10/08/30 01:34:24 4I5dyZDA
「んんーーーーーーーっ!!んぅーーーっ!!」
という凄まじいまでのくぐもり声が聞こえた。
貞操の危機を感じたのか、理穂は最後の力を振り絞ってクロロホルムから逃れようとしているみたいだった。
俺は予期せぬ出来事に焦ってしまった。
獲物をここで逃すわけにはいくまいと、鼻と口を押さえる力を大きくした。
「んーっ、むぅぅぅ、うぐ、ゴホゴホッ・・」
理穂はくぐもり声と一緒に咳き込むまでになった。クロロホルムの強烈な匂いにやられてきたのだろう。
(だとしたら、もう一息だ。)
そう確信した俺は、理穂にクロロホルムを嗅がせ続けた。無論もう胸を触るようなことはしなかった。
「ゴホッ・・・んうぅぅ・・・ふぅぅ・・・・」
割とすぐに抵抗する力も声も弱まってきた。最後に振り絞った力もそう大したことはなかったようだ。
「んむぅ・・・むぅ・・ん・・・」
理穂の頭が俺の胸にもたれかかってきた。
顔を覗き込んでみると、目はしっかり閉じられている。目には若干涙があった。それにしても綺麗な寝顔だ。
俺はついに理穂を眠らすことに成功した。
(これで、女の声に悩まされることなく女を犯すことができる)
細心の注意を払いながら、俺は理穂を車まで運び、エンジンをかけ自宅へと向かった。