ポケモン その13at EROPARO
ポケモン その13 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
08/08/18 11:13:13 3kuZMI3n
>>349 小ネタで終わらさず、続き書いちゃえよ。いや、書いてください。お願いします。
ただてさえサトシがでてくるの少ないので……。

351:名無しさん@ピンキー
08/08/19 17:38:16 6U2Fo1L1
サトシヒカリは何故少ないのか

352:名無しさん@ピンキー
08/08/20 13:59:42 hcQuzlqe
前のコウキ×ヒカリ希望

353:名無しさん@ピンキー
08/08/20 16:10:35 g/KP5riJ
コウヘイ×ヒカリでプリーズ

354:名無しさん@ピンキー
08/08/21 02:56:54 2jA3a1Lc
名無しGB主人公鬼畜属性でよければ書こうか?

355:名無しさん@ピンキー
08/08/21 09:28:04 Zcf3JYUy
お願いします

356:名無しさん@ピンキー
08/08/21 09:28:11 gjUhNS/h
できれば純愛もので

357:名無しさん@ピンキー
08/08/21 09:31:51 gjUhNS/h
できれば純愛もので

358:名無しさん@ピンキー
08/08/21 20:18:32 r6GN7+iR
来週の予告でアオイがほほ染めてたけど、これはフラグたったな。
それにしても、サトシはいったい何人犠牲者を増やせば気が済むんだwww

359:名無しさん@ピンキー
08/08/22 09:06:11 TPb+n7nS
現在のサトシの被害者は軽く見積もっても6人。

カスミ、モエ、リラ、フルーラ(?)、カノン(ラティアス?)、アオイ。

ポケモンも混ぜるなら…。

ベイリーフ、エイパム(エテボーズ)。

360:名無しさん@ピンキー
08/08/22 09:43:52 3wVryIJu
>>359 それに付け加えるなら、イミテ(これは微妙かな)、ナナコ(何回か出てるし)
ポケモンではリザードン(メスだと自分で脳内設定している)

361:名無しさん@ピンキー
08/08/22 22:16:31 7bCYUY/L
>>359&360
それを元に、サトシがポケギアを持った場合の登録者を予想

カスミ
モエ
リラ
アオイ
フルーラ
カノン
イミテ
ナナコ
リザードンの谷の女の人(リザードンを呼ぶ用)
ジュンサー(ゼニガメ呼ぶ用)

以上の10人かと…。

362:名無しさん@ピンキー
08/08/23 05:06:33 Lgrom6Di
ポケモンは金銀までしか認めてない俺は異端?
というか金銀までしかわからないからできれば金銀までのキャラだけでやって欲しい

363:名無しさん@ピンキー
08/08/23 09:44:34 vmIH5EJy
お前のワガママなんて聞いてられるか
ageんな、厨


364:名無しさん@ピンキー
08/08/23 13:10:22 lNbs3eB6
>>361
特徴なら
カスミ・フルーラ・カノンは判る
リラは「ボク」以外判らん
モエ・アオイ・イミテは判らん

そいつ等を元にどハーレムものを作ってみたいんだが…
どなたか補足をお願いします

365:名無しさん@ピンキー
08/08/23 18:27:05 UvxvRRtj
>>364 モエは関西弁娘、アオイは「オイラ」娘、イミテは……あれ?特徴がない。
確かアニメでは、イミテはメタモンを使っていたはず。

どんな娘かイメージしづらかったら、↓のサイトを参考。(正し、掲載されてないキャラもあるので注意)
URLリンク(pokeani.com)

他にはサトシ×誰かで検索すればでてくるかもしれません。投下を楽しみに待ています。がんばってください。


366:名無しさん@ピンキー
08/08/23 18:27:48 oo0hpVgX
>>364の補足がどの程度のものを求めたものなのか掴みきれていませんが、
とりあえずサンプル?としてモエの補足をば
・登場は金銀編のポケモンリーグ、サトシと予選が同じ組だったのがきっかけ
・ロケット団にサトシ共々ポケモンを奪われたときのアクシデントで、
 斜面を転がり落ちたとき、サトシにお姫様抱っこで助けられて、惚れる
・赤毛の三つ編みおさげ、身長はサトシと同じくらい
・チョウジタウン出身
・関西弁(大阪なのか神戸なのか京都なのかは知らない)で一人称は「うち」
・炎ポケモン使い。しかし水対策にエレブーやスターミー(10万v習得済み)も使っていた
・カスミとの絡みは一回だけ。あまり話があうとは言えない。
因みにアニメ番外編のライコウの話に登場したジュンペイと戦っていたりもする

とりあえず記憶だけを頼りに書いてみた(自信八割)。
こんな感じでよければ一通り補足出来ると思いますが、いかがでしょう?


367:名無しさん@ピンキー
08/08/23 18:29:52 oo0hpVgX
リロードしてなかった……
>>365が一番無難でしょうね

368:名無しさん@ピンキー
08/08/23 19:57:40 Lgrom6Di
>>363
でも事実一般的にポケモンとして認められてるのは金銀までなんだし、その方がいいと思うんだけど
別にワガママが言いたいわけじゃない、みんなが楽しめるやり方を提案してるだけだ

369:名無しさん@ピンキー
08/08/23 20:32:17 lNbs3eB6
>>365>>366
ありがとうございます
それらの容姿・性格・口癖さえ判れば文章が作りやすいかと

どハーレムものといってもアニメとはかけ離れた空想現代風エロパロでして
自分のイメージにしか表現できないので少々取っ付きにくいかもしれませんが、頑張って作ってみせます

370:名無しさん@ピンキー
08/08/23 20:47:09 aMRz+ICl
>>368
お前が馬鹿だということはよくわかった
帰れ

371:名無しさん@ピンキー
08/08/23 21:32:15 T1yxt91k
>>368
どうしようもない馬鹿だな。
いったいいつ一般的に認められてるのは金銀までになったんだ?自分の脳内ソースで語るなよ。

372:名無しさん@ピンキー
08/08/23 21:48:45 k+4lz5Sb
>370>371
構うお前らもな

373:名無しさん@ピンキー
08/08/23 22:45:51 pUKfiz5I
ポケモンピンボールしか認めてない俺はどうしたらいい?

374:名無しさん@ピンキー
08/08/24 00:14:45 kzrG4xua
>>369
期待して待ってます

375:名無しさん@ピンキー
08/08/24 09:04:54 1sz/Pse7
ぶっちゃけ初代以外はポケモンじゃない

376:名無しさん@ピンキー
08/08/24 12:09:03 8GiLyff4
>>362
>>368
>>375
懐古厨乙
嫌なら出ていけ
二度と来るな

377:名無しさん@ピンキー
08/08/24 17:49:42 1sz/Pse7
お前にそんなこと言う権利があるのかよ?
嫌なら出て行けとか小学生かよお前

378:名無しさん@ピンキー
08/08/24 19:47:14 IPXCfotb
↓↓↓↓以下、いつもの流れ↓↓↓↓

379:名無しさん@ピンキー
08/08/24 20:23:18 KW2LRLNl
>>359->>361>>364>>369を見て思ったこと
賛否両論(否のほうが若干多い?)っぽいサマースクールだけど、
これをパラレルといえばいいのか、本編再構成といえばいいのかは知らんが、
そんな感じで、今までアニメに登場したキャラを集めて話を作ったら面白いんじゃないかと思った。

サトシに惚れているキャラの激しいバトルとその先に生まれる友情
ヒカリとカナタのポフィン、ポロック対決
サトシハーレムだけじゃなくて、ヒロシとかの男性キャラに誰かが恋する展開もあり

何が言いたいかというと、サマースクールはオールスター的な話を作る上では大分都合がいいのではないかと




380:名無しさん@ピンキー
08/08/26 11:03:19 WJzr/9S2
とにかく期待している

381:ルパ
08/08/26 18:14:25 XIsgTn/c
ヒトミのエロ小説書いて

382:名無しさん@ピンキー
08/08/26 22:20:20 TXfZxTSu
保管庫にあるよ

383:名無しさん@ピンキー
08/08/27 03:06:46 YsZBJyt8

                   ┏┓ 回 ┏━━┓                  ┏┓
  /´!       r 、  ┏━┛┗━┓┃┏━┓┃                  ┏━┛┗┓
  {r'´0`7フー':::::}  ┗━┓┏━┛┗┛    ┃┃┏━┓┏━━┓┗━┓  ┏┛
  0:::::::::0::::; :::丿  ┏┓┃┃┏┓      ┏┛┃┗┳┳┃┗━━┛  ┏┛┃┃
 ヾ;i'⌒ヾヽ::::-'j'   ┃┃┃┃┃┃    ┏┛┏┛┏┛┣┛          ┏┛┏┫┃
   `ヽ, j j´{  _  ┗┛┗┛┗┛    ┗━┛  ┗━┛            ┗━┛┗┛
    / //;;;;`´、_ヽ, -、     / ヽヽ_/    / ヽヽ _/    / ヽヽ _/
   イj′ { {;;;;;;;0;;;;o;;;;;;く、   <     / ̄   <      / ̄   <      / ̄
   V   ヽー--‐==ーや、     \  、 ⌒) よ  \   、 ⌒) よ  \   、 ⌒) よ
  ノ ` 、  ` ̄´   r 、_ ヽ,        ̄           ̄           ̄
  'ー '´ `ー 、_ r'^ー一′ 
こいつを使って粘液プレイしたい

384:名無しさん@ピンキー
08/08/27 03:36:31 EheoAK4k
金銀までしかしらないけど
そんなポケモン存在しなかったはず

385:名無しさん@ピンキー
08/08/27 06:52:16 pioSJuYw
ポケモンの総数は今現在で500種類弱
金銀の251種でモノを語る時点でおかしいと・・・あぁ、見事なまでに釣られたんですね、俺

386:名無しさん@ピンキー
08/08/27 12:08:24 YsZBJyt8
>>384
ルビサファとダイパをやってから出直してこい

387:名無しさん@ピンキー
08/08/28 02:47:40 VQ4X3+HE
それならエメラルドと今度出るプラチナでいいじゃん…



388:名無しさん@ピンキー
08/08/28 23:37:51 rwLwL/sF
しかし、発売前のソフトを進めても仕方ないしな…

389:名無しさん@ピンキー
08/08/29 13:55:55 vxxStF+j
僕のポケットモンスターを慰めてください><

390:名無しさん@ピンキー
08/08/29 17:56:42 zwu+mOVz
実は最終日の夜に、サトシとアオイが…ry

391:名無しさん@ピンキー
08/09/02 00:56:57 l6D33JqA
期待しよう

392:名無しさん@ピンキー
08/09/02 17:02:51 ymAj5O7S
11-418様もしくは暴走ボートさん
上のコウキ×ヒカリの続き
頼みます

393:名無しさん@ピンキー
08/09/04 04:37:35 7ZX4Fqrf
ポケモンは金銀まででよかったと思ってるおれって異端?
金銀まではよかった

394:名無しさん@ピンキー
08/09/04 05:22:14 AoHKohLt
いつもの釣りなので、以下何事も無かったかのように好きな前戯の話題↓

395:名無しさん@ピンキー
08/09/04 08:02:01 B6qQqQb2
やっぱ野外で服を着たままの指マンをされて
イかせてもらえないってのは最高のシチュだと思う

396:名無しさん@ピンキー
08/09/04 14:51:56 aLglTLNU
サトシのハーレム物を作成中の人はまだかな?

397:もやし
08/09/04 22:12:02 TMDNA1r9
ウーム、エロパロにもブームがあるんですか・・・・・・・
エリカ系書こうとしたが断念すべきだよね…
しかも俺初心者だし

398:名無しさん@ピンキー
08/09/04 23:13:37 /enLR8gO
>>397
とりあえず基本的に名前欄には何も入力しないことを推奨する

399:名無しさん@ピンキー
08/09/05 21:10:07 dcwabeKz
今度から名前は書かない事にします~
398さん感謝します^^^

400:名無しさん@ピンキー
08/09/06 01:23:31 CSXuS1d9
11-418様もしくは暴走ボートさん
上のコウキ×ヒカリの続き
まだでしょうか?

401:名無しさん@ピンキー
08/09/06 02:59:08 Y3ZXvXNy
ところでこの俺の股間のポケットモンスターを見てくれ
こいつをどう思う?

402:名無しさん@ピンキー
08/09/06 03:12:00 X2QQ+nMC
>401

)*(

やらないか?

