スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part6at EROPARO
スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part6 - 暇つぶし2ch150:mark
08/07/14 22:33:11 nAy5DE+E
バキッッ!!


不意に、誠が泰介の右頬に拳を繰り出し、泰介は思わず尻餅をつきそうになる。

「痛ってぇなあ。いきなり殴る事ないだろう。男のヒステリーは
 見苦しいぜ」
「………もしお前が、ほんの少しでも罪悪感を感じてたのなら、せめて
 身柄を引き渡すまで一緒に付き添ってやるつもりだった」
「誠?お前何言って……」

誠のひどく淡々とした口調に、泰介は殴られた怒りが薄れ、逆に誠の様子に
困惑する。

「お前とは何だかんだで、気の合う友達だと思ってたけど………
 俺のとんだ勘違いだったようだな」
「……………誠………」

泰介の様子に構わず、誠は淡々と告げた。

「言葉は昨日自殺するつもりだった」
「………え!?な、何で」
「あと少し助けるのが遅かったら、言葉は今日、この世にいなかった」

そのことばに、泰介はようやく事の重大さに気付きだした。そして、なぜ
自分が人気のない場所に連れ出されたのかも。

「ま、誠………お前、まさか……」
「言葉は警察に被害届を出したんだ。お前にレイプされたって。それだけじゃない。
 お前に『アドバイス』をくれた加藤や、その仲間から酷い苛めを受けている事もだ」
「誠………あ、あれはそんなつもりじゃなくて、お俺はただ……」
「加藤がお前を唆していたとは、言葉も俺も知らなかったけどな。………もう警察はお前を
 逮捕しようと動いている。お前の家族にも連絡が伝わってるだろうな」

顔面蒼白になり足が震え出した泰介に、誠は冷徹にことばを突き付けた。

「せめてもの情けだ。泰介、大人しく自首しろ」
「ひっ……… うわぁぁああああっ」


151:mark
08/07/14 22:33:37 nAy5DE+E
自分が逮捕されるという現実に恐怖した泰介は、誠を突き飛ばし、そのまま裏門から逃走する。
しかし、逃走を予測していた警察官が既に張っており、彼はあっという間に捕らえられた。
誠はこの為に泰介を引きとめ、通行に利用する人間の少ない裏門に誘導したのだ。

もちろんそれは、悪質な事件とはいえ、性というデリケートな問題もあって、
他の生徒への影響をなるべく少なくしたいという学校側と警察の事情もあったのだが、
泰介の罪をほんの少しでも軽くする為、彼に自首させたいという誠と言葉の強い要望が
あっての事だった。(もちろん誠は最初、そんな酷い事した奴に気を遣う必要なんかないと
反対したが、見ず知らずの人間ならともかく、自分を犯した泰介は誠の友人でもあり、
彼の今後の人生も考えて、せめて罪を自覚した上で自首させてほしいという言葉の意見を汲んだのであった)

そんな彼らの想いも泰介には通じず、彼は憔悴しきった状態で手錠を掛けられ、
パトカーに乗せられて、学園を去っていく。
そんな一部始終を、騒ぎを聞きつけた野次馬な学生達や一般人の中、
誠は独り、悲しげに見つめていた――


(第2部 完)

152:スクイズアフター
08/07/14 23:14:59 vVGMA4cw
S_Days-after 2話a
清浦家~リビング
光「ごめんね~突然1人連れてきちゃって…」
刹那「ううん…光がいいって判断したなら信じる…
ようこそ加藤先生…」
乙女「あ…はい…」
光「まあ~あの当時の事を知ってて協力してくれる仲間が多い方が…
後々助かるかもしれないし~ね
《って乙さん~顔に出過ぎだよ…まあしゃあないか~》」
乙女「子供達は部屋ですか?」
刹那「今、緒方さんの家で入学祝いのパーティーをやってるみたい」
光「刹那は行かなくていいの?」
刹那「うん~お客さんが来るって知ってるし…話の内容が…ね~アレだから…」
光「やっぱり…その知ってるの?…お父さんの事や名前の由来とか?」
刹那「名前の由来はね~小さい頃から話していたけど…
伊藤や世界の詳しい話は高校入学が決まった日に話した…」
光「そう…《ショックだったかも…》わかった…じゃあ…まず教えて…
何で刹那が伊藤と~そういう関係になったの?」
刹那「あ…うん…その前にあの時の話から…」と当時の事を語り出す…

刹那「二学期の初めに伊藤と世界は席が隣通しになって仲良くなっていったの…
けど…その後、伊藤は4組の桂さんと付き合うようになった…
どうも世界の話によれば伊藤に桂さんを紹介したらしい…」
光「あ~うん、それは知ってる…プールの時、聞いた」
刹那「でもその交際もなかなか上手くいかなかったらしくて…
伊藤から相談されていたらしい…それで親身になって世界は…
相談にのってたらしいけど~いつの間にか伊藤と世界は男女の関係に…」
光「やっぱりそれって…世界は伊藤の事、好きだったから…なんだよね」
乙女「好きでもない男に抱かれたくは…ないだろうし…ね」
刹那「…うん…そうだね…でも伊藤は桂さんにはっきりと別れを告げなかったから…
桂さんは世界が誘惑して寝取ったって…それが真実かは判らないけど…
私は世界の為に何とかしたくて~桂さんに別れを告げるように…
伊藤を追い詰めたの…そして桂さんと別れてくれて…でも…」
そう言うと加藤先生の顔をチラッと見ると…
刹那「でも…伊藤には他にも男女の関係を持ってた女性がいて…」
乙女「…」
光「…《そうか刹那は知っていたんだ…乙さんと伊藤が…》」

刹那「私には時間がなかった…だから早朝に伊藤の家に行って説得する為…
でも伊藤は私を押し倒してきたの…俺に本当は抱かれに来たんだろうって…」

153:スクイズアフター
08/07/14 23:15:36 vVGMA4cw
S_Days-after 2話b
光「うわ~最低ね…」
刹那「うん…でも私自信も最低だと思う…上辺は拒否したけど心の中では…
喜んでいた自分がいたの…それとこんな最低なヤツ好きになったなんて…
って思ったら泣いちゃった…そしたら伊藤はゴメンって言って離れて…
謝ってくれたの…それから暫くお互いに黙っていたら…
散歩しようって言われて近くの海岸に出かけたの…」
光「アノ…伊藤が…ね~《あのヤリチンが途中で止めるなんて~》」
乙女「伊藤は優しいね…気を使ってくれたんだ~あなたに…」
刹那「うん…一緒に伊藤は散歩しながら伊藤は昔の話をしてくれて…
今、思っている思いを教えてくれたの…それで私は伊藤と過ごしてみて判ったの…
伊藤は優しい…優しすぎるの…」
光「優しすぎる?」
刹那「優しすぎるから相手を傷付けたくない…
傷付けたくないから…何も言えない…
何も言えないから会わないようにする…
会わないようにするから自分の心を傷付ける…
あの人は繊細すぎるの…優しすぎて…そして伊藤が泣き出したの…
俺はどうすればよかったのか?…って…だから思ったの…
私は伊藤を追い詰めてしまった…って…それに気づいたら…もう何も言えなくなったの…
だから私は伊藤を抱き締めていた…私はそんな伊藤だから好きになったんだ…と…」
光・乙女「…」
刹那「私は伊藤に自分の想いを伝えた…そして伊藤の部屋で私達は何度も愛し合った…
どれだけの時間が過ぎたのかは判らないくらい時間が経っていた…
私は眠る伊藤を置いて空港に向かった…遅れて伊藤が空港に来たけど…
私はそれを振り切って旅だったわ…もう二度と世界にも伊藤にも会わないって誓って…」
光「そんな事があったんだ…」
刹那「光…学祭後は何があったの?」
光「あ~ああ…あの時はね~」
乙女「光!後は私が言うよ…清浦さん…学祭後の事だけど…伊藤は変わってしまったの…
あの優しかった伊藤はいなくなった…その原因を作ったのは…多分私…
私は中学の頃からずっと伊藤の事、好きだった…
でも伊藤は私を友達としか見てくれなくて私の気持ちに気付いてくれなかった…
だから告白して休憩所に誘って伊藤と愛し合ったの…でも…
女バスの打ち上げで私との情事がカメラに撮られていて上映されたの…
私は別に伊藤の彼女でなくてもいい~桂や西園寺さんがいても
私を女として見てくれるだけで良かったのに…」

154:スクイズアフター
08/07/14 23:16:14 vVGMA4cw
S_Days-after 2話c
刹那・光「…」
乙女「結局それが原因で伊藤は西園寺さんと疎遠になって~
私とも連絡がなかなかとれ無くなったの…
連絡がとれなくなった原因は例のビデオが女子達の間で噂になって
伊藤にアプローチする子が増えて…多分伊藤はその女子達と遊んでいたみたい…
でも西園寺さんとの間に妊娠騒動が発覚してからは女子達は敬遠していったから
チャンスとは思ったけど…伊藤に西園寺さんの事を聞いたら妊娠は自分のせいじゃないの一点張り…
もう私が好きになった優しい伊藤じゃなかった…
だから私は伊藤への想いを断ち切ってサヨナラしたの…」
沈黙が支配する…
刹那「そんな事があったんだ…」
何とか振り絞るように話す刹那…
みんなそれぞれの想いが交錯する中…

ピンポーン!
刹那「あ…ちょっとごめんなさいね~お客さん来たみたい…」
インターホンに出ると…
刹那「どちら様ですか?…まあ~すぐ開けるわね!」
玄関に向かうと…
ガチャ~
刹那「お帰りなさいサッチャン~」
??「刹那さん…ただいまです」
ふと玄関が気になりそっと見ると…刹那と訪問者が仲良く話していた
刹那「ご苦労様~疲れてない?」
??「はい…大丈夫です~あ、それより…あの居ますか?」
刹那「あの子達は緒方さんのところよ」
??「わかりました~報告はまた明日の夜にでも…」
刹那「うん、わかったわ~」
??「では失礼しますね~」
足早に玄関を出て行く…
刹那「お待たせ…」
光「今の子は知り合い?」
刹那「うん~三條刹姫さん…世界達の幼稚園からのお友達よ…」
光「サンジョウ…サツキ?…って今日入学式に遅れた子?名前が同じだけど…」
刹那「そう~飛行機が遅れて今日は来れなかった子よ…」
光「道理でどっかで聞いた名前だと思ったわ~」
刹那「あの子も世界達と同様にお願いね…色々難しい年頃だから…」
乙女「三條ってあの財閥と何か関係あるの?」
刹那「あの子は財閥の現当主よ…」
光・乙女「?!」
刹那「細かい事は省くけど彼女が入学式に間に合わなかったのは
財閥関係で海外に行ってたからなの…」
光「何か…大変そうね~」
刹那「以前の当主からは頼まれてるから…色々ね…あの年で受け継ぐのは大変だけど…
あ~何か脱線したわね…それであの事件…世界と伊藤が亡くなって…」

ピンポーン!
刹那「あら~今日は千客万来ね…またちょっと失礼して…」

155:スクイズアフター
08/07/14 23:16:52 vVGMA4cw
S_Days-after 2話d
インターホンに出ると…
刹那「どちら様で…ああ、止ちゃん!どうぞ入って~」
乙女「え?!止ちゃん…って…何で?」
光「イタルちゃん?」
暫くすると合い鍵で入ってきた訪問者は…
止「刹那さん!お久し振りです!」
刹那「お久し振り~勉強の方はどう?頑張ってる?」
止「はい!って…アレ?乙女先生~お久し振りです!」
乙女「うん~久し振り…医大はどう?はかどってる?」
止「はい~まあ何とか…でも何で乙女先生が…って…あ~そうか~あの子達の事ですか?」
乙女「そんなところ~」
止「なる程~で…あの子達は何処ですか?」
刹那「隣の緒方さんのところよ…」
止「わかりました~じゃあ…うん?…あれ?あなたは?」
光「うん?…《誰子ちゃん?…何か見覚えがあるような?》」
止「あ~生前、誠お兄ちゃんとよく一緒にいた…え~と…黒田お姉さんだったかな?」
光「あ…伊藤の…まさか妹さん?」
止「はい!お久し振りです~」
光「あ…あはは大きくなったね~見違えちゃった~」
止「えへへ~あ、じゃあ…あの子達に入学お祝い持ってきたので~
そっちに行きますね…じゃあ失礼します」
刹那「うん~ごめんね…また遊びに来てね…」
止「はい~」

光「そうか~伊藤の妹か…あれ?まさかあの口調だと榊野学園出身?」
乙女「まあね~止ちゃんが卒業した翌年に光が来たのよ…」
光「な、なるほどね~《うわ…何かヤバい空気かも~》」

刹那「光…今のどういう事?止ちゃんが言ってたよく一緒にいたって…」
乙女「そうよね~どういう事?」
光「《キタ-…誤魔化すしかない!》
え~と多分たまたま私と伊藤が一緒にいたのを見て世界と勘違いしたんでは?」
刹那「あの伊藤嫌いな光が…よく一緒にいたのを見てた止ちゃん…
世界と勘違いは…有り得ない~だって髪型も以前と変わらない訳だし…」
乙女「確かに不思議だね~光…言いたい事があるなら今聞くけど?」
光「…《うわ~駄目だ完全に疑っているよ~》」
暫しの無言のプレッシャーと視線に私は観念する…
光「わかった~判りました!…別にね…刹那や乙さんを騙くらかすつもりはないの~信じてお願い!」
刹那「じゃあ教えて?一体どういうことなの?」
光「む~う…つまり簡単に言うと…さっき乙さんが言ってた~
伊藤と遊んでた少女Aみたいなあ~感じ?」
刹那・乙女「……」
絶句する刹那と乙女…

156:スクイズアフター
08/07/14 23:17:34 vVGMA4cw
S_Days-after 2話e
努めて明るく言った積もりだったが…それが却って違和感を増幅していた…
光「本当は誰にも…それこそ死ぬまで言わないで…
って思ってたの…だって…」
急に情けなくなった思いだった…
この2人はそれぞれの伊藤に対しての想いがあるのに…
私にはそれがない事が何か歯がゆく感じていた…ただ泣けてきた…
光「うう…ごめん…ごめんなさい…」

