触手・怪物に犯されるSS 17匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 17匹目 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
08/07/02 03:00:36 cXUezlwL
いやあエロいですって!マジで!



こうやって愛を育むパターンもあれば

無理やり愛を育むパターンも・・・

そして、男=化け物ゆえにソレが許されている世界・・・嗚呼・・・

151:名無しさん@ピンキー
08/07/02 04:57:25 sngkfkIz
GJGJ!!!
純愛触手
こんな世界もありだね

152:名無しさん@ピンキー
08/07/02 07:21:24 DPX3+4YP
触手や怪物にとって捕らえてしまえば
戦乙女などの快楽を知らない穢れなき肉体で処女が大半を占めるヒロインは絶好のカモだよね。

そして、場合によってはスイートナイツのココノみたいに屈服とか無しで惚れられて良い感じになったり

153:名無しさん@ピンキー
08/07/02 07:53:06 cXUezlwL
屈服、洗脳なしで、しかたなく触手を受け入れてしまう、

ってパターンがあってもいいと思うんだ。

154:名無しさん@ピンキー
08/07/02 14:02:12 qtAC6ilZ
(凸)曹長「今年から春の月の第4週を【お花見週間】としその日は全ての雄種は求愛行動に属する全ての違法行為を無罪とし全ての雌種は雄種の強引な求愛行動に対しあらゆる手段(核や戦略級魔術を除く)で雄種を殺傷しても無罪とします」

155:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:03:30 SHpuAy9L
>>143氏の設定で思い付いた。
触手化した男性に抵抗。
男性のみを死滅させるウィルスを開発してテロ行為を繰り返す
女性科学者と、彼女に敵対する触手男性(女性を確実に
堕とすために特殊訓練を受けた諜報員)とのせめぎ合いみたいな。
女性テロリスト達を次々快楽によって堕落(更正かな?)させた
ベテラン諜報員VS触手を憎む天才女性科学者。
憎しみや理性と、気が狂う程の快楽の狭間で悶え苦しむ女!
触手男性を次々殺害したテロリストを、絶望の果てに叩き落とそうと
触手の能力をフルに使い凌辱の限りを尽くす諜報員!
完オチと純愛エンドが選択可能です。
みたいな。

156:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:28:03 DPX3+4YP
戦乙女は清純にして穢れ知らずの生娘(処女)は
触手の腕の見せ所だよね。穢れ知らずな肉体で簡単に何色にも染まる戦乙女を従順なメス奴隷にして苗床に仕上げれない触手は
一般人に罵倒される可能性があるし。これなら彼氏とした方が気持ち良いとか

157:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:33:17 zf5G0J2t
キューンキューン、キューンキューン わた~しの彼は 触手もち~♪

158:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:59:07 NRoJM9qi
わーたし触手のサウスポー♪

159:名無しさん@ピンキー
08/07/03 05:10:50 TaGtaFaa
触手にも「利き腕」ってあるんだろうか

160:名無しさん@ピンキー
08/07/03 11:30:29 1OdAMkup
タコの生殖器みたいなもんじゃないか?

161:名無しさん@ピンキー
08/07/03 17:46:56 dYb1yVWI
>>157
その彼氏、お前より自分の触手に熱を上げてるぞ

162:名無しさん@ピンキー
08/07/03 20:50:35 qs9dhecx
ここに投下された作品でヌコヌコしてる住人に
今までオカズにした作品を訊ねたい

163:名無しさん@ピンキー
08/07/03 21:18:06 JHDt1ug8
URLリンク(red.ribbon.to)
URLリンク(be-sp.com)
URLリンク(be-sp.com)
URLリンク(red.ribbon.to)
URLリンク(red.ribbon.to)

ここら辺です。相当回数使わせてもらいました
原作あるものは原作知らないものが多いですけど・・・

164:名無しさん@ピンキー
08/07/04 12:36:25 L4tTKFdc
触手には相手の膣内に産卵するタイプと精液をぶちまけて妊娠させるタイプ

の2パターンで子孫を残す場合が多いけど女性的に捕まって陵辱された上で産まされるなら、どっちがマシなんだろ?

165:名無しさん@ピンキー
08/07/04 12:43:49 dWzNPN2W
どっちも嫌だって答えが返ってきそうだが

166:名無しさん@ピンキー
08/07/04 13:05:27 YAeBrGyb
生理的に嫌なのは前者
体外に置き換えれば性別関係なく想像できると思う
背中に卵産みつけられるのと、体液ぶっかけられるのならどっちが嫌か

167:名無しさん@ピンキー
08/07/04 15:20:46 M56H2FgY
あのブツブツ感がたまらん

168:名無しさん@ピンキー
08/07/04 15:49:37 +PAZnS3H
快感のとりこになっているからどっちでも関係ない。

169:名無しさん@ピンキー
08/07/04 16:06:56 5+cDy0sg
女性の嫌がることをする。
それがデスパイアである俺の存在価値にして存在理由だ

170:名無しさん@ピンキー
08/07/04 16:16:01 BJ/Z1Y23
どっちも同じくらい嫌だが
妊娠期間が短くて出産も快楽絶頂責めなら関係ないだろうな

171:名無しさん@ピンキー
08/07/04 16:40:31 KPWBRCN9
精液ぶちまける方が嫌だと思う

卵なら寄生とかそんな感じだが孕ませられるのは……

172:名無しさん@ピンキー
08/07/04 19:41:23 Ps8JltC4
そろそろ触手も避妊の時代に入ってもいいと思うだ。俺はね

173:名無しさん@ピンキー
08/07/04 20:02:56 mnePH1LE
男の俺には想像がつきにくいが
ようは男に掘られるのと顔射されるのとどっちがいいかってことだな

174:名無しさん@ピンキー
08/07/04 20:20:58 UkgFs2L8
>>172
女「中は駄目ぇ!赤ちゃん出来ちゃうぅぅ!!」
触手「コンドームつけてるからおk」
女「それなら安心ね!いっくぅぅぅぅ!!!」

こういうことですね!

175:名無しさん@ピンキー
08/07/04 20:34:21 TX3ThEg0
>>172
触手は自前でピルを作るくらい造作も無いと思うんだ。

すなわち、ゴムなしで手軽に明るい家族計画!

176:名無しさん@ピンキー
08/07/04 20:39:39 F/p5722W
>>174
避妊してしまったら繁殖出来ないじゃないか!

177:名無しさん@ピンキー
08/07/04 20:47:59 ROeYEriy
子宮まで犯す派の触手としてはやっぱりそういうののコントロールも要ると思うんだ。

178:名無しさん@ピンキー
08/07/04 21:34:54 QZyfjkyW
マジレスすると精液って体液+精子だろ
意図的に精子を混ぜるか否か選択できれば問題なし

179:175だが
08/07/04 21:56:02 TX3ThEg0
>>178
なるほど、ピル以前に、触手はソレが出来るんだったな。
ピル作るまでもなく、明るい家族計画!

180:名無しさん@ピンキー
08/07/04 22:01:06 PGrhI2BD
でも触手の体液臭そうでイヤ

181:名無しさん@ピンキー
08/07/04 22:34:26 QZyfjkyW
甘い媚薬とか合成できるくらいだから臭くない体液も出来るんじゃね?

…甘い臭いの体液とかそれはそれで…(*´д`*)ハァハァ

182:名無しさん@ピンキー
08/07/04 22:55:21 PGrhI2BD
どうせなら味も変えてくれるとイイね
練乳味とかマンゴー味とか…ぶっかけられても美味しそう(*´д`*)

183:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:10:26 kxePOXW5
女「君の精液おいし~(味覚的な意味で)」
触手「今日はヨーグルト味なんだぜ?」

184:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:16:58 /ExLNVTN
いいえ、ケフィアです

185:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:38:48 ZrXAqu5v
どーせそのうち臭さがむしろイイモードとかになるんだから、気を使う必要はなし

186:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:45:05 Kgge0RhY
>>180
こらそこ。まっさらな身体を異臭漂う触手でホニャララしてこそry

187:名無しさん@ピンキー
08/07/05 02:33:07 EY/D1tSF
>>174
コンドームに包まれた卵が子宮内に入り込んで残り続け
卵が孵って膣から大量の触手を産み出すんですね判ります

188:名無しさん@ピンキー
08/07/05 02:59:51 bD479G3T
子宮で妊娠させ尻穴で卵を植えつけるハイブリット仕様な触手はいかがっすか?

189:名無しさん@ピンキー
08/07/05 09:09:57 gfKlOTBk
>>185
しかし、そこで「美味しい体液の追求」に走ってしまうマニアックさが
日本人の民族性…

190:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:05:07 e3bDRq31
そして遂にはミシュランに怪しげな店が列挙され・・・いやゴメンナサイ。
連日の暑さで頭をちょっとやられ気味ですが、元からアレなので無問題という見方も。
前回の投下から早くも一月が経ちましたが、ナツメはん逝きます。

しかしあのミシュラン騒ぎって一体なんだったのやら。

191:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:07:29 e3bDRq31
~粉砕天使ナツメ 第五話 後編~

「…思ってたより広いな」

人差し指から出した小さな火の玉で辺りを照らしながらマルーシャは呟いた。

「おまけに壁がコンクリだ。なんかの施設か、ここ?」

最下層まで降りた彼女らを出迎えたのは剥き出しの岩肌などではなかった。一直線に伸びた明らかな人工空間である。それもかなりのスペースがある。

「…どうやら地下鉄みたいね」

エミリアが蒼白い光で足元を照らすと、そこには等間隔で敷かれた枕木と、その上を並行して走る鉄製レールが横たわっていた。

「地下鉄って大丈夫かいな?轢かれたりしたら笑えないっしょ…」

「杞憂ね。どう見ても廃線よこれ。それも相当古い」

なるほど。良く見ればレールは真っ赤に錆び付いている。試しに靴で軽くこすってみると、表面がスナック菓子のようにボロボロ剥がれ落ちた。
放置されていた期間は数年やそこらではなさそうだ。赤と青の光が交互に照らすトンネル内は、さながら朽ち果てた万華鏡のようである。

「そっか。んじゃ本題なんだが…」

そう言ってマルーシャは目の前に広がる闇を照らす。そして今度はその反対方向を。

「あの贅肉タワーと我らがトンカチ娘は果たしてどちらに行ったのかねぇ?」

誰も答えられなかった。前方と後方。そもそもどっちの方角が奥なのかすら分からない。

「エミィ、敵さんの気配の出処は分かるかい?」

「…無理ね」

トンネル内は空気の流れが一切無く、デスパイアの粘液から漂う青臭い匂いで充満している。連中がどちらに向かったのかは判断しようが無い。
頼みの綱のクリスタルも、敵が「この空洞内に居る」事しか示しさず、方角に関しては何の仕事もしてくれなかった。

「足跡は?」

「見ての通りよ」

エミリアが光の矢で地べたを指せば、そこにはピチャピチャしぶきを上げる水溜りが無数に。伯爵夫人が大穴開けてくれたお陰で何本もの水道管が破裂しているのだ。これでは連中の通った痕跡は残らない。

「天中殺もいいとこだな」

「ええ。ほんとに厄日」

「ったく。悪のアジトならさぁー、それっぽくデコっといてくれりゃこっちも助かるってのに」

「…どんな?」

「んー、暗雲を照らす怪しいサーチライトでしょ。あと用途不明のパラボナアンテナとか、悪魔の顔した正面玄関とか――…って関係ないってば」

「自分で言い出して…」

192:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:08:10 e3bDRq31
「…あっ!そうだ!!」

暗闇を照らしながらブー垂れていたマルーシャがぽんと手を叩く。

「アンテナで思い出した。エミィ、あんたがナッちゃんをストーキングするのに使ってた例の発信機!今こそアレの出番っしょ!!」

「ああ、アレね。…なんか人聞き悪いのフレーズ混じってた気がするけど…」

「空耳、空耳。いいからはよせな」

エミリアは懐から携帯端末をごそごそ取り出し、せかす金髪娘に渡してやる。

「ん…なんだこれ?もしもーし。なんも映ってませんよー、エミリアさーん?」

「当たり前よ。もともと渡り鳥に取り付けるGPSだもの。こんな地下まで届くワケないわ」

「……………」

黙って突き返された精密機器をこれまたエミリアは黙ってしまい込む。

「ナッちゃんの携帯は?」

「圏外ね。仮に電波が届いても、上であれだけの騒ぎがあった直後なんだから、パンク状態だと思うけど」

「そうだな…。あの肉ダルマ、電柱とかもブッ倒しまくってたし…」

これだけ魔法少女が雁首揃えてテレパシーひとつ使えないというのも貧相な話だ。
ナツメがマーキングでも残して行ってくれれば万事それで解決したのだが、あの精神状態では無理な注文だろう。いや…平常心でも正直期待できないか。

「しゃーないね。二手に分かれるとしますか」

「敵地で上策とは言えないけれど、この際仕方ないわね。残る問題はどうやって私たちが連絡取るのかだけど…」

「あー…チョイ待ち。それならいいモンがある」

「…?」

首を傾げるエミリアの前で、マルーシャはコートの下から黒い筆箱のような物体を取り出した。いや、よくみればアンテナやらボタンやらが所狭しと取り付けられている。つまりこれは…。

「…トランシーバー?」

「いっえ~す♪…ってもオモチャに毛の生えたようなモンだけどな。サバゲーに使えるらしいから、じゅうぶんイケるっしょ」

「随分とまた懐かしい物を…。相変わらず中途半端に用意がいいと言うか」

鼻高々の金髪娘から無線機を受け取ったエミリアは、右手を腰に当て呆れた様子で呟いた。

「む…中途半端と。このキリスト級のメシア様に向かって何て言い草かね」

「ナツメに渡しておいてくれれば全部済んだのに…」

「…う」

それきりメシアは沈黙した。

193:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:09:51 e3bDRq31
「で、バッテリーはどれぐらい持つの?」

「…え、ああ。ハイハイ。2時間は堅いと思うんだが…さっきも言ったけどあんまし本格的な奴じゃないからなァ。
どれくらい歩く破目になるのかも見当つかんし、常時電源入れっぱにするにはちょっと勇気いるかもね」

「そう…。なら5分置きに定時連絡ね。交互に掛けていって応答が無かった場合はアクシデントと見なす。それでいい?」

「ああ。あたしはそれで構わんけどさ…。大丈夫なのかい?さっきの戦闘で右肩に一発貰ってたように見えたんだが…」

マルーシャがエミリアの右腕を指す。突入直前まで眉間にシワを寄せながら押さえていたはずだ。

「問題ないわ。痛みは魔法で麻痺させたから、後は歩きながら回復していくわ。…ありがとう」

「オーライ。無茶だけはすんなよ」

「一番それを言ってあげなきゃならない子はここにいないんだけどね」

「全面同意だ。さっさと引きずって連れて帰ろうや」

二人は互いの時計を合わせると、軽く会釈を済ませ正反対の方向へ歩き始める。
この時、何の気なしに選んだ進行方向が、この先の互いの命運を分かつ事も知らずに…。



「くうぁ…ああ…、あァ…っ」

「…あぁう!!」

ここは楽園なのか、それとも地獄なのか。
無機質な空間を満たしているのは場違いな肉臭と艶かしい喘ぎ声。ある者は極上の歓喜に乳房を振り乱し、ある者は耐え難い恐怖と恥辱に涙を流しむせび泣く。

