【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目at EROPARO
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目 - 暇つぶし2ch422:これでもバイオ好き
09/06/22 23:09:15 oMcvjlRJ


飲み過ぎた翌日に頭が痛くなるのは当然の事としても。
今朝の俺の頭痛はアセトアルデヒドによってもたらされたものでは無かった。
いつもよりずいぶん遅く目を覚ました俺は、数分後には文字通り頭を抱えることになった。
昨夜のあの強烈な出来事は、実は夢だったんじゃないかと最初は思った。
だって突拍子もなさすぎるだろ?
あのレオンが女性化してて、しかもそれとやっちまったなんてさ。
夢で終わらせないとか何とか、能天気な歌があったような気がするけど
夢であってくれと切に願わずにはいられない。
だけどベッド周りの惨状を見れば、あれは現実だったと認めざるを得ない。
ベッドはぐちゃぐちゃ、シーツはガビガビ、服や靴はそこらじゅうにほっ散らかされて、
ゴミ箱には丸められたティッシュの山。
中身はもちろん使用済みコンドームだ。優に半ダースはある。
しかし、あれを使うだけの理性が残ってたんなら、なんで思いとどまらなかたんだよ、俺。
しばらく酒は控えよう。真剣にそう思った。
それにしても。
俺は傍らでまだ眠っているレオンにちらりと目を向ける。
こいつが起きたら、何て言やいいんだ?
『昨夜のあれ、一時の気の迷いだから。無かったことにしといてくれる?』
とは言えないよなあ。
かといって、『責任とります。』というのも何か違う。いや、絶対違う。
とにかく気まずい。むちゃくちゃ気まずい。
などと悶々としているうちに、昨夜のクレイジーとしか言いようの無いのアレやコレやを
ばっちり無修正で思い出してしまい、顔がかーっと熱くなった。
酒の勢いって恐ろしいわ。素面じゃぜってー無理だ、あんなこと。
しかし。それだけ酔っぱらってたとなると、ちゃんとしたつもりで実は出来てなかったかもしれないな…避妊。
顔面に上った血が、こんどはざーっと音をたてて引いて行く。
どどど、どうしよう?失敗してたら、やっぱり結婚するしかないのか?そうなのか?
第一、 あいつは法的には男、女どっちなんだ?

423:これでもバイオ好き
09/06/22 23:16:05 oMcvjlRJ
一人で赤くなったり青くなったりしていると、レオンが目を覚ました。
奴も最初は状況がよく理解できていない様子だったが、そのうち思い出したらしい。
天を仰いで額に手を当てている。
あ、あのな、レオン…。
「あちゃー、ま た やっちまったか…」
またって、お前!
「あ、いや、そんなしょっちゅうって訳じゃ…」
あたりまえだ!こんなこといつもやってたら洒落にならんぞ!
そ、それよりな、大丈夫なのか?
「へ?何が?」
に、にん、妊娠だよ!可能性はないのか?
「あー、それなら無い、無い。多分。」
多分、なのか…。
「おれ、今まで妊娠とかしたことないし。」
お前、ついこの間まで男だっただろうが。
「ま、平気でしょ。もし2ヶ月たっても生理が来なかったら連絡するし。」
………………。
「じょっ、冗談だってば!そんなもん、ハナっから無いって!
生殖能力のある寄生体は除去済みだから、もう大丈夫だよ。」
先にそれを言え、先に!
「だから、全然気にする必要ないぜ。クリスが初めてって訳でもないし。」
それはそれで、問題があるような気もするが。
「ほら、あれだ、何つうの?犬に噛まれたと思って忘れなさいってやつ。」
おまえはケルベロスかよ。
「ちょっと違うか?出会い頭の事故みたいなもん?」
なんか泣けてきた。いろんな意味で。

流石にレオンも気まずかったのか、シャワーも浴びずそそくさと、
けれど妙にすっきりした顔つきで帰っていった。
嵐が去った後に、俺だけがぽつんと取り残されたみたいだ。
その嵐たるや、カトリーナ並みのハリケーンだったけど。
床の上に投げ出されたジーンズを拾い上げ、ポケットから携帯電話を取り出す。
ちょっと迷った後、俺はある番号を押した。
………あ、バリー?おれ、クリス。今、大丈夫?休みの日に悪いな…
いや、別に急用って訳じゃないいんだけど……ちょっと話したくなってさ…
うん…聞いてくれる?


クリス・レッドフィールド32歳独身の、明日はどっちだ?






424:これでもバイオ好き
09/06/22 23:17:33 oMcvjlRJ

以上です。
また長々とおつきあい頂き、ありがとうございました。
では、失礼します。

425:名無しさん@ピンキー
09/06/23 00:08:15 JqQKXArC
続き待ってたぜー!期待以上!!GJ!

426:名無しさん@ピンキー
09/06/23 23:53:38 c8DtvJT3
いつの間にか来てた!GJ

427:名無しさん@ピンキー
09/06/26 00:15:15 XJwn1/W/
>>424
GJ!
バイオよく知らないけど楽しめた

428:名無しさん@ピンキー
09/07/01 16:23:24 ZCbgFgWd
話の流れ切るが、このスレの住人はルカとかネルファ知ってるのかな?
他人の個人サイトなのでアドレスはあえて出さないが、もし知らなかったら「DDB 小説」で検索してみ。
萌えるから

429:名無しさん@ピンキー
09/07/02 04:08:55 nNXB/59c
バイオのss萌えすぎてバイオ4買ってきた。怖いから敬遠してたジャンルだが
面白いなー。レオンえろいよレオン。
>>424乙です!


430:名無しさん@ピンキー
09/07/05 05:40:55 qtzbEVcg
>>429
そんなお前に萌える

431:名無しさん@ピンキー
09/07/05 08:22:29 gHOxqpYF
すいませーん
エロの前段…までの投下ってOKっすかー?
なかなか書きあがらんで全文投下が出来んのです

432:名無しさん@ピンキー
09/07/05 09:54:55 Jd4MYToX
wktk

かもーん


433:名無しさん@ピンキー
09/07/05 21:56:00 gHOxqpYF
OK?まじで?ヤッター
二次で女性×女体化も込みなかんじであります
…前段だから関係ないな。
もうちょい直して今夜じゅうにきまっす、三時間後くらい

434:名無しさん@ピンキー
09/07/05 22:21:31 Jd4MYToX
裸で正座して待ってるぜ

435:名無しさん@ピンキー
09/07/05 22:53:06 9Q2UhdhC
そういう風に内容書いてくれると
荒れない原因になると思う

436:名無しさん@ピンキー
09/07/06 00:07:44 gEN6gbO4
経過報告なしか

437:名無しさん@ピンキー
09/07/06 00:26:34 N3stpx8h
>>443の書き込みが21:56

もう少し待とうぜ兄弟、あと30分もあるじゃないか

438:名無しさん@ピンキー
09/07/06 00:57:24 wRAmgEDZ
足が・・・・しびれて・・・・・



439: ◆xmpqoWnvjw
09/07/06 01:29:05 QTHZk5AP
ちょ、前段ですって
起きてたら頼むから足くずしてください!!>438
遅刻をおわびもうしあげます。


ワンピで女体、架空の戦後編、コミックス派注意
ルフィとハンコックとまさかのBW女社長でお送りします。
前半ハンコック、後半ルフィが主の予定。3Pは…どうだろう…
NGワード「まだらのひも」  プラス念のためトリップ。
エロより与太が長いです。
不自然な一人称がありますが勘弁してください。

で、今回エロ前の2レス足すあとがき1レスだけ
いきます

440:まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw
09/07/06 01:34:32 QTHZk5AP
女ヶ島の港につく半壊の軍艦の甲板。臥待月の上がった空の下にこうこうと明かりがともる。
賑やかな囃し声、調子はずれの歌声が輪になる。囚人達にとって久方の娑婆の宴だ。
その一方、宴を見下ろす豪奢な一室で、ぴんと張りつめた空気が流れていた。


ごろん、と重たげな音が部屋を渡っていく。

話があるといわれて待っていればこれだ。
「何のつもりだ…貴様」
地を這うごとき声にも動じずに、大柄な女は笑っている。
「女帝サマの要請よ。領海に入ってこの島の岸に船をつけるからには、国の掟に従わなければならなッシブル」
男子禁制の島に停泊する船に課せられるものはひとつだ。本来全排除されているところだが、ここは事情が異なる。
悠々とテーブルに腰掛け、濃紺のボンテージに身を包んだ彼女は、子供を諭すように、しかしあきらかにからかいを含んだ声で言った。
差し向かいの暗がりに掛けた女は黒衣だ。肩が落ちて腰が余り、微妙に着丈が合っていない服の所々を、しなやかな細身の稜線が押し上げているのがわかる。
白く握り締めた右手。左袖からは何も覗いていない。顔を横切る大きな傷の上に、柔らかな髪がおちかかっている。
日中の戦闘と、つい先程までつかっていた湯と。その他諸々で重い身体を怒りの気にそめあげて、黒髪の女が睨みをきかせていた。
「怖い顔は変わらなッシブルねえ。ただでも傷物なのに」
ひらひらと手をふるイワンコフ。
これでも譲歩させたのだ。日の落ちた間だけ、女帝の手に少なからぬやっかいをかけそうな男だけでよいと。
「俺だけじゃねェかどう考えても。嫌がらせか」
「ヴァナタ一人だけ?そう思う?」
「……まさか」
「確かめたければどうぞご自由に。ちなみにね、ジンベエなら領海外まで羽を伸ばしに出てるわ」
(逃げたな…)
要人護送目的でしつらえられていた艦の一室を占有するにかまけて危機を察せず、逃げ遅れた身を呪うよりほかない。もっとも、辛くも処刑前に断頭台から拾い上げたエースを筆頭に
酷く消耗し負傷した者も大勢乗せている船だ。
一行を匿うといいながら、この非常事態の最中にふざけた真似に出る女帝とオカマの女王とを読みきれなかったところには何の非も感じない。
夜間の戦力を削っているともいえる行為である。ただしここはアマゾン・リリー。男は弱い生き物と国中が考えている国でもあるわけだが。
「私達はどこの港へ寄り付くにも障りのある船に乗り合ってる。ここに匿ってもらってる身の上で文句言えた義理じゃないね。それにしてもヴァナタ」
強い酒の匂いが近づく。
「意外じゃあないけど…上玉に化けたわねェ」
酒瓶を投げつけるも、派手な女の背中はあっという間にドアの向こうに消えて、むなしく空瓶だけが返ってきた。
すっかりゆるんでしまった指輪をこぼしそうになり、赤く色づいた唇の奥で舌打ちする。いまいましげに全て外してベッドに投げ入れる。
髪が乾ききるまで葉巻を手にする気になれず、といって今の身体で右手を迂闊に使うわけにもゆかない。先程から左手の錘をひとつの中心に、身体感覚が大幅に狂っている。
クロコダイルは憤懣やるかたない思いで頼りなくなってしまった身体を肘掛け椅子に沈めていた。ごろんと重たい鉤爪が、また一方の船室の床を転がっていく様を背に聞いて、重いため息をつく。
開いた窓から入る夜風が心地いい。沖に出たアマゾン・リリーの護国の士たちは静かに任についており、彼女たちに守られる港で囚人たちの無礼講は盛り上がりをみせている。
甘ったるい女ヶ島の果実酒に辟易して、クロコダイルは夕餉の後すぐ部屋に引き上げていた。イワンコフの来訪を無視していれば安息そのものの夜だったはずだ。…否。
それでも奴は入ってきて、やることを済ませて去っていったであろう。
しかも先程の言いようだと、己の腹心の部下も同様の姿になっている可能性があった。
一目確かめるべきなのだろうが正直見たくない。愉快とはいいがたい想像をなんとか追い払おうとしていた、その時だった。
何の前触れもなく、ばちん、と窓枠に跳ねた人影が、そのまま侵入してきた。

「ワーーーニーーーっっ!!!!ここかっ!!!」

巨大な酒樽ごと飛び込んできた男は、まっすぐクロコダイルの……前を横切って、船室の隅に酒樽を叩き下ろし、どっかりと胡坐を組む。
そのまま壁に向かって、
正確にはイワンコフよりも前からいた先客に向かって、渾身の力で叫んだ。
「飲み比べだ、今すぐおれと勝負しろ!!!!」

ごろん。
麦わらと相対している先客は、無邪気なまるい双眸を侵入者に向けていた。

441:まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw
09/07/06 01:41:30 QTHZk5AP
酒樽からは強い花の香りがしている。


「一番強ェやつもって来た」
ごろごろ。しゅるるる…ごろろろん。
「杯をとれっ、さあ!!」
ふしゅるちゅるるる…ごろん。
「こっち向けよお前エェ!!!」
ちゅきゅるるるる……



やっぱり吸うか。葉巻。
乾くのを待つのも億劫になってきたクロコダイルは、ベッドと姿見の間に吊るしたファーコートに歩み寄った。ケースごと一式を取り出しテーブルに戻ると、
麦わらのルフィがあっけにとられた目で、先客とこちらを見比べていた。
「よォ麦わら。飲みすぎか」
麦わら帽子の背後で暢気にきゅるきゅると尾の先を振っているのは、毒々しい桃色の大蛇だった。主に似ずに人なつこい、蛇姫の眷属だ。
風呂を使っている間に部屋に入り込んで、何が楽しいのやら、外していた鉤爪に大喜びでじゃれついていた大蛇を、クロコダイルは結局追い出さずにいた。
得意気に尾を振りたてて、丁度音の鳴らないガラガラのように赤銅色の巨大な鉤を振り回すさまに、何やら思うところがあったらしい。
あいつら餌とれてんのかな。そもそも無事か?特段食って旨いわけじゃなし、始末されてなきゃいいんだが。
「わ…わにが、二匹……??」
口を切る前の葉巻をさすがに取り落とし、クロコダイルはぎらりと麦わらを睨みつける。


宴の前座、数刻前の夕餉の席。
女の姿で食事をしていたイワンコフを、この男は最後まで、イワンコフ当人と認めなかった。面白がったオカマの女王は無理に是正もしなかった。
同席したイナズマの姿にはさらりと首肯していた。「うん、ちょっきり半分だ。間違いねェ。カニちゃんだ」とは本人の言だ。
男が女になったところでたいした驚きもなく受け入れているところがありながら、等身から様変わりしてしまうイワンコフにはどうしてでも納得いかなかったらしい。
まあ…男としてならば、気持ちはよく分かる。あれとこれとは絶対別物だ。そうでなければならないはずだ、と思いたい。分かるのだが。

「てめえこの俺を本気で鉤と傷とで見分けてん…っ!何だ!!」
樽をほいと放り出したルフィは、無言でクロコダイルの胸元に手を伸ばしていた。翠のカフスがはじけて転がっていく。かまわずに黒シャツを引っ張り出しにかかった腕を
払おうと上げた右手が、次に左が捕り返される。ルフィの手はとらえた手首ごと黒シャツの襟を掴みなおして、左右に割り開いた。
びくっ、と息をつめた白い喉元。その下に常ならぬものが…ふっくら柔らかな膨らみが二つ、顔をのぞかせている。
女ホルモンを打ち込まれてものの10分、正真正銘だれにも触らせたことのない処女地であるところのそれは、しかし特段有難がられることもなく踏み荒らされていった。
シャツごと腕をとらえたままの掌でぐいぐいぐいと揉みこまれて、クロコダイルが小さく呻く。今こそはっきりとその所在を確かめたルフィが叫ぶ。
「絶対なかったもんが生えてんじゃん!お前誰だよ!!」
「誰も何もねェだろうが!!これでわからんなら諦めろてめェ、この手離せ!!」
「ワニに乳とか普通に無ェだろ何だこれ!?あれ、いやでもワニだよな!?この匂い…」
Fカップマシュマロにワニが生えてるなどといわれなかっただけでルフィの中ではわりと好待遇である…という絶望をクロコダイルは知らない。
鼻先を首筋に突っ込まれて、クロコダイルは今度こそ悲鳴をあげかけた。身を引こうとして椅子ごと倒れる。蹴りのけようとした片足をゴムの腕がくくりとる。
そのまま乗りかかられてはひとたまりもない。半乾きの身体から鉤爪を離したことを本気で悔やんだのと同時に、もう一度ドアが開いた。


「ルフィ!ここにおったの…か……」

花の香りが濃くなる。またしても来訪者だ。どいつもこいつもノックなしに入ってくる。
振り返ったクロコダイルは、背にした窓越しに、甲板いっぱいの囚人と女たちとがその一瞬で静まり返り、次々に倒れ伏すのを感じた。
世にもおぞましい覇気を立ち上らせて、島の女帝がゆっくりと扉をくぐる。
床に組み倒した女の、派手に裂けたシャツの合わせから、むくりとルフィが顔を上げる。
「おう、…蛇女!」


見たまま言うな。この命知らずが。


442: ◆xmpqoWnvjw
09/07/06 01:45:52 QTHZk5AP
今回はここまでです。続きはちょっと遅くなります
戦後のインペル海賊団的お話ですが、今すでにダウト確実なネタが色々と…
どうか戦争編より前に全部書きあがりますように。

次回からはさすがにもうちょっと短いと思います
それではおやすみなさい。

443:名無しさん@ピンキー
09/07/06 06:25:30 wRAmgEDZ
朝まで しんでた

これは続けて欲しい

444:名無しさん@ピンキー
09/07/07 13:31:58 /OXH7xz0
保管庫読んできた

ボクたちの選択ってpart3で終わったの?

