ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章at EROPARO
ファイアーエムブレム&ティアサガ第30章 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
08/06/23 10:04:54 ZrGRuOak
サザミカいいね。次回作に期待

51:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/23 13:52:12 nyavGKwZ
エイリーク
私の愛しき
性奴隷

ヴァルター


52:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/23 13:53:11 nyavGKwZ
削除依頼

上のヴァルターさんの川柳が、ゼト氏の著書「我が愛の賛歌」からの転載。著作権侵害のおそれ。
特に署名部分以外は、まったく同じであるため、緊急依頼とします。

*(削除)依頼者票--人造人間だみゃ~ん(対話|履歴) 2008年6月23日 (月) 03:28 (UTC)
*(削除)冗談にしても悪質です。--エイリーク(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 03:36 (UTC)
*(削除)私の作った物が勝手に・・・・・・削除に同意。--ゼト(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 03:38 (UTC)
*(存続)冗談じゃない!私の方がオリジナルだ!奴の方がパクリだ!--愛の戦士ヴァルター(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 03:45 (UTC)
**(コメント)上の愛の戦士ヴァルター様は、利用者:ヴァルターのソックパペットとして無期限ブロックされました。--人造人間だみゃ~ん(対話|履歴) 2008年6月23日 (月) 03:56 (UTC)
*(削除)これはひどい。--ケセルダ(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 03:50 (UTC)
**(コメント)なっ・・・ケ、ケセルダ、貴様までっ!!!--ヴァルティア(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 03:59 (UTC)
***(コメント)上のヴァルティア様は、利用者:ヴァルターのソックパペットとして無期限ブロックされました。--人造人間だみゃ~ん(対話|履歴) 2008年6月23日 (月) 04:02 (UTC)
*(削除)論外。場合によっては投稿ブロック依頼も視野に入れたほうがよろしいかと。--セライナ(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 04:16 (UTC)

**(対処)delにて全削除。なお、利用者:ヴァルター氏に関しては、方針熟読機関として一週間の暫定投稿ブロックを致しました。--のらっこ(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 04:34 (UTC)
***(確認)宣言どおり、依頼者指定版以降が適切に特定版削除されていることを確認しました。--ろう様(会話|履歴|ログ) 2008年6月23日 (月) 04:38 (UTC)

上の議論は保存されたものです。編集しないでください。新たな議論は当該ページのノートか、復帰依頼で行ってください。再度削除依頼する場合は削除依頼ページを別名で作成してください。


53:名無しさん@ピンキー
08/06/23 17:26:07 nIWXInc7
凝ってる割に今ひとつ…w

54:こんなの作ってみた。
08/06/23 18:28:31 ZSA3Lc8k
俺の名前はユアン。
今日はエイリーク様の誕生日、ということでお城に免れたんだ。
さぁ、今日はお得意の火の手品でエイリーク様を歓ばせてやるんだ。

ゼト「皆様、本日は我がルネス王国の王女、エイリーク様の誕生会にご出席頂きまして、誠にありがとうございます。
エフ「あの・・・ 俺! 俺ッ!!」
ゼト「それでは、今年晴れて20歳になられたエイリーク様に、皆様、祝福のお言葉をお願いします。」

皆の衆「エイリーク様ー、お誕生日おめでとぉおおおおおおおおっ!!!」
皆の衆「おめでとぉおおおおおおおおおおっ!!!」

エイ「ありがとー!! みんなーっ!!!」
エフ「俺ッ! 俺俺ッ!!」
ゼト「それでは皆様、唄って、踊りましょう・・・ ああ、そうです皆様、今日は特別ゲストと致しまして、我らと共に闇の魔王フォデスを討伐した魔法使いの若き原石、ユアン君による、炎の手品ショーをお披露目致します。 ユアン様、どうぞっ!」
皆の衆「わー、わー、わーっ!! パチパチパチパチパ・・」

(そのとき、ユアンのスモックがはらりと捲れ上がる)

ユアン「あっ・・・。」

エフ「えへっ☆ スカートの中見えちゃった~♪」

一同「・・・・・・・・・・・。」


55:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:59:41 y1832XZH
一番スクールデイズ的展開が起こりそうな男1女2の組み合わせは何だと思う?

56:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:25:03 /vRsBE42
プリシラとその兄とその支援相手の女じゃね。

57:名無しさん@ピンキー
08/06/25 01:29:52 tF544QEX
>>56
相手の「女」


お前は何を言ってるんだ‥‥?

58:名無しさん@ピンキー
08/06/25 07:04:44 ayKlekoM
何故レベッカの可能性を考えないのだ?

59:名無しさん@ピンキー
08/06/25 15:54:15 SBDY6ScL
ペアEDがないからだろ

60:名無しさん@ピンキー
08/06/25 17:11:39 ofM4foDL
男1女2ではないが、封印ロイは

リリーナ:ロイに依存しまくりで多分嫉妬厨
セシリア:なんだかんだで策巡らせて妨害しまくり
シャニー:思った事をはっきり言うので他の女と衝突
スー:ロイが他の女といちゃついてても平気。でも優しいロイは気を使う
ララム:あっさりロイの童貞奪いそう
ソフィーヤ:表立って嫌な顔はしないが何しろシャーマン

とかなり面白い戦争になりそうだ

61:名無しさん@ピンキー
08/06/25 18:18:45 h/ceHPQP
ロイのハーレムっぷりは異常

62:名無しさん@ピンキー
08/06/25 20:42:31 LCE/Jnke
>>55
それならFEの元祖三角関係、アベル、エスト、パオラ辺りか。

>>56
そのパターンだと、支援相手の男版しか思いつかん。
何であそこだけ男同士で特殊EDなのか?

63:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/25 20:46:01 BzkelRaS
ある日、セリスは皆とお風呂に入っていた。
町の公衆浴場と同じぐらいに広いお風呂。ただ、男子用と女子用がきっちりと別れている。こちらは男風呂。
で、もちろん周囲にいるのも、皆男である。
そんな感じでくつろいでいると、コープルがセリスの元にやってきた。
「あれ?セリス様、それは・・・?」
コープルはセリスの陰茎を指差している。セリスの陰茎には、金色に輝く星型のマークが、きれいに五つ並んでいる。
「コープル、これはね、女の子をイかせた時に出る聖痕だよ。」
「聖痕?」
「そう。コープルも知ってるだろ?武器では、一人撃破するごとに星が一つずつ増えていく。このおちんちんの聖痕も、それと同じなんだ。
この星型の聖痕は、女の子を撃破した、つまりイかせた回数をカウントしているんだ。」
「ということは、セリス様は、今までに、ラナさんを五回イかせたということですか?」
「そういうこと。」
そんな感じで話していると、横からリーフがやってきた。
「セリス様すごいなあ。僕なんか、ほら。」
リーフは己のおちんちんを見せた。星の聖痕が、二つ付いている。
「まだナンナを二回しかイかせてないのに。」
「リーフ王子は、まだまだこれからですよ。」
「でも、リーフ様もすごいです。僕なんて、まだ一つもないから。」
コープルがそう言うと、セリスとリーフは揃って彼を励ます。
「コープルはまだ若いんだし、これからじゃないか。まずは、頑張って恋人を作ろうよ。」
「はい、僕、頑張ります!」
「そう。それでこそ、コープルだ。」
そんな感じで話していると、浴室にアレスが入ってきた。
コープルはしげしげとアレスの陰茎を眺めている。
「アレス様、星が六つある。」
「・・・・・・まあな。」
「アレスは、リーンを六回イかせたってことだね。」
「へえ、けっこうやるねえ。」
セリスとリーフは、しげしげとアレスを眺めて言う。
「そういうお前らは・・・・・・ほう、なるほどな。」
アレスは三人の陰茎を見た。そして、コープルに一言。
「コープル、お前も頑張れよ。まずは恋人を作ることだ。」
そして、この陰茎の星型の聖痕に興味を持ったコープルは、他の人の陰茎を見て回る。
「え~っと、アーサーさんは、フィーさんを三回イかせた・・・」
「まあね。」
「セティさんは、ティニーさんを一回・・・」
「・・・まあ、恋人になったのは、つい最近だし。」
すると、そこにヨハンがやってきた。
「皆見てくれ!遂に・・・遂に・・・」
ヨハンの陰茎には、燦然と輝く一つの星。
「我が愛しのラクチェを、遂にイかせることに成功したのだっ!!!」
すると周囲から、一斉に拍手が湧き起こる。
「おめでとう!」
「すごいぞヨハン!」
「いよっ!この、色男!!!」
「ありがとう、皆、ありがとう!ああ、ラクチェ、俺はなんて幸せなんだっ!!!」


64:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/25 20:47:30 BzkelRaS
「どうしたんだお前たち、この騒ぎは?」
浴室の扉がガラリと開いて、シャナン王子が入ってきた。
「あっ、シャナン様・・・・・・ええっ!!?」
コープルはシャナンを見るなり、びっくりした。シャナンの陰茎から下腹部の辺りにまで、びっしりと星型の聖痕が並んでいる。
「え、ええっと・・・・・・シャナン様は、パティさんを、何回イかせたんですか?」
「知らん。そんなもの、いちいち数えてないからな。」
「えっと、僕らが数えてもいいですか?」
「・・・まあ、好きにしろ。」
そしてコープルが数を数えると、合計五十八個もあった。
「すごいなあシャナン。パティと知り合って、まだそんなに日が経ってないはずなのに、そんなにパティを・・・・・・」
セリスがそう言うと、シャナンは腕組みして考え込むように言った。
「どうだかな。ただ、パティがイきやすいだけかも知れん。それに・・・・・・」
そしてシャナンは言葉を続けた。
「お前たちの親の世代は、こんなものではなかったぞ。例えば、アーダンという重騎士は、ラクチェとスカサハの父親なんだが、この星型の聖痕が全身に広がっていたな。ぶ厚い鎧の下に隠れていて目立たなかったがな。
あと、アーサーとティニーの父親のアゼルも、アーダンほどじゃなかったが、この聖痕が下腹部から足のつま先まで、びっしりと並んでいたな。
まあこれが、アゼルが魔道士系でありながら、半ズボンにならなかった理由の一つだ。
他にも、キュアン王子の陰茎にも、星の聖痕がたくさんあったのだが・・・・・・」
すると、シャナンはセリスの方を見て言った。
「シグルド公子には、どういうわけかそれが一つもなかったな。当時はただ単に、聖痕が出にくい体質なのかと思っていたが、こうして息子のセリスに聖痕が出ているということは、もしや・・・・・・」
「シャナン、もうそれ以上言わないで。鬱になるから。」
「あのレヴィンでさえ、十個も聖痕が出てるのに・・・」
「父上・・・・・・orz」

その後、セリスたちは、アルヴィス皇帝を倒した。
そして、その遺体を検分している最中、ふと、セリスはアルヴィスの陰茎を見た。
星の聖痕が、三つ並んでいる。
「父上・・・・・・orzorz」

おしまい


65:名無しさん@ピンキー
08/06/25 21:36:08 b4F1FAjF
アーダン想像して吹いたw

66:6
08/06/25 22:28:03 ZHaEyV64
なんだか盛り上がってるな。
ところで皆、デューとラケちゃんの官能小説を執筆してる者だけど。

エロさゆえに浮気と二股とセクハラと強姦未遂を行ってしまう性少年ってどう思うよ。
やっぱ変?




67:名無しさん@ピンキー
08/06/25 22:46:19 PF5OXrQk
>>66
そんなことはないぞ!
人にもよるが見たくない人は見なくていい

しかし>>64には盛大に吹いたwww

68:6
08/06/25 22:48:46 ZHaEyV64
>>67ありがとう!

がんばって完成させてみるお。

69:名無しさん@ピンキー
08/06/26 07:56:11 aaaUkPJy
だみゃ~ん…盛大に吹いたぜ。GJ!


70:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/26 12:25:40 4Mcqs+PW
同じ頃、女風呂・・・・・・

ラクチェ「この私があんな男に後れを取るなんて、一生の不覚だわっ!次こそは、絶対に負けないんだから!!!」
ラナ「何だかんだ言って、ラクチェもやる気まんまんよね。」

その後、ヨハンがシャナン並みになるのに、一ヶ月とかからなかったという。
しかしその時既に、シャナンはアーダン並みになっていた。

71:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:33:29 aaaUkPJy
☆が50を越えると追加効果がつくのかな?

72:名無しさん@ピンキー
08/06/26 19:36:06 H/QcdP0h
追加効果があっても見切り持ちには無意味なんだな?

73:名無しさん@ピンキー
08/06/26 20:59:01 IbH68Psp
>>70
さらに吹いたwww

しかしシャナンの精力のすごさには誰もかなわない
幼少の頃のシャナンは夜、カップルの出来た部屋の前で営みを盗み聴きしてたのか?

74:人造人間だみゃ~ん ◆1aM01Oi/FM
08/06/27 00:04:11 4Mcqs+PW
ラクチェ「ねえヨハン。」
ヨハン「おおっ!どうしたのだ我が愛しきラクチェ?」
ラクチェ「あんたの今考えてること当ててあげよっか。」
ヨハン「そりゃもちろん、君の事ばかりを・・・」
ラクチェ「ずばり!あんたは私とヤりたいと思ってるでしょ?」
ヨハン「いいっ!ラ、ラクチェ、それは・・・」
ラクチェ「正直に言いなさいよね。私とHしたいんでしょ?」
ヨハン「そ、それはしたくなくはないけど、俺の愛は純粋に・・・」
ラクチェ「したいのか、したくないのか、はっきりしなさいよ!」
ヨハン「・・・したいです。」
ラクチェ「ほ~ら、やっぱりしたいんだ。ヨハン、感謝しなさいよね!今日は気分がいいから、特別にさせてあげるわ。」↑☆
ヨハン「ラ、ラクチェ!!!」
ラクチェ「ん・・・ああん・・・」↑☆

翌日。
ラクチェ「ヨハン、正直に言いなさいよね。今日も、私とHしたいんでしょ?」
ヨハン「ラクチェ?」
ラクチェ「ありがたいと思いなさい!今日も特別に、Hさせてあげるわ!」↑☆

翌々日。
ラクチェ「ヨハン、感謝してよね!今日も気分がいいから、特別にさせてあげるわ!」↑☆

ラナ「何だかんだ言ってあの二人、毎日ヤってるわよね・・・」
パティ「ラクチェって、毎日気分がいいのね。」


75:「若き性少年の悩み」
08/06/27 00:15:21 1khn0/UK
書いているうちにどんどん話が無駄に膨大になっていった為、投稿していくことにします。
完成の方も近いので、おそらく今出来ている分の全てを投稿できた頃にはもう完結していると思われますので。
その合間にレス等入れてもらえるとありがたいです。

 俺の名前はデュー、元盗賊だ。
今現在は盗賊業から足を洗ってシグルト様の部隊で義族ってのをやってるんだ。
さて、本編に入る前に幾つか忠告をしておこうか。 
この話では俺がかなりの性少年・・・つまり、思春期まっただ中の、エッチな事に強く感心を持った時期の少年となり、ファイアーエムブレム《聖戦の系譜》の世界で様々な、想い、葛藤、恋愛、セクハラ、浮気、等を行う話だ。 
だから原作の純粋な少年の俺のイメージを崩す事に不満を感じるようなファンの皆が読んだら きっと、不愉快になる事にまず間違いないだろうから注意して欲しい。

