スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part6at EROPARO
スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part6 - 暇つぶし2ch500:スクイズアナザー
08/09/03 13:03:12 30lzK7zu
Another_S_Days1話a
コトノハ~!
声のした方を見ると見知った2人の女の子が立っていた…
私は急いで2人の下に走っていく…
ハアハアと息を弾ませて駆けつけると…
「言葉~おはよう!」
「コトピーおはよう…」
息を整える間もなくの挨拶…ゆっくりと息を落ち着かせて…
「おはようございます!世界さん…せっちゃん…」
と挨拶しつつ…
「遅れてごめんなさい!」
「大丈夫~まだ全然時間があるからのんびりと行こう~」
「コトピー行こう~」
「はい!」

私は桂言葉…今日、榊野学園の入学式…
さっき話していた女の子達は小学生の頃からの友達…
でも実は…
「でもやっと一緒の学校に通えるね~」
「ええ~そうですね楽しみにしてましたから…」
「学区が違うから小中学校は仕方がないよね…」

そう彼女達とは小学生の頃からの友達だけど学区が違う為、
高校で初めて同じところへ入学した…
「言葉は絶対お嬢様学校に行くとばかり思ってたよ~」
「お母さんが友達と同じところの方が良いんでしょ?って言われました…」
「さすがおばさん…お見通しだ…」
「ふふ~ですね~」

お母さん同士が友達だったから私達も友達になったのだけど…
小学生以前にも会っていたらしくて…その時の事は多分お互いに覚えていない…
私達が友達になったきっかけが私のお父さんが亡くなったのが始まり…
「今日は久しぶりに言葉の家でパーティーだから~楽しみ!」
「もう世界ったら…その前に入学式でしょ…」
「さいでした~えへへ…」
「心も楽しみに待ってますよ~」

小学4年生の頃にお父さんは亡くなった…急性心不全らしい…
私は暫くショックで学校を休んだりしていた…そんな時、彼女達が遊びに来ました…
どうもお母さんが友達に頼んで連れてきたくれた事を後で知ったけど…
それ以来、月に2、3回は遊びに来てくれるようになって今の関係になりました
私はお父さんを失って友達ができたのです…
正直引っ込み思案でなかなか友達ができなかった事もあり世界さん達との交流は常に新しい発見でした…

校門を抜け校舎に着くと既にクラス分けが張り出されているみたいでみんな不安と期待を胸に掲示板を見ているようです…
「あ!!~みんな一緒だよ!刹那、言葉!」
「これで毎日、一緒だね~コトピー」
「はい!良かったです…本当に…」
一緒の高校、一緒のクラス…今まで夢見ていた事が現実に…

501:スクイズアナザー
08/09/03 13:04:13 30lzK7zu
Another_S_Days1話b
世界さんは今…ハアハア…せっちゃんを助けに…ハアハア…向かって走ってます…
私は昔から走るのが苦手で…ハアハア…完全に出遅れてしまった…ハアハア…もうダメ…
足を止めて息を整えるだけで精一杯…ハアハア…ハアハア…ハアハア…
ふと隣を見ると…さっきせっちゃんが絡まれていると教えてくれた
山県さんも息も絶え絶えにしていた…
「山県さん…ハアハア…ごめんね…ハアハア…ご迷惑おかけして…」
「いえいえ~ハアハア…全然…ハアハア…大丈夫…ハアハア…ですから…」
お互いに二の句が告げられず…息を整えていた…

少し遅れて現場に着くと世界さんと…せっちゃんがいる…男子はいなかった…
「スイマセン…ハアハア…遅くなっちゃって…ハアハア…」
やはり言葉が続かない…
「大丈夫…ありがとうコトピー…」
「良かった…世界さんが助けたんですね~すごいです!」
そう言うと世界さんはせっちゃんを見て苦笑いをし始めた…
ちょうど遅れて山県さんがやってきた…
「あ…山県さん~さっきはありがとう…」
「いえ~ハアハア…無事だったみたいですね…」
息も絶え絶えに答える…
「あのね~助けたの私じゃなくて…伊藤だったかな?刹那を助けてくれたのって?」
「え?!伊藤!」
驚いていたのは山県さん…
「うん?山県さん?もしかして知り合い?確か同じクラスの男子だったよね~刹那?」
「うん…あと…優しそうな人だった…」
「あ…うん…多分、その伊藤だと思う…伊藤誠…東原巳中出身…私と同じ中学の…男子…だよ」
「へえ~友達なの…山県さんは?」
世界さんの質問に山県さんは…
「…ただのクラスメイトだよ…伊藤とは…」
「あ…そうなんだ~はは…ごめんね~とにかくありがとう…山県さん~」
「うん…」
せっちゃんも気がついたのか黙って聞いてしまったけど…
伊藤って人と何かあったのか…話す度に辛そうにしていた…
だから世界さんも途中で切り上げたんだと思う…
「世界…そろそろ入学式始まるよ…」
「本当だ~言葉、山県さん~行こう!体育館に!」
せっちゃんからのフォローと知ってか知らずか…世界さんは私達を急かす~
私達をそれに促されるように体育館へ急いで向かう…
いよいよ榊野学園の入学式が始まる…


1話「入学式」完

502:スクイズアナザー
08/09/03 13:07:19 30lzK7zu
という訳でアナザースクイズでした~
解説はいらないようなので皆様にお任せします

そしてまだ未完成でしたがこれを最後の投稿とします
これからもSSは書き続ける予定です~

まああと確かに新規の方を考えた時、馴れ合いになるのはマズいかと思いまして
ここを去る事にします~
それでは老兵は去ります~お元気で…

503: ◆SKcjTO.kys
08/09/03 13:31:34 6LqOLfI4
>>502
ものすごい”IF”だぁ~わくわく・・・・・・・(沈黙) ぐぁあ 止めを刺された気分です
でもSS書きは続けられるんですよね一読者としてとてもありがたいです
考えれば全部ここで読もうとする自分がわがままだったんだと
ぶろぐのほうでちょっと書いていたんですけど
私も限界を先日来感じていたので後に続くことにします

皆様
気になる作品のROMと感想書き込みは続けますが投下側は卒業します
きゃらスレに短篇なんかは落とすこともあると思いますのでその際にはよろしくお願いします
このすれには
SS書きはじめのきっかけをもらい育てていただいた感謝、それに愛着があります 
次の作家さんも是非そんな喜びを受け取られますよう
これまでありがとうございました

504:名無しさん@ピンキー
08/09/04 00:13:27 3MkW+YlY
丁寺屋さん続き マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

505:名無しさん@ピンキー
08/09/04 18:41:14 l632bBvz
>>504
踊子「はしたないわよ世界。お茶碗をチ〇チンしちゃ駄目」
世界「伏せ字にするなァ!!」

506:名無しさん@ピンキー
08/09/04 21:37:46 TAU37gSo
>>476
今更だが、君が黙ってね

507:名無しさん@ピンキー
08/09/05 01:06:54 JYQ3I7c4
>502
お疲れ様でした
ここで読めなくなるのは惜しいですが、SSがんばってください

>503
短編、気長に待ちます
後に続く人たちへの励ましもよろしく

お二人とも今まで面白いSSを投下してくださり、ありがとうございました

508:名無しさん@ピンキー
08/09/05 19:41:36 jag/uE+z
次々と引退している人がさびしい~な・・・・・・。

今まで素敵な作品あありがとうございます。


P.S.>>437>>439>>440>>446
このスレを大いに変化させた責任は取れよ。書き込み逃げはマジチキン!
  ダサくてたまんねーな。
   

509:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:13:55 jag/uE+z
>>508
『あ』が一つ多いな(笑)

510:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:19:06 VIdUKxOL
>>508
なにコイツ

511:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:40:31 +quoSznN
次スレはいらんな

512:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:55:33 6M/EkA0K
踊子 心 使ったから次あたり世界か刹那を考えてたんだけどな~ >1のコメ
そんな寂しいこといわんといてw


513:tyoujiya
08/09/06 00:38:01 ENc2ksvg
えー、なんと言うか、一部の方の引退は(タイミング的に荒らしの思う壺になっていることも含め)
非常に残念ですが、ともあれこれまでお疲れ様でした。
今後も場を移してでもご活躍されることを祈っております。

では、あいかわらず微妙な空気ですが(w)とりあえず
>>415 からの続きです



514:tyoujiya
08/09/06 00:38:47 ENc2ksvg





先程までの胡散臭いほどの明るい雰囲気とお姉さん口調とは打って変わって、
無表情に淡々と語られるみなみの話は、あくまで客観的な視点で、
それでいてわかりやすく要約されたものだった。
そして話が一区切りするたびにみなみは
「ここまで間違いないですね? 桂さん」
といちいち桂に確認した。
そのたび無言で頷く桂は、
自分の辛かった状況を改めて客観的に聞かされることで、辛そうな表情になっていた。

一方七海や黒田は、話の途中で性懲りもなく
「嘘、私たちそんなの聞いたことないよ!」
「いい加減なこと言うな」
などと口をはさもうとしたが、
「最後まで黙って聞いて。口をはさまないって約束した」
そう二人を制したのは、清浦だった。
「さっきも言ったとおり最後まで話を聞いて、
 もしでたらめや誤解なら、きちんと否定すればいい・・・」
それは静かだが、どこか威厳のある物言いだった。
清浦は、みなみの・・いや、元は桂の言い分全てを信じているのかはともかく、
そこから清浦なりに真実を読み取ろうとしているらしい。
そして清浦は、まるで自分に言い聞かせているかのように低く呟いた。

