調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart24at EROPARO
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart24 - 暇つぶし2ch475:闇に仕えし光の巫女(終)
08/07/04 22:08:53 quvNSxBp
カルザス城壁前にて――
シェリーは空中を舞い、眼下の戦場を驚きの目で見つめていた。
「ウソ…でしょ?」
彼女の目線の先にはリアナがいる。
リアナの前には、無数の敵兵。
リアナの後には、文字通り草一本生えない焼け野原が広がっていた。

彼女は戦場に着くとすぐ、シェリーの制止も聞かずに竜の背から飛び降りたのだ。
城壁に殺到していた帝国兵は、すぐに標的を目の前の小娘に切り替えた。
襲い来る精兵に向かい、リアナは魔剣を一振りした。
黒い閃光が辺りを包み、次の瞬間そこには数々の残骸と、微笑むリアナしか残っていなかった。
「リ、リアナ、すごい…!さあ、城内に入って。これで篭城しやすく…」
その言葉に、リアナは愛らしく首をかしげた。
「どうして篭城するの?
雑魚がたくさん、私達に仕留めてほしくて待ってるのに…」
優しい口調と似ても似つかぬ、残酷な言葉。
シェリーは身を凍りつかせた。
「さあ、行きましょうシェリー。私の後からついて来れば、帝国兵なんて一掃できるわ」
止めたら殺される。そう直感したシェリーは、ただ遠くから見守るしかできなかった。

一方リアナは、微笑を絶やすことなく敵陣の奥へ奥へと歩み続けた。
魔剣アルハザードを振るうたびに屈強な帝国兵が寸断され、吹き飛ばされる。
そして倒した敵の生命力は、剣を通してリアナに吸収される。闇の魔力として。
「くすくす…魔剣から注がれる『本当の光の力』は、すごくなじむわね…」
だが肉体の髄まで闇に冒されたリアナには、人間を歪める邪気こそが「純粋な光」にしか思えなくなっていた。
慈悲に満ち溢れた微笑と共に、逃げる者も命乞いする者も、皆平等に手にかけていく。
「く、狂ってる…」
断末魔と悲鳴を聞くたび、彼女はにっこりと明るく笑う。
「私は正気よ?かわいそうな人間たち…これが本当の光。最高の悦楽をくれるの」
ぶつぶつとつぶやきながら攻撃を強めるリアナに、帝国兵もむざむざとやられていたわけではない。
魔法部隊の精鋭が集まり、リアナめがけて魔法弾を一斉に放った。
「きゃあっ!」
強大な力を得たとはいえ、身のこなしは素人にすぎないリアナは軽々と吹き飛ばされた。
やったか。魔法部隊の後ろに控えていた歩兵がとどめを刺そうと倒れたリアナへ駆け寄る。
…だが、兵士たちのわずかな希望はすぐ絶望に変わった。

「うふふ…やるわね」
帝国兵一軍団を一瞬で壊滅させた後で、リアナは嬉しそうに笑った。
「やっぱり私に悲鳴をあげさせてくれる奴らの方が、気持ちいいわ。
そして一瞬だけ希望を持って散った人間って、いい鳴き声を出すのね。
興奮したわ。…お姉様には、及ばないけど」

ボーゼルとラーナの術によって、光の巫女リアナは新しい道を歩み始めた。
彼女は魔剣アルハザードを振るい、ボーゼルの忠実なしもべとして世界を本当の光=暗黒に包むべく戦った。
やがて戦争が終わる頃には、彼女の名は魔族以上に恐ろしい魔将軍として、恐怖と共に語られるようになったという…




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