刹那「光…泣かないで…あなたを責めてる訳ではないから…
事情も聞かないでごめん…光…」
光の手を握る刹那…
乙女「つい…私も…言い過ぎた…ごめん…」
刹那と同じく光の手を握る乙女…

しばらく経って光が落ち着いたのを見計らって…
刹那「光…光に何があったのか…教えて…今日はお互いの空白の時間を埋めに集まったんだから…」
光「う、うん…話は学祭後の休み明け…
刹那の転校、世界の不登校…とにかく訳が分からなかった…
七海に聞いても答えてくれなくて…怒ったら逆に凄まれて~
後でクラスメートに教えて貰った…七海が女バス辞めた事を…
それから学校は変わった…
3組は暗く苦しい雰囲気が漂っていた…私は何とか以前の状態に戻したかった…で考えたわ…
まず世界を復帰させる事を…
世界が登校すれば七海も以前のような関係に戻れるかもしれない…
と思って毎日電話もメールもかけたけど…効果なかった…
お見舞いにも行った…でもドア越しで中にもいれてもらえず…
ない頭で考えて…伊藤をお見舞いに行かせたらって考えて~
伊藤に頼んだけど~なしのつぶて…忙しいだの何とか言ってたから
ムカついて~アイツの弱味を握ってやろうと思って…後を付けたの…
そしたら…例の伊藤と遊ぶ女子達が場所は第二理科室、体育倉庫、屋上、果ては公園とか…
とにかくエッチしまくっていたわ~1日で2人とか3人とか…普通じゃなかった…
私は勿論、最初は世界の復帰の為に動いていたけど~
暫くして女子達の伊藤の噂を聞いたら…段々興味が湧いてきて…
どっちが本音か判らなくなって…伊藤の家に行って問い詰めたの…
でも伊藤は…涼しい顔で返してきた…好きにすればいいって…
しかも私に迫って黒田もエッチな事、興味あるんだろう?って…
正直、伊藤が強引だったのか?私が望んだのか?…
結局、そのままズルズルと伊藤と関係を続けてしまったの…
全くよく世界を友達なんて言えたものだと…自分に嫌気がさしたわ…」

157:スクイズアフター
08/07/14 23:18:09 vVGMA4cw
S_Days-after 2話f
刹那「光…」
光「でも世界の妊娠騒動でみんな女子達は離れていったわ…
私もそれがきっかけで伊藤との関係を止める事ができたんだよ…
喜んでたよ…世界…やっと前みたいに戻れるって…
でも最後に世界の声を聞いたのはその電話だった…
まさか世界が…しかも伊藤まで…ただただあの時は驚くしかなかった…」
話し終えて自分は当時の気持ちに立ち帰っていた…

暫くの沈黙の後…刹那が話し始める…
刹那「私は世界達が亡くなったって聞いた時、ショックで倒れたの…
だから通夜にも葬式にも参加できなかった…お母さんだけは帰国したけど…
そして私は世界の後を追うつもりだった…
どう死んだら人に迷惑をかけないで自殺できるか…
いつの間にかそんな事ばかり考えるようになったわ…」
光・乙女「…」
刹那「体調が戻って…海に身を投げようとして海を目指したわ…
誰もいない海…ここなら迷惑はかからない…お母さんには遺書を書いておいた…
結局、お母さんには迷惑をかけてしまうけどね…
でもね…誰もいない海なのに誰かの声がしたの…最初は耳鳴りかな?と思ったけど…
気のせいにして海に向かったわ…そして急にお腹に痛みが走ったの…
でも…本当に一瞬だったけど凄い痛みがきてすぐ消えたの…
それで私はある考えに至ったの…本当…
あの痛みがなかったら予定通り海に入っていたと思う…
家に戻るとまだ遺書は見つかってなかったからお母さんを心配させなくて良かったけど…
次の日…医者に行って判ったわ~私のお腹に赤ちゃんがいる事が…」
乙女「それが…あの子達か…」
刹那「その後、お母さんに妊娠の事を説明して…お母さんは私の好きなようにしなさいって…
私は日本に帰る事にしたの…
世界のお墓に行って、その足で踊子さん~世界のお母さんに会いに行ったの…
踊子さんには自分が妊娠している事、相手が世界の恋人伊藤誠である事、
もし産まれてくる子が女の子だったら世界と名付けたい…
踊子さんはそれを聞いて喜んでくれた…一緒に暮らそうとも言ってくれて…
できれば日本で産みたかったからこっちから頼むつもりだったの…
次の日、今度は伊藤のお母さんに会いに行ったの…
電話して明日はいるとの事で…最初凄く緊張したけど昨日の踊子さんと同じ説明して…
最後にもし産まれる子が男の子だったら誠と名付けたいって…
伊藤のお母さんは最後泣き出して…」

158:スクイズアフター
08/07/14 23:18:50 vVGMA4cw
S_Days-after 2話g
刹那「私どうしたらいいか判らなくなって…
でも伊藤のお母さんは私に泣きながらありがとうって言ってくれたの…
お母さんもずっと寂しい思いをしていたらしくてぜひお願いしますって…
もし良かったら一緒に住まないかとも言われて~一応住む場所は決まってるって言ったら残念がってたけど…」
乙女「葬式の時のおばさんは端から見てても辛そうだったから…
嬉しかったんだろうね~」
光「でも…伊藤のお母さんは女の子だったら世界にするって聞いて怒らなかった?」
刹那「うん~一応私と世界の関係も話して…でもお母さんは構わないって…
うちのバカ息子が女の子を沢山泣かして罰が当たったんだって…
許してくれたの~それで暫くしてお腹の子が2人と聞いて…
伊藤のお母さんがわざわざ会いに来てくれて…ちょうど踊子さんも一緒だったから…
踊子さんは改めて謝罪したけど伊藤のお母さんはもう水に流しましょうって…
それからは頻繁に家に来ては朝まで飲んで騒ぐぐらいにまでなってね…」
光「でももし双子が両方女の子だったらどうしたの?」
乙女「気になる所ってそこかよ?」
光「だって両方男の子だって有り得るからね~」
刹那「そこは誠は真琴でも良いし…男の子だったら別に世界でも構わないと…」
光「なるほど~」
乙女「で…その後は?」
刹那「うん…順調だったよ~踊子さんなんか将来の為にも大検を受けたらって…
だから病院行ったり家では家事、暇な時に勉強したりしてたよ…
で…8月16日に無事出産~女の子と男の子だった…
うちのお母さんも駆けつけてくれて…踊子さんも伊藤のお母さんもみんな喜んでくれたの…
踊子さんなんて世界が帰ってきたって言って伊藤のお母さんも誠が帰ってきたって…
うちのお母さんはさっぱり状況が掴めなかったみたいだけど…頑張ったねって…
でも…さすがに双子の出産は私の身体にはかなり負担だったらしくて回復するまで2ヶ月近くかかっちゃって…」
光「うわ~それはキツいね…」
乙女「清浦さんは身体が小さいからそれだけでも出産には苦労するよね~」
刹那「でも何とか回復して…まあその後色々あったけど…
幼稚園に通ってた頃…
不思議な事があって誠が迷子になって見つからない事があったの…」
光「迷子のどこが不思議なの?」
乙女「話の腰を折らない!…で続けて~」
刹那「捜しても見つからなくて警察に連絡しようと…」

159:スクイズアフター
08/07/14 23:19:28 vVGMA4cw
S_Days-after 2話h
刹那「でも突然携帯に連絡があって…踊子さんからだったの…
誠が家に帰ってるって…すぐに戻って叱るより無事だった事を安心したら涙が出ちゃった…
で…落ち着いたら聞いたのどうやって帰ってきたのか?
だってまだ電車やバスの乗り方を知らない子供が
二駅もの道を家まで無事に戻れるか不思議だったから…
でも誠は秘密とか言えないの一点張り…それでも上手く誘導して大体はわかった
どうも知らないお姉さんに家まで送ってもらったようで…
後で知人がうちの誠と見知らぬ女性と歩いていたのを見た人がいるので
まず間違いない…それ以降絶対に誠や世界から目を離さないようにしていて
幼稚園を卒園の頃、伊藤のお母さんが転勤するからマンションを使って欲しい
って言われて卒園したらすぐ引っ越したの…なるべくそこからは離れたかったから…」
乙女「なんか怖いわね~」
光「それ以降は大丈夫だったの?」
刹那「うん…それに緒方さんの姉弟と仲良くなったからさっきのような心配事はなくなったけど…
でも思うのその女性って桂さんだったのかな?って…勿論確証はないけどね…」
乙女「桂…ね~そう言えば行方不明だったかな?」
光「あれ?でもあの事件って15年前…もう時効が成立したんじゃないの?」
刹那「だから怖いの…また桂さんがやってきて誠を
今度こそ連れて行ってしまうんじゃないかって…」
光「心配し過ぎじゃない?だって本当に桂さんかは判らないし…」
刹那「取り越し苦労なら別にいいけど…」
乙女「わかった~まあもう高校生だし大丈夫とは思うけど…気にかけておく…
あ~もう言いにくい!光の友達は私の友達という事で~
刹那さんこれからは乙女か乙さんか好きに呼んで!」
刹那「じゃあ刹那でいいよ~乙さん…」
乙女「OK…」
刹那「それじゃあ改めて呑み直そうか?~さっき貰ったお土産はお酒だから…」
光「さっき見た時、美味しそうに見えたから!楽しみ!」
刹那「光変わらないね~そういうところ…」
改めてお酒を注いで…
刹那「やっと15年にして同じ想いを共有できる友達との再会に乾杯…」
乙女「そうだね~伊藤誠に翻弄された女3人に幸あれ!で乾杯!」
光「乙さん…刹那…今日こうやって集まれた事…多分忘れないよ…
後…世界と伊藤に乾杯!」
それぞれ3人は思い思いの事を掲げながら酒宴は進む…

2話「伊藤へのそれぞれの想い」完

160:スクイズアフター
08/07/14 23:20:05 vVGMA4cw
スクイズアフター一応の最終回です~
え?最終回?
以前も書きましたが失敗作な為、これ以上は…理由は桂言葉です
この作品は15年と言う時間の流れで誠、世界の復活と
清浦誠と時効後の桂言葉との交流が中心になって物語が展開する予定でした

ですが…実はこの物語を思いついて暫くして時効が今は25年に延びているのを知って…
終わったと感じました…勿論それを無視も良いけどね~
まあそれとオリジナルキャラばかりになるのでスクイズであってスクイズではない事になりそうなので…

ただせっかく作ったキャラなので最後に番外編3話を載せて終わりにします…
ではまた~

161:名無しさん@ピンキー
08/07/15 22:06:14 OvIYYuoO
>>136
分岐スレのお話は「ありえた」話ではあっても
実際は「なかった」話なんですから
キャラが違うのは(ストーリー上)当然のような気がします
芋ルートと光エンドの誠では人格違う(とも思える)んですから
それだって当たり前といえば当たり前
ストーリーのなかでキャラだって成長するものでしょ?自分はそう思います
(っていうのが自分の場合の言い訳なんですが)
加筆修正のこだわりしっかり感じました。GJ
長らくの作品のうぷお疲れ様でした
また充電されて再度起こしになられるのを心待ちにしています

>>160
いろいろなキャラ配置がされていてこれからというところ
「致命的」の意味がわかって、それだけはスッキリしましたが・・
慌てて確認したら2005年1月から施行だったんですね
たしかに根本からかわる
どこか別想定で切り抜けられると良いのですけど

それとは別に3人の掛け合い面白かった
15年立つとあの悲惨な事件も皆それぞれ乗り越えてるものなんですね
いたるも含め明るさが見えてよかった、GJ


162:tyoujiya
08/07/16 08:47:30 2lV8+sLN
118からの続き、乙女視点ストーリーの続きを投下します

その前に
>>121 名無し様
>>123 mark様
感想ありがとうございます。
とにかくこの話では乙女の心情を丁寧に綴っていきたいと思っています。

では・・・



163:tyoujiya
08/07/16 08:48:22 2lV8+sLN

痴漢の件の後も、私と桂の関係は全く変わりなかった。
私は相変わらず桂のことが嫌いだったし、桂がクラス委員なのをいいことに
厄介ごとをみんな桂一人に押し付けていた。
クラスみんなに嫌われてる上、クラスの仕事をみんな押し付けられている桂は
時に辛そうな表情も見せたが、
私はそんな桂を見て、友達と一緒にいい気味だと笑い合っていた。

ただそんな日々の中で桂の方に少し変化が感じられるようになった。
なんと言うか、学校ではいつも暗い表情しか見せなかった桂が、
時々一人でニコニコと笑ってる様子を見せるようになった。
特に昼近くになるといつもどこかそわそわした様子を見せ、
そして昼休みになるといそいそとどこかへ消える。

「最近桂の様子変じゃない」
「男でも出来たのかな?」
「え~、桂に彼氏ぃ~?」
夏美たちは桂の変化についてそんな風に話している。
桂に彼氏か・・・。
私は中学の時からの思いを好きな相手にいまだ伝えられないというのに、
あんなヤツに彼氏が出来るなんて・・・
そう思うとどうにもむかついて仕方がなかった。



164:tyoujiya
08/07/16 08:49:22 2lV8+sLN

学園祭が近づいたある日、
伝統の休憩室をうちのクラス=1年4組に設置するからと、バスケ部の先輩たちに言われた。
うちのクラスの出し物がお化け屋敷と知って隠し部屋を作りやすいと判断されたようだ。
そして私は、設置スペースを空けておくように手配しておくよう頼まれた。

そこで次の日の昼休みに、委員である桂にそのことを話そうと話し掛けたが、
何か別の用事があるような様子で、こちらの話に身を入れて聞こうとする様子がない。
そんな桂に対して私がいらついていると・・

「男なんだ」
「彼氏待たせてるんだ」
と、近くにいたみなみと来実が桂に絡む。
桂は口ごもったまま、しかし否定しようともしない。
私もまたそんな桂を強く問い詰める。

「桂、そうなの? クラスの用事より彼氏の方が大事って?」
その言葉を弱々しく否定した桂は
ようやくこちらの話をちゃんと聞く気になったようだった。

休憩室設置の件についての私の話を聞いた桂は、
出し物の急なレイアウトの変更には無理があると言ったが、
私は学園の伝統なんだからと、強引に押し切り、
その上その全ての責任を桂一人に押し付けた。
こちらの要求を渋々承諾した桂は、弁当を手にしてそのまま力なく教室を出て行った。

でも・・・桂、ちょっと泣きそうだったな・・・。

もともと私は桂の事が嫌いだし、いつも桂に対しては辛くあたっていたが、
今日の私はいつも以上にきつくあたっていた。
彼氏がいることを結局否定しなかった桂にまたむかついたからだ。

でも私には本当はわかっていた。
本当に私がむかついているのは、そんな桂に比べて
ずっと好きな人に告白できないでいる私自身・・・
そのイライラを桂にぶつけて、・・・私って嫌な女だ。

それなのに・・・

「桂泣きそうだったね。いい気味~」
「ふふっ、まったくね」

来実の言葉に笑顔で応える私。
・・・少しだけ罪悪感・・・。
だからその自己嫌悪を振り払うためにも、私は決めた。

よし私だって、振られてもいいから今度こそこの思いを・・・
そう、今度の学園祭で・・・・!