「でも、もし本当の事なら・・・
 それをきちんと受け止めなきゃ・・・」

また、七海や黒田が口を挟んだ際の言葉から
伊藤が元は桂とつき合っていたこと、西園寺の紹介で桂と伊藤が付き合っていたことはおろか、
西園寺と桂が友達だったことさえ、七海や黒田、清浦のいずれも知らなかったらしい。




そしてみなみは最後まで語り終えた。

みなみの話が終わると共に、七海と黒田が痺れを切らしたように否定してきた。
頭からそんな話はでたらめだと、
桂が伊藤の彼女だったり西園寺の友達だったりする筈はないと・・・。
しかしその根拠は、自分たちが知らなかったからという、ただそれだけだった。
それでも・・
「それに、やっぱりその話おかしいよ。
 だって屋上にきたときに桂さんが二人が抱き合ってるのを見たって言うけど、
 その時も3人でお昼を食べる約束をしてたんでしょ?
 だったら、いつ桂さんが来るかわからないのに・・・
 いや、来るとわかってるのにそんなことしてたってこと?」
その黒田の言葉は私にも引っかかった。
そう、確かにそれはわざわざ自分たちの関係ばらすような行為だ。
しかし・・・



515:tyoujiya
08/09/06 00:39:20 ENc2ksvg

「光、待って」
そう言って清浦が、どこかおびえたような表情で黒田の質問を遮り桂に問い掛けた。
「桂さん、もしかしてその日って、委員会のある日だった?」
「は、はい。・・でも、どうしてそれを・・・」
「そう・・・そうだったの・・」
桂の答えを聞いて、思いつめた表情でうつむく清浦。
「な、何よ、刹那。それがどうしたって言うのよ?」
「もうやめて、光。
 わかったから・・。もう、わかったから・・・」
「刹那・・・・・」
黒田と七海に怪訝そうに見つめられながら、清浦は微かに震えていた。
もしかして清浦には何か思い当たることがあるの?

ともあれ清浦の雰囲気の気圧されるように黒田と七海は黙り込み、
それを待っていたかのように、みなみが口を開く。
「さて、ではとりあえず黒田さんと甘露寺さんからは、今の私の・・・いえ、
 元は桂さんの話を否定する意見が出たようですが、でもそれって結局
 お2人がそう思ってる、そう信じたいってことでしかないっですよね?
 そして、今の私のした話がもし事実と違うとしても、
 それを否定できるのはやはり当事者だけなんですよね。
 それなのに、どうして先程からそこの2人は一言も弁解しないんでしょうか?」

?!

みなみのその言葉に、私と桂、夏美、来実、そして七海と黒田がほぼ同時に、
みなみの視線が向けられた方を見る。
同時にその視線の先にいる・・先程からずっと押し黙って俯いていた2人
・・・伊藤と西園寺もはっとしたように顔を上げ、
私たちの方に向けてまるで恐れるかのように視線を向けてきた。

「そ、そうだよ、世界! あんなのでたらめだって言ってやりなよ」
「ちょっと伊藤、あんたも何か言いなさいよ! 
あんたと、あんたの彼女があんなふうに言われてるんだよ!」
まるで、2人がこの場にいることをようやく思い出したかのように
黒田が西園寺に、七海が伊藤に、今皆語ったことへの反論を促すが・・
「・・・・・・」
「世界・・?」
「・・・・・・」
「伊藤?!」
西園寺も伊藤も、再びそこにいる全ての人間から目を逸らすようにして黙り込み、
黒田と七海は怪訝そうにそんな2人を見つめる。
しかし、ここまできてしまった以上、黙し続けることが許されるはずなんかない。
伊藤も流石にそれはわかっているのだろう。
顔を地面に伏せたまま、それでもようやくその口を開いた。

「俺は・・、俺たちは・・・言葉を傷つけたいわけじゃなかった・・」



516:tyoujiya
08/09/06 00:40:11 ENc2ksvg

その言葉に七海と黒田は驚きを隠せないように
「い・・伊藤?」
「ちょ・・何言ってんのよ?!」
そう伊藤を問い詰めようとするが、更に伊藤は続ける。
「今の話は、全部本当だ。
 俺は、世界の仲介で言葉と付き合い始めながら、いつしか世界を好きになっていて
 世界も俺の事を好きでいてくれて・・・
 それで・・お互いの気持ちを押さえ切れなくて・・・。
 本当は言葉にはっきり言わなくちゃならなかったのに、
 言葉が傷つく姿を見たくなくて言えなかった・・・」
その言葉が信じられないように愕然としている七海と黒田。
清浦はその言葉を予想出来ていたかのように無表情に西園寺の方を見ている。
夏美と来実は呆れたように、覚めた目で伊藤たちを見ていた。

桂は・・
何も言わずに、ただ悲しそうに伊藤たちをじっと見つめていた。
そして私は、伊藤の言葉を聞き、そしてそんな桂を見ながら強く唇を噛んでいた。
そう、私は悲しかった。そして、悔しかった。
そんな自分の感情を意識しながら、ようやく気づく。
私は既にそれが真実だと確信していながら、
その真実を明らかにさせたいと望みながら、
それでも伊藤の口からそれが否定されることをそれでも願っていたのだと。

「ねえ世界? 嘘でしょ? そんなことないよね?」
黒田は我に帰ったように、西園寺に伊藤の言葉を否定するよう求めるが・・
「・・・・・・」
西園寺は相変わらず、
その黒田からも・・他の誰からも目を逸らしたまま俯いて押し黙っていた。
だがその態度こそが、伊藤の言葉が真実だと肯定していた。
そしてそんな西園寺の態度に対し
「なによ・・それ・・」
そう言いながら西園寺からゆっくりと後ずさりで離れていく黒田の視線が
何処か冷やかなものにかわっていく。

「で、でもさ・・」
今度は七海が口を開く。
「桂は男だったら誰彼構わず媚売って、ちやほやされていい気になってるようなやつだからさ・・。
 世界だって最初からそうとわかってたら紹介なんかしなかったろうし、
 伊藤だってそれがわかったから、桂の事嫌になったんでしょ?」
「甘露寺・・・お前、言葉の事そんな風に思ってたのか?」
「え?」
「でも・・・違う」
まるで場を取り繕うとするような七海の言葉だが、伊藤はそれを否定した。
そして・・・
「七海。あんた私にも・・・いや、みんなにそんなこと言ってるけどさ・・・」
私もそう口を開かずにはいられなかった。



517:tyoujiya
08/09/06 00:41:37 ENc2ksvg

「私もずっとそんな風に思ってたけど・・・でも、違うのよ。
 桂は本当は、男が怖くて手が触れることさえ戸惑っちゃうような・・そんなやつなの」
「な・・何言ってんのよ、乙女? 
 あんた、桂に何言われたか知らないけど、
 そうやってカマトトぶって男をたぶらかすのが桂の手なんだって・・・」
「・・・だったらさ・・
 そうやって桂が男に媚売ってるところを、七海はその目で見たことがあるの?」
「え?」
「どうなのよ?」
「そ・・それは・・・」
七海はそのまま口ごもってしまう。
「ないよね? それなのに七海は中学の頃から桂がそんなヤツだって思ってる。
 それはきっと、その頃からみんながみんなしてそんな風に噂してたから、
 七海も自然とそう思い込んでいただけじゃないのかな?」
「あ・・・」
「でも、私だってそれは一緒。 七海がそんな風に言ってるのを聞いて、
 みんなが桂をそんな風に思っている雰囲気に自分も染められて、
 私も今までずっと桂はそんな嫌なヤツだって思いこんでた。
 だから、そのことで、七海を責めるつもりはないよ・・」
私の声はいつの間にか震えていた。

「 ・・・でも・・
 もう・・そんなのやめよう・・・。
 根も葉もない話や噂でそんな風に簡単に思い込んで・・・
 でも、そんな風に思われている人間がどんなに辛いか・・悲しいか、
 私たちはきっと何もわかっていないんだよ・・。
 だから・・・やめよう・・もう・・・」

それは、七海にだけじゃなく、夏美や、来実、みなみ・・、
そして・・私自身へ向けた言葉だった。
気がつくと、その夏美たちも私のほうに真剣な目を向けており、
七海も神妙な顔で黙り込んでいた。

彼女らにわかってもらえたのだろうか・・・はっきり確信がもてぬまま、
私は、伊藤のほうに向き直る。



518:tyoujiya
08/09/06 00:45:55 ENc2ksvg

―また少し短くなりましたが今回は以上です。

こちらのモチベーションもやや上げにくい状況ですが、
これまで読んでくれた方々のためにも
最後まで投下し続けていきたいと思います。


519:名無しさん@ピンキー
08/09/06 00:50:23 038LBNB+
>>518
GJ。投下し辛い空気の中御苦労さまでした。

520:名無しさん@ピンキー
08/09/06 01:26:25 NeT3koml
>>518

お疲れ様です。
前から自分が一度見てみたいと思っていた話だったので、毎回楽しみにしてます。
周囲の反応が興味深いですね。個人的には刹那がこの後どう出るのかが気になります。
友達として世界と誠を叱るのか(作中では見られない姿ですが)、世界が非難されるのを庇うのか。
そして相変わらず何も言わないのが、世界らしいなあ。

ここは本来SSスレなのですから、趣旨から外れたレスによる空気など壊して下さっていいと思います。
続きをお待ちしてます。

521:名無しさん@ピンキー
08/09/06 03:27:57 dL/SEnAK
>>518
GJです。
また続きが気になる展開ですね。
皆がどう思い、考え、行動し、どんな決着を迎えるのか。そしてその先に得るものはあるのか。色々と楽しみにしています。

522:名無しさん@ピンキー
08/09/06 18:44:38 XWD9ROvw
>518
乙彼&GJ!
継続は力なり、ですよ大兄

この分岐ルートはどう展開していくのか、この先に待つ結末はどんなものになるのか、楽しみに待ちます

523:名無しさん@ピンキー
08/09/06 19:20:53 ZHAJG8r3
>>tyoujiya氏
渦中の人である誠も、ついに自分の過ちを認めましたか。
もっと早くそうしてれば、ここまで酷い事態にはならなかっただろうに……
真実を知る痛みは覚悟していたとはいえ、やはり辛い様子の乙女に言葉。
そして世界の一番の理解者である刹那も、誠と世界の『裏切り』にショックを
受けた様子。こんな誠や世界は誰も見たくなかったでしょうね……

ともかく、彼らの行く末を静かに見届ける事にします。

524:名無しさん@ピンキー
08/09/08 12:34:47 TI2CIZeY
ショートネタ26(位?)


