ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章at EROPARO
ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
08/09/03 10:10:32 w8x/FwIF
四日目神の次の新作が待ち遠しいお


451:名無しさん@ピンキー
08/09/03 11:53:21 QqxyvsAy
リアルタイムGJ!
最後のファも家族になるのが感動
きっとこの後、イグレーヌさんのお腹を切り裂いてファを押し込め、またお腹を縫いつける。
イグレーヌさんのお腹に実際に胎児がいたりするとなお萌え。
そして出産。でもファは大きいから、股が裂けちゃう。それでも必死に出産するイグレーヌさん萌え。
どばどばと血を流すイグレーヌさんの股から産まれて『家族』になるファ。素敵ー

452:名無しさん@ピンキー
08/09/03 11:59:37 RFLFPonx
神作者とロイ、おつかれさまでした

453:名無しさん@ピンキー
08/09/04 12:23:30 RbkuMOYq
サジで終わりなのね…

454:名無しさん@ピンキー
08/09/04 18:09:27 O47ZTlXW
バーッと今までの思い出が走馬灯のように…

455:名無しさん@ピンキー
08/09/04 21:38:59 n1IRYFQX
>>451
外伝氏ファン乙

456:名無しさん@ピンキー
08/09/04 22:06:57 ZhtUHHLT
すばらしい ハーレムもの でございました ごちそうさま ▼
ソフィやん は おみやげに いただいていきます ▼

457:名無しさん@ピンキー
08/09/04 22:30:58 yy/580yB
[ソフィーヤ]
あの……イグレーヌさん

[イグレーヌ]
何?

[ソフィーヤ]
その……これは……?
さっき……道で見つけて……つい……めずらしくて……

[イグレーヌ]
見せて
これは……マーラーの交響曲第6番で使う楽器 「ハンマー」ね

[ソフィーヤ]
ま…ら……?

458:名無しさん@ピンキー
08/09/05 02:34:59 DWAh6age
[漆黒の騎士]
ハンマー・・・!?

459:名無しさん@ピンキー
08/09/05 07:39:05 3pqKFkej
[ファ]
よいしょ よいしょ

[イグレーヌ]
!!
ファ あなた……何を持っているの!? 危ないでしょう!

[ファ]
うー……

[イグレーヌ]
これは……ハンマーじゃない
こんな危険な武器 どうしたの?

[ファ]
だって……ファも なにかひいてみたかったんだもん

[イグレーヌ]
弾くって……

[ファ]
エルフィンのお兄ちゃんがね
ファもなにか楽器やりたいって言ったら 
「ハンマー」か「大砲」か「携帯電話」がいいよって言ってくれたの

[イグレーヌ]
…………

[ファ]
でも 大砲も携帯電話もないから
ハンマーでマラ6やろうとしたの

[イグレーヌ]
……いい ファ?
マラ6なんて 5年に一度くらいしかやらないのよ?
しかもハンマーの出番は 第4楽章に2回あるだけなの 

[ファ]
えー……

[イグレーヌ]
そんなに 音楽が好き?

[ファ]
うん!

[イグレーヌ]
なら ホルンを教えてあげるわ
そう 『ばらの騎士』で 射精の描写をする金管楽器よ

[ファ]
わーい

460:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/09/05 09:39:09 86YlW/od
>>459
どうせなら尺八を教えてあげればいいのに

461:名無しさん@ピンキー
08/09/06 00:32:25 Y3ZXvXNy
シーダのおっぱい揉みたい

462:名無しさん@ピンキー
08/09/06 15:11:00 w70496U7
>>438
3年間ネタとエロをありがとう!!

463:名無しさん@ピンキー
08/09/06 19:29:42 A85gMMZA
遅くなったけど…
>>438様、お疲れ様でした…よろしければ次回作も期待しております。

464:名無しさん@ピンキー
08/09/07 16:39:30 x3w/nLHi
ごめんなさい、sage忘れました…

465:名無しさん@ピンキー
08/09/08 15:42:42 KbGK+Og8
>>26

さては特撮好きだな!

466:名無しさん@ピンキー
08/09/09 17:22:19 hLj0WNxb
次のエロこないかな~

467:名無しさん@ピンキー
08/09/12 09:41:57 tFy4xQ6x
エフラムとラーチェル希望

468:名無しさん@ピンキー
08/09/12 22:22:16 tsJrXULz
亀だがミシェイルとマリアうけたwww

469:名無しさん@ピンキー
08/09/13 22:30:54 jf/o5CBv
次はミシェイルとミネルバ待ちだな
このカップリングならシリアスな感じがしそう

470:名無しさん@ピンキー
08/09/16 15:19:44 M9GQvbly
ほす

471:名無しさん@ピンキー
08/09/18 22:47:12 qa1zQf6W
ティルテュ物書こうと思うんだけど、相手をレックスとレヴィンで迷ってる。
どっちが好み?

472:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:37:58 Kv+t1/lr
間を取ってアゼル

473:名無しさん@ピンキー
08/09/19 01:29:56 rd9Xe1H3
レックスで頼む

474:名無しさん@ピンキー
08/09/19 01:34:54 HX7IUyNg
個人的にはレックスとの組み合わせが好き

475:名無しさん@ピンキー
08/09/19 02:07:34 5ESbJq/4
スコピオ12歳とかどうよw

476:名無しさん@ピンキー
08/09/19 08:23:26 uXPv1FJT
イシュトー10歳とか

477:名無しさん@ピンキー
08/09/19 11:50:35 eW63V0+K
あいだでアゼルかな

478:名無しさん@ピンキー
08/09/19 13:28:14 h2i+/J7c
クロードなんてどうだろうか

479:名無しさん@ピンキー
08/09/19 16:19:36 RZDWvSFd
レヴィン不人気ふいた

アゼル、クロードは王道過ぎて厳しいのでパス。


レックスで執筆開始するのでちょっと待っててノシ

480:名無しさん@ピンキー
08/09/19 21:58:59 1OpAeUcM
ここはフィン×ティルでどうか?
出会いは一目惚れでその後シレジアにいる間にギシギシアンアンで子供を作るとか
ってもう遅いか・・・


481:名無しさん@ピンキー
08/09/19 23:47:52 rd9Xe1H3
レクティルクル━━(゚∀゚)━━ !!
楽しみにしてます

482:名無しさん@ピンキー
08/09/21 20:27:25 FDpYkrMd
フィンはティルテュと結ばれてもヒルダとの戦いでセリフがない…

483:名無しさん@ピンキー
08/09/21 22:27:38 4gidlCeZ
そうだね
後、親子会話も無いし・・・
息子との会話は無くても娘にはあってもいいと思うが・・・
リメイクされたらその辺の会話を追加して欲しいね

アーサーが力と魔力が上がるからマージナイトになった時は下手なフリーナイトより強い

484:名無しさん@ピンキー
08/09/22 03:05:58 T2jf8B3+
サジかよ

485:名無しさん@ピンキー
08/09/22 13:08:37 JvjvNuue
ダロスwww

486:名無しさん@ピンキー
08/09/22 17:19:23 uL2M5oeB
バーツ

487:名無しさん@ピンキー
08/09/23 03:39:25 L/wSYwq6
レクティルお待ちどう様。
携帯事情により、前編と後編で分けて投下します。
前編はエロなしです、ご了承ください。


※注意※
年齢の話題が出てきますが、当方は公式の年齢(そもそも決まってるのかすら)わからないので、キャラの見た目や口調、扱われ方で適当に決めてます。
服装の話題に関しても同上。
キャラ同士の関係も完全に脳内設定です。

そんな訳で、これおかしくね?っていう箇所が合っても、致命的でなければ見逃してくれると幸い。

488:promise night
08/09/23 03:47:24 L/wSYwq6
その日のティルテュは機嫌が悪かった。


シレジアの女王ラーナの好意により、セイレーン城へ招かれて早1ヶ月。
元来社交的で明るいティルテュは、シグルド軍のメンバーにもすぐに打ち解け、あたたかく受け入れられていた。

無邪気に振る舞うティルテュは誰にでも平等に接していたが、中でもレックスとの仲は、日を追うごとに深まっている。

幼なじみのアゼルほど親しかった訳ではないが、子供の頃からの顔見知りであり、懐かしさからの会話はアゼルにはない新鮮さがあった。


489:promise night2
08/09/23 03:50:22 L/wSYwq6
そして何より、お互いの父親の件が手伝って、2人がお互いを意識し出すのに時間はかからなかったのである。


しかしそのレックスが、ティルテュの眉間にしわを作っている原因なのである。


ティルテュはセイレーン城の自室の窓から、ぼんやりと中庭を見ていた。
すると東棟の出入り口から、見慣れた青い頭がでてきた。

『あ、レックスだ』

窓を開け、声をかけようとした瞬間、彼の斜め後ろに眩しく波打つ金色の頭が見えた。
服装からして双子の姉の方らしい。
2人は何やら談笑しながら、西棟へと歩いて行く。
会話の内容が気になったが、生憎ティルテュのいる自室は3階、聞き取れるはずもなかった。
そうしてる間に2人は西棟へと入ってしまった。

西棟には訓練所がある。
恐らく2人は、訓練所へ向かう途中で出くわしただけなのだろう。
しかしティルテュは何となく面白くなかった。


490:promise night3
08/09/23 03:57:01 L/wSYwq6
気分を晴らそうと部屋を出たティルテュは、女性陣で1番仲のいいシルヴィアの所へ足を向けた。
以前は悩みや相談はクロードかアゼルに話していたのだが、レックスを好きだと思いはじめてからは、他の男と二人きりになるのを避けているのだ。

『私はこんなに一途なのよ、レックスは…どうなのよ』

「ティルテュ公女、どうしたの?なんだかすごい顔してるわよ」

眉間のしわを深くしながら廊下を歩いていると、目の前から声がかかった。

はっとして声の主を見やると、心配そうに顔をのぞき込むエスリンの姿があった。

「あ…大丈夫!ちょっと考え事してたの」

そう言いつつ、慌てて笑顔を見せた。

『そんなに変な顔してたのかな…恥ずかしい』

微かに赤く染まってしまっているであろう頬を、両手で覆いながら、エスリンに別れを告げようとした。
その時、彼女の腕に青い布が乗せられていることに気がついた。

「ああ、これ?」

視線に気がついたエスリンは、笑いながら説明をした。



491:promise night4
08/09/23 03:59:14 L/wSYwq6
「実はこれ、レックス公子のマントなの。食事の時間に外して、そのまま忘れていったみたい。
普通気が付くと思わない?彼ってああ見えて、意外とウッカリしてるのね」

ティルテュは酸欠にでもなったかのような、妙な頭の痺れを感じた。

『仲間なんだから、気にするほどのことじゃないわ。人妻と一緒に食事くらいするわ。
マントを忘れたら、届けて当然だわ。』

「そう言えばティルテュ、レックス公子と仲良いわよね?このマント、返しておいて貰えないかしら」

差し出された、彼の髪と同じ色のマント。

『そう言えば、さっき見た時つけてなかったっけ』

「…ごめんなさい。私ちょっと用事があるの」

エスリンに表情がわからないように、俯いたまま小走りにその場から去った。

「気を利かせたつもりだったんだけど…私何か地雷踏んだかしら?」

残されたエスリンは、ただ首を傾げるばかりだった。




492:promise night5
08/09/23 04:08:12 L/wSYwq6
「ふーん、それで最近そんな顔してたんだ?」

やっとたどり着いたシルヴィアの部屋。
少女達は早くも、恋の話題に火を付けた。

「浮気!…だなんて思わないけど、やっぱり不安になっちゃうよ…」

ティルテュはシルヴィアにもたれ掛かり、本日2桁目の恋の溜め息をついた。
シルヴィアはそんなティルテュの銀色の頭を撫でながら、よしよしと慰めた。

周りからしたら、不安になる要素なんて1つもないレックスの行動。
それが恋の魔力によって、全てが不安に変わってしまっている年上の親友を、シルヴィアはとても可愛く思った。

「なんかもっと、余裕が欲しいな。レックスに対して自信が持てれば…」
「自信ねぇ…」

うーん、と頭を捻りながら、ああでもないこうでもないと歩き回るシルヴィア。
急にピタッと動きが止まり、ソファの上で小さくなっている親友の両肩を掴んだ。

「そうだ、これだわ!こんな簡単な方法があるじゃない!」

「ほ、ほんと!?何々、どうしたらいいの?」



493:promise night6
08/09/23 04:14:12 L/wSYwq6
ティルテュはシルヴィアの手を取り、目を輝かせた。

「エッチすればいいのよ!」

途端にティルテュの目が点になった。
一方シルヴィアは勝ち誇った笑みを浮かべ、熱っぽく語り始めた。

「いい?あんた達のカンケイって、ハッキリ言って子供よ!子供なのよ!
今時エッチもしないで恋人同士なんて通用しないんだから。
心も身体も結ばれて、初めて恋人同士って言えるのよ。」

「で、でも……。」

いきなりエッチしろなどと言われても、ティルテュは戸惑うばかりだった。

レックスとは、キスですら数える程度しかしていない。
同じベッドで夜を明かしたこともあったが、手を握られていただけだった。
ティルテュ自身は異性との行為に興味はあったが、なにしろ全てが未経験。
何もかもがレックス任せなのだ。
そのうち彼から求めて来る…そう考えたまま、結局今日まで処女を守り通している。

「でもじゃないのっ!そんなんじゃ他の人にとられちゃうよ?」

「そ、それは絶対イヤ!」

「だったら今夜決行ね!」

シルヴィアの細い小指が、ティルテュの目の前に差し出された。
一瞬迷って、ティルテュはその指に、自分の小指を絡ませた。

二人の少女は、大きく頷き合った。



後編へ続く

494:名無しさん@ピンキー
08/09/24 00:40:52 WXXmFq+y
レクティルキター
続き楽しみにしてます

495:バアトル×キャス Ⅰ
08/09/24 08:25:46 aVAYHGHV
なんスかこのタイミングは。
……自分も上記のカップリングを前後編に分けて貼らせていただきます。
同じく前編はエロなしです。
キャライメージや世界観の相違などがありましたら申し訳ありません。
御指摘いただけると助かります。
では、貼ります