 想えば、最初俺は性的な事に人一倍感心があるだけの、ただのエッチな少年でしかなかった。
道行く年頃のお姉さんを見つければ胸やお尻を揉みしだく妄想をし、街で綺麗な踊り子を見つければその人の裸を想像するような・・・ 至って普通の性少年だった。
というのも、俺は女の人の身体には物凄く興味はあったけど、10歳に家を出て以来ずっと一人で生きてきたから、15歳の今に至るまで大人から直接性の関係について教わる事がなかった。
 しかし、それは2ヶ月前。  時代は動乱期。 俺が英雄シグルト様の部隊に加わり、長年の放浪生活に終止符を打ったと同時に、とうとう本格的な大人への扉を開く事になった。


「おい、デュー、また訓練サボってるのか!?」
それはある晴れた日の昼下がり、皆の衆が訓練に熱中してる頃。  俺は一人ノディオン城前の広場でひなたぼっこをしていると、城の方からしかめっ面をしたキュアン王子が声を掛けてきた。
「もうこのノディオン城に来て1ヶ月になるがお前殆ど訓練場に顔を出していないようじゃないか。 そんな事じゃいつまでたっても強くなれないぞ?」
俺たちシグルト軍がここ、ノディオン城に到着して早1ヶ月。  
仲間の兵士達が訓練に励む中、俺は次の指令が来るまでの間街や、森の中を探索したり、買い物に出かけたりと自由奔放な日々を送っていた。
「訓練なんて、俺には必要ないよ! あとで村人救助しまくって一気にレベルアップしてシーフファイターになるから俺!」
俺は面倒くさくなってつい、そう返答すると、キュアン王子は繭に皺を寄せ怒鳴り上げた。
「何馬鹿な事を言っている! 聞くところによるとお前はジャムカにエーディンを守るよう頼まれ、この部隊に入ったそうじゃないか。 今のままじゃ、彼女を守るどころか自分の身すら守れないぞ?」
自分と違い生真面目な性格のキュアン王子は今の様子の俺の身を案じてというのもあるだろう、いつも以上に顔を強張らせながら説教を始めた。
「それに、もうすぐその彼女自身もハイプリーストに転職するだろう。 そうなればもう彼女だって、自分の身くらい、ある程度は自分で守る事が出来る。 するとどうだ、お前なんか、敵から資金を拝借する意外じゃ、本当に役なしだぞ?」
「ええ? もうハイプリーストなんだ・・・ そういえば一生懸命杖振ってたもんなァ・・・。」
エーディンさんと俺が本格的に部隊の一員として活動し始めたのは約二ヶ月前。ほぼ同じくらいだ。
それまでヒーラー不足で、活躍の場が多かったエーディンに対し俺はといえば、お得意の盗賊技能で敵方の親分見つけてはスキを見てお金をふんだくり、味方の資金を潤す事でなんとか役を成していた。
俺の盗賊スキルはエーディさんのような回復役と違い、その活躍が仲間内で目立つ事こそ少ないが、実際の所自軍の懐をこれまでにもおおいに潤してきたものだ。


76:「若き性少年の悩み」に。
08/06/27 00:16:38 1khn0/UK
 この前キュアン王子に2500Gほどやった。 
それはつい前の戦闘時、長年愛用していた彼の銀の槍がとうとう敵のジェネラル様の鎧に折られてしまったため、(つまり彼自身が折ってしまったのだ。)俺が修理費としてその半分を彼に贈呈する事になったのだ。
「ありがとう、デュー。 君のおかげで次の戦もこの愛槍シルバーカラドボルグと共に戦う事が出来そうだ。」
「いやぁ、なんのなんの! 困った時はお互い様さ!」
彼は自分の銀を溺愛していた。 何せ、名前までつけるほどだ。
たしかその会話をした後俺も自分の持ってるほそみの剣に名前を付けたんだっけな。 《グッドキュアン》って。
「俺のこの愛剣グッドキュアンも最近料理にしか使ってないからな。 そろそろ本腰入れて訓練にでも使ってあげなきゃな!」
俺の手に握られた愛剣・グッドキュアンは、きらきらと鉄独特の眩い光沢を放っていた。
「お前・・・ 訓練に参加するのはいいが、そのグッドキュアンっていう名前やめてくれないか? しかも料理に使われるようじゃ・・・なんだか俺が惨めな気分になる。」
「何言ってんのさ! 戦闘にも、料理にも使える。できる男グッドキュアン!! どう? こういうフレーズ付けてみればかっこいいもんでしょ。」
俺はグッドキュアンを天高々と掲げた。 昨日の晩に切ったタマネギの切れ端が淵の溝にくっついていた。
「いや、なんだか商品の宣伝みたいだ。 とりあえず、やる気になったんなら早く城の方に戻るんだな。 もしかすると、シグルト様が直直お前を稽古してくれるかもしれん。」
「ええ? シグルトさんが俺に?」
俺は途端にやる気が沸き出した。 俺にとってシグルトさんは、心の中の勇者なのだ。
「ああ、なんとも今日は暇が取れるかもしれないから、デューの剣技を本格的に鍛えてやれそうだってな。 お前、見た所本格的に剣術教わった事なさそうだからな。」
キュアンの言う事はもっともだ。 俺はこれまで本格的に剣術を習った事はない。 
ガキの頃からコソ泥を始め、ナイフを扱い、今じゃ剣みたいな大きめの刃物を使いこなすまでに至ったので、基本的に剣術と言っても直感と経験に任せた自己流の護身技くらいしかできないのだ。
「そうか・・・シグルトさんが教えてくれるのか・・・! こりゃ、早く行かないと、だ!」
そう言うと俺は即座に腰を上げ、キュアン王子を残し、城の方へと走って行った。


77:「若き性少年の悩み」さん。
08/06/27 00:20:25 1khn0/UK
 城に到着すると兵士達の掛け声は一層に大きく響き、毎度ながら自分に場違いの印象を与えた。
俺が大広間を経由し、皆が訓練をする中庭の方へと向かっていくとそこではすでに、50もの兵士達がそれぞれの武器を手に素振りをしていた。
「随分と遅かったじゃないか? デュー。」
俺が後ろを振り向くと、そこにはレヴィン王子が相変わらずのアンニョイな表情で俺を眺めていた。
「こんにちわレヴィン王子。 あれ? もしかして俺の事待ってくれてたの?」
俺がそう言うや否や、そんな馬鹿なといった具合に微笑んで見せるレヴィン。
「ははは、そうじゃないよ。 フュリーを待っているんだ。 彼女、軍に入ったばかりでなかなか馴染めてないみたいだからね。 そんな人見知りの彼女だから、俺のようなイカした紳士が常に側にいてエスコートしてあげねばならんのだよ。」
紳士はそう言うと体中に巻いた腹巻きのようなマフラーを翻し、すぐ側に聳える巨大な円柱にもたれかけた。
 フュリーさんと言えば元レヴィンの家来で、普段は腰まで達した大胆なスリットから観音的な太ももを公開してくれる美人ペガサスナイトのお姉さんだ。
最初はあのあまりの大胆な服装に釘付けになって、四六時中むらむらしていたのを覚えている。  
いや、正直な所むらむらしただけに留まらず、俺はその日の晩早速フュリーさんを夜のオカズに使ったくらいだ。
聞いたと話によると、その日、ベオウルフもあのフュリーさんのスリットを夜のオカズに使ったらしい。   
・・・いい歳こいだオッサンのくせに自分よりもあんな若い女の子を妄想の中で夜の玩具にしてるなんて・・・ けしからんやつだ。
「そっか、そう言えばフュリーさんってレヴィンの元家来なんだってね。 ・・・いいなぁ。 あんな綺麗な人が家来だなんて、俺王子様の身分がこれほど羨ましいと思った事はないよ!」
「フフッ、まぁ、俺の国ではそうだがね。 しかし実際の所、女兵のユニフォームは国によっていろいろだからね。 キュアンの所のトレバドールなんて・・・エスリンみたいな、地味なコだからねぇフフフフッ。 
俺なんかあの服装最初見た時、夢のクレヨン王国のシルバー王女かと思ったよ。   ・・・俺がまだ王子と言える頃では毎日60ものペガサスナイトが遣え、皆女性だった。 さらに軍服は皆スリット付属!! 生脚に囲まれる毎日だったよ。」
そう言うと元王子は目を閉じ、素晴らしき過去の思い出に浸り始めた。
「いいないいなぁ・・・ 他のペガサスナイトの女の子達もやっぱ、皆美人だったの?」
「ああ、一応戦術を心得た乙女達の中から選ばれた戦士だからそう、際立った美人というのは少なかったが・・・ 皆、全体的にそれなりの器量を持ったコばかりだったよ。 その中でもフュリーは格別だったがね。  
最初、フュリーがあの軍服を身につけた時は・・・あのスリットをとても嫌がっててね。 訓練中たまにそれを気にしては相手に揚げ足を取られ、地面にスッ転んで・・・パンツを皆に公開したものだよ。 その後物凄い剣幕で俺に今の軍服を他のに変えるよう抗議したっけ。」
「ええマジでそんな事あったの!? うわ・・・ 俺も見たかったな。」
俺もレヴィンのもたれかけている円柱に同じようにして並び、彼の思い出話の情景を目に浮かばせた。
広間はいよいよ熱気が上がり、兵士達の掛け声もますます大きくなっていく。
「で、どんなんだった? フュリーさんの。」
「フュリーちゃんのパンツは・・・ フュリーちゃんの乗ってるペガサスと同じ色だ。」
「ほほう・・・」


78:「若き性少年の悩み」し。
08/06/27 00:22:02 1khn0/UK
俺の脳内で今まさに、訓練中地面にすっころんで、すらりとした脚から真っ白なパンティーを皆に公開するフュリーさんの痴態が目に浮かんだ。
「白、かぁ・・・やっぱフェリーさんといえば白じゃないとな。」
「分かるか、ふふふ・・・分かるだろう・・・。」
「私の・・・なんですって?」
 その瞬間、俺たち二人はびくっと身体を震わせ、恐る恐る声の主の方へと振り向いた。
そこには怒りと羞恥にわなわなと身体を震わせたフュリーさんがギラギラとした目で俺たちを睨みつけていた。
「いや・・・ 今デューとな、話してたんだ。」
「ふーん。 何を?」
挑むように、フュリーが一歩一歩、レヴィンに近づいてくる。
「あのねレヴィンさんがさ、フュリーさんのパンツはフュリーさんの乗ってるペガサスと同じ純白色なんだってさ!! それじゃあ俺訓練言ってきます!!」
そう言うや否や、俺はそそくさとその場を後にした。
「何!? お前・・・ちょっと待てへゔぁっ!?」
なんだか、物凄いおぞましい音がしたので俺は逃げる脚を速める事にした。 レヴィン・・・ 心の友よ! 俺は君の犠牲を無駄にはしない・・・。
が、そのとき。 いきなりがしっと後ろから肩をつかまれたかと思うと、そこにはフュリーさんの手があった。
まさか、盗賊の俺の脚に追いつくことができるなんて・・・。
「デュー、さっきの話、誰かに話したら・・・ 貴方もああなるのよ?」
俺はおそるおそる後ろを振り向くと、そこにはにこっとしたフュリーさんと、その後方になんだか穴の空いた南京袋みたいなのが転がっていた。 どうやらあれはレヴィンらしい。
「は、はい・・・ 俺は絶対この事は他言しませんので・・・。 どうか許して下さい!」
「分かったわね。 いいコね、貴方はあの馬鹿王子みたいになってはいけないわよ。」
実のところいいコ・・・と言われる程、俺は子供じゃない。 
実際に、例え年齢こそ違えど目の前のこのフュリーさんと付き合ってたって、周りにさほどの疑問も抱かれない歳だ。  けど・・・
さすがにあのような物体にはなりたくなかったので、俺はその事に関しては聞き流す事にした。

79:「若き性少年の悩み」ご。
08/06/27 00:23:50 1khn0/UK
 それから俺は例の南京袋に線香を立てた後、兵士達の訓練する中庭中を一通り探索してみたが、結局そこにシグルトさんの姿はなかった。
今現在訓練の監督をしている人物は新入りホリンと、麗しのアイラお姉様だ。
その日も彼女はいつものように、ひらりと靡くスカートに、生脚を覆うニーソックスを着用し、訓練中の男達の目を潤していた。
(アイラお姉様・・・ なんて凛々しいお姿・・・ なんてエロスな服装なんだろう・・・・ 出来れば一度でもいいから、あの服装のまま押し倒して・・・)
と、そこで中庭全体にホリンの声が響く。
「さぁ、次は実践だ・・・! 俺は難しい事を口で教えるのは苦手だからな。 直接お前達の身体に叩き込んでやる! 一人ずつ、俺にかかって来い!」
彼は新入りなので最初はどんなものかと思っていたが、彼なりに上手くやっているようだ。
彼が入団して早一ヶ月、アイラお姉さんの方も今じゃすっかり彼に役割の一部を任せているようで、訓練中彼のやっている事に関してこれといって指図する事もなかった。
「じゃあ、向こうのグループはホリンがやるから・・・貴方達は私が稽古をつけるわね。 一人ずつ、かかってきなさい。  ・・・あ。」
アイラお姉さんが自分の教えるグループの面子を一通り眺めたと思うとふいに、練習場の端の方にいる俺の方に視線を向けた。
「ああ、デュー、いたのか・・・ お前も見てるだけじゃなく一緒に練習をしろ。」
彼女はそう言うと俺にホリンのグループに入るよう顔で促した。
「ええ? 今日はシグルト様が直直俺に教えてくれるってキュアンに聞いたんだけど。 アイラさん、今シグルトさんここに来てないの?」
「シグルトどの? たしかに彼なら今日ここに来ると言っておったが・・・ 見ておらぬ。 おそらく、また何か打ち合わせしておるのではないか。 ここのところ、多忙であるからな。」
アイラお姉様はその風貌とは似つかわぬ、清楚な身振りで俺の問いに受け答えた。 
彼女が一流の剣士でありながら、女らしい魅力を十分に感じさせるのは他でもない、こういった彼女の身振りと、女性としても十分立てる事の出来る美しい容姿があるからだ。 これだからこの人はたまらない・・・。
 俺は彼女の前に出るときは終止、あのスカートの裾から露出する生のふくらはぎに視線を配っていた。 
誰かから聞いた話では、あれが彼女の国での公式な女性用の道着だという。 
あれを考えた人は絶対にエロい人に違いない。 ・・・なんていいセンスなんだろう。