閑静な住宅街の小さな交差点で信号待ちをしていた時のこと。
いつの間にか後ろにいた二人の男女が会話をし始めた。

「誠」
「世界」

どうやら二人は知り合いのようだ。
挨拶もそこそこに、二人は楽しそうに会話をし始めた。
様子から察するに、二人は恋人同士なのだろう。
話中に学校という単語が多いことから、学生と思って間違いなさそうだ。

「ところで誠、今日は何処に行ってたの?」
「俺の葬式だよ。」
(えっ!?)

その言葉に驚いて振り向くと、そこには誰もいなかった。






525:DIO支配下のポルナレフ
08/09/08 23:56:30 GP3Onpdu
くだらんアブドゥル!!

526:名無しさん@ピンキー
08/09/09 01:04:24 10UGimUF
>>524
誠と世界2人が・・・ということはアニメ版の後?
2人は死んで少しは和解できたということでしょうか?

527:名無しさん@ピンキー
08/09/09 17:45:47 l0XWZdnp
>>524
Ghost Endネタは以前にもあったね。確か永遠Endの後日談で、言葉が幽霊だった。


528:名無しさん@ピンキー
08/09/10 10:46:07 bZzZSdt6
そもそもショートショートのホラーでは
・ゴースト
・刃物や銃器などを手にした後ろの正面
・口にしたのは実は~
・目の前にいるのは実は~
他にもあるけど
パターンはやはり限られている
その限られたパターンの組み合わせでいかに面白いものを作るかであり
俳句とか短歌に似たような味わいを楽しむものだと思う
なので同じ文章でも1行の余分が味わいやリズムを壊したりするし
その空白で数倍面白くなったりする 難しい

>>524
・どうやら二人は知り合いのようだ。
・話中に学校という単語が多いことから、学生と思って間違いなさそうだ。
(・その言葉に驚いて振り向くと、そこには誰もいなかった。 )

私なら上の3行は消します 最後のは好みが別れるから残すかも
でもいつも思いますが雰囲気がィィ GJ

529:名無しさん@ピンキー
08/09/10 21:42:43 nqM30n5L
>>502,503
しばらくこのスレに来なかったのですが…、衝撃の事実。
お二方とも、様々な形ででスレを盛り上げて下さった方々。
なんとも、寂しいものがあります。
ともあれ、お疲れ様でした。そして、今までありがとう。

昔の名前:み○○の日

530:名無しさん@ピンキー
08/09/10 23:25:39 RxPrkvmD
>>529
オマエもいらないよ。

531:名無しさん@ピンキー
08/09/10 23:29:14 GKCwATGz
↑何だこいつ

532:名無しさん@ピンキー
08/09/11 00:53:47 zN81KJgY
明らかにココそのもの自体を嫌ってるオーラ感じる

533:名無しさん@ピンキー
08/09/11 10:38:09 Bd57cKWS
>>529
オマエがいらない
勘違いするなよ

534:名無しさん@ピンキー
08/09/11 11:37:26 zN81KJgY
>>530>>533
なんで同じ事2回言うの?

535:名無しさん@ピンキー
08/09/11 13:11:09 2a/nQxsn
>>530>>533
てめえが一番いらねえんだよ!!死ねやボケが!!

536:名無しさん@ピンキー
08/09/11 19:44:06 N6EB8V/H
ショートホラーはまだ居やがったのか、しぶとい
こいつは余計なことは言わないが、肝心なことも言わない
作品自体が意味不明なネタが多いし、ホラーは旬過ぎてる
ぶっちゃけて言うと、さっさと消えて欲しい

つーか、ここのSS書きは一度全員消えたほうがいいよ
ご新規さんに期待したい

537:名無しさん@ピンキー
08/09/11 19:46:30 87N1qt+l
>>536
嵐乙

538:名無しさん@ピンキー
08/09/11 20:32:50 2a/nQxsn
>>536
あー、まったく・・・アク禁に出来ねえのかこいつは

539:名無しさん@ピンキー
08/09/11 22:09:42 k3QNrpxl
感想も書かず
荒らしに反応していればそれもまた荒らし

540:名無しさん@ピンキー
08/09/12 11:38:08 R7OFoTB0
まだまだ投下が続いているのはうれしいねえ

541:tyoujiya
08/09/12 19:07:47 YIiPjlOA
どうもです。乙女SS
>>517 からの続き投下します



542:tyoujiya
08/09/12 19:08:40 YIiPjlOA

伊藤は、私とも目を合わせようとはせず、相変わらず顔を伏せていた。
そんな伊藤を見ながら、私は思い出していた。
中学の時から、他の友達たちも一緒になって伊藤と馬鹿をやった頃の事を・・・。

その頃から既に楽しさを感じながら、それだけでなく同時に、
伊藤と一緒にいると胸がドキドキした。
榊野学園に入学してからは顔を合わせる機会も減ったけど、
たまに顔を合わせて、ほんの少しでも話が出来た時は、それだけで嬉しかった。
でも・・・今の伊藤の姿に、そんな感情は少しも沸かない・・・。
私はそれが悲しくて・・・
そして、悔しかった。

それでも・・私は口を開く。
「伊藤・・、やっぱり本当なのね?
 西園寺は桂に友達になろうだなんって言っておいて、
 伊藤は桂に付き合いたいって自分から告白しておいて、
 二人は桂の知らないところでこそこそと関係を持って・・・。
 そんなの、ひどいじゃない・・・」
「・・・・・・」
その私の言葉にも、沈黙でしか答えない伊藤。
私はそんな伊藤に対し、感情的になっていく自分を抑えられなくなっていく。

「伊藤はさっき、 桂が傷つく姿を見たくなくて本当の事が言えなかったって言ったけど、
 そんなの、本当は自分たちが悪者になりたくなかっただけじゃない!
 自分たちが可愛かっただけじゃない!
 そのくせ、その関係を桂に知られたら・・・
 今度は2人で傷ついた桂を避けて・・・
 そんなの、自分たちのした事からただ逃げてただけじゃない!
 そうやって逃げてれば、桂が伊藤たちの事を勝手に忘れてくれるとでも思ってたの?」
「・・・・・・」
「でもね、桂は伊藤の事をずっと信じてた。
 屋上で見たのもきっと一度だけの間違いだって・・・。
 自分はまだ伊藤の彼女なんだって・・・」
「・・・・」
「今日だって桂は、伊藤が来るのをずっと待っていたよ。
 最後まであんたが来なくて、嘘つき呼ばわりされて大勢に責め立てられても、
 それでも嘘じゃないって、自分はあんたの彼女だって言い張って・・・。
 それなのに、伊藤は、桂がどんなに傷ついてるか考えもしないで・・
 平気な顔でそこの西園寺と楽しそうに・・・」

言葉が震える。感情が止められない。
そして私は、自身のこの感情が伊藤に対する怒りだけじゃないことに気づいていた。
そう・・・私だって同じだ。
桂は私の事をずっと信じていたのに・・
その桂をずっと平気で傷つけてきた。
・・本当は私に伊藤を責める資格なんてないのに・・・。

ふと周囲に目をやると、皆がそんな私の方を見ていた。
桂も・・真剣に真実を求めながら・・。
みなみも・・・また、無表情に私を見ていた。
そう言えばみなみはさっきから感情で発言することを諌めていた筈なのに
今度は・・・私を止めないんだね?



