10/06/14 00:33:27 +TRSPQku
「鈴木さん」
「え…?」
「俺のこと覚えてますか?」
「え……………」
翔子はこないだのことはやはり覚えてないらしい。急に知らない男から話しかけられて訝しげだ。
「覚えてないの?ひどくない?」
「すいません………えっと……」
「ま、いいや。これ、あなたの忘れ物」
「あ、どうも………」
軽く会釈して翔子が受け取ったのはこないだの写真だ
翔子の顔とあらわになった胸がはっきり映ってる奴だ。
何だろう、と見た翔子がこれはなんなのか、なんで自分が映っているのか理解できず凝視している。
「覚えてないのも仕方がないか。こないだね、俺君を薬で眠らせてこんなことしたんだ。かわいかったよー。意識ないのに感じちゃってびくんびくんしてさ。」
翔子は怯えた感じで顔を上げこっちを見ながら後ずさりした。
「でもさ、挿入はしなかったんだ。気を使って。でも、我慢出来ないからさ………………今日また犯らせて?」
そう言って俺は翔子を廊下の壁に押し付けてクロロホルムを嗅がせた。
弱い力で抵抗する翔子。だが俺の手を掴んで引き剥がそうという様な効果的なもんじゃなく、ただ密着した俺の体を押しのけようとしているだけだ。大人しい子はやはりヤリやすい。パニックになっているだろうが、言葉が届く。
「抵抗しない。もし逃げたら、この写真ネットにバラまくからね!」
やや大きな声でそう言うと、翔子は抵抗をやめて大人しくなった。目にはじんわり涙が浮かんできている。
「薬でさ、意識がない方が楽だよ?ほら、吸ってー、はいてー、吸ってー、はいてー、ほら早く!!」
ちょっと怒鳴ると翔子は言いなりになって薬を一生懸命吸い始めた。それから30秒くらいで、クロロホルムの成分が作用し始めた。
目はとろーんとして体の力が抜けてきたので支えてやる。やがて、ぺたりと翔子はリノウムの床にへたり込んで、ゆっくりまぶたを閉じて、夢の中に落ちていった。