 エトルリア東端にある廃村・ロクト。
 降りしきる雨、薄闇に落ちた広場で、彼らは対峙していた。
「バアトルさん……」
 不安げで、やや恐怖にそまった表情の少女が、眼前の大男―バアトルの名を呼びかける。
「大丈夫か? キャスよ」
 銀の斧を携えた偉丈夫は、振り返りもせず後方の娘―キャスに声をかけた。
 その双眸には、決意と殺意とが、ないまぜに宿されている。
「……平気よ、バアトルさん」
 むろんそれは、虚勢であるところは否めない。
 だが。この人に弱いと思われたくない、心配かけたくない、そんな思いが、彼女の恐怖をやわらげていた。
「あたしも死ぬ気で戦うから、バアトルさんも……」
「死ぬ気で、などと言うでない……」
 キルソードを構えた華奢な少女の言葉を、バアトルが遮る。
「二人で生きて帰ると言ったではないか」
「けっ、こいつら何意味分かんねーことを囀(さえず)ってやがる」
 バアトルと同じウォーリアの大男が、手斧を突き出しながら吐き捨てた。
「こんな奴ら、さっさとやっちまいましょう。モージさん」
「……そうだな。トールさんの手を煩わせるわけにもいかねえ」
 五人ほどの山賊を筆頭に、頭らしきウォーリア―モージが、バアトル達に立ち塞がった。
 その屈強な男達の姿に、さすがのキャスも身を強張らせながら剣を構えたが。
 彼女の前に佇む逞しい体躯の戦士には、‘畏れ’などというものは無かった。
「……貴様達如き下郎に……後れは取らん!」
 バアトルの怒声とともに振るわれた銀の斧が、雨夜を裂くかのごとく広場に穿音を響き渡らせた―



 二人が廃村・ロクトに赴く十数日前。
 人竜戦役に、幕が降りた。
 戦後処理の真っ最中であったが、大様なロイの計らいで、自ら同盟軍に入った者たちは、自由の身となっていた。
 むろん、バアトルも西方三島の復興に携わろうとしていた、その矢先のことだった。
「バアトルさん……話があるの。聞いて貰えるかな」
 平時の彼女には到底考えられない、しおらしい雰囲気で話しかけられたバアトル。
 それも、二人きりになれた時である。
 ただ事ではなさそうだった。
「わしとそなたの仲だ。遠慮せずに、なんでも話してみるといい」
 こころよく承諾してくれたバアトルに、キャスは安心したようだった。
 意を決して、口を開き始める……
「少し、長くなるわ……」

496:バアトル×キャス Ⅱ
08/09/24 08:26:45 aVAYHGHV
 農村・ロクト。
 サカとリキアに近い、国境沿いにあるキャスの故郷の貧しい村だ。
 運命を変える出来事は、彼女が十二歳の時に起こった。
 ロクトが、戦時によくありがちな、賊の襲撃の憂き目に曝されたのである。
「おいてめえら! ここは今日からこのトールさまの縄張りだ! 死にたくなければ、さっさと此処一帯を焼き払え!」
 トンガリ頭のバーサーカー―トールは、デビルアクスを振り回しながら、小虫を蹂躙するかの如くがなりたてた。
 後方には、いかにも山賊であると全身を使って象徴している部下を、数十人引き連れている。
 都から遠く離れたこの村では、もはや助けを呼ぶことも出来ない状況とはいえ。村の人々は、その無茶な命令には従わなかった。
 だが、突如の襲撃だったので、抗戦しようにもすぐにはできない。
 しかしだからといって、はいそうですかと首肯するわけにもいかないはずだったのだが。
「こいつら……逆らう気か!! ならばっ……」
「お、お待ち下さいっ」
 回想するならば、それは勇気ある行動だったのだろう。
 いまにも村人に手を掛けそうな頭目の狂戦士の前に、しなやかな肢体を有した壮年の男が立ちはだかった。
「村は私達の手で火を点けます。ですから、どうか……」
「ほおぉ……」
 へりくだる痩躯の男を、舌なめずりして見下ろす。
 ―実に気分が良い。
「ならとっとと消せ」
 たった一言そういうと、トンガリ頭はエモノをおさめ、低頭する愚者を見下ろしながら踵を返した。
「……はい」
 全身の震えを抑えながら、ささやかな返答を発する。
 後ろに佇む娘―キャスや、妻。それに村民は、村長である彼の判断に、何を思ったのか。
 全ての者が松明を手に取り……やがて、村は―

 鮮やかな夕闇の情景を汚す黒灰の噴煙が、廃村となったロクトのそこここから立ち上っている。
 自分達の手で焼却してしまった村を、人々は呆然と、時に哀しげに見つめていた。
「さぁて、舞台はそろったな……」
 頭目―トールは呟きつつ、デビルアクスを地に叩きつける。
 そして、憫笑を浮かべながら、欲望を吐き出すかのように言い放ってやる。
「ククク……お前ら、馬鹿か? 村焼いたからって、俺らがむざむざ見逃すとでも思ったかよ!」
 驚愕に、または恐怖に、ざわめく村民。間も無く―
「男は適当にブッ殺せ! 女は嬲り殺せ! 好き放題暴れろてめえらぁー!!」
 怒号が、悲鳴が、歓声が。廃村にこだまする。山賊たちが、逃げ惑う村人達を追い回し始める。
 飛び上がったのは、痩躯の男―キャスの父親だ。
「きさまらぁ! 約束がちっ……」
「っせい!」
 言葉が、最後まで紡がれることはなかった。
 禍々しく黒光りする戦斧―デビルアクスが、あっけなく壮年の男の身体を縦に割った故に。

497:バアトル×キャス Ⅲ
08/09/24 08:27:41 aVAYHGHV
「あなたぁ!!」
 キャスの母は、傍らの娘のことも忘れて、無惨に斃(たお)された夫の元へ一目散に駆け出した。
「嫌よ! あなたぁ!! 何で……何でこんな目に……!!」
「おぉ、てめー結構上玉じゃねーか」
 泣きじゃくる女のことなどお構い無しに、トールは顎をしゃくりあげた。
「―モージ。こいつ、動けなくして」
「ウス」
 モージと呼ばれた大男が、トールの後方から歩み出た。
 やや遠巻きにその様子を眺めているキャスは、ふいに訪れた惨状に身動き一つ取れないでいる。
 ただひたすらに、全身を痙攣させていた。
「ふんっ!」
 モージの鋼の斧が振るわれ、‘何か’が二つ、地面を跳ね回った。
「―ぎゃあああぁぁああ゛ーーーっ!!!」
 文字通りの、耳を劈く悲鳴。
 キャスの母の両腕は、肘から先を失していた。
「さあってとぅ」
 浮かれる口調のトールは、想像し難い苦痛にのた打ち回る美女に跨ると、冷笑しながら衣服を剥いでいった。
「……トールさん!」
「むっ……!」
 二人は、ほぼ同時に気付いたらしい。おもてを上げる。
 村人と山賊の他に、第三の勢力が混じっているのを視認した。
 あれは―エトルリア兵!
「チッ。嗅ぎ付けるのが速ぇ野郎どもだ」
「ずらかりましょう、トールさん!」
「わかってら!」
 未だ暴れまわる美女を抱きかかえ、トールはモージを伴い、その場を退く。
「…………お母さん……」
 連れ去られる母と、視界の隅で血溜まりを作っている父を見やりながら、キャスはその日の第一声をようやく発したのだった。
 何故か。
 悲しみや苦しみよりも、たぎる憤怒が、彼女を支配していた。
 それでも―歯を強く食い縛った少女の双眸から、涙が止まることは無かった……



「なんと…………」
 強壮な身体を持つ戦士が、声を震わせて呟く。
 当時を鮮明に思い描いている少女も、嗚咽を堪えきれずにいた。
「あたしは……過去を忘れたかった。
 非道な奴らから奪い、盗み、貧しい人たちを救うことで、他の人達が自分と同じ目に合わないようにって努力してきた。けど……」
 忘れられなかった。
 自分の力では村を蹂躙した奴らに敵いっこないのだ。
 彼女が十七の時だった。ロイと出会い、バアトルに打ち解けられたのは。
 キャスが五年ものあいだ一匹狼を貫いたのは、自分の仲間になることで、必ず身の危険に曝してしまうだろうと考えたからだった。
 自分が勝手やって傷つくのは仕方ないし、構わない。けど、自分のせいで他人が傷つくのは耐えられなかった。
「それで、わしに共同を求めたというわけだな?」
 哀しげな無表情で頷く。続けて、
「もちろん、ダメって言われたら諦める……って言いたいところだけど、ここまで話したら断れるわけないよね。ゴメン、バアトルさん」
「何を言う。わしはわしの意思でどうするか決める。むろん、その意志は……」
 言うまでもない。
 そんな雰囲気が、熱き心を持つ巨漢の全身に溢れかえっていた。

498:バアトル×キャス Ⅳ
08/09/24 08:29:05 aVAYHGHV
「く、くそ。こいつ―」
 つええ。
 すでに四人の部下を手にかけられ、モージは焦燥を極めていた。
 眼前の男が振るってくる斧は、速さにかけるものの、尋常ではない力と技が込められている。
 そして―
「があっ!!」
 眼前の大男が振るった銀の斧でモージのエモノが弾かれ、地面に突き立った。
 驚愕の表情を、バアトルに向ける。
「……後ろの娘の顔を覚えているか?」
「……あぁ?」
 突如訊かれたことに、頓狂な声を上げた。
 あどけない面差しに、鮮やかな山吹色の髪を飾った少女。
「し、知らん! 貴様、こんなことしてただで……! ひっ」
 大男の苦鳴は、途切れさせられた。
 脳天に叩き付けられた銀の斧が、巨体を断ち割り、派手に鮮血を散らす。
 モージの身体は、見事なまでに二分され、左右に倒された。
「すまぬな、キャス。お前の手でやらせてやるべきだった」
「……ううん。大丈夫」
 朱に染まったモージの死体に一瞥をくれてから、前を見据えた。
 キャスの視界には、以前より豪奢になった自分の家が映されていた……

「……ん?」「な、なんだ、あいつらは!?」
 大扉の番である二人は、突如接近してきた二つの人影に目を剥いた。
 確か、この家の前にはモージさん達がいたはず―
「お、おい、止まれぇ!」「ここはトールさんの屋敷だぞ! 分かって……」
 大きくなっていく二つの影のうち一つが、銀色に光るエモノを振り上げた。
「「ひぇ……」」
 全く容赦無しに、銀の斧が下される。二人の山賊は、あまりにもた易くくずおれた。
「……行くぞ、キャスよ」
 何事も無かったかのように、後方の少女を振り返る。
 目を閉じ、胸を押さえていた。忌まわしい記憶が頭の中をよぎっているのだろうか。
 バアトルは、ここで下手に声をかけるよりは、見守るほうが善なる推断とし、言葉を綴ることはなかった。
「……大丈夫。ありがとう、大丈夫よ」
 そんな彼の気遣いを察したのか、キャスは深謝を表した。
「では……」
 厳つい顔から送られる眼差しを、真っ直ぐに合わせて返し、傾首する。
「行くぞっ」
 大扉を蹴破った。

499:バアトル×キャス Ⅴ
08/09/24 08:29:54 aVAYHGHV
 ―奇襲。
 頭上より黒い影が襲来。咄嗟に銀の斧を掲げ、それを迎え撃つ。
 正体は、デビルアクスを持ったトンガリ頭の狂戦士―トール。
 銀の斧で押し返し、間合いを取る。
「……貴様」
「何もんだてめえ。モージを殺るとは、ただもんじゃねーな?!」
 キャスが前に出て、バアトルの横に立ち並んだ。
 暗い無表情の奥には、静かな殺気をはらませている。
「あん? なんだこのガキは?」
「あんたも覚えてないの…………そう……」
「! キャス、よせっ!」
 少女の肩を掴もうとした腕は、しかし虚空を薙いだだけだった。
 ―疾い。
 隼の如き動きで一気に間合いを縮め、キルソードを駆るも。
 黒き戦斧に易々と止められ、
「っら!!」
「ぅあ……」
 つるぎごと軽く押し返され、華奢な肢体が吹っ飛ばされた。
 バアトルが、極力衝撃を与えないように受け止めてやる。
「うっ、くっ……」
 それでも反動で息がつまり、キャスは呻いた。十七の少女には、この相手はやはり荷が重い。
 キャスを座り込ませ、バアトルは毅然と前に出る。
 大丈夫か? などとは言わなかった。むろん、それはキャスの為を思ってのことだが……
「五年前、貴様はこの村を襲い、最中にエトルリア兵に攻められ、一度は身を引いた」
「…………は?」
 なんで知ってやがんだ? といった顔つきである。
「その時に、貴様は一人の女性を伴って逃げおおせたはず。その女性はどうした?」
「……あー…………」
 なんとなく話が読めてきたらしい。
 呆けた表情が、徐々に憫笑へと移り変わっていった。
「アレかおめー。そのガキの母親があの女か」
 口元に舌を回しながら、顎をしゃくりあげ、精一杯に見下しながら。
「犯しつくしてやった後、娼館に売ってやったよ」
 あまりにも平然と、トールは告げた。
 バアトルは、背後から感情の奔流が奔ったのを、全身に感じ取った。
 また飛び出すのかという思いが一瞬頭をよぎったが、彼女は動かなかった。
 後ろを見る余裕は無い。このトールとかいう狂戦士は、そうとうな手練であることを察したからだ。
 ―突如、トールが爆笑した。
「ぎゃははは! 泣くのははえーよバーカ! そりゃ俺がてめーを犯す時にしろ!」
 この愚者の言うとおり、キャスははっきりとした嗚咽を洩らしていた。
 バアトルは、なんとなく彼女の気持ちが分かり、憤怒を前面に表す。
 キャスの実力では、逆立ちしてもこの男には敵わない。未だ口上だけだが、母親を穢され尽くされた。
 加えて、名指しで「犯す」と宣言され、恐らくそれを空想してしまったのだろう。
 ―ふいに、バアトルと銀の斧が閃いた。