403:名無しさん@ピンキー
08/09/06 21:07:34 14a/Gr/S
>>401-402
数字板でやれ

404:刹那=F=セルゲイ
08/09/07 19:07:18 ddPy+QY6
呼ばれてないけど、帰ってきました。
だいぶ前の書きかけのものを書きに来ました。
だいぶ前のSSなので、読んでいない人は訳が分からないともいます。
タイトルは化けモンなので保管庫のほうで読むことが出来ますのでそちらを読んでからにしたほうがいいと思います。
エリカのはまだかけてなかったりします。すみません。
それでは投下します。


朝食をとると、俺は薫子と買い物に行くことにした。
さすがに、下着をつけてない女の人がいるのはまずい。
たとえ昨晩、いかがわしいことをしたとしてもだ。
薫子も買い物はしたことがない様で、町に入ると物珍しそうにいろいろな物を見ていた。
俺は薫子にコダックじょうろを買ってやった。
薫子が来る前までは俺は毎日、水汲みをしていた。
水汲みは結構な重労働だ。しかし、薫子が来てからは毎日薫子がするようになった。
俺も女の人にやらせてしまい気が重かったが、薫子は一日も休まなかった。
だが、カメックスなら罪悪感はない。
あのポケモンは常時、体内にかなりの水を溜め込んでいいる。
後半の洞窟などの飲み水は大抵はカメックス頼りだった。
どうせ、自分の中の水を汲み出した後に川で補給しているのだろう。
頼りになるやつだ。
「その…、ありがとうございます。」
「気にするな。いつもよく働いてたからな、お前は。さてっ、下着を買いに行くぞ?」
「はい。」
とは言うものの、困ったものだ。俺は、薫子一人で買い物が出来るとは思ってない。
だからとはいえ、婦人用の下着売り場に入りたくない。
と、思ったら薫子は婦人用の下着売り場に俺の手をぐいぐいと引っ張っていく。
薫子にとってはたいした力じゃないんだろう。
ただあいつは、滝を逆走する体力と双子島の大岩を動かす怪力を持っている。
当然、そんな力の持ち主に人間の俺は逆らえる訳がない。
そこで今、俺は下着売り場にいる。
はっきり言って周囲の視線が痛い。薫子がいなければ俺は変質者だろう。
薫子の手を握り締める俺。やわらかくって、温かった。
俺は、なるべくその場から早く離れるようにした。
適当にその場にあった青のブラとショーツをとって薫子に手渡す。
下着のやわらかい手触りを一生、忘れることはないだろう。
レジで会計を済ますと、俺は一目散に逃げ出した。
「何かあったのでしょうか、マスター?」
このドンガメめ。
「あのなぁ…。」

405:刹那=F=セルゲイ
08/09/07 19:09:43 ddPy+QY6
俺は怒りを通り越して、呆れていた。
まぁいいや。
適当な試着室を見繕って、薫子に下着をつけるように指示する。
そして、しばらく時が経過する。
いきなり開けてやろうかとも思ったが、焦らされるのも悪くない。
そうやって思考をめぐらせると、不意に声がした。
「こんなものでしょうか…。」
恥ずかしそうに、カーテンを開ける薫子。
「上に、服を着てから開けような。」
薫子の行動は予想範囲内だった。むしろ期待していたくらいだった。
だから落ち着いて言い払うものの、少し目のやり場に困った。
どうやら、ブラもショーツもどうやらサイズが少し小さかったようで
ブラは上と下がよく見えたし、ショーツの方もパンパンだった。
恥ずかしそうにする薫子は、からかって面白い物がある。
「はい…。」
素早く、カーテンを閉める薫子。さっきの仕返しだ。
後で俺は下着に関する説明をした。
「先にしてくださればよかったのに…。」
文句を言う薫子。
「はっはっは。ごめん、ごめん。」
その後、俺は薫子に何着か買うように言った。
さすがに、さっきのを見てたから買い物のやり方くらい分かるだろう。
待つこと、30分。薫子はきっちりと役割を遂行してきたようである。
それなら、木の実の換金も済ませてきたことだし帰るとするかっと思うところ、
缶入りのポケモンフードを置いている店があった。
その中にデボンカンパニー製の水ポケモン用のがあるのを見つけた。
昔は薫子のあれが大好物だった。
少し、シルフカンパニー製よりも割高なんだがな…。
「薫子、あれでも食うか?」
「…!!、いっ、いえ、いいです。そっ、そんなものっ、」
冗談で言ったつもりなんだが、まんざらでもなさそうだ。
薫子は自分の人としてのプライドを守るので精一杯だ。
それをよそに俺はそれも買ってやった。
まぁ、いっか。今日くらい。
「いいって言ってるのに…。」
「まぁまぁ。いいじゃないか。」
俺と薫子は帰路を歩んでいった。
その時は、あんなことになるなんて考えてもいなかった…。

次は、主人公の別の手持ちが出てきます。
ゴーストと毒のポケモンだと言っておきましょう。
最終的には、6人のハーレムエンドを予定しています。
お楽しみに。

406:名無しさん@ピンキー
08/09/08 13:13:45 hzF9DEyQ
  ク    ク   || プ  / ク   ク  || プ  /
  ス  ク ス _  | | │ //. ス ク ス _ | | │ //
  / ス   ─  | | ッ // /  ス   ─ | | ッ //
  / _____  // /          //
.  /   l⌒l l⌒l \  ))   ____
. / / ̄| ,=| |=、| ̄ヾ   / ____ヽ
/ ̄/ ̄.  ー'●ー'  ̄l ̄ |  | /, -、, -、l  ))
| ̄l ̄ ̄  __ |.    ̄l ̄.| _| -| ,=|=、 ||
|. ̄| ̄ ̄  `Y⌒l__ ̄ノ ̄ (6.   ー っ-´、}
ヽ  ヽ    人_(  ヾ    ヽ    `Y⌒l_ノ
  >〓〓〓〓〓〓-イ   /ヽ  人_(  ヽ
/   /  Θ  ヽ|  /    ̄ ̄ ̄ ヽ-イ

407:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:17:06 xMglqHZ8
>>343-345
感想ありがとうございます!
ゴーゴー4兄妹を知らない方にも楽しんで頂けたようで安心しました。

セルゲイ氏乙です!
天然なカメックスがかわいらしいですね。
次回のゴーストタイプと毒タイプも楽しみにしています。

今回の投下内容はポケモンレンジャーの、「ゴーゴー4兄妹×アリア」です。
前回の、「ゴーゴー4兄妹×ヒナタ」に続き今回も激しい凌辱ですのでご注意ください。

408:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:18:03 xMglqHZ8
「この縄を解きなさいよッ! あたしを誰だと思ってるのッ!?」
ほのかに室内を照らすオレンジ色の灯りの下、
眼前に居る女が俺たちに向かって吼えかかってきた。
少女漫画に登場するような金髪縦ロールに、キッチリと着こなした制服。
こいつは、前回捕らえたレンジャー―ヒナタと同じく、
レンジャーユニオンに所属し、俺たちの妨害を繰り返してきた女だ。
ヒナタのときと同様、後ろ手に縛られているにも関わらず寸分も臆した様子は見せない。
それどころか、こうして囚われの身になっている事実が、
一層気概を高めているような気さえする。
それほどまでに、この女から感じられる熱気は凄まじいものだった。

「随分と血の気の多いレンジャーだな」
歯を剥き出し、釣り上げた瞳に怒りを湛えるレンジャーを眺めながら俺は呟く。

「ええ。このレンジャーさんは僕の工場で、そりゃもう盛大に暴れてくれましたよ。
ここまで連れてくるのにも本当に苦労させられました」
言いながら自身の腕をさするユウキ。
よくよく観察してみればユウキの腕には無数のミミズ腫れが浮かんでいる。
この部屋にレンジャーを連れてきたのはユウキだが、相当抵抗されたらしいな。

「ちょっと聞いてるの!? この縄を解けって言ってんのよ! さっきから無視して―」
「ゴタゴタうっせーんだよ!」
とめどなく喚き続けるレンジャーに苛立ちを覚えたのか、
歩み寄ったヨウジが女に顔を近づけながら吐き捨てた。

「アンタはたしか……」
ヨウジの顔を見た瞬間、レンジャーが眉をひそめる。
部屋の薄暗さと興奮状態が相まって面識があることに気付くのが遅れたようだな。

「サマランドでオレに負けて、今回はヨナベ工場でユウキ兄ィに負けたんだってなァ?
てめェみてェなザコがいきがってんじゃねェぞ」
低く笑いながら楽しそうにレンジャーを覗き込むヨウジ。
その様子があまりにも無防備だったためか、ユウキが口をはさむ。

「ヨウジ。そのレンジャーさんの装備はまだ解除していないので不用意に近づくのは―」
「なぁにビビってんだよ、ユウキ兄ィ」
尊大な態度を改めることもなく、肩越しにユウキを見ながら鼻で笑うヨウジ。

「スタイラーがあってもポケモンがいなきゃあ、なんもできねーし、
だいたいコイツは縛られて―ッ!?」
唐突に何かが噴き出すような音が聞こえたかと思うと、
それと同時にヨウジのセリフが途切れた。
しかし沈黙も束の間。部屋に流れる静寂はすぐさまヨウジの雄たけびに取って代わる。

409:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:18:47 xMglqHZ8
「ぎぃやあぁあァぁぁッ!!」
突然、耳をつんざくような悲鳴を上げたかと思うと、ヨウジは背中から床に倒れ込んだ。
そのまま左目を押さえながら絨毯の上をのた打ち回る。

「ヨウジ兄さんッ!?」
慌てて駆け寄ったミライが悲鳴の原因を確かめるべくヨウジの顔に手を触れる。
その瞬間、ミライの指にドロリとした赤い液体が纏わりついた。

「ひィィッ! 目がッ! 目がぁッ!」
「どう? 眼からマトマの実を食べるなんて初めての経験じゃない?」
引きつった声を上げながら苦しむヨウジを見下ろしつつ、
勝ち誇った表情を浮かべるレンジャー。
よくよく見れば、レンジャーは後ろ手に縛られた両手に小さなスポイトを携えつつ、
それを背後から覗かせていた。
なるほど。辛味成分豊富なマトマのエキスを入れたスポイトを隠し持ち、
ヨウジが油断した隙に射出したということか。器用なヤツだ。

「まったく……。僕は事前に忠告しましたからね」
「ほら、ヨウジ。水だ」
かぶりを振りながら呆れ返るユウキの隣で、俺は卓上の水差しをヨウジに差し出した。
ヨウジは俺の手から水差しをひったくると、自身の顔面に慌てて流水をぶちまける。
もちろん室内での出来事なので、ヨウジが膝を着いている場所はたちまち水浸しになった。

「ふぅん……。アタシたちゴーゴー団を前にして、ずいぶんと強気でいられるのね」
毅然たる態度でベッドに座り続けるレンジャーに向かってミライが歩み寄る。

「当然よ! あたしはフォルシティでもトップクラスの実力を誇るレンジャー。
テロリストなんかに屈して自分の役目を放棄したりしない!
あたしは自分自身を客観的に見られるわけ! アンタたちとは違うのよ!」
「国家権力のイヌが減らず口を……。しかし、これを見てなお大口が叩けるかな?
―ミライ」
俺に名前を呼ばれたミライは悟ったように眼で返事をし、懐から例の物を取り出す。
それを、訝しげな表情で傍観しているレンジャーの鼻先に突きつけた。

「ッ……!? ―これって……、まさか……」
掲げられたミライの手に握られている物……。
それは紛れもなく、俺たちが前回捕らえたヒナタのキャプチャ・スタイラーだ。
すでにジャンクと成り果てているソレを見て、レンジャーは驚きを隠せないらしい。
焦点の合わない眼でスタイラーを凝視している。

「これがどういうことだか分かるわよねー、ア・リ・ア・ちゃん!」
ミライはスタイラーを見せつけながら小馬鹿にしたような忍び笑いを洩らす。

「―あの子に……、ヒナタにいったい何をしたの!?」
しばらくのあいだ、声も出ないといった様子で固まっていたレンジャーだが、
突然、何かを思い出したかのような表情になり、ミライに食ってかかった。

410:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:19:39 xMglqHZ8
「なにをって……。色々と教えてあげたの! 女のコの味とかね。フフフ……」
自身の唇に指を当てたり、真紅のマントを翻したりと、
大げさなリアクションでレンジャーを煽るミライ。
その様子を見ていたレンジャーが怒りを誇示するように口元を歪め、
ミライを睨みつける。

「ん? どうしたの? もしかしてヤキモチ?
ヒナタの大切な部分まで知ってるアタシに嫉妬してるの?」
「っ……!?」
ミライの度重なる挑発の中に図星を突く一言があったらしく、
顔を背け押し黙るレンジャー。その頬にミライが軽く手を添える。

「そんな感情すぐに消し飛ぶわよ。アリアもアタシのコレクションにしてあげ―」
「こんのクソアマがぁッ!」
突然、室内にヨウジの怒声が響き渡ったかと思うと、
次の瞬間にはレンジャーがベッドの上で勢いよく壁に叩きつけられていた。
ミライとレンジャーの会話に気を取られているあいだにヨウジが復活したようだ。

「あッ! く……」
額をわし掴みにしているヨウジが自身の腕に力を込めるたび、
レンジャーは苦しそうな呻きを洩らす。
一方、会話の途中で押しのけられ、床に放り出されたミライは、
自身の腰をさすりながらヨウジを睨みつけていた。
たしかヒナタのときも似たような光景を見たな。

「よくもやりやがったな! 上等じゃねーかレンジャーふぜいがァッ!」
苦悶に満ちたレンジャーの表情を覗き込みながら、ドスの利いた口調で責め立てるヨウジ。
だがレンジャーのほうも諦めてはいないらしく、
閉じていたまぶたを開き、ヨウジに向かって睨みを利かす。

「なんだその眼ェッ! まだ勝てると思ってんのかよ! あァ?」
「あ、当り前じゃない……。
脳ミソの代わりにカイスが詰まった頭の持ち主に……。
アンタなんかにウチのジョウさんは負けたりしないのよッ!」
「な―!? ―調子こいてんじゃねェぞ、クソがッ!」
「くッ!」
ベッドに叩きつけられ顔を歪めるレンジャー。
休む間も与えず、ヨウジはレンジャーのブロンドを強引に掴み上げる。

「あッ! イタッ……」
「てめェみてェな女は身体に教えてやんねェとわかんねーらしいな。
おまえも、あのレンジャー―ヒナタと同じ目に合わせてやるよ!」
言うや否や、ヨウジはレンジャーの胸元に手を掛け、力任せに制服を引きちぎった。
あっという間に布切れと化した制服と下着が部屋中に舞い踊る。
当然、レンジャーは俺たち全員に剥き出しの上半身をさらけ出すこととなった。

411:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:20:32 xMglqHZ8
「つッ……!? い、いやあァァぁァッ!!」
唐突として自分の身に降りかかった羞恥に耐えられなかったらしく、
レンジャーは自分の身体を見下ろしながら大きな悲鳴を上げる。

「な……、やだっ! こんなの!」
お世辞にも大きいとは言えないが形の整った胸をあらわにしながら、
上擦った声を洩らしつつオロオロとたじろぐレンジャー。
後ろ手に縛れているせいで身体を隠すことすら不可能だ。

「んだよ、ちいせェなぁ……。栄養足りてんのか?」
レンジャーを押し倒したヨウジは、
緩やかな双丘の先端にそそり立つクラボのように真っ赤な突起を、
指で弾き、こねくり回し、摘まんだりして弄ぶ。

「あつッ! そ、そんなに強く引っ張ったら千切れ―」
相も変わらず加減を知らないヨウジの責めだ。
当然のごとくレンジャーは痛みしか感じていないらしい。

「ケッ! てめェみたいな生意気な女にゃ、これくらいが丁度いいんだよ!」
そう言ってヨウジはレンジャーの突起に、ガリッと歯を立てる。

「ぎィィッ!!」
痛みに耐えかね濁った呻き声を洩らすレンジャー。
その眼にはうっすらと涙が溜まり始めていた。
―と、そこで、先ほどから傍観していたミライとユウキがベッドの上に移動する。
どうやら見ているだけでは飽き足らなくなったらしい。