165:tyoujiya
08/07/16 08:49:53 2lV8+sLN

ただ、その数日後、桂に対して抱いた僅かな罪悪感を覆す光景を私は見ることになった。

それは朝の登校時
桂が隣りのクラス=3組の伊藤に親しそうに話し掛けていたのだ。
3組の伊藤・・・、伊藤誠・・・
私の中学から好きだった・・・そして未だに告白できないでいる相手・・・
その伊藤と桂が何で?!

ただ、楽しそうな桂に比べ、一方の伊藤は笑顔でそれに応えながらも、今ひとつ楽しそうには見えない。
そして私はまた七海の言葉を思い出す。
桂は中学の時から誰彼構わず男に媚び売ってちやほやされていい気になってるヤツ・・・。

あいつ、まさか今度は遊び半分で伊藤にちょっかいかけてるんじゃ?

だとしたら・・・

許さない!



166:tyoujiya
08/07/16 08:53:17 2lV8+sLN
その日のホームルームの時間。
本来は当日まで間もない学園祭のことについて話し合わなければならないのだが、
クラスのみんながみんなそんなことはお構いなしにそれぞれ勝手な話をしている。
委員である桂は、困ったような様子で、しかし何も言えずに教卓の前でうつむいている。
ふふっ、いい気味。

かくいう私は、みなみ、夏美、久美といういつもの面子とと一緒に
この学園の女子に伝わる、学園祭における伝統の告白のやり方についての話題で
盛り上がっていた。
でもお互い相手がいないと自虐的に笑いあう私たちだが、そのとき来実が私につっこんできた。

「乙女ちゃんはいるって顔してる」

その言葉に、私はこの前決意した自分の思いを彼女らに明かす。

「いるっていうか、ダメ元で誘うのもありなんでしょそれって・・・」
「ありあり」
「だったら、玉砕覚悟で行ってみるのもいいかなーなんて・・・」

しかし私は今度は告白する相手の名前まで追及されることになってしまう。
いや流石にそこまでは詮索されたくない・・・。
だがみなみらの厳しい追及に
「同じ中学出身で・・・」
というヒントを出してしまったがために、
みなみたちの推理は私の好きな相手の名前を確実に暴き出そうとしていた。
嗚呼、危うし私!

だがその時、
「何見てんだよ」
夏美が桂に向かって言った。
桂がずっとこっちを見ていたらしい

その言葉に対し
「ホームルームだからちゃんと話し合わないと・・・」
と応える桂。
ふん何言ってんのこいつ、話してるのは私たちだけじゃないのに。
ホント、むかつくヤツ。
そしてそれをそのまま言葉にして睨んでやると、桂は悲しそうに私の顔を見ると
黙ってうつむいてしまう。
ふん困ったような顔しちゃって、そうしてれば同情してもらえると思ってんの?
ますます苛々してきた私は、もっと桂を困らせてやろうという衝動に駆られる。


167:tyoujiya
08/07/16 08:53:57 2lV8+sLN

「いいがかりつけられてやる気無くした。桂一人でやればいいんじゃない」
そんなことが出来るわけないと判っていながらそう言うと、桂は悲しそうに私を見つめる。
私はその悲しそうな瞳がどうにも気になってしまう。
いやいや、同情なんて禁物だ。そして私は今朝の伊藤の事を思い出し、更に桂に絡む。

「男に色目使ってばかりいるやつになんて従えないでしょ」
「色目なんて使ってません」
流石に桂も少しだけむっとしたようで私に言い返してくるが、
その反抗的な物言いに私はまたむかつき、今度ははっきり言ってやることにした。

「アンタ、誰にも見られてないとでも思ってんの?
 アンタが、3組の伊藤にちょっかいかけてんの見てんだから」
「あ・・・」
「ほらね。悪いけど伊藤に近づくのやめてくれない? 
 隣りのクラスの男子に色目使わないで真面目に準備やるって言うなら、私らも手伝うし」

そのとき来実が
「伊藤って原巳中出身だよね。・・・そうか、乙女ちゃんの好きな人って」
うわっ、ばれちゃったじゃないの!? まったく・・・、
それもこれも桂のせいだ! あーホントにむかつくわ、こいつ!

と・・桂もその来実の言葉に驚いたような顔をしている。
その時桂が口を開いた

「加藤さんって・・・」

え・・?
だが桂はそのままうつむいて黙りこくってしまった。
何よ?私がどうしたって言うの?

しかし、僅かな沈黙の後、
「あの、加藤さん・・、二人だけで話したいんですけど」
そう言った桂の顔は、どこか思いつめているようにも見え、一瞬私は答えに窮した。

だが・・
「何よ桂私たちとは話もしたくないって言うの?!」
「い、いえ、そういうわけじゃ・・ない・・ですけど・・」
「だったらここで言いなさいよ!」

そう来実たちが口々に桂を攻め立てると、私も
「何の話か知らないけど、こっちにはあんたと二人で話す事なんて無いんだよ!」
と桂の言葉を強く拒絶する。
しかし・・・

「あの、いいからお願いします!」
桂は驚くほど強い口調でそう言うや、私の腕を掴むと、そのまま引っ張っていく。
それは、華奢でいつも体育を休みがちなひ弱な桂の何処にこんな・・?
と思うほどに強い力で、
桂はそのまま私を引っ張って教室を出ると、階段の影まで連れてきた。
て言うかいいのかよ、桂。クラス委員のくせにホームルームをほっぽり出して・・・。
まああのまま桂がいても話し合いになんてならなかっただろうけど・・・。

ともあれ、桂の望むように二人きりになってしまったが、
まあこうなったら話だけでも聞いてやるか。


168:tyoujiya
08/07/16 08:55:20 2lV8+sLN

「まったく、なんのつもりよ。こんなところで・・・
 まあ私としてはあんたが伊藤にちょっかい出さないって約束するんなら
 学祭の出し物にも協力してやるけど・・・」
「加藤さんは、誠くんの事好きなんですか?」

な 何なのよ。学園祭の話じゃなくてそっちの話?
「そ、そういうこと言ってるんじゃないでしょ?」
私はつい剥きになってしまうが、またも思いつめたような沈黙の後に
桂が発した言葉は私にこの上ないショックを与えた。

「私誠くんとお付き合いしているんです」
「な・・・?!」
「誠くんからお付き合いを申し込まれたんで、
さっき加藤さんが言ったように色目を使ったとかそんなんじゃないんです」

その言葉に私は頭の中が真っ白になり

「そ、そんなの信じないよ・・・
 だいいち伊藤があんたなんかと付き合うわけ無いじゃないっ」

そう言うのが精一杯だった。
桂はそんな私をまた悲しそうな目で見つめると、言葉を続けた。

「加藤さん、私一学期から加藤さんにずっと辛くあたられて、
 正直言うと加藤さんの事、嫌な人だなって思ってました」
「え?」
「でも、あの時、加藤さんが痴漢から私を助けてけれた時・・・」
「そ、そのことは口にするなって言ったでしょ」
「は、はい。ごめんなさい。
 でも、私、それで加藤さんを嫌な人だって思ってた自分を恥じて・・
 本当は加藤さんは、困っている人を放っておけない、いい人なんだって・・・」
「やめなって言ってるでしょ!!」

私はつい声を荒げるが、桂はそんな私に気圧されながら更に言葉を続ける。

「ご、ごめんなさい・・・。
 でも私、だから・・・もし加藤さんが誠くんを好きなら、
 私が誠くんと付き合ってることで加藤さんを傷つけてしまうって・・・、
 そう考えると辛くて・・・

 でも、ダメなんです。
 もう私どうしようもないくらい誠くんのことを好きになっていて・・・
 だから・・・」

桂の声はいつの間にか震えていた。

「ごめんなさい!」

桂は搾り出すような声でそう私に謝ると、泣きそうな顔を背けて教室の方へ走り去った。
私は一人残され、呆然と立ち尽くす。


169:tyoujiya
08/07/16 08:55:58 2lV8+sLN

と、その時

「乙女、気にすること無いよ」
と、みなみ、夏美、来実が現れる。3人ともついてきて私と桂の話を聞いていたのだ。
「桂のヤツ、乙女ちゃんが伊藤の事好きだって知って意地悪言ってるんだよ」
「そうそう、あんなヤツ、ちょっと見てくれがいいだけでよほどふらふらした男じゃなきゃ、
 本気で好きになるわけ無いって」
「ほんと、桂って嫌な奴だねー」
口々に私を元気付けるようにそう言う3人。
でも・・・。

「で、でも桂、伊藤につき合い申し込まれたって言ってたし・・・」
「ばかねー、乙女。あんなやつのいうこといちいち信じてるの?」
「そ、そんなことないけど、でも私今朝、桂と伊藤が話してるとこも見てて・・・」
「それだ! 桂のヤツ今度は伊藤を、いつもの男遊びの相手に目をつけたんだよ。
 それで乙女ちゃんに釘を刺して・・、それもあんなしおらしい振りしちゃってさ。
 ホント、むかつく奴!」
「そ、そうかな・・・」
「乙女、しっかりしなよ! 
 学祭で告るんでしょ! 桂なんかのハッタリで二の足踏んだりなんかしたら
 私たちが容赦しないんだからね!」

 口々に私を励ましてくれるみなみたち3人。
 私はこの時、彼女らの友情を本当に嬉しく思った。
 
 でも桂の言う事は本当にでたらめだったのかな?
 もしみなみたちの言うとおり、私への嫌がらせであんなことを言ったんなら・・・、
 本当に伊藤に遊び半分で手を出そうとしてるなら・・・

 絶対に許さない!

 そう思いながらもさっきの声を震わせて私に謝る桂の泣きそうな顔が脳裏から離れなかった。




170:tyoujiya
08/07/16 08:56:25 2lV8+sLN

だが、それから数日を経たある日を境に桂の様子が変った。

時おり見せていた笑顔は全く見られなくなり、
以前にも増して暗い表情となって、瞳にも生気が無くなったかのようだ。
授業開始終了時の号令をかけるのも忘れることもあり、
昼近くになっても、以前はそわそわと嬉しそうにしていたのが、
ただ憂鬱そうな様子で、昼休みになるととぼとぼと力なく教室から出て行く。

「なんか最近桂の様子おかしくない?」
「例の彼氏に振られたとか?」

そうなのかな? 
その彼氏ってやっぱり伊藤だったのかな。
まあ伊藤にしろ他の誰かにしろ、もし桂が振られて、それで最近元気がないんだったら・・・、だとしたら・・・

-ざまあみろ





171:tyoujiya
08/07/16 08:57:32 2lV8+sLN
-以上です。
読んでいただければわかるように原作某シナリオとシンクロしてます。
長い割に地味な展開になってしまいました。
もちろんまだ続きます
次回の投下まではまた、かなり間が空くと思いますが、
今回よりはストーリーにうねりが出せればと思ってます。
どうぞ宜しくです


172:名無しさん@ピンキー
08/07/16 21:10:20 uWyS7rub
>171
乙彼。
続きの投下を楽しみにしてます。

>>170ラストの
>
>-ざまあみろ
がイイ。
いかにも「らしい」一言ではないかと。

173:SINGO
08/07/17 02:08:16 yD2RxQkU
どうも先輩がた。
ギャグ、シリアス、18禁エロ、シモネタと一通り書いてきたんで、
今回は未来編、卒業後の話に挑戦してみました。
ので、投稿します。

モチーフは、PS2版の澤永光夫婦と墓参りEnd。
あと、自作の二世とか登場します。


【破局に向かって】番外編

    出演
伊藤誠   西園寺世界
澤永泰介  黒田光
田中    清浦刹那
ほか

174:SINGO
08/07/17 02:10:02 yD2RxQkU
【破局に向かって】番外編

光「刹那?やっぱり刹那!久しぶり~」
刹那「え?もしかして光?」
光「刹那、全然変わってない(成長してない)わね~。一目で判ったわ」
田中「黒田さん、綺麗になったな。それに凄く大人っぽい」
泰介「よう。相変わらずデカイな。また背、伸びたのか?」
田中「どうも。はじめまして。田中といいます」
泰介「おい!」
誠「さすが泰介。友達から他人に格下げされてるよ」
世界「あはは。澤永、ただ者じゃないわね」
誠「ただ者以下だけどな」

榊野学園を卒業し、5年ぶりに(偶然にも)再会した黒田光は、澤永泰介と
一緒に歩いていた。腕に赤子を抱いている。
刹那「光に似て、可愛い」
田中「父親に似なくて良かったな」
泰介「おい!」
刹那「名前、何ていうの?」
泰介「航介ってんだ。いい名前だろ?航空とか航海のコウ」
田中「後悔先にたたずのコウか」
泰介「おい!」
光「光と書いて、光介って案もあったんだけど」
誠「……」
世界「どうしたの?誠」
誠「やっぱりというか、それしかないというか。泰介、黒田と結婚したのな」
世界「アノおまじない、光には効果あったのね」