後編へ続く

500:名無しさん@ピンキー
08/09/24 18:57:49 8fJK7Ltl
500

501:バアトル×キャス Ⅵ
08/09/25 08:23:26 my05mzsP
後編開始



 一瞬で距離が詰まる。トールは焦りもせず、ニヤつきながら漆黒の斧を上段から奔らせた。
 間一髪で避ける。しかしそのまま黒斧をバアトルへ追尾。刃同士を接触させて弾く。
 よろめくトールに対し機を逃さず、左拳が顔面に打ち込まれた。
 その左腕が、トールの左手に掴まれた。が、関係なかった。
 ふんっ、と剛声と共に腕をぶん回すと、トールの身体は部屋の壁に勢いよく叩き付けられた。
 崩落する壁にもたれかかる狂戦士の顔面に、斧の切っ先が向けられる。
「跪け。下郎よ」
 バアトルの声は、冷ややかに終戦を告げていた。
 だが、トールの不適な笑みは、未だに絶やされることなく顔に張り付けられている。
「よくも父さんを……」
 少女にしては、あまりにも低い怒声にも似た呟き。キャスだ。
 うつむき加減に、半分仰向けになったトールを直視している。
「きれーごとばっか並べてんじゃねー。糞ガキが」
「……なんですって?」
 殆ど話してもいないのに「綺麗事」とは。訝りと憤りの視線を、トールに向かって思いっきりぶつける。
「話すこたねーよバァーカ」
 てめーらは何も分かっちゃいねー。とでも言いたげである。
「言い遺すことは、それだけか?」
 バアトルの、斧を持つ手が……引導を渡そうとする声が、震えていた。
 恐怖ではない。憤怒だ。
 たぎるマグマの噴流の如し感情が、彼のおもて全体に露になっていた。
 この男が言いたいことは、バアトルには分かっているつもりだった。
 だからこそ頭にくる。それはなにも、トールだけに向けられているものではない―
「さっさと殺れ、クソが」
 さげすむ様な眼差しを注ぎながら、軽く吐き捨てた。
「うわあぁぁぁっっ!!!」
 甲高い咆哮。キャスだ。
 キルソードを振りかざし、トール目掛けて疾駆してくる。
 トールはというと、銀の斧の切っ先を突きつけられ、上体を起こし冷笑を浮かべたまま微動だにしない。
「勝手にやってろ、カスど―」
 言葉が遮断された。
 結局、必殺の剣が胸に突き立ってからも、彼の表情は変わることがなかった。
 ゴふっ……とくぐもった呻き声と共に墳血し、何やら口を開きかけたが、言葉にならない。
 瞳孔から生気の光が消え去り、全身の力が抜けて、崩れ落ちた。
 涙を散らしながら親の仇にトドメを刺した少女の身体は、異常なまでに震えていた。
 ―と、その剥き出しの肩を、大きな掌が包み込むように置かれた。
 振り返る少女の目に、静かな哀感を双眸に湛えた巨漢が映る。
「おぬしは正しい……正しいことをしたのだ。迷うでない」
 瞬間。
 キャスの小さな体躯は、バアトルの逞しい胸板に投げ出されていた。
 生まれたばかりの赤の如く、わんわん泣きじゃくった。
「……二人で母を捜そうではないか。その間は、わしがそなたの父になったつもりでいなさい」
 諭す言葉に、キャスはうんうんとしきりに頷いた。

502:バアトル×キャス Ⅶ
08/09/25 08:24:15 my05mzsP
 ―どれほどの時間、そうしていただろうか。
 キャスの家‘だった’その屋敷で、バアトルは眠りに落ちた少女を抱きかかえつつも、密かに芽生えてしまった欲求を押し殺していた。
「…………ん……」
 自分の身体にうずまった可憐な乙女が、吐息を洩らした。眼も、ゆっくりと開け放たれる。
 ようやく、生き地獄から開放される……
「……えっ?」
 疑念の声を囁いたのはキャスだ。が、バアトルの耳には入っていない。
 後ろから豪腕に抱かれていたキャスは、臀部の辺りが押し上げられるのを感じたのだ。
 ―アレしかない。
 彼の煩雑な想いを察したキャスは、それを汲んであげることにした。
「ねえ、バアトルさん……」
 振り向いて、首に手を回しながら、甘やかな声で囁いてきた。
 嫌な予感がする。
「……何だ?」
「あたしのこと、好きにしてもいいよ」
 いきなり何を言い出すのか、この娘っ子は。
 確かに今自分は、この少女に情欲を抱いてしまっているが、仮にも妻がいた身だ。
 それに、なんとなくキャスは処女ではなさそうな雰囲気があるのだが、だからといって自分の様な壮年も峠の男と床をともにするのは……
 といった考えがバアトルの顔に出ているのを見て、少女は満面の笑みを作った。
「バアトルさんは、あたしにとって特別だなって感じた、初めての人。そう思った人と最初に……ってあたしは決めてたんだ。
 ……バアトルさんには奥さんがいたんだよね? だから、もしどうしても嫌っていうなら無理は言わない。でも、出来れば……」
 未成熟な乙女の瞳が、呆けた様相の大男の顔に向けられている。
 少女の言葉を聞き入れた巨漢は、やがて息を大きく吸い、吐き、それから少女を見据えた。
「この際わしのことは置いておこう。問題はおぬしだ。
 ……そう簡単に男に身体を委ねてはいかん。癖がついてしまうと、これから先苦労することになるぞ」
 うわ、萎えるなあ。
 折角気分が乗ってきたし、それで誘惑したのに、説教なんて。
 それに、あたしはバアトルさんでも全然問題ないのにな。
「それに、初めての男がわしなどでは勿体無かろう。おぬしのような可愛らしい娘には、もっと似合う男がいるだろうに」
 心を見透かされてるのかと思った。
 と、キャスはようやくバアトルの首から手を離し、至近距離で起立し目線を合わせた。
 ふいに視線を向けられ、何となくそらしてしまう。
 ……何故わしがこの小さな女子に揺さぶられなくてはならんのか。
「ううん、むしろ、バアトルさんみたいなオジさんが初めての方がドキドキするよ。
 経験豊富な人の方が、気持ち良くできるじゃない。あたしに色々教えて欲しいな……ね、お願い?」
 上体を屈めて、上腕で胸を寄せる。十七にしては大きめな乳房が、バアトルの目を奪った。その頬が、僅かに朱に染まっている。
「むむむ……」
「あれっ? どうしたのバアトルさん? あたしみたいな娘っ子にドキドキしちゃうなんて」
 それにココ……こんなに元気じゃない?
 バアトルの下腹部に手を伸ばしながら、挑発的に、艶やかにバアトルをなじるキャス。
 歳は大きく違えど、男と女であることは変わりない。
 もはや、二人の想いは重なり合っていた。
 キャスがふと、巨漢の顔を見上げると、やや震えながら瞑目しているのが映った。
 ややあって、切れ長の瞳孔は開かれ、そこには少女の華奢な肢体全てが映し出されていた。
「済まぬ、キャス…………カアラ」
 少女には聞き覚えのない女性の名前が紡がれたあと。
 バアトルの巨躯は、キャスの細い体へと迫っていった―

503:バアトル×キャス Ⅷ
08/09/25 08:26:35 my05mzsP
「やっ……」
 心の準備は出来ていたはずなのに、思わず否定の声が上がってしまった。
 バアトルに後ろから手を回され、ベルトに手をかけられ、あまりにも手早く解かれてしまった。
 打ちすぎなくらい、胸の鼓動が高鳴っている。
 その少女の胸が、バアトルの狙いだった。
 肌と服の間を二つの手が動き、やがて形の良い膨らみへと達する。
「あっ……」
 胸に触れられる前に、甘い声が上がった。
 逞しい腕によって盛り上がった胸部を、上気に満ち口を半開きにした表情で見つめるキャス。
 ―服の下で、双つの乳房が歪んだ。
「はぁぁあっ……!」
 眼を閉ざし、顔を少し上げながら、快さを表す喘ぎ声を上げる。
 何気なく首筋を舐め上げつつも、厚い掌が何度となく、少女の乳房をむにゅむにゅと揉みほぐす。
「あん……くふぅ……はぁん! くぅ、んあぁっ……やぁ!」
 たまに胸の突起を摘んだり弾いたりしてくるのが、やけにクる感じがする。
 大きな高揚感に、快感、少しの恐怖感。
 それらがほど良く交じり合い、少女の身体を火照らせていった。
 暫く攻めている内に、右胸を揉んでいた右腕の方が離され、下半身へと伸ばされていった。
 スカートを撒くしあげ―たのは、キャス自身の手である。
 バアトルは、気遣いをしてくれた少女に微笑を散らしながら、ゆっくり、ゆっくりと白布の下着へ右手を近づけてゆく。
 キャスは、不思議と怖さを全く感じていなかった。むしろ、必然なのかもしれないが。
 想い人に身体を委ねるなら、たとえそれが自分を遥かに凌駕する巨躯の持ち主だろうが、関係ない。
 高揚感と、快感で満ち満ちて―
「はぁぁ…………」
 白い布地越しに、太目の指がすじをなぞるように奔った。
 つつ~と上下に動く指に、焦らされている時特有の、昂ぶりと快さを愉しむキャス。
 強い息遣いをしながら、自らの陰部を攻め立てる指を見つめる。
 早く。早く入れてよぉ……
 計ったようなタイミングだった。
 バアトルの厚い手が、パンツの中へ侵入し。ゆるやかな手つきで、秘所をさわる。
「はんっ! あぁっ……や、だ、ああぁん!!」
 なかに入り、出て、が繰り返され、それが快感となってキャスに返ってくる。
 くちゅ、くちゅ、といやらしい水音が、周囲にはっきりと響き渡る。。
「やっ、あっ……っダメ! 気持ち……い、はん! はん! あぁぁぁ……」
 右手では花弁を、左手は乳房を。弄り、攻めたて、穢す。
 ここに至っても、キャスは未だ全く衣服を脱いでおらず、しかも二人とも立ったままである。
「あぁっ! はぁん! ……だめ、もうダメ! イっちゃう……」
 限界が近い。
 ―ふいにバアトルの両手が止まり、更に服から離される。
 攻められている側には酷な、寸止めだ。
「あぁぁぁぅ…………」
 甘いあえぎを発しながら、へなへな~とへたり込むキャス。
 半脱ぎの服に艶やかな表情は、男をその気にさせるのに十分な淫らさを備えていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 色濃い息遣いでしゃがんでいるキャスを見つめながら、バアトル自身も身体を落とし、少女に視線を合わせる。
 上気した頬に半開きの口、しかし眼差しは明瞭に壮年の男へと向けられていた。
「キャスよ……いいのか……?」
 問いに、一瞬ポカンとした顔になるも、それはすぐに微笑に移り変わる。
「いいに決まってるでしょ。気が変わらないうちに早くしてよ」
 活舌よく、はっきりと言ったものだった。
 そうか、と眼を閉じてから呟く。
「では、脚を……」
 開いてくれ、までは告げなかった。

504:バアトル×キャス Ⅸ
08/09/25 08:27:22 my05mzsP
 こくん。
 首で即答した少女は、床に直接寝転び、スカートを捲し上げて開脚した。
 赤らめた顔は、何かなまめかしさを放っている無表情を張りつけていた。
「では……」
 バアトルは、自身の素早く衣類を外し、やがて、剛を伴った象徴を露にした。
 既に臨戦態勢のキャスは、これから突き入れられるであろうソレを、瞼を閉ざして見ることを拒否した。
 なんだかんだで、怖い。
 敢えて声をかけることなく、乙女の太腿辺りを掴み、外気を受けている秘所に照準を絞る。
「行くぞ」
「んっ!」
 剛毅な声に可愛い声が応じ、その先っぽが花弁に触れる。
 ぬるぬるとした感触を確かめながら、具合良く入ったのを確認した。
「うぅ……ふぁぁっ……!!」
 徐々に、少しづつ、バアトルがキャスのなかに侵入する。ややあって、それは奥底へと到達した。
「痛っ!! いたいっ、バアトルさ……あああぁっ!!」
 苦痛と快楽をないまぜにした悲鳴が洩れる。処女膜がいつ破られたかも分からないほど、痛い。
「力を抜くんだ、キャスよ……」
 両手をほっぺたに押し付け、双眸に涙を溜めて耐え忍ぶ少女に、優しく声をかける。
 しかし、裏腹にやることは激しい。
 入りきった豪傑をゆっくり引き抜くも、すぐに第二波を突入させる。
「あっ……あぁ……あぁぁあ゛ーーっっ!!!」
 絶叫に近い声を上げているのもお構い無しに、バアトルはゆっくりと出し入れをし始めた。
 凄絶な締まりが、物凄い快感を大男に提供した。
「ぬぅううっ!!」
「ダ、はやぁあ!! ああぅ、うっ、あっ、はんっっ! あぁああん!!!」
 少女の声も、快楽を貪るそれに変貌してきていた。慣れるのが早い。助かる。
 だんだんとピストン運動が加速していき、それに伴って二人の息遣いも激しさを増す。
 パンパンという音と喘ぎ声とが、男女の交わりを表す混沌とした旋律を奏でていた。
「あぁん! バアトル、さっ……あたし、んっ! もうっ……!!」
「ぬぅううっ!!」
 返答なのかはっきりしない唸り声を上げながら、バアトルはさらに腰の動きを速める―
「あっ! あっ! あぁっ!! ……だめぇ!! あぅん、イく!  ……―イくっっ!!!」
 瞬間。
 巨漢のソレが、精液を放りながら引き抜かれた。
 キャスは全身を弓なりに反り返らせ、二度、三度と肢体を激しくわななかせた。
 はぁぁぁっ……と事後の快楽を吐息にして出し、愉楽の余韻を味わう。
 思わず、巨漢の様子を窺ってみた。
 ……なぜか無表情のまま、自分のものを紙で拭き取っていた―

505:バアトル×キャス Ⅹ
08/09/25 08:30:12 my05mzsP
 ややあって服を着替えた二人は、暫く屋敷の中、地面に座り込んでいた。
「ねえ、バアトルさん……」
 隣であぐらをかく大男に、何気なく声をかける。
「何だ?」
「色々と、本当にありがとう。あなたがいなければ、あたしは……」
 言いかけて、
「ううん、何でもない。……これからも、一緒にしてくれる?」
 とびきりの笑顔が、あどけない少女の顔に飾られていた。
 そんなキャスを見て、巨漢も普段は見せない、不敵な微笑を浮かべて見せた。
「……激しいぞ?」
「大歓迎よ!」
 即答するキャスに、バアトルも豪快に笑い飛ばす。
 歳の差カップルと言われようが、この二人にはどうでもいいことだった。
 想いを繋ぎとめられる相手が、互いに求め合ってくれるのだから―  fin



難しい。歳の差カポーの、性と愛

506:名無しさん@ピンキー
08/09/26 17:58:56 mm0VjbkN
弓の妖精パルティアを読んでいてゴードン×ミネルバもいいなって思いました
封印をやってルゥ×ミレディが好きなせいかもしれませんが、ああいうセクシー美女と
美少年というのがたまりません
他にはマルス×ミネルバもいいなと思いました