「レンジャーさんの髪、凄く綺麗ですね。これなら文句はありません」
言いながらユウキはレンジャーの前で自身の昂ぶりを取り出した。
血管の浮き出たグロテスクな男性器を見せつけられたレンジャーは、
ビクッと身体を震わせたあと、そのまま硬直する。

「いッ!? やだっ! そんなモノ近づけないでっ! 離れてっ! あっち行ってよッ!」
「酷い言われようですね。
でも安心して下さい。僕はヨウジほど乱暴なことはしませんから」
上辺だけの笑顔を向けたあと、ユウキはゆっくりとレンジャーに怒張を近づける。

「ま、まさか口に……」
「いえいえ。それは以前、ヒナタさんにやって頂きましたし、
美しいブロンドのあなたにはこちらのほうがお似合いでしょう」
少々熱のこもった口調で言い放ったのち、
ユウキはおもむろにレンジャーの縦ロールをひと房手に取った。
何をされるのか判らないといった様子でユウキを見上げていたレンジャーは、
次に起こった出来事を目の当たりにし、驚愕の表情をあらわにした。

412:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:21:20 xMglqHZ8
「え……、ちょっと―」
「か、髪の毛でするってこんな感じなんですね。あっ! 1度やってみたかったんですよ」
自分の屹立に肌触りのよさそうなレンジャーの頭髪を巻きつけ、上下に扱きだしたユウキ。
それを見ていたレンジャーは、まさか自分の髪をそんなことに利用されるとは、
夢にも思っていなかったらしく、困惑の色をあらわにしながらユウキに喚き立てる。

「う、ウソでしょ!? アタシの髪でなにして―。や、やめてよっ! 汚れるッ!」
嫌がるレンジャーを尻目に、ユウキは恍惚の表情で縦ロールの感触を楽しむ。

「よそ見なんかしてないでアタシの相手もしてよ」
「んんっ!?」
ミライは狼狽し続けるレンジャーの顔を両手で掴み、強引に唇を重ねた。

「んっ! んんんッ!」
頭を激しく揺すり、ミライから離れようともがくレンジャーだが、
その様子がミライの興奮を後押ししているのか、ますます深く口づけられていった。
淫靡な唾液の音を響かせながら、俺の妹は夢中でレンジャーの口内を蹂躙し続ける。

「そんじゃ、そろそろ締めといくか」
言うや否や、ヨウジはレンジャーのズボンをショーツもろとも一気に引きずりおろした。
下肢を覆うものを剥ぎ取られ、本来ならば隠し通すべき部分を露出させてしまう。
それが胸を見られた時とは比べ物にならないほどの恥辱だったらしい。
大きく頭を動かしミライの責めから逃れると、レンジャーは大声を上げた。

「いやっ! お願いっ! 見ないでェッ!」
男に視姦されるなど初めての経験だろう。
形の整ったまっさらな秘裂を覗き込むヨウジを前にして、必死に懇願する。
両足を閉じて何とか秘部を隠そうと試みるが、
ヨウジとミライの両人から四肢を押さえつけられ、それも適わない。

「大人しくしてろや。いい夢見せてやっからよ」
言いながらヨウジは自分の股間をまさぐり、熱く猛る男のシンボルを引っ張り出した。
その様子を見ていたレンジャーの顔が見る間に青ざめてゆく。

「ウ、ウソでしょ……? ねぇ……。ウソ……よね……?」
受け入れがたい現実に精神が耐え切れなくなったのか、
レンジャーは引きつった笑いを浮かべながら何度も同じ質問を投げかけてきた。
だが、そんなレンジャーを意に介すこともなく、
ヨウジは自身の先端を弾力のありそうな二枚貝にあてがう。

「残念だったなァ。オレぁウソが大嫌いでよ。ヘヘヘ……」
「くッ……! ―ふ、ふざけないでよ、この筋肉ダルマぁッ!
誰がアンタなんかにッ! アンタなんかにィィッ!」
「てめェは今からその筋肉ダルマに犯されんだよッ! そらッ!」
「ッ……!?」
かつてないほどの剣幕で吼えかかってきたレンジャーを鼻で笑うと、
ヨウジは体重を掛けて一気に刺し貫いた。

413:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:23:00 xMglqHZ8
「い……!? あァあぁぁァァッ!!」
刹那、部屋全体に凄まじい叫び声が響き渡った。それは到底この世のものとは思えない。
おそらく、別室で待機している団員たちの耳にも届いたことだろう。

「痛いッ! 痛いぃッ!」
ヨウジの辞書に、ゆっくり慣らしてやるという文字は無い。
出だしからフルスピードで腰を振られつつ、レンジャーは引っ切り無しに痛みを訴える。
ヨウジが威勢のよい音を立てながら腰を打ちつけるたび、
レンジャーの秘裂から飛び出す血液と愛液の混じったモノ。
粘膜が荒っぽく擦れ合う音も相まって、よりいっそう非日常を体感させてくれた。

「オラッ! さっきまでの威勢はドコ行ったんだ? レンジャーさんよぉッ!」
額に汗を滲ませ、卑下た笑いを浮かべながら攻撃を続けるヨウジ。
強気な女がボロボロと涙をこぼすサマを見て、興奮極まれりといった感じだ。

「やだッ! こんなのやだよォッ! 助けてジョウさんッ! ヒナタぁッ!」
激しく泣き叫びながら助けを求めるレンジャー。
ヒナタのときにも感じたことだが、訓練を受けているとはいっても、
やはりタダの女なのだ。男に組み敷かれてはあまりにも無力。
陰部から流れ出る破瓜の血が純白のシーツを赤く染め上げてゆく。

「も、もう許してぇッ! 2度と逆らわないッ! だからお願いッ!
あッ! い、痛いのやだッ! 怖いのやだぁッ!」
ついにプライドを投げ捨てて懇願し始めた。しかし、謝罪したところで、もはや手遅れ。
ここまで俺の兄妹たちをその気にさせてしまっては今さら中断とはいくまい。

「はっ! おせーんだよボケがッ! このまま中に出してやらぁッ!」
予想通り冷たく一蹴するヨウジ。だが、レンジャーはなおも食い下がる。

「そ、それだけはいやッ! 外にっ! 外に出して―」
「んなら1回だけのチャンスだ! ここで一生オレの肉奴隷になるって誓えッ!」
「え……! あ……」
唐突に与えられたチャンスとやらに困惑し、上手く言葉が出ないのだろう。
引きつった喘ぎ声を発しながら激しい責めに身悶えしている。

「ああッと時間切れだ! 残念だったな! ―あぐっ……。そんじゃブチ撒けるぜッ!」
「い……。ま、待ってッ! 冗談でしょッ!? こ、こんなのウソよッ!
だってこんなッ! こんなのって―」
限界を示すように顔を歪ませたヨウジに向かって、
何かの間違いであってほしいと訴えかけるレンジャー。
しかし、そのような希望は息を吹きかけただけで散りゆく花びらのように儚い。

414:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:24:38 xMglqHZ8
「ぐッ! もう出そうだっ! たっぷり注いでやっからなッ!」
「レンジャーさんッ! 僕も限界が!」
「アリアが種付けされるトコ、じっくり見ててあげるからねー」
俺の兄妹たちは思い思いの言葉を口にしながらレンジャーを注視する。
そうだ! もっと鳴け! その嬌声で曲を紡げ! 極上の演奏を俺に聴かせろ!
俺は昂る感情を必死に抑えながら4人の動向を見守り続ける。
程なくして、その4人は臨界点を迎えることとなった。

「はッ! ああッ! ぼ、僕もう我慢できな―。うぁァあァッ!!」
縦ロールを用いて肉棒に刺激を与えていたユウキが先端から勢いよく白濁を吹き出した。
流れるような優雅さを湛えていたブロンドが、
あっという間に白く染め上げられ汚されてゆく。

「ぐあァッ! 出すぞレンジャー! 孕んじまえッ! イッ! うおォぉオォぉッ!!」
「いやぁぁァあぁあぁァッ!!」
涙目になりながら最後まで抵抗を続けていたレンジャーの膣内に、
ヨウジが猛りながら自身の子種をブチ撒けた。

「やだやだッ! 産みたくないッ! 産みたくないよぉッ!!」
好きでもない男の精を流し込まれ取り乱すレンジャー。
どんなに苦しかろうと、この状況から逃れるすべは皆無に等しい。
ヨウジがすべてを吐き出すそのときまで地獄の真っ只中をさまよい続けるのだ。
それはまさしく絶望を絵に描いたような光景だった。



「―はぁ……、うう……」
レンジャーがベッドに横たわりながら規則的に身体を上下させている。
貴族のように端正だった顔立ちは唾液と涙と白色のおかげで今や見る影もない。
無理やり純潔を奪われたつぼみからは混ざり合った血液と白濁が桃色となり滴っていた。
降りかかった災厄に打ちひしがれ、放心しているのだろうか?
魂が抜け落ちたかのように虚ろな瞳で視線を空に漂わせている。
そんなレンジャーの姿を眺めながら、俺は率直な感想を呟いた。

「いいコンサートだった……」



END

415:かるび ◆XM3uiKgfzM
08/09/09 00:25:29 xMglqHZ8
「ゴーゴー4兄妹×アリア」投下終了しました。

もうすぐプラチナも発売しますね。楽しみです。

416:名無しさん@ピンキー
08/09/09 01:22:25 YkNSevNp
4兄弟素敵すぎだろ…超GJ!

417:名無しさん@ピンキー
08/09/09 01:40:20 Au2QVPlh
ちょwww福田首相ワロスwww
いつもGJです

418:名無しさん@ピンキー
08/09/09 17:29:00 DZ/859lq
上のコウキ×ヒカリ GJでした
続きみたいです

419:名無しさん@ピンキー
08/09/11 07:18:15 i8XppL34
>>415
GJ!残りの二つの町のおにゃのこレンジャーも是非お願いします。

420:名無しさん@ピンキー
08/09/11 12:08:00 EVv+jATm
楽しみだのう

421:名無しさん@ピンキー
08/09/11 15:00:23 ImsWcUTS
ラクアっていいなあ…と思うんだが、まだ一つも投下されたことないのな。もしかして知名度低い?

422:名無しさん@ピンキー
08/09/13 03:36:49 h7mzx8ks
プラチナでネタに使えそうなイベントが・・・

423:名無しさん@ピンキー
08/09/13 08:13:12 nhCVWKvi
>>422
kwsk

424:名無しさん@ピンキー
08/09/14 16:52:41 fqH/LiEn
確かに追加イベントに、いかがわしい妄想膨らませてしまえそうなものがいくつも……w

425:名無しさん@ピンキー
08/09/15 10:50:32 Nxqfh9/M
クリムゾン先生でもポケットモンスターの同人誌は描けないんだね

426:名無しさん@ピンキー
08/09/15 17:53:26 TbF/X45P
逮捕者が出たからには流石に無理だろうな

427:名無しさん@ピンキー
08/09/16 23:30:53 yEq73SrX
>>426
クリムゾン先生自身はポケモン大好きだけどな

428:名無しさん@ピンキー
08/09/17 18:58:34 lTAtxcKP
フロンティアのお嬢様と執事さんは夜な夜ないろいろやってるにちがいない


429:名無しさん@ピンキー
08/09/18 00:22:47 EhbPKQEv
ポケモンの18禁の絵板って無くなったのか?
探しても出てこねー

430:さくやのこと/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:18:32 6fCLC059
プラチナプラチナブラチラプラチナ
プラチナプレイしてたら、主人公の行く先々に現れるストーカーの一人のシロナ
ダイヤモンドやった時には男主人公だったので、特に気にならんかったんですが
女主人公でやってたら、「あれ?この人(シロナ)女主人公に気があるんじゃね?」って思えてきた
たったそれだけの理由で書いてみた、反省してない

女主人公の名前が、そのまま俺のデータの女主人公の名前だったり
手持ちの種類と名前をそのまま使用したことについては、もっと反省してない


全8レスくらい、百合、ソフトな言葉攻め、お漏らし
ここらへんがダメってひとはスルーで夜路


ってことで投下!

431:さくやのこと/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:19:02 6fCLC059
 カンナギシティに立ち寄ったわたしは、偶然壁画を破壊しようとするギンガ団ボスアカ
ギと遭遇し、彼をポケモンバトルで打ち破ることに成功した。
 アカギが、大人の腕力で強行していたら、ただの子供でしかないわたしとシロナさんの
お婆ちゃんの2人ではどうしようもなかっただろう。
 だが、今のわたしには心強い仲間がいる。
 ナナカマド博士からもらった、頭の葉っぱがかわいいナエトルのアーサーも。今ではハ
ヤシガメに進化して、わたしを乗せて歩くことができるくらい大きく逞しくなったし。
 わたしが初めて自力でゲットしたコリンクのガウェインも、レントラーまで進化し、パ
ーティのエースだ。
 進化するまでは少し頼りなかった、ムクホークのランスも他の二匹だと倒し難い岩や鋼
を、インファイトで倒す活躍をみせるようになっていた。
 結構色々ポケモンを捕まえてきたはずなのに、なぜかわたしのパーティはこの三匹で固
定されている。
 愛着、っていえばいいんだろうか?
 この子たちといると、わたしはどんな敵にも負けないって気持ちになれる。
 だから、アカギにも打ち勝つことができた。
 そう思っている。
 この三匹といたら、わたしは無敵だ、って。
 だから、だから……だから、今わたしはとてもピンチだ。
 わたしを守ってくれるアーサーも、わたしの代わりに戦ってくれるガウェインも、わた
しを乗せて飛んでくれるランスもいない。
 頼りになる三匹から切り離され。
 その上、わたしは、いま、衣服すら脱ぎ去っていた。
 身を守るものがひとつとしてない状況、わたしはごくりと唾を呑んだ。
 なんだろう?
 なんでこんなことになってしまったんだろう?
 いや、別にわたしはギンガ団に捕まったとかそういうわけじゃない、わたしを今現在追
い込んでいるのは敵じゃなく、味方。
 それも困らせようとしてその人は誘ってくれたわけではなくて、あくまで善意。
 だから困る。っていうか、困ってる自分に困惑している。
 女同士で一緒にお風呂にはいるっていうだけの話。
 こんなテンパってる自分がおかしいのは分かってる。
 でも、でも、一緒にはいる相手が問題なのだ。
 その相手とは、
「んー? さくやちゃん。どうしたのー?」
 ガラっと横開きの扉を開け、その人はいつまで経ってもはいってこないわたしを不思議
そうに見つめてきた。
「服脱ぐのに手間取ってたわけじゃないのね」
「え、ええと……」
 わたしがどう答えようか迷っていると、シロナさんはわたしの手を掴み、おいでと招く
ように腕を引いた。
「あ……」
 突然のことにわたしはバランスを崩してしまった。
 だが、
「おっと、だいじょうぶ?」
 シロナさんは当然のようにわたしのことを抱きとめてくれた。
 そのことが嬉しくて、申し訳なくて、お礼を言おうとし。ふと、わたしは、自分の顔が
どこにあるか気付いてしまった。
 やわらかな白い肌のぬくもり。
 わたしよりは大きいけれど、一目で大きいって分かるほどではないが、程よい大きさと
形をしたシロナさんの胸に、わたしは顔を埋めていた。

