ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章at EROPARO
ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章 - 暇つぶし2ch600:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:18:20 vkt2GKTa
「アルテミスのさだめ」後のマルス×カチュア、マルス×チキが頭の中で悶々としているのだが、
ここに書いてもいいですか?

601:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:41:38 Opws+cVC
一気に投下するなら可

602:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:47:30 usUwxF4A
>>600
うお。凄い面白そうな予感。楽しみに待ってる。


603:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:38:01 2tfiEZYb
多いかな

>593
・ドルカス×ナタリー
ネタ職人が真面目に書いてる。短いけど読後感イイ
・罪の意識
アマルダさんに目覚める。オルエンの援護もイイ
・マルス×シーダ
シーダ泣かすな
・ロイ×エキドナ
純愛じゃないけどエキドナさん受はイイ
・エリウッド×イドゥン
ネタ職人作なのでエリウッドが変態だが全体的な雰囲気は良い
・此方への帰還
・アストール×イグレーヌ2作
・ハール×ジル

604:名無しさん@ピンキー
08/10/31 19:15:06 KfcCdrQi
>>604
男は度胸!何でもやってみるもんさ!

605:名無しさん@ピンキー
08/11/01 01:25:31 H+yxYrJQ
>>604に超期待。

606:名無しさん@ピンキー
08/11/01 02:50:44 gynwVfIh
>>594
保管庫やる気はないけど、初代スレからのログは全部取ってある。
必要ならhtml化した分も含めてうpする。

607:名無しさん@ピンキー
08/11/01 05:19:10 O8YFnkbA
TSもの読みたいな
アーキス×リィナとかナルサス変身ものとか

>603
微妙なとこだがしない訳にもイカン訂正
×此方→○此岸

608:名無しさん@ピンキー
08/11/01 08:15:49 WOyj17tB
接点が無いに等しいカップリングも度胸で試していいのだろうか

609:名無しさん@ピンキー
08/11/01 09:06:33 Ucq+fHnG
接点がなければ作ればいいじゃない

このスレでも、「ロイが自軍の女性(支援会話の無い者含む)を片っ端からいただく」連作SSがあったじゃないか

610:名無しさん@ピンキー
08/11/02 05:09:40 Udd4jMKT
接点がない同士のクロスオーバーってありか?
セリス×リン とか。

611:名無しさん@ピンキー
08/11/02 05:35:48 zVTANtGq
ファン愛とチャレンジ精神は買いたいけど、個人的にはビミョー(苦笑)

土台として、スパロボや無双、いたスト、なりダンみたいなお祭世界観があれば印象違うんだろうけど、
個人的には、ゲーム内で面識が無くても世界(アカネイア・グランベルとか)が同じ、というのが限界かな

正直、FEはステレオタイプのキャラが多いんで、「だったら同じ作品の○○で良かったじゃん」的な
ツッコミがどうしても入るのでは、という疑念もある
それを避けることを最優先に考えられたカップリングSSというのも、だし…

612:名無しさん@ピンキー
08/11/02 06:32:12 iZUeCmxN
>セリス×リン

セリス×ラクチェ(アイラ)とどう違うのか、という話になるもんなw

613:名無しさん@ピンキー
08/11/02 07:14:49 YtW4y3YN
外伝の時みたいに、『暗黒竜のペガサス三姉妹が○○大陸にやってきました』みたいなIFものなら

614:名無しさん@ピンキー
08/11/02 08:18:36 glQT19Ca
バヌトゥ、チェイニー、ガトーならユグドラルの話に出られるかも。チキが出たら初めてのおつかいみたいになってしまうかも。
ファラは女だったはずだからファラ×バヌトゥもできるかも。
十二戦士のキャラが不明だし本編内で具体的に出て来たわけではないから『FEでなくても…』とか言われかねないが。
ただ火竜族の人間体が老人形態だけだったら十二戦士の前に現れた老人姿のやつがバヌトゥとは限らなくなるが。
どの作品キャラとも絡ませられるのはジェイク、アンナ、ララベルだけだろう。

615:名無しさん@ピンキー
08/11/02 08:54:02 mo1Jbdu2
>>612
ラクチェとアイラとリンはぜんぜん違うキャラクターのような気がするけど。

616:名無しさん@ピンキー
08/11/02 15:19:29 feuWwmtv
>>610
「何でそのカプ?」という問いに即答できないようなら、考え直した方がいい。
正直オリキャラとクロスオーバーと夢オチは鬼門。理由は書くのが難しすぎるから。

617:名無しさん@ピンキー
08/11/02 16:40:22 glQT19Ca
リンはマルスかアイクならスマブラ絡みで書けそう(スマブラスレ行けとか言われそうだけど)
ゲーム中では実現しないデルムッド×ジャンヌやレスター×マナといったものも書いてもいいかも
ファバル×エーヴェルは作品は違うし当然接点もないが時期的なことを考えたらできなくもないと思う
結局『暗黒竜と紋章』、『聖戦一部と聖戦二部とトラキア』、『封印と烈火』が限度かも

618:名無しさん@ピンキー
08/11/02 17:08:16 HLwbUgOk
テリウスが素で忘れられている件

619:名無しさん@ピンキー
08/11/02 17:20:00 glQT19Ca
面倒だから書かなかった。すまん。
素で忘れていた外伝は暗黒竜と紋章の所に入るな。

620:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:28:51 fhKA82fA
聖魔は黒歴史か

621:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:48:36 yY8DnEBf
まあ間違ってはいない

622:名無しさん@ピンキー
08/11/03 01:06:31 USvcFuJg
やべ、素で忘れてた

623:名無しさん@ピンキー
08/11/03 11:53:31 oDA8tdQR
聖魔が唯一、他のどのFEともクロスの無いものだからね
黒歴史というか孤立性というか、つい忘れやすいのは否めない

624:名無しさん@ピンキー
08/11/03 19:30:22 3pr8kzSQ
>>617
シグルド 「KINSHINは許さんぞぉぉぉぉっ!!」

625:名無しさん@ピンキー
08/11/03 23:51:10 e7Znj5aY
>>624
エスリン『あら、そう言う兄上だって私に散々手を出しクセに』

626:名無しさん@ピンキー
08/11/04 18:29:41 bKiwJZWP
>>625
違うw>>624のシグルドは某FE主人公兄弟スレのシグルドだぞwww

…親世代時のシャナンってディアドラに筆降ろしされてそうだよな

627:名無しさん@ピンキー
08/11/04 21:33:26 gbSaiuGB
>>623
忘れやすいけどキャラクターは結構印象に残ってるな
ロリコンな人とか助けてエイリーク!とか

