08/05/27 10:06:08 WRHfn7Xs
続き
「獄寺君、俺ちょっとこの子部屋に連れてくから」
「自分がしましょうか?」
「出来たらお願いしたいんだけどね…」
ユニの小さな手がしっかりと袖を握っていた
「…んー…(´`;)」
剥がそうとすると切なげな表情を浮かべる。
「ね?」
「分かりました。使用人に部屋、聞いてくるっす」
「…よろしく」
数分後
「ここかな?」
大きな扉だ。
「そうみたいっすね」
「十代目
外にいるんで、なんかあったら呼んで下さい。」
「ありがとう」
招待されたとはいえ
屋敷に他のファミリーがぞろぞろ踏み入るのは好ましくないだろう
「そのガ…子供が起きるまで待ってます、から」
「…獄寺くん」
「分かってますって。十代目はそいつが起きるまで側に居てやる気なんでしょう?」
…。
毎度こんな感じだから流石に空気を読んでくれた
「それじゃ…よろしく」
「了解っす」
ユニを抱えて部屋に入った
今思うと…なんで一人で行ったんだろう
とてつもない愚行だったとしか思えない