432:さくやのこと2/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:20:02 6fCLC059
 わたしは身体を離そう、今すぐ飛びのこうとしたが。腰に回され、ぎゅっと抱きしめて
くるシロナさんの腕のせいで抜けられず。
「あ、ありがとうございます」
 というのが精一杯だった。
「ふふ、だいじょうぶ?」
「あ、はい」
 胸に顔があたっているせいで、シロナさんの鼓動が聞こえた。
 とくんとくんとリズム良く流れるシロナさんの音。それに反してわたしの心臓はバクバ
クと脈打ってしまってしょうがない。
「一人で立てる?」
「は、はいっ」
 わたしはシロナさんの腕から抜け出ると、タオルをもった腕で胸を抑え、軽く首を振った。
 なんとかして、どきどきを抑えようとしたのだが。
 シロナさんはわたしの下のほうを見て、僅かに目を細めると、小さく微笑んだ。
 シロナさんはなにを見て笑ったんだろうと、視線を追ってみて、直ぐに気がついた。身
体の下部、下腹部、わたしはもう14にもなるのに、産毛くらいしか生えていない。
 それを見て笑ったんだと気付くと顔が、いや体全体が熱くなるのが分かった。
 わたしは慌てて手で下腹部を隠すと、俯いた。
 真っ赤になってしまった顔をみられたくなかった。
 こんな恥ずかしい想いをするなら来なければよかった、わたしは泣きたくなりながらそ
んなことを思った。
 
 
 わたしがシロナさんのお婆ちゃんの家に、一緒に泊まることになったのは、シロナさん
の気まぐれにすぎない。
 ミオシティにある図書館へ行ったらいいと、シロナさんは最初そう言ったのだけれど。
もう直ぐ夜だということと。
「さくやちゃんて、もしかして旅の間は野宿なの?」
「え、そうですけど……?」
 寒い夜でもランスの羽の中で休めば、家のベッドより温かいし。寝ている間はアーサー
が見張ってくれている。
「女の子の一人旅で野宿って!?」
 シロナさんは驚いたように声をあげた。
「なにかあったらどうするのよ」
「ポケモンたちが、みんながいるから大丈夫です」
「……そうかもしれないけど」
 シロナさんはむうと唸ると。
「でも、野宿ってなあ……そうだ! なら今日くらい屋根の下で寝ましょ。私のお婆ちゃ
んの家が直ぐ近くにあるのよ。それがいいわ、決まりね」
 なんとも強引な誘い方だったけど。
 シロナさんと一緒の時間を過ごせる、そう思うと少し心が躍った。
 
 それから、わたしは手持ちのポケモンたちを、ポケモンセンターの一日リフレッシュコ
ースに預け。トリミングとか健康診断とかもお願いした。
 ずうっと、簡単な機械治療しかさせてやれなかったから、これはちょっと良かった。
 
 

433:さくやのこと3/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:20:36 6fCLC059
 だけど、いまわたしはアーサーでもガウェインでも、最近はいったブースターのトリス
タンでもいいから、誰かにそばにいてほしかった。
 シロナさんと2人きりの裸の付き合いが、これほど緊張するだなんて。
 途中にある湖や川とかで水浴びするくらいで、ちゃんとしたお風呂にはいるのが久々だ
ったせいか。ちょっとシャワーを浴びるだけで、土埃が落ちて茶色くなった水が流れ落ちた。
 自分でもこんな汚くなってるとは思わなかったが、暖かいお湯のシャワーは身体の汚れ
以上に、心の疲れを解きほぐしてくれるようだった。
 それに
「たとえ、火の中水の中草の中、もっりのなか~♪」
 と陽気に鼻歌を歌ってくれていたから、ちょっとだけ恥ずかしさは紛れた。
 にしても、スカートの中にポケモンはいないよなあって思いながら。
「それなんの歌ですか?」
 ってわたしが笑っていうと、シロナさんは少し悲しそうな顔で言った。
「そう、ジェネレーショギャップかしら」
「へ?」
「いいえ、気にしないで」
 と明らかに落ち込みながらいった。
 
 身体の汚れを落すと、シロナさんと肩を並べて湯船に浸かろうとしたら、反対側に座っ
てと笑顔で言われた。
「さくやちゃんかわいいから見てたいのよ♪」
 ニコニコ笑いながら言われると、反論もできない。
 わたしは顔を俯かせて、シロナさんを覗くようにみた。
 シロナさんはわたしをかわいいってよく言ってくれるけど、シロナさんのほうが素敵だ
と思う。
 涼やかな琥珀色の瞳、金色の長い髪、白く極め細やかな肌、均整の取れた体つき―ど
こをとっても非の打ち所がない。
 それにシロナさんはポケモンリーグチャンピオン。
 今、シンオウ地方でもっとも強いポケモントレーナー。
 わたしもシロナさんみたいになれたらいいなあって思う。
 だからこそ、こうして直ぐそばにいると緊張しちゃうし、頭がピヨピヨパンチ食らった
みたいになってしまう。
 シロナさんがくすって微笑んでくれるだけで心が躍るし、シロナさんがわたしの名前を
呼んでくれるだけで嬉しいのに、わたしはもっとシロナさんに近づきたいって思ってしま
った。
 こうして向かい合っているんじゃなく、隣に座りたい、肩を並べたい。だからお願いし
ようと思っていると。
「アイスとってくるけど、さくやちゃんも食べる?」
「えっ、は、あ、いえ、いいです」
「そっか。お風呂で食べるアイス美味しいのになぁ」
 言いながら浴室を出て行くシロナさん。くそ、こういうときにランスがいたら『きりば
らい』で邪魔な湯気を―ってわたしはなにを考えてるんだ。
 
 

434:さくやのこと4/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:21:53 6fCLC059
「アイス食べるならお風呂でてからのほうが……」
「んー、お風呂の中で食べても美味しいわよ」
 そういいながらバニラ味のソフトクリームを美味しそうに舐めるシロナさんは、まるで
子供のようで、なんだかかわいらしい。
「んんー、やっぱり食べたくなった、かな?」
「え」
 シロナさんは猫のように目を細めて笑うと。
「はい、どうぞ♪」
 ソフトクリームを差し出してきた。
「え、ええと」
「遠慮なく食べて、美味しいから」
 これを断ることは、二重の意味でできなかった。
 尊敬する、憧れているシロナさんから勧められたのに断れないし。それに、シロナさん
が舐めたソフトクリームを舐めることができる。なんだかそれがとっても魅力的なことに
思えてしまった。
 いや、実際魅力的だ。
 だって、シロナさんの舌が、唇が触れたものに、わたしも口をつけられる……つまり、
間接キス。シロナさんと、間接キスできるなんて。
 わたしはごくりと生唾を飲み込み、「はい」と差し出されたソフトクリームに顔を寄せ、
シロナさん自身にキスするような気持ちでソフトクリームに舌を触れさせた。
 火照った体にアイスの冷たさが心地よくて、わたしは求めるようにソフトクリームに舌
を這わせた。
 お風呂の熱気で零れ落ちる白濁した液体を、すくうように舌で舐めとる。
 シロナさんはわたしが舐めやすいように動かしてくれる、その目には優しい色が宿って
いた。
 ソフトクリームの冷たさは、わたしの身体をわずかに冷やしてくれたけれど。心臓はさ
きほどまで以上にばくばく、激しく脈打つ。
 わたしは思わずシロナさんに抱きついてしまいそうになる直前で、ソフトクリームを愛
撫するのを辞め。
 お礼を言おうとしたら。
「ついてる」
「……へ」
 シロナさんが一気に距離を詰めてきた。
 夢中になって食べているうちにわたしの頬についたクリームを、ぺろっと舐めとると、
舌を這わせ。頬や顎についたのを舐めていく。
 シロナさんの熱い舌の感触が這い、そうして、わたしの唇についていたクリームを舐め、
そのまま唇が重なっていた。
「んっ……んぅ……」
 シロナさんは口内のアイスも食べたいというように、わたしの口の中で舌を躍らせる。
 アイスクリームになってしまったわたしは、シロナさんに舐められ溶かされ、喘ぎ声を
あげ、浴槽の中へ沈んで消えてしまいそうになった。
 
 唇を離すと、少しだけ沈黙が訪れて。それがまるで、シロナさんが自らの行為へ後悔し
ているように感じてしまったわたしは、冗談めかして言った。
「さくや味のアイスは美味しかったですか?」
 ここで本能に従っていたら、わたしはわたしからシロナさんの唇を求めていただろうけ
れど。そんな勇気はわたしにはなかった。
 シロナさんはくすっと笑うと。
「ええ、とっても。さくやちゃんかわいいだけじゃなくて、おいしいとは思いもしなかっ
たわ」
「また、食べたかったらいつでも言ってくださいね」
「ええ」
 

435:さくやのこと5/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:23:29 6fCLC059
 シロナさんはアイスを食べ終えると、ふうと一息つき。
「でも、ほんと、さくやちゃんて身体傷だらけね」
「え?」
「ところどころに擦り傷かすり傷あるし、口の中に口内炎もあったわ」
 キスだけでそんなことまで分かったのかと、わたしは驚いてしまった。
「そうですか?」
 たしかに町で暮らしていたころと比べると、傷は増えたけど。言われるほどでもないよ
うな。
「ちょっと立ってみて」
「あ、はい」
 わたしは言われるままに立ち上がった。
 お湯は膝までしか隠してくれず、わたしの貧相な身体がシロナさんに丸見えだ。
 恥ずかしかったけれど、隠したら意識しているようで、そういうことを考えてしまって
いると認めてしまうようで、隠すことはしなかった。
 旅に出る前は少しふっくらしていた体つきは、旅中の少ない食事と野宿のせいで、いつ
のまにか痩せてしまっていた。
 前はお腹を掴むと、ぷにっとしたのに。いまはくびれが少しできている。
 胸の脂肪まで痩せなかったのは幸いだけど、シロナさんと比べると全然見劣りする。
「ほら」
 シロナさんはわたしの身体を指差していった。
「ここにも、ここにも。それにこことそこにも」
「え、え、どこですか?」
 小さな傷ばかりでよくわからない。
「ほら、ここよ」
 シロナさんはいうと、わたしの肌に指をあてた。
「ここと、ここにも、ね」
 とん、
 ちょっとだけ触れて、離れる。
 傷の位置を教えてくれているだけなのに、触れられると電流が身体をはしった。
「あら? 内股怪我するって、なにしたの?」
 とん、とシロナさんの指が太ももの内側に触れ、傷口をぎゅっと押してきた。
 そこを怪我したのはなんだっただろうか、たしか。
「自転車乗ってて、転んだ時に擦りむいて……っ」
 シロナさんの指が、ぐりぐりぐりぐり、傷口を押しながら上へ上へと登ってくる。
 女の子の大事な部分に近づけば近づくほど、身体が素直に悲鳴をあげる。
 どうしよう、このままシロナさんの指があそこに触れたら……。
「気をつけないと、さくやちゃん綺麗な身体してるんだから」
「そんなこと、ないです」
 期待に反してシロナさんの指は離れ、わたしは少し安堵し、がっかりもした。
「そうだ、マッサージしてあげる。座って座って」
 立てと言ったり、座れと言ったり、シロナさんは忙しい。それに素直に従ってしまうわ
たしは、まるでシロナさんのポケモンのようだ。
「ほら、足伸ばして」
「あ、はい」
 おそるおそる脚を伸ばすと、シロナさんはわたしの足を掴んで、マッサージしはじめた。
 シロナさんは流石に自分から言い出すだけあって、マッサージが上手で、凝り固まって
いた脚の筋肉はほぐされていくのがわかった。
 脚を両方ともし終えると、
「じゃあ、今度は上半身ね」
 と、わたしを手招きした。

436:さくやのこと7/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:24:15 6fCLC059
 ―どうしよう、顔真っ赤だ。
 わたしはシロナさんの上に座って、抱っこされるような形で腕や肩をマッサージしても
らった。
 マッサージしてもらっている最中、ずっとシロナさんのおっぱいが背中にあたっていた
し、なによりシロナさんが耳元で喋るせいで吐息がわたしの耳をくすぐってきた。
 だが、腕肩脚が終わり、これでこの時間も終わりだと思っていたら。
「じゃあ、こっちもやってあげる」
「へ?」
 いうや、シロナさんの手がわたしの下腹部に伸び、閉じられた内股の間にはいってきた。
 シロナさんの指先は、正確にわたしの割れ目にたどり着くと、ゆっくりと撫で始めた。
「旅の間、自慰する暇もなかったでしょう? だから、ね」
「え、シロナ……さん……?」
「それとも、野宿してる時にもしてたのかな? まさかコウキくんとかに手伝ってもらっ
てたりしたの?」
「そんなことないです」
 わたしはふるふると首を横に振った。
 こうしている間にも、シロナさんの指はわたしの弱い部分を暴きだそうとマッサージし
てくる。
「ふうん。じゃあ、してなかったの? ―それにしては、反応が素直。してなかったら、
こんなに反応よくないと思うんだけど?」
 シロナさんの指先に痺れるように、わたしの姫唇はひくひくと反応してしまう。
 身悶える体、逃げようとしてもシロナさんはわたしの身体を抱き抑え、話してくれない。
「教えて、どうやって、してたの?」
 シロナさんの吐息は、まるで魔法のようにわたしの耳から溶け込み、口が自然と開いて
いた。
「し、してました……」
「うん」
 ゆるくなってきた割れ目、でもシロナさんはまだ撫でるだけ。指入れて欲しい、シロナ
さんの指。だから、シロナさんの期待に応えるよう、わたしは旅の最中でのことを答えた。
「最初は、がまんできなくて、フレンドリィショップのトイレで」
「がまんできないって、さくやちゃんいがいとえっちなんだ」
「ち、違うんですっ」
 わたしは一生懸命首を横に振った。
「コウキくんと会ったとき、偶然ぶつかって、コウキくんの手がわたしの胸にあたって。
それで、そのあと見たら、コウキくんの……ズボンに、テントできてて」
「ふうん、なんで? なんで、コウキくんのズボンがテントになっちゃったの? ちゃん
と言って、ね?」
 なんでこんなこと言わせるんだろう。
 シロナさんの前でこんなこと言いたくない。
 でも、シロナさんが言えって言ってるんだ、だから。
「コウキくん、わたしのおっぱいさわって、それでおちんちんおおきくしちゃって。だか
らテントが」
「へー、コウキくんもかわいいなあ」
 クスクス笑いながら、シロナさんの手はわたしの身体を愛撫するだけ。
 早く、早く、もっと強い快感が欲しい。シロナさんにもっとしてほしい。
 なのに、シロナさんは撫でるだけ。
「それでコウキくんのおちんちん想像しながら、したんだ。ふうん」
「は、はい。……コウキくんが、……ナニーしてるの想像しながら、しました」
「そっかそっか、じゃあ、次は」
「次、ですか?」