543:tyoujiya
08/09/12 19:09:34 YIiPjlOA

「ねえ、伊藤・・・。あんた、自分から桂に付き合って欲しいって言っておいて
 どうして桂から心が離れちゃったの?
 桂が、男が苦手で、手を握らせることにも戸惑うような性格だったから嫌だったの?
 でもそんなの、2人がつきあっていく中で少しづつ進展していくものじゃないの?
 それでも、伊藤はそれだけのことが待ちきれずに
 学校の屋上でも何処でも簡単にやらせてくれるような西園寺に気持ちが行っちゃったの?」
「・・・・・・」
「どうしたのよ、伊藤!
 黙ってないで何とか言ってよ!」

最後には、私はヒステリックに叫んでいた。
伊藤に何か言って欲しい。それは私の切実な気持ちだった。
伊藤が桂よりも西園寺を好きになってしまったのは事実だ。
でも、男と女のことだから、そういうことだってあるかもしれない。
望まぬままに、それでも相手を傷つけてしまうことだってあるかもしれない。
それならそれでいいから、納得出来る言葉を伊藤の口から聞かせて欲しかった。
桂のためにも・・・
私自身のためにも・・・。
桂の中の・・、
そして・・ずっと伊藤のことが好きだった私の中の伊藤を汚したくないから・・・。

そして、そこにいる全員が、次の伊藤の言葉を待っているかのようにじっと黙っていた。
しかし、それでも伊藤は黙ったままだった。
その沈黙を破って・・
「あーっ、もうっ! 西園寺もむかつくけど、この男もすっごいむかつく!
 まったく何なのよさっきから! 黙ってれば何とかなるとか思ってるの!」
沈黙に耐え切れないようにそう叫んだのは来実だった。
「だいたい桂にしても、乙女ちゃんも、いったいこんな男の何処に惚れてんのよ?」

!? 
・・ば・・ば・・・

「 ば か っ ! 」

私がそれを口にする前に、みなみと夏美がハモりながら叫んだ。
「来実ぃ~、あんたって子は、全く~!」
と夏美は来実の頭をぐりぐりする。
「痛たたたた! なにすんのぉ? やめてよ夏美ちゃん~っ!」
そんな来実の悲鳴を尻目にみなみは、
いかにも気の毒だと言わんばかりの生暖かい笑いを浮かべながら私の方を見ている。
そして私は額に手を当てて天を仰ぐ。



544:tyoujiya
08/09/12 19:10:29 YIiPjlOA

嗚呼・・・、来実のバカ!
長い間ずっと秘めてきた私の思いがこんな形で伊藤に知られるとは・・・。
ふと視線を落とすと、流石に伊藤も驚いたように私を見つめている。
少し前までの私なら、うろたえてパニックを起こしていたかもしれない状況だ。

でも、なんだかもうどうでもいいや。
だって、今私の目の前にいる伊藤は、私が好きだった伊藤とは別人だから・・・。

「伊藤、あんた・・・変わっちゃったよね。
 私の知ってる伊藤は、女の子を傷つけて平気でいられるようなやつじゃなかった。
 ましてや、目の前で女の子がいじめられてるのを見ながら、
 黙って立ち去っちゃうような、そんなヤツじゃなかったよね?」
私が伊藤に問い掛けた時・・

「嘘っ!」
そう叫んだのは清浦だった。
「な、何言ってるの、あなた? 伊藤がそんなことするはず・・ない」
そういって私の言葉を否定しようとする清浦は、ひどくうろたえているように見え、
七海や黒田もそんな清浦を、驚きと共に怪訝そうに見つめていた。
それは、ついさっきまで、全てを真実として受け入れているように神妙だった清浦が
唐突に見せた動揺だった。
そんな清浦に言い聞かせるように私は言葉を続ける。

「嘘じゃないわ。さっき言ったでしょ。
 伊藤が来るって信じていた桂が、嘘つき呼ばわりされて大勢に責め立てられていたって。
 そうやって、桂を嘘つき呼ばわりして責め立てていたのは私たちよ。
 でもね、私たちのやってたことなんてやっぱりいじめ以外の何物でもないわ。
 私たちは桂を責め立てることで、傷つく桂を見て楽しんでたんだから・・・」
その私の言葉に、夏美と来実が気まずそうに目を伏せ、
みなみだけは、相変わらず無表情にそんな私を見つめていた。

「伊藤、あんたはその時、教室の入り口でそれを見てたわよね?」
「あ・・・」
ずっと黙っていた伊藤が、微かに驚いたような反応を見せる。
私があの時に、伊藤に気づいていたとは思っていなかったのだろう。
「私はあの時、そんなふうに自分がいじめをしてるのを伊藤に見られたのに気づいて、
 これで伊藤に嫌われてしまうかもしれないって、そんなことを怖れたけど・・・
 でもあんたはそんな風にいじめられてる桂を放って、黙って立ち去ったよね?」

「え?」
今度は桂が驚きの声を上げ、それが信じられないかのような表情をこちらに向ける。
そっか。やっぱり桂は気がついてなかったのね・・。
そして、やっぱりそんなの信じられない・・・信じたくないよね?
自分がずっと信じてた相手が、苦しんでいた自分を見捨てていただなんて・・・。
でも相変わらず黙り込んだままの伊藤の態度が、それが真実だと桂に容赦なく悟らせ、
それと共に桂の表情が力のない悲しいものとなる。
一方、同様に真実を受け入れたかのように清浦も、再び神妙な表情で目を伏せ押し黙った。
そして、私は自分の思いに決着をつけるため、再び口を開く。



545:tyoujiya
08/09/12 19:12:30 YIiPjlOA

「ねえ伊藤、私はさ、
 さっき来実が言った通り、ずっと伊藤の事が好きだったよ。
 そう、中学の頃からずっと・・」
「加藤・・・?」
ずっと目を伏せ黙り込んでいた伊藤だったけど、私のストレートな告白を受けて、
何処か戸惑ったように、それでもはっきり顔をこちらに向ける。
「でも、私の好きだった伊藤は、それが好きな子だろうとそうでなかろうと、
 目の前で辛い目にあっている女の子がいたら、それを決して放っておけないヤツだったよ。
 そんな伊藤だから、私は好きになったんだよ」
その私の言葉に呼応するように清浦が再び顔を上げ、鋭い目で伊藤を見つめる。
「ましてや、桂は半分はあんたのせいで辛い目にあってたんだよ。
 それなのに、そんな桂を見捨てて・・・
 何故よ? どうしてよ・・?!」
再び自分の言葉が震えているのが、自分でわかった。
伊藤はそんな私を、黙ったまま、何処かすまなそうに見つめている。

「ふふ、可笑しいよね。
 私ったら度胸なくって、ずっと・・ずっとこの思いを伝えることが出来なかったけど、
 ようやくこうやって思いを口にできたと思ったら、
 私の好きだったはずの伊藤は何処にもいなくなってるんだもん・・・」

そう言葉を続けながら、声の震えは収まらず、
最後のほうは言葉にさえなっていたかどうか自分でもわからなかった。
ふと見ると、伊藤が私を見る表情に何処か驚きが混じっている。
いや、伊藤だけじゃない。桂も・・みなみも・・他のみんなも
何処か驚いたように私の顔を見つめていた。

何? 私の顔になんかついてるの?
そう思って自分の顔に触れた手の平が・・濡れた。


546:tyoujiya
08/09/12 19:13:51 YIiPjlOA

涙・・?
そっか。私、泣いてるんだ。
・・・そう認識しながら、私はそれでも言葉を続けようとする。

 ねえ、伊藤。どうしてそんな風に変わっちゃったの?
 何があんたを変えちゃったの?

・・でも、自分が泣いていることを意識した途端、もうそれは言葉にならず、
私はかすかな嗚咽と共に肩を震わせ、ただ幾粒かの涙を地面に落としていた。

「加藤・・・」
伊藤が、そんな私に何か言葉をかけようというのか名前を呼んでくる。
その声は戸惑いと共に、何処か優しい響きを帯びてもいたけど、
私は少しも嬉しくなかった。
そう、女の子を裏切って、傷つけて、
それで平気な顔でいられるような今の伊藤に優しくされたってちっとも嬉しくない。
そう思った時、誰かが背後から私の手をそっと・・優しく包むように握った。
そして・・
「加藤さん、ありがとう」
そう語りかけてきたその声は・・・
桂の・・声?

振り向くと、桂は優しく微笑みながら、私をまっすぐ見つめていた。
「でも、私のために加藤さんがずっと好きだったはずの誠くんに嫌な言葉をぶつけて、
 それで辛い思いをするなんて・・泣いてしまうなんて・・そんなの、やっぱり駄目です」

 ちょ・・桂、違う。別にこれはあんたのためってわけじゃない・・。
 私は、私の伊藤への気持ちに決着をつけるためにこうしてるだけで・・・

でもそれはやっぱり言葉にはならなくて、そして桂はそんな私の気持ちに構わず言葉を続ける。
「それにやっぱり、これは私自身の問題ですから、
 誠くんとも、西園寺さんとも私自身で決着をつけないと・・。
 ですから、後は・・私に誠くんと話をさせてください」
その言葉には、私が今まで桂に対して感じた事がない強い意志が感じられた。
私はその意志に気圧されるように、一度だけ無言で頷いてあとずさり、
その場には桂と伊藤の2人が対峙することとなった。




547:tyoujiya
08/09/12 19:15:30 YIiPjlOA

今回はここまでです。
次回投下は多分連休明けです。
今後とも宜しくです。


548:名無しさん@ピンキー
08/09/12 20:43:24 9O/GOhLL
>>tyoujiya氏
かつて憧れていた誠の「現実」を思い知らされた、乙女のやるせなさが伝わって
きます。原作やアニメでの暗黒面も、誠への想いが根底にありますからね。
それが誠本人によって無惨に打ち砕かれた悲しみは如何ばかりでしょうか。

刹那の動揺は恐らく、入学式に誠に助けてもらった事と関係があるんでしょうが、
乙女や言葉だけでなく、知らずに刹那も裏切っている誠の罪深さは計り知れません。
さて、いよいよ言葉の本領発揮ですかね。まさかの誠切りなるか?