507:名無しさん@ピンキー
08/09/27 00:10:58 zsvyUMEC
レクティル執筆中の者です。
土日仕事が入っちゃったので、後半の投下がもうちょっとかかりそうです。
半端になってしまってごめんなさい(ヽ´ω`)

508:名無しさん@ピンキー
08/09/28 12:46:02 U1Onr76H
>>495
GJです

>>507
楽しみに待ってます

509:promise night7
08/09/30 06:21:11 qYMJi6hW
その日の夜。

ティルテュはデザート用のフォークを握り締めたまま、心ここにあらずといった感じだった。

『なんかとんでもないことになっちゃった気がする…』

恐らくあと数時間後に自分の身に起こっているであろう事を思い、怖くなったり、赤くなったり。

目の前に置かれたかわいらしい木の実のケーキを、無意識にザクザクとフォークで刺し続けている。

シレジアの短い夏の間に採れる様々な木の実をふんだんに使ったそれは、フリージの花によって見るも無残な姿に変えられてしまった。

「ちょっとちょっと、しっかりしてよ」

お茶をすすりながら一部始終を見守っていたシルヴィアだったが、流石にその手を止めさせた。
ティルテュは大きくため息をつくと、もはや原型を思い出すことも出来なくなってしまったケーキを、ちょっとずつフォークですくいながら口へと運ぶ。
当然のように味は感じない。

「重症ねぇ…」

親友の奇行を観察しつつ、どうしたものかとシルヴィアは一人頭を抱えていた。

「あ」

ふと視界に、時の人が入った。
食事を終えたのだろう、数名と共に食堂から出ていく所のようだ。

「もう、考えてても始まらないわ。
追いかけるのよ!」

ティルテュが振り向くと、ちょうど彼が扉の向こうな消えた所だった。

どうしよう?とでも言いたげな視線をシルヴィアに送る。
その視線の意味を迷いと判断したシルヴィアは、昼間と同じように、大きく頷いた。

「ごちそう様、そしておやすみなさい!」

ケーキを食べ尽くし、お茶を飲み干すと、意を決したように勢いよく立ち上がり、食堂から出て行った。
シルヴィアの後悔とは裏腹に、本人はやる気満々のようだった。

「もう寝るのか?」

「どこか具合でも悪いのかしら?」

「それにしても随分元気そうに出て行ったわよ?」

不思議そうな表情の、共にテーブルを囲んでいた女性陣。

「シルヴィア、何か聞いてない?」

「さ、さぁ…」

シルヴィアは笑いと暴露したい衝動を抑えつつ、心の中で親友を応援した。

510:promise night8
08/09/30 06:26:58 qYMJi6hW
「ねぇ、レックス」

ティルテュは先に食堂を出ていたレックスに追いつき、その背中に声をかけた。
レックスは振り向くと、視線を合わせるように少し屈む。
ティルテュはレックスの、こういうちょっとした気遣いが好きだった。

「今から、部屋に行っていい?」

「ああ、かまわない」

彼の返事に嬉しくなり、今までの不安はどこへやら。
その腕にしがみつくように寄り添い、二人はレックスの部屋へと向かった。


「ねぇねぇ、見て欲しいものがあるの」

「ん?なんだ?」

部屋に戻り、ベッドに腰掛けるレックスに、ティルテュが声をかける。
レックスが興味ありそうな表情したのを確認し、徐に自分の服に手をかけた。
今までその体を隠していた白いワンピースは、パサリと床に落ちた。

「どう?」

どうと言われても。

服を脱ぎ捨てくるりと回って見せたティルテュの身体は、薄いピンク色のシフォン生地に黒いレースのあしらわれた極ミニのワンピースで覆われていた。
ただ普通のワンピースとは違い、明らかに肌が透けている。
ベビードールだ。
ティルテュの白い肌に、ピンク色が映え、とても愛らしい。
そして黒いレースが、その愛らしさの中にどこか扇情的な雰囲気を与えていた。

「………」

大したことでは動じないレックスも、流石に目を丸くして固まった。
心底驚いているのだ。
恋人の行動の真意を知るはずもない彼は、彼女の無邪気さに心底頭痛を覚えた。

『まさか…他の奴にも見せたりしてないだろうな』

感想を待っているのか、無邪気な恋人は期待の眼差しでレックスを見つめる。

レックスは無言で手招きした。
ティルテュはニコニコしながら、彼に寄り添うように腰かける。
すると、その細い身体はレックスによって薄い毛布でくるまれた。

「そんな格好でいたら風邪引くぞ」

彼の言うことはもっともだった。
まだ秋口とは言え、北国のシレジアの夜はかなり冷え込む。
裸同然の格好でうろついていたら、誰だって間違いなく寝込むことになるだろう。
例外の踊り子はいたとしても。

「それに、目のやり場に困る」

口ではそんなことを言いつつ表情を変えないレックスに、ティルテュはだんだん悲しくなってきた。

511:promise night9
08/09/30 06:43:11 qYMJi6hW
『他に言うことはないわけ…?』

自分がこんなに勇気を出して誘ったのに、レックスときたら手を出す気配すらない。
そんなに魅力がないとでもいうのだろうか。
そもそも、何故彼は今まで自分を抱くことをしなかったのか。

『私のこと、好きじゃないのかな?』

「お、おいティルテュ…」

すぐ隣で、レックスの慌てた声がした。
理由は明白だった。
ティルテュの大きな瞳から、ポロポロと涙がこぼれていたからだ。
「もういいわよバカぁ!」


何か言おうとしたレックスを遮る様に、大声でわんわんと泣き出すティルテュ。
これまでの不安や嫉妬心が一気に爆発し、子供のように泣きじゃくった。
考えれば考えるほど、悲しくなる。
なんで?どうして?と思うことは疲れるから、だからずっと考えないようにしていた。

だけどもう、限界。

泣き過ぎて頭に酸素がいかない。
眼の腫れに比例して、頭痛が強くなる。

「ティルテュ」

抱き寄せられ、髪を撫でられても涙は止まらない。
密着した毛布越しに彼の体温が伝わってくる。
いつもは心地良い、自分より少し高いそれが、今は何故だか悲しく感じる。

「…迷ってたんだ」

耳元で、低く張りのある声。
ティルテュはただ、鼻をグスグス言わせながらその声を聞いていた。


「ドズルとフリージのこと。俺とティルテュのこと。
恐らくこの先、俺達が簡単に幸せになれる道はない。
だからいろいろと、これからの事を考えてた。
それに、その事以上に…」

レックスの、ティルテュを抱く腕に力が入る。
ティルテュはその横顔を見つめた。
涙はもう、流れていない。

512:promise night10
08/09/30 06:50:28 qYMJi6hW
「ティルテュを傷付けるのが怖かったんだ」

幼さの残る無邪気な恋人を、ずっと大切に大切に扱ってきた。
壊さないように、壊れないように、優しく。
結局それがティルテュを1番悲しませる結果になってしまったことを、後悔してもしきれない。

「私は…」

ティルテュは甘えるように、赤い顔を隠すように、レックスの胸に顔をうずめた。

「レックスだから、いいの。
傷付くとか、家のこととか、そんなのどうだっていい。
レックスの傍にいられるなら、私…」

言い終わらないうちに、その口唇はレックスの口唇によってふさがれた。

「いいんだな?」

ゆっくりと離された口唇から、発された言葉。
その意味を十分理解したティルテュは、俯いたまま、だがしっかりと頷いた。
ベッドに横たえられ、薄手の毛布が取り去られると、ひんやりとした空気が身体にまとわりついた。
再び口唇が重ねられると、抱き起こすかのように背中に腕を回され、身体が密着する。
さっきより、ずっと熱い。

ティルテュはその細い腕を、そっと彼の背中に回した。
ついばむような軽い口付けが、急に深くなる。

初めての感触が、思考を奪っていく。

いつの間にか解かれていたベビードールのリボンが、少女の腹部をくすぐった。
他には何も着けていない上半身が、恋人の目の前に晒され、控えめすぎな双丘が懸命に男を誘う。

「ご、ごめんね…」

その謝罪の意味を察したレックスは、恥ずかしさで真っ赤になるティルテュの頭をくしゃくしゃと撫で、ふっと笑みをこぼした。

「ん……っ」

双丘をゆっくりと揉みしだかれ、思いがけず声が出る。
時折頂上に触れられ、次第に呼吸が速くなる。

何も知らないその身体が、本能のままに熱くなる。

レックスが片方の頂上を口に含み舌で転がすと、ティルテュの腰が跳ね上がった。
執拗に攻められ、呼吸はどんどん荒くなる。

「ゃ…あっ……」

「こっちの方がいいのか?」

「ん、わ、わかんな…あぁっ!」

もう片方の頂上を指で弄ばれ、逃れられない快感の波がティルテュを支配していく。
触れられるたびに、ゾクゾクと何かが身体中を駆け巡る。

レックスは、ティルテュの双丘から離れると、下腹部に手を伸ばした。
そこは、先程ティルテュが着ていたベビードールと同じ生地で作られた下着が、ほとんどその意味を成さずに着けられていた。

513:promise night11
08/09/30 06:56:58 qYMJi6hW
薄く透けたそれは、生まれたままよりも或いはいやらしい。
先程の愛撫で濡れた秘部に布が張り付き、さらに男の本能を掻き立てる。
レックスは、無意識に強張っているティルテュの両足をやや強引に開かせると、両サイドの黒いレースのリボンをあっさりと解いた。

「…あんまり見ないで……」

初めて人目に触れてしまったことが想像以上に恥ずかしかったが、言葉とは裏腹にその身体を隠すことはしなかった。

「きれいだ」

レックスの指が、自分でもよく知らない部分に触れる。
初めてなのに、過剰なほどに反応してしまう。

『普段はかわいいとか、好きだとか言ってくれないのに。こんな時だけ褒めるのね。』

それでも珍しく彼の口からでたその言葉が嬉しくて、ティルテュの蜜の量が増す。

「はぁ……っや、だめ……んっ」

蕾が指で挟まれ、なぞりあげられる。
硬く充血したそこは、恐ろしく敏感になっていた。
わずかに触れただけでも、ティルテュは惜しみなく声を上げ、濡らす。

レックスは、仰向けのティルテュに添い寝するように横たわった。
左腕で腕枕をするようにティルテュを抱き、右手で秘部を弄ぶ。

「あっ、はぁ、はぁっ…ぁんっ!」

無意識に内股に力が入る度に、弱い部分を攻め立てられる。
自分でも知らない自分に、困惑を隠せない。

「だめぇ…そんなに……ああぁっ!」

ティルテュの、穢れを知らない濡れたそこに、レックスの指が侵入する。

「!?い、痛…っ」

突然の痛みと異物感に、ティルテュの顔がゆがみ、下腹部にぐっと力が入る。
乾ききっていた涙が、再び零れた。

「力、抜いて」

ものすごい力で自分の指を締め付けるティルテュに、レックスは優しく囁いた。
力を抜けといわれても、痛みでパニックになったティルテュには困難なことだった。
はぁはぁと乱れた呼吸が、レックスの首をくすぐる。

「深呼吸して、落ち着くんだ」

そう言うと自らも深呼吸をし、ティルテュの呼吸を促す。

514:promise night12
08/09/30 07:01:49 qYMJi6hW
深呼吸が功を奏したのか、レックスを締め付ける力は次第に弱まっていった。

「まだ痛いか?」

「平気…みたい」

その返事を待っていたと言わんばかりに、レックスは今まで拘束されていたその指をゆっくりと動かし始めた。

「や、あぁっ…んっああぁぁ!」

これまでの愛撫とは、明らかに違う感覚。
自分の膣(なか)に入り込んだ恋人の指が、自分の内の何かを壊してく。
もう痛みはない。
徐々に動きの早くなる愛撫に比例するかのように、蜜が溢れ出る。

「もう、そろそろ…いいよ?」

蚊の鳴くような声で、最後の誘惑。
レックスは指を抜き取り、ティルテュに深く口付けた。

薄明かりの中、レックスは自身の衣服を取り去った。
ティルテュはそれを、横になりながらぼんやりと見ていた。
いよいよ、待ち望んだ儀式が始まる。

レックスがティルテュの両膝を持ち上げ、脚を割って入る。
今度はすっかり力が抜けていた。
とめどなく溢れる蜜が乾く前に、強欲な雄の先端が秘部に宛がわれた。
ゆっくりと体重をかけ、奥へと進ませる。
無防備すぎる体制に、若干の恐怖感が芽生える。

「痛、い……」

指とは比べ物にならない、レックスの充血しきったそれは、処女のティルテュを再び苦痛にゆがませた。
いつのまにか止まっていた涙は、またしてもティルテュの頬を伝うことになった。

「そんなに泣くと余計に力が入って痛くなるぞ。
もう1度深呼吸して…そう、あせらなくていいから」

わかっていても、下半身に力が入る。
ティルテュは必死に呼吸を整えようとする。
レックスはそんな健気な彼女の髪を撫で、短いキスを何度も落とした。
すると、徐々に下半身の硬直が解れてきた。

515:promise night13
08/09/30 07:06:21 qYMJi6hW
レックスはそれを見計らい、一気に最奥まで貫いた。

「きゃあああぁぁ!!」

初めての本当の痛みを知り、思わず悲鳴が上がる。
痛い、そして熱い。

「力…っ、抜くんだ」

最奥まで到達したレックスへの締め付けも相当だった。
少しでも動いたら達してしまう。
二人は繋がったまま抱き合い、しばらくそのまま動けずにいた。


「レックス……」

「ん?」

未だ荒い呼吸の中、ティルテュはレックスに声をかけた。

「私のこと、これからもずっと見ててくれるよね…?
ずっと、私だけ、好きでいてくれなきゃ…イヤだよ」

「…わかってる」

それが合図にでもなったかのように、レックスは腰を動かし始めた。

「いっ…痛、あっ、あ…ああぁ!」

レックスの背中に爪を立て、必死に痛みに耐える。
激しく突かれ、身体が大きく揺さぶられる。
控えめすぎる胸が、控えめに飛び跳ねる。
次第にレックスの動きが早くなってきた。

