調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart24at EROPARO
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart24 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:24:07 G5C8XHQt
>>247
逆に、その時期NHKオリジナルのアニメはやってないんで、特定するのは難しいと思う
夏休みや冬休みのアニメ特選まで入れるとなおのこと
特に該当するのがゲストキャラだったりしたらもう・・・

もうちょっと年代下るとコレクターユイとかエトレンジャーとか、
それっぽいのもやってるんだけどねぇ

251:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:35:11 V7cAIYdh
>>248
スペルバインダーとか懐かしすぎるwwww

252:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:39:47 AO1u9W1J
鎧やボディスーツとかの悪コスによって直に操られる話はツボすぎるわー
操られてから着るんじゃなくて、着たら操られるというのに燃えまくる

253:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:42:43 J1/ivKsV
マシンロボ37話は鎧+レイナ操り…でも結局BSじゃないよね
初期BSで操りネタ多いのは鴉天狗カブトだが該当するシチュがあるかどうかは知らない
劇場版パトレイバーのゼロはシチュはぴったりだが鎧なんてもんじゃねえよ!

あの時代の操られキャラだとサムライトルーパーのカユラとか星矢のヒルダとか好きでしたな

254:245
08/06/23 21:49:39 1lj63soy
なんか絵の感じからすると、「鴉天狗カブト」っぽいような気がする・・・。
DVDとかもないだろうし内容は確認できないだろうなー・・・。

>>246-253
情報さんくすでした。

255:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:38:19 6ETlyWx+
カブトは仮面付けて操る奴じゃねーの?

256:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:40:40 jXHUSDUZ
実はヴィルガストだったりして

257:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:08:40 JwuGVLGo
カブトのヒロインは二回操られたはず
片方が仮面だったのは覚えているが、もう片方は覚えてないなぁ
でも鎧ではなかった様な

258:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:34:24 xdkzpyp6
もう片方は向こうの親玉にキスされて操られるのよん。



259:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:37:10 kQlX05/k
鎧で悪堕ちっていうと、ボンボンで連載していた
おきらく?忍者ハンゾーってのがあったなぁと。
最後の敵が鎧に憑依されて暴走したヒロインだったよね、たしか。
いつも見送るのが怖かったから、皆を殺しちゃえばいいんだ、
そうすれば不安にならないって今で言うヤンデレ思考に誘導されてたのを思い出したよ。

260:178 おまけのかりうど
08/06/24 01:54:54 Cxeou4hx
色々感想有難うございました。そこでちょっとではありますが、後日談のようなものを記してみました。

『おまけのかりうど』

「あっづ~~~~い」
「うにゃ~~……」
甘かった。雨がぱらついてきたからこれ幸いと先を急いだのがいけなかった。
一旦激しく降った雨はすぐに止んでしまい、サッと雲が晴れたあとはお決まりの灼熱地獄。

日差しがギラギラ照りつける夏の空。陽炎すらゆらゆらと立ち昇っている道を、ティオとニースはふらふらになりながら歩いていた。
吸血鬼であるニースは暑さこそそれほど感じはしないのだが、直接日光を浴びるとただでは済まないので、光を遮る魔法具である
『降闇』を全身に羽織っている。
これにより直射は防いではいるのだが、強すぎる日差しと湿気はニースにこれ以上ない不快感を与えていた。
一方、ティオの方は殺人的な日差しにも拘らず下に着込んでいるのはゆったりとした冬用のスカートだ。さすがに上着は夏用なのだが
これではただでさえ暑い空気が倍加して襲い掛かってくるようなものである。
さらに、軽く雨が降った後なので溜まった雨水が気化して水蒸気となり、体全体にうにゃうにゃと纏わり付いてくる。その不快感
たるや吸血された方がまだましといったくらいの按配であり、通気が悪い冬用スカートの下の惨状は筆舌に尽くしがたい。
湿度が高く蒸発しない汗は容赦なくぽたぽたと顔から落ち、拭っても拭っても収まらない。
ここまで悲惨な状態ならば、いっそのことその暑苦しい冬用スカートを脱げばいいと普通は考える。そうすれば、少なくとも
今よりはマシな状態になるのは間違いない。
しかし、ティオには下を生地が軽い夏用に変えられない事情があった。とても人前では見せられない代物が今のティオにはあるからだ。
「ティオちゃん……、町についたらまず水風呂にはいろうよぉ…」
「うん、それはいいアイデアだわ……」
もう余計なことを喋るのも億劫なのか、ティオもニースもこれ以降口を開くことは無く、ただ黙々と先へと歩いていた。
途中の木陰で休憩を取るという選択すら、暑さで頭がてんぱっていて気づきはしなかった。


ようやっと辿り着いた町で旅館の親父に頼み込み、沸かす前の浴場を貸切で貸してもらうことに成功した二人は部屋に荷物を
放り投げて、一目散に浴場へと突っ走った。
「あつい、あついあつい~~~!」
素っ裸になったティオはもう一秒も待てないとばかりに浴槽目掛けてダッシュし、ドパァン!と派手に水しぶきをあげて飛び込んでいった。
「ふはぁ~~。生き返るわ……」
張ったばかりの冷たい水の感触が日光で茹だりあがった肌にきんきんと染みこんでくる。この感覚を味わうことが出来るなら
今まで暑い外を歩いてきたかいがあるというものだ。
ティオは目を閉じ、うっとりと顔を綻ばせて水の冷たさを全身で堪能していた。
そうしていたら、後ろの引き戸がガラガラと開き、遅ればせながらニースが浴場に入ってきた。
「ティオちゃーん、おまたせー」
「ちょっと遅かったじゃない。何をしていたのよ?」
「うん。これを持ってくるのを忘れちゃっててさ」
そういうと、ニースは右手に抱えていた小袋をスッとティオの前に掲げた。なるほど、二人して浴場に来た時はこんなものは
持っていなかった。どうやら、部屋まで取りに戻ったらしい。
「それ……、なによ?」
「うん、次の町についたら是非ともティオちゃんに見てもらいたかったものなんだ。あまり人前で、見せられるものじゃないから…」
人前で見せられるものじゃない?ニースが何を言おうとしているのか、ティオには理解が出来なかった。
「ティオちゃんって、今……、ほら、腰の……」
「あ……」
そう言われ、思わずティオは湯船(水船?)から身を乗り上げた。
その腰には、水で濡れしなしなになってしまっているが、それはそれは立派な銀色の毛が生え揃った尻尾が顔を出していた。
先にティオは極悪吸血鬼兄妹に拉致された事があり、妹吸血鬼、北天のアルマナウスの魔力によって人狼に変えられてしまったのだった。


261:おまけのかりうど
08/06/24 01:55:58 Cxeou4hx
その後ニースが人狼の本体である人形を破壊し、呪縛が解けたティオは人間の姿に戻ったものの、何故か尻尾だけはいつまでも消えずに
残ってしまったのだ。
しかも、切っても切っても尻尾はなくならず一晩もすれば再生してしまうため、遂にはティオは切ることを諦め冬用の長い法衣を
着ることで人前で誤魔化すようにしていた。
ただ、それも今日のような凶悪な日差しの下ではある意味自殺行為になってしまう。かといって、人前でこんな代物を晒してしまったら
一体なんと思われるかたまったものではない。
「だから、人前でも何とかならないかってのを考えて、こうやって作ってみたわけなのよ。
ティオちゃんの尻尾を目立たなくするグッズを」
「ほ、本当なの?!」
ニースの言葉にティオの顔は色めき立った。ニースの言うことが本当なら、もうこんな暑い思いをしなくてもすむわけだ。
「で、ど、どういうものなの?!早く見せてよ!」
「まぁまぁ、慌てない慌てない。慌てる何とかは貰いが少ないって言うじゃない」
目をキラキラと輝かせて迫るティオを、どうどうとニースは抑え付けた。
「私がつけてあげるからさ、あっちの鏡の方に行こうよ」
そう言ってニースは鏡台のほうへと歩き始めた。もちろんティオも後に続く。



「わ~、思った通りかわいいよティオちゃん!」
「………」
鏡の前に映し出された姿、その光景をティオは口をぽかん開けたまま一言も言わず立ち尽くしていた。
金髪短髪のティオの頭、そこにはご丁寧に金色の毛で誂えたピンと立った狐耳のカチューシャがニースによってはめられていた。
「これで尻尾を金色に染めれば誰が見てもコスプレ美人!疑われてもカチューシャを外せば納得するでしょ。
本当は猫耳にしたかったんだけれど、ティオちゃんの尻尾って結構ボリュームあるから猫にはあまり見えないし、何より金髪だからさ。
これでティオちゃんも、暑い中薄着で外を歩けるようになるのよ!」
ニースは我ながらナイスアイデアと言わんばかりにえっへんと胸を張った。なるほど、確かに尻尾だけあるから不自然なのであって
耳もつければ全体としてのバランスは取れているのかもしれない。だが…
「こ、こ、こんな格好して外を歩けるわけないでしょ!!」
ティオはこの姿で街中を闊歩する自分の姿を想像してみた。半袖短パンで尻尾と耳を出しながら練り歩くその姿は誰がどう見ても変人だ。
ティオはカチューシャを毟り取り、ニースにぽいっと放り投げた。
「え~~~、せっかく作ったのに…。それに本当にかわいかったよ?ティオちゃん」
「私はいくらかわいいって言っても人様の前でコスプレする趣味は無いのよ!」
ニースは本当に残念なのか、未練がましくカチューシャを袋の中に入れた。だが、これで懲りたわけではなかった。
「じゃあ第二弾!今度は自信作よ!」
ニースはティオの目の前に右手で勇ましくピースサインを作って見せた。
「まだあるの?!」
何か嫌な予感がする。いや、それはもう確信だろう。第一弾がアレな以上、次のがまともであるはずがない。
「も、もういいからさ……」
「何言ってるのよ。このままじゃティオちゃん、暑さでバターになっちゃうよ?私は暑くてもそんなに困らないけれど
ティオちゃんにとっては死活問題じゃない」
「う…」
確かに、ここ何日かの暑さはティオの体を非常に消耗させている。
ただでさえ肉体が資本の仕事なのにこれ以上体に余計な負担をかけるわけにはいかない。
「じゃあ…、試すだけでも…」
「そうこなくっちゃ!と、いう訳で…」
ニースは再び袋に手を突っ込むと、中からなにやら毛むくじゃらなものを取り出した。
その脇には片側には二本の紐、もう片方には金属製の輪っかがつけられ、輪に紐を通して結べるようになっている。
が、何よりもそれよりも、ティオはその毛むくじゃらの物体をなんかどっかで見たことがある。
「え、それって私の…」
「うん、前に切り取ったティオちゃんの尻尾。ちょっと根元を切って毛を短く刈っているけれどね」
なんで捨てたはずの尻尾をニースが持っているのか、なんで変な細工を施しているのか、突っ込みどころは結構多い。


262:おまけのかりうど
08/06/24 01:56:57 Cxeou4hx
「じゃあティオちゃん、これを腰に巻いてあげる。ちょっと太腿開けてくれないかな」
「いっ?!ち、ちょっと待って!」
この得体の知れないモノを身につけろというか!と言う間もなく、ニースは手に持った物体を素早くティオの股下に挟んできた。
水で締められたティオの肌に毛のちくちくした肌触りが伝わってくる。
慌ててティオはニースの目論見を阻止しようとしたが、臀部の窄まりの辺りに毛が纏わりついた時、ぞわっと痺れるような感触が走った。
「ひあっ!」
その妖しい感触に、ティオは背筋をビクッと伸ばして短い悲鳴を口からこぼした。
(な、何恥ずかしい声上げているのよ私は!!)
ティオは恥ずかしさから反射的に両掌で口を押さえ、ちらと下のニースを見るがニースはティオに履かせるのに夢中で気づいた様子は無い。
(危なかった…。でも、なんなの今の感覚……)
まるで、不浄な部分が触られることに歓喜の声を上げたような危険な感覚。過去にこんなことを感じたことは無いのに、
まるで、過去にそういうことがあったかのような、不可思議な既視感。
「よし、出来た!」
そんなこんなと考えているうちに、最後に前で紐を結びつけてニースははしゃいだ声を上げた。
「じゃあティオちゃん、ティオちゃんの尻尾を腰に巻いてよ」
「? こ、こう?」
ニースの言われるままに、ティオは自らの尻尾を腰にくるりと巻いてみた。
「ほら、鏡を見てみて」
「?」
鏡に映し出されたティオの姿、その下半身にはまるで銀の毛皮で誂えた豪華なショートパンツのような物体が構成されていた。
「これなら外を歩いても誰も尻尾だなんて思わないわよ!腰巻でも着ていればそれほど目立つものでもなくなるし。
どうどう?これならティオちゃんも夏場でも涼しくてすむよ?」
ああなるほど。確かにこれならさっきの狐耳コスプレよりは目立たない。百歩譲ってこんなど派手なパンツをはいている人間も
ごくごく稀に存在しているかもしれない。しかし、
「ニース……、あんたは私に往来で下半身裸でいろっていうことなの?!」
そうだ、毛皮で覆っているとはいえ股下以外のそれはティオの尻尾だ。ティオにとっては不本意だろうが尻尾がティオの体の
一部である以上、この格好で外を出歩くことは下半身丸出しといっても過言ではない。
さらに、このままでは上も着れない。例え無理やり履いたとしても腰の辺りだけやたらとこんもりした異様な状態になってしまう。
「大事なところは隠してあるんだからいいじゃない。暑いよりはいいでしょ」
「暑さと人間の尊厳を選ぶなら、私は人間の尊厳を取るわよ!!」
ティオは巻いていた尻尾をピンと逆立ててニースに怒鳴りつけた。
「はいはい。こういうのはなしなし!!」
そしてそのまましゅるしゅると紐を結び解くと、ニースが持ってきた袋にぽい、と入れてしまった。
「いくらなんだって、こんなものを私が外でつけられると思っているの?!付け耳やらストリーキングやら…。私にだって…」
と、そこまでがなりたてたところでニースの顔を見たとき、ティオはピタッと口を閉じてしまった。
「………」
ニースはティオに対し、本当に申し訳なさそうにしゅんと頭を垂れ力なく俯いている。
どうやら、ニースは本気でこれらの面白グッズをティオの防熱対策として考え、自らの手で作ったらしい。
それが役に立つかはともかく、その労苦に対しては感謝を述べなければいけないのではなかろうか。
なのに、自分は頭ごなしにニースに怒鳴り散らして…
「…で、でもまあ、私のためにと思って作ってくれたんだから…、まあ気持ちだけは受け取っておくわ」
えへんと咳払いをして、ティオはニースへちょっとだけ感謝の気持ちを述べた。
「………」
が、ニースは俯いたまま顔を上げようとしない。心なしか、涙を流しているようにも見える。
「ほ、本当に嬉しいとは思っているから…、ただ、人前でこれをつけるのは……」
「………」
「……、ああもう!分かったわよ!たまにだけど付けてあげるわよ狐耳も尻尾パンツも!ただし、それで街中を歩けってのは
勘弁よ!そこまではさすがにゴメンだからね!!」
泣く子とニースには勝てない。とうとうティオは観念して面白グッズを身につけることを約束してしまった。
「ホント?!」
現金なもので、それを聞いた途端ニースはパッと顔を綻ばせティオにガバッと抱きついてきた。


