。
妹が「撫でて」と命令すると俺は強制的に撫でなくてはいけない。
しかし妹は「撫でてくれる?」と聞いたのだ。つまり俺に拒否権はあった。
だが、断るとあのガムを捨てるだろう…俺は断れなかった。

…まてよ、たしか男が妹に成り代わる時、男から出たガムを妹が飲みこんでいた。
じゃあ、元妹から出たガムを偽妹に飲ませたら元妹の精神が戻るのでは?
これは一か八かだ…もし飲ませようとするのをバレたらアイツはすぐにガムを捨てるだろう。それはダメだ。
ならアイツがガムを捨てる前に飲ませなくてはならない。
そんな事できるのだろうか…いや、やるしかない。
妹を助けられるのは俺しかいないのだ!
(第6話 終)

740:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:16:58 YBnXY4vL
保守

741:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:17:24 kAXiIArQ
(第7話)
at帰り道
疲れた…部活から逃げる事はできなかった。
しかし帰ってからはもっと大変な事が起こるだろう。気を引き締めなくてはいけない
ガチャ
妹「おかえりー、お疲れさま」
兄「…あぁ、ただいま」
妹「うわ…汗だくだねー、お風呂入る?」
兄「…いや、まだいい……あれ?」
妹「ん?」
兄「唇に白い粉みたいなのが付いてるぞ?」


742:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:17:48 kAXiIArQ
妹「え?ホント?」
妹の唇には白いものがついていた。なにかが乾いたようなもの…もしかして…
兄「…お前、学校で何してた」
妹「バレちゃったかな…えへへ…実はね、クラスの男子全員、フェラしてあげたの。けけけ…」
兄「…な…なんだと、お前、何考えてやがる…」
妹「一刻も早く、本当の私になるには精子が必要だからね。20人分くらい飲んだのかなぁ…けけけ…皆とっても喜んでたよ…ぐふふ」
俺の中でなにかがキレた。
気が付くと俺は妹の首をしめていた。
妹「…ぉ、お兄ちゃん、苦しいよ…」
後はコイツにガムを飲ませればよい。


743:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:18:13 kAXiIArQ
しかし現実はそんなに甘くなかった。
妹「…ゃ…め…て」
その瞬間 俺は首を締めるのをやめた
いや、やめざるを得なかった。
妹「…はぁ…はぁ…私を抱っこしろ」
兄「…」
俺は妹を抱っこした。
妹「私の部屋に連れて行け」
俺は従うしかなかった。
体が勝手に動くのだ。
兄「…くそう」
妹の部屋まで抱っこして連れて行く俺
妹「そこで下ろして」
妹「私の前に立って、動いていいって言うまで動かないで」
兄「…な…なにするんだ、お前」
俺は動くことができなかった。
まるで全身麻痺しているかのような感覚
妹「…えへへ、お兄ちゃん、お仕置きだよ」
というと妹は俺のズボンをずり下げた。

744:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:18:56 kAXiIArQ
妹「お兄ちゃんも協力してね。私が私になるために」
妹は俺の肉棒をしごきだした。
ねっとりと優しく。そんな感じだ。
俺の肉棒はすぐに反応して勃った。
妹「準備完了だね♪いただきまーす…アムッ…チュパ…チュパ…」
俺「ぅう…やめろ…」
妹「…プハァ…えへへ、お兄ちゃん。口ではそんな事言ってるけど、こっちはすごい事になってるよ…アムッ…チュペ…チュペ…」

745:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:19:45 kAXiIArQ
俺は妹にフェラされている。
初めての女性の口の中の感覚に意識が飛びそうになる…気持ちよすぎるのだ。
しかもツボを心得ているので、俺が一番感じるように舌を動かし、肉棒を包みこむのだ。
妹「…ペチャ…ペチャ…」シコシコ


746:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:20:20 kAXiIArQ
妹が口でくわえながら手でしごき出した
イかせようとしてるのか…
だめだ…俺…イってはだめだ…
妹「…プハァ…お兄ちゃん…イってもいいんだよ?私の口の中にお兄ちゃんの熱いの欲しいな♪…アムッ…チュパチュパチュパ」
ついつくようなバキュームフェラ
だめだ…出てしまう…
兄「…ううう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「んんん……ゴックン」
兄「…はぁ…はぁ…」
妹「…ふぅ………ごちそうさま。お兄ちゃん♪」ニコッ
また俺はイかされてしまった。
(第7話 終)

747:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:21:13 kAXiIArQ
(第8話)
妹「…朝だよー」
朝だ…昨日は何もしないで寝た。
晩飯も食わなかった…
そんな元気なんてなかったのだ。
あと五分寝たい…寝よう
…うっ…なにかがのしかかってきた…なんなんだ…
俺は目を開けた。
妹「お兄ちゃん起きろー」ズンズン
俺は妹に馬乗りにされていた。
なんなんだこれは…もうやめてくれよ…
俺「わかった…起きるから…」
妹「よろしいー」
そして俺らは登校した。
いつもと変わらず、周りから見たら、『仲良く』登校したのだ。


748:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:21:35 kAXiIArQ
…………
……………
昼飯の時間だ。さて、いつもの連れと食べようか…そんな事を考えていた俺だったが
妹「…すみません、お兄ちゃんいますか?」
人「あぁ…兄君の妹だね、待ってて今呼ぶから」
妹「ありがとうございます…けけ…」
人「?…兄君!妹が来てるよー」
兄「…なんだって」
人「ふふ…一緒にご飯かい?いいね。仲良しで」
妹「うん、食事の時間なんだよ!お兄ちゃん!屋上に来て」
兄「…分かったよ」
俺は妹と一緒に屋上にいった。



749:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:22:02 kAXiIArQ
……
………
妹「…えへへ…チュパ…チュパ…」
兄「…うう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「…ゴクン」
兄「わざわざ…昼に来ることないだろ…」
妹「たくさん飲みたいからね。ごちそうさま。美味しかったよ」
兄「…お前、今日は何人の舐めたんだ?」
妹「んー10人くらいかな?ぐふふ…」
兄「…そうか」
妹「お兄ちゃんのせーしが一番おいしかったよ♪」
兄「…」
今日で終わりにしてやる
(第8話 終)


750:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:23:06 kAXiIArQ
(第9話)
at帰り道
部活が終わった。
今俺が持っているものは長めのタオルだ
猿轡をすればアイツは喋れない
これで俺の自由は保たれる。
妹…待っててくれよ…すぐに戻してやるからな…


751:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:23:27 kAXiIArQ
ガチャ
妹「おかえりーお疲れさまー♪」
兄「ああ、ただいま。妹、ちょっと部屋来てくれないか?」
妹「……なんで」
兄「実はな…フェラしてほしかったり…ははは…俺って変態だな…」
妹「そんな事かー、お兄ちゃんならいつでもしてあげるよ、ぐふふ…」
兄「おう、サンキュー」
俺の部屋に来てくれる妹
俺は鍵をしめる
お前ともおさらばだ。あばよ

752:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:23:49 kAXiIArQ
兄「…この変態め!」
俺はすぐさま、偽妹に飛びかかり、タオルで口を封じた
妹「んー!!」
兄「これだけじゃだめだな」
俺は手と足をしばりつけ、身動きも取れないようにした。
妹「んー!んー!」
妹の目には涙が流れている。そんな事に騙されるか…お前の精神なんか消えてしまえ
俺は妹のポケットをまさぐり、例のガムを発見した。
兄「妹…元に戻ってくれよ…」
俺はタオルと口のすきまにそれを放りこんだ
妹「んー!!!!!」
兄「おとなしく飲み込め!」
妹「…んー!!ゴクン…」
兄「…やったか…?」
妹「………」




753:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:24:09 kAXiIArQ
その日は妹は目を覚まさなかった。
次の日も、その次の日も…

やはり…ダメだったのか…?

