【涼宮ハルヒ】谷川流 the 61章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 61章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:32:22 znUGp2d7
しかしそんなに沢山タイトル考えるのは大変だったろう

51:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:36:21 al2gKov7
>>13
>牧場スレにあった凌辱もの(?)を転載
よそのスレから勝手に転載したってこと?
自分が書いたものじゃないんだよね?
マナー違反じゃないのか?
それに全文転載なんてスレ容量の問題だってあるし
何かんがえてんだ?


52:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:41:44 uKViJUQQ
>>48
やめろといわれればやめるのか?

53:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:45:12 D3uB9f8l
キ「そんなことなんかかんけいねえ!俺はお前と!ハルヒと一緒にすごせればそれでいいんだ!」
ハ「キョン…」
キ「ばらされるもクソもあるか!なんなら警察へ一緒に行こう。たとえ世間がなんとバカにしようと、俺はお前と一緒にいたいんだ!」
ハ「キョン…あたしバカだった、もっとあんたのことを信頼しておけば…、あのSOS団にいた頃に戻りたい!」

ぐわーん。るねっさーーんす。世界かいへーーん。また高1にもどりーーーん。

おわり


これでいいよ、落ちは。

54:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:57:02 luHsuo2G
みんなに寝取られの良さをわかってもらおうと思って、
こっそりうpしてみた。
URLリンク(www.dotup.org)
まずかったらすぐに消してくれ
pass:haruhi
削除パスも同じ


55:名無しさん@ピンキー
08/06/02 02:23:22 MJcney0O
VIPでやれ

56:名無しさん@ピンキー
08/06/02 03:58:37 eUtxzGrG
>>54
ファイルがないと言われたが

>>41
ナイスだ!
残りのビデオの中身(後半の剃毛がとくに)が気になる

57:名無しさん@ピンキー
08/06/02 04:51:59 c1M4z6Jx
>>54
削除パスなんて晒してたら嫌がらせで消されるだろ常考

58:名無しさん@ピンキー
08/06/02 06:39:25 Fa0Frs+k
>>48 なに、結局投下やめるの?それとも続けるの?はっきりしてよ。

59:名無しさん@ピンキー
08/06/02 07:39:19 t955uxEk
>>58
なにからんでんだ?
やめるっていってなきゃつづくんだろ

60:名無しさん@ピンキー
08/06/02 07:48:29 qatEIN3K
>>58は単なる煽り荒らしだからスルーしろっての。

61:名無しさん@ピンキー
08/06/02 12:21:18 wpeiNnEu
ハルキョンの欝物って
ハルヒ側に原因があって
それをキョンが解決するのに奔走するってのが多い気がするけど

これもそのパターンになるのか?

62:名無しさん@ピンキー
08/06/02 14:45:05 8WEqgdG1
>>25>>28
クジ運のない女の話はハルヒじゃないよな?
「ソフトボール部のホープ」とか言ってるし、
公式にある席順をみたら高遠って奴が当てはまる

63:名無しさん@ピンキー
08/06/02 15:19:14 EK5Kbiy3
>>48
内容なんかはどうでもいいのだが、「涼宮ハルヒの○○○」ってタイトルはもうやめて
痛々しくて見てるこっちが恥ずかしくなるから。語呂も合ってないのによくねじ込むなぁ

64:名無しさん@ピンキー
08/06/02 15:24:42 +q+QP5O9
相変わらずみんなで好き勝手言い放題なため、一体誰の言うことを聞けばいいのかわからなくなるスレである。

65:名無しさん@ピンキー
08/06/02 15:27:55 7Cm4ieRh
SSの出来はどうあれ、傾向は実にエロパロ的だからどっちかと言えば歓迎するが。
ただ、練習はしような、ってとこ。

66:名無しさん@ピンキー
08/06/02 16:31:50 WfhasmiR
>>57
確かに…

と言う訳でもう一回だけ。pass:haruhi
URLリンク(www.dotup.org)

67:名無しさん@ピンキー
08/06/02 16:37:46 MJcney0O
>>66
肝心の長門のやつが無いじゃないか。

68:名無しさん@ピンキー
08/06/02 16:53:01 IZ+DWfUB
>>67
それは悪かった。
それは3の事か?それならこれの中にある↓
海外だけど。
URLリンク(www.megarotic.com)
寝取られに目覚めてくれる事を祈る

69:名無しさん@ピンキー
08/06/02 17:17:58 mu0HZUKt
練習って何だ?
それより、全部できてから投下すべき

70:名無しさん@ピンキー
08/06/02 18:13:47 D3uB9f8l
無理、生理的にダメ。見終わった後の気持ち悪さで吐きそうになる。
そのなかのキョンxハルヒのはまだ許せたが、他のはダメだ。

なんというか、世の中には犬の肉を食う人もいるんだろうけど、犬を食うなんて考えられない人もいるわけよ。
その人に、犬を食う事に目覚めさせようとされても困るんだ。

71:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:01:43 IaKu7tQJ
長門のやつだけやけに気合い入ってるな。
まぁ愛のカタチはそれぞれだけどよ。

72:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:23:21 XlRlyw1R
>>70
読んだだけましだと思うよ
鬱物と聞いただけで盲目的に批判するよりかは

73:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:31:13 U4M4eVSp
犬の肉でもなんでもいいからさあ、せめて調理し終わってから出せよな
腹かっ捌いて内臓グチョゲロな段階でさあ召し上がれなんて、ふざけてるとしか

74:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:36:39 3j1y3qsK
>>48さん
鬼畜陵辱スレに質問にきてた人ですよね?

鬼畜陵辱スレに投下してみてはいかかでしょうか?
向こうのスレのほうが、暖かく歓迎してくれると思うのですけど。

投下した後でこっちのスレにリンク貼れば、見たい人は見てくれるでしょうし。

75:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:41:47 VV/N1KPT
どんなに鬼畜プレイでもハルキョンなら大体許せちゃうけどな
オリキャラとかほかの連中が混じってくるともう無理、拒否反応出ちゃう
だから作者の方には最初にそう言う警告してくれると有り難い

76:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:48:25 t955uxEk
てかテンプレみても連載形式は禁止とか投下は全部書き上げてから一気にとか書いてないのに
書き上げてから来いとっていう奴って一体なにさま?

77:名無しさん@ピンキー
08/06/02 19:59:27 lFyQ+Fco
ヒント 一般常識

78:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:05:31 t955uxEk
どこの一般常識だよ
連載してたSSなんざ山ほどあるだろ

79:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:20:24 qatEIN3K
ヒント ここ一年ほど粘着して張り付いてるバカがいる

80:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:21:47 XlRlyw1R
別に連載方式はかまわないけど
反応聞いてからってのはどうよ

書けないで続きを書かないんじゃないんだよ

81:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:22:55 VV/N1KPT
あんな途中で話無造作にぶった切った物を連載と言うには無理があるわけで
そうでなくとももうちょっとまとめて投下しろって事

82:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:10:37 LRpOhQjR
>80
読み手の感想を参考にして書き手が微調整していくってだけだろ
別にかまわんだろ、何エキサイトしてんだ?
>81
ビデオの途中ならともかく一応一本分のシーンを書ききってんだから、おれ的には許容範囲

てーかおめーら何様だよ

83:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:54:10 D6xCaZK/
ごめん間違えた
こっちだったわ
URLリンク(www.megarotic.com)

やっぱり鬱物は受け入れられにくいんだな
みんな純粋だ

84:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:59:13 IaKu7tQJ
もうやかましいから本スレに投下して、そこでアドバイスやら貰ってくれ。
さっき見てきたけど、好意的にアドバイスしてる住人も居るし。

85:名無しさん@ピンキー
08/06/02 22:20:16 T+1ho6nI
フリーダムすぎる

86:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:05:52 Lt/W/gyd
URLリンク(ja.uncyclopedia.info)
>ちなみに谷口×ハルヒのSSを書く人はいるが、書いた瞬間ハルキョン原理主義者から右図のようにリンチにされるので注意が必要である。
ワラタ

87:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:39:13 COplLAiR
続き物とぶつ切りは違うと思う
連載物と投げっぱなし投下は違うと思う

陵辱や鬱だから叩かれてるんじゃないと思う
物議を醸している一連のこの作品は、後者

88:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:45:57 EK5Kbiy3
引っ張りすぎだ。おかげで変なのも沸いてきてるし。

89:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:50:56 SPTmdXGs
>てーかおめーら何様だよ

まぁ読者様?

嫌ならスルーすればいいだけなのに
叩きにまわるのは理解できんぜ

90:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:59:10 AzVjtU0B
作者の言動が一々痛すぎるんだよ、このスレ

91:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:01:01 +q+QP5O9
それにも増して読み手の言動が痛いんですが。

92:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:06:50 qUbIbfoZ
>>91
はげ同、嫌ならスルー汁!
それだけなのになぜ一々絡むんだ?

93:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:14:39 rlsQsxaC
ここのスレは1年も前からずっと読み手がスルーはしないよ。
ちょっとでも気に入らないと攻撃をされるのは、前からよくあったこと。
投下が少なくなったのは書き手がそれを嫌ったのも一因としてあるんだが、
ここの空気は変わらなかった。

まぁ、書き手側が読み手側を意識していないで作品を創作し、投下する場合も
多々あるので一概に読み手が悪い場合だけでは無いんだが。
このスレは書き手と読み手があまり馴れ合いができないでここまできたんだよ。


94:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:21:00 yskAdRZN
>>48
途中まで書いてここに投下したんだから、
最後まで書いてここに投下してほしい。
まとめにも途中まで載っちゃってるし。
なんにせよ中途半端はよくないと思う
>>91
間違いない。

95:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:32:31 zGI4uIPH
>>93
でこう言うやつに限って馴れ合うと今度は馴れ合うなとかウダウダ言ってくるんだよな。

96:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:35:15 v933l6dX
うるせーよ、黙って書き手の投下をまてや
こんなんじゃ下らん論争だけでスレがうまっちまうぞ

97:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:36:17 UyhpVLNW
>>95
物事には「程々」という物があってだな・・・

98:名無しさん@ピンキー
08/06/03 00:43:49 I5ILA49i
>>96
その通りだね
俺はもうSS投下されるまで書き込まない事にするよ

落ち着こう

99:48
08/06/03 01:34:19 /N6u39u/
どうも鬱展開の書き手です。この話は最後までの筋は決めていますが詳細はまだ書いていません。
自分は筆が遅いので最後まで書き上げるのに時間がかかります
なのでその間執筆意欲をなくさないためにも、皆さんのご感想をいただけたらなと思い書いた都度投下しています。
なお次のシーンは今推敲中です、もうちょっとお待ちください。

他のビデオの描写も見たいと言われる方もいらっしゃっいますが
これ以上やると話の本筋に戻れなくなってしまいますのであと少しくらいでいいのかなと思います。

あとタイトルは鬱ものとわかりやすいようにしています。
鬱の場合ははっきりわかるようにするのが基本ですからね。

ところで鬱話の反動でちょっと甘めな話を書いてみました、またもや短いですが……。
お目汚しかもしれませんがどうぞ。

「洞窟探検」

いつもの文芸部室、ノックをして室内に入ると一人きりのハルヒがこちらに背中をみせて隅でなにかゴソゴソしている。
俺はなにやってんだと声をかける。
「ちょっとキョン、手伝いなさいよ」
いつものコトだがハルヒは俺の質問を顧みることなく自分の用事だけを伝えてくる。
そして雑用係の俺は団長さまの命令に従うべくしゃがみこんでダンボールに向かっているハルヒに近づく。
前かがみになっているせいかいつもはスカートに挟み込んでいる上着の裾がはだけている。
衣替えしたばかりの夏服の裾からチラリとみえるハルヒの白い背中はまぶしかった。

しばしハルヒの背中に見とれていたが我にかえりで声をかける。これ以上見ていると後が怖い。
おいハルヒ、背中が出てるぞ。
「うるさいわね、それより早くこっちにきて手伝いなさい、団長命令よ」
俺は箱の中を覗き込もうとハルヒのうしろに立つ、すると……ハルヒのスカートと背中の間の隙間から白いものがみえていた。……これは…もしかしてパンツ?


100:鬱展開注意!
08/06/03 01:35:06 /N6u39u/
>>99
「ほら突っ立てないで早くこの箱だすの手伝って」
白パン、背中から見えてるぞハルヒノパンツ。
動揺していた隙を見事に突かれた俺は言ってはならない言葉を口にしていた。
「ちょっ、何みてんのよ、このエロキョン! わざとねらってあたしの後ろにたったんでしょ」
…んなもん、興味ねぇよ。(というのは嘘です……ごちそうさまでした)
「ちょっとどういうことよ、あたしみたいな美少女のパンツが見たくないなんて……あんたひょっとしてホモ?」
ハルヒ、大体な美少女がパンツとか、ホモとか大声でいうのか?
「そんな美少女ならここにいるわよ、文句あるのキョン」
ハルヒは頭はいいんだが時々バカなんじゃないかと思う時がある、そう今がその時だ。

隣に腰を下ろした俺に対しハルヒは尚も謝罪と賠償を要求する、そんなハルヒに俺は反撃を試みる。
…第一背中からあんなに見えるんだ、どうせ股上の深いオバサンパンツだろ、そんなものみたくもねぇよ
「し、失礼ね、オバサンパンツなんかじゃないわよ」
じゃぁあれだ、お子様パンツだろグ○ゼかなんかでクマさんがプリントしてある、俺は妹のお気に入りを思い出しながらいった。
「な、なんで今日……クマさんだって知ってんのよ…」
ハルヒは真っ赤になっていう、……こいつは思わぬところに地雷か?
不覚にも俺は想像してしまった、クマさんをはいたハルヒをだ、なぜか上半身のみ北高の夏服で下はクマさんだけだった。
俺にはそんなマニアックな性的嗜好はない筈…だが………しかし……妄想バンザイ!
「ちょっと何ガン見してんのよ! あたしの下着姿想像したんでしょ、やっぱりエロキョンね」

しどろもどろにハルヒの舌鋒をかわそうとする俺に悪戯っぽい表情でハルヒがいう。
「みたい? あたしのクマさん?」
立ち上がりスカートの裾を軽くつまみながらしゃがんでいる俺に見せ付けるようにしながらハルヒはさらに続ける。
「そうねぇ、キョンがどうしてもっていうなら見せてあげるわ」
えいっとばかりにハルヒはスカートをまくりあげる。
俺は思わず目を見張るが俺の目に映ったのは白ではなく黒だった。
「残念でした、体育の後面倒だったからそのままブルマはいてたのよ」
そうですか…でもブルマご馳走さまです。

「期待しちゃった? やっぱりエロキョンね」
……男って悲しいな…orz。

片づけの続行を宣言したハルヒだが突然バランスを崩し、しゃがんでいる俺の方に倒れこむ。
ハルヒを庇いハルヒの体を支えようとした俺の視界が急に闇に包まれる。

「ちょ、ちょっとキョンどこもぐってんのよ!」
それと同時に部室の扉が開く音がする。

 ガラッ!