628:593
08/11/05 02:44:50 2hUG73EC
>595>603
Thx
その中ではPart1のマルス×シーダと砂漠に咲く花が好みでした!文章とか雰囲気とか。
保管庫全部読む時間は無いので、あとはタイトルとかで判断しつつ自分で探してみます。

629:名無しさん@ピンキー
08/11/05 20:00:26 0E8/ykhy
オイフェの童貞もディアドラが美味しくいただいたよ
ついでにエスリンもディアドラにレズレイプされてる

630:名無しさん@ピンキー
08/11/06 00:11:17 aUHvkumj
その勢いだと、アルヴィスもディアドラに食われたことになるのかw

631:名無しさん@ピンキー
08/11/06 00:55:03 /KvrNdnS
シグルドの報われなさが異常だな

632:名無しさん@ピンキー
08/11/06 07:52:22 TR/VR0ob
いや、きっとシグルドもレイプされたに違いない
森の中を歩いてるときに急に襲われて少女マンガもビックリな恋に落ちたんだ

633:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/11/06 08:36:18 exBzI/ZO
ディアドラの母であるシギュンも、クルト王子の童貞を奪った。

そしてディアドラも、シグルド、オイフェ、シャナンらの童貞を奪った。

そしてユリアは・・・・・・セリスとユリウスの童貞を奪った。

まさに魔性の女の系譜だな

634:名無しさん@ピンキー
08/11/06 10:28:32 l52H1RG3
あれ、おひさ >だみゃ~ん

635:名無しさん@ピンキー
08/11/06 10:55:18 vygEr+lw
セリスは6章まで童貞だったのか

636:名無しさん@ピンキー
08/11/06 11:16:30 l52H1RG3
エーディンが即座に食ってるだろJK

637:名無しさん@ピンキー
08/11/06 13:11:15 6s9UFwpd
クルト王子ってあんな顔だけどかなりのお年だぞw
シギュンとやるまで童貞だと、とっくに魔法使える…

…まぁ、セージかw

638:名無しさん@ピンキー
08/11/06 20:42:16 8N2Uyybt
クルトはプリーストってのは定説だろ。
じゃなきゃスワンチカで氏んだりしない。

639:名無しさん@ピンキー
08/11/06 22:09:14 g9DO0Eo/
いやプリンスだろ
どっちにしてもナーガ使えないがw

640:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:50:05 dMAJPkPF
サークレットが鍵って事はほぼ女性に限られる訳か
ヘイムは何を考えてそんな仕様に…つかヘイムって男だったよな
十二戦士で女はノヴァとファラだっけ

641:名無しさん@ピンキー
08/11/07 07:50:50 tqfwQYDV
やつぱエロパロとなると、カップリングがメインシステムの一つになってる聖戦の話が一番盛り上がりそう
ゲームとしてお勧めなら間違いなく封印以降になるけど(一部除く)

642:名無しさん@ピンキー
08/11/07 11:14:47 Z+kKVZvD
いや、サークレットは単にディアドラがナーガをユリア以外のものが触れないようにした
封印の鍵ってだけだとは思うけど。

643:名無しさん@ピンキー
08/11/07 13:38:13 kK4wn/Mn
>>640
ウル

644:名無しさん@ピンキー
08/11/07 20:11:01 VJ205qYw
聖戦の場合理由はともあれ誰とでもくっつくことは可能だからかなりのパターンがありそう

645:名無しさん@ピンキー
08/11/07 22:23:05 64vMl++d
フィンならシルヴィア以外なら誰とでもくっつけても子供達は安定した能力が見込める
フィンは祈り持ちなのでイキそうになってもなかなかイカないので女性陣から定評がある
しかしシルヴィアとなるとお互い祈り持ちなので結局どちらもイカずにドローに

646:名無しさん@ピンキー
08/11/08 13:22:12 G6RBMqwu
すげえ盛り上がりのないせくーすになるんですね、わかります

647:名無しさん@ピンキー
08/11/08 16:57:45 Ev3v+UqB
聖戦スレでやれ

648:( ゚д゚)
08/11/08 21:07:55 IFKHI9+g
投下しても良いですか?

649:名無しさん@ピンキー
08/11/08 21:18:18 8QY5Y9vW
待ってました

650:( ゚д゚) ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:21:00 IFKHI9+g
注意事項

・シーダ死亡前提マルス×カチュア
・某異説に毒されている筆者の独自設定もどきな羅列があります

651:アルテミスの呪縛 01/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:21:45 IFKHI9+g
 英雄戦争終結後──アリティア王国、王宮。
 大陸中にその名を轟かせた、マケドニア白騎士団のペガサス3姉妹。その次女カチュア
が訪れていた。
 滞在の部屋として用意されたその部屋で、カチュアはガチガチに緊張し、何をするでも
なく、椅子に腰掛けていた。
 用件はすでに出発前にも、アリティアに到着してからも伝えられている。
『気乗りしないのなら断っても良い。一度くらいは私にも切るカードはある』
 アリティアを宗主とするアカネイア連合王国から、マケドニア候の地位を与えられたミ
ネルバは、複雑な表情でそう、カチュアに伝えた。
 それはミネルバ自身が出家を思い留まらされ、名ばかりの名代としてその地位に据えら
れた事とも、無関係ではなかった。
 アリティアについてから彼女を出迎えた老騎士も、やはり浮かない表情で、どこか申し
訳なささえ感じさせたものだった。
 その理由は──
 コン、コン
 部屋の扉がノックされる。瞬間、カチュアは心臓が口から飛び出すかと思った。
「は、はい、どうぞ……」
 必死に動悸を抑えつつ、ノックに応える。声と同時に、立ち上がり、ドアを正面に直立
不動の姿勢をとって、
「失礼するよ」
 と、入ってきた相手に、深々と頭を下げる。
「陛下! 御無沙汰しております……マケドニア白騎士カチュア、お招きに応じ参りまし
た」
「あはは……そんなに畏まらなくてもいいのに」
 入ってきた声の主─マルスはそう言って、苦笑した。
 穏やかで気さくな様子は、このアカネイア大陸を足掛け5年にわたって苛んだ戦乱を制
した、その英雄とは思えない、しかし故に人を惹きつけ将兵を鼓舞させた、当時そのもの。
 だが、その表情に、やや翳りがある。やつれている様にも見えた。目元も腫れぼったい。
「まずは……来てくれてありがとう」
 マルスはどこか自信なさ気に、苦笑交じりに言う。
「い、いえ……」
 緊張してどもった声を出しつつも、カチュアはそんなマルスを心配そうな表情で見た。
 けれど、それも無理はないことを、カチュアも知っている。否、ひょっとしたらこの大
陸中で、それを知らない者はいないかもしれない。
「でも……カチュアは、本当に今回の事は、承知して来たの、かな?」
 マルスは浮かない苦笑のまま、目からだけ笑みを消して、カチュアに尋ねてきた。