445:名無しさん@ピンキー
09/07/07 13:40:37 4SgljAAO
別のところで執筆されて、数年前に完結したよ。
確かpart50だかまで続いていたかな。
でもそこも閉鎖されているから、ログを漁るのはもう不可能かと……。

446:名無しさん@ピンキー
09/07/07 20:31:17 +cCDnbs1
URLリンク(yellow.ribbon.to)

途中までならここにある

447:名無しさん@ピンキー
09/07/09 22:29:40 EbM4p0x4
作者の人がブログ立ち上げて
最初のほうから載せ直してる。
URLリンク(weili.sblo.jp)

FF7のSSの推力さんと同一人物だったとは不覚。

448:名無しさん@ピンキー
09/07/10 01:28:01 klqSRVTg
人外スレのたーくんの人でもあったのか……凄いなこの人

449:名無しさん@ピンキー
09/07/10 19:17:58 NMXYtALf
>>447
あんたageた上で個人サイト晒しするなんて最低な奴だな
「FF7の」なんて書いてるんだから、その作者がサイト晒されるのをすごく嫌がることくらい知ってるよな?


450: ◆xmpqoWnvjw
09/07/12 14:48:45 jsVWFOdN
変な時間にこんにちは
えーと
上のつづき投下してもいいっすかね

451:名無しさん@ピンキー
09/07/12 15:19:03 biKtDTG0
どうぞどうそ

やっと全裸待機終了できる

452: ◆xmpqoWnvjw
09/07/12 17:25:03 jsVWFOdN
人がいらしたみたいで
すいませんお待たせしました
夜まで空けなくてよかったよ危ねえ!

てか終了ってなんすか、着てくださいって>451
終わってないですし…エロだけど…。


注意書き>439 
今回も2レス&1
女ホルモン打たれると皆軒並み女言葉のはずだったと今さっき気づいたんですが
クロコダイルは死ぬほど口悪いってことで納得していただけると幸いです

ではいきます

453:まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw
09/07/12 17:30:18 jsVWFOdN

なぁ聞いてくれよ。こいつなんか混じってるんだ。ワニが女とまざってる。
おれワニに用があんだけど出てこねェんだ、でも絶対、こいつでさ…間違いねェんだよ。
おれは勝負がしたいんだ。


子供のように訴える麦わらに寄り添って、夜目にも艶な姿の女がたおやかに頷く。
『そうじゃな。では』
ごく優しく髪を撫でてくる、白魚のような手が恐ろしい。
『上手く化けたこの皮を…剥いでやればよい』

むせかえるような蘭の香りが覆いかぶさる。
『わらわに任せよ、ルフィ』
すでに頭痛のとまらない頭をかかえて、クロコダイルはあえかな息をついた。


熱帯夜の気にあてられた床の上に、見事な黒髪が流れる。
ぬるりと紅い、絶世の美女の唇が蠢いて、首から肩のそこかしこに降りてくる。
目を閉じるとその裏に、たたえられた紅が満ちてくるようで、いっそう息が苦しくなる。
身体さえ元のままであったなら大歓迎のはずだが、今は悪夢だ。
昼の姿は見るかげもない無惨な格好になって、白い身体が組み敷かれていた。
腕に走る痛みに、クロコダイルが眉根を寄せる。

「何を考えておる?」
「…別に。女に縛られるの久しぶりだと、思っ、…っぁ」
「ふふ、どんな具合だったのじゃ」
「は、興味、ねェだろ?…っく、んんっ…」
軽口も限界だ。
目を下げたすぐ前でむにゅりと、生白い乳房に良く磨がれた女の爪がつきたてられている。荒い呼吸に
あわせて波打って、はっきりと揉みしだかれる感覚を伝える。
異様な光景に思考がついていかない。


麦わらと違ってもののわかる女帝は、身体がどうあれ、見知らぬ女の中身が誰であるかは即座に見て取った。
それでも。恋を知った身になってはじめて今宵、不意打ちで火をつけられた女帝の嫉妬心は、その矛先を納められずにいる。
初見の一撃で戦意喪失させられていたクロコダイルに退路はなく、 
苦しまぎれに理不尽さを指摘したところで、きつく組みついてくる柔らかな手は止まらなかった。
「わらわの不興を解くに尽力するのは、あたりまえであろう?」
「島の女どもじゃ、あるまいし…、っ割りにあわね…んだよ」
「では耐えぬいたら褒美をとらせようか…名案じゃな。夜が明けたら当代憲章に加えよう」
「おれ、冬島でお前みたいな王様見たことある」
「ルフィ!?わらわのようなとは、ど、どのようなおなごじゃ…!?」
「や、男だし。ていうか」
ワポルのことであるが蛇姫の知るところではない。

ルフィは興味津々といった態で動向を見守っている。ベッドに腰掛けて、
晴天の下で闘牛士と暴れ牛の入場を待っているような眼だ。
何が始まるかまるで分かっていない顔がにゅっと覗き込む。
「それ何がどうなってんだ?痛くしてねえんだろ?」
全身に血をのぼらせて、背後から絡みつくハンコックの腕のなかでもがく肢体。女の身体をしたクロコダイルは、まだ着衣のままだった。


454:まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw
09/07/12 17:36:32 jsVWFOdN

緩んだ裾から肌をつたって這い進む女の掌。じっとり汗が浮いた上に裂かれたシャツが黒くまといつく。
薄い肌をひたすら撫で回されている、ただそれだけで身の奥の熱に呼吸が絞られてゆく体が疎ましかった。
甘く首筋を食む唇がじりじりと背をはぐり下りはじめて、後ろ手の拘束もかまわずに、しなやかな背筋が強張る。
音を立てて女の両手に食いつく革紐一本を戯れに引き、ハンコックが微笑む。
「起きよ。ルフィが見たがっておる」
「…」
「出来ぬか…?」
低く囁きを注がれた耳から脳裏が真っ赤に塗られていく感覚に、クロコダイルがぞくりと震える。


ベルトから深く入り込んで膝頭を引っかいていた爪が止まり、汗と体液でとうに濡れた太腿の内側をなぞりあげてゆく。
逃げ場がない。ふいと顔を伏せるクロコダイルの頬に、ハンコックの唇がちゅ、と吸い付いた。その指が動く。
秘裂のはじまる箇所を親指が押さえ込んだ瞬間、背筋からつま先まで打たれたように電流が伝った。
ハンコックの手を太腿に挟み込んだまま、がくがくと膝がわななく。ぬめる裂け目に沿わせた二本の指が無造作に曲げられ、
ずぷりと沈み込む。尖る爪が浅いところを引っかいてくる。その度に痙攣の波がおきて止めることができない。びく、びくん、と跳ねる身体を
利用して、上体が引き起こされる。女帝の足が片方絡んで、支える両膝が開いたままになる。
ちゅぷり、ぬぷ、と音を立てて、這入りこんだ内側がかき混ぜられる。腰をよじっても指は抜かれずについてきて、狭い内壁を押し揉むように
奥まで探られる。滑らかな肌から酷い汗がふき出して、服ごとぞっくりと全身を浸し、クロコダイルから力を奪う。
中はまだ青いな、と嬉しげに肩口に吹き込むハンコックの囁きを、何かが邪魔してよく聞こえない。
乱れに乱れた自身の呼吸だとわかるのにだいぶかかった。
「どうした…先は長いぞ?クロコダイル」
「趣味悪ィ…」
「聞こえぬな。こっちは嬉しがって涎を垂らしているというのに」
「やめ…っ、どこのオヤジだ」
「減らぬ口よの。ルフィ、どうじゃ?分かるか?」
「分かんねェ。降参。脱がしちまっていいか」
「なっ……」
ルフィがベルトごと着衣を掴み、床についた膝まで引きずり下ろす。
制止する間もなく、布きれとなって肩にかかっていたシャツの裾の前を無遠慮にめくりあげられて、息が詰まる。
ハンコックがいたずらに埋めた指を蠢かせている。みえない、と、その手首を男の手がとった。
一気に引きずり出す。
内壁に絡みとっていた指を引き剥がされ、痛みだけではない衝撃に身を反らせて、クロコダイルは声も上げずに悶えた。
震えをおさめられない白い太腿が掴まれる。濡れた女の指が、柔らかな毛をさらに湿らせて巻き取り、くいと上に引いてくる。
かすむ視界の中で睨みつけた先には、裾の下に半分潜りこんだ麦わらが見えた。
見られている。
指がひいて空になったはずのそこが勝手に窄まり、奥から沁みる熱い滴りに埋まってゆく。

「なんか漏らしてんぞ?…」
砂人間から水漏れ、というのがルフィには理解できない。
茫洋と熱にうかされるクロコダイルの頭は別の意味を汲みとっている。
難しい顔で濡れそぼるそこを覗き込む麦わら帽子に、クロコダイルは本気で死にたいと考えた。


ふと麦わらが目を上げる。ナミんときみてえだな、とつぶやく声がする。
熱い男の指が前髪を分けて、頬にふれてくる。
「こんな熱いのに震えてんのか」
背後でじわりとふくらむ、蛇姫の微妙な殺気。
止まない頭痛がまた増した。


455: ◆xmpqoWnvjw
09/07/12 17:40:50 jsVWFOdN
えー…ルフィが童貞気味ですみません。これは謝りどころだ。
たおやかドSハンコ攻め、もっとやりたかったが時間がない。
三石ハンコック登場より先にもっと書きたいと思います。
それではまた

456:名無しさん@ピンキー
09/07/12 20:34:53 biKtDTG0
>>455
乙乙!

爬虫類百合プレイ超エロスでおいしいです!

457:名無しさん@ピンキー
09/07/13 01:14:56 ckBDukn3
>>455
ハンコのねっとり言葉責めイイ!
ワニがどんどん崩れていくのもたまらん

続き待ってます!

458: ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:50:22 htpftuUw
いきなりですが入れ替わりのSSを置いておきます。

♂小学生⇔♀高校生
近親ぽいですが、実は姉弟ではありません。
それではどうぞ。

459:真理奈と直人(1/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:51:49 htpftuUw
夜のリビングで、一組の男女が静かなひとときを過ごしていた。
「ん……この角度じゃ奥まで見えないわね……」
ソファに腰かけた寝巻き姿の女はまだ若く、どうやら未成年のようである。
短い髪を鮮やかな茶色に染めた顔立ちは少々きつめだが充分以上に整っていた。
寝転がって女の膝の上に頭を横たえているのは、彼女よりもっと年下の少年だった。
中学生にも見えないあどけない横顔と小柄な体格、女の子と見間違うほど繊細な顔の造作。
黄色の可愛らしいパジャマを着た少年はさらさらした黒髪を女の膝に乗せ、
ソファの上に縮こまって身を硬くしていた。
「う―今、カリって……」
「痛かった? ごめんね、もうちょっと我慢して」
女は上から少年を見下ろしながら、耳掻きを彼の耳に突っ込んでいる。
あまり慣れていないのか、女のたどたどしい手つきに少年は時おり抗議の声をあげたが、
部屋の壁を見つめるその表情は慎ましい幸福感で占められていた。
「お、とれた―ほら見て直人、結構大きいでしょ」
「ホントだ……ちょっとびっくり」
二人は顔を見合わせ、楽しそうに笑った。
無事に少年の耳掃除を終えた女が彼の背を押して共に寝室へと向かう。

「ありがと、まりなお姉ちゃん」
「ん、また溜まったら言いなさいよ。あんま上手くないけどね」
「うん。じゃあおやすみなさい」
部屋に一つしかない大きめのベッドに潜り込み、少年がすぐに寝息をたて始める。
女はそんな彼の無邪気な寝顔を目を細めて眺め、小さな声でつぶやいた。
「おやすみ直人。ふふ、幸せそうな顔……」

そのまま一緒に寝床に入ろうとした彼女だったが、急に何かを思いついたような顔になると、
立ち上がって部屋の反対側、乱雑に物が置かれた棚に手を伸ばした。
そしてそこから錠剤の入った小さな透明の瓶を取り出す。
「そういえばこれ―この子に使ったらどうなるかしら」
小瓶を手に面白そうに笑う表情は子供っぽく、まるで悪戯をする悪童のようにも見えた。
「ふふふ……物は試しね、やってみよっと♪」
ケータイを手早く操作してうなずいた女は、瓶を開けて中の錠剤を一粒だけ口に含んだ。
それを嚥下せず、寝ている少年の下に歩み寄ると意識のない彼にそれを口移しで飲ませてやる。
―こくん……。
彼女は少年がちゃんと薬を飲み込んだことを確認すると、
もう一錠それを取り出して今度は自分で飲んだ。
「ああ―始まった……あは、あはははは……♪」
だんだんと意識が薄れ、女のまぶたが重みに耐えかねて下りてくる。
楽しそうに笑う女は少年と同じベッドに横たわり、そのまま眠りの国へと旅立った。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

460:真理奈と直人(2/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:52:39 htpftuUw
翌朝は寒さも和らぎ、幾分か過ごしやすい気候となった。
元気のない太陽が東の空から顔を見せ、さえずる小鳥が家々を飛び回る。
カーテンから薄明かりが差し込む部屋の中、女は気だるげに目を覚ました。
「ん―」
軽く目を開けて薄暗い天井を見上げる。
まだ覚醒しきっていない頭を働かせ、彼女はゆっくりと身を起こした。
「ふあああぁ―なんか眠いなぁ……」
細い指を口に当て、高い声でそうこぼす。
女はそのまま半ば閉じた目で部屋を見回していたが、ふと何かに気づいたように小さな声をあげた。
「……あれ?」
驚いた様子で自分の体を見下ろす。
ゆったりしたチェックのパジャマの胸元には二つの豊かな膨らみが揺れている。
膝までの裾から生える脚は長くしなやかで、見下ろした女の視界の中で形のいい曲線を描いていた。
「……これ、おっぱい? ボクの胸―あれれ?」
長い指で自分の胸を揉み始めた女だったが、その表情はどんどん驚愕に歪んでいく。
信じられないものを見ているかのように呆気に取られた彼女の美貌。
とうとう女は叫び、朝の落ち着いた静寂を引き裂いた。
「なんで―ボク、どうなっちゃったのおっ !?」

