触手・怪物に犯されるSS 17匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 17匹目 - 暇つぶし2ch650:名無しさん@ピンキー
08/09/05 04:23:08 9iVsbZwP
>646
再生のエネルギーが持つのかとゆー疑問が

651:名無しさん@ピンキー
08/09/05 08:34:44 n3WExRz6
バスタードのリリスネタで誰か御願いします

652:名無しさん@ピンキー
08/09/05 10:56:03 Zi2Uv3Lc
戦う人魚姫VS海の触手モンスターとか見てみたい
普通の人間なら息が続かない海の底でも偵察が可能で
私に任せてと討伐対象の居場所確認に向かったがって感じに

653:名無しさん@ピンキー
08/09/05 19:58:10 W7fnX5CD
>>652
遊戯王のカードの人魚キャラが怪物に犯されて、卵植え付けられるSSをどっかで見かけたな。
まさにそんな感じだったよ。

654:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:46:11 FPxT5B+7
人魚って股なくね?
どうするの?

655:名無しさん@ピンキー
08/09/06 00:56:25 mSY5lfqz
>>654
イルカあたりをさんこうにすればいいとおもうよ!!

656:名無しさん@ピンキー
08/09/06 01:37:05 aO4qszqg
>>654
さっさと角煮のモン娘スレにでも行って勉強して来い

657:名無しさん@ピンキー
08/09/06 03:56:30 5IOPhb3n
>>654
ていうか、おまいさんは人魚姫の話をよんでないのかね。



つまりだ、魔女と触手が結託すればいいだけの話だ。

658:名無しさん@ピンキー
08/09/06 06:08:34 OIIorSwE
魔女「ひっひっひ、足をあげる代わりにお前の処女をもらうよ?(もちろん触手で)」

659:名無しさん@ピンキー
08/09/06 11:24:26 /0md0tnP
某ネズミ所属の映画だと人魚姫の魔女は蛸だったから完璧じゃん

660:名無しさん@ピンキー
08/09/06 11:41:42 ZoXjs4Du
人魚姫とイソギンチャク?

イソギンチャクと戯れる、擬人化したクマノミとか、イソギンチャクカクレエビが脳裏に浮かんだ

661:名無しさん@ピンキー
08/09/06 16:39:49 CiKtHi4s
>>654の妄想力の無さに唖然とした・・・


それにさ、穴が股の間にあるとはかぎらんだろ

662:名無しさん@ピンキー
08/09/06 17:30:16 t4AxyjpY
毛穴という毛穴をイソギンチャクが陵辱するんですねわかります!

663:名無しさん@ピンキー
08/09/06 17:39:48 I0MQevt4
阿刀田高だったかの小説に、人魚とやる話があったな。
あれだと、腹側の腰の少し下くらいに穴があったはずだ。

664:名無しさん@ピンキー
08/09/06 18:24:03 ZoXjs4Du
星新一だと、鮭と同じ方式だったな。

665:名無しさん@ピンキー
08/09/06 22:28:39 jWlod7aS
魚でも、卵胎生のサメだつたりすると、ちゃんと○ん○があったりするからな。

666:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:20:23 onBrREfW
海+触手=ルルイエ

こうですね!わかります!!

667:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:35:57 J2wO2Kfm
人魚姫や竜人(メス)みたいな卵生の種族と胎生の種族のハーフの場合って

卵生と胎生のどっちで繁殖するんだろ?それ次第で触手が陵辱した際の孕ませ方も変わって来るし

卵生なら脅威のどんな生物でも100%妊娠させちゃう精液君を注ぎ込んで強制受精

胎生なら産卵管をぶち込んで大量の卵を産みつける。もちろん抵抗したり暴れて卵が潰されないように拘束もあり

668:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:44:26 CidCz51b
現実的に言うと魚類なんて体外受精だがなw

人魚姫と触手という新しいジャンルを>>667には是非やってもらいたい

669:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:45:54 ZoXjs4Du
>>666
いや、御大が出てくると人類滅亡だから。
(そもそも人類には理解不能な『何か』だし)

眷属の、下っ端の下っ端の下っ端の更に下くらいでないと
交配までいかないのでは?

670:名無しさん@ピンキー
08/09/07 00:08:01 jW+Vli1J
>>668
つまり触手を突っ込んで無理矢理卵子を摘出して触手側で受精。
んで異形に変化した受精卵を触手を通して胎内に入れるということか


素直に中出ししろという意見は却下

671:名無しさん@ピンキー
08/09/07 00:21:41 LNXJ9rMq
>>663
>腹側の腰の少し下くらいに穴があったはずだ。
これが普通だわな

672:名無しさん@ピンキー
08/09/07 05:15:14 caQ3Z55I
さあ、卵を産め

673:名無しさん@ピンキー
08/09/07 09:39:41 18hFRVTw
ヌンサ(だっけ)乙

674:名無しさん@ピンキー
08/09/08 05:21:30 X6k+Rr4T
スレイヤーズかww

675:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 00:51:19 jSc+b7KI
久しぶりにのぞいたら面白いネタを見て思わず勢いでかいた
いざ投下しようしたら規制…
携帯から投下なのできながにまってね

676:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 00:54:05 jSc+b7KI
お姫様のヒミツ


「姫様ーっ!姫様ーーっ!」
大陸からそう遠くはない海の底
そこに魚人族の都はある。
貝殻などを積み重ねた宮殿の廊下を、一人の小太りの魚人がオロオロと叫びながら走っていた。
「またどこかへ……シズー!シズはおらんか!」
小太りの魚人は立ち止まると、エラを張らせてしきりにシズという名を叫ぶ。
手に持った木の棒をしきりにバンバンと壁に叩きつけ、いらだちを隠そうとはしない。
しばらくすると廊下の奥から、手に槍を持ち鎧に身を固めた女性が泳いできた。
人間の足に当たる部分は尾鰭になっており、器用に魚人の前で止まると直立状態になり位置を保とうと
尾鰭を小刻みに震えさせる。
しかし直立するのは難しいのか、槍を壁に押し当ててバランスを取っていた。
「グリューさま。いかがなされました」
「いかがもなにも、また姫様がいなくなられた!シズお前は何をしていたんだ!
 姫の警護の身でありながら側にいないとはどういうことだ!」
凄い剣幕でグリューと呼ばれた魚人は、直立したシズをしかりつける。
「はっ…ハッ!申し訳ありません!
 あの姫様はグリューさまと勉強があるから近寄るなt」

ビシッ

「あうっ」
持ってい木の棒で鼻先を叩かれ、シズは少しなみだ目になりながらも直立を保とうとする。
「姫が私と勉強しますなどといい出すわけがなかろう!
 何年側についておるのじゃ!
 いますぐ捜してまいれ!いますぐじゃ!
 そして見つけたらすぐにつれてくるのじゃ!よいな」
「ハッ!」
シズは慌てて廊下を泳いで、廊下の角を曲がると急停止した。


677:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 00:55:56 jSc+b7KI
「ふうぅ」
空いた左手でそっと胸を撫で下ろし、そーっとグリューがいた廊下のほうに顔を出してみる。
さっきまでグリューがいた位置にはもう誰もおらず、シズはそーっと顔を戻すともう一度大きく息をつ
いた。
「いったかな……」

バチーン!

「きひぃっ!」
突然背後からお尻の辺りを強く叩かれ、シズは飛び上がった。
お尻の部分には鎧は無く、むき出しの状態なのでシズは槍を落として叩かれた尻を押さえる。
「あぅぅぅっ……ひいぃっ」
なみだ目になりながらも、なにが起こったのか確認しようと顔を上げると
そこにはグリューがパシパシと木の棒を手のひらに叩きつけ、すさまじい形相でこちらを睨んでいる。

「あうぅぅ…ぅ」
「シズ。私がなんといったか覚えてるかい?」
そう引きつった笑顔で怒るグリューに慄き、シズは慌てて槍を拾い上げて逃げ出した。
「はぃぃぃ!すぐにみつけてきますぅぅぅぅ」
ものすごいスピードで泳いでいくシズを見ながら、グリューは逃げ出した姫の躾け方を思案するのであ
った。


678:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 00:58:29 jSc+b7KI
「ひどいですぅ…私のお尻がぁ(泣」
強く叩かれた為、少し鱗が剥がれてしまったお尻をさすりながらシズは宮殿から少し離れた海溝に来て
いた。
「やっぱりここかなぁ………いくのやだなぁ…」
槍を両手で抱え、キョロキョロと背を丸めて奥へ奥へと進んでいく。
途中何度か横穴に入り、さらに奥へと進んでいくと奥から泣くような声が聞こえてきた。
(やっぱり……)
そーっと、そーっと音を立てないように近づき、岩影から顔を出してみる。
奥は行き止まりになっており、その奥には何体かの大き目のイソギンチャク。
その中心に、イソギンチャクの触手に身を任せて喘ぐ人魚の姿があった。
「あぁぁぁっ!いいぃっ!」
何十本の触手に身を任せ、人魚は気持ちよさそうに喉をそらして尾鰭を振る。
腹の少し下辺りにある生殖器には太い触手がねじ込まれ、ぐいぐいと激しく動いていた。
(どうしよう。止めたらまた怒られちゃうし。でもつれて帰らないと怒られちゃうし。うぅぅ~)
シズはその場で頭を抱えて小さく唸ったつもりだった。


679:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:01:24 jSc+b7KI

カツーン

「あぁぁ!」
持っていた槍が落ちて、岩に転がる。
「だれ!」
喘いでいた人魚はイソギンチャクの中に身を潜め、顔をだして叫んだ。
美しい顔立ちにはきつすぎるくらいの鋭い目。
流れるような黒髪はイソギンチャクの触手に絡み、黄色と黒のストライブを描いている。
シズがおずおずと岩陰からでてくると、きつい目を和らげて人魚はイソギンチャクの中から出てきた。

「あら、シズじゃない。もうグリューにバレたのかしら」
悪びれることなく姫は舌をちょんと突き出し、少し太めの触手の上に横たわるとヒラヒラと尾鰭を振っ
た。
「もういい加減にしてほしいのよね。毎日毎日花嫁修業って、私姫なんだから料理や掃除とか必要ない
じゃない!
 それをグチグチとあーでもないこーでもないって、お前はお姑かっての!けっ」
姫とは思えないような悪態をつきながら、眉間に皺を寄せて不機嫌を隠そうともしない。
「それにまだこの子達満足してないんだもの。
 まだ帰れないわよねぇ」
姫はそう言いながら細めの触手を手に取ると、先端を口に含んでいく。
「んっ…んっ」
喉を鳴らしながら、目を閉じ情熱的に舐めしゃぶる。
「ぷほっ、まだまだ元気♪」
側によってくる触手を次々に頬張り、頬を染めて熱心にしゃぶり続けていく。
そんな様子をシズは、オロオロと見守るだけだった。

680:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:04:18 jSc+b7KI
「こっちにきなさい!シズ」
熱心にしゃぶりながら、姫はシズをイソギンチャクの側に手招きする。
「えぇえぇ…い…いやです」
シズは顔を真っ青にさせると、ジリジリと下がろうとする。
「なに?私の言うことが聞けないの?そんな事はないわよね?」
舐めていた触手から顔を離すと、とびきりの笑顔をシズに向ける。
「ひぃぃ」
笑顔の裏の顔にシズは慄き、慌てて姫の側へと近寄った。
震えながら姫の側によってきたシズを、姫はやさしく抱きとめる。
「いい子いい子。あらこんなに震えて…どうしたの?」
姫はシズの顔を両手で掴み、シズの目を覗き込む。
「わかってるくせにぃ…」
目を潤ませながら、シズは肩を落として視線をそらせた。
姫には兵士であるシズは逆らえないのだ。
「ほらっ、あなたも咥えて」
姫は触手の一本を掴むと、シズの顔の前に突き出した。
触手の先端は小刻みに揺れ、シズの閉じられた唇をそっとなぞる。
シズは目をギュッと閉じ、口を閉ざして抵抗しようとする。

チュプ

触手はゆっくりと閉じられた唇を割り開いていくが、歯は閉じられている為に葉をなぞることになった



681:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:08:20 jSc+b7KI
ちょいミス一行訂正

触手はゆっくりと閉じられた唇を割り開いていくが、歯は閉じられている為に歯をなぞることになった。
「あら、生意気」
姫はそんなシズの様子が楽しくて仕方ないのか、笑みを浮かべた。
そしてシズのお尻のあたりにウロコが剥げた後を確認すると、そっと手をよせてさわさわと撫でる。
「ひぃっ」
痛みとむずがゆさにシズは目を開き、思わず口をあけてしまう。
「ほら!今よ!」
姫の声と共に触手はシズの口の中へと収まった。
「うぅぅうぅぅ」
喉を突かれた為になみだ目になりながらも、シズは口内の触手を舐め始めた。
(こうなったら早く終わらせて戻るしか…)
そう決意したシズは口内の触手に積極的に奉仕をはじめる。
「そうそう…いいわよ」
姫はシズのお尻を撫でながら、時折ウロコのない部分をつねりあげる。
「いたひぃ…やめてください、そこはぁ」
「悪い子にはおしおき。当然の事でしょ」
あまりの痛さにシズは涙を浮かべ、姫の体にしがみつく。
「私の楽しみを邪魔したんだから当然の事よ。
 ガマンなさい」
「そんなぁ、私はグリュー様に……あぅぅ!ごめんさぁい!」
口答えをしようとしたシズは再びきつく抓られて、涙を浮かべて謝る事になった。

トントン

シズをいじめて遊んでいた姫の肩が叩かれた。
姫が振り向くと、肩をトントンと何度もイソギンチャクの触手が叩いている。

トントン トン トントントン

「ふんふんむ」
姫は思案顔で何度かうなずくと、シズを見てこう言った。


682:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:10:32 jSc+b7KI
「あら、この子またあなたを孕ませたいんだって」
姫が優しく一番大きなイソギンチャクの触手を撫でると、触手が喜ぶように大きく震えた。
「えぇぇぇぇっ!いっ!いやですぅ!」
シズはブルブルと顔を左右に振り、さらに手を前に突き出して振って全身でNOと表現する。
「あら、もう何度も孕んでいるじゃない?ほらそこにあなたの子供もいるし」
姫は大きなイソギンチャクの影に隠れて、ゆらゆらと揺れる小さいイソギンチャクを指差す。
小さいイソギンチャクは3匹おり、波に揺られながら小さな触手を震わせていた。
「ちっ!ちがうんです。これは!えっと……あぅ」
シズはオロオロと小さいイソギンギャクを見やり、がっくりと肩を落とした。
「私またシズの出産が見たいわぁ、ねぇいいでしょ?ねぇ」
姫はニコニコとしながらシズの肩を抱き、前後に揺する。
「あぅぅぅ…だめっていってもやらせる癖にぃ……もう好きにして下さい」
シズは不貞腐れたように顔を背け、姫のなすがままにイソギンチャクに押し付けられる。