80:「若き性少年の悩み」ろく。
08/06/27 00:27:17 1khn0/UK
・・・思えば、それは今から2ヶ月前、俺が加入してまだ間もない頃の話だ。
俺たちシグルト軍がちょうどウェルダン城を占領した日の晩、俺は自軍の兵士達が集う城の食卓で、早速新しく加入したばかりのアイラお姉様と一緒に夕食を共に過ごしてた。
「ふ~ん・・・ それじゃあデュー、お前はここに来るまでの間ずっと盗賊をして今まで生きてきたのか・・・ この動乱中お前のような子供が、たくましいものだな。」
俺の向かいの席でアイラお姉様はさらりとした黒髪を揺らし、俺の生まれや思い出話を興味津々に聞いていた。
俺はお姉様の和特有の清楚さがとても好きだったし、何より彼女の今やテーブルの下に隠れてた扇情的な下半身を近くからまじまじと眺めたく、それまでにも何度か共に一緒になれる機会を伺っていた。
そして、その日は普段からずーっと彼女の横をコアラの子供みたいにくっついてるシャナンの奴がいないため、ようやく彼女とコンタクトを取る事に成功したのだ。
「へへへっ。俺子供の頃から孤児だったから、スリやら万引きやらは昔からしてたからね。 そこらの敵兵くらいじゃ、簡単に手玉に取れるよ。」
俺がけらけら笑いがらそう言うと、アイラお姉様はなんだか深刻そうな顔をした。
「ふむ・・・しかし不憫なものだな。 おまえくらいの歳の子が盗みを生業にして生き延びていると思うと。 デュー、お前だって最初は・・・ 慣れぬうちは相当苦労してきたのだろう?」
「んんー・・・ そうだね、最初は俺も何度か捕まったし。 それでも、こうでもしなくちゃ生きていけなかったからね。  最初はナイフ一本でなんでもできるよう頑張ってたんだ。
(俺はそう言うと懐から長年愛用していた湾曲のナイフを手に取り、二本の指を軸にクルクルと回転させてみせた。) 
前の戦から、エーディン様をお守りするんだって決めてから今は鉄の剣を使ってるけどね。」
「ふふ、さしずめ姫君を擁護する若き騎士・・・といったところか。 しかしな、デュー・・・ 私はほら、似つかわしくないが、一国の王女だろう・・・? だから
お主のような幼い子供が盗みを生業にするような現実を思うと・・・なんともやりきれない気になるのだ。」
そう言うと、アイラお姉様は本当に深刻そうな様子で俺の顔をじっと覗き込んでいた。
なるほど。一国の王女様となると、やっぱり抱えている問題も幅広いんだろうな・・・。
「そっか、王女様だもんね! けどアイラお姉様。」
「そのお姉様というのは・・・ いや、まぁよいが。」
「俺、こう見えてもそんな・・・幼くなかったりするんだぜ?」
俺はにかっと笑ってみせた。
「? そうだったのか、すまなかったな。 おぬし、今幾つだ?」
「今15歳さ。」
歳の割に幼いってよく言われるけど。
「そうか、てっきり5か6かそこらかと思った。」
「アイラお姉様それ酷い・・・。」
俺がアイラお姉様と暫くの間話してると、横から一人の筋肉質な男が湧いて出てきた。
「よう、おおやっぱ綺麗な姉ちゃんだ。 向こうの兵士さんからこの軍にいい女の剣士がいるって聞いてな。」
男は俺たち二人の世界に堂々と割り込んでくると、俺のアイラお姉様の隣の席にどかっと座り込んだ。
見た所25~30くらいの、見た事のないオッサンだ。
「ふっ。お主のようないい男に褒められるのも光栄・・・といいたいところだが、生憎、軽い男には興味がないのでな。」
アイラお姉様はクール男のアプローチを受け流した。   流石お姉様、かっこいいぜ!
「おうおう・・・ まさかそこの坊やだったらよくて俺だと駄目ってのかい? 妬けるねぇ。」
男はそう言うとあつかましくもアイラお姉様に肩に身を寄せていく。  俺のアイラお姉様の肩に・・・!!   その男の行動はまるで、そのアイラお姉様の静かに靡く黒髪から彼女の清らかな乙女のフェロモンをその下衆い鼻の穴でいっぱいに吸引していくかのようだった。
しかも俺の事を坊やだなんて言いやがった。 綺麗な年上のお姉さんにだったら言われてもいいけど、こういうむっさい男に言われると実に不快だ。
「おいオッサン。 アイラお姉様が迷惑がってるだろ、さっさとこっから消えろよ。」
俺はイライラしながら言った。


81:「若き性少年の悩み」ナンナたん。
08/06/27 00:29:38 1khn0/UK
「それにな、そのお人はお前みたいな一兵風情が手出ししていい相手じゃないんだよ。 イザーク王国の王女、アイラ様だぞ。 分かったら離れちまえよ。」
俺がそう言う中。アイラお姉様はぼそりと「おいおい・・・。」と呟いた。
男はヒュ~っと口笛を大きく吹くと、目を大きく広げて言った。
「へぇ、あんたがイザークのアイラ王女様かい。 そんなお方がなんでまたこんな雑兵の集う食堂に?」
「雑兵で悪かったな。私は確かに一つの国を抱えた王族ではあるが、それと同時に今は一介の兵士。 ここに集う皆のものとなんら変わりはあるまい。」
あっさりとそう答える彼女に、俺はますますアイラお姉様に惚れ込んでしまった。 が、男はというと
「ふふっ、言うねぇ・・・ しかしそれなら、同じ一介の兵士である俺があんたにアプローチをかけるのも特に問題ないわけだ。」
と言いつつ、再び俺のお姉様に身を寄せはじめた。
「そういう道理にはなるな・・・ が、先程も言ったように私は軽い男が嫌いなのだ。 分かったならその腕を放してくれないか?」
俺は見るに耐えきれなくなり、席から立ち上がった。
「やめろよ。お姉様が嫌がってるのが分からないのか? ねぇアイラお姉様、こんなやつほっといて一緒にお風呂でも入ろうよ!!」
ゴスっ!!! 俺はテーブルの下からアイラお姉様に膝小僧を蹴られた。  痛かった。
「デュー、軽々しさにして言えばお主もこの男と同類だ。」
「ええそんな・・・ 俺、アイラお姉様のお背中流すから!! なんなら太腿も・・・!!」
ドスっ!!! 今度は股間を蹴られた・・・ 死ぬ程痛かったが、幸せだった。
 その様子にとうとう男のほうも腹を立たせたらしい。
「おい小僧、あんま大人同士の会話に首を突っ込むべきじゃないって、おっとさんに教わらなかったかい? 子供は黙って見学してな。 それができないんだったら消えろ。」
おっさんは必死で股間を抑える俺を見下しながらそう言った。
「おっさん、お前が消えろよ。」
俺は威嚇した。 
(アイラお姉様は・・・、アイラお姉様は俺だけのものなんだ・・・ 絶対お前みたいな奴に渡すものか!!)
俺とおっさんはしばらくの間睨み合っていた。 
 が・・・
 それから数刻時が過ぎると、なんとオッサンのほうがフッと顔を緩ませた。
「はぁ・・・ 参ったね。随分頑固なガキだ。 そこまで意地張られちゃ仕方がねぇ。 でもな、ガキ・・・。」
おっさんの態度が急に穏やかなものになったので、俺は少しずつ身体から警戒の念が消えていくのを感じた。
「本当にその人を守りたいなら、今みたいな行動はいけないぜ。 今回は・・・俺だから見逃してやるようなもんだ。  
この軍は血の気の少ねぇやつばっか集まってるからお前は気付いてないかもしれねぇが、ここから一歩でも外に出ちまえば世の中荒れくればっかりだからな。」 
「そんな事、分かってらぁ。」
俺は言い返した。

82:「若き性少年の悩み」はち。
08/06/27 00:33:08 1khn0/UK
「いいや、分かってないね。 さっきの行動はとてもじゃねぇが懸命とは言えねぇ。 いいか? これだけいい女だ・・・ 野郎ばっかの戦場じゃ言い寄ってくる奴はいくらでもいるだろう。 
だがお前が今みたいに俺みたいな虫がつく度に、一匹一匹振り払おうなんてやってちゃ、そりゃ相当な敵を作る事になる。 自分の命取りに繋がるってことだ。分かるよな?   だからもっと寛容にならなきゃいけねぇ。 
俺がちょっと寄りかかっただけで威嚇するようじゃとてもじゃねぇ、生きていけねぇぜ?   俺がもし他の男だったらお前は次の戦で背中を刺される事になりかねねぇな。」
「それはおっさんの理屈だろ? 俺は俺だよ。」
俺は言い返した。 それまで一人日陰者として生きてきた俺は、目上の者の教訓を無視し、自分のルールで生きようとする頑な部分があったのだ。
「それに、おっさんだって怒ってたろ。」
「馬鹿言っちゃいけねぇ、俺は自分の腕に自身があるから感情を解いたんだ。 少なくとも、お前には負けねぇ。  だがお前はどうなんだ? お前がもし死んだらそこの王女様はどうなるんだ? そもそも、
当の王女様の方はお前と違ってもっと寛容だっただろ。」
驚いた事に、男は本当に怒っているようだった。
「デュー、その男の言う通りだ。 お主の一途な性格は認めるが、今のお前はあまりにも無鉄砲だ。 それに、ふしだらだしな。」
アイラお姉様・・・ 最後のって・・・。
「ごちそうさま。デュー、私は一足先に訓練所に行くからな。 お前も今日の夜の訓練、参加するんだぞ。」
アイラお姉様は立ち上がると、あの扇情的な下半身を俺達の目の前に曝け出してくれた。
「うぉおおおおぉぉぉぉぉ・・・。」
「ひゅ~~~~~~~っ・・・・。」
俺とおっさんは瞬時にアイラお姉様の側に身を屈め、そのスカートのようなものからはみ出た、むちむちした生の太腿をじっと眺めた。
「・・・!? こ、こら・・・っ!! 何をじっと見ている!!」
アイラお姉様は食器を両手に持ったまま俺とオッサンに蹴りを入れる。 が、華麗にそれをかわす俺とオッサン。
「・・・すげぇ服装だな・・・ おい、こりゃなんっていう服だ?」
おっさんは興奮しながらアイラお姉様の下半身をじっと眺めていた。
「たまんねぇ・・・ こう、前からゆっくりと捲り上げてみたいよな!?」
「そうだよなぁそうだよなぁっ!! アイラお姉さん俺の事ふしだらだって言うけど、やっぱこのアイラお姉さんの下半身も十分にふしだらだよな!!」
「全くだ・・・!!」
俺たち二人がにやにやしながら眺め続けていると、途端、頭上からアイラお姉様の踵落しが俺たちの頭に叩き込まれた。
「ぐほっ!?」
「がひふへほはにわっ!!」
床に倒れる俺とおっさん。
「信じられんっ! なんて奴等だ・・・っ! こ、この服装は・・・っ イザーク王国の・・・正式な道着だっっ!! 決してお前達の言うような、ふしだらなものではないっ!!!」
アイラお姉様は顔を真っ赤に染めながら床に転がる俺たちを後に、さっさと出て行ってしまった。
「ぐほっ・・・ おい、今、お前あの女のパンツ・・・ 見えたか?」
「う・・・ 白のハイレグだった・・・。」

バタッ・・・・・。

 後に聞いた話に寄ると、このおっさんの名をベオウルフといい、なんともシグルト様が戦場で雇った傭兵らしい。
たしか1万Gで雇われたとか。 安い命だ。 俺の全財産だとこのオッサンを4人雇えることになる。
 それから俺とオッサンは仲良くなり、その夜、彼は俺の部屋に来て、俺にある話をすることになるのだが・・・  その話は後にしておこう。

83:「若き性少年の悩み」書いた人から。
08/06/27 00:37:26 1khn0/UK
とりあえずこれで一時終了。 何だか書いてみていかに自分がアフォーなことやってるのかがよく分かったような気がします。
文章とか見るに耐えない程ぐちゃぐちゃとか言われるかもしれませんが、とりあえずがんばって完成させます。

なお、これより少年のおにゃにぃシーンとか痴漢シーン等が出てきますので、苦手な方はスルーして頂くようよろしくお願いします。

84:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:39:02 9PfjCjgb
なかなかいいじゃないか!
こういった流れは俺にはたまらんよ

85:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:42:53 NfRxIjKF
い い ぞ も っ と や れ
シリアスよりギャグを交えた話の方が俺は好きだ。でも誤字が多いのが気になる。
シグルトじゃなくてシグルドだし、観音的じゃなくて官能的だ。その辺り推敲してみてほしい

86:「若き性少年の悩み」書いた人から。
08/06/27 00:48:07 1khn0/UK
申し訳ないです、いかんせん文章量が鬼みたいなんでどうしても誤字を見落としてしまいます。

シグルト→シグルド これ、素で間違えてました。 シグルドさんですね。 覚えておきます。

87:「若き性少年の悩み」きゅう。
08/06/27 21:00:33 1khn0/UK
「シグルドさんなら、今日は来ないって言ってたぜ。 悪い、皆に伝えるよう言われてたけどすっかり忘れてた。」
さて、俺が闘技場で麗しのアイラお姉様にシグルドさんの居場所を尋ねていると、突然、向こうの練習場からホリンが図太い腕をぶんぶん振り回しながら話しかけてきた。
「ええ? ・・・シグルトさんが相手になってくれるって聞いたから俺ここに来たのに・・・。」
俺はがっくしして、最早訓練場を去るしかあるまいと考え始めていた。
「おいおい、シグルトさん相手じゃないと訓練しないってか? そんな事言ってるようじゃいつまでたっても強くなれないぜ? デュー、お前ちょっと俺の相手してみろよ。 
お前は実践じゃなかなか直感に長けた戦術で乗り切ってくれるが・・・ 今の所守ってばかりだろ。 本格的に剣を習ったことがないってな感じ丸出しだぜ。」
「え、えーと・・・。」
参った。正直な所俺はホリンが苦手だ。 彼の単細胞と言える程一途な性格はまるで俺の少々はみ出した性格を圧迫するかのようだった。
そういう意味じゃシグルド様も大分似たような所持ってるけど・・・ あの人は謙虚かつ寛容だから、あまり気にならない。
「えええ俺遠慮しとくよ。 ホリンさんに稽古付けて貰うのは嬉しいけど、やっぱり俺自身剣術を教わった事が殆どと言っていいくらいだから。
まず、ちゃんとした師を見つけて、基本的な剣の型や技術を身につけてからお手合わせさせてもらうと嬉しいかな。」
「ふむ・・・。」
彼はしばらくの間じっと考えにふけると、ようやく口を開いた。
「しかしデュー、ちゃんとした師といっても・・・ お前の型に合うような剣士でお前の師匠をしてくれるような奴なんかこの軍にいるか?」
「デューみたいに片手だけで剣をある程度扱える使い手となると、騎馬隊の中から探した方がいいだろうな。 アレクとエスリンあたりが向いていると思うが・・・。」
アイラお姉様も横から口を割った、その時だった。
「こんにちわ!」
中庭の入り口から金色の髪をふさふさに靡かせながら、ラケシスさんが入ってきた。
「お、こんにちわ。ラケシス王女。」
「こんにちわ。」
ホリンとアイラお姉さんがそれぞれ挨拶を交わすと、周囲の男達もその可憐な容姿に見蕩れながら、挨拶を交わした。
「こんにちわ、ラケシスさん!」
俺も誰にも負けない快活さでラケシスさんに挨拶を交わす。
彼女はこの前の戦闘以来、新たに加わったノディオン王家のお姫様で、俺の憧れの人だ。
「ふふっ、こんにちわデュー♪ 今日もがんばって訓練してたの?」
「いやぁ、それが・・・ 今日はラケシスさんが来ると思ってずっと待ち焦がれていたもんで・・・」 俺の口からつい嘘が出てしまった。
ラケシスさんはこの日も、清楚なピンク色のドレスとマントに身を包み、短いひらりとしたミニスカートを身につけ、それが風でなびく度に魅力的な太ももが露になり、俺の情欲をそそらせた。