「いやァ…あ、もう無理…。お願い…もう無理…ぃ…」

受け入れてしまった者と拒み続ける者。どちらを選んだ女たちも例外なく若々しい肉体を触手で嬲り回され、無様に開かれた股間には肉色のチューブが深々と挿し込まれている。
辛うじて手の自由の利く者は、自らの膣内に埋ずまった触手を懸命に引き抜こうとするが、ジェルと愛液にまみれた一物は手の内で滑るばかり。
顔を背け、せめて互いの痴態を目にせぬよう努めるのが彼女らの精一杯だった。

「う…うぅ…。あっ、はァう!!」

「う、うっぷ…!おえぇぇぇ…」

地上で捕獲され、結合したまま連れ去られた哀れな女達。公開陵辱の犠牲者一同を待ち受けていたのは、地上を襲った軍団に倍する数の凌辱者が待ち構える肉の宴であった。
彼女らは正にテーブルの上に並べられたフルコースの料理だ。一匹の触手がようやく抜かれたかと思えば、別の一匹の肉棒がグイグイと真っ赤に腫れた割れ目に潜り込んでくる。
秘部だけでは飽き足らずアナルや口腔にまで代わる代わる挿入される触手。限界まで白濁液を飲まされた胃は悲鳴を上げ、未消化物と一緒に怪物の命の素を吐き戻した。

「むぶ…ッ。げほっ…げほっ…。くァ…あ…ァ…」

トンネルの壁に磔にされた先客達の腹はラグビーボールのように膨張し、その肉体は栄養補給と舌噛み防止のため咥えさせられた触手によってただひたすら生かされている。
悪阻らしき嘔吐を繰り返す者も数名。化け物の子孫のその身に宿した彼女らは、今日連れこまれた娘達の半月後の姿である。
彼女らはもう人格を宿した人間として扱われていない。ローパーを大量生産するためのプラント。その一構成体と見なされていたのだ。

そして…新入生達の一角に藤沢ハルカの姿はあった。

「あ…ァ、あァう…!たす…け…、お…ねぇ…ちゃ…ん…」

野太い陰茎を彼女に挿入しているのは伯爵夫人ヒルバーツ自身だった。
下級のローパー達はお楽しみ中の親玉を囲むようにして、攫って来た女をそれぞれ組み敷き、リズミカルな抽送で穴という穴を蹂躙している。
宴には生まれたてのベビーも加わり、初めて味わう人間の女に舌鼓を打っていた。
順番を待ち切れない者たちは、脱がされたショーツやストッキングにわらわら群がり、わずかに付着した愛液を浅ましく奪い合っている。

194:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:10:36 e3bDRq31
『いいわ、いいわァ~。バージンの初々しさも捨てがたいけれど、開発済みの身体ってやっぱり素敵。締まり具合から腰の粘りまで別格よねぇ…』

あふれ出る蜜を恍惚の表情で味わいながら、大きなストロークでじっくりと少女を堪能するマダム。
ハルカの下半身はまるで別人の物になってしまったように波打ち、程よく緩んだ下の口は極太の触手を拒む素振りすら見せずに頬張っている。

(やだ…。こんなのおかしい…おかしいよ…。だって…だって、パパとママを殺した奴らに、こんなバケモノにされてるのに…っ)

蹂躙されているはずの膣壁は大胆な締め付けで侵入者をもてなし、生命力の溶けた愛液をふんだんに迸らせる。
吸い尽くせなかった分泌液が滴るたびに、待ち構えていた下っ端たちがその少量の体液を巡り小競り合いを繰り広げた。マダムが飽きたその瞬間、ハルカの身はこの飢えた狼の群れに投げ込まれるのだ。

(あぁ…。酷い…、和美さんたちまで…あんな…)

ハルカの真正面で犬のような四つん這いにさせられている白衣の女は和美。その隣でM字に脚を開いているのは蛍子だった。
デスパイアにレイプされた同性の社会復帰を親身にサポートしてきた彼女らも、今やただの肉奴隷。片や桃色、片や紫の刺激的なパンティを愛液で汚しながら、病室で犯されていた時以上に二人は乱れている。
姉のナツメに負けないぐらいハルカを気遣い、支え続けてくれた大人の女性達。
そんな彼女らの目も当てられない姿は、この何ヶ月かで積み上げて来たリハビリの道が、ズタズタに引き裂かれて終わった事を、残酷なまでにハルカに突きつけていた。

(うぁ…熱いよ…。やっぱ私って…こうなっちゃう運命だったの?私のせいで、パパとママは殺されて…。和美さんたちまで、あんな格好にさせられて…)

ごぽりという音と共に、下半身の異物感が膨れ上がる。とてつもない量の何かが胎内に注ぎ込まれたらしい。意識はもうどこかに飛んでいってしまいそうだ。

(結局みんな…。みんな…こいつらのモノにされちゃうの?私たち、その為に生まれてきたの…?そんなのって、ありなの…?)

他の触手から飛び出した白濁液が泥パックのようにハルカの顔面を覆いつくす。唇の合間から浸み込んでくる生臭い液体を、ハルカはもう吐き出そうともしなかった。

『…おや?…この気配…』

不意に巨大ローパーの動きが停止する。まるで何かの違和感を察知した猛獣が耳をそばだてるかのように。
ピストン運動を唐突に中止され、高揚のやり場を失った女たちは、込み上げてくる切ない疼きを抑えきれずそれぞれ身悶えする。

(―――あれ?)

睫毛にこびり付いた精液のお陰で視界はボヤけていたが…。ハルカの瞳には、確かに懐かしい人の姿が映っていた。
最後に姉と顔を合わせたのは、確か先週のお見舞いだったはず。なのに…なぜかついさっき会っているような…。
よくわからない。ナツメお姉ちゃんなのに、ナツメお姉ちゃんじゃない。ハルカの姉はあんな格好をしていないし、金槌みたいな武器も持ってない。
だったらどうしてなのだろう。目の前の人は、なんでハルカだけを見据えて立ち尽くしているのだろう。分からない。ハルカには分からない。

(おかしいよ…絶対ないって…。だって、あの人…クラッシャー…エン…じぇ…)

閉じゆく目蓋の向こうの天使は、ハルカの姿を見て悲鳴を上げているようだった。その理由に彼女自身が気付くのは、もう少しばかり先のことになる。

195:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:11:05 e3bDRq31


「アロー、アロー。荘厳美麗豪華絢爛天使マルーシャさんより、ナイチチ天使へ。そっちは異常は無いかい?えみー、もしもーし」

『ないわ』

マフィアのボスも黙って受話器を置きそうなドスの聞いた声が無線機から返ってくる。

「おーし。んじゃ次の放送はまた5分後から。『ビリー隊長の銀河帝国軍式バストアップ講座』だ。チャンネルはそのまま。オーバー」

『……………』

通信は無言で切られた。

「ぬーん。ユーモアの通じないヤツ…。なんか姉貴に似てきたな」

少しでも緊張を解してやろうかと思ったのだが、ちょっとばかり意図が見え見え過ぎたかもしれない。…いや、単に怒らせただけなのかもしれないが。

(しっかし随分歩くな、これ。一体どこまで行ったんだよ…)

慎重に進んでるとはいえ通信はかれこれ5度目になる。三十分が既に経過したという事だ。ネタ切れ以上にナツメと妹の身が心配である。
だが歩けど歩けど景色は変わらず、真っ暗闇に浮かぶコンクリートだけが息苦しい旅情の全てだった。途中、壁のいたるとこに日本語の標識らしき物を目にしたが、いずれも朽ち果てており読解は不能。
少なくともここまでは確かに一本道だったと思うのだが、こうも何も無いと脇道を見落としたのではと気掛かりで仕方ない。

(妹にゃ悪いが…できればナッちゃんも迷子になってて欲しかったんだけどな)

振り返れば昨夜の出動からナツメは少しおかしかった。
無理もない。あのローパー型デスパイアは藤沢姉妹にとって親の仇そのものなのだ。

(……………)

恐らくナツメは気付いていないだろう。彼女はエンジェルとしての純粋な使命感が自分を突き動かしているだと信じ切っている。
だが、マルーシャは薄々感づいている。ナツメの使命感は半ば自己暗示なのだ。彼女の心の内には間違いなくデスパイアへの強烈な復讐心が渦巻いている。
天然ボケ少女丸出しの普段の素振りと、自ら進んで死地へ赴く彼女の悲壮な顔。その間に横たわる埋め難いギャップは、明らかに単なる庇護精神の域を越えている。
彼女にとってデスパイアとの戦いは、自身の復讐と同時に、かつての無力な自分を上書きする儀式でもあるのだ。

(エミィの奴は多分気付いてないんだろうな…。あいつ結構抜けてるし)

そう。エミリアは純粋な使命感から戦う娘だ。それだけにナツメの動機も自分と一緒なのだと簡単に処理してしまっている。
それに加え、幼い頃から戦いに明け暮れて来た彼女は優等生でこそあるが、その一方どこか人の心の機微に疎い。なまじ濁りが無いだけに、人間の心の深みに存在する黒い領域を感知できないのだ。

196:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:11:47 e3bDRq31
(困ったモンだな…。結局、戦いをやめさせらんないなら、ナツメは目の届くとこに置いとくしかない。酷いジレンマだよホント)

なにはともあれ、ナツメが貴重な戦力である事に違いは無い。今はメンタル的にもまだ脆い新入りをこれ以上追い込まないためにも、必ずや妹を取り返してやらねばならない。
だが…正直もうこれだけの時間が経過している。この間、捕まえた女に全く手をつけないデスパイアがいたとすれば、それはもう男色家か不能者のいずれかだ。
残念だが、ハルカが攫われた時点で大団円への選択肢は失われたと言ってよい。

(とにかく姉妹揃って苗床行きだけは断固回避だな。もちろんナツメの阿呆がまだ連中と接触してなければ、それに越した事は――…ん?)

マルーシャの歩みがハタと止まった。彼女は指先の炎を消すと猫のように静かな挙動で壁に身を寄せ聞き耳を立てる。

「ん…ん、ぁ…ぃ…っ…。…す…けて…ぇ」

間違いない年端も行かぬ娘の喘ぎ声だ。

「もしもしエミィ。バストアップ講座は延期だ。敵さん発見だよ」

『こっちもよ。数は二匹。…訂正、三匹ね』

「親玉の気配は?居そうか?」

『…わからないわ。少なくとも今いる奴らは全部下っ端ね。そっちは?』

「同じさ。お仕事中だよ」

『いけるわね?』

「ああ。ノープロブレムさ」

息を殺した会話が締め括り無線を切る。
二人とも襲われているのが探し人でない事は確信していた。例え妹を人質に取られていようとも、並のローパーに後れを取るナツメではない。

(残弾は一発こっきり。三下相手にゃ使えんね)

冷え切ったコンクリートと一体化するように壁に添い、灼熱天使は音も無く歩みを進める。
周りを憚らぬ嬌声をたどり、虹のような緩やかなカーブを進んだ先。そこに陵辱者の姿はあった。

197:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:12:13 e3bDRq31
「ん…あっ、あっ、あぁっ!もう駄目!もう駄目ぇっ!!」

悲鳴の主はキャミソールの上に薄手のパーカー羽織った娘。肩の高さで切り揃えられた茶髪を闇に躍らせながら、彼女はテンポ良く腰を揺すらされていた。

「あっ、あっ、かは…ッ!あ、厚志ぃ…、あつしぃ…。助けてよォ…。助けてってばぁ…あ、あうっ!!」

焦点の定まらない目線を誰もいない空間に走らせながら、少女はしきりと男の名を叫んでいる。彼女を暴行しているのは幼体と成体の丁度中間あたりの若いローパーだ。
両手首を背中で組ませながら便座に座らせるような姿勢で獲物を自分に乗せ、リズミカルな反復動作で前後の穴を突き上げている。

(あー…覚えてる。確か彼氏の目の前でガンガン犯られてた娘だな。可愛そうに)

マルーシャは狩りに臨む猛獣のように確実に標的との距離を詰めていった。
巨大な銃器に分厚いブーツ。隠密行動に適しているとはとても言い難い装備なのだが、彼女の挙動は揺らぐ蜃気楼のように静かである。
哀れな少女と一方的行為中だったローパーは、忍び寄る天敵に露ほども気付いていない。

「もしもーし」

『ギ、ギイっ!?』

結局、ローパーが彼女の存在を察知したのは、当の敵に銃口でトントン小突かれてからだった。

―――ザシュ。

全身の触手が一瞬痙攣し、やがて力を失う。
赤熱した銃剣は易々と柔肉を貫いていた。核を串刺しにしたバヨネットがゆっくりと引き抜かれ、肉塊はその場に崩れ落ちる。

「ふあ、あうぅ…」

被害者の娘は椅子から滑り落ちるようにして横たわり、長きに渡る辱めからようやく開放された。
マルーシャはすぐさまその子の首筋に手を当てる。昂ぶっていた呼吸と脈が落ち着いていく様子が手袋越しにも確認できた。

「ん、はァ…っ。大丈夫…、だい…丈夫だよ…。わたし、綺麗だもん…。汚されてなんか…ない、よ?ねぇ。…う、うっ、うあ…ぁ…」

命に別状は無い。ただ意識の方は混濁が激しい。残念ながら粘膜を通して相当な量の体液を摂取してしまったようだ。
少女は股間から溢れる精液を両手で拭いながら、ここにはいない誰かに向かってしきりに訴えかけていた。

(ごめんな。じき助けが来るからさ、もう少しだけの辛抱だ)

人差し指を額に当て微弱な魔法衝撃を加えてやると、少女は静かに気を失った。救護班の目印になるようマルーシャは近くの壁を銃剣で斬り付け焼いておく。

198:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:12:36 e3bDRq31
「もしもしエミィ。こっちは片付いたぞ」

『同じく。助けた人は?』

「とりあえずは無事だがな…。今は置いてくしかないね」

『…そう。…そうよね』

エミリアの返事は暗い。あちらも嫌な光景が広がっているのだろう。
しかし感傷に浸っている暇は無い。気持ちは即切り替えねば命取りになる。

「で、足取りは掴めたかい?」

『それもそっちと一緒よ』

「わーった。探索を続ける。なんかあったらまたな」

『ええ。恐らくもう敵のテリトリー真っ只中よ。気をつけて』

「おうよ」

通話機をコートの中に収め、寝かせてあったブラチーノを担ぎ直し、灼熱天使は再びブーツを繰り出す。灯りはもう落としてあった。
ここでお取り込み中だったということは、既にローパーどもの本拠地に踏み込んでるとみていいだろう。移動用に使う通路に過ぎない線もまだ残っているが、楽観は出来ない。

(増援呼ばれるのが一番困るからな。出くわしたヤツは先手打って残らず潰してかないと―――…ん?)