シュッ

両手尾鰭の付け根にビシッと触手が絡みつきシズの体が固定されると
イソギンチャクの中央から細い透明な触手が伸びてきた。

683:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:13:01 jSc+b7KI
「はじまった♪はじまった♪」
「あぁぁ…」
触手はゆっくりとシズの生殖器にたどり着くと、なじませるように入り口をいじり始めた。
「あっぁ…あぅっ…あぁぁっ…」
もどかしい感覚に、身をよじろうとするものの、ガッチリと体は固定されており動く事は出来ない。
しばらくすると生殖器からは潤滑油がぬめりだし、触手をねっとりと濡らすことになった。
「相変わらず濃いわねぇ……ふふふ」
あふれ出た潤滑油を指に纏わせ、シズのエラに塗りつけていく。
「はうっ…エラはやめて……きゃうっ」
姫に舌を這わされ、シズは体をそらせた。
「ここが弱いのよねぇ、ほれほれぇ」
「あぁぁっ!やっ!うあぁぁあっ」
生殖器からはさらに潤滑油があふれ出し、海水をにごらせて行く。
シズの味が海水に広がり、イソギンチャクの触手は歓喜するように揺れ動いた。

ズブッ

「ああぁぁぁぁぁっっ!」
触手は止まる事なく進みついに奥深くまで突き刺さる。

ドプッ

「あうぅぁぅぅっ」
胎内に熱い粘液が吐き出され、シズは暴れるように体をゆすった。
固定されていなかったら、岩などに体をぶつけていたに違いない。
暴れるシズの頭を姫は優しく抱きかかえて、頬を撫で続ける。

684:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:16:16 jSc+b7KI
「大丈夫…大丈夫よ」
しばらく吐き出され続けた粘液はようやく止まり、シズも落ち着きを取り戻した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
荒い息を吐き続けるシズの頬は紅く染まり、目は空ろに天井を見上げていた。
「そろそろかしら」
姫は優しくシズのお腹を撫で始める。
「あぁぁっ!」
ビクッとシズの体が跳ね上がり、震え始めた。
「やあぁっ!いひぃっ!いいいっ」
シズは何度も何度も体を痙攣させて跳ね回る。
俗にいうイキっぱなしの状態になっているシズは、涙を流しながら顔を振り続ける。
「イクっ!あぁぁっ!らめえぇぇ」
生殖器に刺さっていた触手がほんの少し太く変化した。
「ふとくぅっ、くるしいぃの…ひめさまぁぁ」
シズは髪を振り乱し、錯乱したかのように叫び続ける
触手は徐々に徐々に太さを増し、限界いっぱいの太さになるとゆっくりと引き出されはじめた。
「ふぐぅぅ……うぅ」

ズボッ

深々と入っていた触手は、大きな音と共に引き抜かれる。
引き出される頃にはシズは完全に意識を失っていた。
引き抜かれた触手の先端は透明でコブのようにふくらみ、こぶの中央には小さな黄色の点が見える。
「きれい……」
姫はそっとコブを撫でて見た。

685:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:20:35 jSc+b7KI
しばらくすると触手の根元から、白い線が触手内に走り徐々に先端に近づいていく。
白い線はゆっくりと先端までたどりつくと、黄色の点は白い線の中に沈んでしまう。
「ふふふ…さぁこれからよ…」
姫はコブを手に取り、シズの生殖器に当てるとゆっくりと押し込み始めた。

ビクン

挿入されたのを感じるのか、シズは奥へおしこまれる度に体を痙攣させる。
「うぅ……うぅぅ」
子宮の辺りまで触手が押し込まれると、触手の先端が口のように開き、子宮口にびっちりと隙間なく吸
い付いてしまう。
「ひぃっ!きゃああぁあぁぁぁああぁぁ」
強烈な熱感で意識を取り戻したシズは、姫が思わずエラをふさいでしまうほどの悲鳴を上げた。
目は見開き、口は半開き、手は力なく空を握る。
そんなシズの手を姫はギュッと握り締め、指先に口をつけた。
「もうすぐよ…もうすぐ」
姫は手を握り締めたまま、顔をシズの腹に押し付ける。

ドクッドクッ

シズの胎内でそんな力強い音が聞こえ、姫は思わず自分の股をおさえた。
触手は徐々に細くなり、少し太めの糸ほどの太さになると力なく引き抜かれた。
「おつかれさま」
姫は萎んだ触手を手に取ると、優しくイソギンチャクの中へと触手を戻してやる。
そうしている間に、イソギンチャクはシズの体の固定をはずし、何本かの触手で岩肌に向けて横たえた

686:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/09 01:23:07 jSc+b7KI
シズはぐったりと体を伸ばし、完全に意識を失っている。
「はじまる……」
しばらくするとシズの生殖器からゴポっと粘液が溢れ、キラキラと光るナニかが出始めた。
姫はその様子を興奮を隠し切れない様子で見つめ続ける。
キラキラ光るナニかは広がり続け、しばらくするとシズの生殖器から金色の卵が生まれ始めた。
卵は外に飛び出るとふわふわと水の中を漂い、小さなイソギンチャクの側に着床する。
着床した卵は最初は震えるだけだったが、しばらくすると口を開き、小さな触手を伸ばした。
触手は必死にキラキラするナニかを捕まえ捕食していく。
姫はそっと小さなイソギンチャクの側までいくと、優しく触手を撫でてやる。
「かわいいシズの子……はやく大きくなりなさいね」
姫はそうつぶやくと、大きなイソギンチャクの触手に口付けをし、気絶したシズを抱きかかえた。
「ほんとに可愛い子」
完全に気絶しているのを確認すると、シズの唇に自らの唇を重ね目を閉じた。
しばらくそうしていた姫は優しくシズを背負うと泳ぎ始める。
「さて、グリューの愚痴を又聞かないといけないわね」
ややうんざりした表情を浮かべながらも、姫は穏やかな笑みを浮かべたまま帰途についたのだった。

おわり

ではよい夜を
おやすみ

687:名無しさん@ピンキー
08/09/09 01:52:29 a7SqqbJj
>>675
ぶっ、ご存命でしたか。シロの続きまだー?

688:名無しさん@ピンキー
08/09/09 07:27:39 t8iGJ1qI
媚薬と催淫ガスだけでは、すぐに対策されるので触手にも属性攻撃をつけたい

触手から強烈な火炎弾や雷や吹雪に水流を出せるようにすれば
触手その物にはマトモな戦闘能力は無いとナメてるヒロインをきりきり舞いに出来るし

689:名無しさん@ピンキー
08/09/09 08:53:43 H/T7280u
>>675
スレの流れに乗った投下GJです
女兵士なのにいじめられっこのシズさんかわいいよ

どうもごちそうさまでした

690:名無しさん@ピンキー
08/09/09 12:27:35 RN7pXc1A
>>「姫様ーっ!姫様ーーっ!」
この台詞だけで木○の坊を連想する俺はもう病気

691:名無しさん@ピンキー
08/09/09 12:47:16 kiTUiCDn
姫様ーっ!シズどのーーっ!

692:名無しさん@ピンキー
08/09/09 19:02:31 +ymwUuVA
>>686
クソエロ過ぎてGJ!!!

>>691
(´゚ω゚):;*.':;ブッ

693:名無しさん@ピンキー
08/09/10 04:57:56 neMbjwlT
このスレには鬼獣淫界出身の触手はおらぬのか

694:名無しさん@ピンキー
08/09/10 05:01:37 L4kJAvhi
亜衣?麻衣?

695:名無しさん@ピンキー
08/09/10 21:38:24 wJPMfu9l
美衣?

696:名無しさん@ピンキー
08/09/11 00:18:00 lfajGYjF
優&魅衣?