88:「若き性少年の悩み」じゅう。
08/06/27 21:03:47 1khn0/UK
 彼女と出会ったのはつい前の戦の時だ。  
最初彼女の姿を見た時はそのあまりの清楚さと、可憐さ・・・そして腿の大半を曝け出すような短いスカートが、思春期まっただ中の俺のハートにジャストヒットしたものだ。  
シグルドさんに彼女について話を聞いた所、なんともノディオンの王女様だとか。
俺は早速彼女と仲良くなろうと、戦場で彼女の姿を見つけるや否や早速近づき、懐から盗賊の剣を手に取るとそれを彼女に手渡した。
「ラケシスさん、探していたんだよ。 面白い剣を見つけたから、ラケシスさんにあげようと思ってさ」 
「まあ、本当、変わった剣ね。 初めて見るものだけど・・・」
「盗賊の剣ってところさ。 これで悪い奴らをやっつけてよ」
「うれしいけど・・・でも、私がいただいてもいいのかしら? デューは使わないの?」
「いいって、気にしないでよ。 俺が使ったところで、あんまり意味がないんだ。」
「ありがとう、デュー・・・早速使ってみるわ。」
 それからラケシスさんは俺の手渡した盗賊の剣で、敵のソルジャーに一撃喰らわせた。
「やった・・・ わあ!? なんなのこれ!? 倒した敵の懐から金貨や銀貨が引っついてくるんだけど・・・!」
「へへっ、それは古代文明セパスチャン遺跡で発掘されたという、金や銀を引きつける神秘のマグネット、オリハルゴぉーんで出来ている剣なんだ! それを一振りすれば敵の懐から金、銀製品の物品を徴収する事が出来るんだ!!」
「こ、これは確かに凄いんだけど・・・ なんか、刀身全体にお金がくっついて物凄い重さに・・・。」
ラケシスさんの持つ盗賊の剣は、今や大量のメダルでコーティングされ剣というよりも鈍器のような感じになっていた。
「これじゃあ重くて戦えない・・・!」
その時だった。 ふいに、目の前に現れたキュアン王子の《シルバーカラドボルグ》の銀の柄がオリハルゴぉーんの磁力に引きつけられ、 双方の武器はまるで絡み付くようにくっ付いてしまったのだ。
「ああ、俺のシルバーカラドボルグが!! おい、なんなんだその得体の知れない・・・金貨の張り付いた物体は!? 俺のシルバーカラドボルグを奪うんじゃない!!」
キュアン王子は必死になって愛槍を魔の物体から引き離そうとしたが、なかなか外れない。
「んん・・・ッ!! 駄目ですキュアン王子っ ・・・・きゃあ!?」
ようやく、彼の愛槍は得体の知れない物体から引き離され、所有者の手中に収まるとくるりと数度、回転してみせた。
「ふぅ、危ない所だった・・・それにしても危険な物体だなそれは。  危うく俺の愛槍が餌食になる所だったじゃないか。」
「ごめんなさい・・・。 デュー、この剣悪いんだけど、今はしまっとくね。 ・・・なんだか、これお金が引っ付くのは便利だけど、取り外せない・・・。」
刀身にへばりついたメダルは最早剣の一部と化していた。 流石にこれではもう使えそうにない・・・・。 しかし、このオリハルゴぉーんの真の恐ろしさを知ったのは、その日の戦が終わった後の事だった。
「おいデュー!! 凄いぞ・・・俺のシルバーカラドボルグが幾千もの敵を相手にする中、それはもう禍々しい風格へと進化したのだ!!」
夜、彼の見せた愛槍は金貨や銀貨が柄全体にへばりつき、なんだか訳の分からない物体に変化していた。 どうも、あのオリハルゴぉーんの磁力が彼の愛槍、シルバーカラドボルグに移ったらしいのだ。
「俺はこの生まれ変わった愛槍に新しくこう名付けた・・・そう、その名も《エレクトニカル=デラックス=オリエンタルカラ」俺は部屋を後にした。
 とにかく、そんなこんなで俺はラケシスさんと親睦を深める事が出た。  今じゃとても仲良しこよしだ。
ただ・・・俺の方はそんなラケシスさんの事が好きで好きでたまらないんだけど(性的な意味も含め)ラケシスたんの方はというと今の所、俺の事を可愛い弟とくらいにしか見てくれてないようで。
それから何度か城の中でラケシスさんとすれ違い、語り合ったけど、相変わらず俺たちの関係は進展しないままだった。
(ラケシスさん・・・ 俺、出来る事ならラケシスさんをベッドに押し倒して・・・ その、ひらひらした挑発的なスカートを捲り上げて・・・!!)

89:「若き性少年の悩み」じゅういち。
08/06/27 21:10:40 1khn0/UK
「やれやれ、さてはお前ラケシス王女にお熱だな? なかなか憎たらしい小僧だぜこいつ!」
俺がラケシスさんのその魅力的な容姿に魅入っていると、横からホリンの奴が声をかけてきた。
正直、俺はこのホリンの台詞にドキッとした。 彼の言った事は図星だったからだ。
「あら? デュー、私はね。エルトゥシャンお兄様みたいな強い男の人が好きなのよ。 
だからデューがもし私と付き合いたいんだったら・・・ やっぱり、今は真面目に剣を練習しなきゃだめよ。」
そういうとラケシスさんはふふっと、木漏れ日のような笑顔で笑った。 
「分かった・・・俺、絶対強くなってみせるから。 だからラケシスさん、俺が強くなるまで独り身でいてよね!」
歳の割に幼い容姿と性格を持った俺は、こういった台詞を自然に言う事が出来た。
だからこそ、本来は異性に対しそれなりの距離を置くラケシスさんにこれほどまで接触する事が出来るのは俺ならではの事だ。
「ふふ、その意気よデュー♪」
俺はよっしゃ、と言わんばかりに露骨に歓んで見せた。 露骨にといっても、今の俺の感情からして決してそれは大げさなものではないけど、
他の男達に俺とラケシスさんの親近感っての、見せつけてやりたいじゃん?
俺が歓んでいると後ろの方から数人の男達の殺気が漂ってきた。 彼らは俺のラケシスさんのファンなのだ。
勿論、ファンと言っても普段は遠くから眺めているだけで近づく事すらままならないような男が殆どだが・・・ 彼らに関しては、特に問題ない。 
でも、そういった男達の中には時に報復を行ってくる奴がいるから、これがなかなか怖かったりする。
連中の中には時に、かなりの陰湿で執念深い男もいたりするから・・・気をつけなければ。
「あ、そうだラケシスさん! 俺これまで本格的に剣技習った事なくて・・・ ラケシスさんの剣の型なら、俺の戦い方の方向性に合ってると思うんだけどさ。 よかったら教えてくれないかな?」
俺は他の飢えた狼共の遠吠えを背に、彼女の独占にかかることにした。
「お、そりゃいいかもな。 ラケシス嬢ならたしかにこいつに上手く教える事が出来そうだ。」
意外な事に、ホリンはこの案に賛成らしい
「嬢っていうの、やめてくれないかしら? たしかに・・・ 私は。お嬢様見たいな所もあるけど・・・。」
ラケシスさんは俺の目の前で脚をもじもじさせた。むちむちした脚が左右に揺れ動きだす。 こんな短いスカート履いてて、戦闘中じゃ絶対に捲れるだろうに・・・。
俺はそれを思うと胸の鼓動は物凄く高まり、股間はギシギシと膨脹していった。
(ラケシスさんのパンツ・・・。 はぁ、はぁ、はぁ・・・。 この短いスカートの内側に夢のような光景が広がってるんだろうな・・・。 できることなら、
近くに寄ってこの手であのスカートをゆっくりと捲り上げて見たい・・・。)
典型的な性少年だった俺は、思春期に入ってからというもの、こういった妄想を脳内で繰り広げていたが、ラケシスさんと出会ってからはそれもピークに達していた。 
正直、このままいくと犯罪だって犯しかねない・・・・実際、それくらい情欲が高鳴る時も何度かあった。
「おーいデュー?」
気がつくと、俺の目の前には目を覚ませと上下に振られるアイラお姉様の手があった。
「はっ! 俺は一体何を・・・!?」
「お前、目がとろん、としてたぜ。 これからラケシス嬢と剣の練習できるってんで、なんかよからぬ妄想してたんじゃねぇか?」
ホリンがにやにや俺の顔を覗き込んでいた。 周りを見渡すと、他の男達も皆奇怪な様子で見ているじゃないか。
 ・・・一体どんな顔してたんだろう俺!?
「よからぬ妄想だなんて。 デューがもしそんな破廉恥な事考えてたら、私がお仕置きして差し上げますから。 それと、お嬢ってのやめて下さいます?」
ラケシスたんがぷんぷん怒りながらホリンに抗議する。 
「お、お仕置きって・・・?」
俺は期待に胸を膨らませながらつい、問いかけてみた。
「されたそうだぜ! お仕置き!! ははははっ!!」
ホリンは一人笑いながら元の位置に戻って行った。
「やれやれ、ラケシスどの、あの男の言う事なんか本気にしてはなりませぬ。 どうも頭の中に不純なものが入っているようで。」
アイラお姉様はそう言ったが、不純なものが入っている・・・というのはどちらかというと俺の方が・・・。
(だって・・・ アイラお姉様、俺アイラお姉様をオカズに使った事もありますからッ!!)


90:「若き性少年の悩み」じゅうに。
08/06/27 21:15:29 1khn0/UK
 それは真の話だ。 
特に、アイラお姉様と最初会った日の夜なんかあの服装に魅入られ、妄想の中ではあのスカートのようなものを後ろからたくし上げ、形のいいお尻に勃起した俺の肉棒を何度もしつこく押し付けていたものだ。
アイラお姉様だけじゃない。  エスリンさんでもやった事があるし、この前入ったばかりのフュリーさんなんかではもう10回はやってる。
フュリーさんの場合、ペガサス乗って飛行中の彼女の後ろに密着し、あのスカートのスリット部から下着の中へ手を差入れ、弄る妄想をして抜いたのが主で、
もっと凄いのでは、ペガサスの上に股がるフュリーさんを後ろからバックから挿入し、彼女と交わるような妄想なんかをした夜もあった。
 勿論、ラケシスさんはその倍だ。
高貴な、王室の中で窓から侵入した俺が今現在の服装のラケシスさんをベッドの上で弄んでるような、そういった妄想だったり、
逆に俺が王室の玉座に座り、姫のラケシスさんが一生懸命俺の男根をしゃぶってくれたりといった妄想もあった。
思えばその時程大量に射精することができた日はこれまで一度たりともなかった。
シルヴィアさんとエーディンさんではやらなかった。 エーディンさんはあまりにも清楚すぎてそんな妄想想像つかないし、シルヴィアさんは・・・ なんか抜けないのだ。
多分、普段から露出し過ぎなんだと思う。 やっぱ、出す所だけある程度出して、その他は基本的に覆うみたいな服装が俺にはベストかな。

「けどデュー、私が教えてあげるのはいいけど・・・ 私だって、正式な剣の型は昔、お兄様に少し教えてもらっただけよ? それでもいいの?」
さて、話が再び脱線した所で元に戻そう。  ちょうど俺がラケシスたんに剣の指南を頼んだ所からだ。
「勿論、ラケシスさんなら大歓迎だよ!!」
俺は快活に返答すると、ラケシスさんは顔をぱっと明るくして、顔でOKの返事を出した。
「それじゃあ、私これからデューに剣の指導をしますから、皆様もがんばって続けて下さいね。」
「はい! 王女様!!」
ラケシスさんファンクラブ(勝手に命名)どもは快活に返事をすると、再び視線を俺の方に戻し、殺気を放ち始めた。 怖いぜお前等。
「それじゃあデュー、いこっか♪」
「はい!!」
俺は今日一日、ラケシスさんと甘い一時を過ごせる事と、太腿を崇められる事、もしかするとパンツが見られるかもしれない事をささやかな幸福に感じながら、2階の広めのバルコニーへと向かった。
バルコニーを選んだのは俺だった。 その主な理由はまず一つに、このバルコニーはちょうど先程留まっていた中庭の訓練場全体を一望出来る位置にあり、そこからラケシスさんと二人で下のむさ苦しい兵士達の熱気を肴に、
高貴な二人だけの愛を語り合えることへの期待と、もう一つはこのバルコニーに時折吹き付ける強風がラケシスさんのあのひらひらしたミニスカートを上手く捲り上げてくれるだろうと期待しての事だった。
「それじゃあ、早速剣の練習を始めましょう。 デュー、まずは基本的の型から。」
「うん、それじゃあ・・・。」
ラケシスさんはまず、自身が習った基本的な剣術の型をしてみせた。
「デュー、真似してみて?」
「うん、わかったよ。」
俺は見た通りに、ラケシスさんの型を真似してみた。
「うーん・・・」
それをじっと見ていたラケシスさんは暫くの間俺の型を観察すると、突然、俺の所に寄ってきて・・・
「あ・・・」
俺の後ろに回り込み、後方から俺の背中に密着するような体制で、型の指導を教えてくれる。
「ほら、もっと剣を持つ手は・・・こうで」   俺の右腕はラケシスさんの手袋に包まれ、前方に引っぱられ
「膝はこうで・・・ このとき、もう片方の手の方はこう・・・。」
ビクンッ!! ・・・左手に人肌の柔らかな感触が広がる。 下方に引っぱられた俺の左手が、ラケシスさんの太ももに密着したのだ。
(う、ぁ・・・。) なんていい肌触り・・・。 
俺の心臓はバクバクと音が鳴り、股間が凄いくらいに膨脹していくのが分かった。


91:「若き性少年の悩み」じゅうさん。
08/06/27 21:18:39 1khn0/UK
「うん、大体こんな感じ。  ・・・やっ!? 脚当たっちゃったっ」
ラケシスさんはさっとその場を飛び退くと、照れくさそうに笑っていた。
「わ・・・何だと思ったらラケシスさんの太腿だったのか・・・ 凄くすべすべ(むちむち)してたもんだから・・・。」
心の中では大声で「むちむち」と叫んでいたが、実際に今も手に残るラケシスさんの太腿の感触は非常に肉感的で、心地の良いものだ。
「やだも~、 デューったら・・・ ちょっとサービスしすぎちゃった♪」
俺の前でだけ見せるラケシスさんの満面の笑顔。 
エルトゥシャンお義兄様に対しても見せているのかもしれないけど・・・  
それでも、こんなラケシスさんの笑顔を見れるのは世界中で俺を含めて二人だけだ!
 それからしばらくの間俺たち二人はバルコニーで、共に剣を振りながら青春の一時を満喫していた。
いや、青春と言っても・・・実際の所ラケシスさんは相変わらず俺を弟扱いで、一人の男として見てくれているのかどうかすら微妙だった。  いや、今の様子だと、絶対に見てはいないだろう。

だからこそ今みたいにまで俺に心を開いてくれてるってのはあるかもしれないけど・・・。

「デュー、なかなか様になってきたんじゃない? 私の教えたやり方も大分身に付いてきたみたいだし。」
バルコニーの上で軽やかに動き回りながら、ラケシスさんは剣の指導を続ける。
「うん、ラケシスさんの教え方が上手かったからだよ! 型が身に付くって、なんか不思議な感じだよね。 なんだか自分にもう一つ別の力がついたみたいな。」
「ふふっ、デューは飲み込み早いからね。その調子で伸ばして行くと、もう直ぐにでも私を守れるくらい強くなるんじゃない?」
そう言うと、悪戯っぽく微笑むラケシスさん。
ラケシスさんはきっと軽い気持ちでこの台詞を言ったには違いなかったが、俺にはそれが自分の胸を締め付けるように感じた。
(今のところじゃ、実戦経験こそ俺の方が多いけど・・・正直ラケシスさんのほうがずっと強いんだよね。 俺だって本当はラケシスさんを守るくらい強くなって、そして・・・。)
「それじゃあ、そろそろ模擬戦やってみようか? デュー、模擬刀出して。」
「おっけー。」
そう言われるや否や俺は下の訓練所から持ち出してきた鉄芯入りの模擬刀を二本、手に取ると、片方をラケシスさんに渡した。
「よし、準備はいい? デュー。」
「どーんとこいっ! 超常現象!」
「?」
「いや。」
それぞれが模擬刀を構え、戦闘態勢に移る二人。
「いくよ、てやぁっ!!」
いきなし、ラケシスさんの鋭い薙ぎが俺の模擬刀を弾く。
「くっ!?」
俺は寸での所で模擬刀を持ち直し、バランスを整え、体全体を低く構えるとその体制からラケシスさんの腹部を捕らえた。
「そりゃッ!!」
しかし、その一撃もラケシスさんの二撃目にあっさりと弾かれてしまう。 だが・・・コレが狙いなのさッ!!
「とやっ!」
「!?」
俺は模擬刀の柄の部分を前に突き出し、そのままラケシスさんの腹部目掛けて突きを放った。 ・・・が、その攻撃もむなしく、ラケシスさんは後方に飛び退くとあっさりとかわしてしまった。
「っと、デュー怖いなァ・・・。」
流石のラケシスさんもちょっとばかり本気を出す気になったらしい。