652:アルテミスの呪縛 02/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:23:03 IFKHI9+g
「はい」
 カチュアは、緊張しつつもはっきりと応えた。
「マケドニアや……アリティアやアカネイアの人間から、無理強いされたって事はないよ
ね?」
 マルスはそう、聞き返してくる。
「そんなことはありません。すべて自分の判断です」
 カチュアはよどみなく応えた。
「そうか……」
 マルスは口元からも笑みを消し、陽の落ちた街のような表情になった。カチュアから視
線を離し、目を伏せる。
 すぐに視線を上げ、カチュアの正面へと戻す。
「カチュア、今更こんなことを言うのは君に対してとても失礼なことだと思う。けれど…
…」
 マルスはそこまで言い、少し逡巡してから、やや興奮─ただし、マイナス方向に─
した様子で、続ける。
「“私”は、これが必要な事だと理解している……“私”は、将来独身でいるわけには行
かない。血を絶やすわけには行かない。…………けれどっ……」
 マルスの、両の拳がいつしか握られ、堪えるように震えだしていた。
「マルス様!!」
 カチュアは不安に、思わず声を出し、マルスに駆け寄る。だが、マルスはかまわずに続
けた。
「“僕”は……それが許せない……認めている自分も許せない……僕は……君が来なけれ
ばいいと思っていた……こんなの、お互いに傷つく、君も、僕も……」

653:アルテミスの呪縛 03/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:24:05 IFKHI9+g

 ──マルスには一度、お互いの想いから将来を誓い合った相手がいた。
 タリス王国の第1王女にして、マケドニア白騎士団のペガサス3姉妹と並び称される稀代
の天馬騎士シーダ。
 暗黒戦争時代、所謂アンリ・アリティア朝のタリス亡命時代に知り合った2人は、親交
を深め、暗黒戦争終結と同時に婚約、一時は具体的な婚礼の話も出ていた。
 だが───
 再び襲った戦乱─実質的にはその間の2年間がただの休眠期に過ぎなかっただけだが
─、英雄戦争。2人の想いは遂げられる直前で、再び戦場へと追いやられた。
 そして……マルスはこの戦乱を収め、英雄としての名を殊更に上げた。
 だが、その相手は……再び自ら将として前線に立ったシーダは、戦場にて還らぬ人とな
ってしまったのである──。
 凋落したアカネイア聖王国に代わり、アリティア王国はアカネイア大陸における連合王
国の盟主となった。
 マルスは盟主として、英雄として、臣下や民衆に明るく笑顔を振りまき、他国の官僚達
の前で聡明な王でなければならなかったし、また実際そう振舞っていた。
 だが、婚約者を失った苦しみを克服できたわけではない。公務以外では自室に篭ること
が多くなり、そして亡き人を思って泣いた。父コーネリアや母リーザの死を知ったとき以
上の嘆きだった。

 だが、マルスはシーダを想って一生独身を通すことは、許されない。

654:アルテミスの呪縛 04/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:24:39 IFKHI9+g

 アリティア王家は、本家以外は、暗黒戦争時代にその存在を恐れたメディウスとガーネ
フによって、全滅させられている。マルスと姉エリスが唯一の生き残りである。
 マルスに嫡子がいなければ直近の継承者はエリスであり、彼女には婚約者としてマルス
の盟友でもあるマリクがいるから、最悪断絶と言うことはない。
 だが、過去に同じようにして、アルテミスと引き裂かれた、英雄王アンリが自らの弟と
その子弟に王位を譲ったとき、アリティアの一部だったグラはこれに反発して独立した。
それでもお互いは兄弟国としてうまくやっていた、少なくともアリティア側からはそう見
えていたが、暗黒戦争勃発時にグラはアリティアと離反しドルーア側についている。その
後両国の関係は最悪となり、英雄戦争の結果“独立国としてのグラ”の完膚なきまでの滅
亡という結末を迎えている。
 その事はアリティア、分けても政権内のトラウマとなっている。マルスに嫡子がいなけ
れば、その悲劇を繰り返すことになりかねないのだ。
 しかも、今度はそれが大陸規模である。アカネイアの有力者にはこの期に及んでもアリ
ティアを格下に見ている人間が大勢いる。グルニアは国体は喪失しておらず、また同国に
は『アカネイアとその手先のアリティア』という意識が常にある。マケドニアはむしろ逆
で、万一その事態になった際にマケドニアから“出火”することを抑えるために、出家す
ると固辞するミネルバ本人を無理に、名代マケドニア候に留めた(皮肉な話だが、シーダ
が生きていればミネルバの出家と、それに伴うマケドニア王政の廃止はすんなりと実現し
ていただろう)。そして件のグラにも、アリティア王家と姻戚関係にあり、事実上グラ最
後の王となったシーマはしかし、本人はまだ存命である。

 ともあれ長くなったが、マルスは生涯独身ではいられない。妃を娶り子を成さねばなら
ないと、周囲に結論付けられてしまっていた。


655:アルテミスの呪縛 05/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:25:15 IFKHI9+g

「戦争だったんだ、仕方ない……そう思うことはできる。他の事なら、それで納得して我
慢することもできる。でも、これだけは…………そんなことは……できないよ……」
 マルスは直立して震えたまま、いつしか俯き、苦しそうに息をはくようにしながら、吐
露した。俯いているのは、見せたくないものがあったからでもあるが、それはすでにマル
スのつま先の床に滴り落ちていた。
 カチュアは困惑して、利き手を宙に躍らせながら、マルスを心配げに見つめていた。だ
が、やがて、意を決したように喉を軽く鳴らすと、さらにマルスに近寄る。
「カチュア……?」
 マルスは不意に顔を上げる。正面にはカチュアの顔はない。
「御無礼をお許しください……」
「カチュア……」
 カチュアは、マルスを包み込むように抱きしめる。
 騎士の名を持つ故に帯剣こそしているが、それ以外には戦いの装具などまったく身につ
けていない。着替えさせられた略装の決して厚はしない布越しに、カチュアのスレンダー
な肢体がマルスに触れる。
「私のことなら平気です……すべて承知してきたのですから」
 顔のクロスしたカチュアの口元から、マルスの耳元に告げられる。
 カチュアは軽く身体を離し、マルスの顔を正面に見た。うっすらと涙を浮かべつつ、笑
顔をつくろって視線を合わせる。
「マルス様が心配する必要も、傷つく必要もないんです。だって、私……私、こんなこと
でも……マルス様のお傍に居られることが、嬉しく感じてしまっているんですから……」
「カチュ、ア」
 戸惑って、マルスは名を呟き、カチュアの顔を凝視した。
 哀しげな中に、わずかに、気の紛らわせになるかならないかの、かすかな悦びの色。
「酷いでしょう? 私、心のどこかで、他人の不幸を喜んでいる……醜いですよね? だか
ら、マルス様に心配してもらう必要も、傷ついていただく必要もない人間なんです。心配
なされる必要はないんです……」
「駄目だ、カチュア……」
 マルスは、苦悶の表情でカチュアの両肩を掴み、拒絶するように自分から離す。
「その話は僕も知ってる……知らなかったけど、今は知ってる、だから駄目なんだ」
「マルス様!?」
 カチュアの表情に、軽く驚愕が走る。
「僕……いや、“私”や、“私”の周りの人間は、君のその気持ちを利用しようとしてい
る! ジェイガンがまず君を候補に上げたのも、そのことを知っていたからだ!」
 マルスは己や、己の一部に等しい人達を断罪するように、語尾を荒げてそう言った。