終わりが近い。

ティルテュはぼんやりする頭の中で、本能的に察した。

「はぁっはぁっ、あっ…ん、あぁあん!」

揺さぶられる度に、繋がった部分から処女の証の鮮血と蜜が混ざり合ったものがあふれ出て、シーツにしみを作る。

「くっ…ティル、テュ、もう…」

「レッ、ク、ス…あ、ん、あっあああぁぁぁ!!」

516:promise night14
08/09/30 07:09:47 qYMJi6hW
レックスはティルテュの隣に崩れるように倒れこむと、未だ乱れている呼吸を整えながら、その手を恋人の手に絡ませた。
それに気がついたティルテュは、その手をしっかりと握り返す。
その表情は、どこまでも穏やかで。

「もう私、不安になんてならない。だって…そんな必要ないものね」

まだ痛みが残るのか、ぎこちない動作でレックスの胸に顔をうずめる。

「俺ももう、迷わない。
先のことはわからないけど…なぁ、ティルテュ?」

「何?」

少し間を置いて、レックスは再び口を開いた。

「本当にこの先のことはわからない。俺達のことを両家が良く思うとも思えない。
だけど…」

ティルテュは無言で、次の言葉を待った。

この戦いが終わって、全てが片付いたら……

小さな小さな声で、耳元でそっと囁いた。
とたんにティルテュの瞳から、涙が溢れ出す。
痛みでも悲しみからでもないその涙は、喜び以外の何者でもなかった。


「約束だよ…」


この上ない幸福に包まれたまま、二人はしっかりと抱き合い眠りについた。
幸せな未来を信じて。


END


517:名無しさん@ピンキー
08/09/30 07:13:11 qYMJi6hW
長らくお待たせしまして&後半無意味に長らくてごめんなさい。
ティルテュの一人称が「あたし」なのか「わたし」なのか悩んだ末、結局思い出せなんだ。

518:名無しさん@ピンキー
08/09/30 19:51:16 XtEqz4Ht
おつ&GJです

519:名無しさん@ピンキー
08/10/01 00:53:13 pq9URsa6
>>517
ケーキグサグサの件が女の子らしくって可愛かったっす。GJ

心の中で勝手に『eclair』って副題付けとりますw
雷娘ティルたんをケーキっぽく表現してたのが気になったんで。

520:名無しさん@ピンキー
08/10/01 01:47:57 +MR3tUhh
バアトルは料理上手だから、きっと床上手なんだよ。

……ん、なんか違う……? ということでおいしくいただきました。

521:名無しさん@ピンキー
08/10/01 08:31:48 Kj/P3gCS
>>508 >>520
どもス。
ありがとうでっス。

というか、もしやキャスって人気ないスか?
それともバアトルがアレか? 
いや俺の文章がアレか…………





封印烈火の人気キャラって、誰なんでしょうかねぇ?

522:名無しさん@ピンキー
08/10/01 23:57:28 pq9URsa6
>>521
文章:GJ。バアトルがなかなか男前に書けてる。
キャライメージ:カアラを差し置いて若い娘に手を出す以上、もっとバアトルの内面に葛藤があってもよかったかも。
世界観:問題ナッシング。強いて挙げれば敵ウォーリアの名前、しかし瑣末な問題。
作者:他の職人様の投下に文句付けるな。誘い受けウザス。

もしも誰かに何かで負けたと思ってるのなら、おそらく上記のどこかに敗因があるはず。

523:名無しさん@ピンキー
08/10/02 01:22:01 WSRBy/SC
レクティルいいな

524:名無しさん@ピンキー
08/10/02 18:47:23 //NvxMGw
レクティルだと息子のアーサーがガチムチ魔道士になるな

525:名無しさん@ピンキー
08/10/02 21:51:42 er+3ePLi
レクティルGJ!
幼馴染みでもアゼル&ティルとは違った萌えがあるな。

526:名無しさん@ピンキー
08/10/03 00:11:19 CqRanG3u
ドズルアーサーは勇者の剣と追撃リングで地雷にしてたな。
まぁイシュタルには殆ど粉砕されるんだが。

527:名無しさん@ピンキー
08/10/03 02:13:09 fgv/PArK
読んでくれて&感想ありがたや。

今日、新・暗黒竜と光の剣買ってきたのでプレイ開始。
世界観&キャラが掴めたら、暗黒竜~でまた何か書こうと思います。

528:名無しさん@ピンキー
08/10/07 01:20:14 IHbccJN1
保守

529:名無しさん@ピンキー
08/10/07 20:55:45 PuQBLce8
新キャラ・ノルンで頼む

530:名無しさん@ピンキー
08/10/08 02:19:59 zhJMprRI
ノルンの支援を見る限り、ドーガに体力任せにがっちりヤラれているイメージしか…
しかも二人とも速さはカンスト確定だけに、イクのも早いイメージがw

…と、書きながら兵種変更が十分にネタになるので書いてみる

531:名無しさん@ピンキー
08/10/08 03:20:46 5dcdMjUS
エアーリーディング無しに虎7のエロが見たいと主張してみる
セルフィナさんかエダたんで希望

>521
キャスは人気無いというより、周りの存在感に押されまくってる感じ?女と支援無いのが痛い
カラーリングは結構絵にしやすいと思うが、背景まで考えないとエロが想像しにくいのも問題かも
ファンにとっちゃこのスレ有難そうだな。いうまでもなく性t(ry

532:名無しさん@ピンキー
08/10/08 04:33:46 9UThcC+9
>>530
ノルンをノールと読み間違えてびびったのは俺だけでいい

533:名無しさん@ピンキー
08/10/08 08:17:38 t+prOesF
個人的に言わせてもらうと、封印はキャラ多い割りに強烈なのがいない(少ない)印象。
性格が脳裏によく焼きついてるのがシャニー・クラリーネ・キャスくらいだしなあ。
あくまでも俺の主観だが

534:名無しさん@ピンキー
08/10/08 10:55:40 j9TzvPJu
ゲーム的にも難儀なティト・ソフィーヤとか、
お姉さんと熟女の狭間完成型のイグレーヌ・セシリアとか・・(´・ω・`)

暗黒竜・外伝でも、女性陣にそう強烈さがあったとは思わないんだけどね シーダはある意味別格だがw
暗黒竜はファーストインパクトの強みで、ファンが(勝手に・自由に)ネタを積み重ねていったけど、
聖戦・トラキアが、特にキワモノに近いキャラ造形だったという印象
萌え造形手法の進んだ時代的に、封印ぐらいの尖り方ではインパクトが薄くなったということなのかなあ

535:名無しさん@ピンキー
08/10/08 13:21:22 dCMMh780
斧の似合うエキドナ姐さんはなかなかインパクトあったけどなあ

536:名無しさん@ピンキー
08/10/08 15:02:51 j9TzvPJu
エキドナ姐さん+斧のカッコ良さは、ゲーム内以上に原画でインパクトをもらう典型だったな
ゲームでの斧の価値はまだそこまで高くなかったし、すぐ剣に…
ブリギットで不発(元から期待外?)だった姐さんキャラを成功させた意義は、確実にあったと思う


537:名無しさん@ピンキー
08/10/08 17:09:46 F+KeGT38
なんだかんだで封印キャラは好きだ。
だれか書いてくれ

538:名無しさん@ピンキー
08/10/08 19:38:41 y+YT5f9Y
いいアイディア思いついた

ロイが封印の全女性キャラとやりまくる連作SSっていうのはどうかな?

539:名無しさん@ピンキー
08/10/08 20:09:45 4wNJKKhK
もうすでに(ry

…チェイにーが暗黒龍のそれぞれの女性陣の好きな男性に化けて、
 次々とセックスしていくSSを考えたが、職人さんではないのでアイデアだけorz

540:名無しさん@ピンキー
08/10/08 20:28:30 cnJ3BxMX
>>539
かなり前にあったような気がする・・・

541:名無しさん@ピンキー
08/10/08 21:23:39 5dcdMjUS
ナルサスがロジャーに化ければ、話次第でラケルは楽に落とせそう
メルは一瞬で見切っちゃうのもお約束w

542:名無しさん@ピンキー
08/10/08 22:18:07 tdJzPOBa
封印女性キャラといえばやっぱりドロシー

543:名無しさん@ピンキー
08/10/08 23:23:24 kbNfl/EU
くぉ…?

544:名無しさん@ピンキー
08/10/08 23:48:06 qvD/gnLm
分かる。ドロシーだよね。最高に萌える

545:名無しさん@ピンキー
08/10/09 00:47:45 Tf0rQJpF
>>539
それじゃほとんどマルスばかりになってしまうんでは
紋章はマルスハーレムなエンディングだったからなー
切ないのはガチでパオラとカチュア、そしてリンダ
ユミナもちょっと切ないな
ミディアとシーマ、シーダ、エリスはチェイニー不要

546:名無しさん@ピンキー
08/10/09 00:57:06 GlgoOuLx
エリスはガトーにいかがわしい加護かけられてる
そのせいでガーネフにセクハラされ放題

547:名無しさん@ピンキー
08/10/09 00:57:15 YgqB1gqG
新・暗黒の支援効果見る限りだとパオラ=フレイの関係もアリっぽいかも
問題はカチュア=カインもあるんだが…忘れられないからいっそ強引に…な展開しか思いうかばねぇorz

548:名無しさん@ピンキー
08/10/09 01:16:10 MNSbsNCg
カチュア→マルスの支援関係がいろいろ切ない

549:名無しさん@ピンキー
08/10/09 01:22:50 PCXngt/W
エンディングでのフォローも無いしね

550:名無しさん@ピンキー
08/10/09 05:34:50 UIeeEf6n
シーダのおっぱい揉みたい

551:名無しさん@ピンキー
08/10/09 09:45:13 Tf0rQJpF
切ない支援in紋章

マルス→カチュア
シーダ→オグマ→ユミナ
マリク→リンダ
アベル→パオラ
ナバール→フィーナ

新暗黒ではほとんどのキャラにマルスから支援があるから曖昧だったこの人たちも・・・
マルス→ミネルバ、マリア、チキ

552:名無しさん@ピンキー
08/10/09 17:02:55 2nngkraY
>マルス→ミネルバ

なんだろうねこれは。
マルスが「姉さんだと思って甘えていいですか」とか言い出して
篭絡していたとかそんな感じだろうかw

553:名無しさん@ピンキー
08/10/09 18:44:38 gezOJdjE
「妹が惚れてる僕を怒らせると(ry」でレイプ

554:名無しさん@ピンキー
08/10/10 17:26:24 /w11Frtw
それは逆支援

555:名無しさん@ピンキー
08/10/11 05:52:23 yOBgUVCv
駄文で長文ですが、投稿します。
続きはいつになるか分かりません。

聖戦のイシュタルとティニー(百合)

「ティニー様、イシュタル様がお呼びです」
廊下を歩いていると、使用人に声をかけられた。愛想が無いのはいつものことだ。
ティニーのこの城での扱いはあまり良くない。
「お部屋に来るように、と」
「わかりました。ありがとう」
使用人は礼もせずに立ち去った。
ティニーは一旦、部屋に戻り、タオルと着替えを持った。
何をするか、もう予想はついていた。一瞬、前回の行為の感覚が蘇ってきて。
どくっと心臓が高鳴り、同時にどうしようもない疼きが下半身を襲った。
はしたない。想像だけで快感を覚えるなんて。そう自分をしかりつけたが、同時に期待する自分もいた。

イシュタルの部屋に行くと、そのまま脱衣場に通された。
行為をする時はいつも浴室である。
「ほら、脱いで。ティニー」
イシュタルがティニーの服に手をかけ、丁寧に脱がしていく。
まず上半身を。そして下半身へ。
徐々に外気に晒され冷える体とは裏腹に、ティニーの心は熱くなっていった。
最後の一枚を脱がされる頃には、体も火照り始めていた。
……まだ何もされていないのに。
何度も味合わされた快感を、体が覚えているのだ。
ティニーを脱がし終えると、イシュタルは自分も服を脱ぎ始めた。
豊満な胸とくびれた腰と、肉付きのいい尻と。
彫像のような体つきだ。しかもその肌は石とは正反対の柔らかく弾力のあるものなのだ。
その肌が、ティニーに迫ってくる。きつく抱きしめられた。
肌が触れる。吸い付くような感触だ。それだけでも感じてしまう。
お互いの胸が触れ合っていた。イシュタルは体を小さく動かして、それをすり合わせる。
「あ……ああ」
堪えようとしたのに、ティニーはそれだけで声を漏らしてしまった。
体が望んでいるのだ。快感を。ティニーはイシュタルに体をあずけた。
「さあ、始めましょう」
ティニーを抱いたまま、イシュタルは浴場へのドアを開けた。

556:名無しさん@ピンキー
08/10/12 12:12:58 bk5SPci7
>>555
期待してるよ

557:名無しさん@ピンキー
08/10/13 07:10:30 GaWhx0U+
555の続きです。

湯船はふだん入浴するものよりも大分、熱くされていた。
入って数分もすると、体が熱くなり汗が出てくる。
ティニーは自分をさすった。熱さのせいか、それとも快感への期待のせいか、もう感度が上がっていた。
熱さのせいだと思いたいけれど、そうではないことは分かっていた。
―淫乱になってしまった。
まだ男を知らないのに、ティニーは女の愉悦を知ってしまったのだ。
「ひゃっ!!」
考え事をしている時、いきなり頬にぬめっとした感触がした。舌だ。そのまま口付けをされる。
「ん……んん」
しゃべれない。それだけ舌を奥深くまで入れられていた。
「あ……ん」
唇も舌も性感帯になりうる。経験でティニーはそのことを知っていた。
イシュタルの愛撫に、口の中で快感が生まれる。
―キスで、キスで感じてしまうの。
分かっている。性感帯なのだ、感じてしまうのは仕方がない。
しかし、恥じらいが、処女の恥じらいが、まだティニーには残っていた。
イシュタルの腕が、ティニーの双丘に伸びる。
イシュタルほどの大きさはないが、小さくもない。細い指が、それを大胆に、わしづかみにする。
「いっ……」
快感はなかった。あるのは痛みと圧迫感。
苦痛だった。
―どうして?
イシュタルとの交わりの中で初めての経験だった。今までは、快感だけを与えていてくれたのに。
「う、んんぅ……」
そのままイシュタルはもみしだく。
感じたことのない種類の苦痛だった。皮膚をつねられるのとは違う。
羞恥心もあった。どちらかといえば、これが強い。
辱めを受けているように思えてくるのだ。
「お姉さまっ……」
イシュタルは言葉を無視して、ただ指を動かす。
指先で、掌で、押し、引っ張り。そのうち変化が訪れた。
「……う、ぅん」
先ほどまでの苦痛が徐々に消えていくのだ。
代わりに乳房が温かくなり、そこから快感が生まれてくる。
強い刺激では無いけれど、幸福感を伴っていて、それはティニーをしびれさせた。
「マッサージが効いたみたいね」
イシュタルがようやく口を開いた。
「ま、まっさ、あ!」
快感が強くなってくる。抑えられないほどに。
「私、城を出なくては行けないの」
急に、イシュタルが切り出した。