「み、みくるちゃんに有希……」

「…キョン君が涼宮さんのスカートの中に頭を…二人で一体何を……」
「洞窟探検ゴッコ……女性器を洞窟に見立て探検家と称する男性が愛撫を行うプレイ。暗闇の洞窟という設定で男性が女性のスカートの中にもぐりこんで行われることが多い」

…長門さん……それ…違うから…。

-以上-

101:名無しさん@ピンキー
08/06/03 01:49:43 SQ/YsU5W
鬱ものはダラダラしたら駄目だと思うんだ
こっちは面白かった

102:名無しさん@ピンキー
08/06/03 02:02:43 O7+PFaHy
やっぱ甘いのが一番ですよ

103:名無しさん@ピンキー
08/06/03 02:20:43 I5ILA49i
>>99
GJ(><)b

104:名無しさん@ピンキー
08/06/03 02:24:36 O7+PFaHy
投下されて早速書き込んでる>>103に萌えたww

105:名無しさん@ピンキー
08/06/03 03:40:26 b8e9Dimi
いくら筆が遅いからって、2レスで終わりで続き書いてる、意欲が欲しいから感想寄越せって、ゆとりすぎないか?
別の方法で投下しろとは言わないけど、この形態で投下し続ける限り叩かれ続けるだろうから、
叩かれても文句言わない、煽りは自分でスルーするって覚悟をちゃんと決めてから続けてくれな?

内容はそこそこ。細切れのせいでマイナス印象の方が強すぎる。勿体ないことだ

106:名無しさん@ピンキー
08/06/03 04:01:43 Jbq6sh7q
ひどく同感。

107:名無しさん@ピンキー
08/06/03 04:03:07 hnX/sFsb
だなスルーしたい人が多いであろう鬱作品なのに、スルーし難い形で投下したのが特にまずかったと思われる。
警告付きで一気に投下するべきだったかと
鬱陵辱系で読者と対話しつつ投稿したいなら、自サイトか陵辱系エロパロサイトにしとくのが無難

108:名無しさん@ピンキー
08/06/03 07:54:39 WrLEB7VR
>>105
>いくら筆が遅いからって、2レスで
投下数は三レスだぞ、嘘情報流してでも叩きたいのか?
根性くさってんな、お前。

109:名無しさん@ピンキー
08/06/03 09:54:22 3/01kFGF
>>105って叩いてる?
俺には助言してるわりといい奴に見えるが。
それに2レスじゃね?

110:名無しさん@ピンキー
08/06/03 09:56:08 a3+/dmmi
>スルーし難い形で投下したのが特にまずかったと思われる
ちゃんと鬱の警告付きだろが何がスルーしがたいだよ、ホントに嘘ついてまで叩きたいんだな。
あたまおかしいんじゃね?

111:名無しさん@ピンキー
08/06/03 09:58:16 wbxW7vmw
ハルヒも陵辱も好きな俺はここの読者にもなれんのか

112:名無しさん@ピンキー
08/06/03 10:01:46 YvFQ1dhl
>>109
鬱展開の直近の続きは42,44,45の三レス
99,100は2レスだが続きではなく別のSS
その前スレの投稿は889,893,894の三レス

んで2レスで終わりってどこの話?

ホントに叩きたいだけなんちゃうんかと

113:名無しさん@ピンキー
08/06/03 10:13:20 3/01kFGF
ああ、すまん。鬱展開注意!って書いてあったから続きだと思った。
スルーしてたからなぁ。いや、悪かった。叩くつもりじゃなかった。


114:名無しさん@ピンキー
08/06/03 11:24:53 D9JAAb3M
2レスでも3レスでも細切れに違いはなかろうに
なに揚げ足取って絡んでるんだ?

115:名無しさん@ピンキー
08/06/03 11:48:40 zGI4uIPH
わざわざID変えてまで揚げ足取ってる辺りいつもの粘着荒らしだろ。
スルーしとけ。

116:名無しさん@ピンキー
08/06/03 12:10:01 gdlvV8jy
ほんとにくだらねーな、こんなんじゃ投下する奴がいなくなっちまうぞ
だまって投下されるのをまってろ
投下するやつがいないとこのスレ意味ねーんだぞ
だいたい自分じゃ書きもしないやつに限って文句だけは一丁前だからな
しまつにおえないぜ

117:名無しさん@ピンキー
08/06/03 12:18:07 zGI4uIPH
さっそくきたw

まあ鬱展開の書き手は名前欄のタイトルさえをしっかりとしてりゃイイと思うよ。
42や100なんかも名前欄の見落としがあるしね。
人を選ぶと自分で分かってるんなら、それなりの気を使わないと。駄目ってことはないがその方がいい。

118:名無しさん@ピンキー
08/06/03 12:18:34 kgYxzO5F
SF=Suzumiya Fucker

119:名無しさん@ピンキー
08/06/03 16:39:56 8UyZkO+C
>>99=>>108=>>110=>>112
なんでこんなにコロコロとID変わってんの???

120:名無しさん@ピンキー
08/06/03 17:27:02 5KUxPYDs
デンパな決め付はやめとけ

121:名無しさん@ピンキー
08/06/03 19:56:57 IaGZR0dl
デンパってことにしておきたいわな。ふふふ

122:名無しさん@ピンキー
08/06/03 20:09:46 4HWxrk1Z
ゴミみたいな罵りあいで100レスつかってんだぞ、いい加減に汁!

123: ◆LeyXT4003g
08/06/03 21:16:39 zU/Jpyxq
やれやれ。
仮にもSS専スレの住人なら、叩きと叩きあうより、まず作品に対しすることがあるだろうが。
これだけ人がいて、全員が、いちいち言い訳するような奴の作品につけてやる感想はネエって主義なわけか?
何だかどこぞの空気コテみたいだな。

>>99
その都度感想が欲しい、モチベーション保ちたいという気持ちはわからなくもない。
だが読み手のこと考えんなら、連載するよりも、書き上げて一気に落としたほうがずっと良いぜ。
好事魔多し。今が順調だからっつって、この先、出口見えねえトンネルに入っちまわねえって保証はないんだ。
朝三暮四より朝四暮三。朝来られたからっつって、暮にもこのスレ来られる保証ねーんだ。
むろん、読み手は感想くれる機械だと考えてんなら、このことはお構いなしさ。ご勝手に~。

それとなあ。
他スレでの所行については、自縄自縛、とやかく言いたかないがね、
このスレに投下しておいて鬼畜スレに参照置いて感想求めるってのはどうなんだ。
君が見苦しい言い訳通りにスレの空気に配慮してるんなら、やること逆だろ?あっちは二次創作もバッチコーイなんだからよ。
読み手にとっては、書き手様あっての読み手。
君が焦らずとも、読み手はひとり手掛け体位で待っててくれるもんだぜ。

124:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:24:06 Gz0ROJ/z
お前が言うなタイムの始まりですか?

125:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:26:31 yL/cNCTy
アホな罵りあいしてるせいで糞コテまで出て来たじゃねえか

126:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:33:21 /Z01DYG9
でも普通のこと言ってんじゃん
まぁ小ネタでもいいかな何か読みたい
原作も一年待ってるし

127:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:37:47 Uzg+ALLF
谷口「ただいま」
ハルヒ「おかえり」

128:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:41:12 Gz0ROJ/z
>>126
言っていることとやっていることが正反対ってところが問題なんだろうが。

129:名無しさん@ピンキー
08/06/03 22:03:03 4HGJiQt2
揚げ足取りも罵り合いも沢山だ
皆言いたいことをちょぴっだけ我慢すれば問題ないのに
何故みんな食い付く? 頼むからクールダウンしてくれ

130:名無しさん@ピンキー
08/06/03 22:06:23 HHkieWcw
ネタにマジレス
ここはSSスレの中でも屈指のSS職人が集い投稿する場所
このスレの読み手は文法や心理描写などの書き方を書き手が各自習得済みであるということを前提として作品を読む
なのできちんとした書き方を習得できてない奴が叩かれるのは当然のことなのだ
ここは「SS職人を育てる」場所じゃない「SS職人が挑戦する」場所なのだから

ここで酷評を受けた奴はまだ挑戦するには早すぎたということ
自分のレベルを上げてからまた挑戦すればいい

131:名無しさん@ピンキー
08/06/03 22:07:15 bpEAZV68
とりあえず誰でもいいから投下プリーズ
このままじゃ下らん議論だけでスレが埋まってしまうぞ。

132:名無しさん@ピンキー
08/06/04 00:24:36 Umr2X2eB






133:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/04 00:26:39 dVy27hJy
今回も同様の話です、嫌いな方はスルーしてください。
それと陵辱描写は今回までの予定です。

>>45
俺はハルヒを助ける方法はないかと考えある思いつきを口にした。
そうだハルヒ、ビデオの事が心配なら警察にいって相談しよう、俺も一緒にいくから。

「警察ってどこの警察? ビデオは海外でとられたんだから日本の警察に相談しても動いてくれないわ」

……じゃぁ現地の警察だそこなら……さほど確信があったわけではないが日本が駄目ならと俺は思った。

「無駄よ、これを見て、あたしのこと…すべて受け入れるんだったら最後まで黙って見てよね」

ハルヒはまた壁のパネルを操作しビデオを映し出す。

画面は野外だ、どうやらどこかの駐車場らしい。並べた車の間でハルヒは着衣のまま立ちバックで犯されている。車の前後にはそれとなく男達が立ち外部からの視線を防いでいる。
ハルヒが手をつかされた車が男の律動にあわせて揺れる。そしてハルヒは南国の日差しを全身に浴び嬌声を搾り出されていく。

「この時はね、もう完全に諦めていて…何をされてももうどうにもよくなってて……」

そこへパトカーに乗った警官達が現れる。現地の法律はよく知らないがやはり違法行為なのだろう。

「最初はね誰が来たのかわからなかったの」

白人の警官が鋭く何事かを尋ね、もう一人の黒人の警官がカメラを下に向けるよう合図しカメラが下を向く。
アイツがブロークンな英語で警官達に答える、するとなぜか字幕が表示される。

『だから、おまえら俺達の持ち場でなにやってるんだ』
『すいません、旦那…ちょっとしたお遊びで……』
『遊び?、おいおい遊びにししちゃ随分だな』
『旦那、これはホンのご挨拶で』

恐らくは金だろう、何かを渡すらしい気配がする。
するとカメラは元にもどり警官達とアイツを映す。

『これじゃたりねぇぞ、なぁリカルド』
『まぁまてジェームズ、別に金じゃなくてもいいだろう』
『んっ、あぁそうだな』

警官達は好色そうな視線をハルヒに向ける。
そしてアイツはしたり顔でうなずく。

アイツがハルヒを警官の方へと追い立てる、警官たちがズボンを下ろす。
警官の制服とパトカーに気がついたのかハルヒの目に鈍い光が戻る。
今の状況がわかっていないのか『…助け…て…おうちに…かえして…』と警官達に向かい何度かつぶやく。

「あたし……パトカー見てね、助けに来てくれたんだ、もうこれ以上酷い目に合わなくてすむんだって思ったの……でもそうじゃなかった、あいつら……あたしに……」

もとより日本語のハルヒの呟きなど警官達に理解できる筈もなくやつらはハルヒに襲い掛かる。
そして服が裂かれる音、ハルヒの鈍い悲鳴、そしてそれを打ち消すかのように警官達の怒号が響きわたる。
カメラは希望が裏切られ絶望感におおわれたハルヒの表情を捉える、目にあった光は既に消え去っている。
一番槍はジェームズと名乗った警官だった。

ハルヒの体内に打ち込まれる律動音、それに伴う男達の荒い息遣い、そしてハルヒの啜り泣く声が南国の透き通るような青い空に響く。
カメラは容赦なくハルヒの泣き顔を追い続ける。そしてリカルドと名乗った警官はハルヒの口を開かせ己の黒々とした分身を打ち込む、上下で串刺しにされたハルヒは苦悶の表情を見せる。その表情もカメラは容赦なくとらえる。
リカルドはハルヒに愛撫を開始しろとでもいうように手で軽く頭を叩く、しかしハルヒの反応は鈍い。
リカルドはハルヒの顔を持ち上げ、どなりつけ、顔を軽く小突く、ハルヒはゆくっりと愛撫らしき動作を開始する。
そんな程度では満足できないであろうリカルドはハルヒを叱咤する、するとハルヒの動きが早くなる。リカルドは満足げな呟きを漏らす。
カメラはそんな泣きながら必死に奉仕するハルヒの様子を克明に映し出す。


134:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/04 00:29:50 dVy27hJy
>>133
一通りハルヒの上下に欲望を放つと警官達はパトカーを指差しアイツに合図する。
アイツがうなずくと警官達はハルヒをパトカーに追いたて自分達も乗り込む。流石にこれ以上、野外では続けにくかったのだろう。
そしてパトカーが激しく揺れ始め、ハルヒのすすり泣き、男達の荒い息遣いが再開される。