656:アルテミスの呪縛 06/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:25:58 IFKHI9+g
「いいんです、マルス様! 私は、利用されていいんです! それを承知できたのですか
ら!」
 マルスを心配するような表情で、カチュアはマルスの両肩を軽く握り返し、言い返す。
「それだけじゃない! 君は……僕は、君に彼女を重ねてしまう! ジェイガン達もそれを
知っているんだ!!」
 ただ単純に、事情を知っている上で、さらにマルスに懸想している人物、というのであ
れば、一番最初に挙がる候補はミネルバの妹マリアだったろう。身分的にも釣り合う。カ
チュアはミネルバ直属の騎士とはいえ、在野の出身だ。
 それをあえてカチュアにしたのは、青髪の天馬騎士と、イメージ的にシーダと被るとこ
ろが多いからだ。
 逆にそれが相手を苦しめるケースも多い。だがマルスの場合、どちらにしてもシーダの
呪縛から逃れることはできないだろう。
 ならばせめて、夢うつつの中だけでも……そう、周りの人間が考えるのも、無理はなか
った。
「っ……」
 カチュアは、一瞬だけ表情を険しくしたが、すぐに、口元に笑みを浮かべる。
「シーダ様の身代わり……光栄です」
「っ……」
 今度は、マルスが言葉に詰まった。
「こんな身分も心も卑しい人間で、あの人の代わりが務まるのでしたら、いくらでもなり
ましょう」
 カチュアは、神妙な表情になって、そう言った。
 ワンテンポ挟んで、
「カチュア!」
 と、マルスの表情に激情が走った。
「自分の言っていることがわかっているのか、君は!」
「きゃっ」
 マルス言いながら、カチュアの肩をぐいと押し、部屋に用意されていた、大きめだが質
実剛健なベッドに、彼女を押し倒した。
「君は! 僕にシーダとして抱かれることになるんだぞ!」
「相手がマルス様なら、私は平気です! 満足です!」
 言い返すように、カチュアは気丈な顔で言い返した。
「それだけじゃない!」
 マルスの手が、服の上から無造作に、カチュアの胸をまさぐった。
「ん、んんっ」
 反射的に、カチュアの顔がこわばり、口から声が漏れる。

657:アルテミスの呪縛 07/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:26:32 IFKHI9+g
「カチュア、君はシーダより胸が薄いじゃないか……」
「っ……」
 マルスの言葉に、カチュアの顔が一気に紅潮する。
 シーダは着痩せするタイプで、豊満とは言いがたいものの、その実出るべきところは出
ている。それに対して、カチュアはスレンダーな外見どおり、全体的な肉付きも薄かった。
 バストに至っては、年少のマリアやリンダにも負けている始末である。
「それは……っ」
 カチュアの紅い顔が困惑し、申し訳なさそうに眉が下がる。
 だが、カチュアが言葉を選んでいる間に、マルスは彼とは思えないようなぶっきらぼう
な口調で、さらに言う。
「そんなことを考えながら、僕は君を抱くんだ!」
「っ……」
 カチュアの表情が、一瞬驚き、目が軽く円くなる。
「そ……んな事ぐらいは、平気です!」
 カチュアが真っ赤な顔で言い返す。表情に気丈さが戻った。
 すると、マルスはカチュアの衣装に手を伸ばした。裂きこそしないが、かなり強引に、
胸元から肌蹴させていく。
 カチュアの、痩せた少年のような体が露にされていく。上下の大切な部分を、まったく
飾り気のない機能だけの、木綿の下着が覆っている。
 肌は……皮膚そのものは若々しくみずみずしかったが、至る所に大小の傷痕が残ってい
る。だが、それはシーダも同じだったし、またカチュアの姉妹も、ミネルバも同じはずで
ある。
 マルスは、わずかに手先で戸惑いつつも、白いブラの留め紐を外した
「あ……っ」
 カチュアが小さく声を上げ、反射的に、顔に羞恥の色が挿した。
 防具は伊達ではなかったか、薄いながらも絶妙なカーブを描く胸にだけは、一筋の傷痕
もついてはいない。
「恥ずかしいのかい、カチュア?」
 挑発するように、マルスが言った。カチュアはますます顔を紅くする。
「恥ずかしいですけど……嫌じゃありませんから!」
 カチュアも、感情的な口調で言い返した。
「小さい胸なのに、恥ずかしいの?」
 挑発するような口調のまま、マルスはさらに言う。言ってから、カチュアの胸を利き手
で覆い、揉みしだきはじめた。
「それは……っ、あ……ぅ」
 カチュアは言い返そうとするが、言葉に詰まる。そのうちに、マルスの手が乳房をこね
る感触が、思考をさえぎった。