263:おまけのかりうど
08/06/24 01:57:57 Cxeou4hx
「絶対よ、絶対だからね。後で嫌だなんて言ったらやだよ!」
「こ、こらやめなさいニース!あなた体が冷たいんだから冷えた体が余計……、あ」
そうだった。ニースは吸血鬼なので暖かい血は通っていない。これだけ体が冷えてるということは暑さに対してもなんともないのだろう。
「…、羨ましい奴め。この暑い中でもこんなに涼しい思いをしているなんて」
「ん?なになに?吸血鬼の体が羨ましいと思った?
だったらティオちゃんも吸血鬼になればいいじゃない。今ならすぐに私がいい思いをさせてあげるよ~~」
ニースの瞳と牙がキラリと光る。ティオがうんと言えばすぐにも首に噛みついてきそうだ。
「くっ…」
少し魔眼が発動していたのだろうか、ティオの頭に軽い眩暈が走った。まあ、これは吸血鬼の本能のようなものだからティオもあらかじめ
警戒はしていたので意識を奪われるところまではいかない。ティオはすーっと深呼吸をしてから、ニースの顔にぴたっと掌を当てた。
「…バカ言ってるんじゃないの。私はまだ吸血鬼になる気なんてないんだから」
「ちぇっ、残念…。じゃあ」
軽く苦笑したニースは、そのままティオをひょいと抱え上げた。吸血鬼は怪力なのだ。
「ち、ちょっとニース?!」
「そぉれぇー」
と、そのままティオを湯船の中へぽーいと放り投げた。どっぱぁん!と派手な音を立ててティオが水しぶきの中に消える。
「こらぁ!ニース……」
「たあぁーっ!!」
さすがに怒ったティオがニースへ向けて怒鳴り声を上げると…、その目に入ったのは自分へ向けて突進してくるニースの姿だった。
「ま、待って…」

どーんっ!!

そのままニースはティオへと体当たりを敢行。二人揃って水の中へとどんぶらこ。
そして数秒後…
「あ、あ、あ!あんたは私を殺す気かーっ!!」
「いたい、いたい、いたい!」
相変わらずしっかと自分を抱きしめているニースへ、ティオは両方の拳骨でニースのこめかみをぐりぐりと押さえつけながら
浴場が壊れんばかりの大声で怒鳴りつけた。
が、それほどの怒りを向けられているにも拘らず、ニースの顔は笑顔に包まれていた。
(さっき、ティオちゃんは『まだ吸血鬼にならない』って言ってくれた!)
そう、『まだ』吸血鬼になる気はないとティオは口にした。
言い換えれば、いつかは吸血鬼になってもいいとも取れる発言だ。この一言がニースにとっては何よりも嬉しい。
恐らくティオも『まだ』なんて言葉を入れる気はなかったはずだ。ティオ自身の意識に吸血鬼になることを望む気持ちがあるはずは
ないのだから。
それなのにそういう言葉が出たということは、ティオの深層意識にかなりニースの力の汚染が進んでいるということだ。
(このままティオちゃんの血を吸って私の血を与え続ければ、もっともっとティオちゃんの心は吸血鬼に近づいていく!)
ただ、その前にあの吸血鬼兄妹に会ってティオの尻尾を取る方法を聞き出さなければならない。このままティオを吸血鬼にしたら
尻尾つきの吸血鬼になってしまう。ティオの尻尾はそれはそれでいいのだけれど、やっぱり綺麗な体で吸血鬼になってもらいたい。
「このぉ…」
いくら怒っても反応せず顔色も変えないニースに、さすがにティオも苛立ってきた。
「聞いてるのニース!ちょっと間違ったら頭打って…」
「うんうん聞いてるよティオちゃん。私、すっごく反省しているの。ごめんなさーい。
だからティオちゃん、ちょっとでいいから血を飲ませてー」
「な?!バカなこと言ってるんじゃないわよ!反省しているならまず態度を…」
などとティオが言うのを無視して、ニースはティオの首にちょんと爪先で傷をつけた。跳ねる水しぶきと共に血がぷっくりと浮かんでくる。
「じゃあ、いただきまーす」
「ひゃっ!」
目を輝かせたニースがティオの首に吸い付くと同時に、ティオはゾクゾクッと背筋を震わせ抵抗らしい抵抗を止めてしまった。
抵抗しようにも首から与えられる溶けそうな甘い痺れに体が言うことを利かない。


264:おまけのかりうど
08/06/24 02:02:36 Cxeou4hx
「バカァ…、後で、ひどいからねぇ……」
『後のことは後で。今は今しかできないことを楽しもうよ』
水の中に入って冷えた体が、また熱く火照り始めている。
これじゃあ水風呂に浸かった意味が無いな…、と心の中で愚痴りながら、ティオはとりあえずニースの為すがままに身を預けた。
ティオにしても、気持ちいいことが決して嫌いなわけではない。
(この快楽に慣れるのは危険だけど、ちょっとぐらいなら大丈夫よね…)
この時点でかなり危険な思考に至っているのだが、吸血鬼の力に侵蝕されつつあるティオにはそのことには気づかない。

そして、水風呂に使ったままじっくりと吸血を堪能してしまったため…
「ハ、ハックション!!」
思いっきり夏風邪をひいてしまったのも言うまでもない。

おわり

以上です。ちょっと百合チックな話でした。
あと、おまけで主役二人の簡単なプロフをば。それでは失敬…

○ティオ・スダート
年齢:21歳 身長171cm B79W58H83 金髪ショート 瞳色:深緑
元教会の機関『狩人』所属のハンター。無欠なようで意外と抜けている。二刀の短剣使い。現在本人の自覚無く吸血鬼への道まっしぐら。
意識を失っている時限定でニースの意のままにされている。
見た目は非常に厳格で硬い雰囲気があるが、実際はかなり俗っぽく信仰心もそれほど高いものではない。そんな彼女が狩人に所属
していたのは、彼女の家が代々そういうことを職業にしている家柄だったからだけのことである。
基本的にお姫様の役回り。操られたり連れ去られたり狂言回しにされたり。周りが人外だらけなので仕方がないが。
自分の油断でニースを吸血鬼にしてしまったため、基本的にニースに頭が上がらない。素の戦闘能力はかなり高め。

○ニース・ムーレイ
外見年齢:18歳(吸血鬼年齢0歳) 身長157cm B75W54H74 やや黒髪セミロング 瞳色:紅
『狩人』でティオとパートナーを組んでいたが、あるアクシデントで吸血鬼になってしまった。
一見天真爛漫で無邪気だが、その裏には残忍極まりない吸血鬼の本性がある。パートナーのティオを吸血鬼に堕としたくてたまらなく、
じわりじわりとその手の中に絡めていっている。基本的にティオ以外のことに関心をもっていないが、過去に自分の運命を変えた兄、
アムルのことは執拗に追いかけている。
『共喰らい』と呼ばれる同族喰いを積極的に行っており、内に篭った魔力『だけ』は中位貴族に匹敵している。
以前は神の奇跡を用いた法術使いだったが、吸血鬼になった現在は神の力は使えないので基本的に肉弾戦や過去に討滅した吸血鬼の
灰を下僕として用いたりしている。

…スレ容量が凄いことになってますね…

265:名無しさん@ピンキー
08/06/24 02:15:27 ZyZ9nWCe
平日夜中に乙です。
これもあるいみ濡れ場ですね。

266:名無しさん@ピンキー
08/06/24 03:00:23 mJokF3AV
>>260
乙です。

第八回ですけど、一部名前が間違ってないですか?

267:名無しさん@ピンキー
08/06/24 16:57:28 /c/C+nz6
URLリンク(rainbow.sakuratan.com)
悪堕ちに見えそうで見えない・・・?

268:名無しさん@ピンキー
08/06/24 17:51:45 clI7O0QQ
何年か前にあったMIND CONTROL FANってサイトで紹介されていた
エイリアンが光線か何かでポルノ女優に変えるって洋物の
タイトル分かる方いますかね?
ググッたらこのスレの初期の頃に話題にしてた方がいたんですけど

269:名無しさん@ピンキー
08/06/24 19:28:09 5n6Hygcz
コードギアスの囚われたカレンがギアスによって洗脳されそうな予感

270:名無しさん@ピンキー
08/06/24 20:48:51 7y9qis+9
日本人の記憶を消されればありそうだなぁと思ったり

271:名無しさん@ピンキー
08/06/24 20:57:52 pY+Mlc3S
>>260
GJです
おまけとはいえ短い間に二話分も読めるとはありがたい

272:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:02:51 yxMLczm7
>>269
ありえるよな
ワクテカがとまらない

273:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:32:05 e4WVW8Ax
コードギアスがまだやってたことに驚きだ

274:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:54:42 X0kZK8tG
また始まったんだよ

275:178
08/06/25 00:12:21 wdx72Tgy
>>266
じっくり読み返してみました。
…確かに間違えてました…。ニースがニースと一緒にいてどうするというのよ。
ご指摘、ありがとうございました。

276:名無しさん@ピンキー
08/06/25 00:32:46 ATNQglFL
>>56
そんな感じのバレをどっかで見た気がするけどガセかなあ

277:名無しさん@ピンキー
08/06/25 00:35:34 r1MKw8Jr
>>269
ラウンズ級の腕前を持ってることを知れば
あの実力主義の皇帝ならやりそうな感じはするな


278:名無しさん@ピンキー
08/06/25 00:48:33 HINLeZIf
>>252
オレもそっち系がツボだわー
案外ありそうで少年雑誌くらいにしかないから困る
エロゲだと、すぐ調教とかになってしまうし

279:名無しさん@ピンキー
08/06/25 01:55:09 rgsPSvjx
>>269
黒の騎士団の戦力が優勢になりつつあるからなー
洗脳はやってくれそう

280:名無しさん@ピンキー
08/06/25 07:40:36 UG3PmWGH
>>269
でもそんなこと許したらスザクって超悪だなw
親殺し、友人売り、友人洗脳

281:名無しさん@ピンキー
08/06/25 10:23:14 6RPWSv1F
このスレ的に悪に洗脳されなきゃ意味がないだろ

282:名無しさん@ピンキー
08/06/25 10:55:17 X1FG6f9o
むしろルルーシュがユーフェミアとかを洗脳するのが自然てかしてるし。


283:名無しさん@ピンキー
08/06/25 11:18:15 HKfvB8lz
洗脳されたヒロインは、死ぬか生存は別問題として

起動兵器の女パイロットって乗る機体が
洗脳される間の限定期間で最新鋭の新型機に乗る場合と

カラーを黒とかに変えたバージョンに乗る場合

の二パターンがあるよね

284:名無しさん@ピンキー
08/06/25 12:34:33 gsejS7Kt
畏怖の効果を狙ってそのままってこともありえる。
ギアスは洗脳されたとしたらそのままの姿で襲い掛かってくると予想。

285:名無しさん@ピンキー
08/06/25 12:37:29 H7NKoosd
>>284
ギアス本スレにそれに関して面白いことが書いてあったよ
本当かどうかわからん上にネタバレになるんで転載はしないが

286:名無しさん@ピンキー
08/06/25 12:46:16 5SXzSbN0
天子をギアスで洗脳してくれないかなー

287:名無しさん@ピンキー
08/06/25 14:18:07 T6zpwOQg
保管庫から魔女たちの黄昏がいつの間にか消えている…

個人的にはあれほど秀逸なSSは少ないと思っていたんだが。
生ログあるから掘れば出てくるけど、削除依頼でもあったのかな。

288:名無しさん@ピンキー
08/06/25 14:48:52 I28LCi9A
うろ覚えだけど作者らしき方が削除以来していた

289:名無しさん@ピンキー
08/06/25 15:20:55 /mIQLb5K
何でギアスって、日曜の夕方にやってんの?www

290:名無しさん@ピンキー
08/06/25 17:46:49 IVKfsNUT
NHKのゼンマイ侍で悪堕発生したし

291:名無しさん@ピンキー
08/06/25 19:32:10 keczSL3M
>>289
小さなお子様の教育にぴったりなアニメだから

292:名無しさん@ピンキー
08/06/25 19:43:04 xU9wjY9j
スレ違い

293:名無しさん@ピンキー
08/06/25 19:50:49 3a41Bgpa
アンチはアンチスレで

294:名無しさん@ピンキー
08/06/25 20:55:20 jGLw++uI
>>280
ヌルーシュのほうが超悪だろw


295:名無しさん@ピンキー
08/06/25 23:29:41 DEwSXz/Q
ヌルーシュがジノとアーニャ洗脳するのは確定かな?

296:名無しさん@ピンキー
08/06/26 01:53:51 ZIjbcSnM
スレ違いだがカレンって事でカレンデバイスを思い出した俺はハフマン島出身者…

297:名無しさん@ピンキー
08/06/26 02:21:39 O5/8ynJj
アーニャは過去に何かありそうだからまだわからないんじゃない?

298:名無しさん@ピンキー
08/06/26 03:02:59 iQn8Cjj+
>>285
kwsk


299:名無しさん@ピンキー
08/06/26 03:21:20 0br6vHuN
そんなことより、さ。
そろそろ、いいんじゃないか?
そろそろ悪堕ちポアラの続きか淫魔をレズらせてみたの続きが来てもいいんじゃないか?
・・・・無駄じゃないよね?