その大声に、同じベッドでぐっすり寝ていた少年も目を覚ました。
「うぅん、うるさいわねえ……直人、どうしたのよ」
「―え…… !?」
驚愕の上に驚愕を重ね、女が少年の顔をのぞき込んだ。
年の差は五、六歳といったところだろうか。似ているようで似ていない、そんな少年と少女。
女は目を見開き、震える手で彼を指差した。
「ボ、ボクがいる……? なんで…… !?」
「あ、直人があたしになってる。成功ね、ふふっ♪」
彼は声変わりも済ませていない少年の声で嬉しそうに言った。
「直人、あたしよあたし。あたし真理奈よ」
「え―まりなお姉ちゃん…… !?」
あどけない顔の少年が軽くあくびをして話を続ける。
「そう。あんたはあたしになってるでしょ? 寝ている間に体を入れ替えたってわけ。
 だから今はあんたがあたし、あたしがあんたになってるのよ。わかった?」
「え……えぇ―えええぇえぇっ !!?」
真理奈は短い茶髪を逆立て、再びの絶叫で部屋の空気を振動させた。

慣れない女の着替えだったが、真理奈は直人に手伝ってもらって無事に高校の制服を着終えた。
「ほら、あっち向いて」
「うん……」
頬を朱に染め立ち上がった真理奈がくるりと回って少年に背を向ける。
彼女の紺のスカートの筋を伸ばして整えてやると、直人は満面の笑みでうなずいてみせた。
「はいOK。これでどこから見ても恥ずかしくない女子高生の完成よ」
「う……うぅ……」
巨乳を包むブラジャーも、その上に着るセーラー服も、下半身を覆う短いスカートも
今の彼女にとっては全てが羞恥の対象となる。真理奈は上気した顔で少年を振り返った。
「ホ―ホントに、ボクがお姉ちゃんの代わりするの?」
「そうよ、そう言ったでしょ?」
「うぅ、恥ずかしいよぅ……」
ベッドに座る少年を泣きそうな顔で見下ろす女。
それとは対照的に、彼の方はどこ吹く風といった感じで彼女に向かって微笑んでいた。
暖かそうな緑色のトレーナーと薄いベージュのデニムパンツを身にまとい、
足元に置かれた黒いランドセルを面白そうに眺めている。
「ふふふ、小学校かぁ……何年ぶりかな?」
「お、お姉ちゃん……お願いだから元に戻してよぅ……」
「ダメ! 今日はずっと入れ替わったままよ!
 今日一日、ちゃんとあんたがあたしの代役できたら元に戻したげる」
「そんなぁ、そんなの無理だよ……」
「男だったら泣き言いわないの! まあ今のあんたは女の子だけどね♪」

461:真理奈と直人(3/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:53:33 htpftuUw
そのとき家の呼び鈴が鳴り、直人は軽やかな足取りで部屋を出て行った。
すぐに彼は真理奈のところに戻ってきたが、一人の少女が一緒だった。
真理奈よりずっと小柄で可愛らしい印象を受ける、黒いツインテールの髪型をした高校生の娘だ。
「おはよう……真理奈ちゃん」
少女は確認するように小さな声で真理奈に話しかけた。
いつも勝気な彼女らしくない、何かに怯えた兎のような眼差しに少女は思いを確信に変える。
「み、瑞希さん―ボク、直人です……」
「やっぱり……真理奈ちゃん、直人くんと入れ替わっちゃったんだね?」
「そうよ、なんか急にやりたくなってさあ。でも意外と似合うと思わない?
 直人って大人しいし、こう言っちゃ何だけど女々しいっていうか―」
「ひ、ひどいよお姉ちゃん……」
瑞希と呼ばれた少女は同情の視線で真理奈を見つめたが、
その彼女も直人の言葉を肯定せざるをえなかった。
軽くため息をつき、諦めと慰めを込めて少年にうなずき返してやる。
「じゃあ瑞希は直人がちゃんとあたしでいられるように、あれこれ助けてやってね。
 大丈夫よ、直人はまだ小学生だけど賢いから。あたしより頭がいいくらいだもん」
「うぅうぅ―瑞希さん、助けてください……」
半泣きで自分に抱きついてくる長身の女に面食らいつつも、瑞希は笑って明るい声を出した。
「わ、わかったから……じゃあ真理奈ちゃん、学校行ってくるね」
「はいはい、行ってらっしゃい。あ~、あたしも直人の小学校に行かないと……」
少年は二人の女子高生を見送ると、にやにや笑って自分のランドセルを背負った。

朝の光の中、高校の制服を着た二人の少女が肩を並べて歩いている。
茶髪の女は身長に恵まれスタイルも良く、人目を引く派手な顔立ちでよく目立つ。
それに対して黒髪のツインテールの少女は可憐だが小柄で、まるで小学生のような体格だった。
「はあ……なんでボクがまりなお姉ちゃんに……」
背の高い少女、真理奈が長い息を吐いてそうこぼす。
瑞希はそんな親友を気遣わしげに見やって慰めの言葉をかけた。
「大丈夫、すぐ戻れるよ」
瑞希を見返して不安そうな視線を向ける真理奈。
「真理奈ちゃん、変なお薬持ってるからね……。
 私も前に、それで真理奈ちゃんと入れ替えられてびっくりしたことがあるよ」
「……そうなんですか。お姉ちゃんにも困ったもんですね……」
「うーん、ほんとだね?」
その本人の顔で言われ、わかってはいてもつい困惑してしまう瑞希だった。
普段あれこれと言いたい放題の真理奈がこうして気弱な少年の口調で喋っているというのは
瑞希に違和感と奇妙な悦楽とを同時にもたらしていた。
「それで直人くん。真理奈ちゃんの体はどう?」
「はい、やっぱり背が高いし、ちょっと動きやすいです。スカートはスースーしますけど」
自分の腕や脚をしげしげと見つめて真理奈が答える。
「そうだね。真理奈ちゃん、中学までテニスしてたから運動神経はいいと思うよ」
「えーとそれに―なんか、人に見られてる気が……」
真理奈は顔を赤くして、消え入るような声でつぶやいた。
周囲の通行人―主に男が先ほどから真理奈の方をちらちらと見つめてくる。
彼女の豊満な双丘も、長く形のいい手足も、男の視線を集めるのに充分な魅力を持っていた。
女を見る男の目。欲望に彩られた生々しい視線を真理奈は一身に引きつけながら、
今まで感じたことがない恥辱に背筋を震わせていた。
「うーん、それは仕方ないかな。真理奈ちゃんすっごいモテるし……」
「は、恥ずかしい……」
「気持ちはわかるけど頑張って。今日一日の辛抱だから」
「ううぅ―ボク、帰りたいよぉ……」
涙目になって弱音を吐く真理奈の姿に動悸しつつも、瑞希は彼女の手を引いて通学路を歩いていった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

462:真理奈と直人(4/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:54:33 htpftuUw
加藤真理奈は顔はいいが頭は悪い。
初めて受ける高校の授業に緊張して臨んだ真理奈だったが、幸いにも
周囲の生徒たちも教師も、いつも真理奈が寝ぼけて授業を聞き流していることを熟知しており、
彼女を当てたり、その授業態度に注目したりといったことは一切なかった。
「へえ、ベクトル? ふんふん……これ難しいなあ」
だが今日の真理奈は妙に勉強熱心で、せわしなく手を動かしてノートをとり続ける姿が
級友たちの軽い驚きを誘わずにいられなかった。
休み時間も唯一心を許せるクラスメートの森田瑞希があれこれ世話を焼いてくれたため、
学校生活において彼女が困る場面はほぼないと言ってよかった。
ある、たった一つの点を除いては。

昼休み直前の休み時間のこと、真理奈が瑞希の席にやってきた。
「み―瑞希さん……」
「どうしたの、なお―真理奈ちゃん?」
瑞希が慌てて言い直して親友の顔に目を向ける。
真理奈はもじもじと落ち着かない様子で、言いたいことをはっきりと言えないような、
そんなもどかしい表情で瑞希の前に立っていた。
「あのね……」
こそこそ隠れるように彼女の耳に口を寄せ、小さな声で言葉を続ける。
「実はボク―おしっこしたくなっちゃったんだけど、
 お姉ちゃんの体だからどうしていいかわかんなくって……」
「わかったわ。じゃあ教えてあげるからついてきて」
困った顔の真理奈に微笑んでうなずき返す。
まるで自分が親友の保護者になったかのような錯覚に、瑞希は少しだけいい気分になっていた。

教室を出て女子トイレに向かう二人。
「ま―真理奈ちゃん !? こっちよ!」
「あ……そっか、こっちじゃダメなんだ……」
当然のように男子便所に入ろうとする真理奈を慌てて呼びとめ、
壁が薄い桃色に塗られた女子トイレに連れてゆく。
真理奈は誰もいない周囲を見回し、不安げな表情で瑞希に言った。
「ぜ、全部個室なんだ……入っていいの?」
「そりゃあ、入らないとできないよ」
今の彼女は排泄すら一人でできないかもしれない。そう懸念した瑞希は、
仕方なく真理奈と共に狭い個室に入り、要領を教えてやることにした。
「和式だからちょっとやりにくいかも。とりあえずそこに座って」
「あ、うんちするのと同じでいいんだね……何とかなりそう」
薄いピンクの下着を膝までずらし尿道を開放する。
「ん……」
横では瑞希が気を遣って便器に水を流していた。
―ジョオオオォォ……。
男のときとは違う、漏れ出るような小便の感覚に、真理奈は戸惑いながらも
何とか排泄の欲求を満たし、心地よさげに息をついた。
「ふう―おしっこって、こんな感じなんだ……」
「直人くん、出した後はちゃんと拭いてね」
「え、拭くの?」
「だって拭かないと気持ち悪いでしょ?」
確かに瑞希の言う通り、股の一部が小便に濡れて少し不快だった。
真理奈は軽くうなずき返し、トイレットペーパーで湿った股間をそっと擦り上げる。
「う……!」
くすぐったいような気持ちいいような、何とも言えない感触に真理奈は小さな声をあげた。
だが瑞希が見守っているこの状況下であまり変な反応をする訳にもいかない。
柔紙を便器に捨ててもう一度水に流し、無事に真理奈はトイレを済ませた。
「よかったね直人くん。ちゃんとおしっこできて」
「う、うん……ありがとう……」
水道で綺麗に手を洗い、彼女は赤い顔で友達に礼を述べた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

463:真理奈と直人(5/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:55:14 htpftuUw
それから特に問題は起きず、真理奈の高校での一日は平穏のうちに終わりを告げた。
日がやや西に傾く帰り道。真理奈は瑞希と一緒に歩きながら笑顔で言葉を交わしていた。
「高校って楽しいんですね。とっても面白かったです」
「そうでもないよ~、みんなけっこう大変なんだから」
「そうですか? ボク、しばらくお姉ちゃんでも大丈夫かも……」
「あはは、元気出てよかった。直人くんも高校生になったら色々頑張ってね」
帰路の途中、通りの十字路で瑞希と別れて自分のマンションに帰っていく真理奈。
胸元で揺れる脂肪の塊も、長くて軽快に動く手足も、今日一日で随分と慣れたように思う。
「―それにしてもお姉ちゃん、ボクの体でうまくやってくれたのかな? ちょっと心配……」
自宅の鍵を開け、何も言わず靴を脱ぎ捨てる。
彼女がカバンを手に二人の部屋に向かうと、彼は既に帰宅しているようで
部屋の中からはかすかに人の気配がした。静かにドアを開けて話しかける。
「ただいま、お姉ちゃん。今日はすごくたいへ― !!?」
真理奈が直人に愚痴の一つもこぼそうとしたそのとき、彼女の体が凍りついた。

声も出せずに完全に固まった彼女の目には、
ベッドの上で半裸になって自慰にふける少年の姿が映っていた。
「んああっ! いい……おちんちん、いいよぉっ……♪」
自分の肛門に左手の指を突っ込みながら右手で未熟な肉棒をしごき続ける。
まだ小学六年生の少年が、年齢に不似合いな恍惚の表情を浮かべて自分の性器を弄んでいた。
「お―お姉ちゃんっ !! 何やってんのぉっ !?」
ようやく我にかえった真理奈がカバンを床に放り投げて直人のもとに駆け寄る。
「あ、直人おかえりぃ……♪ ごめ~ん、オナってたら止まらなくって……」
「やめてよぉっ! それボクの体なんだよ !?」
「だってぇ、おちんちんもお尻もこんなに気持ちいいんだもん……んあ、はぁっ……!」
「だからやめてってばぁっ !!」
再び自慰を始める直人を必死で止める。彼は嫌がったが小柄な小学生のこと、
さすがに高校生の腕力には勝てず、押さえ込まれて不機嫌な様子で言った。
「直人、離してよぉ。オナニーできないじゃなぁい……」
「やめてお姉ちゃんっ! いいから服、服着てっ !!」
「んも~、しょうがないわねえ。んじゃちょっと休憩……」
真っ赤な顔で口を尖らせ、直人はベッドに仰向けで横たわった。

「ふう、やっとやめてくれた……」
額の汗をぬぐって安堵の息をつく真理奈だったが、ふとその視線が直人の股間に向けられた。
そこには彼女が毎日見ているはずの小ぶりな陰茎がしっかりと立ち上がり、
ぴんと張り詰めて先端から淫らな汁を垂らしている。
(ボ……ボクのおチンチン、こんなになってる……。
 まったくお姉ちゃんたら、エッチなことしすぎだよぉ、もう!)
本当は腹立たしいはずなのに、勃起した男性器を見る真理奈の目には確かな欲情の色があった。
無意識のうちに唾液が分泌されゴクリと喉を鳴らす。
だんだんと自分の息が荒くなっていくのを真理奈は否応もなく自覚させられた。
(なんで―なんでボク、自分のおチンチン見てドキドキしてるの……?)
真理奈の唇がわずかに開き、長い舌がはみ出して自身の桃色の口唇をぺろりと舐めた。

464:真理奈と直人(6/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:55:56 htpftuUw
そうして彼女が少年の陰部を黙って見つめていると、直人の声が聞こえてくる。
「直人、直人……」
何回も呼ばれたのだろうが、真理奈が反応したのはだいぶ後のことだった。
自分を呼ぶ少年のかん高い声にようやく気づき、軽く飛び上がって返事をする。
「な……何? まりなお姉ちゃん……」
聞き返す女に、少年は妖しい口調で言葉を続けた。
「ホントは欲しいんでしょ? あたしのコレが」
「ええっ !? ち、違うよ! そんなことない!」
慌てて首を横に振る真理奈だったが、直人は彼女への誘惑をやめはしない。
「隠さなくていいわよ。それあたしの体なんだから、男のアレが欲しくなるのは当たり前のことなの。
 このちんちんを好きにしていいのよ? ほら……」
仰向けに寝転がったまま腰を突き出してくる少年。
歳相応に小さいながらも、こちらに向けて鎌首をもたげてくる肉棒の姿は充分に禍々しい。