再び前方から女の乱れる声。しかも今度は複数だ。

(やれやれだな、弾無いってのに…)

まあ、ブッ放せば他の連中にこちらの存在を教えるようなもの。撃てないのは弾があっても同じこと。そんな理屈をこねてマルーシャは幾らばかりか溜飲を下げるのだった。



あれから六匹ほど仕留めた。助けた被害者は十人だ。いや、十一人だったか?
どっちにせよ、ナツメの姿も敵の親玉の影もその数には入っていない。なにかこう、まるで遠出して帰って来なくなった猫を探している気分だ。

『頑張りましょう。どこかにきっと居るはずよ』

無線機の向こうの隊長は言う。その声には連戦の疲れが滲んでいるが、本人が隠しているつもりなのだろうからマルーシャは敢えて触れない。

(後輩の事になるとエミィも意固地だよなー…)

彼女のそんな一面がユイの勘違いに拍車を掛け、結果あの事態を招いたのだが…。久々に再会した友人を見ているにつれ、結局何ひとつ改善されていないのだとマルーシャは確信した。
まったく大理石のように固い娘だ。あれだけの美貌で男が寄り付かないのも納得がいく。聞くところによると、手紙を貰う相手は女子ばかりだとか。…二度目の過ちも近いかもしれない。

199:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:13:10 e3bDRq31
(…くだらん愚痴を頭ん中で並べてる場合じゃなかったな)

デスパイアの核に突き立てた銃剣を滑らかに抜き去り、切っ先を軽く掃って焦げた血糊を落とす。これで七匹目。
十一人、いや十二人目の被害者はいかにも予備校生といった感じの娘だった。暴れる身体を押さえつけ、陰部から触手を抜き取りお決まりの手当てを施すと、マルーシャはまた歩き出す。

(ま、責任感じなきゃイカンのはあたしも一緒だね。あんとき偉そうに止めときながら、結局ナツメに押し切られてんだから)

暗闇と同化するような静かな息遣いで、周囲の気配を探りながら、金髪娘は奥へ奥へと進んでいく。

(ホントに殺風景なモンだ。よくもまあこんなムードの無いとこで女を抱けるというか―――…おや?)

ふと行く手の風景に感じた違和感。炎は消してあるのにコンクリのヒビ割れまでがハッキリ確認できる。間違いない。灯りだ。

(エミィ…じゃないな。あいつの光は青い。こりゃむしろ電光系の明かりだ)

影から身を出さないよう、上下線を隔てる柱の間を縫ってその方角へと進んで行くマルーシャ。その進行方向から聞こえてきたのは―――。

「ひ、あ…あッ、ひあぁぁぁああぁぁあぁぁぁん!!」

女のイかされる声。ビンゴだ。



「ふぁッ!あ、あ、あ…っ、ああぁーーー!!」

「もうイヤ!も…もうイヤぁぁぁああ!!」

トンネルの先にあったのは地下鉄の操車場だった。
回転テーブルのような装置の上に線路が敷かれ、車両を交換できるアレである。円形の空間の奥には地下車庫と思われる穴がいくつも見られる。
どこから電気を引いてるのかは分からないが、この空間だけは照明がフル稼働で点灯されており普通に視界が利く。他の場所は非常灯ですら落ちているというのに、どういう原理だろうか。

(で、あのデブの玉座がここってワケか)

操車場の中央に鎮座している巨大な肉塊。見間違えようも無い。ヒルバーツだ。
その周囲には戦力になるのか微妙な大きさの幼体ローパーが十匹ほど。そして…穴という穴を蹂躙される生贄の女達。壁際には既に腹の膨れた者達が並べられ、野太い触手を口に咥えながら涙とヨダレを流し続けている。

200:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:13:42 e3bDRq31
(ナツメと妹は…クソっ!やっぱりアイツがお相手かよ!!)

伯爵夫人がホールドしている娘は今は二人だけだった。クラッシャーエンジェルとハルカである。

「聞こえるかエミィ!?」

マダムはこちらに気付いていない。放置されている旧型車両の後ろに潜り込み、マルーシャはエミリアに通信を入れる。しかしなかなか応答が無い。

「おいこら、エミィ!!」

語気を強めて再度コール。多少声を荒げても、これだけの喘ぎ声が周囲から上がっていれば敵も容易には気づけない。

『ごめんなさいっ。見つけたの!?』

ようやく返事が来た。エミリアの息は荒い。戦闘中だったのか…。

「ああ、最悪の一歩手前でな」

『誰を?』

「全員だ。いて欲しい奴から欲しくない奴まで」

『それでナツメは!?ハルカは、無事なの!?』

答えにくい質問だ。何をもって『無事』とするか。そこの線引きが正直きわどい。気を失っているようだが、とりあえず二人とも生きてはいる。
ハルカの方はどう見ても暴行されてしまっていた。パジャマは殆ど残っておらず下半身からはボタボタと白い液体が滴っている。
ナツメはどうやらこれからのようだ。純白のコスチュームは埃まみれでボロボロだったが、隠すべきところは隠されている。
察するにハルカを人質に取られて手も足も出なくなったところを滅多打ちにされたか、あるいは犯されている妹を見て逆上し突っ込んだところをズタズタにされたのか。
推測するマルーシャの頭上でナツメの胸元がビリリっと破かれ、マシュマロのような両乳房が躍り出た。やはり今からメインディッシュという訳か。

「残念だがハルカは犯られちまった。これからナツメの番だ。来られるかエミィ!?」

『…難しい注文ね』

事態は急を要しているのだが、エミリアの歯切れはすこぶる悪い。となれば考えられるのはたったひとつ。

「囲まれてンだな」

『ご明察。情けないわ』

援軍の望みは絶たれた。いや、どの道お互い相当離れている。妨害無しでエミリアの足で駆けつけても果たして間に合ったかどうか。

201:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:15:04 e3bDRq31
「こっち来るにはどんだけ掛かりそうだ?」

『幸い雑魚ばっかりだけど…あとどれだけ出てくるのか次第ね』

「オーライ。ナツメはあたしがなんとかする。…無茶すんなよ、エミィ!」

『ほんと迷惑掛けっ放しね、私』

軽い自嘲と共に通信は切れた。さて…どうしたものか。

(人質二人に弾は一発。冗談キツイね、こりゃ)

先手はこちらが一方的に打てる。その確証がマルーシャにはある。
自分の羽織っているコートはかつての戦友、バネッサ=リリーヒルより託された物だ。彼女のコスチュームでもあったこの外套は、行動時に外部に洩れるエンジェルの魔力を完全にシャットアウトする。
完全な奇襲を可能にする言わば魔法迷彩なのだ。その性能はデスパイア化したユイでさえ彼女の到着を全く感知できなかった事実が証明している。しかし…。

(…くそッ)

スナイパーは迷っていた。ハルカとナツメ。果たしてどちらを助け出すのか。
戦えるのは一人で弾もあと一発。エミリアの加勢なしで挑むには余りにもリスキーなミッションだ。

(畜生。…そうだよ。分かり切った事なんだよ)

どう考えても取り戻すべきはナツメである。理由は単純だ。彼女はまだ吸われていない。
ナツメを連れてこの魔窟から脱出し、体勢を整え、機会を覗い捲土重来を期す。それが今考え得るベストの選択だ。
犠牲者たちにしたって昨今のデスパイアは滅多な事では女を殺したりしないし、ハルカだって奴らの子を産まされるまでにはまだ時間がある。
「仕方が無かった」今まで通り、その一言で全て片付けられる事態だ。悪いのは勝手に先走った挙句にドジを踏み妹を攫われたナツメなのだから。…だが。

(……………)

マルーシャの脳裏を掠めたのは、妹が連れて行かれたときの…今にも泣き出しそうなナツメの顔だった。



『ぬふぅ~、漲って来るわァ。さっきの戦いもコレならチャラにできるわね。ぬふふッ』

ハルカの肉体を堪能した伯爵夫人は、その良質の魔力に恍惚の笑みを浮かべた。
これでもう少し味わえればもう文句なしなのだが、残念ながらこれ以上は危険だ。この娘は普通の人間。あまり犯し過ぎると使い潰してしまう恐れがある。
デスパイア同士の競争で勝ち組になる秘訣は、何よりも良質なハーレムの構築、その一点に限る。ここの娘たちは言わば貴重な資本なのだ。乱費は自殺行為に繋がる。

だが…今日は少しばかり違った。

『で~も~ね~…。ぬふっ…、ぬうっふふふふ~…』

込み上げてくる喜びを伯爵夫人は隠せなかった。そのハーレムに、ようやく『本気で犯せる娘』が加わったのだ。
エンジェルの入手。これが意味するアドバンテージは絶大だった。実際、過去に人類の天敵と目されたデスパイア達は必ずといって良いほど天使を自分の囲いにしている。
そして何よりも…今夜からはこの身に渦巻く欲望の全てをぶつけられる相手がいるのだ。今まで溜め込んできたフラストレーションも残らず吹き飛んでしまう。

ビリリーーーッ!!

真っ白な衣装と共に空色のブラジャーを引き裂けば、包装に見劣りしないくらい白い脂肪の塊がはじけ出た。実に良い身体をしている。
妹の姿を見て突っ込んで来たとこから察するに、まだ経験の浅いエンジェルなのだろう。だが、その張りのある肉体に漲っているエネルギーは相当なポテンシャルだ。
楽しみ方も自由自在。このハルカという娘の命を盾にすれば、自分から奉仕させる事だって簡単だろう。だが…何はともあれまずは…。

『味見といきますか。ふふ…♪』

乳房をいじくり回しながらスカートを大胆に捲り上げ、衣装の中に隠れていたショーツの股布に触手の先端を引っ掛ける。…と、その時!!

202:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:15:47 e3bDRq31
ズダアァァァーーーーーン!!

撃発音と共に目視不可能な速度の何かがヒルバーツ目掛け放たれた。逃げ場の無い空間で反響する銃声が、巨大ローパーの聴覚を打ちのめす。

『がぁッ!?』

高圧電線ほどもありそうな極太の触手が血液を噴射しながら宙を舞う。ブラチーノの砲火が撃ち抜いたのは天使を戒めていた肉縄…ではなく、ハルカを捕まえていた方の触手だった。
そして二発目の弾丸のように一直線に突っ込んでくる影。
空中に投げ出されたハルカの身を完璧なタイミングで抱き止めたマルーシャは、伯爵夫人の巨体を蹴り反転。銃剣付きの大型火器を片手で振り被り、今度はナツメの方に跳ぶ。

(―――間に合うかっ!?)

宙吊りのナツメまで地上なら数歩の距離。背中まで振り被ったブラチーノを猛然と振り下ろす。

…ズシャア!!

「―――いよしッ!!」

灼熱のバヨネットは見事触手を両断した。落下するナツメの襟首を左手で掴み、小脇にはハルカを抱えてマルーシャは着地。
三人分の体重に悲鳴を上げる脚をもう一度鞭打ち、最後の一蹴りでこの場から離脱しようとする…が。

『こォそドロめぇぇぇーーーえ!!』

怒号と共に唸る巨大な鞭。赤黒い血管の蠕動する打撃用の触手が、柱を次々と薙ぎ倒し大量の瓦礫を吹き上げながら迫って来る。その姿はまるで灰色の津波。

「………!!」

頭で判断したのではない。体が咄嗟に動いたのだ。
灼熱天使マルーシャは、左に抱えた二人の娘を庇うように右肩を突き出し、そのまま…土砂吹雪の中へと呑まれていった。



「くっそ、…いっ…てぇ」

朦々と立ち込める粉塵の中、金髪娘は舌打ちしながら身を起す。
一瞬、意識が飛びかけた。どうやったのかは分からないが直撃だけは避けたらしい。コンクリ製の柱が数本へし折られ酷い埃が舞い上がっている点を除けば、先ほどと何ら変わっていない。
耳にねっとり粘りつくような女たちの喘ぎも健在だ。ただ…何かが足りない。

「…っ!ハルカ、ナッちゃん!?」

『ここよ、お馬鹿さん』

一番聞きたくない呼び掛けに視線を上げるマルーシャ。煤まみれの顔が悲痛な表情に歪む。

(ちっく…しょう)

お求めの二人は再び敵の手中に落ちていた。灼熱天使は砕けそうなほど奥歯を噛み締める。

『私の上前をはねようなんて、あなたホントいい根性してるわね。ロクな死に方しなくってよ』

「ちっ!!」

マダムの嫌味にジャキリと対戦車ライフルを構えて応じるマルーシャ。だが、先ほどの一撃が効いたのかブラチーノの遊底は開きっぱなしだった。
撃ってみなければ分からないが、銃身も曲がっている可能性が高い。いや、大体もうコイツの機関部に弾は入っていないのだ。
幸い目の前の肉饅頭にその事は理解できないだろう。せめて牽制になってくれればと一縷の望みを賭け照準だけでも敵の急所に合わせる。

203:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:16:12 e3bDRq31
『およしなさい野蛮人。この細首が飴みたいに曲がるわよ?』

「…っ」

威嚇は無駄だった。マダムに捕まった二人の首に筋肉隆々の触手が巻きつけられる。あれにかかれば人間の首などそれこそ小枝のようなものだろう。
とどめに人質は二人。つまり、片方を殺してしまってもデスパイア側にはまだストックがある。これの意味する所が完全敗北でなくて何であろう。

『あなたもつまらない欲を掻いたものねぇ…。片っ方だけなら簡単に助け出せたのに。二兎を追うものは一兎をも得ずってのは人間達のウンチクでしょ?』

「けっ…。全く以ってその通りだよ畜生め。肉の塊に説教とは落ちたモンだよあたしもさ」

バケモノに嗤われるまでも無い。普段の自分なら絶対やらないミスだ。強敵相手の単騎駆けで助け出せるのはどう考えても一度に一人まで。母性というのもとんだ落とし穴だ。

『ま、その蛮勇に免じて敢闘賞ってトコかしら。ご褒美にこれから始まる愛の儀式を特等席で観させてあげるわ。うふふ…』

「……………」

配下のローパー達がのそのそと背後に回り出口を塞いだ。そして伯爵夫人はマルーシャなど気にも掛けない態度で、ナツメのスカートの中に触手を忍ばせる。
撃ちたければ撃ちなさい、とでも言いたげなその様子。姉妹を人質にされたマルーシャが、ハッタリ以上の行動をとれない事を完全に理解している。
その上で彼女に二人の犯される様を見せ付けてやろうと言うのだ。

『もう一人の黒いエンジェルも今頃きっとお楽しみ中よ。あれだけの数、到底一人で捌けやしないわ。こぞって追ってきたのが運の尽きね』

(へっ…どうだか。アイツはナツメの為ならえんやこらだからね。わからんぜ?)