300:名無しさん@ピンキー
08/06/26 05:37:10 RSs7kheD
>>296
や、ネタの料理次第ではそれも美味しくなりそう
少なからずグロも入りそうだが

301:名無しさん@ピンキー
08/06/26 06:25:48 QrjtSXKN
おまいら…。
せっかく猟血の狩人の新作来ているのに、そっちの話が少ないお。
個人的にはこの話大好きだ。エロパロスレにいるのに普通に読み物として楽しめる。
表現が工夫してあったり、戦闘シーンも迫力があっておもしろい。
だから俺は、この流れの中こっそりとGJと言う事にする。

|ω・`)GJ…

302:名無しさん@ピンキー
08/06/26 06:41:20 rE2x340w
猟血の狩人に出てきた吸血鬼は皆基本は極端に残忍なタイプだけど、
もし仮に比較的中立的で、物分かりが良く、かつニースより強いタイプの吸血鬼と遭遇したら、ニースはどういう対応をするのだろう。
やはり吸血鬼モノは妄想が広がる。

303:名無しさん@ピンキー
08/06/26 09:59:38 RUHqr7wj
争う理由が無いな

304:名無しさん@ピンキー
08/06/26 11:37:02 3MISIIUW
>>301
あのな、興味ない話スルーすんのは当たり前だろ。話題にするべきとかべきでないとか、なんでお前が決められるわけ?
大体いいと思った人はちゃんと称賛してるのにまだ少ないとか、よっぽど作者がチヤホヤされてないと気が済まないのな。
反応がもっと欲しくて自演したかなんて思われたら大好きな作者様にも迷惑だろ?勝手に仕切るような真似は正直慎んだほうがいいと思うぞ。

305:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:10:12 c9HJrHiv
>>304
別に>>301は流れ仕切ってるような風には見られないけどな。
大体、興味ない話に関する話題だったらお前さんの今まで通りスルーしても構わないのにな。
吸血鬼の話題にしろ悪堕ち作品の話題にしろ、
今まで普通の流れだったのがかき乱されたらここのスレ住人全体にも迷惑だろ?
お前のそのズケズケとした物言いも慎んだ方がいいぞ。
というか近頃変なの沸いてるし、どこか悪意の見られる書き込みだな。

306:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:15:02 kZaRr8Qg
まあそのなんだ。
みんな落ち着け。
このスレには何者かの洗脳電波が来ているぞ。

307:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:15:20 4p2JwzJk
俺は長すぎて閉口してる口なので。
書くならSS+掲示板なんだからもっと短くて濃いやつ希望。

308:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:25:00 vXgCusSF
せっかくのスレだから、みんな仲良く使いましょうね。
さもないと、お姉さんが悪のヒロインに調教洗脳してあげるんだから~

309:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:27:42 YokA9cOD
SSも長すぎると読む気がしなくなる
ここも昔と違ってずいぶんSSが投下されるようになったな

310:名無しさん@ピンキー
08/06/26 14:56:04 RUjPwI7A
長いから読む気がしなくなるってのは分かる。
個人的には、読みたいのは堕ちシーン+堕ちた後だから、前振りが長すぎるのは好かない。

が、猟血シリーズに関しては面白いからOKだ。
正直悪堕ち分が薄いとは思うが、悪堕ちSSではなく普通のSSとして面白いので良し。

311:名無しさん@ピンキー
08/06/26 15:10:04 Tmy8HwZu
個人的には長くても良いかな、悪堕ちのギャップ出すためにある程度長くなるのは仕方ないし
今だったら保管庫もあるから、とりあえずスルーしといて
あとでまとめて読むってこともできる

でも>>301みたいなのはちょっとな
普通に感想だけ書いとけばいいのにと思う

312:名無しさん@ピンキー
08/06/26 15:53:07 vXgCusSF
うーん、なんかさっきから長さの話が出てるけど、
具体的に言うと何レス以上だと長いの?
過去スレに出てきた作品で言えば、どの作がそれに該当する?


313:名無しさん@ピンキー
08/06/26 16:23:47 WGBynncB
コテ付けて一回にID変えずに書いてくれるなら何レスだろうと全然かまわん。

314:名無しさん@ピンキー
08/06/26 16:27:25 0br6vHuN
俺も長いの全然かまわないけど
むしろ続編希望の作品のほうが多いし長いほうがいい
逆に短いと「あれ?もう墜ちたの?」って思う

315:名無しさん@ピンキー
08/06/26 17:22:48 NXNpdvJB
猟血は普通にssとして読んでるくちだが
リムの吸血シーンの描写が俺的にかなりきた

こういうシーンもっと読みたいけど話の展開的に難しいかね
ニースがティオのを吸うだけじゃマンネリというか
むしろちょい役が吸血されるのが良いんだけど書くの大変そうだ

316:名無しさん@ピンキー
08/06/26 18:00:03 3MISIIUW
>>305
>>301はSSの話題がすぐ終わった事に明らかな不満表明してるだろ、直接でないにせよ仕切りに準じる意見なのは明白だ。
件のSSには興味ないが、理不尽な仕切りについては見過せないって意味で関心持たざるを得ないし従ってスルーはできない。
人様に悪意がどうこう言いつつ自分は下手なオウム返しで悦に入るような暇があるなら、まずは文意をしっかり把握してくれ?
スレの迷惑とやらも、話題の選択にすら好みを押し付けるような奴がいるのが一番迷惑に決まってるだろ。

317:名無しさん@ピンキー
08/06/26 18:08:04 srZypufJ
まぁ感想の話題にしたかったらまず自分で感想書いて
自然に流れを感想の方にシフトしようとするのが一番だと俺は思うよ

318:名無しさん@ピンキー
08/06/26 18:24:35 lddLupBu
>>317
だよなあ、せめて他を責めるような言い方さえしなければ。
ってことで賛成多数だ>>316、しつこくなり過ぎないうちに矛を収めてくれ

319:名無しさん@ピンキー
08/06/26 18:34:36 rIXv2Bx9
>>301
自演乙

320:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:07:24 3OkucMPT
>>316
そんなに興奮すんな

321:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:13:00 VuDzqrhf
そろそろ俺の矛が限界なんだが
この遅漏な矛を受け止めれる盾(話題)まだー?

322:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:26:24 nifrxtKS
>>321
明日発売のジブリール3に出るブラックアリエスについて語る?
これはスレチかね?

323:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:36:38 /4i3mQlu
正直そういうゲームの話ぐだぐだされる方がついていけん

324:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:37:47 VuDzqrhf
>>322
スレチではないと思うが明日発売だったのかよ…
黒アリエスには期待してるんだがいかんせん金がないよ

325:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:40:24 5e/cLWZv
悪堕ちエロゲは元のキャラが清純さをアピールしているほど燃える罠。
それがロリキャラで足コキとかされたらもう……ハァハァ……。

326:名無しさん@ピンキー
08/06/27 03:36:21 FF0sz0L1
つーか、当たり前かも知れないけど
悪堕ち関連の作品は少ないよなー
もっと増えてくれないものか

327:名無しさん@ピンキー
08/06/27 06:09:37 d30oIzhD
黒アリエスの画像が足りない

328:名無しさん@ピンキー
08/06/27 06:55:29 IBEcYGlL
ロリと言えば戦乙女ヴァルキリーシリーズのスクルドが居たけど2で単なるギャグ担当なポジションに落ち着いちゃったしね

個人的にジブリールシリーズのラブ公が捕まって陵辱されて洗脳されたら絶対に暫くアソコがカチカチになったままだと思う。
ラブ公が陥落して悪堕ちはジブリール側の情報が筒抜けになっていまだかつて無い絶対絶命の危機にも繋がるし。
『ジブリールの事は知り尽くしますから。三人の弱点や欠点から、どこが弱くて、どう責めれば感じるかとか手に取るように分かりますの』って感じに

329:名無しさん@ピンキー
08/06/27 07:43:26 nikp9jBZ
ロリと言えばオレ個人的に気になっている
エスカレイヤーっぽいこのエロゲ
URLリンク(www.getchu.com)

ヒロインが敵の改造手術を受けて変身する上に
敵ボスの目的が花嫁捜しっていう
NTR悪堕ちを期待させる設定なんだけど

メーカーがユニゾンシフトだし
多分そっち方面の需要は華麗にスルーなんだろうな・・・

330:名無しさん@ピンキー
08/06/27 07:47:06 KIzNOSI/
URLリンク(uproda11.2ch-library.com)
まぁメーカー的に悪堕ちに期待するような方向性じゃないわな

331:名無しさん@ピンキー
08/06/27 17:02:36 g+/XJyvq
ジブリール3終わったー
ブラックアリエスの堕ちに関しては堕ちるシーンそのものはほぼ無い
が、堕ち後の極悪非道っぷりとか連鎖堕ち好きなら楽しめるんじゃないかと
連鎖堕ちと言っても絵があるわけじゃないからイマイチだが
あと正直アリエスを期待して買うと玉砕される

332:名無しさん@ピンキー
08/06/27 17:06:14 d30oIzhD
>>331
人柱乙
やっぱり新キャラでも出さないと連鎖とかも難しいよね

333:名無しさん@ピンキー
08/06/27 19:17:04 IjwqB8pu
つか体験版をやった限りだと、基本ヤンデレ化っぽい雰囲気だったよね
プラスして実写セーラーマキュっぽい独立系悪堕のスパイスもあったけど。

334:名無しさん@ピンキー
08/06/27 19:36:33 Gdrlk059
>>332
連作ものだと、前作が堕ちエンド&新キャラが新しいヒロイン
とかじゃないと思い切った展開できないからきついな
アイサイガーFも期待してた割には今ひとつだったし・・・

335:名無しさん@ピンキー
08/06/27 19:56:55 FF0sz0L1
アイサイガーFは俺もいまひとつだったなぁ
なんかしっくりこないというか……
やっぱりログにあるように最初から露出が高いからかな?

336:名無しさん@ピンキー
08/06/27 21:08:11 fuZoOO+q
>>331
乙です。購入の参考にさせて頂きます
キャラ紹介にクラスメートの女の子がいるから何かあると思ったのですが…少し残念

337:名無しさん@ピンキー
08/06/27 21:44:31 yM/E0gyr
個人的に好きなシチュなんだけど
堕とされる側だけ不利な設定だけじゃなくて堕とす側にも不利な設定が欲しいのって俺だけかな?

たとえば魔王の剣ってのがあって勇者がそれを使うとして
勇者側は剣を使い続けると堕ちるけど 攻撃力がすごいから何回かは使わないといけない
魔王側は勇者を堕とす為に全力を出せないとか 剣の力を使われると自分の力も同じくらい減ってしまうとか

あとストリートファイターでベガにやられるのと殺意の波動になってしまうのあるけど
どっちが好き?
ベガもゼロ3だと洗脳だけだけどマーブルだと改造してるよね

338:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:12:51 Gdrlk059
>>335
俺的にはこの辺かな

・怪人による陵辱シーンがホントにその場で犯られるだけ、直後に即逆転
・メンバーがたくさんいる割に、一人づつ篭絡していくようなパターンの話がない
(隠れてコッソリ堕とされたメンバーが連鎖していくとかそういう王道パターン)
・バッドエンドが超少ない
・バッドの殆どが繁殖家畜化

チェリー吸血鬼化はいいんだけど、その後他のメンバーをどんどん吸血鬼にしていくとか
そういうのが見たかったんだよね
ウィルステイマーの動物化とかも同様
このライターさん、特撮ヒーローは好きだけど、悪堕ち自体は好きじゃなさそうなイメージ

339:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:26:08 vG6bzUhQ
アイサイはそれ以前にババアがあのコスチュームの時点でドン引き
いい年こいて変身ヒロインはイタすぎ

340:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:30:12 vLveqNsb
>>337
あまりにも一方的に悪役が有利だと、素人小説でやってしまいがちな無敵主人公マンセーみたいな白けた空気が生まれちゃうんだよな。
ある程度悪役が勝ちやすい設定じゃないと展開が不自然になるのは分るけど、八百長試合になるくらいならカットして堕ち後を濃厚にした方がメリハリが付くとは思う。

341:名無しさん@ピンキー
08/06/28 05:27:40 OZzJn7bt
>>337
ベガはアニメでも映画でもゲームでも洗脳してるよなw
死んでから出番ないと思ったけどSF4で復活してちょっと期待、絵が酷くなってるけど

342:名無しさん@ピンキー
08/06/28 06:02:07 QuY74oRi
アイサイFは寄生型悪落ち好きとしては、精液繭をもう少ししっかり描写してほしかった

あれじゃただの練りあめに絡まったようにしかみえない
繭から出るシーンも結局繭ってあの液体部分だけなのか
それとも元の体が繭になってそれがわれて悪に染まった本体が出てくるのか
その辺がいまいちわからなかった

343:名無しさん@ピンキー
08/06/28 06:57:11 LiUw+oor
ジブリールは2での初代に続いて3ではアリエスが洗脳されたから
ジブリール4があったら洗脳されるのはゼロなのだろうか?個人的には、そろそろ洗脳されて外見が急激に急成長したバージョンで良いからラブリエルとの本格的なエッチシーンを出して欲しい

344:名無しさん@ピンキー
08/06/28 08:41:19 HnMlNuSn
でも悪役有利にしないと長編小説になるから仕方ないと思うよ

345:名無しさん@ピンキー
08/06/28 09:31:22 hUWWhvic
シリアスにやるなら最初は正義が有利で、洗脳で引き込んで連鎖堕ちで逆転する展開が王道かなあ
俺は別に悪無双でもいいんだが

346:名無しさん@ピンキー
08/06/28 09:40:24 V4+ybfLa
俺的にはどんな形で悪堕ちしてもおkなんだが、
やっぱり過程の描写が乏しいと萎えるな

347:名無しさん@ピンキー
08/06/28 11:58:10 LiUw+oor
初代ジブリールが堕ちた理由は
2代目ジブリール・アリエスが登場したって事はリカの恋人は別の誰かとエッチしたと言う事をネタにされてボロボロになるまで追い込まれた
だけどアリエスは描写が無いから微妙なんだよね堕ちた理由

348:名無しさん@ピンキー
08/06/28 12:27:25 zCBEw8f1
>>347
まあ、強制的に善の部分が抜かれて
欲望とかの悪の部分がアリエスの心を侵食して黒化したという設定だからな
最初の所で「殺してでも奪い取る」というのが何らかの複線みたいな感じがしたけどね

ところで味方をかばってさらわれて、何か吸われて悪の心が増幅して黒化って
まんま武者○伝の紅零斗丸ですなw


349:名無しさん@ピンキー
08/06/28 12:33:48 LZho9BU3
URLリンク(emithiyan.h.fc2.com)
これ、どう?