一方、刹那と田中は、小学生くらいの子を連れていた。
泰介「それよか、田中の子、やけにデカくね?」
光「お名前、なんて~の?」
刹羅「たなか せつら。5さい、です」
田中「羅刹にしたかったんだが、ダメ出しされてな」
光「アンタ馬鹿ぁ?」
泰介「5年前ってーと…そうか、清浦。田中を逆レイプして出来た子か」
刹那「言わないで」
何か複雑な事情(と情事)があったらしい。
刹那「そのフレーズ、顔を会わすたびに言われそう」
田中「そうだな。刹那さん、いまだに『攻め』だし……あ」
田中が口を滑らせた。
刹那「わぁ馬鹿!!」
光「…マジ?」
泰介「お前、どんだけ奥手なんだ?もと柔道部エースのくせに」
世界「……」
誠「世界、どうした?」
世界「いまだに信じられないな、って。刹那が田中とくっついた事が」
誠「そんなに意外か?クラス委員で結構、仲が良かっただろ」
世界「誠、鈍感。刹那はね……やっぱ何でもない」
誠「…?何がだよ?」
世界「お似合いって事。田中、硬派で紳士だし。少なくとも誠より数百倍は」
誠「るっせ」


175:SINGO
08/07/17 02:10:50 yD2RxQkU
《ピュアバーガー》
刹那「そういえば、七海は今どうしてる?」
光「あ~。ソレなんだけどさ。七海、彼氏とモメたらしーよ」
刹那「えと…花山院先輩だっけ?」
光「うん。その先輩、家庭教師やってたでしょ。教え子と二股かけてたのよ。
で、孕ませたのが七海にバレちゃって」
刹那「うわ」
光「その教え子が、よりによって七海の妹の…」
刹那「…!卯月ちゃんて、確か…」
光「うん。先輩、7つも年下の子と付き合ってたのよ。卯月ちゃん、今は18
だけど、11の頃から肉体関係あったらしーわよ」
刹那「目を覆いたくなるような数字ね」
田中「凄い歳の差カップルだな。てか犯罪だ」
泰介(見た目だけなら、お前ら夫婦もスゲー犯罪なんだけど。身長差50cm
以上のカップルって、ヤベーよ)
刹羅「ねえママ、なんのおはなし?」
刹那「…えと、ゴメンね。ママにも判らない」(大嘘)
世界「まったく最低よね、男って生き物は」
誠「俺を見ながら言わないでくれ」

光「刹那。これから、どーすんの?」
刹那「えと、それは…」
なぜか口ごもる。様子が変だ。
すると、代わりに子供が答えた。無邪気に。
刹羅「おはかまいりです」
なら、なぜ口ごもる?もし親族の墓参りなら、口ごもる理由が無い。
光「…あ」
光は、その意味に気付いた。
泰介「ああ、そうか。あれから、ずいぶん経つよな…」
泰介も気付いたようだ。

7年前。
伊藤誠と桂言葉の交際は、意外な形で破局を迎えた。
西園寺世界は、キューピッド役の筈だった。だけど、誠への恋心を抑え切れず。
そんな世界を誠が受け入れて、そこから生まれた三角関係。
それから、どんどん収拾がつかなくなって。
そして迎えた最悪の結末。

泰介「嫌な事件だったな、アレは」
光「ホント。伊藤がしっかりしてれば、こんな事にならなかったのに」
泰介「まったくだぜ」
誠「…うう」
田中「よせ、二人共。子供の前で」
刹羅「ねえママ、なんのおはなし?」
刹那「……」
世界「ホント。アレは誠が悪い」
誠「反省してるよ。返すコトバも無い」


176:SINGO
08/07/17 02:11:27 yD2RxQkU
気まずい雰囲気。
どうにも居心地が悪い。それを打ち破ったのは、光の赤子の泣き声だった。
田中「刹那さん。そろそろ行こうか。彼女が待っている」
刹那「ん。光、澤永。一緒に来る?」
光「ごめん。行きたいのは山々なんだけど、多分、私にはその資格、無いと思う」
泰介「俺も。会わす顔がないな。あの時、俺達は何も出来なかったからな。
今、俺が行っても、親友の聖域を汚すよーなモンだ」
誠「泰介…まだ俺の事、親友だと思ってくれてるのか?ありがとう…」
世界「誠、泣いてるの?」
刹那「じゃ、私達、行くから。七海にもよろしく言っといて」
光「うん。バイバイ。また今度、ゆっくり話そ」

刹那達が去った後、澤永夫婦は赤子をあやしながら、
泰介「なあ光。あんな事言ったけど、本当は…」
光「いーのよ。二人の死を悲しむ資格があるのは、多分、刹那だけだから」


《模手原坂下 共同墓地》
刹那と田中(と刹羅)の前には、
【西園寺家 之 墓】
刹那「久しぶりね世界」
田中「俺の事、覚えてるか?」
刹那は世界の墓に花束を。そして、田中は線香を供えた。
合掌、暫くの黙祷。
ただ刹羅だけが、不思議そうに両親と墓を見比べていた。
やがて、
刹那「じゃ、行こ」
刹羅「うん」
田中「伊藤の墓は…確か東原巳だったか?」
墓地をあとにする三人。

世界「ねえ誠。私達、いつ許されるのかな?」
誠「さあな。許されちゃいけない気もするよ。俺は清浦との約束を破った」
二人が許されるには、刹那の願いを叶えるしかなかった。
世界は、刹那のぶんまで誠を愛する事。
誠は、刹那の代わりに世界を守る事。
すでに、その機会は永遠に失われている。
そう。誠は世界を棄てた。世界は自分を棄てた誠を刺殺し、自身も破局を迎えた。

誠「清浦を裏切った。俺達は償い続けるしかないんだよ。あの世で」
世界「うん。桂さん、あっちに逝るはずだから、今度こそ三人で仲良くしよ」
あの世で。
誠「ああ」
そして二人は、一陣の風にかき消された。

   Ghost End


   キャスト
伊藤誠   西園寺世界
澤永泰介  田中
澤永光   田中刹那
澤永航介  田中刹羅


177:SINGO
08/07/17 02:12:26 yD2RxQkU
終わりです。
コレはシリアスに分類されるのかな?番外編といいつつ、密接にリンクしてるし。
あと、どっかのネタであったようで、パクり臭い。

破局に向かってシリーズでは、桂言葉のポジション、最後まで空気でした。
田中のポジション、どうあっても刹那に逆レイプされるのね。
このカプコンビ、大好き。
泰介は…お馬鹿でナイスガイのポジションが良いな。
レイパー定着は、実は私は好きくない。他にも利用価値あるはず。
引き立て役とか、かませ犬とか、サンドバッグとか。
誠は…サイテー。うらやましいから死刑ね。

178:スクイズアフター
08/07/17 12:30:04 f+zFp4/v
>>161
まあ要望があれば書いてみたいですが…
もしかするとここよりブログで書く方が良いかもしれない
まだブログの引っ越しすらままならないからなあ~いつになるやら
感想ありがとうです

>>177
番外編…最終章と言うべきか?
でも最初混乱したけどなるほど幽霊な訳ね~
しかし言葉がいないのは彼女だけ生きてるとか?
それとも…誠は殺しはしてないから天国?
世界、言葉は地獄?
でも田中×刹那は惚れた方が弱い法則が良いかもね~

179:SINGO
08/07/17 18:08:00 yD2RxQkU
混乱誘発は仕様です。
誠と世界のセリフをカットして読み直すと、違和感が無くなります。

言葉の生死はともかく、本人はこの世に未練ないでしょ。すでに成仏?
ヤリチ○誠は地獄逝きで確定。
アニメ裏話だと、誠を刺殺するシーン、一回殺しただけじゃ気が済まない
って声優さんがリテイク要求して、計三回も刺殺やり直したらしいっす。

【一発ネタ】
世界、誠の腹に包丁を突き立てる。
世界「ひどいよ!私を棄てて、自分だけ桂さんと幸せになろうなんて!」
溢れる血。
誠の脳裏に、次々と流れる走馬灯。

その走馬灯すべてが泰介(しかもビキニパンツ一丁)。
誠「うおぉー!こんな走馬灯、嫌だー!やり直しを要求する!!」

終わらない

180:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:51:53 e3MtrOyM
予告どおり言葉(♂)×泰介(♀)もの完成したので投下します。
泰介の名前を転換後は泰子としています。
どうせなら誠も女の子の名前らしく真琴にすればよかったかな?

これから投下しますが、「散る泰子」2のほうはスカトロありなので
苦手な人はスルーして下さい。

181:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:53:32 e3MtrOyM
「散る泰子」1

「澤永さん。たっぷり可愛がってあげる。」
私は今桂さんに犯されようとしている
私の名は澤永泰子。元は澤永泰介という名前だったが、女になったことで若干変更した
私を犯そうとしている桂さんも女の子から男の子になった
私は1ヶ月ほど前桂さんを押し倒して犯した
桂さんは初めてだったみたいでかなり痛がっていた上に、本当は誠にされたかったみたいだ
お互いに性が転換したことで立場が逆転した
「僕が女だったときに押し倒して犯して傷物にしてくれたね。今度は僕があなたを
 犯して女にしてあげる。」
「や・・・やめて・・・。」
「すぐに気持ちよくなるよ。」

ズブッ

「ぎゃああ・・・」
「澤永さんのアソコきついね。でもまだ奥まで入っていないよ。」
言葉は強引に奥まで入れた
泰子の股から血が流れてきた
「澤永さんとひとつになったね。」
「ああ・・・痛い・・・。」
「じゃあ腰を動かすよ。」
言葉はピストン運動を開始した
「い・・・痛い・・・やめて。」
「口では嫌と言っていても体は喜んでいるんでしょ。」
言葉はさらに激しく腰を動かし始めると泰子の体にさらに激痛が走り
泰子は泣き出してしまった。だが、止める気配はない。そして
ドビュドビュ・・・

182:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:54:10 e3MtrOyM
「澤永さんの体にたっぷり僕の精子注いだね。」
「うう・・・。」
「じゃあまたするよ。」
言葉は再びピストン運動を開始した
動かすたびに泰子の膣から血液と精液が流れる
「痛い・・・やめて・・・。」
2回目でも痛みのほうを感じていた
しばらくするとまた射精したものの、また再びピストン運動をし
合計5回中出しした
行為終了後に言葉がチンポを抜くと泰子の膣から血液と精液が流れ出ていた

言葉はとりあえず泰子の膣をきれいに拭くと泰子を産婦人科に連れて行った
「今日はどうしましたか?」
「この子レイプされちゃったみたいで・・・。」
「じゃあ今から妊娠しないように膣を洗浄して精子を殺しますので
 こちらの診察室に来てください。」
レイプしたのは桂さんだろというツッコミはさておき泰子は診察室に向かった
下半身裸となって開脚式の診察台に座った
「今から膣を洗浄しますのでしばらくそのままにしてください。」
膣洗浄したあと、膣があちこち傷ついているのでその治療もした
処置終了後
「とりあえずこれで妊娠の可能性はないと思いますが、もし体調不良になったらまたきてください。
 あと、妊娠したくないのでしたらピル処方をおすすめします。」

「桂さん、わざわざ病院まで連れて行ってくれて・・・。」
「本当なら澤永さんには妊娠しているかどうか不安な日々を送ってもらいたかったけど
 妊娠していたら責任とれないからね。」
「・・・。」
「でも、これでレイプされた女の気持ちわかったでしょ?」
「うん・・・。」
「じゃ、これからもHしてもらうよ。」

(完)

183:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:55:04 e3MtrOyM
「散る泰子」2

あれからもう2週間ほどが過ぎた
泰子は言葉とHした翌日にはピル処方のための検査を受けピルを処方してもらった
その後言葉とは何度も肉体関係を重ねていったが、言葉は一方的に泰子を犯して
泰子には出来るだけ快感を感じさせないようにしていた・・・

ピンポーン
「澤永さんどうぞ。」
「おじゃまします。」
この日は言葉の家に来た
そして言葉の部屋に向かった
「それじゃ澤永さん脱ぎなさい」
2人は裸になった
「澤永さんのアソコ濡れているね。じゃあ入れるよ。」
「ああ・・・桂さんのチンポ入ってくる・・・。」
すぐに合体し、ピストンを開始した
「ああ・・・気持ちいい・・・」
「澤永さんよほど気持ちいいんだね。自分から腰を振るなんて。
 もう僕のHになれてきたね。」
しばらくすると
ドビュドビュ・・・
「ああ・・・桂さんの精液・・・」
「澤永さんはマンコのほうはだいぶ開発したから今日はお尻を開発しようか。」
「そんな・・・うんちする穴に入れるなんて。」
言葉は泰子を無理やり四つんばいの状態にした
「それじゃ入れるよ。」
ズブッ
「い、痛い・・・。」
「お尻の穴の締め付けは最高だね。」
しばらくすると
「全部入ったね。」
言葉はピストン運動を開始した
「痛い痛い・・・やめて・・・。」
「お尻は慣れるととっても気持ちいいんだよ。」
ドビュドビュ・・・

184:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:56:13 e3MtrOyM
「射精されてる。まるで浣腸されているみたい。」
「じゃあまた動かすよ。」
再びピストン運動を開始しはじめ
「痛い痛い・・・うう・・・。」
泰子は苦痛だけを感じていた
何度も射精された後
「はあはあ・・・。」
「気持ちよかったでしょ?」

泰子の体は悲鳴を上げていた
「ト、トイレに行かせて。」
「ここでしなさい。」
言葉はどこから持ってきたのかおまるを持ってきた
「なぜおまる・・・。」
「嫌なの?」
「わ、わかりました。」
泰子はおとなしくおまるを使うことにした
とてもトイレまで我慢できそうにない
ぶりぶりぶり・・・
「この年になっておまるで用を足すなんて。泰子ちゃんは赤ん坊ですね。」
「・・・。」
かなりの羞恥プレイだ
泰子が用を足した後
「せっかく僕が腸に精液注いだのに出すなんて、おしおきが必要ね。」
言葉はチンポを再び泰子のアナルに入れた
排泄したことで泰子の尻は濡れていたのですんなり入った

185:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:56:46 e3MtrOyM
射精後
言葉は泰子を浴室まで連れて行った
「体をきれいにしようね。」
「・・・。」
「まだセックスの余韻にひたっているようね。」
「・・・。」

体を洗った後
「どうだった?アナルされた気分は?」
「まだお尻が痛い。」
「でもこれで両方の処女を奪ったね。」
「私が男だったときはアナルに入れなかったのに・・・
 意地悪・・・。」
「ごめんね。今度から優しくHするね。」
「うん。」
「それじゃ明日ね。」

(完)

186:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/17 20:57:33 e3MtrOyM
今回は以上です。

187:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:09:01 6C59ZPWP
>>179
バスタードネタか
(魔道剣士カイが操る怪鳥コカトリスの石化ガスで石に変化する
主人公ダーク・シュナイダー、しかし変な態勢ポーズ
だったので、やり直し要求の魂の叫び、カイ思わずズッコケ)

188:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:20:07 WQ4ukQhZ
>>171
>今回よりはストーリーにうねりが~

今回は次回へのつなぎなんですよね
期待してます

伊藤との付き合いを言及された乙女の葛藤
&言葉の空気読めてない部分が秀逸でした



189:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:25:41 WQ4ukQhZ
>>177
一応1レス目で読み取りました(ゴーストの会話)が、
世界と誠のセリフが隅ではなくまんなかにちりばめられてたらやばかったかも(笑
でも、SINGOさんのSSを読むと設定が重要なのを再確認させられます
自分ももっと練りこまないといけないなぁ  
文句なく面白い、刹那の大人の事情ぶりが一番笑ったGJ

190:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:25:43 YtOf57kY
>124 (mark様)
こういう作品を待っていました。
エロを入れると、大抵、肝心のピローが薄くなるか、分量が増えて間延びした感じになるのですが、
これは、読みやすい分量にまとまりつつ、中身は濃い。しかも、らぶてんこ盛り。
GJです。
ほぼラス作品というのが、何とも惜しまれてなりません。

>152 (スクイズアフター様)
時効改正…。無念としか言いようがありませんね。
まあ、パラレルワールドと割り切って続けるのも、十分アリと思います。
というか、せっかくの力作。お蔵入りは勿体ないの極みです。

>163 (tyoujiya様)
これはまた、テイストの変わった、読みごたえある作品が来ましたね。
不憫な言葉に、痛々しい乙女と、誰も幸せそうでない異色作。
続きを読みたいような、読みたくないような(笑)。
それにしても、原作は、アニメ・ラジオ共に終了して久しいですが、
気鋭作家はいるのですね。

191:名無しさん@ピンキー
08/07/17 23:17:02 YtOf57kY
>174(singo様)
幽霊という設定は、読めなんだ。
いい意味で、してやられた(笑)。

192:SINGO
08/07/18 18:25:42 u7RvqOI6
SINGOです。
過大なる評価、どうもです。
Ghost Endは、いくつかヒントをばらまいておきました。
誠と世界が、皆の会話の輪に入ってない所とか。
てか、原増す誠に子供がいない時点で、読者の誰もが変だと疑うでしょ。


私が設定を重視したのは、読者の皆さんから突っ込まれたくないからです。
でも、ここは「Ifもしも」の世界ですから、設定なんてのは、無視したいっすね。
特に、斬新・予想外なものを出したい私にとっては。
うちの田中は設定無視しまくりですが。


193:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/18 20:14:38 qlCyNhmd
「散る泰子」3

「澤永さん、今日もしてあげる。でもその前に・・・。」
「んむっ。」
言葉はいきなり泰子にキスをした。しかも舌を絡めて
その上、アソコを愛撫してくれている
その舌を絡めたキスは15分ほど続いた
アナル開発以来言葉は泰子に対して優しくHするようになった
「ぷはっ。」
「もうかなり濡れているね。入れるよ。」
ズブッ
「ああっ・・・入ってきた・・・桂さんのチンポ。」
いつものようにピストン運動したが、もう少しで射精しようかというところで抜いた
「あれ・・・なんで射精する前に抜くの?」
「今日はね、特別ゲストがきているの。その子が澤永さんを抱いてくれるのよ。」
ドアが開いた
「おじゃましまーす・・・って泰子?」
「誠?」
「誠くん、いらっしゃい。」
「言葉と泰子、2人とも裸?」
「今澤永さんとHしていたの。私が澤永さんを開発しておいたから、たっぷりしちゃって。」
誠は裸になった
「泰子、入れるよ。」
「うん。入れて。」
誠と泰子が合体した
「泰子の中あったかいな。」
「さっき桂さんがしてくれたから。」
「それにしても泰子は言葉とやりまくっているな。」
そんな会話をしているうちに
「ああっ・・・いい・・・誠。」
「俺もだよ・・・泰子。」
しばらくして
「泰子・・・イキそう・・・。」
「中に出して・・・。」
ドビュドビュ・・・
「はあ・・・誠の精液が私の膣に・・・。」
「泰子・・・気持ち良かった?」
「うん、もっとして・・・中に出して。」
「泰子ってかなり淫乱な女の子だね。それじゃ2回戦開始するぞ。」
再びピストン運動を開始し
「ああっ・・・誠・・・かなりいい・・・。」
(誠のチンポは桂さんのに比べると小さいけど・・・まるで女の子と会話するようにセックス
 してくれる・・・。ちゃんと女の子のことを考えてくれる。)

194:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/18 20:15:34 qlCyNhmd
その後、誠は3回中に出しチンポを抜いた
「誠、お願いがあるの。」
「なんだ?」
「私のお尻にも入れて・・・私の腸を誠の精液まみれにして。」
「おい言葉・・・そんなことまでさせているのか?」
「うん。澤永さんを徹底的に調教したのよ・・・。」
「・・・わかった。入れてやる。」
泰子は誠のほうに尻を向け四つんばいになった
誠は泰子のアナルに自分のチンポを入れた
「ああ・・・誠のチンポが腸に・・・。」
「アナルのほうもだいぶ開発されたんだな。」
「うん。」
「じゃあ動かすぞ。」
誠はピストン運動を開始し
「ああ・・・腸を刺激されている・・・いい。」
「泰子、僕も気持ちいいよ。」
しばらくして
ドビュドピュ・・・
「ああっ誠の精液で浣腸されている・・・。」
誠がチンポを抜こうとすると
「まだ抜かないで、もっとして・・・。」
「泰子・・・相当のMだな。」
この後数回出した

「はあはあ・・・誠。」
「泰子・・・よっぽど気持ち良かったんだな。」
誠は泰子を浴室に連れて行き
「泰子、体を洗ってやるぞ。」
「うん。」
「それにしても、言葉の調教は激しいんだな。」
体を洗った後、泰子をベッドに運んだ
泰子をベッドで休ませ、誠は言葉を廊下へと連れ出した
「言葉・・・ちょっとやりすぎじゃないか?」
「誠くん、澤永さんは喜んでいるのよ。」
「でもな・・・まあマンコのほうはいいかもしれんがアナルはあまりやりすぎると
 いずれ泰子の体に異変が起こるぞ。」
「そうかな・・・。」
「とにかくアナルは控えろ。」
誠はしばらく言葉に説教をすると帰っていった

195:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/18 20:16:25 qlCyNhmd
そして・・・
「う~ん・・・あれ、誠は?」
「帰っていったよ。」
「そう・・・。」
「僕、誠くんに説教されちゃった。もっと澤永さんの体のことをを考えろって。」
「誠・・・。」
「これからはアナルはできるだけ控えるね。」

数日後
泰子はオナニーをしていた
「はあ・・・誠・・・。あれなら女の子にモテるのも無理はないな・・・。
 セックスのときに女の子のことをちゃんと考えているし・・・。
 私が男だったときはただ欲望を満たすだけのセックスしたからな・・・。
 桂さんが誠のほうを見ていたのも無理はないな・・・
 それに最近は西園寺さんと仲良くしているし。西園寺さんはかなり
 気持ちいいセックスしているんだろうな・・・。」
そんなことを考えているうちに
「誠・・・イク・・・。」
・・・
「ハアハア・・・誠・・・恋人は無理でもセックスフレンドになってほしい。
 私を見て・・・。」

(完)

196:名無しさん@ピンキー
08/07/18 22:35:12 6GgwgXEl
なんかもうただスクイズキャラの名前使っただけの変態エロ小説だな。
いい加減自重しろよ。

197:名無しさん@ピンキー
08/07/18 22:58:18 tKlMYPj7
GJ!変態エロでもどんどん投下して下さい。

198:名無しさん@ピンキー
08/07/18 23:39:22 hb/VGveN
>>196
自重という言葉を辞書でひくこと推奨w

199:名無しさん@ピンキー
08/07/19 00:30:29 H/Irgtpq
女体化シリーズはもうお腹いっぱいです
もういいよ

200:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/19 00:50:39 +GZNyb1f
どうやら不評のようですね・・・。

201:名無しさん@ピンキー
08/07/19 01:19:03 MExJAOCm
>>200
愛憎表裏 
だから気にすることは無いが、
そのあたりに反応すると、荒らすやつを勢いづかせるだけだよ 
バカはほっとけばよい

202:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:08:52 H/Irgtpq
まあ理由も書かずにダメ出しってのは意味不明なので、書いときます

・女体化ってのは肯定派と否定派にはっきりと分かれるものである
 投下している作者は否定的な意見が来るのも覚悟して投下すべき
 
・キャラを掴めてなさすぎ
 原作通り(そこまでいかずともある程度近づけて)に書かないと
 乱暴な言い方をすれば、ただ名前を借りて好き勝手に書いているようにしか見えない
 お気に入りのキャラが理解不能な言動をしたり、行動をすれば誰だって首をひねる

自分が気になったのはこの二点


あ、それと、少しでも批判的な意見を書き込めば荒らし扱いというのはどうかと思います

203:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:32:07 VntQQSYL
>>202
同意。
キャラを無視するならここに投下する必要なし。

204:tyoujiya
08/07/19 06:13:09 gyWfmKd6
どうもです。
感想書き込んでいた皆さん、ありがとうございます。
続きはしばしお待ちを(汗

で、ココで話題になってる件ですが、
物語を綴るためのエロ、或いはキャラクターを描くためのエロなら
許容すべきですが、
ただエロを描写するためののためのエロ描写は
レスの趣旨から外れると思われます。

もちろんどちらかという判断は、書き手と読み手双方に委ねられるわけですが






205:名無しさん@ピンキー
08/07/19 09:55:22 MExJAOCm
>>202
・少しでも批判的

自分の書き込みを見ればいい。
建設的な理由もかかず吐き捨てるような書き込み。
後になってから慌てて理由を書き込んで正義面ですか?笑わせますね。
これを荒らしといわずしてなんというのでしょう。
さらに「否定的な意見も来ることを覚悟」といいますが、
否定したい「だけ」なら読まなければいいでしょう。
スルーって言葉も知らないのですか?
意見が来るかもしれないことは確かですが、
そういう書き込みが正当化されるかどうかは別物ですよ。

・キャラがつかめなさすぎ

そういう批判は問題ないでしょうね、なら一歩踏み込まないと
「掴めていない」って書くのは簡単、自分ならどう書くか、表現するか書いてみるべきでしょ?
非難するだけなら簡単ですよ 読むだけですからね。
そこまで言うなら書いてみたらいかがですか?

>>203さんにも贈ります

206:名無しさん@ピンキー
08/07/19 10:06:16 MExJAOCm
>>204
>エロを描写するためののためのエロ描写
>スレの趣旨

一応ここってエロパロ板なんですよ。
二次スレは原則一作品一スレであることを考えると、投下先を奪うことになる。
(参照: URLリンク(yomi.bbspink.com) )

仮に分岐ストーリーということに限定するとした場合、
萌えを主体とした日常ひとこまの短篇SSも、
『分岐ストーリーではない』といことではみ出ることになりますね。
私としてはかなり困る事態となりそうです。


207:tyoujiya
08/07/19 11:02:06 gyWfmKd6
>>206
うーん、ちょっと誤解があるようですね。

別に自分は
エロに終始する作品であっても
短編SSでも構わないのですよ
先にも書いたように物語を綴るため、
或いはキャラクターを描くためのものなら。

実際206さんの言う「萌えを主体とした日常ひとこまの短篇SS」も
そう言う目的のものだと思います。


ただ、ここに書かれた批判の中にもあったように
スクイズキャラの名前使っただけ
キャラを無視
でエロのみを書く事を目的としたものは批判されてもやむなしということです。

で、もう一つお断りしておくと自分は
500 ◆kXZDMIdjKo 氏の作品を批判しているわけではなく、
あくまで一般論として述べています。

何せ自分も女体化は苦手なんで氏の作品は読んでませんので(苦笑

そんなわけで苦手ならスルーするのはやはり基本で、
>>199
のように自分が苦手だからと言う理由だけで全否定というのは
あまり感心しません。

208:名無しさん@ピンキー
08/07/19 11:43:22 6Csqgiom
誠や泰介を性転換してレイプされた女性の気持ちを体で感じてもらうSSを待っていた者としては
500 ◆kXZDMIdjKo 氏の「散る誠」や「散る泰子」シリーズは非常によかった。
ただ、>>187-192を見ていると最近投下したばかりのSSであるにもかかわらず500 ◆kXZDMIdjKo 氏の作品に
GJとか乙とか言った書き込みがないところを見ると>>202の意見に同意せざるを得ない。
ただ、>>187-192はちゃんとスルーしているので>>196>>199のような書き込みはやめたほうがいいと思う。

209:SINGO
08/07/19 12:30:06 iYjkKHpc
みんな仲良くしてよ。

キャラ無視は確かにマイナスだど、キャラを掴みきれてないだけなら、不可抗力だし。

エロSSの先陣切った私としては、流行させてしまっ責任を感じる。
複雑な気分。他人事では済まされません。

女体化は、当初は斬新で予想外。私の拒絶感は小さかった。
あえて改善点を挙げるなら、
ばらまき早漏をやめて、一発一発を濃厚にし、前戯にもを力を加えると、
それだけでかなり印象がアップする(と思う)。
ストーリーは、お好みのままに。
あと泰介はキャラそのものが不人気。両刃の剣です。

210:名無しさん@ピンキー
08/07/19 14:35:40 2rI4oY47
>>207
そもそもここはエロパロ板内のスレなんですってば。
スクールデイズの作風からして、エロなし物語重視もありだとは思いますが、
エロ(のみ追求作品)を否定するのはそもそも論としておかしいのです。
また『キャラを無視』というけれど、性転換の話というのは、
例えば、性転換させることで立場がかわり、泰介が気がつかなかった部分に気がつくなどすれば、
十二分にキャラクターや物語を掘り下げる題材になりうるわけです。
考えようによっては、初期設定の多くを切り捨てるわけで、
むしろキャラクターの性質のみに焦点を当てる行為(描くにはリスクが大きいけれど)ともいえる。
この作品でも>>195のラスト11行部分なんてのは享楽的で、オーバーフロー的でありすぎると言ってもいい。
好みの差をいわれる事はあっても、否定されるべきものとは思わないですね。
むしろ斬新なアイデアでGJだと思う。(GJと言えと言っているわけじゃないですよ。)