つい最近やってきたばかりのこのデスパイアには分かるまい。ナツメと自分が合流するまでの間、エミリアは一人でこの街を守護してきたのだ。
雑魚を山と積んで包囲したところであの女は追い込めない。その点、マルーシャは自信を持って断言できる。だが…。

スル…シュルシュル…。

ナツメが犯られるまでには流石に間に合わないだろう。スカイブルーのショーツが裏返りながら引き下ろされ、彼女の秘部は最後の守りを失う。
濡れそばった亀頭で陰唇を撫でられ、ナツメは意識の無いまま「うぅん」と呻いた。ありもしない伯爵夫人の顔が愉悦に歪んでいるように見える。

「……………」

決断するなら今しかない。「エミリアは絶対に来る」というのを大前提に、時間稼ぎの策がひとつだけある。
出来る事なら使いたくない。本当に賢く立ち回りたいのなら、今すぐ後ろの下っ端どもを蹴散らしてエミリアの加勢に行けばいいのだ。ナツメだって殺されはしないのだから。―――でも…。

“そんときゃ責任持ってアタシが助けたる。新入りがそんな切羽詰った事考えるなっての”

ついこの間の事なのに、もう随分昔の出来事のようだった。だが、あの時自分がナツメに言って聞かせた言葉は色褪せる事無く今も鮮明に頭に残っている。

(らしくないかもしれないけどさ…。やっぱ自分で切った大見栄ぐらい、守ってやんなきゃなァ…)

204:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:18:40 e3bDRq31


ガシャン…。

脈絡の無い金属音に伯爵夫人の挙動が止まる。何歩か先を見下ろせば、先ほどのコートの天使が構えていた馬鹿デカイ鉄砲を瓦礫の中に投げ出していた。
いぶかしむ巨大ローパーの元へ、彼女は空拳徒手のままツカツカと歩み寄ってくる。そして…。

「交代だ」

無骨に一言、彼女はそう告げた。

『…?』

「あたしがその子の代わりになる。だから片っ方は放せ。両手に華は変わらないだろ。いいな?」

饒舌な伯爵夫人も今度ばかりは黙り込んだ。この金髪娘は何を企んでいるのか。彼女はどう見ても丸腰だ。

『…何を画策してるのかしら。正直、興醒めなんだけど?』

「安心しな。あんたの低脳でも分かる範囲の事しか考えちゃいないよ」

自殺行為だ。自分が先に餌食になったところで、伯爵夫人がナツメを諦める可能性はゼロ。全員揃って触手を突っ込まれヒイヒイ言わされるのがオチだ。
要するにマルーシャの狙いは自分が身代わりになっている内にエミリアが到着する事だ。ナツメとハルカさえ助け出してくれれば、まだ逆転の手段がある。

『……………』

夫人もマルーシャの狙いに感付き始めていた。こいつはもう一人の仲間に賭けているのだと。だがそれが一体何になる。あの黒衣の天使にはこの場にいる者以外の全ての配下を差し向けてある。
仮に全ての手駒を潜り抜けても、来ると分かってる不意打ちを二度も三度も食う自分ではない。ましてや、あの弓使いはこの三人の中では一番攻撃力に劣っているのだ。

カチ、カチリ………バサっ。

あれこれと思考する敵の前で、マルーシャは何重ものベルトを外しコートを脱ぎ捨てた。
ミリタリー調の外套の下から現れたのは、意外にもダークブラウンと深い紫を基調としたロングスカートと、簡単なフリルを目立たない程度にあしらったタートルネックの衣装。どこか魔女を連想させるコスチュームだ。
そして…魔力を遮断するコートを脱ぎ捨てた彼女からは、息が詰まるほどの高濃度の力が迸っていた。弱いデスパイアなど触れただけで溶かされてしまいそうな凄まじいオーラだ。
手元のハンマー娘も相当なものだったが、はっきり言ってこちらは怪物である。一体なぜこれほどの者がこんな地方都市に?これだけの女なら十二天使に名を連らね、各国首都の警護に当たっているのが相当だろうに。

『ふ、ふふ…。見え透いてるわよ。頼みの綱はもう一人の子でしょ?彼女が私を相手に何が出来るって言うの?』

「そう思うんだったら早くしな。こっちだって正直まだ迷ってんだぜ?」

そう言ってマルーシャはスカートの両端を摘みゆっくりと持ち上げる。

『夢にも近い賭けをしてまで庇わなきゃならないような子なのかしら、このトンカチ娘って』

「さぁね。あたしにも今はまだ分からんよ。ただ…約束は約束だ」

いかついブーツと対照的な白く長い脚美線が徐々に現れる。この細い手足で、よくもまああれほどの重火器を振り回していたものだと思えるほどの、美しい脚が。

『なら…交渉成立よ…ッ!!』

「…くッ!!」

―――パシィ!!

鞭を打つような音がトンネル内に響き渡る。伯爵夫人の触手がマルーシャの右足に勢い良く巻き付いたのだ。まるで飢えた狼が獲物に飛び掛るようだった。
あっという間にマルーシャの体は持ち上がり、逆さ吊りのままローパーの親玉と対面する。

205:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:19:13 e3bDRq31
「言ったハズだよ。あたしに手ぇつけるんならナツメは放せってな」

『それは今からの貴女の態度次第ってところかしら』

予想通りの答えだ。当然期待はしていない。天使との取り決めを守るデスパイアなど、交通マナーを順守する暴走族と同じくらいあり得ない。

ギリリ…ミシ、ミシ…。

「…っ痛!血ィ止める気かよ馬鹿野朗」

マルーシャの腕を頭上で組ませ、両手首をこれでもかと締め付ける伯爵夫人。よほど彼女を警戒しているようだ。
両手を起点に吊るされ、真っ逆さまだった体は180度回転して元に戻る。今度は左足にも肉縄が打たれ、マルーシャの脚をがばりと開かせた。

『震えもしないなんて大した度胸ね。それとも慣れっこかしら?』

新手の触手がススーッとスカートを持ち上げていく。程よい肉付きの太腿に次いで現れたのは、下腹部をピッチリと覆っている黒一色のハイレグショーツ。
戦うことを念頭に選ばれたその下着は、激しい運動でもズレることのないよう、まるで水着のボトムのように良く伸びる生地で随分と締め付けが強そうだった。

『うふふ。こんなにガード固めちゃったら、下のお口はさぞ欲求不満でしょうに』

「ご心配には及ばずだね。大体、年がら年中盛ってる誰かさんと比べられちゃ困るって―――…んくッ!」

真っ白な太腿と強烈なコントラストをなす三角地帯にベトベトの亀頭が押し当てられる。精液の通り道から先走る液体が黒い下着に滲み、より一層深い黒の光沢を描いていった。
失禁してしまったような妖しいシミがショーツに広がり、マルーシャの股間に冷たいヌメリが浸透してくる。

『じゃあ、上はどうなってるのかしらねぇ…?』

腰の高さから潜り込んできた触手が、彼女の衣装を鎖骨の辺りまで一気に捲り上げる。
無駄肉のない身体にでんと乗っかった双つの白桃は、シンプルなストラップレスブラの中に窮屈に収納されていた。色は下と同じ半光沢のブラック。
谷間をぺちぺち叩いてみても振動ひとつしない。戦闘中に動いて集中力を奪わぬよう随分タイトな物を着用しているようだ。

「…っつ!もう少し手心加えろっての。…破けたら弁償させっぞ」

拘束具のように胸を押さえ付けていたブラジャーを、アンダーラインから滑り込んだ触手が力任せにめくり上げた。下着と擦れる乳房の痛みにマルーシャは唇を噛む。

『あらあら。窮屈そうだったから楽にしてあげたのに。こんなに締め付けられちゃって可愛そうにねぇ~もう』

そんな彼女の抗議を軽くあしらいながら、ローパーは二本の触手でたわわな膨らみを揉みほぐしてゆく。
歯を食い縛り顔を下に向ければ、首元まで持ち上げられたブラの向こうで、自分のバストが水風船のように変形しながら玩ばれている。
ナツメにこそ及ばないものの、カップから解き放たれた白い果実は、服の上からでは想像もつかないほどのボリュームを誇っていた。

「…くっそ。そんなに弄りたきゃ猫でも飼え」

『強がらない強がらない。あんまりお手入れが行き届いてないみたいだから…御覧なさい、今日は特別サービスよ』

「ん、んだと…?」

グチュリと嫌な音を立てながら、先端のすぼまった怪しげな触手が一組マルーシャの前に現れる。やがてその責め具の頭部はゆっくりと花開き―――。

「げ…」

出てきたのは人間の唇そっくりの吸盤だった。いや、そっくりどころではない。ご丁寧にイボだらけの舌を垂らし綺麗に並んだ前歯まで覗いている。これには流石の灼熱天使も顔色を無くした。

206:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:19:41 e3bDRq31
『ぬぅふっ♪まだミルクの出ない子にはちょっと勿体無いけれど…。不憫なオッパイを慰めるためだと思って奮発してあげるわ』

ヒルバーツの嬉々とした声は、新しい玩具を前にした女児そのものだ。

(ち…畜生。エミィの馬鹿!早く来いっての!!)

目の前でユラユラ揺れながら舌なめずりする肉のバキューム。一瞬、便器の詰まりを解消するあの清掃器具を連想してしまう。
正直、嫌なデザインの凌辱器官は今まで相当見てきたつもりだったが、獲物を前にニヤニヤ笑うリップ付き触手は生まれてこのかた初めてである。まるでナンセンスなドッキリグッズだ。
軽く血の気の引いた顔で何とか半笑いを保つマルーシャを見て、搾乳装置たちの唇がサディスティックに歪む。

『そーれーじゃ…。いーただーきまーす』

…ずちゅ。ぐぷ。ぶちゅり。

「ん…ッ、んくぅ…!あ…っ」

挨拶と共に大口を開けた触手が飛び掛り、Dカップのバストは一呑みでその表面積の大半を唇に含まれてしまう。
マルーシャの身体はビクンと跳ね、背筋を反らしたままの姿勢で強張っていた。取り付いた唇はポンプのように脈打ち、競い合うように互いの獲物である乳房を丸ごと覆い尽くそうとする。
バケモノに吸い付かれてしまった白桃は、吸盤の中に潜むザラついた舌に張りのある皮をくまなく舐め上げられ、サーモンピンクの突端を生え揃った歯でコリコリと転がされる。

(いよいよヤバくなってきやがった…。くっそ…。頼むナッちゃん、早よ起きてくれって―――…んぐッ!?)

…くちゅり。

(上下同時侵攻かよ…。畜生め…底意地が汚ねぇ…)

へその下あたりを冷たい何かが撫で、続いて腰回りがグイッと前に引っ張られる。先端を細く尖らせた触手が、張りの強いゴムを強引に押し上げショーツの中に侵入してきたのだ。
窮屈な化学繊維は内側から盛り上がり、気色の悪いミミズ腫れを浮かべてモゾモゾ運動する。粘液をこすり付けられていなかった上の方にまで、黒々とした光沢が染み渡り始めた。

『汗に石鹸。ほど良く蒸れてていい匂いだわ。リンスは下にも使った方がいいわよ。うふふ…』

「ち。ド変態ここに極まれりだな…。スネ毛一本生えてねぇくせして一丁前に…語って、やがら…っ」

『心外ね。こう見えてもどんな人間の男よりも、見て来たここの数は多いのよ』

パンツの下で押し潰されたブロンドを粘液まみれの触手が愛おしげに掻き回す。中の様子を見ることは出来ないが、糸を引き合う自分の陰毛が容易に想像できた。
そして侵入者は黄金の茂みを掻き分けながら三角州を下流へと下り、遂にお目当ての亀裂を探り当てる。

「…んッ」

ほのかに綻び始めていた花弁を、ゆっくりと触手が撫で回した。駆け抜ける空気が喉をヒュッと鳴らし腰がピクリと動く。
クリトリスを、尿道口を、土手肉を…。まるで巣穴に帰ってきた獣が留守中の異常を確かめるように、性欲の化身はマルーシャの秘所をまさぐっている。
余裕を取り繕うのも厳しくなってきた。だが、折れてしまえばそれっきりだ。彼女をしゃぶり尽くしたヒルバーツは間違いなくナツメたちに襲い掛かるだろう。

207:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:20:41 e3bDRq31
『ふ~ん…。見た感じ、ここ最近使われた形跡は無いわね。バージンではないけど人間の男が入った様子も無し…。ひょっとして貴女、デスパイアにしか抱かれた事ないとか?』

図星だった。マルーシャは男を知らない。知っているのはどれもこれも…おぞましい化物の一部が入り込んで来る悪夢のようなあの感触ばかりだ。

「へっ、そりゃなァ…。誰かさんたちが西で東でと悪さばかりしてくれるモンだから、こちとりゃ満足に男漁りさせて貰う暇さえありゃしない。いっぺんお互いバカンス取れりゃあ、こっちの人生もちっとばかり楽しくなるんだがね…」

事実、なぜ自分は女に生まれたのか。幼い頃のマルーシャは、あの化物の体内でずっとそれを呪っていたのだ。来る日も来る日も犯されながら。時間の概念さえ消し飛びそうなほど。
だが今は違う。今の自分には歩んできた道があり、培ってきた力があり、倒すべき敵がいて、守るべき仲間がいる。
こんなところで肉饅頭の子供を産み続けて終わるつもりは無い。

『そ。なら丁度いいわ。それならお望みどおり休暇をあげる。今から永遠の育児休暇をね。ぬぅふふふ…ッ』

「あ…こらテメっ。人が感慨に浸ってるとこを。そーゆう雑な神経、遅かれ早かれ命取りにな―――…」

語尾は尻すぼみだった。彼女の目の前に首長竜の頭部を思わせる見事な一物が伸びてきたのだ。顔をしかめるマルーシャの前でニチニチと音を立てながら陰茎の包皮が裏返っていく。

「うっ…くさッ」

チーズのような不潔臭が鼻腔を突く。めくれた亀頭にびっしりこびりついた黄色い汚物。酷い量の恥垢だ

「…チンカス野朗って、罵って欲しいのか…?」

伯爵夫人は答えなかった。返事の代わりに触手がぐいんとしなり、獲物の下半身へと伸びていく。

(マジ…かよ。畜生。もう最悪だ)

先に入り込んでいた触手がショーツの前袋をグイッと引っ張り侵入路を確保する。タイトな下着が僅かにずり落ち、大福のような尻肉が上半分だけ露出する。
よりにもよって、あんな汚いモノを咥えさせられるのか。文字通り「とっておき」だ。笑えないにも限度がある。

(くそったれ…。できれば合体前に助けて欲しかったんだがなァ。チョットだけ恨むぜ、エミィとナッちゃん。チョットだけ、な。…んッ、んくぁ…あッ!!)