92:「若き性少年の悩み」じゅうし。
08/06/27 21:24:33 1khn0/UK
「へへーん、自己流の2段攻撃!!」
しかしこの攻撃をかわすとは・・・ 流石ラケシスさんだ!
「それじゃあ、今度は俺からいくよ、それ!」
俺は最早付け焼き刃の型では対等に戦えまいと判断し、自己流の直感と経験から形作られた剣術でラケシスさんに向かって行った。
「や・・・っ!」
左手でフェイントを混ぜながら、時には剣自体をフェイントにも使い、体全体を精一杯動かしながら攻撃を繰り出して行く俺。 ・・・が、
その連続攻撃の数々にもだんだん慣れてきたのか、しばらく立った頃には最早俺がラケシスさんの剣の乱舞を食い止めてるのが精一杯になっていた。
「えい、やっ、や、や!!」
「うわ!? と、ととと・・・!!」
やばい・・・完全に押されてる。 
よし、ここは一か八か・・・もう一度最初のあれを使う! 今度は準備を万全にして・・・だ!
「やあっ!!」
「あっ!!」
キンッ・・・!! と、ラケシスさんの鋭い一撃が俺の模擬刀を遥か後方へと弾き飛ばす。 
「よし、私の勝ち・・」
チャンスッ!! 俺は思索通り体制を低く構えると、模擬刀を捨てた両腕で、ラケシスさんの腹部にとびかかった。
「えっ!?」
へへへ、ラケシスさん、実践じゃ剣を失ってもまだ勝敗は決まってないんだよっ♪

 まさにちょうどその時だった。 
バルコニー全体に強い風が吹き付け、俺がラケシスさんに飛びかかろうとした瞬間、下から白いひらりとした布がふわり、と、俺の顔面にまとわりついてきたのだ。
「あ・・・。」
俺は下に目が行った。 目の前にはラケシスさんの白いパンツが・・・刺繍に至るまでくっきり判別できるくらい近くにあったのだ。 
勿論、先程俺の顔面にまとわりつき、今や頭の上に被さってる布は・・・ラケシスさんのスカートだった。
「いやっ!!?」 
慌てて俺を突き飛ばし、スカートを押さえ込むラケシスさん。
俺は地面に尻餅を着くと、羞恥で顔を真っ赤に紅潮させスカートを押さえ続けるラケシスさんの姿を、暫くの間じっと眺めていた。
暫くの間、バルコニーには静寂だけが漂っていた。
しかしこのままお互い話が切り出せないのもまずいものがあるので
「あ・・・」
俺はなんとか話を切り出そうとしたものの、それ以上何を言うべきか思いつかなかった。
けれど、暫く経つとラケシスさんも大分落ち着いたのか、彼女の方から俺に向き直り、言った。
「デュー、今見た事・・・他の人に言わないで、ね・・・。」
頬を桃色に染めながら、相も変わらず吹き続ける強風からスカートを抑えつつその台詞を口にするラケシスさんはとても可愛くて、なんだか見ているだけで俺は、そんな彼女の全てが欲しくなってしまうような黒い欲求が沸き出していた。

「言わないよ・・・ あはは。」

そうだ、レヴィンにだって言うもんか。
「俺とラケシスさんだけの秘密ってことで・・・」
俺は自身の胸の中に沸き起こる興奮を抑えきれなかったのか、つい・・・妙な事を言ってしまった。
「もうっ・・・!」
ラケシスさんはそう言うと、いつもの笑顔を見せたが、その表情にはまだ恥ずかしさと動揺が残ってるみたいだった。

93:「若き性少年の悩み」じゅうご。
08/06/27 21:28:15 1khn0/UK
 しかしそれからというもの、その日は一日中先程の事件の事が俺の頭から離れなかった。
夕方頃には俺の欲求はピークに達し、俺は夜が待てぬまま、誰よりも早く自分の部屋に戻ると、ベッドの中に身を投げ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ラケシスさん・・・っ!!」
俺は布団に潜り込み、ズボンとパンツを降ろすと、もうギンギンに痛いくらい膨脹しているペニスをしごき始めた。
 頭の中で薄暗い俺の部屋が映し出され、ベッドの上で挑発するように仰向けになるラケシスさんと、それを弄ぼうとする俺の姿が浮かぶ。
ラケシスさんのいつもの桃色の服は乱れ、ひらひらしたスカートも淫らに捲れ、その下から伸びた肉感的な太腿には桃色のニーソックスがだらしなく皺を寄せ、俺の情欲を余計に煽っていた。
「・・・・デュー。 ああ駄目・・・デュー・・・ こんな事しちゃ・・・。」
二人の荒い呼吸と、ラケシスさんの身体から出てくる甘い香りが俺の狭い部屋を支配する。
発情しきったラケシスさんはゆっくりと脚を組み直すと、むっちりとした太腿は交差し、太腿とスカートとの合間の陰からはラケシスさんのフェロモンが淫らに分泌されていくようだった。
「ラケシスさん・・・っ、はぁ・・・はぁ・・・ はぁ・・・っ」
俺はラケシスさんの太腿に手をかけた。 
昼間味わった、あのむちむちした肌の感触が手の平いっぱいに広がり、這わせる手を上へ上へと持っていくと、ラケシスさんの皺の寄ったスカートの中にじわり、じわりと入っていく。
「デュー・・・、駄目・・・っ。 スカートの中は・・・ 駄目・・・っ。」
スカートの中で手を這わせていくと、ラケシスさんはもう我慢できないといった具合に蕩けた顔を俺に向ける。
俺はその表情を眺めるともう手で弄るだけじゃ我慢できなくなり、ラケシスさんのスカートの中の手を引き抜くと、自分のはいてるズボンのベルトをガチャガチャと外し始めた。
「え・・・ ? デュー・・・。」
ベッドの上からラケシスさんの甘い、不安に満ちた声が聞こえる。
俺はとうとうベルトを外すと、ズボンの中からギチギチに膨脹したペニスを取り出した。 
ペニスはこれまでにないほど肥大化し、時折ビクリ、ビクリと脈を打つと亀頭の先端から透明の腺液がじわじわと垂れ堕ちていった。
俺はそのペニスをベッドの上のラケシスさんに向け、はぁ、はぁ、と荒い息をあげる。
「・・・やだ・・・ デュー駄目・・・ そんな凶暴なおチンチン・・・ 私の中に入れようとしているの・・・?」
ラケシスさんは恐怖とも恍惚とも読める表情をし、そのペニスを恐ろしい愛人のようにじっと眺めていた。
 ゴクリ・・・ 俺は生唾を飲み込むと、ラケシスさんのひらりとした白いミニスカートに、両手でそっと手をかける・・・。
「あぁあっ・・・! デュー・・・ッ!!」 
ラケシスさんの蕩けるような、甘い悲鳴。
俺はゆっくりとスカートを上に捲って行くと、そこにはあの高貴な刺繍で飾られたいやらしい白のパンティーが、彼女のむちむちとした下腹部を覆っていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」 
布団の中で、竿を上下する俺の手の動きが次第に速くなって行く。
「ラケシスさん、それじゃあ・・・」
俺は妄想の中で、ラケシスさんの最も淫らな部分を中心に、下腹部全体を弄り始めた。
「い、やあぁあ・・・あぁあんっ!!」
その障り心地と快感、そして、ラケシスさんの甘い悲鳴に、とうとう快感の絶頂に達した俺のペニスは最早破裂寸前になり、俺は必死になってそれを抑えた。
「はぁ、はぁ、じゃあ・・・ラケシス・・・パンツ、脱がすよ。」
「いや、駄目デュー・・・! それだけは・・・」
俺はラケシスさんのパンツに両端から手をかけ、ゆっくりと引き下ろす・・・
「アッ・・・・!!!!」

びゅるびゅるびゅるッ!! びくびくッ!! ・・・・びゅるっ!!
それまで激しい刺激を受けていた俺のペニスはとうとう、布団の中でしゃくりながら精液を吐き散らした。
今日の件で相当溜まっていたのだろう。 たったコレだけの事でもう出てしまうなんて・・・。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ ラケシスさん・・・。」
俺は布団の中で射精しても大丈夫なように、あらかじめ中にボロの布を敷いていたので、後始末に関しては特に問題なかった。
(出来る事なら、ラケシスさんとセックス・・・ したい。 あのスカートを捲り上げて、後ろから俺のペニスを奥まで突き入れたい・・・。) 
俺は少しばかりの虚無感に、そんな言葉を布団の中で繰り返していた。


94:「若き性少年の悩み」じゅうごのおまけ。
08/06/27 21:28:52 1khn0/UK
 ・・・・しかし実のところ、これだけでイったのは幸いだった。 というのも、俺は未だ童貞で、これまで女性の性器というものを見た事がない。
なのでこれまでの妄想にしてみても、女性の下着を剥ぎ取った後はペニスのない男の下腹部のような気味の悪い映像が現れ、その度に冷めてしまうことすらあったのだ。


95:「若き性少年の悩み」かいたひとから。
08/06/27 21:33:32 1khn0/UK
続きます。 次回はさらにドロドロの展開なのでご期待・・・いや、ご注意下さい。

尚「に話」の

彼は自分の銀を溺愛していた。→ 彼は自分の銀の槍を溺愛していた。

その他にも色々と誤字が発見されましたことをお詫び申し上げます。

96:名無しさん@ピンキー
08/06/27 21:57:24 9PfjCjgb
これはやばいな
ギャグは多いがこれからどうなるか楽しみだ

97:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:17:42 AG0XVag7
デューの一人称は「おいら」だった気がする

98:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:21:12 NfRxIjKF
最初のほうに原作の雰囲気を壊すかもしれないって書いてあるぜ
このエロスの塊がどう痴漢したりするのか楽しみで股間が銀の槍なんだが

99:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:27:50 FqdCI5MH
キュアン、変態っぽいな

100:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:05:37 ZQZ1yPpe
一人称はまぁなおしたほうがいいな

しかし期待する

101:名無しさん@ピンキー
08/06/28 01:15:37 y/+Y8VtH
>>98
なぁに言ってる、細身の槍でしょう?

102:名無しさん@ピンキー
08/06/28 02:14:58 OKGSvJ6B
いや今さら一人称直してもしゃーないっしょ

本当に惜しむべくは名称ミスだけど、内容はGJ。もちろん続きを期待する。

103:「若き性少年の悩み」じゅうろく。
08/06/28 21:16:29 0wj4ikpv

 翌朝。
俺は予定通りに早く起き、他の兵達がまだ寝ている中、そっと部屋を抜け出すと、洗い場に向かって行った。
さて、換気が必要だ・・・ 俺は付近の窓を全開に開けてまわると、早速鞄にしまい込んでいた昨日の自慰用のぼろきれを取り出し、蛇口から水をひねった。
「あ、デューじゃない。 こんな朝早く・・・洗濯?」
一瞬、心臓が爆発するかと思った。 その声の主が・・・そう、ラケシスさんだったからだ。
「ラケシスさん・・・ ええと・・・ ええ、ちょっと洗濯を・・・」
俺がそう言いかけるや否や、ラケシスさんはふいに水面台に身を乗り出し、俺の洗おうとしていた《ぼろきれ》を手に取ってしまった。
「デューくん・・・ これ、もしかしてハンカチ? こんなの使ってるの?」
「あ、それは・・・ いやっ・・!!」
俺が必死でそれを返すよう目で訴える中、ラケシスさんは気の毒そうにそのぼろきれを観察していた。 
幸いにも、もう精液は乾燥していたが、その後だけは今もしっかりと残っている。
「デュー君、このハンカチ大分汚れてるみたいだけど・・・ 私が新しいハンカチあげるよ? これなんか・・・もう、相当使い込んでるみたいだよね?」
ラケシスさんの桃色の手袋の指先は、もう何度も俺の精液の付着した部分をなぞっていた。 
妄想の中でならこういったシチュエーションは自慰のネタにも使えるものかもしれないが・・・ 実際の所、今の俺には、焦りと動揺と羞恥心しか感じられなかった。 
「ラケシスさん・・・ 気持ちは嬉しいけど、俺、それまだ使うつもりなんだ。 これから、ちょっとそれ洗濯するから。」
俺がそう言うと、ラケシスさんは「ふーん・・・」と、納得いかなさそうな表情でそれを見つめていたが、次の瞬間、彼女はなんと自分の着けている手袋を取り外し始めた。
「・・・・っ!!」

最悪の事態が起こった。 
ラケシスさんは俺の止める間もないまま手早く手袋を脱ぐと、持っていたぼろきれを蛇口から出る水に浸し出したのだ。
「ふふっ、デュー君・・・ 洗濯は、女の人の仕事♪ 私だって、王女様だけど・・・一応基本的な家事の心得くらいはあるのよ。」
爛々とした目でそれを洗い始めるラケシスさん。  その様子に最早言葉もでないまま唖然と見つめる俺。
しかしやがて、次第に手にまとわりつくヌメヌメとした粘着と、鼻をつんざくるような異臭に彼女の表情も怪訝としたものに変わっていく・・・。
「・・・え・・・? 何これ・・・・?」
ラケシスさんは自分の身に今起こっている事が信じられない、といった様子でボロ切れから手を離すと、その手には明らかにヌメヌメとした粘着質が自分の指と指との間から糸を引いるのが目で確認できた・・・。
「ねぇ、デュー・・・ 嫌・・・・ これ、何?」
まるで、女性なら誰もが本能的に警戒するような・・・そういった性質と臭いをこの液体は持っているのだろう。 
ラケシスさんもまさに今、そういった反応をしていた。
「そ、それは・・・ なんなんだろう? 何か、変な臭いがするし・・・。」
流石の俺もこの絶望的な状況で、何を言っていいのか分からなかった。
不幸中の幸いと行った所だろうか。 ラケシスさんは男の精液を見た事がないらしい。 
それはラケシスたんが処女という事に繋がる事だが・・・ 今の俺にはそんな考えに至る余裕さえなかった。