558:名無しさん@ピンキー
08/10/13 15:03:13 GaWhx0U+
ティニーは答えたいが、頭が回らない。それほどに快感が強くなっていった。
「トラキアとの国境に行かなくてはいけないのよ。解放軍が来るからここも重要な拠点なんだけど。トラキアにトラバントがいるしね」
「ね、姉さま?」
喘ぎ喘ぎ、やっと声を出した。
「だから、ティニーに私のことを焼き付けておこうと思って」
「あ!あああ!」
今まで乳房を愛撫していた指が急に乳頭をつまんだ。予期せぬ刺激に体がはね上がる。
「つ、強い! 駄目! 姉さま」
「そうよね。あれだけ性感マッサージした後ですものね。でも、これくらいじゃないと意味が無いの」
さらに、指に力が入った。摘んだ乳首を指の間で転がす。
「おああああ!」
体中の神経が乳首とリンクしたような強い刺激。体が心とは関係なく、激しく律動する。
水が飛沫を上げた。
きちんと体勢が保てず、顔がお湯の中に入る時もあった。しかし、刺激は止まない。
反対に強められていく。
「ね、姉さま。も、もう無理!!あああ!」
ぎゅっと一際、強いつねりが加えられた。
電流のような鋭い刺激に、体がはねた。
最後の一撃は強すぎて、ティニーは快感と受け止めることはできなかった。
「はあ、はあ、はあ」
何も考えられなかった。イシュタルの言葉の意味も、自分の体のことも。
いまだ震えが止まらない体をイシュタルが抱きしめてくれた。
体全体で震えを受け止めてくれる。
強すぎる快感がひいていく。
引いていく時は、ゆっくりでやさしかった。
幸福感が体の中心から湧き出てくる。きっと子宮からだとティニーは思った。
イシュタルの胸とティニーの胸が、それぞれを潰しあう。それぐらいに強く抱きしめあっていた。
さきほどまで強く刺激されていた乳首が、柔らかな乳肉に触れてくすぐったい。
そこからまた快感が生まれてしまう。
「はあ、はっ! はあ」
イシュタルは体を微妙に揺する。その度に擦れて、甘い官能が湧いてしまう。
「私、絶対に忘れません。お姉さまのこと」
「気が早いんじゃない? ティニー」
「え?」
イシュタルの腕がティニーの股の下に滑り込んだ。
太ももを人差し指でなぞり、やがてそれが両足の交わる場所まで上る。
「はあ!」
露出している女の器官の中で一番感度の強い、淫核。それをつままれる。
―そ、そんな。
「胸だけなんて。寂しすぎるわ」
―こんなに感度が上がっているのに。
想像もできなかった。先ほどの胸の刺激だけでも、今まで経験してきた行為の中で一番だというのに。
指がやさしく割れ目をなぞった。その行為自体は何度もされているものの、今日の刺激は別段に強い。
「さあ、前技は終わりよ」

559:名無しさん@ピンキー
08/10/13 19:07:18 06C/SKBL
>>557-558
書きながら投下してる?
できればメモ帳か携帯ならメールなんかに書き溜めて、まとめて投下して
「ここまで」とか書いてくれると読んでる人にも他の職人さんにも優しいと思うよ

560:名無しさん@ピンキー
08/10/20 15:23:48 Hq5nj04U
・・・・もう、躊躇わない

アリティア脱出の際、僕の身代わりとなり砦の南へ駆けていくジェイガンを見ている事しかできなかった
タリス奪還の際、幸薄そうな猟師に撃ち落とされるシーダを救う事ができなかった

仲間なんて15人もいらない
これ以上僕の道を邪魔する者には容赦しない

561:名無しさん@ピンキー
08/10/21 03:00:25 BpUbVJX7
マルス×カチュアで暗いのが思い浮かんでしょうがない。

562:名無しさん@ピンキー
08/10/22 13:31:03 SjQ7amUT
英雄戦争後、結婚もしてないのに妊娠したカチュア
実の姉妹にすら、相手は知らぬ存ぜぬで突き通し、生まれた子はマルスに瓜二つであったという

みたいな妄想ばっかり思い浮かぶ

563:名無しさん@ピンキー
08/10/22 13:45:02 Ehk8TA24
新暗黒竜のあと英雄戦争でシーダ死亡、
いい感じで病んだマルスがシーダの名前を呼びながらカチュアを……とか。

カチュア総受けの3Pも思い浮かんじゃうけどな。板的に。

あとは『マリアのマケドニア再興日誌~アリティア侵攻作戦~』……は、ギャグにしかならねぇな。

564:名無しさん@ピンキー
08/10/22 13:47:58 1RgTArko
マルスに瓜二つ……の人形を大事に育てるカチュア
人形に「マルスさま」と呼びかけ、おっぱい飲ませるの

萌え萌えだね

565:名無しさん@ピンキー
08/10/22 19:24:09 BT1CtFzD
なんだこの流れ?
俺はマルス×ミネルバでラブいのが浮かんで仕方がねえ
マルスって実は重度のシスコンのような気がするんだ
マルス×チキはイマイチ明るくならないしマルス×マリアはミシェイルの死に際を思い出すとそこでストップする
カチュアは確かに>>562みたいなことはあってもおかしくないと思ったwww


566:名無しさん@ピンキー
08/10/24 00:15:21 G6u8r2Qc
ミシェイルの死は完全無視が可能だけどな…
 
ラディで何か書いてみたいけど彼は性格が不明だし
後日談は『少女に恋をした』としか書いてないから明確に結ばせにくいし
それどころか女性キャラの誰とも何の接点もないし持たせにくいから無理に近いな。
トーマスならネタに走れるけど…

567:名無しさん@ピンキー
08/10/24 03:12:50 4uiQJ6/3
SFC版では1部エンディングまでシーザが女だと思い込んでいたんで
どうも姐御肌が好みのような気がしてしまう>ラディ

568:名無しさん@ピンキー
08/10/24 04:45:45 2zJSdqmj
姉御肌ってーと、ミネルバ様か。

569:名無しさん@ピンキー
08/10/24 08:17:03 Uwy4Dy/E
>>566
明確な接点はないけど、環境から考えて従軍中に他の仲間か看護兵(♀)あたりとが妥当かと思っていいかも?
ちなみに個人的にはマリアあたりがいいかなぁと・・・紋章に出てこない理由?さらわれる時に護ろうとして(ここから先は緋く汚れて読めない・・・

570:名無しさん@ピンキー
08/10/24 12:32:18 iYOSzalc
ミネルバは姉御肌って感じじゃないなぁ。
実は典型的な妹キャラだもんなぁ。

571:名無しさん@ピンキー
08/10/24 15:44:25 PiBvWDGM
>>566
ラディの相手は普通シーザじゃないのか?
マリアとは身分が違いすぎる

>>569
そもそもマリアがさらわれた時にラディは既にマケドニアにはいないだろう
誰か知らないが恋人と共に戦場を去ったはず
しかも王族のマリアがその恋人という可能性は全くないな
マリアと一緒に生活したいならそれ相応の手順が必要だからマルスかミネルバに報告せねばならない

>>570
ミネルバはバリバリ姉御肌だろ

572:名無しさん@ピンキー
08/10/24 21:26:31 +mY6JOth
そもそもラディとマリアとか接点ゼロじゃん

573:名無しさん@ピンキー
08/10/24 23:54:01 iYOSzalc
>>571
ミネルバは周りから支えられてる感じで、
下に頼られて牽引していく、ってな印象が全然無いんだけど。

どっちかというとパオラが姉御系でミネルバも含めて支えてるような

574:名無しさん@ピンキー
08/10/25 00:09:57 dVykm8fn
ミネルバは姉肌だろ
三姉妹に対しても自分の一存で退かせたりしてるし、
支援ブーストがあるのはそういうことだろ
マリアに対してもいいお姉さんだし

ただミシェイルに対してだけは、本来のキャラなのかどうかはしらんが、甘えたりもしてたかもしれない

575:名無しさん@ピンキー
08/10/25 00:15:18 1yVoeC9l
甘えてるミネルバとか想像できないなー
ミシェイルもミネルバのことはビシバシ鍛えてそうなイメージがある
「歯を食いしばれ!!」みたいなwww

576:名無しさん@ピンキー
08/10/25 01:07:23 V5Jb1OZM
保管庫っていつ更新するの

577:名無しさん@ピンキー
08/10/25 01:11:41 n54sr1EM
もう更新停止した筈

578:名無しさん@ピンキー
08/10/25 19:33:10 hmip/V/J
奴隷時代の男装リンダっていいよね!!!

579:名無しさん@ピンキー
08/10/26 10:23:23 J3HwzxH+
ニーナみたいに美人で聡明で権力まであっても命を救われたカミュを盲目的に愛してしまい、
カミュみたいに美男子で聡明で強い男でも命を救ってくれたティータを愛する。
誰でも自分が弱っている時に無償で助けてくれた相手を本気で愛するものなんだな。


580:名無しさん@ピンキー
08/10/26 14:17:47 amDwg5fs
うちのエーディンは、命を救ってくれた上に国まで捨てたジャムカをあっさりスルーして
盗賊のガキとくっつきやがりました

581:名無しさん@ピンキー
08/10/26 14:28:03 24/8waE9
のにちその子供達は不良となり買い物や修理を半値でやらせるねぎり兄妹に

582:名無しさん@ピンキー
08/10/26 15:59:23 EDrhaXIl
まあエーディンは命を狙われていたわけじゃないしな。
ジャムカが余計なことをしなければ追手に攻撃されることもなかったし
ゆくゆくはヴェルダン王妃になっていたかもしれん。

583:名無しさん@ピンキー
08/10/26 20:11:22 I82W6T57
>>579
ニーナが聡明・・・?ともかく一番つらい時期に助けてくれた人を最も信頼するのは人として当然だろ
エーディンの場合ジャムカは牢から出してくれただけで逃避行を体張って助けてくれたのはそのガキだからなあ


584:名無しさん@ピンキー
08/10/26 22:59:11 24/8waE9
ジャムカとエーディンが結ばれ初夜ではジャムカがずっと俺のターンになってそうな予感
ベオもフォレストナイトにクラスチェンジすればジャムカ同様になるが
剣(イチモツ)が重すぎて連続と突撃が発動せずラケの腰さばきであっという間にイカれそう・・・

585:名無しさん@ピンキー
08/10/26 23:03:42 DMhSpPWC
突撃、連続が強いのか

586:名無しさん@ピンキー
08/10/26 23:24:43 6gWKhDJq
>>583
ニーナがカミュを信頼するまでに随分と時間がかかってるらしいよ。
しかも、カミュの方もニーナを逃がすために単身とんでもない戦いやらかしてる(BS)。

ニーナに聡明さがあるとしたら、ハーディンではなくマルスにエムブレムを託したことかね。
ハーディンはその結果とんでもなく貧乏くじを引くことになったが、
アカネイア大陸に強力な統一国家を作るという点ではすばらしい布石だったw

587:名無しさん@ピンキー
08/10/27 14:09:27 xGmvxFe+
ガンドルフ×エーディンの話ってある?

588:名無しさん@ピンキー
08/10/27 18:02:59 mHluTjT4
>>573
紋章二部のクーデター時はベッコリへこんで
カチュアに引っ張られたイメージがある>パオ姐

589:名無しさん@ピンキー
08/10/27 21:54:51 RLiiKdie
エーディンの相手はレックスしかありえんわ
レスターはどう見てもレックスの息子だし

590:名無しさん@ピンキー
08/10/28 00:01:39 tIHnBkPs
>>589
それは思ったことはある
なんせ髪型と髪の色が近いからな
しかしラナの力がとんでもないことになりそう・・・

レックスはいい男でいい男に弱いフィンはホイホイと森の中へと消えて行く
レックスは自分の斧をフィンに見せて『これを見てどう思う?』と質問する
後の答えは各自に任せる

591:名無しさん@ピンキー
08/10/28 03:49:58 LjGculPS
アゼルきゅんをエーディンが優しくリード
そしてそれをやっかむブリギ
「アゼルは私がもらいます」
「いくら姉上とはいえそれは許せません!」

592:名無しさん@ピンキー
08/10/28 05:37:50 ClD+5iBs
アカネイア同盟vsグランベル もし戦わば。

593:名無しさん@ピンキー
08/10/28 05:45:02 xJJrBE71
保管庫の作品でオススメを教えて下さい。
片思いとか純愛でシリアスっぽいのが好みです。
作品は新旧問いません。

594:名無しさん@ピンキー
08/10/28 14:56:06 LjGculPS
全部読めばいいじゃん
ところで保管庫どうすんの

595:名無しさん@ピンキー
08/10/30 12:57:54 KvOMFwIJ
16章の死と変容がオススメ。
その前に同氏の前後の作品を読んでおくとなおよい。

596:名無しさん@ピンキー
08/10/30 20:37:30 2FIUwrD+
和漢希望
ユーノさんとセロットとか

597:名無しさん@ピンキー
08/10/30 21:32:14 h+7Y7dfo
ロット「俺一応、婚約者いるんで人妻はちょっと・・・」

598:名無しさん@ピンキー
08/10/30 23:48:45 pgnwxuAA
ゼロットが戦死したのをいいことにユーノも自分のモノにするロイ

599:名無しさん@ピンキー
08/10/31 07:57:19 /iOP0meN
ユーノ「も」かよ

600:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:18:20 vkt2GKTa
「アルテミスのさだめ」後のマルス×カチュア、マルス×チキが頭の中で悶々としているのだが、
ここに書いてもいいですか?

601:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:41:38 Opws+cVC
一気に投下するなら可

602:名無しさん@ピンキー
08/10/31 10:47:30 usUwxF4A
>>600
うお。凄い面白そうな予感。楽しみに待ってる。


603:名無しさん@ピンキー
08/10/31 18:38:01 2tfiEZYb
多いかな

>593
・ドルカス×ナタリー
ネタ職人が真面目に書いてる。短いけど読後感イイ
・罪の意識
アマルダさんに目覚める。オルエンの援護もイイ
・マルス×シーダ
シーダ泣かすな
・ロイ×エキドナ
純愛じゃないけどエキドナさん受はイイ
・エリウッド×イドゥン
ネタ職人作なのでエリウッドが変態だが全体的な雰囲気は良い
・此方への帰還
・アストール×イグレーヌ2作
・ハール×ジル

604:名無しさん@ピンキー
08/10/31 19:15:06 KfcCdrQi
>>604
男は度胸!何でもやってみるもんさ!

605:名無しさん@ピンキー
08/11/01 01:25:31 H+yxYrJQ
>>604に超期待。

606:名無しさん@ピンキー
08/11/01 02:50:44 gynwVfIh
>>594
保管庫やる気はないけど、初代スレからのログは全部取ってある。
必要ならhtml化した分も含めてうpする。

607:名無しさん@ピンキー
08/11/01 05:19:10 O8YFnkbA
TSもの読みたいな
アーキス×リィナとかナルサス変身ものとか

>603
微妙なとこだがしない訳にもイカン訂正
×此方→○此岸

608:名無しさん@ピンキー
08/11/01 08:15:49 WOyj17tB
接点が無いに等しいカップリングも度胸で試していいのだろうか

609:名無しさん@ピンキー
08/11/01 09:06:33 Ucq+fHnG
接点がなければ作ればいいじゃない

このスレでも、「ロイが自軍の女性(支援会話の無い者含む)を片っ端からいただく」連作SSがあったじゃないか

610:名無しさん@ピンキー
08/11/02 05:09:40 Udd4jMKT
接点がない同士のクロスオーバーってありか?
セリス×リン とか。

611:名無しさん@ピンキー
08/11/02 05:35:48 zVTANtGq
ファン愛とチャレンジ精神は買いたいけど、個人的にはビミョー(苦笑)

土台として、スパロボや無双、いたスト、なりダンみたいなお祭世界観があれば印象違うんだろうけど、
個人的には、ゲーム内で面識が無くても世界(アカネイア・グランベルとか)が同じ、というのが限界かな

正直、FEはステレオタイプのキャラが多いんで、「だったら同じ作品の○○で良かったじゃん」的な
ツッコミがどうしても入るのでは、という疑念もある
それを避けることを最優先に考えられたカップリングSSというのも、だし…

612:名無しさん@ピンキー
08/11/02 06:32:12 iZUeCmxN
>セリス×リン

セリス×ラクチェ(アイラ)とどう違うのか、という話になるもんなw

613:名無しさん@ピンキー
08/11/02 07:14:49 YtW4y3YN
外伝の時みたいに、『暗黒竜のペガサス三姉妹が○○大陸にやってきました』みたいなIFものなら

614:名無しさん@ピンキー
08/11/02 08:18:36 glQT19Ca
バヌトゥ、チェイニー、ガトーならユグドラルの話に出られるかも。チキが出たら初めてのおつかいみたいになってしまうかも。
ファラは女だったはずだからファラ×バヌトゥもできるかも。
十二戦士のキャラが不明だし本編内で具体的に出て来たわけではないから『FEでなくても…』とか言われかねないが。
ただ火竜族の人間体が老人形態だけだったら十二戦士の前に現れた老人姿のやつがバヌトゥとは限らなくなるが。
どの作品キャラとも絡ませられるのはジェイク、アンナ、ララベルだけだろう。

615:名無しさん@ピンキー
08/11/02 08:54:02 mo1Jbdu2
>>612
ラクチェとアイラとリンはぜんぜん違うキャラクターのような気がするけど。

616:名無しさん@ピンキー
08/11/02 15:19:29 feuWwmtv
>>610
「何でそのカプ?」という問いに即答できないようなら、考え直した方がいい。
正直オリキャラとクロスオーバーと夢オチは鬼門。理由は書くのが難しすぎるから。

617:名無しさん@ピンキー
08/11/02 16:40:22 glQT19Ca
リンはマルスかアイクならスマブラ絡みで書けそう(スマブラスレ行けとか言われそうだけど)
ゲーム中では実現しないデルムッド×ジャンヌやレスター×マナといったものも書いてもいいかも
ファバル×エーヴェルは作品は違うし当然接点もないが時期的なことを考えたらできなくもないと思う
結局『暗黒竜と紋章』、『聖戦一部と聖戦二部とトラキア』、『封印と烈火』が限度かも

618:名無しさん@ピンキー
08/11/02 17:08:16 HLwbUgOk
テリウスが素で忘れられている件

619:名無しさん@ピンキー
08/11/02 17:20:00 glQT19Ca
面倒だから書かなかった。すまん。
素で忘れていた外伝は暗黒竜と紋章の所に入るな。

620:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:28:51 fhKA82fA
聖魔は黒歴史か

621:名無しさん@ピンキー
08/11/03 00:48:36 yY8DnEBf
まあ間違ってはいない

622:名無しさん@ピンキー
08/11/03 01:06:31 USvcFuJg
やべ、素で忘れてた

623:名無しさん@ピンキー
08/11/03 11:53:31 oDA8tdQR
聖魔が唯一、他のどのFEともクロスの無いものだからね
黒歴史というか孤立性というか、つい忘れやすいのは否めない

624:名無しさん@ピンキー
08/11/03 19:30:22 3pr8kzSQ
>>617
シグルド 「KINSHINは許さんぞぉぉぉぉっ!!」

625:名無しさん@ピンキー
08/11/03 23:51:10 e7Znj5aY
>>624
エスリン『あら、そう言う兄上だって私に散々手を出しクセに』

626:名無しさん@ピンキー
08/11/04 18:29:41 bKiwJZWP
>>625
違うw>>624のシグルドは某FE主人公兄弟スレのシグルドだぞwww

…親世代時のシャナンってディアドラに筆降ろしされてそうだよな

627:名無しさん@ピンキー
08/11/04 21:33:26 gbSaiuGB
>>623
忘れやすいけどキャラクターは結構印象に残ってるな
ロリコンな人とか助けてエイリーク!とか

628:593
08/11/05 02:44:50 2hUG73EC
>595>603
Thx
その中ではPart1のマルス×シーダと砂漠に咲く花が好みでした!文章とか雰囲気とか。
保管庫全部読む時間は無いので、あとはタイトルとかで判断しつつ自分で探してみます。

629:名無しさん@ピンキー
08/11/05 20:00:26 0E8/ykhy
オイフェの童貞もディアドラが美味しくいただいたよ
ついでにエスリンもディアドラにレズレイプされてる

630:名無しさん@ピンキー
08/11/06 00:11:17 aUHvkumj
その勢いだと、アルヴィスもディアドラに食われたことになるのかw

631:名無しさん@ピンキー
08/11/06 00:55:03 /KvrNdnS
シグルドの報われなさが異常だな

632:名無しさん@ピンキー
08/11/06 07:52:22 TR/VR0ob
いや、きっとシグルドもレイプされたに違いない
森の中を歩いてるときに急に襲われて少女マンガもビックリな恋に落ちたんだ

633:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/11/06 08:36:18 exBzI/ZO
ディアドラの母であるシギュンも、クルト王子の童貞を奪った。

そしてディアドラも、シグルド、オイフェ、シャナンらの童貞を奪った。

そしてユリアは・・・・・・セリスとユリウスの童貞を奪った。

まさに魔性の女の系譜だな

634:名無しさん@ピンキー
08/11/06 10:28:32 l52H1RG3
あれ、おひさ >だみゃ~ん

635:名無しさん@ピンキー
08/11/06 10:55:18 vygEr+lw
セリスは6章まで童貞だったのか

636:名無しさん@ピンキー
08/11/06 11:16:30 l52H1RG3
エーディンが即座に食ってるだろJK

637:名無しさん@ピンキー
08/11/06 13:11:15 6s9UFwpd
クルト王子ってあんな顔だけどかなりのお年だぞw
シギュンとやるまで童貞だと、とっくに魔法使える…

…まぁ、セージかw

638:名無しさん@ピンキー
08/11/06 20:42:16 8N2Uyybt
クルトはプリーストってのは定説だろ。
じゃなきゃスワンチカで氏んだりしない。

639:名無しさん@ピンキー
08/11/06 22:09:14 g9DO0Eo/
いやプリンスだろ
どっちにしてもナーガ使えないがw

640:名無しさん@ピンキー
08/11/07 01:50:05 dMAJPkPF
サークレットが鍵って事はほぼ女性に限られる訳か
ヘイムは何を考えてそんな仕様に…つかヘイムって男だったよな
十二戦士で女はノヴァとファラだっけ

641:名無しさん@ピンキー
08/11/07 07:50:50 tqfwQYDV
やつぱエロパロとなると、カップリングがメインシステムの一つになってる聖戦の話が一番盛り上がりそう
ゲームとしてお勧めなら間違いなく封印以降になるけど(一部除く)

642:名無しさん@ピンキー
08/11/07 11:14:47 Z+kKVZvD
いや、サークレットは単にディアドラがナーガをユリア以外のものが触れないようにした
封印の鍵ってだけだとは思うけど。

643:名無しさん@ピンキー
08/11/07 13:38:13 kK4wn/Mn
>>640
ウル

644:名無しさん@ピンキー
08/11/07 20:11:01 VJ205qYw
聖戦の場合理由はともあれ誰とでもくっつくことは可能だからかなりのパターンがありそう

645:名無しさん@ピンキー
08/11/07 22:23:05 64vMl++d
フィンならシルヴィア以外なら誰とでもくっつけても子供達は安定した能力が見込める
フィンは祈り持ちなのでイキそうになってもなかなかイカないので女性陣から定評がある
しかしシルヴィアとなるとお互い祈り持ちなので結局どちらもイカずにドローに

646:名無しさん@ピンキー
08/11/08 13:22:12 G6RBMqwu
すげえ盛り上がりのないせくーすになるんですね、わかります

647:名無しさん@ピンキー
08/11/08 16:57:45 Ev3v+UqB
聖戦スレでやれ

648:( ゚д゚)
08/11/08 21:07:55 IFKHI9+g
投下しても良いですか?

649:名無しさん@ピンキー
08/11/08 21:18:18 8QY5Y9vW
待ってました

650:( ゚д゚) ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:21:00 IFKHI9+g
注意事項

・シーダ死亡前提マルス×カチュア
・某異説に毒されている筆者の独自設定もどきな羅列があります

651:アルテミスの呪縛 01/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:21:45 IFKHI9+g
 英雄戦争終結後──アリティア王国、王宮。
 大陸中にその名を轟かせた、マケドニア白騎士団のペガサス3姉妹。その次女カチュア
が訪れていた。
 滞在の部屋として用意されたその部屋で、カチュアはガチガチに緊張し、何をするでも
なく、椅子に腰掛けていた。
 用件はすでに出発前にも、アリティアに到着してからも伝えられている。
『気乗りしないのなら断っても良い。一度くらいは私にも切るカードはある』
 アリティアを宗主とするアカネイア連合王国から、マケドニア候の地位を与えられたミ
ネルバは、複雑な表情でそう、カチュアに伝えた。
 それはミネルバ自身が出家を思い留まらされ、名ばかりの名代としてその地位に据えら
れた事とも、無関係ではなかった。
 アリティアについてから彼女を出迎えた老騎士も、やはり浮かない表情で、どこか申し
訳なささえ感じさせたものだった。
 その理由は──
 コン、コン
 部屋の扉がノックされる。瞬間、カチュアは心臓が口から飛び出すかと思った。
「は、はい、どうぞ……」
 必死に動悸を抑えつつ、ノックに応える。声と同時に、立ち上がり、ドアを正面に直立
不動の姿勢をとって、
「失礼するよ」
 と、入ってきた相手に、深々と頭を下げる。
「陛下! 御無沙汰しております……マケドニア白騎士カチュア、お招きに応じ参りまし
た」
「あはは……そんなに畏まらなくてもいいのに」
 入ってきた声の主─マルスはそう言って、苦笑した。
 穏やかで気さくな様子は、このアカネイア大陸を足掛け5年にわたって苛んだ戦乱を制
した、その英雄とは思えない、しかし故に人を惹きつけ将兵を鼓舞させた、当時そのもの。
 だが、その表情に、やや翳りがある。やつれている様にも見えた。目元も腫れぼったい。
「まずは……来てくれてありがとう」
 マルスはどこか自信なさ気に、苦笑交じりに言う。
「い、いえ……」
 緊張してどもった声を出しつつも、カチュアはそんなマルスを心配そうな表情で見た。
 けれど、それも無理はないことを、カチュアも知っている。否、ひょっとしたらこの大
陸中で、それを知らない者はいないかもしれない。
「でも……カチュアは、本当に今回の事は、承知して来たの、かな?」
 マルスは浮かない苦笑のまま、目からだけ笑みを消して、カチュアに尋ねてきた。

652:アルテミスの呪縛 02/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:23:03 IFKHI9+g
「はい」
 カチュアは、緊張しつつもはっきりと応えた。
「マケドニアや……アリティアやアカネイアの人間から、無理強いされたって事はないよ
ね?」
 マルスはそう、聞き返してくる。
「そんなことはありません。すべて自分の判断です」
 カチュアはよどみなく応えた。
「そうか……」
 マルスは口元からも笑みを消し、陽の落ちた街のような表情になった。カチュアから視
線を離し、目を伏せる。
 すぐに視線を上げ、カチュアの正面へと戻す。
「カチュア、今更こんなことを言うのは君に対してとても失礼なことだと思う。けれど…
…」
 マルスはそこまで言い、少し逡巡してから、やや興奮─ただし、マイナス方向に─
した様子で、続ける。
「“私”は、これが必要な事だと理解している……“私”は、将来独身でいるわけには行
かない。血を絶やすわけには行かない。…………けれどっ……」
 マルスの、両の拳がいつしか握られ、堪えるように震えだしていた。
「マルス様!!」
 カチュアは不安に、思わず声を出し、マルスに駆け寄る。だが、マルスはかまわずに続
けた。
「“僕”は……それが許せない……認めている自分も許せない……僕は……君が来なけれ
ばいいと思っていた……こんなの、お互いに傷つく、君も、僕も……」

653:アルテミスの呪縛 03/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:24:05 IFKHI9+g