俺は妹が目を覚ますのを待つしかなかった(第9話 終)


754:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:25:17 kAXiIArQ
(最終話)
あれから一ヶ月が経った。
妹はまだ目を覚まさない。
父さんと母さんが心配して医者に見て貰ったが、どうやら植物人間の状態らしい。
とにかく、目を覚ますのは絶望的



755:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:25:40 kAXiIArQ
at妹部屋
兄「…なあ妹」
妹「…」
兄「…お前、告られてばっかだったよな」
妹「…」
兄「…グス…お前がこんな事になるなんて…ごめん…」
妹「…」
兄「…なんかさ、俺この一ヶ月真剣にお前の事考えてた。で分かった」
妹「…」
兄「…俺、お前の事、好き」
妹「……ょ」
兄「え…」
妹「…ゎたし…も…だょ」

756:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:26:02 kAXiIArQ
兄「妹?大丈夫なのか?」ユサユサ
妹「……ぅ…うーん…」
兄「…妹!」
妹「…ふわぁ…あれ…お兄ちゃんなんで私の部屋にいるの?…それに…泣いてるよ?」
兄「…」ギュッ
妹「…え!?え!?お兄ちゃんどうしたの…恥ずかしいんだけど…」
兄「…なんでもないんだ。ただ安心しただけ…」
妹「…私も…なんか安心する」

(最終話 終)













…だって精子が一定の量を達していたからね…けけけ…


757:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:26:44 kAXiIArQ
(エピローグ)
兄は気づいていない。
妹の事を…

妹「お兄ちゃん。今日また告られたんだけど…」
兄「またか、お前は本当にモテるな」
妹「モテたくてモテてないよ」
兄「いいじゃんか、それほどお前が可愛いって事」ナデナデ
妹「…っお兄ちゃん!恥ずかしいよ…」
兄「そういや、あの時は大変だったな…」妹「あの時って?」
兄「あぁ…お前は知らないんだな…なんでもないよ」
妹「気になるー」
兄「気にしない、気にしない。いつか教えてやるよ。時間はいくらでもあるからな」
妹「…うん。お兄ちゃん。これからもずっと一緒だよ!」
(エピローグ 終)

758:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:28:00 kAXiIArQ
(ファイナル)
元妹の精神のガム
それは妹の体内に摂取されたが間に合わなくて、そのまま排泄物と一緒に流された。ゆういつ、救いだったのがガムであるため体内に取り込まれることなく、そのままの形で出る事ができたことだ。
そして、そのガムは長い旅を続けた

………
…………

759:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:28:43 kAXiIArQ
……………
(うーん、ここはどこ…?えっと…私は…変な人にキスされて、そのまま気を失っちゃったんだよね…でもここどこだろ…)

バサバサ
(なんか歩きにくいよぉ…なんでだろ…あっ…あそこに鏡があるから覗いてみよ)

バサバサ
(…え…これが…私…?嘘…嘘だ…どうして?)

「カー」

(…声がでない、なんで私がカラスなんかになってるの…なぜ…分からないよ…)

バサバサ

(なんか、飛べるみたい…子供の時、空飛びたいと思ってたなぁ…こんな姿じゃなくてね)


760:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:29:06 kAXiIArQ
バサバサ

(とりあえず家に帰ってみよう…何かが分かるかも知れないしね…)

カラスは一ヶ月ほど
ずっと飛び続けた
自分の家を目指して

………
…………

(やっと家に着いたよぉ…でもどうしよ…このままの姿じゃ入れないし…)

兄「よし行くか」
妹「いってきまーす」



761:名無しさん@ピンキー
10/04/28 22:29:43 kAXiIArQ
(え、私?なんで?もう一人の私がお兄ちゃんと?)

(どうして?何も変わってない?変わったのは私の精神だけ?)

妹「…あれ、あのカラス…ずっとこっちを見てるよ?」
兄「本当だな。なんか羨ましそうな感じの表情だな」
妹「私達が仲良しなの羨ましいのかなぁ…」
兄「そーかもな!」ナデナデ
妹「お、お兄ちゃん!こんな所じゃ恥ずかしいよ!」
兄「ごめんごめん。よし、行くか」
妹「カラスさん、ばいばい」
兄「じゃあな」






(……ばいばい、お兄ちゃん)

(ファイナル 終)

762:名無しさん@ピンキー
10/04/29 01:50:39 ibqEyjAo
これはひどい

763:名無しさん@ピンキー
10/04/29 06:13:00 4J8kOzY2
ひどいSSを書いた奴には、TS刑だな。

764:名無しさん@ピンキー
10/04/29 10:59:29 f37770R9
NG指定:ID:kAXiIArQ

765:名無しさん@ピンキー
10/05/05 23:28:29 dh37PBRk
嫌悪感しか残らなかった

766:名無しさん@ピンキー
10/05/14 01:10:53 Ld0b2rtW
親友が突然TSした、という作品を書きたいんだがTSした原因が思いつかない。
主人公がそのTSした親友を助けるふりをしながら徐々に自分色に染めて行く話だから(つまり親友に男性であるのを諦めさせるために)どうしても明確な理由が欲しいんだがどうするかな
TS病が実在する世界だと親友の絶望感が小さい(ケア技術も有るだろうから)しだからと言って闇の組織に~じゃ物語りが変わっちまうしなぁ

767:名無しさん@ピンキー
10/05/14 01:25:13 l64SQGzS
1.集団あたりのメス率が減りすぎたために適当なオスがメス化(魚か)
2.いきなり小役人ライクな天使が出てきて「女として生まれるはずだったのが手違いで男になってました!
  なので今から手直しさせていただきます!」と言いつつTSして行った
3.理科室の薬品を適当に混ぜて遊んでたら、たまたま奇跡的な調合によりTS薬が完成
4.ランプの魔人的ななにかに「女体! 女体!」と要求したら自分の体が女体化した(クーリングオフ不可)

いま適当に考えた
もちろん採用する義理などありません

768:名無しさん@ピンキー
10/05/14 05:23:30 gfY/hQJ+
5.事故で大けが→TSしないと助かりません

769:名無しさん@ピンキー
10/05/14 18:06:17 Uw/8Z/+o
>>766
TS病でも設定次第だと思う
例えば、TS病が発見されたばかりで原因はまだ不明。死亡率が高く、生き残ったとしても男性に戻った
患者はいない。まだ患者の絶対数も少なくて、ケア方法も確立してない。その上、感染力に関しても未
知数で、親友以外の男性友人からは避けられつつも好奇の目で見られ、女性からは気味悪がられて
白眼視されてるなんて十分絶望的なシチュエーションだと思うけどな

770:名無しさん@ピンキー
10/05/14 18:11:40 gfY/hQJ+
深刻なTSなら、TS娘取引闇組織があるっていうのはどう?
誘拐されないために、お風呂にも着替えにも専属SPがついてきたら、相当恥ずかしいと思う。

771:名無しさん@ピンキー
10/05/15 00:42:36 lZi4N2aI
なぜTSさせる必要があるか? だろ?

772:名無しさん@ピンキー
10/05/15 02:11:31 6l4s6pl6
>>766
実は主人公は天才の学者でTSする薬を開発。
それを何も知らない親友で実験。天才だから頭の作りがおかしいため平気で親友を実験体にする。
ついでに何も知らないふりしながら精神洗脳の実験もしておこう→どうせなら自分の好みのタイプになるようにしておこう。
天才ゆえに彼の中では明確な理由。
まで考えたが、突然した話じゃなく、突然してみた話だった。
主人公の脳内設定では突然TSした親友を助けながら徐々に自分色に染めているという感じ?


773:名無しさん@ピンキー
10/05/19 01:18:41 AO8g18Eg
性転換薬の醍醐味は親友にあり

774:名無しさん@ピンキー
10/05/19 01:27:48 AO8g18Eg
間違えた

性転換薬に限らず、あらゆる性転換の方法と対応して
『親友』の存在は外せない大事な大事なテーマだ
すべてがここに集約されていると言っても過言ではない

775:名無しさん@ピンキー
10/05/19 01:32:26 gAoDmLb/
過言です。

776:名無しさん@ピンキー
10/05/19 07:38:53 9tewEyFy
性転換は
  親友でも良し、
  家族でも良し、
  893でも良し、
  研究でも良し、
  無論ソロでも良し、
何でもござれの万能ネタでございます。

ところで、最近のメインは性転換薬なのかな?
古典的な性転換機械や魔法、仮体みたいな
瞬間性転換系はマイナーになっちゃったかな?

777:766
10/05/21 17:39:37 IyNFFN22
いつのまにかまたアク禁されて解除されてたぜ…不安定だなぁ
沢山の提案を有り難うございます、一通りやりたい事を纏めたら主人公が外道になっていたので
「路上で怪しげなおっさんから薬を貰い、試しに友人に飲ませたらTSしたので調教する」
という方向にしてみます。ちなみにおっさんは後日餓死しているのが発見されることで再TSの望みは断たれ、親友は戸籍が無いので主人公に頼って生きるという主人公だけが得する物語にします。

778: ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:50:04 NkE+cFsz
>>675‐677
とっても遅ればせながらレスありがとうございました。

>何だかんだ言ってこの大魔王バーン、今後すごい親バカになりそうと思うのは俺だけか
>娘がある程度育ったら、親娘丼もいいなーなんて
娘はとっても母親大好き→「父様ばかりずるい、私も母様を可愛がっちゃうぞ!」→なんか、魔法とかでTS
→「しょうがないな。よーし、親子仲良く3Pだ!」→「もうやだこいつら」
なんとなくこんなのが浮かんだけど親娘丼には程遠いような気がする

そんなわけでやっと念願の和姦が書けたので投下しにきました。
今回も ダイの大冒険、レオナ×ダイの先天性TS、和姦
NGワードはトリップかタイトルでお願いします。

779:決戦前夜 1/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:51:07 NkE+cFsz
「はぁ……」
ぼくは一つ、ため息を吐く。
……だってしょうがないじゃないか。
今、ぼくの隣には一人の小柄な女の子がいる。
その子は、ぼくがずっと(とは言っても、出会ってから一年は経っていないのだけど)想っていた相手で、しかもここは彼女の部屋でぼくたちが腰かけてるのはベッドで、その上彼女は薄着の寝巻き姿で上着すら着ていなくって……!
ぼくだって14歳の健全な青少年だ。正直押し倒したくてしょうがないのを必死に堪えているわけである。
……こんな蛇の生殺し状態じゃため息の一つくらい吐きたくもなるさ。
そもそもこんな状態になったきっかけは、明日に備えて眠らなければならないのにどうしても寝つけなかったから。
仕方ない少し散歩でもしようと部屋を出たところで、彼女に出会ったのだ。
どうやら彼女もぼくと同じらしくて、しばらく当たり障りなく立ち話をして……。そして誘われたのだ。
「……よかったら、部屋に来て話さない?」
って。
これはもしかしてそういう意味なのか、とも思っても見るけれど多分……いや絶対違うだろう。
だって彼女は「お子様」だから。
どういう話の流れだったかは忘れちゃったけど、確かに彼女はあの時こう言ったのだ。