小康状態だった胸へのバキュームプレイがにわかに激しくなり出した。堅くシコった乳首を舐め回し、こねくり回し、唾液まみれの果実は変幻自在に形を変える。
海老反りになったマルーシャの腹部に悪臭のするスメグマを付着させながら、男根は下へ下へと這い進んでいく。
ショーツの中でクリトリスと戯れていた触手はウェストのゴムを強引に伸ばし、狭苦しい下着を膝の高さまで一気に降ろした。ギトギトの生地が乱暴に通過した太腿は摩擦で真っ赤になる。そして…遂に…。

(久々だな…。…耐えられるか…)

緩んだ秘部の入り口に真っ赤な大業物の切っ先があてがわれる。

『さぁ…。もう虚勢は要らないわ。何もかも脱ぎ捨てて、女を剥き出しにしてよがりなさい』

「…言ってろ…タコ」

『口の減らない事…。結構だわ。…そおーらァ!!』

グググ…ずにゅ!!

「んあ…あ…!!くああぁぁぁー…ぁ…ッ!!!」

目蓋の裏が一瞬スパークした。ずちゅ、ずちゅ、ずぶぶぶ…。焼けた鉄棒と、鍋の煮汁を同時に入ってくるようなこの感覚。頭では無駄だと理解しつつも腰は懸命に逃げようとする。

208:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:22:15 e3bDRq31
(だ…大丈夫だ…。これっくらいなら…まだ…。んぐッ!?)

粘膜の壁は分け入ってくる狼藉者を締め出そうとするが、その行為は却ってデスパイアの長大な前立腺に快楽を送るばかりであった。
一寸刻みに這い進み、尺取虫のように蠢動しながらマルーシャの奥へ奥へと侵攻する欲望の凝固物。触手の突き上げに併せてブロンド娘の白い身体は人形のように踊る。

(早く…早く止まれって…)

上下左右に飛ぶ視界が徐々に平衡を取り戻していく。触手の侵攻が急速に緩み始めたのだ。そして…。

「ふ…あ…あ…、は…ぁ…。く、そ…っ。どこまで、入れたんだよ…」

『わかるでしょ。一番奥よ、一番奥。私と貴女の赤ちゃんが育つと、こ、ろ』

運動が一段楽したその時、マルーシャの下半身にはさっきまでの身体とは思えないほどの異物感が誕生していた。
途轍もなく太くて熱い物体が足の付け根からヘソの下あたりにまで収納されているのが分かる。ゆっくりと視線を降ろせば、自分の股間から真っ赤なデロリとした物体が生え、ローパーの方へ伸びていた。

「…くっ…くそ…ッ」

『おめでとう。ドッキング完了ね』

分かってはいた。分かってはいたのだが…やはりキツイ。出来る事なら、二度とこの身体をデスパイアに触れさせたくなかった。
勿論、戦い続ける身にそれは叶わぬ事だ。誰だって、いつかは負ける。それは摂理でありこの世の法則だ。しかし…。

(そうだったな…。まださ…。これからさ)

マルーシャはまだ負けていない。この勝負はまだ道半ばだ。そして自分が諦めてしまった瞬間、この賭けは御破算になる。
それに…。デスパイアだってここで終わりにするつもりなど毛頭ない。地獄の扉はまだ開かれたばっかりなのだから。

209:名無しさん@ピンキー
08/07/05 12:26:43 2lEl/rhA
支援

210:謀ったな@シャア!!
08/07/05 12:28:27 e3bDRq31
…やはりと言うか収まり切りませんでした第五話。延長戦突入です('A`)
おまけにツワモノを落とすには人質しかない!という安易な発想。あ、いえ王道です。多分。
早くも軽くグロッキー気味か。昨日は室温が37度とかヤバイ数字指してるし。

あ、でも人肌がべっとり張り付いてる温度って言ったら妙にエロく…。
やっぱ頭やられてるな。続く。

211:名無しさん@ピンキー
08/07/05 12:30:59 2lEl/rhA
俺支援って言ったけどすげー恥ずかしいことしてるなw
リアタイで読んだ乙です!!

212:謀ったな@シャア!!
08/07/05 19:42:12 e3bDRq31
いえいえ。お気遣い頂きありがとう御座います。
毎度触手ばかっで芸が無いんで、マル者編終わったらまた産卵とか寄生とか亜人系も挑戦してみようかなと。
…このペースだと一体いつになる事やら見当も付きませんが。

213:名無しさん@ピンキー
08/07/05 21:44:25 DHEFNUWo
乙であります!マルーはデカチチだと思っていただけに、
意外と小さくて物凄く嬉しい。
今後も股間にテント張りながら楽しみに待っております。

214:名無しさん@ピンキー
08/07/06 02:06:19 PxCFXts3
かけ合いの部分とかがちゃんと面白いつか、キャラが魅力的に立ってて好き。
その前置きがあって、後半が美味く頂けるつーか。

215:名無しさん@ピンキー
08/07/06 11:49:28 KSVZuCY9
で・・Dで小さかったのかΣ(゚д゚lll)!?

216:名無しさん@ピンキー
08/07/06 11:52:24 bTnrYwey
Dは十分に大きいです><

217:名無しさん@ピンキー
08/07/06 11:57:55 x06foFYj
GJっす
ハルカかわいそう可愛いハルカ
もっともっと追い詰めて壊して粉砕して

218:名無しさん@ピンキー
08/07/06 12:40:31 BkJsKLBC
マルーが遂に…!
カラスはまだ来ないのか

219:名無しさん@ピンキー
08/07/06 14:15:16 HeMfpCpa
よしっエミリアは存分に遅刻したまえ

220:名無しさん@ピンキー
08/07/06 14:26:18 wCnxU9rm
続きがすげぇ気になる展開だ・・・!

カラスはスライムっぽいのかな
個人的に亜人系に期待したい

221:名無しさん@ピンキー
08/07/06 17:32:55 FiIFc/kz
烏はきっとアレだな。
ごみ置き場でエロ本漁るために他の猫とか烏とか
追っ払うのに悪戦苦闘してるんだよ、きっと。

222:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:32:56 tAuzn6wE

URLリンク(www.nicovideo.jp)

223:名無しさん@ピンキー
08/07/06 23:06:37 l3VNsRYd
この人DLsiteに作品出してたような気がするが気のせいか?

224:名無しさん@ピンキー
08/07/08 20:21:20 oSfWDeBG
なんか静かだな

225:名無しさん@ピンキー
08/07/08 21:26:32 Xix8tucD
ある意味で極限まで集中しながら魔力をチャージして発動には詠唱が必要な魔法が決め技な女性に取って触手は天敵だよね

一度でもズボズボ触手にハメられたら最後。二穴同時責めなど女なら感じる部分全てを一度に責められマトモに集中するのは並大抵な女性では不可能だし
後は詠唱のみって段階まで行けても口に触手がねじ込まれるし

一回でもイカされたら完璧に反撃不能にまで追い込まれるし

226:名無しさん@ピンキー
08/07/08 22:31:13 W/3cSuNX
むしろイカされたのエネルギーに変換…したらエスカレイヤーになってしまいますねそうですね
あと荒巫女とか

227:名無しさん@ピンキー
08/07/09 00:08:15 TaVZzama
そこで必殺技「快楽で気を練る」の出番ですね。またはイヤボーンでも可。

228:名無しさん@ピンキー
08/07/09 01:42:35 q+aBek7m
>>225の書き込みはいつもわかりやすいなぁw

229:名無しさん@ピンキー
08/07/09 07:25:27 VWuLxXsU
>>227
二次元ENDか

230:名無しさん@ピンキー
08/07/09 20:21:43 4TIPgo1t
個人的には、堕ちENDや世界滅亡ENDより、イヤボーンの二次元ENDのほうが好きだな

231:名無しさん@ピンキー
08/07/09 20:38:20 DcEbZMaH
ここで空気を読めないHEROが颯爽と現れて
ヒロインを助ける俺達にとってのBADENDの出番ですね

232:名無しさん@ピンキー
08/07/09 21:28:13 +b0QfDRf
だが、HEROは分解すると
H EROだ

すなわち、どっちみち触手なので問題なし。

233:名無しさん@ピンキー
08/07/09 22:17:23 G1kKLcjI
まあエロはELOなんですけどね

234:名無しさん@ピンキー
08/07/09 23:52:47 BB4qEZOT
あれだ、俺たちは日本人だ、だからLとRなんて些細な問題曖昧にしとけばいいんだよ

235:名無しさん@ピンキー
08/07/09 23:58:44 iSJa+7pk
このデスパイアシリーズって原作「」あるの?信じられない完成度なんだけど

236:名無しさん@ピンキー
08/07/10 00:03:55 prM4eRMb
設定には原作あったんじゃなかったっけ?

237:名無しさん@ピンキー
08/07/10 00:12:24 xJrXT7zo
多種多様な魔族や怪人が集まる組織だとヒロインを捕らえた後に

苗床にするにしても妊娠と産卵のどっちを主体にするかで揉めそうだよね。

妊娠は誕生するまでの妊娠期間には個体差や種族による違いがあるがヒロインの力も継承した即戦力が産まれる可能性がある

単に仲間を増やすだけなら卵を産みつける産卵が最適だが産卵の場合は良くも悪くも普通の魔族や怪人しか生まれないし、ほぼ昆虫系統に限定される繁殖方法と言う難点もあるし

238:名無しさん@ピンキー
08/07/10 00:17:32 6JBLvUJu
原作は「魔法天使ミサキ」というエロゲのシリーズ
原作の世界観だけ借りてキャラクタとか残りはオリジナルだと思われ。
完成度に関しては原作並かそれ以上なんじゃないかと

239:名無しさん@ピンキー
08/07/10 06:36:40 8vVsYiUd
>>231
あいどのー!まいどのー!

240:名無しさん@ピンキー
08/07/10 06:42:39 xJrXT7zo
>>239
でくの坊さんなら姉妹奈落編で一度だけ役立たずだった時があるからマシな部類だと思うよ。死んで復活するまでの間に
姉妹は二人揃って純潔を奪われて身も心もズタボロになったし
特にマジで挿入+中にだされた姉あいの精神的ダメージなんて甚大。妹がヤられるを見てるしか出来なかったし。

今までの恨み辛みを晴らして後は大王に捧げて淫乱化させるのみって段階で復活した、でくの坊さんが乱入して邪魔したとは言え

241:名無しさん@ピンキー
08/07/10 10:27:19 8vVsYiUd
>>240
でも触手でヤられなかったかったんで正直評価は低い
お前らの触手は飾りかと…

242:名無しさん@ピンキー
08/07/10 11:27:06 edT+EYCS
つーか、なんで姉妹の相手が人間型と木馬だったのかね?
少なくとも麻衣は触手でアヘアヘになってよかったのに。
あれで一気に評価落としたような気がするんだが。

243:名無しさん@ピンキー
08/07/10 16:00:40 IGvvlGOk
一般人は触手でアヘアへされたのにな

244:名無しさん@ピンキー
08/07/10 20:39:52 O5hDuyyM
あのあたりでは、麻呂っぽい奴に御所車されてたメガネ姉ちゃんが一番だった

245:名無しさん@ピンキー
08/07/10 21:01:45 TrXOhOHJ
麻呂っぽいというか、あのキャラの名前ナントカ麻呂だったと思うぞw

246:名無しさん@ピンキー
08/07/11 00:48:18 QNg/USby
やっぱりここは
終始触手で犯し、触手で虜にするべきだ
散々もてあそんではらませて子をひりださせてから
でくのぼーでもなんでも出ていただきましょう。
そうでないと納得いかん!
だって俺ら、触手だから!!

247:名無しさん@ピンキー
08/07/11 00:52:37 FtDjErQA
魂の叫び乙です。

248:名無しさん@ピンキー
08/07/11 01:14:47 Tg+ARMVL
>>246
まったくそのとおりだ。
マブ○ヴでも全キャラ触手ルートがないことに絶望したもんさ。
俺たちゃ触手!
女を可愛がっても殺したりはせん!!



おや、こんな時間に誰だろう?


249:名無しさん@ピンキー
08/07/11 01:41:26 QNg/USby
>>248
>女を可愛がっても殺したりはせん!!
なんというすばらしい愛に満ち溢れた触手だ
女は殺すものではない、愛するものだ!!(合意だろうが強引だろうがw)


>>246の触手で徹底的に犯してから……にはさらに

イヤイヤでも屈服させてあきらめさせ(洗脳でないことがポイント)、
触手に嫁ぎ触手の子を産み続け
触手と共に生活することを受け入れさせてから

でくのぼー登場!!

これだ!これこそが真の触手NTRの正義の道だ!!

250:名無しさん@ピンキー
08/07/11 03:03:27 yhsb6aC9
つまりでくのぼーは全触手の天敵ということですね。とてもよくわかりますッッ!!