697:名無しさん@ピンキー
08/09/11 00:36:44 jad1trms
♪レッツロックンロール


698:名無しさん@ピンキー
08/09/11 05:37:00 a7te4pgn
おじょ~ずぅ~

699:名無しさん@ピンキー
08/09/12 03:06:49 eJMWfj+a
「エリー?エリーなの?」
「違うわよ!とにかく聞いて、この電話は盗聴されて・・・」
「今アニーもハンナも・・・あふん・・・きてるのよ・・・」
「だから話聞いてよ!この電話は盗聴・・・されて・・・」
「今からマリーが触手注文するんだって、それで、お金はおいてくって」
「この電話は、盗聴、されて、おおおおおおおおおおおおおおおい!」

~~~

「ばか」
「にょろ」
「ばかばかばか」
「にょろにょろにょろ」
「ばかばかばか・・・・・ばかばかばか、ばか!」
「にょろにょろにょろ・・・・・にょろにょろにょろ、にょろ!」
「にょろ」
「にょろーん」

700:名無しさん@ピンキー
08/09/12 03:17:35 bJEPYiHR
ちゅるやさん乙

701:名無しさん@ピンキー
08/09/12 04:30:38 zJi5DwlM
>>699
へび男、乙

702:名無しさん@ピンキー
08/09/12 07:34:06 rtzDJSev
本官は小悪魔にょろよ

703:名無しさん@ピンキー
08/09/12 10:45:08 uxhl3vBj
触手の住処にして本拠地でもある魔界(淫界?)には

女神の一族を全滅させ全員、一人残らず犯し殺すまでは行かないにしても再起不能のメス豚にしたって言う武勇伝を持つ最凶の触手なんてのも居るのだろうか?

704:名無しさん@ピンキー
08/09/12 12:30:30 YMQvPHFd
>>703
田中さんの事か

705:名無しさん@ピンキー
08/09/12 14:45:23 K5YMVje5
世紀末救世触手伝説
女神に敗北した世界
虐げられる触手達の前にあの伝説の触手が!
「お前はもうイッ(ry」



仕事中にこんな事考えているオレもうだめポ

706:名無しさん@ピンキー
08/09/12 16:02:45 esYDTDdg
>>704
田中さんは結婚して子供生まれてからは
すっかり丸くなっちゃったからなぁ・・

707:名無しさん@ピンキー
08/09/12 21:33:47 rtzDJSev
>>706
親バカで過保護気味だから息子には期待できないしな

708:名無しさん@ピンキー
08/09/13 10:15:11 dWEKyv0H
ヒロインによってはかなりの負けず嫌いで触手に汚された事を人生最大の汚点として
リベンジで何度も挑んでは返り討ちにあって陵辱されるってパターンもあるけど

この手のパターンは最初はリベンジ目的だったけど何度も陵辱される内に徐々に心の奥底で何かを期待するようになりって最後には
って感じで本人も気付かない間に触手に調教されてるってタイプだよね

709:名無しさん@ピンキー
08/09/13 13:22:51 pzNvYzZh
>>708
だから、襲う娘の性格によって、すぐに嫁がせるか、あえて放っておくジゴロ的触手もいるわけで。

710:名無しさん@ピンキー
08/09/13 17:46:20 AjHtD31y
その御仁にレスしてもキリが・・・

711:名無しさん@ピンキー
08/09/15 10:19:52 haTSHaYy
正直某同人STG見たせいで魔界が魔物が徘徊してる混沌とした世界ではなく平和でアットホームな世界にしか妄想できなくなった

712:名無しさん@ピンキー
08/09/15 13:56:16 1zgdklKo
落ち着け同志。あの弾幕を全て精○だと思うんだ。

713:名無しさん@ピンキー
08/09/15 15:31:13 ehnOusOw
そ、そうだったのか・・・
つまり、当たったら妊娠してしまい、怪物に嫁がされるのか
なんというすばらしい世界だ!

714:名無しさん@ピンキー
08/09/16 15:31:47 ut70RZtI
>>704
今じゃ元女神の奥さんの尻に敷かれてサラリーマンと言った有り様だ

715:名無しさん@ピンキー
08/09/16 15:58:48 oaLdwDd6
痴漢電車ならぬ触手電車とかあったら都市伝説になるよね
神出鬼没で外見は普通の電車だが内部は触手がルールの異空間で足を踏み入れたら最後、無事で帰れた者は退治に来た女性霊能者も含め一人も居ない

716:名無しさん@ピンキー
08/09/16 20:19:08 KvfgsTRu
>>715
地下遺跡とかの方が…
入ったら最後戻ってきた者はいない…

717:名無しさん@ピンキー
08/09/16 22:30:28 0qgVLBqp
>>716
風頼のシレン外伝で階段を降りた先がゲイズハウスだったアスカと申すか


ガチであれは絶望する。
特に+40ぐらいまで鍛えた風魔の盾が変化の壺に入っていく瞬間を見た日にゃ……

718:名無しさん@ピンキー
08/09/17 00:42:06 kbv3QkKG
>>717
逆に考えるんだ、アスカが混乱して変化の壺に入ると考えるんだ!
やり過ごしの壺とか、中に入れるのもあるからアリじゃね?んでもって中には触手がわさわさと

719:名無しさん@ピンキー
08/09/17 00:48:20 lJ0ZV+le
早速誰か書いてたも

720:名無しさん@ピンキー
08/09/17 03:30:52 bwT7WjLE
満員触手電車
ターゲットの女性客以外は全員人間に擬態した触手怪物

721:名無しさん@ピンキー
08/09/17 09:06:13 n4HZPqgK
阿部さんが乗って来た日にゃどうなるんだ触手電車

722:名無しさん@ピンキー
08/09/17 20:10:00 wzgMBQ/L
触沢村

入ると二度と戻れなくなる呪われた村。
廃墟から触手が…

赤い触手、青い触手
応えた色の触手が便器から伸びてくる。

723:名無しさん@ピンキー
08/09/17 21:44:15 aMxXxIxE
触沢村ダム化計画

完成の際は、周辺地域のご家庭に洩れなく触手が便器から

724:名無しさん@ピンキー
08/09/18 00:03:10 4G/ekEvG
こうしたネタから、新たなSSが……産まれるのか?

725:3-170 ◆QC3LRmFAWo
08/09/18 00:50:13 dt5EQhjs
上の人魚ssはネタから産まれたものだし
書き手としてはネタが多いほうが嬉しい


規制きついっす…

726:名無しさん@ピンキー
08/09/18 02:29:18 D2cXnnPB
>>725
シロまだー!?

727:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:27:37 4G/ekEvG
>>725
逆に考えるんだ。
規制中に書き溜めておけば…

728:名無しさん@ピンキー
08/09/19 08:33:43 4mqcLFx7
触手や怪物が捕らえ陵辱したヒロイン同士を
戦わせるコロシアムがあるらしい。ルールは戦闘不能にするか絶頂させるかで勝敗が決まり。負ければお決まりの陵辱

それでヒロインが何度も勝ち進めるくらいに強ければ、その分だけ強い女性を屈服させたランクの高い触手や怪物に認定って事になる

729:名無しさん@ピンキー
08/09/19 10:28:14 BZeE4cUL
>>728
ツマンネ

730:名無しさん@ピンキー
08/09/19 13:26:52 Rh25K7i2
触手と女の立場が逆なら勝ったご褒美に朝までヤラせてくれたり
負けたら踏みつけられたり、叩かれたりするわけだね 
特訓と称していろいろと…

731:名無しさん@ピンキー
08/09/19 16:04:28 wl6VEDz3
触手ブリーダーとかシチュであってもいいよね
餌は基本的に愛液で飼い主がそのお相手になる
どっちがどっちに飼われているか分らない

732:名無しさん@ピンキー
08/09/20 00:45:49 wnybJBRh
触シュー、ゲットだぜ!

733:名無しさん@ピンキー
08/09/20 01:45:38 IrDKBf4K
・・・枯れてきてるな。ガッデム。

去年の今頃はもっとこう、ニョロニョロニョロニョロしてたのだが。

734:名無しさん@ピンキー
08/09/20 04:12:56 oSr+NOxe
ジブリール・ゼロ を つかまえてきました
コロシアム のしあいに しゅつじょうさせて よかとですか?

 はい
>いいえ

しくしく…

735:名無しさん@ピンキー
08/09/20 09:39:27 yMiwN06U
さっき見たアニメ精霊の守り人
 巨乳ヤリ使いと触手プレイ、美少年の産卵が観れた。

736:名無しさん@ピンキー
08/09/20 10:39:35 IuJJHf6a
>>735
触手「尻じゃねーのに真っ二つになったじゃねーか!」

737:名無しさん@ピンキー
08/09/20 14:14:12 clACRFVN
巧兄さん乙

738:名無しさん@ピンキー
08/09/21 14:41:22 Sq9hkg56
触手の絞め上げ攻撃って一度でも巻き付かれたら最後
相当、馬鹿力で人間離れした怪力の持ち主でも無い限りは逃れるのは不可能だよね

男ならそのまま絞め殺し。女なら意識を奪う止まりでいただきます

739:名無しさん@ピンキー
08/09/21 14:51:24 VvneJtTw
>>738
「逃れることはできないが、食いちぎることならできるぅ!!」
と美味しくいただかれてしまった触手もたまにはいるかもしれない。


740:名無しさん@ピンキー
08/09/21 17:02:47 uxFhEawP
むしろ、力の強さには、繊維そのものの強さに関わってるかもしれないぞ

一本が象をも支えるほどの強度の繊維すら開発できるご時勢だ。
そんな繊維で出来ている海綿体で作られた男根は、容易には噛み千切れまい。
女を犯すには、そのくらいのたくましき触手でないといかんかもしれない。

弱い触手でも、一般モブ女性なら犯れる。退魔師や天使の目から隠れて
何とか目先の快楽をいただくんだ・・・何とか・・・。

741:名無しさん@ピンキー
08/09/21 17:04:23 VvneJtTw
>>740
しかし、その象をつるせる繊維は、ナイフ一本で簡単に切れたりするから
世の中奥が深いのです。

742:名無しさん@ピンキー
08/09/21 18:26:05 6/8S/Frd
ダイヤモンドも切られるのならその硬度を存分に発揮できるけど
叩かれたら簡単に砕けるみたいだしな

743:名無しさん@ピンキー
08/09/21 18:43:24 uxFhEawP
最近は横斬りに対しても強い繊維とかもあるみたいだし、
噛み千切りや一般の切断程度だったらびくともしないというのが、
強い触手の条件なのでは?

ただ、天使や退魔師のカッターに対抗するとなれば、
やはり相当上位でなければいかんけど・・・

744:名無しさん@ピンキー
08/09/21 18:45:19 A/1YA7y1
>>743
食いちぎって脱出したと思ったら、一部の組織が胃の中に潜り込んでいて…
(続きは寄生スレの守備範囲なので自粛)

745:名無しさん@ピンキー
08/09/21 19:27:32 rH3PXnPJ
食いちぎったら中から媚薬が!

746:名無しさん@ピンキー
08/09/21 19:55:07 Gs68g7e4
投下来ないし完璧雑談タイムだなー…。
触手責めの主な流れって概ねこんな感じだよなあ。

1:「まさか!う、ウソでしょ!?…やだっ、やめてってばあ!!」
パンツを降ろされM字開脚。これから何をされるのか気付いちゃうシーン。

2:「い、嫌あああぁぁーーー!!抜いて!抜いてぇーーー!!!」
挿入&破瓜の瞬間。既に媚薬で出来上がっちゃてるケースも。

3:「ひっ、ああ!!やめてえー!おかしくなっちゃうー!!」
ズチュズチュとピストン運動。快楽系と苦痛系に大別される?

4:「ひぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあーーーー!!」
絶頂&射精。膣内はたまたぶっかけ、精力吸収etc…。

5;「な、中出し…された…の?い……っ、いやぁぁあー!!」
事後。妊娠、出産、卵孵化…。快楽墜ちや2クール突入も。

俺個人としてはもっと事後の充実した作品が流行って欲しいが住人的にはどうよ?

747:名無しさん@ピンキー
08/09/21 20:37:43 uxFhEawP
それには同意だが、事前の充実ももっと図るべきだ。

ていうか、モブへの充実もこのさいもっと図るべきだ。

ようは何がいいたいかというと、モブにも(強引な)愛を!

748:名無しさん@ピンキー
08/09/22 12:23:49 KWZqcJ6e
最近は(無意味な)雑談ばかりだな。

749:名無しさん@ピンキー
08/09/22 13:00:58 AoSoTaT9
SS投下されても、数人がGJとだけ言ってその後は華麗にスルー
すぐにどうでもいい雑談でニョロニョロしだす
これじゃここに書いてくれる人が減るのも当然だよなw

750:名無しさん@ピンキー
08/09/22 14:31:18 865J4IM9
マジレスだが俺もそう思ってる。
SSが投下されない間に雑談は構わない。むしろ歓迎だ
だが、SS投下直後に限って空気読まずに雑談振る奴がいるように思えるのは何でだろうな。

751:名無しさん@ピンキー
08/09/22 17:20:56 J9hg9ryj
ふーむ。。俺はむしろ投下が原因でスレが止まるのが怖くって後書きに
次の話題へ繋げられるようなネタを入れようと苦心した事があるけどな。

…気の弱いエロ書きの戯言でスマソ。

752:名無しさん@ピンキー
08/09/23 07:27:13 rJSaMmWg
あるあるw

つーかどっちもありすぎて困るorz

753:名無しさん@ピンキー
08/09/23 12:38:46 wBNKATeH
触手も嫌いじゃないけど人外の極太で犯されるおにゃのこが一番好きだから
ニョロニョロ言い過ぎて触手なしの異種姦系が場違いにされそうな気がしてちょっと困る

754:名無しさん@ピンキー
08/09/23 12:53:08 dngh4YDO
そんなことないぜ同士!

755:名無しさん@ピンキー
08/09/23 14:56:28 oqqWA7nV
現状、雑談は単なる穀潰しにしかならないから、自重しようか。
このままだと雑談でスレ一つ終わりそうだ。

756:名無しさん@ピンキー
08/09/23 15:13:58 fyvqKDf4
これを機に、おまいらも雑談でにょろるだけじゃなく
作品でにょろってみようぜ!

という元職人の戯言。

757:名無しさん@ピンキー
08/09/24 05:44:16 UXOJ1ZR9
事後…
異種姦ならまだしも触手ネタ(こと通り魔的事故)だと難しいなあ
発狂堕ち系だとマジ無理

個人的には救出されるもまた襲われてしまい絶望ネタが好きだが

デスパイアの人の妹はすごい好きだ

758:名無しさん@ピンキー
08/09/24 20:13:18 X5fatRWp
雑談自重


759:某SSスレのルール
08/09/25 20:33:11 H31SLIlO
1つ.雑談、スレ違い発言、なり茶の禁止
1つ.作者の邪魔になる展開予想は厳禁
1つ.作者叩きは勿論、過度の馴れ合いは愚者の諸行と知れ
1つ.「投下マダー?」「~なんてSSどうだろう?」等の乞食レスをする案山子頭は規制されてろ