画面が切り替わる、パトカーの揺れはやんでいる。ドアが開けられ、ハルヒが文字通り放り出される、その有様は捨てられたボロ雑巾のようだ。
そこへ破られてボロボロになった服が投げられる。
放心状態のハルヒの表情と投げ捨てられた服の残骸をカメラは映す、服は雑巾代わりにでも使われたのか警官達の欲望の汁にまみれている。
去り際に警官が窓越しにいう。

『この女サイコーだったぜ、最初はイマイチだったがちょいと気合を入れてやったらすぐによくなったぜ』

カメラはさっていく車、すすり泣くハルヒを映す。

「ねぇキョンわかったでしょ警察なんか頼りになるわけないわよ、グルなんだから……あたし…あのとき助かったって思ったのに……」

つらい記憶を思い出したのか、ハルヒの目から涙がこぼれる。
すまん、ハルヒ、俺考えが足りなくて……。ハルヒの涙に耐え切れなくなった俺はハルヒを力一杯抱きしめた。

「……キョン、痛いからいい加減に離して」

ハルヒの言葉に自分を取り戻した俺は腕をゆるめた。抱きしめていた感触……このハルヒはあったかくてやわらかい、昔のままだ。
あの夜、ふたりしかしない世界、校庭の真ん中であいつを抱きしめたその時のままだった。
なぁハルヒ、こうやって俺の腕で感じるお前のぬくもりは昔とかわらない、やわらかくて…あったかくて…甘い匂いがする。
その制服だって昔着てたやつなんだろ、昔のまんまだよ、高校のときのハルヒと今制服きて俺の目の前にいるハルヒとはなにもかわらない、だから……。

「…ばかねぇ、昔着てた制服なんかとっくにブルセラショップ行きよ。アイツに無理矢理連れてかれて…着てるところ写真に撮られて……それで5万円、その5万円だってアイツ…その日のうちにパチンコで…
 …今着てるのは業務用、プレイしやすいようにした特注品よ。とにかく汚れるから同じのが何着もあるの、キョンは平気で触ってるけど汚いわよ。
 とにかく皆掛けたがるから、それに着衣欲尿のオプションでも使うの、これ着たままおしっこかけられるのよ…それで2万円。男の人のザーメンやおしっこがそこら中にかかってるの、一応クリーニングはしてるけどね。
 ……まるであたしね、…そりゃお風呂で体を洗ってるけど染み付いた汚れは絶対に落ちない、昔と同じに見えたらそれは錯覚」

そんなことないよ、ハルヒは俺は平気だよ、ほら。と俺はハルヒのスカーフに頬を寄せた。

「この制服って需要あるから何着もあるのよ、あたし目当てで北高の人達が沢山お店にきてくれるの、大体みんなこの制服をリクエストするわね」

北高の人達って……ハルヒ…それは……

「同級生や先輩後輩、それに先生達、……あたし指名が沢山ほしいから、北高のみんなに宣伝してってこっちから頼んでるの
 この間なんか誰が来たと思う? 校長先生よ、北高の制服をリクエストして五千円払ってあたしのおしっこ呑んでかえってたわ、おまけに口止め料だっていって一万円くれたの。あっキョン、校長先生の話は内緒よ」

俺は突きつけられた新たな重い現実に言葉もなかった。

「キョンはあたしの事、北高の誰かから聞いてなかったの? あたしが相手した北高のお客さんは百人じゃきかないのよ」

俺達が進学した大学には他に北高出身者はいなかった、そしてハルヒと別れた気まずさもあり俺は北高出身者との接触を意識的にさけていた。俺が知らなかったのはそのせいだろうか…。

「それよりキョン、あたしは嬢であんたはお客なの、そしてあたしは来たお客さん全てが満足させるNO.1フードルなの
 だからキョンには気持ちよくなって帰ってもらうわよ。団長命令よ、服を脱ぎなさい!」

ハルヒはずびしっと俺を指差す、やはり昔ながらのハルヒだと思い俺はその姿に見とれた。

「……それともキョン、着たままがいいの?」

そういながらハルヒは俺の顔を両手で挟む、ハルヒが俺の目を見つめる、そして吸い込まれるようにハルヒの唇が俺の唇に合わさる。
脳髄がとろけるようなディープなキス、文芸部の部室で初めて自分達の意思で交わしたキス、その時のぎこちなさとはまるで違う。
口内を伝うハルヒの舌、その甘美さに俺は理性を刈り取られそうになる……、やはり俺たちはもう昔には戻れないのだろうか……。

135:名無しさん@ピンキー
08/06/04 00:30:23 Umr2X2eB
何で警官にだけ名前があるんだ?

136:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/04 00:33:28 dVy27hJy
>>134
「それにね、ここでキョンと駄弁ってるだけじゃ今日のノルマが達成できないのよ、オプション料をとってナンボの商売なのよ
 店長にはキョンの事『大切なお客さんだからずっと貸切、オプション料も全部店が払う』っていわれてるの
 だからキョンはお金の事なんか気にしないでじゃんじゃんオプション頼んでいいのよ」 

いやハルヒ……俺は……

「それともキョン、汚れきったあたしとなんかじゃいやなの?」

ハルヒはやや悲しげな表情でそういう。
いや……、そんなことないよ、それにハルヒは汚れてなんか……

「じゃぁまずは簡単なオプションね、はい、脱ぎたてほやほやあたしのパンツ!」

ハルヒは笑顔で下着を脱いで俺に手渡そうとする、俺は条件反射で思わずそれを受け取る、手のひらに感じる暖かさが生々しい。
白無地のシンプルなコットンだショーツというよりはパンツという言葉が相応しい。

「このパンツね箱買いしてて百枚千円よ、つまり原価10円ね。それをお客さんの目の前で脱いで渡す、それであたしは千円貰うの薄利多売の人気商品かしらね、ほらキョンも持って帰っていいのよ」

文芸部の部室で俺がクマさんパンツを見たといって真っ赤な顔で恥かしがったハルヒ、それがいまや原価10円の自分の下着を誰彼かまわず目の前で脱いで一枚千円で売りさばいている。

「そうだキョンは変態仮面がお気に入りだったわよ、はいかぶせてあげる。ほらこれでキョンも変態仮面ね」

そういえばこの頭にパンツを被った格好で一晩中したこともあった。俺はハルヒのぬくもりを頭に感じた。

「キョンはこの格好でお口でして貰うのが大好きだったわよね、ほらお口でしてあげる、生尺でごっくんもしてあげるから五千円ね、それとも顔にかける? そっちも同じ五千円よ」

そういいざまハルヒは手馴れた動作で俺の分身を取り出すと素早く自分の口に含む。
その昔俺がベットの上で土下座してハルヒを拝み倒してやっと口でして貰った、その時のぎこちない手つきとはまるで別物だ。
あの時は技巧とか関係なくハルヒに口でして貰っているというその事実だけで俺はすぐに達してしまった。
そして今回はハルヒの巧みな舌使いであっという間だった、多分あの時よりも早かったかもしれない。

「あのときは『出したら呑むのが当たり前』って嘘ついてあたしに無理やりのませたわよね、やっぱり今も苦い……キョンの味ね」

俺から搾り取ったものごくりと飲み込みハルヒはいう、そういえばそんなこともあった…あのあとバレて怒られて一週間お預けだったな……。
そんなどうでもいいことが今はとても懐かしかった。

その後ハルヒは俺に様々なオプションを薦めてきた、俺が断ろうとすると悲しげに『汚れたあたしじゃ駄目? あたしの全てを受け入れるんでしょ』という
それが本心からのものなのか、それとも嬢としての手練手管なのか怖くて俺はハルヒに問いただせなかった、そしてハルヒの薦めるままにすべてのオプションを受け入れた。

「キョンがあたしの役に立ちたいっていうんならオプションどんどん使ってあたしに稼がせて、そうすれば少しでも早く借金を返せるから、
 そうしてくれればあたしも助かるのおまけにキョンも気持ちよくなって一石二鳥ね、ほら次はいちじく五千円よ、キョンもしてあげよっか? それだと三千円よ、全部だすとおなかがすっきりするわよ」

何度も沢山のオプションをこなし疲れ果てた俺はハルヒの膝枕の上で目を覚ました、どうやら寝ていたらしい、俺の目が覚めたことに気が付かないのかハルヒは俺の頭を軽くなぜている。頭に伝わるハルヒの生膝と手がとても心地よい。

「ねぇキョン、あたしはもう普通に戻れないの今日キョンとしたこと全部をお金貰って誰とでもする、そんな女。普通なキョンには似合わないの。だからあたしの事はもう忘れて……」

俺に聞かせるでもなくハルヒがつぶやく。

「キョンがあたしの事なにも変わって無い、全てを受けいれるって言ってくれた時はすごくうれしかった。
 でもあたしはもう駄目、ビデオだってネットで流れてるし、あたしがこんな仕事してるってこと北高のみんなに知られてる。
 昔知り合いだったお客さんから酷いこと沢山言われたりされたりもした。
 お金を全部返してこの仕事を辞めてもそのことはずっとついてまわる。
 どこにいてもそう……、そんなことにキョンを巻き込めない…、だってキョンは普通の人なんだもの……」

俺の顔に温かい雫が落ちる、耐え切れなくなった俺はわざとらしく大きく伸びをし、たった今目が覚めた振りをした。


137:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/04 00:38:06 dVy27hJy
>>136
「さぁキョン、もう店じまいよ、アンタはもう帰って、あたしは片づけをするから」

さっきまでとは一転しハルヒは手際よくイチジクや検尿カップやパンストや眼鏡、様々な制服などなどのオプションの残骸を片付け始める。

「実をいうとね、あたしはお金を節約するためにお店の控え室に布団敷いて泊まってるの、ご飯も自炊ね。それで稼いだお金はほとんど返済にあててるの」

ハルヒ……俺……。

「いいことキョン、ここはキョンのバイト代くらいじゃ滅多にこれないんだから、もうここに来ちゃだめよ。あたしのことはもう忘れて頂戴」

俺が…俺がなんとかする……だから……

「帰って、もう帰ってよキョン、そして…もうこないで!」

……俺は言い知れない挫折感を味わいながら店をでた。

「お疲れ様でした、お送りしましょう」

そしてにやけ顔が俺を出迎える。俺は流されるまま古泉の車にのった。

「どうでしたか」

………。おれは古泉の問いには答えず、流れて行く景色を見つつづけた。
そうだハルヒの親父さん達はどうしてるんだ、勘当とか絶縁とかそういうのだったら相談してなんとか……

「お二人は…涼宮さんのために全財産を使われました、しかし焼け石に水、おまけに心労がたたり揃って倒れられて人事不省、今もって入院されています
 実はその費用だけで毎月十万以上必要なんです、ですから借金を全額返済されても涼宮さんがお金が必要な状況には変わりありませんね」

新たに知らされた事実に俺は胸を突かれた、ハルヒと付き合い始めたころハルヒの家に呼ばれ『娘を宜しく頼む』と頭を下げられた、その親御さん達がそんな羽目になっているとは……。
そうだ入院ってもしかしてあの病院か?

「えぇ例の病院です、あなたも入院されましたよね」

だったら入院費用とかは何とかならないのか、俺の時はそうだったよな。お前ら機関の病院なんだろ。

「元機関のです、今は普通の病院ですよ、それでも便宜ははかっているんですよ。普通なら退院させられて自宅療養に切りかえさせられている所です」

そうなのか……すまん。

「まぁ涼宮さんが事務長に頼み込んだという事情もありますがね、いわゆるバーターです」

……バーターって……。

「事務長は事務室でのナースプレイがお好みとだけいっておきましょう、つまりはそういうことです」

またもや突きつけられた汚い現実に俺は押しだまった。


138:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/04 00:40:08 dVy27hJy
>>137
「涼宮さんはあの店では大変な人気で今日だってあなたにあわせて予約をあけるのが大変だったんですよ
 北高関係者だけでなく我々元機関の者達も涼宮さんのもとに通ってますからね。
 なにせ我々元機関の者にとってはかつては女神とあがめていたお方です、そして北高の関係者にとっては学園一の美少女
 そんな美少女がお相手をしてくれるとあってはみなこぞって駆けつけようというものです。
 そうそうこれはむしろ彼女が望んだことなんです、『知り合いに自分の事を宣伝してくれ』ってね、それだけ返済のために必死なんですよ」

おれは古泉の昔ながらの解説をBGMにこれからどうすればいいのかを考えた。
そういえば…古泉……お前はアイツの客に……。

「まさか、そんなことをしたら鶴屋さんにしかられます、あぁ見えても結構ヤキモチ焼きなんですよ」

鶴屋さん……そうだ、あの人に相談すれば……、なぁ古泉頼む鶴屋さんに今すぐあわせてくれ

「涼宮さんの事でですか、それは……いや……まぁ会って話せばわかることでしょう」

俺達は鶴屋さんのところへと向かった。

- つづく

139:名無しさん@ピンキー
08/06/04 00:47:22 X8xLpGmt
もう続かなくていいよ、やめろ

140:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:05:38 sF8xfTyC
つるやさんが出るとなったら話は別だ
投下やめてくれ
他の2次おkなスレ使ってくれお願いだから

141:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:07:40 vwwtwbZK
>>138
投下…乙。

1レスごとに安価付けなくてもいいのでは?

142:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:08:26 Oe8zL6vF
エロパロなんだから投下自体は受け入れろよ。それをどう批判しようがスルーしようが読み手の勝手だ。

143:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:13:28 7ByheJmg
いや、最後まで書け。
俺は陵辱嫌いだけどちゃんと完結するなら最後まで読み続けるよ。

144: ◆LeyXT4003g
08/06/04 01:17:15 QbMvtDMm
>>142
そうだそうだ!
投下は、GLやLRに反しない限り自由!書き手はじゃんじゃん投下しろ!
作品に対する賞賛や批判も、よほど過度にならない限り自由!読み手はできる限り感想つけてやれ!
そして、この空白行のバーゲンセールは俺に喧嘩売ってんのかと黙ってセルフあぼーんするのも自由だ!ピッ。

145:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:19:42 iu5EMYGP
まともに戻ったと思ったらまた阿呆に戻ったな。こいつはなんかの精神分裂病かなんかか?

146:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:21:16 X8xLpGmt
なら完結してから一気にだせよ、馬鹿野郎
このクソ鬱話だけで何日もスレッドを独占するな、スルーし難いんだよ



147:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:23:12 dq6sBe+w
>>146
そりゃおめぇの勝手だろ、スルーできる耐性つけてからエロパロにこいや
スルーが出来ないお子様はvipでもみてろよ

148:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:26:34 iu5EMYGP
せっかくスルーしてるのやかましく言わないで欲しい。
透明で気づかないようにしてるのに、関連レスなんかされたら気づいてしまうじゃないか。

149:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:30:30 Oe8zL6vF
>>146
投下している時間帯はある程度絞れるんだから、その辺りの時間をスルーすればいいだけじゃないか。

150:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:34:54 M/cjhuSe
>>144
LRがローカルルールってのはわかるんだがGRって何だ?
教えて朝比奈さん><

151:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:42:17 dq6sBe+w
んで他に投下する作者はいないのか?
ていうかさっきから書くなとかいってる香具師は率先して投下してほしいな
むしろお前が書いてみろと思う

152:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:46:17 Oe8zL6vF
無理だろ。ここに常駐している人は「読者様」が多い。
投下されたSSを読むだけの人たちに書くことを求めても無駄。

153:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:46:45 iu5EMYGP
>>150
G(ガイド)L(ライン)のこと。

154:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:48:27 naL5PEop
つーかこの人、クセは強いんだけどそこそこ読める文章書くんだよな…
それに俺、欝物とか寝取られものとか大好きだから全然問題ないし。

むしろもっとやってくれ。

155:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:52:39 X8xLpGmt
>154
ジサクジエン乙

156:名無しさん@ピンキー
08/06/04 01:55:20 5TXXKtWT
>>152
小ネタとかちょっとしたものからでいいから書き始めてみればいいのにな
書いてみると以外に面白かったり苦しんだりするしさ

157:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:05:58 naL5PEop
>>155
何か勝手に作者にされてるんだけどw
つーか読みたくないんならスルーするなり、名前欄(鬱展開)でNGするなり、このスレから去るなりしろよ…このド低脳が。

何でも自分の思い通りにならないと気がすまないお子ちゃまですか?

158:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:07:53 Umr2X2eB
GLグローバル ルール

159:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:08:14 pJTyPdxv
お前ら学習しろよw
この流れ何回繰り返してんだ

160:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:15:14 7ByheJmg
>>150
がいどらいんだとおもふ

161:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:17:10 5TXXKtWT
てか夜中なのに結構人いんのな

162:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:19:16 TnvZowM+
「ヌきました」「投下乙」程度の感想さえほとんど投下されず、皆がマナー論に
終始しているあたりこの作品は本質的に歓迎されていないな、と感じたり。切ねえ。

163:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:22:51 Umr2X2eB
どうでも良いが、機関はハルヒの惨状を知っていてほって置いたのか。能力無くなれば冷たいものだな

それに、北高と機関には、学園元アイドルと元崇拝者の元に通う変態ばかりか

でも……それが良い……

164:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:35:32 3fzUuORi
鬱展開大好き!もっとやれ!

しかし結末によって感想は変わってくる。
なんだかんだでハッピーエンドになるか、鬱のまま終わるか。

鬱のままで終わるのが好きw
作者よろしく頼む!

165:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:40:33 naL5PEop
>>163
機関の人間にも色々あるんだろ。
昔から嫌ってほどハルヒに振り回されてきたんだし…

つーかこのハルヒは自分をハメた(色々な意味で)男とまだ切れてないんだろうか…
昔の制服まで売るようなクズ男なら、当然今の金の成る木なハルヒを放っておく筈がないんだが。
ひょっとしてこれ、次回への伏線?

>>164
これでキョンがケツまくって、最後他の女(佐々木とか)に逃げたりしたら最高に欝だよなw
全く救いが無い。

166:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:46:17 X8xLpGmt
>157
うるせえぞ馬鹿、低脳で結構だ。

じゃあそろそろ低脳の18番、AA連投荒らしでもはじめましょか?

167:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:47:27 gGbkujo5
>>165
心配しなくても、佐々木も今頃同じ目に会ってるよ

168:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:51:28 sF8xfTyC
出来心でハルヒとキョンの立場を入れ替えて想像してみた

おえっぷ

169:名無しさん@ピンキー
08/06/04 02:58:19 naL5PEop
>>167
佐々木の場合は、大学デビューした際に変な男(テニスサークルとかの)に引っ掛かって…とか、
長門の場合は、任務を終えて普通の人間として生きることにした後、司書になるべく上京するも変な男に引っ掛かって…とか、
朝比奈さん(大)は未来で出世と引き換えに上司に無理矢理関係を持たされて…とか、
そんな感じか。

つーか登場ヒロイン全員が寝取られる話とか無いわ、普通。

170:名無しさん@ピンキー
08/06/04 03:11:34 JcEEbdQ9
荒れるの分かってて-つづく-ってやってるんだから、そういうことなんだろうさ

171:名無しさん@ピンキー
08/06/04 03:15:08 7ByheJmg
ID:X8xLpGmt

172:名無しさん@ピンキー
08/06/04 03:25:56 Umr2X2eB
寝取られと、この鬱作品を一緒にするな
寝取られは、レイープ要素が無ければただの浮気

いかがわしい店で強制労働と比べるべきでない

173:名無しさん@ピンキー
08/06/04 03:46:12 H/4UX6FE
>>124
今回にかんしてはけっこううなづける面がある

174:名無しさん@ピンキー
08/06/04 10:24:06 usrC1Tz7
ハルヒの借王ができた理由は何だったっけ?

175:名無しさん@ピンキー
08/06/04 10:31:07 4Nj05hRb
>>146 読みたくなかったら、タイトルかIDをNG登録してあぼーんしちゃえばいいじゃん。
現に自分はそうしている。


176:名無しさん@ピンキー
08/06/04 10:40:23 M31N/3rb
>>169
佐々木はなんかすげー想像できるんだが、長門は難しすぎるぜ

177:名無しさん@ピンキー
08/06/04 12:36:04 aN86iHG4
ハルヒが借金背負わされたのはある意味、自業自得な気がするけど
なんかハルヒの両親の方が気の毒になるな

178:名無しさん@ピンキー
08/06/04 16:28:29 M31N/3rb
この手のは全員気の毒になるのが運命だから、整合性なぞどうでもいいモノだよ。
だいたが初めから「そういう設定」なんだから。

179:名無しさん@ピンキー
08/06/04 17:26:27 l8bm1Pcz
てめえの勝手な都合で鶴屋さんの性格をいじったら絶対に許さない。
絶対ニダ。

180:名無しさん@ピンキー
08/06/04 17:29:25 GxmW1Ody
鶴屋さん「アンニョハセヨにょろ」

181:名無しさん@ピンキー
08/06/04 17:34:50 oeDmwRJv
>>179
無理だろ、この手のSSのキャラは原作と同じ名前のオリキャラなんだから

182:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:07:43 X8xLpGmt
鬱なら鬱用のスレがあるからそこいってやれよ。

ゲロ吐きたいなら、ゲロ用のビニール袋に吐いて来い。
わざわざ大通りでゲロはいて、どうだおれのゲロ凄いだろとか、すばらしいゲロですねwwなどと慣れあわれても困るんだよ。

183:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:09:11 DbX4+oTl
きたねえ例えだなあ

184:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:23:26 dg9SLRnY
てか大通りなのかここ?
エロパロはどうみても裏通りじゃね

185:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:29:01 Oe8zL6vF
下水道と言った方がいいな。

186:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:29:49 oWpMiUDQ
まあ、裏通りならゲロが落ちてる事も自分のミスでそれを踏んじゃって八つ当たりしてる奴も珍しくないか。


俺はゲロだとは思わないけど。

187:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:38:56 A+gLZRLB
なんか上でやってたような煽り合いを見てると
「自分は他人よりえらい、分かっている」「俺はお前らとは違うんだ」的な
アホみたいなプライド持ってるんだろうな。本人たち以外から見るとすごく浅はかで滑稽だ
こういうのって次の日冷静になってみると、なんであんなこと書いたんだって後悔してそう

…この流れで誰がSSなんて書けるんだ?

188:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:48:31 3Tssu6Vn
ここまで「GJ」の数は1つだけ……っと(しかも鬱SSにつけられたGJではない)。
まあ盛り上がっているからいいや。

189:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:50:23 dg9SLRnY
まぁ俺も投下するなら
vipかキャラスレだな


190:名無しさん@ピンキー
08/06/04 18:55:39 Oe8zL6vF
>>189
vipやキャラスレはエロ禁止だが。

191:名無しさん@ピンキー
08/06/04 19:17:23 dg9SLRnY
ここはエロ限定だっけ?
エロくない只のパロは駄目じゃないよな?


192:名無しさん@ピンキー
08/06/04 19:29:10 hllK/VBm
上のやりとりを見て思ったんだが、エロパロはむしろ風俗街だな。イメクラあり、テレクラあり、キャバクラありetc
そんなおっさん臭い所(801除く)。

193:名無しさん@ピンキー
08/06/04 19:46:07 b45l3aAO
なんか鶴屋さんが好きなひと多いな。
鶴屋さんのエロって、変態シリーズと孤島のやつしか記憶に無いが、他にある?

194:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:00:41 X8xLpGmt
風俗街でもゲロはとおりの真ん中で吐くな。

195:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:05:54 n2NlN/T8
>>193
ここでは非短調の影響も大きそうだ

196:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:29:59 usrC1Tz7
何で偉そうなんだ

197:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:45:03 0EESmX8H
>>194
そんなに俺ルールを通したいのならここではなく
自分でSS投稿サイト立ち上げて俺ルールなSSを勝手に募集してくれ
そうすれば君のルールに反するSSは絶対に投稿されないだろう
君のルールに沿ったSSも投稿されないけどな


198:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:57:38 1mBixSIA
>>194
人の作品をゲロ扱いするなよ。
またいつもの粘着か?

199:名無しさん@ピンキー
08/06/04 21:04:07 j1VPHw30
>>191
OK。
あまりやばくない軽めのガチホモねたもあり。

まぁ自分は谷口×ハルヒか長門か阪中が見てみたいわけだが。

200:名無しさん@ピンキー
08/06/04 21:16:15 FV+RwMZm

この前1日で消えたスレだったけど谷口がハルヒの最初説が浮上して
真偽はともかくの仮説として面白かった
5年間同じクラス(6年目か?)ってのもあってだろうけど

201:名無しさん@ピンキー
08/06/04 21:20:42 j1VPHw30
>>200
詳しく

202:名無しさん@ピンキー
08/06/04 22:32:24 M31N/3rb
vipに帰れ

203:名無しさん@ピンキー
08/06/04 22:36:36 5nkoWPFA
だから嫌なんならスルーしろと

ハッピーものもあれば鬱もあるしそれは人の好みだろう 
自分の価値観を第一に立てて「投下すんな」「他スレいけ」はただのわがままだよ
鬱を嫌う人が多いのは分かるけど、作者を追い出そうとせずに、最初から見なければいいじゃないか
こんな延々と続くのを繰り返してもスレは発展しないよ

204:名無しさん@ピンキー
08/06/04 22:38:24 5nkoWPFA
すまん、更新してなかったもんでタイミングずれたorz

205:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:17:41 M31N/3rb
>>204
( ´∀`)σ)∇`*)

206:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:34:50 bWxGk0sH
じゃ作品の話題でも

中学時代の男とっかえひっかえも、ハルヒ本人なりに本気だったんだろうな
髪型リセットスパンの一週間が、中学時代の最長交際期間と一致してるし

207:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:37:19 uhuASa0B
流石に偶然じゃないか?1ヶ月でリセットだったら大変なことになるぞ。

208:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:49:37 M31N/3rb
髪型リセットと交際期間は関係ないだろw

209:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:59:52 TCaUs0SC
>>206
そういやあったな、そんな設定。本人としてはいかに非日常に邂逅するかを試行錯誤していた時期の行動で、深い意味はなさそうだけどな。
(周囲から見て)奇行を始めて3ヶ月くらいで異常な存在に遭遇したのが事実上の全ての始まりであるとすると、罪な奴であるといえなくもないな、ジョンは。

210:名無しさん@ピンキー
08/06/05 00:22:36 mFy6oSb7
>>206
とっかえひっかえっても、ハルヒの方から声をかけた事は無いんじゃないか?
単にどーでもいーから付き合う…やっぱ面白くない、みたいなテンションかと。

211:名無しさん@ピンキー
08/06/05 00:43:38 ILQK0LeJ
中学時代のハルヒは、軽い気持ちで付き合って、面白くないと即座に断っていた。竹を割ったような気持ち良い性格。向こうがどこまで本気だったかは知らないが。
対する中学時代のキョンの場合は、面白くなくても、断り切れずにズルズル付き合うヘタレだったのが対照的だ。

212:名無しさん@ピンキー
08/06/05 00:49:05 m/hR5h05
>中学時代のキョンの場合は、面白くなくても、断り切れずにズルズル付き合うヘタレ・・・
えそんな描写あったっけか

213:名無しさん@ピンキー
08/06/05 00:54:23 od+vBv0a
そもそも付き合ってすらないだろw

214:名無しさん@ピンキー
08/06/05 01:10:02 M3cvhpKn
つーか無理して雑談されてもウゼーだけなんだけどよ?
馴れ合いお喋りしたいだけならアニメ板でもラノベ板でもいくらでもあんだろ

215:名無しさん@ピンキー
08/06/05 01:12:19 wnx99Qpj
スレが過疎になるわけだな…これじゃあ

216:名無しさん@ピンキー
08/06/05 01:15:37 DHstDp6d
>>214
考察はスレにとっても有益だろ。情報を集めるのはいいことだ。
罵りあいをしているよりよっぽどまし。