549:名無しさん@ピンキー
08/09/12 20:53:45 ZwJ3wUWq
>>547
いい話でした~
多分この乙女はアニメの11話の心情なんでしょうね…

しかし刹那の言葉があれで終わりなんでしょうか?
まあ乙女SSだから主役はあくまでも乙女だし~

いよいよ対決か~こういう展開は結構珍しいかもしれない
言葉が誠を見限る…珍しい話…なんでしょうか?
次も楽しみにしています

550:名無しさん@ピンキー
08/09/12 21:57:28 V2pxS7/s
>460
オチの付け方、タイトルの設定の仕方に、ニヤリとさせられました。

>547
アニメ版と比べ、1本芯が入った乙女は、切ないですが、
読みごたえがあります。


551:名無しさん@ピンキー
08/09/13 04:23:32 5uJJwyU+
乙女の誠への追及内容は全てハッキリ言うべき事、確認すべき事で、
全部必要な台詞であるのだが、全部詰め込んで乙女が1人で言うと、
やっぱどうしても説明文っぽくなってしまうな…いや、必要な
台詞なのは十分承知してるし、原作やアニメではこういう心情の
説明部分が欠落してイライラしたもんだから、大切ではあるんだが…

552:名無しさん@ピンキー
08/09/13 10:05:32 vYBCTztH
つかいい加減長すぎ

553:名無しさん@ピンキー
08/09/13 17:58:25 wBoo/gil
何を今更

554:名無しさん@ピンキー
08/09/14 05:43:42 wAR4MYKN
来実は場の空気を読まないようでいて、作品の空気を和ませますな。

>>548
>まさかの誠切りなるか?
次回言葉が懐から鋸を取り出すわけですね? わかりますw

>>551
でも他の人間にも追及を分担させるとフルボッコになりますな。

>>552
俺の予想では多分まだ10分の1くらいの筈だから、
あんたはもう読むのやめた法がいいよ。


555:名無しさん@ピンキー
08/09/15 00:07:16 8z4McoKK
他人をレイプさせようとしてた連中が
正義派に鞍替えして好き放題ってのは
ある意味彼ららしいといえば彼ららしいけどw

556:席替え
08/09/15 10:46:18 r5ST89a0
スレに影響されてSS投下してみる。
こんなの初めてだからちょっと恥ずかしい気味。
反省も後悔もしない予定。


『席替え』

二学期の始業式も終わり、生徒は各々の教室へと戻る。
HRまではまだまだ時間があるはすだ。俺は欠伸をしながら外の風景を眺めていた。
泰介はというと、例の『おまじない』ってやつを実践するために
携帯のカメラで他クラスの女子を写真に収めるための旅に出た。
まだ戻ってきていないところを見ると全クラス回っているのかもしれない。
…~っとまた欠伸が出た。眠い…窓際で最後列の俺の席はすぐに眠くなって困る。
とは言っても、嬉しい悲鳴というやつなのだが…。
教室に教師が戻ってくるまであと20分ほどだろうか。
それまでは暇なはず…だったのだが…

557:席替え
08/09/15 10:46:48 r5ST89a0

「えと、皆さん コッチ注目。」
なんだなんだとざわめきはじめるクラスメイト達。
クラス委員長である清浦が教壇に立って皆に話しかけているのに気づいた。
「刹那ぁ~、バカ泰介だけ居ないよ~?まったくあいつぅ、どこに行ったんだか!」
「なら光、探し(…フッ、)いや、いい。このまま進める。
(コホン)…新学期ということで席替えをします。異議がある方はどうぞ。」
その発言に教室が一瞬静かになった、がその直後
「ぅおおお~~っ、マジでか!ようやくコイツと離れられる~!!」
「アタシも前からそう思ってたとこよ、フン!」
「うへ、前にだけはなりたくねーなぁ。」
「俺はなるべく前希望。最近、黒板見えなくてな。メガネとかはカンベンだし。」
「んじゃ前になったら交換してくれよ。」「OK。」
クラスメイトがそれぞれの意見を口にしたために一気に騒然となった。
「なぁなぁ清浦、先生には相談しなくていいのか?」
「ん、式の前に了承済み。」
と質問の相手に対してVサイン。
「で、方法はクジ?アミダ?それとも自由に取り合うとか?」
「ん、今の席に愛着や理由のある人には悪いから、希望者の席だけでやろうかと。」
「なるほどねぇ、希望者の具合を見てそのメンバーで決めるってコト?」
「ん、望まない席になるのは嫌でしょ?それじゃあ、席替えしたい人は挙手。」

558:席替え
08/09/15 10:47:22 r5ST89a0

…結果は半々ってところだった。もちろん俺は手を上げない。
「挙手した人は前に集まって。空いているとこで希望を採るから。」
「あっ、刹那!アホ泰介の席はどうするの?」
ふと見ると泰介の隣の席だった女子は嬉しそうな顔で教壇前に立っている。
「…ん、澤永はそのままってコトで。」
「(うへ、あいつの隣は死んでもイヤ。てか誰も座る人居ないって。)」
「(きっと触られたらニンシンしちゃう~!)」
「(むしろアイツの席を移動させちゃえばイイのに。委員長も何考えてるんだか。)」
…俺は聞いてはいけないものを聞いてしまったみたいだ…。

「じゃあ空いている席で希望を採る。」
「私あそこ~」「んじゃ俺は…」
どういうわけか皆の希望はある程度バラバラだったので、すんなり決まりそうだ。
俺の隣の席だった娘も希望した席に移動出来たらしい。荷物を取りに来たときに
「私、目が悪いから…伊藤の隣ってのも良かったんだけど…ごめんね。」
「そっか、勉強に差し支えるなら仕方がないよな。新しい席でも頑張れよ。」
「…うん、今までありがと!ぁ…その、伊藤?
もしも良かったら前みたくノートとか見せてあげるから…声かけてね?」
「おう、頼りにしてるよ。」
「う、うん♪」
妙に嬉しそうな顔をして行ってしまった。
そうですか、社交辞令ですね、わかります。
…ってか、わりと仲良くしてきたと思っていたのに、
そんな顔で席を離れるのを見ちゃうと、いくら俺でもちょっとショックだ。

559:席替え
08/09/15 10:47:56 r5ST89a0

(ハァ…)、え~と、泰介の席は…というと予想通り埋まってなかったのだが、
「しょーがない、私がボケ泰介の隣に座るしかないかぁ!」
「え~黒田ぁ、正気?熱でもあるんじゃないの?クスクス♪」
「なんか顔も赤いし~?ってかそれ、何熱?ナニ熱ぅ~?」
「し、仕方ないじゃん!…ぇと、誰もアイツの隣に座らなかったら
先生に咎められて今回の席替えがご破算にされちゃうかもだし!!」
「はいはい、そういうコトにしといてあげる♪」
「う~、何でみんな笑ってるのよ~!」
何か喋っているみたいだったが良くは聞こえない。でも黒田が座ることになったらしい。
良かったな、泰介。あの物好きが居なかったらお前、一人ぼっちの席だったぞ?

さて、教壇の前に残っているのは清浦と…西園寺の二人だけか。
それにしてもずいぶん揉めてるなぁ。
で、残りの空いている席は、っと…俺の隣と斜め前の席か。
斜め前は甘露寺の隣の席か…あいつら中がイイからどっちが座ってもいいじゃ…
あれ?何かおかしいぞ。
俺の隣がまだ空いてるってことは『俺』の隣だから揉めてるってことかな?
そのうえ泰介の隣よりも決めるのに時間がかかるってことは…。
…なるほど、そういうコトでしたか…orz

560:席替え
08/09/15 10:48:34 r5ST89a0

誠がひっそりと悲しんでいたころ、教壇前には二人しか残っていなかった。
一人は西園寺世界。そしてもう一人は…
「…世界、どっちの席にするの?」
「え~っと、どうしようかなぁ…最前列からいきなり最後列ってのもねぇ…。」
「なら私が伊藤の隣ね。それじゃぁ…」
「わ~っ!待って待って!!もうチョット考えさせてよ、やっぱ最後列って魅力的だし?」
「ふう…世界、早く決めて。」
ため息をつく少女の名前は清浦刹那。
クラス委員長ということもあり、今回の席替えではテキパキと皆をまとめてきた。
残るは二席だけだというのに、なかなか決まらないので困った顔をしている。
そもそも今回の席替えは世界から提案されたものだったのだ。

~始業式が始まる前…
「刹那ぁ、二学期になったんだし、席替えしてみない?」
「ん、いいけど…先生に聞いてみる。」
「ありがと~刹那ぁ!やっぱ持つべきものは権力のある友ね♪」
「で、世界はどのあたりを希望してるの?」
「ん~やっぱ後ろっちゃ後ろよねぇ。最前列にも飽きたなぁ~なんて♪」
「ふむ、ならなるべく問題が出ない様に考慮したやり方を考えてみる。」
「どんな風に?」
「席替えしたい人だけを集めてその人達だけで席替えをする。」
「なるほど~。伊藤はあの席のままがイイって言うだろうしねぇ。」
「(なんでそこで伊藤?)…クラスの皆がどの辺りに座りたいかの予想は付いてる。
…ちなみに伊藤の隣の娘は目が悪いからきっと前列に移動するはず。」
「へぇ、そうなんだぁ。刹那の采配なら他のみんなから伊藤の隣を守れるよね?
そして自分が上手くそこに座れるように仕向けれるもんね。いいなぁ~最後列。」
「仕向けるだなんて人聞きが悪い。…でも、あの場所はキープする。」
「いよっ!刹那さん、おヌシもワルよのぉ~クックック♪」
「…それじゃ先生に了承してもらいに行ってくる。」
「あ、いいよいいよ、私が頼んでくる。刹那にまかせっきりじゃ悪いしね♪」
「ならお願いする。私はもう少し計算してみ…」
「せ~んせっ!あのですねぇ~…」
「…世界…」