>>248
触手シーンがあると聴いて買ってみたら
燃える展開のほうに気が散って……そのなんだ
困るwww

251:名無しさん@ピンキー
08/07/11 05:55:07 gSOWp3AD
ツインドールズ改めツインエンジェル
久しぶりに見たくなったからツタヤあたりで借りてこよう
いや、ヨウツベ探せばおちてるか

252:名無しさん@ピンキー
08/07/11 15:13:08 a5hCFN+y
その点、夜叉神先生はわかってるな
ひとしきりヤられるまで駆けつけてこない

253:名無しさん@ピンキー
08/07/11 19:06:01 +zPbrL0C
ひとみが犯されてるのを分ってる上で放置もしてたしな
ほんとどっかのあいどのー!まいどのー!にも見習って欲しいものだ

254:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:04:54 xEtqqeZn
ああ、あのエロすぐるやつか!
しかし、死人を生き返らすためとはいえ
女子高生の命を奪うのはいただけん……と思うニュロ

255:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:22:30 oZyiOkoO
でくのぼーの活躍を横から見てたせいか、ピンパイ触手アニメは名作多かった。
淫獣家庭教師クラスの作品ってもう出来ないのかなぁ。


256:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:38:53 +/DkPMcF
正直あれは最初のメガネッ子が一番触手としては濃かった
後も期待してたのに早々に触手男退場しちゃって残念だったなー

あれむしろ女子高生の命奪わず、廃人にするとか意識不明の重体にしておいた方が、
ひとみが明るいままどんなに辱められても友人の為に頑張る方向にもってけたと思う

257:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:48:42 dsk5rpmi
特撮スレに触手服SSが投下された模様

258:名無しさん@ピンキー
08/07/12 12:46:02 ebfz9Dzw
>>257
書いてる人です。最初はこっちのスレに投下しようかと思ってました!
触手服シチュってあんまりないよね。

259:名無しさん@ピンキー
08/07/12 17:35:38 gDS/XzdO
正義のヒーローを出すのなら、女性を攫って怪人産ませまくってる悪の組織もセットで・・・

260:名無しさん@ピンキー
08/07/12 19:33:24 jb5rTat0
>>256
影薄いから仕方ないがヒロインは真緒だ

261:名無しさん@ピンキー
08/07/12 19:49:31 wPtfmsNA
前スレの最後らへんで聞いちゃったから誰も応えてくれなかったけど、桃肉屋ってもう見れないんかね?
あそこ好きだったのになあ

262:名無しさん@ピンキー
08/07/12 19:56:18 nGS/qxBC
>>256
とりあえずだ
触手がみんなあの緑の主義だったら
あんな惨劇にならず
強姦あり和姦ありのエロスペクタクルになってたものを
なぜすぐに殺しの方向にもってくのかピンパイは('A`)

263:名無しさん@ピンキー
08/07/12 19:57:17 zHFzWoOe
>>259
正義のヒロインも出して敵の武闘派幹部に目をつけられる展開とかも欲しいな

264:名無しさん@ピンキー
08/07/12 19:58:56 dsk5rpmi
ピッチリスーツと触手って相性いいよね

265:名無しさん@ピンキー
08/07/12 20:12:54 /wb6b83y
>>261
前スレかこのスレかどっちかで行き方書かれてたような希ガス

266:名無しさん@ピンキー
08/07/12 20:20:40 o7MkE4tZ
むしろ触手と相性の悪いジャンルなどあるだろうか?

267:名無しさん@ピンキー
08/07/12 22:40:03 iDk/L9bk
純愛モノの泣きゲーとかは相性悪いかも。

268:名無しさん@ピンキー
08/07/12 23:26:45 nGS/qxBC
>>267
わからんにょろよ
もしかしたら触手主人公の純愛泣きモノが
まだ出てないだけの話かもしれないにょろよ

美女と野獣という童話も存在するくらいだ。
油断はできない……。

269:名無しさん@ピンキー
08/07/12 23:50:27 gmUk+T6/
流れブッた切って悪い。
ちょっと保管庫行って触人方の作品をまとめ読みしてきた。やっぱり文力とか成長してるのな
初期の頃の作品と最新のやつを見比べ(読み比べ)たらよく分かる


改めて触人達GJ

270:名無しさん@ピンキー
08/07/12 23:51:32 ZtdqWqi1
人間だった主人公が寄生され、バケモノと化す
いちお人間に擬態はできるので中盤までは日常を送れるものの
徐々に人間離れしていく身体、薄れ行く記憶と人格。変わりにあふれ出そうとする怪物としての衝動
周りを巻き込むまいと一人消え去ろうとするも、寄生してる化物を抑えきれなくなり暴走

最期、ヒロインの腕の中で事切れた主人公の体から出てきたのは
ほんの小さな蟲だった、
「こんな…、こんなちっぽけなヤツに…っ!!」


とかか

271:名無しさん@ピンキー
08/07/13 00:57:10 43Ffy93F
>>270
さァはやくそのアイデアをSSにまとめるんだ

272:名無しさん@ピンキー
08/07/13 01:14:37 MFn7fu6L
たまの休日なのにすることなかったので即興で仕上げた。
中身の品質、賞味期限、産地などに関する質問は一切答えられない(`・ω・´)

273:宇宙刑事リリカル・リリー!1/5
08/07/13 01:16:04 MFn7fu6L
第一話【お約束の宇宙人襲来!!】

時は20XX年…。太陽系第三惑星…地球の極東に浮かぶ島国、日本国は重大な危機に瀕していた。
東京都心の空に突如として覆い尽くした邪悪な影。山の手線外周がスッポリと収まる巨大波確認飛行物体。
そう、外宇宙勢力の襲来である!そして…例によって多摩はまたもや蚊帳の外だった!

「…ホワイトハウスとはまだ繋がらないのか」

首相官邸に設けられた緊急対策本部。内閣総理大臣、大泉純二郎の眉間には深い皺が刻まれていた。

「はっ。大統領は現在エアフォース・ワン機内でテロリストと格闘中です」
「各国首都はどうなっている?」
「ワシントンDCを始め、ロンドン、北京、モスクワ上空にも件の飛行物体が確認されております。パリ、ローマ、ソウル、ウランバートル、ブラザヴィル、ワガドゥーグ、エロマンガ島からの通信も途絶しました」

総理はデスクに視線を落とし、深い溜め息と共に首を横に振る。

「総理、首都圏に展開中の自衛隊から緊急連絡です!!」
「なにっ!?」

ザー…ザ、ザッ、ザザッ。ノイズ混じりディスプレイに屈強な体躯の壮年自衛官が映し出される。
父性漂うダンディな髭面で何というか皮の腰巻が似合いそうだ。

「対策室へ入電!現在、未確認飛行物体からレーザー攻撃を受け…ぬわーーー!!」

通信は途切れた。所要時間わずか2.5秒。

「やっぱ自衛隊って怪獣と宇宙人には役に立たないんだなァ…」

総理ーっ!平成ガメラ、平成ガメラー!

274:宇宙刑事リリカル・リリー!2/5
08/07/13 01:16:56 MFn7fu6L
「フハーハッハッハッハ!聞くがいい、愚かな人間どもよ」

なんとも非常識な第一声である。しかもなぜに日本語。
新宿西口駅の前。ロータリーに集った通行人の視線は、上空に映し出された巨大な黒い影に釘付けであった。

「我が名は暗黒騎士イーヤン・エッヂ卿!全宇宙を支配するドスケベニア帝国の誉れ高き戦士である!」

戦国時代の武将を連想させる漆黒の兜に、コーホーコーホーとか音の出てる妙なガスマスク。
風も無いのにマントをなびかせたその男は、今にもJ.ルーカスに訴えられそうな、別の意味で恐るべきオーラを発していた。

「我らが偉大なる皇帝ハーラー・マッセル三世陛下の命の下、今この瞬間より地球征服に着手する!!ゆけ、怪人スパイダーマン男!!」

なんとくどいネーミング。まさに頭痛が痛い。
なんの前置きも無しで始まった侵略にざわめく人々の目の前で、UFOから降り立ついかにもエレベーターっぽい光の柱。
誰が奏でているとも知れぬパイプオルガンをバックに降下して来たのは怪人スパイダーマ―――。

「タコー!!」

どっからどうみてもタコ怪人だった!
その左右にいる全身タイツの覆面兄貴達はまごうかたなき戦闘員である。

「第一話は蜘蛛怪人だろ、常識的に考えて…」

恐れおののき声も出ない都民達の前で、直立歩行のタコは余った手足をクネクネクネクネ…。

「さあ、スパイダーマン男よ、我らが奴隷となる地球人を攫って来るのだー!ただし美女のみ!!」
「タァァァァコォォォォォオーーーーー!!」

微妙に噛み合っていない上司と部下。
タコ怪人…もといスパイダーマン男の雄叫びを合図に戦闘員達が一斉に散らばった。
モーリス・グリーンも真っ青の速力で疾走するタイツマン軍団は居合わせた何の罪も無い人々に無慈悲にも襲い掛かる!ただし美女のみ。

「きゃあ!!なんなのよっ!?」「ち…痴漢ーーー!!」「いやあ、やめてーーー!!」

次々と上がる黄色い悲鳴。戦闘員達は手近な若い女に組み付くと、彼女らの身につけていた衣服を片っ端から脱がし始めたのだ!
スーツがはだけボタンが飛び、シャツが裂けてブラジャーがちぎれ、スカートがめくられてはパンツが降ろされる。
人間離れした怪力の前に次々と剥かれていく美女達。露になった乳やら尻やら内股やらを、戦闘員達のテクニシャンな指使いが這い回る。
こいつら相当な手練れに違いない。

「なっなんてドスケベなんだ!!」「に…逃げろーーー!!」

都心のど真ん中で突如として繰り広げられるうらやま…おそろしい破壊活動。
人々は先を争ってその場から離れようとしパニックに陥る。
逃げ遅れた女子高生だか女子社員だかは次々と戦闘員に捕まり、助けを求める暇もなく彼女らの着ていた衣服がバサっと青空を舞った。

「たぁーこぉー!逃がすかーーー!!」

脱がされた衣服の散乱する駅前を我先にと逃げ惑う群集に憤るタコ怪…スパイダーマン男!
パンパンに膨れた風船のような頭部が一気に萎み、内部に蓄えられた恐るべき溶解液が噴射される!!

「きゃーーー!!」「ひゃあ!!」「うわ!なんだよこれえ!?」

タ…スパイダーマン男が吐き出したのは、某海産物の出す真っ黒な墨。ではなく、ほのかに黄ばんだ白い液体だった。
質感といい、匂いといい、どうみてもアレだ。

「なっ…きゃぁーーーーー!!」「う、うそ!いやァん!!」「助けてーーー!!」

そしてな、なんと!溶解液を浴びた人々の着ていた服は、ジュクジュクと音を立ててみるみる内に溶け始めたのだ。もちろん美女のみ。
大慌てで上着を捨ててももう遅い。ドロドロの泡になった衣服がボタボタと地面に落ちる。
ブラジャーのバンドが溶けて中の果実がブルンと飛び出し、大事なところを守るぱんつ(通称ファイナルフォート)は内股からドロリと滑り落ちていく。

275:宇宙刑事リリカル・リリー!3/5
08/07/13 01:17:46 MFn7fu6L
「た~こ~!三鷹ァ~、帝国の最先端変態技術の結晶を!俺様の吐く溶解液は、浴びた人間の身長性別年齢体重体型容姿血液型住所指名年齢電話番号生年月日出身地交際歴口座入金記録等を瞬時に判別し、
美女の身に着けている衣服だけを溶かして生まれたままの姿に変えてしまうのだぁー!!」

夢の積み過ぎで沈み始めている溶解液を事細かに解説しながらタコ怪…スパイダーマン男が胸を張る。

「さあ戦闘員どもよ!皇帝陛下に獲物の献上する前に俺達の分け前を頂くとするタコー!!」
「イー!」「イー!!」「イー!!!」

怪人の声を合図に戦闘員達は各自の捕まえている美女の股をグイっと開き自らの腰をグイグイ突き出す。
彼らの全身タイツは股間部だけが綺麗に開き、赤黒いネッシーの頭がビクンビクンと脈打っていた。
逃げることも忘れ、湿布のようにドロドロになってしまった下着で局部を隠そうと必死だった女性達も次々と餌食になっていく。
タ…スパイダーマン男は、服を溶かされ半泣き状態でうずくまっていた女の子をひとり吸盤つきの腕で絡め取った。

「ほ~れほれほれ、ほれほれほれ~!!俺様のスーパー触手責めオクトパスアタックはいかがタコ~?」
「い、いやん!や…やめて。はう…!」

ぺったんぺったん。タコ怪人ではないスパイダーマン男の吸盤が柔肌に吸い付き、キスマークっぽい痕を全身に刻んでいく。
変幻自在の骨無しボディと八本の脚は、あらゆる角度から初々しい肉体を責め立て、少女の中に眠る欲望の火に薪をくべていった。

「おやおや~、下のお口が随分だらしないタコ~?」
「ひぁう!?」

濡れそばり緩み始めていた秘所をチョイチョイ突くタコ…スパイダーマン男。
少女の口からは驚きと羞恥を足して一で割ったはしたない声が洩れる。

「これは初物の予感だタコ~」

くちゅり。いやらしい腕が蜜壷に先端を突き入れ、その奥にある膜をツンツンいじる。

「オマケに危険日の予感…丁度いいタコ~。オマエには俺様の特性精液で次の怪人を孕んで貰うタコ~!!」
「ひ…ひぃぃぃい!!」

首をぶるんぶるん横に振り猛烈な拒否サインを示す少女。
そのけなげな姿はタ…スパイダーマン男の加虐心をメガフレアの如く燃え上がらせた。

「さ~あ!いーたーだーくータ~コ~!!」
「いやぁぁぁあーーー!!」

哀れ、少女の運命は…!!と煽ってみる。

「待ちなさい!!!」
「な、なにィ!?」「誰だっ!?」

ペットコーナーが廃止されて久しい小田急デパート屋上からの凛とした一喝。
戦闘員達はイー!しか口にしてはならない事を忘れ、口々にお約束の台詞を吐く。

「罪もない美女達の心と体を玩ぶ不埒な行為!それ以上の狼藉はこの『宇宙刑事リリカル・リリー』が許しません!!」

律儀に待ってくれる悪の帝国軍を前に、ビシッとポーズを決めて叫ぶ謎の少女。

「リリカル・リリー!?」「な…なんてリが多いんだ!!」「宇宙刑事つーか魔法少女まんまじゃん!」

その美しさに見とれた市民は言葉を発することも忘れていた。

「現れおったなリリカル・リリー!!今日こそは貴様の体をホニャララしてチョメチョメしてくれるタコー!!」
「イー!」「イー!!」「イー!!!」

百戦錬磨のベテラン軍人が醸し出す葉巻臭い威厳に満ち溢れたタコ…スパイダーマン男の号令を合図に、戦闘員達は一斉に駆け出した。
エレベーターとエスカレーター。常人ならどちらが早いか迷って手も足も出なくなるところだ。

276:宇宙刑事リリカル・リリー!4/5
08/07/13 01:20:21 MFn7fu6L
「させるもんですか!必殺、ムーンライト・サンシャイン!!」

どっちだこら。

「ぐわー…じゃなくてイー!!」「イー!隊長ォー!!」

ロッドの先端から放たれる七色の光にドカドカと吹き飛ばされる戦闘員。中にはブッ飛んだ余り新宿駅に突っ込み中央特快青梅行きに轢かれた者までいる。

「おのれー…リリカル・リリーめぇ!!」

上空からの一撃で並み居る戦闘員を蹴散らしたピンクの少女は、盛大にパンチラしながら着地し、ロータリーを挟んで怪人と対峙する。

「さあタコ型怪人クモ男!あなたの悪行もこれまでよ!!」
「グ…グゥ!!」

リリカル・リリーは愛用のマジカルロッド、通称『ハートフル・ガトリング・ビームライフル』を太陽にかざし怪人に宣言する。…だがしかーし!