217:名無しさん@ピンキー
08/06/05 01:27:39 wGbZr2rZ
>>138
続き、俺は読むよ。
がんばれ。

218:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/05 02:05:39 IdCkoyE9
今回もこれまで同様な話です、嫌な人はスルーしてください。
それと今回は若干ホモ分が混入していますので注意願います。
明日は会社が休みになったので筆が進みました。
おそらくこれが最後になります。

>>138

「やぁ! キョン君久しぶりっ、元気だった?」

あいかわらず、陽気な人だ。
すいません、夜分遅く……実は折り入って相談したいことがあって……

「んー、ハルにゃんのことだねっ! 今日キョン君はお店にいったんだよね?」

えっ、なぜそれを……。

「あそこはウチの傘下なのさ、ついでにいうとあたしがハルにゃんをあそこに紹介したんだよっ! 」

俺は聞き間違いかと思い鶴屋さんに問いただした、すると鶴屋さんはいつものテンションで事情をはなし始める。

「ハルにゃん危なかったんだよ、もうちょっと遅かったら外国に送られてもう日本に帰ってこれなくなるところだったのさっ!
 あんなところにいったら危ない病気うつされてニ年と生きられないから今頃は生きていなかったかもなのさっ。
 商品の発送リストにハルにゃんの写真を見つけて驚いたっさ、すぐに連絡して手配をとめてもらったよ。
 なんたってハルにゃんはあたしの友達だからねっ、でもリストは向こうに送ったあとだったから美人さんのハルにゃんのキャンセルは発送先がごねたけどなんとかキャンセル料だけで勘弁してもらったにょろ」

俺はあまりの話に耳を疑った、ハルヒが外国に売りとばされる……おそらくアイツの仕業だろう。
そういえばアイツはまだハルヒを食い物しているのだろうか、ハルヒを苦しめている原因は借金だけではなかったのだ。

「そのついでにハルにゃんについていた悪い虫を退治しといたよっ、きっと今頃は砂漠の真ん中で労働に勤しんでるねっ、まぁそれもまだ生きていればだけどね。
 キャンセル料と悪い虫の退治費用にニ百万ちょっとかかったのさっ、けど友達のハルにゃんだからあたしが払ったにょろよ。
 でもハルにゃん名義の借金はその時点で億を超えていたっさ、いくら友達でも億は無理にょろよ
 それでハルにゃんと借金について話しあってたら、どんな仕事でもして借金を返すっていうからあのお店を紹介したっさ。
 悪い虫も退治したし、借金はうちの弁護士に頼んで法定利息で計算しなおして貰って一本にまとめて総額も金利も抑えたから、あとはハルにゃんが頑張って借金をかえすだけにょろ、それに返済は日払いだから月払いよりも利息がかからないんだよっ!
 ハルにゃんは頑張り屋さんだからあと一年もあれば全額返済できるよっ!」

俺は鶴屋さんに『ハルヒの命を助けてくれておまけにアイツを退治してくれた』と礼をいうべきかそれとも『友達をあんな店に紹介とは』と問い詰めるべきなのかわからなかった、鶴屋さんの話を聞いた俺はひどく混乱していた。
ただ俺はハルヒを助けたかった。
すいません鶴屋さん、俺ハルヒをなんとかしてやりたいんです。借金なら俺がバイトでもなんでもしますからあいつを助けてやってください。

「例えばね、キョン君が一生懸命のまず食わずバイトして働いてもキョン君の一ヶ月分のお給料はハルにゃんの一日分の売り上げにも満たないっさ、焼け石に水にょろ」

219:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/05 02:07:47 IdCkoyE9
……それでもいいんです、俺…肝心なときにあいつのそばにいてやれなくて……だから…バイト代全部持ってきますから。

「ふえっ! そりゃいいけどさ、あと一年があと11ヶ月と3週間になるだけだよ?」

お願いします、それでもいいです、鶴屋さん…俺なんでもしますから。

「んー、ホントになんでもするの? キョン君、その言葉に嘘偽りはないのかねっ?」

勿論です、鶴屋さん。

「古泉君、あの仕事キョン君にどうかな?」

鶴屋さんは同席していた古泉に話を振る。

「彼は少しトウが立っていますがまだ大丈夫かと……、しかし……あの仕事は……」

古泉頼む、俺はハルヒの役に立ちたいんだ。

「確かにあの仕事でしたら、1年が十ヶ月、ひょっとすると八ヶ月になるかもしれませんが……、本当によろしいのですか?」

その仕事の内容を聞かされ、俺は驚愕した。古泉と鶴屋さんからはもう一度落ち着いて考え直した方がいいといわれた。
しかし俺はその仕事を受けることにした。ハルヒを助けるには一番の近道に思えたからだった。

俺は東京に戻り大学で中退の手続きをとった、そして家財道具を処分しアパートを引き払ったのち指定された場所へと向かった。
いわゆる二丁目というところだ。
実家には『事情があり大学をやめ暫く連絡がとれなくなるが心配しないで欲しい』とだけ書いた手紙を送った。

最初の相手は40代のマッチョな角刈りだった。初めてしたときハルヒが凄く痛がった理由を俺は身を持って体感させられた。
ビデオにもでた、もちろん男同士、出た方が人気がでて指名が増えると言われたからだ。
無精な俺だったが業務日誌もつけ始めた、お客さんの性癖を把握し常連さんを増やすためだ。
ビデオのせいなのかどうか指名は増え俺は掘ったり掘られたりの毎日を過ごした。
男だけではなく女性の相手もした、もっとも女性といってもいわゆるマダムと呼ばれる40代、50代といった層。
三段腹だろうが四段腹だろうが相手が女性である以上、俺は男としての義務を果たした。
節約のため部屋は借りなかった。泊まりが取れずにあぶれたときはハルヒに習い事務所で毛布にくるまった。
ついでにいうとハルヒが言った「おしっこはしょっぱい」や「男の人のは苦い」の真偽は何度も身をもって確認させられた。
そのほかいろんなことがあったが、人間死ぬほどの辛い目にあうと自殺しようという気すらわかないとだけ言っておこう。


220:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/05 02:10:14 IdCkoyE9
七ヶ月ほどたったある日の朝、古泉が事務所にやってきて「ノーサイドです」といつものにやけ顔でいった。

「試合終了ということです、お二人とも頑張られたお陰で今日のお二人の予定ノルマと借金の残額がほぼイコールです、つまり本日の売り上げで借金が完済されます。
 キャンセルかなにかでノルマに満たなくてもその分はこちらでかぶるということで鶴屋さんの了承は得ています。まぁいわば今日はロスタイムですかね」

俺は古泉にありがとうといい昼前には向こうへ戻るという奴を待たせハルヒに宛てて手紙を書いた。
これまでの簡単な経緯と今の俺の仕事のこと、それともうハルヒの借金はなくなったこと、親父さんたちの入院費なら俺とハルヒの二人いれば店をやめて普通の仕事をしてもまかなえること、
そして最後に明日いつもの駅前の喫茶店で待っている…と、そして手紙を古泉に託し俺は仕事へと向かった。

最後の仕事を終えた俺は荷物をまとめ夜行バスに飛び乗った。荷物の中味は少々の着替えとこれまでの業務日誌、それと今回の体験を元に書き溜めた小説の原稿だった。

夜間バスが揺れ浅い眠りから目覚めた俺は朝の光のもと最後の推敲を行った。
そしてバスを降りた俺は郵便局の時間外窓口により出版社へと原稿を発送した。
これは自分なりのけじめ…もしくは自己満足……俺は誰かにこの七ヶ月間の事を知ってほしかっただけなのかもしれない。

電車を乗り継ぎSOS団御用達だった駅前に到着した俺は例の喫茶店に飛び込みモーニングを頼んだ。
そしてハルヒが来るのを待つ、本当にあいつが来るのかどうかはわからない。

強行軍の疲れが出たのか俺はしばしまどろんでしまった。するとこの七ヶ月間待ちわびた声が俺の意識を目覚めさせる。

「キョン、……あんたバカよ……、…でも…ありがと…」

見上げるとハルヒの目から涙があふれていた、だがその瞳は前回わかれた時のうつろなものではなく高校時代の輝きをとりもどしていた。


221:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/05 02:14:44 IdCkoyE9
< エピローグ >

その後のことを少しだけ語ろう。
俺達二人は喫茶店の店内で人目も憚らず抱き合い号泣した、まぁ人目といってもマスターしかいなかったわけだが。
俺達が店を追い出されなかった理由はほとんど客が来ないであろう時間帯だったからか、それとも昔の常連のよしみか
はたまた俺達の異様な雰囲気にマスターが呑まれたのかは定かではない。
そして俺達は俺の実家に向かった。親父たちには古泉を通して今日戻ると連絡してあった。

俺とハルヒは包み隠さず全てを話し、俺は親不孝をわびた、お袋と妹は泣き親父は俺をバカヤローと殴った。
親父とお袋の頭は白いものが増えており俺は自分がした親不孝を実感させられた。
それでもしまいには親父達は俺を許しハルヒを受け入れてくれた…家族とは本当に有難いものだ。

昼食をご馳走になった俺達はハルヒの両親を見舞うため病院へ向かった。
開口一番ハルヒは両親にごめんなさいといい、そのまま両親に抱きつき泣きじゃくった。
俺がハルヒに代わってアイツはもういないことや俺達の仕事のこと、借金の返済が終わり、ハルヒも俺も仕事もやめた事をはなした。
胸のつかえが一気に降りたのか、親父さんは見舞いのケーキを三つも食べ、おふくろさんはそれを見てにこやかに笑った。その表情はまだ固いものの快方への手ごたえを感じた。

半ば強引に外出許可を取り付けた俺達はその足で市役所へ向かい待っていた俺の親父達と合流した。
そしてお互いの家族に見守られながら、俺とハルヒは婚姻届を提出し窓口の前でキスをした。
誓いのキス…俺達なりの結婚式のつもりだった。金が無い俺たちの新居は実家の俺の部屋だ、店をやめたハルヒは住むところがなかったので丁度よかった。

親父さん達を病院に送った帰り際、例の事務長とやらがハルヒにセクハラをしかけてきた、ハルヒは適当に交わしていたが余りにしつこいので俺は思わずそいつをぶっとばそうとした。
しかしその前にハルヒのとび蹴りが炸裂、あわや警察沙汰かと思われたが向こうにもやましいところがあるからなのかとび蹴りの件は不問となった。
もしかするとナース服、赤ちゃん、おむつ、おもらしというハルヒの呟きが功を奏したのかもしれない。

俺は親父の世話でコンビニの雇われ店長をすることになった、学生時代にコンビニでバイトをしていたこともありなんとかこなすことができている。
ちなみに雇われ店長である俺の最初の仕事はハルヒをバイトとして採用することだった。人妻なのにハルヒはなぜか看板娘と自称している。

そして最初の給料が出た次の日コンビニの上のワンルームに俺達は引っ越した。
理由は嫁姑問題などではなく築十数年の安普請の壁は薄く俺達新婚夫婦の夜の営みはやや騒々しすぎたからだ。
結婚四日目には妹から苦情がきた。さすがに中学生ともなると夜中の物音が只のプロレスごっごではないことがわかるらしい。

この町から引っ越さないのはハルヒの意志、別の町に移り住んで隠していてもどうせいつかは誰かにばれる、その時にばらす、ばらさないで脅迫されたりゴタゴタするのは嫌だという。
この町ならそれが周知の事実なので脅しようがないからいいというのが引っ越さない理由だ。


222:涼宮ハルヒの鬱展開
08/06/05 02:20:57 HBbiHiVO
そして雇われ店長の仕事になれたころ出版社から連絡があった。俺の小説は新人賞の佳作にひっかかり作家デビューを果たすことになった。
俺のデビュー作はバカ売れというわけではないが増刷がかかり売れ行き好調らしい、そこそこの印税も手に入れた俺は今二作目を執筆中だ。
二作目の印税が入ったら今任されているコンビニの権利を譲ってもらい俺は雇われ店長からオーナー店長になるつもりでいる。コンビニの売り上げはかなり好調でハルヒは看板娘である自分の功績だといいはっている。

ハルヒの親御さん達はめきめきと容態が回復し退院した、親父さん達には俺たちの隣の部屋に住んでもらいコンビニの仕事を手伝ってもらっている。俺のあだ名はそのうちキョンではなくマスオさんになるかもしれない。
ついでに俺の両親のことを話すが俺達新婚夫婦に刺激されハッスルしたものか、なんと俺には妹か弟ができるらしい。絶対キョンではなくおにぃちゃんと俺のことを呼ばせようと心に誓った。
ハルヒは俺の作家デビューに触発されたのか自分も作家になるといって仕事の合間になにやら小説を執筆中だ。
いわく、とてつもなく壮大な世界観で空前絶後のストーリー、そしてもの凄く魅力的な主人公だそうでベストセラー間違い無しなんだそうだ。
しかしあきっぽいあいつのことだから最後まで書き上げられるかどうかはわからない。

そして俺たちはとあるホテルにきている、今日はここで俺達の学年全体の北高同窓会があるという。
転送されて来た俺の実家宛ての案内葉書を目ざとく見つけたハルヒは参加をしぶる俺に絶対でるといいはった。
参加者の半分近くがハルヒのかつての仕事を知っており出席すれば全員に知れ渡るだろう。
なのでわざわざさらし者になりに行く必要はないと俺はいった。
ハルヒはいつまでも逃げている訳にはいかないし、ここで一辺に勝負をつけると後が楽になると頑強に主張した。
公の場でお披露目してしまえば影でこそこそいうやつも出にくくなるともいった。
俺は折れて夫婦二人で出席すると幹事に返事をだした。

なぁハルヒいまならまだ引き返してもいいんだぞと俺はハルヒに確認する。会場のホールは目の前だ。

「うるさいわねぇ、行くって決めたんだから今更ぐずぐずいわないの」

言葉とは裏腹に心細いのかハルヒは俺の手を握り締めている。
この会場に限らずこれからも俺やハルヒの事をとやかくいい、ハルヒの心を傷つける奴は尽きないだろう。
そんなとき俺はハルヒを支え苦しみを分かちあっていきたい、いつでもハルヒの心を守る盾になりたい俺はそう思っている。

ホールに入ろうとするに俺達に気が付いた連中がヒソヒソとささやきを交わす、『フーゾク』、『ソープ』などという単語が聞こえてくる。
ハルヒの動揺が俺の手に伝わってくる、俺はハルヒの手を握り直す、するとハルヒも握り返してくる。
俺たちは顔を見合わせお互いの意志を確認した。

そして俺達は足並を揃えて騒がしい場内へと一歩を踏み出した。

- 終わり -


223:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:21:05 vVwf1+7x
終わりかい?それとも支援が必要か?

224:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:24:04 0XKp6/qE
最後と言わず鬱endも書いて欲しいな。
あと乙。

225:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:39:46 MgJfXpZF
完結乙
それとGJ!!

226:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:40:46 wifhoJb6
事務長とハルヒの行為kwsk
外伝的な感じで頼む。
赤ちゃんプレー大好き

227:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:41:27 AUMoTCJ2
武士沢レシーブの最終回を思い出した。ページが足りないので年表を使って説明するという
伝説の最終回ね。「ハルヒとキョンがコンビニ~」のくだりで、トリ王子もそうだったよなあ、
とか思い出して笑ってしまった。
つまりは前半と後半の密度が違いすぎ。ハッピーエンドというよりは無理やりエンドにしか
思えなかったよ。もったいない。いっそ陵辱路線を極めた方が良かったんでないの?

228:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:47:30 zpGS9vxD
GJ!


>227
>前半と後半の密度が違いすぎ。
エピローグの意味わかってる?


229:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:49:49 m/hR5h05
一応だけ聞くけどこれ、やんわりした荒らしじゃないよな
スルーするようにはするけど、出来れば目にいれるか入れないかの
選択肢があるようなリンク貼りとかの形だったらよかった、と
ちょっとだけぼやかせてくれ

でもお疲れさん

230:名無しさん@ピンキー
08/06/05 02:50:57 vVwf1+7x
乙です。
これだけ一気に書き上げるのは、かなりの労力を使ったでしょう。
このスレの雰囲気の中で書き上げるのは、大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。

素直な文章で、読むことにストレスは感じませんでした。
文章を書きなれているんですね。
書き手の視点からすると、文体や文章構成が前半と変わったのは残念でした。
こういう時は、もう一人の読み手の自分を作るのが良いと思います。

読み手の自分が熟読して、この作品が読み手に優しい分になっているのか?
この文章でもう一人の自分が満足できるのか?
作品性に一貫したポリシーや方向性があるのか?
原作のキャラクターのしゃべり方と比べて違和感はないのか?

これを意識しただけでもこの作品はずっと素晴らしいものになるかと思います。
後、改行や文章の段落、文章の約束事はこのレベルの文章を書いている方なら
理解していると思いますので、今後の作品では直された方がいいでしょう。

今後の活躍に期待しています。

231:名無しさん@ピンキー
08/06/05 03:04:04 0XKp6/qE
>>230
自重してくれ

232:名無しさん@ピンキー
08/06/05 03:13:05 AUMoTCJ2
このSSに対して批判的な感想が出ると、十分も経たないうちにそいつへと噛みつく
奴が現れる。全盛期からここにいるが今までこんなことなかったよ。ふしぎ!

>>228
終結部って意味だろ。それと密度やバランスが悪いことには関係ない。
それからGJ!の三文字だけじゃなくてもっと感想書いてやれよ。

233:名無しさん@ピンキー
08/06/05 03:53:19 TGYfJcM+
いっぱいあったよ?

234:名無しさん@ピンキー
08/06/05 05:14:36 GW4Rajdo
>>232
俺の知ってる限り一人だけいたけどなw
まあこれもどう見ても本人ですって感じだが

完結したようなので一言だけ
「俺語りする作者の作品は総じて語るに値せず」

235:名無しさん@ピンキー
08/06/05 05:24:08 xI6Y6ZYz
けど何もせずに俺様意見を披露しちゃってるやつよりはマシだよね

236:名無しさん@ピンキー
08/06/05 06:43:23 KoVYnxPU
これは酷い鶴屋さんですね・・・。

237:名無しさん@ピンキー
08/06/05 06:53:58 bPzmYfHd
まさかガチホモやマダムとのナニを詳しく描写しろとでも?
それは勘弁だな。

238:名無しさん@ピンキー
08/06/05 08:01:35 Nbe+RTIf
まるで作者本人みたいな言いぐさだな。「ガチホモやマダムとの詳細な絡みを『読みたくない』」
なら読み手として至極普通の感想だとは思うが・・・・ただの読み手に描写しろだなんてとてもとても

239:名無しさん@ピンキー
08/06/05 08:41:17 f0G7+173
作者の言いぐさねぇ
さすが読者様は言うことが違う
読み手書き手には及びもつかない境地だな

240:名無しさん@ピンキー
08/06/05 08:44:09 N3ZFGE4g
>>218
完結か。冒頭で見当がついたが、機関絡み組が黒いな。主役コンビがほとんど別人化している中で、原作に近い形でえげつない存在になってる。
人生を狂わせられた事への報復感情がある、という解釈なんだろうけど、どことなく「消失」世界の古泉、鶴屋さんを彷彿とさせるな。
ベターエンドとでも言うべきエピローグは、原作的御都合主義展開だが、故にこの作品をまとめるのに一役買ってる。
惜しむらくは、断続的な投下だったからこれが最初からの狙いか、軌道修正の結果なのかが見えにくい事かな。
この空気の中投下し続けた事は素直に認めたい。今後もへこたれずに頑張ってください。

しかし、このスレの住人はどちらかというと悲劇的な話に否定的だな。原作の雰囲気がそうだから、というのもあるだろうけど。

241:名無しさん@ピンキー
08/06/05 08:44:58 3LF8iaGj
投下します
53-187の続きものです
幼女が苦手な方、戦隊もの、車にこだわりがある方はスルーして下さい

242:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:47:12 3LF8iaGj
電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化





「キョンよ!今日からいっしょに暮らすの!」

俺が一般人であることはもはや言うまでもない。しかしハルヒの奇行、蛮行に振り回され続けそれに伴う時間旅行や宇宙的とんでも現象等々
言えばキリがないが、そんな体験によりそこら辺の奴らよりは突拍子もないことにいささか耐性がある。ある、が……どうしたもんかねぇ。
「ふむ。あなたのことはわかるようですね。聞いた感じあなたの時のように記憶まで退行してる訳ではないようですが……
 涼宮さん、僕のことはわかりますか?」
「古泉君!ねぇ、なんでなんで??クイズ!?クイズ!!?」
だぶだぶな制服を纏いハルヒは目を輝かしている。どっからどう見ても幼女だ。
この幼女ハルヒは、長門のモンゴリアンから目を覚ましたはいいが故障が治っておらず、俺の家で暮らすと喚きちらしていた時に
朝比奈さんが『子供じゃないんですから、そんなわがままいけません!』と言った結果だと思われる。相変わらず滅茶苦茶だが
そう言ったと同時に糸が切れた様に崩れ落ち小型化が始まったからな。
「うぅ……こんな力技でくるとは思いませんでした……」
あぁ、気持ちはわかりますよ朝比奈さん。いくら負けず嫌いでもまさか本当に退行してくるなんて誰も思わないですからね。
しかし厄介だな。ハルヒの様子からするとこれまでの記憶はあるようだが子供の思考だ。古泉の言うハルヒの心の奥底にある
常識という名のストッパーが働かないかもしれない。……まあ今まで働いていたとは思えないが。
「キョン~キョン~」
ハルヒがズボンを引っ張って見上げてきた。妹がかまってと纏わり付いてくる時にそっくりだな。
一応、朝比奈さんと長門のこともわかるか確認しとくか。
「ハルヒ、この髪の長いお姉さんのことわかるか?」
「……おっぱいおばけ!!」
「………………ん?」
「あー、じゃあこのお姉ちゃんは?」
「洗濯板!!」
「………………ぁ?」
様子からするに、どうやらハルヒの中で喧嘩中らしい。二人のことがわからないことはないようだが……
「もう一度頚動脈に刺激を与えれば、元の姿に戻ると思われる。激しく推奨」
「えぇ。わたしもそう思います。おすすめです」
怖!目がマジだ。ハルヒ謝っとけ。二人とも大人気ない気もするが、ちょっと言いすぎだ。
「や!ほんとのことだもん!あたし悪くないもん!」
「……許可を」
まずいな。本当にやりかねん。ハルヒ、謝りなさい。
「や!!」
「ハルヒ!」
「む~……みくるちゃん、有希……………………ごめんなさい」
つい怒鳴ってしまったが、素直に謝ったので良しとしよう。しかし隠れるように俺の脚にしがみ付きながらってのは、やはり精神は子供か……
やれやれ、まあいい。この滅多に見れないハルヒのかわいらしさに免じて、二人ともここは堪えてくれないかな。
「……わかった」
「う~……悔しいけどかわいいですぅ」
まだちょっと拗ねているハルヒを見ながら二人とも空気をやわらかくしてくれた。うむ、平和が一番だ。
「えらいぞ、ハルヒ。よく謝ったな」
ついつい妹や親戚の子達にするように頭を撫でてしまうが、ちょっと赤くなってる顔を脚に押し付けてこられたら子供扱いも仕方ないことだ。

243:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:49:04 3LF8iaGj
「と言うことですので、しばらく涼宮さんをよろしくお願いしますね」
「……待て、話がぶっ飛び過ぎだ。なにがと言うことだ。今の流れでどうしたらそんな結論になるんだよ」
「僕としては至極真っ当な結論ですよ。まず、涼宮さんは身体、精神と退行してるようですが今までの記憶はあるようなので、朝比奈さん
 もしくは長門さんに預けるのは少々不安です」
「なんでだ?女の子なんだし、とりあえず二人のどちらかに任せるのが普通だろ。喧嘩してたからか?」
「それもあるんですが……まあ、理由はご自分で考えてください」
苦笑いしてる古泉がなぜか腹ただしい。
「そして、あなたは子供の扱いに慣れてますからね。申し分ないです」
「俺は申し分あるぞ。さすがにハルヒの実家に帰らす訳にはいかんが、機関なら……いや、そこまで信用できんな。森さんなら任せてもいい。
 それなら問題ないだろ」
「おやおや、機関も信用がないですね。まあ、僕達も一枚岩ではないですからあなたの判断は間違ってません。森さんについてはSOS団副団長
 として安心できると保障しましょう。しかしですね、それでも駄目なんです。おわかりではないですか?」
いや、まあ……わかってるんだがな。ただ、素直に認めてはいけない気がしたんだよ。やっぱり俺はハルヒに振り回される運命なのか……
「涼宮さんはあなたと暮らすと言ってますからね。無理に離そうとすると幼い精神と相まって暴走しかねません。尤も、涼宮さんが望んだことに
 僕達が邪魔しようと関係ないでしょうが。それにですね、こんな涼宮さんをあなたは突き放せるのですか?」
古泉は、俺の足にしがみつきながら涙目で見上げているハルヒを見て、わかってますよと言わんばかりのしたり顔を向けてきた。くそぅ、忌々しい。
「キョン、あたしといっしょはやなの?」
今のハルヒでは理解できない会話だったと思うが、自分が受け入れてもらえないかもという雰囲気は感じとったらしい。泣きそうな声で聞いてきた。
仕方ない、悲しませるのは本意じゃない。
「そんなことないぞ。ほら、帰るぞ」
「うん!」
ハルヒは打って変わって満面の笑みで手を繋いできた。むぅ……和むな。
「古泉、ハルヒの実家とかもろもろと任せていいか?と言うより俺がどうこうできる事じゃないから任せる。長門の情報改竄もまた駄目だろ?」
「そうですね、なんとかしましょう。しかし今回は早く解決しないと面倒なことになりそうですから、出来る限り頑張って下さい」
頑張れと言われても何をどうすればいいか検討もつかん。明日起きたら元のハルヒに戻ってるってのがベストなんだがなぁ。
「キョン、帰ったらゲームしよ!あと、いっしょにご飯食べていっしょにテレビ見よ!あと、あと……」
「わかった、わかったからそんな引っ張らないでくれ」
「へへ~キョンだいすき~」
おおぅ、告られた。いやはや子供とはいえ悪い気はしないね。
「………………ロリコンさん?」
「………………ペド?」
……なぜだ。




―――




明日は土曜で休みなので、みんなには朝から家に来てもらってまた対策を練ろうと決まり、とらあえず今日は解散となった。
「キョン~歩きにくい。おんぶ!」
解散間際、ハルヒがスカートのずり落ちただぶだぶな制服という完全に犯罪な格好であることに気付き、慌てて長門が持っていたジャージ
を着さした。長門のジャージでもぶかぶかだが致し方ない。人生のピリオドを打つよりはマシだ。
「おんぶ!おんぶ!お~ん~ぶ~!」
「仕方ないな、ほら」
「やた!と~ぅ!」
歩きづらい格好な上に靴もがぽがぽだ。これぐらいの駄々は聞いてやらんとな。



244:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:50:27 3LF8iaGj
「ハルヒ、着いたぞ。ただいま~」
うとうとしていたハルヒを起こしながら家に入ると妹が出向かいにきた。
「おかえり~。キョンくん、これからどうする?わたしにする?わたしにする?それとも、わ・た・し?」
……得意気にお決まりの定型句を言う妹のアホさ加減が、ここ最近増してる気がする。
「とりあえず、飯食うし、風呂にも入るがおまえはこいつの相手をしてくれ」
「ぶ~……その子誰?」
「ハルヒだ。この姿は……まあ、察しろ。妹だと思ってだな……」
「嫌!キョン君の妹はわたしだけなんだよ!結婚するんだよ!お嫁さんなんだよ!」
「!?キョンはあたしのおにいちゃんよ!」
なんかとんでもないことを妹が言ってるが、大方変な漫画にでも影響されたのだろう。それよりもハルヒの腕がいい感じにチョークに入って……
「駄目だよ!はるにゃんは違うよ!」
「違わないもん!あたし妹だもん!」
ぐぉ……締め付けられる。意味のわからない張り合いをしないでくれ……お、おちる……
「む~、じゃあゲームで勝負だよ、はるにゃん!」
「あたし負けないもん!」
ハルヒは俺の背中から勢いよく降りると、妹と競争するように部屋へと駆けていった。
あやうく幼女に夢の世界に旅立たされるとこだった……
しかし妹の年齢が疑わしいぞ。見た感じ五歳くらいのハルヒと同レベルじゃないか。ほんと兄は心配です。
……と、まあいい今のうちにお袋に説明しとくか。腹も減ったしな。