「ボ……ボクの、おチンチン……」
元は自分のものだった男根を突きつけられ、真理奈はその場から動けずにいた。
理性は必死で否定しているのに、真理奈の中にはこれが欲しいという確かな欲求が芽生えていた。
その欲望が悪魔の囁きとなって彼女をそそのかす。
―これは自分のものではないか。拒絶することはない、受け入れろ。
絶え間なく煽り立てられる衝動に真理奈は意思を揺さぶられた。
(ボクのおチンチン―そうだ、いつもおしっこして触ってるじゃない。
 だから別に触っても……うん大丈夫、大丈夫だよね。だってボクのなんだし……)
真理奈の体に少し慣れたとはいえ、やはり股間にあるべきものがないというのは
彼女の心に漠然とした不安をもたらしていた。
つい昨日まで自分のものだった性器を触るのはごく当たり前のことで、何も不自然なことはない。
真理奈は熱病患者のようにふらふらと近づき、直人の陰茎にゆっくりと手を伸ばした。
「ふふふ、そうよ。ほら、触ってちょうだい……」
満足そうに笑う直人の肉棒を握り、愛しげに撫で回す。
物慣れないその手つきに彼は心地よい息を吐いて男の快感に飲まれていた。
「もっと激しく、擦って……! おちんちん、シコシコしてぇっ!」
その声に乞われるまま、真理奈は玩具で遊ぶ子供のように直人の性器を擦り始めた。
先ほど彼が自分でやっていたのを見習って、細い女の指でじっくりと嬲ってやる。
なぜ嫌悪も感じずにこんなことができるのか今の彼女には大きな驚きだったが、
自然と真理奈の手が動いて少年のものをしごいてしまうのだった。

「いいよぉ……直人、いいっ……!」
「お姉ちゃん……気持ちいい? ボクうまくできてる?」
「いいっ! シコシコいいっ! もっと、もっとしてぇっ !!」
―ドピュッ……!
そのとき少年が弾け、白い欲望の塊を真理奈の手と顔面に塗りたくった。
濃さも量も大したものではなかったが、目の前でつぶさに見せられた射精の瞬間に
真理奈は呆然としたまま、萎えていく子供の肉棒を握り締めていた。

465:真理奈と直人(7/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:56:36 htpftuUw
「はぁ、はぁ……」
精を放った直人はベッドの上で苦しげな息を吐き出している。
顔全体を朱に染めて過呼吸を繰り返す少年に、真理奈が小さな声で話しかけた。
「お姉ちゃん―出しちゃったの?」
「はぁ、はぁはぁ、はあぁ……」
「そっか……気持ちよかったんだね、よかった……」
安らかな笑みを浮かべ、そっと直人にのしかかる。
真理奈は少年に覆いかぶさると、両手で彼の頬を押さえて静かに唇を重ねた。
「―ん……んむっ……」
「はむ、はむぅっ……」
幼い子供のように直人が真理奈の口を吸い、彼女がそれを優しく受け入れる。
そのまま二人は、共に満ち足りるまで相手の唇を味わい続けた。
緩慢に顔を離して至近で向かい合う二人の口を、唾液の琴線が繋いでいる。
真理奈は直人を見下ろし、精液のついた自分の顔を妖艶に歪めた。
「あはは、お姉ちゃん可愛い……」
「はぁ、はぁ……直人ぉ……」
「なんかボク、ドキドキが止まらないよ……」
今度は子猫を舐める母猫のように、彼女の唇が直人の頬をついばんでゆく。
「お姉ちゃんだーいすき! むちゅっ♪」
「んあぁっ……直人、あたしもよぉ……」

やっと直人から離れた真理奈は、自分が着ている制服に手をかけると
彼に脱衣の仕草を見せつけるように一枚一枚、丁寧に着衣を脱ぎ捨てていった。
溢れんばかりの豊かな乳房がブラジャーの中で揺れるのを、直人が物欲しげに見つめている。
(あぁ……あたしの体、やっぱり素敵ぃ……)
よだれを垂らして自分の体に欲情する少年の姿に、真理奈は頬を赤く染めた。
「じ、じろじろ見ないでよ……お姉ちゃんのエッチ」
「何言ってんのよぉ、それあたしの体じゃなぁい……」
不慣れな手つきでブラを外すと柔らかな双丘がこぼれ、それがまた直人の興奮を高める。
スカートにも手をかけ、脱いだそれをベッドの脇に落とす。
ただ一枚残ったショーツも剥ぎ取って、真理奈は生まれたままの格好になった。
「ん……いいよお姉ちゃん。ボクのおっぱいマッサージして……」
寝床の上に膝立ちになり、胸を張って自分の巨乳を少年に差し出してやる。
直人はネジを巻かれた人形のように突然起き上がると、
乱暴な手つきで目の前の脂肪の塊を揉み始めた。
「ああぁっ……な、なんかすごい……」
「あたしの胸―ははっ、柔らかい……」
陶然として真理奈の乳房を弄ぶ直人の顔はすっかり発情した雄のそれになっている。
最初は力任せに肉塊を揉んでいた彼だったが、手を動かすうちに少しずつ
コツをつかんできたようで、真理奈の喜ぶ箇所を丹念に揉みしだいていった。
「ん、お姉ちゃん―気持ちいいよ……」
「ふふふ、もっと激しくしたげる……」
二人だけの部屋の中、女の甘い声と少年の荒い鼻息が響いている中で、
肉食獣の笑みを浮かべた彼が真理奈の乳首を両方同時につねりあげた。
―ギュッ、コリッ!
「あああぁっ !? ひいぃぃっ !!」
「うふふふ―あははははは……」
今度は胸にむしゃぶりつき、赤子のように乳首を吸い上げる。
そのあまりの激しさに真理奈は虚ろな表情で喘ぐばかりだった。

466:真理奈と直人(8/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:57:12 htpftuUw
もはや彼女は自分が男だったことも忘れ、交尾を乞い願う雌の顔になっていた。
「お姉ちゃん……お願い、ボクに……!」
直人を力一杯抱きしめている真理奈が、彼の耳元でそう言って誘いかける。
肩で息をしたままの少年は軽い体重をかけて彼女を押し倒すと、
目を血走らせるほどの迫力で、張りつめた自分の肉棒を真理奈の女にあてがった。
「ハァ―ハァ、ハァ、直人ぉ……!」
「お、お姉ちゃあん―いいよ、きて……」
「直人ぉ―んあぁっ……♪」
痛いほど勃起した直人の陰茎が、勢いよく真理奈の膣に飲み込まれていった。
―ヌプ、ヌチャアッ……ジュポッ……!
「ふああぁっ、入ってるぅ……おチンチン入ってくるよぅ……♪」
「んあぁ……いい、直人のオマンコ―最高ぉっ……」
直人は目を細めて犬のように舌を出したまま喘いでいる。
ほんの少し真理奈が体を動かしただけなのに、彼はその刺激で
自分のものだった膣の中に男の精を早々に解き放ってしまった。
「あひっ、出ちゃううぅっ !?」
―ブピュッ……!
ぶるぶる震えて真理奈の胸に寄りかかり、半ば意識を手放す直人。
彼女はそんな少年を冷めた目つきでにらみつけた。
「……お姉ちゃん、もう出しちゃったの? 早いよ、まだボクは―」
そこまで口にして、ふと自分が女として自然に振舞っていることに驚く。
本来なら自分がこの女体をこの肉棒で貫いていたはずなのに。
真理奈は軽く苦笑し、まだ自分の中に入ったままの少年を優しく撫でてやった。
「……まあ仕方ないか。今はボクがお姉ちゃんだもんね」
「―はぁ、はぁ、はぁ……」
直人は淀んだ目で真理奈の乳房を見ながら熱い息を吐いている。
その顔がなぜか愛らしくなり、思わずきつく抱きしめてしまう。
(ボクどうしたんだろ? ひょっとして心までお姉ちゃんになっちゃったのかな……?)
おぼろげな不安をおぼえつつも、彼女は少年に更なる快楽を催促した。
「お姉ちゃん、もう一回……お願い」
ぽつりとつぶやいたその言葉に、自分に挿入されている肉棒が再び硬度を取り戻すのを、
真理奈は歓喜に満ちた心で感じていた。

意識を取り戻した直人が再度真理奈の体をつかんで腰を振る。
少年の細い肉棒は真理奈の性器の浅いところ、敏感な肉壷をかき回して
至上の快楽を二人の脳に送り込んだ。
「あぁっ……はぁんっ、んあぁぁ―」
「はぁぁんっ……お姉ひゃん―あぁんっ……!」
上から真理奈を犯し続ける直人は、結合部から染み渡る快感に身を任せて
ただひたすら壊れた機械のように腰を振り続ける。
(これがあたしの中……熱くてグジュグジュで―き、気持ちいい……)
直人の肉体を操る真理奈の意識は雄の本能に染まり、女を犯す興奮に酔いしれていた。
まだ未熟な子供の陰茎が陰唇にしごかれ、絡みつく襞に精を搾り取られる感触は
彼にとってまさに極楽、天にも昇る心地にさせてくれる。
「お、姉ちゃ―いい、もっとしてえぇっ……!」
一方真理奈もまた、繰り広げられる肉欲の宴にすっかり飲み込まれていた。
初めての女のセックスがもたらす快感の波に流され、
嬌声をあげ唾を吐き散らして見苦しいほどによがり狂う。
(ボク男なのに―男なのにぃ……! 
 だけどいい……お姉ちゃんのおチンチンにジュポジュポされるの、気持ちいいよぉ……!)
ベッドをギシギシと鳴らし、二人の肉は暴れ続ける。

467:真理奈と直人(9/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:58:05 htpftuUw
激しく上下する胸の肉に直人が食いつき、唇をすぼめて乳首を吸い上げた。
「んむぅ―ん、んんっ!」
(すごいよぉ―これ、気持ちよすぎる……やめられないぃ……!)
やはり巨乳は自分についているよりも、他人のを貪る方がいい。
直人は心からそう思い真理奈の乳房を存分に味わった。
彼女の方も性器と乳房、両方を性の虜となった少年に貪られ、
性感の渦に飲まれて鼻水とよだれが次から次へと溢れてくる。
「ふあぁぁっ、あふうぅぅっ !! お姉ひゃ、もう許ひてぇぇっ !!!」
女の肉体と本能にあられもない痴態を晒しながら、少年の心は絶頂へと昇りつめていった。
少女になった少年が少年になった少女に犯されるという倒錯した性の営みは、
入れ替わった両者の精神に限りない高揚を強制し、飽きることのない性交を強要した。

―ジュポッ! ズチュ、ジュポッ !!
「~~~~ッ!」
「――っ !!」
真理奈と直人の喘ぎは淫らな音波となり、もはや人語の領域を外れている。
繋がる性器と一対の口、きしむベッドが卑猥な四重奏を奏で、
二人の体はその音色に操られるように、ただただお互いを求め合った。
(いいよぉ―直人のおまんこ、マジサイコぉ……♪)
(ダメぇ―ボク、おかしくなりそお……っ!)
淫乱そのものの様子で絡み合っていた二人の体が震え、肉体の限界を知らせてくる。
二人の精神は交合の終わりを拒否していたが、絶頂はすぐそこまで迫っている。
下半身を目一杯沈めてもまだ子宮口まで届かない直人の未熟な陰茎が、
既に真理奈の中で爆発のカウントダウンを始めていた。
(―出るっ !! あたし、直人の中にっ……!)
(ああ、来るぅ……お姉ちゃん、ブルブルして……!)
直人の体よりも経験豊富な真理奈の肉体は、少年の射精の衝動を無言で感じ取っていた。
それに応えて膣がうねり、襞を絡めて彼の精を搾り取ろうとする。

そしてついに限界を超えた。
「ふあああぁあぁっ !!!」
―ビュルルルッ !! ドクッ、ドクドクドクゥッ !!!
直人が直人だったときよりも多量の子種が一気に噴き出して真理奈の膣を汚していく。
自分の上で痙攣して射精を続ける少年との繋がりに、彼女は体を震わせて喜んでいた。
(出てるよぅ―お姉ちゃん、思いっきり射精してる……!)
とろんとした顔で少年を見上げ、満足の吐息を吹きかける。
女性器が熱い汁で満たされていくのを感じながら、真理奈は幸せの絶頂にあった。
完全に萎え切った肉棒が引き抜かれ、裸の二人は静かに横たわった。
「ハァ、ハァハァ……はあぁ……!」
「ふうぅ、はぁ、ふうぅ……♪」
―コポ……コプッ……。
一筋の汁が女の股間から漏れ出し、白い寝床を汚す。
真理奈になった直人と、直人になった真理奈。
どちらもお互いの体の欲求を満たし、異性の快感に満ち足りた顔になっていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

468:真理奈と直人(10/10) ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 22:58:42 htpftuUw
鱗雲が空を流れていく穏やかな夕方、直人は不安そうな顔で部屋に座り込んでいた。
学習机の上には彼が使っている黒いランドセルが無造作に置かれている。
真理奈が帰ってきたのは彼が随分と待たされてからだった。
「ただいまー!」
「―直人ぉっ !!」
彼は穏やかでない様子で、自分より頭一つ分は背が高い少女に飛びかかった。
「あの薬返してよぉっ! これじゃ元に戻れないじゃない !!」
「え~、だって高校生って楽しいんだもん。皆もボクに優しくしてくれるしさ」
真理奈は開いた自分の両手をうっとりと眺めてそう言った。
爪の形が整った優雅な女の指が今や自分のものだというのは、年頃の少年の心を嫌でも高ぶらせる。
スカートの裾から伸びる美脚をくるくる回して彼女はその場で一回転をしてみせた。
「だからしばらくこのままでいようよ、まりなお姉ちゃん。ね?」
楽しげに自分の体を見下ろして少年を突き放す。
そして真理奈は、非力な体で何もできずにうめく直人に笑いかけた。
「それに、しばらくしたら効果が切れて勝手に戻るんでしょ?
 だったら慌てることないよ、ボクもっとお姉ちゃんでいたい」
「それはそうだけど―あたしは早く戻りたいの!」
諦めずにすがりついてくる直人の体をかかえて目を合わせる。
「そろそろ塾に行く時間だよ? ボクもついてってあげるから、ほら行こ」
「わああんっ! 直人、謝るから許してよぉ……!」

子供のように泣き喚く直人を引きずり、真理奈は家を出て歩き始めた。
道ですれ違う男達が見つめてくるのにも既に慣れ、今は心地よい興奮さえ覚える。
(あはは……あの人たちボクのこと見てるよ。ボクキレイだもん、仕方ないよね)
すっかり上機嫌の真理奈は落ち込んだ直人の手を取り、
弾むような足取りで駅に向かって歩いていった。
「お姉ちゃんっ! 子供じゃないんだから、いい加減ワガママ言わないの!」
「うえええん……あたしの体、返してぇぇ……!」
二人が元の姿に戻るのは、もう少し先のことになりそうだった。

469: ◆cW8I9jdrzY
09/07/15 23:02:26 htpftuUw
以上となります。

元々は他スレのSS(キャラはオリジナル)なのですが、
ついつい入れ替わりが書きたくてこうなってしまいました。
どうもありがとうございました、これにて失礼します。

470:名無しさん@ピンキー
09/07/15 23:39:14 IpcWh7db
GJ!
ショタとお姉さんの入れ替わりはえろいなぁ…。

471:名無しさん@ピンキー
09/07/16 11:30:52 I3p7gbvN
素直な少年がエロい女の体になるとか大好物です
GJでした

472:名無しさん@ピンキー
09/07/16 12:12:32 lp7mlYZR
キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

473:名無しさん@ピンキー
09/07/18 17:57:12 UTE4hiP6
某スレから来ました!
相変わらず文章がエロくてイイ!!