1つ.無理して面白い米をするくらいならまず書くべし

760:名無しさん@ピンキー
08/09/26 00:10:15 AhjHVVSP
要約すると「空気読んでね♪」ですね。分かりました。

761:闇サバトの作者
08/09/26 01:16:11 ncqxQpPq
なんか奇妙なタイミングですが、出来上がってしまったので投下します。
短くしようとしましたが、あんまり減らせませんでした。
ま前回の2/3くらいの長さです。
後今回は【虫系】が登場しますので、苦手な方はNGIDなりスルーでお願いします。
ではでは。

762:闇サバトの作者
08/09/26 01:25:29 ncqxQpPq
 水橋真帆がその夜、女子寮から抜け出して中等部校舎へと走ったのは、ただの偶然だった。
 栗色のセミロングの綺麗な髪と、まだあどけなさを残した顔をキッと固めて、真帆は閉じられた校門を飛び越えた。
「きゃっ……?」
 陸上部で鍛えられているため、アクションに問題はなかったが、人目がないとはいえスカートのまま開脚をしてしまったことに気付く。
 着地に成功した真帆は左右を見回して、ほんの少し頬を赤らめた。
 午後八時過ぎの中等部校舎には、宿直室の明かりがひとつあるだけで、他はほぼ暗闇に閉ざされていた。
(よりによって、やろうと思ってた日に忘れるなんて、あたしもバカだなあ……)
 宿題をやるためのノートを、机の中に置き忘れていたのに気づき、慌てて舞い戻ったのだ。
 せっかく寮の同居人が、難しい問題の答えを教えてくれるのだ。朝でもいいが、別のクラスなので寝坊したら忘れてしまう。
 チェックのスカートをはためかせ、既に日の落ちた校舎の中に忍び込む
 戸締まりはしてあったが、同級生が昨月窓を壊して以来できた秘密のルートを使えは、自分の教室に入れることを真帆は知っていた。
(それにしても、夜の校舎ってどうしてこう不気味なんだろう?)
 そんなことを考えながら、目的のノートを手に入れる。
 急いで校舎を出ようとすると、帰ろうとした出入り口の窓枠に、ふと奇妙な違和感を覚えた。

763:サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:30:21 ncqxQpPq
「やっ……。な、なにこれ……? 気持ち悪……」
 それは虫だった。マカロニほどのピンク色のゼリー状の芋虫のような生き物が、無数に這っていることに気づいた。
 まるでルアーのようでもあるが、それにしてはやけに艶めいていて、生き生きとしている。
「きゃっ!?」
 入るときにいなかったその虫が、ノミのように跳ねて真帆の腕に触れた
 慌てて平手を使って払おうとすると、幼虫はぷちりと潰れて、同色の体液が肌の上に染み出していく。
「いやあっ、もう、何よこれぇ……」
 不快感に涙目になった真帆は、急いで窓をくぐり抜け、中庭に出て―
「えっ?」
 真帆は自分の目を疑い、立ち止まった。
 見慣れているはずの草藪のあちこちに、さっきの幼虫が、コードライトのように点在していた。
 ふとさっき粘液のついた自分の腕を見る。ピンク色の液体は体に浸透し、既に跡形もない。
(何これ……? もしかして、毒でもあるんじゃ?)
 真帆の推測は当たっていた。ただし、それはただの毒ではなく、人の性感を溶かす淫毒であった。
(なにこれ、なんか、体が熱い……)
 突然下腹部のうずきを覚えて、真帆が立ち止まる。その機をついたかのように、大量の虫たちが、真帆に飛びかかってきた。
「いやああぁぁあぁ!?」
 恐怖で我に返った真帆は、体に虫と粘液がつくのも構わず、中庭を突破しようとする。
「誰かぁ、助けてぇ!?」
 ふと、草藪の向こうの街灯の下に、警備員の後ろ姿があった。
 救いと見た真帆は必死に手を伸ばし、その肩に触れた。
「た、助けて下さいっ! なんか変な虫が、いきなり―え?」

764:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:33:53 ncqxQpPq
「…………」
 警備員は振り向かなかった。返事もしなかった。代わりにばさっと、まるで砂細工のように崩れ落ちた。
「え? あ、あああ……」
 疑問が氷解した後、真帆の双眸が恐怖で見開かれる。それは、初めから人ではなく、人型をしたものだった。
 制服の隙間から無数に出てきたのは、白っぽいカブトムシの幼虫にも似た大量の生き物。人の指ほどから、二の腕ほどまでのが、わっと大量に這い出てきた。
「ひ、ひあああああ―!?」
 “それ”が、人の形を模していたことに気づき、真帆は絶叫を上げた。
 この一連の動作で、既に真帆の抵抗意識は崩壊していた。
 すとんと腰が抜けた真帆の上に、ヒタヒタと虫たちが襲いかかる。
 体育座りを崩したような格好の真帆のふくらはぎから太股へ、制服の上と下から虫たちはその膨らみかけの胸まで登ってゆく。
「あ、ああ……んぐっ!?」
 真帆が思い出したように悲鳴を上げようとする。
 だが、首筋か顔にまで到達した人の指二本ほどのぬめった芋虫が、そのさくらんぼのような艶やかな唇を割り、ずるりと口内に忍び込んできた。
(あ、いやあ……)
 その芋虫の頭が亀のように伸び、エラを張って。口腔内をかき回す。まるで、本体そのものでありながら、男性器を模しているように。
 残りのワームは潰れたゼリーと同じピンクの粘液を吐き出しながら、真帆の制服の中を這い回る。
(あああ……、何これ。いやぁ……気持ち悪いのに……)
 ぬるり、ぬるりと、まるでローションを塗った手に愛撫されているような快感と恍惚感が、真帆を襲う。

765:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:36:32 ncqxQpPq
 二匹の芋虫がストライプのスポーツブラの下に潜り込み、未発達な乳房に張り付き捏ね上げると、真帆はぴくんと身震いした。
(はあっ、何これ……、気持ちいいよお……)
 そういう行為は知識としては知っているが、試しに何度か自分でした時とは、比較にならない快楽だった。
 芋虫たちはけして噛みついたりなどはせず、あるときは下着や制服の上から、あるときは張りのある肌をぬめぬめと這い回り、時にはその脚や口吻で、少女を愛撫し、汚していった。
(あ、ああ、やだぁ……。なんか、変になりそう……。嫌なのに、なんで、わたし……)
 真帆の体から完全に力が抜けて、草藪の上に仰向けになる。
 全身を虫と粘液塗れにした真帆の肢体は、煌々とした月明かりを身に受けて、魔性を帯びたように光っていた。
「んっ? ふぐううっ!?」
 太ももを愛撫していたワームがショーツの上から秘裂をなぞり、下着の内側に潜り込もうとしているのを感じて、真帆は我に返った。
(やっ!? そ、そこはあっ……!?)
 陶然としていた真帆が恐怖に目を覚ます。
 弛緩しきった体で最後の抵抗を試みようとしたとき。
「いぎっ!?」
 ずるん、と幼虫が薄膜を破って胎内に呑み込まれた。
 同時に、口を塞いでいた幼虫の先端から、ゼリーのような液体が溢れ、抵抗できないまま喉を落ちてゆく。
 すると、秘芯を貫かれた痛みとショックもすぐに薄れ、全身が泡立つそうな快感に包まれていく。
(はあっ……、な、なんで? 怖いのに、痛いはずなのに……。も、もうだめ、おかしくなる……)
 墜ちる。
 そう思ったとき、小さな足音が聞こえた。
「夜分遅くとはいえ、貴様らも随分と節操のないことだ。こんな人目につく場所で捕食などと」
(……?)
 朦朧とした真帆が見たシルエットは、剣道部の部活帰りの少女だった。
 本来ならば既に部活は終わりの時間であり、通常それはありえないはずだったが、そんな些細な違和感に気を取られている余裕はなかった。
「キシャアッ……!」
 数十匹のワームが、部活帰りの少女に襲いかかったその刹那。

766:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:41:41 ncqxQpPq
「―“レーヴァテイン”」
 大量に飛びかかって来る芋虫たちに動じた様子もなく、少女は腰に帯びていた竹刀袋から木刀で居合いを放つ。
 ただの木刀であったはずのそれは、光を帯びる剣となって、紙切れのように幼虫たちを切り裂いてゆく。
 二秒と持たずに、空中で無数の幼虫は切り裂かれ街灯の光に溶けて消えた。
「あ、うう……?」
 光に反応して、真帆が虚ろな目をしばたたかせると、剣道部らしき少女が、木刀を納めて見下ろしてきた。
「ふむ。発見が遅れて済まなかったな」
 真帆に見覚えはなかったが、一度見れば忘れられないほどの特徴があった。
 強い意志を赤みがかった目に宿した、凛とした少女だった。
「しかし、まだ精神も食われてはいないようだし、問題はないな。すぐに回復するはずだ」
 呟きつつ、弛緩した真帆の体を抱き上げる。そして、虫たちが消滅した辺りに視線を走らせた。
「“ゲート”が見あたらないということは、本体は逃した、か……。まあいい、とりあえずは保護と報告だ」
 呟いて、木刀の少女は黒塗りの携帯電話を取り出した。
「あ、う……」
「大丈夫か? 待っていろ、帰ってから治療する」
「あ、あたしはどうなって……。あ、あなたは……?」
 真帆の問いに、切れ長の目を赤く光らせて、剣道部の少女が答える。
「降魔六式委員会がひとり、門守夕里。だが、君の方は何も覚えておかない方が幸せだ」
 少女が真帆を抱きかかえ、女子寮へと歩き出す。
 その夜はそれ以上何も起こらず、幕を閉じた。


767:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:45:56 ncqxQpPq
***

 学院の敷地外、駅前のカフェテラスの一席で、聖宝学院女生徒の制服が並んでいた。
 つけ加えるなら高等部と中等部、一人はいかにも真面目そうな、縁無しメガネと黒のロングヘアーの少女。
 対面に腰かけているのは、気だるげな顔つきの黒のショート、小奇麗だが目立たなそうな雰囲気の黒髪の少女だった。

 ミナミが目撃した事件の日から、早くも三日が経過した。
 明菜は鬱病ということで一時的に自宅療養にしてもらい、徐々に快方に向かっている。
「結局、明菜は何も覚えてなかったみたい。あんなに酷いことがあったのに……」
 ミナミが呆然と呟くと、小夜音が水の入ったコップに軽く口をつけた。
「それはそうでしょう。サタニックに精神を捕食される過程で、表層の記憶も削り取られますから」
「で、今日はやっと説明はしてくれるのよね?」
 翌日以来、明菜の容態が安定してから、ミナミは真実を問いただす為に図書室に通い詰めた。
 “占いの魔女”たる小夜音は酷く嫌がったが、根負けしてついに話をすることにしたのだった。
「その前におなかが減ったので、何か注文してもよろしいですか?」
 メニューを片手に小夜音がちらりとミナミを見る。
 わざわざ聞くということは、ミナミの奢りという意味だろう。
「いいわよ。でも私、今月厳しいから、お手柔らかにね」
「分かりました。ところで私はチョコレートパフェが好きです。注文は任せます」
「…………」

768:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:47:43 ncqxQpPq
 程なく、二人の席にウェイトレスがやってくる。
 ミナミはメニューを開いてパフェの値段を見る。それなりに高かった。
「ご注文よろしいでしょうか?」
「チョコレートパフェとレギュラーコーヒーを」
 ミナミが財布の中身を思い出しながら、ため息を吐く。
「あ、それとエスプレッソもお願いします」
「……ってえ! ちょっと何勝手に追加してるのよ!?」
 ミナミが慌てて小夜音を睨むと、
「私の飲み物がありませんでしたので」
 平然とした顔で返された。
「…………」
 お金のことで小競り合いをしてる場合じゃない。
 仕方なくミナミは折れることにした。
「で、どこまで話ましたっけ?」
「その、あの化け物は本当に猪川君だったの? それとも―」
「あれは紛れもなく本人ですよ。ただし、現実を捨てて闇に身を落とした召喚師(サモナー)と呼ばれていますが―」
 といいながら懐に手を入れ、
「ところで、これをあなたは覚えてますか?」
 小夜音は真っ黒な鍵を取り出して見せる。
「それは―」
「この鍵を、門(ゲート)と、私たちは呼んでいます。これに召喚師の身を生け贄に捧げることにより、悪魔(サタニック)を召喚します。まあ、化け物への変身プロセスはそんなところです」
「そんな鍵……どこで手に入るのよ?」
「ま、具体的に説明してもダルいでしょうから、まあとある宗教団体から盗み出されたもの、とでも言っておきます。そしてこれは変身アイテムと共に、サタニックの心臓も兼ねています」
「……ってことは、その盗まれた鍵の分だけ敵がいるだけで、増えることはないってこと? 時間さえあれば、あなたたちが倒してくれるってことかしら?」

769:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:50:10 ncqxQpPq
「お待たせしました」
 ウェイトレスがやってきて、注文の品をおいていく。小夜音は無表情のまま、スプーンをどでかいパフェに突き刺した。
「そのはずです……が。もしかしたら今回は、ちょっと事情が違うかもしれません」
「……?」
「気にしないでください。憶測でものを話しても仕方ありませんから」
 パフェのチョコアイスを口に運びながら、小夜音は虚空を見つめる。
「何か気になるんだけど……っと」
 さりげなくミナミはスプーンをパフェに伸ばすが、小夜音のスプーンにガードされ、小さな金属音を立てた。
「…………」
「なんですか行儀の悪い」
 冷ややかな目で見られて、ミナミは呆れつつもレギュラーコーヒーに取り掛かった。
「それにしても、あの化け物たちの目的はなんなのよ? なんで猪川君は変わってしまったのよ?」
「彼らの目的は、破壊と快楽の享受。ただそれだけです。もともとこの門(ゲート)というアイテムは、そういう負の思念を色濃く持つ人間しか扱えないのですよ。ま、あなたみたいな顔も頭もいいリア充には、縁遠い話ですがね」
 パフェを黙々と口に運びながら、小夜音は呟く。
「あの男は、自分の長所が一切無く、周囲に認めてもらえなかった。だからあのように他人に錯覚させ、夢を見せる能力が発現したのでしょう」
 いいながら、“門(ゲート)”と呼ばれた鍵を、懐にしまう。
「彼らはおそらく、ゲートを十数個持ち出した人間から、何らかの形で受け取ったのでしょう。配布者の狙いは、自分の存在を眩ます為、私たちのような退魔の存在から……」
 不思議なことに、喋りながら食べているようには見えないのに、小夜音のパフェはどんどん減っていく。
「そして、学園で精神を喰らいつつなりを潜めて成長し、いずれはこの土地そのものを支配するつもりなのでしょう。私たち対抗組織は、それを食い止めるために動いています」
 言い終えて、小夜音は空になったパフェグラスに、スプーンをおいた。

770:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:54:14 ncqxQpPq
「では、説明は以上でよろしいですか?」
 すぐに立とうとした小夜音を見て、ミナミははっとした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。その、退魔師みたいな人は、あなただけじゃないんでしょ? 教えてくれれば、協力して―」
 ミナミの縋るような視線を、小夜音はあっさりと受け流した。
「助力を拒むつもりはありませんけどね、無理はしない方がいいですよ? 何せこの学院は中等部と高等部、教師、他係員含めて三千人近いです。