>エロのみを書く事を目的としたものは批判されてもやむなし

この表現ですでに、個人的な枠にはめ込んでいると思います。
エロだけと感じるか、そうでないかは読む側に委ねられますが、
ある人が、そう感じたからと言って皆がそう受け取るとも限らない上に、
たとえ皆がそう感じたとしても、それを否定することはおかしい(板の性質上)わけです。
エロが不快であればスルーすればいいわけで、
それをあえて批判・批評する場合、する側にも相応の素養・資質は必要かと思います。

最後に、
スレ(スレでいいんですよね?)の趣旨ということを再三おっしゃいますが、
「スレの趣旨」っていったいどういうものなんでしょう?
私には、板趣旨に矛盾したスレ趣旨を設定しておられるようにしか思えません。

>>208
>188,189は私ですが、スルーしたというよりは
感想を書くのが難しくて見送ったというのが正しいですね。
書く側と同じ労力というわけにもいきませんが、
せめて感想をかくなら、納得するところまでは読んでおきたい。
おざなりに読んで、「納得」せずに感想を書くのは失礼ですから。
そういう意味で、難しいと思った作品であったのは間違いありません。


211:tyoujiya
08/07/19 15:15:41 gyWfmKd6
>>210
なんかまだ誤解があるみたいですね。
別に私はエロも性転換も特定の作品も、いずれも否定していません。
性転換モノも苦手と言ってるだけで。

で、自分の言う「スレの趣旨」ですが、
タイトルが「スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ」
である以上、スクイズのイフストーリー、
もしくはスレの当初からの投稿状況を踏まえて
広義でスクイズの二次創作の投稿の場と考えるのが妥当と思います。
しつこいようですがそこにエロはまったく否定してません。


ただし、スクイズの二次創作であることを目的とせず
エロのみを書く事を目的としたものは批判されてもやむなし
と言ってるのです。
無論これもしつこいようですが特定の作品の批判として言ってるのではなく
飽くまで一般論です。


で、とりあえずこれ以上は荒れそうですし、
自作の続きにもそろりと取りかかりたいので
とりあえず自分からの書き込みはここで終わりとします。
これでもしまだ誤解が消えないとしても、自分の語彙不足と思って諦めます。

212:名無しさん@ピンキー
08/07/19 18:13:14 isHdLswI
ショートネタ23
(表記を忘れていましたが、21の語り手は海上保安庁職員、22の語り手は西園寺世界です)

語り手:西園寺世界

海岸で桂さんと話を終え、一人残っていた誠を殺めた私。
込み上げる何かから逃れるように海岸を後にした私は、いつの間にかどこかの山道を歩いていた。
周囲に人気はなく、アスファルトの道路の両側には鬱蒼とした森林があるばかり。
空は夜の帳が下りはじめ、夕暮れが消えかかっている。
鴉の鳴き声が時折聞こえる山道を当て所なく、ただ歩き続けていると、後で何か音が鳴った。
何かと思い、振り向いて足元を見る。

すると、そこには私が誠を刺した血塗れの包丁が落ちていた。


頭上の空では、鴉が鳴き続けていた。






213:名無しさん@ピンキー
08/07/19 19:30:10 2rI4oY47
>>211
>スクイズの二次創作であることを目的とせず

該当作品を適当な「一次スレ」に投下して、意味が通じるか考えればわかりますが、
文句なしに「二次創作」なんです。
たしかにエロに偏っているかもしれませんが、特定作品を対象にした二次創作である以上、
(そもそも「板趣旨」とスレたての原則からして)このスレ内に認められるべきものです。

>エロのみを書く事を目的としたものは批判されてもやむなし

やっぱり板趣旨に反したスレの趣旨をお考えだったようですね。
そもそもエロパロ板ですから・・・ってのが頭から抜け落ちておられるようだ。
そもそも本来は『エロのみを書く事を目的とした創作物』のための板(でもある)なんですよ。
このスレが作品の性質上、エロから離れたものが多くなっているだけです。
二次スレはひとつだけという約束を守るためには、相互に譲り合うのが当たり前であり、
もともと居住権のあるものに対して、『批判されてもやむなし=当たり前』というのは、
本末転倒もいいところです。



214:SINGO
08/07/19 21:11:16 iYjkKHpc
もう仲良くしてとまでは言わないけど、場の雰囲気を悪くし合うのは、やめてよ。
せっかくの飯がまずくなるでしょ。
飯を出すタイミングも作る気も無くなる。
十人十色。人それぞれ。自分は自分以外になれないんだから。
自分の持論が上だと思うなら、なおさら
「アンタのレベルなら、その認識で正しいのさ」
「そういう考え方もあるんだな。俺には関係ないが」
てな具合に、クールにスルーし合ってよ。

済みません。新参者がでしゃばったマネを。
でも、私は「この板は、みんなの物」などという傲慢な考えは持っていません。
にちゃん様に場をお借りしている身であって、居住してるわけじゃない。
場の雰囲気を悪くするのは、居住どころか寄生。
勘弁願いたいです。

》ショートネタ(我が子へEnd?)の世界のその後の結末が気になる。
あそこで寸止めするのは意地悪でしょ。



215:名無しさん@ピンキー
08/07/19 21:20:46 KVEDrpMV
みんなのものが傲慢なら
自分の好みのモノじゃなきゃ許さねーってのはどう表現するんだ?

216:名無しさん@ピンキー
08/07/19 21:36:49 WqLV4NBC
>200
とりあえず力作乙彼です、と
女体化云々、スカトロ云々は気にならないです

が、今回の男体化言葉のやり口はあまりにも原作でのレイパーの行動をなぞりすぎていて不愉快に感じます
こいつは男体化した桂言葉ではなく、改名しただけの泰介じゃん……と
ぶっちゃけ、あの最低の場面を想起して怒りが再燃しました
これってもしかして作者氏の狙い通り?オレって釣られちゃった?

「コトノハは体で誠を釣ろうとした糞ビッチなんだぜ?それに自分がレイプされたことの復讐をしてるんだ!原作やアニメ版で世界ちゃんの首をかき斬りやがった糞ビッチはこれぐらい下衆なことをしでかして当然じゃねーかよww」
という意見もあるでしょうし、そういうスタンスで製作されたSSもアリだとは思いますが……ね

ともあれ、あまりへこみすぎませぬよう
性別変更ってのは美味しいネタだと思いますし、次回作に期待します

217:名無しさん@ピンキー
08/07/20 00:21:15 WKwBn/eI
スルーなんてダメである。気に入らないし、
そんなのがある事自体許せないのだから、
消えろ・止めろ・描くな・禁止・抹殺すべし
と命令するのであり、相手に向かってビシッと指さして
「お前は禁止だ!」と絶叫するのである

218:名無し
08/07/20 00:28:02 rzOosYGh
School Daysを無料でダウンロードするサイトはありませんか??
あったら教えてくださいお願いします。

219:名無しさん@ピンキー
08/07/20 00:28:50 WKwBn/eI
こちらが基準を決め、選び、評価する、のであって、
そちらは拒否権はなく、ただ描くだけである。
基準から外れるモノは排除であり抹殺であり存在の禁止である。
自分の所、領域ではなく、ココでその力を奮うのである

220:tyoujiya
08/07/20 01:12:20 YynowVoH
昼間はスレの雰囲気を悪くしてすいませんでした。
とりあえずあの件につきましては、人それぞれ意見もあるでしょうし
先述したように自分からはもうノーコメントとします。

では気を取り直して
>>170からの続きです



221:tyoujiya
08/07/20 01:13:34 YynowVoH

学園祭当日となった。

私は、みなみ、夏美、来実といういつもの面子と共に、
初めて教室内に設営された休憩室のベッドを見る。
私は設営に参加できなかったが、中々の出来だ。
でも来実に言わせると実際のラブホほど本格的じゃないらしい・・・
って、ち、来実め、いつの間に自分だけ・・・。

「乙女も誘うんでしょ?」
という夏美の問いに私は
「誘っても断れるかもしれないし・・・」
と、言葉を濁しながら、でも気持ちは決まっていた。

と、そこへ間もなく学祭開始ということで私たちを呼びに桂が現れた。
それがまるで、私たちがきちんと学祭に協力するよう
釘を刺しに来たように感じられ、実に鼻につく。
尤も私らは受付の当番を一日中桂に押し付けるつもりだから、
むっとくる筋合いのものでもないんだけどね。

ともあれこちらも桂には、一応休憩室のことを先生にちくったりしないよう釘を刺しておく。
それを承諾する桂の顔には、休憩室に・・・いや、そこで行われる行為に対しての
嫌悪感が浮かんでいる。
ふんっ、清純ぶっちゃって。

ちなみに桂は、先述の変化を見せた時以来ずっと元気がないままで、
私たちは、桂が彼氏-それが伊藤かどうかはともかく-に振られたに違いないと
ほぼ確信に近いものを抱いていた。
だからこそ、私の口からつい意地の悪い言葉が飛び出す。

「あんたも使う? 伊藤と付き合ってるんでしょ?」
「あ・・・」
「どうしたの? まさか、あの時でまかせで嘘ついてたの?」
「嘘じゃ・・・なかったんですけど、今は・・・」
「嘘じゃなかったら、連れて来れるんじゃない」

それでも誠は忙しいからと言い逃れようとする桂を私は、
伊藤は、午後は当番から外れて暇な筈だと追い討ちをかける。
ちなみにこれは私が伊藤を誘うためにチェックしておいたデータだが・・。
その私の桂は黙り込んでしまう。

「あーら。やっぱり嘘だったんだ。
 そうよねえ。伊藤があんたなんかと付き合うはずないもんね」
その私の言葉に
「嘘じゃないです!
 誠くんは・・・本当に私とつき合うって・・・言ってくれました」
と反論する桂は、それなら伊藤を誘って連れて来いというこちらの言葉を
売り言葉に買い言葉のように承諾する。

「誠くんは、私の・・・彼氏です」
「い、いいじゃない。連れて来て貰おうじゃないの」

ふん、つまらない意地張っちゃって。
どうせ連れてこられるわけないんだから、その時は覚えてなさいよ。

でも・・・もし本当に連れてきたら・・・
伊藤が桂の彼氏だったら・・・
いや、そんなこと、あるわけ・・・ない・・・。



222:tyoujiya
08/07/20 01:14:21 YynowVoH


午後になった。
伊藤も当番を終えてフリーになっているはずだし、今がチャンス。
ずっと抱いてきたこの思いを今度こそ伝えるんだ!
私は意を決して、伊藤を誘いに向かう。

と、偶然にも向こうから伊藤が歩いてきた。一気に私の心臓が高まった。
だが伊藤は、誰か女の子を連れていた。
3組の出しモノの喫茶店の制服を着たその子には私も見覚えがあった。
七海と一緒にいるところをたまに見る3組の子・・そう、確か西園寺って言った筈。

クラスメートが一緒にいるのはちょっと目障りだけど、せっかくのチャンスだ。
私は意を決して伊藤に話し掛ける。

「この後、誰かと約束してる?」
「してない」
「そ、そうなんだ。良かった・・・。
 特に約束とかないんだったら・・・後で私と回らない?」

だがその時、
「あのっ、これから私たち、一緒に行かなきゃならないんですけど」
と私たちの間に西園寺が私たちの間に割り込んできた。
「えっ? あ、ああ。ごめんなさい」
つい謝ってしまう私。
その私を見る西園寺の目つきは不愉快さと敵意を剥き出しにしたものだった。
「行っていいですか?」
「あ、はい」
「じゃ、失礼します」

あ・・・・
そして伊藤は西園寺に引っ張られるように行ってしまった。

な、なんなのよ? あの子の、私の事を泥棒猫と言わんばかりの目つきは!?
あー、ホント腹立つ!
でも、私が本当に腹をて得ていたのは
結局伊藤を誘えなかった自分自身の不甲斐なさだった。



223:tyoujiya
08/07/20 01:15:12 YynowVoH

そして私は伊藤を誘えなかったストレスを、結局学祭終了間近になっても
伊藤に来てもらえていない桂を、みなみたち3人と共に責め立てることで晴らしていた。

まあそれも桂が未だに意地を張ってるせい・・・いわば桂の自業自得だ。
何せ桂ときたら、伊藤はきっと忙しいだの、何か用事があるだの必死で言い訳して
未だに来るって言い張ってるんだから。
だから私はそんな桂に言い訳できないようにさせてやることにした。

「実はさぁ・・・私、ここに来る前に、伊藤と会ってるんだよね。
「えっ?!」
「それで、今日約束してるかどうか聞いちゃった。
 でもさあ、桂の言ってる事とちょっと違うんだよねー」
その私の言葉にもう言い訳できないと悟ったのか黙りこくる桂。

「ちょっとって?」
「伊藤は桂と約束なんかしてないって」
「あはは、それちょっとじゃないって」
「あれー?そう?あはは」
そう言って桂を嘲笑い飛ばすことによって、さっきまでのストレスが少しだけ収まる。

しかし来実の
「嘘つき確定じゃん」
と言う言葉に、桂は
「嘘じゃないです。誠くんは・・・きっと来ます」
と、この期に及んでまだそんなことを言い張る。
そんな桂に私は心底腹が立ってきた。

だから私は、
「みんなに謝りな。見栄張って嘘つきました。ごめんなさいって」
と、泣きそうな桂をきつく責め立てた。

と、ふと教室の入り口のところに、私の目が行った。
そこに伊藤が立ってじっとこちらをの方を見ていたのだ。

あちゃー、まずいトコを見られちゃったなあ。
4人で一人を責め立ててるとこなんて、いじめと思われても言い訳できないしなあ.
それに伊藤、なんだかんだ言っても桂と顔見知りなのは間違いないらしいしなあ。
伊藤、私のこと軽蔑するかなあ? いや、絶対するよねえ・・・。
そんな思いを巡らしていると・・・、