「赤ちゃんは、父さんと母さんがお祈りをしたら、パピラスが運んできてくれるんでしょ?」

と。
……彼女の姉弟子(16)と兄弟子(長兄・21)までもが

「オレはスカルドンだと聞いたが……」
「もう二人とも!それはモンスターじゃない!違うわよ。コウノトリが運んできてくれるのよ!」

などと言い出した時にはどうしようかと思った。
どうやらアバンの使徒でまともな知識を持っているのは、彼女の親友でもある兄弟子(次男)だけらしい。
あの時は二人で頭を抱えたりもしたっけ。
……若干話はずれたけど、こんな彼女だから、そういった意味があってのお誘いでは無いだろう。
「……レオナ」
そんなぼくの内を知ってか知らずか。
彼女-ダイ君が、口を開いた。

780:決戦前夜 2/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:51:57 NkE+cFsz
明かりを落とした部屋は薄暗くって、窓から入る月明かりだけが彼女の姿を照らしている。
腰まで届く長い黒髪は艶やに輝いて、肌はいつもよりも白くって桜色の唇も艶かしい。
そんな彼女に視線を移して、ぼくは改めて息を飲んだ。
……堪えられるかな?自信がない。
「な、に」
「うん……あの、ね?」
思わずうわずった声になるぼくに、彼女もまた歯切れ悪く切り出そうとする。
……いつもはもっとはきはきしているのに珍しい。
これはもしかしてもしかしちゃうんだろうか。
「……あしたで、最後だね」
大きな空色の瞳を伏せがちにしながら彼女は言った。
ぼくは……一呼吸置いてから頷く。
……明日。そう明日で、この戦いは終わりなのだ。
その結果が勝利だとしても敗北だとしても、だ。
ぼくも大魔宮(バーンパレス)の結界を解除するための大破邪呪文を使うために前戦に出ることになるし、ダイ君は、勇者として大魔王バーンに立ち向かわなければならない。
彼女はとても強い。剣の腕とか魔法とかの戦闘能力だけじゃなくて、心も、だ。
けど、そんな彼女も大魔王に敗れて一度は心を折られてしまった。
……ぼくは、口には出さなかったけれどそれでもいいって思ってた。
だってもう戦わないのならば、ダイ君が傷つく所を見なくてすむって思ったから。
でも、彼女は戻ってきた。そして皆の前で宣言したんだ。「バーンを倒す」って。
「……レオナは、怖い?」
うつむきがちに彼女が問う。
ぼくはそれに少し迷ってから頷いた。
「怖い……よ。だって」
もしかしたら、今度こそ君を失ってしまうかもしれないから。
……後半は胸の中でだけ呟く。
彼女達のパーティーが大魔王に敗れて、彼女が戻ってこなかった時、本当に怖かったんだ。
もう、彼女に触れられないのも、笑顔を見れないのもなにもかも全部怖かった。
だからダイ君が発見された時は本当に嬉しかった。
「そっか……あたしも、怖いんだ」

781:決戦前夜 3/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:52:51 NkE+cFsz
一つ、呟いてダイ君が、ぼくの肩へと頭を寄せた。
服の布越しに彼女の少し高めの体温が伝わってきて、ぼくの心臓がドキリと跳ね上がる。
「ダイ……く、ん?」
「あのね、あたし後悔はしたくないの」
言って、彼女はぼくの顔を覗き込んでくる。
大きな空色の瞳は、いつもとは違った魅力でぼくを引き込む。
ぼくは思わず息を飲んだ。
……心臓の音が、ドキドキとうるさいくらいに響く。
「あたし、あなたのことが……レオナのことがす-」
その言葉は、最後までは紡がれなかった。
ぼくが、塞いでしまったから。
柔らかくて甘い唇の感触は二度目。
一度目は、彼女が記憶を失っていた時だ。もっともあの時は味わうだとかそういった暇は無かったし、……なんと言うか、衝動的なものだったのだけれど。
……衝動的なものという意味は今も変わらないけれど。それでも、今度はその柔らかさを味わう余裕がある。
「……れお、な」
唇を離すと、大きな瞳をいつも以上に見開いた彼女と目が合う。
呟かれたその言葉には答えずに、彼女の小さな体を抱きしめた。
……少し間を開けて、細い腕がぼくを抱き返してくる。
それからどちらともなく、もう一度唇を重ねあって……。
「どうしよう、あたし、いま、とっても幸せ……かも」
そう呟いたダイ君の頬は、ほんのりと赤く染まっていた。
ぼくは、彼女の髪を撫ぜながら今度は額に唇を落とす。
「ぼくも幸せだよ。とっても」
言いながら今度は頬にキス。
そのまま暫く柔らかに時が流れて……
「……明日、絶対に勝とうね」
彼女はそう言って笑って……
「それじゃ、おやすみなさい!」
ただ一言を、その唇から紡いだ。
その言葉にぼくは思わず絶句する。だって……ここまで来てそれなの!?

782:決戦前夜 4/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:53:38 NkE+cFsz
「……ダイ君、やっぱり君はわかってない」
「レオナ?」
憮然としたぼくの顔を、ダイ君は不思議そうに見つめてくる。
「あのね、ぼくは男、なんだよ?」
「なにいってるの。そんなこと知ってるよ」
ぼくの腕のなかで、彼女は唇をとがらせる。
……確かに、この天然気味なところもダイ君の魅力の一つだ。少なくともぼくにとっては。
でもそれだって限度があるというか、なんというか。
「女の子が、こんな夜更けに、男を自分の部屋に誘って、告白なんてしてきて、……それがこんな場所でしかも薄着で上着も羽織ってなくって!」
ぽすり、腕の中に抱いたままに彼女ごとベッドへと倒れこむ。
ぼくを見つめる空色の瞳が驚愕に見開かれる。
……もしかしてぼく、即効でフラれちゃうかも?
でも、もう止まれない。
「……こんなことされたって、文句言えないんだよ?」
言って、三度目の口づけ。
今度は重ね合わせるだけじゃなくって、舌と舌を絡めあわせる深いキス。
彼女の唇を、舌で割り開いて軽く歯列をなぞって、それから舌を絡める。
最初はそれから逃れようとしていたけれど、次第に彼女はそれを受け入れてくれて、自分からも絡めてくれるようになった。
舌を絡めたまま軽く吸い上げてあげると、小さな身体を微かに震わせて反応を返してくれる。
何だかそれが嬉しくって、一度唇を放したあと、もう一度軽く重ねる。
それから、彼女の口の端から伝い落ちる唾液を自分の舌で絡めとった。
「レオナ……その、」
ぼくの名前を呼んで、それからどうしたらいいのか。そんな風に、彼女は大きな瞳を瞬かせる。
ぼくはそんな彼女の髪を一房つまみ上げて、口づけてそれから。
「ね、ダイ君。ぼくが今から君にすること、嫌だったら本気で抵抗してね?じゃないと、止まれそうにないから」
耳元でささやく。
「え?」
そう呟く声には答えないで、ダイ君の細い首筋にもキスを落として、手を彼女の胸へと置く。
本来ならば柔らかく弾力のある場所なのだろうけど、彼女の場合はまだほとんどまっ平らだ。
それでもまだ未発達な乳房を優しく揉みしだこうとしたその時。