「待てぇ!この娘が孕んでしまってもいいのかァー!?」
「…なっ!?」

さっきからずっと居たような気もするけど、突き出された人質を前にリリカル・リリーは凍りつく。

「いいのかなァ~?正義の味方が一般人を犠牲にしてしまってもタコ~?」
「く…っ!卑怯な!!」

宇宙刑事は美しい歯並びを噛み締めながら愛用のマジカルロッド、通称『スターライト・ポジトロン・ソルディオス砲』を投げ捨てる。

「フゥハハハハハー!やったぞ、遂に帝国千年来の怨敵リリカル・リリーを討ち取ったぞー…ゲフン、タコ~!!」
「えー!?」「そんな簡単に捕まるヤツ相手に千年!?」「あ…ありえねー!」

大ダコじゃなくて大蜘蛛の腕に絡め取られるリリー。
あってはならない光景を目の当たりにした無辜の民は枯れ果てた大地に泣き崩れ天を仰いで神を呪い絶望の叫びを上げる。

「さあ、他の雌犬たち共々きさまも可愛がってやるタコ、リリカル・リリー!!」
「そ…そんな!約束が…あっ、いやん!!」

まだ何の取り決めもしていない内に捕まったヒロインの体へ怪人の触手が殺到する。吸盤からにじみ出る便利な液体が乙女チックなコスチュームをあれよあれよと言う間に溶かし始める。

「ひゃん!ど…どこ触ってんのよヘンタ…あんっ!!」
「おっと失礼。じゃあここかなァ~?…タコ~!」
「あ…やめっ。そこは!」

そろそろ語尾が面倒臭くなって来た怪人が脇の下をチロチロ撫で回す。うなじに次ぐ弱点を責められ感極まった声を上げるリリー。
だが、どんなに足掻いても敵の触手は先回りし反転攻勢の糸口さえ彼女に与えない。

「むふふ…。タコの脚はなァ、一本一本の付け根に脳の役割を果たす神経の集合が存在し、周囲の生き物のあらゆる動きに頭部の脳で判断する前に対応する事ができるのだァ!…タコ」
「そ…そんな!恐ろしい事を…。あ…らっ、らめぇぇぇえ!!」

明日使える無駄知識に満足な返事をする暇もなく、吸盤付きの脚はボロ切れと化したスカートの中から下着をひきずり出していた。
雪山のような純白の生地にピンクの小さなリボンでワンポイントをあしらった可愛らしいローライズパンティだ。

「これは…とっておくタコ…」

そそくさと戦利品を仕舞い込む。

「ゴホン…。さあ準備はいいタコかァ~!?」
「だ駄目!そっそこだけは…!!」
「問答無用ぉーーー!!…タコォ~!!」
「ひ、ひぎぃぃぃぃぃい!!!」

277:宇宙刑事リリカル・リリー!5/5
08/07/13 01:22:03 MFn7fu6L
穢れを知らぬリリーの秘所をドスケベニア怪人の触手が無慈悲に貫いた。

「いやぁぁっぁああぁぁあ!!抜いて!!抜いてー!!」

未体験の痛みに宇宙刑事のプライドも捨て彼女は泣き叫んだ。

「しっ死んじゃう!おかしくなっちゃうー!!」

それでもヴァギナは怒張を飲み込むのをやめない。男女の結合を目的とした器官は、前進してくるナイスな穂先のすべてを収めようと自らの垂れ流す粘液で抵抗を緩和し続ける。
…ちなみにおかしいのは元からだ。

「良い子を産もうぞ、良い子を産もうぞ~」
「ひ、ひぃぃぃぃいいぃぃぃ!!…もぐう!?」

脇の下を撫でていた触手が口腔に挿し込まれた。狭い空洞の中を逃げ惑うリリーの舌を絡め摂り、アナコンダのように巻き付いて来る。吸盤から溢れ出る媚薬はロイヤルゼリーのように甘い。

「ふむむーーー!ふ…ふ…んんーーーーっ!!」(やめてーーー!や…や…ううーーーーっ!!)
「そうかそうか気持ちいいかァー。そんじゃあボチボチ仕上げかなタコ~?」
「むぐ!?」(なに!?)

ずっくん。

「ふんーーーーーっ!ふ、ふむむむーーー!!」(いたーーーーーっ!お、おしりがーーー!!)
「三点責めの可能な優良種にのみ許された極上性技『トリニティスペルマン・カノン』とくと味わい妊娠してしまがよいわ!!…タコ!!」

ネーミングのヤバさに善悪の境界線はないらしい。語尾の安定しないタ…スパイダーマン男は全身の気を集め、オーラを練り、金運を上昇させ、スカラー波を股間に集中させる。

「…はァ!あ…ぁ…あー…ふぅ~~~」

そして怪人が恍惚の表情と共に全身の緊張を緩めた次の瞬間、リリカル・リリーに挿し込まれた触手はビクビクっと震え…。
ブルブルブル…ドビュルルル~!!…どくん、どくん、どくん…どっくん。

「むぶぅうーーーーーーー!!!」

ありったけの精液を彼女の三穴にブチ撒けたのだった。哀れな宇宙刑事はザーメンをひたすら吐き出しながら死ぬ気で呼吸を確保しようとする。マーライオンも真っ青だ。

「イィー!!」「い…イイ!」「あぁ…ホントにイイ…」

同時に、他の女性達とずっこんばっこんしていた戦闘員達も絶頂を迎え、哀れな一般人の胎内に己の精を放流した。

「げほっ、げほっ…むげほっ。あ…ああ。こんな…ひっく。こんなのって…」

怪人による拘束から解放されて道路の上に横たわる正義のヒロイン。
激しい咳き込みと共に口からこぼれる白濁液。股間からはほのかに赤く染まった精液が漏れ出し、尻穴からも生暖かくなった命の素が滴り落ちる。

「よくぞやったスパイダーマン男よ。ドスケベースに期間の後、存分に続きを楽しむが良い」
「ははー…タコ」「イー!」「イイー!!」「ああ…次はションベンだ…!!」

完全に忘れ去られていたダースベー…なんとか卿が怪人をねぎらう。戦闘員達も女と繋がったまま律儀にかしこまった。

「さあ愚かなる地球人どもよ。貴様らに与えられた選択肢は凌辱か凌辱のみ!命惜しくば早々に諦め、ドスケベニアが軍門に下るが良い!!ワーハハハハハハーッ!!」

ダー…イーヤン卿のバカ笑いがひとしきり続いた後、怪人一行は登場時と同じ光に包まれ帰還していく。
…捕まってしまった美女達と宇宙刑事はお持ち帰りだったそうな。

戦え、我らがリリカル・リリー!負けるな、我らがリリカル…ん。あれ?
…完璧負けとりますがな。

278:名無しさん@ピンキー
08/07/13 01:24:09 MFn7fu6L
以上。とくに書くべき事はない。正直スマンカッタ(´・ω・`)


279:名無しさん@ピンキー
08/07/13 01:34:48 UA+z9C1X
すばらしい!
これはすばらしい!
俺たち触手の夢が、まさしくかなった瞬間ではありませんか!
これはもう、彼らのアジトでのハーレム内シーン一部始終と、
美女&リリカル・リリーを助けるべく乗り込んで犠牲となる
第2第3の魔法少女とかも入り組んで、
さらにエロエロ博覧会といこうじゃないか(゚∀゚)9m

280:名無しさん@ピンキー
08/07/13 01:39:35 vJn3xaoX
ここで宇宙刑事の支援ユニット、触手星獣が助けに来て
着床じゃなかった蒸着しちゃうんですね。


281:名無しさん@ピンキー
08/07/13 01:59:00 RPf8fbCg
これは素晴らしい…!!
面白くてエロくて完璧ですっ…!!

282:名無しさん@ピンキー
08/07/13 10:28:44 emWALAS7
素晴しい!触手の精神が形になったかのようなSSだ!!

283:名無しさん@ピンキー
08/07/13 11:11:06 aktBDdmF
ネーミングの頭の悪さが特撮らしくてワラタ

284:名無しさん@ピンキー
08/07/13 11:46:38 DWb9hC+3
ウルトラマンでも自衛隊のF-15Jが活躍してたさ

285:名無しさん@ピンキー
08/07/13 11:52:40 LxCvR95C
いいこと思いついた、ゴジラを核で攻撃すれば倒せるんじゃね?

286:名無しさん@ピンキー
08/07/13 12:38:50 rATD8EZi
ダー…何とか卿、ぜひとも軍門に下らせてください!

287:名無しさん@ピンキー
08/07/13 13:02:06 fnOTZZGZ
しかも自衛官が何気にパパス

288:名無しさん@ピンキー
08/07/13 14:52:17 Mo3Ra6ZP
ニョ~ロ ニョ~ロニョロ 触手の子~♪

289:名無しさん@ピンキー
08/07/13 17:33:32 0xKPNBl3
GJ!!
俺の住んでいる多摩をよくも・・・

290:名無しさん@ピンキー
08/07/13 18:07:06 Ii25i+bW
ゾルディオス・・・何これふざけてるの・・こんなものぶち込んで喜ぶか!変態ども目が!

291:名無しさん@ピンキー
08/07/13 18:41:22 4wl0sF8E
>>271
>>270じゃないんだけど…職人の皆様はどうやって書き方身につけたのかなとか…
以前書いてみたことあるんだけど自分でも絶望する文章に永久封印 il||li ○| ̄|_

292:名無しさん@ピンキー
08/07/13 20:23:06 UA+z9C1X
何を言うんだ!
お前の欲望のたけこそ!このスレの栄養!
溜まった欲望は吐き出すべきだ!

小説がだめなら、せめてプロットだけでも(゚∀゚)

293:名無しさん@ピンキー
08/07/13 21:44:46 uGc1Kcqr
>>270
テッカマンブレードのブレード対エビルのラストバトルの回で
事切れたシンヤのそばでうろついてたラダム獣を
タカヤが只管踏み潰すシーンが
頭をよぎった

294:名無しさん@ピンキー
08/07/13 23:15:02 +Z3AiQiu
透明人間のように姿を消せる触手モンスターと正義のヒロインの死闘

見えない相手に少しずつコスチュームや下着を引き裂かれながら
乳首やクリを少しコリコリっとして逃げるを繰り返しネチネチと責めて、上下左右・斜めを含めた全方位をどこから来るか予測不能なヒロインは防御出来ずに徐々に身体を火照らされ判断力が鈍り始めた時に
秘部にドスっという衝撃と共に触手が突き刺さり手足も拘束し本格的な陵辱を開始。こんな責めが理想

295:名無しさん@ピンキー
08/07/13 23:27:09 UA+z9C1X
死闘も何も、一方的嬲りじゃないかwwww
だがそこがいいwwwww

296:名無しさん@ピンキー
08/07/13 23:45:31 rNiF8vzz
触手「環境利用闘法」

297: ◆1xRTzBKEOg
08/07/14 00:10:39 zQVeF0zh
乗り遅れましたが、触手純愛ゲームネタ
ネタなのに長くてすみません


今日のネタバレレビューは、同人サークルEPBさんの新作です
なんでも触手純愛ゲーとの事ですが……
思いっきり、主人公が触手さんでした( ̄□ ̄;)!!
と言っても、普段は人間の姿な上、正体も流氷の天使そっくりで、そこから海月みたいな腕を伸ばす姿もあまり不気味じゃないのが残念です
この主人公、実は銀河連邦政府から派遣されていて、地球を他の異星人から守ってます。ただのクリオネじゃありません
攻略対象は、アパートの大家さん、謎の美少女、隣に越してきたお姉さんの三人(絵はのり太っぽい)で、エンドはそれぞれのグッドとバッドの6つです

物語は主人公の任期が終わりに近づいたある日から始まります
地球人に紛れて暮らしている、アパートの大家さん(瑞〇お姉さまそっくり)の買い物に付き合った帰り道、記憶喪失の謎の美少女(沙〇の唄の沙耶みたい)を保護します
大家さんの部屋に彼女は同居する事になり、主人公の部屋の隣にも綺麗なお姉さん(ていうか、これOLのコスプレしたセ〇バーだろ)が引っ越してきます


この先で選択肢が別れますが、詳しくは攻略のページで

ところで、いろんな掲示板でも話題になってますが、このゲーム、攻略順を間違うと鬱になるかもです
おとボクで紫苑さんを真っ先に攻略した記憶が蘇ったので、ここは慎重にいきたいとこです

まず、最初に狙いたいのが謎の美少女
彼女のルートでは、紅髪の美女と変な凸凹コンビが追ってくるのをひたすら逃げるドタバタコメディになります
ところが、後半には更に不気味な組織に追われ、敵だった三人が命がけで助けてくれますが、主人公がダメージで人間の姿を保てなくなります
その姿を見た美少女が、自分が遭難していた異星人だと思い出し、主人公にエネルギーを与える為にエッチしようとします
しかし、彼女も怪我をしているため、紅髪の美女が代わりになります
体力を取り戻した主人公ですが、地球人同士の争いに力や権限を使うのは法律違反だったのですが、美少女は異星人だったので、場を切り抜け、任期の終わりを待って彼女と旅立ちます
ラストは宇宙船の中でのエッチですが、天使型の彼女の弱点が羽の付け根だとわかり、そこを攻めまくりです

298: ◆1xRTzBKEOg
08/07/14 00:19:37 zQVeF0zh
次に狙うのは隣のお姉さんです
実は彼女は幼い頃に某国にさらわれ、日本に帰された後も、妹のように育った女性を人質にとられ、スパイとして働かされていたのです
彼女に拉致された謎の美少女を助けようとする主人公。
実は、人質だと思った女性が彼女を裏切っていた事を知り、主人公は彼女を陵辱。お姉さんと美少女を助けだします
その後、某国では革命がおこり、お姉さんは自由に
主人公との生活を夢見る彼女ですが、主人公の任期が終わりに近づきます
思いっきり、セブンのパクリで自分の正体を打ち明ける主人公ですが、彼女は受け入れてくれます
そして、別れ際に
「私はあなたを愛している」
と型月に訴えられそうななシーンの後で、主人公の再びの赴任が告げられす


さて、最後が大家さんなのですが……
大家さんルートでは彼女の昔話から、美少女は記憶を取り戻し、お姉さんも自分の人生を省みます
全てが丸く収まろうした時に、大家さんの病気が発覚します
実は、以前から自分の病気を知っていた大家さんは、残りの人生を誰かの為になる事をしたいと願っていました
彼女の親友で今は医者になった女性に、話を聞きますが、現在の技術では手が施せないとの事
友人を救えないストレスから、錯乱気味になる彼女を主人公は人間の姿で抱き、失神させた間にカルテや病気の資料を記録します
しかし主人公をもってしても、彼女を助けるには唯一つの方法しかありませんでした
それは、主人公の生体エネルギーを全て彼女に注ぎ込み、治療をする事
即ち、主人公の死を意味します
主人公は、自分の上司に後の事を頼むと、彼女が混乱せぬように眠らせたまま行為に及びます
行為の終わりが近づいた時、急に彼女が目を開き微笑むと、主人公の名を呼び再び目を閉じます
主人公は彼女の髪を優しくなぜ、幸せな気持ちのまま、永遠の眠りに入ります
その後、主人公の願いにより、彼女達の記憶が消されてエンドロールになります
って、これってバッドなんじゃ……と茫然としてると
ちゃんと続きはありました
テロップによると17年後、アパートの外観は変わっても何故だか殆ど老けてない大家さん(さては妖怪姉だな)の元に1人の少年が現れます
主人公の人間時の姿にそっくりな少年と、大家さんは、お互いに初めてあったのに懐かしさを覚えます
ここで本当にエンドなんですね
しかし、他の2人を選ぶと、大家さんの病気は治らないよな……


299:名無しさん@ピンキー
08/07/14 10:54:27 g394qvON
変身ヒロインの精神を陵辱して破壊する際には
せめてもの情けで好きな人と相思相愛になってセックスしてる幻覚を見せるのがプロの触手だよね。
そして快楽に溺れ帰れなくなり精神がボロボロになったヒロインは二度と立ち上がるのは不可能だし

300:名無しさん@ピンキー
08/07/14 13:13:11 +tbubFLL
最近の触手AVって結構出来いいな
三次は絶対笑えるだろwと思ってサンプル見たら
普通におっきした、、

301:名無しさん@ピンキー
08/07/14 13:36:19 KUkOUFHp
>>299
注ぎ込んでる最中に幻覚解除ですね、わかります。

302:名無しさん@ピンキー
08/07/14 16:54:44 eeRaq2f3
>>272
全然違うスレの孕ませ侍の臭いがする。
同じ作者・・・じゃないよなぁ。

303:名無しさん@ピンキー
08/07/14 20:38:32 i/lu1c+E
>>277
気のせいか
別の趣味の怪人が混ざってるような

304:名無しさん@ピンキー
08/07/14 22:23:55 bOmiw1gH
新宿から中央沿いに住むタコ三鷹?