しかし、伊藤はそのまま立ち去ってしまった。
え? 何? 桂見捨てられたの?
そうとしか思えず、そう考えると、
目の前で伊藤は必ず来ると言い張っている桂があまりに滑稽で、可笑しくてたまらなかった。

だが、その一方で私の中に何か大きな違和感が生じていた。


224:tyoujiya
08/07/20 01:18:20 YynowVoH
その時。
「おい、何やってんだ!」
と言う声と共に3組の澤永が現れた。
私たちに責め立てられている桂を庇いに来たらしい。
だが桂の事が好きなんじゃないのという私の言葉を慌てて否定しようとする澤永には、
桂への下心が露骨に見て取れた。

しかしまあ桂も、誰彼構わず男を誘惑するとは聞いてたけど
よりによって女子に全く人気のない澤永なんかにまで粉かけてたのかね。
そう思うと、流石にちょっと呆れた。

まあ桂には澤永程度がよくお似合いよね・・・。


そして・・・、私の心の中に黒い衝動が沸き起こった。



225:tyoujiya
08/07/20 01:19:24 YynowVoH

私は澤永に、桂は彼氏に降られて落ち込んでるから、代わりの彼氏になるよう薦め、
「既成事実作っちゃえば、澤永のこと好きになるって」
とゴムを渡す。
そして更に、
「無理矢理にでもやっちゃったら、桂もアンタのこと好きになるわよ」
と、桂が嫌がっても強引に抱くよう、抵抗しても怯まぬよう、
澤永を唆した。
それでもまだ澤永は躊躇する様子を見せたが
「それとも何? ビビって抱けないって?」
と煽ると、ようやくその気になったようだ。

一方で私は、桂が澤永と付き合ってると周囲に誤解されるように発言して、
その誤解を解こうとする桂に対し、二人で話し合うように奥の休憩室を使うように勧めた。

「桂さんも澤永の誤解は解いておかないといけないでしょ」
「そうですね・・・ ありがとうございます」

ふふ、私にお礼なんて言っちゃって。ホントにおめでたいわね、こいつ。

「じゃ、奥へどうぞ」
その私の言葉に、桂は一緒にいる男がこれから強引に自分を抱く気まんまんとは知らず-

「ばーか」

私の投げかけたその言葉にも気づかずに休憩室に入っていった。

そしてそれと同時に私と夏美たち3人は、休憩室の入り口にじっと聞き耳を立てる。


さあーて、いよいよ桂強姦の実況ライブ中継の始まりはじまりぃ~♪





226:tyoujiya
08/07/20 01:21:06 YynowVoH

というわけで今回はここまでです。
前回ストーリーにうねりを持たせたいと書きましたが、
結局展開的には原作シナリオをなぞったものになってしまいました。
無念。

しかしついに、おそらくみんなが恐れていたであろう展開に
突入させてしまいましたが、さてどうしましょう。

ともあれ次回は、言葉強姦実況ライブ中継をねちねち描きたいと思います。
乞うご期待?

では今後とも宜しくです。


227:名無しさん@ピンキー
08/07/20 01:25:20 PiKwbcuu
フタ言葉に純潔を散らされる澤永以下三人を想像してしまった。

228:名無しさん@ピンキー
08/07/20 02:03:03 OELBr7CH
>>226
最初の痴漢騒ぎ部分以外は
原作の某ルートのなぞりなんですよね
新要素については次に期待します

229:名無しさん@ピンキー
08/07/20 10:01:10 sIjYG0bl
>>tyoujiya氏

やっぱし言葉嫌いの感情が優先してしまい、自分の感じた『違和感』には
目を瞑ってしまいましたね。その正体が何であるか気付いた時には
乙女にとっても手遅れな状態にならないといいのですが…… 真に自分に
素直になる事を期待したいものですね。

230:SINGO
08/07/20 12:22:04 imzLPS1C
加藤の暗黒面がよく出ています。
だからこそ、そのルートで誠と結ばれる事は、決して無い。
男はそういうのに敏感だから。
心黒くなった女性は、ソレを改めない限り、男に(心から)愛される事は無いでしょう。
加藤はソレに気付くべきですね。

231:500 ◆kXZDMIdjKo
08/07/20 14:44:42 R+MBI8UH
スレが荒れた原因は完全に私ですね・・・。

SINGOさん
>あえて改善点を挙げるなら、
>ばらまき早漏をやめて、一発一発を濃厚にし、前戯にもを力を加えると、
>それだけでかなり印象がアップする(と思う)。

的確なアドバイスありがとうございます。

>>216さん
>今回の男体化言葉のやり口はあまりにも原作でのレイパーの行動をなぞりすぎていて不愉快に感じます
>こいつは男体化した桂言葉ではなく、改名しただけの泰介じゃん……と
>ぶっちゃけ、あの最低の場面を想起して怒りが再燃しました

泰助への制裁となぜ言葉が誠のほうを見ているのかというのをやりたかったのだが、
泰助への制裁をかなり重視した結果言葉が極悪人になってしまいましたね。

SINGOさんや216さんのアドバイスや意見を今後のSS作成の参考にさせていただきます。

232:SINGO
08/07/20 19:36:42 imzLPS1C
>>231
> 的確なアドバイスありがとうございます。

いえいえ。アドバイスなんて大それた物ではないですよ。
前スレで前戯を要求してた人がいたんで。で、
刹那田中逆レイプを書く時、実況中継形式にしたら、必然的に濃厚遅漏になって。
そしたら意外にも、読者様からのブーイングが無かったんで。この方がいいのかと。
レイプじゃなく逆レイプにしたのも、刹那ファンを敵に回したくないから。
あと僕が斬新・予想外を追求するのは、より多く色々な作品を読みたいから。
僕が率先して常識や枠やルールをブチ壊せば、視野が広がって、他の職人様達もリミッターが外れるから。
最後に。貴方は荒らしてなんかいない。もっと色々なものを投稿して欲しいっす。



233:tyoujiya
08/07/20 19:37:57 YynowVoH
感想ありがとうございます。

>>225
の続き投下します。


234:tyoujiya
08/07/20 19:39:21 YynowVoH

かくして桂強姦の実況ライブ中継が開始された。

休憩室の入り口で聞き耳を立てる私たちの耳に、中での桂と澤永の会話が聞こえてくる。
澤永はとりあえず桂を口説いているようだが、
そのあまりに下手くそな口説き方に、思わず苦笑がもれる。
そして澤永の、前の彼氏を諦めさせようとする言葉に、桂の向きになって反論する声が聞こえてくる。

「剥きになっても彼の心は戻らない」
「戻りますっ! 一度の間違いなんですっ! 本当は私のこと・・・好きだって・・・」

澤永の言葉を必死で否定する桂の声が聞こえる。
その言葉から察するに、桂のやつ、一度は彼氏になった男に振られたってことだよね、やっぱり・・・。
でも・・・ 間違いって何? 
・・・私は少し気になるが・・・

その直後
「好きなんだ! 桂さんのこと!」
という澤永の声に桂の悲鳴が重なるのが聞こえた。
ついに澤永が桂を押し倒したらしい。
桂の助けを求める叫びが聞こえるが、みなみたちはそれを聞いてくすくす笑っている。
いや、私の口からも思わず笑いが漏れていた。
ふふ、あんたなんか誰も助けに来やしないっての、いいかげんに諦めな。ばーか。

「まこっ・・・誠くんっ!! 嫌ぁぁっ!! 誠くん!!」
あーあ、今度は伊藤の名前なんか呼んじゃって、伊藤ならさっきあんたを見捨ててどっか行っちゃったわよ。
それなのに、ホントにおめでたい女ね、アンタは。

そう思いながら、しかし私の心の中ではさっき感じた違和感が
ますます大きくなっていた。
もう、何なのよ、さっきから! この妙な違和感は?!

しかしその直後、私は澤永の発する言葉にこの上ない衝撃を受けることになる。



235:tyoujiya
08/07/20 19:40:18 YynowVoH

「誠なら、今頃西園寺と仲良くやってるよ! 
 誠と西園寺はつき合ってるんだ」

え? 何? 伊藤と西園寺って・・・・・・・あ!?

私は先ほどの、西園寺が私に向けた敵意に満ちた目つきを思い出し、そして納得する。
ふと見ると、みなみたちがみんな私の方に振り返っていて、
しかし私と目が合うと、慌てて視線を泳がせる。

あれ?
つまり私、今この瞬間に失恋確定を知らされたってこと?




がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっっ・・・・・・OTL


私がようやくそれを理解した時、桂はまだ澤永に反論していた。

「西園寺さんと誠くんは、一度だけ間違いをおこしただけで・・・私、許してますっ・・・だから」

え? 桂って西園寺のこと知ってたの?
それでも自分が伊藤の彼氏だなんて言い張ってたの?
それに一度だけの間違いって・・・?
さっきもそんなこと言ってたけど・・・?

私はいちいちそんなことが気にかかり、
更に失恋のショックと、心の中に巣食う違和感によって、
さっきまで楽しんでいた筈の桂強姦の実況ライブ中継を
いつの間にか楽しめないでいる自分に気がついた。

もうっ、しっかりしなよ、私!
せっかくあのむかつく桂がバカ男に無理矢理汚されるとこを生で楽しめるんじゃない!
それに、失恋の憂さもこれで少しは晴れるってもんじゃない!

だから・・楽しまなきゃ・・・。


そして私の耳に、

「もう諦めなよ。前の彼氏なんて、俺が忘れさせてあげるから」
と威嚇するような澤永の言葉に続いて・・・


「嫌ぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!」


、桂の絶叫が響いた。




236:SINGO
08/07/20 19:41:12 imzLPS1C
僕の被害妄想ならいいんだけど、荒らし好き(荒れ好き)が見え隠れしている…気がする。
おそらく次の標的は僕でしょう。生意気な事を言ったし、荒れを止めようとしたし。
しばらく僕は投稿を控えるべきですか?
僕のSSが糞だから叩かれるなら、まだ納得いくけど、
僕の事が気に入らないって理由だけで、SSまで叩かれるのは、嫌だし。

237:tyoujiya
08/07/20 19:41:47 YynowVoH

ちょっと短いですが、今回は以上です。
なんか書いてる自分自身、乙女が歯がゆくなってきました。

とりあえず次回は原作にも無かった、具体的な言葉のレイプ描写を
いやらし~く書こうかなあ?

ともあれこれからも宜しくです


238:SINGO
08/07/20 19:48:53 imzLPS1C
チョウジヤ様
書き込み、かぶってしまって済みません。

239:tyoujiya
08/07/20 19:53:09 YynowVoH
>>238
いえ、気にしてないですよ。

荒らしの件もさほど過敏に考えないでいいと思いますよ。
純粋に作品への批評か、嵐のための批判かなんて
誰が読んでもわかると思いますし。

240:名無しさん@ピンキー
08/07/20 20:56:13 sIjYG0bl
>>tyoujiya氏
原作あるいはアニメは、プレイヤーの立場なら俯瞰的に各キャラの思惑を
見る事がしやすいですが、各キャラにとっては、その人個人のバイアスが
かかるうえ、全体的に物事を俯瞰して見れませんしね……

乙女も誠がどういったいきさつで言葉と別れ世界に走ったのか知らないですし、
言葉に対する悪感情が先だって、結果的に『楽な』道を選んでしまいました。
そのまま自分に生じた違和感を無視したまま突き進むのかそれとも……
ここは下手に遠慮せず、書いちゃって下さるとありがたいです。それでこそ
澤永や乙女のピエロさが引き立つでしょう。

241:tyoujiya
08/07/20 21:15:43 YynowVoH
ごめんなさい、ここまでと言いつつもう少しだけ投下します。

>>235
からの続きです



242:tyoujiya
08/07/20 21:18:24 YynowVoH

桂の絶叫に重なるように、
「いいかげん静かにしろよ!」
という澤永の威嚇するような声、
それに続き、

ばしぃ!

何かを叩く音が響く。
そして桂の絶叫が途切れ、代わりにすすり泣くような嗚咽が聞こえ始める。

!? ・・・澤永の奴・・・、桂を殴ったんだ。

だ、だからって、何を動揺してるのよ、私は・・・?
これから桂は、もっと酷い目にあうのよ。
そうなるように仕向けたのは私なのよ。
大体私は桂なんて大嫌いなはずなのよ!
その桂が酷い目にあうなんて喜ばしいことなのよ!
それなのに、何で私はこんなに動揺してるのよ?!

そんな私の動揺に呼応するように
「ねえ、ホントに止めなくていいのかな?」
と不安そうに、みなみが誰にともなく尋ねる。
だがそれに対して、来実が、
「何言ってんのよ今更。
 大体桂にはこのくらいやって、少しは男の怖さ思い知らせてやらなきゃ!」
そう言うと、夏美とみなみも
「ま、そういうことだね」
「う、うん」
と同意して、再び中の様子に聞き耳を立て始めた。



243:tyoujiya
08/07/20 21:19:17 YynowVoH

男の怖さ・・・。
その来実の言葉に、私の脳裏にあの時の・・・桂を痴漢から助けた時のことが浮かぶ。

「私、男の人が怖いから、ああいう時震えちゃって怖くて声も出せなくて・・・」
「こわい? 男が?」
「はい・・・、私昔からそうなんです」

そうだ。桂は男が怖いって言ってた・・・。

・・・な、何をくだらない事思い出してるの、私は?
大体それは、桂がクラスでの立場を良くするために、
私に媚を売って言った言葉だったはずじゃない!

本当にしっかりしなよ、私。
いよいよ桂が汚されるところだから、しっかり楽しまなきゃ!

だがそう自分に言い聞かせようとする私の耳に、
すすり泣きの声に混じって、またも桂が誰かに助けを求める声が聞こえた。

「助けて・・・・・・ん・・」

え? 何? かすれたような声だったからよく聞こえなかったけど、
桂は今誰に助けを求めたの?
だが、再び発せられた桂の言葉は、今度ははっきり私にも聞き取れた。

「助けて・・・、加藤・・さん・・・」


 ?!