474:名無しさん@ピンキー
09/07/27 22:39:36 VVn1z5SQ
小ネタ るろうに剣心
 「オイ剣心お前いいにおいするぞ。まさかどっかで遊んできたのか?」
 「いや、これは、その…。」
 「チューしたとこどこだ?見せろってば!」
 「あ!!弥彦ダメっ!!」
 「…ついてる。」
 「か、薫殿には内緒でござるよ…。」
おしまい

475:名無しさん@ピンキー
09/08/10 11:05:16 uR4Axlot
今週のジャンプはTSがあったな
ひとつはヤクザと女子高生の入れ替わり
もうひとつは昼は男で夜は女の妖怪

476:名無しさん@ピンキー
09/08/16 00:33:14 KydU9GkC
最遊記の悟空が女の子だったら…とか
妄想したら止まらなくなった。
末期かもしれん(*´д`;)…

477:名無しさん@ピンキー
09/08/22 01:35:57 pouQyvMt
>>476
猿のよーにオナニーでもしますか
で、カッパと豚にやられて……玄奘も女体化で、龍馬に掘られて5Pでくんずほぐれつ

478:名無しさん@ピンキー
09/08/22 01:38:02 pouQyvMt
あー、あれか。ガンガンのか

……やっぱり同じような展開にしかなりそうもないというか
孫悟空は直情短気だし

4Pでひとり受け?

479:名無しさん@ピンキー
09/08/23 16:25:00 UmtkQcth
最近プレイしてたSIRENがあまりにも怖いので脳内で男を反転しまくりながらクリアした
ネイルハンマーが武器の痴女系キチガイエロ女医に足腰立たなくなるまで搾られてぇ

480:名無しさん@ピンキー
09/08/24 03:04:26 Q6zdJb5Z
>>478
そう、それ。

というわけで、反応してもらえて嬉しいついでに
脳内画像を描いてみたのでうpした。
URLリンク(2sen.dip.jp)

一応、ロリ注意?

481:名無しさん@ピンキー
09/08/24 13:20:22 GMhaP1j+
>>479
 少年は見た! 男も女もさんざっぱら食い散らかしといて
本命は双子の丸腰内気シスターだったヤンデレ女医。
 とか言ったら超燃える煉獄の炎的な意味で。

482:名無しさん@ピンキー
09/08/24 19:35:05 2zgKuVpr
絵師様(笑

483:名無しさん@ピンキー
09/08/31 20:14:38 Y5NDo7co
エロパロスレの某保管庫にあったホラーキャラ先天女体化で何かに目覚めた。

洋画のアメコミ系ヒーローや殺人鬼は女体化するとギャップ萌えが生まれていいよな
お馴染みのコスチュームをはち切れんばかりのおっぱいでムチムチにして、悪役にお約束なエロ拷問を受けたり
犠牲者を性的にいたぶってから葬り去るとかたまらない

484:名無しさん@ピンキー
09/09/01 15:16:43 q1XRq6IU
つまり、変身宣言→女体化→服がはち切れる→変身完了か。

485:名無しさん@ピンキー
09/09/01 20:50:38 Th+vc1Nb
そういえば昔、永井豪が許可出して美少年版キューティー・ハニーが主人公の小説?だか何だかが出てたな
怖くて読めなかったが

486:名無しさん@ピンキー
09/09/02 08:46:03 obwzW/37
正体を隠している覆面ヒーローはボディスーツから窺い知れるおっぱいのサイズで正体バレたりしないんだろうか

487:名無しさん@ピンキー
09/09/02 09:48:26 70/bGMR8
>485
普通にBL小説だったからな。
……ククク、読んだぜククク……俺の中で最大の黒歴史。

488:名無しさん@ピンキー
09/09/02 16:02:03 pb1wRRHN
現在TSネタを脳内構築中なんだが、このスレに投下すべきか支援所に投下すべきか
エロパロ板なのにそっちの知識も経験も乏しいからエロシーン抜きだけど

489:名無しさん@ピンキー
09/09/02 20:43:23 gTGJOMX0
>488
最初からエロ入れる気が全くないのなら、ここや支援所よりも少年少女文庫や
↓のほうが良いと自分は思うよ
性別変化(TS)作品発表スレ
スレリンク(mitemite板)

490:名無しさん@ピンキー
09/09/03 00:18:27 ZnfOrxnF
そもそもこのスレに投下するって選択肢出す時点で半年ROMれって言われかねんよ

491:名無しさん@ピンキー
09/09/03 23:52:42 ZnfOrxnF
ごめん、↑の誤爆
やっと見つけた…

492:名無しさん@ピンキー
09/09/11 17:37:49 OwqBbV5L
TSの意義は少子化以外に、進路があると思うんだ。
せっかく有名女子大を狙える偏差値なのに、男。
それなら進路指導部がTSさせるだろ。
それで、進路実現の見返りに。

493:名無しさん@ピンキー
09/09/11 19:16:55 S2q2ExZU
偏差値高いなら普通に別な有名大学いかせね?

494:名無しさん@ピンキー
09/09/11 19:37:19 EtHnXDqT
または働かないニート・引きこもり等々非生産的な存在を美少女化させて
働いてるけど彼女がいないブサイクにあてがう

あれ、どっかでみた設定だな

495:名無しさん@ピンキー
09/09/12 07:28:39 CSSsQ6Aq
>>492からヒントを得たので書いてみた
 “GME(ジェンダー・エンパワーメント)”という指数がある。
 国会議員・企業管理職などに占める女性の割合や、女性の所得を
 数値化したものだ。
 要するにその国でどの程度女性の社会進出がなされているかとい
う指標なのだが。日本は2007年度は全体で58位。
 先進国中で最低という結果となった。
「だからといって、なぜ我々が女性にならなければならないんです
か!?」
「逆転の発想だ。
女性の社会進出が進まないなら、地位のある男性を女性化すればよい。
名案だろう?」
「だからってなぜ国会議員である我々が!」
「民間企業に任せるわけにはいかんだろ?
それに悪いことばかりじゃない。
選挙対策として当然外見は美形化してあるし、
アンチエイジング処理を兼ねているから、肉体年齢は20歳代まで
若返らせておる。衆議院議員でよかったな」
「なぜ?」
「参議院議員だと30歳代以下には若くできないのだよ。
被選挙権の都合で」
「……変なところで真面目なんですね」

496:名無しさん@ピンキー
09/09/12 17:53:37 +dspdd4k
なんか面白い

497:名無しさん@ピンキー
09/09/12 21:12:17 GzAZGsN0
≫495
逆転の発想というより誤魔化しだよなw

498:名無しさん@ピンキー
09/09/13 05:32:45 djdT8FDN
職業選択の自由から、保母、看護婦などになるための制度なら問題ないな。

499:名無しさん@ピンキー
09/09/13 07:20:26 YFSZkta0
もう保父や看護師が一般化しているからなぁ
女しかなりえない職業…風俗業しか思いつかない

500:名無しさん@ピンキー
09/09/13 09:24:34 oY2yAiDd
男の風俗業もあるけどな

501:名無しさん@ピンキー
09/09/13 11:37:18 QxVReWxN
だが同性愛者は全体の11% 確率から言えば女性の方が需要は高いっ!!

……そういえば日本の男女比率は女性の方が多いんだっけ?

502:名無しさん@ピンキー
09/09/13 13:41:26 DBCh1+gV
若い世代は男の方が多かったはずだが、女の方が長生きだからね。

503:名無しさん@ピンキー
09/09/13 19:48:39 Z2pY3hC2
十数年前に、出生率は女の方がわずかに高いとか習ったが、今の日本は違うのか。
中国は女間引いてるから男の方圧倒的に多いみたいだが。

504:名無しさん@ピンキー
09/09/14 00:02:27 XomifHYy
>>495
見た目は若い女、中身はおっさんっていう懐かしの「おやじギャル」が大量発生ですねわかります

505:名無しさん@ピンキー
09/09/14 00:58:43 R8llWL61
>>504
魔法のおやじプリティそうすけ

……いや何でもない。

506:名無しさん@ピンキー
09/09/14 07:22:27 NHZLM2d1
>>504
モーニングコートは男性の昼の最上級正装の一つである。
フロックコートの前裾を乗馬用に切り落としたものである。
朝の散歩服として作られたため夜間には着用しない。
日本では、内閣総理大臣・最高裁判所長官の親任式、
認証官認証式の際や、叙勲や受章等で宮中に参内するとき
などに使用される。
「だけどこりゃ“モーニング娘。”といった風情ですなあ」
 今回の内閣は全員が転換議員で占められていた。
 本来肉体年齢を20歳以下にしてはならないはずだが、
客観的に測定する方法がないことから、ほとんどの議員が
20歳未満にしか見えない容姿になっており、特に内閣に
参加するようなベテラン議員は全員がハイティーンにしか
見えなかった。
「どちらかというとAKB48なのかな?」
「ほうお詳しいですね財務大臣」
「私の選挙区のことなのでね。元総理の方がお詳しいですが」
 その後、内閣のメンバーで撮った写真はアイドルグループの
撮影会か、せいぜい女子高生の修学旅行の写真にしか
見えなかったという。

507:名無しさん@ピンキー
09/09/14 09:54:54 VQ9DSy1I
責任をとって、"成人男子"を辞任いたします。
"成人男子"の後継者には、今年17になる娘を……

508:名無しさん@ピンキー
09/09/15 01:46:03 Chn839Wd
転換議員のオナヌー率1000%と見たww

509:名無しさん@ピンキー
09/09/15 23:36:34 B0JV3tmA
ふふw

510:名無しさん@ピンキー
09/09/16 01:28:23 GO2lvSkl
お湯をかけて3分置くと女に・・・?!

511:名無しさん@ピンキー
09/09/16 03:05:56 7MfbvyPX
今更だがバイオの女体化書いた人GJ

丁度レオン女体化で萌えてたからクリティカルヒットすぎる。
レオンえろいよレオン。エイダ姉さんと百合百合是非見たいです。

512:名無しさん@ピンキー
09/09/18 20:08:40 V4/1PeH3
ちょっと聞きたいんだけど、シュークリームのやつって5話までだった?

513:名無しさん@ピンキー
09/09/19 00:20:38 8rjkgQiH
良スレage

514:名無しさん@ピンキー
09/09/19 14:29:10 iyt9/ZzS
久々に来たんだが良い馬鹿が沸いてるw
どんどんやってくれ

515: ◆qAuwE55zBw
09/09/24 21:55:38 GRq+b/BL

保守がわりにガンガンのはじっこの柳がTSしたらを考えた会話文をば。
下から行きまする。


516:兄の華麗なる日記(1/3) ◆qAuwE55zBw
09/09/24 21:58:08 GRq+b/BL
〇月×日 晴れ

今日は柳から電話があった。
久しぶりだったからすごく嬉しかったけど、なんか様子が変だったからここにメモしとく。
『』は電話越しに聞こえてきた叫び声とする。

(呼出し音)

「はーい貴方の恋人☆桜でーすっ」
「もしもしお兄ちゃん!?」
「って、なんだ柳か!どうかしたのか?」
「そ、それが僕お、」
『わぁぁああやっくん、じゃない!あめしこさん早まんないでェー!』
『あめしこ言うなァァア!!』
『やっくんバット駄目!バット危ない!危ないから!』
『ハハ…兄貴が姉貴で…師匠が…ハハ』
『龍くん落ち着いて!きっとやっくん大丈夫だから…多分!』
『や、柳…私と…同じか…!』
『緑ちゃーーーん!!?』


517:兄の華麗なる日記(2/2) ◆qAuwE55zBw
09/09/24 21:59:35 GRq+b/BL
「あ、もしもし柳くんのお兄さん?」
「あ、ハイ」
「僕土井中高校で柳くんの担任してますアミ彦っていいます、柳くんは様子が落ち着くまで責任持って面倒見ますから安心してくださいね!」
「え、あの、柳は?」
「あ…今暴れながらバット振り回してるから……ッギャアこっちこないで!まっ、また後日に連絡でいいかな!?」
「エェェエエ!?そっちで何が起こってんの!?」

一字一句間違えてない俺って K A N P E K I ☆

(ドキ!桜きゅんのイケナイ☆秘密日記より抜粋)

しょうもないのですみませんでした。
そして保守、とにかく保守。

518: ◆qAuwE55zBw
09/09/24 22:01:27 GRq+b/BL
>>516の(1/3)は(1/2)の間違いです、すみません。
IDにBL出てるw

519:名無しさん@ピンキー
09/10/04 20:08:11 qTQEmJYm
保守

520:名無しさん@ピンキー
09/10/06 10:22:02 /N1ksH4V
>>505
おやじ怪盗キューティーミントとか(うわ、ネーミングセンスが昭和引きずってて萎えるわ)

見た目は美少女、頭はおやじ! とか、なんぼでも作れますが
はんぱもんでええなら、いくらでもその手のストックはありますで。エロなくてもええんなら
遺作兄弟のような語り口(一人称)は萎えるのでかんべんしてほしいですが

521:名無しさん@ピンキー
09/10/06 20:42:00 Gp3951VD
>>504
TSの派閥の一つギャップモエラーとしてはご褒美です。
個人的には入れ替わりとか憑依でそうなるほうが好きだけど。

522: ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:45:39 y6uHmvRI
一本投下します。
ごく普通の入れ替わりものですが、強制&陵辱なのでご了承下さい。

523:祐介の受難(1/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:46:49 y6uHmvRI
気がつけば、俺の足から伸びる影は随分と長くなっていた。
日を追うごとにせっかちになる放課後の太陽は、早くも西に傾いている。
秋分ももう過ぎてしまい、つるべ落としという言葉を実感できる季節になった。
文化祭は終わった。体育祭も終わった。あとはテストがあるだけで、
適当に勉強しながら緩慢な日々を過ごしていればいい。
少し肌寒い風に吹かれ、俺は隣に目をやった。
そこには小柄な少女が立っていて、つぶらな黒い瞳でこちらを見つめ返してきている。
「どしたの? 祐ちゃん」
「いや、何でもない」
軽く手を振り、そう答える。

俺の名前は中川祐介。地元の公立高校に通う平凡な学生だ。
強いて特徴をあげるとすれば、目つきが少々鋭く、口数がやや少ないことか。
見た目通り、あまり社交的な性格ではないが、幸いなことに友人は皆いいやつばかりだった。
そして俺の隣を歩いている、シンプルなセーラー服に身を包んだこの少女は森田瑞希という。
身長は百五十に届かないくらいで、かなりのチビだ。
ついでに言うと童顔でペチャパイなので、誰が見ても小学生か、せいぜい中学生にしか見えない。
だが、小さくまとまった目鼻立ちと、長く伸ばしたツインテールの黒髪のおかげで
うちの学年で一番“可愛らしい”という言葉が似合う生徒に認定されている。要はマスコットだ。
本人はあまりそれを快く思っていないが、性根が気弱でノーと言えない性格のため、
ついつい人の言いなりになってオモチャにされることも多い。
俺の彼女、森田瑞希はそんな女だった。