783:決戦前夜 5/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:54:25 NkE+cFsz
「……やっぱり、レオナも……大きい方がいいの?」
ダイ君がぼくに問いかける。
「どうしたの。急に」
「だって、ポップが、男はみんな巨乳が好きって言ってたから……」
そう不安げにこぼす彼女に、ぼくは思わず苦笑を浮かべる。なんというか、彼らしい。
「別にみんながみんなそうなわけじゃないよ。それに君はまだまだこれからが成長期だし……来年の今ごろには大きくなってるかも、だよ?」
……まぁ、確かにぼくはどちらかと言えば巨乳派なんだけど。
最後の言葉は胸の中でだけ呟いた、つもりだったんだけど口に出ちゃっていたらしい。
ダイ君が頬を膨らませながら、彼女の胸に置かれたままになっているぼくの手の甲を軽くつねりあげる。
それに顔をしかめながらも、そのまま顔を背けてしまった彼女に慌てて謝り倒して頬にキス。
それから今度こそ彼女の乳房を優しく揉みしだく。
最初は特に反応は無かったのだけど、次第にダイ君の唇からは荒い吐息がこぼれはじめて、時折甘い喘ぎが混じるようになってきた。
「ぁ、……は、ぁ……んっ」
服の上からでもわかるくらいに立ち上がった胸の突起を指で軽く摘まむ。
「あっ」
すると今まで以上の反応が返ってくる。
それに恥ずかしそうに顔を赤らめるダイ君がまた可愛くて、もっと色んな反応をさせたくなる。
片手で摘まみあげた乳首を今度は潰して、なぞってまた摘まんで……。
それから空いているもう片手の手で、彼女の服のボタンを外して前をはだけさせる。
彼女の着ている寝間着はワンピースタイプだから、前をはだけてしまえばもう残る下着は白いパンツだけだ。
思わず息を飲んだぼくに、ダイ君は恥ずかしそうに腕で胸と下着を隠す。
ぼくはその腕を優しくどけて、それから。
「あ、ひゃあん!」
さっきまで弄くっていたのとは逆の乳首を口に含んで吸い上げる。
それからも軽く甘噛みしたり、舌でなぞったり。
もちろんもう片方の乳首を弄くる指も止めない。
「あぁ、……そんなに……んあっ、吸、っちゃあ……んあぁ!」
吸われるのが気持ちいいのか、小さかった喘ぎはどんどん大きくなっていく。
ぼくはようやく弄くっていた指を放して、今度は脚を撫でる。
ゆっくりと太ももから、脚の付け根へと手を這わせて……

784:決戦前夜 6/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:55:25 NkE+cFsz
「や、そん、ぁ……とこ……あぅっ」
下着の上からゆっくりと割れ目をなぞる。
そこはもう下着の上からでもわかるくらいに、ぐっしょりと濡れていた。
……本当はもう少し焦らして見ようかな、なんて思ってたけど、正直焦れてるのはぼくの方だ。
下着の中に指を滑り込ませて、直に触れる。
「あぁっ!」
ぼくが指を動かす。その度に、触れた場所から濡れた音が響き渡る。
喘ぐ声もさらに大きく、甘い響きが含まれて、潤んだ瞳の端から一滴の涙が零れていく。
「あ、あぁ……は、んんっ!」
中に滑り込ませた指を、彼女から溢れる蜜を潤滑油にして更に彼女自身の中へと滑り込ませる。
「はぁっ、あ、あんっ、ふあぁっ!」
熱く狭いその中で、かき回すように指を動かす。
そうすると、ぼくの指をぎゅうっと締め付けてくる。
……指でさえこんなに狭く感じるのに、ちゃんと挿いるのだろうか。ちょっと心配になってくる。
「……たっぷり慣らせば平気かな?」
「はっ、は……ぁ、な、にが……?」
思わず呟いたぼくの言葉に、不思議そうに問いかけてくる彼女に、何でもないと返してそれから、彼女の中から指を引き抜く。
そしてとうとう最後に残った一枚の下着も脱がしてしまう。
「やぁ……見ちゃ、だめ……」
ダイ君の細い脚を割り開いて、隠すモノのなくなったソコをじっくりと見つめる。
ソコはまだ毛も生えていなくって、ピンク色の花びらが丸見えだった。
ぼくは一つ、息を飲んで、ソコに手を伸ばす。
震える指先で花びらを割り開く、と中からとろり、透明な蜜が零れてきた。
ぼくは、舌を伸ばして零れる蜜をすくいあげる。
「や、あぁっ!」
それは-もちろんぼくの思いこみだとかなんだとかのせいなんだろうけど-何だかとても甘く感じられて、次々に溢れでてくる蜜も残すことなくすくいあげようと、ぼくは更に舌を動かす。
その度にぼくの腕に押さえられたままの彼女の脚は、大きく震える。
「そん、な……あ、っとこ……なめ、ちゃあ、あぁ……」
今のぼくには彼女の声は、半分くらいしか届かない。
とりあえずわかっているのは、ダイ君がぼくに愛撫されて気持ちよくなってくれてること。

785:決戦前夜 7/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:56:22 NkE+cFsz
それから、ぼくは……。ぼくは、早く彼女のナカに挿れたくて仕方がないんだって事だ。
脚を押さえていた手を片方だけ放して、再び指を蜜で溢れるソコに侵入させる。
さっきは一本だったけど、今度は二本。
「ひっ、やぁ……あ、ぁっ、うぁぁ」
やっぱり狭すぎるのか、二本だと動かすので精一杯みたいだ。声が苦しそう。
それでも暫くしたら慣れてきたようで、苦しげだった声もまた甘い響きを取り戻してくる。
特に壁をなぞられるのが気持ちいいみたいで、締め付けが更にきつくなって、溢れる蜜の量も増えてくる。
「れ、お……な、ぁ……はぁ、は……あ、あたし、も……んんっ、へんに、なっ……ぁ……ちゃい、そ」
そう震える声をこぼしながら、ダイ君がぼくに潤んだ空色の瞳を向ける。
ぼくはその頬に口づけて、柔らかい耳たぶを甘噛み。
「んぅ……」
小さな唇からこぼれたその声が、あんまりにも可愛らしくって、何度目だったか忘れちゃったけど、また唇を重ね合わせる。
舌を絡め合いながら、彼女のナカに挿れていた指を抜いて、自分のズボンの前を開ける。
ぼくのソレはもう、早く彼女のナカにはいりたくって、痛いくらいに硬くなってる。
「は、……ダイ君。もう一度言うけど、嫌だったら本気で抵抗してね?出ないと、やめてあげられそうにないから」
唇を放して、さっきも言ったことをもう一度彼女の耳にささやく。
けれど、それを聞いているのかいないのか、ダイ君の視線は別の所に向けられていた。
「……レオナ、あの、えっと……」
どう言ったらいいものか、そんな風に彼女はいいよどむ。
その瞳は驚愕……よりも、好奇心に満ちているようにぼくには思えた。
だからぼくは、くすりと笑いながら、彼女の視線の先-勃ちあがったぼく自身を指す。
「これ?えーと……ダイ君は、男女の身体の違いくらいはわかるよね?」
「う、うん……それくらいは知ってる、よ」
うなずいて、彼女は大きな瞳を何度か瞬かせる。
ああ、もう。本当に可愛いなぁ!
ぼくは今すぐにでも彼女のナカに入れてしまいたくなるのを必死でこらえる。
「男の場合は、興奮するとこうなるんだよ。それで……」
言って、先程まで指で弄くってた場所にもう一度触れる。
「あっ、あぁ!」
ぐちゅ、と音が響いて、ダイ君も身体を反らせて反応を返してくれる。

786:決戦前夜 8/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:57:15 NkE+cFsz
さっきまで弄くっていたとはいえ、今はちょっと触れただけなのに。ダイ君は結構感じやすいのかな。
「女の子は、こうなるんだよ」
そんなことを考えながらも、ソコから指を放す。
そして遂にぼく自身をソコに宛がう。
でも一応その前に彼女に三度目の確認をする。
ここまでしといてなんだけど、やっぱりお互いの合意の上でしたいし。
「それで、ね?ぼくのコレを、君のココに入れたいんだけど……嫌ならそう言って。無理にはしないから」
言われて彼女は少しだけ迷うように視線をさ迷わせて……静かに頷いた。
それを確かめてから一つ息を飲んで……
「……っ、あ、ぅあ、あっ!」
「ん、……っ」
ゆっくりと腰を沈めて行く。
……彼女のナカは、狭くて熱くて、ぬるぬるとしていて、腰を動かす。その度に、声がこぼれそうになってぼくは必死に堪える。
でも、ダイ君は痛いのか苦しいのか……両方なのか。可愛らしい顔を苦痛に歪めていた。
……これはこれで、そそるものがある、なんて思ってしまったのは秘密だ。
「ダイ君、痛い?も、止める?」
「ん、……へい、き」
それでも彼女は強がってぼくに笑って見せる。
ぼくはなるべくゆっくりと腰を動かしながらも、ダイ君が少しでも気持ちよくなれるように、と彼女の胸へと、舌を伸ばす。
「ひゃ、あ!」
まだ硬く勃ちあがったままの乳首を舐めて、それから吸い上げる。
そうすると気持ち良さそうな声をあげてくれた。
他にも彼女が感じてくれた所は全部、舌で指で愛撫する。
ああ、そういえば。と、今彼女がぼくを咥えこんでいる、その少し上に指を移す。
この体制からじゃ見えないけど、多分花びらと同じ色なんだろう、突起物に触れる。
ここはまだ弄ってなかったっけ。
思いながら、指で撫で回す。
「んっ!あ、ああっ!!」
すると、今までで一番大きな反応が返ってきた。
……女の子はここが一番感じるって聞いてたけど本当なんだなぁ。