350:名無しさん@ピンキー
08/06/28 18:12:41 5RzxNrDT
>>349
こういうリアル洗脳系はちょっとな・・・

351:名無しさん@ピンキー
08/06/28 20:42:51 OKb7oRgB
>>348
いいえシバラク先生です。多分

352:名無しさん@ピンキー
08/06/28 20:59:44 km7OS+lF
ユニティマリアージュはヒロインが敵の親玉に体と言語回路をハッキングされて
主人公の前で淫乱にされるってだけでその間もヒロインの意識あるし
全然悪落ちじゃなかったze

353:名無しさん@ピンキー
08/06/28 21:40:56 /DbtxK1G
>>352
それはそれでよし!>体と言語回路をハッキング



354:名無しさん@ピンキー
08/06/28 21:44:53 gD8DqHoU
>>343
3が完結編というような話を聞いたが

355:名無しさん@ピンキー
08/06/29 02:16:36 sw0IQc3s
>>348
武者○伝とかちょっと懐かしいわww
そういやあれも悪堕ちだよなー
そこまで悪になってなかったけど

356:名無しさん@ピンキー
08/06/29 02:49:36 lx6pjGqW
二十面相キター!これは良い

357:名無しさん@ピンキー
08/06/29 07:37:56 xKqlg8mY
>>355
演歌聞いて元に戻っちゃうしなあ
いや、ああいう少年漫画展開も大好きなんですがね

358:名無しさん@ピンキー
08/06/29 17:17:34 K10Aaa/K
>>357
彼氏の告白とかで心動かされて洗脳解除されるとかよりは新しい気がする

自分の趣味とか好きな事がトリガーになって洗脳が解けるのって、あんまり無いし

って言うか武者○伝の場合は洗脳した人も洗脳した人だから大手企業から掻っ払った大金でオンボロアパート暮らしからワイン片手に高笑いする高級ホテル(マンション?)暮らしに華麗なメタモルフォーゼ
しかも死の間際には年代物のワインを飲んどけば良かったなんて、かなり人間界に馴染んで楽しんでた様子が伺えるし

359:名無しさん@ピンキー
08/06/29 21:04:46 Sj+2or/X
今日はふたばにスレ立ってないのか……?

360:名無しさん@ピンキー
08/06/29 21:09:46 A4DyUz2A
>>358
>かなり人間界に馴染んで楽しんでた様子が伺えるし
そんなこと言ったら主役その他の奴らだって馴染んでたじゃんw
特に腑抜けて姿形が変わった隊長

361:名無しさん@ピンキー
08/06/29 21:35:40 UVHdxUYn
>>359
URLリンク(jun.2chan.net)

362:名無しさん@ピンキー
08/06/29 21:53:14 Sj+2or/X
>>361
サンクス。ふたば行ったけど見つからなかった。
検索ツールとかあるのか?
日曜ごとにいちいちここで聞くのも迷惑だし、良ければ教えて欲しい。


363:名無しさん@ピンキー
08/06/29 22:01:57 EXHsA3eD
画像張るところの下の方に「カタログ」ってのがあるから、
それを選択するとサムネイルでスレが表示されるぜ

364:名無しさん@ピンキー
08/06/29 22:02:19 LOs13E56
>>362
検索ツールとかわざわざ使わなくても30分押しってスレ本文に書いてあるから
毎週日曜17時になったらふたばのjunサーバーをのぞいてればいいんじゃ…

365:名無しさん@ピンキー
08/06/29 22:16:45 /xOXbfRw
>>364
落ち着けw
それができなかったから聞いたのだろうよ

366:名無しさん@ピンキー
08/06/29 22:48:00 Sj+2or/X
む。すまんありがとう。
自分でできるようになるよー。

367:名無しさん@ピンキー
08/06/29 23:19:31 tVHfXZyI
ポムニットさんって半覚醒すると口調とか変わるの?

368:名無しさん@ピンキー
08/06/29 23:36:53 K10Aaa/K
>>360
でも、魔神の場合は人間界で誰かに洗脳されたんじゃないのか?って位のキャラの代わりっぷりはプラモ付属のコミックワールドでの暴挙を知ってる者からすれば驚愕だよ

369:名無しさん@ピンキー
08/06/29 23:49:50 A4DyUz2A
>>369
暴挙ってどんなのだっけ?
後、揚げ足取りじゃないけど魔神じゃなくて魔刃だよ

というか魔刃って鉄機武者操ってたよね?

370:名無しさん@ピンキー
08/06/29 23:58:12 SetVmSE6
ソウルイーターで悪堕ちが出てたけど既出?
一応、報告しとく

371:名無しさん@ピンキー
08/06/30 00:41:30 o8Dr0X26
>>356
良い悪落ちがあったのかい?

372:名無しさん@ピンキー
08/06/30 02:27:00 XcFtlCTs
悪堕ち作品をもっと出せるためには、この世にもっと悪堕ちのジャンル知名度を上げなければいけない。
ということで、これからはまわりの友人をどんどん悪堕ちに染めようと思うが、どんなふうにすればいいと思う?
俺が目覚めたのは小さい頃のアニメだが、そういうのを見せても目だった効果ないんだよね……

373:名無しさん@ピンキー
08/06/30 02:41:10 ztB6r7pt
URLリンク(www.toranoana.jp)
最高だな

374:名無しさん@ピンキー
08/06/30 02:56:37 HYRnBMdQ
>>372
如何せんニッチな属性だから素質を持っていないといくらそのジャンルを見せても堕ちないと思うぞ
調教、触手系に反応するようだったら脈有り

375:名無しさん@ピンキー
08/06/30 08:06:11 Y+10cAHU
>>369
魔刃は主人公の兄を殺した真犯人にして全ての黒幕で
マスターゼータだったか飛閃を兄を死なせた犯人に仕立て上げた張本人で、かなりの極悪非道だったけど


一応は武者○伝でも復活して初登場の時は謎の存在を殺して乗っ取って復活闇軍団を率いて天宮を恐怖のどん底に追い込んだとは言え。
人間界に来てからの変貌ぶりはもはやギャグの領域だよね

376:名無しさん@ピンキー
08/06/30 09:38:41 fAWmu/X4
武者ガンダム話なのにジェネレーションギャップ感じるのは何でだぜ?

闇のかけらに取り付かれたサイコMk2とか最高じゃないか
(パイロット的な意味で)

377:名無しさん@ピンキー
08/06/30 12:50:44 yKLiMv8X
>>376
>武者ガンダム話なのにジェネレーションギャップ感じるのは何でだぜ?
俺もだ

378:名無しさん@ピンキー
08/06/30 17:54:10 et9uWwDw
△の新作が旧作で堕ちたメインヒロインとサブの対決っぽいから一応報告しとく。
多分色違いなだけだろうなあ

379:名無しさん@ピンキー
08/06/30 17:57:25 pO/RQY9Q
>>375
㌧クス
犯人に仕立てられたのはマスターゼータなんだよな
飛閃はニセの情報を埋め込まれて武者に宣戦布告するのがトウハの前半だよね

そういやボンボン版ムシャ戦記で村人を惨殺してたな魔刃…

380:名無しさん@ピンキー
08/06/30 21:37:18 vSPbRJdd
>>378
といっても1シーンレズがあるかないかぐらいだろ
主人公がファルケかシルヴァならボリューム的に期待できたんだけどね

381:名無しさん@ピンキー
08/07/01 00:36:36 GOl8R9Hh
結局ブリーチはなんだったんだ

382:名無しさん@ピンキー
08/07/01 00:50:42 +OrPFlYw
Dグレ読んだけど、予想通りの展開だったなぁ
もうちょっと引っ張って欲しかった

383:名無しさん@ピンキー
08/07/01 00:56:43 A68VRBuh
>>376
サイコといったら洗脳マスクしか思い出せない自分は
そのレスにもジェネレーションギャップを感じる

384:名無しさん@ピンキー
08/07/01 01:08:25 bp2LwB7X
不思議の海のナディアで、ナディアの操られシーンで勃起した俺は間違いなく悪堕ちの歴史に立ち会っている

385:名無しさん@ピンキー
08/07/01 02:26:29 5DjmSd/4
>>383
特捜エクシードラフトw

386:名無しさん@ピンキー
08/07/01 11:00:48 NT/K3FFC
ギアスはどうなった?

387:名無しさん@ピンキー
08/07/01 11:30:08 oLm7UE4c
きめぇ

388:名無しさん@ピンキー
08/07/01 11:37:35 xJsauZxb
20面相の娘ってどうなの?誰か操られたり堕ちたりすんの?

389:名無しさん@ピンキー
08/07/01 11:38:36 VPEKdkpm
>>386
カレンはナナリーに保護されました。
危ない目に遭う事はなくなったっぽい・・・

390:名無しさん@ピンキー
08/07/01 12:08:38 hhz4qcTD
俺の脳内じゃ本当の黒幕はナナリーだから安心なんてとてもとても

391:名無しさん@ピンキー
08/07/01 13:52:01 AX+gwmth
でもカレンは保護される必要があるくらいだから危険は無くなったわけでないから
今後も狙われ続け隙を突かれ再び捕まって酷い目にあうって可能性もあるんだよね

助けられた組織に限って敵の内通者が居るのが王道だし

392:名無しさん@ピンキー
08/07/01 17:55:20 9BxS9J08
すでにナナリーが洗脳されてました
って話だとcycの「戦場デ少女ハ躰ヲカケル」の特典ディスクを思い出すが
酷さも合わせて思い出して笑いがこみ上げてきた

393:名無しさん@ピンキー
08/07/01 19:41:55 O7knEsLX
>>388
前回の放送で、おつきのメイドや高飛車な友人(とヘボ探偵の男)が催眠術っぽいので操られて、
主人公を殺そうとしたりしてた。
目のハイライトが無くなったり、しゃべり方に抑揚がなくなってたりしてたのが、
いかにも操られてるって感じでなかなかよかった。

まあ、メイドの方はすぐに正気に戻ってしまったが・・・

394:名無しさん@ピンキー
08/07/01 20:17:49 NT/K3FFC
そっかサンクス
ところでテレビ東京で圧姫が洗脳したと言っているんだが

395:献血の紅
08/07/01 21:01:08 EwsISioJ
どうもお久しぶりです献血の紅(けんけつのくれない)です。
今回はオリジナル(久しぶりの)の魔法少女が悪堕ちするSSを投下します。
今作は堕ちシーンがあっさり来ちゃいます。
では、投下開始♪

396:献血の紅
08/07/01 21:02:10 EwsISioJ
東京都上空に突如謎の浮遊城が付いた黒い雲が現れた。
制限された魔法を使う十二歳の少女翼乃(つばさの)みつきはその雲の城にに突入する。
しかし、その中で彼女は数ヶ月前から行方不明だった幼馴染の楠透(くすのき とおる)に出会うが、透は半魔化してみつきに襲い掛かる。
みつきは激闘の果てに透を元に戻すが、その油断が命取りになった。
何者かが放った魔法によって彼女だけが謎の空間に取り込まれてしまうのであった。


黒い空間に取り込まれたみつきは瘴気の鎖で両腕両足を縛られて身動きが取れないでいた。
「くっ…油断した…」
みつきは両腕だけでもといわんばかりに腕を力いっぱい動かす しかし、瘴気は鎖のようになっているためどんなに動いてもビクともしない。
「あきらめなさい いくらやっても体力の無駄よ」
この空間にいたのはみつき一人ではなかった。 この空間内にはこの事件の黒幕もいた。
彼女の名はイト。 みつきの親友楠透を洗脳し、半魔の力を植えつけた張本人でもある(透の中の半魔の力は既にみつきの機転で除去されている)。
イトはクスリと微笑んでみつきをたしなめながら、拘束されているみつきに近寄る。
「あなたはいったい私をどうするつもりなの!?」
みつきは刺々しい口調でイトに問いかけた。
イトはみつきの体に密着し、愛おしそうに彼女の頬をゆっくりと撫でる。
「ちょ…やめ…」
「ふふ、それは今から分かるわ…」

みつきは突然唇に温もりを感じる。
(え………)
イトの黒いルージュが塗られた唇とみつきの穢れ無き唇の接触、すなわちキスだった。
(えええ!?)
突然の口付けにみつきは驚き焦る、しかしイトはキスをやめない、
それどころかみつきの口内に舌を入れ弄ぶ。
「ん、んん~!」
みつきは抵抗するが瘴気に縛られていて身動きが取れず、抵抗もままならない。
クチュ…クチュ…ちゅぱっ…むちゅ……
口から響く淫らな音と口内に流し込まれる唾液がみつきの口を蹂躙し、脳を蕩けさせ、抵抗を奪う。
(いけない…でも、どうにもならない…)
このままではいけないということはまだ残っている、しかし、快感がそれすら消そうと誘惑する。
みつきの心の中にある抵抗と依存がしのぎを削り、みつきを翻弄させる。
しかし、イトはディープキスに飽きたのか、唇と舌をみつきの口から引き離す。
舌と舌の間には『つながり』を残すかのように唾液の糸が引いていて、その糸は下へ落ちていった。
ようやく抜けられたのにみつきは心の中の何かが抜き取られたような感覚を覚えた。 それを『寂しさ』と感じるには今のみつきには難しい事であった。



397:世界の行方(ver.F)
08/07/01 21:02:52 EwsISioJ
「はぁ…はあ……」
「ふふ、気持ちがよかったのね でも、次の段階に移りたいからもうおしまい…」
イトは口元の唾液を服で拭いながら、手のひらサイズの蒼い宝玉を取り出した。
「そ、それって…わたしのつえの…」
「今のあなたでもこれはわかるよね? 羽竜の杖に入っている、いや、厳密に言えば杖が制御している魔法が入っている『封印の宝玉』よ」
「それいったいどうするつもりなの!?」
「これをあなたの体に入れるのよ…こうしてね!!」 「な!?」
その瞬間、イトはコスチュームで隠れていない腹部を見つめ、その宝玉をみつきのへそから上のあたりに突っ込んだ。
ズボッ!!
「うっ、ああっ!!」
みつきは激しい感覚を覚える。 宝玉はすんなりとみつきの体に侵入していく。
「そんな…なんでぇ…」
肉体が宝玉との進入ををすんなりと許すように、宝玉がずぶずぶと腹部に埋まっていく。
そこから生まれる苦痛と快感にみつきは翻弄され、涙を流す。
「ふふふ… 大分アレが効いてきたようね
 教えてあげる さっきのキスであなたの体は私が思ったように改造できるようになったの」
「そ、そんなぁぁぁ!…」
「あなたの鳴き声も素敵ね、それでこそ改造しがいがあるわ」
「うぁ、ひぐっ!、ひゃあぁぁ!」
そして嬌声か絶叫かもわからない、どちらかもしれない声と共に宝玉はみつきの体に埋まり、ピタリと止まった。

みつきのへその上の宝玉は氷山のように埋まり、体内で薬のように分解され、宝玉内に閉じ込められた魔力が体内に解けていく。
彼女の頬からはいくつもの絶望の涙が溢れていた。 宝玉の色はそんな彼女の心を移すかのように薄暗く輝く。
「ひゃあっ!」
ビクンッ!!
突然宝玉が埋め込まれた部分から感覚が伝わった。
「ふふ、第一段階終了 次は…」
イトは宝玉が埋め込まれたみつきの腹部を撫でながら次の段階へ…
彼女は右手に黒い杖『鉄竜の杖』を構え、杖をみつきの腹部の宝玉へ向けた。

「カラダを改造してあげる 私好みにね!」
その宣告と共に杖から黒い電撃が疾る。
その電撃を蒼く薄暗い宝玉が受け止め、宝玉は点滅する。
「うっ、うアアアアアあっっっっ!!」

そして、変化が始まった。



398:世界の行方(ver.F)
08/07/01 21:03:20 EwsISioJ
まず最初に変化が訪れたのはコスチュームからだった。
ゴオォォォォ!
空のように蒼いコスチュームは雲が来たかのように暗い灰色に染まり、次第に真っ黒に染まっていく。
オオォォォォ!!
それは他の装飾部分も同等で、青い髪に掛けられているティアラの真ん中に付けられているエメラルドも輝きを失いつつある。
バリィィィィ!!
さらにエメラルドの左右に展開されている金色の翼のような角飾りからヒビが入っていき、音を立てて崩れる。
ゾオォォォ!!
華麗なティアラは邪悪なガンメタルカラーに染まり、きれいな宝珠が真ん中に付いている胸のリボンは闇色に染まっていく。
ドクッドクゥ! ドクンドクン!!
それでも変化が足りないとでも言うかのように衣服とティアラは暴れるかのように波打った。
「いやあああ!!」
邪悪に染まり、更にそれを求めるかのように暴れだす自分の衣服を見て、みつきは絶叫する。

「ふふふ、コスチュームの方は一旦終わり さてと、次は…っと!」
改造の第二段階を済ませ、ほぼ満足なイトは
先程と同じように自分の杖をみつきの腹部の宝玉に向け、今度は暗い色調の波動を送り込む。 まるでプールの中にスタンガンを当てるように…
「今度は体ね、体はとても大事だからゆっくりじっくりばっちり変えていかなくちゃ」
「いやぁ…やめてぇ…」
みつきの制止の泣き声も空しく、肉体の変化が始まった。


健康的な小麦色の肌は埋め込まれた宝玉を中心に蒼く いや、血の通わぬような青色に変色していく。
腹部が、小さな胸が、顔が、肩が、手が、指が、下腹部が、脚が、体中が絵の具を一滴たらされた水のように青色に染められていく。
両腕両足を拘束され身動きの取れないみつきでも体の変色は肉眼で見ることができる。
「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
みつきは自分の肌が人外の色に染まっていく光景にただ泣き叫ぶしかなかった。
そんな彼女に軽い追い討ちを掛けるかのように指の爪が真っ赤に染まり、深い傷ができそうなくらいに鋭く尖る。 それは足の爪も同様であった。

「ふふっ、よくできてるわ でも、お楽しみはこれからよ!」
イトは杖から送り込む波動をさらに強くする。
ドクッ!ドクッ!  宝玉が波打つ光の鼓動は心臓のようにより激しく点滅していく。
送り込まれる魔力が宝玉を経由してみつきの体内に送り込まれ、みつきの変化は更に激しさを増していく。
「あガあああああああああぁア!!」
ギギギギギリリリィ!!
みつきは頭からひどく激しい痛みを感じ、絶叫した。
痛みを感じる所から角がギリギリと生えてきたのである。 神話の悪魔に出てくるような闘牛に近いデザインのどす黒い角が…
「うあぁ…いやぁ……やめてぇ…」
「悪いけどお断り 改造はまだ終わってないわ」
涙目のみつきの願いを切り捨てて、イトはそのまま続ける。



399:世界の行方(ver.F)
08/07/01 21:03:50 EwsISioJ
「つ・ぎ・は…っと!」
ドクゥッ!! またも杖から悪しき波動が送り込まれる。
「んやああぁぁあっ!! せなかがぁ!!」
みつきは背中に熱いモノを感じる。 それは背中の中を蹂躙し、出口を求めるかのように暴れまわる。
それはまるで今の衣服とシンクロしているかのようだ。
ぶわさぁ!!
背中から生えてきたのは…悪魔の翼であった。 粘液を被った蝙蝠状の翼が勢い良く飛び出したのである。
はさ、はさ…
背中に生えた翼は先程の暴れ振りとは裏腹に空間の中をそよそよと動いているだけ。
(イヤぁ! このままじゃ化け物になっちゃう…でも…このまま変えられたい…もっと変えて欲しいよ… こんなのイヤなのになんでぇ…)
みつきがそう思った途端、黒き魔翼はパサパサと犬の尻尾のように微かに動いていく。
しかし、これで終わりではない。 みつきは今度は尾てい骨あたりにムズムズとしたものを感じた。
「ひゃうっ!」
みつきは高い嬌声を上げた。
男性の自慰に近く、それよりも激しい快感と共に現れたのは…
「ふふ、淫魔のシッポが生えてきた…」
そう、蛇のような形をした黒い『悪魔の尻尾』が翼と同じような透明な粘液と共に生えてきたのだ。
「可哀想な娘(こ) 生まれたてのシッポを見られないなんてね
 でも、仕上げが終わればいくらでも見せてあげる い・く・ら・で・も・ね♪」
ビュルゥ!ビュビュゥ!!
尻尾の尖った先端からみつきの意思とは関係なく精液が飛び出る。 先程の快感が相当応えたのであろう。
「はぁん… はっ、ああっ!」
みつきは尻尾から発する射精の感覚に翻弄されていく…
(いやぁ…やめてぇ…もおださないでぇ……)
口元からダラダラとだらしなく涎を出しながら最後の理性を保つ。 しかし、それが持つのも時間の問題である。

「キモチイイのね、嬉しいわ じゃあ、そろそろクライマックスとイきますか♪」
イトの軽快に上がっていくテンションを受け、杖の波動は激しくなった。
送られる最後の波動に宝玉は激しく輝いていく。
(あ、ああああああっつ! た…)
ギリリっ!
上下の犬歯が鋭く尖っていく。 まるで獣か創作上の吸血鬼のように…獲物を捕らえるほど鋭く長く…。
(す…け……て…)
ググググっ!
人間特有の丸い耳は三角を描くかのように鋭く尖っていく。 エルフと比べると割と短く、人間と比べたら長い悪魔特有の耳に…
バイィィィッ!!
胸は次第に膨らんでいき、二十歳の男性のアレを容易にはさむ事ができるくらいに大きくなっていく。

(助けて、誰かぁ……)

ヒトならざるモノへと変貌していくみつきは涙を流しながら、言葉を発することのできない口で呼吸をしながら、涎を垂らしながら助けを求めた。
助けなら誰でも良かった。 ただ、この悪夢から逃れたいという願いが叶うのであれば…
幼いみつきにはそれが限界だったのだ……。
だが、助けは来ない。 いや、悲しい事に誰も来る事はできなかったのだ。



400:世界の行方(ver.F)
08/07/01 21:04:19 EwsISioJ
心臓の鼓動のように波打つ衣服も変わりゆく肉体と同じように歪な変化を始める。
黒に染まった可愛らしい衣装はVの字型のボンテージへと変形し、胸部にある闇色のリボンは蝙蝠状に変形して二つに分かれて肩の部分へ移動する。
リボンについていた宝珠は首の辺りに移動して真ん中に紫色のクリスタルが付いた首輪に変形した。
翼型の飾りを失ったティアラは攻撃的なデザインに変化し、エメラルドはダークグリーンに染まり、エメラルドの左右に蝙蝠の翼が生えるように現れた。
蒼い短髪はティアラの変化に反応して紫色に変色し、尻尾の辺りまで伸びていく。
更に天使のようなスカートはこうもり傘のような形に変形し、先の部分には吸血鬼のような純白で鋭い牙がある。
しかし、そのスカートは女性にしかない大事な部分を挑発的に露出しており役目を果たしているのかもわからない。
そしてブーツはハイヒールのように変形し、底は高く上げられ、つま先は魔剣のように鋭く尖っていった。

以前までは腹部と脚くらいしか露出されなかったコスチュームは胸やソコまで曖昧に見せつけるくらいに挑発的に変貌し、
スカートとティアラは残虐な攻撃性を秘めた冷たく暗い色調のデザインに変貌してしまった。
その様は悪魔へと変えられていく天使のようである。
「………」
変貌していく己の体をみつきはただ虚ろな目で見つめるしかなかった。 絶望に満ちた虚ろな目で…



黒い空間、みつきは虚ろな瞳で倒れていた。
みつきを縛っていた瘴気は既に消えうせており、現在みつきは自由の身であったが何故か立ち上がることができない。
「もう終わったって言うのにまだ寝てるのね… いや、倒れているのか」
『改造』を済ませたイトは満足げに『改造成果』であるみつきをしげしげと見つめている。
「しょーがない! お目覚めのキスでもするか…」
イトは金色の髪を掻きながら、目が半分しか開いていないみつきの顔を自分の顔へ近づけた。
そして唇どうしが触れ合い、交わりあっていく。 イトの唇は積極的にみつきの唇を責める。
「ん…んちゅ……」
イトは自分の舌を熱心にみつきの口内へ侵入させる。
くちゅ…クチュ……ちゅぷ…チュパ…
互いの口からまたも放たれる淫らな音が響く。 舌でみつきの舌を舐め、頬を撫で、歯を触る。それから発する音がみつきの心を深く変えていく。



401:世界の行方(ver.F)
08/07/01 21:04:41 EwsISioJ
暖かくいやらしい快感がみつきの優しき心を邪悪に染めていく。
(ふァ…ぞクゾくスる…きモちイい……なんダカいままで悲シんでタのが馬鹿みタイ…)
イトの唾液に含まれた魔法がみつきの精神を、思想を、感覚を、本能を、そして虚ろな瞳さえも妖しく邪悪に書き換えていく。
(ふフふ…ナンダカとてもイヤラシイことガ……したくなってきた…)
それは血で染まる小川のようであった。

「ぷはっ…」
そしてしばらく口を交わらせた後お互いの舌と唇が離れる。
離れた互いの舌からさっきよりも濃い糸が残った。
「気分はどうかしら? みつきちゃん」
口による激しい交わりを終えたイトは異形の少女に今の状態を尋ねる。
すると、その少女はムクリと立ち上がり、目を開いた。
その瞳はおぞましき蛇のような色彩と瞳孔になっており、『獲物』を捕らえることが容易なものになっている。
唇には首輪についているクリスタルと同じ紫色のリップがいつのまにか彩られている。
「はい、とてもすばらしいです… さっきまでは馬鹿みたいに嫌がっていたけど、今は自分の姿が見たいです」
みつきは血の通っていない指をチュパチュパと舐めるように加える。
すると、腹部の宝玉が輝き、みつきの前に大きな鏡が現れた。
以前から使っていた魔法がみつきの体と融合されているため、魔法が自由に使えるようになった。
今の彼女が魔法を使うために必要なのは呪文ではない、使いたいという気持ちと考えだけである。
「はぁ…綺麗……」
みつきは鏡に映る自分の姿に酔いしれ興奮する。
青い肌、紫色のロングヘアー、黒い角、紅く鋭い爪、尖った耳、獲物を捕らえることのできる牙、邪悪なほどに黒い翼、いやらしくしなやかに動く尻尾、
大きな胸、黒と暗い色を基調とした挑発的なコスチューム、闇に輝き妖艶さを加速させるティアラ、攻撃的なハイヒール、
そして、それらを纏った十六歳の体系でGカップの自分。
邪悪かつ妖艶な自分の姿を眺めながら快感と快楽の美酒にみつきはいやらしく酔いしれていた。
そんな彼女をイトは優しく抱きしめる。
「よかった…私の改造よっぽど気に入ったのね」
「はい この姿でオトコ共を犯す事を考えたらゾクゾクして…で、でちゃうぅ…はっ、あぁん」
ビュルゥ!!  尻尾から濃い精液が勢い良く飛び出す。みつきはあまりの射精の快感に口から涎を出した。
「男とやる前にまずしたい事があるんだけど この城にいるあなたのお友達を完全に改造したいの 手伝ってくれる?」
(大好きな親友を自分と同じ淫魔にしてもらえる…!?)
「ハイ! 是非とも私にやらせてください! お願いしますご主人様!!」
親友を改造するという言葉に喜んだみつきは興奮冷めぬうちにイトに懇願する。
「気持ちは嬉しいけど、あなただけでするなら私の魔力をあなたに貸さなきゃね
 私の使える魔法は『粘膜同士で触れ合った者の肉体と精神を変える』やつだけど、あなたは『使い手の願った物召喚する』魔法だから…」
「お願いします! その力この私にお貸し下さい!!」
「そんなに固くなくていいって じゃあ、魔法を貸す準備するからちょっと待っててね」
「ハイ!」
みつきは激しく翼と尻尾をバタバタ振るいながらこれから起こることに激しく期待する。
(はぁ…待っててね透ちゃん……これが終われば透ちゃんもキモチよくさせながら淫魔にさせてあげるからね…はぁん、これから楽しみだよぉ……)
これからを想像してみつきはいやらしい興奮を高ぶらせていく。

その姿は他人を思いやる優しい少女ではなく、邪淫に心と体をゆだねた淫らな魔物であった。


世界の行方 それは誰にもわからない


【劇終

402:献血の紅
08/07/01 21:06:34 EwsISioJ
以上で投下終了です。
タイトルにあるver.Fというのはフェイク、つまり『偽り』という意味です。 なんで偽りかって?
それには理由があり、本来のバージョンはだいぶ打ったのですがあまりにも長くなりすぎたので、
序盤のキャラ紹介と導入部をカットし、本来のバージョンとは違う別の序盤と終盤を描いて
完成した堕ちシーンをそれに入れたのがこのver.Fなわけです。
つまり、本バージョンは序盤とエピローグが違うのです。
実はこの作品、春頃にバトルシーン目当てで借りたリリカルなのは(無印とAs。どちらも初視聴。どちらもいい作品でした)のDVDを見てた時に
「魔法の魔って悪魔とか魔獣の魔じゃん、本来の魔法って人に災いをもたらすんじゃないの?」ってなんとなく思って、
『少女が使っている魔法は実は【ピー】で、【ドカーン!】…』というのを思いつき、何作か書いた後に書きました。
でも、このバージョンではそれをあえて廃止しました。 容量の事を考えた苦肉の策です。

そして、出来立てですがついに悪堕ち系SSと普通の雑記を取り扱ったブログを始めました。
まだあいさつしかありませんですがよろしければご覧下さい。

URLリンク(nessai.blog43.fc2.com)

最初の部分はお手数ですが、各自で入力お願いします。
世界の行方(完全版)は当ブログに投下する予定です。
長文申し訳ありませんでした。

403:名無しさん@ピンキー
08/07/01 21:35:35 bp2LwB7X
>>402
GJです
そしてブログ開設、おめでとうです。
今後も悪堕ち界を盛り上げる書き手として、がんばってください

404:名無しさん@ピンキー
08/07/01 22:28:58 QKG+pFzL
素晴らしい!
スーパービックリマンのアマゾ・アムルを思い出した。

405:名無しさん@ピンキー
08/07/01 23:39:00 O7knEsLX
SS自体はすごく良いと思うのだが、
毎度の後書きがすごく蛇足に感じて萎えてしまうのは俺だけか?

406:名無しさん@ピンキー
08/07/01 23:50:25 bSDZOc/N
本編ちゃんと書いてりゃそれぐらい大目に見てやれよ

407:名無しさん@ピンキー
08/07/02 01:49:05 1BGc0l98
>>405
お前だけじゃないから安心しろ。俺もSSを自分語りのための通貨として使うのは見てていい気分がしない。
ただ俺らの不満を見て、今度はSS書きとか読者が気分を悪くするかもしれない。
それでエロパロが廃れたら元も子もないしな、モノ自体がよいなら我慢してスルーしてやろうぜ兄弟

408:名無しさん@ピンキー
08/07/02 02:50:56 0V5VOFqn
>>405
いつココに辿り着いたかはしらぬがその疑問がいままで出されなかったと思うか?
そしてその話題になる度に微妙な空気を醸し出し時には幾つもの無駄レスが流れていった…便乗して荒らしも活性化…etc.…想像できるだろう



さぁ、もう忘れようか………忘れよう…………忘……れ………忘れ……る………忘れま…す…………忘れました

409:献血の紅
08/07/02 03:45:04 2j9HIvbF
後書きで不快になられたみなさんすいません
これからは後書きは自重します

410:名無しさん@ピンキー
08/07/02 05:18:24 YGNW16L2
>>409
あとがきは自サイトに置いておけばいいんじゃね?
SS自体は回を追うごとに徐々にうまくなっているんで、この調子で頑張ってね

411:名無しさん@ピンキー
08/07/02 06:36:25 qmLrNqLd
誰かバスタードのリリスやヨーコネタで是非

412:名無しさん@ピンキー
08/07/02 08:01:53 UU+JU0y9
バスタードスレの保管庫は見た?

413:名無しさん@ピンキー
08/07/02 09:13:04 FDaUg8oB
バスタードの保管庫って
他のと交じりすぎててよくわからなくないか?

414:名無しさん@ピンキー
08/07/02 09:46:20 NmsDDACv
セキレイとスレイヤーズは該当してくれるかね?

415:名無しさん@ピンキー
08/07/02 11:42:01 DPX3+4YP
前に武者頑駄無シリーズのネタが出てて思い出したけど
七人の超将軍編の千力頑駄無も洗脳されてなかったっけ?

416:名無しさん@ピンキー
08/07/02 17:55:00 3GJdjzCD
んな玩具なんてどうでもいいんだよ病み過ぎだ春日

417:名無しさん@ピンキー
08/07/02 19:47:10 S27EZ9nk
小説版ストライクウィッチーズの3巻、いい感じに洗脳キタワァ


418:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:13:27 kaiOz3B5
なんだよギアスwww
バカレンの洗脳なしかよwwwww


419:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:04:46 yIRoNwi4
>>417
kwsk

420:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:43:39 S27EZ9nk
まあ、今思えばよくあるパターンだが、主人公の僚機が敵に拉致られて(しかも敵側はこちらに似せている)、次にあったらそいつは敵側に洗脳されてました。てな感じ。
まあ、洗脳描写はないが、頭の中で声が響くタイプのヤツ。
正直ストライクウィッチーズで洗脳ネタやられるとは思ってなかったし、何よりイラストにツボった。


あと萌えミリタリの洗脳ネタで傑作と勝手に思っている、制服兵器兵站局の文掲示板に置いてある「The War of the World」も紹介しておく。

URLリンク(mil.homeip.net)
URLリンク(mil.homeip.net)
URLリンク(mil.homeip.net)
URLリンク(mil.homeip.net)
URLリンク(mil.homeip.net)

421:名無しさん@ピンキー
08/07/02 22:50:26 S27EZ9nk
あ、3番目の話のアドレス貼るの忘れてたよ
URLリンク(mil.homeip.net)

422:名無しさん@ピンキー
08/07/03 00:25:17 7qfH05xH
サンデー連載の「月光条例」、今週はアリだと思ってる。
人を選ぶ絵柄だと思うけども。

423:名無しさん@ピンキー
08/07/03 00:34:40 DMJ6piTX
>>420
未完なのか…しかもすごくいいところで終わりやがって(´・ω・`)

424:名無しさん@ピンキー
08/07/03 00:57:04 TDGHhqmx
>>422
ジュビロ好きの俺にはぜーんぜん大丈夫だったなァ!
シンデレラ可愛いよシンデレラ。

425:名無しさん@ピンキー
08/07/03 05:00:13 Da1znAz8
洗脳されたまたは操られた女性で良くあるネタ
主人公が何者か知らずに撃破するが敵の正体は操られた主人公の想い人で、翌日の約束していたプチデートの待ち合わせに彼女が現れる事は無く永遠の別れになってるとも知らずに待ち続ける

後、洗脳された証の仮面が割れて素顔と正体を知った時には手遅れで主人公の腕の中で命を落とす及び再起不能になるなんてのも王道だよね

426:名無しさん@ピンキー
08/07/03 07:32:21 iEnOroBu
>>424
アントラーズ好きやF・マリノス好きには耐えられないものなのか

427:名無しさん@ピンキー
08/07/03 08:14:58 JFV9hA6r
藤田和日郎の仇名だよ(富士鷹ジュビロ)
まあ仇名っていうか島本和彦がネタに使ってるだけなんだけど


428:名無しさん@ピンキー
08/07/03 10:15:28 J3trBNLg
か…仇名
っていうか吠えペン読んでないと全く解らないな>ジュビロ

429:名無しさん@ピンキー
08/07/03 11:29:54 3Ofb32si
月光条例は話の仕組み上悪堕ちじゃなくて悪先だもんな。
それだけに一寸法師のあの展開は予想できなんだ。

430:名無しさん@ピンキー
08/07/03 13:33:05 0rvNuVf6
一寸の姫が月打にあうシーンのマグロ目はかなりツボだったんだが
オチがあれだったからな・・・
シンデレラはガチっぽいから回想シーンに期待

431:名無しさん@ピンキー
08/07/03 14:07:39 VvBhuLmu
ジュビロ先生の描くフェイスレスとかのあのいやーな目が大好き
アクア・ウイタエは悪堕ちどころか完全な上書きだからこのスレの範疇からちょっと外れるかね?

432:名無しさん@ピンキー
08/07/03 17:14:30 JFV9hA6r
うむ、笑顔を描かせたらジュビロの右に出るものは居ないな
特にトラウマになりそうな笑顔はw

シンデレラはもうヒロインって顔じゃねぇw

433:名無しさん@ピンキー
08/07/03 19:55:48 gA8P0UCO
月光条例よかったな
あとマガジンの妖怪のお医者さんでついに主人公の仲間が吸血された件
なんかエロかった

434:名無しさん@ピンキー
08/07/03 21:42:57 ghvNUy3z
吸血シーンにエロスを感じるのは基本だろ
月光条例は月打されたのはガラスの靴でした、な落ちじゃなきゃいいんだが

435:名無しさん@ピンキー
08/07/03 22:00:35 1GKxWR2y
>>425
>後、洗脳された証の仮面が割れて素顔と正体を知った時には手遅れで主人公の腕の中で命を落とす及び再起不能になるなんてのも王道だよね
そういうのって何かあったっけ?

436:名無しさん@ピンキー
08/07/03 22:16:45 dJ7WfVGH
妖怪のお医者さんイイワ

437:名無しさん@ピンキー
08/07/03 22:19:33 QksfOaic
>>425
大分違うけど長田さん思い出した

438:名無しさん@ピンキー
08/07/03 22:33:22 J3trBNLg
>>435
古いところじゃタイムボカンシリーズの逆転イッパツマン辺りかなぁ
洗脳・能力強化されてた二人目のヒロインがイッパツマンと戦って
洗脳は解けるけど、気が触れて裸で走り出して行方不明みたいな

その辺の王道パターンは掘り起こせばボロボロ出てくる予感

439:名無しさん@ピンキー
08/07/03 23:00:05 CSXUyuia
>>438
とりあえずありがとう

仮面+洗脳→仮面割れ+正体バレ+元に戻るって流れは
SDガンダム以外知らない、「ありそうでそんなにないシチュ」って印象が強いなー

440:名無しさん@ピンキー
08/07/03 23:06:07 v3mlxFe4
>>438
最終回とその前の2回使っての話だったよなぁ >スタッフどんだけ?
敵の手先となって、イッパツマンと同等の能力を与えられ
イッパツガールになった(当然コスは野郎より露出が増えてエロっぽい)
ヒロインにボコられるイッパツマン

で、最終回に一発逆転で勝利…というオヤジギャグオチw

441:名無しさん@ピンキー
08/07/03 23:13:49 VhIjnxxP
ルナガンダムですね

442:名無しさん@ピンキー
08/07/04 00:00:01 MtoevrDh
不可能を可能にする男ですね

443:名無しさん@ピンキー
08/07/04 00:24:11 5TSkI7OU
やっぱ王道ですよね。
あとラノベだとジャンクフォースの4巻の「ドープ」のエピソードなんかもいい感じでした。

ついでに、ストライクウィッチーズの場合、洗脳された僚機は、敵になったときも最初っから面割れてましたね。
俺は逆に仲間に面割れてたほうがそそりますが。

444:名無しさん@ピンキー
08/07/04 00:27:39 NzxeQ0f3
仮面というか兜ならヴィルガストのルシーズ1・2にも萌えたなー

445:名無しさん@ピンキー
08/07/04 01:06:29 rkJg01uj
侍とルーパーとかダッシュ四駆郎とかにもなかったか
あれは女に男が操られる展開だった気もするがw


446:名無しさん@ピンキー
08/07/04 02:49:19 /V+4q5ar
このスレの住人の平均年齢は底知れないね、イッパツマンとか侍トルーパーとかw
悪堕ちってやっぱ、大人の嗜みなのかなw?
あの時代は、確かに悪堕ちの黎明期であり、黄金時代だと思う。
俺はその後に生まれたけど。

447:名無しさん@ピンキー
08/07/04 03:34:57 2PSyTlpu
サムライトルーパーの後って…

448:名無しさん@ピンキー
08/07/04 03:35:23 2PSyTlpu
サムライトルーパーの後って…

449:名無しさん@ピンキー
08/07/04 03:43:03 /V+4q5ar
しまった
俺も実はおっさんだったということがバレた……

450:名無しさん@ピンキー
08/07/04 07:53:50 59i6Vfdg
心配するな
俺もおっさんだ

451:名無しさん@ピンキー
08/07/04 08:47:26 grQER1r5
・・・・もし、もしもだぜ?
若いときにこのシチュにはまってたら・・・・やばい?

452:名無しさん@ピンキー
08/07/04 08:51:04 X1hzMSZW
むしろ将来有望

453:名無しさん@ピンキー
08/07/04 11:38:26 T5d3bQ1r
ゆとり世代の俺が通りますよ。

454:名無しさん@ピンキー
08/07/04 12:27:03 Xr01HtZV
なーに、ここの住人なんてちっちゃい頃から目覚めてたやつらばっかりさ

ちなみに俺は小学校高学年あたりからだ

455:名無しさん@ピンキー
08/07/04 12:32:22 w3tVTu9O
サムライトルーパーの後番だった気がする獣神ライガーも悪堕ちぽいのあったような……

456:名無しさん@ピンキー
08/07/04 12:48:09 W4Z6Nn57
>>439
サガフロのエミリア編の一つがそれだった気が。

457:名無しさん@ピンキー
08/07/04 13:52:39 oCxWe4v2
>>455
かなり昔の内容だからうろ覚えだが
双子の片割れ(髪の長い方)が敵側にさらわれて洗脳されてたはず
虚ろ目+黒マントの格好。忠誠の儀式みたいな描写もあって、
魔物の血液を差し出されて、それを飲み干すシーンもあったような気がする

458:名無しさん@ピンキー
08/07/04 14:55:03 2PSyTlpu
>>457
そんなのもあった気がするな…
だとするとおれは小学校に上がる前から…orz

459:名無しさん@ピンキー
08/07/04 15:19:09 cDdPp/Ry
やっぱり私はコレクターユイですかね。
あれで目覚めました。

後あんまり関係無いですがこんなの有りました。
URLリンク(moepic3.dip.jp)

460:名無しさん@ピンキー
08/07/04 15:36:55 3TJ/z0FP
お前等こんだけ屈折した趣味持っててまともに人生おくれているのか?

461:名無しさん@ピンキー
08/07/04 16:46:15 W/NUa2Zc
>>459 これって何のキャラだっけ?

462:名無しさん@ピンキー
08/07/04 16:57:41 EtDyLwxw
キャベツ

463:名無しさん@ピンキー
08/07/04 19:48:33 Dlfr++Lv
チャンピオンのパニッシャーってマンガでいい悪堕ちシーンを見たが
いかにも夢オチっぽいのが残念だ。

464:闇に仕えし光の巫女(1)
08/07/04 21:42:16 quvNSxBp
お久しぶりです、サーカディアの人です。
大変お待たせしてスミマセン、ラングリッサー2リアナ小説の続きです
長くなった言い訳はなしにして読んで頂ければ嬉しいです…
前半はまとめサイトさんのところにあるようなので、そちらをご覧下さい…またあげ直しても長くなるだけなので

URLリンク(marie.saiin.net)

身じろぎもせず立ち尽くすラーナとリアナ。
それを確認すると、ボーゼルは祭壇に向かって興奮した声で呪文を唱えた。
「…光はその力を失い、闇を縛る戒めは解けん。
今、剣は持てる力の全てを取り戻さん!」
その言葉に、遺跡内の空気が激しく反応する。
祭壇上に雷光が走り、大地が震える。
そしてふたりの巫女の身体から、光と闇の魔力が抽出され、祭壇に集まる。
「う、ううあっ…」
「く、くぅっ…」
依然として像になりきり、身じろぎせず立つ姉妹。
だが強大な魔力に反応して、全身から汗がこぼれる。身体が震え、うめき声が口から漏れる。
やがて音もせず黒い閃光がほとばしった。
それが合図だったかのように、ふたりの巫女が崩れ落ちる。
「やあぁ…っ」
強大な闇の気に集中力を削がれたか、弱々しくリアナがその場に座り込む。
「くうぁ…っ」
耐えようとしたラーナだが、彼女ももはや精神力が限界を迎えていた。
姉妹が気を失い、ぐったりと座り込む中、ボーゼルは祭壇の上に現れた黒塗りの大刀に手を伸ばした。
不気味な形状と赤黒い色彩が特徴的な片刃の剣…魔剣アルハザード。
「ふふ…ふははははは!」

しばらく経ってから、ふたりはほぼ同時に目を覚ました。
「う…ううっ?」
「はっ…私は…」
術にかかったことを思い出せないでいるリアナより先に、ラーナが立ち上がった。
「ボーゼル様、私は何を…?リアナの処分を話していたところから、記憶がないのですが…
それより、辺りに満ち満ちているこの気…アルハザードが、封印が解けたのですか?」
口元に満足しきった笑みを浮かべながら、ボーゼルは手にした魔剣を掲げた。
「ダークプリンセスよ。お前達のおかげで、魔剣は力を取り戻したぞ」
黒い炎をうっすらとまとった剣に、ダークプリンセスは恍惚のため息を漏らした。
「素晴らしい力ですわ…!」
だが光の巫女リアナには、その邪悪すぎる力は脅威以外の何物でもなかった
「…な、なんということを!魔剣の力を解放してしまうなんて!」
「光の巫女よ、礼を言うぞ。このすさまじいまでの力を感じることができよう」
感じられる。だからこそ言葉にできない絶望感も味わっている。
「…ああ、この世が闇に覆われてしまう…」
恐怖と無力感の中で、そのつぶやきだけが唯一しぼり出された。
そんな彼女を見るラーナの瞳には、再び憎悪の炎がともっている。
「ではボーゼル様、アルハザードの封印も解けたことですし…リアナを殺してよろしいですね?」
「…っ!?姉さん!!」
儀式によって全身の力が抜けて立てないリアナに対し、ラーナは恐ろしい執念でリアナの方へと歩いてくる。

465:闇に仕えし光の巫女(2)
08/07/04 21:43:12 quvNSxBp
だがあと数歩のところまで迫った瞬間、彼女は急に顔を歪めた。
「うっ…!?あ、頭が…」
立ったまま苦しそうに身をよじり、両手で頭を抱えると、ラーナはリアナのすぐ前に倒れ伏した。
「姉さん!大丈夫!?」
唯一の肉親であり、やっと再会できた姉を心配して、リアナはラーナに身を寄せた。
殺意を持って近寄ってきたことなど関係ない。きっと何かの間違いだ。
頭を抱えたまま悶え苦しむその顔は、間違いなく姉、優しかったラーナ姉さんなのだから。
もしもの時は、己の命を魔力に変えてでも回復魔法を使って――
しかしその必要はなかった。ボーゼルの声が響いた。
「ダークプリンセスよ…お前の愛しい妹を傷つけてどうするのだ。
用が済んだからといって殺したりはしない…
彼女にはこれからも、働いてもらうとしよう」
その声はいかなる効果を持っていたのか…
ラーナはぶるっと一度身を震わすと、目を開いた。
「リアナ…?」
その瞳は今なお赤いが、冷酷さや殺意はもうない。人形のような無感情でもない。
あふれんばかりの感情が輝いている。
「私…ごめんなさい、リアナ。一体何をしようとして…」
「姉さん…!」
リアナはラーナを抱きしめた。やっぱり、優しい姉さんだ。
「フフ…姉妹の再会というやつか。私は邪魔せずしばらく消えるとしよう。
ラーナよ、『妹を優しく迎えてやるのだ』」
「はい…ボーゼル様。ご命令のままに」
ボーゼルの甘い声に、ラーナはにっこりと笑う。
「リアナよ…光輝の者にとって、この邪剣の力は確かに忌まわしかろう。
しかしこの剣そのものが…闇それ自体が悪、というわけではない。
お前の姉が優しく教えてくれるであろう。何も心配することはない…」
優しくそれだけ言うと、ボーゼルは音もなく消え去った。
「え……?」
恐ろしいばかりであったボーゼルからの柔らかい言葉。リアナは混乱した。
どういうこと?闇が邪悪ではない…?しかし彼は暗黒の…
考えるリアナの体を、不意にラーナがぎゅうっと抱きしめた。
「リアナ…久しぶりね。無事でよかった…
さっきはごめんなさい。覚えていないけど、私…きっと闇の悪い面に支配されていたのね。
でも、もう大丈夫。私は正気に戻ったわ…正しい闇に」
「正しい…闇?でも、闇はすなわち悪だって、司祭様が…」
「そう教えられたわね、人間達に…でも、違うのよリアナ…教えてあげる」
ラーナはリアナの両手を握ると、顔をぐっと近づけた。

466:闇に仕えし光の巫女(3)
08/07/04 21:46:02 quvNSxBp
唇と唇が触れ合いそうな距離。視界いっぱいに、ラーナの赤い瞳が輝いている。
リアナはまばたきを忘れ、それに見入った。
紅の双眸を見つめているうちに、リアナは奇妙な感覚を覚え始めた。
身体に力が入らない。頭が重い。横になりたくなる。
「そうよリアナ…横になりなさい…」
ラーナの声に命じられるまま、リアナは背中を、頭を、地に横たえる。
「そうよ…あなたにはもう力がない。私の言うとおりにするしかない…」
仰向けになったリアナの上に、ラーナはうつぶせに横たわる。
「ね、姉さん…!?」
傍目から見れば、身体を重ねる双子の姉妹は鏡写しのようにも見えるが
リアナからしてみれば、羞恥心と困惑ばかりが浮かんでくる。
…しかしラーナの妖しく潤んだ眼を見ているうちに、今度は別の感覚が襲ってきた。

(姉さんの肌…あったかい…柔らかい…)
二人とも肌の露出は多い。だが不思議なことに、服を着た部分からも熱が伝わる。
まるで何も身に着けていないようだ。
触れ合う胸と胸の柔軟な感触までが伝わるなんて。
(嫌…何を考えているの、私!)
ふと気づき、罪の意識にさいなまれる。だがそれゆえにますます体が火照る。
「恥ずかしがることはないのよ、リアナ。ほら…」
耳の脇をぺろりとラーナの舌がくすぐり、髪が頬をなでる。
「闇はこわいものなんかじゃない。感情そのもの、生物を進化させる力。
それを人間は忘れ、進化を停滞させている。間違っているのは、今の光。これからそれを教えてあげる…」
ラーナの背を、そして姉妹を覆っていた漆黒のマントがぶわっと広がり、気体とも固体ともつかない、物質なのかもわからない気の集まりとなる。
それはたちまち幾筋もの線となり、ラーナの体を伝って、リアナの体を這う。
脚、腕、首、そして服の中をしゅるしゅると動く感触。
「あ、あ、ああ…ああうっ…」
鼓動が数倍の速さになる。恐怖が襲う。
感じやすい部分を触れられて体熱はいっそう高まったが、『それ』に対する恐怖が快感を上回った。
不意にぴたりと『それ』の動きが止んだ。太ももで、首筋で、腹上で、背中で、耳元で。
だがそれは一瞬だった。
ラーナがリアナの両手首を取り、地面に押し付け、両足を絡める。
リアナのミニスカートとラーナのレオタード、両者の股がぴったりと密着する。
「さあ…始めるわ―――」
ラーナの囁きと同時に、無数の『それ』がいちどきに侵入を始めた。リアナの中へ――

「あああああああああーっ!?」

467:闇に仕えし光の巫女(4)
08/07/04 21:47:29 quvNSxBp
耳、ヘソ、足の付け根…あらゆる場所から侵入する『それ』、すなわち『闇』。
支配、欲望、憎悪、恐怖、破壊――体内に入り込んだ『それ』にリアナが感じるのはそれだけ。
「いやあーーーっ!やめて、姉さん!」
リアナは身をよじった。だがラーナがしっかりと体を密着させ離そうとしない。
それならせめて、この恐ろしさから目を背けて…
目を閉じようとしたとき、ラーナの声が響いた。『それ』を通じて頭の中に。
(リアナ…妹の分際で姉に逆らおうというの?
ふふ、それは許さないわ…あなたは私に逆らうことなんかできない。
私の命令には、すべて従わうの。それがあなたの運命)
「はああうっ…ご、ごめぇえんっ…姉さん」
「『姉さん』?ふふ、対等の口を聞こうというの?」
「ああああっ!!ご、ごめんなさ…い、いえ、申し訳ございません、お姉様ぁ…」
「そう、それでいいの…さあ、何も考えず力を抜いて…私の導くままになるの、リアナ」
「はい…お姉様…」
闇の動きに合わせ、ラーナの体が、腰が、揺れる。
リアナも腰を揺らさずには、いられない。
…次第に、恐怖と苦痛が和らいでくる。代わって快感が、心身を満たす。
(…な、何…気持ち、いいの?そ、そんな…闇の力なんかで!!)
「ん、ぁあんっ…はあぁ…」
抵抗しようとする精神と裏腹に、肉体はラーナの命令通り力が入らず、ラーナと暗黒の気に触れられるがまま。
いや、意思すらもあまりの邪悪な快さの前に吹き飛びそうだ。
どう触れればリアナの体と心を思い通りにコントロールできるか、ラーナは熟知している。
そして光の巫女が悶えるたびに見える精神の隙を、闇の巫女は見逃さなかった。
耳元から入り込んでいる暗黒の気を通し、リアナの脳に直接声が響く。
「リアナ、気持ちいいでしょう?」
「……っ!」
脳を直接くすぐられるような、異様な快感にリアナの意識は危うく飛びそうになる。
「リアナ…今の気持ちをいいなさい」
「……ぁう」
黒い気が触手と化し、頭の中に広がるのを感じる。次第に頭の中が真っ黒に染められていくのが分かる。
(こ、これ以上…はうぅ…わ、私は…ふぁあぅっ)
全身の恍惚感と塗り替えられる精神、内外からの刺激に思考すらも断たれていく。
「リアナ、言うのよ…これは命令だから…」
そこを逃さず、優しい口調で聞こえてくるラーナの言葉。抵抗する力はリアナに残っていなかった。

468:闇に仕えし光の巫女(5)
08/07/04 21:51:23 quvNSxBp
「気持ち…いいです…お姉様」

自らその言葉を口にしたこと瞬間、リアナは気が楽になった。
己の口から言葉を発することで、意識までも支配されていく。
(そうよ…気持ちいい…ああ、でも…)
わずかに残る罪の意識に気付いたのか、ラーナは妖艶に微笑んで言う。
「大丈夫…罪悪感などいらない。あなたは光の巫女のまま。あなたは正気だから」
「ほ、本当…お姉様…ぁ?」
「本当よ…だからもっと、気持ちよさを声に出して…獣のように、鳴いていいのよ」
精神を絶対的に支配しているラーナの言葉に、リアナは完全に踊らされた。
私は闇に染められてなんかいない、光の巫女だ。
私はおかしくなってなんかいない、正気だ。
リアナ自身も気付いていないが、「光の巫女」の称号を得た自負心は確実に存在した。
自分は巫女、選ばれた存在なのだと。
そして確実にリアナを操るラーナの言葉によって、リアナは思い込んでしまった。
(そう。私は間違いなく光の巫女。闇に正気を冒されるはずがないわ…)
そう考えたことで、闇によってもたらされる悦楽に対する嫌悪感は失せてしまった。
「リアナ、声に出すのよ…あなたは光の巫女。あなたは正気…そうでしょう」
「はっ、はう、はい…私は光の巫女…私は正気です…ああ…」
言葉は心身を隙だらけにした。恍惚を求める肉体はとどまることなく、闇の刺激を求める。
隙だらけになった肉体と精神に、闇はそれまでと比べ物にならない激しさで侵入する。
もはやラーナが誘うまでもない。
「ふぁぅうん…私は、はあっ、光の巫女…私は、ああ、正気…正気、正気っ…」
リアナは闇の侵入に合わせびくんびくんと体を揺らし、ためらわず叫んだ。
それが一層ラーナの攻めを、そして己の快感を増すことを承知した上で。

469:闇に仕えし光の巫女(6)
08/07/04 21:52:22 quvNSxBp
程なくリアナの体は黒い霧で包まれた。
だが、闇の力が体内に収まらない。彼女の肉体に適応しきらず、精神を汚染した程度で止まっている。
「くあぁあ…ふぅう…わ・た・し・は…」
不気味に光る虚ろな瞳で言葉にならない言葉をつぶやくリアナ。
注ぎすぎたか。このままでは廃人となってしまい役に立たない。
密着してリアナを押さえ込んでいた体を、ラーナは不意に離した。
「あ、あぁあっ…おねえ、様…?待って…」
闇の力を注ぎ込まれることに慣れきっていたリアナは、ふらつきながら横たわっていた体を起こした。
口をだらりと開け、上体をゆらゆらと揺らし、手をラーナのほうへ伸ばす。
その手を取ると、ラーナはもう一方の手でリアナを誘った。
「さあリアナ。今度は、あなたが私を楽しませなさい」
「……!?」
予想外の命令に、中毒者のごとく混濁していたリアナの意識は急に鮮明になった。
ごくり、とリアナの喉が鳴る音を敏感に聞き取り、ラーナは妖しく微笑んだ。

体内に挿れられた「何か」から得られる快感も、度を重ねるごとに薄れ、意識が濁っていった。
ようやく姉が身を離したことで、リアナは助かったと思った。これ以上責められては気絶してしまいそうだったから。
だが、それでも求めずにはいられなかった。
無意識のうちに体はラーナを、そして彼女からほとばしる「何か」を求めていた。
だが、姉の言葉は衝撃的だった。
「今度は、あなたが私を楽しませなさい」
姉だけが「それ」を注ぎ込めるのだと思っていた。
「それ」がリアナの心身に刻み込んだ、姉に対する畏怖は相当なものだったから。
自分のような愚かで無力な存在が、姉さん…いいえ、お姉さまを…?とんでもない。
それともリアナの中に残っていた光に対する罪の意識が、一瞬恐怖を覚えさせたのかもしれない。
欲望をむき出しにして同性に、しかも姉に手を出すという罪深すぎる行為に対して。

だが。
誘いを拒むには、姉の肢体は魅力的すぎた。
光沢のある黒い拘束衣に包まれた、曲線的でスタイルの素晴らしい体。
つややかな肌、唇。
魔族に魂を売った証の、赤い瞳。
それを自分の思いのままにできるなんて…?
興奮に思わずリアナは、ごくりと喉を鳴らした。
リアナの心中を察したラーナは待ち切れなさそうに、くいっと指でリアナを誘った。
好きにしていい。ラーナの無防備な姿勢がそう物語っている。
誘う指を見た途端、リアナの理性は吹き飛んだ。
「あ、ああぅっ…お、お姉様ぁーっ!」

470:闇に仕えし光の巫女(7)
08/07/04 21:54:30 quvNSxBp

体内の闇によって何倍にも増幅された欲望に駆られるまま、リアナはラーナに飛びかかった。
先ほどされたように、上から姉に覆いかぶさり、両の腕でラーナの体を激しく愛撫する。
「ふふ…うふふふっ…!」
獲物を捕らえたような、いつものリアナからは想像もつかない表情、リアナのものとは思えない笑い声がにじみ出る。
次の瞬間、リアナの肌や衣類の隙間から闇の気が走り出した。
元々リアナの肉体に収まりきらなかった「それ」は、すさまじい激しさでリアナの肌を伝い、ラーナの四肢の上で踊り狂った。
「あ…ああっ、はあうっ、ひゃあん!」
たちまちラーナの口から、悦びの入り混じった悲鳴が飛び出す。
「くくく…激しいわ、リアナ…ひあぅっ!」
「はあ、はあ、お許しを、お姉様…でも…ふふふ」
楽しい。自分の体から「何か」が放たれるのが気持ちいい。
そしてそれを受けた姉は、自分の思うがままに悶え、悦び、叫ぶ。
自分を責めさいなんでいた時の恐ろしさは微塵もなく、貫くような快感に溺れきっている。
彼女をどうもてあそぶかは、自分の気分次第。今、姉様は私の思うがまま――
許しを請いながらも、リアナの瞳に浮かんでいるのは無邪気で嗜虐的な笑みだった。

やがて。ラーナを抱きしめたまま、リアナは「力」の放出を緩めた。
一度にラーナを「壊して」しまうより、時間をかけて楽しみたいという考えだった。
「はぁう…くくくっ、リアナ…激しくて、不器用だけど、たまらないわ…」
魔力の襲撃が和らいだことで、ラーナがようやく喘ぎながらも言葉を発した。
そしてラーナの声を聴いた途端、リアナは自分が「姉の下僕」であることを思い出した。
「あぁあ…止められない…お姉様の体を責めたてることが…
私の思い通りにお姉様が動き、声を上げるのが、たまらないんです…お許しを…」
「そうよリアナ、攻撃は楽しいのよ…。それこそが本来あるべき気持ち。
光も本来、そうあるべきだったのよ」
「光も…?」
「そう。今までの光は気持ちよくも楽しくもなかったでしょう…。それは偽りの光。
かつて『光輝の一族』と名乗る偽者共が、人間を大人しくさせるために偽りの『光』を定めた。
そしてそれに反抗した闇の一族を滅ぼし、偽りの伝説を広めたのよ。
でもそれを見かねたボーゼル様が、魔族を率いて私の心を解き放ってくれた。
そしてリアナ、あなたも助けるよう、私にお命じになった。闇の力を用いて、光をあるべき姿に戻すために…」
本来のリアナであれば、ラーナの言葉の矛盾を指摘できたかもしれない。
だが暗黒の魔力を体中に浴び、さらにそれを行使する悦楽を知った後では、姉の言葉が全て正しいものとして頭に入ってきた。

471:闇に仕えし光の巫女(8)
08/07/04 21:55:42 quvNSxBp
そうだわ…。光の巫女になっても、こんな快感は教わることが出来なかった。むしろ堅苦しい規則ばかり。
伝統、格式とうるさかった神官たちは恐れていたのね。真実を知られることを。人が本能を発露することを。
「今や光輝の軍勢は平和に溺れ、この世界は停滞しきっている。今こそ強い闇の一族が覇権を取り戻すべき。
そしてあなたは闇に従う『真の光の巫女』として君臨する。
愚かな人間たちを操り支配するために…」
話しながらもラーナが巧みに闇の魔力を糸に編み、いつの間にかリアナのヘソや服、耳の中に這わせていることにリアナは気づいていなかった。
分かるのは、その言葉を聞くだけで、エクスタシーがアタマとカラダに走ることだけ。
なんだか気持ちいいけれど、それは当たり前。
お姉様の言葉を聞くだけで気持ちよくなるのは、それが正しいから。
間違ってるはずがない。だって、私は――

「私は正気で、光の巫女だもの。間違っているのは光輝の軍勢ね。
あいつらは闇に勝てると思い上がった者たちだわ。私が正しく導かないと」

その言葉を発したリアナの体に、闇の力が収まり始めた。
「あ、ああ、ああっ…!」
体を小刻みに震わせながらリアナは喘いだ。
だがそれは恐怖ではなく、喜びの声だった。
「あなたが目を覚ましてくれて闇も喜んでいるわ…。
光の巫女の使命を果たすために、あなたの身も心も強くしてくれる。
そして闇の巫女であるこの私が、最後の仕上げをしてあげる。
さあ、リアナ」
「はい…お姉様…」
闇の魔力で互いを染めあったせいか、思考がシンクロする。
どちらからともなく、姉妹は自然に目を閉じ、抱き合い、唇を重ねた。
「ん…、んむっ、んぁぁん…」
互いの舌が絡まり、口内にエキスを注ぎ合う。
リアナは、純然たる暗黒の雫を一滴残さずすくい取ろうとし。
ラーナは、堕ちつつある光と闇のカクテルを楽しむために。
(あはあぁ…お姉様のは…闇は、熱くなる…)
(んぅん…甘い…堕ちる光の味は、たまらないわ…)
頬を染めて色っぽく笑う姉妹の脳裏に、妖艶な男の声が響いた。
「光の巫女よ…闇の快楽を受け入れたお前は、我が下僕に相応しい。
さあ、私に忠誠を誓い、さらなる力と喜びを得るがいい」
その声の主が誰か、リアナは瞬時に感じた。
先ほどまで忌み嫌っていた闇の王子。
でも、どうしてあんなに闇を憎んでいたのかしら。
こんなに素晴らしくて、恐ろしいくらい美しくて、壊れそうなくらい気持ちいいものを。
人間の世界では望めぬほど強く美しい、そんな男女の奴隷になり、力のおこぼれにあずかれるなら―
「はい…ボーゼル様。そして、ダークプリンセスお姉様。
お二人にお仕え出来るなんて、このリアナ、光栄の至りですわ」
その言葉を待っていたかのように、リアナの肉体から闇が液状化して這い出す。
「それ」は、暗黒に全てを委ねたリアナの衣服に、びっしりと貼り付いた。

472:闇に仕えし光の巫女(9)
08/07/04 21:56:26 quvNSxBp
「…もう、いつになったら出てくるの!あたしのこと、忘れてない?」
洞窟入り口で一人、シェリーは苛立ちながら待っていた。
長居すればするほど、この島の不気味な空気がひしひしと迫ってくる。
それにリアナの姉と名乗った女の態度には納得いかないものがあった。
恐ろしい物が待ってるのは覚悟の上。シェリーはぐっと拳を握り締めた。
「よしっ、これ以上待たされるならいっそ助けに!」
「その必要はないわ…」
不意に後ろから声をかけられて彼女は慌てふためいた。
そして振り向き、そこに立っていた人物に気付いて2度驚いた。
「リ…リアナ!」
「私はこの通り。何も心配いらないわ…」
優しく微笑む彼女は、まさしくリアナだった。
「よかった、無事だったのね!…でも、どうしたの?」
シェリーがまじまじとリアナを見たのも当然だった。

確かにリアナの微笑む表情、衣服の形状は、洞窟に入る前と全く変わっていない。
だが純白の絹で織られた巫女装束は、今や妖しい光沢を放つ漆黒に染まり、血のような赤い模様がそれを縁取る。
肩には姉と酷似した刺々しい肩当が付き、黒いマントが足元まで降りている。
手に握られた長大な赤黒い剣は、一目見て魔剣と分かる。
元々肌の露出は多かったが、腹部や太ももにあんな赤い刻印は入っていただろうか?
長い爪、伸びたヒール、そして意思は感じられないのに異様な輝きを放つ赤い瞳。
無邪気な微笑が変わらないだけに、シェリーはむしろ異質な感覚を覚えた。
「心配することはないわ。ボーゼル様のご加護よ」
「以前のままでは戦えぬと思ってな。儀式に協力してくれた礼、というところだ」
いつの間にかボーゼルとダークプリンセスまでもがそこに立っていた。
「じゃあ、儀式はうまくいったってわけ?」
「ええ、ボーゼル様とお姉様が導いてくださったおかげよ。
これが伝説の魔剣、アルハザード…素晴らしい力だわ」
リアナは嬉しそうに、手にした剣を舐めるように見つめた。
「ちょ、ちょっとリアナ…そんなヤバそうな剣持って大丈夫なの?
いくらすごい魔法の加護受けてるっていっても、光の巫女が闇の剣なんて持ったら…」
「ふ…我が力を以ってすれば、光の巫女に闇の剣を持たせるなど容易いこと」
ボーゼルの言葉に、中で起こったことを知らないシェリーはなんとなくうなずいてしまった。
「それに悠長なことを言っている暇はないぞ、カルザスの姫よ。
その剣を解放したことで私は様々なものが見えるようになった。
例えば、そなたの城に押し寄せる無数の帝国兵など、な…」
「何ですって!?早くお城に戻らなくちゃ!」
乗ってきた鷹に慌てて駆け寄ろうとするシェリーを、ボーゼルが手で制した。
「焦ることはない…巫女を連れてきた礼に、我が手勢を貸してやろう。
魔剣の魔力を使えば、一部隊を城の近くに送り込めるだろう」
「私達もご一緒する…」
「もちろんですわ。お姉様」
「ええ!?ちょ、ちょっと、危ないから」
シェリーの呼びかけを聞く風もなく、リアナは魔剣を掲げた。
ほどなく一匹の魔竜が風を切り、彼女らの元に舞い降りる。
「あなたがエストね。私はリアナ、あなたの新しい仲間…さあ、私とお姉様を乗せて」

473:名無しさん@ピンキー
08/07/04 21:59:15 pz6QkTZE


474:名無しさん@ピンキー
08/07/04 22:04:16 Y1A4FZsh
止まった…まさか連投規制?

475:闇に仕えし光の巫女(終)
08/07/04 22:08:53 quvNSxBp
カルザス城壁前にて――
シェリーは空中を舞い、眼下の戦場を驚きの目で見つめていた。
「ウソ…でしょ?」
彼女の目線の先にはリアナがいる。
リアナの前には、無数の敵兵。
リアナの後には、文字通り草一本生えない焼け野原が広がっていた。

彼女は戦場に着くとすぐ、シェリーの制止も聞かずに竜の背から飛び降りたのだ。
城壁に殺到していた帝国兵は、すぐに標的を目の前の小娘に切り替えた。
襲い来る精兵に向かい、リアナは魔剣を一振りした。
黒い閃光が辺りを包み、次の瞬間そこには数々の残骸と、微笑むリアナしか残っていなかった。
「リ、リアナ、すごい…!さあ、城内に入って。これで篭城しやすく…」
その言葉に、リアナは愛らしく首をかしげた。
「どうして篭城するの?
雑魚がたくさん、私達に仕留めてほしくて待ってるのに…」
優しい口調と似ても似つかぬ、残酷な言葉。
シェリーは身を凍りつかせた。
「さあ、行きましょうシェリー。私の後からついて来れば、帝国兵なんて一掃できるわ」
止めたら殺される。そう直感したシェリーは、ただ遠くから見守るしかできなかった。

一方リアナは、微笑を絶やすことなく敵陣の奥へ奥へと歩み続けた。
魔剣アルハザードを振るうたびに屈強な帝国兵が寸断され、吹き飛ばされる。
そして倒した敵の生命力は、剣を通してリアナに吸収される。闇の魔力として。
「くすくす…魔剣から注がれる『本当の光の力』は、すごくなじむわね…」
だが肉体の髄まで闇に冒されたリアナには、人間を歪める邪気こそが「純粋な光」にしか思えなくなっていた。
慈悲に満ち溢れた微笑と共に、逃げる者も命乞いする者も、皆平等に手にかけていく。
「く、狂ってる…」
断末魔と悲鳴を聞くたび、彼女はにっこりと明るく笑う。
「私は正気よ?かわいそうな人間たち…これが本当の光。最高の悦楽をくれるの」
ぶつぶつとつぶやきながら攻撃を強めるリアナに、帝国兵もむざむざとやられていたわけではない。
魔法部隊の精鋭が集まり、リアナめがけて魔法弾を一斉に放った。
「きゃあっ!」
強大な力を得たとはいえ、身のこなしは素人にすぎないリアナは軽々と吹き飛ばされた。
やったか。魔法部隊の後ろに控えていた歩兵がとどめを刺そうと倒れたリアナへ駆け寄る。
…だが、兵士たちのわずかな希望はすぐ絶望に変わった。

「うふふ…やるわね」
帝国兵一軍団を一瞬で壊滅させた後で、リアナは嬉しそうに笑った。
「やっぱり私に悲鳴をあげさせてくれる奴らの方が、気持ちいいわ。
そして一瞬だけ希望を持って散った人間って、いい鳴き声を出すのね。
興奮したわ。…お姉様には、及ばないけど」

ボーゼルとラーナの術によって、光の巫女リアナは新しい道を歩み始めた。
彼女は魔剣アルハザードを振るい、ボーゼルの忠実なしもべとして世界を本当の光=暗黒に包むべく戦った。
やがて戦争が終わる頃には、彼女の名は魔族以上に恐ろしい魔将軍として、恐怖と共に語られるようになったという…




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