食後、お袋はハルヒをしばらく泊まらせることにすんなり了解した。
と言うよりかわいい娘ができたとテンションを上げて、ハルヒに抱きつきながらぐるぐる回したり頭を撫でくり回したりしていた。もう、ノリノリ。
しかし妹がそれにやきもちを妬いてしまい、今度はお袋争奪戦に発展。対処に困ったお袋が静観をきめていた俺に抱きついてくるという
気持ち悪いことこの上ない暴挙をしてくれやがり、それがハルヒ達の何かに火をつけ、再び絞め落とされるんじゃないかと
思われるくらいの勢いで飛びつかれるわ、両側から腕を引っ張られるわ、嫌な笑みを浮かべ調子に乗ったお袋が羽交い絞めにしてきたりするわ
それはもう、もみくちゃにされまくった。
……なんで俺がこんなに疲れなきゃいかんのだ。はぁ、もう寝よう……
「キョン、いっしょに寝る!」
「あ!はるにゃんずるい!わたしもいっしょに寝る!」
あーもう、勝手にしてくれ。俺は一刻も早く寝たい。
「ふふ~、キョン~」
「えへへ、久しぶりにキョンくんといっしょ~」

……狭いうえに、抱きつかれて暑苦しくて寝れん。仕方ない二人が寝静まったら居間で寝よう。
寝るのにも一苦労かよ……




―――




「「どりゃぁぁぁああ!」」
「おがぁ!」
何か幸せな夢を見ていたはずだが、ハルヒと妹によるツープラトンによりきれいに吹っ飛ばされた。
二人で降ってくるのは駄目だと思うんだよ。起きる前に一瞬気を失うなんて訳のわからないことになったぞ……
「キョンくんがいけないんだよ!いっしょに寝るって言ったのに!」
「起きたらいなくてびっくりしたんだから!キョンの馬鹿!」
「あー、悪かったから怒鳴らんでくれ。起きぬけにはちょっとこたえる……まだ7時前か。もう少し寝ても……」
「駄目だよ!キョンくんは罰としてわたしたちといっしょにクロックレンジャー見るんだよ!」
こいつ戦隊もの見てたのか……小6の女の子としてそれは普通なのか?今のハルヒなら喜びそうだが。
「キョン、はやくはやく!もう始まる!」
ハルヒに急かされクロックレンジャーなるものを見始めた。しかし二人とも朝から元気だな……


245:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:51:42 3LF8iaGj
若干寝ぼけていた上に、戦隊ものに興味がないので内容がまったく頭に入らないまま気付くとエンディングになっていた。
「レッドかっこいいね!キョンもあんな必殺技ないの?たいむ・ざ・すとーぷ!」
ハルヒはなにやらポーズを決めて叫んでいた。
「違うよはるにゃん!ストップ・ザ・ターイムだよ、ね?キョンくん!」
妹もポーズを決めて俺に同意を求めてきた。俺としてはどっちでもいい。それよりもさっきから朝食を作ってる音と匂いで
腹が獲物をよこせと自己主張している。早くこいつを大人しくさせたいとこだ。
「あたし、手伝ってくる!」
ハルヒはそう言うと台所に駆けて行った。健気だな。うむうむ、いいことだ。で、そこの怠け者のお姉さんは何をしてるのかね?
「む~、キョンくんだって……あれ?この時計……」
ハルヒがいた場所にごてごてした時計が落ちていた。なんだ?こんなのあったか?
「レッドの時計だ!キョンくんはめて、はめて!」
テンションの上がりきった妹におされレッドの時計とやらをはめてみる。妙にフィットするな。
「それで、こうやって……チェーンジ・レッド!って言うの!」
妹はこぶしを握った左腕を胸に持っていき、どうやら変身する時の言葉を言って期待の眼差しを向けてきた。俺にやれってか?
「やって、やって!キョンくんやって~!」
はぁ……まあいいか。適当にやっとけば満足するだろう。
「あ~、ちぇ~んじ・れっど~……これでいいか?」
妹を見ると目を見開いて固まっていた。なんだ?違ったか?とってもマヌケ顔だぞ。
「ふ……ふおぉぉぉぉぉおお!キョ、キョンくんがレッドォォォオ!」
最近の妹は情緒不安定な気がするんだが……大丈夫か?いきなり叫ぶなんてええええええええ!?
「キョンくんこそ!でもすごぉい!レッドだぁ!」
窓に薄く映った自分を見て、己の軽挙な行動を呪ってしまう。今までの流れからいってこうなることぐらいわかれよ俺!
それよりも今のハルヒに見られたらまずい気がする。どうする、どうする……そうだ、簡単だ。元に戻ればいい!……ってやり方なんかわからん!
い、いかん……落ち着こう。こいつに聞けばいいだけだ。
「も、元に戻るにはどうすればいいんだ?正直すまん!テレビ真剣に見てなかった!」
「も~、こうだよ。さっきと同じポーズで……チェーンジ・レッドな解除!だよ」
なんだそれは……って突っ込んでる場合じゃない。えーと……左腕を胸に持ってきて、
「チェーンジ・レッドな解除!」
「……ご飯できたよ?なにしてるの?」
瞬時に解けたが、マヌケ過ぎる……でもハルヒには見られてないだろう。ぎりぎりだったな……
「キョンくんがクロック・レッドに変身したの!格好よかった!」
な!?何言ってやがる!
「え!?ほんと!?キョン変身して!あたしも見たい!」
くっ……やっぱり今のハルヒは真に受けるか。
「で、できん!こいつが変な妄想してるだけだ」
「はるにゃん、嘘だよ!わたし見たもん!キョンくん嘘ついてるよ!」
妹よ……空気というものをよんでくれ……
「……キョン?」
「お、おまえに嘘つく訳ないだろ?それよりも、ほら飯だろ?そうだ、お手伝いしたご褒美に何か一つ俺のおかず食っていいから」
「む~……いちご」
なんとかごまかせたか……
「よし!好きなだけもってけ。それじゃ行くぞ」
「あ~!キョンくんわたしも!はるにゃんだけずるい~」
妹が喚いてるが、兄の気持ちを汲み取れない奴にはなしだ。それに手伝いをしてないしな。
「キョンくんのけち~!いいもん、おかあさんにもらうもん!」
ぷんすかしてる妹とまだ疑わしげなハルヒを連れ朝食に向かう。しかしまた厄介ごとが増えてしまったな……




―――





246:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:53:53 3LF8iaGj
朝食をとってしばらくして集合して来たSOS団の面々に今の状況を説明した。
その際古泉が、それよりも面倒なことになったと俺の心のキャパシティをぶち破ってくれそうな香りのする宣告をしてきた。
「こんなことになるとは、さすがに我々も面食らいました。まさか、あなたの……」
「ちょ、ちょっと待て!」
ここは、ちょっと朝比奈さんを眺めて現実逃避……ではなく落ち着いて受け入れ態勢を整えよう。
「ふふ、かわいいですぅ」
朝比奈さんはあやとりをしているハルヒを膝に乗せ、頭を撫でながら呟いていた。なんてすばらしい光景なんだ。
こんな奥さんが欲しいな。まさに理想の家庭が築けるぞ。朝比奈さんが奥さん……高望みし過ぎか。
「長門さん?」
俺がいろいろ妄想していると長門がハルヒと朝比奈さんの前であやとりをやり始めた。
複雑なやや人間離れした指さばきで完成したのはハルヒの顔だった。なんというイリュージョン。
あの紐の長さでそれとは物理法則を軽く無視してる気がするぜ。さすが長門!……後で説教だな。
「有希すごーい!!どうやるの、それ!」
「知りたい?じゃあ、ここ」
長門はそう言うと膝をぽんぽんと叩きハルヒを乗せるとこっちを向いた。なんとなく言いたいことがわかる。
「いい奥さん?」
やっぱりか。宇宙人さんは俺の思考を読み取ることができるらしい。それとも俺がわかりやすいのか?
「す、涼宮さん!わたしもいろいろ教えてあげます!こっちに来て下さい!」
「駄目。私が奥さんをしている」
「何を言ってるんですか!?い、意味がわからないですよ!」
「そう。ならばほっといて」
「ずるいですよ~お嫁さんはわたしですぅ!」
「あなたこそ意味がわからない」
朝比奈さんと長門がハルヒを奪いあってるが、ハルヒもキャッキャッと楽しそうなのでほっとこう。それに大分覚悟も決まった。
「で、古泉。ハルヒの小型化に次いで、俺が変身ヒーローに変身なんて笑えないことなってるのに、さらにまだあると言うのか?」
「はい。昨日の夜、いろいろと工作している時にわかったんですが……涼宮さんがあなたの妹になっています。
 戸籍上ではありますが、血も繋がっています」
「……………………………………………………………………マジ?」
「えらくマジです」
なんてこった。俺のレッド化なんて霞んでしまうくらい変なことになってるじゃないか……しかも実の妹だと?ハルヒが?あ、ありえん……
「やはり涼宮さんを早くなんとかしないとまずいですね。純粋が故に何を望んで何を起こすかわかりません。あなたのヒーロー化はまだ序の口
 ですよ。この世界がクロックレンジャーの世界になってもおかしくないですからね」
「そうは言ってもな、どうするんだ?最低でも、何日か泊まらしたら満足して元のハルヒに戻ると思っていたが、実の妹になってるんなら
 それも期待できんぞ。……何気に詰んでないか?」
「あきらめては駄目です。何か方法が……何か……」
古泉は顎に手をやり真剣な顔で考え始めた。俺も奇跡の一手を模索するが、脳が参りましたとすぐ投了してしまう。
それでも何かないかとテストの時より頭をフル回転させていると、
「キョ、ン、く~~~~~~ん!は、る、にゃ~~~~~ん!!」
と、先ほど来たミヨキチと共に自室で遊んでいた妹が叫びながらドタドタとやって来た。
「たいへん、たいへん、たいへんだよ!!」
「なんだ?古泉でも死んだか?」
「おや、それは確かに大変ですね」
「ちっが~う!そんなことじゃない!」
「そんなことですか……」
軽くヘコんだ古泉を尻目に、ハルヒも興味を惹かれたらしく俺に乗りかかって妹を見つめた。
「ミヨキチから聞いたんだけど、できないんだよ!!」
「何ができないの?」
「結婚だよ!兄妹は結婚できないんだって!どうする!?はるにゃん!!」
……最早何を言っていいかわからない。これからは妹の教育方針を家族でみっちり話し合わないといけないな。
「……あ、あたし妹じゃないもん。だから大丈夫だもん!」
「あ!ずるい!!昨日妹だって言ってたのに!」
「言ってないもん!あたし妹じゃないもん!」
お?これはもしかするんじゃないか?古泉を見ると頷いたので間違いないようだ。すばらしいぞ、我が妹よ。おまえの無知が世界を救いそうだ。

247:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:55:20 3LF8iaGj
「ごめんなさい、お兄さん。お騒がせしてしまって……」
「いやいや、こっちとしては助かった。すまんなミヨキチ。こんな妹で」
「キョンくんひど~い!結婚できないんだよ!?いっしょに暮らせないんだよ!?」
まったく何を言ってんだか……
「大丈夫。わたし二世帯同居歓迎だから。一緒に暮らせるよ」
「ミヨキチほんと?よくわからないけど!」
「うん。わからなくてもいいよ。けどね、お兄さんがオッケーしないと……」
「キョンくん、お願い!」
お願いされても完全においてけぼりなんだが。全然ついていけんぞ。
「あの娘ちょっと腹黒くないですか!?長門さん!」
「同意する」
ミヨキチ腹黒疑惑。
「ち、ちがいます!ちがいますよ!お兄さん!!」
う~む、ハルヒを背中に乗せてる為揺すられるとハルヒの腕がまたチョークに入ってくるので勘弁してほしいとこだ。
それにしても妹よ。そこまでアホとは思わなかったぞ。まさか結婚できる年齢も知らない訳じゃあるまいな。
「え!?いつでもできるんじゃないの!?」
マジかよ……女は16歳からだ。そんなちんちくりんじゃ、まだまだ先だ。
「む~、ミヨキチ!部屋に戻ろ!おっぱいを大きくする方法教えて!」
「え?え?おっ……えぇ!?」
妹は困惑するミヨキチを引き摺って部屋に戻って行った。……16歳からだって言ったんだが理解してないなあれは。
それよりもハルヒ、そろそろ降りてくれ。重くてかなわん。
「………………んん」
寝てんのか?さっきまではしゃいでたのに、いつの間に?
「おや?……ほう。僕はちょっと席を外したほうがいいみたいですね」
「なんだ急に。用事でもあるのか?」
「そうですね。あるといえばあります。それと、一応あなたに助け舟を出しときましょう。……お酒は便利です。それではまた後で」
なんだ?意味のわからないこと言いやがって。まあいい、ハルヒをベッドに寝かせるか。
「戻る」
ハルヒをベッドに寝かすと同時に長門が呟いた。
「何が戻るって?……え?」
びりびり、ぷつぷつと布が破れる音に振り返ると、ハルヒが徐々に大きくなっていた。こ、これは……
「キョンくん、見ちゃだめ~~!!」
「な!?ぬぉ!朝比奈さん、目!指!!ぐぁ!指!目~!」
「あ、ごめんなさい!でも駄目です!」
朝比奈さんに眼球を塞がれ悶絶していると、目を覚ましたらしい、寝ぼけたようなハルヒの声が聞こえた。
「ん……ん?ここ……キョン……ベッド…………裸……キョンの匂い……あたし、裸…………ぇ?」
なるほどね……古泉の野郎!後で絶対殴ってやる!
「……キョン、いい度胸ね」
「お、落ち着け。これには訳が……あ!そう、さ……」
「あたしを気絶させるぐらい愛しておいて、さっそくみくるちゃんと浮気!?有希までいるじゃない!どういうこと!?」
「ま、待て待て待て!おまえの脳内でどういう経緯が巡られたか知らんが、とんでもない方向へぶっ飛んでるぞ!これは、さ……」
「何よ!言い訳する気!?やっとあたしを選んだと思ったら、まさかの展開だわ!」
俺の台詞だ、畜生!選ぶとか選ばんとかどんな脳内変換してんだ!
「あたしだけを見なさいよ!キョンのばか~」
「何泣いてんだ!とりあえず人の話を最後まで聞け!ちょっと寝ぼけ過ぎだ!気をしっかり持て!お前は酒をだな……」
「う~キョン……は、あた……だけ、見っ、ぅぐ!?………………」
どうした?なんで急に静かになったんだ?何が起きた?
「グッジョブです、長門さん」
「当然のこと。いい角度で入れることができた」
長門が何かしたらしいが、俺は目隠しされたまま部屋の外に出された。よくわからんがひとまずの危機は脱したらしい。
しかしなんで急にハルヒは元に戻ったんだ?まあいいか、結果オーライだ。深くは考えるまい。







248:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:57:12 3LF8iaGj
―――




「だからな、おまえが俺の部屋に上がりこんでしこたま酒を飲んだあと、勝手につぶれたんだよ」
「ありえないわ。あたしもうアルコールはとらないって誓ってんだから。それになんでみんなもいるのよ」
「おまえが勝手に飲んだんだ。俺は知らん。それと、今日は土曜だぞ。おまえが起きないから俺がみんなを呼んだんだ。
 駅前に放置するわけにもいかんだろ」
古泉が持ってきたハルヒの制服を朝比奈さんと長門に渡し、とりあえず古泉を殴ろうとしたが微笑みながらかわされ続けてる間に
入室の許可が下りた。ちなみにさっきの出来事は夢ということになっていた。まあハルヒも寝ぼけていたし、俺としても好都合だ。
そして、幼女の時の記憶がないらしい困惑していたハルヒに適当な理由をつけて今に至る。まさか本当のことなんて言えないからな。
「……なんか納得いかないけど、なぜか首筋が痛いから信じるしかないわね。でも、普通二日酔いって頭が痛くなるって気がするんだけど」
「ひ、人によって違うんじゃないでしょうか」
「そう、人によって様々。アルコールは恐ろしい」
朝比奈さんと長門が明後日の方向に語りかけていた。二人ともかわいいな。ちょっと笑えるぞ。
「どこ見て言ってんのよ。まあいいわ、今日は探索中止しましょ。二日酔いのままってのもなんだしね。ということでおやすみ!
 ……キョンのベッド……ふ、ふふ……」
ハルヒは布団を被ると、もぞもぞと悶えだした。おやすみと言ったのにテンション上げてるとこ悪いが今日も泊める訳にはいかんぞ。
一応おまえ女なんだからな。そこんとこはわかってくれよ。
「……二日酔いで体調悪いの。動けない」
布団から顔半分だけ出して見つめてきた。くそっ、ちょっとかわいいじゃないか。
「そんなこと言っても駄目だ。さっきまで元気だったじゃないか。それに仮にも男の家に一泊したんだし帰ったほうがいいだろ。
 親御さん心配してるぞ」
「そんなのだいじょ……うわ!みくるちゃん!?え、有希!?」
朝比奈さんと長門が見事な連携でハルヒを引きずり出し、そのまま長門が肩に担いだ。格好いいぜ長門。
「女の子ですからね。お家の方も心配してます。二日酔いでも大丈夫。私たちが送って行きますから安心してください」
「責任もってあなたを送り届ける。安心していい」
「あ、安心って。下ろしなさい!下ろして!……ちょ、おろ、いやぁぁぁキョン~~~~~……」
……さて、ハルヒも行った事だし俺のレッド化をどうするか考えないとな。しかし、どうも危機感がわかないな。
ハルヒのインパクトが強すぎた。
「そうですね、変身ヒーローになってるとはいえ、何もしなければただ派手な時計をしてるだけですからね。
 いっそこのままでもいいんじゃないですか?」
人事だと思って勝手なこといいやがって。これ取れないんだぞ。……ん?ということは、これをはめたまま学校に行かんといけんのか。
それは恥ずかしいな。やはり早くなんとかしなくては。
「話を聞いた限り、子供の涼宮さんはあなたのクロック・レッドを見てたがってたようですからね。今の涼宮さんなら変身シーンを
 見せないようにクロック・レッドの姿を見せればいいんじゃないでしょうか。そんなに執着はないでしょう」
まったく……どうせなら元に戻ったついでにこっちのほうもなかったことにして欲しかったぜ。
「明日にでもヒーローショーのバイトにあなたが出演ということでどうですか?」
げ!マジかよ……でも、それが一番妥当か……はぁ。
「ではそのように手配しておきますね」
思いがけないヒーローショーデビューに陰鬱としていると、我が家の能天気娘がミヨキチを引き連れて再びやってきた。
「あれ?はるにゃんたちは?」
「ああ、帰ったぞ。どうした?」
「じゃあキョンくん暇だね!今から公園行こ!古泉くんも!クロックレンジャーごっこするの!」
なんで俺を暇だと断定するんだ。しかしそういう遊びはそろそろ卒業したほうがいいんじゃないか?ミヨキチも苦笑いじゃないか。
「まあ、いいじゃないですか。明日の予行演習だと思えば。それにたまには童心にかえるのも楽しいですよ」
「決まりだね!じゃあしゅっぱ~つ!」
「おい!まだ行くとは……」
「行きましょう、お兄さん。わたしもお兄さんと遊びたいです」
そんな邪気のない笑顔で言われたら断れないじゃないか……
まあいいか、古泉の言う通りたまには公園で遊ぶのもいいかもしれん。
ちょっと童心にかえってみますかね。






249:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 08:58:27 3LF8iaGj
―――




「キョンくんがレッドで、古泉くんはブラック!ミヨキチはさらわれた女の子だよ!二人はミヨキチを助ける為に時の大王に立ち向かうの!」
時の大王ね……ずいぶんと強そうな名前なことで。それで、おまえがその大王なんだな。
「違うよ!わたしはクロック本部の司令官だよ!えーと……クロックごっこする人この指止ーまれ!」
突然叫んだと思ったら、公園で遊んでいた小さな子供達が妹の周りにわらわらと集まってきた。なかなかのカリスマ性じゃないか。
「んで、この子達が大王の戦闘員!みんなわかった~?」
は~い、と子供達が声を上げたのを妹は満足気な笑顔で答えた。子供ってのはヒーローをやりたがるもんだと思ったが、どうなんだこれは。
「すごい統率力ですね。涼宮さんに負けず劣らず、将来一角の人物になるのではないでしょうか」
「こいつが?はは、そうだといいな。ぜひ俺を楽させてもらいたいもんだ。それよりも、どうするよこれ。この人数を相手にするのは
 少々骨が折れそうだぞ」
「そうですね……まあ、ここは教育テレビのお兄さんにでもなった気分で頑張りましょう」
おまえにはぴったりだな。まあいい、妹は別として子供達と戯れるのも滅多にないことだ。頑張るかね。


「いけ~!そこだぁ、飛びつけぇ~!!」
数分後、気付くと子供達からたこ殴りにされていた。いや、まあ予想してたけどな……
それと、妹よ。滑り台の上から見下ろしてうれしそうだが、おまえ完全に大王側だよな。むしろ大王だろ。
「ま、まちがっただけだよ!ほら、ミヨキチが助けを待ってるよ!キョンくんがんばれ!」
さらわれた筈のミヨキチが、なんで妹の隣にいるかは突っ込んではいけないんだろうな。
それにしても、反撃とばかりに抱き上げたりしても逆に喜んでエスカレートするな。身動きがとれん。こうなったらくすぐって脱出だ。
「あらあら、楽しそうですね」
「本当楽しそうね。こんにちは、キョン君。こんなとこで会うなんて運命感じちゃわないかしら?」
子供達をくすぐって笑わしていると、意外な二人に声をかけられた。
「どうしたんですか、こんなとこで。あと、朝倉。おまえの運命とやらは嫌な予感しかせんから勘弁してくれ」
「ただの散歩ですよ。いい天気ですから偶にはペット……いえ、朝倉さんと散歩するのもいいかなと思いまして」
「二人ともちょっとひどくないかしら……」
笑顔のまま落ち込んでいるなんとも気味の悪い朝倉を警戒していると、妹が駆け寄ってきた。
「キョンく~ん。おともだち~?あ、このおねえちゃんこの前喫茶店にいなかったっけ?」
「そうだ。先輩の喜緑さんだ。それとこっちの変なオーラをだしてるのが朝倉。一応同級生」
「ふ~ん。ね!おねえちゃん達もまざらない?クロックレンジャーごっこ!」
しかしこいつは誰とでもフランクに接するな。この物怖じのしなさはたいしたものだ。
「いいんですか?お義姉さん嬉しいです。ね、朝倉さん?」
「え!?私も!?……仕方ないわね……もぅ。かわいい義妹さんの為だし……」
おいおい、マジかよ。適当に断ると思ってたんだが……おかしなことになってきたな。
「じゃあ、わかめのおねえちゃんは大王ね!時の大王!!」
「ぷっ!わか……喜緑さん良かったわね!ぴったりじゃない。ぷぷっ」
「あら……あらあら……あらあらあらあらあら。義姉に向かってそんな……いえ、それよりも朝倉さん?いい度胸ですね」
妹の物怖じのしなさは、時として俺を危険な空間へ誘ってくれるようだ。……早急に最低限の礼儀は身につかせなければ。
「それで、太眉のおねえちゃんはお色気担当の女幹部ね。太股もむっちりしてるし!」
「ふ、ふと!?キョ、キョン君!太くないよね!?むっちりしてないよね!?ううん、例えそうだとしてもそんな私が好きよね!?」
なに錯乱してんだ。ええい縋って来るな、とりあえず落ち着け。大丈夫、おまえは美人だ。でも太い、太くないについてはノーコメントだ。
「太いって言った!キョン君が太いって言ったぁぁ!そんなことより愛してるって言ってよぉ!」
完全にぶっ壊れやがった。はっきり太いとは言ってないんだがなぁ。
喜緑さん、こいつどうにかなりませんかね?
「ふふふ、いい気味ですね。唯、どさくさに紛れて抱きつくのはいただけませんね。後で何故再構成されたかたっぷり分からせなければ……」
あー、いいや。しばらくほっとこう。




―――





250:電波ちゃんの小型化、ならびにモテ男の赤型化
08/06/05 09:00:59 3LF8iaGj
なんとか気をとり戻した二人と対峙してる訳だが、これ……どうしろと?子供達は完全に見物に回って応援してくるし。
何気に古泉もその中にいるし。この二人相手にパンチやキックなんぞしようもんなら、冗談抜きで命の保障がないぞ。
「キョンくん!必殺技だよ!ほら、こうやって『ストップ・ザ・ターイム』!」
妹が妙なポーズで指示してきた。無茶振りしてくれやがって。大体なんだそれは。
「も~朝見たでしょ。これをすると一分間、時を止めるのことができるの。その間にぼこぼこにするんだよ!」
正義の味方かそれ?
「あら、その必殺技をされたら私は動けなくなるんですか。うふふ、その間にいたずらしてくれるわけですね。ドキドキです」
「キョン君……やさしくしてね?」
あれ?なんか変な空気になってるぞ。
「あ!でも時の大王は、時が止まってる間に逆に止めてくるんだった!」
「まあまあまあ!私がいたずらできるんですね。なんてことでしょう、わくわくが止まりません」
「キョン君……やさしくしてあげるね?」
……テンションの高い喜緑さんなんて初めて見た。朝倉も嫌な微笑み浮かべてるし。ものすごい怖いわけだが……結局俺はどうすればいいんだ。
「大丈夫!ブルーがそこからさらに時を止めるから!」
「子供番組に突っ込むのは野暮だとは思うが、これだけは聞かせてくれ。ジョ……じゃなくて、まさか無限ループしないよな?」
「うん!ブルーで終わり!そこから反撃するの!」
その最強のブルーがいないわけだが、さてさてどうしたもんかねぇ……二人共適当にやられたふりでもしてくれないかな。
「家にいないと思ったら、こんなとこで何してんの?」
なんてこった、大王を倒す前に大魔王が現れちまった。長門から逃れるとは末恐ろしい。
「誰が大魔王よ!ちゃんと一回家に帰ったわよ。有希ってば全然下ろしてくれないんだから!」
長門は頑固なとこがあるからな。それにしても、また俺んちに来るとはやっぱり探索をする気なのか?
やれやれ、こいつも暇だねぇ。ん?妹がハルヒをジッと見てるな。……あ!まずい!!
「はるにゃんがまた大きくなってる!ねぇ、いつ……」
「ハ、ハルヒ!おまえもやらないか!?クロックレンジャーごっこ!えっと……ほら、この子達に夢を与えるんだ!」
あ、あぶねぇ……やっぱりこいつハルヒの危険性を理解してなかったか。
「何いきなりテンション上げてんのよ。妹ちゃんの口塞いで夢を与えるとか言われても説得力ないわよ」
妹がふがふが言いながら嫌がるシャミセンのようにくねっていた。確かに説得力ないな。
「まあいいわ。楽しそうだけど、首痛いから……そうね、司会のお姉さんやってあげる。見たところあの二人が敵キャラね。
 キョン、朝倉はどうでもいいけど、生徒会の関係者には例え遊びだとしても負けることは許されないわよ。心しなさい!」
あわよくばハルヒにレッドをやってもらおうと思ったが、そう甘くはなかったか。くそぅ。
それにしても……負けるな、か。二人に子供を慈しむ心と、俺を労わるやさしさがあることを願うしかないな。


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