787:決戦前夜 9/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:58:13 NkE+cFsz
撫でた途端に、只でさえキツく締め付けられているのに、余計にキツくなった。
このままじゃ、もうまずいかも。
そう思いながらも、弄くる指も、挿入を繰り返す腰も止められない。
「ん、あぁ!あっ……や、んっ!あた、し……も……っ」
「は、……は、ぅ」
限界が近いのはダイ君の方も同じみたいで、締め付けはどんどんとキツくなる。
彼女の喘ぐ声と、ぼくの吐息がまじりあって、そして。
「ひっ、あ……あ、あああっ!!!」
先に限界を迎えたのはダイ君。
彼女の身体が大きく震えて反り返って、それから今までで以上にぼくをキツく締め付けた。
「う、……くぅっ!」
それは本当に食いちぎられるんじゃないかっていうくらいの締め付けで、ぼくももう限界だ。
さすがにナカは不味いかな、なんて思ってはいたのだけど、引き抜く暇なんて無くってそのまま彼女のナカに、白濁液を吐き出してしまった。
「あ……はぁ、は……は、ぁ、……れおなぁ」
少し不味かったかなぁ、なんて思いながらも、彼女のナカから引き抜こうとした、けれど。
恍惚と潤んだ瞳に、熱を孕んだ声に。
ぼくはまたしても硬くなってきてしまう。
「ダイ……君。もう少し激しくしても大丈夫?」
尋ねたぼくに、彼女は小さく頷いてくれた。
まだ震えてる彼女の脚を掴んで、再び腰を動かす。
今度はさっきまでみたいにゆっくりと浅くではなくて、激しく深く。
「あ!あぁ、あ、はぁ、ん!んっ!」
一度限界を迎えたから、なのか、もう痛みは感じていないみたいで、ぼくが突き上げる。その度に、彼女の顔には快楽の色が浮かぶ。
どうやら奥が特に気持ちいいみたいで、奥にあたるとより一層、声に甘さが交じる。
「んぁ、あ……んん!」
だから、何度も何度も、一番奥に向かっておもいっきり突き上げる。
「れお、な……ああっ!そこ、はぁ、んっ!だめ……っ、きもち……よくって、あん!また、んぁ、へんに、な、る……っ」
二度目、だからだろうか。それとも彼女が感じやすいから、なんだろうか。ダイ君はもう限界が近いみたいだ。
またぼくをキツく締め付けてくる。
「……ダイ君、そういう時はね、イくって言うんだよ」

788:決戦前夜 10/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:58:49 NkE+cFsz
奥に突き上げるのを止めずに、彼女の耳元にささやく。
彼女自身の喘ぎ声が結構大きいから、もしかしたら聞こえてないかもしれないけど。
「ぁ、イ、く……イく!イっ……ああぁっ!!」
どうやら聞こえてたみたい。
さっきと同じように、彼女の身体は大きく震えて、ぼくをキツく締め付ける。
それから荒く息を吐いて、身体からがっくりと力がぬける。
でも、さっきと違うのは、ぼくはまだ終わってない。
……ぼくもそろそろイきそうなんだけどね。それは置いておいて、そのまま腰を動かす。
「ぁ……んぁ、れおなぁ、あた、し……、も、……はぁぅ!」
イったばかりの身体には、奥に突き上げられるのは辛いらしく、ダイ君の顔には快楽と苦痛の入り交じったような表情が浮かんでいた。
そんな顔をされるのは少し胸が痛むのだけど、もう終わらせるから、と彼女の頬にキスを落とす。
その言葉通りに、最後におもいっきり奥に突き立てて、ぼくは二度目の限界を迎えた。
「は、ん……ぅっ」
「はぁ、あん!!……ぁ」
今度こそ彼女のナカから自身を引き抜く。

789:決戦前夜 11/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 01:59:24 NkE+cFsz
たった今までぼく達が繋がっていたソコから、ぼくの吐き出した白濁と、少しの血が混ざりあってこぼれてくる。
「……ねぇ、ダイ君。君、いつかさ、子供はパピラスが運んでくるんだって言ってただろう?」
ぼくの突然の思い出話に、ダイ君は息を整えながら頷く。
ぼくはとりあえず、その辺にあったタオルでこぼれてくる白濁やら血やらを拭いながらその先を続けた。
「あの、ね。本当は子供ってこうやって作るんだよ」
……しばらく、無言が続いて。
「……あたし、赤ちゃんできるの?」
瞳をぱちくりさせながら、ダイ君はぼくに問う。
「いや、必ずできるってワケじゃないんだけど……もしかしたら」
そうなった場合、どうしたらいいんだろう。
ぼくとしてはむしろ喜んで責任とらせてもらうんだけど。
「……産んでも、いい?」
でも、ダイ君は可愛らしく首を傾げながらぼくにそう聞いた。
「……産んで、くれるの?」
まさかそんな問いが返ってくるなんて思わなくって、ぼくは問い返してしまう。
そしたら、彼女は少し恥ずかしげに頷いてくれて……。
なんだか嬉しくなって、そのままダイ君の唇を塞いだ。
今まではぼくの方から舌を絡めていたのだけど、今度はダイ君の方から絡めてくれた。
そのまま暫く互いの唇を味わいあって……。
「明日、頑張ろうね」
「うん……」
その言葉を最後に、ぼくたちは眠りに落ちた。

790:決戦前夜 12/12 ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 02:00:51 NkE+cFsz
おまけ の ようなもの。

翌日のぼくはすこぶる上機嫌だった。
昨夜のこともそうだし、何より。朝、目覚めたらダイ君が隣にいて、少し頬を赤らめながら、
「おはよう」
って言ってくれるのだから!
あんまり嬉しすぎて夢なんじゃないかと思って自分の頬をつねったくらいだ。
それから、お互いに身支度を整えて、彼女の髪を結ってあげて。

それから、ポップとマァムとも合流して、ギルドメイン山脈へと向かう道すがら。
「……レオナ」
ポップが、ぼくの肩にポンっと手を置いた。
その顔は何故かとても爽やかに笑っている。
「何、どうしたの。なんかいいことでもあった?ついにマァムに告白できたとか」
問うぼくに、ポップはハハハと笑いながら言った。
「おれの部屋って、ダイの部屋の隣だって知ってたか?」
ぼくもアハハって笑い返して……答えを詰まらせた。
そういえば、ダイ君の声、結構大きかったなぁ。
っていうか、あれ?ということは何。聞えてた、の?
「……えっと、そう、だったっけ?」
「おう。そうだったんだよ。アレか。おれへの当て付けか何かか?」
僅かに視線を反らすぼくに、そう言うポップはやっぱり異常に爽やかに笑って……いや、目だけは笑っていなかった。
えーと、ここは、その。
「……ごめん。今度は気をつける」
「……おう、そうしてくれ」
とりあえず謝るしかなかった。

791: ◆kmbxgHC1NY
10/05/22 02:01:43 NkE+cFsz
以上です。
ありがとうございました。

792:名無しさん@ピンキー
10/05/22 02:03:35 +MKulsM1
>>791
リアルタイム投下に遭遇した!
相変わらずGJですよ!

793:名無しさん@ピンキー
10/05/23 22:13:43 a1oijA7O
きてますね^^
月曜の晩見ることにします

794:名無しさん@ピンキー
10/05/23 22:59:42 pj8fZHtD
GJ!
やっぱり和姦もいいですね。

795:名無しさん@ピンキー
10/05/30 17:14:46 VzV0wOzR


弟にお姉ちゃんがよかったと言われて女装に手を出す。

女装がエスカレートしていくうちに本当にお姉ちゃんになってしまう。

796:名無しさん@ピンキー
10/05/31 10:42:43 KwNBqGMq
sageろカス

797:名無しさん@ピンキー
10/05/31 22:02:17 rX84NK3m
>>796
sage忘れ今気づいた

798:名無しさん@ピンキー
10/06/07 02:47:19 HRGZ1WgY
「本当はお姉ちゃんがよかったんだ・・・。」
弟のその言葉のせいで、俺は・・・・・・

799:名無しさん@ピンキー
10/06/08 05:56:20 5Lfx07+Z
>>798
TSしたんですね、わかりました。


800:名無しさん@ピンキー
10/06/23 00:19:34 T1NUBckQ
28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/06/21(月) 22:06:38.24 ID:EJGUnaMe0
人体練成で彼女作ろうとしたらチンコ持ってかれた

801:名無しさん@ピンキー
10/06/23 23:26:26 4g5ECVSv
>>800
大事なものから持ってかれますからねw

802:名無しさん@ピンキー
10/07/05 11:59:47 GH9K7Ma9
>>800
何だ成功じゃないか
800が女体化したってことだろ?