561:席替え
08/09/15 10:49:33 r5ST89a0

~そして現在…
「世界、どっちの席にするか決まった?」
「う、う~ん…でも刹那、伊藤の隣に行きたかったんでしょ?」
「私はいいの。世界が好きな席を選んで。」
「え~、でもそれじゃぁ…刹那が先に決めてよぉ。」
「…私はクラス委員長だから誰にも不平や不満が出ないようにするの。」
「むぅ~…あ、ならジャンケンで勝った方が先に決めるっていうのはどう?」
「(ハァ)…さいしょはぐー…」
「じゃ~ん ケーンッ! ポンヌァアリャアアァッッッッ!!!!!」
世界の手はまるでその掛け声が込められているかのごとく強く握り締められていた。
そして刹那の手は…大きく広げられた形。
「…あ、アハハ…私の負…けだね…。」
がっくりと肩を落とす世界。
一方無表情とも思える刹那は、すたすたと元の席に戻って荷物を運び始めた。
世界はふらふらとした足取りで元の席に戻る。その席の新しい住人から
「あれ西園寺、チョット顔色悪いんじゃない?」
と言われるが、軽く会釈してから自分の荷物をまとめ、歩き始めた。
うつむいて溜息混じりに新しい席へと向かう世界。
そして永い旅の終着点には先客が居た。
「ぇえ?せ…つな?だって…この席は…」
「…世界は私に先に決めてと言った。ジャンケンでも私が勝った。
不満が出ないようにするとも言った。だから私が望む席を選んだ。ただ、それだけ。」
「ぅ、うんっ!ぁ…ありがとう、刹那…。」
「ん、早く席について。そろそろ先生も来r…」
と、そのとき『ガラガラーッ』と扉が開く音がする。
「ぉおあぁっ!?なんで俺の隣に黒田がっ…ってゆーか俺抜きで席替えするなよ~!!」
「こぉんのエロ泰介!あたしが隣で何が文句あるっていうの~!?」
「…刹那…?」
「…ん、忘れてた。」
結局不満は出てしまった。たった一人ではあるが…


562:席替え
08/09/15 10:50:37 r5ST89a0

俺は窓から外の景色を眺めていた。
あれ?青空ってこんなに汚いものだったっけ…。
心からそう思ったのは人生で初めてかもしれない。
泰介の席の隣には黒田が座っている。
あれほどまでにボロクソに言われていた泰介の隣ですら埋まったというのに
…俺の隣の席は最後まで残されたというのが現実だ。
なるほど、俺への悪口は『口に出すことすらおぞましい』ってことだったんだ。
そういやさっきまで隣に居た娘も席替えをするのが嬉しそうな顔をしていたなぁ。
そりゃそうだよなぁ…。泰介の場合は『触られると妊娠』だもの。
俺だったらきっと『同じ空気を吸うだけで妊娠』ってとこだろうな、あはは。
…おk、理解した。よし、明日から学校休もうっと…

「い~と~おっ♪今日から私が隣だよっ!ヨロシクね♪」
「さ、西園寺…お前、どうしてここに!?」
「?…席替えしたからじゃない?どうしてそんなことを聞くの?」
「い、いや俺に近づくと…その…お前まで…」
「何かおかしいよ伊藤、熱でもあるの?」
そう言って西園寺が俺のおでこに手を当ててきた…。
(あ、暖かい…。これが…人のぬくもり?)
「熱は無いみたいだね…ってうわ、ナニ?伊藤、泣い…てるの?」
やばい、うるっときたみたいだ。俺は慌てて顔を背けて涙を拭う。
「ち、ちがう!その…ありがとうな西園寺、心配してくれて。」 
「う、うん…。何か悩み事でもあるの?その…良かったら私が聞いてあげよっか?」
「あ、いや…その、西園寺はどうしてこの席に?」
「どうしてって…後ろの席だとラクそうだし、伊藤の隣って面白そうだしね♪」
「そうか…ありがとう。ありがとう西園寺…お前が隣で…嬉しいよ。」
「(えっ?…それって…)う、うん私も…その、嬉しいな。ウフ…ウフフ。」
俺はまた外の景色を眺めてみた。
あぁ、青空って本当に綺麗だなぁ…
心からそう思ったのは人生で初めてかもしれない。

その後、一連の妄想劇を西園寺に話したら大きな声で笑って否定してくれた。
無事に(?)席替えも終わり、西園寺に喋ったことについて口止しようとすると、
「食券一週間分ってとこかな♪」
「了解です。」当分買い食いの類は自粛するはめになりそうだ。


END

563:名無しさん@ピンキー
08/09/15 11:51:45 +fhw7xZv
>556
乙彼
こーゆーほのぼのした話もいいもんさね

誠の一連の妄想劇と健気すぎる刹那が好い

564:名無しさん@ピンキー
08/09/15 15:45:31 qagm9B+E
>556
最初から誠に世界への好意が生まれてるのと、前の席に甘露寺&刹那という
状況だと、誠が言葉と接触する余地なさそうだなあ。
後ろの席で「4組の桂さんが云々」みたいな会話しても、耳ざとく聞いてた甘露寺が
「桂?やめなやめな、あいつは・・・」とか言い出しそうだし。

565:名無しさん@ピンキー
08/09/15 19:12:45 pOSLwJwL
>>席替え
やっぱ泰介はこういう扱いの時が輝く(笑)。ひでー言われようだが、
あながち間違いでもないしねえ。
原作・アニメ共に誠は構ってちゃんではないけど、微妙に被害妄想はいってる
誠も情けなくて良いですね。これだと3組内の幸せで閉じたワールドのまま
進むのかな?

566:tyoujiya
08/09/15 19:52:09 qagm9B+E

どうもです。
乙女SS
>>546 の続き投下します。


567:tyoujiya
08/09/15 19:55:21 qagm9B+E

桂がまずその言葉を向けた相手は、しかし伊藤ではなかった。

「西園寺さん、あなたもこちらに来てください」
「え?」
桂が発した要求に、ずっと押し黙って俯いていた西園寺が反応する。
「こっちに来てくださいと言ったんです。
 それとも西園寺さんは、誠くんを私から奪うことは出来ても、
 その程度の頼みを聞いてくれることは出来ませんか?」
その言葉は何処か桂らしからぬ棘のある言い方ではありながら、同時に厳しさをも感じさせ、
西園寺はまるで逆らうことを許されないように
ゆっくりとした足取りでこちらに歩いてきて伊藤の横に立った。

寄り添うようにして立つ伊藤と西園寺を見つめる桂の瞳は、先程と同じ厳しさを漂わせながら、
それ以上に悲しさに彩られているように見えた。
その桂が口を開く。
「誠くん・・ 西園寺さん・・」
「言葉・・・」
「桂・・さん・・」
「私は馬鹿じゃありませんから、今までの話で大体の事は理解したつもりです。
 それでも・・最後に一つだけ確認させてください」
「あ・・ああ・・」
「・・・・」

「私は、、もう・・・誠くんの彼女ではないんですね?」
「あ・・・・」
「西園寺さん、あなたが誠くんの彼女なんですね?」
「・・・・」

静かだが、返答の拒否を許さないかのような厳しさを含んだ桂の問いに
伊藤と西園寺は、目を伏せたまま無言で頷く。
そんな2人の様子を、先程からの厳しくも悲しい瞳で見つめる桂は、
僅かな沈黙の後に口を開いた。


568:tyoujiya
08/09/15 19:56:33 qagm9B+E

「そうですか・・・わかりました。
 なぜ? ・・・って言いたいところですが、それに答えてもらっても、
 きっともう誠くんの気持ちは戻らないんでしょうね・・」
「・・・・・」
「ただ、私はずっと信じてました。
 私は誠くんの彼女だって・・・。
 西園寺さんは大切な友達だって・・・」
「・・・・・」
「でもお二人は、本当の事を言わずにごまかし続けることで
 その私の気持ちをずっと裏切っていたんですね?」
「・・・・・」
「もう・・お二人は、私の言葉に答えてさえくれないんですね・・。
 なら、それでもいいです。
 でも・・私も人形じゃないから、傷つきもすれば怒りもするんですよ」

はっきりと・・しかし静かな口調で綴られる桂の言葉は、伊藤たちを責めているというよりは、
むしろ悲しさを訴えているかのようだった。
しかしそれでも、伊藤も西園寺もそんな桂に何も答えることはなく、
ただ俯いて押し黙っていた。
そして・・

〝私も人形じゃないから、傷つきもすれば怒りもするんですよ〟

その桂の言葉は私の心をも刺した。
そうなんだ。桂は人形じゃない。
そんなこと、あたり前のはずなのに、
私だってその桂を今まで平気で傷つけて、傷ついた桂を見て笑って、
そして・・ひどく残酷なやり方で汚そうとさえしたんだ。
その事実が私を苛む一方で、目の前では桂が最後の決着をつけようとしていた。


569:tyoujiya
08/09/15 19:57:28 qagm9B+E

「だから・・・これくらいはさせてください」
そう桂が言うや・・・

ばしぃっ!!

ばしぃっ!!