104:「若き性少年の悩み」じゅうひち。
08/06/28 21:18:06 0wj4ikpv
「随分前に・・・」
 突然、俺の頭の中で何かがひらめき、俺は話を切り出し始めた。
「とあるドラゴンナイトの兵士さんから貰ったものなんだけどさ、その人の飼ってるドラゴンが物凄く強いので有名で・・・ 
そのドラゴンの精液で受精された雌のドラゴンは、将来強い竜の子を産む可能性が高いっていうんだ。  それ、そのドラゴンの精液なんだ・・・実は言うと。」
ラケシスさんは暫くの間沈黙していた。 
俺は話を続けた。
「けどつい3日も前、俺その人から貰った液入りの瓶をうっかり割っちゃってさ、仕方なく、手元にあったそのぼろきれで吸い取ったんだけど・・・ もう、いったん吸収しちゃったら他の入れ物に移す事が出来なくなっちゃって。 
それでボロ布に含ませたまま保管しようとしたんだけど・・・ 精液って、やっぱり生きてるわけだから。 定期的に水を含ませないと乾涸びて、死んじゃうんだって。  ごめんね、本当はラケシスさんには内緒にしとくつもりだったんだけど・・・。」
何とか、言い切った・・・。 
その場で思いついた言い訳にして上等だろう。 これで駄目だったら、崖から飛び降りることを考えよう・・・

「えええ~、じゃあこれ・・・竜の精液なわけ?」 
ラケシスさんは露骨に顔を歪ませてみせた。  
その表情からは恐怖がすっかり消え入り、手に付着した《竜の精液》に対する単純な嫌悪感だけが感じられた。
よかった、人間の精液ならともかく、ラケシスさんにとってドラゴンの精液というのはそれほどの抵抗のあるものじゃないらしい。  
「うん、トラキアに着いたらとある人に渡そうと思ってたんだけど・・・ あ~あ、全部流れちゃったね」
俺はくすくすと笑ってみせた。 
今にして思ってみると、なかなかいい嘘だったと思う。 もし他の何かの液体だと答えたら例え今は丸く収まったとしても、そのうち・・・悟った頃に(それは俺と一緒の時であって欲しいが)今日この日の液体が俺の精液だと感づいたに違いなかった。
それはそれでやはりまずい。
「ああ・・・ ごめんね、デュー! ・・・どうしよう、また手に入るものなの? これ・・・」
最早ほとんど流れてしまった手の平の精液に困惑するラケシスさん。
「また尋ねれば、何度でも手に入るよ。 だから安心して。」 
俺は仕上げのウインクを出した。
「そっか・・・よかった・・・。 デュー、本当に、本当にごめんね。 今度何かお詫びしてあげる。」
「いや、あはは。 気にしないで。」
本来ならありがたくお礼を貰う俺だが、その時ばかりは少々後ろめたかったので、断っておいた。

105:「若き性少年の悩み」じゅうはち。
08/06/28 21:30:57 0wj4ikpv
 それから3時間後、既に朝食を済ませた俺はもう今朝の出来事を引っぱる事もなく、鼻歌を歌いながら一人、アグスティ城の廊下を歩いていた。
ふふ~ん♪
今朝の出来事を思い起こしてみる。 あのとき・・・ ラケシスさんは俺の精液を触ってたんだ・・・。 それに、何の話だったっけな・・・ 竜の受精か。 
(どうせなら、俺がラケシスさんに受精したいな・・・。)
しかし流石にこの辺で妄想は止めておきたい。 俺は食堂から拝借したパンを取り出すと、城門に集う鳩にやりにいくことにした。
くるっぽー。 くるっぽー。 
今日も鳩共は群れに群がってタイルの隙間の草の種かなにかをほじくり出していた。 
「ふふ、今日も草の種か~い? 諸君・・・ 俺の拝借してきたパンを食べないカ~イ?」
朝の清々しい空気の中、俺のシャンソン混じりの発音はアグストリアの大自然を優雅に潤していった。
鳩共は俺のやったご馳走にピラニアの如くがっつきだすと、パンは瞬く間に彼らの腹の中に収まっていった。
「ゲフゥッ!!!」 数羽の鳩が無作法なゲップを排出する。 なんだかなぁ。
「ふふ・・・ 可愛い奴等だ」
俺は暫くの間動物達の純粋な世界で癒されながら、歌を歌い始めた。

アグストリアの偉大なる大地よ
アグストリアの壮大なる山々よ
我が唄は卑小にして海のように寛大である
時は既に永遠を示し
情熱は熱き魂から溢れ出し
先人の知恵は永き時代を渡りし
我ら卑小なる詩人の唄も海の彼方に広まりし
サムラィ チャンプルぅーッ!!

はぁ、めんどくさ。
俺は自分の唄の才能を限りなく信じながら、明日はきっと大詩人ホメロスのように上手く歌えると胸に言い聞かせその場を去った。


 広場に着いた。 広場では子供達が何やらわいわい騒いでいた。
一番手前のなんだかアーダンを5歳児にしたような少年がいきなし俺の方に寄ってきたので、俺は何とも表現しようのない恐怖に襲われた。
「ふんー、ふんー、ふんー・・・ 」
アーダンボーイは俺の目の前で腹式呼吸をし始めると、ほかの子供達がそれを追ってきた。
「おいアーディン!!」 
!? もしかしてアーダンとエーディンさんの子供だろうか!? いやそんな馬鹿な・・・
「おいったら、アーディン。 お前これからペガサスが見れるって言うのに、またどこかにいっちまうのかよ!? そんなんで、またこの前みたいに見れなかったーで泣きつかれても知らないからな!!」
子供達の中の面倒見役かと思われる少年がアーディンという子に警告したが、このアーディンと言う少年は決して俺から目を離す事はなかった。
「ふんー、ふんー、ふんー ・・・・デァガボリィア。 ナスピターン・・・。」
!? 何の意味だろう。
それからしばらくした後、上空から聞き覚えのある風を切る音が聞こえ、子供達の一人が空を指差した。
「あ、ペガサスだ!!」
俺もふと上空に目をやると、そこには一人の女性を乗せたペガサスの姿があった。 
女の人の方は俺がよく知っている人だ。  フュリーさんだ。
「おおお、凄い、本当にペガサスだ!!」
先程のアーディンを叱りつけた少年も声をあげた。
「わぁすごい、ペガサスだー ペガサスだー」 
広場中の子供達は一斉に空から優雅に舞い降りるペガサスと、それにまたがる女性に声をあげた。
「やっほー、こんにちわ! 約束通りペガサスを連れてきたわよー! ほら、カンパネラ。ハイドー!」
カンパネラと呼ばれたペガサス(どうも普段フュリーさんの乗ってるのとは別のペガサスらしい)はヒヒーン、と一声あげると、巨大な翼をばたつかせながらゆっくりと地面に着地していく。
ペガサスが降下する瞬間、フュリーさんのスリット付きのスカートが風圧で大きく捲れたのを確認できた俺は、もうそれだけで満足だった。
(ラケシスさんのむちむちした太腿には敵わないけど・・・フュリーさんのスレンダーながら肉付きのいい太腿もいいな。)


106:「若き性少年の悩み」じゅうく。
08/06/28 21:34:33 0wj4ikpv
「今、あの女の人スカート捲れたよね。」
!? 俺の背後でアーディンがぼそり、と呟いた。
まさか・・・ こいつ、顔こそ老けてるが・・・見た目から言ってどう見ても5歳、そこそこのはずだぞ!? しかしなぜ・・・
「こんにちわ! フュリーさん!」
俺は快活に挨拶を交わす。
「あら? デューくん来てたの。 ・・・昨日子供達にペガサスを見せる約束をしてて、それで今ちょうど見せにきた所なの。 そしたらデューくんまできてるなんてね。」
フュリーさんはくすくすと笑うと、今まさにペガサスから下りようと体制を傾ける所だった。 
(チャンス!)
俺は直ぐさまフュリーさんの降りるポイントを見極めると、風のようにその場所に駆けて行った。 
前々からこの瞬間を狙っていたのだが、フュリーさんががペガサスから降りる時、左脚だけ大きく前に上げるため、その際、スリットが大きく広がり、そこから彼女の太ももと生尻が露になるのだ。
勿論この事は彼女は気付いていない。 気付いているようであれば、直ぐにこの降り方を改めているだろう。
「よいしょっ・・・」
ゴクリ・・・。
彼女が今、ゆっくりと左脚を大きく曲げ、俺の思惑通り腰まで達した大胆なスリットが大きく広がり始める。
俺はその様子に見蕩れながら、スリットと生尻との間から、彼女の下着を確認しようとしていた。
スレンダーながらもむちむちとした生脚・・・。  そして、彼女が馬の首の手綱を掴んだまま、体全体を大きく横に反らすと、遂に、スカートの内側を俺がじっくりと観察できるくらいにまで広げ、晒し出した。
レヴィンの言った通りの、ペガサスのような真っ白なパンツが、彼女のむちむちとしていてそれでいて引き締まったお尻に食い込んでいた。
ビクンビクン、ビクンビクン・・・ 俺がその様子にじっと魅入っていた。 股間はズボンの中でメリメリと膨脹し、脈を打っている。
「よっ・・・と!」
フュリーさんはその体制から地面に飛び降りると、着地地点のすぐ側に俺の姿がある事に気付き、急に顔色を変えた。
「デューくん・・・ もしかして、ここで私のパンツ、見てた?」
羞恥に顔を赤らめ、自分のスカートのお尻を手で覆うフュリーさん。
その仕草が余計俺の情欲をそそった。
「え? 何の事かな? 分からないけど・・・」
そう言いながら俺はズボンのポケットに手を突っ込むと、暴れ馬のごとく飛び跳ねようとする自らの愚息を必死で抑えていた。
今日の夜はフュリーさんと浮気する事になるだろう・・・。 

107:「若き性少年の悩み」にじゅう。
08/06/28 21:38:01 0wj4ikpv
※アーディン少年。(イメージ画)
URLリンク(image9.bannch.com)

「ふんー!! んふんんーーー!! 凄い凄いーっ・・・ お姉さん、パンツ丸見えだったーーーッ!!」
その刹那、いつの間にか俺のすぐ側であのアーディンが奇声を上げ始めた。 見た所、彼は先程のフュリーさんのサービスカットを子供ながらにおおいに歓んでいるようだ。
おそらく、俺と同じ位置から共に眺めていたのだろう。
「こら!アーディン・・・っ!! お前、何考えてるんだッ!!  ・・・お姉さん、すいません。 せっかくペガサス見せてもらったのにアーディンのやつ・・・。」
先程の少年は歳の割にしっかりした対応で、アーディンの愚言を謝罪した。
「えっ・・・!? ・・・ああ、いいのいいの・・・ あはははははっ。 こらボク、お姉さんのパンツ覗くなんて・・・いけないコ、エッチ♪」
フュリーさんは普段の清楚な身の運びでアーディン少年の前に腰を下ろすと、ちょん、と、彼の額をつついた。  
彼女はうまく対応したつもりだろうが、その表情からは明らかにこの少年の風貌が同部隊のメンバーの一人のそれと瓜二つな事に対し恐怖している事がはっきりと見て取れた。
少年はフュリーさんに並ならぬ好意を抱いているらしく、額を突いて貰ってからというもの激しく興奮していた。
 俺は、なんだかアーディンのやつが羨ましくなった。 俺も「エッチ♪」って言われて、アーディンみたいに額ををフュリーさんに突いてもらいたかった。
「フュ、フュリーさん・・・俺もフュリーさんのむちむち食い込みぱんつ覗いたよ。 俺にも『エッチ♪』って、突いてよ。」
子供達の前だから昨日のレヴィンみたいな南京袋にされる事はないだろう。 俺はそれをいい事にフュリーさんにお願いしてみた。 
「・・・・(怒)こら、デューくんも、もう・・・お姉さんのパンツ覗いちゃ駄目だぞ、エッチ♪」
ゴスッ!!! ・・・頭蓋骨全体にまるで鈍器で叩かれたような物凄い衝撃が来る。 末恐ろしや。
けど、俺は物凄く幸せだった。
「それじゃあ、皆。 約束通り一人ずつペガサスに乗せてあげる。 まずは・・・ 誰からいこうか?」
フュリーさんが子供達の一団を見渡すと、その中から例の面倒見役の子と、もう一人、おさげの女の子が手を挙げた。
「はーい、はーい」 「はいー! 私いくー!」
彼らに続き、他の子供達も次々に手を挙げていったので、俺もどさくさにまぎれて「はーい!」と手を挙げてみた。  
すると、俺のすぐ後ろの方からまるで俺に対抗するように「はいぃいっ!!はぃいいいっ!!! はぁぁああっぃいいいっ!!」と、アーディン少年のけたたましい雄叫びが耳をつんざくった。
「ちょ、ちょっと・・・ それじゃあ、皆、一人ずつだから・・・・じゃんけんで決めてね。」
フュリーさんは必死で耳を抑えていた。周りを見渡すと他の子供達も迷惑そうに耳を塞いでいた。

108:「若き性少年の悩み」にじゅういち。
08/06/28 21:39:35 0wj4ikpv
「じゃんけん・・・っ」「じゃんけんポン!」 それぞれのグループに分かれ、じゃんけんが始まった。 勿論、どさくさに紛れ俺もグループの一団に紛れていた。
「やったー! 俺が一番だ!!」
痩せた感じの少年が声をあげる。 しかし、彼は一番となった途端急に、ペガサスに乗るのが怖くなったようだ。
「うぅ・・・ やっぱり俺、最後にする、なんだか怖いもん。」
どうやらこの少年は最初に挙げた子供二人に続いただけで彼自身特に乗りたいといった感じではなかったらしい。
「おいー、お前そんなんだったら最初から手挙げるなよな。」
子供達の一人が不平を漏らす。
他の子供達も彼の意見に賛同し、皆口々に少年に対し不平を浴びせていったので、フュリーさんは慌てて仲裁に入った。
「まぁまぁ、ねぇ・・・ ケイン君といったよね? お姉さんがしっかり抱いてあげるから、一緒に空を散歩してみよう? 怖がらなくてもいいのよ。」
フュリーさんは穏やかな顔でケイン少年を安心させると、少年をゆっくりと抱きかかえ、ペガサスに股がり始めた。
俺はそのフュリーさんの様子にじっと魅入っていた。 優しく、子供を抱きかかえるフュリーさん・・・。 まるで小学校の先生みたいだ。
「ふんー!! ふんーーー!! ぷぎゃあああ、俺、最後なんだな・・・最後いやぁああああっ!!!」
途端、あのけたたましい雄叫びが広場中に響き、せっかくのムードが跡形もなくぶち壊された。
「あ、あはは・・・ ごめんねーーー、アーディン君・・・でも、最後のお楽しみは最後にやった人しか味わえない事だからーーー・・・。(?)」
「それって何か意味があるのかな・・・」俺はつい、ぼそりと口ずさんでしまった。
「(しっ・・・デューくんも、口裏あわせて・・・!)」
やはり、この少年の存在はフュリーさんに対しおおいに災いしているらしかった。

 それから飛行ツアーは始まった。 最初の子は始めの時は怖がっていたけど、降りてきた時にはもうフュリーさんと一緒に満面の笑顔をして皆の前に現れた。
「凄かったんだよ・・・ お空の上から山や、森がいっぱい見えて・・・!!」
彼は降りてからずっと、他の子供達に自分が空の上で体験してきた事を語り出し、皆の好奇心を独り占めしていた。
「いいなー、私も早く乗りたーい!」 「ちぇっ、俺が最初手ぇ挙げたのにーーーっ」
彼らが口々にそう叫ぶ中、俺はなんだか昔に戻ったような気分になっていた。
(そういえば俺が子供の時も、こんなふうに村はずれの広場で集まって、どこから来たかも分からない他の子達とこんな風に遊んでたっけな。)
あの頃に比べると・・・。  こんな時は普通「あの頃に比べると自分も成長したもんだ」って言うものだが、俺の場合・・・「あの頃と比べてみても、俺なんか全然変わってない・・・ けど、ほかの子供達は皆成長したな・・・」と言いたい。
今はシグルト様の部隊にいて、その中でもほぼ最年少と言っていいくらいの俺だけど、そんな俺とあまり歳の差の変わらない奴だって結構いる。 けど、正直俺は俺よりも子供な奴とは一人として出会った事がない。  
特にシャナン王子に至っては、たったの12歳なのに俺なんかよりもずっと大人びた感じがしているし・・・。 
(・・・皆本当に大人だもんね。 なんだか俺だけ子供のまま成長したって感じ。 あのレヴィン王子だって俺と話は合うけど、やっぱり俺の持ってないような大人みたいな部分、持ってるしなー・・・。)
まぁ、別に俺は今のままでも構わないんだけどね。

 ようやく、フュリーさんのペガサスが5人目の子供を連れて空の散歩から舞い戻ってきた。 あとは俺とアーディンだけだ。 
「到着♪ 楽しかったねー♪」
フュリーさんとともに降りてきた少年は、あの面倒見役の子供だ。
「楽しかったー♪ フュリーさん、ほんとうにありがとう!!」
「ふふっ、どういたしまして♪ じゃあ次、デューくんね。」
あの小生意気な感じの子供が・・・あんなにも無邪気に笑うなんて。 流石フュリーさんだぜ!
「よーし、じゃあフュリーさん・・・。」
「?」
俺は母親に抱かれる赤ん坊のようなポーズをとった。

「俺も・・・ 抱いて。」

・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


109:「若き性少年の悩み」にじゅうに。
08/06/28 21:47:09 0wj4ikpv
「いいよ♪」

ええええええええええええええええっ!?