その中のたった十数匹など、私たち降魔六式委員会のメンバーでは、特定しきれませんし、カバーもしきれません。
どちらにしろ、後手になるのは避けられないんですよ」
「……でも、じゃあ事件が起こるまでは、私たちは何もできないわけ、そんなの―」
 小夜音は思い出したように、エスプレッソにミルクとガムシロップを落とし、口元に運ぶ。
「だからああやって細々と探してるじゃないですか? 私は後衛ですから、まともに殴り合うとすぐやられるんですよ。ドラクエとかでいうと魔法使いのポジションです。分かりますよね?」
「いや、あの私、あんまりゲームとかは……」
「……そうですか」
 しばらく沈黙が満ちて、小夜音がエスプレッソをちまちまと啜る音だけが聞こえる。
 ミナミは焦る、何か質問をしなくては。
「じゃあ、つまり、この学院はあなたたちの抗争に巻き込まれたってことなの?」
「どこまで私にケンカを売れば気が済むんですか? 私たちは雇われて対処しに来ただけの者ですよ。ただのお仕事です」
「仕事って、そんなのあるの?」
「年収は八百万ほどですがね。全くもって、割に合わない仕事ですよ」
「ええええっ!? そんなにもらってるの!?」
 椅子から飛び跳ねるミナミを、小夜音はジト目で睨め付ける。
「そんなに、って。むしろ全然割に合っていませんよ。定期的に化け物に犯されるわ、精神崩壊程度で済めばまだいい方で、常に殺される危険だってつきまといます」
「えっ……じゃあ、あなたも……その」
 明菜のように、とその先に続く言葉を、ミナミは告げられずにいた。
「こんな商売を二年も続けていたら、誰だってこうなりますよ。ムツゴロウさんだってそりゃ指をなくすわけです。まあ、私たちの精神耐性は常人の五倍なので、そうそうおかしくはなりませんが。その分長くて酷い陵辱を受ける羽目になります」


771:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 01:59:17 ncqxQpPq
「…………」
「では、私も暇じゃないので、そろそろおいとまさせていただくということで」
 飲み終わったカップを置いて、小夜音は立ち上がる。
「ま、待って! せめて連絡先だけでも……! 私の周りに、また誰か被害に遭ったら―」
 逃げてゆく制服の裾をミナミがつかむと、小夜音は侮蔑の目で見下ろした。
「偽善ですね。あなたを特別視して、守って差し上げるつもりはないのですよ。これ以上面倒な真似をするなら、あなたの記憶を飛ばしますよ?」
「……魔法って、そんなこともできるの?」
「私は魔法なんて使えませんよ。あの呪文っぽい喋りはただの命令で、使うのはこの子です」
 小夜音がため息をつきつつ、小脇に抱えていたスケッチブック指でをなぞる。あの魔術の格好でならいざ知らず、普通の制服姿にそれは、全く似合っていない」
「それは―」
「この本、“グリモワール”は他のサタニックを喰らい、その能力を吸収して使用できます。まあ分かりやすくいうとFFでいう“てきのわざ”みたいな感じですね」
「……? 何の話、それ?」
「だんだんあなたと話すのが苦痛になってきました……」
 露骨に嫌そうな顔を見せて、小夜音はエスプレッソを飲み終えた。
「まあ、そんなわけで攻め手は幅広いんですが。その分、後手に回るともろいんですよ。あと、魔力消費も大きいですしね。前回だってあなたを助けなければ、無駄に力を消耗することもなかった」
「でも、だからって……!」
「周囲の索敵、罠感知、サタニック本体の特定と、やることは色々あるんですよ。私が失敗したら、あなたが代わりに倒してくれるんですか?」
「…………」
 そう言われればミナミは口を塞ぐしかない。
「では、そろそろ失礼します。連絡先はさっきの通りですけど、別件ではかけてこないでくださいね」
「ちょ、ちょっと……」
 それだけ言うと、さらりと小夜音はカフェテラスから去っていった。
 後にはただ、伝票とミナミが残された。

772:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:02:33 ncqxQpPq
 ***

 もやもやした気分で、寮の自室に戻り、家事と夕食を終えた午後八時過ぎ、女子寮のミナミの部屋に、いつものように妹のイリスが訪れていた。
 テーブルで向き合い、グラスの氷が揺れる音と、テスト勉強と称した筆記の音だけが、静かに聞こえていた。
「はあ……」
「お姉ちゃん。どうしたの? また、明菜さんのこと?」
「あ、ううん、違うの……何でもないわ」
 ため息は控えるようにしているつもりだが、思った以上にミナミは自制ができていないようだった。
「結局、分かったところで、どうしようもない、か……」
 起こっている事件の謎が解けたところで、ミナミにできることは何もない。
 自分は、無力。
 それは確かに、あの小夜音という少女のいう通りなのだ。
(分かってる。分かってるんだけど……)
 何かこう、放っておくことに抵抗があった。
「お姉ちゃん、そろそろ帰るね」
「あら? 今日は早いのね」
 時計を確認すると来てから三十分も経っていない。いつもなら、もう二時間くらいはいるはずなのに。
「うん、ちょっと昨日から、真帆ちゃんの具合があんまり良くないから、早く帰ってあげないと」
 ちなみに水橋真帆はイリスのルームメイトだ。
「風邪かしら? あなたも気をつけなさい。引き初めが危ないのよ」
「あはは、大丈夫だよ。真帆はちょっと、昨日夜に外出なんかするから、風邪引いちゃっただけだよ」
「えっ……?」
 屈託のない顔で言われた瞬間、夜の学院。明菜に起きた悲劇が、ミナミの脳裏をよぎった。

773:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:04:18 ncqxQpPq
「どうしたの?」
「う、ううん……なんでもないわ。それより、それっていつの話……?」
 正体不明の恐怖に押されて、イリスから経緯を問いただすと、どうやらなんてことなさそうな話だった。
 ただ、ノートを忘れた真帆が夜の中等部校舎に探しに行って、帰り道に疲れて眠ってしまったらしい。
「それでね、すっごい綺麗なおねーさんが連れてきてくれたのよねー。名前も聞いたんだけど、教えてくれなかったけど」
「へえ……」
「それじゃ、この話は真帆が詳しいから、また今度ね!」
 イリスが笑顔で去っていく。
(女の人が連れてきたなら、サタニックってことも、ないわね)
 戸締まりをしっかりした後、ミナミはぼうっと部屋の天井を眺める。
 そうだ、三千人のうちの十匹程度なのだ。
 女のみがターゲットだとしても百五十分の一、小夜音の話では、サタニックたちは、足がつかないようにあまり多くの獲物は現在手を出している様子がないらしいとのことだった。
「大丈夫よね、きっと……」
 そう自答しつつも不安は消えない。
 いつの間にか、小夜音にもらった緊急用の電話番号を、ミナミはしきりに見返していた。


774:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:07:55 ncqxQpPq
 ***

「やっほー。真帆、ただいまー!」
 イリスは、中等部の寮―といっても、渡り廊下一本隔てただけの距離だが。に、辿りつくと、元気よくドアを開けた。
「あ、お帰り、イリスちゃん」
 昨晩遅かった時以来、微妙に体調の優れない真帆は、ベッドに半身を起こして、小説を読んでいた。
「今日もお姉ちゃんにばっちり教わってきたから、宿題は心配しなくていいよ」
「うん、いつもありがと」
 そう笑みを交わした後、二人は仲良く宿題の書き取りを始める。
 何気ない時間が過ぎていく中、話題は勉強から、次第に、今学院を騒がせている怪奇事件の話に移っていた。
「でも真帆、危ないから夜出かけるのはもうやめなよ?」
「うん、でも、生徒会の人も有志を募って見回りしてくれてるみたいだし、大丈夫よ。それに、昨日もあの女の人が助けてくれたでしょ」
「助けてくれたってことは、やっぱり何かあったの?」
「うん、よく覚えてないけど。なんか酷い目に遭った気がするから、大丈夫」
「やっぱり、思い出せないんだ」
「うん、なんでだろう。すっごく怖かったはずなのに……。んっく……。なんで、なんだろ?」
「どうしたの? 真帆?」
「な、なんか変、体が、熱っく……って」
「えっ……?」
 急に顔を赤らめて悶え始めた真帆に、イリスは首を傾げる。
「ちょ、ちょっと真帆。どうしたの急に? 具合でも―っ!?」
 最後の言葉を紡ぐ前に、イリスは息を呑んだ。
 ピンク色のゼリー状の芋虫が、真帆の背後の壁を、ずるずると無数に這い上ってきたからだ。
「なっ、何これっ! 真帆っ! 後ろ!」
 真帆が振り返りもせずに目を見開いて、震えだす。
「あ、あああ……。そうだ、思いだした……。これ、これが……あの時の」
「な、何? なんなのこれ?」
 どこから入ってきたのだろうかと、考える間も無かった。

775:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:10:12 ncqxQpPq
 ピンクの幼虫がイリスに向かって飛び跳ねてくる。それを躱して立ち上がると、ボトボトと天井から、人差し指大から二の腕ほどまでの大きさの白い芋虫たちが降ってきた。
(て、天井にまで、いつの間に……)
 悲鳴を上げるのも忘れてイリスが戦慄していると、真帆は既に虫たちに取り囲まれていた。
「いやあっ、こ、これぇ! これに私はっ……んぐっ!?」
 真帆の悲鳴の出所を、群がった幼虫たちが塞ぐ。
 数匹に張り付かれると、まるで抵抗の意志を失ったように、真帆は動かなくなった。
「ま、真帆……しっかりして……きゃあっ!?」
 手を伸ばすと、自分の方にも群がってくる幼虫に、イリスは後退る。
(何、この匂い……? なんか、変な感じが……)
 必死で振り払おうとするが、近寄れない。
 その隙にも、部屋を覆い尽くさんばかりの虫たちはじりじりとイリスの周りを包囲していく。
「ごめんね、真帆! 少しだけ待ってて!」
 イリスは飛びかかる幼虫をはねのけて、トイレに逃げ込んで鍵をかけた。「あ、ふあ……。ダメ……やめえっ……んぐっ……」
 陶然とした真帆のあえぎ声が、扉の向こうから聞こえてくる。
「お、お姉ちゃん。早くっ、お願いっ!」
 イリスは急いで携帯電話でミナミへコールをする。
 ボタンを押す指が震える。既に扉の外を、無数の虫たちが這う音が聞こえていた。
(何が、何が起こってるの? こんな―)
 二回目のコールで、電話がつながった。慌てて助けを求めようとしたその瞬間。手首に衝撃を感じて、イリスは電話を取り落とした。
「えっ……?」
「キシャァアア」
 鈍い声を上げたのは、缶ジュースほどの芋虫だった。
 その異形の赤い目と、イリスの目が一瞬合った。

776:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:12:55 ncqxQpPq
 既に自分で鍵をかけた密室。幼虫の落ちてきた天井を仰ぎ見ると、全ての謎が解けた。
(トイレの、換気扇の穴から……!)
 一匹だけではなく、更に無数の幼虫がいつの間にかその通気口から続々と落ちてくる。
 イリスの記憶が正しければ、ほんの数時間前まで、そこは壊れていなかったはずだった。
「い、いやああぁぁぁあぁぁあっ!?」
 無数の芋虫に集られたイリスの絶叫は、長くは保たなかった。
「うう、ううう……お姉ちゃん……」
 すっかり身動きのとれなくなったイリスの制服の上を、ずるずると芋虫たちが、まるで品定めでもしているように這い回る。
 嫌悪感と恐怖は既に麻痺し、ああ、こんな変な液で濡れたら、洗濯して落ちるかな。などと現実逃避の思考が入り交じっていた。
「キシャア」
「うっ……」
 表面を這っていた幼虫が、襟首や裾の隙間から制服の中に入り込む。ピンク色の液体を吐きながら、無数の繊毛と小さな吸盤のようなもので、張りのある肌に張り付き、じくじくと犯していく。
「ひぃ……」
 白いイリスの小さな頬を、ナメクジのような虫が這う。
 嫌悪感に声も出せないまま、静かな陵辱が続く。
(大丈夫、痛くない……。もう少し頑張れば、きっとお姉ちゃんが助けに―え?)
 突然の変化に、イリスは目を見開いた。
(何、これ……)
 祝いの席でアルコールでも呷った時のように、体が熱くなる。そして、下腹部の奥の辺りに、感じたことのない疼きが沸き上がった。
(な、何これっ? 何でこんな……)


777:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:20:57 ncqxQpPq
「あふ、ふああ……いいよぉ……」
「真帆っ!?」
 扉の向こうから聞こえてきた嬌声に、イリスは顔を上げる。
 それは紛れも無く、真帆の、ルームメイトの快楽の享受した声だった。
(真帆、な、何をされてるの? も、もしかして―)
「キィィィ」
「いやあっ!?」
 耳元の鳴き声に、イリスは我に返る。いつの間にか、全身を這っていた虫たちは奥に忍び込み、可愛らしいリボン付きのショーツや、ミニサイズのブラの中に忍び込んで、未発達の性器を愛撫していた。
「いやあっ、ダメぇっ!? ふあっ、あああっ……!」
 恐怖と快感に翻弄されながら、イリスは泣きじゃくる。
 細い太もも、小さな胸の頂、秘裂の入り口へと虫たちが張り付き、
 不思議だった。本能しかない虫の集合に犯されているというのに、何故か人特有のねちっこさがあった。
 赤い唇を舐め、胸の小さなつぼみに吸い付き、太ももの内側をさすり、頬を撫で、割れ目を筆先のような舌で、細かくすり上げてくる。
「ひああっ!? やめっ、やめれぇえっ!」
 経験のない身体に、直接快楽を刷り込まれる感覚に、イリスは身震いした。


778:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:25:14 ncqxQpPq
「も、いや。やめれぇ、それ以上されたら……わたしっ!」
 快感のあまり、イリスの意志とは無関係に痙攣して、口の端から、無意識に涎が零れ始める。
 だが、芋虫たちは手を緩めることなく、むしろ激しさを増した。
「はっ、はっ……ひいっ……んくっ。あああっ!? やだっ、やだやだやだあっ! 助けてええっ!」
 迫り来る絶頂に怯えるように、イリスは強くかぶりを振る。だが、無情にも助けは来ず、ついにそれは訪れた。
「やあっ、はあああんっ! も、ダメっ、おしっこ漏れちゃうよおっ……!」
 叫ぶと同時に、ずらされたショーツの奥から、透明に近い小水が漏れ始める。その一部に虫が吸い付いて、音を立てて吸い取った。
「あはあああっ!いや……あっ! 飲まれてる……わたしのっ……やあ……ふあ、ああ……」
 絶頂の羞恥の中で、やがてイリスの声はやみ、喘ぎ声だけがトイレの中に木霊する。
「キシャアアアア……」
 そして、固く閉じていたイリスの縦筋がほぐれたのを見定めて、指二本ほどの太さの芋虫が、狙いを定めて、一気に潜り込んだ。
 ぬちゅり。
「あぐっ……」
 既に虚ろな目を虚空に向け、放心していたイリスは、破瓜の痛みに、びくりと背筋を震わせた。


779:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:28:23 ncqxQpPq
***

「な、何よ……これっ!?」
 息を切らせて、イリスたちの部屋に辿り着いたミナミは愕然とした。部屋中に張り付いた無数の芋虫。篭もっていたピンク色の蒸気は、意識を遠くさせる。
 イリスからのコールで危機を察知してから、ミナミはすぐ小夜音に連絡を入れた。
『分かりました。ここからでは遠いので少しかかるかもしれませんが、私の到着まで、絶対に部屋には入らないように』