人通りの少ない通学路を家に向かって歩きながら、ぷらぷら揺れるツインテールが静かに口を開く。
「あ……あのね、祐ちゃん」
「ん、なんだ?」
瑞希の声はかすかに震えていた。幼稚園児の頃からのつき合いなんだから、
もっと自然に振る舞ってくれてもいいんだが、これがこいつの精一杯らしい。
隣に立つ自分より二十センチは背が低い幼馴染を見つめ、俺は少女の次の言葉をじっと待った。
「今日、うちで一緒に宿題しない? 数学のプリント、今日もらったでしょ」
「ああ、あれか。別にいいぞ。今日はおばさんいるのか?」
「ううん。今日は遅くなるって言ってた」
「そうか」

そこで会話が一旦止まる。
親がいない自宅に、自分が今つき合っている男を呼ぶ。
健全な高校生の基準からすれば、それが意味するところはたった一つだろう。
……えーと、ゴム、こないだ使ってから補充したっけな。
数日前の記憶を探る俺に、少し慌てた瑞希の声がかけられる。
「あ……え、えっと、違うよ? 今日は違うよ? しないからね?」
「なんだ、ほんとに宿題するだけか? 別にいいけど」
赤い顔で手をぱたぱたさせる幼馴染を見て、ついにやにやしてしまった。
互いに両親公認の仲で、当然のように肉体関係を持っている俺と瑞希だが、
俺は健康な男子にしては性欲にやや乏しく(おかげで友人たちからはヘタレなどと呼ばれているが)、
瑞希の方から誘ってこなければ、自分からこいつを抱くことはない。
むしろこいつの方が、ロリータな外見に似合わず妙にお盛んなので、
紳士の俺がそれにつき合わされているという表現が近いだろう。
我が校のマスコット、内気で可愛い瑞希ちゃんは、ベッドの上では意外に積極的なのである。

524:祐介の受難(2/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:47:59 y6uHmvRI
そういう訳で、今日もそのお誘いかと思った俺だが、
どうやら今回は本当に、ただ宿題をするだけらしい。
「祐ちゃん以外のコも呼んでるから、今日は無し。ごめんね」
「いや、別にいいさ。気にするな」
まあテスト前だしな。じゃあ家に帰ったら、着替えてこいつの家に行くか。
歩道を歩く俺たちの隣を、一台のワンボックスが追い抜いていった。
だんだんと小さくなっていくその車を何とはなしに目で追いながら、気のない声で問いかける。
「それで瑞希、あと誰を誘ったんだ?」
「うん、真理奈ちゃんだよ。三人で一緒に勉強したいんだって」
「なんだと…… !?」
思いもしない名前を出され、俺の顔が強張った。

瑞希が口にしたのはクラスメートのとある女生徒の名前だった。
テスト前の女子高生が彼氏と友達を誘い、自宅で勉強会を開く。
知らない人間にとっては特に問題のない行為に思えるが、
俺の心の中では赤いランプが点滅し、けたたましいサイレンが鳴り響いていた。
「加藤も一緒か……。なんか嫌な予感がするな……」
「そ、そんなことないよ。何にもないってば」
「いいや、怪しい。そもそもあいつが自分から勉強したいなんて言うタマか?
 絶対に何かたくらんでるぞ、加藤のやつ」
「だ、大丈夫だよ。そんなに心配しないで。
 真理奈ちゃんだって、いつもいつも変なことばっかりしてるわけじゃないよ」
こちらを見上げて、必死で親友を擁護する瑞希。
俺はそんな彼女の顔を眺めながら、ひとり耐え難い不安に苛まれていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

一旦家に帰って着替えを済ませた俺は、再びカバンを手に家を出た。
瑞希の家は通りを挟んだ目の前で、十数メートルと離れていない。
親しき仲の礼儀ということで呼び鈴を鳴らすと、すぐに瑞希が顔を見せた。
こいつももう着替えたらしく、私服姿だった。
裾がフリルっぽくふわふわした白のブラウスが、こいつの可愛らしいイメージによく似合っている。
ドアを開けて俺を迎え入れた瑞希が、どこかうきうきした顔で微笑んだ。
「いらっしゃい。真理奈ちゃんもさっき来たとこだよ」
「そっか。ほらこれ、うちのお袋が」
俺は小さな紙の箱を瑞希に差し出した。中身は確かめていないが、おそらく洋菓子の類だろう。
うちの母親は、俺がこいつの家に行くたびに、ニヤニヤ顔で土産を持たせるから困ったものだ。
箱を受け取った瑞希はにこにこ笑って礼を言い、キッチンに引っ込んでいった。
あいつのことだから、俺が特に何も言わずとも、俺好みのレモンティーを淹れてくれるに違いない。
互いの嗜好を知り尽くした仲だから、この辺りは実に楽だ。
そんな幼馴染を見送り、リビングの隣にある和室に足を踏み入れる。
そこには一人の女が座っていて、俺を見るなり明るい声で話しかけてきた。

「はーい、中川。元気してる?」
「さあな」
やる気のない声を返してその女を見つめ返す。
真ん中に古めかしいちゃぶ台が置かれたこの部屋は、決して広くはないが、
畳好きの俺にとってはなかなか快適な空間である。
カバンを置いて座布団の上に腰を下ろすと、女のかん高い声が聞こえてきた。
「祐ちゃん冷たいぞー? いくらむっつりでも、女の子にはもっと愛想よくしないと駄目よ」
「しねえよ。しかしお前がわざわざ宿題しに来るなんて驚いたな。テスト前だからか?」
「は、宿題? そんなもんやるわけないじゃない。明日、あんたか瑞希の写すわよ」
「おい。お前、何しに来たんだ……?」
「お茶会」

525:祐介の受難(3/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:48:46 y6uHmvRI
この女が勉強とか宿題とかを真面目にやるはずがないとは思ってたが、
予想が的中してもちっとも嬉しくない。
あー、今日はこいつの馬鹿話につき合わされなきゃならんのか、面倒臭い。思わずため息が漏れた。
「じゃあ俺は帰るから、後は任せた。瑞希と女同士で楽しくやってくれ」
「却下よ却下。今日はあんたを思いっきりいじくって遊ぶんだから、主役がいなくてどーすんの。
 絶対に逃がさないわよ」
「全力で拒否する。俺を巻き込むな、頼むから帰らせろ」
「だーめ♪」
「…………」

言い返す気力も無くし、気だるい視線でそいつを見やる。
やや短めの髪を鮮やかな茶色に染めたその女は、掛け値なしの美人だった。
余裕たっぷりに俺を見つめ返す表情は強気そのもの。深い色の瞳は自信に満ちている。
長袖のTシャツを押し上げる無駄にデカい胸の肉と、パンツに包まれた程よい肉づきの脚。
縞々のカーディガンをうまく着こなす姿は随分と大人びていて、大学生でも通るだろう。
今は座っているが、立ち上がれば俺とそう変わらないくらいの長身である。
クラスメートの加藤真理奈。軽いノリと抜群のスタイルが売りの、よくモテる女だ。
根っからの悪人ではないんだが、悪戯好きでしょっちゅう騒ぎを起こす、まさにトラブル製造機。
自分がモテるのをいいことに、わざと三角関係を作っては男同士を争わせるのを趣味としている。
俺としてはあまりお近づきになりたくないタイプだが、なぜかこいつは瑞希の一番の親友で、
校内、校外を問わずあいつと一緒にいることが多い。
どうやら内気で控えめな瑞希を、あれこれリードしてやってるみたいだが、
年上の彼氏にバッグやアクセサリーをねだり、平然と二股かけるこいつが瑞希と一緒にいるのを見ると、
あいつがこの小悪魔の悪影響を受けはしないかと、ついつい心配になってしまうのだった。

やがて瑞希が紅茶と茶菓子を運んできた。
白いクリームがたっぷりついた、いかにも甘ったるそうなバームクーヘン。
うちのお袋が持たせてくれたのはこれらしい。
砂糖の塊であるそれを皿に乗せ、嬉しそうに笑う瑞希が微笑ましかった。
「それじゃ、いただきまーす!」
「うわー、美味しそうだけど怖いわねえ……カロリーが」
「文句言うなら食わんでいいぞ。食うな食うな」
「意地悪ね。食べないわけないでしょ」
三人揃ってフォークを手にし、甘い欠片を口に運ぶ。
俺も甘いものは嫌いじゃない。口の中に広がる甘味を堪能し、湯気のたつレモンティーをすする。

「うーん美味しい。中川にしちゃ上出来じゃない」
「はいはい、ありがたいお言葉で」
「祐ちゃん、意外と甘党だもんね。喫茶店に行ったらよくケーキ頼んでるし」
「ほほう。瑞希さん、そこのところをもうちょっと詳しく」
よく喋る加藤と、相づちを打つ瑞希と、そして会話を聞き流す俺。
紅茶と菓子の匂いが立ち込める和室の中、俺はぼうっと虚空を見つめていた。
「ふわあああ……」
程よく腹が膨れたからか、脳が眠気を催してしまう。何とも眠い。不思議に眠い。
とうとう我慢できなくなって、俺はその場に横になった。座布団を枕に、畳の上に寝転がる。
どうせ宿題なんてしないんだし、このまま昼寝してしまってもいいだろう。
昔から通い慣れた幼馴染の家ということもあり、俺は安心して寝入ってしまった。
意識が暗闇に覆われていく中で、二人の声がかすかに聞こえてくる。
「……祐ちゃーん? 駄目だよ、そんなとこで寝ちゃ風邪引くよー」
「ふふ、うまくいったわね。眠らせちゃえばこっちのもんよ」
「え……ま、真理奈ちゃん? どうしたの……?」
「ふっふっふ。さあ瑞希、あんたにも協力してもらいましょうか……」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

526:祐介の受難(4/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:49:41 y6uHmvRI
……声が聞こえてくる。
気持ちよく眠る俺の肩を揺さぶり、声をかけるやつがいる。
「おい、おい……起きろ、おい」
「ん、んん……」
誰だ、俺の安眠を邪魔するやつは。
顔をしかめてうっすらと目を開けると、見慣れた和室の風景が視界に映る。
幼い頃からしょっちゅう入り浸っている瑞希の家だ。まったくもって違和感はない。
困ったことに、自分がまるでここの家の住人であるかのような錯覚さえ抱いてしまう。
そんな落ち着く部屋の中、俺は誰かに揺り起こされていた。
……ああ、俺、寝ちまってたのか。眠気の残る思考が、遅まきながらも活動を開始した。
横になった俺の体を、荒々しい男の手が何度も揺さぶる。聞こえてくるのも男の声だ。
あれ、おかしいな……さっきまで男は俺一人だったんだが……。
誰か来たのか、それとも瑞希の親父さんが帰ってきたのか。
もし親父さんなら、かなり恥ずかしいところである。
いくら瑞希の幼馴染とはいえ、他人の家で無防備にグーグー寝てしまったわけだから。

俺はようやく身を起こし、起こしてくれた相手を見やった。幸いにも親父さんではなかった。
俺の隣に座るその男はまだ若く、俺と同い年くらいに思われた。
服も俺が着ているのと同じ、灰色のトレーナーとジーパン姿である。
「…………?」
少しずつ覚醒する頭を右手でポリポリかきながら、その男をじっと観察する。
短い黒髪で、目つきは少々悪く、体格は平凡な中肉中背。
その特徴のいずれもが、俺が普段から見慣れた、
だがこうして見つめ合うことは決してあり得ないはずの男のものだった。唯一、鏡を除けば。
「あ……え、えっと―お、俺……?」
そう、俺の前にいる男はどこからどう見ても俺と同じ、中川祐介だったのだ。
眠気が覚めていくと同時に、驚きと戸惑いが心に広がっていく。
目の前の男―俺の姿をしたそいつはニヤリと笑い、俺に話しかけてきた。
「やれやれ、やっと起きたか。しかしぐっすり寝てたな、お前」
「お、お前……お前は誰だ?」
俺の当然の質問に、そいつは首をかしげてみせた。
「ん、どうした。まだ寝ぼけてるのか? ちょっと顔でも洗ってこいよ」
「お前は誰だ !? 誰なんだよ、おい!」
「おいおい、ほんとにどうしたんだよ。ギャグか? それ」
心配そうな視線をこちらに向け、男が俺の名前を呼ぶ。
今の俺の名前を。

「つまらんジョークはやめろって―瑞希」

「なっ…… !?」
そこで初めて気がついた。俺が俺じゃなくなってることに。
見下ろした視界を覆うのは、ふわふわ柔らかそうな白いブラウス。
その裾の形に合わせるような、フリルつきの黒いスカート。
膝上辺りまである可愛い感じのスカートを、男の自分がはいている。その事実に心臓が跳ねた。
そしてブラウスの袖から生えた腕も、ソックスをはいた足も、まるで子供みたいに細く華奢だ。
思わず自分の服を触ってしまったが、その手も白く繊細で、随分と小さくなってしまっている。
首を動かした拍子に長く伸ばした髪が跳ね、顔の横でぷらぷら揺れた。
長い黒髪。どうやら俺の髪は二つに束ねられ、頭の左右から垂らされているようだった。
着ている服、手足や髪型、そして声までもが残らず、自分のものではなくなっている。
そしてそれらは全て、先ほどまで俺と一緒にいた、幼馴染の少女のもの。
自分の顔から血の気が引いていくのがはっきりとわかった。

527:祐介の受難(5/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:50:52 y6uHmvRI
「どうした瑞希? 何やってんだ、変なやつだな」
「なんだこりゃ……な、何なんだよこれ……」
「? そんなに自分のカッコが気になるなら、鏡でも見てこいよ。
 ついでに顔も洗ってこい。目が覚める」
目の前の男、中川祐介の姿をした男はそう言って横になった。
いったいお前は誰なのか。問い詰めたくはあったが、今は状況を確認するのが先だ。
俺は勝手知ったる瑞希の家の洗面所へと足を運び、壁の鏡をじっと見つめた。
するとそこには予想通り―。
「み、瑞希…… !?」
まだ幼さの残る小柄な少女。俺の幼馴染にして彼女である、森田瑞希の姿が写っていた。
鏡の中の自分と向かい合う困惑した顔も、頼りなさそうに揺れるツインテールの黒髪も、
ブラウスとミニスカートに包まれた色気のない体も、全部が全部があいつのもの。
間違いない。俺は今、瑞希になっちまってる。
でも、なんで。一体どうして。鏡に写る瑞希の顔は真っ青になっていた。

必死で内心の動揺を抑えつつ、再び和室に戻る。
そこにはやはり俺と瓜二つの男がゴロゴロ寝転がっていて、こちらに声をかけてきた。
「お。瑞希、目が覚めたか? それなら悪いけど、紅茶をもう一杯淹れてくれないか」
声も姿も表情も、この男はどこからどう見ても俺自身だった。
だが、こいつが俺であるはずがない。なぜなら俺がここにいるからだ。
俺はつとめて冷静な声を出し、この男に問いかけた。
「……おい、お前は誰だ?」
その言葉に男は不機嫌になったようだった。
半分呆れ、もう半分は怒りのこもった表情で俺の方を向き、少し荒げた声を返してきた。
「おいおい、まだそんなこと言ってるのか? 瑞希、ほんとにどうしたんだ。
 俺が祐介でなかったら何なんだよ。他の誰に見えるってんだ?」
「ふざけんな。俺がここにいる以上、お前が俺であるはずがないんだよ」
俺が瑞希になっちまってるということは、代わりに誰かが俺になってるということだ。
あまりに非現実的な発想だが、他に考えようがない。
ということは、俺と瑞希が入れ替わったということか。この男は俺になった瑞希なのか。
俺は畳の上に立ったまま、寝転ぶ男を見下ろした。
「おい。お前、ひょっとして瑞希なのか?」
呆れた視線でこちらを眺め、男がそれに答える。
「さっきから何言ってんのかわかんねえよ。瑞希はお前だろ? ふざけるならよそでやってくれ」
「お前っ…… !!」