658:アルテミスの呪縛 08/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:27:06 IFKHI9+g
「ちゅっ……」
「んぁっ……」
 ぴく、カチュアの体が軽く跳ねた。
 マルスはカチュアの、右の乳首を口に含み、唇と舌を使って転がす。
「ふぁ……ん、ぁぁっ……」
 カチュアの中で思考が途切れる。マルスが自分の身体に触れている、女性としてのシン
ボルをマルスに啄ばまれている──。
「ちゅぱっ……」
「んぅっ……」
 カチュアの小さな悲鳴を残して、マルスが唇を離す。
「我慢できない……」
 マルスはそう言う。表情だけなら、鬼気迫る表情ではあるが、それほど劣情を感じさせ
る物ではない。
「カチュア、僕は今から君を犯す」
 マルスはカチュアに向かって、感情を感じさせない─ある意味、激情よりもよほど彼
らしくない、ただ凄みだけを持った声で、言う。
 それは、まるで自分が覚悟を決めるかのようでもあった。
「はい……」
 カチュアは観念した様子になりつつも、拒絶の色は片鱗さえ見せない。
 マルスはカチュアのほっそりした胴に左手を回し、そっと上半身を抱き上げる。
「わ、ちゅ……」
 カチュアの一瞬驚いた声の後、唇が重なった。
 一瞬円く見開いた目を、カチュアはあわてたように閉じた。
「んぅ…………」
 所謂ディープ・キスでこそないものの、ねっとりと執拗に求めるように押し付け、吸う。
 そのまま、マルスのもう一方の手が、まだ手付かずだったショーツの中に、上側から滑
るように進入してきた。
「んっ、ふ……」
 マルスの指先が、カチュアの秘裂を撫でる。キスで口をふさがれたまま、カチュアは鼻
から声を漏らした。
「ぷは……」
「ふぁ……」
 唇が離れる。お互いの唇から、熱い息が短く漏れた。
 くちゃ……
 マルスの指が、ショーツの中でカチュアの秘裂を軽く割った。

659:アルテミスの呪縛 09/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:27:40 IFKHI9+g
「ああ……マルス様……許されないのはやはり、私の方です……」
「…………」
 うわ言のようなカチュアの呟きに、しかしマルスは応えない。
「っ!!」
 無言のまま、指をカチュアの花弁の中に、そろりと差し込んできた。
「身体だけでもいい……求めて欲しいって……ずっと……お慕いしていました……だから
……」
 カチュアは、熱い息を口から漏らしながら、うわ言のように、独白のように呟く。
「ごめんよ、カチュア」
 何に、とは言わずに─自分でさえもよくはわからないまま─マルスはそう言った。
 それでも、行為は止まらない。
「ああ……もう、謝らないで……私が全部背負いますから……ずっとお傍に、いられるの
なら……それぐらいは……なんでも……ないのですから…………」
「…………うん」
 マルスが頷く。それを見てカチュアは、理性を必死に掴んでいたちからを、ようやく緩
めた。
 くちゅり。
「ひっ!!」
 マルスの指が、カチュアのクリトリスを撫でた。カチュアは一瞬身体を跳ねさせ、短い
悲鳴を上げる。
「あ、ぁぁ……ぁぁぁ……」
 マルスの指にクリトリスを転がされて、カチュアはぴくぴくと痙攣するように震えなが
ら、その快楽に身を委ねていく。
 やがて、マルスは手を引き抜くような動作から、そのままカチュアのショーツを下ろし
た。両手で掴みなおし、脚から引き抜く。カチュアも抵抗せずに、逆に促すように自ら脚
を動かす。
「っ…………」
 マルスは自分のズボンのベルトを緩め、ズボンと下着を下ろした。すでにいきり立って
いる物が現れる。
「マルス様……来て……ください」
 カチュアが、上気して蕩けた表情で、マルスをいざなうように、横になったまま両腕を
軽く開く。
 マルスも浮かされたような様子で、カチュアに覆いなおすと、そのまま、己の逸物を宛
がった。
 ちゅく……
「ぁ…………っ」


660:アルテミスの呪縛 10/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:28:16 IFKHI9+g
 ぐじゅり……っ
 感傷に浸る様子も見せず、そのままマルスは、カチュアの中に割って入った。
 一気に、奥まで侵入する。
「んは、ぁぁぁっ……」
 ひときわ嬌声が高まる。カチュアはバージンではなかった。
「っ……」
 マルス自身も小さく呻きつつ、ゆっくりとストロークを始める。
「あ、ぁぁっ……私、マルス様のが、私の……あぁぁぁっ……」
 カチュアは、それだけ見るならばまるで半狂乱になったかのように、嬌声の混じった高
い声を上げる。
「そんなに、僕の事好きなの……こんなに酷い僕なのに!」
 腰のストロークが早くなっていく。カチュアを犯しながら、マルスは自嘲するように叫
んだ。
「好きです、愛しています!! マルス様、たとえ報われなくても、永遠に……!!」
「っ…………」
 ──これじゃ、まるで─
 マルスは思った。そして、その次の瞬間、カチュアを求める行為がさらに激しくなって
いく。自らが受ける快楽も、高まっていく。
「あ、ぁぁっ、そんなに……マルス様、私……も、もう……」
 当惑さえした様子で、カチュアは善がっていく。背がだんだんと弓なりになり、頂点に
向かって追いやられていく。
「僕もだ、カチュア……カチュア、カチュア……ぁっ…………好きだ……っ」
「!?」
 カチュアがはっと、意識で驚いたが、
「ふぁ、あぁぁぁっ、はぁぁぁぁっ…………」
 身体はそのまま上りつめさせられ、びくん、びくんとオルガズムに跳ねさせられる。
「くぅぅぅっ……」
 マルスも、絶頂に呻く。カチュアに搾り取られるように締め付けられながら、中で放っ
ていた……
「ああ……あぁぁぁ……」
 カチュアの上げる声が、だんだんと余韻にうっとりとした物へと変わっていく。
「はぁ……はぁ…………」
 マルスも荒い息を整え、萎えたものをカチュアのなかからズルリと引き抜いた。「ひっ」
と、カチュアが短く悲鳴を上げる。
「カチュア……僕はよほどどうしようもないのかもしれない」
 マルスは、自嘲気味の表情でそう言った。