437:さくやのこと7/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:25:18 6fCLC059
「うん。まさか、旅の最中一回だけじゃないよねえ? さくやちゃんえっちだもん」
 わたしは目尻に涙が浮かぶのを感じながら、答えた。
「トイレで、公園のトイレで、男の人用のほうでしました」
「トイレ好きなんだ」
「だって、外でする勇気とかそのころなくて、だから」
「その頃、ね。じゃあ、今、は?」
 言われてわたしはもうどうにでもなれと思っていった。
「この前シロナさんと会ったあと、茂みの中でしましたぁっ。シロナさんから預かったお
守り握って、ぎゅってしながら、シロナさんにしてもらうの想像しながら。だから」
 ぐすっと鼻をすすった。
「だから、シロナさんお願いです。撫でるだけじゃなくって、もっと……もっと」
「分かったわ」
 言うや、シロナさんの指がわたしの割れ目を押し破り、ぐいっと入ってきた。
「さくやちゃんのおマンコ、さくやちゃんらしくていいわね」
 シロナさんの指がわたしのなかにはいってくる。
 はじめて入ってきたはずなのに、シロナさんは当然のようにわたしのなかを突き進んで
いく。
「入り口はかためだけど、奥にいくとやわらかくて、入ってきたひとを歓迎するみたいに
よく動いてくれる。ふふ」
 シロナさんが言ってるのが一瞬なんのことか分からなかったが、理解すると、ほんと顔
から火が出るようだった。
「へ、変じゃないですか? わたしの……」
「全然っ!」
 シロナさんはくすっと笑うと。
「むしろ、これに入れる男がいたとしたら、多分さくやちゃんはもうそいつに離してもら
えなくなるわね」
「そんな……」
「さくやちゃん、男の子が好きな身体つきだもの。コウキくんとか、あのせっかちな子と
か、きっとさくやちゃんでオナニーしてるわね。絶対」
「え、ええ……」
「さくやちゃんのお口におちんちん突っ込んで舐めさせたり、おっぱい痛くなるくらい揉
んだり、さくやちゃんのおマンコが壊れちゃうくらいズタボロになるまでおちんちん入れ
る妄想してる」
「そんなぁ……」
「ふふっ。嫌そうにしながら、ほんと正直」
 シロナさんはわたしの口端からこぼれていた涎を舐めとり、唇を重ねた。
「んっ、んふぅ……おちんちん入れられるとこ想像したでしょ。おまんこきゅーってして
たわよ、指が飲み込まれるかと思ったわ」
「……んっ……っ……」
「ねえ? さくやちゃんはどっちの男の子のおちんちんが欲しいの? それとも両方?」
 わたしはその問いに素直に答えた。
「わたしは、わたしは……」
「んー? どっち?」
「シロナさんに、シロナさんに気持ちよくして欲しいんですっ! シロナさんにわたしの
恥ずかしいところ、ぜんぶぜんぶみてもらいたいんです」
「……そう」
 すると、シロナさんの手が離れてしまった。
「じゃあ、最後は自分でしなさい。見ててあげるから」
「え……あ……はぃ……」

438:さくやのこと8/8 ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:27:37 6fCLC059
 わたしは浴槽から出ると、マットの上に仰向けで犬のようにお腹をだして寝転がり、股
をシロナさんによく見えるようにして、自分で自分を慰めた。
 シロナさんは唇に指をあて、薄く微笑んでいる。
 わたしはシロナさんに恥ずかしいところを、シロナさん以外には見せたくない、見せな
い恥ずかしいところをみせようと必死になって。身体をよじらせ、喘ぎ声をもらし、ただ
シロナさんのことだけを考え続けた。
 そして―
「あっ、ああっ、あ、く、もう、も、だめえぇぇぇぇっ!!?」
 今まで我慢していたものが決壊するように、膣が激しく痙攣し、それにあわせて体が脈
打った。
 大きな波はなかなかひいてくれず、しかし、ゆっくりと収まった。そう思い、気が弛ん
だ瞬間、ぴゅーっという音を立てそうな勢いで尿道から黄金色の液体が噴出してしまった。
 おしっこをするところまでシロナさんに見られるのはいやで、わたしは隠そうとしたが、
手で押さえてもおしっこは止まらず。尿道口が少し痛みを覚えるまでおしっこは出続けた。
「かわいかったわ、さくやちゃん」
 シロナさんのその言葉は、まるで天使の祝詞のようだった。
 
 
***
 
 
「それじゃあ、気をつけてね」
「はい」
 翌朝、わたしもシロナさんも何事もなかったかのように旅立った。
 それぞれがそれぞれの道へと。
 ―再びいつか、路が重なることを信じて。





439: ◆DppZDahiPc
08/09/18 05:32:24 6fCLC059
以上。
さくや=橘朔也っていう特撮系のキャラからとった。

次会うのはwifi板の対戦スレかここかはわからないですが、
そんときには暖かく迎えてくれると嬉しいです

440:名無しさん@ピンキー
08/09/18 06:13:49 44DA+JyM
>>429
どっかの馬鹿が通報したと聞いたことがある

441:名無しさん@ピンキー
08/09/18 08:23:25 qrAgCVWI
シロナと女主人公の百合きたああああっ
やっぱストーカーに見えるよな、あれw

442:名無しさん@ピンキー
08/09/18 09:08:45 BUcMy16J
>さくや=橘朔也
だから体がボロボロなんですね、わかります

443: ◆VIPPER...E
08/09/20 00:52:46 TkFtZ4by
うんこ

444:名無しさん@ピンキー
08/09/20 01:35:34 gbPU3xqU
>>441
シロナさんのストーキングは嬉しいのに
DAIGOさんのストーキングはキモ面白い不思議

445:DAIGO
08/09/20 01:59:28 8TjXujJM
結局いちばん強ウィッシュで凄ウィッシュなボクがぁ~
ユウキくん(ハルカちゃん)を陰から見守っちゃう~みたいなぁ?


446:名無しさん@ピンキー
08/09/20 11:04:21 GuM4MUat
絶対誰かやると思った

447:名無しさん@ピンキー
08/09/20 18:29:24 YKDnnkE4
まさかアカギがまだ27だったとは・・・苦労しすぎだろ
シロナやクロツグの更に一世代先輩ぐらいに思ってたのに

448:名無しさん@ピンキー
08/09/21 00:12:37 hiJCE/w8
シロナは20代前半、クロツグは30後半ぐらいに考えてたから、アカギもクロツグと同年代ぐらいだと…

だがそれにしても追加イベントでのシロナは乙女過ぎて(良い意味で)困るv
これはもうヒロイン級だわw

449:名無しさん@ピンキー
08/09/21 09:48:21 /ZpxswbK
つうかシロナさんは本人の言う通り神話のことになると語りすぎだと思うんだ
長さだけならアカギの電波話にも匹敵するw

450:名無しさん@ピンキー
08/09/21 13:59:16 MlA3vzRA
シロナさんじゅうななさい

451:名無しさん@ピンキー
08/09/21 16:22:11 f1wM74wU
>>450
手がすべりますよ?

452:名無しさん@ピンキー
08/09/21 20:05:03 Pp8DMRnm
シロナ様のおっぱい揉みたい

453:名無しさん@ピンキー
08/09/21 23:01:59 MlA3vzRA
>>451
シロナさんじゅうななさい べつに悪くないだろう



シロナさん じゅうななさい
シロナ さんじゅうななさい



っていうかじゅうななさい見てると
シロナさんじじゅうなさい にみえる

454:名無しさん@ピンキー
08/09/21 23:29:42 f1wM74wU
>>453
えっと…元ネタわかってる??


455:名無しさん@ピンキー
08/09/21 23:56:23 MlA3vzRA
>>454
ツンデレお嬢様と天然ジゴロ執事だと
おもってたけど違うのか?

456:名無しさん@ピンキー
08/09/22 00:07:56 Db3XGp5C
>>455
あ、スマン。わかってるならいいやwww

スレチスマン


457:名無しさん@ピンキー
08/09/22 00:50:31 9VVMLyob
ネタをネタと(ry

458:名無しさん@ピンキー
08/09/22 10:55:55 jdZ07RPv
誰でもいいのでコウキ×ヒカリ お願いします
できれば上の139までのやつ

459:名無しさん@ピンキー
08/09/22 10:59:15 jdZ07RPv
誰でもいいのでコウキ×ヒカリ お願いします
できれば上の139までのやつ

460:名無しさん@ピンキー
08/09/22 12:45:56 vE0vRFGs
サトシハレームの人マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

461:名無しさん@ピンキー
08/09/22 22:13:14 t/d8m1b7
乞食がいっぱい

462:暴走ボート ◆z95s/qs7OM
08/09/23 00:34:50 rPN3B/ql
ご無沙汰。です。
セルゲイさんもかるびさんも他の人もいろいろ書かれてますが、
諸事情により約2か月これませんでした。

>>458
一応それを書いたのは俺なんだが。
エロパロとかけ離れてるということで現在封印中。
今後当分はプラチナの続きを書く予定ですが。


463:名無しさん@ピンキー
08/09/23 09:17:00 MXZqiyQp
シロナって同性からのレズ責め陵辱には弱そうな気がする。
女同士だと隠したくても敏感な部分はだいたい共通してるから隠しきれないし

464:名無しさん@ピンキー
08/09/23 15:35:39 8R3qUGe+
>>462 暴走ボートさん
なんとかしてエロつけて何ヶ月掛かってもいいので
かいてください

465:暴走ボート ◆z95s/qs7OM
08/09/23 19:48:17 A2u8lbxT
>>464
まあ、要望がある場合に限り書く、とは約束したし、
この2ヶ月で同様の要請が何回もあった以上、
やれるだけのことはやるべきですね。

とりあえず書きためてあるやつが残ってればそれを載せます。

466:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 21:56:09 A2u8lbxT
※要請があったのでレス139の続きを書きます。
ただ、このシリーズは「エロがあまりにも少ない」などといった苦言があったので
打ち切ったシリーズです。
要請によって再び書くことになった以上、その部分は目をつぶってください。
こちらもなるだけ気を使いたいのですが、
エロがないまま書き続けていたので、もう直すことができません。
今回は「エロが少ない」というのは大目に見て下さい。


数ヵ月ぶりの更新と言う事で、少しおさらいをする必要があるだろう。
シンオウ最強クラスのトレーナーカップル、コウキとヒカリ。
ナナカマド博士の要請でホウエンの方へ行くことになった。

そこで出会ったのはホウエンまで船に乗せてくれたシンオウチャンピオン、ユウキ。
トウカシティで出会った赤いバンダナにツインテールが可愛らしい新米トレーナー、ハルカ。
ユウキの危険地帯探検を手伝うために呼び出された2人だったが、
ハルカが1人での旅が不安と言う事で急遽コウキがハルカと一緒に途中まで旅をする事に。
そしてユウキの手伝いをするために、ヒカリがユウキと行動を共にする事に。


こうしてそれぞれの旅が始まった。
彼氏であるコウキが、彼女であるヒカリが別々になって異性と行動するという事に不安を感じながら。

467:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 21:57:56 A2u8lbxT
ここからしばらくはコウキ、ハルカペアの方を見ていくことにしよう。
「ねえ、ハルカちゃん。」
「…コウキィ。」
(いきなり呼び捨て!?)
「一緒に旅することになったんだから、堅苦しいのなしにして欲しいかも。」
「え?…ああ、それもそうか。じゃあ、ハルカ。」
「なに?」
コウキより一回り小さいだけなのに、すごく小さく可愛らしく見える。

「君は、なにになりたいの?」
「え?うーんと…」
困った顔をする。迷っている顔ではなく、困った顔をしている。
「聞いちゃまずかった?」
「そうじゃないかも。わたし、ポケモンは好きなんだけど、強くなろうとは思わない。
 ポケモンと一緒に、楽しく旅をしたいだけかも。
 バトルに命をかけてるポケモンチャンピオンにこんな甘い事言っちゃいけないけど…」
「いや、無理して夢を見る必要はない。
 夢は見つけることだからね、それまではのんびり旅を続ければいいと思う。
 僕も、…ポケモンチャンピオンを夢見たわけじゃなかったけど、
 ただただヒカ…他の夢を追ってたら、いつのまにかなったって感じで…」
「え?
 ポケモンチャンピオンの夢を見てないのに、なれたの?」

実は、ヒカリに振り向いてもらうためにただただがむしゃらに戦い続けたのだが、
そんな事言えるわけがない。他の夢って?と聞かれた時どうごまかそうか考えていたが、
「すごい、目指そうと思ったって、慣れない人ばっかりなのに、すごいよ!」
「へ?あ、ありがとう。」
予想外の答えに驚く。
しばらく歩くと、だんだん暗くなってきてきた。