殺気立った声を発しながらも、俺は心中の不安を隠すことができないでいた。
こいつのこの態度、明らかに瑞希のものじゃない。
もし俺と瑞希が入れ替わったとしたら、こいつはあたふたしながら、
俺の姿で“祐ちゃ~ん、どうしよう……”などと言って半泣きになっているはずだ。
なのに目の前のこいつは、何ごともなかったかのように俺として振る舞っている。
ということは、こいつは少なくとも瑞希じゃない。他の誰かだ。
俺でも瑞希でもない誰かが、俺の姿で俺を演じている―ということは、結論はたった一つしかない。

「おい、お前―まさかお前……」
自分の口から瑞希の声を出しながら、俺は凄まじい脱力感に襲われていた。
考えてみれば、こんな非常識なトラブルにあいつが関わってないはずがない。
むしろ真っ先に疑ってかかるべきだったろう。
それなのに事態の異常さに飲み込まれ、一瞬とはいえこいつの存在を思考から消し去っていたとは。
してやられた不快感に苛まれつつ、俺はそいつを怒鳴りつけた。
「加藤っ !! お前、加藤真理奈だなっ !?」
「ピンポンピンポーン、大正解ぃっ! 中川ってば、気づくの遅いわよ♪」
俺にしか見えない男が起き上がり、楽しそうに俺を見つめる。
いつも無愛想な俺、“祐介”の顔がにやにや笑い、明るい声で女言葉を喋っている。
はらわたが煮えくり返る思いに、自分の頬が引きつるのを感じた。

528:祐介の受難(6/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:51:27 y6uHmvRI
そのとき後ろに気配を感じて振り向くと、そこに茶髪の女が立っていた。
スタイルと美貌に恵まれた長身の女。それが泣きそうな顔で俺を見下ろしている。
「ご、ごめんね祐ちゃん……止めたんだけど……」
その女、“加藤真理奈”がそう言って謝ってきた。
いつも強気でにやにや顔のこいつが、こんな殊勝な表情を浮かべるのは新鮮ではあったが、
今の俺はそれを笑うこともできず、畳の上にへたり込んでいた。
「俺が瑞希で、瑞希が加藤で、加藤が俺か……。一体どうなってんだよ……」
「ふっふっふ、これが本日のメインイベントよ。体を入れ替える薬が手に入ってさあ?
 せっかくだから、あんたたちにも体験してもらおうかと思って」
唇をつり上げてそう言い放つ“祐介”の姿にため息が漏れ、またも脱力感に囚われる。
加藤の名前を聞いたときから嫌な予感はしていたが、まさかこんなことをしやがるとは……。
自分の体を盗られ、代わりに幼馴染の女の体になるなんて、普通の人間が思いつくわけがない。
体を入れ替える薬などというマンガみたいな話、にわかには信じられなかったが、
俺自身がその当事者となれば、さすがに信じないわけにもいかなかった。
「しかし俺が瑞希になっちまうなんて……なんてこった」
こいつがトラブルメーカーなのは承知していたが、今回のは極めつけだ。
もう金輪際こいつと関わらないようにしようと硬く誓った俺だが、
その前に一刻も早く元の体に戻らないといけない。
叫び出したい衝動を何とか抑え、冷淡な声で“祐介”に告げる。

「わかったわかった、もう充分だ。だから早く俺たちを元に戻してくれ」
自分の口から出てくる瑞希の声。普段のあいつのものとはちょっと違う気がするが、
まあ自分の声は違って聞こえるもんだしな、と自分で自分を納得させる。
しかし俺の切実な願いを“祐介”は聞き届けるつもりはないようで、
代わりににやりと笑って俺のか細い腕をつかみ、乱暴に引き寄せた。
「わっ !?」
女子の中でも小柄な瑞希の体だ。男の力に抗うことなどできやしない。
正面から抱っこされる屈辱的な姿勢で、俺の身はなすすべもなく拘束されてしまった。
突然の行動、そしてその荒々しさに驚きの声をあげ、目の前の“俺”をにらみつける。
「……何しやがる。早く俺たちを元に戻せ」
「冗談でしょ? まだ何もしてないわよ。思いっきり楽しまないと」
“祐介”の手がブラウスの上からぺたんこの乳房を這い回る。
ぞくぞくと気持ち悪い感覚が背中を走りぬけ、俺は身を硬くした。
「こらっ! 何を……」
「何って、胸触ってるだけよ。どってことないでしょ?」
「や、やめろ……気持ち悪い」
「ん~、やっぱ瑞希は可愛いわねえ。チュッ♪」
ぎゅうぎゅう抱きしめられ、頬に唇をつけられる。
当然のことながら、男に抱かれるのもキスされるのも初めてだ。激しい嫌悪感が沸き立つ。
身をよじって逃げようとするが、それもこいつの嗜虐心を煽る結果にしかならなかった。

529:祐介の受難(7/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:52:05 y6uHmvRI
体を回され、後ろから抱きかかえられる。あぐらをかいた“祐介”の膝の上にちょこんと座る格好だ。
男のプライドを傷つけられる体勢に、苦虫を噛み潰さずにはいられない。
抵抗しようとする俺を押さえつけ、“祐介”の左手が小さな胸を再びまさぐってきた。
一方の右手は、俺の太ももを伝ってスカートの内部に侵入してくる。
その動きに本能的な恐怖を感じ、気色ばんだ声をあげてしまった。
「おい、やめろっ! 冗談じゃないぞ、放せ !!」
「まあまあ、こんな機会滅多にないわよ? あんたも楽しみなさいって」
男の指に下着を撫で回される、不快でむずがゆい感触。本来あるはずの男の象徴はどこにもなく、
どこまでも真っ平らな股間を男の指が這い回り、下着越しにこすり上げる。
アレがついていない、正真正銘の女の陰部。耐え難い喪失感が俺の心を嬲り始めた。
「触るな、やめろ、やめてくれっ! 加藤、頼むから放せっ!」
「こら、暴れちゃ駄目だってば! 瑞希、あんたも手伝って!」
名前を呼ばれた“加藤真理奈”がこちらにやってきて、俺の前にひざまずいた。
いつもの強気な表情はどこにもなく、おどおどと不安げな顔を俺たちに向けている。
しかし今、俺を助けられるのはこいつだけだ。俺は震える声で“加藤”に懇願した。
「瑞希、加藤を止めてくれ! 頼む!」
「…………」
必死で頼み込む俺を、“加藤真理奈”は静かに見つめ返した。
その目には同情と罪悪感が半分ずつ込められていて、俺の不安を煽らずにはいられない。
おい、瑞希……何だよお前、もしかして……。

“加藤”は目をうるませ、俺の手を強く握って言った。
「ゴメンね祐ちゃん。今は我慢して、真理奈ちゃんのしたいようにさせてあげて……」
「おいっ !? 何だよそれ、ふざけんな! 早く助けろぉっ!」
そのまま両手をぐっとつかまれ、二人ががりで拘束されてしまう。状況は悪化した。
男の膝の上で暴れるツインテールの小柄な少女。それが今の俺の姿だ。
この細腕では後ろにいる“祐介”はおろか、加藤の体にすら敵いそうにない。
その“祐介”はといえば、鼻歌なんぞを歌いながら俺への愛撫を再開していた。
「まあ、その体の持ち主もいいって言ってるんだし、諦めなさい。優しくしてあげるから」
「やっ、やめっ、やめろっ! 放せっ!」
ヒラヒラのブラウスをかき上げて、たくましい手が衣服の中に入ってくる。
服越しに揉まれていた胸の刺激が、ブラジャー越しになった。
パンツの上からあそこを縦になぞり、ささやかな乳房をブラごと揉みしだく。
慣れない男の体で加減が難しいのだろう。“祐介”の手つきはたどたどしかったが、
次第にこの苦痛の中にそれ以外の成分が混じっていくのを、俺も認めざるをえなかった。
「ん、くっ……! やめ、やめろぉ……!」
「だ~め、やめてあげな~い♪ あんたもだんだん良くなってきたでしょ? ほら……」
「うああっ !?」
“祐介”の手が下着の中に突っ込まれ、直接中身をまさぐった。
幾度か股間を撫でて引き抜かれた手が、俺の眼前にかざされる。
見慣れたはずの自分の指。それが、ほんのわずかに濡れていた。

530:祐介の受難(8/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:52:52 y6uHmvRI
「あは♪ 濡れてきたじゃん。なんだかんだ言って体は素直ね」
「ち、ちが―俺はそんな……」
「違わないって♪ 気持ちいいでしょ、“瑞希”ちゃん?」
調子に乗った“祐介”は、両手でスカートの内部をいじくり始めた。
股を大きく開かされ、パンツの内と外から股間をいいようにされる俺の姿は、本当に惨めだった。
知らず知らずのうちに目頭が熱くなり、うめき声がくぐもってくる。
両腕は前に座っている“加藤真理奈”こと瑞希が放そうとしないし、まさに万事休す。
必死で食いしばる歯の隙間から息と声が漏れ、だんだん激しさを増していった。
「くうっ……う、あ、あぁっ……んっ」
「祐ちゃん、大丈夫……? 私も手伝ってあげるから、我慢してね……」
「くあ、ああ―んっ! んんっ、んむぅっ!」
辛そうに喘ぐ俺が心配になったのか、それとも単にこの痴態に加わりたくなっただけか。
“加藤”はかすかに微笑み上体を伸ばすと、俺の顔を両手で挟んで唇を重ねてきた。
加藤のやつとキスをするのは初めてだが、紅色の唇は予想以上の柔らかさだった。
意思を持った生き物のように唇と舌の肉が蠢き、瑞希になった俺の口内を犯す。
“加藤真理奈”と“森田瑞希”が口と舌とを絡め合う、激しい激しいディープキス。
心は相思相愛の男と女とはいえ、今の俺たちは女同士だ。倒錯した快感に身が震えた。
くちゅくちゅと音を鳴らし、唾と唾とを丹念に混ぜ合わせ、混合したそれを分かち合う。
熱すぎる唾液を二人して飲み干すと、ようやく“加藤真理奈”は口を離した。
二人の少女の唇を繋ぐ銀色の架け橋は幻想的で美しく、だがこの上なくリアルだった。

情欲にとろけた“真理奈”の瞳が俺を見つめている。
その視線に射抜かれている俺、“瑞希”もきっと同じ表情を浮かべているのだろう。
今の今まで俺が味わっていた唇が動き、恍惚とした女の声をつむぎ出した。
「祐ちゃん……可愛い……」
「やめろ……吐き気がする」
そのとき“祐介”の指が割れ目の中、熱を帯びた膣の内部に侵入してきた。
濡れそぼった肉壷に異物を入れられる初めての感覚に、背筋がゾクゾクと反り返る。
「んあっ……があぁっ……!」
「さすがにこれだけいじると濡れるわね。もうビショビショ」
「やめ―指、入れ……ぐうぅっ……!」
「あたしも興奮してきちゃった。ねえ、勃ってるのわかる?」
「…………!」
耳元で囁かれた“祐介”の言葉に戦慄せずにはいられない。
先ほどから俺の小ぶりな尻に当たっている、硬いモノの感触。
すっかり勃起しきった自分の肉棒は、今や恐怖の対象だった。
なぜならこいつの性格からいって、最後までしないはずがないのだから―。

震え上がった胴体を楽に抱き上げ、“祐介”は俺を畳の上に座らせた。
「は~い。それじゃ瑞希ちゃん、脱ぎ脱ぎしましょうねえ♪」
“祐介”と“真理奈”の二人がかりでは、俺の抵抗など無意味だった。
ブラウスと肌着、フリルのスカート、そして白のブラとパンツに至るまで、
ソックス以外の全ての衣類を否応も無く奪われ、完全に素っ裸にされてしまった。
見下ろした視界を覆うのは、起伏の乏しい平坦な少女の肉体。
二つの乳房はほんのささやかで、体毛も注意して見ないとわからないほどだ。
子供の頃から祐介と過ごした幼馴染、瑞希。そう呼ばれる女に俺はなっていた。
頬がかあっと赤くなり、無意識のうちに涙腺が緩む。
今まで想像さえしなかった恥辱に、心がボロボロに打ちのめされているのが自覚できた。
「瑞希、綺麗だよ……」
笑みを浮かべた“祐介”がそう言って、股間に顔を寄せてくる。
既にしっとり濡れていたその場所に舌を伸ばし、犬のようになめ始めた。

531:祐介の受難(9/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:53:45 y6uHmvRI
指でもてあそばれるのも初めてなら、舌で責められるのも初めて。
女としての体験は何から何まで初めてで、俺の心は翻弄されるばかりだ。
ペロペロ這わされる舌、ベトベト塗りたくられる唾液、そしてジュルジュル吸い上げる唇。
“祐介”が口を動かすたびに、俺は華奢な体を跳ねさせ、涙を流して泣き喚いた。
「ん、うあっ、あっ……んんっ、くっ、ひいぃっ!」
割れ目を撫で上げ陰唇をねぶり、膣を指で貫きながら陰核をくわえ込む“祐介”。
そしてそれに負けじと、自分のものだった乳房を揉んで唇を重ねてくる“真理奈”。
二人がかりの激しい愛撫は、この少女の体を絶頂に至らしめるのに充分すぎるものだった。
「んあ―あっ、ああっ! んあぁあぁっ !!!」
海老のように体が仰け反り、あられもない嬌声をあげる。
初めて体験する“瑞希”の体の絶頂は、あまりにも強烈だった。
性器を針で貫かれるかのような鋭い痛みが脳内で快感に変わり、電流となって全てを焦がす。
これが女の感覚なのか―歓喜と満足と、恐怖が俺を取り巻いた。
「はあ……はあ、ふうっ……」
「祐ちゃん、イっちゃったんだね……」
苦しい息が熱を帯び、だらしなく開いた口から漏れていく。
垂れたよだれは“真理奈”が舌でなめ取ってくれた。
“瑞希”の唾液を舌に乗せ、自分の唇をペロリとなめる“真理奈”の仕草はこの上なく淫猥だった。

俺は快感の熱に心を溶かされ、もう何も考えることができなかった。
肉づきの悪い汗ばんだ体も、じっとり湿って頬に張りつく髪も、吐息を漏らす小さな口も。
いつしか自分が“瑞希”であることに、いっさい違和感を覚えなくなった俺がいた。
嫌悪も恐怖も全てが溶かされ、胸が熱いもので満ち足りている。
全裸で畳の上にへたり込み、タンスにもたれかかった俺の前では、
“祐介”と“真理奈”が向かい合っていた。
「瑞希、これ……口でしてくれない? いい加減、あたしも辛くなっちゃって……」
「う、うん。いいよ……」
「ついでにおチンチン……胸で挟んでみない? あんたも興味あるでしょ……?」
「そっか。私、真理奈ちゃんの体なんだっけ……この大きさならできるかな?」
「そこ、あたしのカバンの中にローション入ってるから……うんそれ、それ取って」
「ん、わかった……」
カーディガンとTシャツ、ブラを脱ぎ捨てた“真理奈”が“祐介”の足元に倒れ込んだ。
豊かな胸の谷間にたっぷりとローションを塗りたくり、女が男に覆いかぶさる。
挟まれるのも挟むのも。この二人も初めての行為に激しく興奮し、たどたどしいパイズリを始めていた。
「う、うーん……? これ、どうなんだろ……」
「どう、真理奈ちゃん? 気持ちよくない?」
「んー……なんかヌルヌルで、変な感じ―あ、でも、意外といいかも……」