 数分間まで、ミナミは小夜音の指示を守っていたが、イリスの悲鳴を聞いて、ついに我慢ができなくなったのだった。
「あふあ、ああ、ああ……」
「真帆ちゃん!?」
 既に無数の幼虫に犯され、はしたない顔をさらしている真帆を助けようと、周囲の虫を振り払いつつ足を踏み入れる。だが……。
 ミナミの武器は、来るときに、護身用として勝手にもってきてしまった、ルームメイトの木刀一本のみ。
 戦力差と形容するまでもない、あまりにも無謀な戦いだった。 
「キシャアッ」
「きゃあっ!」
 不意に飛んできた芋虫の一匹を、木刀で振り払う。
 運動の成績は悪いミナミだったが、運良く一撃で虫を切り払った。
(や、やったの、かしら?)
 ぴちゃり。
「んっ……?」
 真っ二つになった芋虫の体から出たピンク色の液体が、ミナミの頬に付着する。
 とっさに制服の袖で拭おうとすると、何も拭えなかった。
「えっ……?」
 まさか、一瞬で気化したのかと目を疑うと、突然ミナミの膝がかくりと折れた。
(こ、これは……あの、獏の時と同じ……)
 同時に、体の熱さと痺れるような快感に襲われ、ミナミは木刀を取り落とす。

780:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:31:36 ncqxQpPq
(しまった、あの液体は……何かの……)
「キシャアアア」
 致命的な失策を冒してしまったツケは、既に目の前に迫っていた。無数の芋虫たちが、狙いを定めて、ノミのように飛び跳ねた、その瞬間。
「“somnus”」
 小夜音の声が聞こえた瞬間、白い霧が室内に満ち、幼虫たちがパタパタと倒れていった。
「ん、ううう……」
 膝をついたミナミが顔をあげると、小夜音が呆れた顔で、動かなくなった芋虫たちを見回した。
「ふう、やはり虫退治はバルサンに限りますね。いい能力を持っていて助かりました」
「うう、小夜音……ちゃん?」
 ミナミの声を無視して、小夜音は“グリモワール”を中空に放り投げる。 やはり開いたカバーを口に模したように牙が生え、虫たちをがつがつと喰らっていった。
「しかしまあ、あなたが先走ることは読めていましたが、よりにもよって、姉さんの“災いの枝”を勝手に持っていくとは……。
無知とは恐ろしいですね。万が一本物でしたら、今頃あなたは虫まみれどころじゃ済みませんでしたよ?」
「なんの、こと……よ?」
 小夜音がよく分からないことを言っている。
 だが、全身を包んでいる甘い疼きよりも強い眠気がミナミを襲い。意識が遠くなる。
 程なくして、ミナミの視界は闇に包まれた。

781:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:34:41 ncqxQpPq
***

 薄闇の中に、小さな明かりを感じて、ミナミは目を開けた。
「んん……ん、あれ?」
「目覚められたようですね。一人で帰れそうならそうして下さい。あなたを運ぶのがめんどくさいので」
 目覚めると、そこはイリスと真帆の部屋だった。
 あの惨状がまるで幻だったかのように、室内には虫一匹見あたらず、落ち着きを取り戻している。
 部屋は薄暗く、スタンドライトのほのかな白色が、室内を照らしていた
 ミナミは二人がけのテーブルに小夜音と向き合うように座らされ、イリスと真帆はベッドで寝息を立てていた。
「い、イリスっ!? イリスは無事なの?」
「しっ! もう12時ですよ? 寮の管理人さんはあなたが退治してくれるんですか?」
 小夜音の言葉に口を慌てて押さえつつ、ミナミはベッドを覗き込む、イリスも真帆も、無垢な表情で寝息を立てていた。
「記憶は消しておきましたから、まあ、さっきの恐怖は覚えていないでしょう」
「そっか……」
 妹の無事に、ほっとミナミは胸を撫で下ろして、椅子に深く腰掛ける。
 そして、珍しく疲れたような表情の小夜音に向き直った。
「ありがとう、あなたにはまた助けられちゃったわね……」
「気にしないで下さい。クライアントの無知と横暴の引き替えに、私たちに給料が支払われているのですから」
 相変わらず捻くれた物言いに、ミナミは苦笑しつつ。部屋を眺める。
「でも、もうあの虫たちはやっつけたのよね。これでこの事件は―」
「がっかりさせて申し訳ないんですが、それは違います」
「え……?」
 小夜音が“グリモワール”を手に乗せて。
「さっきの虫たちは、このところ委員会のメンバーが何度か交戦しているものと同じで、親玉の分身なのです。
逃せば本体を追うことはできるでしょうが、情報を取られた戦いになります。かといって全滅させればイタチごっこ。
まあ、敵もここまで慎重なくらいですから、念入りに罠を仕掛けてあるのでしょうが」
「そ、そうだったの。でも……何で、私に……」
 ミナミは不可解に思った。何故あれほど自分が首を突っ込むのを嫌っていた小夜音が、こんなに現状を詳しく話すのかと。
 答えはすぐに小夜音が告げた。

782:名無しさん@ピンキー
08/09/26 02:43:24 qbPZyYv7
支援

783:闇サバト-降魔六式委員会- Ep2 【worms】
08/09/26 02:45:56 ncqxQpPq
「ところで、落ち着いて聞いて欲しいのですが、妹さんとそのお友達の胎内に、さっきの幼虫が寄生しています」
「―えっ?」
 さりげなく放たれた衝撃の一言に、ミナミの表情が凍り付いた。
「既に肉体と一体化してる為、取り除くことは不可能です。解決法は、経験上、本体のサタニックを倒す他ないと思われます」
「じょ、冗談でしょ? だ、だって二人とも……」
「一見大人しいのは、寄生したサタニックが、本来の働きをしていないためです。ですが、彼女たちはこれから発作のように強い性衝動に襲われ、
時が来れば寄生虫に精神を支配され、宿主の餌として動くでしょう。
分かりやすくいうと、“ツバをつけられた”状態にされたわけです」
「じゃ、じゃあ! 早く本体を見つけて、倒さないと―!」
 妹が化物にいつでも食べられる餌として確保されている。そんな現状を放っておくことなどできない。
「ですが、降魔六式委員会としては、この件を放置する予定です。
会議は明日になるので断定は仕切れませんが、まず間違いないでしょう」
「え……?」
 意味が分からず、ミナミが間抜けな声を上げる。
「さっきの説明はそういう話です。つまり、“戦っても無駄なので私たちはもう、あの幼虫には関与しない”と言っているのです。その理由です」
「まっ、待ちなさいよっ!? 意味が分からないわよっ!? あなたたちはその為にいるんでしょ! なんで目の前にいる人を見捨てて―」
「大丈夫です。たぶんしばらくは、彼女は無事ですから」
「なんでそんなことが言えるのよっ……!?」
 いきり立つミナミとは対照的に、小夜音はあくまで落ちついて、諭すような声を出す。
「餌が多過ぎるからです。基本的に、平常時のサタニックは、本体が特定されるリスクを増やしてまで、それほど餌の人間をキープする必要はありません。となればおそらく、彼女は祝いの酒として選ばれたのです」
「……選ばれた?」
 怪訝な顔のミナミに向かって、小夜音は静かに微笑んだ。
「喫茶店でお話した“例外”ですよ。サタニックたちの進化と召喚にして、
ヤツらの姦淫の狂宴……八月の収穫祭、闇サバトの供物として―」

Ep2【worms】 END


784:闇サバトの作者
08/09/26 02:54:28 ncqxQpPq
以上。投下終了です。
最初の2回タイトル間違えたりgdgd……。
前回コメ下さった方ありがとうございますー。

分割はこれ以上伸びるようだったら分けることにしたいと思います。
暇が開いたときに書いてるので執筆速度はお察しください……。

雑談はどうなんでしょう。きりきりしすぎているのも緊張しますが、まあ。

次回そろそろ触手さんを登場させる予定ですー。
おやすみなさい。

785:名無しさん@ピンキー
08/09/26 03:00:32 qbPZyYv7
GJ。
この時間に起きててよかった。
収穫祭まで全裸で待機します。

786:名無しさん@ピンキー
08/09/26 22:03:38 C1lZAmY1
ハラショー!クオリティ高っ!
つーか小夜音ナチュラルに性格悪っ!!w

話の筋道から小ネタまでコンパクトに練られてて相変わらず読み易いな。
長さを感じさせないタイプの文章だから、分量にはそんな神経質にならんでええかと。
むしろこのサイズでお約束の冒頭犠牲者から本筋の会話、メインのえちぃ、
解決&次回への布石が打てるんだから構成力は二重丸だと思われ。

787:名無しさん@ピンキー
08/09/27 10:17:02 GWQcWuas
GJ
小夜音がヤられた過去回想編キボン

788:名無しさん@ピンキー
08/09/27 12:53:04 8hkV0c0Y
これはシグナム姐さんキター!なのか!?
あるいは淫妖蟲のヒロイン。

789:名無しさん@ピンキー
08/09/27 15:19:53 yxSzVjz5
>>784
GJです!
次回の触手さんも楽しみに待ってます

790:名無しさん@ピンキー
08/09/27 18:35:23 mzrCcH5B
戦闘能力を持ってないヒロインが今後どういう立ち位置になるのか気になるな。



・・・そしてどういう初体験を迎えるのかも気にry

791:名無しさん@ピンキー
08/09/28 19:05:04 OVXs+Snc
投下直後の週末だってのに伸びねえ・・・
最近若干活力落ち気味で心配だな、ここ
気い悪くしないで下せえ職人様

792:名無しさん@ピンキー
08/09/28 20:13:00 GtwiVllG
だって雑談とか振ると手痛い言葉で叩かれちゃうもん><

793:名無しさん@ピンキー
08/09/30 05:16:09 1zRJGswS
ニョロニョロと雑談触手が地面の穴から伸びてくると
お札を貼ったハンマーでそれを叩こうとする対魔巫女の姿が思い浮かんだ

ゲーセンに置かれた触手叩きは一定のスコアを出さないと襲いかかってきます

794:名無しさん@ピンキー
08/09/30 08:31:05 8xnRQhw8
今一応SS書いてるけど、大したもんじゃないんで、貼っても雑談してておけーよ。
少なくとも俺は

795:名無しさん@ピンキー
08/09/30 13:08:09 tj+qLM4X
触手はより強くレベルが高い子孫を残す為に実力のある女性との闘いを繰り広げている
子孫は母体になった存在のポテンシャルで強さとレベルに大きく差が出るから。
例としては強い魔法使いを母体にしたら魔法を使える触手が誕生する

796:名無しさん@ピンキー
08/09/30 18:48:29 ydGXzsTi
>>792
だから、投下直後に職人無視して雑談しようとするから叩かれるんだろ。


797:名無しさん@ピンキー
08/09/30 21:24:23 HusrdSEJ
投下直後に他の話題に振られると確かにモチベ下がるけど。
ぶっちゃけ完全沈黙状態じゃ投下する勇気も湧かんがな。

関係ないが、このスレの作品って妹やったら不遇じゃね?
いやむしろ大歓迎ではあるが。

798:名無しさん@ピンキー
08/10/01 07:03:18 F0Xp1Oe4
いや、きっと幸せですよ?

799:名無しさん@ピンキー
08/10/01 10:17:43 NalYqjG1
最近、俺は娘が触手にやられちゃってる妄想より、
触手娘がやられちゃってる妄想をよくする。
いよいよ俺は駄目なのかもしれん・・・。

800:名無しさん@ピンキー
08/10/01 12:24:51 P3oGoD+K
>>797
姉のほうもだいたいエラい目にあうからイーブン

801:名無しさん@ピンキー
08/10/01 17:53:57 Lb2wkmTS
どうして雑談が嫌われるか?
それは他のスレでしても事足りる様な、中身のない雑談ばかりだからだ。
せっかく>>797が、このスレならではの話題を振ったというのに、お前達ときたら自分の好みばかり。
そういうのは然るべきスレでやってくれ。


802:名無しさん@ピンキー
08/10/01 18:56:56 bTUlO1eu
>>799
あれ、自分いつの間に書き込んだんだ?

803:名無しさん@ピンキー
08/10/01 20:59:10 jTZiHrN+
ははは、触手娘さんもいいものだぞお。

触手はもっと眷属を増やすのにも励むべきw

804:意識侵食 1/5
08/10/02 08:12:49 LjrPgplu
オリジナル触手ファンタジーです。
拙文ですが、大目に見てくれると助かります。



†「意識侵食」†



「ふっ!!」
 ザンッ!
 美少女の掛け声と共に白刃が光の軌跡を描き、「亜族」を両断する。
 更に後方から迫る触手を感知し、長いポニーテールを揺らしながら振り向きざまに一閃。斬り払うと、隼の如き疾さで亜族の体へ接近し、中枢神経を狙い刺し貫く。
 どす黒く凹凸のある球体に無数の触手を生やしただけの亜族の体は、身体の中心を捉えられて微痙攣を起こした後、派手に破裂した。
 彼らを手をかけた少女戦士は、四散する亜族の身体すら手に持つ大剣で全て受け流す。
 自分の身体が汚されるのが嫌なのだ。
「つ……強い。強すぎる……」
 村の住人から洩れる自然な呟きは、本当に十七歳の美しい少女に向けられたものなのだろうか。
 金髪碧眼に白皙の肌。身に纏うは、肌よりも白きレオタードただ一つ。携えるは、聖剣「フルンティング」。
 孤高の女戦士―ソフィアは、今日も完璧な仕事を終え、目鼻立ちの整ったやや憂い無表情を虚空に向けていた……

 大陸各地で出没する「亜族」は、いずこからか表れた亜族王ハスターが伴ってきた、異形の生物である。
 人の頭より若干大きめの黒き球体に無数の触手を生やす、おぞましい見目を有している。
 男は殺し、女は犯してイかせた後、意識を乗っ取って「亜人」と化させる人族の敵だ。
 男には凶暴化して襲い掛かり、絶大な戦闘力を持ってして絞め殺そうとしてくるので、太刀打ちもままならない。
 故にこの大陸では、うら若き少女達が日夜剣の修練や性欲の抵抗力を高めるための修行に精を出しているのだ。
 ただし、彼女達が犯され亜人となると、人族としての意識はなくなるうえ亜族と同じように牙を剥いてくるので、もはや殺すしかなくなってしまう。
 亜人の、亜族と異なる点は、
 ・人族(女)の見た目を持つこと。言葉は話せない
 ・女に凶暴化して襲い掛かり、男を犯そうとすること。ただし、男は最後には殺されるため、亜人にはならない
 ・触手は、手足を変形させて発する事ができる
 の三点である。

805:意識侵食 2/5
08/10/02 08:14:39 LjrPgplu
 腰辺りまである金髪のポニーテールと、程よい大きさの双丘を揺らしながら、ソフィアは町を歩み進んでいる。
 とりあえず、といった感じで村長宅に招かれるや、一応、といった感じで報酬を手渡された。 
 女戦士ソフィアの名は大陸全土に伝わっていて、亜族王ハスターを倒す救世主としての呼び声が高い、孤高と言える存在であった。
「いやぁ、本当に助かりました。ソフィア様」
 頭皮が若干薄くなり始めた長老が、目のやり場に困った様子で礼を述べる。
 完璧なスタイルの肢体に、着ているのがボディラインが丸分かりな上露出も多い白レオタードだけとなれば、こうなるのは当然ともいえるが。
「……お礼はいりません。当然のことをしたまでです」
「そ、そうですか」
 突き放すかのような断固とした口調に、村長は当惑する。
「どうです? 一晩だけでも……」
「ううん、私には課せられた使命がありますから……」
 首を左右に動かしながら答えるソフィア。
 断られれば、無理に引き止める必要はないな……
「そ、そうですか……では、お気をつけて」