「えっと、コウキ?」
「ん?どうかした?何でも言ってくれ。」
「…お腹すいたー。」
ハルカはおいしいものを食べるためにヒカリでなくコウキを選んだ。
ある意味、旅の一番の目的かもしれない。
「そだね、今日はここまでにしよう。ちょうど湖畔だしね。」
野宿するときは、湖のそばに止まる。これはトレーナーの基本。
飲み水や、水浴びなどに利用できるからだ。
シンオウ同様、ホウエンの湖の水も、ポケモンたちのおかげで信じられないくらいきれいな水である。

468:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:00:37 A2u8lbxT
「ふう、お水がおいしい。」
「そろそろできるよ。こっちにおいで。」
「…わあ、おいしそう!」
ぐつぐつと煮込まれているのは、カレー。どうやらご飯も炊きあがったようで。
盛り付けて合掌して、一口。
「おいしいかも、すごいかも!」
「ハルカちゃんも、すぐにできるようになるさ。(というより、出来ないとまずいんだけど)」
「明日の朝は、わたしも作る!」

もちろんテントも張る。
…のだが、ハルカは自分のテントを持っていなかった。
「えっと、テントは必須なものだと思うんだけど…」
「だって、なに持っていけばいいかよくわからなかったかも。
 パパが、可能な限り荷物は少なくって言ってたから。」
「確かに、ポーチしか無いね。何が入ってるか、見ていい?」
中には、今着ている服装と同じものがもう1着。よほどこのスタイルが好きらしい。
袋に包んである下着に、水着、洗面道具、財布。…以上。
常に数日分の装備をしているコウキと、比較にならないほど違う。不要なほどの重装備よりはマシだが。

「ちょっと待て、いくらなんでも少な過ぎないか!?」
「ポケモンセンターに行けば、必要な物はすべてそろってると思ったから…」
「どこにでもあるわけじゃなーい!」
これは当分は付き添わなければいけないと感じた。
ポーチ以外にリュックを手に入れ、重くなり過ぎないように必要最低限のものを買いそろえる。
…それらを使いならせるために、当分は一緒に旅をする事になりそうだ。

湖で水浴びを終えてさっぱりした後、
1つしかテントはない上、まだ旅慣れてないハルカには体力がないので、
コウキがテントの外に寝る、と言い出したのだが、
「わ、わたしが悪いんだから、私が外で寝るかも!」
「無理だ、旅慣れてないその体に、テントの外は体に悪すぎる。」
「でも、…それじゃ、一緒に中に入ろうよ!」
「はああ!?」
ヒカリと一緒に行動するようになって以来、確かにヒカリと一緒にテントで寝るようにはなった。
だが、ヒカリと違い、ハルカは彼女と言うわけではない。
むしろヒカリと言う彼女がいる以上は、ハルカと寝るのはもってのほか。

…だが、ハルカは今日10歳になったばかり。
異性と一緒の空間で寝る、という事がどう言う事か、わかっていないようだ。
このまま反対し続けたら、絶対にハルカは外で寝そうなので、
「(流石にそれはまずいよな…)それじゃ、狭くなるけど、それでいい?
「わーい、一緒にお泊まりだー!
 パパとママと弟以外の人と寝るの、初めてかもー!」
「…ユウキさんとすら一緒に寝たことはないの?」
幼少期ならお隣の家に泊まりに行く、というのも考えられるが、
そのユウキとすら一緒に寝たことはないようである。
…初めてのお泊まりの相手が自分。

お互いドキドキしていたが、コウキはどぎまぎ、ハルカはわくわくと、その内容は全く異なっている。

469:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:07:21 A2u8lbxT
ハルカの方は、すごくわくわくしている。
「テントって、いいなあ!
 暗くって、仲のいい人が隣にいて、ポケモンたちの鳴き声が聞こえて!」
初めてのキャンプに心が躍っている。
そんなあどけなさを見ていると、異性と言う感覚もなくなってくる。
「な、いいもんだろ?
 僕もずいぶんと旅してきて何百回もテントで寝たけど、やっぱりにぎやかな都会とはまた違って、
 昼には聞こえなかったポケモンの鳴き声が響いてくるんだ。」
「へえ、そうなの?」
「まあ、さすがに何百回もこうやってテントで泊ってるから、
 最近はさすがに少し飽きると感じることもあるけどね。」
何も心配することはなかった。
ハルカは、異性と言う事を全く気にしない、ピュアな10歳の少女だった。
この子なら、一緒に寝ても、何も起きることはない、そう思って安心し、眠りについた。


…のだが。
(ピピピピピピ…)
目覚まし時計が鳴り、コウキが目を覚ます。
最近のコウキは疲労がたまっているおかげでなかなか目を覚まさなかったが、
ハルカが新人トレーナーと言う事でスローペースで旅しているおかげで疲労はあまりなかった。
「うーん…今日は起きれたな。
 最近はヒカリに起こされてばかりだったからなあ。…あれ?」
目の前に気配がする。
すぐそばで寝息が聞こえる。まさか、と思ったが、そのまさか以外、ありえなかった。

(すう…すう…)
「やっぱり。」
暑い時期なので、寝袋には入らず、敷布団代わりにしている。
ハルカの顔がコウキの顔に至近距離で迫っていた。
「もう少し寝かせてあげようか。」
以前のコウキならあわてていただろうが、ヒカリのおかげである程度の耐性が付いたのだろう。
なにより、ハルカを異性としてではなく、ピュアで可愛い後輩トレーナーとして捉えているからかもしれない。

パンと手作りのスープで朝食を済ませ、さっそく出発。
程なくして、トウカの森に差し掛かった。
「今日中に抜けられるかな?」
「ホウエンの事は僕もよくわからないから。
 ホウエン地方の旅、としてなら、僕もハルカもお互い新人トレーナーだ。」
装備はトウカの森の手前にある町でしっかりと補充しておいた。
トウカの森がどこまで続くのか、いつカナズミにつくかは分からないが、問題はないだろう。

「わたし、決めていることがあるの。」
「え?なになに、聞かせてよ。」
「ポケモンが、欲しいかも!このトウカの森で、新しい仲間を捕まえるんだ!」
「お、そうか。応援させてもらうよ。」
「うん!」
ハルカの初ゲットを楽しみにしつつ、森の中を歩く。
しかしなかなかポケモンを見つけられず、そろそろお昼時。

470:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:09:24 A2u8lbxT
「そろそろご飯にする?」
「ま、まだポケモン捕まえてないかもー!」
食いしん坊のハルカだが、意地もある。
コウキにゲットすると言った手前、引き下がれない。
「でも、まだまだ森からは抜けそうにないから、この後に期待していいんじゃない?」
「むー…じゃあコウキ、ここでご飯を作ってて、その間に捕まえてくるかも!」
ちょうどある程度のスペースがある場所を見つけた。
「そうだね、それじゃここでお昼にするから、ポケモンを見つけておいで。」
「うん!」
ハルカが走っていった。
コウキは腰をおろして、料理の準備に取り掛かる。

…。

「戻ってこないな、大丈夫かな?」
昼食のおにぎりを作り終わり、片付けもすべて終えた。
コウキの手際がいいおかげで調理時間が短い事を考慮してもちょっと遅い。
「…ん?なにか音が…」
何か騒がしい音が聞こえてくる。
羽ばたく音と、ポケモンの鳴き声が混じったような音。
(た、助けてほしいかも~!)
「ハ、ハルカ!?」
幸いおにぎりはタッパーに入れておいたので、すぐにリュックにつめて声のした方へ走り出す。
「ハルカー、どこだー!」
(コ、コウキ!助けてー!)
草むらをかき分け、森の木々をよけながら突き進む。
そして、結構なスペースのある広場に出た。
「コ、コウキ!」
そのスペースの向こう側に生い茂る木々から、ハルカが姿を現した。泣きそうな顔でこっちへと走ってくる。
よくみると、ハルカがアチャモを手で抱えている。
「助けて、お願い!」
「いったい、どうし…た!?」

先ほどハルカが飛び出してきた木々から、今度はドクケイルの大群が姿を現す。
怒った様子でハルカを追っている。
ハルカがコウキに抱きつき、すぐさまコウキの背中に回る。
「一体、何をしたんだ?」
「ケムッソのたくさんいたところを見つけてね、
 ゲットしようとしてそこに飛び込んだんだけど、そしたらいきなりドクケイルが…」
「当たり前だー!
 ポケモンの巣にいきなり飛び込んでくるやつがいるかー!」
「ご、ごめんなさい!
 ドクケイルが1匹出てきて、アチャモで戦ったんだけど、私アチャモの使う技知らなくて…」
「はいー!?」
おそらく慣れていないゆえ、バトルをまともにできないのだろう。
バトルをするにはどうすればいいのかすらまだ知らないのかもしれない。
「一撃でやられちゃって、
 さらにそのあと他のドクケイルまでたくさん出てきて…」
もうドクケイルがすくそこまで来ている。2人に照準を合わせ、突進してきた。

「コウキ、何とかしてー!」
「バクフーン、火炎放射!」
すぐさまボールからバクフーンを出し、バクフーンが炎を吐く。
ドクケイル達に直撃し、退散していった。
「ふう…ありがとう、バクフーン。」
バクフーンをねぎらい、ボールに戻す。
そしてもう一度ハルカの方を見ると、やっぱり泣いていた。

471:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:10:00 A2u8lbxT
「どうした?とりあえずもう大丈夫だよ。」
「…ごめんなさい。」
「え?」
「1人で、勝手に、無茶なことしてコウキに迷惑をかけて…
 ちゃんとコウキについていってもらわなきゃいけなかったのに…」
反省の弁。
だがもちろん、コウキはそんな事を気にしたりはしない。

「何を言っているんだ。いずれは、ハルカ1人で旅をする事になる。
 そんなときでも、僕の力を借りるつもりかい?」
「え?あ…」
「ポケモンの旅ってのは、強い好奇心が無いと。ハルカがさっきケムッソに対して見せたような、ね。
 もしそれで危ない事にあっても、ポケモンと一緒に乗り越えていけばいい。」
「でも、わたし、アチャモとまだ全然息が合ってない…」
目を回しているアチャモを見て、そう言う。

「大丈夫、それまでは、僕がハルカを守ってあげるよ。さっきみたいに、ね。
 ハルカの好奇心がさっきのような事を起こしたとしても、僕は気にしない。」
「コウキ…」
涙を流しながら、コウキに抱きついた。
普通なら悩殺されそうだが、コウキは恋心は感じず、自分の妹の様に思い、ハルカの頭をなでる。

ただ、ハルカは、コウキに対して恋心を抱きはじめていた。
コウキはハルカがそんな事は思わないとずっと思っており、それに気付いていなかった。

「えっと、アチャモが使える技は、つつく、ひのこ、そして、えっと…」
「きあいだめ。まあ、今はその2つが使えればいいと思うよ。」
「どんな風に使い分けるの?」
ポケモン図鑑でアチャモの事を調べながら、歩き続ける。
わからないことがあれば、その都度コウキに聞く。

「そうだね、相手が鋼タイプや氷タイプなら、ひのこ。格闘タイプならつつくだね。
 草タイプや虫タイプは、どっちの技も効果抜群だよ。」
「えっと、それ以外の相手は?」
「ひのこは炎タイプの技だから、水タイプ、炎タイプのポケモンには使わない方がいいね。
 つつくは…」
こうして今日も日が暮れていった。

472:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:12:07 A2u8lbxT
「あれ、なあにそれ?」
「バトル・アーマーさ。
 さっきのドクケイルに襲われるような事がいつあるか分からないからね。
 僕の手持ちにはバクフーンしかいないし、ある程度戦える力を身につけておかないと…」
バトルアーマーの説明をハルカにする。
ハルカも欲しがるが、1つしかないのでさすがにそれはできなかった。

…ハルカに、戦いというものを教えたくなかった、というのが本音だが。
ポケモンを傷つけ、それによって心が傷つくのは、自分だけで充分だった。
「うーん、しょうがないかも。」
「ああ、ごめんな。」
バトルアーマーを使うときは、たいていコウキは覚醒状態に入る。
その時のコウキは残忍な性格になるので、ポケモンをやっつけるのに何の躊躇もないが、
あいてがギンガ団やJのポケモンでない限り、(その時も覚醒する場合がほとんどだが)
心の優しいコウキにとって、ポケモンに対し技を使う事は出来なかった。

よって大抵の場合は、バトルアーマーを防御に使う。
(僕は、自分が戦える力があるのに、傷つきたくないから、バクフーンにバトルさせているのかな?
 …だとしたら僕は、バクフーンや他のポケモン達に嫌な事を押しつけて、
 自分は傷つかないように陰で隠れて逃げている虫のいい卑怯者なのかな…)
「…?」
(さっきハルカを守るって言ったけど、かっこいい事言っといて、
 実際に守るのはバクフーンなんだよな…
 他力本願で何バクフーンを裏切るような事を言っているんだ僕は…)
「コウキ?」
「ああ、ごめん、なんでもないよ。」

(グ~…)
「ん?」
「あ、えへへ、おなかペコペコで…」
「そういえば、さっきのドクケイルの事で慌ててて、お昼がまだだったな。
 ほら、さっきハルカが出かけてる間に作ったおにぎりだ、食べよ?」
「うん!」
近くに会った平坦なスペースに敷物を敷き、ランチの時間。
おにぎりは10数個あったが、年下のハルカが8割方食べてしまった。
(はは…こりゃ作りがいがあるな…)
「ごちそーさまー!」

(た、助けてくれー!)
「ん?こんどはなんだ?」
「あっちから聞こえてきたかも!」
また助けを求める声。
放っておくわけにもいかないので、そこへ向かって走り出す。
「…あそこだ!」
細い道に、スーツ姿の男と、海賊のような格好をした連中が数人。
もしかしたら、読者にはだれだかわかっているかもしれない。

473:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:14:00 A2u8lbxT
「その荷物を渡してもらいましょうか、フフ。」
「海底洞窟に行くには、それが必要なのです。
 すでに位置も確認し、必要な紅色の球も手に入れました。」
「潜水艦を作るための必要になるであろう部品は揃え、設備も整っています。あとは設計図だけ…」
「ひいいっ、こ、これは、大事なもの…」
そこにコウキとハルカがたどり着く。
コウキはギンガ団と戦ってきた経験からか、何となく状況はつかめた。
すぐさまスーツ姿の男の前にかばうように立つ。ハルカがそれについていく。