803:名無しさん@ピンキー
10/07/05 19:54:38 DUgthyds
失敗だろ
チンコを材料に女が誕生したが
チンコのない宦官風の男に用はないので
別の男に寝とられる運命にあるだけだな

804: ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:25:38 3MIz4agk
こんばんは、このスレではお初に投下します。


【内容・属性】一次/後天性薬品TS(♂→♀)/学園モノ/幼馴染

薬品TSで親友ネタですが、>>766-777あたりの流れの方とは別です。
長いのと後篇がまだ一部出来てないのでとりあえず前篇だけですが、
最近、隙あらば規制に巻き込まれててしまうので、書き込めるうちに投下させて頂きます。

NGワードはタイトルか鳥でよろしくお願いします。

805:皆上将之の災難 ◆l1n5QDQI8g
10/07/09 21:27:24 3MIz4agk
 皆上将之は不良だった。

 いや、その表現も正確ではない。
 世間一般のいわゆる不良というイメージから想起される、未成年の身での飲酒・喫煙や道交法違反、恐喝その他の
軽犯罪とは彼はさほど縁がなかった。
 確かに授業はよくサボるし教職員にも態度はでかい。その粗暴めいた立ち居振る舞いのお陰で一般生徒からも
基本的には敬遠されている。
 しかしながら実際に彼から理不尽な暴力を振るわれたと言う者は少なく、僅かな例外は彼の入学前から校内に存在した
不良グループや校外で喧嘩を売ってきた他校生や街のいわゆるチンピラばかり、時には同じ学校という以外は面識もない
生徒が通学中に絡まれていたり痴漢に遭っていたりする現場に居合わせたからと犯人を叩きのめしてしまう例も
一度や二度ではない。
 それなりに喧嘩っ早いくせをして拳を振るうのは正当防衛と人助けのみと限定された、非常にアナクロな義侠心を掲げて
生きている彼を形容するにはもはや、現代では死語と化して久しいその言葉が最も相応しいのだろう。

 つまり、よりしっくりと来る形容を選ぶならば─皆上将之は生まれる時代を三十年ほど遅く間違えた「番長」だった。

          *          *          *          *          *

806:皆上将之の災難 ◆brmv/drPy.
10/07/09 21:37:13 3MIz4agk
「うぉーい、カズ、邪魔すんぞ」

 言うが早いか第二理科実験室の入口をのっそりとくぐった人影に、室内にただ一人いた男子生徒は
いつものように「ん」と小さく声を上げ応対した。

「アレ貸してくれ、アレ」
 代名詞だけの不明瞭な要求にも関わらず、さっと実験机の下の物入れを開いた手は僅かの迷いもなく
アルマイト製の救急箱を一つ取り出す。
「今日はなんで喧嘩してきたの、まーちゃん」
 言われる前に制服の袖を捲って傷口を洗った皆上将之がすぐ隣の椅子に腰を下ろすのとほぼ同時のタイミングで、
消毒綿をピンセットでつまみ準備万端の男子生徒、将之と同級生でありなおかつ自宅が隣接していて親同士も親交がある、
産婦人科の新生児ベッド以来の幼馴染であるところの門司理久は毎回恒例の質問を投げ掛けた。
「あー、国道出る手前のガード下でなんか一年の奴が囲まれてたんでよ…」
 窓から射し込む晩秋の西日が理久の眼鏡へ反射して眩しいのに目を眇めながら、将之はぽつりぽつりと
喧嘩の理由及び詳細を白状する。
 他の人間には例え強面の生活指導担当教諭相手であってもこれほど正直に答えることはない─答えたところで
「暴力を正当化しようとしている」などと難癖を付けられることがほとんどなので─彼だが、働きづめで
滅多に家にいない実の親よりも付き合いの長い隣人には隠し事をするだけ無駄だと、半ば本能的に悟っているらしい。
「その一年の子はそれでどうしたの」
「気が付いたら影も形もなかったな」
「お礼くらい言っても内申に響くわけじゃないのにね。はい、次は左足出して。ズボンも破れてるよ」
 すっかりと慣れた手つきの理久に傷口の消毒と薬の塗布、仕上げの絆創膏を処置してもらい椅子を立とうとしたところで
破れた所を繕うからとズボンを脱ぐよう指示され、素直に引き渡した将之は学生服の上着に下半身はトランクス一枚という
少々締まらない格好で、しばらく室内をうろうろする羽目になった。

 選択科目の化学や生物の授業で使われるのは数年前にほとんどの設備を新調した第一実験室の方であり、
この第二実験室は少子化のお陰で生徒数もクラス数も少ない現在、専ら準備室からはみ出した器材を置く物置兼、
化学部の部室としての使用がメインとなっている。
 なお、正式な部活として認可されるには最低五名以上の部員の在籍が条件とされているものの、この部室に顔を出すのは
常に部長である理久ただ独り、残りの部員は他の部との掛け持ちかそもそも部活動をする意志のない幽霊部員しかいない
ため、この第二理科実験室は実際のところ理久の個人研究室と言ってもいっこうに差し支えない状態だ。
 理久本人は他の部員がいようがいまいが気にも留めない様子で、日々この部屋に籠もって余人には原理を説かれても
理解しがたい実験やら研究やらに明け暮れており、要するに彼も学校の中では将之に次いで浮いた存在ではあるのだが、
それでも学校側の態度が将之に対するものと天と地ほども差があるのはひとえに理久の両親が国内外に知られた
医療薬学と遺伝子工学のそれぞれ権威で、その血をきちんと受け継いだ一人息子も既に幾つかの研究論文を著しては
その道での評価を受けており、ひいてはいずれ母校の名誉となってくれる事を期待されているからだった。

「おい、なんか冷蔵庫のモンもらっていいか」
 既に実験室片隅にある冷蔵庫を半ば開けている状態で、将之がその持ち主に声を掛ける。
 元々からの学校の備品以外にも理久が家から持ち寄ったり、粗大ゴミ集積場から勝手に拾ってきて自分で修理して
使えるようにした器材がここにはごまんとあり、無論この冷蔵庫もその一つだった。冷暗所保管が必要な資料や
薬品のためという建前ながらも、入っているのは主に飲料のペットボトルや菓子類というのはまあご愛敬といったところか。
「いいよ、好きなの取って。気が向いたらそのうち足しといて」
 破れたズボンを丁寧に、裏から継ぎ布まで当ててきれいに繕う作業に没頭しているのか理久は目も上げずに答え、
いつも通りのやり取りを心得ている将之もさほど遠慮なく冷蔵庫の中身を物色する。
 そのままちくちくと針を動かしていた理久だったが、ふいに何ごとかに思い至ったのか、いきなり弾かれたように顔を上げた。
「あ、言っとくけどフタ側に入ってるドクロマークのラベルが付いたオレンジ色のペットボトルは薬品だから間違って
飲まないでね! キャップにも同じマーク描いてあるから間違わないと思う…けど……」

807:皆上将之の災難 3/13 ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:39:22 3MIz4agk
 が、振り向いた理久が慌てた口調で肝心なところを言い終わるよりも僅かに早く、将之は手にしていたオレンジ色の
ボトルの中身を一息に空けている。

「……え……?」

 束の間の静寂が室内を支配し、取り落とされたドクロマーク入りのプラスチックキャップがリノリウム材の床にからりと転がる、
その音だけがうつろに響いた。

          *          *          *          *          *

「……うっぷ、気持ち悪ィ……」
 よろよろと、生まれたての子馬的な足取りで自宅玄関に辿り着いた将之は眩暈をこらえつつ、ポケットから家の鍵を
引っぱり出す。それを普段通りドアの鍵穴に差し込もうとするものの、どうにも手元がかたかたと震えて上手く鍵の先が
入らない。
「ほら、貸して」
 理久が横から鍵を取り上げてさっと回し、開いたドアへ将之の背を押し込む。
 親しい隣人同士という事もあって、小学生のころ門司家の両親がヨーロッパと北米の研究室にそれぞれ出向してしまった
時は皆上家の親がわが子も同然に理久の世話を買って出ていたし、中学に上がる前に消防士だった将之の父親が亡くなり
母親は生活のため看護師として夜昼なく働き始めた頃には門司家の側が同様に将之の面倒を見たりと、互いに勝手知ったる
他人の家だ。
 今日も将之の母は夜勤に出ていることは分かっているので理久は挨拶もせずに上がり込み、未だ足元もおぼつかない
幼馴染へ肩を貸して支えながら、子供部屋のある二階へと上っていった。

「はい、制服脱いで、靴下も」
 言われるがまま為すがままといった体の将之は理久の手に学生服の上とシャツを剥がれ、ベッドへ倒れ込んだところで
ズボンと靴下も抜き取られる。
 もそもそと布団にくるまり、腹の奥からこみ上げてくる吐き気をなんとかやり過ごそうとしている将之の額を、
ふいにひやりとした感触が覆った。
「とりあえず冷やした方が良さそうだよ。熱は定期的に計って、あと水もできるだけ飲んで」
 差し出された体温計は素直に脇の下に挟み、もう一方の手が差し出す吸い飲みは力の入らない手で押し返す。
「…みず…は、も……みたく…ねえ……」
 ぼんやりと細められつつも恨みがましそうな目つきに将之が何を根に持っているか理解して、理久も溜息を吐く。
「胃洗浄は仕方ないだろ。僕だってまさか、あんな容器をいかにも危険物っぽくしておいたのを中身も確かめず
飲んじゃうなんて、さすがに予想しなかったよ」
 まるっきり呆れたような口ぶりに将之は内心むっとしたが、先程喉の奥まで指やらホースやら突っ込まれた感触を
思い出すと余計に気分の悪さが深刻化しそうで、今はそれどころではない。
 しかも、胃の中身を消化しかけの昼飯まで洗いざらい吐かされたというのに、まだ何かが腹の奥に詰め込まれてでも
いるような、どんよりと重たいものがそこにわだかまっているような感じがする。胃だけでなく内臓のそこかしこが熱を帯びて
じくじく痛むような、体全体がただれて溶けてしまいそうな、非常に不安を掻き立てられるイメージ。
「あの薬はまだ効果が未知数なんだ、生物部のマウスでこっそり試してはみたけど人間じゃどうなるかまだ分からないし……
まあ少なくとも死ぬようなことはないと思うけど、でも……」
 ちっとも救いの見出せないことばかりの理久の声も、どんどん遠ざかっていって次第に不明瞭になる。