661:アルテミスの呪縛 11/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:29:12 IFKHI9+g
「……マルス様……やっぱり、マルス様はどうしても、御自分を責めてしまうのですね…
………」
 カチュアは、困惑と哀しみの入り混じった表情で、マルスを見た。ただ、先ほどの様な
強い悲観の色は、払拭されている。
「責めるよ……だって僕は……彼女の事をまだ愛してるというのに…………その、カチュ
アのことを、好きになってしまったんだから」
「……………………え?」
 マルスが俯き加減に、自嘲の笑みで言った。
 しかし、その言葉を理解するのに、カチュアは十数秒の時間を要してしまった。
「僕が……1人の人間としてはこんなにも情けない僕だったとしても、カチュア、君は僕
の事を好きでいてくれるかい?」
 マルスはそう言って、自嘲気味の苦笑でカチュアを見る。
「もちろんです……でも、マルス様が情けないお方だとは思いません」
 カチュアはまず、身を起こし、半ば無意識にベッドの毛布を手繰り寄せて胸元を隠す。
そして、穏やかな表情ながら、しっかりとマルスを見据え、そう言った。
「カチュアにそう言って貰えると、気が楽になる、今は……でも、本当に、カチュア自身
はそれで良いのかい?」
 マルスは薄く苦笑したまま、尋ね返した。
「私は、マルス様の望むままに……身分とか、国のためとか、そういうわけじゃなく、私
自身の意思で」
 カチュアははっきりと、そう答えた。
「僕は、シーダのことが忘れられない。多分、一生忘れないだろう。それでも、カチュア
は平気?」
「それは……多分、忘れてしまう事の方が、哀しいことだと思います……私は」
 カチュアの答えに、マルスは、一瞬面食らったように目を円くした。
「そうか……いや、そうだね」
 マルスはそう言ってから、そっとカチュアとの身体の距離を寄せる。
「僕は……シーダのことを引きずっている。でも、どうやら僕は、誰かが傍に立っていて
くれないと、前に進めないみたいだ」
「私でよろしければ、いつまでもお傍にいます。お支えします」
 マルスの吐露するような言葉に、カチュアは真摯な瞳で答える。
 一泊置き、マルスは覚悟を決めたように、言う。
「カチュア、僕の……アリティアの妃に、なってくれるかい?」
 その言葉に、カチュアは表情を少し、綻ばせた。
「はい、喜んでお受けいたします」
「ありがとう」
 マルスも穏やかな表情で、カチュアの肩を抱き寄せた。

662:アルテミスの呪縛 12/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:30:29 IFKHI9+g
>>651-661
以上です。

飯食ってきます。ノシ

663:名無しさん@ピンキー
08/11/09 09:48:49 BrDf8B66
カチュア厨の妄想って、
どうしてこんなにキモいの?

664:名無しさん@ピンキー
08/11/09 10:24:53 xnI3Zla7
>>662
乙。面白かった。でもカチュアは処女であってほしかったなぁ。
生涯でたった一度の恋みたいな感じで
でも面白かった。キスのあたりで勃起した
カチュアが公にマルスと結ばれ正室になるSSは初めて見たかもしれん

665:名無しさん@ピンキー
08/11/09 10:36:42 N/81fMPs
>>662
ぐっじょぶ
こういうの大好物だ

666:名無しさん@ピンキー
08/11/09 11:26:19 wdVHY1d4
>>663
それはお前が『こいつは厨』という色眼鏡で見てるから。

>>662
ぐっじょぶ
でもカチュアが処女じゃなかったというのは意外。
相手が誰とか話題に出なかったところを見ると、マルスと知り合う前には既に処女喪失してた?

667:名無しさん@ピンキー
08/11/09 11:39:01 iCqK+FRr
各国の情勢読み込んでるなと思う。峰様ハァハァ
なんかカチュアのヤケっぷりにワラタ
けど処女じゃないんだったら(ウォレン他の傭兵か?)
言葉だけでもいいから、もうちょい攻めに出てほしかった
まぁ相手が相手だし無理か…
ただ文体読みやすいし、IFものとしては十分な気がする
ぐっじょぶ

668:名無しさん@ピンキー
08/11/09 12:52:51 jH725Z+E
>>662
GJ!
マルスのシーダへの想いとカチュアのマルスへの想いが上手く表現されていてほろっと来た
カチュア泣かせるな。改めて好きになった。
成熟した内容で良かったです。

しかし、マルス×ミネルバも読んでみたいです。

669:名無しさん@ピンキー
08/11/09 12:55:48 EFMr3pAD
どこぞのロイみたいな事になりそうだな

670:名無しさん@ピンキー
08/11/09 14:26:59 QTLGDm3l
>>662
おおGJ!
お互いの傷を舐めあうような切ない感じがいいね
>>664
カチュアがマルスの負担にならないよう、一人で膜破ったと自己補完した

671:名無しさん@ピンキー
08/11/09 15:38:58 AfEY/MdH
>>662GJ!

ところでそろそろ次スレかな?

672:名無しさん@ピンキー
08/11/09 15:45:18 AfEY/MdH
立ててきた
スレリンク(eroparo板)

673:名無しさん@ピンキー
08/11/09 16:47:07 4nfBQ2q6
>>670
一人で膜破り…それだ!!

674:名無しさん@ピンキー
08/11/09 18:52:33 NqxJLLym
カチュア絡みの男キャラがウォレンしか思い浮かばないので
こいつで喪失してたんかなと妄想してみる

675:名無しさん@ピンキー
08/11/09 19:10:57 jH725Z+E
あとはカインか


676:名無しさん@ピンキー
08/11/09 21:04:50 l6hG3jmH
>>662
色々と細かく描写されていて感心した
マルス×カチュアもいいね
GJ!


677:アルテミスの呪縛 補足/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/10 00:16:26 +vFXmSLc
皆様感想ありがとうございます。

少し蛇足をば。

カチュアが処女じゃないという点にずいぶん反応されていたので……
これは別に色恋沙汰の上での情事ってわけじゃないんです。
元々は大沢美月版聖戦の系譜のラドネイの話から考え付いたことなんですが、
FEの文明レベルだと、処女で女軍人ってありえないと思ったんですね。
日本の合戦みたいに綺麗な戦争の方が稀なわけですし。
捕虜の人権が守られるようになるには、少なくとも第一次世界大戦程度あたりに進化していないと無理ですから。
もちろんシーダやミネルバのような、やんごとなきお方は別でしょうが……
だから多分、「娼婦と違うのは、マグロでも問題ないということだ」って感じだろうなと考えてたんです。
元々本文にこのことは書いてあったんですが、推敲して、冗長だと思ったんで消したんです。

ただ、話がウォレンとか、あらぬ方向に向かってたんで、敢えて補足させていただきます。
失礼しました。


678:名無しさん@ピンキー
08/11/10 00:24:18 Ok68iXKz
>>677
うん、確かに蛇足だ。
言いたいことは理解できるし説明内容も納得だけど、
そういうのは補足しとかないで、あえて読み手の妄想に任せておいた方がいいと思うよ。
悪い言い方すると、読み手の想像の幅を狭める行為になっちゃうから。
色々好き勝手に妄想するのがいいんだよってことでひとつ。

679:名無しさん@ピンキー
08/11/10 00:49:15 Wi6gIpUq
それこそ作者の勝手じゃね?
「読んだ人の妄想にお任せ!」って部分と、「ここはこう解釈してもらわないと…」って部分があるもんだ