244:tyoujiya
08/07/20 21:21:20 YynowVoH

今度こそ今回はここまでです。

乙女、歯がゆいよ、乙女・・・

というわけで以降も宜しくです。



245:名無しさん@ピンキー
08/07/20 21:25:47 QtQy+Ekh
>>241
ここで最初の伏線に交わるんですね
いやここまで進むのは読者思いと思う(次への期待が高まるから)
助けを求めた相手もそうだし、その次の乙女の行動に期待がかかりますGJ


246:名無しさん@ピンキー
08/07/20 23:33:23 WKwBn/eI
原理主義者にとってはパロや同人は禁忌である。
原作通り、一言一句、一挙手一投足たりとも
加えても引いてもならない、とする彼等にとっては
存在自体許し難い事なのである。さらに過激な
超原理主義者に至っては、あの時の気持ちや理由や真意は?
といった不明瞭な部分への解釈すら認めない者すらいる。
(考えるな、感じるんだ、に相当)

247:名無しさん@ピンキー
08/07/21 00:32:57 AJpE5z2U
>244
股間の独鈷杵がいきり立つ程エロく、理不尽にふるわれる暴力への怒りで脳が漂白されてしまう程凄惨なレイプ描写をヨロシクです

それを見てどう動く、加藤乙女さんよ?
「スクールデイズの分岐ルート」として如何な結末へと向かうのか、楽しみです

248:スクイズアフター
08/07/21 14:38:19 KijO7hZE
S_Days-afterオリジナル登場人物
アニメifの15年後~刹那が誠の子供を身ごもったと仮定して作った物語
声優はもしアニメ、ゲームを作ったらと仮定して書いてあります
一部どこかで聞いたようなキャラもいますが…
気にしないでください

清浦誠…平川大輔
基本的に伊藤誠と同じ性格~違うのはマザコン…刹那ママには弱い
つい世界を姉貴と言ってしまい怒られるが姉弟喧嘩はしない
刹姫、有紀の気持ちを知っているが優柔不断な性格ゆえ決めかねている
伊藤誠には嫌悪感を持ち自分が清浦誠なのか伊藤誠なのか~疑問に思い始める

清浦世界…河原木志穂
性格は西園寺世界と同じ~違うのはクールなところ(刹那の性格も合わさっている)
ゲーム好きは踊子が家に遊びに来る度に買ってくる為
(西園寺世界がゲームが好きで子供の頃に買ってあげられなかった為、
後~孫ではないが似たようなものな為)
緒方恭介とは付かず離れずの関係~現代3回目の破局中
恭介以外の男子と二回付き合ったがすぐ別れた~理由は色々~()

緒方有紀…亜城めぐ
母似の性格で誠が大好き~刹姫とは小学からの誠争奪戦のライバル
1つ年上な為、常に誠といられる刹姫が羨ましいと思っている
しかし抜け駆けは嫌らしく刹姫とは正々堂々と勝負している
バスケ部の期待の戦力で生徒会に所属して将来の会長候補

緒方恭介…松本吉朗
性格は社交的で母似…姉貴には頭が上がらず誠とは親友
世界とは付かず離れずの関係で世界と別れても例え他の男と付き合っていてもいつかは帰ってくると信じている
パソコンが趣味~世界とはオンラインゲームで毎日遊んでいる
ゲーム内では結婚している

三條刹姫(さつき)…岡嶋妙
性格は少し小悪魔的で幼稚園の頃から清浦姉弟とは親友
最初は鈴本刹姫だったが小学2年の頃、母が亡くなって父方三條家に引き取られる
そして清浦姉弟の学校に転校してきて以来、友紀vs刹姫となって誠争奪戦を繰り広げていく
刹那から気に入られていて形式上、誠と刹姫は親同士の許婚…
勿論ある理由からで実際は拘束力はない~が刹姫は本気で結婚するつもり
サツキネットワークと言う謎の情報網がある

249:スクイズアフター
08/07/21 14:38:50 KijO7hZE
S_Days-after 3話a
学園~職員室前
誠、世界「失礼しました…」
2人はそう言って職員室を出てきた…
恭介「お勤めご苦労さん~」
恭介が職員室外で3つの鞄を持って待っていた…
誠「ちぇ…恭介なら世界がクラス委員やるからお前は立候補すると思ったのになあ~
いつものラブラブアタックはどうしたんだよ?」
鞄を受け取りながら不満をぶつける誠…
恭介「まあ~しゃあないやん…俺達まだ破局中だからなあ~運命だと諦めてだな~」
世界に鞄を渡しながら恭介は宥める…
世界「誠~そういう事よ…諦めなさい…あ、恭介~帰ったら狩りに付き合いなさいよ~」
恭介「ああ~任せておけって…今日はじゃあオンはやらないんだな?」
狩りとは携帯ゲームの通信機能を使ったファンタジーゲーム…
オンとはネット通信によるオンラインゲームの事…
誠《全く…仲が悪いのか?仲良いのか?…訳判らん!》
世界「多分、母さんは今日は遅くまで友達と飲むからね~オンは入れないと思う~」
恭介「ふ~ん…そんなせっちゃんも珍しいよなあ~」
3人で下駄箱へ向かいながら清浦姉弟の母親を渾名で言う恭介…
近所や親しい人達は大概その渾名で言う…世界達も公的な時以外はそう呼ぶ…
世界「まあたまにはいいんじゃない~せっちゃんだって同世代の人達との交流も大切だよ…
学校の元同級生ならね…尚更…」
恭介「そんなもんか~って誠~そう言えば部活はどうする?
やっぱり…無理か?」
誠「多分無理だな…中学は理解ある顧問に先輩がいたから…
流石に片手間じゃ高校の部活は無理だよ~」
恭介「まあ~そうだよなあ…お!メールだ~姉貴からだ…
え~何々?先帰ってろって…姉貴は生徒会の仕事が忙しいみたいだな…
え~とラジャー…っと…さっさっと食材買って帰ろうぜ!!」
誠「おう!姉貴…じゃなかった世界行こう…」
世界「全く!あれほど姉貴って言うなって言ってるでしょ!!」
怒りながら2人の後を追う世界…
恭介「あ…先生!さよなら~」
前から歩いてきた先生に挨拶する恭介…
世界「さようなら!先生!」
?「さようなら~帰りは気をつけて下さいね…」
誠「…」
1人、先生を前にして立ち止まる…
?「あら?先生の顔に何か付いてるかしら?」
誠「あ…いえ…さようなら…先生…」
?「はい~さようなら…」
立ち去っていく誠を目で追いながら…
?「さようなら…誠くん…また明日…ふふふ…」

250:スクイズアフター
08/07/21 14:39:21 KijO7hZE
S_Days-after 3話b
学園内~
誠「なあ~恭介…さっきの先生って入学式で紹介された新任の…
あれ?何て人だったか?」
恭介「何!?誠がせっちゃんや姉貴や刹姫以外の女に興味があるなんて…
何だ?あの美人が好みか?それともあの胸か?流石オッパイ星人!」
誠「うるさいな~誰もそんな事聞いてないよ!名前だよ!ナ・マ・エ!」
恭介「名前は確か…心先生…葛城心だったか?」
誠「心…葛城心…」
世界「コ・コ・ロ…」
恭介「何だ?世界も気になるのかよ?」
しばらく思い出そうと悪戦苦闘するが…
世界「駄目~思い出せない!…そんな変わった名前忘れるはずないのに~」
誠「う~ん…俺も駄目だ~思い出せない!」
恭介「前世の恋人とか親友とか?」
世界「それ…洒落になってないんだけど…恭介…」
恭介「うわ~ごめん…ついうっかり…」
恭介は俺達の名前の意味を知る数少ない友達だから…
誠「まあ~いいや…さっさと買い出し行こうぜ!」
世界・恭介「おう!」
俺達は足早に校門を抜けると駅に向かっていった…

清浦家~リビング
色々な料理の準備を終えエプロンを置く
誠「じゃあ俺、隣に行くよ…たまにはのんびりしなよ…」
刹那「うん~誠ありがとう…お言葉に甘えさせてもらうわ…」
誠「はは~いつも仕事で忙しいんだからたまには羽を延ばさないとなあ~
せっちゃんは…」
刹那「…う、うん…」
その目はいつもの母親の目とは違う…
嬉しさと哀しみと懐かしさを含んだ目に変わった事を悟る誠…
誠「…《いけねーつい…せっちゃんって言っちまった》
じ、じゃあ…か、母さん行くよ…」
刹那「あ…うん~いってらしゃい誠…」
足早に去っていく…

誠《全く…駄目だな…ついせっちゃんって言っちまう…
もう言わないって決めたのに…》
そう…子供の頃はせっちゃんと言うのは普通だった…
何時の頃からか…せっちゃんと呼ぶ度にさっきのような目をするようになったのだろう?
それが分かったのは中学1年の頃…たまたま部屋の掃除をしていて見つけてしまった…
それは父、伊藤誠の赤ちゃんから高校入学までのアルバムだった…
写真はないと言われていただけに興味をそそられたが…
自分のアルバムと比べても余りにも似ている事に気がついた~
以前から似てる似てると言われていたが…勿論細かいところ…
髪の色や目、口などよく見ると違うが…全体的な印象はそっくりだった……

251:スクイズアフター
08/07/21 14:39:49 KijO7hZE
S_Days-after 3話c
だからせっちゃんは俺、清浦誠を通して父、伊藤誠を見ている事に気がついた…
せっちゃんがそれで懐かしんで喜ぶのなら構わないと思っていた…
だが…あの話をした時からだ…あれは榊野学園の合格が決まった日の夜…
伊藤誠は俺達の父親で西園寺世界はせっちゃんの親友…そう聞かされていた…
だがせっちゃんから語られた真実は余りにも重かった…
伊藤誠は西園寺世界、もう1人の女子と付き合っていた…俗に言う二股である…
しかも痴情のもつれから世界は誠を殺して…世界はもう1人の女子に殺されたと…
それを聞いた俺はショックだった…そして伊藤誠を憎むようになってしまった…
俺は清浦誠だ…伊藤誠の生まれ変わりでもクローンでもない…
…ないんだが…それまで気にしてなかった有紀姉と刹姫との関係…
そう…まるで伊藤誠が二股をかけていた事と全く同じ事をしている事に気付いてしまった…
俺は…血や遺伝子に逆らえないのか?
俺も伊藤誠と同じ事をしてしまうのか?
俺はどっちの誠なんだ!…

あれ以来、その話はなくなった…だが何で今頃になってそんな事を言うのか?
と当時疑問に思ったが…せっちゃんは言う…榊野学園に受からなければ言うつもりはなかったと…
しかし受かってしまった…受かった以上、例え15年前に起こった事件でも
覚えている人が皆無かもしれなくても何かのきっかけで発覚するかもしれない…
その覚悟で通えるかをせっちゃんに問われたが…答えはすぐには出なかった…
後に…有紀姉、恭介、刹姫に相談して俺達は榊野学園に通う事を決めた…
ただ…この事がきっかけで世界と恭介が別れた事はせっちゃんには話していない…
また仲が戻っていただけに今の2人を見ていると辛くなる…

緒方家~
有紀「まーくん~身体の調子悪い?」
俺の顔を覗き込むように心配する有紀姉…
誠「だ、大丈夫だよ…お!…このサラダ美味しいね~」
有紀「これ私が作ったの~これも食べてね!まーくん…
って!あんたたちいい加減にしなさい!せっかくの料理が冷めるでしょ!!」
恭介「うわ!はいはい~世界食べようぜ!!…お!このサラダ美味しいぜ!
さすが姉貴だぜ!これならすぐ嫁さんに行けるぜ!」
有紀「もうさっき、まーくんに褒められたから良いの~
はい~まーくん!これなんかも美味しいよ!」
誠「ゆ、有紀姉~そんなに慌てないでよ…」
有紀姉のターンが続く……

252:スクイズアフター
08/07/21 14:40:20 KijO7hZE
S_Days-after 3話d
和気藹々と食卓を囲んでいると…
ガチャと言う扉が開く音が聞こえたかと思うと…
??「有紀姉さん!そこまでですわ!」
誠「げ!~さ、刹姫!お前…いつ日本に?」
刹姫「つい今し方到着して只今戻りましたわ~まこちゃ~ん…会いたかったです!」
と言って誠を抱きつく~先程の有紀のターンがそっくり刹姫に移行した瞬間だった…
誠「そ、そうかおかえり刹姫…」
刹姫「はい~ただいまです~」
世界「おかえりー長旅ご苦労様…」
刹姫「世界!ただいまですわ!」
恭介「おかえり~しかし相変わらず小さいなあ~ちったあーどこか成長したか?刹姫…」
刹姫「恭介も相変わらずのアホ面も変わらないですわね~余計な御世話です!」
有紀「ははは~お早いおかえりで…その大丈夫だったの会社乗っ取り阻止は?」
刹姫「はい~せっ…刹那さんが立てたプランで十分対抗できましたわ!」
誠「…《最近夜遅くまで起きてたから~大変だな…母さんも…》」
刹姫「それより~有紀姉さん…随分と私がいない間にまこちゃんとラブラブしてたようで~」
有紀「…な、何の事かな?…お姉さん~全く覚えがないわ~」
惚けているとメモ帳を取り出し…
刹姫「映画、ゲーセン、遊園地に水族館…映画は2回言ってますわね~」
有紀「はあ~相変わらず情報が早い事で…」
半ば諦め顔で返答する…
誠「…《全くアイツのメモ帳は閻魔帳かよ~まさかアレは知らないだろうな…》」
刹姫「まこちゃん…まこちゃんも隠してる事ありますわよね?」
誠「《ギクッ》な、何の事かな?」
刹姫「ほう~惚けますの?…正直に言えば私は許しますわよ…」
誠「《駄目だ…仕方がない…正直に言おう…》
正直に言う…その…あの乃木と会ってた…って言ったって
別にデートとかじゃなくて悩み相談されて…って?…刹姫…どうした?」
刹姫が明らかに動揺していた…
刹姫「え!?あの~その~乃木さんね…そう乃木さんか…桜井さんも…でしょ?」
誠、有紀「!!?」
刹姫「乃木さんはさすがに情報から漏れてましたわ…」
誠「げ?!卑怯だぞ~何で桜井は知ってて乃木さんは知らないんだよ!」
有紀「まーくん~ちょっとお姉さんと話そうか…刹姫も来るわよね?」
刹姫「勿論~乃木さんの事を詳しく聞かせて貰うわ~まこちゃーん!」
2人は誠を別部屋へ引き摺っていく…
誠「うわ~助けて!世界!恭介!」
世界、恭介「ごゆっくり~」


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