 ちくしょうカズの野郎、目が覚めて頭がシャッキリしてたら覚えてろ、と逆恨みする思考も次第にぼやけて拡散し、
いつしか将之の意識は泥沼の底へ引き込まれるように暗転していった。

          *          *          *          *          *

808:皆上将之の災難 4/13 ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:40:21 3MIz4agk
 将之が目を覚ました時、辺りは既に真っ暗だった。
 意識がはっきりしてみれば、全身が冷水でもかぶったみたいにびしょ濡れで、ぞくぞくしてしまうほど気持ちが悪い。
 声を出そうとしたが、喉がからからで舌が口の中に貼り付いたように動かない。

 当てもなくじたばたと動かした手が何か冷たくて硬い物にぶつかったと思った次の瞬間、それが板張りの床に落ちて、
ごとりとやけに大きな音を立てた。
 ようよう上体を起こしかけてみて、それがさっき理久の持ってきた吸い飲みだと気が付く。
 次第に暗がりへ慣れてきた目はその容器が少なくとも見てすぐ分かるほど割れていないことと、中に入っていた水が
こぼれてフローリングの上に広がりつつある様子を見て取った。
 喉が渇いていたのにもったいない事をした、と考えているところで誰かが部屋の灯りを点け、いきなりの明るさに
目を灼かれて思わず枕に顔を突っ伏す。
「なぁに、起きたと思ったら途端にバタバタガチャガチャして、落ち着かない子ねえ」
 背中に聞く母親の呆れ声に、もう夜勤の明ける時間なのかと思って時計を見れば、まだ三時─おそらくは午前の─
を少し回ったところだった。
「夕方にカズくんから電話で知らせてもらって、師長もそれを聞いてたから今日は巡回終わったところで早上がり
していいって言って下さったの。それまではカズくんがつきっきりで様子を見てくれてて、もうフラフラだったから
ご飯食べさせて下の和室で寝たらって言ったんだけど、何か資料を探すとかでお家に帰って行っちゃった」
 でもその割には大したことなさそう、寝たら治っちゃうなんてあんたは本当大雑把ねえ、と散々な言葉と共に
差し出されたコップをつい奪い取るような勢いで口をつけ、一気に冷たい水を飲み干す。体中の干涸らびた細胞に
隅々まで水分の行き渡るような快さを堪能し、次いで人心地ついた途端に自覚する現実、全身が汗みずくで
おまけにそれが冷えきっている状態に、大きな身震いが襲ってきた。
「母ちゃ……」
 タオルか何かくれ、と言おうとして自分の口から出た声の異様さに、将之は思わず飛び上がりそうになる。
 寝起きでかすれているのはいい、だが、それだけが理由とは思えないこの違和感は何だ。
「ちょっと、Tシャツびしょびしょじゃない。脱ぎなさい、拭いてあげるから」
「いっ、いい! 自分…で……やる、から……」
 別に息子の裸ぐらい見たってどうってことないわと爆笑する母から蒸しタオルだけを引ったくり、部屋の外に
押し出すとドアを閉め、すぐさま鍵を掛ける。
 今しがた、慌てて服ごしに体を触った時から不吉な予感が脳裏に去来して仕方がない。
 じりじりシャツを捲り上げる間にも心臓はばくばくと忙しない間隔で鼓動を鳴り響かせていて、額や背筋には
嫌な汗がひっきりなしに滲む。

 十数回ほど意味もなく深呼吸を繰り返した後で、覚悟を決めてシャツを一気に体から引き剥がせば、
そこにあるのは見慣れた自分の胸板と腹筋─ではなかった。

「……っ、なんじゃこりゃぁあああああああ!!?」

 思わず絶叫した声に階下からは「こんな夜中にご近所迷惑でしょ!」と母の怒声が返り、生まれて十七年この方
カーテンなど吊したこともない窓の向こうでは建て売り故にちょうど線対称の構造をした隣家の二階の部屋から、
窓際の勉強机に積み上げられた大量の本及びパソコンとその周辺機器に埋もれかかったような理久が
唖然とした顔でこちらを凝視していた。

          *          *          *          *          *

809:皆上将之の災難 5/13 ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:46:39 3MIz4agk
 まだ夜も明けきらぬ午前四時、皆上家のダイニングキッチンでは将之と母親の恵美、そして理久の三人が顔を揃え、
将之の体に起きた変化についての緊急の話し合いが開始された。

 使い終わったカレンダーや裏の白い広告など、その辺りにあった紙数枚をややこしい化学式や専門用語でびっしり埋めた
理久が並べ立てる内容はほとんど呪文か苦手な教科の講義にも似て、一番の当事者であるはずの将之は最初の数分で
それらの理解を諦め、欠伸交じりに右から左へ抜けていく音の流れをぼんやり聞いているしかない。一方、恵美の方は
現役の看護師だけあって理久の話の所々で質問をしたり確認を取ったりと、息子とは段違いに真剣な応対を見せている。
「……つまり、将之の体が元に戻る手だては今のところ、ないってわけね?」
「そうなんです」
 ぼけっと聞き流している間にとんでもない結論が出た事に、思わず座っていた椅子から落ちそうになった将之は
テーブルを乗り越えんばかりに腕を伸ばし、やけに神妙な表情をしている理久の胸倉をひっ掴んだ。
「なんでそーなんだよ! あの変な薬飲んで俺の体が女になっちまうってんなら、もう一回飲めば男に戻るとかじゃねぇのか!?」
「まーちゃん、僕の話、聞いてなかったの? あの薬は、雄性体を雌性化させる―つまり、オスをメスに変える効果しかないんだよ」
 実際聞いていませんでした、と言うのも癪でぷいと顔を背けた将之に構わず、理久は新しい白紙を持ち出すと
その上にボールペンを走らせ始める。
 几帳面で細かい、但しかなり癖のあって読みにくい字が何を表しているのか皆目解らない、といった風情の
将之をちらりと見やって諦めたように眉を寄せた理久のペン先は、今度はぐにゃぐにゃとした線、おそらく本人の中では
生物の胚から胎児までの過程を表現しているつもりの珍妙な形を紙の上に描き出した。
「哺乳類みたいな胎生の生き物は、発生初期段階までは染色体上の性別と関係なく雌の形をしてるっていう話は
聞いたことあるよね。そこから性決定ホルモンの働きによって性別が分化するわけだけど……」
「お前、相変わらず絵ぇド下手だな」
「真面目に聞いててよ、頼むから。まあ、大まかにまとめるなら、あの薬は男性ホルモンに導かれた性形質を削り取って
原形に戻す効果があるって考えて。……でも、こんな短い時間で、こうもはっきりと外形に変化が出るなんて、これまでの
実験データからするとおかしいんだよね……」
 話の後半からは自分の頭の内側を覗き込むような顔つきになって、ああでもないこうでもないと手元の紙を字や記号で
真っ黒に埋め始めた理久にこれ以上の意思の疎通を求めるのは難しいと、長年の付き合いで知っている将之は
途方に暮れた表情を傍らの母親に向ける。
「母ちゃん……」
「うーん、困ったわねえ……ま、しょうがないから諦めなさい、将之」
「投げやがった!!!?」
 潔いにしても程があるあっさり加減で我が子の、息子としての人生に見切りをつけた恵美はやけに落ち着き払った物腰で、
さっき淹れてからだいぶ温くなった焙じ茶を一口啜った。
「別に命に関わる事じゃないんでしょう? 大抵の事は元気に生きてれば何とかなります。うちには跡継ぎがどうのとか
言うような家名も親戚もないし、それにあんたは元気が有り余りすぎてちょっと心配なくらいだから却って良かったかもしれないわ」
「ちっとも良くねえよ!! 男が女になったら色々……とにかく色々困るだろ!? その……アレだよ、何か……が、学校とか……!」
 悲しいかな、「色々困りそうな事」の具体例を上手くシミュレーションできずにひたすら漠然とした危機感を
訴えるしかない将之の脳裏には、とりあえず男子の五十音順→女子の五十音順で割り振られている出席番号が
後ろの方にずれるのではないかという、相当にどうでもいい部類の懸念しか浮かんで来ていない。
 そんな思考内容を見透かしたという訳ではないだろうが、今や半ば以上娘へと変貌しつつある息子の主張を
ぞんざいに受け流した母親はお隣さんと額を突き合わせて学校その他への説明として使えそうな医療事例や
対応を取るべき範囲についての相談に余念がなく、自分の体の事だというのにどうにも蚊帳の外に放り出された感の
否めない将之はいかにも不服げに唇を尖らせた顔を、食卓上に組んだ腕の中へ埋めるよう突っ伏した。