とかいいながら俺は処女ということに脳内変換しました><

680:名無しさん@ピンキー
08/11/10 01:04:47 3yXzyo8C
あれだけ馬のってりゃ膜なんてすぐ無くなる

681:名無しさん@ピンキー
08/11/10 01:55:36 k+TJnscV
激しい運動説か名無し民兵説を支持したい
或るパオ姐妄想見て微妙に納得した覚えがある

682:名無しさん@ピンキー
08/11/10 03:34:53 3BsApmHW
>>662
とてもGJ!!
読み物として普通にいい感じ
いきなりパァッと明るくならないのがいいな

ただ、一つだけ言わせて貰えるなら、
王族って基本男系でないと継げないハズだから、エリスはそういう意味で女王になれないんじゃねーかな?
(まぁ、それを言うとニーナはどうなるって話だが)
重箱の隅なのは重々承知だが、一応言ってみた

683:名無しさん@ピンキー
08/11/10 07:35:00 omNxGCkb
グラ王族が他にいない(と思う)シーマもいるし(傀儡だけど)

684:名無しさん@ピンキー
08/11/10 12:29:57 3yXzyo8C
ミネルバも当たり前のように王位につくことを求められてたな。

そもそも、遡れば今のアカネイア王家自体がアルテミスからの女系。
今のアカネイアに王位の女系継承を認めないという制度はないんじゃないか。
ミディアだって女だてらに伯爵家だか侯爵家だかの当主だったろうし。

もっとも、全ての例が「男性直系が死に絶えた」パターンだから
民衆一般の心理としてどうだったかはわからんが。

685:名無しさん@ピンキー
08/11/10 20:29:11 /iyE/0eA
>>677
非処女の理由、悲惨な過去だね…
補足感謝です
今まで読んだカチュアの小説で一番良かったよ

686:名無しさん@ピンキー
08/11/11 02:06:59 eao2Nt28


687:名無しさん@ピンキー
08/11/11 04:26:30 /zdOfcA8


688:名無しさん@ピンキー
08/11/14 15:55:36 OxQllDkO


689:名無しさん@ピンキー
08/11/14 18:52:22 rNF6YVjl
は?

690:名無しさん@ピンキー
08/11/14 18:53:09 7dKaorEu
ぬ??

691:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/11/17 02:23:11 APBJBIcn
■深夜の孤児院で、レナとジュリアンが愛情を確認しあっていれば純愛
■その隣で、マチスが椅子に座らされて鎖で雁字搦めに縛られて、二人の営みを強制的に見させられていれば鬼畜
「や、やめろレナ!そいつは盗賊だぞっ!」
「あら兄さん、私たちの営みを見て、興奮しているの?」

■フィオーラの寝ているベッドに、ルパンダイブをかますのがセイン
■リンの寝ているベッドに、ルパンダイブをかますのがフロリーナ
■ベッドの隣の椅子に鎖で雁字搦めに縛り付けられて、その状態からヒースの寝ているベッドにルパンダイブをかますのがヴァイダ
■頑丈な鉄格子の檻に入れられて、その外から有刺鉄線でぐるぐる巻きにされて湖底に沈められて、その状態からパントの寝ているベッドにルパンダイブをかますのがルイーズ

■フロリーナを軽々と肩の上に抱え上げることができるのがヘクトル
■ワレスとオズインでお手玉ができるのがルイーズ
■お手玉よりもワレスの金玉に興味があるのがヴァイダ

■騎乗位でエリウッドの上に跨り、両足を左右に思いっきり広げて結合部を軸にぐるぐる回転するニニアン
■そのまま空を飛べるルイーズ
■途中で木の枝に引っかかって降りれなくなるフロリーナ

692:名無しさん@ピンキー
08/11/18 11:30:07 5kFaehQQ
age

693:名無しさん@ピンキー
08/11/22 11:34:18 Y5wPt4fk
このスレ的にはあまり関係ないかもしれんがFEWのイラコン更新されてたな
サジ・マジ・先生が灰色で泣けた

694:名無しさん@ピンキー
08/11/22 19:42:20 r6NSBoPI
先生灰色には俺も泣いたが、

 バーツの色つきにはたまげた。

695:名無しさん@ピンキー
08/11/23 23:48:01 qh8jy4cv
「いいことリリーナ、今日の教養講座のテーマは『少コミ風支援会話』よ?」
「はい、セシリアさん! 小コミは得意ですから、昨日のうちに書いておきました。カップリングは『ロイ
×キャス』です」
「あら、感心ね。さっそく見せてもらおうかしら」
「はい、これです」

「……戦争で、あたしたちの村は燃やされた。たくさん兵士達が来て、村に火を放てって命令したンだけど、
村の人は誰も動かなかった。……当然だよね、自分たちの村だもン」
 夕暮れの川岸の土手に座り、キャスは頬杖をつきながら髪を風になぶらせている。すぐ隣にはロイが腰を
下ろしているが、彼女は彼の方を見ずに話していた。
「それで兵士達が怒って剣を抜いたとき……村人の一人が前に出て、松明で村に火をつけて回った。その
いくじなしが……あたしのお父さン」
「…………」
 ロイは片膝を立てる格好で、赤い川面を黙然と見つめている。キャスはちらと彼の方を見たが、そのまま
何も言わずに続けた。
「村が燃えて……一生懸命耕した畑もみンなダメになって……それでも父さンは何も言わずに、じっと見てる
だけだった……」
 そこまで言って、盗賊の少女は突然立ち上がってロイに振り向いた。何かに突き動かされたように立った彼
女の眼には、わずかに涙がにじんでいる。
「あたしはすごく腹立った! 戦おうともしない父さんにッ! あんな風に、権力に従うだけの奴には絶対な
りたくなかった! だからあたしは……」
「それは違うよ、キャス」
「え?」
 落ち着いたロイの声に、キャスは目をしばたたかせた。少年は姿勢を変えずに、静かにキャスを見上げる。
「自分たちの田畑や村を、喜んで焼く人がいると思うかい? でも君のお父さンには……守らなければならな
いものがあったンだと思う」
「…………」
「聖女エリミーヌに弟子が尋ねた。この世で『一番強い者』とは、力のある者か、それとも金のある者か、そ
れとも徳のある者か、と」
 ロイは言葉を切ると、下からのぞきこむようにキャスを見上げた。少女は目をそらそうとしたが、その前に
ロイが口を開く。
「エリミーヌは答えた。そのいずれにもあらず……この世と言わず地獄と言わず、最も強き者とは『辱めに耐
え得ることのできる者なり』。自分に落度があって、当然に辱められる時だけを忍ぶだけじゃない、不当な辱
めをもじっと忍び耐えられる者こそ……」
 ロイは静かに腰を上げ、キャスの目の前に立つ。
「真の強者なり、とね」
「…………」
 次の瞬間、何か言おうとしたキャスの肩を、ロイの両手ががしっと掴んだ。はっと見上げたキャスの目に、
真剣なロイの顔が映る。そして、噴き上げる様な激情を吐き出すように彼は叫んだ。
「君のお父さンには兵士達を倒す力はなかったッ! だが戦っていたのだッ!! お父さンは歯をくいしばっ
て戦っていたンだ、村より畑より、真に守るべきもの……娘の君を守るためにッ!!」
 同時に、ロイはキャスの身体をぎゅっと抱き寄せた。キャスも、彼の胸に額をぶつけるようにしてすがりつく。
「あンたァ――ッ!! わぁ~~~~!!」
 二人はきつく抱き合ったまま、夕陽に染まる土手の上に倒れ込んだ……