2つの音が響き、伊藤と西園寺が顔を押さえていた。
桂が平手で二人の頬を打ったのだ。
私は・・いや、そこにいる全員がその光景を呆然と見詰めていた。

「卑怯者・・」
桂は静かにそう伊藤たちに言い放つ。
その言葉に伊藤と西園寺は、はっとして桂を見るが、
桂はその2人に背を向けて
「さようなら、西園寺さん・・。さようなら、まこ・・伊藤くん」
そう言ってこちらに歩き出した。
さっきまで「誠くん」と呼んでいた桂に「伊藤くん」と呼ばれた伊藤は
打たれた頬を押さえながらただ呆然とその背中を見詰めていた。

「桂・・・」
私は桂にかける言葉の見つからないまま、ただその名を呼ぶ。
桂はそれに応えるように、こちらに淋しげな微笑みと共に一礼をして・・
「あ・・」
しかしそのまま私の前を通り過ぎ、校庭の方へ歩いていった。
私はその背を見送りただ立ち尽くす。


570:tyoujiya
08/09/15 19:58:02 qagm9B+E

その時、誰かが泣き出すような声が聞こえた。
見ると西園寺が顔を手で覆って泣いており、
伊藤がその身体を支えるように背中を抱き、清浦が慰めるように何か語りかけていた。
だが、それを見る私の気持ちは、何処か白けたものだった。
そして、先程まであんなに西園寺を庇っていた黒田と七海もまた、
伊藤たちから距離をおき、何処か冷めたような目でその様子を見つめていた。

私は、再び校庭の方に目を向けるが、桂の姿はもう見えなかった。
その時・・
「追わないの?」
背後からのその声に振り向くと、みなみ、夏美、来実が立っていた。
声はみなみだった。そして・・
「行ってあげなよ」
夏美もそう言い、来実もまた私を促すように無言で頷く。
「乙女だって、桂の側にいてあげたいんでしょ?
 それに・・桂をこのまま一人にしておく気?」
そのみなみの言葉に・・いや、3人に向けて私は強く頷くと、
私は身を翻し足早に駆け出していた。

その時、再び背後で誰かが泣き出す声がし、私は足をとめて振り返る。
見ると夏美が泣きながらしゃがみこんでおり、みなみと来実がそれを気遣うようにしていた。
いや、気遣っている来実もまた泣き出しそうな顔をしていた。
私は気になったが、その私の視線に気がついたみなみの
「いいから早く行って」と言いたげな眼差しに、再び身を翻し駆け出した。
そう。今は桂の側に行ってあげたい。
何をしてあげられるか、どう声をかけていいかさえまだわからないけど・・。

そして私は駆けながら、誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。
「伊藤・・・さよなら・・」
それは伊藤に対するというよリ、私自身がずっと抱いてきた恋心に対する別れの言葉だった。



571:tyoujiya
08/09/15 19:58:33 qagm9B+E

校庭に出ると、既にフォークダンスも後夜祭も終わっていた。
さっきまで大勢いた人も、後片付けをする実行委員以外殆んどいなくなっていた。
しかし、そのおかげで桂の姿はすぐに見つかった。

桂は私に背を向けた恰好で、既に火の消されたキャンプファイヤーの櫓をじっと見つめていた。
その姿はひどく淋しげで・・悲しげで・・
私はかける言葉も見つからないまま、ゆっくりと桂へ近づいて行く。
その時・・
「加藤さん・・」
桂はこちらへ振り返らぬまま、私の名を呼んだ。
「走ってきたんですか? 息が乱れてますよ」
そう言われて気がつく。確かに私の息はあがっていた。
そっか。それで桂は背後の私に気がついたのか。
そして桂は、いまだ振り返らぬまま、こんなことを訊いてきた。
「加藤さんも、まこ・・伊藤くんとフォークダンス、踊りたかったですよね?」
淋しげなその声に、私は今の桂の気持ちを理解したような気がした。

そうだよね。伊藤と・・フォークダンス踊りたかったよね?
いや、学園祭だって・・一緒に回りたかったよね?

桂の言うとおり、私もそれを願っていたけど、
私は最初からきっと駄目だろうって半分以上諦めていた。
でも、桂は違う。
桂の中では、自分はさっきまで伊藤の彼女だったんだ。
だから桂は、きっと伊藤は自分を迎えに来てくれると信じて・・・でも・・・。

と、桂がこちらを振り返りながら言った。

「加藤さん、ちょっとつきあってくれますか?」



572:tyoujiya
08/09/15 20:01:10 qagm9B+E

今回はここまでです。
>>551 氏が指摘されたとおり、乙女が言うべきことを全部言っちゃったもんだから、
言葉的決着はやけにあっさりになりました。

本作自体が長すぎという指摘もありましたが、流石にもうゴールを見据えながら書いてます。

て言うか
>>554
>俺の予想では多分まだ10分の1くらいの筈だから
・・って、自分を殺す気ですかw

そんなわけで、もうしばらくお付き合いいただけると嬉しいです。


573:名無しさん@ピンキー
08/09/15 21:14:04 pOSLwJwL
>>tyoujiya氏
おつかれ様です。原作やアニメでもこういう方向でケジメつけれたら、
言葉の株は更に上がったでしょうね。そうならないからこその
スクールデイズとも言えますが。 このワールドの言葉も強い、けど悲しい。
ユーザーが知ってるルートよりは遥かにましな選択しましたけど、
後味悪いなあ…… 乙女や言葉はもちろんですが、この苦い経験は誠と世界も
きちんと受けとめ、乗り越えてほしいです。

574:名無しさん@ピンキー
08/09/16 22:15:41 HAzB8iWs
2スレ目あたりで誠世界言葉の3P書いたものだが
その続き物で今度は刹那も加わって誠が3人に
ラブラブしつつ搾り取られるSS考えてるんだが
投下OK?

でも、今、ネット環境ないから何時になるかわかんないけどwwwwww

575:名無しさん@ピンキー
08/09/16 22:55:42 fHx5ML0/
>tyoujiya氏
乙です。四角関係がきっちりけじめついてて何よりです。
…相変わらず世界にはむかつきますが。
泣きたいのは乙女や言葉だというのに…。
個人的に3組のその後の関係も書いてくれると嬉しいです。

>573
というか、誠と世界がきっちりケジメをつけてれば
言葉も酷い目に遭わなかったわけで…。

576:名無しさん@ピンキー
08/09/17 02:06:38 0w6XZg9R
キャラ崩壊の真髄をみたきがする

577:名無しさん@ピンキー
08/09/17 03:32:33 DAxH0aDe
>572
GJでした。

> 言葉的決着
こういう展開は分岐ルートならではの醍醐味ですねぇ。
あっさり目ではあるかもですが「いかにも言葉らしい」終わらせ方だったと思います。
そして、次の場面が気になる引き。
次回も楽しみです。

> ゴールを見据えながら書いてます。
百里の道程を行くに九十九里をもって半ばとす。
この分岐ルートがどんな結末を迎えるのか、実際にエンドマークが打たれるまで期待してワクワクしてしまうのはスクイズという題材のせいでしょうか?
ともあれ、ゴール目指して頑張ってください。

578:名無しさん@ピンキー
08/09/17 04:32:09 fufjnTZZ
あれ?
480KB超えてる?

579:名無しさん@ピンキー
08/09/17 09:37:08 +KfdkS+y
なるほど。言葉に味方が出来るか否かで、こうもStoryが変わってくるのね。
しかも、誠と世界の駄目ぽさが露見するし。

刹那の胸中も複雑だろうね。
知らないうちに「言葉察知警報機」として世界に利用されて、
しかも、その利用目的は屋上でギリギリまでHするためだし。
金メッキの友情は剥がれる運命なのかな?


580:名無しさん@ピンキー
08/09/17 09:44:18 k2X0nrQ/
ここ最近続けてスレを立てていたものです。
ROM専に戻ってまして、来訪頻度が下がっておりますので見過ごすかもしれません。
次にSS落とす人かその直後の人くらいでスレ立ててくださいね。
(10KBくらいまだあるので 今のペースだとまだはやそう)
よろしくお願いします。

581:名無しさん@ピンキー
08/09/17 18:33:46 fufjnTZZ
>>574
是非投下願います!

582:名無しさん@ピンキー
08/09/18 00:13:20 qTwFDIqV
>>575
一応、原作の言葉よりのルートで
ケジメをつけてから世界と付き合うルートもあるけどな(ポルナレフルート)。
そしてそのまま世界よりに進めると「鮮血の結末」が待っている罠。
「永遠に」でも手遅れだが一応ケジメをつけている。

583:名無しさん@ピンキー
08/09/18 17:47:12 h9kTT+dL
スクイズほど極妻用語の「決着(ケジメと読む)」が似合うモノは他にない

584:名無しさん@ピンキー
08/09/18 20:24:04 zdpaNG/M
原作で、最速かつ最低なケジメ付けが、学園祭での受付場だな。
泰介より先んじて乙女達を制止して「世界が好きなんだ」を選択して言葉を切ったはいいが、
その舌の根も乾かぬうちに休憩所で言葉と交尾して「ビデオテープ」
あとは言葉に流されるも、もう一度言葉を切ったら「永遠に」END。
ケジメつけても駄目じゃん。

585:名無しさん@ピンキー
08/09/18 21:19:57 f81g0qYo
しかも終始一貫
「俺と世界は悪くない。空気読んであきらめない言葉がうざい。
言葉のせいで堂々と愛し合えない俺と世界がかわいそう」
って態度を崩さないからな。
ポルナレフでも永遠にルートでも。

586:名無しさん@ピンキー
08/09/19 19:05:27 bOuPTfBv
>>572
すばらしい内容でした。tyoujiyaさん、お疲れ様です。
どんなに壊れても誠だけは決して見限らない言葉ですから、この展開を書くのに相当な覚悟があったのではないでしょうか?
(こんなの言葉様じゃない!と思う人もいそうですし)
2人は鋸どころかビンタ程度ですみましたが、こうした現実的でリアリティな重みと痛みのあるスクイズもいいなと感じます。