「おや、なんだ貴様は?」
「こっちのセリフだ。君たち悪人の悪さを放っておくわけにはいかなくってね。」
「コ、コウキ。何でそう決めつけられるの?」
「人相で大体分かる。
 シンオウで、何度もこういう経験をしているからね。」
「…わかったかも!」
ハルカも海賊軍団と対峙しようとしてコウキの横に立つ。だが、
「ハルカはまだ危ない。ここは任せてくれ。
 僕にはハルカと…を守る義務があるんだ。」
一瞬何かを言いかけて止めた。
何かとはヒカリの事であるが、今いない人間の事を言ってもしょうがない。

「ほう、3人がかりでも勝てる自信があるのか?」
「に、逃げようコウキ!
 いくらコウキが強くても、コウキには今ポケモンは1体しか…」
(ハルカ…敵にこちらの情報を渡すなよ…)
言おうとも思ったが、それを口にして弱気な姿勢を出すと精神的にまで優位に立たれてしまう。
やれやれと思いつつ、ポーカーフェイス。いざとなったら僕も戦うか。

「1体だけだと?笑わせやがって…」
「出て来い、おまえら!」
出てきたポケモンはドククラゲ、ペリッパー、ギャラドス。
よりによって、コウキ唯一のポケモンであるバクフーンと相性は最悪だ。
おまけにコウキは、電気や草タイプの技マシンを持っていない、バトルアーマーでも致命傷を与えられない。

「…。」
「コウキ、今からでも遅くないよ、逃げよ?」
悪事を目の当たりにしたギンガ団と違い、
まだコウキの目の前では悪事を働いていない海賊軍団相手では、
いかにそいつらが悪人であろうとコウキは覚醒状態には入れない。
「ごめん、ハルカ。僕はポケモン馬鹿でさ。」
それでも、コウキの海賊軍団に対する闘志は、まぎれもなく本物である。

474:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:15:17 A2u8lbxT
「出て来い、バクフーン!」
雄たけびをあげ、ボールから出てくる。
「ほほう、われわれアクア団に対し、相性最悪の炎ポケモンで挑むとは…」
「しかもそいつしかポケモンがいない、勝負は決まったな。」
「勝手に言ってろ。僕のバクフーンは、そうそう負けやしない。」
「ほざけ!アクアジェットだ!」
サメハダーがアクアジェットを飛ばす。

「ぎりぎりまで引き付けてかわせ!」
コウキの指示で、バクフーンはぎりぎりでかわす。その瞬間、サメハダーの背後をとる。
「スピードスター!」
そして背後からスピードスターを放つ。
必中技な上背後を狙われ、それなりのダメージをくらった。
…だが、やはり肝心のタイプ一致の炎技が半減されるというのは、痛い。

それでも、コウキには勝算があった。
(ヒカリ、礼を言うよ。
 テレポートの技マシンを使って以来、ヒカリにシンオウでは手に入らない技マシンを手に入れてもらった。
 そのおかげで、バクフーンを強くすることが出来たからな。)
「ドククラゲ、バブル光線!」
バブル光線を放つが、バクフーンはかわす。
そしてドククラゲに対し間合いを縮め、
「いくら至近距離だからって、炎技で倒れると思ったか!?
 相手の技を適当に受け流し、バブル光線だ!」
ドククラゲが息を吸い込む。
だが、バクフーンはその上を言った。

「爆裂パンチだ!」
「何!?」
シンオウ、ホウエンではバクフーンに覚えさせられるはずのない技。
ヒカリが、ジョウトのつてで手に入れてくれた、技マシン1である。
「おっしゃあ、直撃だ!」
「だが効果はいま一つだ、ドククラゲ、バブル光線!…あれ?」
ドククラゲは混乱している。
これではせっかくバクフーンを引き付けても、意味がない。

だが、その間に、ギャラドスに不意を突かれた。
「アクアテール!」
「なに!?ば、バクフーン、かわして」
指示が通る前に直撃。数m吹っ飛ばされる。
効果抜群なうえ、ギャラドスの攻撃能力はほかのポケモンと比べても相当高い。
「よーし、バクフーンは倒れてる、全員で総攻撃だ!」
3体が一斉に飛びかかる。バクフーンは絶体絶命。だが、

「行け、バクフーン!やつら全員に、かみなりパンチだ!」
「なんだと!?馬鹿な!」
これもまたシンオウ、ホウエンでは覚えられないはずの技。
だが、バクフーンの拳には、電気がまとわれていた。

「ギャアアアアアアア!」
3体にかみなりパンチが直撃。見事に決まった。
(これもジョウトから仕入れてもらった、技マシン41さ、ありがとうヒカリ!)
3体とも倒れ、アクア団の連中はボールにポケモンを戻して走り去っていった。
「くそ、覚えてろよ!」
バクフーンにもダメージがたまっており、これ以上ポケモンを出されるとまずかったが、
連中がそのかみなりパンチの威力に危険を感じ去って行ってくれたので、ひとまず助かった。

475:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:16:39 A2u8lbxT
とりあえずバクフーンの体力を薬で回復させ、ボールに戻す。
「ふう、ありがとうございました…
 わたくし、デボンコーポレーションの、」
「デボン?たしかホウエンのポケモングッズの生産を一手に担っている…」
「はい!
 とりあえず、お礼にスーパーボールをあげちゃいます!」
「ありがとうござい…ハルカ?」
物欲しそうな目で見ている。
本人は気付かれないようにしているつもりかもしれないが、バレバレである。

「ハルカ、あげるよ。」
「え、いいの?ありがとうコウキ、嬉しいかも!」
(遠慮も何もあったもんじゃないな…年下だからしょうがないか。
 それに、旅を始めたばかりのハルカにはスーパーボールは貴重だ、ハルカの方が有意義に使えるだろう。)
そうだ、助けたお礼をしてもらったついでに、カナズミまで案内してもらおうか。
そうコウキが想い、言おうとした矢先に、

「あ、キノココかも!」
「ん?あ、ホントだ。」
「わお、おじさん、キノココ大好きなのよね!」
突然3人の目の前に現れたキノココ。どうやらデボンの社員も欲しがっているようだ。
だが、そんなのお構いなしとばかりに、
「かわいいかも、欲しいかも、ゲットかも!いっけえ、スーパーボールッ!」

何といきなりスーパーボールを投げた。
(え!?もうか!?)
キノココにあたり、ボールの中に吸い込まれる。
デボンの社員は愕然とするが、どっち道弱らせずにボールを投げて捕まる可能性は低い。
「やったかも、ゲットかも!」
「ハルカ、中央に赤いランプが点滅してるだろ。あれが消えない限りはゲットしたことにならない。
 そもそもバトルして弱らせもせずに捕まるわけが…」
「…あれ、でも中央のランプの点滅が、止まったかも。」
「…は?」
よく見ると、ボールにはもう何の反応もない。
「ス、スーパーボールはモンスターボールよりも高性能なのよね…」
あいかわらずしょげた顔をしながら解説。
確かに、モンスターボールよりも高性能なスーパーボールなら、捕まるのも納得はいく。
なにはともあれ、

「キノココ、ゲットかも!」
スーパーボールを高々と掲げ、大喜び。
コウキはその様子に苦笑いしつつ、落ち込んでいるデボンの社員にカナズミへの道案内を頼んでいた。

476:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:17:24 A2u8lbxT
デボンの社員が連絡を取って車を準備してくれ、その日のうちにカナズミシティに着くことが出来た。
デボンコーポレーションの中に案内され、ツワブキ社長からお礼を言われる。
「いやあ、うちの社員を助けてくれて、本当にありがとう。
 これはお礼だ、もらってくれ。」
そう言われて渡されたのは、ポケモンナビゲーション、略してポケナビ。
トレーナーの必須アイテムにもかかわらず結構高価なので、プレゼントにはぴったりである。
「ハルカ、あげるよ。」
「え?でも、コウキがあいつらを」
「いいからさ、これから長い事旅をするハルカには、ないと困るだろ?」
「あ、そう、かも。
 うん、じゃあもらうね!ありがとうコウキ!」
ハルカが受け取ってさっそく荷物に入れる。
「それじゃあ、今日はありがとうございます。」
「いやいや、こちらこそ本当にありがとう。またいつでも立ち寄ってくれ。」
お互いがお礼を言って、コウキはデボンコーポレーションを出ていった。

ポケモンセンターに戻ると、今後の予定を立てる。
何と言ってもこんなにも早くカナズミにたどり着けるとは思っていなかったようで、
「ハルカはジム戦はするの?」
「え?うーん…」
ハルカはまだ自分が何をしたいかが見えていない。
ポケモンと仲良く旅をしたいだけ、と言うのが本音である以上、ジム戦、と言われてもピンと来ないのは確かだ。

「…ポケモンと一緒に何かを頑張る、と言うのは大事な事だと思う。
 そのために必要な物は、なんだと思う?」
「え?わかんないかも…」
「それは、目標と、絆さ。」
コウキもそうだった。
目の前に控えるジム戦のためにポケモン達と一緒に強くなり、その時に絆が芽生える。
まあ、その根幹をなしていたのはヒカリに振り向いてもらいたい、と言う恋心だったのだが。

「ポケモン達と仲良くなりたいのなら、絆を作るための目標があればいい。
 もちろん、ハルカはやりたいことがまだ見つからないんだろうけど、
 今言った目標って言うのは、別にそんなに深く考えなくていいものだと思うんだ。」
「え?」
「気軽に…って言ったらその目標に対して失礼かもしれないけど、そんなものでいいんだ。」
「でも、身近なところにそんなものって、あるかなあ…」
ハルカが考え込む。
どうも物事を難しく考える傾向があるようだが、コウキは笑って言った。

477:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:18:57 A2u8lbxT
「あるじゃないか!
 カナズミジムへの挑戦さ!」
「ジム?…で、でもわたし…」
「もちろん、ポケモンリーグを目指しているわけではないのはわかってる。
 だから、ジムへの挑戦は今回限りでもかまわないよ。」
「え?」
「アチャモとキノココとジム戦、という目標に向かって頑張れば、絆が生まれてくる。
 そして、ポケモンバトルはポケモン達と心を一つにできる瞬間。
 ポケモン達と仲良くなりたい、もっとポケモン達の事を知りたい、
 カナズミジム挑戦は、そのためのきっかけづくりの感覚でいいんだと思うよ。」
「コウキ…」
ハルカがコウキを見つめる。
今、ハルカの中で、初めてはっきりとした何かが芽生えた。

「うん、やってみる!アチャモとキノココで、頑張ってみる!」
「よーし、それじゃ今から特訓だ!僕も喜んで手伝うよ!」
「コウキ、バトルの事、いろいろ教えてほしいかも!」
「よっしゃ!
 カナズミジムのルールは2vs2、アチャモとキノココでバッジゲットだ!」
さっそく部屋を出て、ポケモンセンターの裏庭で特訓を始めた。
ハルカの目は、明るく輝いて躍動感のある、夢見る女の子の目をしている。

新人トレーナーの明るい未来を、コウキは温かく見守り続ける。

478:>>466コウキ×ヒカリ 第6弾・2/5
08/09/23 22:19:54 A2u8lbxT
とりあえずここまで。

昔描いた故に、
その頃はあまりエロの少なさを気にしてなかったので
エロがないのは上記のとおり大目に見てほしい。

長くなったらまずいので続きは明日以降に。

479:名無しさん@ピンキー
08/09/24 16:35:58 Tj5qa92W
GJ!
すごく良かったです
次回に期待
ヒカリが夢や妄想の中でエッチしながら
コウキを待ち続ける作品を期待します

480:スイクン×クリス
08/09/24 22:58:31 nqmFt0DT
・獣姦
・凌辱





「スイクン様に会う資格があるか、試させていただく」
スズの塔の僧がクリスの目の前に立ちはだかる。スイクンに会いたいという強い信念の前には、たった一度の勝負など容易いものだった。僧はクリスにスイクンに会う資格を認めるしかなかった。
「しかし…後戻りはできない。命の危険すらあるのだぞ。それもこんな小さな子など、前代未聞だ。」
「大丈夫。私の仲間さえいれば打ち勝てる。」
この時、クリスはこの僧の言葉の真実を解っていなかった。なおも引き止めようとするが、すでにクリスはスズの塔へ足を踏み入れる。
「生きて、帰れ。」
僧が呟いた。後少しすれば、彼女の運命が決まる。


スズの塔の入口の扉が重たく閉まる。不安と期待が混じり、クリスは中へ向かう。薄暗い塔内に、冷たい風を纏うポケモン、スイクンが待ち構えるように立っていた。
「スイクン、あなたに会うために探していた。勝負!」
まずは素早いワタッコから。ボールを選んで投げた。と、いきなりスイクンがうなり、部屋中が凍り付いた。北風の生まれ変わり、凍える風だ。同時にクリスの持つボール、及び控えのポケモンのボールも凍り付き、出すことが出来なくなった。
「まさかっ!?」
そしてスイクンはクリスに飛び掛かり、その巨体で彼女を押し倒す。反動で背中を打ち、むせながら上を見る。
「私を従えたいのなら、その資格があるか試めさせてもらおう。」

その目が言っていた。一旦クリスから離れると、有無を言わず、その鋭い爪と牙で、着ていた衣服全てを引きはがした。布が裂ける音に、ただ恐怖で何も言えない。

481:スイクン×クリス
08/09/24 23:32:21 nqmFt0DT
>>480








「ひぃっ!」
ようやく声が出た時は、スイクンの生温い舌がクリスの陰唇に触れた時だった。反対に息は冷たく、粗い呼吸に合わせ、開いた足全体に吹きかかっていた。不思議と息のかかった足は段々力が入らなくなっていく。
 この状況は逃げなければ。言うことを聞かない足を動かした瞬間、スイクンが吠える。
「えっ!あっ!」
再び凍える風が吹き、クリスの手足は氷に囚われてしまった。しかも足は開いたまま、スイクンの良く見えるように向いて。
「やめてえ!」
腹の底から叫ぶ。スイクンの力の前ではビクともしなかった。スイクンは陰唇をなめ、出てくる液体を眺めて、さらに陰唇の上、クリトリスに触れた。
「やーっ!」
気持ちいいではない。人体の防御反応である反射だ。陰部からあふれる液体を止めることが出来ず、全てスイクンの舌に絡めとられる。
 何が起きているか、何をされているのか。クリスには全く理解が出来なかった。ただ、予想より早くスイクンの舌が離れ、一瞬だけ安心する。
 が、次の瞬間、さらに強い恐怖が襲いかかる。スイクンが再びクリスの上に覆いかぶさって来た。その威圧感は異常。そしてスイクンの真中にある、伸びた棒。冷たいスイクンの、唯一熱気を放っているそれを、クリスの陰部近くに持ってきた。
「やだ!私まだ」
手足を封じられ、抵抗らしい抵抗が出来ない。徐々にその瞬間は近付く。