「………………何、これ」
「えっ……ロイとキャスの小コミ風の会話ですけど……ここから一気に全力ファックシーンに」
「いえそれはいいから……これのどのあたりが少コミ、少女コミック風なの?」
「えっ!? 小コミって、『小池一夫せンせいのコミック』の事じゃなかったんですか!?」
「ねーよ」

696:名無しさん@ピンキー
08/11/24 11:58:51 mc0DZYnE
四日目神おひさ~

697:名無しさん@ピンキー
08/11/24 23:32:18 oErrSdRd
それは確かにねーよw

698:名無しさん@ピンキー
08/11/28 10:49:35 f8KesW0q
レイヴァン・ルセア・プリシラの3Pを読んでみたいです(怖いものみたさで)

699:名無しさん@ピンキー
08/11/28 18:19:04 eRWZYE4L
ペニパンのプリシラに二人がケツを掘られる展開でおk?

700:名無しさん@ピンキー
08/11/28 19:28:31 f8KesW0q
プリシラが2人にヤられる展開

701:名無しさん@ピンキー
08/11/28 23:41:18 5RLZVF3X
>>700
それはない

702:名無しさん@ピンキー
08/11/29 03:46:34 TthGE5hT
レイモンド兄様は同性か近親しか選択肢がないんかい

703:名無しさん@ピンキー
08/11/29 23:10:14 /UZj8I0f
むしろプリシラがペニパンで二人をヤる方だろ常考

704:名無しさん@ピンキー
08/12/01 23:58:28 Hr1HAiBZ
ほう

705:名無しさん@ピンキー
08/12/02 19:33:52 HiAdiCVt
>>702
つレベッカ

706:名無しさん@ピンキー
08/12/02 23:38:06 OYo+6JRw
あれは恋愛感情には発展しなさそう

707:名無しさん@ピンキー
08/12/03 06:44:37 WapCY1+k
かなり前だが、レイヴァンがレベッカ孕ませた後に失踪、
その後はウィルがレベッカとウォルトを育てた、ってな妄想したことはあった
レイヴァンはどっかに消えるエンドしか浮かばんかったからw


目無しの大食らい騎士なんて覚えてませんよ?

708:名無しさん@ピンキー
08/12/05 18:23:01 FcajqDs5
ウォルトの父親がレイヴァンしか思いつかない俺は異常

709:名無しさん@ピンキー
08/12/06 02:35:11 0LsTTCzA
レイヴァンとレベッカの子にしてはあの初期値は低すぎるだろ。

710:名無しさん@ピンキー
08/12/06 03:33:16 wrbRErQ1
ヲルトは襟木がレベッカに対して初夜権を行使した結果だろ?

711:名無しさん@ピンキー
08/12/06 19:35:11 lRMWRRrK
>>709
レヴィンとアイラの子達も2人が鬼の強さだから強そうだけど
実際はそうじゃないぞ。

712:名無しさん@ピンキー
08/12/06 21:38:22 uzj/Uhsr
初期値でいえばロイだって、封印エクストラのエリウッドから見れば不肖の子ですよ
その分、戦闘に出ない人生運が高いw

713:名無しさん@ピンキー
08/12/10 09:41:35 schakJ/z
コミケ前だから過疎ってるな

714:名無しさん@ピンキー
08/12/12 09:32:43 wvorZ1cA
>>711
ラクチェは鬼。スカサハはまぁ、名前の通りだけど。

>>713
コミケとは関係なくエンスト中。途中まで書いてるのにぃ

715:名無しさん@ピンキー
08/12/12 10:30:36 cL0S3bZR
>>714
ラクチェは父親がノイッシュだとスキル的に鬼(戦闘中はずっと俺のターン)
デューが父親だと勇者の剣が使い放題

716:名無しさん@ピンキー
08/12/12 10:32:08 JP7dUk6Z
結論:アイラはオレの嫁

717:名無しさん@ピンキー
08/12/12 10:35:26 wvorZ1cA
ああ、今日もまた流星剣の餌食が1人……

718:名無しさん@ピンキー
08/12/12 13:06:06 H3SGLNxB
とりあえずウィルとレベッカなら互いに打ち消し合う成長率かも知れないなww
ヴァっくんは速さうpの代償に運がモルフ並と…
…セインにしとけば良かったんじゃあ…力は保証されるし…

719:名無しさん@ピンキー
08/12/13 00:43:22 cGNjyrVd
だからレベッカの夫はロウエンにしとけと何度も(ry

720:名無しさん@ピンキー
08/12/13 19:35:25 p1iugP+W
そこんとこは荒れるから誰でもいいってことで

721:名無しさん@ピンキー
08/12/14 17:32:05 3oDB9cpk
カプは書いたモン勝ち

722:名無しさん@ピンキー
08/12/14 20:37:58 ta7oq+Fh
某FE兄弟スレが設定のエロパロ(リーフ×イドゥン)を書いてしまったんだが、投下は駄目か?
こういうのはやはりそれ専用のスレを立てるべきなのかね…

723:名無しさん@ピンキー
08/12/14 22:33:01 z+gQAHW6
>>722
>ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

ルールはこれだけ。後はマナーの問題。

724:名無しさん@ピンキー
08/12/15 02:01:11 dDqEM82D
筆力も大事だお

725:名無しさん@ピンキー
08/12/15 03:24:25 RxlzuYmz
テスト

726:名無しさん@ピンキー
08/12/15 21:57:29 4HPJzFqR
>>724
二の次っしょ
筆力言い出したら極端な話、誰も投下できなくなるぞ

727:名無しさん@ピンキー
08/12/16 07:26:29 BlV5J43t
書き手の側に求められるマナーさえ守ってれば筆力はどうでもいいな。
ただ、えてしてマナーと筆力とは比例関係にあるのがなんとも……w


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