「えっ・・・ 本当に、いいの・・・!?」
あまりの意外な返答に俺は思わず聞き返してしまった。 そうか・・・フュリーさん子供達と一緒に空を散歩して、今は本当に上機嫌なんだ。
「うん♪」
そう言うや否や、フュリーさんは俺の身体をゆっくりと宙に上げていった。
一応フュリーさんも兵士だし、それなりの訓練を受けているため、小柄な俺くらいの男だったら持ち上げる事も可能らしかったが・・・
「うわわわおおおわわわおおおお!!」
その状態に物凄い興奮を覚えながら、バクバクと心臓を高鳴らせる俺。
途中「うわー、お兄ちゃん大きな赤ちゃんみたーい」とか「かっこわりぃー、お前そんな図体でフュリーさんに抱かれたらフュリーさん迷惑だろー! 
フュリーさん、そいつ空の上から活火山の中に放り投げちゃえよ!」とか色々と罵声を浴びせられたが、俺は最早そんな子供達の悪口を気にする余裕すらなかった。 
身体はフュリーさんの腕に支えられ、俺はもうフュリーさんだけしか見る事が出来なくなっていた。
「フュ、フュリーさん・・・!!」
俺がそう言うと同時に、フュリーさんは
「それじゃあ、6人目の大きな子供を抱えて、空のお散歩に行ってきま~す♪」
と皆に向かって叫び、俺をひょい、とペガサスの上に乗っけると、自分も前に股がった。 
流石に、ペガサスの上で俺を抱きかかえるのは無茶と判断したらしい。
「いってらっしゃーい♪」
子供達の声に見送られ、俺とフュリーさんは空のデートに出発した。
フュリーさんは俺のすぐ前でペガサスのカンパネラを操作し、俺はフュリーさんの腰にしっかりと捕まっていた。
 俺の人生、初の浮気だった。
「ふぅー、デューくん・・・ ペガサスに乗った事って、ある?」
「俺? これが初めてだよ・・・ 本当に高い。」
もしラケシスさんの存在がなかったら・・・ 俺は絶対にフュリーさんを好きになっていただろう。 というよりも、正直な所、今もフュリーさんが好きになりかけてるのかもしれない。
ペガサスが上空へ上空へと舞い上がり、街が、ノディオン城が、どんどんどんどん小さくなって行く・・・。 
(あの城の中では今もラケシスさんが俺の気持ちの届かぬまま、今も何かして過ごしてるんだろう。 ・・・俺のラケシスさん。 ごめんなさい、俺馬鹿な奴だからフュリーお姉さんも好きになっちゃったみたいで・・・ 
今彼女と一緒にお空を旅してます。 もしお城から外を見るような事があっても、どうか今のこの俺たちの姿を見つける事がありませんように・・・!!)

110:「若き性少年の悩み」にじゅうさん。
08/06/28 21:48:28 0wj4ikpv
俺はようやく、心に絡んでいたラケシスさんへの罪悪感を振り切り、フュリーさんとの空の旅を楽しむよう心掛けた。
「うわぁ、凄い・・・ もう向こうの方に海が見える・・・!!」
遥か右側に、アグストリア大陸に面した北方の海域が広がっている。
「ふふっ♪ デュー君、驚いた? シレジア王国のペガサスナイトの兵隊達はいつもこんな景色を眺めながら空の警備をしてるの・・・ 本当はね、皆好きになった男の人にしか見せてあげないんだからね♪」
フュリーさんは大きく手綱を引くと、ペガサスは更に高く、高く上昇していった。
「へ~・・・そうなんだ。 いいなぁ。 じゃあ、フュリーさんの彼氏になった人って、それは物凄くラッキーな人になるんだろうね・・・ だってフュリーさんと一緒にこんな綺麗な景色、いつも眺める事が出来るんだもんな。」
「あれ? 嬉しい事を言ってくれるじゃない♪ そんなこと言ったって、何も出ないぞ♪」
「あはははっ」
それは、まさにパラダイスだった。 普段の生活からほんの少し離れた空の上で、俺とフュリーさんとだけが見る世界。 
ラケシスたんと見るちょっと甘い二人の世界もいいけど・・・ こういった世界ってのもあるんだね。
「そういえばフュリーさん、今のこのペガサスって、いつもフュリーさんの乗ってるペガサスとは違うよね。」
俺がその話を持ち出すとフュリーさんが「うん。」と返事をした。
「この子、綺麗でしょ? 観賞用に飼育された馬なの。 だから、他のペガサスナイト部隊の騎馬のように戦う事が出来なくってね。 本来なら将軍様や貴族の乗り物として大切にされてるんだけど・・・。」   
フュリーさんが突然、重い口調で語り出した。
「数日前、この子のお母さん・・・戦争で亡くなっちゃってね。 それを知ったこの子が、なんとか自分も戦争に参加するよう聞かなくてね・・・。 お母さんみたいな犠牲者のない国を造ってくれる指導者のの翼になって、
空を飛びたいんだって。 だから今は機会があれば人を乗せて、できるだけ飛ばしてあげるようにしてるの。
「そうなんだ。」 左右で羽ばたくカンパネラの大きく、見事な翼はまるで岩壁にぶつかる巨大な波のように真っ白で、雄々しかった。
「でも、フュリーさんって凄いよね。 ペガサスと話す事が出来るなんてさ!」
俺がそう言うと、フュリーさんはくすくすと笑い。
「デューくん、ペガサスは賢いからね・・・ 誰だって、心を開けば対話する事が出来るんだよ。」
「じゃあ俺でも出来るかな?」
「うん、デュー君なら大丈夫!」
よーし・・・ 俺は早速シックスセンスを発動し、ペガサスとコンタクトを取りにかかった。
「おーい、カンパネラ・・・ 俺の言う事が分かるか!?」
俺はそう叫びながら、どんどんとカンパネラの腿を叩いた。
「ふふっ、デューくん・・・ そんなんじゃカンパネラ分からないよ! いい? 目を閉じて・・・ 感じ取るの。   カンパネラが何を思ってるのか、何を伝えたいのか・・・ そしてデュー君自身が、何をカンパネラに望むのか・・・。」
「分かった」
俺は早速目を閉じてみた。辺り一帯に風を切る音だけが支配し、俺はその風の中からカンパネラの声を聞き取ろうとした。
轟々と響く風の中、カンパネラの風を扇ぐ翼の音がばさり、ばさり、と聞こえてくる。
(カンパネラ、カンパネラ!) 俺は風の中でカンパネラの声を呼ぶ。
やがて・・・。


111:「若き性少年の悩み」にじゅうし。
08/06/28 21:50:50 0wj4ikpv
(どうしたい? 私はここにいるよ。)
ふっと、風の音が止み、暗闇の中からカンパネラの真っ白な姿が現れた。
「カンパネラ! やった、俺カンパネラと話す事が出来た!!」
俺はあまりの感激につい、身体の緊張が緩みかけた。
「おっと・・・危ないよ。 君はまだ私の背中の上にいるんだからね・・・ 手を離すと、落っこちてしまう。」
光と幻想の中で、俺とカンパネラは二人、夢の世界・・・つまり、カンパネラの精神世界の中で対話をし始めていた。
「なぁカンパネラ、俺たち今どこに向かってるのかな?」
「うーん・・・ それもフュリーさん次第だからね。 フュリーさんとコンタクトを取らないと・・・ あ、フュリーさんが来た!」
「え?」
カンパネラがそう叫ぶと、前方の空間が大きく揺れ、そこからフュリーさんの姿が現れた。
「やっほ♪ 来ちゃった。」
「フュリーさん!」
フュリーさんはてへへ、と笑うと俺とカンパネラの顔を覗き込んだ。
「いや、二人で何話してるのかなーって♪ あ、デュー君。二人の人間が同時にペガサスに乗った場合ね、ペガサスを通じてお互いの人間がコンタクトを取る事が出来るの。」
「へー、凄いな!! ペガサスって・・・ 俺が思ってたよりもずっと凄い動物だったんだね・・・!」
俺が感心すると、カンパネラは表情にこそ現れないが、なんとなく穏やかな雰囲気で俺の絶賛を受け取ったようだ。
「はははっ、私はね・・・ 人間が私の頭の中でコンタクトをしている時は、その人の悩みや、望みと言った日々の鬱憤や蓄積を読み取る事だって出来るんだ。  例えば、・・・フュリー、君はレヴィン王子に気があるようだね。」
「えええええええええええええええっ!!??」
 俺とフュリーさんはその台詞を聞き、ぎょっとした。
「ちょ、ちょっと・・・ そんなわけあるわけないでしょ!!? でたらめ言わないで・・・・ デューくん、本気にするでしょ!!??」
フュリーさんは必死で弁解していたが、その顔が羞恥で真っ赤になっている所を見るともうそれは図星である事が見て明らかだった。
「あっはははは♪ 冗談さ。」
「な、何よそれ!! 酷いじゃないの ・・・もうっ!!」
フュリーさんはそれから暫くの間カンカンだったが、カンパネラの言った事はおそらく冗談じゃなかったに違いなかった。 ・・・ おのれレヴィンめ、たしかにアイツ顔はかっこいいけど・・・あんな変態のどこがいいんだ!!??
「あ、そういえば・・・ デュー君の望みって何なんだろうね。」
そう言うとフュリーさんはにや~っと、不適な笑みを見せた。
「えっ・・・!?」
俺は再びぎょっとした。 やばい・・・ 俺の頭の中には日頃のやましい鬱憤の数々が・・・・。
「え・・・ いや、俺には何もないよ・・・本当だよ!? だって俺、純情な好青年だもん!!」
その様子を見ていたフュリーさんはますます不適な微笑みを浮かばせ、「ふーん・・・ 怪しい。」と呟いた。
が、そのとき俺は見た。 カンパネラが・・・ フュリーさんの後ろで明らかに人の頭の中を読み取るような動作(なんだか、物真似大会でマイケルジャクソンの真似をしているような動き)をしている姿を・・・。
「あ、お前・・・ 今俺の頭の中を読み取ったな!?」 俺は狼狽えながらカンパネラに止めるよう訴えた。
「ふっふ~ん☆ デュー君。君はなかなか日頃から年頃の性少年らしい様々な鬱憤を抱いているようだね・・・☆ 」
カンパネラはそう言うとニマっと、フュリーさん同様不適な笑みを浮かべる。
「へ~~~、うわ・・・いやらしいんだ。 ね、ね・・・どんな事考えてたの?」
フュリーさんがにたにたしながらカンパネラの口に耳を寄せる。
「わ、わ、わ・・・ カンパネラ!! やめてください!!」
俺は必死にやめるよう懇願したが、カンパネラはまさに、馬の耳に念仏、といったところだ。


112:「若き性少年の悩み」にじゅうご。
08/06/28 21:53:10 0wj4ikpv
「それじゃ、言いマース☆ ヒッヒーン♪    ラケシスさんとXXXしたい。  ラケシスさんのXXXをXXXしたい。 ラケシスさんのXXXにXXXをXXXXしたい。 ラケシスさんにXXXをしてXXXしたい・・・。」
 さらに馬鹿馬の発言は続いた。 フュリーさんはそのあまりの過激な内容に、暫くの間呆然とそれを聞いていた。
「何何? フュリーさんのXXXをXXXしたい・・・。 フュリーさんのXXXにXXXしたい・・・。 フュリーさんとXXXでXXXしたい・・・。」
とうとう自分の名前が出た途端、フュリーさんは、馬鹿馬の口から発せられる自分と俺とのあまりの破廉恥な交わりに、顔と、耳を真っ赤にしてしまった。
「デュー君・・・、私の事そんな風に見てたの~?」
フュリーさんは怒りと羞恥にわなわなと痙攣しながら、にっこりと俺に笑顔を向ける。
「いや、そんな・・・ あはは、あの馬鹿馬が勝手に思いついたんだよ。 もうやだなぁ、そんな・・・」
このままだと非常にまずい。 俺は夢の中で叫び上げるように必死になって「覚めろ、覚めろ」と念じると、やがて周りの景色がふっと霧に包まれ、元いたカンパネラの背中の上に戻っていた。
前を見ると相変わらずフュリーさんが乗っていたが、未だ彼女はカンパネラの精神世界にいるらしい。 きっと今もこの馬鹿馬と会話しているのだろう・・・。
「よし・・・」
俺は懐からペンを取り出すと、とりあえず馬鹿馬の体中に落書きをしてやった。
「南無阿弥陀仏・・・ 悪霊退散・・・・ 南無八万代菩薩・・・ 馬鹿馬退散・・・。 ふふふっ、観賞用の馬も様なしだぜ!!」
俺はけらけらと笑い声を上げると・・・ ちょうど俺の前に乗っているフュリーさんのスカートが、風でひらひら揺れるのが目に入った。

ゴクリ・・・・。

俺は周囲を確認した。 

(今はフュリーさんまだ戻ってないみたいだし・・・  ちょっとくらいなら・・・。)

どくん、どくん、どくん・・・
早速俺はずっと夢見ていたフュリーさんのスカートのスリットから そっと手を忍ばせる・・・。
ふくらはぎの肌の感触が狂ってしまいそうなくらい心地よく、手を更に奥の方に這わせるとフュリーさんの・・・ 下着の布地の感触が広がった。
「う、ぁ・・・ッ!!」 俺の股間は最早情けないくらい痛くなり、前屈みになってそれを抑え、なんとか体制を立て直した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
俺は下半身を前へ前へと寄せ、フュリーさんのお尻に俺の勃起した股間の膨らみをぎゅっと、密着させた。
「ぁあっ・・・!!!」  想像以上の快感。 
俺の肉棒はフュリーさんのお尻に包まれ、ムクムクとより膨脹していく。
 俺のフュリーさんのスカートの中の手は、パンツの上から、彼女の秘所をなぞる・・・。 
湿気を含んだ下着の感触とむちむちとした太腿に挟まれ、あまりの興奮に理性が蕩けそうだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」 (ビクンッ!! ビクンッ!! ビクン・・・ッ!) 
ペニスが脈を打ちながら、更なる快感を求め俺に次の行為を指図する。
(このままもしフュリーさんが目覚めてしまったら取り返しがつかない事になる・・・ けど・・・ ここまでやったら、俺・・・もう・・・ッ!!)
俺は心の中でリスクを断ち切ると、フュリーさんのスカートの中で這わせている左手を、すっ・・・と、パンツの中に侵入させていった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・っ!!」 手はフュリーさんの下着の中の、奥へ奥へと侵入してゆき、とうとうフュリーさんの陰毛へと辿り着くと俺の股間は狂ったように暴れ出し、パンツの中で大量の我慢汁を染み出していた。
「フュ、フュリーさん・・・ッ!!」 俺は更に、奥に手を伸ばした。 フュリーさんの肉の花瓶が中指の先端に触れる・・・。
「んんっ・・・・。」