482:スイクン×クリス
08/09/24 23:50:27 nqmFt0DT
>>481








「きゃああああ!!!」
クリスの悲鳴はスズの塔の隅々まで響いた。少女の体格には似合わないスイクンの雄の性器が、今、入口を広げながら進入を試みているのだ。
「抜いてぇ!入って来ないで!いたいっ!いたいー!」
すでに半分は入っており、事前の「処置」のおかげか、スイクンは退行することを知らない。その代わり、肉壁は最大に伸び、体を守ろうとしている。
 しかしここでスイクンの侵入が止まる。子宮頚部に来たのだ。全て入りきるまで後少し、スイクンは作戦を変更して来た。侵入速度を落とし、さらなる道を探ろうというもの。このあたりに来たらクリスは何も言えず、口を半開きにして呼吸音を微かに出すしかなかった。
「ああああ…」
腹部が突き上げられるような感覚がした。そこまでスイクンは入って来ているのだ。
「!ぎゃああああ!」
我に帰ったかのようなクリスの悲鳴。スイクンはさらにクリスの中を進み、全て入れ切ったのだ。そしてその瞬間、どこにあったのか、大量の熱い液体がクリスの中に放たれる。人間の量とは比較にならない量を出してもまだ出し切らないと、スイクンは置くに入れたままだ。
 やがてクリスの臍の下あたりがゆっくりと膨らみ始めた。スイクンの放つ精気が入っている証拠である。そのようになってもなお、スイクンは放ち続けた。

483:スイクン×クリス
08/09/25 00:02:13 nqmFt0DT
>>482










 20分くらい、スイクンはクリスの中に入ったままだった。ポケモン特有の、交尾後に必ず妊娠させるための行為だった。それはクリスにとって地獄以外の何者でもなく、性器で蓋をされた状態で迎えた大量の精気は、当分出て行きそうになかった。


 それからしばらくして、スイクンは大人しく性器を引き、クリスの陰部を見た。
 痛いわけだ、中で傷付いたのか、血が混じっている。行為の前よりも優しく舌で舐めとり、氷を解いた。

「終わった…」
全裸のままクリスは呟いた。スイクンはずっと横にいて見つめている。何とか上体を起こし、スイクンの方を見る。
「スイクン…」
恐らく向こうは認めている。こちらを主人として。その証拠に、手を伸ばすと素直に従う。

「やっと、会えたね…認めてくれてありがとう…」


その後、スイクンを連れた彼女は、次々に戦いを制覇し、チャンピオンにまでなった。

しかし彼女の力の代償は大きかった。



スイクンへ支払う代償、それはクリスの一生であったのだから。

484:スイクン×クリス
08/09/25 00:04:13 bTFCellr
何か色々とすみませんでした。



初めてお邪魔しました。
一応終わりました。


場所をお借り出来たことを有り難く思います。




485:暴走ボート ◆z95s/qs7OM
08/09/25 01:28:58 /FpQQ1Kl
>>484
苦手な系統なので感想が書けん…
スイクンに性別があったのかと思うばかり。
(いや、もちろんないのはわかってるが。)

>>479
まあ、次もエロシーンは皆無なわけだが。
とりあえず書きだめしているやつはさっさと乗せておこうっと。

486:>>486コウキ×ヒカリ 第6弾・3/5
08/09/25 01:31:01 /FpQQ1Kl
時間は少しさかのぼる。
今度はユウキ、ヒカリペアの方を見ていくことにしよう。

こちらはどんな状況かを少し説明する必要があるだろう。
現在、ヒカリはトゲキッス、コウキはボーマンダで飛行中。
「どこに行くんですかー?」
「そらのはしら、ってところだ。
 内部の野生ポケモンは相当のレベルに達しているところだ。
「今まで入ったことあるんですか?」
「俺も一度だけ入ったことがあったが、あの時はポケモンリーグに挑戦する前でさ。
 1日もしないうちに手持ちポケモンも薬も壊滅状態になったよ。」
殿堂入り前とは言え、チャンピオンのコウキも相当苦しめられたダンジョン。
今回は相当の装備で挑むことになり、少しの手抜かりも許されない。
ヒカリも今回ばかりは今まで育成のために手持ちに入れていたアチャモをパーティーから外した。

「そろそろ着くよ、下降しよう。」
「トゲキッス、ついていって。」
まるで海の上に浮かんでいるような感じの茶色の塔が少し先に見える。
空を突き刺すようなその高さは、『そらのはしら』の名に恥じないものである。
伝説によれば、伝説のポケモンが塔の一番上で体を休める、と言われているらしい。

「でも、そんな伝説があるなら、最初から空から一番上に行けばいいんじゃないですか?」
「身も蓋もない事を言うな…
 途中に結界が張ってあって、外側から塔の頂上に行くことはできない。」
「じゃあ、やっぱり内部から頂上まで登っていくしかないんですね。
 …どれくらいかかるんだろう。」
「塔自体は細いから、何もなければ3日くらいで頂上に着くんじゃない?
 …何もなければ、ね。」
途中にハイレベルな野生ポケモンがいる、これが問題なのである。
確かに1人では行かせられないというオダマキ博士の考えは正しい。

いつポケモンが襲ってくるか分からないので、常時1体はポケモンを出しておくことに。
現在ヒカリはサーナイト、ユウキはヘラクロスと一緒に歩いている。
「…ところでさっきから気になってたんだけど、その腕につけている鎧は?」
ヒカリもコウキと同様にバトルアーマーを装着している。
とにかく可能な限りのことをやっておかないといけない。
出現するポケモンのレベルだけならハードマウンテンより苛酷だ。

487:>>486コウキ×ヒカリ 第6弾・3/5
08/09/25 01:31:58 /FpQQ1Kl
「あ、これはバトルアーマーと言ってですね、これをつけてると、ポケモンの技を出せるんです!」
「へえ、どんなふうに…」
「危ない!」
ヒカリの声で振り向くユウキ。
見ると、すぐそこまでゴルバットが迫っていた。
「へ、ヘラクロス、ストーンエッジだ!」
ヘラクロスがストーンエッジを発射、しかしゴルバットは旋回してかわし、毒を吐き出す。
「しまった、毒毒か!」
ヘラクロスに直撃、ヘラクロスは猛毒状態に…ならなかった。

「あ、あれ、ヘラクロス?大丈夫か?
 毒を浴びているようには見えないが…」
「えへへー、これがバトルアーマーですっ!たまたま技マシン20を装着していて助かりました。」
マシンを装着した状態でも、バトルアーマーにどの技マシンが差し込まれているかは分かるようになっている。
ヘラクロスのストーンエッジがかわされた瞬間、バトルアーマーに一瞬だけ目をやっていたヒカリ。
たまたま技マシン20が差し込まれているのをみて、とっさに神秘の守りを出したのである。
「よし、もう一度ストーンエッジ!」
ゴルバットが毒毒が効かないのに驚き、怯んでいる隙をついた。
見事に命中し、ゴルバットは地面に倒れこんだ。

「ふう…助かったよ。」
「ユウキさんのポケモンが倒れちゃ、困りますからねっ!
 あたしはコウキほど強くないから、補助的な技でサポートしますから!」
コウキが攻撃的な技マシンをチョイスする一方、ヒカリはもっぱら守備的な技マシンを選んでいる。
タッグバトルの時も、コウキが攻め、ヒカリが援護するスタイルで戦っている。
もっとも、最近あまりコウキと組んでタッグバトルすることもないのだが。

何十階か上へと上がり、そろそろ疲れてきたのでお昼にする。
とはいえ、トウカの森はポケモンの出現率は低いがそらのはしらはそうはいかない。
しかもコウキ、ハルカペアの時とは違い危険かつ強力なポケモンがいつ出てくるか分からない。
料理を作る暇はなく、水のはいったペットボトルと携帯食料だけを出して食べる。
「…ユウキさんは、普段は旅の途中で料理とかするんですか?」
「ああ。今回は無理だが、機会があれば作ってあげるよ。」
「あたし、料理が全然だめで。コウキと一緒に行動する前は、いっつも携帯食料ばっかりで。
 今回のような危険な場所じゃなくても、ですよ?」
「ははは、まあ、みんながみんな料理が得意とは限らないさ。」
幸い食べている間にポケモンが襲ってくることはなく、何事もなく昼食を終えてまた歩き出した。

488:>>486コウキ×ヒカリ 第6弾・3/5
08/09/25 01:33:37 /FpQQ1Kl
「そう言えばユウキさん。
 このそらのはしら以外に、ホウエンで伝説のポケモンにまつわる場所とかあるんですか?」
「旅をしていると、結構そう言う話を聞いたことはあるよ。
 たとえば、ルネシティの南にある海底洞窟に、伝説のポケモンが眠っているって話を聞いたことがある。
 カイナシティにいるクスノキさん、って人から聞いたんだ。
 確か名前は、えっと…カイ…なんだっけ、忘れた。」
そのほかにも、えんとつやまの内部にいると言われている大地をつかさどるポケモンや、
ホウエン地方のどこかに眠っている『6つの点』のポケモンの話などをしてくれた。

「えっ、ヒカリは伝説のポケモンに会ったことがあるの!?」
「目の前に現れたんです。パルキアってポケモンで、はっきりとその姿を見たんですよ。
 悪い奴らが無理やり呼び出したんだけど、コウキがその悪い奴らをやっつけて、
 …で、パルキアはコウキを試すかのように、コウキと対峙していたんですよ。あたしはその場にいたんです。」
「し、信じられない…」
さしものユウキもこれには驚いた。
バトルをしていないとはいえ、伝説のポケモンとある意味互角に渡り合ったのである。
しかも、同じような出来事、ハードマウンテンで起こったヒードランとの出来事を話すと、
もはや正気を保つことすら難しかった。

「い、一度だけじゃなく、二度までも…?
 見ただけでもすごいというのに、コウキは伝説のポケモンに認められた…!?」
「まだありますよ。
 …さすがにこれは信じてもらえるか分かりませんけど。」
「ま、まだあるのか!?聞かせてくれ!」
コウキはただ聞かされた現実に驚いたが、そこから目をそむけ疑うような事はしなかった。
ユウキは、ある程度の嘘を見破れるだけの力を持っている。
だからこそ、驚きもひとしおなのである。

「…可愛らしい伝説のポケモン、エムリットと友達なんですよ、彼。
 一応あたしも友達ですけど。」
「ト、友達…!?伝説のポケモンとか?」
「エムリットは、テレパシーでしゃべったりしてたんです。
 あと、人間にも変身することが出来るんですよ!
 人間の姿なら口から言葉を喋られるみたいで、いろいろ楽しくお話をしたんです。
 一緒に3人でお風呂や温泉に入ったり、一緒に3人でベッドで寝たんですよ!」
傍から見たらどう見てもおとぎ話。
だが、ユウキには、ヒカリが嘘をついていないことはしっかりと分かっていた。

「エムリットの性別って♀だったんです。それでコウキったら、あたしと言う恋人がいながら、
 あたしがいない隙をついて、人間の姿をした時のエムリットを襲ってセックスしてたんですよ!」
「…それはウソだろ。」
「あは、ばれちゃいましたか。」
怒り口調で嘘をついたが、コウキはしっかりと見破った。
そもそも、本当だとしたらヒカリは間違いなくコウキと別れて、口も聞かないはずである。
あまりにもばればれの嘘に、流石に呆れていた。

489:>>486コウキ×ヒカリ 第6弾・3/5
08/09/25 01:35:28 /FpQQ1Kl
「ストップ。
 …ポケモンたちがたくさんいる。」
「え?」
曲がり角の先に、強そうなポケモン達がうじゃうじゃいた。
「以前も同じような事があって、無鉄砲だった俺は奴らを全員倒そうと真っ向勝負を仕掛け、
 結果的に手持ちが壊滅状態になった。
 その時は何とか脱出したが、…今回はバトルは最低限にとどめる。
 今回の目的は、このそらのはしらにどんなポケモンがいるかという調査と、」
「頂上には何があるか、ですよね?
 で、今回はどうするんですか?」
「いったん戻ってくれヘラクロス。でてこい、バシャーモ。」
バシャーモが出てくる。

「バシャーモ、手の中で火の球を作れ。」
「え?」
「簡易爆弾を作って、ポケモン達をおびき寄せて気を取られさせるんだ、その隙に突破して上の階に上がる!
 よし、行け!」
バシャーモが火球を投げる。
火球が小さく爆発を起こし、ポケモン達は何事かと爆発した場所に集まってくる。
「よし、今だ!」
合図と同時に走り出す。
ポケモン達が気付く前に、上の階に上がることに成功した。


その後も順調に歩を進める。
野生のポケモン達と戦うのを最小限にとどめ、ほとんど戦わずに進み続ける。
そして日も暮れた頃、今日はここまでにしておこう、と言う事になった。
「とにかくいつ何に襲われるか分からない。
 常に荷物はまとめておいて、なるだけ荷物からモノを出さないようにね。」
「はーい。」
ポケモン達に見つからないような岩場に影をひそめて身を隠す。
周りにポケモンの気配は全くないが、気を抜くことはできない。
とりあえず携帯食料で栄養を摂取した後、荷物から寝袋を出す。

タオルを水で濡らして体をふきたい気分だったが、
ハードマウンテンの時と違いコウキではなくユウキがいるのでそうもいかない。
それにそんな悠長な事をしていたらポケモンに襲われる。
「とりあえず交代制で行こう。
 とはいえ、ヒカリの方がだいぶ疲れてるみたいだ。先に休んでて。」
「あ、ありがとうございます。」
そんなことないですよ、と言おうとしたが、なぜか言えなかった。
疲れていたのも事実だし、相手が年上と言う事で遠慮はしない方がいいと思ったのだろうか、
もしくは、素直に言う事を聞いた方がユウキの足を引っ張らずに済むと思ったのかもしれない。
もちろん、コウキ相手なら間違いなくこんな考えには至らなかっただろう。


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