 面倒ごとが嫌いな村長は、むしろ嬉々とした心持で、ソフィアを送り出した。
「…………つまらない人ね」
 村長宅を出て開口一番、ソフィアは毒づいた。
 二言三言話しただけで結論付けるのは尚早だが、彼女のややしたたかな性格に至っては仕方のないことである。
 じゃあ、行こうかしら……
 言葉もなく、別れも告げず。
 孤高の少女剣士は、密かに村を後にした。

 ソフィアが何故そんなにも強いのか、疑問を持つ者は多い。
 彼女自身が強いのは確かだが。
 一番は、祖父の遺産の聖なる白刃「フルンティング」が要因である。
 この剣に選ばれし者は、超人的な膂力・敏捷・剣技が身につき、容易に亜族を討つことが可能なのだ。
 聖剣に付属されていた但し書きを見たソフィアは、肩と太腿が露出した白いレオタードで旅をすることにした。
 ‘肩と太腿を外気に晒すこと。そうしなければ、その力を最大限に発揮することができない’……但し書きにはそう記されていたからだ。
 全身を純白に染めたソフィアは今、広大な翠の草原を憂い眼差しで見入っていた。
 白昼の今なら、この草原の先にある「散霧の森」には、夕刻までには着くはず。のんびり行こうかな……
 ソフィアはゆっくりと、優雅な足取りで草原を踏みしめだした……

806:意識侵食 3/5
08/10/02 08:16:06 LjrPgplu
 ところが。
 歩けど歩けど「散霧の森」は見えてこず、結局着いたのは小夜に至ってからのことだった。
 私としたことが……計算違いだわ。
 自分の悪癖―歩く速度は、常人の中でも遅いほう―が悪い方向に出てしまったのだ。
 この森自体は狭く、抜けるのには一刻とかからないだろう。
 しかし、夜になれば薄霧が発生するうえ、亜族の襲撃に抗せるかどうか。
 となれば、当然退くという選択肢がよぎってもおかしくないのだが……
「急がなきゃ。時間が無いもの……」
 寡黙な彼女が声に出すほどなのだから、本気でそう思っているのだろう。
 整った面差しをいつも以上に厳しく律しながら、彼女は霧の煙る森へと足を踏み入れた。

 霧は思ったよりも深く、道は暗黒に遮られていて、視界は乏しい。
 聖なる白刃「フルンティング」は、所有者の意思で松明と同程度の光を発することが可能だが。
 それでも中々周囲が明らまないのだから、この森が潜在的に持っている闇は相当に強いということだろう。
 早く……早く抜けなきゃ……!
 極めて珍しく、ソフィアは焦燥感を募らせていた。
 出来れば、亜族に遭う前に抜けたい。
 道に迷いさえしなければ、ここは容易に抜けられる森―

 それは突然の出来事だった。
 眼前の大木から黒い触手が飛来したのだ。
 視界が悪いためか、全く反応出来なかったソフィアの首に巻きついた。
「ぐっ……!」
 呻きながらも、背に帯剣している「フルンティング」の柄を右手で持つが。
 その右手首にも、触手が巻きついてきた。
「ぐぅ……はぁぁああっ!!」
 怒号一喝。
 と共に振り上げた白刃が光を放ち、首に巻きついている触手を斬った。聖剣に与えられた、怪力である。
 早業で左手に持ち替えながら右手首の触手を刻もうとしたら、後ろからむき出しの肩に触手が触れてきた……瞬間。
 ソフィアの動きが、中枢神経を貫かれた亜族のように静止してしまった。
「………………え?……」
 彼女は、何が起こったのかまるで分からなかった。
 苦痛はないにも関わらず、完全に脱力し、「フルンティング」から手を離してしまった。
 分かったのは、今、自分は四肢を捕らえられ、完全に身動き一つ取れないという事実のみ。
「なんで…………どうしてっ!?……」
 ソフィアは疑念を混ぜて泣き叫んだ。
 ここでもやはり、彼女の悪癖が災いしている。聖剣の但し書きの中の、最も重要ともいえる部分を読み飛ばしてしまっていたのだ。
 ‘肩か太腿を亜族に触れられると、剣の効力が一時間失われる’―
 効力の中には、亜族を斬り払う力や、亜族から身体を護る力も含まれている。
 その加護を失ったソフィアは、もはや一人の無力な少女に過ぎないのだ……
「ひっ……ひぃい!!」
 蠢く無数の触手を目の当たりにし、今までに無い恐怖と悲痛に満ちた甲高い声を上げる少女。
 碧い双眸から、涙がとめどなく溢れ出る。
 黒く細い触手が、ソフィアに殺到した―

807:意識侵食 4/5
08/10/02 08:17:32 LjrPgplu
「いやあぁぁあっっ!!!」
 うねうねとまとわりついてくる黒い‘つる’のぬめぬめとした気持ち悪い感触に、ソフィアは身悶えさせながら絶叫した。
 ソフィアは処女なので知らないが、その感触はまさしく男根そのものである。
「や、やめ……やめてぇっ!」
 白いレオタードを這い回る触手は、しかし留まるところを知る由もない。
 露出した肩に伸びたものが、わきの下の辺りから布の中へと侵入してきて、少女の成長した乳房を巻き上げた。
「痛っ、あぁぅ!?」
 ビリィ、と麻のレオタードはいとも簡単に破られ、ソフィアの形の良い乳房があらわになる。
「やだ……やだよぉ……」
 上気した頬に半開きの目をあらぬ方向にむけながら、弱弱しい否定の声を発するソフィア。
 犯され、イかされてしまえば、自分が自分ではなくなることの恐怖は何事にも代えがたい。
 何より亜人になってしまうと、自分に亜族王ハスター打倒を期待する人々を裏切ることになるのだ。
 絶対に、絶頂を迎えるわけにはいかない。
 だが、しかし―
「ひっ、い…………はぁあんっっ!!」
 ついに。
 触手はソフィアの股間部の布をずらし、膣内(なか)への侵入を許してしまった。
「いやっ! やぁっ、んあぁぁん!!!」
 一本の触手にぐちゅぐちゅと膣内を探られ、愉楽の嬌声を上げるソフィア。
 四肢を固定され、脚を広げて秘所を露にされた姿勢で、いいように攻められる。
「駄目……いやぁ……はぅっ! あぁっ! はんっ! あぁん! くはぁぁっ……!!!」
 出し入れされる触手に加え、敏感な突起まで擦られ、突き上げるような快感に抑えていた喘ぎ声が自然と漏れ出てしまう。
 だが、これでも‘そういう類’の修行は欠かさなかったのだ。
 感じることはあっても、そう易々と絶頂にまでとどきはしない。
 だからといって抵抗する手段があるわけでもなく、達してしまうのも時間の問題だろう。
「あん……くっは、んっ、あぁっっ!! あん! はぁぁあ……」
 ソフィアは、イきたいと思う欲求と、実際に迫り来る快楽の波に、必死にこらえていた。
 亜人になれば、私の意識はなくなる。それは死ぬのと同義―いや、それ以上に悪い結。
 だから、イくわけにはいかない……
 けど、この状況でどうしろというの?
 完全に身動きできない状態。ましてやこの時間、この場所、絶対人が通らない所で、私はどうすればいいの……?
 いっそこのまま快楽に身を委ねたほうが、楽になれるんじゃ……
「はぁ……はぁ……―っくぅ! うぁっ、あぁぁ、ふぁあんっ!! あんっ、はん! イ、イく……」
 ―違う。イきたくない。
 だが。彼女の思いを裏切るように。
 触手が、ソフィアのクリを、膣内を、アナルを。同時に激しく攻め立て始めた。

808:意識侵食 5/5
08/10/02 08:19:10 LjrPgplu
「ひあっ―!!!!」
 途切れる声。
 ぐちゅぐちゅと激しくかき混ぜる水音に、秘部から大量に迸る愛液。
 声を出す余裕すらない、絶頂の一歩手前の状態のソフィアのおもては、美しい容姿が見る影も無いほどに歪んでいた。
 ぐちゅ、ぬちゅ、ぐちゃ、ずちゅ、くちゅ、ぴちゃ……
「いやあっ!! もうだめぇっ!!! イっ……―!!?」
 どういうわけか。
 絶頂寸前で、触手の動きが止まる。
 それどころか退いていき、いや、その身体が朽ちてゆくではないか。
 ―破裂音。
 いずこからか聞こえたその音は、間違いなく亜族の死を意味する音だった。
「ふう……危ないとこだったね、あなた」
 独特な声色の、甘ったるい声。
 ソフィアは悟る。奇跡的にも、通りがかった者に助けられたのだと。
 闇に落ちた林の奥から、一人の少女が姿を表した。
 山吹色を基調とした半そでチュニックに、萌葱色のタイトミニという、ちょっと軽めな容貌。
 そのため、ソフィア以上かとも見て取れる彼女のスタイルの良さが浮き彫りになっている
 かわいらしい童顔に飾った長い金髪は、二つに結って胸元に下げていた。
「あなたがソフィアちゃん?」
 突然の問いに、ゆっくりと頷いた。
 何しろ、自分は有名であるという自覚はあるし、伝聞で容姿も知られているだろうから驚きはしない。
「あの、あなたは……?」
 少々息を荒げ、大きく息を吐きながらも、ソフィアは訊いた。
 本音を言えば今すぐ自涜に及びたいのだが、相手のことを考えれば流石に失礼だろうと考え、自重する。
「わたしはセリカ。あなたを捜してたのよ」
 セリカと名乗った少女に、ソフィアは大きな目を更に大きく見開いて凝視していた。
 この少女こそ、ソフィアが捜していた者なのだ。
 けど、聞いた話によれば彼女はこの森を抜けた先にある要塞都市・ケインズウェルにいるって話だったと思うけど……
「……それより、あなた辛そうじゃない。話は後にしましょ。わたしがしてあげるから、楽にして」
 優しく話しかけられたソフィアは、自分の状態を察してくれたセリカに拝謝した。
 同時に。
 ソフィアの左頬に一筋の水の粒がこぼれるのが、童顔に飾られた碧眼に映された。
「……そうよね。辛かったわよね」
 裸身の少女の側まで足を運びながら、穏やかに言葉を綴る。
「大丈夫。わたしがやさしく気持ち良くしてあげるから……」
 双眸を閉ざしたソフィアは、安寧とした心持になれた気がして、思わず全身の力を抜いた。
 良かった。あの時、気を抜いて亜人なんかにならなくて―
 自分の花弁に入ってくるセリカの指の感覚に酔いながら、快楽の中でほっと胸を撫で下ろした…… FIN



矛盾点とかありそうでコワい。

809:名無しさん@ピンキー
08/10/02 10:21:34 zqwsWnwo
GJです!
是非続きをば!

810:名無しさん@ピンキー
08/10/02 15:46:31 WdNItS79
>>784
二話連続でストライプのスポーツブラであるあたり
作者はわかっていると言わざるをえない。

>>808
触手生物が蔓延っていようが太モモ触られちゃ駄目だろうがレオタード一枚。
まさに触手陵辱ヒロインクオリティ・・・

811:名無しさん@ピンキー
08/10/02 16:34:53 3CPM6z19
GJ!

だがなんだ、この焦らされっぷりは…
激しく続き希望なんだぜw

812:名無しさん@ピンキー
08/10/02 17:18:22 AvQRJAGC
ハイリスクハイリターンというか、欠陥商品みたいな聖剣だなw
「亜族から身体を護る力」も弱点部分だけは効かないわけか。
まさに触手陵辱ヒロインクオリティ・・・

813:名無しさん@ピンキー
08/10/02 17:20:16 DUkz07QR
但し書きが鬼畜すぎるwww

814:名無しさん@ピンキー
08/10/02 17:40:56 7erryVPA
この剣作ったヤツ、絶対精神だけ剣の中に入って持ち主視姦してるだろwwww

815:名無しさん@ピンキー
08/10/02 20:29:58 oh3YcPNI
ちょっと体操服ブルマじゃないと威力発揮出来ない剣作ってくる

816:名無しさん@ピンキー
08/10/02 21:35:23 tA3dLmzv
太股に巻き付かれたら力を失うって地面からの不意打ちに弱いパターンだよね。
そして続編があるなら何をすれば二人目のヒロインは力を失うのか期待してしまう。
二人とも共通ってパターンでも面白いから問題ないけど。

817:名無しさん@ピンキー
08/10/02 22:14:55 5V+YAf3x
ちょっとウイゼル氏に魔剣の作り方を教わって来る

818:名無しさん@ピンキー
08/10/02 23:06:58 03auMXFV
この剣をじいちゃんが使ってた頃の事を想像してしまったorz

819:名無しさん@ピンキー
08/10/02 23:53:08 I35R8HJ4
ぬふぅ

820:名無しさん@ピンキー
08/10/03 00:11:02 ut4sAxoN
>>818
魔法で剣使う時だけ美少女になります

821:名無しさん@ピンキー
08/10/03 08:00:36 l5aglB4u
TSしてヤられる主人公か
女の快楽に全く耐性の無い元男が攻められてどうなるか…
悪くないなw

822:808
08/10/03 08:18:47 LvmuM0uR
思ってたより好評なようで驚喜しましたw
当初は一回で終える予定だったので適当に書きなぐってたんですが、
自分もなんとなくこの世界観が好きになってきたし、続編を望む声が多い様なので、続きを書こうかと思います。
他にも常に三、四作掛け持ってるんで、出来れば気を長くして待っていただけたらと……


823:名無しさん@ピンキー
08/10/03 10:18:55 ut4sAxoN
>>822
なあに、待つのは慣れてる…

読子リードマンの活躍を待つのよりは楽だ

824:名無しさん@ピンキー
08/10/03 10:32:49 K3qPqDpf
>>822
十二国記を待ち続けてる俺には愚問だぜッ!
6年くらい平気で待ちます

825:名無しさん@ピンキー
08/10/03 18:56:16 V2IOaV/v
アナの書ドニの書待ちの俺もいけるぜ!

826:名無しさん@ピンキー
08/10/03 22:46:26 ZvMToDpd
>>822
俺は田中芳樹のファンだぜ?
タイタニアとかもう半分あきらめてる(´・ω・`)

827:名無しさん@ピンキー
08/10/03 23:15:38 paEShVtQ
>>826
完全に諦めてる俺が通りますよっと

828:名無しさん@ピンキー
08/10/03 23:21:46 LvmuM0uR
>>823->>826
同胞よ!
アル戦といい主上といいハルヒ(これはレベル低いけど)といい、読者をどう思ってるのやら……
俺はプロになったら四ヶ月刊行を目標にしてくぜっ!

……なんてゴチャゴチャ言ってないで続き書きます、はい

829:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:11:15 k9pA4zth
待たして悪いが仕事なんでな。

嘘ですゴメンナサイ。待ってねーよとか言われたらマジ泣きなので勘弁つかぁさい。
ヒロイン完全お荷物絵巻の第六話投下します。

830:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:12:19 k9pA4zth
~粉砕天使ナツメ 第六話 前編~

「シャギィィィィィィイ!!」

追い詰められた異形の咆哮が淀む大気を掻き乱す。
ほんの数瞬前まで奪う側だった者の最期の悪あがき。
渾身の力で振り抜かれた筋肉の鞭は、天敵の美しい銀髪を僅かに触れただけで通り過ぎていった。

―――ザシュ。

滑稽なほど取り乱した怪物とは対照的な静けさで、エミリアの細腕が水平に走る。
彼女の手を離れた矢は音も立てずに虚空を駆け、寸分違わずデスパイアの核を貫いた。

平衡を失いグラリと揺れる腐肉の塊。息絶えたローパーは、一足先に転がっていた仲間の上へと折り重なるように崩れ落ちる。
制御を失った触手が、筋繊維の痙攣によりビクビクと震えていた。だがそれも長くは続かない。
息絶えたデスパイアは、葬られた順どおりに規則正しく光へ還ってゆく。行き先は…少なくとも天国でないのは確かだ。

「これで…全部?」

心持ち上がった息を幅のない肩で整えながら、エミリアは誰にともなく問いかける。
闇の中に凝らされる銀色の瞳は、例え勝利の後でも微塵の隙も覗わせない。