305:名無しさん@ピンキー
08/07/15 00:06:01 gQ8WZ1E7
>>300
kwsk

306:名無しさん@ピンキー
08/07/17 18:22:40 FIEKRGoB
うぼぁー。今まで何か書いたことなんかなかったんだけど、今日始めて挑戦して導入部だけ書き上げて力尽きそうになったよ・・・。
ヒロインは一応姉妹の二人を予定。容姿端麗にしてスポーツ万能だけど人との付き合いがちょっと冷たい姉と、優秀な姉に憧れる肢体が不自由で車椅子生活の妹。
人に冷たい姉も妹にだけは優しいです。静かな生活を送る二人ですが、突如現れた触手に快楽の虜にされちゃう・・・・・・予定。
完成できるかどうか不安ですよ。

307:名無しさん@ピンキー
08/07/17 20:03:38 Nc2b8mRY
>>306
応援してるニョロ。
僭越ながら経験者として語らせてもらうけど、書きたいシーン(えろシーンetc)から書くと筆の進みが速いニョロ。

308:名無しさん@ピンキー
08/07/18 01:42:56 JAGWc/qh
でもってそれをうまく繋げていく、と

309:名無しさん@ピンキー
08/07/18 09:59:48 7vyEdn/D
>>307
>書きたいシーンから~

あるあるw
俺の場合エロシーンばっか書いて他はお粗末になったけどな

310:名無しさん@ピンキー
08/07/18 13:43:14 jQiAjDUc
性欲がダウンして筆の乗らん時はどうすべさ?

311:306
08/07/18 14:51:29 p+QjeygL
>>307=309
アドバイスありがとです。
とりあえず簡単なプロット作ってあるんでそれのエロパートだけ作っちゃいます。
ぶっちゃけ早くここを書きたくてしょうがなかったw

>>310
オナ禁なんてどうでしょ?エロ媒体は毎日見るかんじで。
エロいことしか考えられなくなりますw

312:名無しさん@ピンキー
08/07/18 19:11:19 plCu8jzk
>>311
溜まりに溜まって夢精を起こすんですね!わかります!!

313:名無しさん@ピンキー
08/07/18 23:46:03 ethPI0Ub
そのエロシーンを書けない俺は…orz

314:名無しさん@ピンキー
08/07/19 00:24:30 fbiPPK++
そんな時は恥を捨て去るのだ。


315:名無しさん@ピンキー
08/07/19 06:13:15 0b20mpSz
>>313
そんな貴様にはこの触手を寄生させてやる


エンジェルレナ/スイートナイツのVFBがでたが
これらのエロゲのSSはないのか

316:ギン
08/07/19 06:26:06 O4d8SQ4d
 少々お借りいたします。

・PSP版発売記念でとあるSFネットゲーを題材として書かせて頂きました。
注1)少々長いです。元ネタが有りますのでご興味が無い場合は飛ばして下さい。
注2)文の途中に挿絵を3点ほど挟んでいますがイメージを大切にされる方は閲覧にご注意下さい。断面図の描写も有ります
注3)題材のゲームですが設定は前作と今作を合わせて都合の良い様に解釈しています。
注4)ゲームのオンライン上で同姓同名のキャラが居られましても本文とは関係ございません。
注5)ペルテのお話は次回までお待ち下さい(完成度は絵が完成していて文が40パーセントぐらいです)
以上ご注意下さいますようお願いいたします。
------------------------------------------------------------------------------------

 イーニャは帰宅して自室に入るなり制服を脱ぎ散らかす。総督府に出頭するのに何時もの格好と言う訳には行かない。
(あー疲れた・・・あーゆう場所は苦手~)
 下着姿でぺたっと座りため息をついた。
URLリンク(cgupload.dyndns.org)
 今日わざわざ出向いた理由は二日ほど前に請け負ったミッションの詳細な説明とその内容を詰める事。
 必要な仕事とはいえ朝一に登庁させられミッション内容を詰めて解放されたのが日も暮れたついさっきの事。
 今回の依頼は総督府から出ているので仕方が無いと割り切っていたが流石に疲れた。
 でも後は明日のミッション開始時刻を待つのみイーニャはこの時間が割りと好きだった。
-------------------------------------------------------------------------------------
 都市移民船がこの惑星の周回軌道を回り始めてから数ヶ月、イーニァは惑星表面に降り立っていた。
 今回のミッションは未開発地域の特定ポイントに境調査ユニットを設置すること。
「・・・ポイント設定完了っと」
 薄いクリーム色の腰まで届く髪をツインテールに纏めて頭の左右で揺らしながら転送されてきた場所をあらためて見回す。
 島の中心に向けて原生林が広がっている後ろ側は断崖絶壁の海で見渡す限りの水平線が広がっている。
 海面までは約600メートル場所によっては1000メートルを越える断崖部分もある。
 島全体の広さは南北に6000メートル東西に2000メートル、ほぼ全てが原生林に覆われていた。

317:ギン
08/07/19 06:30:21 O4d8SQ4d

 転送ポイントは島の南東部。崖から原生林までの10メートほどの平地空間。
 人員輸送には本来シャトルが使われるが最低でも20メートル四方の平地が必要でそれを確保区不可能な場合はコストはかかるが転送装置を使用する。
 総督府から出された依頼内容は未開島の正確な環境を調べる為、指定されたポイント3箇所に小型観測機器を設置すること。
 船団が所有する各種探査衛星の不足により未開地の生態調査が事実上不可能となっていた。
 現地調査には人が直接現場に降りて調べるしかなく専門の調査団が降りる前にまずガーディアンズと呼ばれる民間警護組織に危険度の調査を依頼する仕事が多い。
 イーニァもそのガーディアンズのメンバーであった。
 年齢は15歳。外見の特徴的は長く尖っている耳。少女は一般的なヒューマンではなく遺伝子操作で人工的に作られたニューマンと言う種族であった。
 種族的にはヒューマンに次いで人口が多く権利や法的にヒューマンと何一つ変わらない。
 イーニァのクラスを表すチョーカーの紋章はハンタータイプを表示していた、それに軽く指を触れると衣服表面に幾何学的なラインが浮き上がり淡い光を放つ。
「よし!」
 自身に気合を入れ短めなスカートを風で捲くりながら慎重に一歩を踏み出す。
 裾の短い上着に下半身はミニのプリーツスカートとニーソックス、身の丈ほどもある大剣を背負っていて歩くたびに剣先が地面に付きそうになる。
 今回の様な人知未踏の僻地探索にはおよそ向かない格好だがシールドラインという装備を衣装に組み込む事によって防御から体温調節まで賄う事が出来る。
 シールドラインのランクによって防御力を高めることが出来るので、高ランクのシールドラインを水着に施して任務に赴くガーディアンもいるイーニァはそこまで大胆にはなれないが。
------------------------------------------------------------------------------------------
 人の手など入っていない原生林だが巨木の間隔が広く思ったほど歩き難くは無い。
「・・・よっと」
 時たま行く手を遮る様に立ちはだかる倒れ朽ちた巨木や根などを乗り越えながら歩く・・・そんな動作をかれこれ3時間ほど繰り返して進んでいた。
 依頼品である調査ユニットは後ひとつ、これを所定のポイントに設置したら終わりだ。
 一つ目は降り立った平地部に、2つ目は原生林を北に3キロほど進んだ森が開けた場所、最後の一つが南西に1.5キロ戻った森の中。
 額の汗を手の甲で拭い。
「このあたりで・・・いいかな?」
 手元の電子マップとリアルタイムで送られてくる現在位置とを比べてみる。
「よしOK。ここだ」


318:ギン
08/07/19 06:41:20 O4d8SQ4d

 肩掛けの専用ホルダーから最後の一個を取り出し設置、規定通り信号を発信しているのを確認して・・・
「よし!終了っと」
 専用ホルダーを小さくたたみ腰のポーチにしまった。
 その時、風切り音を立てながら何かがイーニァ目掛けて飛んできた。
「くっ!・・・何ッ?」
 咄嗟に背負っていた剣を前方に掲げて飛んできた何かを弾く。
 イーニァの身長ほどもある大剣だが特殊軽量素材製なので両手で扱う分には問題ない。慎重に辺りを窺いながらスイッチを入れ刀身にフォトンの刃を形成させる。
「な、何なの?・・・え」
 イーニァを取り囲むように触手が蠢いていた。気が付かなかったのは木に巻きついた蔦に擬態していたからだろう、先ほど弾いた物体もこの触手の攻撃だった。
 徐々に何本かの触手が蛇の様に鎌首をもたげはじめる。左上方から一本の触手が急角度で振り下ろされた。
「はっぁ!!!」
 それをぎりぎりでかわして大剣を振り上げる。触手は自らの降下スピードも加わって一気に二つに裂けた。
 その下を一息に駆け抜ける。装置は全て設置完了。長く留まる理由もない。第一エネミー退治は今回のミッションには入っていない。
「!!」
 足元をすくう様に横薙ぎで襲い掛かる触手をジャンプでかわし、着地後そのまま腰を屈めて左斜め上に切り上げ剣の軌道上の触手を2本切断。
 左足を軸に体を半回転させ後ろから振り下ろされた触手を振り向きざまに空中で叩き切った。
 だが数が多すぎた。左右から来た触手を屈んでかわしたまでは良かったが、立ち上がり距離をとる為のバックステップの空中で一本は剣で防いだが左からの横薙ぎをもろに腹部に受けてしまった。
「くっ!あっ!!」
 ヒットした場所を中心にシールドの形が視認出来るほどの激しいフォトン光を撒き散らしながら背後の周りから見ても一際巨大な大木に背中から叩きつけられ崩れ落ちる。
「あっ!!・・つぅ・・・」
 衝撃で一瞬息が詰まる。Sランクのシールドラインと言えどもダメージを0にする事は出来無い。
 イーニァにとって最大に不利なのは周りの蔦のどれが本物でどれが触手なのか分からないことだ。
 幾つかの触手が先端から淡い光を出しながらイーニァの周りを漂っているだけで襲ってはこない。


319:ギン
08/07/19 06:47:10 O4d8SQ4d

(?フォトンの光?何か調べている?・・・こんなエネミーの報告は見たこと無い・・・この島の固有種?でもどっかに本体が居るはず・・・)
 イーニァの推測は当たっていた。だが二つ致命的な勘違いをしている事があった。それは・・・触手は蔦に擬態しているのでは無い事。
 後一つはイーニァを殺す攻撃から捕獲を優先した、急所を外す攻撃に変わっていたと言う事に・・・
 巨木に背を預けながらゆっくりと立ち上がる。剣は正眼に構え油断無く左右を窺う。
「・・・何処かに本体が・・・いや、まずは今の状況をなんとかしないと・・・」
 今の攻撃は自身の軽さで吹っ飛ばされたが、触手の攻撃自体はシールドを破る事は出来ていない、ならば連続で攻撃を受け続けなければ多少は無視してでも突破に専念した方が良いと判断した。
 もしこの時背後を確認していたら勝機もあったかも知れない。シールドラインが起動中は受けた衝撃の大きさに因って防御力が増減する。
 人に肩を叩かれるぐらいならばシールドは働かないが叩き付けられたりしてシールドが働くとそれが樹木ならば折れないまでも表皮のかなりの部分を衝撃で吹き飛ばしていただろう・・・
 イーニァの背後の巨木は無傷だった・・・足元が軽く揺れだす。
「あっ!・・え?」
 巨木からは根が放射状に伸びていた、地面から出ている部分は大体30センチほど、太さは一抱えぐらい。それが不自然なぐらい整然と等間隔に並んで伸びていた。
 先ほど叩きつけられ崩れ落ちたのは地面ではなく一本の根。巨木を背に立ち上がる時、根の上はバランスが悪くなるので必然的にその根を跨いだ状態で立ち上がっていた。
 余りにも意表をつき過ぎていた。跨いでいた根がいきなり膝上まで持ち上がったのだ。既にジャンプで飛び越せる高さではない。
(ええ?!・・なんで木が??)
 走る?横に転がる?でも触手が・・・一瞬の逡巡が逃げる機会を永遠に失わせた。巨木の死角になっていた左右からイーニァの体に触手が巻き付いて動きを封じる。
 フォトンの光が輝いて圧力に抵抗するがそのシールドごと巻き付かれているので動く事が出来ない。
「くっ!・・・えっ?いやッー・・・!!」
 膝上まで一気に上がってきた根が徐々スピードを落としイーニァの股間にぴったりと密着した。下着越しに根の蠢く感触が伝わってくる。
 気持ち悪さに咄嗟に足を閉じ様とするが地面まで厚みのある根に阻まれて足を閉じる事が出来ない。突然右肩と左太ももに僅かな痛みが走った。
「つっ・・・・?!」 
 見るとシールドに阻まれて触手自体はイーニァの肌に届いていないが激しくフォトン光を撒き散らす触手の口らしき部分から細長い針状の器官が僅かだがイーニァの肌に届いていた。
 握って大剣を取り落としてしまう。
「ああ・・・あれ?か、体が?・・・し、しまった麻痺?!」 



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