810:皆上将之の災難 6/13 ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:48:02 3MIz4agk
 いっそ、このままもう一度眠って起きたら全部夢だったなんて事にはならないものか。
 普段なら男らしくないと自分で一蹴するような現実逃避にすら思わず縋った頭の上へ、おそらく理久の手だろう感触が
そっと重みを乗せ、髪をふわふわと掻き混ぜるみたいにして撫で回される。
「ごめんね、まーちゃん。今回の事はほとんど、僕の不注意が原因みたいなものだから……責任は、取るよ、絶対に……」
 当たり前だ、と思う気持ちも半分、その声に含まれたどこか悲痛そうな響きが気にもなり、将之は腕の中から
視線だけを上げて理久を見た。
 中学に上がる少し前くらいから掛けるようになったフレームの細い眼鏡越しに、やはりこちらをじっと見つめる目元は
何かを耐えるように細められ、ひとくちには形容しがたい複雑な感情をはらんでいる。
 そう思った将之は腕組みを解き、上体を起こして正面から、幼馴染にして唯一の親友の顔を見据えた。
「注意が足りなかったのは俺もだ、カズ。お前一人が何もかんも負い目に感じるこたぁねえ、てめえの迂闊が招いた事は
てめえでケツを持たなきゃ男が廃るってもんよ」
 本人は至って真剣に発した、それでも随分と大仰な台詞を受けて理久は一瞬、困ったように眉尻を下げ、
次いで堪えきれないとでも言わんばかりに苦笑する。
 人が真面目に腹を括ってるのに笑うなと将之は憤慨し、横からその様子を眺めていた恵美は「あんたの頭は
本当に時代がかってるわねえ…」と混ぜ返した。

          *          *          *          *          *

 三時間ほど後、とりあえずは登校する事にした理久は、そのいかにも寝不足ですといった顔を引っ提げて
学校へと向かって行った。

 体の調子は今は大して悪くないものの、さすがにこの状態で元気に登校という訳には行かない将之は
しばらく手持ち無沙汰に家の中をうろついていたが、不意に鳴き出した腹の虫に誘われるようダイニングに戻る。
 茶碗に山盛りにした飯をしば漬けと佃煮とレトルトの味噌汁でかっ込み、二杯目を卵かけご飯にして更に流し込み、
仕上げに牛乳をパックから直飲みという大雑把な朝食の後、そういえば昨日から今朝に掛けておかしな時間に寝たり
起きたりした弊害なのか無性に眠気を覚えて自室に戻り、布団に潜り込んだのが午前十時過ぎくらいのことだった。


「……ちゃん、まーちゃんってば」
 ゆさゆさと肩を揺さぶられて将之の意識は中途半端に覚醒した。
 ぼんやり半眼に開いた視界には、学生服の胸から腕あたりと何枚かの紙がまず飛び込んでくる。
「これ、今日配られたプリント、まーちゃんの分もらってきたから机の上に置いとくね。…で、具合はどう? 
熱が出たり気持ちが悪くなったりしてない?」
 ようやく頭がはっきりしてきたところで、将之はベッドの傍らから理久が覗き込んでいることと、辺りが
すっかり薄暗くなっていることに気が付いた。
「あ…カズ、いま……なんじだ……」
「夕方の五時半だよ。もしかして、朝からずっと寝てた?」
 理久の問いに肯定とも否定ともつかない生返事をしつつベッドの上に上半身を起こし、ぐっと伸びをした、
ところで将之の全身はぎくりと固まる。
 なんだか、妙にTシャツの胸が、きつい。
「あれ、なんだろ、まーちゃん今朝よりも体型が……って、えぇえ!?」
 部屋の電気を点けて振り向き、違和感の正体をよく確かめようと眼鏡をずらし直した理久の目の前で、勢いよく
Tシャツが脱がれて宙に舞った。
 目を丸くしている幼馴染に構うほどの余裕もなく、将之は布地の下よりぷるりと揺れつつ現れた二つの盛り上がり、
ゆうべ絶叫した時よりも確実にその体積を増している胸部を凝視する。
「………か、カズ、その……俺の目がおかしいんじゃなかったら、なんか……オッパイでかくなってるような気がするんだが……」
「えっと……正確な増量分は測ってみないとわからないけど、目測としては確かに大きくなってると思う」
 正直に答えながらも、理久はややぎくしゃくとした態度で部屋の壁を凝視したり、特に意味もなく学生服の襟を
引っ張ったりしていたが、やおらシルバーフレームのブリッジを指で押し上げると、急に何かのスイッチを
切り替えたような真顔で将之の方へと向き直った。
「おろおろしてても事態には進展がないよね。とりあえず、状態の変化を逐次計測して、今後の予測と対策を立てようよ」

811:皆上将之の災難 7/13 ◆YOLph2yTEI
10/07/09 21:48:57 3MIz4agk
 いきなり何やら頼り甲斐のあるようなことを言う理久につい頷いた将之だったが、さてその言葉を実践するためには、
家のどこかに多分あるはずの母の裁縫箱を探し出さなければならなかった。
 探索の末に発見した洋裁用メジャーでまずは胸と胴、腰、尻周りから何故か首や二の腕や太腿の太さまで測られ、
お次は身長と座高と体重、肩幅に掌や足底のサイズと、まるで凝り性の服屋にでもなったかのような勢いで
採寸していった数値を理久がレポート用紙にせっせと書き付ける。
 こうなる直前の、普通の男の体だった時の寸法は測っていないから比較するのは難しいんじゃないかと将之は一瞬
思ったが、そこは理久の無駄にいい記憶力が役に立った。
「新学期の身体測定した時に身長は185.5cmだったけどその後もう0.5くらい伸びてたよね。
体重は日ごとの誤差をこれくらいとしても……学生服の肩幅から遊び分を引いて…………」
 自分でも大して把握していないような、親友とはいえ男の身長や体重や胸囲をなんでこいつはそんな詳細に
憶えているんだろうと将之が不思議がる中、理久の手元では随分なビフォー&アフター対比表が完成する。
 結果から言うと身長はおおよそ2cmほど減り、なのに体重は逆に少しだが増え、肩幅や手足のサイズや首周りが減って
胸と尻周りがだいぶ増えた、そんな散々な結果に将之は大いに気が滅入ってきた。
「それで、あと一箇所測ってないところがあるんだけど……」
 さっきまでの有無を言わせぬメジャー捌きとは裏腹に、急に言いにくそうな様子で切り出してきた理久の言わんとするところを
なんとなく察し、そういえば実のところ、怖くてなかなか確認できずにいたブツのことを将之も気が進まないながらも意識する。
 にわかに心拍数を上げたり脂汗を滲ませたりと動揺する己が肉体を宥めつつ、何度かの深呼吸の末に、
なんとかの舞台から飛び降りる心地で最後の関門へ突撃し─将之は沈黙した。

「……ど、どうだった……?」
 トランクスの前を引っ張って覗き込んだきり、石になったかのように動きを止めている幼馴染に怖々といった調子で理久が問う。
 やたらと長く感じられた沈黙の果てに、その口から這い出した声音は理久もこの十数年間で初めて聞くような、
なんとも言えない悲嘆の響きを帯びていた。
「………………半分以下…くらい…………」

          *          *          *          *          *

 その二日後、正確に言えば二度の睡眠と一度の昼寝と四度の食事というだいぶガタガタの生活サイクルを挟んで
翌々日の昼ごろ、用を足そうとした将之は件の半分以下がゼロ数値にまで至ったという現実に直面し、できれば
その場にへたり込んで泣き出したいような衝動に襲われた。
 勿論、場所柄そんな衛生的でない行為をするのも躊躇われるので、自室に戻って布団に倒れ伏すまではやせ我慢をする。
 枕に顔を押し当てたところで実際には涙も出てこなかったが、この先自分はどう生きていけばいいのか、とりあえず
学校はどうするべきか、漠然と考えていた卒業後の人生設計から今のとこ全く当てはないが恋愛だの結婚だのにまで
思いを馳せ、さっぱり建設的な道筋が見出せないことに落胆し、気が付けばまたもや睡魔の淵に誘われて夕方まで
寝倒してしまった。


 目が覚めると既に夜の七時過ぎで、勉強机の上には寝ている間に理久が置いていったらしいプリントが二枚と、
近所の商店街にある洋品店のシールを張られた小さな紙袋がひとつ置いてある。
 袋の下に挟んであるメモを見れば母親が夜勤に向かう前に走り書いたと思しき字で「明日帰ってきたらサイズを測らせるように」
とあり、はて何を測らなければならないのかと首を傾げながら紙袋を開けると、中から転げ落ちてきたのは女性用パンツ
─いや、こういうのはパンティとかなんとか呼称するべきなのだろうか?─が数枚。
 一応「元」息子への配慮なのか、グレーや水色の無地でレースやリボンなどは付いてないスポーティタイプという
チョイスではあったが、それでもこれは間違いなく女性用下着であって今日まで愛用してきたトランクスだのの類とは
全く異質な代物で、そんなものをうっかり鷲掴みしてしまった将之は母のありがたい心遣いに感謝する気にもなれず、
机に突っ伏す以外のリアクションの取りようもなかった。

          *          *          *          *          *


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch