08/07/13 12:35:02 kIRIFEvT
「気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪い!」
宮田が苦しんでいるのが判ると、美耶子の行為は勢いを増した。
美耶子は足の裏で宮田の陰茎の幹だけでなく、大きな陰核のようにつるりとした亀頭や、
毛に覆われた鶏卵のような睾丸までも蹂躙した。
「うっ、うぅ……」
勃起した部分をどれほど足蹴にされようとも、宮田は一切反抗しなかった。
美耶子の気が済むまで、好きなようにさせるつもりなのだ。
それをいいことに、美耶子の足は、ますます傍若無人な振る舞いに及んだ。
「これは何?」
美耶子は、足の親指と人さし指で宮田の亀頭の膨らみを器用につまみ上げて問う。
「それは……亀頭です。陰茎の中でも、最も敏感な部分です」
「敏感なの? じゃあ……こうしたら痛い?」
美耶子は、滑らかな亀頭を足の指先で挟み込み、ぎゅっと指の股を締めてごしごし扱いた。
「……っ! いや。痛くはありませんよ……」
宮田は息を荒げながらも、努めて平静を装った声音で返事をした。
「そう……だったら、もっとしても平気だね」
そう言うと美耶子は、足の指を摺り合わせるようにして、亀頭を擦った。
宮田の息遣いが、いっそう激しくなる。
そうして擦る合間にも美耶子は、踵で陰茎と睾丸の境目辺りを嬲ったり、
足裏の膨らみで、幹をがしがしと蹴り付けるように踏んだりと、様々な虐待行為を行った。
いつもいつも、性の快感によって、宮田に屈服させられ続けていた美耶子は、
その宮田を足下に置いて虐げることで、僅かに溜飲を下げていた。
大の男が、自分のような少女にこんな風に陰茎を踏まれ、足の指でいたぶられるというのは、
どんな気持ちなのだろう?
美耶子はそんなことを想像し、密やかな嗜虐の快感に酔った。
口では平気だと言うものの、宮田の呼吸は苦しげな、喘ぎに近いものになっている。
自分がいつもそうするように、いずれはこの男も、音を上げて許しを請うのではないか?
美耶子はそれを期待していた。そして、亀頭の先の縦に入った亀裂を、足の親指で躙る。
その途端、ぬるぬるした液体が、じわりと亀裂から滲み出て、指に絡みついた。
「うわ……な、何?!」
「尿道球線液です」
荒い呼吸の中で宮田が言う。
「陰茎に刺激を受け、性の絶頂が迫って来ると出て来るのです。
美耶子様がマッサージで出されるバルトリン氏線液等の分泌液と、同じようなものですよ」
「な……?!」
「美耶子様が、あまり弄くるからですよ。
足でとはいえ、勃起した男性器をそんな風に悪戯されたら、いずれは射精してしまう。
そういうものなんです」
美耶子は、熱に浮かされたようにぼんやりと、宮田の言葉を聞いていた。
何となく、予想はしていた。
自分の行為によって宮田が感じているのは、単なる苦痛だけではない、と。
しかし、それを当の本人の口から直接告げられることは、言いようのないほど強く、
激しい刺激となった。
美耶子は、宮田の言葉に催情したのだ。
「お前……!」
今や、宮田に負けぬほどに息を弾ませた美耶子は、見えない眼を、
餓えた獣のように光らせて宮田の前に立っていた。
片足で宮田の急所を踏み付けたその姿はさながら、獲物を捕らえ捕食する寸前の、
若き雌豹といった風情である。
51:宮田司郎/神代家/診療室/数ヶ月前/23:23:40
08/07/13 12:35:46 kIRIFEvT
「お前は不潔だ!」
美耶子は踏み付けていた片足を上げ、宮田の陰茎に、踏み潰さん勢いで、
ばん、と足の裏を叩き付けた。
「あっ……くうっ!」
容赦の無い美耶子の仕打ちに、宮田は眼を閉じて唸り声を漏らす。
何度も何度も。足を上げて振り下ろす動作を繰り返し、美耶子は宮田のこの部分を攻撃し続けた。
足を上げて振り下ろす動作―それは、意外な感覚をも美耶子に与える。
即ち、足を上下に動かすことによって、剥き出しの割れ目の粘膜同士が擦れ合い、
優しい愛撫にも似た快感を、秘められた部分に与えてしまうのだ。
「美耶子様、どうされました?」
火照った粘膜がくちゃくちゃと音を立て始めたので、美耶子は動きを止めていた。
二人で共有している視界には、髪の長い少女が淫らな表情を浮かべ、
小さな乳首を硬くしこらせ、紅く染まり、欲情に濡れた股間の割れ目を、
内股気味になって誤魔化そうとしている、恥ずかしい姿があった。
「はあ……はあ……」
理性が崩壊しつつあるのを意識しながら。
美耶子は、白い指先を静々と己の股間へと伸ばしていた。
片足では、宮田の勃起した陰茎を踏み付けたまま―
その足を今度は陰茎に沿って前後に動かし、亀頭から根元の方へ、扱き下ろす動作を始めた。
「美耶子様……!」
足の裏で陰茎の裏側を強く扱かれ、宮田は掠れた声を上げる。
「いけません。本当に射精してしまいますよ……判っているんですか?
俺の精液で足を汚されても、構わないと言うのですか?」
宮田の制止に耳を貸さず。
美耶子は足の裏で、足の指先で陰茎を摩擦し続ける。
いやが上にも快感を高められた陰茎の先から、溢れ返った先走りの淫液が、
足の動きにつれて陰茎全体に延ばされる。
股間に挿し込まれている手の方は、動くでも動かぬでもなく、ただしっかりと、
熱く疼く部分を押さえていた。
これまで宮田に、幾度となく性の快楽を味合わされた美耶子であったが、
未だ、自らの指で持って性器を慰める術は知らない。
指先にぬめり蕩けた膣口を感じ、それを強く押すことで曖昧な快楽を得ることは出来ても、
そこから先には進めないのだ。
満たされない欲求の捌け口とばかりに、美耶子は、宮田の陰茎を凄まじい勢いで擦り立てた。
「うぅっ、ちょっと痛いですよそれ……でも、悪くはない……ああ、もう射精しそうです。
美耶子様、射精しても宜しいですか?」
「うるさい!」
宮田の訴えに、美耶子は癇癪を起こして怒鳴りつけた。
大声を出すと、熱した膣口がひくりと収縮するのが、また疎ましい。
宮田は、射精寸前の興奮のるつぼにある割には、冷静過ぎる眼差しを、
美耶子のその場所に向け、言った。
「美耶子様。手をどけて下さい」
「何?」
美耶子には、宮田の言っている意味が判らない。
「貴女が股座に宛がっておられる手をどけて、見せて欲しいんです。貴女の、女性器を」
宮田は、重ねて美耶子に希求した。
52:宮田司郎/神代家/診療室/数ヶ月前/23:23:40
08/07/13 12:36:42 kIRIFEvT
「どうして……」
「美耶子様の性器を見ながら、射精したいからです。その方が、射精の快感が増しますから」
宮田の一方的な言い草に、美耶子は深い反感を覚えた。
カッとなり、性器どころか二つの乳房さえも空いた手で隠してしまう。
しかしそれは、ほんの一時のことだった。
「ああ……」
美耶子は、宮田の強い視線を己の女陰に感じるにつけ、そこをもっと見つめられたいという、
奇妙な衝動を覚えた。
片手で覆った乳房から流れ込む、快美感にもそそのかされ―
美耶子は、性器を隠すように押さえていた手を外し、あまつさえそこを、両手を使って寛げた。
片足で宮田の陰茎を踏み付けているので、がに股の珍妙な形で性器を晒す結果となる。
そのみっともない姿で、美耶子は桃色の潤みきった粘膜を丸出しにし、
宮田の視界に向かって、必死になって誇示した。
「ああ美耶子様……もう、出ますよ」
宮田は美耶子の、痛々しいくらい広げられた部分に眼を凝らすと、自らの欲望を解放した。
美耶子の足の爪先の下、縦長の裂け目が軽く開いたかと思うと―
そこから糊のような固練りの白濁液が湧き出でて、
びゅっ、びゅっ、と、何回かに分かれ、大量に噴出した。
「ああっ……?!」
粘度の高い青臭い液が、美耶子の足の裏や指の間は当然のこと、
踝から脛の辺りまでも汚してゆく。
気色の悪い……でも、その気色悪さは本能的に心を惹き付ける魅力にも満ちており、
何故だか手放しがたかった。
―嫌なことなのに……恥ずかしくて、辛いことのはずなのに……。
不可解な陶酔に、足先から腰全体まで飲み込まれ、美耶子は混乱して立ち尽くす。
足の下では、精液を出し尽くした宮田の陰茎が、未だ硬度を保ったまま、微かに脈打っていた。
「……俺はきっと、神罰を受けるんでしょうね」
「……うるさい」
力の抜けた宮田の呟きに、美耶子はぼそりと悪態で返した。
53:神代美耶子/神代家廊下/数ヶ月前/23:59:59
08/07/13 12:39:25 kIRIFEvT
「医者の奴、やっと帰ったのか」
健診を全て終え、女中を伴って奥座敷に戻る途中の美耶子を、淳が待ち構えていた。
狭い廊下で、通せんぼをするように立ち塞がる淳の横を、美耶子は無理に通り抜けようとする。
「待てよ」
淳は、美耶子の腕を掴んで引き留めた。
「お前はもう下がれ。美耶子は俺が奥に連れて行くから」
戸惑う女中に命じると、淳は美耶子の腕を引っ張って、さっさと廊下を歩いて行った。
「やめろ! 放せ!」
「今日はまた随分時間が掛かったな」
美耶子の抵抗を気にも留めず、淳は勝手に話し始める。
姉の許婚である神代淳は、いつもこの調子であった。
相手の都合など全く考えず、いつでも好き放題、我儘放題にしたいことをする。
「なあ。あの医者、いつもお前に何してるんだ?」
「……」
「真面目に健康診断してるだけじゃ、ないんだろう? だって時間が長すぎるもんな。
院長が前のじじいから、あいつに変わってからさ……。
何か、いやらしいことでもされてるんじゃないのか? なあ、そうなんだろ?」
「そんなことしか考えられないの? 馬鹿みたい」
美耶子は淳の当て推量を、涼しい顔で受け流す。
「真面目に答えろよ!
これはお前だけの問題じゃない、村の存続に関わることなんだぜ?!」
廊下の壁に美耶子を押し付け、淳は語調を荒げる。
「神の花嫁は、絶対純潔でなけりゃいけないんだ。そういうしきたりだからな。
もしもそれが守られなければ、聖婚の儀式は失敗する。村に神罰が下るんだ。
だからもし、あいつがお前に何か良からぬ行いをしていたら……」
「していたら?」
「お義父様に報告するさ。そうなりゃあいつはおしまいだ。
村に居られなくなるどころか、命だって危ないかもな。何しろ神に刃向かったんだから。
それぐらいの罰は当然だろう」
「それはいいね」
美耶子は小悪魔のように微笑んだ。
「あいつが殺されてこの世から消えたら、私も嬉しいよ。だって私、あいつが嫌いだもん」
「やっぱりそうか! じゃあ正直に話せよ! あの野郎に、どんな悪戯されたんだ?!」
淳は、勢い込んで美耶子に問い質す。
美耶子はうるさそうに顔をしかめ、淳の腕を振り払った。
そして、淳に見えない眼を向けて言う。
「何も、無い」
「嘘言うな!」
「嘘じゃない。嘘をつく理由が無い」
「でもあいつに死んで欲しいって……」
「いくら嫌いで死ねばいいと思ってても、嘘の罪を作り上げる訳にはいかない」
美耶子は淳に背を向け、一人で歩き始めた。
慣れた道のり。此処まで来ればもう、介添えが無くとも座敷に戻れる。
背後で尚も騒ぎ立てる淳を無視しつつ、美耶子は奥座敷のある離れへの格子戸を開けた。
「もう付いて来るな。この先は、お前は入っちゃいけない決まりのはず」
「構うもんか、俺はもうすぐ神代の当主になるんだ! それより美耶子!」
「しつこい。いい加減にしないと大声を出すよ?
そうしたら、医者より先にお前が罰を受けることになるかもね?」
美耶子が冷たく言い放つと、淳は一瞬怒気を露わにしたが―
舌打ち一つを残し、逃げるようにその場から立ち去った。
54:神代美耶子/神代家廊下/数ヶ月前/23:59:59
08/07/13 12:40:14 kIRIFEvT
淳の気配が消えたのを確認すると、美耶子はふっと安堵の息を吐いた。
そして気付く。自分が、宮田の身を案じて庇っていたのだということを。
―ううん、違う。私はただ、淳の思い通りにさせたくなかっただけ。
淳は、以前から宮田を疎んじていた。
医師という立場上、自分よりも美耶子に―美耶子の肉体に接することの出来る宮田に、
淳は嫉妬しているのだ。
かといって淳は、美耶子を愛している訳ではない。
淳が美耶子に抱いているのは、執着心と独占欲だけだ。美耶子はそれを見透かしていた。
―淳は私を自分の持ち物だと思っていて、それを他人に取られたくないだけなんだ。
そんな下らない理由で宮田を失脚させようとする淳が、美耶子には腹立たしかった。
―そんな我儘であいつを……あの医者を、私から奪おうとするなんて……。
ここまで考えて、美耶子はハッとする。
自分は、宮田のあの健診を、望んでいる?
違う。そんなはずはない。
あの羞恥と屈辱の時間を自ら欲しているなんて、そんな馬鹿げたことは……。
美耶子は一人首を振り、大きく深呼吸をした。
息を吸うと、未だ鼻腔に残っている宮田の精液の香が蘇り、美耶子の躰を熱くする。
足の裏で感じたあのしなやかな硬さ。切ない震え。そして、そして―。
「いやあっ!」
闇の中で美耶子は叫び、手探りで座敷の中に駆け込んだ。
用意されていた夜具に伏し、早鐘を打つ胸を布団に押し付けた。
「こんなの嫌。みんな嫌い。大嫌い……」
火照る躰が、宮田の感触を反芻しようとするのを拒絶するように。
美耶子は枕に顔を埋め、弱々しく呟いた。
【了】
55:名無しさん@ピンキー
08/07/13 13:26:28 U0t6oVM4
>>54
超絶エロい!!!!
宮田が容赦ないけど、良い意味で鬼畜な感じがしない
GJです!
56:名無しさん@ピンキー
08/07/14 06:13:19 +6BSCrob
うおーエロいし話も読めるなぁ
すごいなぁ
ありがとお!
57:名無しさん@ピンキー
08/07/14 12:16:51 xQjm2DfX
幼女が大量投入されました
58:名無しさん@ピンキー
08/07/14 16:27:27 qJPsTR29
いいかぁーお前らー!幻の女と書いて幼女だ!分かったか!!
59:名無しさん@ピンキー
08/07/14 16:36:45 m5ZmEkTb
美耶子は幼女じゃないけどな
60:名無しさん@ピンキー
08/07/14 19:51:50 qEfwoEnl
>>54
二人の間に愛を感じてしまうじゃないか!
よかったら二人の逃避行ENDを期待する。捏造でかまわないんだっ
61:名無しさん@ピンキー
08/07/15 12:42:04 R7jJ32DG
>>54 GJ!!エロかったです。ごちそうさまでした。
それにしえも今回の規制は長かったな。一週間とちょっとか……
62:名無しさん@ピンキー
08/07/16 14:05:57 52WdMPDL
>54
読み応えありました!乙!
エロさもさることながら、二人の心情描写がいいな
63:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:15:18 3pPNhcmB
>>54
GJ!!
美耶子かわいすぐる(´д`*)
64:名無しさん@ピンキー
08/07/19 18:25:46 hiTzwdHh
美耶子が獣姦されている妄想したのは漏れだけ?
65:名無しさん@ピンキー
08/07/19 22:55:05 UyUXpuu7
>>64
とりあえずその妄想の詳しい内容を書いて貰おうか。
克明に。
66:名無しさん@ピンキー
08/07/23 17:22:29 9t8Z0vfI
まさかケルブに…っ!
67:名無しさん@ピンキー
08/07/23 19:20:55 YipgVMR3
すげっエロいしうまいし重量級だ…!
68:名無しさん@ピンキー
08/07/27 16:20:03 JL7o/Y15
ミヤコ オレト エチスル
69:名無しさん@ピンキー
08/07/27 17:53:21 TVFkMfyx
すげぇエロい!GJ!!
でも宮田を初めてきもいと思ってしまった…
70:名無しさん@ピンキー
08/07/28 00:58:54 bjPrE4de
>>68
ハワード自重しろwww
71:名無しさん@ピンキー
08/07/28 18:19:18 S66mg0r6
ハワードの声で安易に脳内再生できてわろす
72:名無しさん@ピンキー
08/08/04 10:41:46 RuEfbylO
ミヤコアシヒライテ!
73:名無しさん@ピンキー
08/08/04 13:14:27 7rT0vu1R
ミヤコ!モウミセテ!
74:名無しさん@ピンキー
08/08/09 19:58:09 OMwsu2Q9
ミヤコ シャガンデ
メ トジテ
クチアケテ シタダシテ
75:名無しさん@ピンキー
08/08/11 12:13:15 c1/VscKy
SDKが現れたら外に出てはいけない
76:名無しさん@ピンキー
08/08/15 01:26:52 sE2WeQc9
誰も見てない・・・いまだ!
無印の好きなキャラでくやしい・・・!・・・でも感じちゃう!(ビクッビクッ
『美耶子ハード 』
須田と吊橋をわたり終えた美耶子。
しかし、それは淳の巧妙な罠だった。
「美耶子の純潔は俺に捧げる為に築いてきたんだよな」
「恭也が居れば…こんな奴なんかに!」
「良かったじゃないか ケルブのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、亜矢子を呼べ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしか…!!)
「美耶子の生胸ゲ~ット 」
(いけない!乳首が感じやすくなってるのを悟られたら!)
「生美耶子様の生下着を拝見してもいいですか?」
「こんな村のやつらに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、乳首に当たったようだな。甘い痺れがいつまでもとれないんだろう。」
『牧野ハード 』
八尾を探して大字粗戸をさまよう牧野。
しかし、それは堕辰子の巧妙な罠だった。
「求道師様の儀式は堕辰子様に捧げる為に築いてきたんですよね」
「八尾さん一体どうしちゃったんだ・・・(゜Д゜;)」
「良かったじゃない 弟のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、屍人を呼べ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えるんだ…!!今は耐えるしかない…!!)
「求道女のベールゲ~ット 」
(いけない!知子ちゃんの生徒手帳も盗ったのがばれたら!)
「生求道師様の生手ぬぐいを拝見してもいいですか?」
「こんな人たちに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、マナ字架に当たったようだな。甘い痺れがいつまでもとれないんだろう。」
『安野ハード 』
竹内と橋で思い出に浸る安野。
しかし、それは志村の巧妙な罠だった。
「安野の心臓はわしに撃たれる為に築いてきたんだろう」
「バットがあれば…こんな狙撃手なんかには撃たれなかったですよー!」
「いいじゃないか 竹内のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、羽屍人を召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!先生早く帰って来て…!!)
「安野の生胸ゲ~ット 」
(いけない!学生証の先生の隠し撮りが見られたら!)
「生安野の生学生証を拝見してもいいですか?」
「こんな屍人に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、乳首に当たってしまいましたか。甘い痺れがいつまでもとれない様にな。」
77:名無しさん@ピンキー
08/08/15 01:29:34 sE2WeQc9
『宮田ハード 』
美奈を倒す為病院内を探す宮田。
しかし、それは恩田姉妹の巧妙な罠だった。
「先生の純潔は私に捧げる為に築いてきたんですよね」
「ネイルハンマーがあれば…こんな女なんかに!」
「良かったじゃないですか 牧野さんのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、うりえんを用意しろ。終了条件2を未達成にしてやる」
(耐えろ…!!今は耐えるしか…!!)
「宮田の生乳ゲ~ット 」
(いけない!乳首が感じやすくなってるのを悟られたら!)
「生宮田先生の生ネイルハンマーを拝見してもいいですか?」
「こんなしつこい女に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、乳首に当たったようね。甘い痺れがいつまでもとれないんでしょう。」
『理沙ハード 』
宮田に連れられて病院に非難した理沙。
しかし、それは宮田と牧野の巧妙な罠だった。
「理沙さんの純潔は私に捧げる為に築いてきたんですよね」
「非常ベルが押せれば…こんな双子なんかに!」
「良かったじゃないですか 美奈さんのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、美奈も呼べ。二人とも気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしか…!!)
「理沙さんの生乳ゲ~ット 」
(いけない!お姉ちゃんと同調しそうなのを悟られたら!)
「生理沙さんの生死に顔を拝見してもいいですか?」
「こんな先生に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、屍人化したようだな。死に顔までよく似てるよ。」
78:名無しさん@ピンキー
08/08/15 01:30:26 sE2WeQc9
『須田ハード 』
叫び声を聞きつけ美耶子を保護した須田。
しかし、それは美耶子の巧妙な罠だった。
「おまえの純潔は私に捧げる為に築いてきたんだよ」
「マウンテンバイクがあれば…こんな女の子なんかに!」
「良かったじゃない 石田のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい 神代の血を混ぜろ 屍人化を防いでやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしか…!!)
「恭也の生乳ゲ~ット 」
(いけない!俺の火かき棒が熱くなってるのを悟られたら!)
「生恭也の生・・・・・・見えない・・・」
「こんな盲目の子に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「あ、乳首に当たった。甘い痺れがいつまでもとれないのよ 」
『つちのこハード 』
羽入蛇つちのこ委員会の手配を避け廃屋に侵入したつちのこ。
しかし、それはSDKの巧妙な罠だった。
「実は俺、猟奇殺人よりつちのこを生け捕りにするためにこの村にきたんだよね」
「手配書がなれば…こんな高校生なんかに!」
「良かったじゃないか 100万円のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい 風呂の水を流せ 鍵と一緒に捕まえてやる」
(逃げなきゃ…!!今は排水溝に吸い込まれるしか…!!)
「風呂の栓ゲ~ット 」
(いけない!蛇行出来ないことを悟られたら!)
「生羽入蛇村で生つちのこを拝見してもよろしいですか?」
「こんなオカルトマニアに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、逃がしてしまったか。甘い痺れがいつまでも取れないだろう」
79:名無しさん@ピンキー
08/08/15 02:28:18 30T9QNsh
>>76
>>77
>>78
すごい!上手いよ!
盛大に吹きましたwwwww
80:名無しさん@ピンキー
08/08/15 03:42:02 fd8e+2Wi
つちのこwww
81:名無しさん@ピンキー
08/08/15 07:53:13 NyPZIPXi
つちのこワロタ
82:名無しさん@ピンキー
08/08/15 11:09:05 ti1kpIpg
つちのこ斬新過ぎw
83:名無しさん@ピンキー
08/08/15 12:26:58 ztIdLIfH
面白すぎwオチがwww
84:名無しさん@ピンキー
08/08/16 17:48:15 ThZcD2Me
クリムゾン絵で想像しちゃったよ!!盛大に吹いたwwwww
85:名無しさん@ピンキー
08/08/22 22:34:50 lDXfRVeA
頭脳屍人べラ×メリッサの百合物が思いついた俺は屍人
86:名無しさん@ピンキー
08/08/23 08:21:01 o8S9ZmSb
>>85
ず、頭脳屍人のべラはちょっと怖すぎないかw
最初見たとき、リアルでうわぁって言っちまったぞw
87:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:50:42 U7LFxTi9
宮田先生、急患お願いします!
88:名無しさん@ピンキー
08/09/03 13:04:01 KVL+COs/
ミヤコ!ホシュ!
89:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:19:27 FfyjJXob
ひとつくらい幸江(人間の頃のでも屍人になってからのでも)
の話はあってもいいと思うけど、需要無しかな
俺は書けないけど
と言うかみんな幸江はどう?
ナースで美人でおっぱいが気になる犀賀の(元)女なんだが
90:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:33:15 6AG8L+at
正直、美奈より幸江の方が可愛いと思えてきた
91:名無しさん@ピンキー
08/09/17 17:27:00 4tHG1tCS
じゃあ美奈と幸江で何か一つ
92:名無しさん@ピンキー
08/09/24 10:11:58 7htSPoir
保守
93:名無しさん@ピンキー
08/09/24 23:20:52 gLSXvgSO
屍人たちに美弥子タンが林間されるのが見たいです
94:名無しさん@ピンキー
08/10/02 01:14:46 82i/iCRV
誰もいない…三番煎じするなら今のうち…
『 加奈江ハード 』
脩と島を脱出の為に灯台に潜入する加奈江。
だが、それはともえの巧妙な罠だった。
「加奈江の純潔は 私に崩される為に築いてきたんですものね」
「本来の力が出せれば…こんな女なんかに…!」
「よかったじゃないですか 漁師のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、懐中電灯を用意しろ。みんなで輪姦してやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「加奈江の生乳ゲ~ット」
(いけない…!左乳首が感じやすくなってるのを悟られたら…!)
「生加奈江様の生×××を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、光が当たってしまったか。鈍い痛みがいつまでもとれないだろう?」
『 三上ハード 』
加奈江に会う為に冥府の門を開ける三上。
だが、それは鳩の巧妙な罠だった。
「三上の弱視は お母さんに取り込まれる為に築いてきたんですものね」
「ツカサがいれば…こんな触手なんかに…!」
「よかったじゃないですか 阿部のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、地上へ出る用意をしろ。みんなで人間を殲滅してやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「三上の生肉体ゲ~ット」
(いけない…!同行者を見失ったのを悟られたら…!)
「生三上様の生情けない声を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、肉体が消滅してしまったか。魂はいつまでも解放されないだろう?」
95:名無しさん@ピンキー
08/10/02 14:02:24 tTDzcmQw
だめだ笑うwwww
96:名無しさん@ピンキー
08/10/04 14:02:44 CFOdaecV
そういや4スレ目に投下されたハードもWikiに入れて欲しいと思う今日この頃
美耶子さまのワンピースを献上しますのでお願いします
97:名無しさん@ピンキー
08/10/05 01:34:37 qPNItm3h
やったーワンピースゲットしたよー!
ついでに自分の書いた奴を少し修正しましたがお気になさらず…
98:名無しさん@ピンキー
08/10/05 03:26:00 lRuFOEJy
>>97乙型。
99:名無しさん@ピンキー
08/10/05 16:24:24 4CIrAddx
乙SDK
100:名無しさん@ピンキー
08/10/10 12:16:27 qrVg0zQn
決して死なない猫、しにゃんこ(屍猫)のssはまだですか?
101:名無しさん@ピンキー
08/10/11 13:11:58 XNeqyfHr
三上吹いたわww
生情けない声www
102:名無しさん@ピンキー
08/10/24 00:01:44 1oq2o+g+
ネイルハンマー!!!!
103:名無しさん@ピンキー
08/10/28 22:05:58 KDS1j3cx
君がくれた勇気はSDK!SDK!
104:名無しさん@ピンキー
08/11/04 00:44:26 4jwj+Yoh
まったり保守
105:名無しさん@ピンキー
08/11/08 22:58:38 ra0ShAgY
保守
106:名無しさん@ピンキー
08/11/09 00:19:21 2X34s+/y
保守がてら前に作ってみたものを
URLリンク(www1.axfc.net)
携帯のアラームとかに使える はず
107:名無しさん@ピンキー
08/11/09 00:20:06 2X34s+/y
あー失礼
キーはichiko
108:名無しさん@ピンキー
08/11/11 01:58:31 H0k6DaAs
宮田×女牧野とか俺以外需要なさそうだけど見てみたい…。
弟×姉。
109:名無しさん@ピンキー
08/11/15 13:22:47 siJO+E4E
>>108
女体化やら元から女設定は、この板ではあんまり好まれないかもよ
110:名無しさん@ピンキー
08/11/15 15:15:18 ddyjRigR
>>108
この板だと反応は微妙だとは思うが、元の設定があれだから
確かに「見てみたい」という気持ちは分かる気がするな。
111:名無しさん@ピンキー
08/11/15 19:45:56 T87KFSer
SIRENのサントラを買ったんでさっそくTHE BUSTER!をMP3プレイヤーにぶち込んでみた
聴き続けているとSDKになった気分だw
112:名無しさん@ピンキー
08/11/16 03:50:32 LDF6a5ea
>>110
兄じゃなくて姉だったら宮田もコンプレックス持たずに済んでたかもな。
殺して成り代わる展開もないだろうし違う結末だっただろうな。
113:名無しさん@ピンキー
08/11/22 23:46:27 3OTcqAGZ
個人的には三上があのポジションで女じゃないのが悔やまれてしょうがない
が、まあ美耶子と被るどころじゃないから仕方ないね
ところで市子ステージ「喪失」ってどうしてもしょじょ…いやなんでもないんだ。
114:名無しさん@ピンキー
08/11/27 11:32:13 /P+HNCjz
>>113
で、市子の相手は誰だって?
115:名無しさん@ピンキー
08/11/30 06:31:49 b8tR1saX
>>108
こちらへ
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目
スレリンク(eroparo板)
116:名無しさん@ピンキー
08/12/11 00:11:22 mv3IcXaU
MYK
117:名無しさん@ピンキー
08/12/16 19:32:45 jmf4j338
そっちのスレに落としてくれれば、見に行くよ!
118:名無しさん@ピンキー
08/12/29 00:20:24 IorTEDDr
ほっしゅ
119:名無しさん@ピンキー
09/01/04 22:57:36 BFT1rMEc
保守ダッシュ
120:名無しさん@ピンキー
09/01/06 18:10:09 yXutqomo
しゃがみ保守歩き
121:名無しさん@ピンキー
09/01/09 06:37:04 H0WIeqbR
ここの住民的に、美耶子と美耶古どっち派なんだろうか
自分は加奈江派だが
122:名無しさん@ピンキー
09/01/10 18:09:06 Qsyhi3V0
ともえ派
123:名無しさん@ピンキー
09/01/10 21:41:28 SbEs03kF
どっち派とかいう以前に住民がおらんやろ
いても女牧野とかほざいてる腐女子だけだ
124:名無しさん@ピンキー
09/01/11 21:42:04 EqowrkiT
ぶっちぎりで依子
異論は認める
125:名無しさん@ピンキー
09/01/15 20:01:26 h0V82IBg
どう考えても市子
126:名無しさん@ピンキー
09/01/16 11:53:23 6zmhNSO1
依子は俺の
教え子
127:名無しさん@ピンキー
09/01/16 12:19:34 74k+WVUa
>>126
多聞乙
128:名無しさん@ピンキー
09/01/22 11:41:15 O2dCU6/K
SIREN NTの文子いいなぁ
伊東家の二階にいる、聖子ちゃんカットのJK
129:名無しさん@ピンキー
09/01/23 21:34:20 o7bcjw7E
JC
130:名無しさん@ピンキー
09/01/30 01:44:19 sq6n7TVW
>>129
JK
131:名無しさん@ピンキー
09/02/08 19:41:57 0SUhD9nY
GJ
132:名無しさん@ピンキー
09/02/16 06:54:17 qFoPLtRR
今更だけど
美耶子に後半名前を連呼された恭也は勝ち組でおk?
それだとハワード立場無いなw
133:名無しさん@ピンキー
09/02/17 21:32:47 u/YOHlTI
a
134:名無しさん@ピンキー
09/02/17 22:54:39 w9hL4yQV
(゚∀゚o彡°ツン子!ツコ子!
ツン子の黒髪で髪コキされたい……と、SDKが申しております。
135:名無しさん@ピンキー
09/02/18 21:47:49 Mm57sufY
髪コキしたいじゃなくて、髪コキされたいがミソなのかw
136:名無しさん@ピンキー
09/03/04 10:23:15 iAm6rpKZ
死守
137:名無しさん@ピンキー
09/03/07 18:47:03 YDzJsOJT
廃屋の納戸でSDKが床を踏み外した後の
みゃーこ「くすっ ぐーず」
↑にやられたのは俺だけだろうか
138:名無しさん@ピンキー
09/03/07 20:10:38 bOA/+zwb
>>137
あるあるあるw
美耶子は本当にカワイイよな
139:名無しさん@ピンキー
09/03/07 21:57:35 3sHVZj2x
ぐーず☆
140:名無しさん@ピンキー
09/03/07 22:18:55 RnIQy/jH
にぱー、ぐーず☆
141:名無しさん@ピンキー
09/03/07 23:21:48 jtQFV7S3
>>137
やはり無印だな
それよか「みゃーこ」
にやられたんだが
ぬこっぽいハァハァ(´д`*)
142:名無しさん@ピンキー
09/03/13 23:35:16 jZVYTuBx
たまには宮田美奈で付き合いはじめの幸せえっちがみたい。
神様お願いします…
143:名無しさん@ピンキー
09/03/14 08:36:19 qfmeS7Lc
そもそもあの2人はどうやって付き合いだしたんだろう?美奈が惚れたんだろうなーとは思うけど、宮田が了承する流れが想像出来ない。
144:名無しさん@ピンキー
09/03/18 06:07:00 xc3WQAdG
つか宮田は美~奈をちゃんと愛してたんかな
医者なのに20そこそこの若い娘に中出ししたあげく絞殺してポイかよ
145:名無しさん@ピンキー
09/03/18 13:51:09 t96HR3mD
ペットや玩具に抱く程度の愛着ならあったと推測する。
146:名無しさん@ピンキー
09/03/18 23:16:08 jaYm/+Dv
自分は宮田が実は愛情表現があまりに下手だっただけで美奈を愛してたと妄想してる。
一番最後の「今行くよ」
の言い方が宮田にしては優しいというか、柔らかい感じだったから。
あとNTで宮田ポジションの犀賀がゆきえを愛してたみたいだから宮田も…?と。
147:名無しさん@ピンキー
09/03/19 21:54:26 OdVUQRr0
NTネタって今まで出てないの?
148:名無しさん@ピンキー
09/03/20 01:14:07 e9N/LK5t
宮田さんは美奈を愛していた
俺はそう信じている
149:名無しさん@ピンキー
09/03/21 05:00:16 tUTGtsuN
知子ちゃんは牧野に恋していた
俺はそう信じたい
150:名無しさん@ピンキー
09/03/21 10:03:36 ywi2jmhR
宮田って美奈のこと「しつこい女だ」って言ってなかったっけ
151:名無しさん@ピンキー
09/03/22 00:48:37 OD3xiR7N
外見美人で思考はゾンビの屍人に集団逆レイプされたい
152:名無しさん@ピンキー
09/03/22 23:59:12 moxDZ5Nv
犀賀と幸江で何か一つ書いてくれる職人いねがー
153:名無しさん@ピンキー
09/03/24 17:49:39 OpLtatLj
美耶子に蹴られたい
154:携帯より愛をこめて
09/03/30 16:50:53 stJKw2mo
規制でスレに落とせなかったので保管庫に直で入れました。
宮田×美耶子の続き
URLリンク(www26.atwiki.jp)
犀賀×幸江
URLリンク(www26.atwiki.jp)
読んで下さい。
感想くれるとなお有り難い。
というかこういうスレに落とさないやり方はありでしょうか?
落とす方としてはこの方が楽っちゃ楽なんですが、読む方には手間になってしまいますかね?
この件に関してのご意見も、気が向いたらよろしく。
155:名無しさん@ピンキー
09/03/31 00:59:11 RHUAEwiV
>>154
GJ!!みやみや密かに待ち続けてた甲斐があったよ。
エロくて面白くて、何よりもこういう読後感大好きだ。
自分は全然手間じゃないよ。
保管庫に入れてくれたという報告があればとんで見に行く。
規制あっても公開できる場があるのはいいね。
156:名無しさん@ピンキー
09/03/31 01:12:02 WUzcuqbn
>>154
ありだと思います!
いやーすっごく良かったです
前の宮美耶の続きが見れるとは思わなかった。この2人大好きだ。最期の美奈との会話は本当に有り得そうだった。美奈のキャラもリアル。結局、美耶子との逃亡は宮田の妄想だったってことで良いのでしょうか?
個人的には2人で逃げ切って欲しかったな…残念だけど、このバッドエンドが非常にサイレンらしかったです。
犀賀幸江の方は2人なりのハッピーエンドですよね?幸江の犀賀にべた惚れな感じが微笑ましかった。この2人は両想いが公式なので安心して読めました。
やっぱりサイレンには少し後味悪いエンドが似合いますね。サイレンの中で純粋なハッピーエンドが似合うのって恭也美耶子くらいな気がします。
できれば作者さんにはその後恭也と会う美耶子も書いて欲しいです。
感想長くてすみません。
157:名無しさん@ピンキー
09/03/31 01:14:59 WUzcuqbn
>>156
すみません!この感想重大なネタバレでした…ごめんなさい。
158:名無しさん@ピンキー
09/03/31 02:47:22 U2djWACd
今日初めて来たんだけど、保管庫のキバヤシ×ともえのキバヤシの最低さにワラタ
ともえカワイソス
阿部×ともえはほのぼのしてて良かったな。ともえの娘は阿部の子だと信じてる。
屍人とか闇人に凌辱されるやつが好きだけど、やっぱえげつないからか少ないね。
好きな人だったものに犯されて、嫌なのに感じちゃう!な女の子が好物なので
母胎(キバヤシ)×郁子はすげー萌えた。
159:名無しさん@ピンキー
09/03/31 09:17:36 OoGpAJSq
>>154
>>152ですが、目茶目茶良かったです。GJ!
最後の最後まで目を引く展開が流石。幸江可愛すぎる。
宮田美耶子の続きまで読めて、大満足です。
ここでお知らせしてくれれば、保管庫に直接投下でも構わないと思う。
職人さんのやりやすい形でやってもらえれば。
160:名無しさん@ピンキー
09/04/02 22:23:16 5y91jmVS
絵板ってあったっけ?あったらいいなあ
161:名無しさん@ピンキー
09/04/04 10:58:20 +d2Uf+Vb
絵板欲しいな
エログロ
162:名無しさん@ピンキー
09/04/11 12:23:21 jSgAeMtl
ほしゅ
163:名無しさん@ピンキー
09/04/12 05:44:35 k7j7z1nI
お初だが、永井の名前はあんま出てこないのな
164:名無しさん@ピンキー
09/04/15 20:17:49 o/O6vjAU
>>151
(↓ナースの様相も声もそれぞれ普通です)
夜中の廃病棟を散策する151…
しかし途中でこげ茶ロングヘアーの美人ナース(血は出てない)に
「だぁれ~~・・・・?? ま~ち~な~さ~い…」
と追いかけられる…
そして行き止まりに(逃げ込もうとした部屋の鍵がなかった)…
覚悟を決めた151。
そこへ…
ガチャ・・・
と逃げ込もうとしてた部屋のドアが突如開く…
中から出てきたのは黒セミロングのナイスバディなナースが
「しまった!」そう思ったときにはすでに遅く
黒セミロングに腕をつかまれてしまう…
ガシッ!
黒髪「ど~しましたか~~~??」
「は、はなせ! このっ!」
黒髪「いやぁ~~よぉ・・・・患者はおとなしく・・・ふふふふふ しなきゃぁ・・・」
「や、やめろ・・・!」
しかし黒セミロングだけに気を集中させていたためその後ろにいる
もう一人の深緑ロングヘアーの小悪魔系ナースの発見に遅れてしまい…
「…っ! まだいんのかよ!」
深緑「やぁだぁ・・・何の音・・・」
「く、くるな・・・・! バカ… やめ・・・」
こげ茶「つかまえた~~ さぁ~ 治療しましょ~ね~…」
「やめろ! 死にたく…! 死にたくない!
やめ・・・? う、うん?
…ちょ、あ、ああ! あぁぁああああああんん!!」
こうですか?
165:名無しさん@ピンキー
09/04/15 22:57:17 gmNJ8Wl8
ビッチじゃない美奈が見たい…。
牧野に恋する知子が見たい…。
166:名無しさん@ピンキー
09/04/16 21:56:44 ETCsrbzc
美奈はビッチじゃないよ
美浜はビッチだけど
167:名無しさん@ピンキー
09/04/16 22:07:12 l7650RUT
ビッチといえば百合だろう
168:名無しさん@ピンキー
09/04/25 02:12:26 dj7Lw8dl
依子は処女
169:名無しさん@ピンキー
09/05/02 15:48:04 ylDPIbQy
保守あげ
170:名無しさん@ピンキー
09/05/12 18:23:50 LiyxdKpr
ちっぱい
171:名無しさん@ピンキー
09/05/12 19:46:19 vuK3TLop
ジャンプの漫画と間違えやすいタイトルだな。
172:名無しさん@ピンキー
09/05/12 20:05:38 aMV4gP1y
依子のメガネぶっかけを希望する
美耶子の犬(名前忘れた)バター犬化を希望する
親父とともえの近親相姦を希望する
幸江の巨乳を活かしたパイズリを希望する
ソルとメリッサのラブロマンスは突然に18禁バージョンを希望しなくもない
173:名無しさん@ピンキー
09/05/12 20:06:30 aMV4gP1y
あげちまったごめん
174:名無しさん@ピンキー
09/05/12 23:15:49 5hqX3NM2
>>172
ケルブじゃなかったっけか?
175:名無しさん@ピンキー
09/05/13 02:39:40 06crtON0
そういえばトルコかどこかの料理でケルブサンドってあったな
176:名無しさん@ピンキー
09/05/13 21:07:53 Zqh8ufLo
ケルブ×美耶子×ケルブ
こうですか!?わかりません><
177:名無しさん@ピンキー
09/05/18 20:51:22 PkbrPoPh
>>176
ハァ?
178:名無しさん@ピンキー
09/05/18 23:11:08 xNCfZc1m
加奈江は非処女
179:名無しさん@ピンキー
09/05/19 00:26:00 GLp3sN4n
>>177
ハァ?
180:名無しさん@ピンキー
09/05/19 18:19:23 LLdxKenR
ハァハァ
181:名無しさん@ピンキー
09/05/20 19:57:25 DKf0kfsG
ごめん
ケルブサンドじゃなくてケバブサンドだった
ほんとごめん
素で間違えてた
182:名無しさん@ピンキー
09/05/22 12:21:54 5lD0SUJI
このゲーム遊んだことないんだけど、こんなにエロいのか?
183:名無しさん@ピンキー
09/05/22 12:36:41 /6zkybaS
>>182
1の主人公は初潮直後の聖処女と血の契りを結び文字通り無敵の男♂になる
2の主人公(?)は美少女に『待ってたの…私と一つになってくれる人を』
とか言われてホイホイついていき
そこには『私を見て…』胸をはだける美少女の姿が!
(まあ合体直前で別の女に邪魔されるが)
控えめに表現してもこんな感じだ
184:名無しさん@ピンキー
09/05/22 23:15:57 ptFH2Peb
>>182
俺は2未プレイだが、1だけでもこんなにエロい
>>183の聖処女の他にもナースや幼女、JC、メガネっこ女子大生、
アイドル、女教師などなど……どの層も大満足なゲームだ
「んっ……しょっと」「ひゃ……んっ」のようなエロボイスも聞ける
185:名無しさん@ピンキー
09/05/23 11:46:09 UpKwFSbu
しかも女教師なんて自己犠牲心のカタマリだしな
186:名無しさん@ピンキー
09/05/29 10:51:07 m2oNP6Mt
ほしゅ
187:名無しさん@ピンキー
09/06/04 19:17:54 Tc0ruCOF
こうしてNTは華麗にスルーされた
188:名無しさん@ピンキー
09/06/04 20:45:15 vksHn7Cx
NT(笑)
189:名無しさん@ピンキー
09/06/06 09:18:53 eFhaLgwq
NT
190:名無しさん@ピンキー
09/06/07 22:47:30 FI80eriR
NTはミヤコのちょっと大人びた美麗さとサイガ先生の微妙な良い人っぷりに萌えるゲームです
191:名無しさん@ピンキー
09/06/08 18:06:23 ilMaID7c
おっと幸江の乳を忘れてもらっちゃ困る
192:名無しさん@ピンキー
09/06/09 22:39:53 kGUkYv/D
二代目ロリコンもでたじゃまいか
193:名無しさん@ピンキー
09/06/17 19:10:07 quBXwdfe
>>154
遅レスだけど久々に来たらみやみや続きがあって嬉しかった。ありがとうありがとうー。
この作者さんの原作リスペクト精神は大好きだが、最終章のこの絶望感。まさにSIREN。
憎らしい!どうしてくれる!だがそれがSIREN。
トランクの黒と白の対比、絶望をイメージさせる黒が希望の象徴で、白を逆にしてるのも面白かった。
エロ薄めと思ったら犀賀×幸江の方でエロエロさせてたのな。GJGJ!
194:名無しさん@ピンキー
09/06/22 00:46:53 RFrO6gir
またみやみや読みたい
原作の範囲内だとこれ以上は難しいのだろうか
195:名無しさん@ピンキー
09/06/22 00:57:21 DQ62qav1
出来なくはない。
196:名無しさん@ピンキー
09/06/28 17:49:52 C9ZeMWYS
落ちるなー
197:名無しさん@ピンキー
09/07/09 23:52:40 s2gD7fmX
age
198:名無しさん@ピンキー
09/07/10 17:58:13 FmJf+gzG
屍人(闇人)沖田×市子ってありかな?
199:名無しさん@ピンキー
09/07/10 20:17:45 VlipSjua
>>198
ありじゃないかな。
市子はなんか苛めたくなる。怖いけど。藤田と市子ってのも好きだ。
200:名無しさん@ピンキー
09/07/11 14:48:32 PNw+mqdX
>>199
藤田と市子かあ、個人的に藤田から襲うってのは全然想像できないから市子から襲うっていう逆レイプものしか想像できん・・。
ちょっと沖田と市子で作品考えてみます。
201:名無しさん@ピンキー
09/07/12 01:38:47 phB697zb
>>200
良いねー
覚醒前の市子はほんとに可愛い。弱々しくてキャーキャー言ってるかんじがなんともいえん。楽しみにしてる!
202:名無しさん@ピンキー
09/07/12 12:07:46 JRjgkdQc
期待
203:黒い少女NT
09/07/12 19:27:17 Sm6kMYlt
美耶古がハワードとはぐれてしまい、一人で歩いているときのことだった・・。
「ねぇ・・どこ・・・。」
そのときだった・・・。
美耶古は「何か」に掴まれ、そのまま上空へと運ばれてしまった・・・。
「離せ!このぉ!」
必死で抵抗するがなかなか離れなかった・・。
「何か」の正体は羽根屍人だった・・・。
上空へ運ばれた美耶古のもとに、約六匹の羽根屍人が集まる。
そして二匹の羽根屍人に手足を完全に固定されてしまった。
(私・・死ぬの?)
死を覚悟した美耶古が受けた行為は、あまりに予想外の事だった。
「きゃっ!いや・・・、やめて!!」
甘い感覚が美耶古を襲った・・。
なんと羽根屍人の一匹が、黒いワンピースの上から美耶古の控えめな胸を揉みだしたのだ・・・。
「あ・・あふ・・やめて・・んっ・・!」
何度も何度も揉みしだき、先端の乳首をブラをつけていない服の上からつまむ・・・。
乳首をつままれると、よりいっそう強力な甘いしびれが美耶古に襲い掛かる・・・。
「や、やめろ!んはぁっ!あ、ああん・・・。」
するともう足を掴んでいた羽根屍人が美耶古の足を大きく開脚させた・・。
そしてもう一匹の羽根屍人が、美耶古の黒いスパッツを引き裂いた。
「やめろ!何をする気だ!」
そして、開脚した足の間に羽根屍人の顔がうずくまり、まだ毛の生えていない秘所を舐め上げた。
「んああぁぁぁっ・・・!!」
大きな快感の波が美耶古を襲う・・。
さらに残る羽根屍人も美耶古の体に群がり、美耶古の体をもてあそぶ・・・。
どうやら、下着だけを脱がし、服を脱がさないのが彼らの趣味のようだ・・。
ワンピースの間に手を入れ、乳首をこねくり回し、弄ぶ。
「いやっ・・はぁっ!ああああぁぁぁんっ!!」
同時にワンピースのスカートの脚の間から頭を入れ秘所を何度も舐められる・・。
「ああんっ、んんっ・・・・・んあぁぁぁ!!!」
上空で弄ばれているため、美耶古の愛液が雨のように滴り落ちる・・。
この行為が2時間以上も続き、美耶古は完全に自我を失っていた・・・。
飽きたのか、羽根屍人達はグッタリとした美耶古をどこかへ運んでいた・・。
─続く─
204:名無しさん@ピンキー
09/07/13 20:40:50 DFUPE/Vp
GJ
205:黒い少女NT
09/07/13 22:29:54 WhVaBhhv
美耶古が運ばれた先は蜘蛛屍人の巣だった・・・。
そこに一人落とされた美耶古は、力の入らない体を精一杯動かし、下着を着けていない状態で徘徊する。
「うっ・・、あいつら・・よくも・・・。きゃうっ!」
いきなり蜘蛛屍人に押し倒され、美耶古はつい子猫のような声を出してしまった・・。
「もっ、もしかしてこいつも・・・。」
美耶古の予感は的中した・・・。蜘蛛屍人は細い両腕で、美耶古の胸を服の上から揉む・・。
「くぅ・・、はぁん・あっ・・、んんんっ・!」
美耶古はあまりの快感に、ついいやらしい声を出してしまう・・。
蜘蛛屍人が何匹も美耶古の周りに集まる・・。
すると一体の蜘蛛屍人が美耶古の股間に顔を近づけ、69の体制をとった。
そして、ワンピースのスカートをめくりあげると、秘所にざらざらの唇を吸い付け、愛液を吸う・・。
「はぁぁぁっ!!んんっ!んあぁぁぁぁっ!!!」
チュゥゥといういやらしい音とともに、美耶古のあえぎ声が響き渡る。
それで興奮したのか、ほかの蜘蛛屍人達も、美耶古に近づいてきた。
そして、服の上から乳首を吸い上げられる。同時に秘所も吸われ、二重の快感が襲い掛かる・・。
「んあぁぁぁぁぁっ!あぁぁん・・・、いやぁっ・、んんんんっ!!」
何度も何度も、吸い上げられ、ついには達してしまう!!
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
服は一切破かれたり捨てられていないので、美耶古の外見は普段と変わりなかった。
しかし、息を乱し、明らかに意識が朦朧としているところだけが違っていた。
「はぁっ・・、はぁ・・・。」
達したのもつかの間、また蜘蛛屍人たちによる吸引が開始された。
「また・・あふっ・・、んぁぁぁぁぁ!!」
今度ばかりは、さっきと比べ物にならない快感が何度も襲い掛かる。
「んあぁぁ・・、あぁぁぁんっ!んんんんっ・・・・。」
どのくらい吸引されただろうか・・。
続く吸引に美耶古の意識が飛びそうになりかけた瞬間。
人のシルエットが美耶古の視界に入った・・。
─続く─
206:名無しさん@ピンキー
09/07/14 00:06:48 lY7CyfKg
保管庫のSS増えてる?
207:名無しさん@ピンキー
09/07/14 04:44:18 Q9TuFslT
保管庫に弟を切るダブルパロktkr!!!ヌゲー大作GJ!
>>205といい神の流れですね
208:黒い少女NT
09/07/15 20:17:43 O42Gjda7
頭脳屍人だった・・・。
意識が飛びそうになった美耶古は、そのおぞましい姿に完全に意識を取り戻した。
体は通常の人なのだが、頭部が違い、無数の百足のような触手が完全に頭部を支配していた。
「あ・・・ひぃ・・。」
快感を味わった後というのもあるのだが、それよりも恐怖で足が動かなかった。
すると、頭脳屍人は無数の触手を美耶古の服へともぐりこませた。
「いやっ!もう・・、いやぁぁ!!」
すると、百足のザラザラとした足が、美耶古の乳首や秘所の割れ目に触れるたびに甘い感覚が美耶古を襲う・・。
「んん・・・、はぁ・・・、んああぁ・・・。」
そして、服の中の触手は、美耶古の乳首を完全に包み込み、吸いあげた。
「んんんっ・・・!!んああぁぁ!!!」
蜘蛛屍人の時とは比べ物にならない快感が襲う・・。
どうやら頭脳屍人の触手には性感を上げる効果があるようだ。
さらに触手は、秘所の中に入らないまでも、割れ目をなぞるようにくすぐる・・。
比例するように、美耶古の体がのけぞる。
「んあぁぁっ・・!!んん・・・あぁぁぁんん!!」
この行為を何分も続けた後、割れ目から出てきた愛液を吸うように、触手は美耶古の肉芽を吸い取る。
頭脳屍人のなかには、女の精液を好んですする者もいるようだ。
「んああぁぁぁぁぁぁぁ!!んんん・・・・・!!」
美耶古は心の中では拒んでいた・・。しかし、心の本当の奥には、微量ながら求めている部分もあったのかもしれない・・。
しかし、プライドのたかい美耶古は屈したことを認めなかった。
しかし、その態度は頭脳屍人をさらに奮い立たせる・・・。
頭脳屍人はさらに服の中へもぐりこませる触手を増やす・・。
乳首を撫で、吸い、秘所をこすり、愛液を吸い取る・・・。
「あぁぁぁぁん・・・!!んん・・・んあぁ・・・!!」
結局頭脳屍人の行為は終わりを迎えなかった・・・。
美耶古はすでに抵抗を諦め、頭脳屍人に身をゆだねた・・・。
─終わり─
209:名無しさん@ピンキー
09/07/16 19:04:36 d2vcaU8v
>>208乙型
210:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:31:39 mx0JYpRe
宮田×美耶子の第三弾投下。
長くなりそうなので連載形式にします。
211:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:32:28 mx0JYpRe
暗闇の中に身を潜めていた。
濡れた土の匂いが濃厚に漂う闇の中。
息を殺し、のろのろと覚束ない足音が近付くのを、じっと待ち続けていた。
もう少しだ。もう少しこちらに来い。
吊り橋を渡り、粗末な線路を辿って、廃材に突き刺さった発煙筒を検めに行くがいい。
足音が石段の前を通り過ぎた。
このままやり過ごして、そっと吊り橋に向かっても構わない。
相手は銃を持っている。相手にするのは避けた方が賢明だろう。
―いや、待てよ……。
銃を持った相手に背中を向けるというのも、それはそれで危険な行動であるような気もする。
今は発煙筒の煙に気を取られているからいいが、急に気が変わって元の場所へ―
吊り橋の方へ戻って来ないという、保証もない訳だから。
きびすを返してあとに戻った。
相も変わらず覚束ない、酔漢のような足取りで進む奴の背後へ、静かに歩を進める。
真後ろに立った処でようやく奴は気がつき、間抜けな声と共に振り向こうとする。
だがもう遅い。
右手が振り上がる。
小さいけれど重みのある金属製のスパナが微かに煌めき―
奴の脳天めがけ、真っ直ぐに振り下ろされた―。
ベッドの端で、不安定な躰が傾いだ。
何が起こったのかも判らぬまま、彼は―宮田司郎は、全裸のままベッドから落ちた。
「うぅ……」
意味もなく呻いて、カーペットの床から起き上がる。
ばりばりと頭を掻いてベッドを見た。
美耶子はまだ眠っている。
つややかな黒髪に覆われた後ろ頭をこちらに向け、今の騒ぎに気づく様子もなく、
安らかな寝息を立てている。
宮田は大きく欠伸をし、枕元の携帯電話に手を伸ばして開いた。
携帯の画面は目覚ましを鳴らした時刻、AM7:00を表示したまま止まっている。
嫌な予感がして画面を元に戻すと、時刻はすでに8:00間近になっていた。
「いかん」
宮田は慌てて立ち上がり、洗面所へと向かった。
大急ぎで身支度をしてアパートを出ると、眩い朝の光が寝不足の躰に突き刺さった。
古ぼけた建物も、薄汚れた街路さえも煌めかせる夏の朝。
宮田は眼を眇め、鉄筋アパートの入口真横にある自転車置き場に向かい、
一番手前に置いてある黒い自転車のチェーンを外して跨った。
診療所まで、近道を通って自転車を飛ばせば五分とかからない。
宮田はいつも通っている大通り沿いの道ではなく、
狭く曲がりくねって通り辛い、歓楽街の裏道の方へと自転車を走らせた。
ピンクチラシが大量の護符のように壁に貼り付いているガード下をくぐり、
夜中に酔っ払いが残して行った吐瀉物や、学校へ向かう小学生の群れを避けてすり抜け、
風俗店が軒を連ねている細い路地に入り込んだ。
そのまま通り抜けようとした彼の視界の端に、煙草を燻らせてたむろしている、
数人の女の姿が入った。
「宮田先生やん」
女の一人が声をかけてきたので、宮田は自転車を止めた。
ソープランドの裏口。彼女らは、早朝ソープで働く嬢達だ。
「なあ先生、いつになったらうちの店来てくれるのん?」
「ほんまや。約束したやんなあ。サービスしたろ思てあたしらずっと待ってんねんで?」
212:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:33:15 mx0JYpRe
女達の台詞に、宮田はふん、と鼻を鳴らす。
「やなこった。
俺はなあ、お前らみたいなへちゃむくれ相手に落す金は、持ち合わせてねえんだよ」
「へちゃむくれやて」
「ひどいなあ」
宮田の言い草に女達は不満の声を漏らすが、
その言葉とは裏腹に、大して応えている様子もない。
「それよりお前らの方こそ、そろそろうちに来いよ。前の検診からもう三ヶ月近く経ってるぞ。
また面倒なのに土産持たせて騒ぎになっても知らないぞ」
宮田は真面目くさった顔つきで女達を見廻す。
通常、ソープランドでは月に一回、嬢達の性病の検査を行うきまりになっているものだが、
彼女らの働くソープはその義務を果たしていない。病院代をけちっているのだ。
宮田が勤務医として働いている診療所は、ここと場所も近いことから、
格安の料金で彼女達の自主的な診察を受け付けているが、
それでもやはりこの、「自主的」というのがネックになっていて、
こうして促さないとなかなか来ようとしないのが現状だ。
「おっと……こんな処で油売ってる場合じゃなかった。遅刻しそうなんだ……。
いいかお前ら、次の日曜だ。全員、午後一番で診療所に来い。
俺が休日出勤してまとめて診てやるから。いいな? 忘れんなよ」
女達を指さして言い、宮田は自転車のペダルを踏んだ。
生ごみと小便の臭いが入り混じった風を頬に受け、
朝の光に煤け、くたびれたしどけない素顔を晒した裏道を進んで、職場へと急いだ。
「犀賀診療所」は、歓楽街から僅かばかり外れにある雑居ビルの三階に居を構えていた。
エレベーターもついていないビルの狭い急な階段を、一段抜かしで駆け上がり、
宮田は、診療所の名前が入ったプレートつきドアを勢いよく開ける。
三階への階段途中から漂い始めていた薬品の臭いが、扉を開けた途端いっそう明瞭になった。
そして―。
「あら宮田先生、おはようございます」
入口ドアのすぐ手前、受付の札を出した机の奥で、看護婦の河辺幸江が、
くりっとした眼を上げ宮田に挨拶をした。
「おはよう幸江さん……犀賀先生は?」
「川崎さんの処に往診に出かけてるわ」
「そうか……助かった」
宮田はほっと胸を撫で下ろし、自分の席に向かうと、座り込んで大きなため息をついた。
犀賀診療所の所長である犀賀省悟医師は、厳格な性質の男で、特に遅刻にはうるさかった。
どちらかというと宮田はその逆で、一年前まで自身が院長を務めていた村の病院でも、
看護師達にさして厳しい態度を取りはしなかった。
二人ともかつて、山奥の僻地にある村でただ一つの病院を経営していた、
という共通項があるのに、そういった面では全く対照的である。
「途中で道草食ったせいで、大分遅れたからな。
危うくまたお小言を頂戴するところだったよ……ところで、川崎さんはどうしたんだい?」
「うんまあ、特に何かあったってわけじゃないんだけどね。今の処血圧も安定してるし……。
ただ、あのおじいちゃん例の調子だから、心配なんでしょう」
川崎家はこの診療所の創設以来、もう三十年近い患家であった。
だが、犀賀がじきじきに取り上げた二人の娘は、すでに嫁いで余所の土地へと移り、
その母親も、二年ほど前にくも膜下出血でこの世を去っている。
七十歳の川崎氏は独り団地に取り残され、やもめ暮らしの日々を送っていたが、
最近になって認知症の兆候が現れてきたので、犀賀は気にかけているらしかった。
「川崎のおじいちゃんも、奥さん亡くしてがっくりきちゃったのかしらねえ」
「嫁が居なくなると男は本当に脆いからなあ。
幸江さんも、躰は大事にしてくれよ? 犀賀先生がぼけたら俺一人じゃ面倒見きれん」
幸江は、目尻に愛らしく皺を寄せて笑う。
213:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:33:54 mx0JYpRe
五十路のベテラン看護婦である幸江は、犀賀の仕事上のパートナーであるばかりでなく、
実生活においても内縁の妻として犀賀を支えていた。
二人の付き合いはこの町に診療所を構える以前、
まだ、村の病院の若き院長と新米看護婦であった時代から続いていると聞いたけれど、
それほどの期間一緒にいながら、なぜ二人が正式な夫婦として籍を入れないのかは不明である。
犀賀も幸江もそこの処は詳しく語ろうとしなかったし、
宮田も無理に問い質すことはしなかった。
誰にだって事情はあるし、他人に言えない秘密だって何かしら抱えているものだ。
宮田は、自分と美耶子のことを考えていつも納得するのだ。
そしてこうも考える。
自分と美耶子が、なぜ二人してこの町に住むようになったのかを知ったとして。
犀賀と幸江は、それでも自分達を受け入れてくれるのだろうか―と。
その後、犀賀診療所では何事もなく時間が過ぎて行った。
宵っ張りなこの町の診療所は午前中割りあい暇で、
しかも訪れる患者は、いつも通院してくる常連がほとんどであったから、
宮田の仕事も、世間話ついでの問診をし、処方箋を書いて渡すぐらいしかなかった。
ただ、往診に出た犀賀はなかなか戻って来なかった。
幸江によれば、おそらく、川崎家以外の独居老人の家にも立ち寄っているのだろう、
ということだった。
元々は日雇い労働者達のドヤ街として発展したこの町も、
今や住民の高齢化が深刻化しているのは、御多分に漏れない。
彼らの大半は身寄りもないし、地域が共同体としての機構を失って久しい現在、
躰が弱って来院することもままならないような老人に対しては、
こちらの方から積極的に診ようとするする努力が必要だった。
そうはいっても、犀賀がこうして外に出て廻れるようになったのも、この一年ほどのこと。
宮田がこの診療所に勤めるようになってからのことだった。
「宮田先生が来てくれて、本当に助かってるわ」
患者が途絶えた後。書き仕事の手を止めて、幸江は宮田に言う。
「これまでは、往診受けるのも大変だったからねえ。
なにしろドクターが犀賀先生一人なんだもん。でも今は宮田先生が居てくれるから。
犀賀先生もすごく心強いし、安心できてると思うのよ……。
あの性分だから、そんな態度はおくびにも出さないけれどね」
宮田は小さく笑う。
犀賀が己の感情―とりわけ、人に対する情愛や感謝の念、
といった類のものを表に現すのが苦手な男であるのは、宮田も重々承知していた。
それに関しては自身も似たようなものなので気にしない。
気にしているのは、どちらかといえば幸江の方だろう。
「それにしても……もうすぐ十一時かあ。ちょっと遅過ぎるかもね。携帯にかけてみよっか」
幸江は電話の受話器を取り上げる。
それを見計らったように、入口のドアが開いた。
「ただいま……よう、ごくろうさん」
白衣姿の犀賀省悟が、幸江と宮田それぞれに声をかける。
診療所の所長である犀賀省悟は、今年で五十八歳になった。
長身で、この世代の男にしては手足が長く、
筋肉の引き締まった均整の取れた躰つきをしているため、見た目の印象はかなり若々しい。
214:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:34:33 mx0JYpRe
ただし、その頭髪の半分は筋を入れたような感じで白くなっていたし、
鬢の毛に至っては見事に真っ白く変じてはいたが。
でもそれは、端整な顔の額や口元に刻まれた皺と同様、彼の重ねてきた人生を物語っていて、
かえって好ましい医師としての威厳と説得力にも繋がっていた。
その犀賀が部屋に入るのを見ると、どうやら彼は、傍らに小柄な人物を伴っているようだ。
「さあ、こっちだよ」
犀賀にそう促され、大事に庇うように部屋に招き入れられたその人物を見て、
宮田は眼を見開いた。
「美耶子!」
現れたのは、宮田が共に暮らしている盲目の少女、美耶子であった。
「あらあ、美耶子ちゃん久しぶりねえ。元気だったあ?」
「こ、こんにちは……幸江さん」
たどたどしく幸江に挨拶をした後、美耶子は宮田の下へ歩いて行った。
「……お兄ちゃん」
美耶子は長い黒髪を後ろで一つに束ねていた。
ついこの間、スーパーマーケットで買い与えたばかりの黄色いキャミソールに、
下はぴったりしたデニムのバミューダパンツ。
膝丈より少し上のデニムの裾から、素晴しく長い色白な脚がすっと伸びていた。
「美耶子、お前なんだってここに」
「君ん家のアパートの前をうろうろしてたから、連れてきたんだ」
犀賀の言葉を聞き、宮田は美耶子にとがめるような目線を送る。
「美耶子、また勝手に部屋を出たのか?」
「だって、ケルブがまた窓から出ちゃったから……捕まえようとしてるうちに前の道まで、
つい」
宮田は眼を閉じ、首を横に振った。
宮田と美耶子の暮らしているアパートの部屋は、一階にある。
部屋を借りる際、全盲である美耶子が、宮田の留守に窓から落ちたりしないように、
と、配慮をして一階の部屋を選んだのだが、これがどうやら間違いの元だった。
通りに面した窓の柵が低いのをいいことに、美耶子がこうして勝手に部屋を出てしまい、
あげく自力では戻れなくなって、宮田が帰宅するまで外で待っている、
というような事態が度々起こっているのだ。
「住む場所が失敗だったわねえ」
幸江にもはっきり言われてしまった。
「そりゃあ、あそこら辺はこの町の中でも山の手の方だから、
昼ならそれほど危なくはないけどさ。
眼の見えない女の子を独りで置いとく場所としては、ちょっとねえ」
確かにその通りではある。
窓の外の路は、車両の入れない遊歩道であるから事故の心配こそないが、
盲目の美耶子が独りで表に出るということ自体、歓迎すべきものではない。
「もう留守中に窓を開けない、窓から出ないと約束しただろう?
暑ければ冷房を入れればいいんだから」
「それは判ってたけど……ケルブがベランダに出たがって……。
ちょっとだけ開けたの。そしたら通りまで行っちゃって」
「ケルブは腹が減ったら戻って来る。猫なんてそんなもんだ。放っておけばよかったんだよ。
それをお前は……」
「まあ、それぐらいにしておけ宮田君。
幸江の言うように、あんなアパートに妹さんを閉じ込めている君にも問題はあるんだ」
犀賀が美耶子に助け舟を出す。美耶子は、ここぞとばかりうんうんと頷いた。
「犀賀先生、こいつを甘やかさないで下さいよ。ガキだからすぐ調子に乗るんです」
「ガキじゃないもん。ちゃんと生理だってあるんだから」
215:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:35:02 mx0JYpRe
美耶子の言い様に、犀賀は声を上げて笑った。
「……生理といえば美耶子ちゃん、もしかして今そうなのかい?
少々顔色が冴えないようだけど」
「ううん。今は来てない、です」
「そうか……ご飯はちゃんと食べてるの?」
「ちゃんと食わせてますよ。俺と同じものを」
宮田が口を挟むと、犀賀は眉をひそめた。
「君と同じものを? それはつまり、碌なものを食っとらんということじゃないか。
それじゃ栄養が偏って顔色が悪くなるのも道理だ」
まだ成長期なのに、と付け加えて犀賀はため息をつく。
「美耶子の健康が心配だったら給料上げて下さいよ。
そしたらうちの食糧事情も向上して……」
と言いかけた宮田を、犀賀は睨みつけて黙らせる。その時、美耶子のお腹が鳴った。
「今日、まだ何も食べてなかったから……」
気恥ずかしそうに言い訳をして美耶子は俯く。
食事の話を聞いて、空いた腹が反応してしまったのだろう。犀賀は肩を竦めた。
「しょうがないな。美耶子ちゃんが貧血でもおこしたら事だ。ちょっと早いが昼飯にしよう。
そうだな……栄養をつけるために鰻でも取るか。幸江、電話してくれ。四人前な」
「それって先生の奢りですか?」
宮田が問うと、犀賀は黙って頷く。宮田は満面の笑みを浮かべた。
「やった得した。おい美耶子、お前これから毎日ここに来い」
「この野郎」
半ば本気で、犀賀は宮田の頭をはたいた。
一日の診療が終わり、宮田は美耶子を連れて帰宅の途に就いた。
美耶子を後ろに乗せた自転車で、夕暮れの町をゆっくりと走り抜ける。
結局、この日美耶子はずっと診療所に居続けた。
暇を見てアパートに連れ帰るつもりでいたのだが、思いのほか午後の患者が多く、
タイミングを逃してしまったのだ。
「ごめんね美耶子ちゃん。退屈でしょう?」
受付の横でちょこんと座っている美耶子に、幸江もすまなそうに呼びかけたが、
美耶子は微笑んでかぶりを振っていた。
確かに美耶子は、“心の眼”を使い、患者を診ている宮田を“視”ていただろうから、
さほど退屈はしていなかったはずだ。
「晩飯どうする?」
背中にぴったり張りつく美耶子に、宮田は訊いた。
「うーん……お昼たくさん食べたから、夜はあっさりしたのがいいよ」
「じゃあ、まだ素麺が残ってたから、あれを湯掻こうか」
「うん」
夕日のオレンジに染まった路は、少しずつ翳って夜を迎える準備に取りかかっている。
灼熱の昼間から開放される安堵に、町全体がぐったりと和やかな表情を見せる。
そんなひととき。
アパートに辿り着くと、窓の柵の上に灰色の老猫が座って待っていた。
「ケルブ!」
自転車を飛び降り美耶子は駆け寄る。
猫の方も、すとんと柵から降り立ち、尻尾を立てて女主人のふくらはぎにすり寄った。
「ケルブもご飯にしないとね」
結構な大きさの、ふてぶてしい面構えをした猫を抱きかかえて美耶子は言う。
216:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:35:33 mx0JYpRe
老猫ケルブは、このアパートに住み始めたその日に美耶子が拾った。
美耶子は、他者の視界を己のものとして捉える特殊能力・幻視を使って、
ものを見ることが出来るが、宮田が仕事に出かけている間は、
近くに視界を持つ者が居なくなるので、それもできなくなってしまう。
「この子を新しいケルブにしたいの、いいでしょ?」
美耶子の懇願に、宮田は頷くしかなかった。
村に居た頃、美耶子はケルブという白い大型犬を、盲導犬代わりにつき従えていた。
いつも孤独な美耶子だったけれど、ケルブと居ることで僅かな慰めを得ることができたのだ。
彼女を闇と孤独から守るため。動物を宛がうことは、ある意味必要不可欠であるともいえた。
コンクリ造りの建物内の廊下を一番奥まで進んで、突き当たりのドアに向かう。
104号室。ここが宮田と美耶子の現在の住まいだ。
青く塗られた鉄扉を開けると、靴箱の上に置かれた鉢植えのポトスが、
瑞々しい葉を広げて出迎えた。
アパート内には他にも、至る処にこういった観葉植物や花などの鉢が置かれている。
全ての部屋―それこそ、トイレや浴室も含めて置いていない場所はない。
ケルブと共に、宮田不在の間、美耶子の孤独を癒す役目を果たしているのが、
この植物達なのだ。
美耶子は毎日、甲斐甲斐しく草花の手入れをしていた。
緑や花を楽しめる視力を持っている訳でもないのに―。
それでも美耶子はケルブ同様、植物達にも愛情を注いだ。
部屋に戻ると、宮田はすぐにキッチンで鍋を火にかけ、夕飯の仕度を始めた。
美耶子はその横で、ケルブに与える缶詰を、慣れた手つきで開けている。
四畳半のダイニングキッチン。
その向こう側は六畳の居間、さらに、同じく六畳の寝室へと続いている。
単身者、及び小家族向けと思われるこのアパートは、大きな田舎の家で育った二人には、
少々手狭な印象があった。
宮田の方はまだしも、美耶子は村から一歩も出たことが無かったので、
新しい住まいの予想外な慎ましさに、当初は驚きを隠せない様子であった。
けれどそれは、本当に最初のうちだけだった。
好奇心旺盛な少女は、この小さな部屋にすぐさま順応し、快適に生活するようになっていた。
なにより、部屋が狭ければ、いつでも宮田の存在を間近に感じられる。
美耶子に取ってそれは、この上なく嬉しい、かけがえのない悦びだったのだ。
「ねえお兄ちゃん」
二人がけのダイニングテーブルで、向かい合っての夕餉の席。
見えない眼をものともせず、器用に箸を使いながら、美耶子は言った。
「犀賀先生って、優しい人だね。最初に逢った時は、もっと怖い人かと思ってたけど」
「ああ……」
「ケルブが居ないの、って言ったら、犀賀先生一緒に捜してくれたんだよ。
診療所に行く時は、ずっと手を繋いでてくれた。
途中で色んな人が先生に挨拶したけど、みんな、先生が好きみたいだった」
犀賀省悟は、そういう男だ。
愛想笑いをするような性格ではないので、初診の患者―特に小さな子供なんかには、
威圧感を与えて萎縮させてしまうのだが、辛抱強く付き合いを続けると、
その、思いやりに満ちた温かい心に気づかされることになるのだ。
急患の知らせがあれば、夜中だろうが明け方だろうがすぐさま飛んで診に行くし、
料金の支払いに苦慮する患者の相談にも乗る。
常に患者の立場に立ってものを見るその目線は、まさに「医は仁術」の手本そのものだ。
宮田は、そういった犀賀の医師としての姿勢に強く惹かれ、感銘を受けていた。
治安の悪い掃き溜めのようなこの町で、三十年近くもの間、
理想を見失わず、地道な町医者稼業を続けてきた犀賀は医者として、そして人間としても、
尊敬に値する人物だと思った。
だからこそ宮田は、犀賀の診療所で、犀賀の下で働くことを決意したのだ。
217:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:36:02 mx0JYpRe
もっと条件のいい金になる仕事も、探せば見つけられたことだろう。
しかし宮田は、そのような安易な道を選択しなかった。
誰のためでもない、自分自身のために。
病に苦しむ人々を救う医者として生きていきたい。
それは、暗黒の村の深淵を担うよう運命付けられていた彼が、
けっして叶えられないと諦めていた、長年の夢だった。
「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ」
素麺と、ゆうべの残りの惣菜での簡単な夕食の後。
居間のソファーで、発泡酒の缶を片手にテレビのナイター中継を見ている宮田に、
美耶子は声をかけた。
「まあちょっと待て。今、赤星が出塁したとこだから」
「駄目。お風呂いくの」
美耶子は宮田の腕を引っ張り、半強制的に浴室へといざなう。
美耶子は風呂好きな少女だ。
綺麗好きとだからいうより、どうやら風呂で躰を洗ってもらうことが好きらしい。
「要するに、甘えん坊なんだ」
以前宮田は、揶揄するように言ったことがある。
しかしそれは、必ずしも正しいとはいえない見解である。
なぜなら美耶子は入浴の際いつも、単に甘える以上のことを宮田に望んでいるからだ。
極々ささやかな、洗面所を兼ねた脱衣場で服を脱いで浴室に入る。
中ではすでに全裸の美耶子が、床に敷いたマットに座り、宮田が来るのを待っていた。
狭い浴室からはみ出しそうになっている脚を微妙に折り曲げ、後ろに両腕をついて、
ぼんやりとした瞳で宮田を見上げている。
宮田は、美耶子の肢体に暫し感嘆の眼を向けた。
美耶子と暮らすようになってから約一年。
初めて美耶子の裸を見た時から数えたら、もう少し経っているだろうか?
とにかく。その頃の美耶子はまだ、幼い貧弱な少女であった。
手脚がすっきりと長く伸びているのは今とあまり変わらないが、
それはあまりにもか細く頼りなく、風が吹いただけでも手折れてしまいそうなほど、
儚い印象のものであった。
乳房の膨らみも硬くて未熟な蕾そのものだったし、瑞々しい大陰唇の膨らみの狭間、
陰裂をそっと包み隠していた恥毛だって、しょぼしょぼと量が少なく、
その部分を守るにせよ誇示させるにせよ、中途半端で役立たずの代物でしかなかった。
けれど今の美耶子は違った。
あの頃と比べると明らかに成熟し、脂が乗って女としての美しさに磨きがかかっていた。
膝から下が見事に長い脚線への微妙な肉付きは、単なる美しさ以上の妖しい色香を付け加え、
その上に連なる胴体の魅力を、よりいっそう引き立てている。
豊かに広がった腰の線。胴の真ん中は絞られたようにくびれ、
近頃ことさらに目立ち出した乳房の丸みを乗せて、少々不自然に見えるほどの、
妙なる曲線を描き出していた。
宮田は浴室の壁に身を擦り付けるようにしてしゃがむと、
美耶子の白い首筋から乳房に手を滑らせ、淡い処女の色味を残して息づく乳頭に、そっと触れた。
「先に頭を洗って」
「……判ってる」
そう答えながらも、宮田の指先は美耶子の乳頭を離れることはない。
そしてその視線は美耶子の女の源泉、つややかに生え揃った逆三角形の恥毛の中身へと、
じっと注がれていた。
218:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:36:51 mx0JYpRe
黒く輝く若草の中。
ぷくぷくっと二つに割れて合わさった陰部の肉からは、
かつての張り切って指先を弾き返すほどの新鮮さは失われていたが、
代わりに、淫らがましいほどの柔らかさで指先に吸い付くようになっていた。
「お兄ちゃんやだ……まだ、洗ってないのに」
気づくと宮田は、美耶子の膨らんだ割れ目に手を伸ばして大陰唇を軽く突付き、
微かにはみ出た薄紅色の小陰唇を、くすぐるように撫で始めていた。
美耶子は逃げるように腰をよじった。
真っ直ぐに伸びていた腿が、少しだけ開く。
汗の匂いに混じった美耶子そのものの匂いが漂い、宮田の肉体を強制的に昂ぶらせる。
「お兄ちゃん、先に洗ってってば」
「後でやる」
宮田は、美耶子の躰の上に身を重ねた。
家族風呂と呼ぶには手狭過ぎるこの浴室は、性行為の場所として、
あまり使い勝手のいいものではなかった。
ちょっと股を開いただけでも、躰のあちこちが壁やら浴槽やらにぶつかってしまうし、
そもそも手足を伸ばして寝そべることができるほどの奥行きもないので、
小さく縮込まっての窮屈な作業になってしまう。
「美耶子、立って壁に手を着け」
愛撫もままならない状態に焦れた宮田は、美耶子を立ち上がらせ、
後ろ向きに尻を突き出させた。
白くて形の良い尻の谷間を割り、奥の女陰を指で押し広げると、
そこはすでに、滴るほどに濡れて熱を持っている。
宮田は柔らかく解けた陰唇の内部粘膜をくちゅくちゅ鳴らしながら、揉んだり摩ったりした。
もう一方の手は乳房に廻し、ふっくらと突き出た乳房の肉を探って、
頂点の乳首を指先に挟んで押し潰す。
美耶子は甘い声を漏らした。
快楽を教え込まれた若い躰は、こんな悪戯だけでも他愛なく舞い上がり、
頂点を極めてしまいそうになるのだ。
「なあ美耶子。
犀賀先生や幸江さんは、俺達がこんなことやっているのを知ったら、何て言うのかな?」
「ううっ、やぁ……し、知らないよぉ……」
「二人とも、お前のことはまだほんの子供だとばかり思いこんでるからなあ。
こんな、すぐに性器を濡らして、オルガスムスに達してしまうような女だなんて知らないんだ。
毎日最低、三回は絶頂を迎えている躰だなんてこと……」
「それは……お兄ちゃんが、そうさせるから」
「でも、実際に性器を痙攣させているのは、お前だ」
宮田は美耶子の片脚を背後からすくい上げ、
煮えたぎって切なくひくついている穴に、ぐっさりと陰茎を挿し込んだ。
「うあぁあっ……いやっ、いや……こんな格好」
卑猥過ぎる恥ずかしい姿勢を強いられた美耶子は、いやいやと首を振って拒絶を示す。
だが宮田は美耶子のそんな、うわべばかりの恥じらいの仕草にまるで頓着することはなく、
ぐっと奥まで腰を押し進め、幼い女性器が受け入れられる限界の位置まで、
陰茎を到達させるのだった。
宮田と美耶子は、世間的には兄妹の触れ込みで生活している。
無論、二人は血縁同士でも何でもないし、戸籍上の関連だって何もない。
それ以前に、美耶子は戸籍そのものさえ持ち合わせていなかったが……。
それでもとにかく。
職場や近隣の人々に対して妹だと紹介し、あまつさえ、自分を兄と呼ばせている少女の膣に、
こうやって陰茎を突き立てることは、ある種の背徳的な罪悪感を伴う行為であった。
219:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:40:21 26ZyhmhP
だからこそ、その快楽も強くて凄まじい。
しこしこと締まりながらも夥しくぬめり、繊細な襞で絡みついてくる美耶子の膣の中、
宮田はいつも込み上げるような劣情を覚え、自分でも不可解なほどの勢いでもって、
亀頭を震わせ、盛大な射精をしてしまうのだ。
「あはぁ、お、お兄ちゃん……お腹、熱い、あぁ、あぁ……うああああっ」
片脚を小便する犬のように上げられ、思い切り大きく広がった美耶子の膣口が、
白濁した粘液を降り零しながらどくん、どくんと収縮する。
膣の奥底から湧き起こった波状の蠕動は、宮田の陰茎を最後の一しずくまで、
搾り取る動きをしていた。
嵌まった陰茎の射精につられて、呆気なく頂点を極めた美耶子の性器を、
宮田は慈しむように優しく撫でる。
ついでに、粘液に浸った硬い陰核をもつるりと撫で上げ、指の先でころころと玩んだ。
「んんっ! あは……あぁ、ああ、あぁああー……」
一番の急所である陰核を弄られた美耶子は、収まりかけていた絶頂のわななきが引き戻されて、
最後のあがきのように弱々しい痙攣を、再び繰り返してしまうのだった。
「はあっ……はあ、はあ、はあ……」
永い永いオルガスムス地獄からようやく開放された美耶子は、
崩れ落ちるように床のマットに座り込んだ。
終わりかけた絶頂の波を、快楽の釦を弄くることによって蘇らせ、引き伸ばす、
という淫らな責め苦を、短時間のうちに何度も繰り返されて、
精も根も尽き果ててしまった様子である。
そんな美耶子の姿を横目に見ながら、宮田はシャワーのコックを捻り、
噴き出した熱い湯で床に散った二人の体液を洗い流した。
「美耶子、顔を仰向けにしろ。頭洗ってやるから」
熱情から醒めた宮田は、美耶子の入浴を介助するという、本来の役割に立ち返る。
手の平でシャンプーを泡立て、美耶子の頭皮をマッサージし始めた。
美耶子は全盲ではあったけれど、生まれ持った幻視能力と長年の勘により、
その日常生活において、健常者と比べてもほとんど遜色のないくらい、自由に行動できている。
しかし入浴に関しては、やはり独りだと難しいものがあった。
少し訓練すれば、これも通常に行えるようになるのかもしれない。
だが宮田は、その訓練をしようとは考えていなかった。
自分が美耶子を洗ってやれば済むことだし、なにより、それが楽しかったからだ。
「痒い処ありませんか?」
「うふ……大丈夫でーす」
美耶子の長い髪の毛を洗うのは、結構な重労働だ。
面倒くさいので、短く切ってしまおうかと考えたこともあったが、すんでの処で思い留まった。
この美しい黒髪を切ってしまうのは、やはりもったいない。
この、絹のように手触りのよい黒髪も、美耶子の強い魅力の一部なのである。
奪ってしまうことはできなかった。
そして洗髪が終われば、次は当然躰の方だ。
美耶子の躰を洗うのに、宮田はタオルやスポンジの類を使わなかった。全部手で洗う。
美耶子の肌が弱いから―というのをその理由にしていたが、もちろんそれは建前だった。
「お兄ちゃん、背中もっと強く」
肉の薄い背中を手の平で摩ると、心地好さげなため息と共に美耶子は言う。
「なんか最近、凝るんだよね。歳かなあ?」
「馬鹿、子供の癖に何言ってんだ。ただの運動不足だよ。家でじっとしてるからだ」
「でもそれは、しょうがないじゃない。勝手に表に出たら駄目なんでしょう?」
「家に居たって運動はできる。腕立て伏せとか腹筋とか」
「……つまんないからやりたくない」
220:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:41:14 26ZyhmhP
宮田の手は、背中から腰のくびれを辿り、前に廻って乳房をくるくると撫で廻した。
美耶子は嬌声を上げて宮田の手を押さえる。
「あはは……やだあ、おっぱいそんな風にしないで」
「感じてる場合か。こっちは真面目に洗ってやってんだ」
そんなことを言うわりには、宮田の手は少々執拗過ぎる動作で、
ねちっこく乳房の上を這い廻っている。
手の平に埋まる乳房の重みが、また少し増しているように思えた。
その感触も、以前の痛々しいまでの硬さがなくなり、ふわんと柔らかく、
かつ、熟してみっしりと実の詰まった感触に変わっていた。
宮田はその、旨そうに熟れ始めた乳房を、手の中でぷるんぷるんと揺すった。
「ああ、駄目だってばぁ……おっぱいが張ってるの。生理、近いから……」
そういえば美耶子は、大体いつも月末頃に生理を迎えていた。
前の時から計算するに、おそらくは明日か明後日ぐらいには来るのだろう。
昼間、美耶子の顔色が冴えなかったのも、きっとそのせいだ。
犀賀医師の見立てに、間違いはなかったということか。
宮田は、通常よりも敏感さを増しているであろう美耶子の乳房を、労わるようにそっと撫ぜ、
硬く尖った乳首を泡の中でくすぐった。
美耶子は大きく息を吐くと、宮田の胸に背中をもたせかける。
泡にまみれた躰が、宮田の胸元をぬめぬめと刺激した。
「ほら、そんなにくっつくな。まだ洗い終わってないんだから」
「お兄ちゃん、またしたくなっちゃう?」
美耶子はくるりと振り返り、首を伸ばして宮田の唇に口づけた。
宮田は美耶子の頬に手を添え、紅い唇を強く吸った。
熱した舌を絡み合わせながら手を下腹部にやると、美耶子の陰部は火照りを取り戻していて、
石鹸の泡とは違うものでぬらついている。
もう一度姦してやろうか……。
一瞬そうも考えたが、それはやめておくことにした。
ここで二回も射精しては、この後がきつくなる。
そのまま美耶子の全身を洗い上げ、濡れた女陰はシャワーで慰めてやった。
M字に股を開かせて、陰核を中心に勢いのある温水を浴びせてやるのである。
この強い刺激は、美耶子お気に入りの、長年慣れ親しんだ淫戯である。
そしてそれは、宮田のお気に入りでもあった。
その熾烈さに耐えかねて、美耶子は達する瞬間、いつもとっさに陰部を手で押さえようとする。
それを無理やり押さえつけ、限度を越えた快楽のどん底に叩き込んでやるのが、
宮田には爽快なのであった。
そうして、全身くまなく洗い上げた美耶子を湯船に浸からせている間に、
宮田自身は極々短い時間で自分の躰を洗ってしまう。
その後、美耶子と入れ替わりに申し訳程度湯船に浸かれば、入浴の工程は全て完了である。
―いや、まだあった。美耶子の躰をバスタオルで拭い、髪を乾かさなくてはならない。
美耶子の長い髪の毛は、完全に乾かすのには大変な手間ひまと時間を要した。
ドライヤーを用いても、二、三十分はかかるのだ。
宮田はその間、自分の髪を乾かすどころか、服さえまともに身に着けない。
美耶子と暮らすようになってからというもの、宮田の生活は何事につけても、
美耶子を中心として動いていた。
まるで、独りで子育てをしている母親のようだ。
美耶子の世話をしている時、いつも自嘲気味に宮田は思う。
しかし、虚しさや煩わしさといったものは別段感じなかった。
これほどまでに若く美しい娘を独占する以上、これぐらいの苦労は当然のことと心得ていた。
こんな苦労なら悪くない。むしろ、悦びですらあった。
221:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:42:00 26ZyhmhP
「お兄ちゃん、疲れた?」
居間のソファーで、飲み残しの発泡酒を喉に流し込む宮田に寄り添い、美耶子が言う。
宮田は黙って美耶子の肩を抱いた。
ソファーの足元では猫のケルブが長く寝そべり、ごろごろと喉を鳴らしている。
平和な時間だった。
村に居た頃とは大違いの安らかな幸福。あの村で過ごした、苦渋に満ちた半生が嘘のような。
シャンプーの甘い香りを漂わせた美耶子を見下ろす。
美しい横顔。見ているうちに、ふっと現実味が喪失してめまいを起こしそうになる。
この美少女と共に暮らしているのだという事実が、にわかに信じがたくなる。
美耶子の顔が、宮田を見上げた。
盲いた瞳に見つめられ、宮田はなぜか気恥ずかしさを覚える。
「どうしたの、お兄ちゃん?」
宮田の変化を気配で察知したのか、美耶子が不思議そうに尋ねた。
宮田はそれを誤魔化そうとして美耶子の髪を撫ぜ、こう言った。
「久しぶりに―踏んでくれないか」
宮田と美耶子は、寝室へと場所を移した。
寝室、とは言ってもそこは、居間とアコーディオンカーテンで仕切られているだけの、
ベッドと衣類箪笥しかない簡素な部屋である。
本来ならば、寝室と居間の間は引き戸で仕切られていたものと思われるが、
今その引き戸はなく、代わりにアコーディオンカーテンがかけられていた。
多分、前の住人が勝手に付けて行ったのだろうが、別に不都合はない。
これだと閉めていてもケルブが入って来やすいというので、美耶子も歓迎していた。
セミダブルのベッドの上で、宮田はうつ伏せに寝そべっている。
天井の蛍光灯は豆球だけしかついておらず、室内はぼんやりと薄暗い。
そして、Tシャツ一枚の彼の背中の上には、これもまたTシャツだけを身に着けた、
美耶子が立っていた。
「転ぶなよ美耶子」
「大丈夫だよ……ここら辺?」
壁に手を添え、ゆっくりと足踏みしながら、美耶子は問う。
いつも身の廻りの世話をしてくれる宮田に対し、美耶子はお返しとして、
時々こうやってマッサージのサービスをするのだ。
宮田が美耶子の世話を厭わないように、
美耶子に取ってもまた、宮田に対するこうした奉仕は好ましいもののようだった。
愛人への情というよりそれは、父親に甘える娘の気持ちに近いのかもしれない。
「ああ、もう少し上……肩甲骨の間ぐらい……そうそう」
細身の美耶子は、全体重をかけても重過ぎないので、こうしたマッサージにはうってつけだ。
「楽になったよ……最後に肩を踏んで終わりでいい」
美耶子は宮田の横に降りて、右、左と順番に片足で押した。
「……はい、ありがとう」
安らかなため息をついて礼を言う宮田の背中に、美耶子は頭を乗せる。頬擦りをするように。
背中から肩に。するりと滑って、耳元で囁いた。
「ねえ……他の処も踏んで欲しくない?」
美耶子の手が、Tシャツの中に潜り込んで宮田の躰をまさぐっていた。
その手は、やがてトランクスの中へと進む。
指先が鞭のようにしなやかな陰茎を捕らえ、確かめるような動きで扱き始めた。
「力が弱い。やるんならもう少し強くしてくれ」
「やって下さい、でしょ?」
美耶子は宮田の躰を横から押した。仰向けになるよう促しているのだ。
宮田は美耶子の望みどおりの姿勢を取る。
そしてTシャツを、トランクスを脱ぎ去った。
早くも勃起をして赤味の増した陰茎が、大きく揺れて天井を向いた。
222:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:42:38 26ZyhmhP
「やって下さい女王様。これも、足で踏み躙ってくれ……」
笑い混じりにそう言うと、美耶子も微笑んだ。
彼女はヘッドボードの棚から、雛菊の鉢に隠れたローションボトルを、手探りで取り上げる。
そして、その口を宮田の下腹部に向け、透明なジェル状の液体をとろとろと垂らしてから、
立ち上がってTシャツとパンティーを脱いだ。
赤味がかった弱い照明の下、均整の取れた素晴しい裸身が夢のように現れ、静かに躍動する。
美耶子はその真白き足を上げ、天井を衝く宮田の陰茎を、足の裏で腹の方に倒した。
芯の通ったように硬い、聞かぬ気の陰茎は、ローションにぬめって微かに脈動している。
以前、未だ美耶子が性交に慣れていなかった頃には、
苦痛を和らげる潤滑剤として活躍していたローションだったが、
もう美耶子の膣が陰茎の出し挿れにすっかり慣れ親しんだ現在でも、
こんな役割を果たすため、ベッドの枕元にいつでも常備されていた。
美耶子は足の指を開き―首を絞めるようにカリ首を挟み込んで、締め上げた。
その快感に耐え、宮田は硬く眼を閉ざした。
「うう……」
宮田が小さく喘ぐ声を聞くと、美耶子は満足そうに口の端を上げ、足の動きを激しくしてゆく。
足の指が、濡れて光る亀頭の膨らみをきゅっと挟み、まるで手の指のような器用さで、
扱いたり、ずりずり摩擦をしたりと立ち働く。
角ばった踵は根元の強張りを絶妙な力で揉みほぐし、
足の裏のぐねぐねとした肉は、反り返った裏側を追い詰めるようにぎゅうと圧迫した。
「お兄ちゃんは、ここが好きだよね?」
親指の腹で亀頭裏側の窪みをべたりと触れて、美耶子は言う。
張りつめた筋をくすぐり、細かく震わせながら、
残りの指でくびれ目上部の張り出した部分を刺激した。
変幻自在の指の蠢きと、強く激しい足の裏の摩擦に耐えかねて、
鈴口の裂け目からはぬるい液体が漏れ出し、ローションと入り混じって、
ねちゃねちゃとぬめり流れる。
亀頭自体も真っ赤に膨張し、血管の絡む太い幹は金属のように硬く、
睾丸は、せり上がって今しも精液を押し出したがっているようだ。
「もう出したい?」
少女の足に玩弄される快楽に耐えている宮田に、美耶子は訊いた。
足の動きにつれベッドも揺れて、美耶子の声を震わせている。
裸の乳房も。てっぺんの乳首も。
宮田は閉ざしていた瞼を上げ、妖しく揺れる美耶子の肉体を見た。
あともう少し。このまま強く擦り上げて貰えば、陰茎の快感は限度を超え、
広がった尿道口から止め処なく溢れ出ることだろう。
噴き上がった精液は美耶子の白い足を、よりいっそう白い色に染め上げ、
どろどろに穢してしまうに違いない。
けれどそれでは物足りない。
宮田は手を伸ばし、蒼い静脈が透けて見える美耶子の足の甲に触れた。
「美耶子……足はもういいから、跨ってくれ」
美耶子は小首を傾げる。
こんな場合に宮田が跨れと言ったら、それは美耶子が上になって陰茎を膣に嵌めろ、
という意味だというのは判っていた。
なのに美耶子は、わざと空とぼけて見せるのだ。
「どうしようかなあ……だって私、最近お兄ちゃんの出す処見てないもん。
それに、もうお風呂場で一度されちゃったからなあ」
美耶子は足の裏で宮田の陰茎を責め立てることをやめぬどころか、かえって意地悪く、
射精に至る淫擦を続けようとするのであった。
悪戯好きの残酷な妖魔と成り果てた美耶子。彼女を見上げる宮田の眼が光った。
223:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:43:15 26ZyhmhP
「きゃっ!?」
ベッドの上でにわかに風が起こり、美耶子の足元を不安定にさらった。
上下の感覚が消え去り―
気がつくと美耶子は、宮田と躰を入れ違え、
仰向けになってベッドに横たわっているのであった。
絹のような黒髪が、ベッドいっぱいに広がってつやつやと輝く。
「跨ってくれないんだったら、こっちが跨ってやるまでだ」
美耶子の上に覆い被さる宮田の影。
黒い褥の上で。二人の意識は、美耶子のなまめかしく紅潮した表情だけを捉えていた。
しかしそれも、美耶子の半開きの唇に宮田の唇が重なったことで暗転し、
何も見えなくなってしまう。
強い力で舌を吸い上げられ。逆に、口の中を舌で掻き廻され。
粘膜の触れ合い、吐息同士の交わり合いは、美耶子の意識を桃色に溶解させる。
ねばねばする足の裏をシーツで拭くように滑らせれば、
開いた腿の間で宮田の巧みな指先が躍って、ぞわりと物狂おしい快味を伝える。
美耶子のそこは、触れられればほとんど自動的に濡れて開く。
それはもう、条件反射といっていいほどのものだった。
「もうこんなに……風呂であれだけいかせてやったってのに。全く……とんだ淫乱症だな。
このお姫様は」
「んん……あはぁ、ぜ、全部、お兄ちゃんのせいだもん」
唾液が糸引く唇を離し、美耶子が反発の声を上げる。
しかしそんなものは、濡れた膣口を丹念に揉まれ、指先に絡んだ淫液を、
包皮を弾き飛ばし、ぴょっこり顔を出した陰核に塗りつけられる心地よさの前には、跡形もない。
美耶子はそこに、早く亀頭の丸みを押し込んで貰いたい気持ちでいっぱいになり、
自ら大きく股を広げて、宮田の攻勢を待ち侘びるのだった。
頃合よしと見た宮田は、腰をおっ立てると淫欲に疼いてむず痒い陰茎を捧げ持ち、
喘ぐように入口をぱくつかせている陰門に、ぐずりぐずりと埋没させた。
「あはぁああ……」
美耶子は悦びの声を漏らし、腰を突き上げて膣に這い込む陰茎を迎え入れた。
一年前まで全くの生娘だった美耶子だったが、
ほぼ毎晩欠かすことなく宮田によって続けられた性交の賜物で、
今では全く苦痛を訴えることはなくなった。
膣粘膜の濡れ方は夥しく、膣壁の筋肉もよく発達しており、その部分に関しては、
もうすっかり一人前と言っていい。
ただ、ぽってりと腫れぼったい膣孔の狭さは、やはりまだ幼い少女のものだし、
特に、かあっと熱を持った奥の方は、幼いだけにさすがに未熟で、
大人の女のように、そこで骨も砕けるようなオルガスムスを感じて狂乱し、意識さえも失う、
という塩梅にはならなかった。
でも、そんなことはたいした問題でもないだろう。
時間が経てば躰は成熟するものだ。性的な感覚も。
現に初交の時から一年が過ぎた今、美耶子は見違えるほどに美しくなり、
その躰が快楽を受ける割合も、いっそう深くなっているではないか。
それに、この先さらに美耶子の躰を開発する余地があるというのは、幸福なことだ。
細い腕を背中に廻し、しがみついて夢中になっている美耶子を抱き、
未知なる快楽に想いを馳せて、宮田はほくそ笑むのだ。
そうだ。
これからますます美耶子が、そして自分自身が、性の悦びを享受し得るようにするために。
美耶子にはもっともっと様々なことを―様々な性交のやり方を、教えてやらねばならない。
224:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:43:48 26ZyhmhP
宮田は美耶子に乗りかかって数回抜き挿しを行った後、
躰を横向きにし、その反動を利用するかのように美耶子を上にさせた。
「よし。このまま動いてごらん……この前、教えたように」
美耶子は、乱れて頬にかかる髪もそのままに、虚ろに潤んだ瞳を宙に泳がせて、
こっくりと頷いた。
ここ暫くの間、宮田は美耶子に、それまでの受身の性交以外に、
自ら能動的に動いてする性交を教え込んできた。
それまでにもそうした試みは幾度かしていたし、
かつて二人の間に確かな繋がりを築くきっかけとなった、足を用いた陰茎の摩擦も、
ある意味美耶子が主導権を握る、能動的な性行為と呼べなくもないだろう。
しかし、この度はもう一歩踏み込んで、美耶子自身が性器の快感に陶酔しながら、
なおかつ、宮田の方にも満足を与えるという状態を目指しているのだった。
この一年間で、美耶子の性交の技術もかなり上達している。
そろそろ完璧な状態―美耶子が上になって絶頂し、それと同時に宮田も果てるという、
完全なるクライマックスを経験する刻も、近かろうと思えるのだ。
「腰を使って―もっとお尻を上げ下げするんだ。こうして支えていてやるから……。
そうだ、いいぞ」
宮田は下から腰を突き上げつつ、細身ながらもむっちりと肉付きの豊かな腰を両手で支え、
跳ね躍る臀部の感触を腿の付け根で味わった。
無論、膣に嵌まって快擦される陰茎の、蕩けそうな感覚はこの上なく、
宮田は、射精を堪えて引き伸ばすのに苦労した。
「あんっ、あっ、あ、あ、あ、あ、あ」
美耶子は、宮田の突き上げに翻弄される感じで尻を弾ませていたが、
次第に、膣の気持ちのよい場所に陰茎を擦りつける勘どころを把握し始め、
宮田の動きを押し返してねっちりと、錐揉み状に渦巻くような動きをして、
性器と性器を上手いこと揉み合わせるようになりつつあった。
宮田は下から、はちきれんばかりに充溢して膨れ上がった乳房が揺れるのを、見上げていた。
恍惚とした美しい顔が顎を反らして悩ましく歪む様に、うっとりと惹き込まれていた。
美耶子が、自らの快感のために淫らがましく腰をくねらせ、
しっとりと汗に濡れた肌をほの赤く染めて、喘ぎ声を漏らしている。
長い黒髪はさらさらと音を立てて舞い散り、まるで、この世のものとも思われないほどの、
妖しさ、霊妙さを醸し出して、粗末な寝室を不可思議な別世界へと変えてしまった。
蜜を振り零す陰唇は、軟体動物めいた伸び縮みをして陰茎から離れず、
性の頂点に向かって狭く、きつくなってゆく膣の穴は、淫猥に襞をのたくらせながら、
宮田を欲望の化身を扼殺しようとしていた。
宮田は、美耶子の膣に腰から下を喰いつかれ、込み上げてくる感覚を、
制御しきれなくなってきた。
美耶子が達するのを待ちたい。けれどもう堪えきれない。ぶちまけたい。
宮田が理性と本能の狭間で揺れ動き、苦悶とも快楽ともつかぬ境地で歯を食いしばっていた、
その時だった。
「うあぁ、お兄……ちゃん……いい、ああぁ、いあぁああ……!」
宮田の脇腹を掴み、尻をくるくると回転させていた美耶子が、ばっと仰け反った。
しこりきった乳首が天井を向くほどに弓反った躰の下の方、なだらかな下腹部が、
びくんびくんと痙攣している。
膣の内部では、未だかつてないほどまで深く突き挿さった陰茎の亀頭が、
強烈な蠕動運動の波に巻き込まれ、行くことも引くこともできぬままに快感が来て、
精巣ごと吸い出されそうな物凄い衝撃と共に、淫欲の塊を勢いよく放出していた。
宮田は頭の後ろがじいんと痺れ、背筋がぞわぞわする奇妙な悪寒に肌を粟立たせながら、
陰茎と膣、どちらのものだか判らない痙攣に、身を委ねた。
脱力感に、美耶子を支えていることもできなくなって手を離すと、
美耶子はそのまま、ぱったりと後ろの方へ倒れてしまう。
225:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:45:12 26ZyhmhP
そうして二人は、互いの脛の間に頭を挟んだ姿勢で、重なって仰向けに横たわり、
荒く湿り気を帯びた呼吸を繰り返すばかりの、完全なる弛緩状態となった。
焼け爛れたような意識の中、宮田は自分の試みが成功したことを知り、
深く深く充たされた気持ちになっていた―。
真夜中を過ぎて、ふと眼が覚めた。
交接が終わった後、胸の中に抱いて眠ったはずの美耶子の躰がない。
「……美耶子?」
美耶子は宮田の隣に居た。
裸のまま上半身を起こし、立てた膝を覆うシーツの上に両手を乗せて、
じっと暗闇を見つめていた。
宮田は美耶子の横顔に眼を凝らし、そして息を飲む。
美耶子は泣いていた。
「どうした」
宮田は、躰を起こして美耶子の肩に触れた。
垂れた髪の毛で指先が滑る。
頭のてっぺんからシーツの上まで流れ落ちる黒髪は、漆黒の水を思わせる。
美しいことは美しいが、不吉な印象があるのも確かだ。
美耶子は宮田の呼びかけに答えず、無言で顔を伏せた。
「……どこか痛いのか?」
とりあえず訊いたが、顔を伏せたままかぶりを振るだけ。泣き止む気配もない。
宮田は困惑した。
「なんだよ……黙ってちゃ判らんじゃないか。俺、何かお前に嫌なことをしたか?
なあ……」
「……怖いの」
宮田の言葉を遮るように。前屈みになってシーツに顔を埋めた美耶子は、ぽつりと呟いた。
「怖い夢でも見たのか?」
「そうじゃない……」
美耶子はようやく顔を見せた。涙に濡れた眼元を指で拭い、洟を啜る。
「ねえ……私達が村から出て……もう一年になるんだよね」
「ああ、そうだな」
「一年前……本当はあの時、私は儀式に出なくちゃならなかったのに……
黙って逃げ出したんだ。お兄ちゃんと一緒に」
「もう済んだことだ。気にする必要はない」
「済んだこと?」
「そうだ。今さら考えたってどうしようもない。考える意味がない。
何しろもう……村は無くなっちまったんだからな」
一年前まで、宮田と美耶子は、三方を山に囲まれた寒村で暮らしていた。
美耶子は村随一の旧家の娘で、宮田は、その旧家に古くから使えていた村医の家の、
跡取り息子だった。
嫌な村だった。
旧い因習にいつまでも縛り付けられ、常に陰鬱な呪いに包囲されているような、
ほの暗くて薄気味の悪い土地柄。
そして、村の呪いの中心にあったのが神代という旧家であり、取り分けその中でも美耶子は、
その呪いの全てを一身に受け、また、身をもって贖罪せねばならない宿命をも帯びていた。
「一年前のあの時。もしもお前があのまま村に居続けていたら……
お前は聖婚の儀式で、神の花嫁として常世に送られていただろう。
つまり、殺されたってことだ。あの土地を支配していた神への、捧げものとして、な」
宮田は、美耶子の手の上に自らの手を置いて言った。
226:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:45:51 26ZyhmhP
神代の家で生まれた妹娘としての宿命。それにはさしたる理由などなかった。
ただ、昔から決まっているしきたりだからそうする。それだけのことだった。
美耶子はそのしきたりに抗った。
家業を継いで医師となり、神代家の主治医として屋敷に出入りしていた宮田に身を任せ、
連れて逃げてくれるよう、彼に懇願したのだ。
宮田は迷ったあげく―美耶子の頼みを聞き入れ、共に村を出奔したのだった。
そぼそぼと雨の降りしきる夜だった。
今でも忘れることはない。
雨に濡れ、診察室の入口に立ち尽くした美耶子の姿。
酷い惨めな有様だったが、その瞳は、希望を抱いてきらきらと輝いていた。
宮田という男を信じきり、一途にすがって胸に飛び込んだ。
その純真さ―そしてそのまま、初めての交接までも許したいじらしさ―。
美耶子の処女性は、神ではなく宮田を選んだのだ。
「あの夜―ほんとはすっごく痛くって、死ぬんじゃないかと思ったけれど……。
でも、お兄ちゃんがとっても優しくしてくれたから、私は幸せだったよ。
もう、どうなったっていいと思えた。
村を出て……もしもすぐに捕まっちゃったとしても、後悔はしないって、そう思えた。
だけど」
宮田の手の下、美耶子の手が、ぎゅっとシーツを掴む。
「結局私達、捕まりはしなかったんだよね。だってあの夜、村には神罰が下ったから。
私が居なくなったことで儀式は失敗して……村は丸ごと、土砂に飲み込まれちゃった」
「美耶子、いいか」
宮田は美耶子の手を握り締め、盲いた瞳を真正面から覗き込んだ。
「あれは単なる偶然だ。あの夜起こった土砂災害……。
考えても見ろ。あの夜の雨、物凄かっただろう? 地盤が緩んで山が崩れたって仕方が無い。
自然の摂理だよ。神罰なんてものじゃあ、断じて無い」
「でも!」
美耶子は髪を振り、宮田の視線から顔を背けた。
「村が、あそこに住んでいた全ての村人が消えて無くなっちゃったのは、間違いない。
私達だけ助かったんだ。村を裏切って……神を裏切って逃げ出した、私達だけが」
「美耶子……」
「なのに……あれから一年が過ぎても、私達はこうして普通に暮らしてる。
普通に……ううん、多分普通より、ずっとずっと幸せに。
ねえ、どうして? 裏切り者の私達なのに、どうしてこんなに幸せでいられるの?
どうして私達だけ、神の呪いから無事でいられるの?」
「神の呪いなんてものは……最初からなかったんだよ、美耶子」
宮田は美耶子の肩を引き寄せた。
「考えてみりゃあ、当たり前の話だ。そんな馬鹿げた話……本気にする方がどうかしてるのさ。
ま、そうは言っても俺だって、村に居た頃には、神様に処女の生贄を捧げる儀式をすることに、
さして疑問を感じていなかった訳だからなあ。
そういう意味では偉そうなことを言えた義理でもないが」
言いながら、宮田は美耶子の肩を撫で摩った。
美耶子は宮田の肩に頭を乗せる。流れる黒髪が、さらりと彼の二の腕を撫ぜた。
「でも、やっぱりなんだか怖いよ……村が無くなって、私達だけ生き延びて……
なのに毎日、こんなに幸せで。それに」
不安を述べようとする美耶子の唇を、宮田は唇で塞いだ。
「んん……ん、お兄、ちゃ」
「つまらんことに頭を悩ませるのは、退屈している証拠だ。
躰の疲れが足りんから、その分無駄に頭を使って気疲れをしちまう。
解消するには、めいっぱい躰を動かしてくたくたになるのが一番いいんだ。
だから……こうしてやるよ」
227:名無しさん@ピンキー
09/07/19 14:48:42 lyd2aQTc
宮田は頭を落とし、美耶子の乳首にちゅっと吸い付いた。
「やだお兄ちゃん! もう遅いのに……明日遅刻して犀賀先生に怒られても、知らないよ?」
「そしたら理由を説明するさ。
うちの妹がつまらないことで悩んで夜泣きするんで、遅くまであやしていて寝過ごしました。
ってな」
「もう……すぐ変なこと言うんだから」
美耶子は、宮田の頭をぺちんと叩く。宮田に宥められ、どうにか機嫌は直ったようだ。
暗い部屋には小さな忍び笑いの声が続き―
やがてそれが淫らな息遣いに変わるのに、そう長い時間はかからなかった。
今夜も宮田は、充分な睡眠時間を取れそうにない。
【Continue to NEXT LOOP…】
*このエロパロSSはフィクションであり、
実在のゲーム・キャラクター・団体・事件及び地域などとは一切関係ありません。
228:名無しさん@ピンキー
09/07/20 18:05:12 T1AAuRGW
みやみやktkr!!
でれでれですなw
もうひとカップルもそろっちゃったことだし、
続き楽しみにしてまつ
229:名無しさん@ピンキー
09/07/21 00:40:19 4rH770GV
保管庫にも超大作きてたんだ~!
大変読み応えがありました。
今までWIKI用に編集してたのかな
演出も良かった。超GJ!
230:名無しさん@ピンキー
09/07/21 01:47:25 yTfmgF+9
どうかこのまま平和でいてくれ…
231:名無しさん@ピンキー
09/07/22 07:46:09 EaHy45Mc
宮田×美耶子の二話目です。今回本番なし。
月下奇人は今後も分岐を足していく予定です。
全シナリオをアップできたら保管庫かスレでお知らせします。
ゲームにしたくて吉里吉里までダウンロードしていたけれど、
文節ごとにタグを埋め込む作業に心が折れました。
232:名無しさん@ピンキー
09/07/22 07:46:50 EaHy45Mc
床に伏した駐在警官の成れの果てを足下に置き、食堂内部を見渡した。
二十七年前の土砂災害で失われたはずの商店街。
ついさっき、バス停前で拾った恩田理沙を連れてこの地区から脱出し、
早く病院へと避難せねばならないというのに、わざわざ寄り道をしてこの大衆食堂まで来た。
ふとした気掛かりがあった。この、朽ちて荒れ果てた食堂は通らねばならない。
そんな気がしたのだ。
厨房扉の手前で不安げに佇んでいる理沙を尻目に、駐在が座っていた席を調べる。
卓の隅に、黒いパスケースを見つけた。
中に入っているのは学生証のようだ。手に取って調べる。
〈中野坂上高等学校・須田恭也〉
この近辺にある学校の名前ではない。なぜここに、こんなものがあるのだろう?
学校名、氏名の隣に添えられた学生の顔写真を見た。
十代半ばくらいの、ごく普通の少年が写っている。
真面目くさった表情を浮かべている少年の眼が、何かを訴えかけるように見返してきた―。
毎日毎日飽きもせず、暑い日々が続いていた。
暦も今日から八月。
宮田と美耶子の暮らすこの町も連日熱帯夜で、アパートの冷房はつけっ放しの状態だ。
(電気料金が物凄いことになりそうだな……)
暗澹たる思いで宮田は心に呟いたが、美耶子のことを思えばそれも致し方ない。
治安の悪いこの町で、迂闊に窓を開けて過ごすのは危険だ。
夜は言わずもがな。宮田が仕事に出ている間、
美耶子独りがアパートに取り残される昼間だって、注意は必要である。
現に以前―まだ春先のことであったが、美耶子は昼間、危険な目に合っている。
例の遊歩道に面した窓を開け、日向ぼっこをしていた美耶子の目前で、
変質者が全裸になって自慰行為をしていたことがあったのだ。
露出癖のある男からすれば、美耶子のような美少女に見られながらの自慰は、
さだめし快感であったことだろう。
ただ彼に取って誤算であったのは、美耶子が盲目で、
いかにその眼の前で卑猥な姿態を取ろうとも、全く気づかれることがなかったということだ。
しかもその時、美耶子は耳にイヤホンを挿してラジオを聴いていた。
よって、男が喚き散らしていたいやらしい言葉さえ、
彼女はまるで聞いていなかったのである。
「マムちゃんは、ババァをババァ呼ばわりするけど、
ちゃんとババァを思いやっているのが判るから、みんな怒らないんだよ」
近隣住人の通報により男が逮捕された後、事情聴取の警官に向かって、
美耶子はこのように供述した。
この事実を知った変質者は力なく項垂れ、
己の罪を悔い、故郷の母親に対する謝罪を口にしたという。
とにかく。ことほど左様に、ここは危険な町なのである。
宮田と美耶子のように、元居た土地から逃げて隠れる者に取っては、
懐の深い、居心地のいい場所ではあるのだが、常にそれ相応のリスクは覚悟せねばならない。
玄関に施錠をするという概念すら浸透していなかった、山村の暮らしとは違うのだ。