いつものようにリクエスト・希望展開としては、
光と七海が世界に幻滅して絶交したとしても、刹那だけは世界を見捨てないでほしいです。
敢えて世界を突き放して、自分がいなくなる事で自らの過ちを自覚させるのを待ち、悔い改めて改心するのを確認したら戻ってくるというのが、
本来の良心を持つ刹那らしいと思います。
乙女と言葉もそれまでの因縁がありますから、安直に友達になったという終わり方にせず、少しずつ“普通”の関係を築き直していくというのが希望です。
乙女と3馬鹿が変わりすぎという意見も書いてあったので、彼女達にもなにか贖罪の行動を取ってほしいです。
そして言葉も無条件に受け入れるのではなく(友達と思っていた世界に裏切られた直後なので)、疑うとかと少し違いますが、もう少し多面的に人と接するように成長するとか…
あとは元凶3人に与えられる罰でしょうか。泰介は未遂とは言え強姦ですから良くても退学、逮捕の可能性もあるでしょう。
誠と世界も、もしかしたら退学するかもしれません(もしかしたら乙女自身が、けじめをとって退学するかも)。ただ、誠と世界にとっては
退学=学園内で白い目で見続けられるから逃げるみたいにもとらえられますし、刹那もそんな世界を見たくないでしょう。
私としては、やはりこの2人には生き恥をさらし続ける事でいい方向に変わってほしいですね。
そしてやはり最後に、(今回はそうでもありませんでしたが)みなみが神視点になった種明かしをしてほしいです。

いよいよ佳境に入りますが、次回の連載も楽しみにしているのでがんばってください。

587:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:00:43 OK1B5rtg
中学の時、七海と言葉が仲良かったら高校でイジメなんてなかったんだろうなぁ

588:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:40:25 buih9aEH
つうか言葉への偏見やイジメがブス女の僻み嫉妬と
わからないのかコイツらは?あるいは自覚ないのか?

589:名無しさん@ピンキー
08/09/20 20:08:18 NXd5aTk7
>587
そのifを描いたのが、PS2版の付録「Valentine Days」なんだろうなぁ。
言葉が七海・乙女・光(及び世界・刹那)らを温泉に招待なんて本編じゃ考えられない。

590:tyoujiya
08/09/21 18:05:53 R8Lw+yOK
どうもです。乙女SSの続き投下しようと思い、残り容量が不安なので
新スレッド立てようとしたら

エラーメッセージ:「新このホストでは、しばらくスレッドが立てられません。

と出てしまいました。

そんなわけで、誰か代わりに立ててくれると助かります。

ちなみに以下のようなカンジで立てようとしました。

     *          *

スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part7

もしかしたらあり得たかもしれない物語。
ひょっとしたら辿り着けたかもしれない結末。
そうした幾つもの可能性が重なり合ってるのがSchool Daysです。
そこで、スクイズで可能だったと思われる展開を自由な発想でSSにしてみませんか。
もちろん、Over flow関連作全てが「あり得た可能性」に含まれるので他作もアリです。

(前スレ)
スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part6
スレリンク(eroparo板)

<乙女との約束だからね>
次スレは980レス、480KB超えたら立てるの。
荒らしはスルーよ。 みんな仲良く、いじめなんてしちゃ駄目よ。
だ・・誰よ、お前が言うななんて言ってるのは? うっさいわね!
基本的にsage推奨だからメール欄にしっかりsageって入れなさいよ。
べ・・別にあんたのために言ってるんじゃないわよ。
以上の事はこのスレの約束事なんだからね。きちんと守りなさいよ!


     *          *

これをそのまま使ってもらってもいいですし、その辺は任せますので、どなたか宜しくお願いします。

591:名無しさん@ピンキー
08/09/21 19:34:11 xls7qiae
>590
試してみましょう


592:名無しさん@ピンキー
08/09/21 19:41:03 xls7qiae
>590
いよいよクライマックスですなぁ
場は何とか用意できましたので存分にブチ撒けられませい

スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part7
スレリンク(eroparo板)

しかしながら不覚をとりもうした
テンプレは>1と>2に分割すべきでござった……コトノハ様の鋸の錆になってきます

593:tyoujiya
08/09/21 20:32:13 R8Lw+yOK
>>592 さま
ありがとうございました。
早速投下させていただきました。

他のみなさまも、次スレにおいてももうしばらく
乙女SSを宜しくです。

594:名無しさん@ピンキー
08/09/21 22:08:51 qoz+OO5n
立てたら埋めろよ
行儀悪いな

595:名無しさん@ピンキー
08/09/22 10:20:41 UAOxj1LI
   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`''ヽ、
  ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:ヘr、.:.:.:.:\    _,,, ェ-ー―''''~ ̄`''ー;、_
. ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'´:.:/.:.:i.:.:i.|wュヾ.:.:.:\/,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..::.:.:.:.:.:.:.::´`ヽ、
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:.i.:.:://.::.:/.::/.:.://.:.:/;;ノ|:ハ:|  ヾ/i/:.:/.:.::.:/.:.::/.:.:.:..:.:.:.::イ.:.:.:.:.:.:.:.:.::;:i.
:i:i..:/.:.:i.:i.:.::i.:.:.:.:/.:.://イ:/.|:|rー-|.:/r´/.:.:.:.:/.:,r'/;;;/:.:.:.:._./:/::.:.::i.::.:.:.:i.:.:.::.|
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.:.:i.:i.:::i.:::i.:.:i:/i:rニ;,.//  /.rイ;|`|:.|:i:イ.::.::イr'カミ,|.:.:/´:.:.,ス'_/.:,イ.:.:.::i.:.:..:.:i.::.:.:.:|
:ハ:i:.i.:.:::i.::.:|',r|リンタ'´  " iソ;} .|:.ル/ヾ:.ノ"j;;;;テ.|:.i::.,r'´ ,,r':;メ'./.:.:/.:.:.::.::i.:.:.:.:ソ
i:.:.::i:.:ト.:.::ト.::メリ;;;;;i.|    ..,`"`.|:|_ム,_ ト、.rf;;ソ |i'´ ‐''ニテミvハイ.::::i.::.::.:iニ彡|
.:.:.::ハ.::ヾ:.:ト;i,`=;="     '  ./|:|r-|.トミi,`  r:  `   /ケネ;く V::./.:/.:/:.:.::..:|     
.:.:.::ハト、ヾヽ、     -‐'' ,ィ':.|r|rテf.トム、 .r 、_   .,{::;;rテ:レ'.:.:/.:/.:/::.:.::.:.::|
.:.::/.:.:.:i.:.::.:.:\.'` ‐ 、_ , r;i;.:.i.:.:トi|::: ト,.| |.ヽ.`i_ソ   `'"/テ//.:/.:.:i.:.:.:.:.::|i    
.:.:/.:.:ハヾ.:.::.:.:\_,r‐;、.i ヽ、:.i:.::| i| i_.| .| ./`、 _ _ ,,,~´. r-=:'´.::/.:.::ト:.:.:.:.:.:i:ヽ,
:/.:.:イ ヽヾ.:.::.:.::.|i.i  iトミュ、 ヾ、:::ヽi| .i|:.レ'_r'´ メ´   /´.:..:.::/.:.:.:.:| |.:.:.::.iリヽ|i
.:.::./|   \__.::.:.:`ミ、;. `-、i ir'^r、:トi| i| // ./ _,, r'´._,,:.::.:.:.::イ.:.:.:.:.:.:Vi/`;i:.:.:リハ|
:./ .|_,,,,,,,,,__`-、.:.:.:` ミュ .ソ | .|_`V<  /,r'/´/‐'´__,,,.,,,/' .|.:.:.::.:.:| ト._|.::.:ノ iiト、
/  |      `ー==ヘ`V:::   `i  .)/ i i´   _,,,,,,,,,,__~i.:.::/|i ./:/  i'' i
   |          `ヽ:::::    } `-,    _, r'´     .`レ' /' '
    |    _,rー‐- 、  \_,,;- ,_`ォ 、_ .|  /         /

596:名無しさん@ピンキー
08/09/22 10:21:16 UAOxj1LI
        _n_‐ァ ー┐  , __!__  __n_ _     t‐z_
      つ 7i!「┼  ‐┘ ノ!ノ由ヽ  ̄}「_リ   t'ィ゙r┘
      -ft‐  7メ ノ   ├‐  l  L,   ≪リ、_)   フ〉
     j」乙 =キ=   ___の,::=‐ -ぅヶ‐   く,ん'
     n.n  ゝ〟..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ、月リ   ナ ヽ
     u !| _ft/::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::\    c!、
      n リ  j/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ   ─┐
     !|.  /:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  ‐┘
.       ゞ= i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::', |_
    ―zァ  |:::/::::::::i::::::∧:::::::::::::ト、::::::::::::::::::i、::l ! 、
.      {{ 、__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:|  三
      ヾ フ::l::r'l:::/!::/セミl::::::ハ:::尨_ハ::::::i:::ト、`!  ロっ
      ´ ̄]八!/i」:瓜リ !/ Ⅳ   小ハl  -、_て
        / j、八i  ´  j〉   爪i         ハ
       /   ハ jヽ、  t_ア .ィ   !    〉  , !
      /    |  { > __/ ,!   !   〈   / {
     ,     〈 l   t―- 、 / !  i     v /  {
.    /       , 、  \      '   !     レ゙   i
    {   〈`ヽ  j__ \   ヽ  /   〉    {     ヽ
.    〉 \ ヽ ∨ ) }  >= 、 ,`=v   /    ′    ゙,
   |   丶} ;'  厶_/  //  /!  /    ! {      !
   |     ∨ /  /  //  , !  /    }!     ⅰ
   {      ′/、 /  〃丶,′! .゙     ヽj       {
   ヽ     〈  ゙ y   /  /、丿イ       〉       ム
   丿   __>、 ′  ′// 丿      ∠         }
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