113:「若き性少年の悩み」にじゅうろく。
08/06/28 21:55:31 0wj4ikpv
 その時だった。それまで眠ったように動かなかったフュリーさんが、突然喘ぎ声をあげたのだ。
「!!!」
俺は咄嗟にフュリーさんのパンツの中に入れている手を引き抜き、スリットから出すと、心臓をバクバクさせながらフュリーさんの様子を見た。
気がつけば、俺のパンツはすでに我慢汁でぐしょぐしゃになり、勃起したままのペニスにべったりと、へばりついていた。
しばらくフュリーさんを眺めていると、フュリーさんは少しばかり身体を大きく揺らしたかと思うと、途端ずこっ・・・と、前方へ大きく倒れ込んでしまった。
どうやら、まだカンパネラと精神世界にいるらしい。 よくよく見てみれば・・・なるほど、自分が倒れても大丈夫なように手綱でしっかりと自分の身を固定していたのだ。 ・・・俺にはしてなかったけど。
「フュリーさん・・・」俺はその体制のフュリーさんをしばらく見ていると、また新たに別の欲求が生まれ出した。
そう・・・彼女は今や俺のすぐ前で、まるで・・・お尻を突き出すかのような体制で倒れているので、ちょっと顔を屈めればスカートの内側が見えてしまうのだ。
「これ以上は・・・ まずいよ、まずいよね・・・。」
俺は暫くの間そう独り言を呟いていた。

そして・・・ 俺はしばらくした後、前屈みになったフュリーさんのスカートのお尻に両手を掛け、ゆっくりと・・・ それを捲り上げる。
「ゴクリ・・・。」
そこに現れたのは純白のTバックをいやらしくを食い込ませたフュリーさんの、むちむちとしたお尻だった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
(フュリーさん・・・ 見た目に似合わず、なんてエッチなパンツはいてるの・・・。)
俺は暫くの間そのお尻をじっと眺めていた。 
(そうか・・・ペガサスナイトのこのスリットじゃ、普通のパンツじゃすぐ見えちゃうから・・・ だからこんなTバックなんかはいてるんだろうな・・・。)
俺は高鳴る胸と、背徳感とを抑えながら、フュリーさんのお尻を数度、揉みしだいてみた。
フュリーさんのお尻はもちもちとしたいやらしい柔らかさを帯び、俺がそれを手で掴むと、まるで吸い付くかのような肌の弾力があった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ!!」
 俺は暫くの間夢中で揉んでいるうちに我慢できなくなり、とうとうズボンの窓を開けると、ギンギンに勃起したモノを取り出した。
(フュリーさん、ごめん・・・ でも、挿れないって約束するから・・・)
俺はフュリーさんの生尻を両側から掴むと、食い込んだパンティーに直下起ったペニスの裏側を押し当てた。
「(あ、あああ・・・ あああっ!!)」
フュリーさんのむちむちしたお尻と、湿気を含んだTバックに挟まれ、俺のペニスは至福の絶頂を味わっていた。  
俺はフュリーさんのお尻を掴んだまま発情した猿のように腰を振った。
(フュリーさん! フュリーさんッ!! フュリーさんッッ!!!)
まるで、フュリーさんを求めるように・・・ 下着越しに密着した性器同士からフュリーさんに精一杯の愛を注ぐように、俺はフュリーさんのお尻を犯し続ける。
左右からそのむちむちしたお尻を寄せれば寄せる程、俺のペニスはフュリーさんのお尻に引き締められ、快感はさらに高まって行く。
「(だ、駄目だ・・・ もう我慢できない・・・!!!)」
俺のペニスは直ぐに限界に達し、性器の奥の方から凄まじい射精感が起こったので、俺は急いで体制を外側に向けると、ペニスからは勢い善く、真っ白な精液が飛び出した。
「あああっ・・・!! あああっ・・・ ああああああっ!!」(びゅるびゅるびゅるびゅるびゅる・・・・ ビクっ!!!)
精液は上空から遥か下の地の方に飛び散り、全てを吐き出した頃には俺は息を切らしながら、フュリーさんの腰の上に捕まっていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・。」
やってしまった・・・。 意識のないフュリーにこんな凄い事を・・・  これはもう痴漢なんてどころじゃない。 強姦と代わりない・・・。


114:「若き性少年の悩み」にじゅうなな。
08/06/28 21:57:51 0wj4ikpv
 今にして思えばなんでこんな事してしまったのだろう、とすら思えてきた。 最初は、ただフュリーさんのスリットから中に手を這わせるだけで済ませるつもりだったのに・・・。
(ごめん・・・フュリーさん。おれ、自分の性の衝動を抑える事が出来なくって・・・)
俺は心の中で後悔しながら、だらんと垂れ下がった男性器をしまうと、フュリーさんの捲り上がったスカートを元に戻した。
(本当はこんな事しちゃいけなかったんだ・・・ ごめんね。)
 暫くすると、それまで前屈みだったフュリーさんも遂に目を覚ましたらしい。
「ん・・・。 ただいま、デューくん。 あれ? 元気ないね。」
フュリーさんが俺の方に向き直ると、もうその顔には先程の怒りがすっかりと消え去っていた。
「おかえり、フュリーさん・・・ あ」
俺はさっとフュリーさんから顔を背けた。
「どうしたの? ああ、さっきの事でなら怒ってないよ。 そりゃあ、最初は顔に火がつくくらい恥ずかしかったけど・・・ 年頃の男の子だもんね。 けど、あんまりそういう事ばっか考えてるとデュー君、女の子に嫌われちゃうよ。」
最初のうちフュリーさんははせせら笑いながら話をしていたが、次第にかぁっと顔を赤らめてしまった。  
先ほどの馬鹿馬の話を思い出したのだろう、 無理もない。
「デュー君・・・ 私だって一応一人の女なんだからね、デュー君が・・・その、私とエッチな事したいって望むのはいいけど、もっと相手の気持ちを理解してあげないと。 
 それは私だけとは限らず・・・ ラケシスさんにしてもそうだし。 アイラさんにしてもそうだよ?」
どうやら、あの馬鹿馬はあれからアイラお姉さんへの想いについても暴露したらしい。
フュリーさんは俺に優しく話しかけてくれてたけど、正直フュリーさんの身体であんな事した後じゃ、その優しさすらも刃物のような鋭さを帯びて俺の心臓に突き刺さるのだった。
「フュリーさん俺・・・」 
俺はもじもじしながら何を言おうか詰まっていたが、フュリーさんはもう元の笑顔に戻り、先に話を切り出した。
「だからねデュー君、もっと、もっと好きな女の子の事を大切にできる優しい男の子になって。 そうすれば、デュー君今よりももっと魅力的な男の子になれるし、
 そんなデュー君の事好きって思ってくれる女の子だって、きっと沢山出来ると思うから。」
澄み切った日の光を浴び、フュリーさんの顔はいつも以上に暖かく映し出された。
「フュリーさん俺・・・」 
俺は先ほどのフュリーさんにした事を話そうとしたが、その決意も踏み切る事が出来ないまま、カンパネラは元の子供達の待つ広場へと戻って行った。


115:「若き性少年の悩み」にじゅうはち。
08/06/28 21:59:27 0wj4ikpv
「おかえり~!」
俺たち二人(+馬鹿馬一頭)が戻ると、子供達は一斉に寄り集まり、出迎えてくれた。
「ただいまっ!」
フュリーさんと俺も返事を返すと、子供達は口々にフュリーさんと俺が何をやってたか聞き出しにきた。
「ねぇ、フュリーさんとお兄ちゃん随分永い事お空を飛んでたけど、どこまで行ってきたの?」
最初、手を挙げた女の子だ。 俺はその子の純粋さを前に、つい消え失せたくなってしまった。
「いやー、あっははは。 そうだね・・・僕たち、俺とフュリーさんはね・・・ 二人でお空の上で、お互いの愛を語り合っていたのさ・・・!」
俺はいつもの調子で子供達に答えてみせると、あの例の面倒見役の男の子が突っかかってきた。
「うそつけよ、お前みたいなダスキンモップに顔付けたみたいな奴があんな美人で、清楚なフュリー姉さんと恋人同士な訳ないだろ!? 馬鹿な事言ってフュリーさんの迷惑かけんじゃねぇよ!!」
なんて迷惑な奴だ。 思い起こせば、出発時俺の図体を活火山の中に放り込んじまえとか言った奴もこのガキだった。
そのとき、突然背後から身に覚えのある重圧が俺を圧迫したかと思うと、アーディン少年がポルターガイストのように俺の後ろに立っていた。
「おにいさん、おねえさんと・・・ お馬さんごっこしてた。」
俺はぎょっとした。 ・・・まさか・・・ いや、間違いない。 アーディン少年は先程のあの愚行をその超人的な視力で見ていたらしかった。
「はぁ?何言ってんだよアーディン・・・ お馬さんごっこじゃなくて、実際に馬に乗ってたんだろ?」
先程の子がやれやれ、といった具合にアーディン少年に指摘した。 
「そうよ、お姉さんたちね・・・ ずっと遠くのお空まで一緒に散歩してたんだから。 あ、そうだ。 最後に、アーディン君が残ってたね。」
俺ははっとした。 奇妙な事に、他の子供達もしんと静まり返ってしまった。
アーディン少年はフュリーさんの胸に抱かれるとにやにやといやらしい笑みを浮かべ、フュリーさんのその身体を舐めつくすように観察していた。
「それじゃあ、お姉さん行ってくるね。 アーディン君、皆に《いってきまーす》って。」
「んふー、んふー、んふーー・・・ いってきまぅす。」
アーディン少年は口をぱかっと開くと、そのままフュリーさんの身体にへばりついた。
「きゃっ・・・? もうっ!」
フュリーさんはくすくす笑っていたが、その笑みからは明らかに恐怖の念が読み取れた。 そして、上昇して行く二人・・・。
「おい、フュリーさんのやつ・・・ 大丈夫かな?」
面倒見役の少年の台詞に、他の子供達は沈黙していた。
「あのアーディンって子・・・ 一体どういう子なの?」
俺はおそるおそる尋ねてみた。
「あいつ? あいつはね・・・。」

・・・・・・・・・・・。


116:「若き性少年の悩み」にじゅうく。
08/06/28 22:03:16 0wj4ikpv
それから30分もした後、ようやく二人は帰ってきた。
「はぁっ・・・ はぁっ・・・ はぁっ・・・・!!」
帰ってきた時のフュリーさんの姿は無惨なものだった。 服、特に胸部とスカートにかけてはしつこく引っぱられた後があり、体中のいたるところに少年の唾液と思われる物が付着していた。
フュリーさん自身はすっかり怯え、顔を真っ赤に染めながら、荒い、淫らな喘ぎをあげていた。
(この分だと、きっと俺がやったこと以上に凄い事をされたに違いない・・・絶対。)
正直アーディン少年の犯行とはいえ、フュリーさんのこの姿にかなり欲情してしまった俺は、もう末路かもしれない。
「大丈夫? お姉ちゃん・・・。」
おさげの少女が歩み出て、フュリーさんに問いかけた。
「え、ええ・・・・ はぁっ、はぁっ・・・ 。 だ、大丈夫だから・・・。」
フュリーさんは脚をがくがくと震わせながら前屈みのまま、なんとか身体を支えているといった感じだ。
少年は僅か30分の空の旅の中で、フュリーさんに一体何をしでかしたのだろう。
「おいフュリーさん・・・ 立てるかい? ほら、俺が肩に乗せてやるよ。」
あの面倒見役の少年がフュリーさんの前で背中を向け、乗るように促すと、フュリーさんは何とか、顔に笑顔を作って言った。
「あ、ありがとう・・・ はぁ、はぁ・・・ けどお姉さん、カンパネラの背中に乗ったらもう大丈夫だから・・・はぁ、はぁ。」
俺はフュリーさんのその様子を見ていて、いても立ってもいられなくなり、フュリーさんの倒れかかった身体の上半を肩に担ぐと、そのままひょい、と背中にと乗せた。
「あ、デューくん・・・ありがとう・・・ はぁ、はぁ・・・。 でもいいの・・・ 降ろして・・・。」
俺の耳の裏筋にフュリーさんの生暖かい、淫らな吐息が吹きかけられ、俺は先程の一件があったにも関わらず、ますます興奮していった。
俺はフュリーさんを連れて行く前にあの面倒見役の少年にくるっと振り向いた。
「ありがとう、フュリーさんを運ぼうとしてくれて。 けど、彼女とは同じ所に住んでるから。俺、フュリーさんを連れて帰るよ。」
そう言うと少年は 「ああ、わかったよ。 気をつけろよ。落としたら俺、お前の事承知しないからな!!」
と、少々突っ張った感じで受け答え、それから城へ向かう俺たち二人の背中が見えなくなるまで、じっとその場所で見送っていた。

 道中、相も変わらず淫らな声で喘ぎ出すフュリーさんの誘惑に、俺の心は何度も折れそうになった。 
実際に、今直ぐにでもそこの林の陰に持って行って、1時間くらい・・・ フュリーさんの身体を玩具にしてしまおうか、といった考えが何度も頭をよぎったくらいだ。
股間はぎちぎちに膨脹し、俺は両手でフュリーさんのむちむちしたお尻を揉みしだきながらも彼女の体重を支え、城までの荒れた道をよろよろと歩いて行った。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・。」 フュリーさんの甘ったるい息がもう幾度も俺の耳に吹きかけられている。 
(フュリーさん・・・駄目・・・ これ以上フュリーさんが・・・ ああああっ・・・) 俺は我慢できなくなり、人目のない木の陰に隠れた細い道に辿り着くと、そこでフュリーさんを降ろした。
(ドクン、ドクン、ドクン・・・。) 俺は道上に倒れたフュリーさんの身体に覆い被さり、抱き枕のようにぎゅっと、抱きつく。 
フュリーさんの艶やかな唇が、目の前で相変わらずの淫らな喘ぎを繰り返し、俺はフュリーさんの身体に脚まで絡み付くと、その唇を夢中で奪いにかかる。
(ぎゅうううう~~~~~~っ!!)駄目なのに・・・ こんなことしちゃ駄目なのに・・・ッ!!
俺はギンギンに勃起した下半身をフュリーさんの下腹部に押し付け、擦り付け、その身体の味を存分に味わっていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・。」俺がフュリーさんの身体を弄れば弄る程、フュリーさんの喘ぎ声はますます淫らに高まり、俺の欲情を昂らせていく。
 俺はそんなフュリーさんの様子を見ている中、あの夜、ベオウルフが俺の独り部屋で話したあの生々しい性交の話が、頭の中で鮮明に回想されていった・・・。



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