「んぁ…あ…、はあっ。あん…」

彼女の問いに応じたのは咽せ返るほどのエロスを湛えた女の吐息。
銀髪の天使の背後では、今しがた片付けた一団により犯されていた若い女たちが数名、薄紅色の肌に断片と化した衣服を付着させ転がっていた。
粘液の効用に意識を乗っ取られた者は、異物の除かれた己の秘部を一心不乱に慰め続け、わずかでも理性の残る者はその身に受けた凌辱の残滓にただただ涙を流している。

(捨て駒相手に随分時間を食わされたわね。マルー達、無事かしら…)

少女の顔は険しかった。先ほどから何度もコールしているのに相方からは応答が無い。
片時も手を離せない熾烈な戦いを繰り広げているのか、救出したナツメとハルカを抱え逃走中か。あるいは…。

「くっ」

案じたところで事態は動かない。今は一時一秒さえ惜しいのだ。
脳裏をかすめる最悪の予想を打ち払い、散りゆく骸を踏み越えようとしたその時である。

「…ひっ!?い、い、いや…。やだ、もうやだっ。もう嫌ぁぁぁあぁぁぁあッ!!!」

「ヌルヌルしたのが来るう!!ヌルヌルしたのがぁぁああ!!」

辛うじて意識らしい意識を保っていた何人かが、エミリアの背後を指差し狂ったように叫びだす。
一体何を見つけてしまったのか。…いや、この空間でその問いは愚問だろう。

ズル…ずる。ズチュル…ずぶぶ…。ずぷっ。ぬちゅる。ずずず…。ずぶ…。

闇の中で蠢く大小の影が、まるで誘蛾灯に惹かれる羽虫のように、エミリアの青い光を目指してゆっくりと這い進んで来る。
姿形は不確かでも、その不快極まりない足音が彼らの正体を何よりも簡潔に示していた。
この世の終わりとばかりに喚き散らす女達を小さなその背に庇いながら、天使は黙って弓を引く。
敵の数は十…いや二十。数えている間にも増えていく。
本当はこんな雑魚にかまけている暇は無い。事態は一刻を争う。だが…。

831:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:13:02 k9pA4zth
「来ないでっ!来ないでぇぇぇえ!!」

「やだぁぁあ、私もうやだぁぁぁあ!!帰してっ、お願いだから帰してぇっ!!」

真っ赤に腫れた陰部をボロ切れ同然の衣服で庇いながら泣き叫ぶ犠牲者一同。
無慈悲な触手責めで肉体を酷使され彼女らは、とても自力で逃げ出すことなど出来ない。
そして彼女達がいる以上、エミリアもこの場を離れる訳にはいかないのだ。迫り来る敵の、全てを殲滅することなくしては。

「嵌めてくれたわね。態のいい捨て駒だって事すら解ってない肉団子のクセに!!」

およそ似つかわしくない罵声と共に、蒼き閃光は重厚な包囲の真っ只中へ飛び込んでいった。



奥へ、奥へ…。節くれだった侵入者は躊躇う事なく這い進んで来る。

「ん…ぐっ、はあ…ァ。くっ…そ、くうぅ…!!」

股の間からその身を裂かれるような拡張感。
どれだけ腰を引いたところでもう逃げ場は確保できない。

『あらやだ頑張っちゃって。久しぶりのセックスなんでしょ。もっと楽しまないと損よ?』

「ふ…ざけ…ッ。…んぐ!」

黄昏時のような薄暗い照明の下。メンバー随一の火力を誇る灼熱天使は、込み上げてくる鈍痛と疼きにその端正な顔を歪めていた。
厚手のコートを脱ぎ捨て一回りも二回りも細くなった背筋は、浮き出る汗で輝き、挑発的な微笑を湛えていたその顔は、キャンパスに淫らの彩り広げまいと防戦一方である。

『強がっても下のお口は正直ね。可愛そうに…随分欲求不満だったのね。私のモノをこんなに一生懸命しゃぶっちゃって…ほぉら』

結合部から溢れる透明な液体を、一本の触手が拭ってマルーシャの顔の前で見せ付けた。

「言ってろよ…。貧相だね…てめぇのナニは…」

『あらそう?ならお望み通りに』

「くっ…。ぐぅ!?あ、あ…あぁう!!」

強がるマルーシャの膣内で異物がボコボコと脹れ上がった。波打ち際を埋め尽くす巻貝のように触手の表皮を覆っていたイボたちが、グネグネと蠢き始めたのだ。
亀頭を包んで締め付ける洞穴を、内側からコリコリと刺激する無数の肉の粒。心地よい痛みと甘美な温もりが下腹部に広がり、溢れる愛液は幾筋もの白糸となって滴り始めた。

『調子が出てきたわね。それじゃあ、そろそろスイートルームに招待してあげようかしら…ぬふふっ』

「ん…だ、と…?」

何を言っているのか。潤んだ瞳で目一杯の睨みを利かせながらマルーシャは訝しむ。
そんな彼女の眼の前で…なんと伯爵夫人の腹がビチビチ音を立てながら縦に裂け、まるで女性器のような艶かしいクレヴァスが出現したのだ。

「…―――なっ!?」

スプラッターな光景に言葉を飲む天使。まさかと思ったその瞬間、彼女の体は触手に貫かれたままガクンと引っ張られた。
無数の拘束具で戒められたマルーシャは、異臭を放つその空洞へゆっくりと手繰り寄せられてゆく。

「ま、マジか…。く、くそ…。んぁッ」

人間ひとりが優に納まるその空洞は、まるで巨大魚の口のようにくぱっと開き、彼女を丸呑みにしようと待ち構えている。
開かれされた脚をその外縁に突っかけ、なんとか抵抗を試みるマルーシャ。
だが…乳房に吸い付いた触手がその形良い果実をしゃぶり上げ、股間に潜り込んだ触手が一暴れすると、張り詰めていた両脚はいとも簡単に力を失い、膝から砕けてしまう。
つっかえ棒を失った体は、実に呆気なく地獄の釜の中へ引きずり込まれていった。

832:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:13:44 k9pA4zth
(ちィ…。やっぱ…デス公と体で張り合おうって考えが、無茶もいいトコだったか…)

救いは訪れない。肉の絶壁から見渡す下界では、下っ端のローパーに嬲られている娘たちが、陵辱者の触手を頬張ったまま恨めしげな目でこちらを見上げている。
乱入してきたマルーシャの姿を見て、助かるとばかり思っていたのだろう。
だが当のエンジェルは自分たちを助けるどころか、身内の救出に失敗した挙句、訳の分からぬやり取りを経て、あろう事か自分から体を差し出してしまった。
犯され尽くした女達の胸を、灰色の絶望と黒い怒りが駆け巡る。熱湯のような精液の注入と同時に搾り出される悲鳴は、まるでエンジェルへの怨嗟の喘ぎのようだった。そして…。

『さァ、いらっしゃい。今晩からはここが貴女のベッドよ』

「や、やめ…!う…ッ!!」

聖者に割られた海が元の姿へ還るように、肉の谷間が閉じていく。
徐々に細まってゆく外からの光。左右からジリジリと迫る赤黒い壁。
グチャグチャという粘着音を立てて肉と肉が癒合し、マルーシャは遂にその中へ完全に閉じ込められてしまう。

「あ、うあぁぁあぁっ…!!くぅ!くっ、そお…。や、気持ち…わりぃ…ッ!!やっ、やめ…っ!!」」

まるでハンバーガの具よろしく腐肉の布団で挟み込まれる戦乙女。
牢獄の内壁は膿んだニキビのような無数の突起で覆われており、心拍のように脈打つそのイボの頭頂からは、すえた匂いのする謎の液体がグジュグジュと溢れ出していた。
隠すべき場所を殆ど隠せないほど乱された衣服は、みるみる内にその粘液で浸蝕されて泡立ち、ベルトの金具や下着のゴムを残してその殆どが粥のように溶かされていった。

『アハハハハハハッ!いいサマになってきたじゃない。上で大砲振り回してた貴女より、よっぽど美人よ!!』

ドロドロになった髪止めがブツンと切れた。ポニーテールと呼ぶにはやや乱暴に束ねられていた金髪がふわりと広がり、マルーシャの顔を大人びた雰囲気に変える。
だがその美しい髪も、生臭いローションを即座に塗りたくられ、彼女のうなじや額へと汚ならしくへばり付いていった。

『さあ、お膳立てはこのぐらいでいいわね。今度は貴女が尽くす番よ。腰を振りなさい』

「だ、誰がそこまでサービスするって………うッ、んぐァ!」

大きなストロークで前進後退を繰り返していた触手がボコリと怒張し、マルーシャの陰部が悲鳴を上げる。

『口答えできる立場かどうか、よ~く考えてから物を言いなさい。ヌルい真似してくれたら…わかってるんでしょうねぇ?』

拷問部屋の外でナツメとハルカの脚がガバッと拡げられた。同じポーズを取らされた姉妹の割れ目に触手の先端がゆっくりと狙いを定める。
二人の陰部に突きつけられた図太い生殖器は、銃口以上の強制力をマルーシャに発揮した。

「…クソッタレ」

拒否権は無い。肉の絨毯で挟み込まれたまま、彼女はゆっくりと腰を持ち上げる。

「ちく…しょう、こん…畜生……うっく!」

引き締まった下半身は緩やかな放物線を描いて上昇し、伸び切った触手を飲み込みながらゆっくりと降ろされる。
一振り腰を動かすたびに、怪物の一物を飲み込んだ下腹部は一層熱く昂ぶっていった。

「ん…んは…っ。くふ……、ふぁ…う…っ」

股間に突き刺さっていた異物感が、だんだん体に馴染んできた。
痛みと違和感は後退し…代わりにやって来たのは、うっかり気でも抜けば無意識の内に求めてしまいそうな快感。
まるで理性が下半身に引きずられていくようだ。心を確かに持たなければ、マルーシャの腰は勝手に動いてしまうだろう。

そして、行為が効いているのは彼女だけではない。
秘所に頭をうずめた陰茎はブルブル痙攣しながら膨張し、次第に硬さを増している。
マルーシャの腰使いがよほどお気に召したらしい。

833:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:16:34 k9pA4zth
『結構来ちゃうわ。男がいない割には随分お上手ね。もっとテンポを上げてみましょうか。それでこう、横にもぐりんぐりんって』

「ンな…馬鹿言うな…。こっちゃもう…ヤバいトコまでっ、来てるってのに………うぐっ!」

『あらあら。いいのかしら、そんな態度で?』

「…ちッ」

お約束の展開に歯噛みしながら、イグニートエンジェルはゆっくりと腰を横へスライドさせる。上下の動きと併せて8の字を描いてみせたり、平仮名の『の』を描くような円周運動を加えみたり…。
ぎこちないグラインドにその身を任せる触手は、並のコンドームならはち切れてしまいそうなほど膨張し、水揚げされたウナギのように時折膣内でのた打ち回る。
こんな化物が自分の中で暴れているというのに、エンドルフィンを分泌してしまう自分の頭が、マルーシャは心底恨めしかった。

―――ズクン。

「んぐッ!?」

短い悲鳴と共にマルーシャの動きが止まる。
蒸気機関のように高鳴る心臓の鼓動が頭蓋にまで響いていた。
もうこれ以上は駄目だ。イッてしまう。

(…どうする?時間稼ぎも限界だ)

打開策は浮かんで来ない。
お預けを食らった触手は怒ったようにズクンズクンと跳ね、行為の再開を訴えている。

「ハァ…ハァ…、ハァ…っ。くそっ。くっそぉ…!」

『ふぅん。どうやらここまでね。まあ、これだけ出来れば上等でしょ。楽にしていいわよ』

「…――な!?」

予想外の反応にたじろぐイグニートエンジェル。
次の瞬間、何かがチリっと肌を刺激し…。

バチッ!バリバリバリバリーーーーー!!

「うっ、ああぁぁあぁぁあぁあぁあーーーーーッ!!!」

マルーシャの喉から絶叫が迸り出た。頭の天辺から足先まで、全身の筋肉が残らず悲鳴をあげる。
この痺れ。焼け付くような感覚。間違いない。電気ショックだ。

(こ、こいつ…発電器官…持ってやがったのか…ッ)

電気の通っていない廃線で、この部屋だけ照明が点いているカラクリをマルーシャはようやく理解した。
そして、ナツメの衣装が煤けたように焦がされていた訳も。

『さあ、これでもうお人形さんね』

ヒルバーツは嘲笑う。その通りだった。手足の感覚は完全に吹き飛んでいる。

「く、くそ………あっ!?ちょ…っ!!」

麻痺した膀胱の筋肉が、勢い良く小便を開放してしまう。
止めようとしても体は言う事を聞かず、充満する腐臭に彼女は自身の尿の香りをブレンドしてしまった。

834:謀ったな@シャア!!
08/10/04 00:17:10 k9pA4zth
『ほほほほほほ…ッ!はしたないわねぇ。お漏らしするような悪いお人形さんは、こうしてあげちゃう』

ヌチュヌチュヌチュ…ビュッ!!

「…っ!?」

今度は何だ。されるがままのマルーシャの視界に、無数の赤い糸のようなものが飛び込んできた。
一瞬、血かと思ったが……違う、これは液体じゃない。
彼女を包み込んでいる肉のカーペット、その内側に生え揃った小さなイボたちが、無数の微細な触手となって皮膚組織から伸び、マルーシャに踊りかかって来たのだ。

「まっ、まて…っ!やめ…っ、うぁッ!!そこは…やめ…ッ!!」

水疱瘡のようなイボが次々と弾け、中から飛び出した数え切れないほどの触手が、マルーシャの性感帯を陥落させにかかる。
ヒザの裏を、ワキの下を、うなじを……エノキのように小粒の触手たちが這い回り、小突き、粘液を存分に刷り込んでいく。

「よせ…やっ!ん…あッ、あぁぁ!!」

鼻先を撫で回し、内股をなぞり、背筋をさすって、耳の穴を探り回し――。
為すがままに嬲られる彼女の姿はまるでイソギンチャクに捕らわれた熱帯魚のようだ。

「あ…あん!やっ…くぅう、ん!」

半開きの口から、とても自分の物と思えない粘ついた声が溢れ出る。
語尾に全てハートマークが付くような、恥ずかしさと悦び、敵意と甘えの混じった混沌の嬌声。
死に物狂いで呼吸をしているハズなのに、生き延びようとしているだけなのに、感じ入る肉体はひたすら妖しい旋律を奏で続ける。

『んっふふふふ…。ようやく雌になってきたわね。そうよ。これが女の子の体の真実なのよ』

「な、なにが…ッ。んあ…。ふぁ……やあっ。あ…ああぁぁあぁッ!」

過去に幾度か穢された身ではあったが、こうまで徹底した辱めは流石に初体験だった。
自分の体にここまでの感度が、欲望が、官能が潜んでいたとは。
信じられない。もう何もかも悪い夢で終わらせてしまいたい。

『頃合ね…。貴女の力、たっぷりと吸わせてもらうわ!!』

「うあぁぁッ!ば…っ、とめ…っ、止めろ…!あ、あ……ひあうぅっ!!」

ズクン、ズクン、ズククン。あまねく性感帯に愛撫を加えながら、狂乱のベリーダンスが始まった。
8の字に振り回される腰に併せて、胎内の触手が膣壁をこすりあげ、ささくれ立ったコブが出入りするたびに陰唇を押し広げる。
暴れ馬を抑え込もうと、マルーシャの膣壁は侵入者をキュ~ッと締め付けるが、その行為が却って快楽の炎に駄目押しの油を注いでしまう。

『アッハハハハハ!その子たちも一緒にイかせてあげなさい!!』

「へっ!?…ひゃっ。や、やっ、やぁぁあぁぁぁあああーーーーー!!」

「やめっ、やめ…いいいぃぃいあああ!!!」

伯爵夫人が呼びかけると、他の女たちを犯していた下っ端のローパーどもは、一斉に愛撫をトップギアへ切り替える。
しばしの休息から叩き起こされた彼女らは、太腿の間でビチビチのた打つチューブを必死で抑え込もうとする。
しかし天使の力を持たぬ一般人に、この状況で出来る事などあるはずも無かった。
地獄絵図のように広がる地帯の沼と、そこから湧き上がる喘ぎの混声合唱が、痩せ細ったマルーシャの理性に追い討ちをかける。

「畜生……ッ!!てめぇ、なんもできない素人相手に……うぐッ!!あ…あぁ、あぐ…!!」

怪物の腹を中から蹴飛ばしてやりたかったが、どんなに力を込めてもM字に開かされた脚は寸分とも動かず、指だけがブーツの中でキリキリと張り詰めた。
股の間からはジュルジュルと愛液の啜られる下品な吸引音が聞こえて来る。
滑らかな肌をくすぐり回す微細な触手たちは、流れ出る汗を一滴残らず吸い取り、エロスに火照る獲物の体に冷却時間を与えなかった。
この身の昂ぶりはもう限界一歩手前まで来ている。


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