 ──マルスには一度、お互いの想いから将来を誓い合った相手がいた。
 タリス王国の第1王女にして、マケドニア白騎士団のペガサス3姉妹と並び称される稀代
の天馬騎士シーダ。
 暗黒戦争時代、所謂アンリ・アリティア朝のタリス亡命時代に知り合った2人は、親交
を深め、暗黒戦争終結と同時に婚約、一時は具体的な婚礼の話も出ていた。
 だが───
 再び襲った戦乱─実質的にはその間の2年間がただの休眠期に過ぎなかっただけだが
─、英雄戦争。2人の想いは遂げられる直前で、再び戦場へと追いやられた。
 そして……マルスはこの戦乱を収め、英雄としての名を殊更に上げた。
 だが、その相手は……再び自ら将として前線に立ったシーダは、戦場にて還らぬ人とな
ってしまったのである──。
 凋落したアカネイア聖王国に代わり、アリティア王国はアカネイア大陸における連合王
国の盟主となった。
 マルスは盟主として、英雄として、臣下や民衆に明るく笑顔を振りまき、他国の官僚達
の前で聡明な王でなければならなかったし、また実際そう振舞っていた。
 だが、婚約者を失った苦しみを克服できたわけではない。公務以外では自室に篭ること
が多くなり、そして亡き人を思って泣いた。父コーネリアや母リーザの死を知ったとき以
上の嘆きだった。

 だが、マルスはシーダを想って一生独身を通すことは、許されない。

654:アルテミスの呪縛 04/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:24:39 IFKHI9+g

 アリティア王家は、本家以外は、暗黒戦争時代にその存在を恐れたメディウスとガーネ
フによって、全滅させられている。マルスと姉エリスが唯一の生き残りである。
 マルスに嫡子がいなければ直近の継承者はエリスであり、彼女には婚約者としてマルス
の盟友でもあるマリクがいるから、最悪断絶と言うことはない。
 だが、過去に同じようにして、アルテミスと引き裂かれた、英雄王アンリが自らの弟と
その子弟に王位を譲ったとき、アリティアの一部だったグラはこれに反発して独立した。
それでもお互いは兄弟国としてうまくやっていた、少なくともアリティア側からはそう見
えていたが、暗黒戦争勃発時にグラはアリティアと離反しドルーア側についている。その
後両国の関係は最悪となり、英雄戦争の結果“独立国としてのグラ”の完膚なきまでの滅
亡という結末を迎えている。
 その事はアリティア、分けても政権内のトラウマとなっている。マルスに嫡子がいなけ
れば、その悲劇を繰り返すことになりかねないのだ。
 しかも、今度はそれが大陸規模である。アカネイアの有力者にはこの期に及んでもアリ
ティアを格下に見ている人間が大勢いる。グルニアは国体は喪失しておらず、また同国に
は『アカネイアとその手先のアリティア』という意識が常にある。マケドニアはむしろ逆
で、万一その事態になった際にマケドニアから“出火”することを抑えるために、出家す
ると固辞するミネルバ本人を無理に、名代マケドニア候に留めた(皮肉な話だが、シーダ
が生きていればミネルバの出家と、それに伴うマケドニア王政の廃止はすんなりと実現し
ていただろう)。そして件のグラにも、アリティア王家と姻戚関係にあり、事実上グラ最
後の王となったシーマはしかし、本人はまだ存命である。

 ともあれ長くなったが、マルスは生涯独身ではいられない。妃を娶り子を成さねばなら
ないと、周囲に結論付けられてしまっていた。


655:アルテミスの呪縛 05/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:25:15 IFKHI9+g

「戦争だったんだ、仕方ない……そう思うことはできる。他の事なら、それで納得して我
慢することもできる。でも、これだけは…………そんなことは……できないよ……」
 マルスは直立して震えたまま、いつしか俯き、苦しそうに息をはくようにしながら、吐
露した。俯いているのは、見せたくないものがあったからでもあるが、それはすでにマル
スのつま先の床に滴り落ちていた。
 カチュアは困惑して、利き手を宙に躍らせながら、マルスを心配げに見つめていた。だ
が、やがて、意を決したように喉を軽く鳴らすと、さらにマルスに近寄る。
「カチュア……?」
 マルスは不意に顔を上げる。正面にはカチュアの顔はない。
「御無礼をお許しください……」
「カチュア……」
 カチュアは、マルスを包み込むように抱きしめる。
 騎士の名を持つ故に帯剣こそしているが、それ以外には戦いの装具などまったく身につ
けていない。着替えさせられた略装の決して厚はしない布越しに、カチュアのスレンダー
な肢体がマルスに触れる。
「私のことなら平気です……すべて承知してきたのですから」
 顔のクロスしたカチュアの口元から、マルスの耳元に告げられる。
 カチュアは軽く身体を離し、マルスの顔を正面に見た。うっすらと涙を浮かべつつ、笑
顔をつくろって視線を合わせる。
「マルス様が心配する必要も、傷つく必要もないんです。だって、私……私、こんなこと
でも……マルス様のお傍に居られることが、嬉しく感じてしまっているんですから……」
「カチュ、ア」
 戸惑って、マルスは名を呟き、カチュアの顔を凝視した。
 哀しげな中に、わずかに、気の紛らわせになるかならないかの、かすかな悦びの色。
「酷いでしょう? 私、心のどこかで、他人の不幸を喜んでいる……醜いですよね? だか
ら、マルス様に心配してもらう必要も、傷ついていただく必要もない人間なんです。心配
なされる必要はないんです……」
「駄目だ、カチュア……」
 マルスは、苦悶の表情でカチュアの両肩を掴み、拒絶するように自分から離す。
「その話は僕も知ってる……知らなかったけど、今は知ってる、だから駄目なんだ」
「マルス様!?」
 カチュアの表情に、軽く驚愕が走る。
「僕……いや、“私”や、“私”の周りの人間は、君のその気持ちを利用しようとしてい
る! ジェイガンがまず君を候補に上げたのも、そのことを知っていたからだ!」
 マルスは己や、己の一部に等しい人達を断罪するように、語尾を荒げてそう言った。

656:アルテミスの呪縛 06/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:25:58 IFKHI9+g
「いいんです、マルス様! 私は、利用されていいんです! それを承知できたのですか
ら!」
 マルスを心配するような表情で、カチュアはマルスの両肩を軽く握り返し、言い返す。
「それだけじゃない! 君は……僕は、君に彼女を重ねてしまう! ジェイガン達もそれを
知っているんだ!!」
 ただ単純に、事情を知っている上で、さらにマルスに懸想している人物、というのであ
れば、一番最初に挙がる候補はミネルバの妹マリアだったろう。身分的にも釣り合う。カ
チュアはミネルバ直属の騎士とはいえ、在野の出身だ。
 それをあえてカチュアにしたのは、青髪の天馬騎士と、イメージ的にシーダと被るとこ
ろが多いからだ。
 逆にそれが相手を苦しめるケースも多い。だがマルスの場合、どちらにしてもシーダの
呪縛から逃れることはできないだろう。
 ならばせめて、夢うつつの中だけでも……そう、周りの人間が考えるのも、無理はなか
った。
「っ……」
 カチュアは、一瞬だけ表情を険しくしたが、すぐに、口元に笑みを浮かべる。
「シーダ様の身代わり……光栄です」
「っ……」
 今度は、マルスが言葉に詰まった。
「こんな身分も心も卑しい人間で、あの人の代わりが務まるのでしたら、いくらでもなり
ましょう」
 カチュアは、神妙な表情になって、そう言った。
 ワンテンポ挟んで、
「カチュア!」
 と、マルスの表情に激情が走った。
「自分の言っていることがわかっているのか、君は!」
「きゃっ」
 マルス言いながら、カチュアの肩をぐいと押し、部屋に用意されていた、大きめだが質
実剛健なベッドに、彼女を押し倒した。
「君は! 僕にシーダとして抱かれることになるんだぞ!」
「相手がマルス様なら、私は平気です! 満足です!」
 言い返すように、カチュアは気丈な顔で言い返した。
「それだけじゃない!」
 マルスの手が、服の上から無造作に、カチュアの胸をまさぐった。
「ん、んんっ」
 反射的に、カチュアの顔がこわばり、口から声が漏れる。

657:アルテミスの呪縛 07/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:26:32 IFKHI9+g
「カチュア、君はシーダより胸が薄いじゃないか……」
「っ……」
 マルスの言葉に、カチュアの顔が一気に紅潮する。
 シーダは着痩せするタイプで、豊満とは言いがたいものの、その実出るべきところは出
ている。それに対して、カチュアはスレンダーな外見どおり、全体的な肉付きも薄かった。
 バストに至っては、年少のマリアやリンダにも負けている始末である。
「それは……っ」
 カチュアの紅い顔が困惑し、申し訳なさそうに眉が下がる。
 だが、カチュアが言葉を選んでいる間に、マルスは彼とは思えないようなぶっきらぼう
な口調で、さらに言う。
「そんなことを考えながら、僕は君を抱くんだ!」
「っ……」
 カチュアの表情が、一瞬驚き、目が軽く円くなる。
「そ……んな事ぐらいは、平気です!」
 カチュアが真っ赤な顔で言い返す。表情に気丈さが戻った。
 すると、マルスはカチュアの衣装に手を伸ばした。裂きこそしないが、かなり強引に、
胸元から肌蹴させていく。
 カチュアの、痩せた少年のような体が露にされていく。上下の大切な部分を、まったく
飾り気のない機能だけの、木綿の下着が覆っている。
 肌は……皮膚そのものは若々しくみずみずしかったが、至る所に大小の傷痕が残ってい
る。だが、それはシーダも同じだったし、またカチュアの姉妹も、ミネルバも同じはずで
ある。
 マルスは、わずかに手先で戸惑いつつも、白いブラの留め紐を外した
「あ……っ」
 カチュアが小さく声を上げ、反射的に、顔に羞恥の色が挿した。
 防具は伊達ではなかったか、薄いながらも絶妙なカーブを描く胸にだけは、一筋の傷痕
もついてはいない。
「恥ずかしいのかい、カチュア?」
 挑発するように、マルスが言った。カチュアはますます顔を紅くする。
「恥ずかしいですけど……嫌じゃありませんから!」
 カチュアも、感情的な口調で言い返した。
「小さい胸なのに、恥ずかしいの?」
 挑発するような口調のまま、マルスはさらに言う。言ってから、カチュアの胸を利き手
で覆い、揉みしだきはじめた。
「それは……っ、あ……ぅ」
 カチュアは言い返そうとするが、言葉に詰まる。そのうちに、マルスの手が乳房をこね
る感触が、思考をさえぎった。

658:アルテミスの呪縛 08/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:27:06 IFKHI9+g
「ちゅっ……」
「んぁっ……」
 ぴく、カチュアの体が軽く跳ねた。
 マルスはカチュアの、右の乳首を口に含み、唇と舌を使って転がす。
「ふぁ……ん、ぁぁっ……」
 カチュアの中で思考が途切れる。マルスが自分の身体に触れている、女性としてのシン
ボルをマルスに啄ばまれている──。
「ちゅぱっ……」
「んぅっ……」
 カチュアの小さな悲鳴を残して、マルスが唇を離す。
「我慢できない……」
 マルスはそう言う。表情だけなら、鬼気迫る表情ではあるが、それほど劣情を感じさせ
る物ではない。
「カチュア、僕は今から君を犯す」
 マルスはカチュアに向かって、感情を感じさせない─ある意味、激情よりもよほど彼
らしくない、ただ凄みだけを持った声で、言う。
 それは、まるで自分が覚悟を決めるかのようでもあった。
「はい……」
 カチュアは観念した様子になりつつも、拒絶の色は片鱗さえ見せない。
 マルスはカチュアのほっそりした胴に左手を回し、そっと上半身を抱き上げる。
「わ、ちゅ……」
 カチュアの一瞬驚いた声の後、唇が重なった。
 一瞬円く見開いた目を、カチュアはあわてたように閉じた。
「んぅ…………」
 所謂ディープ・キスでこそないものの、ねっとりと執拗に求めるように押し付け、吸う。
 そのまま、マルスのもう一方の手が、まだ手付かずだったショーツの中に、上側から滑
るように進入してきた。
「んっ、ふ……」
 マルスの指先が、カチュアの秘裂を撫でる。キスで口をふさがれたまま、カチュアは鼻
から声を漏らした。
「ぷは……」
「ふぁ……」
 唇が離れる。お互いの唇から、熱い息が短く漏れた。
 くちゃ……
 マルスの指が、ショーツの中でカチュアの秘裂を軽く割った。

659:アルテミスの呪縛 09/11 ◆kd.2f.1cKc
08/11/08 21:27:40 IFKHI9+g
「ああ……マルス様……許されないのはやはり、私の方です……」
「…………」
 うわ言のようなカチュアの呟きに、しかしマルスは応えない。
「っ!!」
 無言のまま、指をカチュアの花弁の中に、そろりと差し込んできた。
「身体だけでもいい……求めて欲しいって……ずっと……お慕いしていました……だから
……」
 カチュアは、熱い息を口から漏らしながら、うわ言のように、独白のように呟く。
「ごめんよ、カチュア」
 何に、とは言わずに─自分でさえもよくはわからないまま─マルスはそう言った。
 それでも、行為は止まらない。
「ああ……もう、謝らないで……私が全部背負いますから……ずっとお傍に、いられるの
なら……それぐらいは……なんでも……ないのですから…………」
「…………うん」
 マルスが頷く。それを見てカチュアは、理性を必死に掴んでいたちからを、ようやく緩
めた。
 くちゅり。
「ひっ!!」
 マルスの指が、カチュアのクリトリスを撫でた。カチュアは一瞬身体を跳ねさせ、短い
悲鳴を上げる。
「あ、ぁぁ……ぁぁぁ……」
 マルスの指にクリトリスを転がされて、カチュアはぴくぴくと痙攣するように震えなが
ら、その快楽に身を委ねていく。
 やがて、マルスは手を引き抜くような動作から、そのままカチュアのショーツを下ろし
た。両手で掴みなおし、脚から引き抜く。カチュアも抵抗せずに、逆に促すように自ら脚
を動かす。
「っ…………」
 マルスは自分のズボンのベルトを緩め、ズボンと下着を下ろした。すでにいきり立って
いる物が現れる。
「マルス様……来て……ください」
 カチュアが、上気して蕩けた表情で、マルスをいざなうように、横になったまま両腕を
軽く開く。
 マルスも浮かされたような様子で、カチュアに覆いなおすと、そのまま、己の逸物を宛
がった。
 ちゅく……
「ぁ…………っ」



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