呆けた“瑞希”の前で、“真理奈”が“祐介”に淫らな奉仕を続けている。
あそこに座ってあいつにしゃぶらせるのは、本来なら俺だったはずなのに。
そもそも俺は、加藤なんかとは関わりたくなかったのに。
なのに“祐介”は嬉しそうな顔で“真理奈”に肉棒をしゃぶらせている。
俺の心の中に何とも言えないわだかまりが生まれ、一筋の涙となって頬を伝った。
やがて“祐介”の顔が歪み、苦しげな声で射精を告げる。
「瑞希、何かくる……あたし、もう、出るっ !!」
「んぶうっ……! うわ、すごい……」
顔と言わず乳房と言わず、生々しい白濁に汚された“真理奈”。
彼女の方は、ひとまずそれで終わったようだった。
一方の“祐介”は立ち上がると、未だ萎えないそれを俺に見せつけながら近づいてくる。
その表情はまがまがしい欲望に溢れ、とても中身が女だとは思えなかった。

532:祐介の受難(10/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:54:47 y6uHmvRI
全身に力が入らずぐったりしていた俺の体を“祐介”がわしづかみにした。
その股間には出したばかりの肉棒がそびえ立ち、女を求めてたぎっていた。
さっきイったばかりの俺は座り込んでいて、焦点の合わない瞳でそれを眺めている。
“祐介”と“瑞希”。性欲が最高潮に達した男女がすることは、もはや一つだけだった。
「ふふふ……じゃあいよいよ本番ね。腰がガクガクになるくらいイカせてあげるから……」
「あ、あっ、あ……や、やめ……」
たくましい腕が俺の腰を持ち上げ、正面からの挿入を試みる。
「ん、入れるわよ……ふふ、瑞希ったら、イヤイヤする顔も可愛い♪」
「違っ……! 俺は―」
「いいや、お前は瑞希だって。俺の彼女で幼馴染の、森田瑞希だ」
俺になりきった“祐介”が冷酷な言葉を浴びせ、俺に言葉を飲み込ませる。
そして俺は、はちきれんばかりに高ぶった自分のモノに貫かれた。
「ぐあぁっ! う、うう……!」
初めて男を受け入れる感覚は、とても苦しいものだった。
学年でも一、二を争うほど小柄な瑞希の膣と、平均よりやや大きめの祐介の陰茎。
入れるときもきつかったが、入れられる側になってもきつくて辛い。
突き上げられるたびに呼吸が止まり、溢れる涙で視界がかすむ。
俺を抱えて腰を動かしている“祐介”もきつそうではあったが、俺に比べれば随分とマシだろう。
少なくとも、抱きかかえた俺の顔を見下ろして、言葉で嬲るくらいの余裕はあるようだった。
「ふふっ、これであんた、完全に女のコになっちゃったわね……どう? ヤられる感じは」
「ぐうっ、うぅっ! あっ、ああぁっ……!」
「あんたの中、狭いけどあったかくて―んっ、絡んでくる……♪」
“祐介”は余裕しゃくしゃくだが、俺の方は息をするのが精一杯だ。
普段の瑞希の気持ちがちょっとだけわかったが、今はそんなことを言ってられない。

畳の上に寝かされ、抱き上げられた下半身にズンズン突き込まれる。
ヒダがこすれて音を立て、肉と汁とが絡み合った。
「んっ! うあっ、んっ、んぐぅっ !!」
そこで俺を犯す“祐介”の動きが一旦止まり、下卑た笑みを浮かべて体勢を変えた。
片脚をぐっと持ち上げられ、丸見えの陰部を責められる屈辱。
男の俺にとって、こんなの苦しいだけなのに。気持ち悪いはずなのに。
それなのに、俺の細い唇から漏れる声は―犯される快感に熱くたぎっていた。
“祐介”の肉棒が乱暴に膣内を前後し、壁を摩擦しながら胎内を責めたてる。
狭い女性器をみっちり埋める異物の感触。苦痛と悦楽がせめぎ合う。
初めて女の中を堪能する“祐介”は笑いが止まらないようで、俺を言葉で嬲り続けた。
「んっ、いいっ! 瑞希の中ってすごいわねぇ……腰が止まらないわ。
 ほらほら、どう、瑞希ちゃん? おちんちんでホジホジされて、気持ちいいでしょ?」
「あぐぅ―う、動くなぁっ……んっ、うぅっ……!」
「なによ、よだれ垂れてんじゃない。強がっちゃダメよ? 今はあんたが瑞希、あたしが祐介。
 あんたがあたしに犯されてアンアン言っちゃうのは、当たり前のことなんだからね」
わざわざ一文節ごとに区切り、言葉の意味を強調して言ってくる。
くそ、やっぱりこいつ、最低の性格してやがる。
反論しようとしても、股間をゴリゴリ貫かれてまともな言葉にならない。
虚ろな瞳は何を見つめるでもなく、ただ男に抱かれてよがり狂う、か弱い女。
自分の立場を再認識させられ、俺の頬を熱い雫がしたたり落ちた。

533:祐介の受難(11/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:56:11 y6uHmvRI
俺の中をこねくり回す“祐介”のたくましい肉棒。俺の心をいたぶり尽くす“祐介”の言葉と笑い声。
いつ果てるとも知れない地獄の苦しみの中、畳の上でのたうち回る俺の頭を、女の手が優しく撫でた。
細く長い指と、派手に整えられた爪。俺の前に座った“真理奈”の手だった。
「祐ちゃん、ごめんね……もうすぐ終わるからね……」
そう言いながら“真理奈”の指が、“瑞希”の髪をいとおしげにかき分ける。
女の性交の感覚は、怒涛の勢いで俺の理性を押し流そうとしていたが、
自分の頭をゆっくり撫でてくれる女の手の感触に、少しだけ心が楽になった。
苦しさが消え、気持ちよさだけが―快感だけが俺の意識を支配していく。
「んっ、ああっ! あっ、んあっ、はあぁっ!」
「ん、締まって―いい……中川、あんたいいよォ……♪」
持ち上がった片脚を抱え込まれ、腰をパンパン押しつけられる。
男女の肉が鳴る音と、繋がった性器の奏でる音色が、卑猥な二重奏となって部屋に響いた。
激しく互いを貪り合う“瑞希”と“祐介”、そしてそれを横で物欲しげに見守っている“真理奈”。
脳が沸騰するのをはっきりと自覚しながら、俺は女の快楽の海に溺れつつあった。
いくら理性が否定しても、この体は“祐介”を求めてやまない。
“祐介”に抱かれて“祐介”に貫かれるのが、たまらなく気持ちいい。
地獄と極楽の間にある、曖昧な境界。その線上にいる俺への責め苦はまだ終わらない。
「ぐっ、ぐうぅっ! うんっ、んっ、んああぁっ!」
抱かれて、犯されて、貫かれて、かき回されて、もてあそばれて。
焼き切れそうな理性と、堤防を突き破りそうな劣情と欲望。
全てを焼き尽くす絶頂の波が、再び俺を真っ白に塗り潰そうとしていた。
ぐぐっと奥の奥まで入ってきて、また入り口へと抜けていく陰茎の動き。
その一往復ごとに背筋が震え、食いしばった歯の隙間から吐息と唾液がこぼれ落ちていく。

ヤバい―俺、このままじゃ―。
戦慄する俺の耳に、“祐介”の楽しそうな声が流れ込んできた。
「ふふふ、中川。いいコト教えたげるわ」
楽しくて仕方がないとでも言いたげな、“祐介”の低い声。
嫌な予感が、ぞくりと背中を這い上がってくるのを感じながらも、俺の喘ぎは止まらない。
「あたしたちの体を入れ替えた薬なんだけど、今日のは特別製でね。
 一回飲んだら、ずっと入れ替わったままでいなきゃいけないの。
 体に抗体ができちゃうから、もう戻れないんだって」
「ま、真理奈ちゃんっ !? 私、そんなの聞いてないよ !?」
「そりゃー、あんたには言わなかったからね」
“祐介”が何を言っているのか、今の俺にはわからなかった。
嫌な予感とやらが全身を駆け巡っているが、俺には“祐介”の言葉がまるで理解できない。
「ってことであたしたち、もう元の体に戻れないから。一生あんたは瑞希のままよ……」
「真理奈ちゃん……それじゃ、わ、私はどうなるの?」
「うるさいわね、あんたにはあたしの体をあげたでしょ?
 このあたしのパーフェクトボディになれたんだから、ありがたいと思いなさい!」
「そ、そんなあ……ゆ、祐ちゃん……」
放心した表情で崩れ落ちる“真理奈”。虚ろな瞳は輝きを無くし、死人のような表情だった。

534:祐介の受難(12/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:57:03 y6uHmvRI
俺の子宮を突き上げて、“祐介”が必死に腰を振る。
ラストスパートと言わんばかりの激しい突き込みに、少女の体が跳ね回った。
「これからずっと、あたしが可愛がってあげるわね、瑞希ちゃん♪
 さて―とりあえず中出し決めて、赤ちゃん作っちゃいますか!」
俺を犯すこの男が、さっきから何か言っている。
手加減せずにガンガン突いてきやがって、苦しいだけだっつの。
もう戻れない? 何の話だ、さっぱりわからんぞ。
中出し? 赤ちゃん? 妊娠するのか、この俺が?
混濁した意識が限界まで膣の肉を引き絞り、雄に向かって射精を促す。
それが合図となったのか、俺の中を埋めていた肉棒が膨張し、精子の奔流を解き放った。
「んっ、出るっ! あたし出ちゃう……♪」
「うあっ、あっ、ああああぁあぁっ !!!」
そして“祐介”が爆発した。張りつめた陰茎をグイグイ押し込み、
俺の女の部分、一番深いところで濃厚な子種を撒き散らす。
膣の内部に放たれた数億の精子。新たな命の種が俺の子宮、俺の卵子を目指して泳ぎ回る。
完全な中出し―種つけの瞬間に、“瑞希”の本能が歓喜しているのがわかった。

長い射精を終え、俺の股間から肉棒を引き抜く“祐介”。
既に二回は出しているはずだが、若々しい男性器はまだ萎える様子はない。
「ふぅ、たっぷり出ちゃった……あー、気持ちよかった」
「はあっ、はあっ……ひぃ、はあぁっ……」
ようやく解放された俺だが、ゼイゼイと肩で息をするばかりで動けない。
ぽっかり口を開けた陰部から男の汁を垂れ流し、畳に横たわっている。
粉々に破壊された男の矜持と、妊娠したかもしれない女の恐怖。
わずかに残った意識は現実を直視するのをやめ、心地よい絶頂の余韻に浸っていた。
とろけた顔で寝転がる俺の目には、男と女の姿が映る。
「ふふ、まだいけそうね……瑞希、今度はあんたにもしたげるわ」
「やあっ……私、やだよ……元に戻りたいよぅ……」
「落ち着け瑞希。俺がたっぷり……愛してやるから」
「ゆ、祐……ちゃん?」
“祐介”は“真理奈”の豊満な乳房を両手で揉みしだきながら、後ろから貫いていった。
「ん、あつっ……! あー、おっぱい最高……♪」
「あぁっ、あぅっ、ゆ、祐ちゃあんっ!」
獣のように絡み始めた二人の男女。
汗と体液とを撒き散らして性交にふける“祐介”と“真理奈”の姿を、
俺は熱い吐息を漏らしながら、焦点の外れた瞳で見つめていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

535:祐介の受難(13/14) ◆cW8I9jdrzY
09/10/08 20:57:45 y6uHmvRI
どうやら疲労と消耗のあまり、眠り込んでいたらしい。聞きなれた女性の声で目が覚めた。
「瑞希、起きなさーい! ご飯よー!」
「んっ……」
このまま寝ていたい欲求に逆らい、ぼんやりした頭を振って起き上がる。
柔らかな座布団と畳の感触が、俺の脚に心地よい安らぎを伝えてくる。
半分寝ぼけた瞳で自分の体を見下ろすと、フリルのついたブラウスとスカートが目に入った。
頭の左右ではあいつのトレードマークである長い髪、黒のツインテールが揺れている。
それでこの身に起きた全てを思い出し、暗澹たる気持ちになった。
そう、今の俺は俺の彼女、森田瑞希になってしまっているのである。

「…………」
今日起きた、不可思議で不愉快極まりない記憶が脳裏に浮かぶ。
あの女、加藤真理奈の策略にかかって瑞希の体にされたこと。
そして俺の姿になった加藤に、無理やり犯されたこと。
イカされてぐったりした俺の前で、俺になった加藤と、加藤になった瑞希が激しく絡み合っていたこと。
思い出すたびにはらわたが煮えくり返り、吐き気がこみ上げてくる。
俺はそれを振り払うように、ブンブンと首を左右に振って髪を揺らした。
勝手知ったる瑞希の家の風景が、視界を右へ左へと動いていく。
そんな俺の行動をとがめるように、先ほどの女性―瑞希のお母さんが声をかけてきた。
「瑞希、何してるの? 寝ぼけてないで、早くご飯食べなさい」
「お、おば―お母さん……あの二人は?」
俺の口をついて出る“瑞希”の高い声。おばさんは娘の質問に肩をすくめ、呆れた顔で言った。
「祐介君も真理奈ちゃんも、とっくに帰っちゃったわよ。
 皆で試験勉強してたんでしょ? なのにグーグー居眠りしちゃって、困った子ねえ」
「帰った……?」
「祐介君、また明日もよろしくって言ってたわ。
 賢くてかっこよくて、とってもいい子ね。あなたにはもったいないくらい」
「…………」
もう戻れない―俺の体を奪った加藤の宣告を思い出した。
俺はもう祐介じゃない。これからずっと、瑞希として生きていかなければならない。
加藤に奪われた自分の体、“祐介”の彼女にならないといけないのか。
それとも今は男女の関係になった加藤と瑞希、
“祐介”と“真理奈”に捨てられ、孤独に過ごさないといけなくなるのか。
自然と熱いものがこみ上げてきて、雫となって頬を流れ落ちた。

服は俺が気を失っている間に、あの二人が着せ直してくれたのだろう。
食卓からは食欲をそそる香りが漂ってきていたが、今の俺には晩飯などどうでもよかった。
それでもおばさんに言われて席につかされ、味のしない食物を喉に流し込む。
俺のことを実の娘としか思っていないおばさんとの会話も、俺の神経をすり減らした。
やっとのことで食事を終えた俺に、おばさんの何気ない声がかけられて。
「じゃあ、お風呂入ってきなさい。手抜きしないでちゃんと洗うのよ」
「風呂……」
ふらふらと風呂場に向かい、服を脱いで鏡を見つめる。
今や自分のものとなった体、相変わらずの幼児体型をまじまじと眺め、俺はひとり涙した。
風呂に入ってシャワーを浴びると、股間からドロリとした液体が垂れてきた。
気持ち悪い感触に顔が青ざめ、何度も何度もそこを洗った。また泣いた。
リボンをほどいて髪を洗おうとしたが、思った以上に面倒だったので適当に流した。
ストレートに下ろした自分の髪は、鏡で見るとなかなかに可愛かったが、
もう二度と自分の体に戻れないと思うと、とても喜ぶ気にはなれなかった。
風呂から上がってパジャマを着て、しっとり濡れた長髪を苦心して乾かす。
いつもなら寝るはずのない、まだ早い時間ではあったが、心身ともに疲れ果てた俺は
もう何も考えることができず、そのままベッドに倒れこむように眠り込んでしまった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


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